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  • トヨタ、WEC参戦体制を1台体制に縮小へ

    トヨタ、WEC参戦体制を1台体制に縮小へ

    トヨタは、2013年のWEC世界耐久選手権の残りのラウンドを1台のTS030ハイブリッドだけに縮小すると報じられている。

    当初トヨタは、1台だけでエントリーし、ル・マン24時間レースとそのウォームアップとしてスパ6時間を2台で走ることを予定していた。

    しかし、プロモーターからの激しいロビー活動の末、エントリーの締め切り直前になってトヨタは2台体制でのフルシーズン参戦に変更していた。

    1台体制への変更は、2014年レギュレーションでの新車を開発するためのケルンでのリソースに基づいたものとみられている。

    トヨタは、残りのシーズンについての意向についてコメントを控えているが、今後2週間以内に発表されるとみられている。

    順位表では、#8のアンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ組が26ポイント上回っているが、トヨタは、アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組の#7に集中すると思われる。

    アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ組は、63ポイントを獲得し、順位表で3番手につけている。

  • トヨタ、ル・マンまでに性能調整の規約変更を求める

    トヨタ、ル・マンまでに性能調整の規約変更を求める

    トヨタは、ル・マン24時間レースまでにエンジン規約が変更されない限り、アウディに挑戦することはできないと考えている。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、スパ後のチーム分析で、現在の性能調整(Balance of Performance )が、アウディのターボディーゼルに有利に働いていることを示したと述べた。

    「状況には満足していない。なぜなら、我々は彼らと戦うことができないからだ」とパスカル・バセロンはコメント。

    「実際のところ、ル・マンでの我々のチャンスは非常に小さい」

    パスカル・バセロンのコメントは、トヨタがスパ戦には票したプレスリリースの楽観的な文面とは対照的だ。

    パスカル・バセロンは、WEC世界耐久選手権のレギュレーションを定めたACOとFIAに対し、ル・マン24時間までにBoPを調整するよう訴えた。

    「我々は、BoPを進化させる必要があると考えている。そのためのプロセスが存在し、進行している。それによってどうなるかを見定めなければならない」

    「ACOとFIAがBoPを適切にすることがどれくらい難しいかについて過小評価していないが、彼らがBoPを正そうとしていると信じている」

    パスカル・バセロンは、最新のアウディR18 e-tronクワトロが、トヨタTS030ハイブリッドに対し70〜80馬力のアドバンテージがあると見積もっている。

    ACOのスポーツマネージャーを務めるバンサン・ボメニルは「プロセスは進行中だ。我々は常にデータを解析している。これ以上のことは語せないが、それはすべてのクラスに当てはまる」とコメント。

    これに対し、アウディスポーツのヴォルフガング・ウルリッヒ代表は、スパの結果は、変化が必要であるという十分な証拠にはならないと主張した。

    「新車なしで開幕戦に来て、2戦目に新車を一台持ち込み、半分しかレースを戦っていないチームが、どうやってBoPの変更を求めることができるんだい?」とヴォルフガング・ウルリッヒはコメント。

    「トヨタの新車は、少なくとも我々のル・マン仕様に匹敵していた」

    トヨタは、ターボディーゼルエンジンに対するエアリストリクター径が3%減らされたが、燃料タンクがそのままとされた冬の段階で大きなミスを犯したと考えている。

    「昨年の間違いは、パワーにだけ集中し、燃費を置き去りにしてしまったことだ。我々が2つのうち1つをオープンなままにしておけば、ディーゼル技術はそれを利用することができる」

    パスカル・バセロンは、アウディが燃費の優位性をパワーに回したのではないかと主張する。

    「昨年、アウディは我々よりも3〜4周多く走っていた。今年は2周少ない」

    また、パスカル・バセロンは、スパで2013年仕様のTS030が予選よりもレースの方が競争力があるように見えたのは、アウディが特にロングテール仕様車が、実際の実力を出していなかったためだと主張する。

    「レースの方がよく見えたが、それはアウディのエンジンセッティングに関連があるはずだ」

    アウディは、エンジンパワーを絞ってレースを戦っていたのかと質問されたパスカル・バセロンは「その通りだ。それははっきりと結論が出ている」と述べた。

  • アウディ、表彰台独占でトヨタに完全勝利 (WEC第2戦)

    アウディ、表彰台独占でトヨタに完全勝利 (WEC第2戦)

    アウディは、FIA世界耐久選手権 (WEC) 第2戦で表彰台を独占。昨年に引き続く勝利により、アウディはスパ・フランコルシャン2連覇となった。

    3台のアウディ ハイブリッドスポーツカーが、予選に続いて決勝レースでも上位3位を独占するという素晴らしいレース展開を繰り広げた。これによりアウディは、1-2フィニッシュを達成した3週間前のシルバーストンに続く、今シーズン2度目のトヨタを相手にしたハイブリッドカー対決に完全勝利した。

    昨年のチャンピオン、マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ組が、驚異的なドライビング パフォーマンスを発揮して今シーズンのWEC初優勝を獲得した。

    レース序盤に大きな災難に見舞われたが、彼らは2番手に1分05秒もの大差をつけてゴール。レース開始から2時間目、コース上に落ちていた破片を踏んでタイヤにダメージを負ってしまったアンドレ・ロッテラーが、予定より早いピットインを余儀なくされた。このピットインでロッテラーからマシンを引き継いだブノワ・トレルイエが7番手でコースに戻ると、猛追を開始。わずか74分後、ゼッケン1号車はトップの座を奪回した。

    2位でゴールしたのはシルバーストンの勝者、ロイック・デュバル / トム・クリステンセン / アラン・マクニッシュ組。2位を獲得したものの、彼らは予選最速タイムを記録したことで追加ポイントを与えられた1号車のクルーにわずか1ポイント差でランキングトップの座を明け渡した。

    マルク・ジェネ / ルーカス・ディ・グラッシ / オリバー・ジャービス組もまた、目を見張るパフォーマンスを発揮した。彼らがドライブした3台目のAudi R18 e-tron quattroだけにはル。マン仕様のエアロダイナミクスが装着されていた。このエアロダイナミクスは、スパ・フランコルシャンの全長7.004kmのコースには決して適していないが、同じ条件下で仕様が違うマシン双方からデータ収集するためにあえてエントリーされた。ル・マン仕様のセッティングはダウンフォースが抑えられており、スパ・フランコルシャンでは複数の高速コーナーでの操縦性が不安定となってたが、それにも関わらず3号車のクルーは、ライバルのトヨタ8号車を制し、3位でゴールした。

    今回WEC開幕2連勝を成し遂げたことで、アウディはデイトナ24時間レースでのAudi R8 GRAND-AMによるGTクラス優勝、セブリング12時間レースでのAudi R18 e-tron quattroによる優勝と合わせ、今シーズン4回目の優勝という素晴らしい成果を残した。アウディスポーツ チームヨーストの次の予定は、6月9日に開催されるルマン24時間レース公式テストへの参加。そして公式テストの次は、12回目の優勝獲得を目指して参戦する、6月22-23日のルマン24時間レース本番となる。

    Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
    「我々はスパ フランコルシャンのレースを、ルマン24時間レースの準備が出来る貴重な機会と捉えています。それで今回は、ルマン仕様のエアロダイナミクスを装着した3台目のマシンを擁してレースに臨みました。ルマン仕様のマシンは、決してスパ フランコルシャンのコースにマッチしていないのですが、それでも充分なパフォーマンスを発揮出来ることを見せてくれました。3台のマシンは、レース中ずっと高順位を維持していましたが、それは決して平坦な道のりではありませんでした。トップ争いのバトルはおよそ10回に及びましたが、その間、マシンは完璧な状態が続き、ドライバー達は不要なリスクを抱えることなく速く走り続けるなど、我々はノーミスでレースを闘いました。タイヤが常に良好な状態を保ち、チームが完璧なピット作業を行ったことも、勝利を獲得する大きな要因となりました。しかし、我々は今日の結果に甘んじることはありません。今年のルマンは非常に厳しいレースになると認識しています」

    クリストファー・ラインケ (LMPプロジェクト統括リーダー)
    「誰もが憧れる夢のような結果が現実となったことに、本当に満足しています。ルマンに焦点を当てた活動の一過程ではあるものの、スパ フランコルシャンで勝利出来たことはとても素晴らしく、ホッとしました。と言うのも、ホッケンハイムでのDTM開幕戦と同じ日に開催されるスパ フランコルシャンに3台ものマシンでエントリーすることは、とても大きなチャレンジであったからです」

    ラルフ ・ユットナー (アウディスポーツ チームヨースト テクニカルディレクター)
    「今日はドライバーを始めとするクルー全員による、素晴らしいチームワークが発揮出来ました。トヨタ7号車とのバトルは、向こうがリタイアするまで、とてもスリリングなものでした。3台のマシンがまるで時計のように正確に走ってくれたおかげで、ピット作業を戦略通りに進めることが出来ました。9人のドライバー全員が表彰台に登れたのは、とても素晴らしいことだと思います。これで、万全の準備を終えてルマンに臨むことが出来ます」

    マルセル・ファスラー (Audi R18 e-tron quattro 1号車)
    「驚異的な週末となりました。パンクに見舞われた後、そこで失った時間をなるべく多く取り戻さなくてはなりませんでした。チーム関係者すべてが全力を尽くしました。ドライバーだけでなく、ピットで働いていたスタッフ全員が、素晴らしい力を発揮しました。今日はチーム全員にとって良い日となりました」

    アンドレ・ロッテラー (Audi R18 e-tron quattro 1号車)
    「アウディが1-2-3フィニッシュを達成するとは、何と素晴らしい結果でしょう。レース中は、数々の苦難に見舞われました。スタートはあまり良くなかったものの、すぐにアドバンテージを持つことが出来ました。しかしそのアドバンテージを、セフティカーピリオドとパンクによって失ってしまいました。その後は、ひたすらフルスロットルで走るのみでした。素晴らしい走りを見せてくれたマルセルとブノワがおかげで、ロスを取り戻すことが出来ました。本当に激しいファイトの数々を制した末に勝利を掴んだ、至高のレースでした。私にとってはスパ フランコルシャンでの初優勝ともなりました」

    ブノワ・トレルイエ (Audi R18 e-tron quattro 1号車)
    「優勝出来て本当によかったのですが、そうなるまでは困難な道でした。セフティカーピリオドとパンクによって、一旦は大きなタイムロスを喫しましたが、チームが一丸となってそのロスを挽回しました。我々のAudi R18 e-tron quattroは完璧でした。素晴らしい仕事を為したチームすべてのメンバーにとって今日の勝利は最高のものとなりました」

  • 小林可夢偉 「ル・マンで優勝できるように頑張りたい」

    小林可夢偉 「ル・マンで優勝できるように頑張りたい」

    小林可夢偉が、3位表彰台を獲得したWEC第2戦スパ6時間レースを振り返った。

    クラス3番手からスタートした小林可夢偉のAFコルセ 71号車は、レースをリードする走りをみせるも、ピットストップで後退して最終的に3位でフィニッシュ。最終スティントでは素晴らしい追い上げをみせた小林可夢偉だが、まだセッティングやタイヤ選択でやれることはあると考えており、次戦ル・マン24時間レースでは初優勝を誓った。

    小林可夢偉 WEC第2戦スパ6時間レース後のコメント


    今日はスパ、WECの第2戦、まぁ、3位と表彰台なんですが、全体的に結構ほとんどレースをリードしてて、最後に3位という結果に満足っていう感じではないんですけど、2戦連続表彰台というとこはまずポジティブにとって、しっかりポイントも獲れったっていうことで、2戦目なんでまだまだこれから勉強することもあると思いますが、思ったよりもペースが出なかってたいう、クルマのセッティングもタイヤの選ぶ方もうまくいかなかったかなっていう感じはします。その悪いなかでも3位っていうのは良い結果だったんで、次ル・マンになりますが、そこでしっかりまず優勝できるように頑張りたいと思います。3位なんですが、今日はこんな感じでした。また、応援よろしくお願いします。

  • AFコルセ、フィジケラ組が今季初勝利 (WEC第2戦)

    AFコルセ、フィジケラ組が今季初勝利 (WEC第2戦)

    AFコルセは、WEC第2戦スパ6時間レースでジャンカルロ・フィジケラ/ジャンマリア・ブルーニの51号車が今季クラス初勝利を達成。小林可夢偉/トニ・バイランダーも3位表彰台を獲得し、フェラーリがGTEプロクラスのマニュファクチャラーズで首位に立った。

    AFコルセ 51号車は、レース中に進路妨害で2度のストップ&ゴー・ペナルティを受けるも、2位のアストンマーチン 98号車に9秒差をつけてフィニッシュし、今季初勝利を達成。

    AFコルセ 71号車は、一時はトップを走るも最終ピットストップで後退。だが、最後は小林可夢偉が、最終スティントで素晴らしい追い上げをみせ、2位に1秒差まで詰め寄った。

    ジャンカルロ・フィジケラ (AFコルセ 51号車)
    「まずなにより、AFコツセにありがとうと言いたい。彼らは今日素晴らしい仕事をしてくれた。ル・マンを本当に楽しみにしている。シーズンで最も重要なレースだ。去年僕たちは優勝しているし、もちろん、再びそれを達成したい。非常にタフなレースになることはわかっているが、僕たちは全力を尽くす」

    ジャンマリア・ブルーニ (AFコルセ 51号車)
    「今回のレースの最大のアドバンテージは、新しいタイヤを与えられ、それがクルマにとてもうまく合っていたことだ。ミシュランは非常によいコンパウンドをもたらしてくれた。長持ちしれたし、それが鍵だった。正直、僕たちはまだアストン勢の後ろにいるし、彼らは全てのスティントで僕たちより多くのラップをしていた。でも、とても良いレースだったので、非常に満足している。コックピットからは素晴らしいレースだったし、観てくれた人にとっても良いレースだったことを願っている」

    AF Corse

    関連:AFコルセとは?

  • トヨタ、2013年仕様車にハイブリッドのトラブルでリタイア (WEC第2戦)

    トヨタ、2013年仕様車にハイブリッドのトラブルでリタイア (WEC第2戦)

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ6時間レースで善戦したが、あと僅かで表彰台を逃した。

    アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミがドライブした2012年仕様の#8 TS030 HYBRIDは力強い走りで4位に入ったが、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴が組んだ2013年仕様の#7 TS030 HYBRIDは、デビューレースとなったスパ6時間レースでトップ争いを繰り返した後、無念のリタイアを喫した。

    レースの半分を消化した直後、#7のトヨタ・ハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)のエネルギー回生が作動不良に陥り、リヤブレーキのオーバーヒートに繋がった。TS030 HYBRIDは協調回生ブレーキシステムと通常のハイドロリックブレーキを併用する設計となっているが、今回ばかりは#7はリタイアを余儀なくされてしまった。

    レース序盤、ラピエールの#7が4位、ブエミの#8が5位につけたが、すぐに両者とも高い戦闘力を披露した。ラピエールはしばらくの間、アウディとの間で勝利を予感させる接近戦を演じ、ブエミは力強い走りを見せた。その後、素晴らしい走りを見せたラピエールは#7を中嶋に、ブエミは#8をサラザンに託した。

    レース中盤、アウディとはタイヤ戦略、燃料ストラテジーが異なる作戦を取りながらもトヨタ・レーシングは好結果を期待出来る走りを披露した。しかし、ラピエールからステアリングを受け取って間もなく、中嶋は#7号車をピットに滑り込ませた。そして残念ながらリタイアとなった。
    理由はハイブリッドシステムのトラブルだった。トラブルの原因はこれから詳しく解明しなければならない。

    一方、#8はブエミが最後のスティントを担当し、最後まで表彰台を目指して戦いを続けた。そして、周回遅れを追い抜く際に接触して性能が低下したにもかかわらず、4位でレースを終えた。

    次戦、FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦は、6月22日(土)、23日(日)の両日に行われるル・マン24時間レースとなるが、その前に、公式テストが6月9日(日)にサルト・サーキットで行われる。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    決勝レース:リタイア、最速ラップ:2分1秒847

    ニコラス・ラピエール #7:
    勝つために戦っていただけに、この結果にはとても失望している。我々はライバルよりも少し遅いとはいえ、僅差で戦えると思っていた。今日、肯定的といえることは、公式予選よりも優れたペースで戦えたことで、ル・マン仕様のパッケージに手応えを得られたことだ。ル・マンで戦うためにも、起こってしまったことを理解する必要がある。

    中嶋一貴 #7:
    決勝レースでのパフォーマンスは、公式予選後に予想した以上の戦闘力だった。問題に直面するまでは、アウディと対等に戦えていた。最初のスティントは上手く行ったが、2回目のスティントでは渋滞に阻まれ、少し困難だった。そしてル・マンを前にして、24時間レースではなくて今日のレースで問題が起きてしまった。原因を究明し、再発を防ぐことを願っている。ル・マンへと集中している。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    決勝レース:4位、167周(トップと1周差)、ピットストップ7回、
    最速ラップ:2分2秒052

    アンソニー・デビッドソン #8:
    我々が走らせていたのが2012年仕様だということを考えれば、期待以上の結果が得られたと思う。私のスティントでは絶好調でバランスは非常に良かった。タイヤのグリップも十分だった。ベストを尽くし、ベストな成績が得られたと思う。#7のリタイアは本当に残念だ。#7がリタイアしたのは私が走っていた時で、ブエミとドライバー交代するためにピットに入ってガレージの中に#7を見付けて驚いた。これが今日最大の落胆だったといえる。

    ステファン・サラザン #8:
    難しいレースだった。アウディには追いつけなかった。理由は我々のTS030 HYBRIDが2012年モデルでハイ・ダウンフォース仕様だったせいだ。スパのコースにはダウンフォースが少々大きすぎた。我々は精一杯の仕事をし、チームもベストを尽くした。結果は4位だったけれど、我々は表彰台を目指して激しいレースを展開、僅かなところで表彰台を逃した。#7は気の毒な結果となったが、チームはこのリタイアから多くを学び、ル・マンにはより強くなって挑戦するだろう。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    我々のTS030 HYBRIDは2012年モデルのハイ・ダウンフォース仕様。このスパのコースには最適とはいえなかったが、それでも表彰台を狙って猛烈にプッシュした。遅い車を抜くときにコースを外れてタイヤバリアに接触した。おかげでボディにかなりダメージを被り、最後のスティントの走りに影響が出てしまった。

    木下美明 チーム代表:
    我々は#7と共に首位争いへと真剣勝負を挑み、とてもエキサイティングなバトルだった。それだけにリタイアには失望している。我々は、いま原因を究明中であり、これは根本的な原因に対処するために、まずやらねばならないことである。#8のドライバーも2012年仕様車で表彰台を目指して頑張ったが、結果は4位フィニッシュに甘んじてしまった。我々はチームの総力を結集してル・マンでより良い成果へと挑戦する。アウディチームは、今日も素晴らしい成果を残したことを祝福したい。そして、ドライバーたちは健闘し、素晴らしいショーを見せてくれた。大事なことはイベントとして大いに盛り上がり、大観衆と共にWECを代表する素晴らしい雰囲気に包まれたことだ。

  • 小林可夢偉、クラス3位で2戦連続の表彰台 (WEC第2戦)

    小林可夢偉、クラス3位で2戦連続の表彰台 (WEC第2戦)

    小林可夢偉は、WEC第2戦スパ6時間レースをクラス3位でフィニッシュ。2戦連続の表彰台を獲得した。

    予選クラス3番手からスタートした小林可夢偉のAFコルセ 71号車は、一時クラストップを走るパフォーマンスをみせたが後退。最終的に同じAFコルセの51号車が2度のストップ&ゴー・ペナルティを受けながらクラス優勝を達成した。

    2位にはブルーノ・セナ擁するアストンマーチン・レーシングの98号車、小林可夢偉の71号車は3位でフィニッシュし、2戦連続の表彰台を獲得した。

    LMP1クラスは、アウディがトップ3を独占して圧勝。トヨタは8号車が4位、中嶋一貴が乗る7号車はリタイアだった。

    次戦は伝統のル・マン24時間レース。決勝は6/22〜23に開催される。

    Kamui Kobayashi

  • ブルーノ・セナ 「セーフティカーは不運だった」 (WEC第2戦)

    ブルーノ・セナ 「セーフティカーは不運だった」 (WEC第2戦)

    ブルーノ・セナは、WEC第2戦スパ6時間レースをクラス2位でフィニッシュした。

    ブルーノ・セナ/フレデリック・マコヴィッキィ/レブ・ベルのアストンマーチン98号車は、予選から競争力のある走りをみせたが、レース序盤に不運なタイミングでセーフティカーが入ったことでフェラーリに先行を許し、クラス2位でレースをフィニッシュした。

    ブルーノ・セナ
    「素晴らしい結果だし、多くのポイントを獲得できて嬉しいけど、今日は多くの不運があった。フェラーリがピットインした後、僕たちがピットインする前にセーフティカーが入った。それが彼らの有利に働いた。それでも、僕たちは戦略を適応させて、タイヤでダブルスティントを走った。それがうまくいったし、タイムを縮めることができたけど、フレッドがフェラーリを捕えるにはタイヤが十分に残っていなかった」

  • トヨタ、予選でアウディに完敗 (WEC第2戦)

    トヨタ、予選でアウディに完敗 (WEC第2戦)

    トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの公式予選が行われ、トヨタ・レーシングの2台のTS030 HYBRIDは予選4番手、5番手という残念な結果に終わった。

    トヨタ・レーシングはこのレースに2013年モデルのTS030 HYBRIDを1台初めて投入、ル・マン24時間レースに向けて低ダウンフォース仕様に仕上げたこの#7のステアリングは、アレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3人が握った。

    アンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミの駆る#8は2012年仕様のTS030 HYBRIDで、今シーズン開幕戦シルバーストン6時間レースで3位に入賞した高ダウンフォース仕様のままだった。

    しかし、両車とも満足のいくダウンフォース性能を発揮することが出来ず、#7がブルツと中嶋のタイムアタックで、#8がサラザンとデビッドソンのタイムアタックでそれぞれ4番手、5番手の決勝グリッドを獲得したに留まった。

    午前中には2時間の練習走行が2回行われ、濡れた路面にもかかわらず2台のTS030 HYBRIDは大きなトラブル無く走り切った。

    午後に行われた30分間の公式予選では、2人のドライバーが2周ずつのタイムアタックを行い、その平均タイムでグリッドが決まった。

    公式予選は、一時、コースアウトするマシンがあり、赤旗提示で一時中断されたが、陽が落ちてからもコースは乾いたままだった。4人のドライバーはコンスタントな走行を行うものの、僅かにトップ3につけることが出来なかった。

    明日は、午前9時(日本時間午後4時)から20分間のウォームアップが行われ、午後2時30分(同午後9時30分)に6時間レースの火蓋が切られる。

    パスカル・バセロン テクニカル・ディレクター:
    2台のTS030 HYBRIDは同じ仕様でない上、ル・マン仕様はここではダウンフォースが不足気味であり、今日は、本来のパフォーマンスを最大限に引き出せなかったので非常に残念だ。日程が非常にタイトで、十分な分析をするだけの時間が無かったが、要するに、見込みが少々甘かったということだ。幸運にも我々は、明朝のウォームアップ走行でいくつか異なるセッティングを試すことが出来るので、それで明日はとにかくラップタイムの短縮に取り組み、特にセクター2でのタイムアップを図りたい。

    TS030 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴)
    公式練習第1回目:4番手(2分2秒856)37周
    公式練習第2回目:5番手(2分2秒332)49周
    予選:4番手(平均2分0秒947)

    アレックス・ブルツ #7:
    我々の公式予選は、完璧とは言えなかったが、中嶋一貴と私に特に失敗は無かった。4回のタイムアタックを平均した結果であり、今日のコンディションでのパフォーマンスといえる。新しい仕様のダウンフォースは、納得のいくレベルであり、予選は望んでいた結果では無いが、明日の決勝レースでは、さらなる結果へとプッシュする。

    ニコラス・ラピエール #7:
    我々にとっては忙しい一日となった。TS030 HYBRIDにとって初めて走るサーキットであり、適切なセットアップを得るのに苦労した。2台の異なる仕様を走らせたことで、いくつかの興味深い比較データも得ることが出来た。しかし、これは求めていたものではなく、明日はタフなレースになるだろう。我々は明朝のウォームアップ走行で、さらに適切なバランスを見付けることを試みる。長丁場のレースであり、最良の順位でフィニッシュするために最善を尽くし、この週末に諦めることはない。

    中嶋一貴 #7:
    難しいセッションだった。我々は出来ることはすべてやったが、アウディは速かった。朝の練習走行から我々はベストバランスとグリップを得る努力をした。いくつか異なるセットアップを試し、公式予選では手応えを感じたが、問題を完全に解決することは出来なかった。しかし、レースで好結果をあげるために戦いの手を緩めることは出来ない。

    TS030 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目:6番手(2分3秒143)40周
    公式練習第2回目:6番手(2分2秒524)44周
    予選:5番手(平均2分1秒203)

    アンソニー・デビッドソン #8:
    ポールポジション獲得を目指して頑張った公式予選で5番手の順位しか得られなかったので悔しいが、明日はまた別だ。決勝レースではタイヤのマネージメントが重要だが、多くの速度の遅い車の追い越しも問題になる。簡単なレースではないはずだ。特にコース上の混雑に関して頭を働かせ、レースの前半では邪魔されない走りをしたい。そうすれば最後に良い結果を手に入れることが出来るはずだ。

    ステファン・サラザン #8:
    公式予選前半には赤旗のせいで数周しかタイムアタックが出来ず、タイムに響いた。2013年仕様のアウディやTS030 HYBRIDの最新仕様に対し、2012年仕様では苦労することは分かっていたが、とにかく全力は尽くした。しかし、高ダウンフォース仕様はスパのコースには向いていなかった。明日はプッシュするだけだ。

    セバスチャン・ブエミ #8:
    2013年仕様でないため、今回は#8には厳しいだろうとは思っていた。従って、5番手には満足していないが全く予想していなかったわけではない。レースは長いし何が起きるか分からないが、それにしても我々は少しだけ後ろからのスタートとなる。 レースでは持てる性能をフルに引き出すことに専念したい。TS030 HYBRIDのことは良く分かっているので、更なる改善に挑戦していく。

  • アウディ、予選トップ3を独占 (WEC第2戦)

    アウディ、予選トップ3を独占 (WEC第2戦)

    アウディは、WEC第2戦スパ6時間レースで、アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラーの1号車がポールポジションを獲得。アウディ勢がトップ3を独占した。

    アンドレ・ロッテラーとマルセル・ファスラーが走行を担当したアウディ R18 e-tron クワトロ 1号車は、平均タイム1分59秒961を記録して、ポールポジションを獲得した。

    アンドレ・ロッテラーは「トラフィックのマネジメントが重要だった。もう一周行ける時間があるとわかったので、そのラップはクールダウンして、もう一周に賭けた。最高のラップではなかったけど、ポールを獲得するには十分だった」とコメント。

    「マルセルは素晴らしい仕事をしてくれた。重要なときに彼はそこにいて、クルマの最大限を引き出した。僕たちにとって良い一日だった」

    2番手には0.275秒遅れでルーカス・ディ・グラッシとマルク・ジェネが走行を担当したロングテール仕様アウディ3号車が続いた。ルーカス・ディ・グラッシは、全体のトップタイムとなる1分58秒934を叩き出した。

    3番手にもアウディ2号車(トム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ)が続き、アウディがトップ3を独占した。

    GTE Proクラスでは、ブルーノ・セナとフレデリック・マコヴィッキィが走行を担当したアストンマーチン・レーシングの98号車がポールポジションを獲得。

    クラス最速タイムを記録したブルーノ・セナは「予選には本当に満足している」とコメント。

    「非常に強いパフォーマンスを発揮できたし、プラクティスで多くの走行ができたことがクルマを理解することに役立った。スパでチップにいれるのは素晴らしいことだ。このサーキットが大好きだし、通常うまくやれているので、本当に楽しみにしている」