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  • 平川亮 ハースF1で今季2度目のFP1完了「ようやくきちんとしたラップを走れた」

    平川亮 ハースF1で今季2度目のFP1完了「ようやくきちんとしたラップを走れた」

    ハースF1のリザーブドライバーを務める平川亮は、F1ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)で今季2度目の走行機会を得た。空力テストをこなしながら25周を走行し、ベストタイムは1分22秒001で17番手を記録した。

    前戦オーストリアGPに続くFP1出走となった平川は、今回もオリバー・ベアマンに代わってVF-26をドライブ。前回より空力テストの項目が少なかったことで、マシンやハンガロリンクでの走行に多くの周回を充てることができた。

    平川亮「ようやくきちんとしたラップを走れた」
    セッション後、平川は難しいコンディションの中でも収穫の多い走行だったと振り返った。

    「今日またマシンに乗ることができて良かったです。もっと周回を重ねたいという気持ちはいつもありますが、今日は最初に空力テストを行いました。ただ、前回のFP1ほど項目が多くなかったので、マシンやコースを学ぶための周回を多く走ることができました」

    「正直に言うと、コンディションは本当に難しかったですし、マシンも少し扱いづらかったです。最後にタイムアタックはできましたが、トラフィックの影響で何度かアタックを中断しなければならず、なかなか難しいセッションでした」

    「それでも最後にはきちんとしたラップをまとめることができ、タイヤも有効に使えました。今日はその点に満足しています」

    平川亮(ハースF1チーム)

    ハースF1の小松礼雄代表も、平川の走行は予定どおりプログラムを消化できた一方で、チーム全体としては明暗が分かれた一日だったと総括。エステバン・オコンは好調な走りを見せた一方で、午後のFP2ではベアマンがマシンのフィーリングに苦しみ、ガレージの反対側では原因究明が課題となっていることを明かした。

    平川は今回も限られた走行機会の中でチームのテストプログラムを着実に消化し、シーズン中の貴重な実戦経験を積み重ねた。

  • 平川亮 F1ハンガリーGPでハースからFP1出走「今回はプッシュラップを走れる」

    平川亮 F1ハンガリーGPでハースからFP1出走「今回はプッシュラップを走れる」

    TGRハースF1チームは、2026年F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)で、リザーブドライバーの平川亮がオリバー・ベアマンに代わってVF-26をドライブすると発表した。

    平川亮にとって今季2度目のFP1出走となる。前回のオーストリアGPでは空力テストや赤旗の影響で十分な走行機会を得られず、タイムアタックを行うことができなかったが、今回はハンガロリンクでマシンの限界を探る走行に意欲を見せている。

    平川亮「今度はプッシュラップを走れる」
    平川亮は、再びVF-26をドライブする機会を得られたことへの感謝を述べるとともに、チームへの貢献を誓った。

    「まずは、TOYOTA GAZOO RacingとTGRハースF1チームに、ハンガリーGPのFP1で再びマシンをドライブする機会をいただけたことに感謝しています」

    「オーストリアでは空力テストや赤旗の影響があって、プッシュラップを十分に走ることができず、難しいセッションになりました」

    「今回はプッシュラップを走るチャンスがあるので、とても楽しみにしています。このコースはコンパクトで幅が狭く、低速から中速コーナーが多い、とてもチャレンジングなサーキットです」

    「限界まで攻めて走ることができればうれしいですし、チームへ良いフィードバックを提供して、FP2以降に向けたセットアップ作業に貢献したいと思います」

    平川亮(TGRハースF1チーム)

    小松礼雄代表「理解をさらに深めたい」
    チーム代表の小松礼雄は、ベルギーGPで得た知見をハンガリーGPでも発展させたいと説明。FP1では新たなテスト項目に取り組む予定であり、平川亮の走行にも期待を寄せた。

    「スパではVF-26のパフォーマンスを理解し改善するという点で前進することができましたが、日曜日の結果は非常に残念なものとなりました」

    「シーズン前半最後のレースとなるハンガロリンクは、スパとはまったく異なる特性を持つサーキットです。金曜日にはさらなる理解を深めるためのテスト項目を予定しています」

    「FP1では平川亮がオリバー・ベアマンに代わって走行します。シュピールベルクでの初走行を踏まえ、どのような成長を見せてくれるのか楽しみにしています」

    「競争は非常に激しいですが、夏休み前最後のレースで持てる力を最大限発揮したいと思っています」

  • 平川亮 ハースF1で今季初FP1完了「新車はすべてが新鮮だった」

    平川亮 ハースF1で今季初FP1完了「新車はすべてが新鮮だった」

    平川亮は、2026年F1第8戦オーストリアGPのフリー走行1回目(FP1)でTGRハースから今季初めて走行し、VF-26での初セッションを無事に終えた。

    チームは空力評価を中心としたテストプログラムを実施し、平川は23周を走行。ベストタイムは1分10秒493で19番手となった。セッション終盤はセルジオ・ペレス(キャデラック)のマシントラブルによる赤旗で終了し、十分なアタックラップを行う時間は残されなかった。

    空力テスト中心のプログラムを消化
    平川は今回がVF-26での初走行となり、チームはレース週末の重要な開発項目である空力テストを優先した。

    ミディアムタイヤで走行を開始した後、ソフトタイヤでタイム計測を実施したものの、多数のテスト項目をこなしながらのセッションとなったため、純粋なパフォーマンスアタックには重点を置かなかった。

    FP2ではエステバン・オコンがマシンを引き継ぎ、チームはセットアップをさらに進めた。

    「新しいマシンですべてが新鮮だった」
    走行後、平川はVF-26での初ドライブを振り返り、多くのテスト項目を予定どおり消化できたことに満足感を示した。

    「今日はVF-26に初めて乗ったので、すべてが新鮮でした。空力関係を中心にたくさんのテスト項目があり、車高(レーキ)の変更など、やることが本当に多かったです」

    「最終的には良い感触でした。ただ、思っていたほど周回を重ねられなかったのは少し残念でしたが、マシンには良いフィーリングを得られました。FP2ではチームもかなり改善できていたので、その点は良かったと思います」

    平川亮(ハースF1チーム)

    ピットでの接触は操作ミスが原因
    セッション中にはピットストップでマシンが停止しきれず、メカニックと軽く接触する場面もあった。

    平川は原因について、自身の操作ミスだったと説明し、メカニックにけががなかったことが何より重要だったと語った。

    「僕はまだこのマシンに慣れていなくて、ニュートラルボタンを押したつもりだったのですが、間違ったボタンを押してしまいました。その結果、アンチストールモードに入ってしまい、マシンを止めることができませんでした」

    「そのあとすぐにメカニックのところへ行きましたが、彼は大丈夫でした。それが一番大事なことです」

    【関連】
    ・F1オーストリアGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

  • 平川亮がハースF1チームのFP1を担当 オーストリアGPで今季初走行

    平川亮がハースF1チームのFP1を担当 オーストリアGPで今季初走行

    ハースF1チームは6月26日開幕のF1第8戦オーストリアGPで、リザーブドライバーの平川亮がフリー走行1回目(FP1)に出走すると発表した。

    平川亮はエステバン・オコンに代わってVF-26をドライブする。2025年にはハースで4回のFP1セッションを担当したが、2026年シーズンではこれが初のF1公式セッション参加となる。

    今回の走行はFIAのルーキードライバー起用義務に基づくもので、平川亮にとっては初めてVF-26を実戦環境で走らせる機会となる。

    平川亮はチームの発表を通じて次のように意気込みを語った。

    「まず、この機会を与えてくれたトヨタ・ガズー・レーシングとハースに感謝したいです。今季初めてのFP1になりますし、レッドブルリンクを走るのも久しぶりです」

    「低速コーナーから高速コーナー、そして長いストレートまで揃っているので、VF-26を初めて走らせるには最適なサーキットだと思います。とても楽しみですし、60分間のセッションは本当に短いので待ちきれません」

    「目標はできるだけ早くクルマに慣れ、できる限り多くのデータを収集してチームをサポートすることです」

    平川亮は先日開催されたWECル・マン24時間レースで、トヨタのドライバーとして表彰台を獲得したばかり。ハースの小松礼雄代表も、その活躍を称賛しつつFP1でのフィードバックに期待を寄せている。

    小松礼雄代表は「亮はまだVF-26をドライブしていないので、彼のフィードバックを得られるのは良いことだ。ル・マンではトヨタで表彰台を獲得したばかりで、今季もTPCプログラムで重要な役割を果たしている」とコメントした。

    ハースはここ2戦で結果を残せていないものの、オーストリアGPとイギリスGPの連戦を通じてVF-26への理解を深め、シーズン序盤に見せたポイント獲得の安定感を取り戻したい考えだ。

  • 2027年F1ドライバー市場の噂をRN365が特集 角田裕毅や平川亮の去就にも注目

    2027年F1ドライバー市場の噂をRN365が特集 角田裕毅や平川亮の去就にも注目

    2026年F1シーズンは新レギュレーションへの対応が大きな話題となっているが、水面下ではすでに2027年に向けたドライバー市場も活発化し始めている。

    RacingNews365がパドック関係者への取材をもとにまとめた分析によると、上位チームのラインアップは比較的安定している一方、中団チームを中心に複数のシートが流動化する可能性があるという。

    上位勢は安定 フェラーリも2027年体制が固まる
    カナダGP週末にマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの両ワールドチャンピオンが2027年もF1参戦を続ける意向を示したことで、トップチームの布陣は大きく動かないとの見方が強まっている。

    フェラーリはシャルル・ルクレールとの新契約を発表しており、チームはルイス・ハミルトンに対しても継続的なコミットメントを示しているという。

    現時点ではフェラーリの2027年ラインアップはほぼ固まったとみられている。

    ハースF1チームは最大2席が空席候補
    一方で、ハースF1チームは状況が異なる。

    エステバン・オコンとオリバー・ベアマンの契約はともに今季末で満了するとされ、理論上は2つのシートが空く可能性がある。

    ただしベアマンについてはフェラーリ育成ドライバーとして高く評価されており、残留の可能性が高いとみられている。将来的なフェラーリ昇格候補としても名前が挙がっている。

    対照的にオコンの立場はそれほど安泰ではない。パドックではベアマンとの差が話題になっており、契約延長を保証する状況ではないと見られている。

    平川亮が有力候補として浮上
    同メディアによると、後任候補として名前が挙がるひとりが平川亮だ。

    トヨタの支援を受ける平川亮については、開発面での評価が高いとの見方があり、豊田章男会長の強力な後押しもあるとされる。

    一方で32歳という年齢とF1実戦経験の少なさは課題とみられているが、トヨタ内部ではF1昇格を見据えた動きもあるという。

    そのため、平川亮がF1へ移行した場合に備え、WECプログラムの後任候補としてポルシェのケビン・エストーレの名前も取り沙汰されている。

    またハースF1チームのリザーブドライバーであるジャック・ドゥーハンも候補のひとりとして挙げられている。

    角田裕毅にも移籍説
    さらに角田裕毅の名前も噂の対象となっている。

    未確認情報ではあるものの、角田裕毅が新たなスポンサー獲得を模索しており、その過程でホンダとの関係に依存しない将来も検討しているとの見方がある。

    また同メディアは、角田裕毅がトヨタ首脳陣の関心を引こうとしているとのパドック情報も紹介している。

    レッドブル・レーシング側は、もし移籍の機会があれば妨げるつもりはないとの姿勢を示しているとされる。

    ウィリアムズは主力2人の去就に注目
    2026年シーズンのウィリアムズは苦戦が続いている。

    FW48は期待されたパフォーマンスを発揮できておらず、契約満了を迎えるアレックス・アルボンとカルロス・サインツJr.の将来にも注目が集まっている。

    サインツJr.については複数チームが関心を示しているとされる。

    アルボンもまた不満を抱えているように見え、最近の発言や態度からもフラストレーションが感じられるという。

    モントリオールでの取材によると、アルピーヌ、アウディ、アストンマーティンとの間で接触があったとされ、将来の可能性を探る動きが始まっている。

    アルボンとレッドブル再接近の可能性
    アルボンにはレッドブルとの特別な関係も残っている。

    レッドブルの大株主であるチャレーム・ユーウィッタヤは現在もアルボンを支援しており、個人的な関係も維持されているという。

    実現可能性は高くないものの、レッドブル陣営に大きな変化が起きた場合にはアルボン再起用というシナリオも完全には排除できない。

    さらにタイGP開催計画が進むなか、タイ出身ドライバーであるアルボンの価値は今後さらに高まる可能性がある。

    アストンマーティンは現状維持が有力
    アストンマーティンではランス・ストロールのシートが揺らぐ気配はない。

    またフェルナンド・アロンソも、エイドリアン・ニューウェイが設計した競争力のあるマシンで戦う前にチームを離れる考えはないとされる。

    一部で報じられたアルピーヌ復帰説についても、関係者は否定している。

    キャデラックF1ではペレスの評価が上昇
    新規参戦チームのキャデラックF1では内部評価に変化が生じている。

    セルジオ・ペレスへの評価は非常に高く、パドック関係者の間では「復活を遂げた」との見方も出ている。

    一方でバルテリ・ボッタスについては、一部メディアが早期離脱説を報じた。

    しかしグレアム・ロードンは同メディアとの独占取材でこれを否定し、チームとして引き続きボッタスを信頼していると説明している。

    それでも、今後シート争いを有利に進めるためにはボッタス側にもさらなる結果が求められそうだ。

    2027年の鍵を握るのは中団勢
    現時点でフェラーリ、マクラーレン、メルセデス、レッドブル・レーシングといった上位勢の布陣は比較的安定している。

    しかし中団チームでは契約満了を迎えるドライバーが多く、2026年後半の成績次第で状況は大きく変わる可能性がある。

    特にハースF1チーム、ウィリアムズ、キャデラックF1は今後数か月のドライバー市場の中心になる可能性が高い。そして、その動きが最終的にはグリッド全体へ波及する可能性も十分にありそうだ。

  • 平川亮が明かす2026年F1舞台裏「リザーブでも準備は簡単ではない」

    平川亮が明かす2026年F1舞台裏「リザーブでも準備は簡単ではない」

    TGRハースF1チームのリザーブドライバーを務める平川亮が、2026年F1バーレーンテスト期間中に現地でメディアのインタビューに応じた。今季は大幅なレギュレーション変更が施行される節目の年となるなか、リザーブドライバーとしてどのように準備を進めているのか、その舞台裏を明かした。

    完全刷新されたパワーユニットと運用手順、新たなプロシージャーへの適応など、現場で求められる役割は多岐にわたる。

    平川亮は、リザーブとしての責任、Testing of Previous Car/旧型車テスト(TPC)への参加、そしてチームとTGRの連携強化について、自身の言葉で現状を語っている。

    2026年レギュレーションへの準備について
    「正直に言って、やることは本当にたくさんあります。完全に新しいレギュレーションですし、すべてが新しいです。リザーブドライバーにとっては特に準備が難しいと思います。多くのことが新しくて、手順も多いですし、やってはいけないこと、やらなければならないこともたくさんあります。なので、本当に多くを学ぶ必要があります」

    2026年シーズンに向けた役割と計画について
    「僕の計画は、もちろんリザーブドライバーとしての役割を果たすことです。リザーブとして現地でサポートもしますし、何かあった場合に備えて常に準備しておく必要があります。また、チームをサポートするためにTesting of Previous Car/旧型車テスト(TPC)も行う予定です。やるべきことはたくさんあります」

    ハースとTGRのパートナーシップについて
    「今週はチームの中により多くの人員がいるのを感じています。人が増えたことで、チームがより強くなっていると感じます。もちろん、TPCテストも実施していますし、それは現場の人たちが関わる機会にもなっています。そういった取り組みによって、チームはどんどん強くなっていると思いますし、双方にとって良いことだと思います」

    平川亮 TGRハースF1チーム

  • 平川亮 ハースF1とのF1アブダビGP FP1で11番手「学びの多い1年でした」

    平川亮 ハースF1とのF1アブダビGP FP1で11番手「学びの多い1年でした」

    2025年F1最終戦アブダビGPは金曜フリー走行が行われ、ハースF1チームはリザーブドライバーの平川亮に今季4回目となるFP1走行機会を与えた。エステバン・オコンがセッションを欠席し、平川亮がVF-25を駆って60分間のプログラムを担当した。

    平川亮はハードとミディアムを使用し、ベストタイム1分24秒934で11番手。過去に同じサーキットでF1マシンをテストした経験を持つことから、これまでのFP1よりもスムーズに走行を立ち上げ、好調なロングランと低燃料でのパフォーマンスを示した。

    平川亮 「自分が知っているレイアウトで、最初の周から攻められました」
    「これが今季4回目のFP1でしたが、本当に多くのことを学ばせていただきました。今年こうした機会をくださったMoneyGram Haas F1 TeamとTOYOTA GAZOO Racingには感謝しています」と平川亮はコメント。

    「今日は、すでにF1カーでテストをしたことがあるサーキットだったので、最初の周からしっかりとプッシュできました。コースレイアウトを把握していることで総合的なフィードバックもお伝えできましたし、ラップタイムも良い方向に伸ばすことができました」

    「僕たちはミディアムタイヤで最速ラップを出したチームでしたので、かなり競争力があると思います。これから分析することは多いですが、良い手応えを感じています」

    平川亮(ハースF1チーム) アブダビグランプリ

    小松礼雄チーム代表「ブレーキが決まれば平川はしっかり結果を出せる」
    ハースF1チーム代表の小松礼雄は、平川亮のパフォーマンスを次のように評価した。

    「平川はFP1で本当に良い仕事をしてくれました。特に低燃料での走りは非常に良かったです。これまでの数回の走行ではブレーキに対してあまり満足していませんでしたが、今日はそこがしっかり決まっていました。ブレーキのフィーリングが整うと、これだけのパフォーマンスを出せるということがよく分かりました。」

  • 平川亮 F1メキシコGP初日「すべてのプログラムをやり切れて良かった」

    平川亮 F1メキシコGP初日「すべてのプログラムをやり切れて良かった」

    平川亮(ハースF1チーム)は、2025年F1メキシコGPのフリー走行1回目(FP1)で再びF1マシンのステアリングを握り、限られた時間の中で着実に経験を積み重ねた。

    オリバー・ベアマンに代わってVF-25のステアリグを握って16番手タイムを記録した平川亮は「かなり難しかったです」と振り返った。「20台が走る短いサーキットですし、僕自身このトラックを走るのは初めてだったので、ステップ・バイ・ステップで学んでいく感じでした」

    「でも最終的には予定していたプログラムをすべてこなせて、いいセッションになったと思います」。

    F1マシンでのFP1出走もこれで数回目となるが、平川はその重要性を強調する。

    「すごくいいチャンスですが、同時に1時間でコースに慣れないといけないのは本当に大変です」と語り、「それでも貴重な機会をもらえているし、次はアブダビでも走れるので、すごく楽しみにしています」と意欲を見せた。

    平川亮(ハースF1チーム) メキシコグランプリ

  • 平川亮、ハースF1の旧型車テストでクラッシュ メキシコGPのFP1は予定通り

    平川亮、ハースF1の旧型車テストでクラッシュ メキシコGPのFP1は予定通り

    ハースF1チームは、F1アメリカGP後に実施した旧型車テスト(TPC:Testing of Previous Car)でリザーブドライバーの平川亮がクラッシュしたことを明らかにした。

    事故はオランダ・ザントフォールト・サーキットのターン9付近で発生したが、幸いにも平川亮は無傷で、メキシコGPでのFP1出走予定には影響しない見通しだ。

    このテストは、オースティンでのレース翌週の月曜日に行われたもので、F1チームが年間最大20日間まで許可されている旧型車走行日の一環として実施された。アメリカチームのハースは、アメリカGPでのポイント獲得に続き、平川亮にテスト走行の機会を与えた。

    第2セクターに入ったところでリアを失い、ターン8の立ち上がりでガードレールに横から激突したとされる。GPblogによると、平川亮はメディカルセンターで診察を受けたが、身体に異常はなく「コンディションは良好」と伝えられている。

    なお、ハースF1チームはメキシコグランプリのFP1で平川亮を起用する予定で、どちらのレギュラードライバー(エステバン・オコンまたはオリバー・ベアマン)が交代するかは現時点で未定とされる。

    ハースF1、シーズン終盤に向けたアップグレードで反撃狙う
    ハースF1チームはアメリカGPでVF-25に大幅なアップデートパッケージを投入しており、これが今季終盤戦での反撃の鍵になると期待している。オリバー・ベアマンが新仕様を初走行し、テキサスで9位入賞を果たすなど一定の成果を見せた。

    チームはコンストラクターズ選手権6位争いでの浮上を目指しており、平川亮のテストもマシン理解とデータ収集を深める重要な一環だった。今回のクラッシュによるマシン損傷はあるものの、プログラム自体の大勢に影響はないとみられる。

  • 平川亮、F1アブダビGP FP1出走に5億円超支払い マクラーレン訴訟で判明

    平川亮、F1アブダビGP FP1出走に5億円超支払い マクラーレン訴訟で判明

    マクラーレンとインディカー王者アレックス・パロウの訴訟の中で、トヨタのWECワークスドライバーである平川亮が、2024年F1アブダビGPのフリー走行1回目(FP1)に出走するため、マクラーレンに総額350万ドル(約5億3,000万円)を支払っていたことが明らかになった。

    裁判資料によって浮かび上がったこの事実は、F1チームが若手や外部ドライバーに対して走行枠を高額で販売する“新たな収益構造”を示すものであり、F1界における実力主義と資金力の関係をめぐる議論を呼んでいる。

    FP1+旧型車テストを含む「350万ドルパッケージ」
    訴訟記録によると、この金額には2回の「旧型車テスト(Testing of Previous Cars=TPC)」と、アブダビGPのFP1出走権が含まれていた。

    平川亮はルマン24時間優勝者かつWEC王者として、2024年のアブダビで1時間のセッションを走行。フェラーリのシャルル・ルクレールから1.5秒差、チームメイトのランド・ノリスから1.3秒差の14番手で終えた。

    マクラーレンは、パロウに対して約2,070万ドル(約30億円)の損害賠償を求めている。その中には、パロウのために行ったとされる「TPCテスト費用70万3,000ドル」が含まれているが、パロウ側は「平川亮の支払いが代替収益になっている」として金額の相殺を主張している。

    FP1走行枠が“チームの新たな収益源”に
    現在、F1チームは各マシンにつき年間2回、レギュラードライバー以外のドライバーにFP1出走を義務づけられている。

    この規定が、チームにとって“収益化可能な枠”となっており、有望なドライバーやメーカーが高額を支払って実走経験を得るケースが増加している。

    訴訟文書には、平川亮とトヨタが1回のTPCイベントに80万5,000ポンド(約1億5,000万円)を支払ったことも記されている。これはマクラーレンがパロウのために実施した2回分のテスト費用よりも高額だった。

    平川亮 マクラーレン F1 アブダビGP

    「ノリスも支払っていた」マクラーレン代表が証言
    ザック・ブラウン代表は法廷で、「ランド・ノリスでさえ2019年のフルタイム昇格前はF1チームに費用を支払っていた」と証言した。

    つまり、マクラーレンではジュニアやテストドライバーの段階で資金を提供する形が慣例化していたことを示唆している。

    パロウ側は「マクラーレンとの契約は虚偽や誤解に基づいたもので、結果的に自分が“嘘の約束”に投資させられた」と主張。一方でマクラーレン側はこれを全面否定し、証拠隠滅(WhatsAppメッセージ削除)を指摘されるも「事実無根」と反論している。

    F1の“実力主義”を揺るがす新しい構造
    この裁判で浮かび上がったのは、F1の「才能主義」と「資金主義」の境界がさらに曖昧になっている現実だ。

    FP1走行権がチームにとっての販売可能な“資産”になりつつあり、資金力が豊富なドライバーほど実戦経験を得やすい構図が生まれている。

    とくに若手や他カテゴリからの挑戦者にとっては、資金調達がF1登竜門への必須条件となりかねない。
    マクラーレンのように、テストやFP1の機会を収益化するチームが増えれば、「買えるチャンス」と「純粋な評価の場」が混在する新たな問題を招く可能性がある。

    一方で、チーム側にはコスト回収・財源確保の利点がある。F1マシンの運用コストは1日で数千万単位に達するため、メーカー支援を受けたドライバーを起用することは経営上の合理的判断ともいえる。

    とはいえ、今回の訴訟が示すように、金銭と契約、出走機会をめぐるトラブルはF1の倫理面でも危ういバランスを露呈した。

    今後この構造が常態化すれば、“最速を競う舞台”であるF1の根幹が、静かに変質していく可能性もある。

    Source: Motorsport Magazine