タグ: F1

  • ヤルノ・トゥルーリ アントネッリのF1王座に太鼓判「今年がその時かもしれない」

    ヤルノ・トゥルーリ アントネッリのF1王座に太鼓判「今年がその時かもしれない」

    アンドレア・キミ・アントネッリの快進撃に、イタリアのF1界から大きな期待が寄せられている。モナコGPで今季5連勝を達成したメルセデスの19歳は、2004年にヤルノ・トゥルーリが優勝して以来となるイタリア人ドライバーとしてモンテカルロを制覇した。

    そのトゥルーリ本人も、アントネッリのパフォーマンスを高く評価。モナコという特別な舞台で見せた完璧なレース運びは、将来のスター候補ではなく、すでにタイトル争いの本命であることを証明したと語った。

    さらにトゥルーリは、F1ではチャンピオンを狙える機会が常に訪れるわけではないと指摘。アントネッリにとって2026年は世界王座獲得の絶好機であり、「今年が本当に彼のシーズンになるかもしれない」と期待を寄せている。

    モナコ制覇で証明した特別な才能
    アントネッリはモナコGPで圧巻の走りを披露し、自身5連勝を達成した。これは2004年にトゥルーリが優勝して以来となるイタリア人ドライバーによるモナコ制覇でもあった。

    トゥルーリは『Corriere dello Sport』紙に対し、モナコで勝利することの価値を強調した。

    「モンテカルロに来て勝つというのは誰にでもできることではない」

    「ここは曲がりくねった難しいコースで、常に極限の集中力が求められる。そこで勝てるなら、間違いなく特別な存在になる」

    トゥルーリはアントネッリの勝利に驚きはなかったとも明かした。

    「レース前に予想を聞かれたとき、私は率直にこう答えた。キミは絶好調に見えるし、しかも最高のマシンを手にしているとね」

    19歳で迎えた王座への絶好機
    アントネッリは2025年にF1デビューし、現在は2年目のシーズンを戦っている。19歳という若さでモナコを完璧な内容で制したことについて、トゥルーリは特別な意味があると語った。

    インタビュアーから「F1参戦2年目の19歳がモナコで完璧な勝利を収めたことは、運命づけられた才能の証ではないか」と問われると、トゥルーリは即座に同意した。

    「間違いない」

    さらに、今こそタイトル獲得を狙うべき時期だと強調した。

    「F1は残酷でありながら美しい法則を教えてくれる。正しい場所に、正しいタイミングでいなければならない」

    「キミは今こそタイトル獲得へ向けて激しく戦うべきだ。なぜなら毎年状況は違うからだ」

    「今年が本当に彼のシーズンになるかもしれない」

    最大のライバルは自分自身
    トゥルーリは、アントネッリの脅威はライバルチームのドライバーではなく、自分自身かもしれないと分析している。

    「彼は完璧な状態にあり、マシンとも完全に調和している」

    「本当のライバルは自分自身だけだろう。ラッセルでさえ、理由は分からないが本来の力を発揮できていないのだから」

    また、モナコで成功するために必要な資質についても説明した。

    「集中力、繊細さ、勇気。そのすべてが必要だ」

    「モナコはミスを許さない」

    表彰式後には思わぬ話題も
    一方でアントネッリは、モナコGP後に思わぬ形でも話題となった。

    SNSで拡散された映像には、ルイス・ハミルトンの交際相手とされるキム・カーダシアンが、パルクフェルメからアントネッリの表彰台用タオルを持ち去ったように見える様子が映っていた。

    この話題にメルセデスも便乗。アントネッリが手を洗いながら困惑した表情で「僕のタオル見なかった?」と探している様子をまとめた動画をSNSに投稿し、ファンの間で笑いを誘っている。

  • ホンダF1 RA273参戦60年 タミヤと“1/1×1/12”特別展示

    ホンダF1 RA273参戦60年 タミヤと“1/1×1/12”特別展示

    ホンダは、F1参戦60年を記念した特別展示「TAMIYAとHondaの世界展」をホンダコレクションホールで開催している。期間は2026年3月14日から7月12日までで、歴史的マシンと精密模型を通じて両社のものづくりの魅力を紹介する内容となっている。

    1964年に日本メーカーとして初めてF1へ挑戦したホンダは、参戦2年目の最終戦メキシコGPで初優勝を達成。その後、1966年イタリアGPでデビューしたRA273が今回の展示の主役となる。

    一方、タミヤも1968年にドイツのトイショーへ日本企業として初出展し、「1/12 Honda F1」で世界的な評価を得た。両社は同時期に世界へ挑戦した共通点を持つ。

    展示では、実車のRA273に加え、タミヤによる1/12スケールの精密モデルを並べて公開。「1/1」と「1/12」の対比により、実車の迫力と模型の緻密さを同時に体感できる構成となっている。また、模型は完成品だけでなく部品状態でも展示され、製作過程の精巧さも確認できる。

    さらに会場には、1992年のマクラーレン・ホンダ MP4/7も展示。アイルトン・セナがドライブした名車とともに、ホンダF1の歴史を多角的に振り返る内容となっている。

    展示はホンダコレクションホール3階中央エリアで開催されており、期間中は展示車両が変更される可能性もあるとしている。

    ホンダ F1 タミヤ

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP:タイヤ戦略&カタルーニャ・サーキット解説

    F1バルセロナ・カタルーニャGP:タイヤ戦略&カタルーニャ・サーキット解説

    2026年F1世界選手権は今週末、バルセロナ・カタルーニャGPを迎える。各チームにとっては、1月にプレシーズンテストを実施した同じサーキットへの“再訪”となり、新世代マシンの進化度合いを比較する絶好の機会となる。

    ピレリは今大会に向けて、例年よりも1段階ソフト寄りとなるC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)の3種類を選択。戦略の多様化とピットストップ回数の増加を狙った構成となっている。

    また、伝統的に多くのアップデートが投入されるイベントでもあり、各チームが持ち込む新パーツの効果にも注目が集まる。

    バルセロナはマシン性能を測る重要な試金石
    バルセロナ・カタルーニャ・サーキットは全長4.657km。長いストレートと高速コーナーを兼ね備えた、F1カレンダーでも屈指の総合力が試されるコースとして知られている。

    14のコーナーの多くが高速域で構成されており、とりわけターン3と最終セクターではタイヤに大きな横荷重がかかる。右コーナーが9つ存在するため、左側タイヤへの負荷が特に大きいことも特徴だ。

    さらに路面は非常に粗く、摩耗と熱劣化の両面でタイヤへの要求が厳しい。フロントタイヤが性能面の制約となりやすく、レース中のタイヤマネジメントが重要な要素となる。

    今年は開催時期が例年より遅くなったことで、路面温度の上昇も予想されており、タイヤへの負荷はさらに増す可能性がある。

    F1 バルセロナ・カタルーニャGP

    ピレリは戦略の多様化を狙いソフト寄りの選択
    今大会で使用されるのはC2、C3、C4の3種類だ。

    バルセロナでは通常、より硬めのコンパウンドが選ばれる傾向にあるが、ピレリは今回あえてソフト寄りのレンジを投入した。これにより、複数回のピットストップやハードタイヤを含む戦略の採用を促進する狙いがある。

    また、ホイールリム周辺の設計変更にも注目が集まる。ホイールリムはタイヤ、ブレーキ、路面との熱交換に直接影響するため、温度管理の観点からパフォーマンス差を生む可能性がある。

    チームにとっては、1月に同サーキットで実施されたプレシーズンテストとの比較が容易であり、新パーツの効果を測る上で重要な判断材料となる。

    カタルーニャ・サーキット

    フェラーリやアストンマーティンらがタイヤテスト参加
    レース終了後の6月16日と17日には、ピレリによるスリックタイヤ開発テストが予定されている。

    この2日間のテストにはフェラーリ、アストンマーティン、そしてキャデラックF1が参加。2027年以降を見据えたタイヤ開発プログラムが進められる予定だ。

    2025年大会はソフト主体の戦略戦に
    昨年のバルセロナ戦では、20台中18台がソフトタイヤでスタートした。

    ピットレーンスタートとなった角田裕毅のみがミディアムタイヤを選択。大半のドライバーはソフト→ミディアム→ソフトという流れでレースを進めた。

    終盤のセーフティカー導入によって全車が追加ピットストップを実施し、レッドブル勢は計4回、それ以外の多くのドライバーは3回のタイヤ交換を行った。

    決勝でハードタイヤを使用したのは、最終スティントのマックス・フェルスタッペンのみだった。

    ハミルトンとシューマッハが最多勝記録を共有
    スペインで開催されるF1世界選手権の一戦は、2026年大会で通算56回目を迎える。

    1951年の初開催以来、ペドラルベス、モンジュイック、ヘレス、ハラマ、そしてバルセロナの5つのサーキットで開催されてきた。

    ドライバー別最多勝はミハエル・シューマッハとルイス・ハミルトンの6勝で並んでおり、マックス・フェルスタッペンが4勝で続く。

    コンストラクター別ではフェラーリが12勝でトップ。マクラーレンが9勝でそれに続いている。

  • フェルナンド・アロンソ F1引退を今夏決断「バルセロナは最後かもしれない」

    フェルナンド・アロンソ F1引退を今夏決断「バルセロナは最後かもしれない」

    フェルナンド・アロンソが、自身のF1キャリアの終わりが近づいている可能性を改めて認めた。2026年限りでアストンマーティンとの契約が満了する中、今夏にも現役続行か引退かを決断する考えを明かしている。

    今週末のバルセロナ・カタルーニャGPを前に、アロンソは「おそらくF1で最後のバルセロナになる」と語り、母国ファンへの感謝を口にした。一方で、自身の将来についてはまだ結論を出しておらず、シーズン後半に判断すると説明している。

    バルセロナでの別れを意識
    バルセロナ・カタルーニャ・サーキットは2027年からベルギーGPとのローテーション開催に移行するため、次回の開催は2028年となる。

    そのため、来季以降の去就が不透明なアロンソにとって、今回が同地での最後のF1レースになる可能性が高い。

    「特別な週末になる。おそらくF1で最後のバルセロナになるだろうから、みんなに感謝を伝えたい」

    「週末を楽しみたいと思っている。競争力はないだろうし、予選で長く走ることもないだろう。決勝ではそうならないことを願っているが、みんなが望むようなペースではないと思う」

    「それでもファンにはこの週末を楽しんでほしい。バルセロナに来るたびに祝祭のような雰囲気だった。今回で23回目のグランプリになると思うが、どれも魔法のような時間だった。この最後のレースもそうであってほしい」

    去就は夏休み後に判断
    アロンソは以前から2026年以降も何らかの形でレース活動を続けたい考えを示していたが、現時点では将来について何も決めていないという。

    「今のところ何も考えていない。夏休みの後に続けるかどうか決断するつもりだ」

    「来年はバルセロナでレースが行われない。来年自分が何をしているかも分からないのに、2年後のことを確信するのはほぼ不可能だ」

    さらにアロンソは、今季のすべてのレースを“最後になるかもしれないグランプリ”という意識で戦っていることも明かした。

    「今年出場するすべてのレースが最後になる可能性があると思っている。オーストラリアも、中国も、モナコもそうだった」

    「そしてバルセロナは来年開催されないから、ここは少しだけその可能性が高い」

    フェルナンド・アロンソ カタルーニャ・サーキット

    『引退』よりも苦しいのは競争力不足
    ただし、アロンソ自身は引退が近づくことに特別な感傷は抱いていないという。

    むしろ現在のアストンマーティンの戦闘力不足こそが最大の苦しみだと語った。

    「僕にとって一番つらいのは、レースに勝てず競争力がないことだ」

    「これが最後かどうかは、それほど大きな影響はない」

    「自分のキャリアや人生には満足している。これから何かが得られれば歓迎するし、そうでなくても気持ちは変わらない」

    「子どもの頃に思い描いていた以上のものを手に入れた。スペインでレースをしていた頃はF1ドライバーになることすら夢見ていなかったし、その後パドック最高のチームで戦い、長いキャリアを築くことができた」

    「だから今起きていることはすべてプラスだ。ただ、僕たちは望むほど競争力がない。それが毎週末感じている最大の痛みだ。個人的な感情の面では、それほど難しいことではない」

    アロンソの決断が注目される夏へ
    来月45歳を迎えるアロンソは、今年初めに父親となったことで人生観に変化があったことも認めている。しかし、その一方で依然としてレースへの情熱は衰えていない。

    今回の発言からは、引退を強く意識しているというよりも、「いつ終わっても後悔はない」という境地に達していることがうかがえる。

    アストンマーティンは2026年シーズンも苦戦が続いており、モナコGPでようやく今季初ポイントを獲得したばかり。アロンソの最終判断は、チームの将来性や2027年以降の競争力も大きな材料になるとみられる。

    バルセロナ・カタルーニャGPは、母国ファンにとってだけでなく、F1史上屈指のキャリアを築いたアロンソにとっても特別な意味を持つ週末となりそうだ。

  • シャルル・ルクレール「ルイスの方向を試してみる」 ブレーキ仕様を変更へ

    シャルル・ルクレール「ルイスの方向を試してみる」 ブレーキ仕様を変更へ

    シャルル・ルクレールは、今週末のF1バルセロナ・カタルーニャGPでルイス・ハミルトンと同じカーボン・インダストリー製ブレーキディスクを試すことを明らかにした。

    ルクレールはここ数戦、ブレーキングで自信を欠いており、前戦モナコGPでのクラッシュについてもブレーキの問題が原因だったと説明している。

    これまで使用してきたブレンボ製ブレーキ素材から、ハミルトンが最近のレースで使用している仕様へ切り替え、解決策になるかを確認する。

    ブレーキへの不安を抱えるルクレール
    ルクレールはバルセロナで、Crash.netを含むメディアに対し、フェラーリがブレーキ構成を変更する方向で動いていると語った。

    「今は、少し構成を変えることになるのは明らかだと思う。どれだけ変わるかは、まだテストしてみないと分からない。革命的な変化は期待していないが、特定の状況では扱いやすくなると思っている。明日走って、どう感じるかを見てみる」

    ルクレールはブレンボ側の反応についてはコメントを避けたが、直近2戦でフェラーリの2台に明暗が出たことを受け、ハミルトンの方向に寄せる判断を下した。

    日本GPで一度テスト済みだった新仕様
    ハミルトンによれば、フェラーリの両ドライバーは日本GPでカーボン・インダストリー製ブレーキをすでにテストしていた。ただし、その時点でルクレールは従来のブレンボ仕様に戻すことを選んでいた。

    「僕は日本でブレーキを変えた。かなり前から求めていたことだった。僕は自分たちが持っているあらゆる要素を見て、どうすれば改善できるかを探している」

    「最終的にはドライバーの好みとフィーリング次第だ。僕たちは2人とも、今僕がレースで使っている仕様をテストした。チャールズは最終的にそれを望まず、自分が使っていたものを選んだ」

    「今、彼は考えを変えた。それが僕に影響することはない。それだけが違いを生んでいる要因ではない」

    求めるのは一貫性
    ルクレールは、フェラーリとして2台の仕様を分ける判断をしていたと説明したうえで、ここ2戦の難しさが想定以上だったと認めた。

    「チームとして、2台の仕様を分けるという決断をした。ただ、ここ2戦は当初予想していた以上に難しくなった。だから今はルイスの方向に進む」

    ブレーキに何を求めているのかと問われると、ルクレールは短く答えた。

    「全体的には、一貫性がほしい。それが必要なすべてだ」

    SF-26には複数の新パーツも投入
    フェラーリはバルセロナ・カタルーニャGPに向け、SF-26に複数の新パーツを投入する。メルセデスとの差を縮めるため、チームは開発を加速させている。

    「今週末はかなり多くの新パーツも持ち込んでいる。チームは大きくプッシュしていて、革新的なものや新しいものをマシンに入れようとしている。それが確実に助けになると思うし、すでに話したことと合わせて試すのを楽しみにしている」

    「僕にとってFP1は非常に重要になる。マシンの新しい要素に自信を持ち、予選までにポテンシャルを最大限引き出せるようにしなければならない」

    ルクレールにとって今回の変更は、単なるパーツ交換ではなく、ブレーキング時の信頼感を取り戻すための重要な確認作業になる。ハミルトンがすでに実戦で使っている仕様が、ルクレールにも同じ効果をもたらすかどうか。フェラーリのバルセロナ・カタルーニャGP初日は、その答えを探る重要なセッションとなる。

  • フェルスタッペンがレッドブルF1首脳と極秘会談 メルセデス移籍説が再燃

    フェルスタッペンがレッドブルF1首脳と極秘会談 メルセデス移籍説が再燃

    マックス・フェルスタッペンがモナコGP後にレッドブル首脳陣との重要会談を行っていたことが明らかになり、将来を巡る憶測が再び加熱している。2028年まで契約を結んでいるにもかかわらず、メルセデス移籍の噂は消えておらず、2026年シーズン序盤の苦戦も相まって去就への注目が高まっている。

    レッドブル側も今後の方針決定を迫られている状況で、フェルスタッペン本人がチームの将来性をどう評価しているのかが焦点となっている。

    一方でメルセデスではジョージ・ラッセルの契約問題が続いており、両者の動向が複雑に絡み合っている。

    さらに元F1ドライバーのロベルト・ドーンボスは、メルセデスがフェルスタッペン獲得に向けて動いていた可能性を指摘。こうした状況のなか、アンドレア・キミ・アントネッリだけは「絶対に手放さない存在」と見られている。

    ザルツブルクで行われた重要会談
    モナコGP終了後、フェルスタッペンはバルセロナへ向かう前にオーストリア・ザルツブルクを訪れた。

    そこでレッドブルの共同オーナーであるマーク・マテシッツ、スポーツ部門責任者オリバー・ミンツラフ、共同オーナーのチャルーム・ユーウィッタヤ、そして自身のマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンと会談したと報じられている。

    タイミングは極めて意味深だ。

    フェルスタッペンは2028年末まで契約を結んでいるが、レッドブルは2026年シーズン序盤から苦戦しており、さらに長年のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼがマクラーレンへ移籍する見通しとも報じられている。

    こうした状況が、メルセデス移籍説に再び火をつけている。

    契約解除条項の存在を指摘
    スイスのベテラン記者ロジャー・ブノワは、レッドブルが重要な判断を迫られていると指摘した。

    「レッドブルは今、71勝を挙げているドライバーの将来を真剣に考える必要がある」

    「彼には2028年末まで契約があるが、当然ながらさまざまな離脱条項やオプションも確保している」

    ブノワによれば、フェルスタッペンは夏休み前にも2027年に関するオプションを行使できる可能性があるという。ただし最終的な決断期限は10月頃になるかもしれないとしている。

    そして次のように疑問を投げかけた。

    「彼はまだレッドブルで5度目のタイトルを獲得できると信じているのだろうか」

    メルセデス移籍ならラッセル放出か
    ブノワはメルセデスの状況についても踏み込んだ。

    「メルセデスのドアは常に開いている」

    「ひとつだけ明らかなことがある。もしフェルスタッペンがシルバーアローズで走りたいと言えば、ラッセルは去ることになる」

    「そういう厳しい世界なんだ」

    また元レッドブルドライバーのロベルト・ドーンボスも、トト・ヴォルフの最近の発言に注目している。

    「トトが『お気に入りの3人のドライバーが表彰台、あるいは予選上位にいた』と言っていたのを聞いた」

    「その3人とはマックス、ルイス・ハミルトン、そしてキミだった」

    「ジョージにとって気持ちの良いメッセージではない」

    ラッセルの契約問題にも影響
    ドーンボスは、ラッセルの契約延長交渉が長引いた背景にもフェルスタッペンの存在があったと主張する。

    「メルセデスはジョージとの契約延長を長く待たせていた。なぜならその間にマックス・フェルスタッペンと話をしていたからだ」

    「ジョージは待たされた。『僕の契約はどうなったんだ?』という状況だった」

    「結局、彼が得たのはパフォーマンス条項付きの1年契約だけだった」

    2026年シーズンここまででラッセルはチームメイトのアントネッリに60ポイント以上の差をつけられている。

    「正直なところ、現時点ではその条項を満たしているとは思えない」

    「6戦を終えてチームメイトに60ポイント以上離されているのは良い数字ではない」

    アントネッリはメルセデスの将来そのもの
    一方で、ドーンボスはアントネッリの将来については断言した。

    「ひとつだけ確かなことがある。アンドレア・キミ・アントネッリはどこにも行かない」

    また、メルセデスが19歳の若きスターを慎重に育成している様子も明かした。

    「彼は最近ひとり暮らしを始めたことを知っているか?」

    「もう両親とは住んでいない。家事も自分でやっている」

    「まだハウスキーパーすら雇っていない」

    モナコGP優勝による報奨金などで大きな収入を得たにもかかわらず、その生活ぶりは変わっていないという。

    「おそらくモナコでの優勝やボーナスで1000万ドルほど手にしたはずだ」

    「それでも彼は驚くほど地に足がついている」

    「トト・ヴォルフや彼の家族にとって最も重要なのもそこだ。彼を常に地に足のついた状態で成長させることなんだ」

    Source: GMM

  • アントネッリもルクレールも不満 ストロールの周回遅れ対応に批判集中

    アントネッリもルクレールも不満 ストロールの周回遅れ対応に批判集中

    モナコGPを制したアンドレア・キミ・アントネッリは、レース中に周回遅れとなったランス・ストロールの対応に強い不満を示した。フェラーリのシャルル・ルクレールも同様に青旗への対応の遅さを問題視しており、ストロールのドライビングを巡って批判が集まった。

    ストロールはその後クラッシュによりリタイアを喫したが、レース中にはマシンの挙動やスロットルの異常も訴えており、厳しい週末となった。

    アントネッリ「いつものバカだ」
    モナコGP終盤、アントネッリは2度目の周回遅れ処理の際にストロールへ追いついた。

    フェアモント・ヘアピンでアストンマーティンに接近したアントネッリだったが、ストロールはすぐに道を譲らず、ヌーベルシケインまで数コーナーにわたって前を走り続けた。

    この状況に苛立ったアントネッリは、無線でレースエンジニアのピーター・ボニントンに対し、「ストロールは本当にいつものバカだ」と語った。

    当時アントネッリはフェラーリ勢に対して約20秒のリードを築いており、大きな影響は受けなかったものの、周回遅れへの対応には納得していなかった。

    ルクレールもペナルティ要求
    ストロールの対応に不満を抱いたのはアントネッリだけではなかった。

    その後ストロールに追いついたシャルル・ルクレールも、青旗が提示されていたにもかかわらず、ストロールがすぐに進路を譲らなかったことに不満を示した。

    ストロールのレースエンジニアはフェアモント・ヘアピン通過時に青旗を知らせていたが、ストロールは再びヌーベルシケインまで待ってからルクレールを先行させた。

    これに対しルクレールは無線で、「ペナルティを与えてくれ」と要求した。エンジニアのブライアン・ボッツィは「了解」と応じた。

    ただし、レースコントロールはストロールを含むいかなるドライバーについても青旗無視の疑いで調査を行わなかった。

    大会の競技ノートでは、周回遅れのドライバーは差が1.2秒以内になった時点で「最初に利用可能な機会に追い越しを許可しなければならない」と定められている。

    苦しいレースの末にクラッシュ
    ストロールにとっては、問題の多いAMR26に苦しむ厳しいレースとなった。

    レース序盤の2周目には、トンネル内の高速右コーナーで大きなオーバーステアに見舞われた。

    ストロールは無線で、「今のトンネル、見た? 面白かったね」と笑いながら語り、「じゃあまた後で」と冗談を飛ばしていた。

    しかし、その後もレースは好転しなかった。

    ルクレールからの不満が無線で伝えられた後、ストロールは57周目にアントニー・ノゲスでバリアにクラッシュしてリタイアした。

    マシンを降りる前には、「スロットルが全開のまま固着したような感じだった」と報告している。

    ストロールへの不満が相次いだモナコGP
    今回のケースではスチュワードによる調査や処分は行われなかったものの、アントネッリとルクレールという上位争いをしていた2人のドライバーがそろって不満を表明したことは注目に値する。

    モナコのようにオーバーテイクが極めて困難な市街地コースでは、周回遅れの処理がレース結果に大きな影響を及ぼす。ストロールの対応は規則違反とは判断されなかったが、ライバルたちには十分にフラストレーションを与えるものだった。

  • FOMが計測システム誤差を認める アルピーヌF1の再審理請求をFIAが受理

    FOMが計測システム誤差を認める アルピーヌF1の再審理請求をFIAが受理

    モナコGPでピエール・ガスリーに科された2件のピットレーン速度違反ペナルティについて、FIAがアルピーヌの「再審理請求(Right of Review)」を正式に認めた。

    F1の公式計時システムを管理するFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)が、新たな証拠として計測システムの不正確さを認めたことが大きな転機となった。

    今回の判断により、ガスリーのペナルティが取り消される可能性が浮上。モナコGPで失われた表彰台が復活するかどうか、今後の本格的な審理に委ねられることになった。

    この問題はガスリーだけにとどまらず、同じレースで速度違反の処分を受けた複数のドライバーやチームにも影響を及ぼす可能性があり、モナコGPの結果そのものを揺るがす事態へと発展している。

    FIAがアルピーヌの再審理請求を認定
    モナコGPでガスリーは3位でチェッカーを受けたが、レース中に2度のピットレーン速度違反を犯したとして合計10秒加算のペナルティを受け、最終結果では7位へ降格となった。

    ガスリーはこの裁定について「競技人生で最もつらい瞬間だった」と語っていたが、アルピーヌは判定に疑問を抱き、FIAに再審理を申請した。

    木曜日に行われた審理では、決勝週末のスチュワードが確認できなかった新証拠が提出された。その中でも決定的だったのが、FOMから提出された計時システムに関する報告だった。

    FOMが水曜日に提出した資料によると、モナコGPで使用された距離測定システムに誤差が存在し、ガスリー車の速度を実際より高く算出していた可能性が確認されたという。

    FIAスチュワードは、この情報が「重要かつ新たな証拠」に該当すると判断し、再審理請求の要件を満たしていると結論付けた。

    問題となったピットレーン速度計測
    争点となっているのは、ピットレーン内の速度を算出するための距離測定システムだ。

    F1ではピットレーン内の速度を時間と距離から算出しているが、今回FOM自身が距離測定の精度に問題があった可能性を認めたことで、従来の裁定の前提そのものが揺らぐことになった。

    モナコGPでは通常よりも多い6人のドライバーがピットレーン速度違反で処分を受けており、レース直後からパドック内では疑問の声が上がっていた。

    複数のドライバーは60km/h制限を確実に守るため、通常より慎重なライン取りや減速を行っていたとされるが、それでも違反判定が相次いでいた。

    アルピーヌは審理の中で、計時システムへの懸念がレース前から存在していたと主張した。一方でFIAおよびFOMの代表者はその見解に異議を唱えている。

    ピエール・ガスリー

    ガスリー以外にも影響拡大の可能性
    レース中、3件目の速度違反が発生した時点でスチュワードはレースコントロールに対し、計時システムに異常が確認されていないか問い合わせていた。

    当時は問題なしとの回答がなされたが、今回明らかになった新証拠によって状況は一変した。

    影響を受ける可能性があるのはガスリーだけではない。

    メルセデスのジョージ・ラッセルも同レースでピットレーン速度違反のペナルティを受け、その後ペナルティ消化手順の不備によってドライブスルーペナルティまで科された結果、入賞圏外へ沈んだ。

    もしFIAが最終的にモナコの計測システムに重大な誤差があったと認定すれば、複数の裁定が見直される可能性がある。

    失われた表彰台は戻るのか
    今回の決定は、ガスリーの表彰台復活への道を開く重要な第一歩となった。

    ただし、再審理請求が認められたことはペナルティ取り消しを意味するものではない。今後は新証拠の内容を基に、ペナルティそのものの妥当性について改めて審議が行われる。

    日曜日の夜には決着したと思われていたモナコGPの結果だが、FOMが認めた計測システムの問題によって、F1は新たな論争の渦中に入った。

    ガスリーの表彰台が復活するのか、それとも裁定は維持されるのか。モナコGPの最終結果は、まだ確定していない。

  • ピレリ F1単独タイヤサプライヤー契約を2028年まで延長

    ピレリ F1単独タイヤサプライヤー契約を2028年まで延長

    ピレリのF1単独タイヤ供給契約が2028年まで延長された。FIAが現行契約のオプションを行使し、F1およびピレリとの相互合意によって決定したもので、F1、FIA F2、FIA F3、F1 ACADEMYの全カテゴリーで供給が継続される。

    ピレリは1950年のF1創設シーズンから選手権に関わり、2011年からはF1の単独タイヤサプライヤーを務めてきた。

    今回の延長により、2026年に導入された新世代レギュレーションのもとでも、少なくとも2028年末まで同社のタイヤがF1の競争環境を支えることになる。

    今回の発表は、単なる供給契約の延長にとどまらない。F1にとってタイヤはパフォーマンス、戦略、安全性、そしてレースの見せ場を左右する重要な技術要素であり、ピレリとの継続は競技面と開発面の安定を意味する。

    ピレリが2028年までF1単独タイヤ供給を継続
    F1とFIAは、ピレリとのグローバル・タイヤ・パートナーシップを2028年末まで延長したことを発表した。FIAが現行契約に含まれていた延長オプションを行使し、F1およびピレリとの相互合意によって実現した。

    これにより、ピレリはFIA F1世界選手権に加え、FIA F2、FIA F3、F1 ACADEMYでも単独タイヤサプライヤーを継続する。

    ピレリはF1創設初年度の1950年から選手権に関わってきたブランドであり、2011年以降はF1の独占タイヤサプライヤーを務めている。今回の延長は、F1における最も長く重要な技術パートナーシップのひとつをさらに継続させるものとなる。

    2026年新規則下で安定性を確保
    F1は2026年から新世代の技術レギュレーションに移行しており、マシン、パワーユニット、空力の考え方が大きく変化した。そうした転換期において、タイヤ供給体制が2028年まで固定されることは、チームやドライバーにとって重要な安定材料となる。

    タイヤは単なる消耗品ではなく、レース戦略、マシンバランス、ドライバーのアプローチ、そしてオーバーテイクの発生に大きく影響する。複数のコンパウンド、極端な路面条件、高い負荷のもとで得られるデータは、ピレリの研究開発にも反映される。

    F1側は、サーキットで得られた知見がタイヤ設計、持続可能性、素材、製造プロセスの進化につながり、将来の市販タイヤにも波及すると説明している。

    ドメニカリ「技術的な輝きと持続可能性に信頼」
    F1のステファノ・ドメニカリCEOは、ピレリとの関係継続を歓迎した。

    「我々はピレリと素晴らしい歴史とパートナーシップを築いてきた。長年にわたって彼らの技術力、パフォーマンス、イノベーション、持続可能性への姿勢に頼ってきたので、FIAと我々がこの関係をさらに1年続けられることを嬉しく思う」

    「技術レギュレーションの枠組みの中で限界を押し広げ続けるなか、ピレリの品質への取り組みは、供給を受けるすべてのチームとシリーズに安心感を与えている。彼らは世界で最も先進的なタイヤの一部とともに仕事をしていると分かっているからだ」

    「FIA会長のモハメド・ビン・スライエム閣下、そしてピレリ副会長のマルコ・トロンケッティ・プロヴェラに感謝したい。この延長は、経験によって卓越性を生み出し、コース上で最高のスペクタクルを提供する専門的なパートナーと協力する素晴らしい例だ」

    FIAは安全性と競技の安定を強調
    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、ピレリが長年にわたりF1に高水準のパフォーマンス、革新性、安全性を提供してきたと評価した。

    「ピレリは長年にわたり、FIA F1世界選手権にとって重要なパートナーだった。モータースポーツの最高峰において、一貫して高い水準のパフォーマンス、イノベーション、安全性を提供してきた」

    「2028年末までの延長は選手権に安定性をもたらすものであり、FIA、フォーミュラ・ワン・グループ、ピレリの強固な協力関係を示している。我々は共に革新を推進し、世界中の競技者、チーム、ファンに向けてエキサイティングなレースを届け続ける」

    ピレリ F1 タイヤ

    ピレリ「F1は明日の市販タイヤのための最高の実験室」
    ピレリ副会長のマルコ・トロンケッティ・プロヴェラは、FIAとF1との合意により、同社のF1での活動を2028年まで延長できたことを歓迎した。

    「FIA、そしてモハメド・ビン・スライエム会長のリーダーシップ、さらにF1との合意により、我々はF1での活動をさらに1年、2028年まで延長できることを嬉しく思う。昨年、我々はグランプリ参戦500戦という節目を超え、長年の関わりの中で大きな技術的・革新的課題に挑み、それを乗り越えてきた」

    「ピレリは単なるサプライヤーではなく、戦略的パートナーだ。FIAとプロモーターの共同作業によって成長を続ける選手権を支えてきた」

    「F1は、我々にとって革新を進め、最先端の技術ソリューションを試し、研究開発プロセスを継続的に改善するための最高の実験室だ。それは明日の市販タイヤにも利益をもたらす」

    F1の成長と技術開発を支える契約延長
    今回の契約延長により、F1は2028年までピレリという既存の技術パートナーとともに競技運営を継続することになった。2026年規則導入後の数年間は、チーム、FIA、F1、サプライヤーにとって開発と調整の重要な時期となる。

    そのなかでタイヤ供給体制が安定することは、競技の公平性、安全性、技術開発の継続性を確保するうえで大きな意味を持つ。

    ピレリにとっても、F1は極限環境で技術を検証できる開発の場であり、ブランド価値を高める世界的なショーケースでもある。2028年まで続くこの関係は、F1の競技面だけでなく、タイヤ技術の進化にも影響を与えることになる。

  • アストンマーティンF1 アロンソ引退論にデラロサが言及 「辞める理由はない」

    アストンマーティンF1 アロンソ引退論にデラロサが言及 「辞める理由はない」

    アストンマーティンのアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、フェルナンド・アロンソの引退時期について憶測することを避けながらも、そのパフォーマンスを考えれば現時点で引退する理由はないとの考えを示した。

    アロンソは2026年末で現在の契約が満了する予定で、来月には45歳を迎える。さらに、バルセロナ・カタルーニャGPが今後の開催ローテーションの影響で最後になる可能性もあり、将来に関する議論が再び注目を集めている。

    アロンソの将来は本人だけが決めること
    スペイン紙『El Mundo Deportivo』から、今週末のバルセロナ・カタルーニャGPがアロンソにとって同サーキット最後のレースになる可能性について質問されたデ・ラ・ロサは、明確な答えを避けた。

    「正直に言って、まったく分からない」

    さらに、それが本当に最後のレースになる可能性について問われると、次のように語った。

    「そうかもしれない。でも僕はそう考えていない」

    「最後にはならないと思っている」

    デ・ラ・ロサは、アロンソの将来は本人だけが決めるべき問題だと強調した。

    「これは非常に個人的な問題だ。彼自身が決断することであり、僕はそれを深く尊重している」

    「だからあまり考えたくない。今を楽しみたいんだ」

    チームの目標はアロンソが残りたくなるマシン作り
    アストンマーティンは2026年からホンダとのワークス体制を開始したものの、ここまで苦戦が続いている。しかしチーム内部では、エイドリアン・ニューウェイ主導による大型アップグレードに期待が寄せられている。

    デ・ラ・ロサは、チームとしてできることはアロンソを説得することではなく、残りたいと思えるマシンを作ることだと語った。

    「僕たちにできるのは、ドライバーたちが来たい、そして残りたいと思うようなクルマに改善することだけだ」

    「チームとしてそれが最高の状況だと思う」

    さらに、自身の考えとしてはアロンソに長く現役を続けてほしいと明かした。

    「僕が決められるなら、彼には何年も続けてほしいと思う」

    「もちろんフェルナンドにはこうしたことを考える権利がある。44歳なのだから当然だ」

    パフォーマンスを見れば引退の理由はない
    一方で、年齢だけを理由に引退を論じるべきではないとも主張した。

    「しかしフェルナンドをコース上のパフォーマンスで評価するなら、彼が引退しなければならない理由は何もない」

    アロンソは2026年シーズンも依然としてチームの中心的存在であり、実力面への評価は衰えていない。

    引退論より今のアロンソを楽しむべき
    デ・ラ・ロサは最後に、将来の議論ばかりに目を向けるのではなく、今なおグリッドで戦うスペイン人ドライバーたちの姿を楽しむべきだと訴えた。

    「フェルナンドを楽しもう。カルロスを楽しもう。そしてバルセロナ・カタルーニャGPを楽しもう」

    「物事は永遠ではない。何も永遠ではないんだ」

    「だから今この瞬間を生きよう。そして来るものは来る。その時に考えればいい」