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  • 【WEC】 スパ6時間レース FP1:フェルナンド・アロンソがトップタイム

    【WEC】 スパ6時間レース FP1:フェルナンド・アロンソがトップタイム

    2018/2019シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)が開幕。5月3日(木)にスパ6時間レースのフリー走行1回目が行われ、フェルナンド・アロンソがトヨタ・TS050 HYBRIDの8号車でトップタイムを記録した。

    90分間のフリー走行1回目。フェルナンド・アロンソは、チームメイトのセバスチャン・ブエミからマシンを引き継ぎ、1分58秒392をマーク。ブエミのタイムを0.1秒上回りトップタイムをマークした。

    2番手には0.237秒差でトヨタ・TS050 HYBRIDの7号車でマイク・コンウェイが続いた。

    プライベーターのLMP1の最速タイムを記録したのはレベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソンの3号車をドライブしたトマ・ローラン。アロンソから0.457秒差となる1分58秒849。4番手にはドラゴンスピード/BRエンジニアリングBR1・ギブソンの10号車をドライブしたベン・ハンリーが続いた。

    LMP2クラスは、ドラゴンスピード/オレカ07の31号車が2分03秒494をマークしてトップ。LMP1クラスのSMPレーシングを上回るタイムで総合8番手につけた。

    GTE Proクラスフォード・チップ・ガナッシ・チームUKの67号車、GTE Amクラスはデンプシー-プロトン・レーシングのポルシェ 88号車がトップタイムを記録した。

    WEC 第1戦 スパ6時間 公式練習1回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    35 1:58.392
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    36 1:58.629
    3 3 マティアス・ベシェ
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    32 1:58.849
    4 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    ピエトロ・フィッティパルディ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    30 1:59.321
    5 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    24 1:59.681
    6 4 オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    トム・ディルマン
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    18 2:00.132
    7 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    9 2:01.499
    9 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    11 2:03.906

    関連:【WEC】 トヨタ:開幕戦スパ6時間の初日を順調にスタート (プレスリリース)

  • 【スーパーフォーミュラ】 開幕戦 予選:山本尚貴がポールポジション!

    【スーパーフォーミュラ】 開幕戦 予選:山本尚貴がポールポジション!

    2018年のスーパーフォーミュラが開幕。4月21日(土)に鈴鹿サーキットで予選が行われ、山本尚貴(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得した。

    2018年からスーパーフォーミュラは2スペックタイヤ制を導入。1大会で使用できるのはソフトとミディアムの新品を2セットずつ、また前戦からの持越しドライタイヤ2セットの合計6セットとなる。

    持ち越しタイヤは、ミディアムタイヤでもソフトタイヤでも新品がOKとなるが、開幕戦で使用できる持ち越しタイヤはユーズドタイヤとなる。特に開幕戦は300kmと長いレースとなるため、予選からのタイヤ戦略が鍵を握ることになる。

    土曜日は気温が上がり、気温20.8℃、路面温度35.8℃、風がやや強めというコンディションで予選Q1セッションがスタート。Q1では全員がミディアムタイヤでタイムアタックに挑む。

    まず、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がミディアムタイヤで1分37秒619を驚異的なタイムをマークしてタイムシートのトップに立つ。

    Q1では、松下信治が1分37秒255を記録してトップ通過。2番手には山本尚貴、3番手には福住仁嶺とトップ3をルーキー2人が占め、トップ6まですべてホンダ勢という展開。トヨタのトップとなった7番手の山下健太とトップとの差は0.9秒となった。

    Q1敗退はニック・キャシディ(KONDO RACING)、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMAN)、千代勝正(B-MAX RACING TEAM)、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)、ピエトロ・フィッティパルディ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)の5台。

    Q2では各ドライバーがソフトタイヤを投入。終盤、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がデグナーでコースオフし、残り13秒で赤旗が提示。で入念にソフトタイヤを準備してギリギリでタイムアタックを狙っていたドライバーにとっては厳しい状況となる。セッションは残り3分から再開。9台のマシンが再びアタック。2セット目の新品ソフトを投入したチームもいる。

    Q2では国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、松下信治、山下健太(KONDO RACING)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が脱落。特にQ1で好タイムを記録していた松下信治はユーズドのソフトでタイムが伸びず、赤旗の影響をもろに受けてしまった格好だ。

    平川亮を除いた7台で争われたQ3。2018年の最初のポールポジションを獲得したのは山本尚貴。2番手には0.08秒の僅差で福住仁嶺が続いてTEAM MUGENがフロントローを独占。

    3番手には野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING))4番手には伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)、5番手には塚越広大(REAL RACING)が続き、ホンダ勢がトップ5を独占する結果となった。

    2018年 スーパーフォーミュラ 開幕戦 鈴鹿 予選 結果

    Pos No Name Team Best Time  
    1 16 山本尚貴 TEAM MUGEN 1分36秒911  
    2 15 福住仁嶺 TEAM MUGEN 1分36秒991  
    3 5 野尻智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分37秒040  
    4 65 伊沢拓也 TCS NAKAJIMA RACING 1分37秒935  
    5 17 塚越広大 REAL RACING 1分37秒990  
    6 1 石浦宏明 P.MU/CERUMO・INGING 1分38秒342  
    7 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM分S 1分38秒431  
    8 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL    
    9 2 国本雄資 P.MU/CERUMO・INGING 1分37秒33 Q2
    10 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG 1分37秒940 Q2
    11 64 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING 1分37秒982 Q2
    12 6 松下信治 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分38秒238 Q2
    13 4 山下健太 KONDO RACING 1分38秒385 Q2
    14 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分53秒851 Q2
    15 3 ニックキャシディ KONDO RACING 1分38秒703 Q1
    16 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分38秒941 Q1
    17 50 千代勝正 B-MAX RACING TEAM 1分39秒133 Q1
    18 37 ジェームス・ロシター VANTELIN TEAM TOM分S 1分39秒143 Q1
    19 7 ピエトロ・フィッティパルディ UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 1分39秒671 Q1
  • 【スーパーフォーミュラ】 2018年シーズンがいよいよ開幕!

    【スーパーフォーミュラ】 2018年シーズンがいよいよ開幕!

    2018年のスーパーフォーミュラが今週末、鈴鹿サーキットでいよいよ開幕する。

    昨シーズンは、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)と第3戦目以降計り知れない力を見せつけることになったフェリックス・ローゼンクヴィストがシリーズを席捲。対するは石浦宏明、関口雄飛、中嶋一貴やアンドレ・ロッテラーと言った百戦錬磨の強者たち。

    石浦宏明とピエール・ガスリーが0.5ポイント差で迎えたチャンピオンシップの行方も、ままならない天候に翻弄され、土曜日のフリー走行、または予選が行われれば予選結果とセカンドベストタイムで1ポイント加算されるという運用に変更された最終戦。結果石浦が日本人ドライバー、シリーズの牽引者としての意地とプライドを見せチャンピオンを獲得しシリーズは幕を閉じた。

    SF14が登場した2014年以来、海外から新進気鋭のドライバーや実力者達が参戦し、選手権を活気づけることとなったが、時代は移り今シーズンはHondaが手塩にかけて育ててきた若手ドライバー、福住仁嶺と松下信治が凱旋参戦。

    “今最もF1に近い日本人ドライバー”である福住仁嶺は、今シーズンFIA-F2選手権とスーパーフォーミュラのダブルエントリーで戦うことになった。また2014年に全日本F3選手権チャンピオンを獲得し、戦いの舞台を欧州に移して力を磨いてきた松下信治も、日本のトップフォーミュラでどこまで結果を残せるのか、今シーズンの注目ポイントになる。

    昨シーズン、スーパーGTドライバーズタイトルを獲得し復帰を果たした平川亮や、新たな若手外国人ドライバーの参戦など、一新されたドライバーラインナップは新たな時代の到来を予感させる。

    さらに、今シーズンのスーパーフォーミュラで最も注目されるポイントは、「全戦2スペックタイヤ制」によるレースだ。

    2016年にタイヤ供給メーカーが横浜ゴムに変更されて以降、日本レースプロモーション(JRP)と横浜ゴムは、2スペックタイヤ制に向けての協議と開発を続けてきた。「グリップ力が有り、ライフの短いタイヤ」を製造することは、「より安全で、エコロジーに配慮した長持ちをするタイヤ」を製造することを使命とするタイヤメーカーの立場としては、大英断と言っても過言ではない。

    フォーミュラカーレースの必然であり宿命とも言える「抜けないレース」「動きのない展開」を、恣意的ファクターに頼らず、タイヤマネージメントという新たな戦略性を加味することで、来場いただいているファンに、「より最高峰レースにふさわしい素晴らしいバトル、刺激的なレースをお見せしたい」、ただその一点のためだけに準備を続け、そして両者の強い思いがいよいよ今シーズン結実する。

    今年に入って2回の公式テストを行った上で、開発を担った横浜ゴム株式会社の秋山一郎氏によると「路面温度により若干の違いはあるが、ミディアムタイヤに対し、ソフトタイヤは1から2秒速いと認識している。摩耗に関してミディアムタイヤは1レースを走りきれる高スペックを有しているのに対し、ソフトタイヤは条件によって10数ラップでデグラレーションが起こる」と評価。

    一方、実際にタイヤを使用するチーム、ドライバーサイドからは先の開幕戦プレビューでも紹介したように、「ソフトタイヤは履いたなりに(グリップが上がるので)タイムは上がるが、マシンのバランスが合っているかどうか・・・」あるいは「ミディアムタイヤ装着時と、ソフトタイヤを装着した時のマシンバランスが変わる・・・」「午前(走行)と午後(走行)で路面に変化がある(路面に載るラバーの状態が昨年と違う傾向がある)・・・」といった、まだまだ手探り状態のコメントが多く聞かれ、テストを密着している記者の間からも困惑の声が聞こえている。とは言え、予選上位グリッドを狙うには、ソフトタイヤでタイムを稼ぐ事が必須であることは間違いないが、2つのスペックの装着が義務付けされている決勝レースでは、天候、路面温度、路面状態、あるいは自身のグリッドポジションなどの要因次第では、秋山氏の想定通り、ソフトタイヤは「1~2秒速く、10数周は行ける」勝利への「切り札」となるか、あるいは使いどころのない「足枷」となるか、チームにとっては蓄積したデータ、経験、状況判断、全てを総動員した総力戦となることは必至だ。

    また開幕戦は300kmのレースとなる。選手権としては250kmレースを基本としているが、鈴鹿サーキットで開催される開幕戦と、最終戦で300kmが予定されている。これまでの経験から、SF14&NREのパッケージはフルタンクで210km前後は走れると想定されているが、「ソフトタイヤを履くタイミング」と「給油のタイミング」という2つの必要条件と、その他チーム各々がおかれた状況によって、その戦略は様々に順列組み合わせされる。この戦略の幅こそが、レースの展開を予想不可能にする最大のポイントとなる。

    【おさえておきたいタイヤ運用ポイント】
    ・ 各大会で供給されるドライタイヤは、Newソフトタイヤ2セット。
      Newミディアムタイヤ2セットの合計4セット。
    ・ 前戦から「持ち越しドライタイヤ」2セット。
    ・ 持ち越しタイヤは、ミディアムタイヤでもソフトタイヤでもOK。
      新品もOK。ただし、開幕戦で使用できる持ち越しタイヤは、
      ユーズドタイヤのみ。
    ・ 1大会で使用できるドライタイヤ数は、上記6セット。
    ・ ウエットタイヤは4セット。
    ・ 金曜日の専有走行は「持ち越しタイヤ」のみ使用可能。
    ・ 予選Q1はミディアムタイヤ使用を義務付け。
    ・ 予選Q2、Q3のタイヤ選択は任意。
    ・ 決勝レースはミディアムタイヤ、ソフトタイヤを各1回以上使用。

    【スーパーフォーミュラ 開幕戦 スケジュール】
    4月20日(金)
    12:45 ~ 13:40 練習走行

    4月21日(土)
    10:15 ~ 11:20 フリー走行
    15:45 ~ 16:05 予選Q1
    16:15 ~ 16:22 予選Q2
    16:32 ~ 16:39 予選Q3

    4月22日(日)
    08:35 ~ 09:05 フリー走行
    13:50 ~ 決勝(51Laps)

  • 【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:開幕戦 鈴鹿サーキット プレビュー

    【スーパーフォーミュラ】 ホンダ:開幕戦 鈴鹿サーキット プレビュー

    全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズの2018年シーズンが4月21日(土)に鈴鹿サーキットで開幕する。2014年に導入された、現行スーパーフォーミュラ車両SF14にとって最後となるシーズンを前に、3月28日(水)から29日(木)の2日間にかけて、静岡県にある富士スピードウェイで2018年度2回目となる、最後の合同テストが行われた。

    春の日差しのもとで進んだ2日間4セッションのテストには20選手が参加した。

    両日とも、午前中のセッションのみ、オーバーテイクボタンを2回だけ使えるという規則が適用され、多くの選手のベストタイムは気温の上がった2日目の午前中のセッションで、ソフトタイヤとオーバーテイクボタンを使って記録された。

    昨年のシリーズチャンピオン、石浦宏明をわずかに0秒009しのいで総合ベストタイムを記録したのは、参戦5年目を迎えるDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの野尻智紀。タイムに関しては、「タイヤのスペックやオーバーテイクボタンをどう使うかによってタイムが変わりますから、このトップタイムはあまり意味がありませんが、マシンの調子はとてもいいです」と語った。

    ホンダ勢2番手、総合5番手につけたのは、今年からスーパーフォーミュラにデビューするB-MAX RACING TEAMの千代勝正。正式に今シーズンを戦うことが決まった千代は、これまでGTレースでは実績を残してきたが、トップフォーミュラに参戦するのは初めて。慣れるまでに時間がかかるのでは、との声もあったが、不安を吹き飛ばす好タイムを記録した。千代に続いたのはTCS NAKAJIMA RACINGのナレイン・カーティケヤン、伊沢拓也の2人。伊沢は、移籍した新天地でも安定した速さを示している。

    鈴鹿サーキットで開催される開幕戦はシリーズ最長の300kmで争われる。今シーズンから全レースで採用されるタイヤ2スペック制で戦うためには、タイヤ戦略が大きなカギとなる。TEAM MUGENの山本尚貴は、いつも通り着実に周回を重ねてデータ収集を行った。山本に続いたのは、チームメートとしていよいよスーパーフォーミュラデビュー戦を迎える新鋭、福住仁嶺。富士のテストを終えたあと、4月7日(土)から8日(日)にはバーレーンでFIA-F2選手権の開幕戦を戦いレース2で8位に入賞している福住。今週末は、再び日本へ戻ってスーパーフォーミュラ開幕戦に臨む。

    いまやベテランとなったREAL RACINGの塚越広大と、福住と並んでFIA-F2を戦い、期待を集める若手ドライバーの松下信治は、2週間前に鈴鹿サーキットで開催された第1回合同テストで好タイムを記録しており、今回は開幕戦に向けてタイヤを含めたデータ収集に徹した。なお、FIA-F2に出場するため第2戦を欠場する福住の代役には阪口晴南選手が決定しており、今回初めてスーパーフォーミュラマシンでの走り込みを行っている。

    Hondaエンジンを搭載してシリーズに参戦するのは5チーム8台。戦いの準備は整った。

  • 【SUPER GT】 ホンダ:開幕戦 岡山国際サーキット 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:開幕戦 岡山国際サーキット 決勝レポート

    2018年のSUPER GTシリーズ第1戦が4月7日(土)~8日(日)に岡山国際サーキットで開催され、NSX-GTが1-2フィニッシュを飾った。

    レースウイークを迎えた岡山国際サーキットは冬を思わせるほど気温が低下し、土曜日午後3時5分からの公式予選Q1はドライコンディションだったものの、午後3時48分からのQ2はウエットコンディションとなった。

    荒れ模様の公式予選の結果、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大選手/小暮卓史選手)がポールポジションを獲得。また、2番手には#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀選手/伊沢拓也選手)が続き、NSX-GTがフロントローを独占した。

    決勝を迎えた日曜日の岡山国際サーキットは薄曇りのドライコンディションとなり、気温はスタート前になってようやく12℃まで上がってきたが、タイヤのウォームアップに厳しい条件ということには変わりがなかった。午後2時40分、82周の決勝レースがスタートした。ポールポジションの#17 KEIHIN NSX-GTは小暮選手がスタートを担当。後方からスタートしたタイヤの暖まりやすいライバル車から激しい追撃を受けながら力走し、首位の座を守った。

    レース半ばまで首位を守った小暮選手は、塚越選手への交代直前に1号車に抜かれ2番手へ順位を落としたが、マシンを引き継いだ塚越選手は素早いピット作業の結果、1号車の前でコース復帰に成功した。その段階で、タイヤ無交換作戦を実施した#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴選手/ジェンソン・バトン選手)が前方を走っていましたが、塚越選手は猛然とペースを上げて#100 RAYBRIG NSX-GTをオーバーテイク。事実上の首位の座を奪回した。レース後半は#17 KEIHIN NSX-GTと#100 RAYBRIG NSX-GTが3番手以下の後続を振り切って82周を走り抜き、シリーズ開幕戦を1-2フィニッシュで飾った。

    佐伯昌浩 (プロジェクトリーダー)
    「予選では、午前中に一部のクルマでトラブルが出たり、途中から雨が降ってきたりして慌てましたが、そんな状況の中で1-2グリッドを獲れたのが最大の勝因です。スタートで小暮選手が後続を押さえ込んでくれた段階で、これは行けるかなと思いました。ただ、後続車にペナルティーが出て後退してくれたおかげで助けられた面もあるので、まだまだ我々は上を目指してがんばらないといけません。今年は速い道具は準備できたので、それをどう使えばもっと速くできるかという点が課題です。それでも、開幕1-2フィニッシュは非常にうれしい結果でした」

    塚越広大選手(優勝)
    「今回は気温が想定より低かったのですが、それを味方につけられたのが勝因です。タイヤをウォームアップしにくい状況で小暮さんがトップを守ってくれたのがよかったです。ピットを出たら(タイヤ無交換の)100号車に抜かれたので、とにかく抜こうとして前へ出ました。クルマのレベルアップは確実ですが、暑くなってからが課題です」

    小暮卓史選手(優勝)
    「昨年の後半からクルマのポテンシャルが上がってきました。まだセッティングが仕上がっている状態ではありませんが、それをうまく走らせることができたチーム力が今回の勝因だと思います。スタート直後はなんとか首位を守ろうとしてしのぎました。レース後半は塚越選手がんばってくれて、僕はドキドキしながら見ていましたが、優勝できて心からうれしいです」

  • 【SUPER GT】 レクサス:開幕戦 岡山国際サーキット 決勝レポート

    【SUPER GT】 レクサス:開幕戦 岡山国際サーキット 決勝レポート

    2018年のSUPER GTが岡山国際サーキットで開幕。ディフェンディングチャンピオンの平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S LC500 1号車が9番手スタートから怒濤の追い上げを見せ、3位表彰台を獲得。大嶋 和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト組 WAKO’S 4CR LC500 6号車が4位に入った。

    4月7日(土)~8日(日)の両日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで、SUPER GTの開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が開催された。

    日本のモータースポーツで最高の人気を誇るSUPER GTが今年も開幕。昨年、LEXUS GAZOO Racingは新規定にあわせて投入した「LEXUS LC500」で開幕から4連勝という圧倒的な強さを見せ、見事参戦初年度にしてタイトルを勝ち取った。

    新規定2年目となる今季、ライバル勢の巻き返しも一層激しくなることが予想される中、LEXUS GAZOO Racingは新たなドライバーの加入など、更に強力なチーム体制の下、熟成を進めたLEXUS LC500と共に2年連続のタイトル獲得へ向け、開幕戦の岡山ラウンドに臨んだ。

    予選
    7日(土)は4月とは思えないほど寒い気候となり、午前中の公式練習走行終盤には、雨に雹が混じる程。予選開始時点では、路面は乾いていたものの、気温9度、路面温度15度という低温下で午後2時45分にノックアウト方式で予選が開始された。

    3月に行われた岡山公式テストでは、好タイムをマークし、2年連続勝利へ向け期待が高まっていたLEXUS LC500勢だったが、この予想外の気温にセッティングを合わせきれず苦戦。

    Q1では、今季SUPER GTに新たに参戦するフェリックス・ローゼンクヴィストのWAKO’S 4CR LC500 6号車が4番手、同じく今季よりGT500クラスにデビューすることとなった山下 健太の駆るWedsSport ADVAN LC500 19号車が7番手でQ2進出を果たした。

    しかし、低温下の厳しいコンディションの下、上位14台が1秒位内に入るという僅差の争いの中で、昨年のウィナーであり、ディフェンディングチャンピオンでもあるKeePer TOM’S LC500 1号車は僅か0.1秒及ばず9番手でQ2進出ならず。ZENT CERUMO LC500 38号車が10番手、直前のサーキットサファリでクラッシュを喫しながらも懸命な修復でQ1に出場したau TOM’S LC500 36号車が14番手、DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車が15番手と、4台がQ2進出を逃し、後方グリッドから決勝での追い上げを余儀なくされることとなってしまった。

    Q2は、直前のGT300クラス予選中に激しい雨に見舞われ、GT500クラスもウェットコンディションに。ウェットタイヤで大嶋 和也が懸命なアタックを見せた6号車が4番手。国本 雄資の19号車が7番手から決勝レースに臨むこととなった。

    GT300クラスでは、Q1で嵯峨 宏紀がドライブしたTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が5番手、中山 雄一がQ1を担当したK-tunes RC F GT3 96号車が10番手でQ2へ進出。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は24番手、TOYOTA PRIUS apr GT 30号車が25番手、arto RC F GT3 35号車は28番手でグリッドが決定した。

    Q2は直前に雨が降り始め、一転ウェットでのアタックに。ベテラン新田 守男がアタックを担当した96号車が6番手。今季よりGT300クラスに戦いの場を移した平手 晃平が駆る31号車が7番手グリッドを獲得した。

    決勝
    8日(日)は、昼頃には天候が回復。気温はやや肌寒いものの、太陽が顔を出したことで路面温度も上昇。気温11度、路面温度22度というコンディションの下、午後2時40分、岡山県警の白バイ先導によるパレードラップに続き、82周で競われるレースのスタートが切られた。

    スタートでは、4番手グリッドの6号車がポジションをキープする一方で、7番手の19号車はスタートで出遅れポジションダウン。これに対し好スタートを切った1号車が序盤から猛烈な追い上げを見せた。1号車を駆るキャシディは、スタートで6位に浮上すると、すぐにもう1台パスし、GTデビュー戦となるローゼンクヴィストの6号車に迫り、GT300クラスとの混走に苦しむ6号車を16周目にパス。更に前を行く3台を追っていった。

    1号車は22周目に前車をパスし3位へ。その後、2位の車両がジャンプスタートのペナルティで後退したため2位に浮上すると、次々に現れるGT300車両をかいくぐりながら、トップに迫った。1号車のキャシディは、30周目あたりには首位とテール・トゥ・ノーズ状態となり、再三にわたってアタック。36周目のヘアピンでインに飛びこみ、立ち上がりで若干接触したものの、首位を奪取した。

    45周目、首位の1号車はピットへ向かい、キャシディから平川へと交代したが、このピット作業で若干タイムをロス。タイヤ無交換作戦を採った1台を含む、2台のライバルに先行を許すこととなり、事実上の3位でコースへ復帰した。また、接触によるダメージもあり、タイヤが暖まっていないアウトラップで6号車にもかわされてしまった。

    しかし平川は諦めず追撃を開始。大嶋へと交代した6号車と表彰台を賭けての激しいバトルを展開し、54周目のヘアピンで6号車をかわして3位へポジションを上げた。その後、平川は一時12秒以上もあった2位との差をじりじりと詰めて行ったが、惜しくも届かず、3位でチェッカー。9番手スタートから表彰台獲得を果たした。6号車は4位フィニッシュ。38号車が8位、19号車が9位に入り、ポイント獲得を果たした。

    GT300クラスでは、7番手スタートのプリウス31号車の嵯峨が、序盤から素晴らしい走りでライバルをかわしていき、20周目には2位へと浮上。まもなく首位の車両にも追いついた。その後、10周以上に渡ってテール・トゥ・ノーズでの首位争いを繰り広げたが、31周目に周回遅れに詰まって玉突き状態で接触。この接触で31号車は駆動系にダメージを負い、無念のリタイアを余儀なくされた。

    6番手からスタートを切ったRC F GT3 96号車は、中山 雄一が好スタートでひとつポジションを上げたが、その後タイヤの摩耗に苦しみペースダウン。後半を担当した新田も同じ症状に苦しみながらの周回を重ねることとなり、14位でレースを終えた。

    平川亮 (KeePer TOM’S LC500 1号車 ドライバー )
    タフなレースでした。2位浮上までは順調でしたが、僕に交代する直前にニックが17号車と接触し、車両にダメージを負ってしまいました。カウルを破損したほか、ステアリングのセンターがずれて、まっすぐ走らないような状態でした。そのため最初6号車にかわされてしまいましたが、その後なんとかその状況下でドライビングするのに慣れていき、6号車を抜き返せました。最後は前との差も詰めることが出来たので、もう少し戦えたのかなと思うとちょっと悔しいです。それでも、昨日の状況を考えれば3位は上出来ですし、良い開幕戦だったと思います。

    ニック・キャシディ (KeePer TOM’S LC500 1号車 ドライバー)
    車両の調子はとても良く、9番手スタートからトップまで浮上することが出来ました。しかし、17号車をパスしたとき、避けられない状況で接触してしまい、車両にダメージを負ってしまいました。また、ピットでもタイムをロスしたのか、ポジションを落とすことになってしまいました。とはいえ、9番手スタートということを考えれば3位フィニッシュは文句ない結果です。タイトルを争うという点でも、良いレースが出来たと思います。ただ、ライバルのホンダ勢が本当にストレートで速かったので、次の富士も厳しい戦いになるでしょう。

  • 【SUPER GT】 日産:開幕戦 岡山国際サーキット 決勝レポート

    【SUPER GT】 日産:開幕戦 岡山国際サーキット 決勝レポート

    2018年のSUPER GT 第1戦 決勝レースが4月8日に岡山国際サーキットで行われ、GT500クラス予選8位の#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が5位に入賞。#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)が6位、7位に続き、3台のNISSAN GT-R NISMO GT500がポイント獲得を果たした。

    サポートレースの開催中に一時冷たい雨が降ったものの、その後一気に晴れ間が広がった決勝日。SUPER GTのグリッドウォークが始まるころには強い陽射しも注ぎ、気温は11℃、路面温度は22℃まで上昇していた。

    決勝レースは定刻通りの14時40分にスタートした。2コーナーに入るまでに、#23 GT-Rのクインタレッリと#24 GT-Rのオリベイラがスタートダッシュを見せて2番手、3番手にあがったものの、これにジャンプスタートの裁定が下り、2台はドライブスルーペナルティを受けることに。それぞれがペナルティを消化したことで、代わって4番手までポジションを戻した#3 GT-Rの本山は、着実なペースでこのポジションを守り、39周を終えたところで千代に交代した。

    ペナルティを受け順位を下げていた#23 GT-Rと#24 GT-Rだが、ハイペースで他車をかわし、順位を取り戻していく。他車がルーティーンのピット作業に入り始めたこともあり、40周目にはそれぞれ3番手、4番手まで浮上。41周を終えるところで、2台同時にピットインとなった。#23 GT-Rは松田に交代し、暫定6番手、#24 GT-Rは高星に交代して暫定10番手でコースに復帰。ただし、先にピット作業を済ませタイヤも温まっていた#3 GT-Rが#23 GT-Rをかわし、全車のピット作業が終わったところで、#3 GT-Rが6番手、#23 GT-Rが7番手でレース後半に入っていく。ピット作業後いったん順位を下げていた#24 GT-Rも、高星のプッシュで順位を上げ、レース終盤には3台のGT-Rが接近戦を展開。さらに前のマシンにも近づき、4台での5位争いへと続いていった。GT300クラスとの混走で、各車の距離は一進一退を繰り返したが、残り12周となったところで、#23 GT-Rがリボルバーコーナーで#8 NSX-GTをオーバーテイク。予選順位から3つポジションを上げた5位でフィニッシュとなった。

    #24 GT-Rは#23 GT-Rに続く6位入賞。#3 GT-Rは接近戦の中で一時は#23 GT-Rをかわした場面もあったが、終盤にタイヤのピックアップ症状が出たことでペースが上がらず。その中でも懸命にプッシュし7位でフィニッシュし、シリーズポイントを獲得した。予選11位スタートの#12 カルソニック IMPUL GT-Rはマーデンボローがスタートドライバーを務め、後半を佐々木が戦ったが、タイヤと路面コンディションのマッチングに苦戦し、14位完走となった。

    NISSAN GT-R NISMO GT3 2018年モデルのデビューレースは5位入賞
    GT300クラスには、4台のNISSAN GT-R NISMO GT3が出場したが、予選3位の#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が77周を走りきり、5位に入賞した。

    3番グリッドから安田がスタートした#11 GT-Rはスタートダッシュに成功し、1周目に2位でホームストレートに戻ってくると、8周目のヘアピンコーナーでトップを走る#88ランボルギーニGT3を捉え、9周にわたってレースをリードした。しかし、その後猛追してきた#21アウディR8にポジションを譲ることに。また、#31 プリウスGTに先行を許し21周目には3位となる。序盤のファイトでタイヤを使い切ったか早めの27周目に安田はピットインし、平中にドライバー交代。50周もの長いスティントを担当することになった平中の#11 GT-Rは、一旦18位まで後退するものの、徐々に順位を上げ、40周目には9位、その後5位にまで浮上。終盤は危なげない走りでポジションを守り、2018年モデルのNISSAN GT-R NISMO GT3のデビューレースは5位入賞というリザルトとなった。

  • 【SUPER GT】 開幕戦 岡山 予選:KEIHIN NSX-GTがポールポジション

    【SUPER GT】 開幕戦 岡山 予選:KEIHIN NSX-GTがポールポジション

    2018年のSUPER GTがいよいよ開幕。4月7日(土)に岡山国際サーキットで開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の予選が行われた。

    予選の途中で雨が降り出す難しい状況の中、GT500クラスはNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)がポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(平峰一貴/マルコ・マッペリ)がクラスポールポジションとなった。2台は4月8日の決勝レースで、クラス最前列のグリッドからスタートする。

    予選の途中で雨が降り出す難しい状況の中、GT500クラスはNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)がポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(平峰一貴/マルコ・マッペリ)がクラスポールポジションとなった。2台は4月8日の決勝レースで、クラス最前列のグリッドからスタートする。

    この日は朝から曇天で、時折強い雨が降る難しい状況。午前9時からの公式練習でも終盤に雨が降り、各車はマシンのセッティングが十分にできないまま予選に臨んだ。午後2時45分に公式予選はスタート。この時点では天気は曇り、路面はドライだった。

    GT500クラスの予選Q1は午後3時5分に開始。12分間のタイムアタックが行われた。これまでのGT500クラスは最後の数分で一発アタックが定番だったが、天候を考えて各車が早々にコースインし、徐々にペースを上げていく。

    ラストアタックでトップタイムを出したのはNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rの高星明誠。彼は今年からGT500にフル参戦なので周囲を驚かる。また、No.100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴が2位。練習走行でトラブルがあり、ほとんど走れなかった状況で、Q2のジェンソン・バトンに見事に繋いでみせた。

    一方、昨年の王者No.1 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)が9位に終わり、わずか0.1秒差でQ2に進めず。また、一昨年のチャンピオンがNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン)が最下位。またNo.38 ZENT CERUMO LC500(石浦宏明)、No.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)とレクサス勢4台が姿を消すことになった。トップから最後尾の15位までわずか1.15秒という極めて僅差の予選Q1だった。

    GT300クラスのQ2開始前に雨が降り出し、GT500のQ2、8分間は完全なウエット状態に激変。しかも走り出すと日射しが出て乾き出すという極めて難しい状況になる。この状況を得意とするのが、No.17 KEIHIN NSX-GTの塚越広大だ。しっかりタイヤを温め、ラストアタックで1分26秒905の最速タイムを出してポールポジションを確定した。2位もNo.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)でNSX-GTがワン・ツー。3、4位には新チームで挑むNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲)、No.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)。今季初のフル参戦となる元F1世界チャンピオンのジェンソン・バトン(No.100 RAYBRIG NSX-GT)は5位となった。

    GT300クラスも波乱が起こった。曇り、路面ドライで行われたQ1で昨年の王者No.0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)がわずか0.009秒差で15位となり、Q2進出を逃す。Q1の1位はNo.25 HOPPY 86 MC(坪井翔)が獲得。そして、Q2開始直前に強い雨となり、かなり濡れた路面になる。ここで快走を見せたのは、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3のマルコ・マッペリ。ランボルギーニから推薦され日本に来た29歳のイタリア人は、初出場でポールポジションを獲得してみせた。

    GT500クラス
    塚越広大 (No.17 KEIHIN NSX-GT)
    「Q1からコンディションが大きく変わって、タイヤ選びがとても難しかったです。そして、最後までタイヤを温めていってラストラップでアタックしようと決めていました。タイムを出した最後の周も、まだ充分に温め切れてはなかったけれど何とかポールを獲ることができました。(3月の)テストから好調で、僕たちドライバーはもちろん、チームとして全力を出すことができればポールを獲れる、と信じていました。それだけに開幕戦でポールを獲ることができて嬉しいです」

    GT300クラス
    マルコ・マッペリ (No.88 マネパ ランボルギーニ GT3)
    「公式練習のドライコンディションだとクルマのフィーリングが難しかったけれど、予選Q2ではウエットコンディションに変わりました。ウエットでこのコースを走るのは初めてしたが、クルマのフィーリングはとても良くなったんです。だから僕にとっては恵みの雨でしたね。日本に来て初めてのレースでポールを獲ることができて、本当にハッピーです。クルマを仕上げてくれたチームと、タイヤを供給してくれたヨコハマにも感謝したいです」

    2018年 SUPER GT 開幕戦 岡山 予選 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバー タイヤ タイム
    1 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史 BS 1分26秒905
    2 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 BS 1分27秒055
    3 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 本山哲/千代勝正 MI 1分27秒486
    4 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト BS 1分27秒570
    5 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン BS 1分27秒985
    6 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 1分28秒659
    7 19 WedsSport ADVAN LC500 国本雄資/山下健太 YH 1分29秒793
    8 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 1分35秒248
    9 1 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ BS 1分18秒796
    10 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 1分18秒877
    11 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー BS 1分18秒944
    12 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 1分18秒992
    13 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 1分18秒994
    14 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 1分19秒108
    15 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 1分19秒315
  • 【SUPER GT】ホンダ:開幕戦 岡山国際サーキット プレビュー

    【SUPER GT】ホンダ:開幕戦 岡山国際サーキット プレビュー

    4月7~8日に岡山国際サーキットで開幕を迎える2018年AUTOBACS SUPER GT SERIES。ホンダは今年もGT500クラスに5チーム/5台のHonda NSX-GTを投入し、2010年以来遠ざかっているシリーズタイトルの獲得に向けて体制を強化し、戦いの準備を整えている。

    まずチーム体制で注目すべきは、元F1世界選手権チャンピオンで、B.A.R Hondaなどでも活躍したジェンソン・バトンの参戦。昨シーズンの鈴鹿1,000kmへのスポット参戦を経て、いよいよ今年はフルシーズン参戦することになった。

    ジェンソン・バトンは山本尚貴とのコンビでTEAM KUNIMITSUのRAYBVRIG NSX-GTをドライブ。すでにセパン、岡山、富士の開発テストを経験し、特に岡山テストでは初日の全セッションを担当するなど、多くの周回数をこなしてGT流のドライビングスタイルを習熟し、準備万端で開幕戦に臨む。

    また、伊沢拓也は古巣のAUTOBACS RACING TEAM AGURIへ復帰し、野尻智紀とともにARTA NSX-GTをドライブする。またTEAM MUGEN、KEIHIN REAL RACING、Epson Nakajima Racingの3チームは、昨年来のドライバー体制を維持して今シーズンに臨む。

    5チームが使用するレース車両は、本田技術研究所で開発を進めたNSX-GT。2014年車両規定の導入とともに開発・投入されたNSX Concept GTのデビューからは5年目、2017年の新車両規定からは2年目の挑戦となる。

    今シーズンのNSX-GTは、フロントフェンダーやサイドダクトのデザインを進化させ、空力効率改善、熱対策などの性能向上を図っている。また、ラジエーター搭載位置の変更などで重量配分を最適化し、さらにサスペンションもより幅広いコンディションに対応する方向性を目指した。2リッター直列4気筒シングルターボ・エンジン(HR-417E)も、熱効率や出力特性の向上を図っている。

    使用するタイヤは各チームとも昨年と変わらず、TEAM MUGENがヨコハマ、Epson Nakajima Racingがダンロップ、それ以外の3チームはブリヂストンを使用する。

    また、GT300クラスでは、昨年まで世界ツーリングカー選手権を戦っていた道上龍が大津弘樹をパートナーに国内に復帰し新チームModulo Drago CORSEを結成し、また、ブランパンGTシリーズなどで活躍してきたCARGUY Racingは横溝直樹、木村武史をドライバーに迎え、NSX GT3で、激戦のGT300クラスでの勝利を目指す。

    関連:【SUPER GT】 2018年シーズンがいよいよ開幕!

  • 【SUPER GT】 2018年シーズンがいよいよ開幕!

    【SUPER GT】 2018年シーズンがいよいよ開幕!

    2018年のSUPER GTがいよいよ開幕。4月7日(土)・8日(日)に開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が岡山国際サーキットで開催される。

    昨年のSUPER GT 開幕戦岡山はKeePer TOM’S LC500の平川亮/ニック・キャシディが優勝し、その後も1勝を挙げて初タイトルを掴み取った。LC500勢は昨年の岡山で1位から6位までを独占し、その後も第4戦まで連勝。8戦5勝とシーズンを圧倒した。

    今年3月の公式テスト岡山でも、No.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト)がコースレコードを上回る2日間ベストタイムを記録。セッショントップこそこの1回だけだったが、常にLC500数台が上位タイムを出しており、ライバル2車種を一歩リードしている感がある。6号車以外にもNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/山下健太)、No.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)やNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)、そして昨年の勝者であるNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川/キャシディ)も上位の好タイムを出しており、今年も岡山でLC500勢が活躍しそうだ。

    しかし、公式テスト岡山で注目を浴びたのはHonda NSX-GT勢の速さ。中でもNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が、4セッションで2度のトップタイムを記録。さらにNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)、No.64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮)やNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)がLC500勢に混じって、上位タイムを記録しており、本番ではさらなる速さを見せるかもしれない。

    さらに、NISSAN GT-R NISMO GT500勢も負けてはいない。2日目午後のセッションで、No.12 カルソニック IMPUL GT-Rがトップタイム、3番手にNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がつけた。この時間帯は多くのチームが決勝レースのシミュレーションを行っており、GT-Rは決勝での強さを見せそうだ。また昨年1勝からの挽回を期して、空力もエンジンも大幅に変更してきた。そのため、公式テスト岡山では、まだタイムを狙う状況ではなかったようだ。その後の公式テスト富士ではNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)が2日間総合トップを叩き出し、開幕へ向け調整は上向きだ。

    さらに今季のGT500クラスには、規格外のルーキー達が参戦する。世界的にも注目されるのは、No.100 RAYBRIG NSX-GTでフル参戦するジェンソン・バトンだ。2009年のF1世界チャンピオンで、昨年第6戦鈴鹿にスポットで初参戦。この時は好結果を残せなかったが、これでF1王者に火が点いたようだ。オフのテストを精力的にこなしているだけに、開幕からのトップ争いもあるかもしれない。

    そして、同じく昨年の鈴鹿にスポット参戦した小林可夢偉もNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500でフル参戦する。F1で日本人最高位タイの3位に入った小林可夢偉は、2016年GT500王者でありF1でも勝利を挙げているヘイキ・コバライネンとのコンビに。岡山のテストではマシンが本調子でなかったようだが、シーズンでは台風の目になりそうだ。また、WAKO’S 4CR LC500に加入したフェリックス・ローゼンクヴィストは、フォーミュラEやスーパーフォーミュラで活躍したドライバーだ。

    さらにGT300からのステップアップする2人、山下健太(WedsSport ADVAN LC500)と高星明誠(フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R)の2人にも注目だ。2人とも全日本F3の王者で、GT500へのスポット参戦も経験済み。高星は公式テスト富士でトップタイムを記録するなど、2人とも岡山と富士のテストで好タイムをマークしている。

    また、チームとしてもNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-RのNDDP RACING with B-MAXがGT300からステップアップだ。ドライバーは昨年の46号車コンビ、本山哲/千代勝正がそのままステアリングを握る。新チームながら目の離せない存在となりそうだ。

    GT300クラスでは、マザーシャシー(MC)勢のNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/坪井翔)とNo.2 シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規)がテストで好調だった。両日それぞれのクラストップタイムを記録。またNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)もセッショントップを出すなど、テクニカルコースの岡山では足回りのセッティング幅の広いMCとJAF-GT300車両が、やはり速さを発揮する。

    しかし、近年の岡山で結果を残しているのはメルセデスAMG GT3だ。公式テストでは目立たなかったが、昨年の勝者と2位であるNo.0 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、No.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)は要注意。また公式テストでセッショントップタイムを記録したNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)や好タイムを出したNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/富田竜一郎)も上位に来そうだ。

    そして開幕戦の話題と言えば、やはり新型車。Honda車初のGT3マシン、NSX GT3とそれを使用する2つの新チームは是非チェックしたい。No.34 Modulo KENWOOD NSX GT3にはGT500王者でHondaのマシンを知り尽くした道上龍と、ルーキーの大津弘樹。No.777 CARGUY ADA NSX GT3にはGT300王者の横溝直輝と、自動車冒険隊でお馴染みの木村武史だ。この他、NISSAN GT-R NISMO GT3が今季2018年型のニューモデル2台を投入。これをGAINERのNo.10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/吉田広樹)とNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が駆るので楽しみだ。

    新ドライバーでは、ランボルギーニ・ワークスドライバー、マルコ・マッペリがNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(平峰一貴/マッペリ)に加入。GT500から活躍の場を移した安田(GAINER TANAX GT-R)、小林崇志(No.18 UPGARAGE 86 MC ペアは中山友貴)や平手晃平(No.31 TOYOTA PRIUS apr GT ペアは嵯峨宏紀)も今シーズンを沸かせてくれそうだ。

    2018年 SUPER GT 第1戦 岡山 スケジュール
    4月7日(土)
    09:00 – 10:45 公式練習
    14:45 – 15:20 ノックアウト予選(Q1)
    15:30 – 15:58 ノックアウト予選(Q2)

    4月8日(日)
    10:45 – 11:10 選手紹介
    12:45 – 13:00 オープニングセレモニー
    13:05 – 13:25 ウォームアップ走行
    14:40     決勝レース(82Laps)

    2018年 SUPER GT 第1戦 岡山 テレビ放送・配信予定
    <放送>
    【予選】4月7日(土)午後2:35~ J SPORTS 3 生中継
    【決勝】4月8日(日)午後2:00~ J SPORTS 4 生中継

    <配信>
    【公式練習】4月7日(土)午前8:50~ LIVE配信
    【予選】4月7日(土)午後2:30~ LIVE配信
    【トークショー・選手紹介・ウォームアップ走行】4月8日(日)午前9:20~ LIVE配信
    【決勝】4月8日(日)午後2:00~ LIVE配信

    関連:【SUPER GT】 2018年 GT500クラス 参戦チーム&ドライバー