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  • 佐藤琢磨、5レースの執行猶予ペナルティ

    佐藤琢磨、5レースの執行猶予ペナルティ

    佐藤琢磨は、インディカー第11戦ポコノでのクラッシュに対し、5レースの執行猶予ペナルティを科せられた。

    佐藤琢磨は、ポコノのレース中、ピットレーンで減速しきれずライアン・ハンター・レイに追突。両者リタイアとなった。

    インディカーは、佐藤琢磨のこのクラッシュに対してペナルティを科すことを決定。

    レギュレーションの9.3.1.1「ドライバーは、他ドライバーにして過度、もしくは不注意、不必要にアグレッシブ、スポーツマンシップに欠ける行為をしてはならない」というルールに抵触するとして、佐藤琢磨に5レースの執行猶予ペナルティを科した。

    これにより、佐藤琢磨は、9月のボルチモアまでの間に状況が改善されていないと判断された場合、インディカーの自由裁量により、ペナルティが科せられる。

  • 佐藤琢磨、エキゾーストトラブルでリタイア (インディカー 第12戦)

    佐藤琢磨、エキゾーストトラブルでリタイア (インディカー 第12戦)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーで開催されるトロントでのシリーズ第12戦をエキゾーストのトラブルでリタイアで終えた。

    佐藤琢磨は、11番グリッドからハードタイヤでスタートし、スタートでいくつかポジションを落としたが、徐々にペースを上げていく戦いをみせた。

    しかし、スタートから6周を走った時点で、佐藤琢磨のマシンは白煙を上げ始めていた。

    周回を重ねていくと佐藤琢磨のマシンはストレートでスピードが伸びなくなり、ギアチェンジも難しくなった。原因はエキゾーストパイプの破損で、佐藤琢磨は残念ながら32周を終えた時点でピットでマシンを降りた。

    佐藤琢磨 (24位)
    「エキゾーストのトラブルでリタイアとなりました。排気管が割れ、そこから漏れ出した熱い空気がアンダートレイやギアボックスへとつながるパイプを溶かしてしまったため、ギアを操作することができなくなってしまったのです。今朝走った第2レース用の予選から、マシンのセッティングをさらに変更してスタートに臨みました。まだマシンは万全にはなっていませんでしたが、予選よりもよくなった部分はありました。そこはそのまま残し、悪かった部分をよくできるよう、明日のレースまでにまたセッティングを調整していきたいと思います」

  • 佐藤琢磨、第2レースの予選は15番手 (インディカー第13戦)

    佐藤琢磨、第2レースの予選は15番手 (インディカー第13戦)

    佐藤琢磨は、ダブルヘッダーとなるトロントでの2レース目、シリーズ第13戦のための予選を15番手で終えた。

    ダブルヘッダーでは1レース目と2レース目で予選方式が異なる。2レース目のための予選は出場全車を2グループに分け、それぞれが12分間に渡ってアタックを行うグループセッション方式が採用される。

    佐藤琢磨は第2グループで走り、1分00秒0864がベストでグループ内の8番手だった。

    ハードタイヤでマシンのフィーリングを確認してからソフトタイヤでアタックを行う予定だった佐藤琢磨だったが、ハードタイヤで走った時点でマシンに電気系統のトラブルが発生し、今週2回目の予選用に施したマシンセッティングも万全でなかったため、予選結果は15番手で、日曜のレースには8列目イン側グリッドからスタートを切ることになった。

    佐藤琢磨 (15番手)
    「予選アタック中に他車がアクシデントを起こして、赤旗が出されましたが、それがなくても私たちの予選順位は大きく変わらなかったと思います。路面は昨日より少しグリップが高くなっていたようですが、私たちのマシンはトラブルに見舞われていました。予選開始直後にハードタイヤで走り、昨日とのマシンの違いを感じ取るつもりだったのですが、トラブルの出たマシンでは、それが十分にできませんでした。ソフトタイヤへと交換してアタックを行いましたが、マシンのフィーリングを探りながら走るしかなく、とても乗りづらいマシンでもありました。その結果、上位陣とのラップタイムの差も結構大きなものになりました。セッティングをもう一度検討し、今日の第1レースに臨みます。そして、第1レースで得られた情報やデータを基にマシンを向上させ、明日のレースも全力で戦いたいと思います」

  • 佐藤琢磨、トロントの予選は12番手 (インディカー第12戦)

    佐藤琢磨、トロントの予選は12番手 (インディカー第12戦)

    佐藤琢磨は、インディカー第12戦トロントの予選を12番手で終えた。

    佐藤琢磨は、午前中に行われたプラクティスでは20番手のタイムを出すにとどまっていましたが、予選に向けてマシンセッティングを向上させることに成功し、第1ステージを3番手タイムで通過。しかし、続く予選第2ステージ、佐藤琢磨はアタック中のターン1でバンプに足をすくわれ、タイヤバリアに突っ込んでストップ。赤旗を出したためにベスト2ラップを没収され、佐藤の予選順位は12番手となった。

    佐藤琢磨 (12番手)
    「午前中のプラクティスセッションでいくつかの問題が発生していました。私たちのマシンは、トロントのコースにマッチしたセッティングになっていませんでした。プラクティスの間に多くの変更をマシンに施しましたが、すべてを改善するためには時間が不足していました。そこで、予選に向けては大幅なセッティング変更を行いました。予選ではソフトタイヤを使うため、それによるグリップ向上もい大きく期待してのことです。予選の第1ステージ、私たちのマシンは大きく向上し、走らせやすくなっていたので、プラクティスよりもずっとプッシュしてアタックを行うことができました。しかし、第2ステージでは限界のドライビングが必要なターン1でコーナー外側のタイヤバリアにまっすぐ突っ込んでしましました。第1ステージまでは軽く触れる程度だったバンプで、第2ステージでのマシンは底を強く打ってしまったためでした。残念な結果となりましたが、明日のレースの前に予選がもう1つ行われます。そこでさらにマシンを進化させたいと思います」

  • 佐藤琢磨 「判断を誤ってしまった。申し訳ないことをした。」

    佐藤琢磨 「判断を誤ってしまった。申し訳ないことをした。」

    佐藤琢磨が、インディカー第11戦ポコノのレース週末を振り返った。

    1989年以来、久しぶりにポコノで開催されたインディカレースにおいて、佐藤琢磨は、6台で構成されるトップグループの4番手を走行中、この日のファステストラップとなる218.320mph(約349.3km/h)をマークした直後に、それまでトップ争いを演じていたライアン・ハンター-レイとピットレーンで接触した。

    それまで、すべては順調だった。これ以前に行われた2度のテストには参加しなかったものの、佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングは木曜日に実施されたセッションで侮りがたいスピードを発揮すると、土曜日のプラクティスでも力強い走りを示していた。

    「ポコノは素晴らしいコースで、魅力的な会場です」と佐藤琢磨はコメント。

    「コースの形状はトライオーバルと呼ばれるもので、コーナーの性格はすべて大きく異なっています。ハイバンクのターン1は大きく回り込んでおり、230mph(約368km/h)に達するストレートエンドから進入するととてもトリッキーなうえ、コース幅も狭くなっています。軽いキンクのあるターン2はほとんどストレートと見なせますが、それでも誰かに続いて進入するとものすごくトリッキーです。資料によれば、ターン3のバンク角は6度だそうですが、実際に走るととてもフラットで、コーナーのアウト側に滑り落ちそうになります」

    「このコース全体がドライバーとエンジニアにとっては大変なチャレンジとなることはいうまでもありません。通常のオーバルコースでは、どのコーナーも速度域やバンク角がとてもよく似ているため、完璧なセットアップを追求することになります。けれども、このコースではいくつかの部分に分けて考える必要があります。たとえば、ターン1とターン3ではまったく特性が逆で、ターン1では強いアンダーステア傾向ですが、ターン3ではニュートラルからオーバーステア傾向となります」

    「レース前の木曜日にテストができたことはとてもよかったと思います。いくつかのチームは4月に、そしてまたいくつかのチームは火曜日にテストを行なっていました。まったくテストをしなかったのは、僕たちを含め、ごく一部です。走り始めて最初に気づいたのは、僕たちのベーシックなセットアップがこのコースでは有効であるということ。そこで僕たちはこれを基本にセットアップ作業を進めることができ、とても効率的でした」

    土曜日に1回のみ行われたプラクティスでは予選シミュレーションを1度だけ試し、続く公式予選では8番手のタイムをマークした。

    「このときはものすごく満足できました。やるべきことはなにひとつ残っていないように感じられたほどです」

    日曜日の午前中には“予選後プラクティス”という名の、実質的なウォームアップ・セッションが実施されたが、ここで佐藤琢磨は2番手のタイムを記録した。

    「このときはレースシミュレーションに近いことを行いました。僕たちは集団になって走行したので、このタイムを鵜呑みにするわけにはいかないでしょう。僕は強力なトウ(スリップストリーム)に助けられていたからですが、それでもタイムシートの上位に名を連ねるのは悪い気分ではありません。レースコンディションでは、スタビリティを確保するためにもっとウィングを立てる必要があると予想されましたが、基本的なセットアップは良好で、僕は満足していました」

    「それにしても1ラップを走るのにとても忙しいコースです!コーナーの性格が異なることから、僕は1周の間にアンチロールバーやウェイトジャッカーをこれほど激しく使うことは今まで経験したことがありません。たとえば、ターン1ではフロントのアンチロールバーを軟らかく、リアを硬くして、ターン3ではその反対に調整する必要がありました。日曜日の決勝レースでは同じ操作を毎周やらなくてはいけなくなりそうな感じです」

    レースが始まると、ジェイムズ・ヒンチクリフがクラッシュしたために佐藤琢磨は6番手に浮上。続くリスタートではエリオ・カストロネヴェスをパスし、あっという間に5番手に立った。やがて6台で構成されるトップグループは徐々に後続を引き離していく。そして最初のピットストップがグリーンのまま始まったときも、琢磨は引き続き5番手につけていた。

    ウィル・パワーがピットストップを行ったときには、フォイト・チームの絶妙な働きぶりにより、パワーが本来のスピードに到達する前に佐藤琢磨はこれをオーバーテイク。その1周後にはトニー・カナーンを攻略して3番手につける。この結果、前を走るのはマルコ・アンドレッティとハンター-レイのふたりだけとなった。

    「エリオとは何度か抜かしたり抜かされたりになりました」

    「スタートとその直後のリスタートはうまくいき、そこから徐々にポジションをあげていくことができました」

    「しばらくすると、順位を上げるのが少し難しくなりましたが、僕は速いクルマを追い続けました。トップグルーブに混じって走るのは気持ちよく、僕は次のスティントで何が必要になるかを考え、その準備をしていました。最初は十分なグリップ力があると考えていましたが、やがてトップスピードを伸ばす必要を感じてきたので、最初のピットストップでは少しウィングを寝かせることとしました」

    残念なことに、一旦は周回遅れの影響でトニー・カナーンに抜かれて4番手となったが、心配には及ばない。

    「ちょっと行き場を失ってしまったけれど、問題ありません。レースはまだ長く、スピードを取り戻せることもわかっていました。トップを走るマルコの姿はまだ見えていたし、ライアンが彼を追っていて、さらにTK、僕と続いていました。また、次のピットストップではもう少しセットアップを変更する計画も立てていました」

    2回目のピットストップもグリーン中に行われたが、ここからすべてが悪い方向に流れていってしまう。

    「とにかく、攻め続けるしかありませんでした。最初のピットストップでは、ピットレーン進入時に少し減速しすぎたと感じていたので、2度目のピットストップでは進入速度をもう少し速くし、ギリギリの線を狙うつもりでした。また、次のピットストップが間近に迫っていることもわかっていました」

    「しかし、僕は判断を誤ってしまった。僕が気づいたときには、ライアンにものすごいスピードで近づいていました。そこでさらにスピードを落とそうとしたところホイールがロックし、マシンがスライドして彼と接触してしまいました。これは本当に残念でした。ライアンとアンドレッティ・モータースポーツには申し訳ないことをしたと思っていますし、今週末もトップ争いを演じられるマシンを用意してくれたメカニックたちにも謝らなければいけません」

    「一刻も早くコクピットに戻りたいですね。これまでエキサイティングなオーバルレースをいくつか経験して、チャンピオンシップのことを考えるとシーズンはとても重要な時期に差し掛かっていると思います。僕たちの強さについては自信があります。僕たちはトロントのレースを懸命に戦い、最高の結果を手に入れたいと思います」

  • 佐藤琢磨、接触によりリタイア (インディカー第11戦)

    佐藤琢磨、接触によりリタイア (インディカー第11戦)

    佐藤琢磨は、インディカー第11戦ポコノの決勝レースを接触によるリタイアで終えた。

    3列目イン側グリッドからスタートした佐藤琢磨は、スタートからトップグループにつけ、1回目のピットストップを終えた時点で3番手に浮上していた。そのあと、1つポジションを落とした佐藤琢磨だったが、マシンの仕上がりがよく、優勝の期待が高まった。

    しかし、61周を終えて2回目のピットストップへと向かった際に、佐藤琢磨はブレーキングポイントを見誤り、ピットレーンを走行していたライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)に後方から接触。チームはマシンをガレージに運んで修理を試みましたが、長時間の作業が必要となるダメージが発見され、リタイアを決意した。

    優勝は、スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)。この優勝は、ホンダにとって今シーズン4勝目。2位にはチャーリー・キンボール(Chip Ganassi Racing)、3位にはダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)が入り、Chip Ganassi Racingはチームとして初の1-2-3フィニッシュを達成した。

    ホンダは1994年にアメリカのインディカーへ参戦を開始し、95年にニュー・ハンプシャー・インターナショナル・レースウェイで初優勝を記録。そして、今日の勝利はホンダにとってインディカーでの200勝目となりました。

    佐藤琢磨 (22位)
    「スタート直後からバトルを制してポジションを稼ぎ、リスタートでもさらに順位を上げて、いいポジションで戦うことができていました。あの時点で先頭に出るのは厳しかったかもしれませんが、トップはみえていましたし、同じペースを保つことも可能でした。1回目のピットストップのときにコースがグリーンで、あのときはピットロードへ入るところで減速し過ぎたほどでした。そこで、2回目はピット入口までもう少しプッシュしました。前を走っていたマシンをピットストップで抜いて順位を上げようと考えていましたが、ターン3からピット入口へのアプローチがオーバースピードになり、リアタイヤがロックしてマシンが横を向いてしまいました。あれは私のミスでした。勝てる可能性があったレースだけに本当に残念です」

  • 佐藤琢磨、予選8番手を獲得 (インディカー第11戦)

    佐藤琢磨、予選8番手を獲得 (インディカー第11戦)

    佐藤琢磨は、インディカー第11戦ポコノの予選を8番手で終えた。

    ペンシルベニア州のポコノ・レースウェイでインディカーが開催されるのは1989年以来となる。オーバルコースといえば楕円、もしくは長円のレイアウトだが、ポコノのコースは三角形。その上、3つのコーナーは異なる半径を備え、バンクの傾斜角度も一つひとつのコーナーで異なる。

    コース全長は2.5マイルあり、シリーズ最大のインディアナポリスと同じ。そのためスピードは極めて高く、ユニークなコースレイアウトがマシンセッティングを難しくする。とくに、バンクの急なターン1とバンクがとても小さいターン3、長いメインストレートの両端にあるコーナーの性格が正反対に近いため、どちらのコーナーでも高度なハンドリングレベルを手にするのが難しい。

    現在ポイントランキングで8位につけている佐藤琢磨は、アタック1周目が時速219.097マイル、アタック2周目が219.151マイルと極めて安定したラップを走行。平均時速219.124マイルでスコット・ディクソンに次ぐ予選8番手を獲得した。

    佐藤琢磨 (8番手)
    「今日の予選結果にはとても満足しています。持っている力をすべて出しきりました。プラクティスでは1回しか予選シミュレーションができず、オープンテストとプラクティス1回だけと準備期間が短かったというのに、新しいコースでこれだけの成績を出せたのはエンジニア、そしてチームのクルーたちが最高の仕事をしてくれたからです。予選アタックはとても楽しいものでした。ターン1とターン3でマシンのバランスが全く異なるコースのため、アタック中はコクピット内でとても忙しくツールを操作していました。アタックを終えた時には、大きな達成感を得ることができました。明日のレースがとても楽しみです」

  • 佐藤琢磨 「メカニカルトラブルでリタイアするのは辛いもの」

    佐藤琢磨 「メカニカルトラブルでリタイアするのは辛いもの」

    佐藤琢磨が、インディカー第10戦アイオワのレース週末を振り返った。

    佐藤琢磨とAJフォイト・レーシングのダラーラ・ホンダは、ハイバンク・ショートオーバルのアイオワで力強い走りを示したが、結果的にはエンジン・トラブルによりリタイアに追い込まれ、琢磨はポイントスタンディングで4番手から8番手へと転落することとなった。

    昨年のAJフォイト・レーシングがこのコースで苦戦していたことを考えれば、佐藤琢磨のパフォーマンスはとても良好なものだった。

    「最初のプラクティス・セッションは、終盤を迎えるまでまずまず順調でした」と琢磨。「チームにとって昨年のレースはあまりいいものではなかったので、セットアップをがらっと変えることにしました。予定では最後の10分間で予選シミュレーションを行うことにしていましたが、そこまでに僕たちは大きな進歩を遂げていました。残念ながら、ここでエンジンが不調に陥ったため、僕たちは少し早めにプラクティスを終える形となります。この影響でエンジンを交換することになりましたが、おかげで予選シミュレーションができなかったうえに、決勝では10グリッド・ダウンのペナルティを受けなければならないなど、とても残念な展開になってしまいました。ただし、今回は少なくとも予選には出場できたので、これは不幸中の幸いというべきでしょう」

    予選を10番手で終えた佐藤琢磨は、このレース独自のフォーマットに従い、予選ヒートに出場することになった。ここでは、予選のトップ6は自動的にファイナルヒートへと駒を進めるが、7番手以下のドライバーは2グループに別れ、それぞれの予選ヒートを戦ってスターティンググリッドを決めるという変則的なルールが採用されている。なお、各予選ヒートで上位に入った者は後方グリッドからファイナルヒートへの出走が認められる。

    予選で10番手となった佐藤琢磨は、8番手だったスコット・ディクソンに続く2番手グリッドからスタートすることになる。佐藤琢磨はこのポジションのままフィニッシュしたので、ファイナルヒートに駒を進めることができた。このレースでは当初苦戦していたものの、終盤に盛り返し、最後はトニー・カナーンをオーバーテイクして7位となった。

    「予選シミュレーションを行っていないのに10番手となれたことは、チームの奮闘を示すものです。ディクソンがポールで、僕が2番グリッドからスタートした最初の予選ヒートはとても順調にいきました。僕は50ラップのレースでタイアのパフォーマンスがどのように変化するかを見極めようとしました。また、バランスシフトの様子を確認することで、決勝に向けたセットアップも見直すつもりでした。この段階ではまだいくつかの点で満足がいかなかったので、決勝までに再調整を行うこととしました」

    「この予選ファイナルヒートではトラフィックのなかでマシンがどう反応するかをチェックできたうえ、最終的には7番手でフィニッシュできました。特別いいとはいえませんが、まずまずの状態まで仕上がっていたといえるでしょう。ここまでの進歩はある意味で順調でしたが、スピードについてはさらに伸びが欲しいところでした」

    10グリッド・ダウンのペナルティを受けた佐藤琢磨は17番グリッドからレースに挑むこととなった。ただし、決勝でのオーバーテイクは文字どおり至難の業だった。

    「ファイアストンがハイバンク用オーバルのために用意したタイアは、去年までのものよりもずっとデグラレーションが小さくされていました。それでも、ダウンフォースはギリギリまで削っていたので、前のマシンに接近するのは非常に困難でした」

    「最初のスティントでは、オーバーテイクはほとんどできませんでした。そこで最初のコーションまで僕たちは待つことにします。ピットストップでは3台をオーバーテイクしました。メカニックたちの働きぶりは今回も素晴らしいものでした。そしてリスタートでもいくつかポジションを上げられたのです。これはとても楽しかったですよ!」

    最初のピットストップを終えたところで、チームクルーの素早いピット作業により佐藤琢磨は13番手までポジションを上げていた。リスタート後にはジャスティン・ウィルソンとスコット・ディクソンを攻略。これでポジションをふたつ上げた佐藤琢磨は11番手まで順位を上げることに成功する。

    「このレースでは好成績が収められそうな展開でしたが、やがてエンジンが不調に陥り、徐々にスピードが伸び悩むようになっていきました。このとき使っていたエンジンは、インディ500のカーブデイと決勝を走っただけのものです。つまり、走行距離は500マイル(約800km)を少し上回る程度で、比較的フレッシュなエンジンでしたが、僕たちは次第に苦戦を強いられるようになります。エンジン・マップやフューエル・マップなど、変えられることはすべて変えましたが、それでも効果はなく、スピードは徐々に落ちていきました。とても苦しい状況で、何とかしてスピードを保つように努力しましたが、最終的にはまったく加速しない状態になってしまったのです」

    これは3回目のリスタートでのことで、この時点で佐藤琢磨がリタイアするのは確実となった。残念な結果ではあるが、ここは次戦ポコノでの反撃を期待したいところ。ペンシルヴァニア州に建つユニークな2.5マイル(約4km)のオーバルコースでインディカー・シリーズが開催されるのは1989年以来のことで、幸運にもチームはイベントが開幕する数日前にテストを実施する計画を立てている。しかも、このコースは1973年から1981年にかけてAJが4勝を挙げたこともあるAJフォイト・レーシングにとってはゲンのいいサーキットなのである。

    「アイオワは今回も非常に残念なレースとなってしまいました。メカニカル・トラブルでリタイアするのは辛いものです。チームは全力で作業し、僕は懸命にレースを戦った。僕たちは、自分たちのパフォーマンスをフルに発揮できたわけではありませんが、全般的に言えば僕たちは力強く、そしていい成績も残せたと思いますので、この点には満足しています。毎年、僕はアイオワのレースを楽しんでいますが、たくさんのポイントをなかなか持ち帰られないのは残念なことです」

    「ポコノではテストを実施する予定なので、チームの誰もがこのコースについて学ぶことができます。見たところ、とてもチャレンジングなコースで、3つのまったく性格の異なるコーナーがありますが、ここでも力強いパッケージングとともに戦えることを期待しています」

  • 佐藤琢磨、マシントラブルでリタイア (インディカー第10戦)

    佐藤琢磨、マシントラブルでリタイア (インディカー第10戦)

    佐藤琢磨は、インディカー第10戦アイオワの決勝レースをリタイアで終えた。

    アイオワ・スピードウェイは佐藤琢磨が2011年にキャリア初のポールポジション獲得したコース。

    予選では7番手だった佐藤琢磨だが、今週末に予定外のエンジン交換を行ったため、17番手からスタートを切った。

    佐藤琢磨は得意とするショートオーバルで、序盤から着々とポジションを上げていく戦いをみせ、54周目には11番手までポジションを上げて走っていた。

    しかし、114周目に2度目のピットストップを行った辺りからマシンのトップスピードが伸びなくなり、そのトラブルが拡大したために162周を終えたところでピットに入り、リタイアした。

    今回の結果で、佐藤琢磨は、シリーズランキングを8位まで下げた。

    佐藤琢磨 (23位)
    「スタートから1回目のピットストップまでのマシンはとても調子がよく、ピット作業の速さによってもポジションを稼げました。私たちは徐々に上位へ進んでいくことができていました。いいリスタートを切ってさらにポジションを上げて、レースを楽しむことができていたほどでした。マシンは速く、エキサイティングなレースを戦えるものと期待が高まっていました。しかし、2度目のピットストップを終えた辺りからスピードが乗らなくなってきました。エンジンのマッピング変更、燃料のミクスチャー変更を何パターンもトライしましたが、スピードが乗っていかない症状は改善されませんでした。最後はマシンをリタイアさせるしかありませんでした。ゴールまで走りきれなかったことが残念でなりません」

  • 佐藤琢磨、予選レースで7番手を獲得 (インディカー第10戦)

    佐藤琢磨、予選レースで7番手を獲得 (インディカー第10戦)

    佐藤琢磨は、インディカー第10戦アイオアの予選レースで7番手を獲得した。

    アイオワでのイベントには昨年から予選レースが導入されているが、今年はそれが一部改良された。新方式では最初に1台ずつが1周のアタックを行う、通常のオーバルレースと同じ予選を行い、そのあとにスプリントレースを3つ行ってスターティンググリッドを決定する。それらの予選レースは、昨年は30周でしたが、今年は50周へと距離が延ばされた。

    佐藤琢磨は、1台ずつの予選で10番手となり、第1レースにはフロントロー外側グリッドからスタート。そのレースで2番手フィニッシュを果たした佐藤琢磨は、第3レースは最後尾の10番グリッドからのスタートだったが、よりレベルの高いバトルとなったレースでも3台をオーバーテイクし、7番手でゴールした。

    佐藤琢磨(7番手)
    「私たちはエンジン交換を行いましたが、全体を通してみるとよい一日になっていたと思います。シングルカーでのアタックで10番手につけ、予選レースを2つ走ってトップ10に食い込む7番手になることができました。予選レースでの私たちは、本当に多くの収穫を得ることができました。明日のレースに向けては、まだあと少しのスピードを見つけ出す必要がありますが、私たちは最後の予選レースだけでなく、合計2つの予選レースを戦ったことにより、マシンに対する理解をもう一段深めることができました」