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  • マックス・フェルスタッペン 「ホンダF1の信頼性が助けになっている」

    マックス・フェルスタッペン 「ホンダF1の信頼性が助けになっている」

    マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1とのパートナーシップによってF1エンジンに多くの時間を費やせることになったことで、レッドブルもパーツの限界を知ることができるようになったと語る。

    マックス・フェルスタッペンは、ちょうど1年前のハンガリーGPでリタイアを喫して以来、12戦を完走している。さらに過去3大会で2勝を挙げており、パフォーマンス面でも進歩を示している。

    「以前はもっと多くのDNFがあった。でも、それは僕たちが自分たちのパーツを限界までフルにプッシュできなかったせいでもある」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「ホンダはテストに多くの時間を費やしている。それによってレッドブルも自分たちのパーツの限界を知ることが可能になった。そこが去年との違いだ。僕たちは自分たちのパーツの強度が十分かどうか検討もつかなかった。リタイアして初めて気づいていた」

    「シーズン前の全体的な準備もはるかに良くなった。僕たちのクルマとパワーユニットがかなり信頼性があるのはそれが理由だと思う。ホンダとのパートナーシップは完全にオープンだし、僕たちはお互いを良くするために助け合っている。お互いを完全に信頼している。僕たちはウィナーであり、彼らはウィナーだ。僕たちは一緒に勝ちたいと思っている。僕たちは達成可能な最高の結果を目指している」

  • トロロッソ F1代表 「クビアトはレッドブルで走る準備ができている」

    トロロッソ F1代表 「クビアトはレッドブルで走る準備ができている」

    トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、ダニール・クビアトはレッドブルに復帰する準備ができていると考えているが、その一方でピエール・ガスリーにはもっと時間を与えるべきだとも語る。

    ダニール・クビアトが、F1ドイツGPでトロロッソに11年ぶりの表彰台をもたらしたことで、レッドブルでピエール・ガスリーに代わってマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるべきだとの見方が強まった。

    ダニール・クビアトは、2015年にレッドブルのドライバーを務めていたが、2016年にマックス・フェルスタッペンと交代するかたちでトロロッソに出戻ったあと、2017年後半にはそのトロロッソのF1シートも失い、レッドブルのプログラムから完全に外された。

    ダニール・クビアトは、再びレッドブルで走る準備ができているかと質問されたフランツ・トストは「そうだね。今では長い時間が経ち、彼ははるかに成熟している。今の彼は何をすべきかをわかっているし、すべてにどのように対処すればいいかもわかっている。彼はさらに一歩前進を果たしている」

    「私が常にドライバーを教育するためには3年が必要だと言っているのはそれが理由だ。彼はレッドブルで走る準備ができている。レッドブルはまた別のレベルだ。レッドブルは勝利を争うチームであり、チャンピオンシップを争うチームだからね」

    「そのために別のプレッシャーにさらされるし、別のレベルで取り組まなければならない。それをトロロッソと比較することはできない」

    「彼はレッドブルにいたときとは別のドライバーだ。彼は若かった。わずか1年でレッドブルに行くことになったのは、セバスチャンがフェラーリに移籍したからだ」

    「その間に彼はたくさんのことを学んだ。昨年もフェラーリのシミュレータでたくさんのことを学んだ。それに我々はすでに11レースを戦っているし、ここでも多くのことを学んでいる」

    「ダニールは非常に高い天性のスピードを兼ね備えているし、彼は我々が知っていた本当に技術のあるドライバーだ。我々はフォーミュラ・ルノーやGP3、F1の初年度からそれを知っていた」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、シーズン途中にダニール・クビアトとピエール・ガスリーの交代を否定しているが、クビアトがF1ドイツGPで表彰台を獲得したことで、ガスリーへのプレッシャーが増しているのは確かだ。

    フランツ・トストは、2020年もダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボンのドライバーラインナップを維持したいが、決定はレッドブルに委ねられていることを明らかにしている。

    「レッドブルでのドライバーのラインナップが変わらないことを願っているし、我々のドライバーを継続したいと思っている。これまでで最も強力なラインアップのひとつだからね」とフランツ・トストは述べ、ホッケンハイムで6位入賞を果たしたアレクサンダー・アルボンを“信じられないほど良いレース”をしたと賞賛した。

    また、フランツ・トストは、レッドブルで苦しんでいるピエール・ガスリーのことも擁護する。

    「我々全員がピエールのことをわかっている。ピエールもスキルの高いドライバーだ。私は彼を非常に高く評価している。だが、ここまでの彼のシーズンはそれほど運がなかったし、おそらく彼自身が期待していたパフォーマンスを示していない」

    「だが、このチームでマックス・フェルスタッペンが確立されていることも忘れてはならない。それに彼は信じられないくらい速い。おそらくマシンはピエールのドライビングスタイルに合っていないし、彼はそれに慣れる必要がある」

    「しかし、それには時間がかかりる。彼がそのレベルにいると思うので、レッドブルが彼に時間を与えることを願っている。遅かれ早かれ、彼はそこに辿りつくだろう。賭けてもいい」

  • ロス・ブラウン 「ホンダF1と組むというレッドブルの賭けは当たった」

    ロス・ブラウン 「ホンダF1と組むというレッドブルの賭けは当たった」

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、ホンダのF1エンジンを搭載するレッドブルのギャンブルが配当を支払い始めていると感じている。

    レッドブル・ホンダは、F1ドイツGPでマックス・フェルスタッペンが今季2勝目を挙げた。F1オーストリアGPでの今季初勝利に次ぐ、3大会での2勝により、レッドブル・ホンダはコンストラクターズ選手権で2位のフェラーリに44ポイント差まで縮めた。

    「レッドブルとホンダのコンビにとっての2勝目は、彼らにとって業績を誇りに感じるさらなる理由となっていることだろう」とロス・ブラウンはコメント。

    「彼らはどちらも冒険のおためにリスクを冒してチームを組んだ。だが、すでにその成果は表れているように思う」

    また、ロス・ブラウンは、マックス・フェルスタッペンのF1ドイツGPでのパフォーマンスは完璧に近いものだったと称賛する。

    「マックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダはホッケンハイムでのほぼ完璧なパフォーマンスを実現した。たった2つのミスによって完璧とはいかなかったがえね。フロントローからスタートして短時間で4番手まで後退し、ミディアムタイヤに交換して直後に無害なスピンを喫していた」

    「しかし、オーストラリアのケースと同じように、どちらもマックスのパフォーマンスに影響を及ぼさなかった。彼はシンプルに集中し、巧妙にキャリア7勝を挙げるためにアクセルを踏み続けた。それにレースのファステストラップの1ポイントも獲得した」

  • 「ガスリーがレッドブルのシートを維持できているのは代役がいないだけ」

    「ガスリーがレッドブルのシートを維持できているのは代役がいないだけ」

    元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、ピエール・ガスリーがレッドブル・ホンダのシートを維持できているのは、今のところ他に選択肢がないからに過ぎないと考えている。

    ジャック・ヴィルヌーヴは、レッドブルが2019年に低調なパフォーマンスを繰り返しているピエール・ガスリーに対して寛大であることに驚いていると語る。

    ピエール・ガスリーの現状について質問されたジャック・ヴィルヌーヴは「難しいという以上だね」とコメント。

    「彼は本当にかなり遅れをとっているし、彼本来のレベルに達していない」

    激しいプレッシャーとシート喪失が噂されているピエール・ガスリーは、F1イギリスGPで全員を果たしたように見えたが、ジャック・ヴィルヌーヴは根本的な状況は変わらないだろうと考えている。

    「言われなくてもわかっているだろ?」とジャック・ヴィルヌーヴは語る。

    「彼がまだレッドブルにいるのはラッキーだね。ヘルムート・マルコは過去に自分たちのドライバーに対してはるかに積極的だった」

    「彼らのレベルに達しているドライバーが現れていないだけだし、彼らは彼の代わりに誰を起用すればいいかわからないんだ」

    実際、ジャック・ヴィルヌーヴは、ダニール・クビアトはより成熟したと考えてはいるが、ピエール・ガスリーの代役に適任だとは考えていないと語る。

    「彼らはすでに彼(クビアト)を起用している。なぞそんなことをするんだ? そんなことするべきではない」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。

    「ビッグチームとスモールチームで走るのは非常に異なる。スモールチームでは素晴らしいパフォーマンスを発揮していても、ビッグチームではそうではないドライバーもいる。10年の経験があるドライバーでさえそのようなことが起こる」

  • レッドブル F1代表 「ダニール・クビアトはもっと子供を作るべきだ!」

    レッドブル F1代表 「ダニール・クビアトはもっと子供を作るべきだ!」

    レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、元チームのドライバーであるダニール・クビアトのF1ドイツGPでの3位表彰台を本当に喜んでおり、『もっと子供を作るべきだ』と上機嫌に語った。

    4回のセーフティカーが入る大混乱のウエットレースとなったF1ドイツGPで、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはチームに11年ぶりの表彰台をもたらした。前夜にはガールフレンドのケリー・ピケとの間に第一子が誕生している。

    ダニール・クビアトの表彰台獲得について聞かれたクリスチャン・ホーナーは「信じられない・・・彼はもっと子供を作るべきだ!」と冗談交じりにコメント。

    「彼のために本当に嬉しく思っている。彼は頑張り続けて、レッドブルのプログラムに戻ってきた。昨夜彼は父親になり、今日は表彰台に上がった。非常に成熟した走りだった」

    ダニール・クビアトは、レッドブルに所属していた2016年の中国GP後にマックス・フェルスタッペンと交代するかたちでトロロッソに降格。2017年シーズン後半にはトロロッソのシートを喪失するとともに、レッドブルのプログラムからも外され、2018年はフェラーリのシミュレータードライバーとして過ごした。

    レース後の記者会見でダニール・クビアトは「僕の人生において驚くべき数年間だった。大変な時もあったし、僕にとってF1は終わったかもしれないと考えたこともあった」とコメント。

    「特に表彰台はもう二度と上がれないだろうと思った。でも、人生とは、諦めずに一生懸命頑張っていれば、物事は可能であることを示している」

    可能性のある“物事”のひとつは、2019年の大部分で苦戦を強いられているピエール・ガスリーに代わって、上位チームのレッドブルに復帰することだ。

    「この瞬間にたどり着くのも大変な作業だった。一貫してこのような瞬間のために戦う準備ができているというメッセージを送ることができていることを願っている。この表彰台よりも強いメッセージはない」

  • レッドブル、2019年シーズン中のガスリーとクビアトの交代を否定

    レッドブル、2019年シーズン中のガスリーとクビアトの交代を否定

    レッドブルは、2019年シーズン中にピエール・ガスリーに代えてダニール・クビアトを昇格させる可能性を否定している。

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはF1ドイツGPで3位表彰台を獲得。2008年のF1イタリアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝して以来、11年ぶり2度目の表彰台をチームにもたらした。

    一方、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、レース終盤に同じホンダF1エンジンユーザーのトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンと接触してリタイアしている。

    ダニール・クビアトは「とょっとしたブラックコメディ入りのホラー映画のような展開だったね(笑)」とコメント。

    「ある時点ではレースは終わったと考えたけど、そのあと再び生き返った。素晴らしいジェットコースターだったよ。僕のキャリア全体に少し似てるね(笑)」

    実際、土曜日の夜遅くにガール・フレンドのケリー・ピケが第一子長女を出産しており、ダニール・クビアトにとってジェットコースターのような24時間だった。

    2017年後半にレッドブルを解雇されたとき、ダニール・クビアトのF1キャリアは終わったと思われたが、現在、再びF1の表彰台に立っている。

    「僕の人生において驚くべき数年間だった。大変な時もあったし、僕にとってF1は終わったかもしれないと考えたこともあった」

    「特に表彰台はもう二度と上がれないだろうと思った。でも、人生とは、諦めずに一生懸命頑張っていれば、物事は可能であることを示している」

    可能性のある“物事”のひとつは、2019年の大部分で苦戦を強いられているピエール・ガスリーに代わって、上位チームのレッドブルに復帰することだ。

    「この瞬間にたどり着くのも大変な作業だった。一貫してこのような瞬間のために戦う準備ができているというメッセージを送ることができていることを願っているよ」

    しかし、レッドブルのドライバーマネージャーであるヘルムート・マルコは、少なくとも2019年シーズン中はレッドブルもトロロッソもドライバーラインナップを変更することはないと語る。

    「我々には現在のチームがあるし、そのままシーズンを終えることになる」とヘルムート・マルコは語った。

  • ホンダF1、1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成 / F1ドイツGP

    ホンダF1、1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成 / F1ドイツGP

    F1ドイツGPの決勝は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが3位表彰台を果たし、表彰台を2台のホンダのF1パワーユニット(PU)搭載のマシンが飾るというすばらしい結果の歴史的な一戦となった。

    雨で迎えた日曜の決勝レースはコンディション確認のため3周のフォーメーションラップから始まったが、その後周回数を減らし、レースはスタンディングスタートが切られることとなった。

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーはスタートで出遅れ、ポジションを落としてしたが、マックス・フェルスタッペンはすぐに3番手までポジションアップ。ピエール・ガスリーは早めのピットストップでさらにポジションを落としてしたが、懸命に追い上げを開始した。

    アレクサンダー・アルボンは16番手からスタートだったにも関わらず8番手までポジションアップし、初めてとなったウエットコンディションのF1でも力強さを見せた。

    コンディションが変わり、ピットストップが必要な状況になると、25周目のセーフティカーのタイミングでマックス・フェルスタッペンはミディアムタイヤに履き替える。しかしその後再度雨が降り始めると、チームは早めにインターミディエイトタイヤに再度変更する判断を下す。タイミングのいいピットストップのおかげで、マックス・フェルスタッペンはトップに立つことになった。

    その後もマックス・フェルスタッペンはピットインを繰り返し、全部で5回のピットストップを実施。チームは確実にピット作業を行い、マックス・フェルスタッペンも多くのドライバーたちがミスをおかす中で、冷静さを保ちレースに集中し、ここ3大会で2度目の優勝へとチームを導いた。

    3度目のセーフティカー中、残り20周となった時、トロロッソ・ホンダが思いきった作戦に出る。ダニール・クビアトが他チームに先駆けてスリックタイヤに変更。結果的に他のチームよりも1周早いタイミングでの判断をしたおかげで3番手に浮上し、その後ランス・ストロール(レーシングポイント)をオーバーテイクして、2番手にまでポジションアップを果たした。

    レースを通して両チームの作戦と判断はすばらしく、レース終盤ではホンダ PU搭載の4台すべてのマシンがトップ7以内を走行していた。しかしレース残り5周で再開した最後のセーフティカーの後、アレクサンダー・アルボンとピエール・ガスリーが6番手争いで接触し、マシンにダメージを負ったピエール・ガスリーは惜しくもリタイアとなった。

    また、セーフティカーにより各マシンの差が縮まり接近戦となったため、ダニール・クビアトはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にオーバーテイクされるが、3位表彰台を獲得。トロロッソとしては2008年以来の表彰台、そしてホンダとしては1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成することとなった。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「フェルスタッペン選手が今季2勝目、クビアト選手が3位表彰台獲得と、すばらしいレース結果になりました。レースはウエットとドライが入り混じる難しいコンディションにより大荒れの展開となりました。そんな中、両ドライバーのすばらしいドライビング、非常に的確なチームのストラテジー、それに幾度にも渡ったピット作業を迅速かつ確実に成し遂げたピットクルーの仕事により、見事ダブル表彰台を獲得することができました。両チームのすばらしい仕事に、感謝しています。前回のオーストリアでのAston Martin Red Bull Racingの表彰台に続き、今回はRed Bull Toro Rosso Hondaとも一緒にポディウムに登ることができました。Toro Rossoと昨年ゼロから一緒にプロジェクトをスタートしてきた歴史を思うと、Hondaにとっても本当にうれしい表彰台になりました。Scuderia Toro Rossoのメンバー全員に、心からおめでとうの言葉を送ります。今日はこの特別な一日を、両チームと一緒に祝おうと思います。そして明日からはまた、来週末にやってくるハンガリーGPに向けた準備を進めます」

    本橋正充 (ホンダF1 チーフエンジニア/トロロッソ 担当)
    「いままでToro Rossoと一緒にたくさん苦労してきましたし、格別な想いです。ここのところ調子があまりあがらなかった中で、今日も本当に難しいレースになりました。そんな中で、すべてがうまく噛み合ったと思います。昨年も4位入賞はあったのですが、いつもあと一歩のところでうまくいかないレースも多かったです。そんな中、今日は本当に『やりきった』と言う手応えを感じられた、忘れられないレースに成りました。チーム、ドライバー、そしてすべてのHonda F1のメンバーの努力に感謝しています。そしてここまで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます」

    フランツ・トスト (トロロッソ代表)
    「今日のレースは、とてもエキサイティングなFormula1の一戦となりました。フェルスタッペン選手、優勝おめでとう!そしてHondaにとって、このPU時代の競争の中での2勝目は、たいへんすばらしい結果です! そして、ダニール・クビアト選手には誰よりも大きな『おめでとう』を言いたいです。彼の3位表彰台は成るべくして成した結果だったと思います。 今日のような難しいコンディションの中、彼は数々の巧みなオーバーテイクを見せ、最後の最後までミスなくレースに集中していました。雨は我々の味方となってくれたようです。雨の神に感謝しなくてはなりません。ダニールのタイヤ交換のためのピットインのタイミングは早くリスクがありましたが、結果的に表彰台獲得という結果につなげることができました。そのようなすばらしい作戦を立てたチームには賞賛の言葉を送りたいです。エンジニアたちがセットアップですばらしい仕事をしてくれたおかげで、今日は最高のマシンでレースができました。そしてアルボン選手の今日のレースで見せたパフォーマンスにも、とても満足しています。このように目まぐるしく変化するコンディションの中、F1マシンで走行することは、彼にとって初めての経験だったにも関わらず、6位でレースを終えるのには重要であったし、タイヤマネージメントもしっかりコントロールできていたと思います。Toro Rossoのチームのみんなに、今日のすばらしいレースに貢献してくれたことに感謝します。次戦のブダペストでのレースでは過去にもいい結果を残しています。またすばらしいレースができるのを楽しみにしています」

    クリスチャン・ホーナー (レッドブル・レーシング代表)
    「今日のマックスとチームのパフォーマンスは信じられないほどで、5回のピットストップを経ての優勝になりました。マックスはこの難しいコンディションでも集中して、すばらしいペースを発揮して勝利をつかみ取りました。Hondaにとってはダブル表彰台という最高の結果になりましたし、Toro Rossoと、昨日父親になったばかりのダニール・クビアトにも心からおめでとうと言いたいです。今日はピットクルーもすばらしい仕事をしてくれたので、それに報いるためにも、我々のチーフメカニックであるフィル・ターナーに表彰台でコンストラクターズトロフィーを受け取ってもらいました。ピエールについては、いい展開が訪れた時間帯もありましたし、トップ5以内でフィニッシュも可能だっただけに残念です。アルボンとの接触は私も目にしましたが、幸いにも両者にケガはありませんでしたし、ピエールもここからばん回してくれるでしょう」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ/優勝)
    「このようなレースで優勝できて最高ですし、Hondaとともに今季2勝目を挙げられたのもすばらしいことです。スタートで何が起きたのか自分でもよく分かっていませんが、右側のグリッドにいたマシンはみんなグリップが低かったように思います。クラッチをつないだときにはひどいスタートになっていましたが、冷静にメルセデスの後ろにつけました。気流が乱れ、路面が乾いてタイヤにも厳しくなっていたので、パスするのはたいへんでした。そこからは、戦略の判断がすべて当たりました。スリックタイヤに変えたときには360度回るスピンを喫してしまいましたが、幸いにも走行を続けることができました。再びインターミディエイトを履いてからはレースをリードしてペースをコントロールすることができましたし、マシンのペースを十二分に発揮しました。先頭に立ってからはなるべくリスクを避けたのですが、全体的な感触もよくなっていました。とても難しいコンディションで、サバイバルレースになりましたし、変化する状況への対処は簡単ではありませんでした。チームの判断はすべて正しく、他チームの状況やセクタータイムを注視しながら適切な情報を与えてくれました。最高のチームですし、みんなが連携していい仕事をしてくれました。僕にとってはこれまでで最も難しいレースの一つで、そこでトップに立てたのは最高の気分です。ウエットでのドライビングを楽しみましたが、それはマシンがよかったからこそだと思います。自分の腕とマシンの両方が力を発揮できてのこの結果に、とても満足しています。(母国オランダのカラーである)オレンジを身につけたファンがたくさん来てくれましたし、首位に立ってその光景を目にするのはすばらしかったです。チームのみんなに感謝しています。たいへんだったけど、最高の決勝日になりました」

    ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ/3位)
    「F1での2度目のチャンスとなる今シーズン、こうして表彰台にまた戻って来ることができて最高の気分です。再び表彰台に上ることは難しいのではないのかと思っていたので、信じられないぐらいうれしいです。今はいろいろな感情が高ぶって、少し落ち着く時間が必要かもしれないですね。Toro Rossoにとってベッテル選手がモンツァ(2008年イタリアGP)で優勝して以来の表彰台という、すばらしい結果になりました。そんな記念すべき日に貢献することができ、とても幸せです。チームのみんな、一人一人のおかげです、本当にありがとう。ここのところ、自分のキャリアの中でもっとも良い状態だと感じていました。今シーズンは自分自身でも成長し、冷静に考えることを覚え、上位争いができる準備は整っていると感じていたので、今日のこの結果で自分自身に、そして周りの支えてくれた人たちに証明することができました。この結果を一度とは言わず、また何度も繰り返せるようにしていきたいです。今日のようなレースは簡単なものではなく、あのタイミングでのピットインの判断はとても難しいものでした。チームと僕にとってともに勝つも負けるも半々の確率でしたが、今日は共に表彰台を勝ち取ることができたすばらしい結果になりました」

    アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ/6位)
    「いいレースになりました!このサーキットでのウエットコンディションでマシンがどう反応するか確かではなかったので、スタートは少し慎重になりました。F1で初めてこのようなコンディションで走行しましたが、満足のいくパフォーマンスを見せることができたと思っています。レースペースもよく、すこし運もありましたし、最初のピットストップのタイミングの判断も正しい時を見定められました。4番手を走行していた時は「さあ、行くぞ!」ととても興奮しました。残念ながらウエットタイヤからドライタイヤに替えるための2回目のピットストップはタイミングを逃し、ダニール(クビアト選手)の一周後に入ることになり、その間に4台に抜かれてしまいました。途中まで4番手で走行できていたからか、6位という結果が残念に感じてしまうのは可笑しいかもしれませんね。あの厳しい予選から決勝にはここまで持ち直してくれた、チームのすばらしい働きに感謝しています」

    ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ/リタイア)
    「常識では考えられないようなレースでした。雨やクラッシュ、それにともなうセーフティカーとピットストップによって、まるで運試しのような戦いになりました。自分にも多くのチャンスがあっただけに、それをつかめずリタイアに終わったのはとても残念です。レース終盤、僕はアレックス(アルボン)と数周にわたって争っていましたが、接触してフロントウイングが外れ、それによってパンクしたためにマシンを止めざるを得ませんでした。言うべき言葉が見つかりませんが、こういうレースでポイントを獲得できなかったのは悔しく感じています。スタートでは、ホイールスピンを喫してスピードを上げられず、ターン1にかけてポジションをかなり落としたことで追い上げがたいへんでした。今日のようなコンディションでは、いつピットインするのか、もしくはしないのかという判断に運が絡むものです。ただ、ペースはよかったので、次戦のハンガリーに向けてプッシュし続けていきます。チームとHondaにとっては、今日のマックスの勝利によって多くのポイントを稼げてすばらしい結果になったと思います」

  • レッドブル、ピエール・ガスリーのサバイバルセルを交換して車検に合格

    レッドブル、ピエール・ガスリーのサバイバルセルを交換して車検に合格

    レッドブル・ホンダは、ピエール・ガスリーのサバイバルセルを交換。無事に車検に合格し、ペナルティを回避した。

    ピエール・ガスリーは、F1ドイツGPのフリー走行2回目の終了間際に最終コーナーでスライドをコースアウト。グラベルを越えてその先のコース外のバリアにクラッシュしてマシンを大きく破損。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは“単純にドライビングのミス”だと語っていた。

    幸いにも、パワーユニットとギアボックスは金曜日用のものを搭載していたためレースウイークは続行できる見込みだったが、マシン側の損傷についてはどれくらいの変更が必要となるか、また、パーツが足りるかなどの懸念があった。

    FIAは土曜日の朝にプレスリリースは発表。サバイバルセルを交換したピエール・ガスリーのマシンが車検を通過し、ペナルティは科せられないことを確認した。

  • ピレリ、2020年F1タイヤでのセバスチャン・ブエミ事故の原因特定が難航

    ピレリ、2020年F1タイヤでのセバスチャン・ブエミ事故の原因特定が難航

    ピレリは、シルバーストンで実施した2020年のF1タイヤテストでレッドブル・ホンダのF1マシンでセバスチャン・ブエミがクラッシュした件で、タイヤとマシンの両方の問題を疑っており、事故の原因はまだ調査中だと語った。

    先週、レッドブルF1チームのリザーブドライバーを務めるセバスチャン・ブエミは、2日間のピレリのF1タイヤテストの2日目にレッドブル・ホンダ RB15で走行。高速の1コーナーでクラッシュを喫した。

    セバスチャン・ブエミが装着していたタイヤは新しい構造だったが、すでにオーストリアでアルファロメオ・レーシング、そして、シルバーストンではウィリアムズとレッドブル・ホンダがテストしていたコンパウンドだった。コース上で走行する目にもピレリの標準的な屋内テストが実施されていた。

    ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは、タイヤ側の潜在的な問題を除外していないとし、ビデオやデータを調べて問題点を突き止めようとしていると語った。

    「タイヤは調査中だ。週の真面目にシルバーストンからタイヤが戻ってたため、時間がかかっている」

    「もちろん、徹底的な調査が必要であり、レッドブルと協力して、故障の原因、それがどこから始まったものなのかを理解するために取り組んでいる」

    「らシュピールベルクでアルファロメオがテストしたものと同じプロトタイプであり、シルバーストンの初日にもウィリアムズとレッドブルがテストしていた。すでによく知られ、テストされていたコンパウンドだった」

    「インラップを走行中のターン1で起こった。左リアがバラバラになったが、同じセットの他の3つのタイヤ、そして、他の同じタイプのプロトタイプを調査しなければならない」

    「我々は様々なビデオを持っている。クルマにはオンボードカメラが搭載されており、クルマのテレメトリーもある。分析するためのデータがたくさなり、それによって少し時間がかかっている」

    「あまり明確にはなっていない。タイヤとリアサスペンションが完全に故障しており、何が起こったのかを正確に理解するのは難しい。しかし、GoProやサーキットの映像があるので役に立っている」

    「もちろん、我々にとってはそれが最優先事項だ。調査に専念している人々がいるし、出来る限り早くに原因を発見したいと思っている。明日テストがあるわけではないが、事前に知っておきたいと思っている」

    「来週までには調査を終えたいと持っている。何らかのことを見つけられることができると期待している」

    「360度調査を確実にするために何も除外したくない。タイヤ、マテリアル、クルマとの相互作用などを考慮している。方向性を与える要素はない。証拠が見つかるまで確認も否定もできない。何らか多の証拠が見つかれば、故障の具体的な原因に対する調査に対処することができる」

    「だが、現時点では全ての調査がタイヤ、マテリアル、製造工程、室内テストのいずれにも問題がないことを示しており、どの方向に進むのかを判断するのは難しい」

  • レッドブルとホンダF1、F1ドイツGPでの戦闘力に自信

    レッドブルとホンダF1、F1ドイツGPでの戦闘力に自信

    レッドブルとホンダF1は、F1ドイツGPで前戦のシルバーストンで発揮したパフォーマンスを繰り返すことができると自信をみせている。

    F1イギリスGPではホンダのF1エンジンを搭載する3台が予選でQ3進出を果たし、レースではレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが4位、マックス・フェルスタッペンがアクシンデントにも関わらず5位でフィニッシュしている。

    レッドブルもホンダF1もホッケンハイムとシルバーストンのサーキット特性は類似していると考えており、今週末もパフォーマンスを発揮できると自信をみせている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「F1カレンダーの中でも長い歴史を持つホッケンハイム・リンクは、コースの前半に配されているストレートによって、パワーサーキットとしてよく知られています」とコメント。

    「PUのパワーが重要で全開率が高いという点では、先日のシルバーストン・サーキットと似た部分があります。そのイギリスGPでは、いいレースペースをみせることができました。今回も予選・レースに向けて確実にセッティングを進め、いい結果を得られればと考えています」

    レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーもパワーセンシティブなシルバーストンよりもホッケンハイムはRB15の特性に合っていると考えている。

    「シルバーストンでのパフォーマンスを受け、我々はホッケンヘイムに自信を持って向かっている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「シリバーストーンは、モンツァに次いでカレンダーの中で最もパワーセンシティブなサーキットの一つだ。ほぼ全開でり、それはバルセロナのラップ全体とほぼ同等だ」

    「だから、我々にとってそれは励みになることであり、ホッケンハイムのようなそれほどパワーセンシティブではないサーキットには心強いことだ」

    「パワーセンシティブだとわかっているタイムのトラックでメルセデスに近づけたこと、マゴッツ、ベケッツ、コプスを通して、フェラーリに着いていくことができ、マックスがそこでフェラーリの後ろで勢いをつけられたことは、かなりまともなクルマがあるというサインだ」