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  • F1アカデミールーキーテスト 佐藤こころ総合5番手 松井沙羅10番手

    F1アカデミールーキーテスト 佐藤こころ総合5番手 松井沙羅10番手

    2026年F1アカデミーのルーキーテストがスペインのナバラ・サーキットで行われ、日本から参加した佐藤こころが午前・午後を通じたベストタイムで総合5番手、松井沙羅が総合10番手につけた。

    18人の若手女性ドライバーが参加したテストでは、15歳のビクトリア・ファルファスが午前に唯一の1分46秒台となる1分46秒988を記録して総合トップ。参加者は1日を通して合計1,447周を走り込み、将来のF1アカデミー参戦を目指す若手がそれぞれの速さをアピールした。

    佐藤こころは午前4番手 トップ争いに加わる
    全長4.313kmのナバラ・サーキットで行われた午前のセッションでは、序盤から佐藤こころが速さを見せた。

    ゾーイ・フロレスクが最初にコースへ入り、エラ・ラハデマーとアレクシア・ダニエルソンが序盤の基準タイムを記録。佐藤は開始10分以内に1分49秒322でトップに立つと、次のアタックでさらに0.1秒弱タイムを縮めた。

    その後はロザンヌ・デン・ドライバー、ソフィア・ザンファリ、オータム・フィッシャー、フロレスクが次々とトップタイムを更新。ザンファリが最初に1分48秒台へ入ったものの、ファルファス、さらにフィッシャーがそれを上回った。

    フィッシャーは1分48秒549でトップに立ち、ファルファスとジョーディン・マーティンが続いた。各車が一度ピットに戻った後、ザンファリが1分48秒506を記録して首位に浮上した。

    ここで佐藤が自己ベストを更新して再びトップに立ったが、ザンファリが1分48秒334をマークして首位を奪い返した。

    セッションが進むとダニエルソンが1分47秒台へ入り、ルナ・フルクサ・クロスが1分47秒662でトップに浮上した。

    ビクトリア・ファルファス

    15歳ファルファスが唯一の1分46秒台
    2時間目の終盤になると、15歳のビクトリア・ファルファスが一気に存在感を示した。

    ブラジル出身のファルファスは1分46秒988を叩き出してトップへ浮上。ザンファリを0.317秒上回り、18人が参加した今回のルーキーテストで唯一1分46秒台に入った。

    佐藤も1分47秒476までタイムを縮め、午前4番手でセッションを終了。トップのファルファスとの差は0.488秒で、3番手デン・ドライバーの1分47秒471とはわずか0.005秒差だった。

    終盤はタイムを追うよりも走行距離を重視する流れとなり、残り5分にはラハデマーがターン2で停止して短時間の赤旗が提示された。

    ファルファスの1分46秒988は最後まで破られず午前トップ。ザンファリが2番手、デン・ドライバーが3番手、佐藤が4番手となった。

    午後も佐藤こころ4番手 松井沙羅が5番手に浮上
    午後のセッションでも佐藤は上位につけた。

    フロレスクが最初に走行を開始し、ダニエルソンとともに序盤からタイムを短縮。開始10分で基準タイムは1分47秒939まで上がった。

    佐藤は1分47秒744を記録してトップに立ち、その座を約30分間キープ。その後、ラハデマーが1分47秒541を記録して首位に立つと、ダニエルソンが1分47秒259をマークしてトップを奪った。

    佐藤は最終的に1分47秒717までタイムを縮め、午後も4番手。午前の自己ベストには届かなかったものの、両セッションで4番手につける安定した速さを見せた。

    一方、午前を1分48秒122の11番手で終えていた松井沙羅は、午後に大きくタイムを縮めた。

    松井は1分47秒804をマークして午後5番手。午前から0.318秒タイムを短縮し、佐藤に続く位置まで順位を上げた。

    午後はその後、大幅なタイム更新は少なく、各ドライバーは周回数を重ねることに重点を置いた。限界を探るなかでザンファリとラハデマーがそれぞれスピンしたものの、両者とも走行を続けることができた。

    残り5分にはカリーン・カウルがコース上で停止して赤旗が提示された。このためダニエルソンの1分47秒259が午後のトップタイムとして確定した。

    ラハデマーが0.282秒差の2番手、午前トップのファルファスがそこからわずか0.006秒差の3番手となり、佐藤が4番手、松井が5番手に続いた。

    松井沙羅

    佐藤こころ総合5番手 松井沙羅は総合10番手
    午前と午後それぞれの自己ベストを比較すると、総合トップはファルファスの1分46秒988。午後トップだったダニエルソンの1分47秒259を0.271秒上回った。

    佐藤こころは午前に記録した1分47秒476が自己ベストとなり、ファルファスから0.488秒差の総合5番手。午前、午後ともに4番手につけ、18人が参加したテストを通して上位を維持した。

    松井沙羅は午後に記録した1分47秒804が自己ベストとなり総合10番手。日本勢2人が午前・午後を通じたベストタイムの比較でトップ10に入った。

    2026年F1アカデミー ルーキーテスト 総合結果
    1.ビクトリア・ファルファス 1分46秒988(午前)
    2.アレクシア・ダニエルソン 1分47秒259(午後)
    3.ソフィア・ザンファリ 1分47秒305(午前)
    4.ロザンヌ・デン・ドライバー 1分47秒471(午前)
    5.佐藤こころ 1分47秒476(午前)
    6.エラ・ラハデマー 1分47秒541(午後)
    7.ゾーイ・フロレスク 1分47秒557(午前)
    8.ルナ・フルクサ・クロス 1分47秒624(午前)
    9.ジョーディン・マーティン 1分47秒652(午前)
    10.松井沙羅 1分47秒804(午後)
    11.ジネブラ・パンゼリ 1分47秒811(午前)
    12.クララ・スティーブライヒンガー 1分48秒054(午後)
    13.ミラ・ショーストランド 1分48秒156(午後)
    14.オータム・フィッシャー 1分48秒168(午前)
    15.エヴァ・ドレステイン 1分48秒205(午前)
    16.カルメン・クラーヴ 1分48秒322(午後)
    17.ヤナ・カプール 1分48秒991(午前)
    18.カリーン・カウル 1分49秒302(午後)

    今回のテストでは18人が合計1,447周を走破。15歳のファルファスが唯一の1分46秒台で総合トップに立った一方、日本勢では佐藤こころが総合5番手、松井沙羅が総合10番手と、ともにトップ10に入ってルーキーテストを終えた。

    2026年F1アカデミーのレギュラーシーズンは約1カ月後に再開し、次戦は10月22~25日に米国のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されるオースティン大会となる。

  • 松井沙羅&佐藤こころ F1アカデミーのルーキーテスト選出 新育成キャンプにも参加

    松井沙羅&佐藤こころ F1アカデミーのルーキーテスト選出 新育成キャンプにも参加

    F1アカデミーは、2026年のルーキーテストを9月9日から11日にスペインのナバラ・サーキットで開催すると発表した。昨年初開催されたテストをさらに拡充し、英ラフバラー大学の支援による新たな「ルーキー・トレーニングキャンプ」も導入する。

    将来F1アカデミーへの参戦資格を持つ女性ドライバー18名が選出され、日本からは佐藤こころと松井沙羅の2名が名を連ねた。

    参加者は8月25日から27日までラフバラー大学でトレーニングキャンプに参加した後、ナバラでF1アカデミーマシンによる実走テストに臨む。

    佐藤こころと松井沙羅が18名のルーキーに選出
    2025年に実施された初のF1アカデミー・ルーキーテストの成功を受け、シリーズは2026年も同テストを開催することを決定した。さらに今回は、ラフバラー大学の支援を受けたルーキー・トレーニングキャンプが新たに加わる。

    今回のプログラムには、将来的にF1アカデミーへ参戦する資格を持つ18名の女性ドライバーが選出された。そのなかには日本人ドライバーの佐藤こころと松井沙羅も含まれている。

    8月25日から27日にラフバラー大学でルーキー・トレーニングキャンプを実施し、その後9月9日から11日にナバラ・サーキットで行われるルーキーテストでプログラムを締めくくる。

    参加ドライバーは以下の18名。

    アレクシア・ダニエルソン(Alexia Danielsson)
    ロザンヌ・デン・ドライバー(Rosanne Den Drijver)
    ジョーディン・デザ=マーティン(Jordyn Deza-Martin)
    エヴァ・ドレステイン(Eva Dorrestijn)
    ヴィクトリア・ファルフス(Victoria Farfus)
    オータム・フィッシャー(Autumn Fisher)
    ゾーイ・フロレスク(Zoe Florescu)
    ルナ・フルーシャ(Luna Fluxa)
    ヤナ・カプール(Yana Kapoor)
    カリーン・カウル(Kareen Kaur)
    カルメン・クラーヴ(Carmen Kraav)
    エラ・ラハデマー(Ella Lähdemaa)
    松井沙羅(Sara Matsui)
    ジネヴラ・パンゼリ(Ginevra Panzeri)
    佐藤こころ(Kokoro Sato)
    ミラ・ショーストランド(Milla Sjöstrand)
    クララ・シュティーブライヒンガー(Clara Stiebleichinger)
    ソフィア・ザンファリ(Sofia Zanfari)

    F1アカデミー

    F1アカデミーとラフバラー大学が育成プログラムを共同構築
    F1アカデミーによれば、トレーニングキャンプとルーキーテストは、競争が激しさを増し、世界各地へと広がっている女性ドライバーの人材プールから、特に高い可能性を持つ才能を発掘、育成、支援することを目的としている。

    F1アカデミーとラフバラー大学は共同で、次世代の女性ドライバーがサーキット内外で成長を加速させるために必要となる知識とスキルを身につけるプログラムを構築した。

    また、女性アスリートの育成、パフォーマンス向上、次のカテゴリーへ移行する際に直面する課題について、科学的根拠に基づいたデータや知見を得ることも狙いのひとつとなる。これにより、女性ドライバー育成についてモータースポーツ界全体の理解を深めることを目指す。

    身体能力から認知能力まで科学的に評価
    ラフバラー大学で行われるルーキー・トレーニングキャンプでは、ドライバーたちがさまざまな評価プログラムを受ける。

    内容には、生理学的プロファイリング、認知能力テスト、VALDによるパフォーマンススクリーニングなどが含まれる。

    さらに、ラフバラー大学の専門家によるセミナーや参加型ワークショップも実施される。ストレングス&コンディショニング、競技生活におけるパフォーマンス管理、レジリエンス、エリートスポーツで成功するために重要となる行動特性などがテーマとなる。

    実走での速さだけではなく、身体的、認知的、行動的な要素まで対象とすることで、将来F1アカデミーで戦うために必要となる能力を多角的に評価し、参加ドライバー自身の成長につなげることが狙いだ。

    ナバラではF1アカデミーチームの実戦環境を体験
    9月のルーキーテストでは、参加者がF1アカデミーのチーム環境に入り、実際のレース活動に近い環境を経験する。

    ドライバーブリーフィングやエンジニアリングセッションを見学し、ジュニア・シングルシーターのトップレベルで戦う際に求められるチーム運営やドライバーの役割について直接学ぶ。

    さらに、プロのレーシングキャリアにおいてサーキット外で求められる責任への準備として、メディアブリーフィングや各種評価にも参加する。

    一連のプログラムの最後には、佐藤こころ、松井沙羅を含む参加ドライバーがF1アカデミーマシンのステアリングを握り、ナバラ・サーキットで実走テストを行う。

    F1アカデミー「2025年の成功からさらに一歩進める」
    F1アカデミーのパフォーマンス&タレント・デベロップメント・マネージャーを務めるケイティ・デンバーは、2025年の初開催で女性ドライバーの層の厚さを確認できたことが、今回のプログラム拡大につながったと説明した。

    「2025年に初めて開催したルーキーテストの成功によって、この育成経路から非常に多くの女性レーシングドライバーの才能が育ってきていること、そしてドライバーが自分の可能性を示す機会を提供することの重要性、その両方が明確になった」

    「2026年はラフバラー大学とともに実施するルーキー・トレーニングキャンプを導入し、このプログラムをさらに一歩進める」

    「これによって、サーキット上だけではなく、科学的根拠に基づいたアスリート育成というアプローチからもドライバーを支援することができる。自分自身の身体的、認知的、行動的なパフォーマンスについて、より深く理解する手助けになる」

    「世界トップレベルの専門知識、研究、そしてサーキットでの経験を組み合わせることで、ドライバーが成長を加速させ、サーキット内外で成功するために何が必要なのかをより深く理解できる環境を作っている」

    ラフバラー大学「女性レーサーの次世代育成で価値観を共有」
    ラフバラー大学スポーツ部門ディレクターのルー・ギアも、F1アカデミーとの協力について、トップレベルのアスリート育成で培ってきた大学側の専門知識を生かす機会になると強調した。

    「F1アカデミーとそのルーキードライバーたちをラフバラーに迎えられることを、私たちは非常に誇りに思っている。このコラボレーションは、才能、努力、機会、そして世界最高水準のパフォーマンス環境が並外れた可能性を引き出す力になるという共通の信念を持つ2つの組織を結びつけるものだ」

    「ラフバラー・スポーツでは、何世代にもわたってアスリートが世界の舞台で卓越した成果を追求できるよう支援してきた。次世代の女性レーシングドライバーの才能を育てようとするF1アカデミーの取り組みには、私たちと共通する価値観が数多くある」

    「私たちはともに、大きな目標を持つ若者が成長し、卓越性を追求し、自らの可能性を実現できる環境を作ることに情熱を注いでいる」

    「私たちの専門知識を共有し、お互いから学び、この素晴らしいドライバーたちがエリートレベルの競争で求められるものに備えられるよう支援することを楽しみにしている」

    「そして何より、このコラボレーションは、スポーツ界で女性を後押しし、才能ある女性アスリートが活躍できる機会をさらに増やし、次世代に自分たちが達成できることに限界はないと信じてもらうという、私たち共通の決意を示すものだ」

    2026年のF1アカデミー・ルーキープログラムは、実走による才能発掘だけではなく、スポーツ科学、認知能力、プロとしての振る舞いまで含めた総合的な育成の場へと発展する。日本から選出された佐藤こころと松井沙羅にとっても、世界各国から集まった有望な女性ドライバーとともに能力を示し、将来のF1アカデミー参戦へとつなげる重要な機会となる。

  • F1アカデミー王者アビー・プリングがGB3優勝 女性ドライバー初の歴史的快挙

    F1アカデミー王者アビー・プリングがGB3優勝 女性ドライバー初の歴史的快挙

    2024年F1アカデミー王者のアビー・プリングが、GB3選手権で女性ドライバーとして史上初となるレース優勝を達成した。舞台となったスパ・フランコルシャンでポールポジションからスタートすると、そのまま首位を守り切る完璧なレースを披露した。

    大雨の影響でレースは延期となり、当初予定から約5時間後にスタートしたが、ロダン・モータースポーツのプリングは動じることなく圧巻の走りを見せた。

    F1アカデミー出身ドライバーとしても大きな節目となる勝利であり、女性ドライバーの活躍の場が広がりつつあることを示す象徴的な結果となった。

    F1アカデミー卒業生が新たな歴史を刻む
    アビー・プリングは2024年にF1アカデミーのドライバーズタイトルを獲得。その褒賞として、2025年からロダン・モータースポーツの一員としてGB3選手権にフル参戦している。

    今回のスパでは予選で女性ドライバー初となるGB3ポールポジションを獲得。そして決勝ではスタートからチェッカーまで首位を譲らず、シリーズ史上初の女性優勝者として歴史に名を刻んだ。

    課題だったスタートを克服
    レース後、プリングは勝利までの道のりについて次のように語った。

    「そのために努力してきましたし、シルバーストンから引きずっていた課題もありました。スタートがそのひとつでしたが、今日は完璧に決めることができました」

    「チームには感謝しかありません。本当に多くの人たちに支えられています」

    シルバーストンで露呈したスタートの課題を克服できたことが、今回の勝利につながったという。

    実力で前線に立てることを証明
    プリングはライバルとのマシン仕様の違いも意識していたと明かした。

    「レースができたこと、そして結果を出せたことがうれしいです。私は本当に全力を尽くしました」

    「他のドライバーたちとはダウンフォースレベルが異なることを分かっていました。だからこそミドルセクターで差を作らなければならないと思っていましたし、それがうまくいきました」

    「本当に最高の気分です。私はいつも実力で評価されたいと言っています。そしてどんな相手でも、どんなカテゴリーでも前で戦えることを示したいと思っていました」

    「今日はそれを証明できました」

    F1アカデミーの価値を示す勝利
    今回の優勝はプリング個人にとって大きな節目であるだけでなく、F1アカデミーの育成プログラムの成果を示す出来事でもある。

    F1アカデミーは女性ドライバー育成を目的として創設されたシリーズだが、プリングはその王者として得た機会を生かし、混走カテゴリーであるGB3のトップ争いに進出した。

    女性ドライバーとして初のGB3優勝という結果は、F1アカデミーが単なる女性限定カテゴリーではなく、より上位カテゴリーへ進むための育成の場として機能していることを示す歴史的な一歩となった。

  • カルメン・ホルダ アルピーヌF1アカデミー責任者として“エンストン復帰”

    カルメン・ホルダ アルピーヌF1アカデミー責任者として“エンストン復帰”

    アルピーヌF1チームは、元ロータスF1開発ドライバーのカルメン・ホルダを「アルピーヌF1アカデミー責任者」およびカタール航空アンバサダーに任命したと発表した。今回の起用は、同社とカタール航空の新たな商業パートナーシップの一環となる。

    ホルダがエンストンに戻るのは約10年ぶり。2016年の当時ルノーF1在籍時にはシミュレーター作業のみに従事し、F1マシンでのテスト走行は実施していなかった。2026年からアルピーヌが参戦するF1アカデミーの活動を支援し、女性ドライバーの育成プログラムを主導する見通しだ。

    アルピーヌの発表によれば、ホルダはファン向けイベントやコミュニティ活動などにも参加し、航空会社の掲げる「エンパワーメントと卓越性」を伝える役割も担うという。

    「特別な瞬間」ホルダが語る“エンストン復帰”
    ホルダは今回の就任について、次のようにコメントしている。

    「アルピーヌと共にF1アカデミーにおける女性ドライバーのメンタープログラムを率いることを光栄に思っている。カタール航空とともにファンの近くでイベントに参加したり、エンパワーメントと卓越性を伝えるコミュニティ活動に取り組むことを楽しみにしている」

    「私のF1のキャリアが始まったエンストンに戻って来られたことは、とても特別な瞬間だ」

    F1昇格は叶わずも多競技で活動
    現在35歳のホルダは、F1へのステップアップを目指してGP3(現FIA F3)に3シーズン参戦したが、ポイント獲得には至らず、最高位は13位、シーズンランキングの最高は28位だった。

    その後はインディライツやルノー・スポール・トロフィーのGTカテゴリーに参戦し、フォーミュラEでは日産e.damsのテストドライバーも務めたが、レース出場の機会はなかった。

    また過去には、シミュレーター上で「ロマン・グロージャンとの差は1秒程度だった」と語った発言が話題となったこともある。

  • ドリアン・ピン F1アカデミー王者獲得 ラスベガス最終戦5位でタイトル決定

    ドリアン・ピン F1アカデミー王者獲得 ラスベガス最終戦5位でタイトル決定

    ドリアン・ピン(メルセデス育成)が2025年F1アカデミーの年間チャンピオンに輝いた。ラスベガスで行われたシーズン最終戦レース2で5位に入り、タイトルを争っていたマヤ・ウェウグ(フェラーリ育成)をポイントで上回った。

    母国レースとなったクロエ・チェンバースはポール・トゥ・ウィンを達成。今季2勝目を挙げ、F1アカデミーでの2年間を完璧な形で締めくくった。

    チェンバースが母国で完勝 ピンは計算通りの5位で王座確定
    レースは序盤こそ上位陣に順位変動はなかったものの、中団ではオーバーテイクの応酬が続く展開となった。ジョアン・シコンテとワイルドカードのペイトン・ウェスコットが接触してストップしたことで、セーフティカーが導入される。

    再スタートを完璧に決めたチェンバースが首位を維持する一方、アルバ・ラーセンはピンとウェウグの両方に抜かれ5番手に後退。ここからタイトル争いは一気に激化した。

    フェラーリ育成のウェウグは外側から果敢に仕掛け3番手に浮上し、続けてレッドブル・レーシング支援のアリーシャ・パルモウスキーにも挑戦。ウェウグはいったん前に出たものの、パルモウスキーが再逆転して2番手を死守した。

    白熱の2番手争いの裏で ピンは冷静に5位完走
    ウェウグとパルモウスキーの激しいバトルにより、ピンとラーセンにもチャンスが到来。終盤にラーセンがピンをかわして4位に浮上したが、ピンは必要ポイントを確実に確保する5位をキープした。

    6位にはマクラーレン育成のエラ・ロイドが続き、ニナ・ガーデマン、ティナ・ハウスマン、ラファエラ・フェレイラ、アウレリア・ノベルスがトップ10入りを果たしてシーズンを締めくくった。

    F1アカデミー ドリアン・ピン

  • F1アカデミー 全10チームが複数年契約を更新 2027年からキャデラックも参加

    F1アカデミー 全10チームが複数年契約を更新 2027年からキャデラックも参加

    F1の全10チームは、女性ドライバー育成シリーズ「F1アカデミー」へのコミットメントを延長する新たな複数年契約に合意した。これにより、各チームがドライバーを支援し、チームブランドのカラーリングを用いる体制は今季以降も継続される。

    この合意は、2024年に導入されたモデルを基盤としている。F1チームがそれぞれ指定ドライバーを支援し、マシンに自チームのカラーを採用する方式だ。

    契約延長により、この仕組みはさらに数年間継続される。また、2026年にF1に参入するキャデラックが、2027年からF1アカデミーにも参加することも決まった。

    F1アカデミーは木曜日に契約更新を発表すると同時に、参戦規定のアップデートも明らかにした。2027年からは、すでに2シーズン参戦したドライバーに対し、明確な成長ポテンシャルを示した場合に限って3年目の参戦を認める特例措置が導入される。主催者はこれを「才能育成に向けた個別最適化アプローチ」と説明している。

    「現行のF1全10チームによる長期的な支援の継続、そして2027年からキャデラックが加わることは、F1アカデミーの未来に非常に力強いメッセージを送るものだ」と、シリーズのマネージングディレクターを務めるスージー・ウルフは語った。

    「私たちは現世代の女性ドライバーに舞台を提供するだけでなく、今後の世代の才能を支える道を一緒に築いている。高いポテンシャルを持つドライバーが最大3シーズン参戦できるようにするなど、個別育成への焦点をより鋭くしたことで、常に最高の女性ドライバーがグリッドに揃うことが保証される」

    F1アカデミーは2023年に創設され、女性のレース参戦の道筋を明確化し、草の根レベルでの参加拡大を目指すシリーズとして位置づけられた。初年度は単独シリーズとして行われたが、2024年からはF1のサポートレースとして世界各地のグランプリと併催されている。

    2025年シーズンはラスベガス(11月20〜22日)でタイトル決定戦を迎える。現在、メルセデス支援のドリアーヌ・ピンが、フェラーリ支援のマヤ・ウーグに9ポイント差で首位に立っている。

    2024年王者でアルピーヌの支援を受けていたアビ・プリングは、今季GB3選手権へステップアップ。シリーズが女性ドライバーの育成とキャリア形成の場として成功を強めていることの証左となっている。

    F1アカデミー参戦継続の意味:F1が“義務”ではなく“投資”として扱い始めた
    今回の合意は、単なる形式的な支援継続ではなく、F1がアカデミーを“長期的な投資対象”として扱い始めたことを示す動きだ。

    ■ 全10チームによる継続はシリーズの安定を保証
    ■ 2027年からキャデラックが参入し、F1アカデミーの拡張性がさらに強化
    ■ 3年目の参戦特例は、才能ある選手の“中途離脱”を防ぐ仕組み
    ■ 支援モデルが継続されることで、ドライバー発掘と育成がより体系化

    F1アカデミーは創設時より「女性にとってF1への道を広げる最も現実的な階段」として設計されてきたが、2024年以降のF1全チーム支援モデル採用により実効性が増した。

    今回の継続合意と制度強化により、ドライバーは“シート喪失や昇格不透明”を理由にキャリアが途切れるリスクが減少。シリーズとしても再現性のある育成サイクルを構築できるようになる。

    キャリア形成の出口戦略がより明確に
    アビ・プリングがGB3に進んだように、F1アカデミーは実際に“次のカテゴリーへの橋渡し”として機能し始めている。
    今後、F3やFRECAなど上位カテゴリーへの昇格事例が増えれば、シリーズの価値はさらに高まる。

    ■ 1〜2年で成長が止まらない場合も救済される
    ■ チームが支援することで才能の可視化が進む
    ■ 女性ドライバーの“次のステップ”がより現実的に

    F1アカデミーを通じたキャリアルートが定着すれば、F1全体のダイバーシティ推進にも大きく寄与することになる。

  • F1アカデミー:中国人ドライバーの師煒が2025年開幕戦にワイルドカード参戦

    F1アカデミー:中国人ドライバーの師煒が2025年開幕戦にワイルドカード参戦

    2025年のF1アカデミーのワイルドカード参戦の最初のドライバーが発表され、中国人のドライバー、師煒(Shi Wei)、別名「鐵豆(Tie Dou)」が上海インターナショナル・サーキットでの開幕戦に参戦することが決まった。

    師煒は、中国国内のさまざまなレースシリーズで素晴らしい結果を残している。2024年には、上海で開催されたFIA F4中国選手権のチャレンジカップで優勝し、CFGPカテゴリーでは3位に入賞した。

    師煒は、3月21日から23日にかけて開催される中国グランプリのサポートシリーズであるF1アカデミーの第1ラウンドでレースに出場し、F1アカデミーのグリッドに登場する初の中国人ドライバーとなる。

    2024年シーズンに導入されたワイルドカード制度は、F1アカデミーがレースを開催する各地域の才能ある若手ドライバーを優先的に支援し、人材の層を厚くすることを目的として創設された。

    ワイルドカード参戦は、F1アカデミーの全7ラウンドで実施され、2025年から6番目のチームとして参加するハイテック・グランプリが運営する。

    中国でのF1アカデミー・ワイルドカード参戦について、師煒は「F1アカデミーのワイルドカードをいただけたことは、私にとって信じられないほどの名誉です。より大きな舞台でトップドライバーたちと競い合い、彼女たちらから学ぶ機会を得られることは、かつては手の届かない夢のように思えていたことを現実にしてくれます」と語った。

    「願わくば、若い世代の人たちにインスピレーションを与え、モータースポーツと自動車産業の発展により大きな注目が集まるようにできればと思います」

    Shanghai Juss Sports Development (Group)のゼネラルマネージャー、ホアン・ミンは「師煒のF1アカデミーへのワイルドカード参戦は、中国のモータースポーツにとって歴史的な躍進であるだけでなく、中国の女性を定義する力強い反映でもある」と付け加えた。

    「私たちは、彼女が世界的な舞台で輝く姿を見ることを楽しみにしている。そして、このことが将来の女性ドライバーたちにどのような刺激的な機会をもたらすのか、期待している」

  • F1アカデミー:アルピーヌのアビ・プリングが2024年のチャンピオン獲得

    F1アカデミー:アルピーヌのアビ・プリングが2024年のチャンピオン獲得

    アルピーヌのアビ・プリングが、カタールで2024年のF1アカデミーのタイトルを獲得した。レースはメルセデスのドリアン・ピンがポールポジションから圧倒的な勝利を収めた。

    ピンは今週末、これまでのところ誰にも止められず、すべてのセッションでトップを獲得した後、砂漠での素晴らしい勝利を収め、自身のタイトル獲得の望みを維持しようとしていた。しかし、プリングの2位獲得により、ドライバーズタイトル獲得の望みは数学的に消滅した。

    ポールポジションからスタートしたピンは、ターン1に差し掛かるまでに後続を引き離し、トップの座を守った。その後方では、マヤ・ウィーグと3番手からスタートしたプリングの間で2位を巡る素晴らしいバトルが繰り広げられた。アルピーヌのレーサーであるプリングは、ウィーグがポジションを奪い返そうと全力を尽くす中、フェラーリドライバーの横を抜け、2位の座を確保した。

    ハムダ・アル・クバイシもスタートで勢いよく加速し、5位から1つ順位を上げました。また、F1アカデミーのワイルドカードで6番グリッドからスタートしたアリシャ・パルモフスキもレースデビュー戦で1つ順位を上げた。一方、トップ10圏外では、クロエ・チェンバースとティナ・ハウスマンが共にフライングのペナルティで5秒のペナルティを受けた。

    3周目に入ると、ピンはプルイングに1.5秒の差をつけ、周回を重ねるごとにリードを広げていった。一方、ウィーグは3位でイギリス人ドライバーの後方からさらに後退した。

    F1アカデミーピンは、スタート直後からトップの座をしっかりと守った。

    ペナルティを課せられたにもかかわらず、チャンバーズはオープニングラップで2つポジションを上げ、その後もネレア・マルティやジェシカ・エドガーを鮮やかに追い抜くなど、レースを通して順位を上げていった。

    ブスタマンテもまた波乱に富んだレース展開となった。マクラーレンのドライバーはレース中何度もグラベルに飛び出し、スタート直後のターン12ではオーバーステアで2度大きく脱落した。さらに、最終の数周目では、ターン4と5の間でホイールがグラベルに乗り上げてスピンアウトし、一時的にイエローフラッグが出された。

    一方、レースが最終ラップに入ると、注目は上位に集まった。「後ろとの差は4秒あるから、ゴールまで走りきって」とロダン・モータースポーツのチームから指示を受けたプリングは、ピンが前方に、ウィーグが後方に離れていく中、走り続けた。

    プリングは指示に従い、冷静さを保ちながらカタールの砂漠で2位を獲得し、ドライバーズタイトルを獲得した。これは11回目の表彰台フィニッシュであり、今年これまでのレースで常にトップ3に入賞するという彼女の目覚ましい記録をさらに伸ばすことになった。

    アルピーヌF1チーム F1アカデミー2位でフィニッシュしたことで、彼女の獲得ポイントは破られない263ポイントに達した。

    ピンは、後ろのプルリングに6.747秒という見事な差をつけて今シーズン3度目の優勝を果たし、一方、ヴィーグは3位で5回連続の表彰台を獲得した。

    ハムダ・アル・クバイシは、ザントフォールトでのレース2以来の自己最高位となる4位をキープした。パルモフスキは、ブロックからレースの大半を防衛し、F1アカデミー初レースで5位入賞を果たしポイントを獲得した。エドガーは、チャンバーズのペナルティによりそれぞれ1つずつ順位が上がったマルティ、アウレリア・ノーベルズ、エメリー・デ・ヘウスを抑え、バルセロナのレース1以来となる7位入賞を果たし、ポイントを獲得した。

  • F1アカデミー:アルバ・フラップ・ラーセンが2025年に16歳最年少デビュー

    F1アカデミー:アルバ・フラップ・ラーセンが2025年に16歳最年少デビュー

    トミー・ヒルフィガーは、アルバ・フラップ・ラーセン(Alba Hurup Larsen)が2025年のグリッドでF1アカデミー公式パートナーを代表することを発表した。

    このデンマーク人ドライバーは、2023年のFIA Girls on Track Rising Starsプログラムで優勝し、すでにシングルシーターデビューを果たしており、今年、インドF4選手権でポイントを獲得している。

    2025年のキャンペーン開始時には16歳になるアルバ・フラップ・ラーセンは、トミーヒルフィガーの象徴的な赤、白、青のカラーリングを施したスーツとマシンでトラックを走ることになる。

    レーシングキャリアの新たなステップについて、フルップ・ラーセンは「トミーがF1アカデミーで彼の旗を掲げるよう私を信頼してくれたことを、とても光栄に思います」とコメント。

    「キャリアの重要な段階でこのようなサポートをいただけることは、私にとってとても大きな意味があります。トミー・ヒルフィガーのブランドを代表し、大きな夢を描き、可能性を示し、変化をもたらすことにワクワクしています」

    トミー ヒルフィガーは「このパートナーシップは、モータースポーツにおける革新性と包括性に対する当社の取り組みを強調するものです」と付け加えた。

    「F1アカデミーを通じて、我々は障壁を打ち破り、より包括的でダイナミックな未来のレースへの道を切り開いています。アルバ・フラップ・ラーセンのような若い才能をサポートすることは、このスポーツにおける限界への挑戦と可能性の再定義を私たちに促します」

    F1アカデミーのマネージングディレクターであるスージー・ヴォルフは「トミー ヒルフィガーを公式パートナーとして迎えることができ、大変光栄に思います」と語った。

    「F1アカデミーの最初のパートナーであり、ライフスタイルとモータースポーツを融合させた真の先駆者であるトミー ヒルフィガーのブランド価値、革新への取り組み、変化をもたらす情熱は、世界的に知られており、当社の理念と一致しています。2025年にアルバが、ブランドの象徴的なカラーウェイでレースをする姿を見ることを楽しみにしています]

    また、来シーズンに向けて、トミー ヒルフィガーは、F1アカデミーのマネジメントチームのユニフォームも提供し、そのグローバルなプラットフォームを活用して、初めてこのスポーツに参加する女性ドライバー、自動車エンジニア、マネージャーなど、多くの若いドライバーに対する認知度と支援を高める。

  • F1アカデミー 2025年カレンダーを発表…ラスベガスGPのサポート大会で閉幕

    F1アカデミー 2025年カレンダーを発表…ラスベガスGPのサポート大会で閉幕

    F1アカデミーは、F1をサポートする7つのラウンドと、シーズンフィナーレが開催されるラスベガスを含む3つの新しい開催地をフィーチャーした2025年のカレンダーを発表した。

    2025年シーズンは、初めてカレンダーに加わる中国で開幕し、その後、2024年シーズンと同じジッダとマイアミでそれぞれ第2ラウンドと第3ラウンドが行われる予定だ。

    モントリオールの象徴的なジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、F1アカデミーのカレンダーに初登場し、第4ラウンドとして開催される。その後、シリーズはザントフォールトの砂丘とシンガポールのストリートで第5ラウンドと第6ラウンドが開催される。

    女性限定のチャンピオンシップの第3シーズンは、ラスベガス ストリップ サーキットで、この会場でレースが行われる初のシングル シーター サポート シリーズとして終了します。

    F1アカデミー 2025年カレンダー
    3月21日~23日 上海インターナショナル・サーキット(中国)
    4月18日~20日 ジェッダ・コーニッシュ・サーキット(サウジアラビア)
    5月2日~4日 マイアミ・インターナショナル・オートドローム(アメリカ)
    6月13日~15日 ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット(カナダ)
    8月29日~31日 ザントフォールト・サーキット(オランダ)
    10月3日~5日 マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット(シンガポール)
    11月20日~22日 ラスベガス・ストリップ・サーキット(米国)

    全体として、このキャンペーンは7ラウンドにわたる14のレースで構成され、シリーズが幅広いシートタイムを提供するというコミットメントの一環として、15日間にわたる包括的なテストプログラムがサポートされる。

    2022年の開始以来、F1アカデミーは著しい成長と世界的な関心を集め、160の地域で放送され、2025年にはNetflixでドキュメンタリーシリーズが公開される予定である。

    「F1アカデミー2025年カレンダーを発表できることを誇りに思います。このカレンダーは、シリーズを新たな高みへと導き、グローバルなリーチを拡大し、ますます多様化し、関心が高まる世界中の視聴者に私たちのミッションをお届けするという、私たちの継続的な取り組みを示すものです」とF1アカデミーのマネージングディレクターであるスージー・ヴォルフは述べた。

    「私たちのスポーツのあらゆるレベルで女性が活躍する機会を創出するという私たちの旅に、情熱とサポートをもって参加してくださったプロモーターの方々に感謝いたします」

    F1アカデミーF1アカデミーは2025年シーズンに7ラウンドを予定している。

    「ラスベガスでのシーズン終了は象徴的な瞬間となるでしょう。カレンダーに追加されたことは、フォーミュラ1とリバティ・メディアから多大な支援を受けていることの証です」

    また、F1のステファノ・ドメニカリ代表兼CEOは、「F1アカデミーはますます盛況で、ファンに素晴らしいコース上でのアクションを提供するとともに、世界中の若い女性や少女たちにインスピレーションを与えている」と語った。

    「シリーズには大きな関心が寄せられており、新しい開催地が加わり、再び3つの大陸にまたがって開催されることは素晴らしいことだ。これにより、観客を増やし、世界中のファンとつながり続けることができる」

    「F1アカデミーを情熱的に支援し続けてくれているレースプロモーターの方々に感謝したい。シリーズが開始されてからわずか2年で達成されたことは信じられないほど素晴らしいものであり、来年に再びマシンがトラックを走るのを待ちきれない」