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  • レッドブル:F1 カナダGP予選 ウェバーQ3で走行できず

    レッドブル:F1 カナダGP予選 ウェバーQ3で走行できず

    レッドブルは、F1カナダGP予選で、マーク・ウェバーが10番手、デビッド・クルサードが13位だった。マーク・ウェバーはQ3に進出するタイムを出していたが、Q2の最後にクラッシュし、Q3に出走することができなかった。

    マーク・ウェバー (10位)
    「問題なく走っていたが、路面が破損していてレースラインにはアスファルトのカスがあった。第2セッションの最後にピットに戻る途中でコースから僅かに外れて路面のカスを踏んでしまい、ピットに戻ることができなかった。サーキット側が明日までに、この路面にどう対処するつもりかは知らないが、いずれにせよ、誰にとっても同じ条件だ。モトクロス・バイクが必要だね。F1カーにとっては現実的ではないコンディションだ。草の上を走るか、ヘアピンの内側を走るしかないね」

    デビッド・クルサード (13位)
    「路面が破損している。2年前と同じような状況だ。ターン7とヘアピンが驚くほど難しかった。第1セッションと第2セッションの間に路面の清掃作業が行われたが、路面がどんどん壊れていくので、線路の上を走っているみたいだった。あれほどの馬力のクルマだと、スリップしたりスライドしたり、驚くほど難しい。今日はトップ10入りできるスピードはあったと思うが、どちらのセッションも最終アタックで渋滞に阻まれた。第1セッションではボーデ、第2セッションではピケの後ろだった。トラブル続きで残念だったが、明日は13番手からのスタートだ。そこから力強いレースを戦いたいと思う」

    クリスチャン・ホーナー チーム代表
    「Q1も非常に良かったし、Q2の1回目のアタックも良かったので、今日は難しいコースコンディションに悩まされがマークにとっては悔しい予選になった。コースを外れて難を逃れたドライバーもいたが、彼は車体前部に大きな損傷を追い、Q3に出場することができなかった。デビッドは、午前中はクルマのバランスに満足していなかったが、第1セッションで大きく前進することができた。しかし、残念ながら今日はQ3進出に足りるだけのスピードがなかった。十分なパフォーマンスが発揮できず、10位と13位という結果だった」

    ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア
    「少し残念な結果だった。マークはとても速かったが、第2セッション終盤のアクシデントで走行を継続できなくなった。Q3進出の資格はあったが、出走できなかったために10位と13位という結果だった。しかし、クルマもエンジンも良いパフォーマンスを発揮していたので、明日はおもしろいレースになるだろう。昨年もここでは数多くのアクシデントが発生しているので、いろんなことが起こる可能性がある」

  • レッドブル:F1 カナダGP初日 マーク・ウェバーが7番手

    レッドブル:F1 カナダGP初日 マーク・ウェバーが7番手

    レッドブルは、F1第7戦 カナダGPのフリー走行でマーク・ウェバーが7番手、デビッド・クルサードは12番手だった。

    マーク・ウェバー
    フリー走行1回目 7位 1分18秒712
    フリー走行2回目 7位 1分16秒604
    「妥当な1日だった。このサーキットはいつものようセットアップにとって、またブレーキ時に快適にために非常にチャレンジングだ。そのため、僕たちはそれらの作業を少し行ったんだ。最後の走行ではターン6で少しコースオフしてしまった。でもコースに戻れたから問題はなかった。そのことを除けば、今日は特に出来事はない1日だった。これから今日得られたデータを用いて、明日の準備をするつもりだ」

    デビッド・クルサード
    フリー走行1回目 8位 1分18秒712
    フリー走行2回目 12位 1分17秒334
    「より多くのダウンフォースに適応するという、普段通りのカナダのプラクティスデイだったよ。今朝はウェットでトラックコンディションは少しトリッキーな一日だったけど、僕たちはプログラムを実行した。今日はタイヤの全てを使うことができなかった。フリー走行2回目の終盤には時間がなくなってしまった。それでも作業を通して良いデータを得ることができたよ。明日どうなるか見てみるつもりだ」

  • マーク・ウェバー、「ポイントを獲り続けたい」

    マーク・ウェバー、「ポイントを獲り続けたい」

    マーク・ウェバーは、これまで5戦連続で入賞し、ヘイキ・コバライネンと並ぶ15ポイントを獲得している。RB4で信頼性の問題を克服したレッドブル。ウェバーがこれまでのレースと今後についてインタビューに答えた。

    マーク、モナコでは4位で5ポイントを獲得しましたね。次はどうですか?モントリオールでは表彰台でしょうか?去年はグリッド6番からのスタートでしたね。トラックはあなたに合っているようです・・・
    モントリオールは素晴らしいサーキットだし、ポイント・フィニッシュを続けたい。僕たちにとってそれが最も重要なことだ。4位になったモナコのように、クレイジーなレースにならないと表彰台は信じられないほど難しい。でも予選をうまく行い、好調なレースを継続しなければならない。うまくいけばポイントが獲得できるだろう。現時点ではマシンとチームは調子がいいし、発展し続けなければならない。

    モナコではラッキーでしたが、あなたは冷静さを保ち、ミスをしませんでした・・・
    あのようなレースでは、あまり多くのリスクを冒さないのがベストだし、僕はまさにそうだった。他の多くのドライバーがミスをした。でも、それもグランプリの一部だ。僕は多くの不運を経験したから、少しばかり幸運に恵まれて満足している。キミ(・ライコネン)がスーティルにぶつかっても気にしない。僕も以前そのような状況があったからね。だから、誰かの不運のおかげで僕のポイントが増えても全く気にならない。

    レッドブルの15ポイントはあなたが獲得ました。これには驚いていますか?
    そうだね。デビッド(・クルサード)がうまくいったレースはほとんんどなかったけど、すぐに変わるだろう。今週末に彼が立ち直って、チームのためにもポイントにチャレンジできるようになってほしい。驚いている理由は、デビッドがそうできるとみんながわかっているからだ。僕らはふたりともネルソン(・ピケ)とグロックの低迷につけこみたいね。中嶋はウィリアムズで素晴らしい仕事をしているので、フェルナンド(・アロンソ)とニコ(・ロズベルグ)を上回るためには、2台のマシンが必要だ。

    15ポイントは、ヘイキ・コバライネンと同じです。これはあなたがフェラーリ、マクラーレン、BMWザウバーの「ビッグ3」を除く「ベスト・オブ・ザ・レスト」であるということでしょうか?
    ああ、その通りだ。それにはとても満足しているし、この状態を維持したい。フェルナンドとは接戦だし、ウィリアムズも同じように非常に速さがあるから、達成できたら本当に報われるだろう。シーズンはこれからまだ長いし、6戦を終えてヘイキと同点、ニック・ハイドフェルドから5ポイント下というのはやりがいがある。僕にとってはかなりいいスタートだし、継続したいね。それが全てだ。全てのレースでもポイントが獲得できるわけではない。そんなことは起こらないだろう。でも、手に入れられるときはいつでもポイントを獲り続けたい。

    RB4は今シーズンこれまで3回しかリタイヤしていません。昨年のあなたを悩ませた信頼性の問題は解決されたようですね・・・
    信頼性の解決は大きい。テストでもレース週末でも勢いを与えてくれる。残念ながらバルセロナでは多くの走行時間失ったし、デビッドはモナコで少し走行時間を失った。3回のリタイヤの正確な原因はわからないけど、技術的な問題ではないと思う。デビッドと僕自身のドライバー・ミスが原因だ。

    ポール・リカールでのテストで、トラックがモントリオール用シミュレーションに設定されたとき、セバスチャン・ブエミが走行しました。彼は十分なフィードバックをもたらしましたか?
    おそらく、そうではなかった。もちろん、もっと多くのデータがほしかったけど、最終日は雨でみんなが妨げられたので条件は同じだ。モントリオールでの挑戦には、かなり良いアイデアがある。誰もがブレーキに厳しく、縁石を使う必要があって、セーフティカーが影響することを知っている。だから僕たちの運がよくて、セーフティカーによる問題がなく、よいレースをすれば、何ポイントか獲得できるだろう。

    RB4は予想よりかなりよさそうですが・・・
    冬の間にしたことが鍵だね。マシンの設計方法において良い技術的な決断して、信頼性に焦点を置いたんだ。この結果はクリスチャン(・ホーナー)をはじめとするみんなの努力の成果だ。その努力や決断からいくらかの見返りがあったことは素晴らしいが、できるだけ早くマシンのパフォーマンスを上げるよう、開発しなければならない。しかしこれは全チームが直面している問題だ。マシンはよいベースがあるので、開発を続ける必要がある。

    契約更改の交渉を行なっていると言っていましたね。ポジティブな結果が出る自信がありますか?
    僕はここで進歩しているので残留したい。レッドブルで走ることが気に入っているし、ディートリッヒ(・マテシッツ)の運営方法も大いに尊敬している。当然、結果を出せばファクトリーの雰囲気もよくなる。将来もチームの一員でいたいね。一緒に続けることができればよいと思う。

  • デビッド・クルサード、F1シート喪失の危機

    デビッド・クルサード、F1シート喪失の危機

    デビッド・クルサードは、レッドブルのF1シートから追われるのではないかと噂が広まっている。

    今シーズン、デビッド・クルサードはまだノーポイントに終わっている。クルサード自信も「6レースを終えて1ポイントも稼げず、さらにたくさんのアクシデントでマシンにダメージが発生したことは本当に残念だ」とモナコGP決勝後にコメントしている。

    デビッド・クルサードのマネージャーを務める元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、「不運なことに、現時点ではクルサードに悪い運が集中している」とコメントし、クルサードが巻き返すためには、良い結果を重ねなければならないとしている。

    デビッド・クルサードの後任には、現在トロ・ロッソから参戦し、レッドブル社と直接契約を結んでいるセバスチャン・ベッテルが有力視されている。

    しかし、トロ・ロッソの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガーは、「セバスチャン(・ベッテル)がレッドブルにステップアップするのは、現段階ではまだ早いと思う。」とコメントしている。

  • レッドブル、ウェバーが4位入賞で5戦連続ポイント

    レッドブル、ウェバーが4位入賞で5戦連続ポイント

    レッドブル、F1 モナコGPで、マーク・ウェバーが4位、デビッド・クルサードはリタイアだった。

    マーク・ウェバーは、波乱のレースのなか、堅実なレース運びで、彼の今季最高位となる4位入賞を果たした。ウェバーはこれで5戦連続でのポイント獲得。チームに5ポイントをもたらし、レッドブルはコンストラクターズでウィリアムズと並ぶ15ポイントとなった。

    デビッド・クルサードは、レース序盤にクラッシュしリタイアとなった。

    マーク・ウェバー (4位)
    「良かったよ。たくさんのポイントが獲得できたので最高だ。レースとしては世界一エキサイティングなレースではなかったが、序盤のウェットコンディションは本当に難しく、カジノではアクアプレーニング現象が起こっていた。激しく雨が降った数周はインターミディエイトのタイヤでは明らかに無理があったが、その後、コースが乾き始めたのでタイヤ交換を考えなければならなかった。あと5周ぐらい遅くドライタイヤに交換するのが理想的だったので、もう少し燃料があれば良かったね。でも、サーキットでもミルトンキーンズのファクトリーでも、チームは本当にすばらしい仕事をしてくれた。力強いリザルトを手に入れることができて最高だよ」

    デイビッド・クルサード (リタイア)
    「モナコは序盤に細心の注意が必要なレースだが、シフトダウンが難しかったために、カジノのエントリーで失敗してしまった。何度も軌道修正したが、結局はコースアウトした。セバスチャン(ボーデ)にも同じようなことが起きたようだ。ぼくと同じ場所でクラッシュしそうになっていた。トラブルさえ避けられればポイント獲得の可能性も高かったので、今回のレースには本当にがっかりしている。しかし、予選のアクシデントの後、メカニックたちがクルマを完全に修理してくれたのは素晴らしかったし、マークが4位でポイントを獲得したこともとても嬉しかった」

    クリスチャン・ホーナー
    「今日はマークが最高のレースを見せた。2時間の長丁場のレースでミスを犯さなかった数少ないドライバーのひとりだ。残念ながらスリックタイヤへの交換が5,6周早すぎたために、我々よりも長く走れたライコネンとスーティルに抜かれてしまった。しかし、マークは全てをうまく乗り切り、キミのアクシデントのおかげもあって4位という素晴らしいポジションでフィニッシュすることができた。マークにとってもチームにとっても最高の結果だ。デイビッドは今週末はスタートからついていなかったが、レースも不運な結果となった。今週末は何もかもうまく行かなかったが、カナダでは復活してくれるだろう」

    ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア
    「この結果にはとても満足している。チームにとってはとても良い結果だった。デイビッドは残念だったが、コースから外れない方が難しいようなスタートだった。エンジン面では、エンジンにとても難しいコースであると同時にパワーを抑えるための新しいレギュレーションがあったので、パワーを出すよりもパワーを抑える戦いだったと言えるだろう。ルノーエンジンのドライバビリティが悪くはないことを証明できたと思う。順調だ」

  • レッドブル:モナコGP予選 クルサードが大クラッシュ

    レッドブル:モナコGP予選 クルサードが大クラッシュ

    レッドブルはF1 モナコGPで、マーク・ウェバーが9番手、デビッド・クルサードが10番手だった。

    Q2の最後のセッションで、デビッド・クルサードが大クラッシュ。トンネル出口のヌーベルシケインの手前のブレーキングで、突然マシンが右を向き、壁に衝突。エスケープゾーンに突っ込んでいった。クルサードに怪我はなかった。

    このクラッシュにより、イエローフラッグが降られ、後続車のタイムアタックを妨げることになってしまった。Q3に進出したが、マシンの損傷により走行を行うことはできず、10番手で予選を終えた。

    マーク・ウェバー (9位)
    「問題もなくクリアな走行が行えた。かなりタイヤがロックアップしていたが、他と比べて特に悪いセクションというのもなかったので、明日の様子を見るしかない。78周の長いレースだし、天気も不安定だ。ポイント獲得が期待できる」

    デビッド・クルサード (10位)
    「アクシデントが起きたときは時速185kmぐらい出していたので、かなりの勢いで壁に衝突した。ブレーキを踏んだらクルマが回転したんだ。路面が盛り上がった部分だったのでリヤ・アクスルがロックした可能性もあるが、普通ならそういう場合はブレーキを少しリリースしてやればいい。クルマをチェックしてリヤに何か問題があるのか確認する。かなりのスピードで回転したからね。エンジンブレーキも何もないから、あそこでブレーキを踏むとリヤが軽くなるのは普通だが、それは意識して運転しているので、あんなに激しいアクシデントになったことに驚いている。クルマが戻ってきたらデータを見れば原因が分かるだろう」

    クリスチャン・ホーナー
    「ひどいアクシデントだったが、デイビッドが無傷だったことが一番重要だ。クルマのダメージも比較的少なかった。今週末はデイビッドにとっては難しい状況が続いている。木曜日にはエンジンスロットルのトラブルがあったし、今朝はギヤボックスの油圧の問題があった。そして、予選ではQ2であの大きなアクシデントだ。それでもグリッド10番手なんだから、ポジティブな結果だと言える。デイビッドも明日の決勝レースは大丈夫だろう。マークは楽に最初の2回の予選セッションを通過している。明日がどんな天気になるかは分からないが、かなり良いポジションだ」

    ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア
    「幸いアクシデントの後もデイビッドは大丈夫だったし、Q3まで進出することができた。このコースでのクルマのパフォーマンスはとても良い。このコースでは頻繁にエンジン回転数が高くなるが、新ルールでドライバー補助システムが使えないので、エンジンにとってはとても難しいレースになった。いかにエンジンの回転数を抑えて、クルマを地面にとどめておくかが問題だ」

  • レッドブル:モナコGP初日 クルサードにマシントラブル

    レッドブル:モナコGP初日 クルサードにマシントラブル

    レッドブルは、F1第6戦 モナコGPのフリー走行でマーク・ウェバーは13番手、デビッド・クルサードが14番手だった。

    フリー走行1回目で、デビッド・クルサードのマシンはスロットルの問題によりコース上でストップ。このトラブルにより、クルサードは1回目のセッションをわずか3周で終えた。

    マーク・ウェバー
    フリー走行1回目 9位 1分17秒798
    フリー走行2回目 13位 1分17秒094
    「すべてのプログラムを完了したけど、まだいくつかやることはあるし、ドライでの予選、ドライでのレースになると思っている。現時点でマシンはトラックにあまりあっていないけど、それを解決するために何をすればいいかはわかっているよ。」

    デビッド・クルサード
    フリー走行1回目 20位
    フリー走行2回目 14位 1分17秒131
    「今朝はスロットルのアクチュエータに問題があり走行時間をロスしてしまった。走行時間を失うのは決していいことではない。特にここモナコではね。午後はもっと多くのラップを稼いでスピードに乗るために、プログラムを調整しなければならなかった。うまくリカバーできたと思うけど、モナコでコースを一番良く分かるのは日曜日の午後に行われる78周のレース時なんだ。だからいいスタートではないけれど、残りの週末に向けていい状態だと思っている」

  • エイドリアン・ニューウェイ、「RB4の仕上がり期待以上」

    エイドリアン・ニューウェイ、「RB4の仕上がり期待以上」

    レッドブルのテクニカルディレクターであるエイドリアン・ニューウェイが、自らデザインしたレッドブル RB4のここまでの戦いを評価した。

    すでに開幕5戦が終了しましたが、これまでの進捗状況をどのように評価しますか?
    「シーズンの四分の一を終えた今このポジションにいるということには満足して良いだろう。接戦の戦いになってきているが、昨年と比べると上位に近づいている。ポールポジションやレース優勝者のタイムと我々のラップタイムを比較すると分かるだろう。トップ3チームの後ろは厳しい接戦の戦いで、Q2では8位から14位までのタイム差がわずかコンマ数秒というのも珍しくない。ほんの僅かな失敗が、日曜日の午後のレースに大きな影響を与える」

    予定以上にRB4の開発に力を入れている点はありますか?
    「クルマは期待通りに仕上がっているので、全体的には満足している。トラクションの点で少し苦しんでいる部分もあるが、原因究明の作業に取り組んでいる最中だ。それ以外のパッケージ全体のパフォーマンスは期待通りだと言える。空力面も狙い通りだ。昨年は風洞テストの数値とコースでの数値の違いに苦しまされたが、今年はその点でも昨年よりも良い結果が出ている。まだいくらか数値に差があり、これは解決したいと思っているが、昨年ほど著しいものではない」

    次のモナコとカナダは特別な取り組みが必要になると思いますが、この2戦のためにクルマに加えた変更は?
    「もちろんモナコは高ダウンフォースのサーキットなので、ダウンフォースの高いリヤウイングとのバランスを取るための新しいフロントウイングを今週末は投入する。まだダウンフォースを最大にして走らせてはいないが、リヤウイングはすでに投入しているものだ。カナダは今年すでに経験している低ダウンフォースのサーキットなので、トルコで使ったフロントウイングを調整したものを用いる。この程度のスペック変更は通常の範囲内だが、その他にモナコは先週のポールリカールのテストで評価を行った改良型サスペンション・パッケージなど、新しい空力及びメカニカル・パーツを用意している。そのいくつかは、すでに話したトラクションの問題を解決するためのものだ。モナコはブレーキ・キャリパーの冷却システムにもかなり負担が大きいレースだ。ブレーキの冷却自体には問題がないのに、何度となく軽くブレーキを踏むのでキャリパーが高い熱を帯びるという不思議なサーキットなんだ。他のカギとなる要素は、アンジュレーションが特徴的なサーキットなので、クルマのメカニカル・セットアップが重要となる点だ」

    わずかなミスがバリヤへの衝突を引き起こしたりするサーキットですし、週末雨が降る可能性もあります。トラクションコントロールなしのクルマでドライバーはこのようなコンディションに対応しなければならないわけですが、何か対策はありますか?
    「トラクションコントロールがないことを補うには、クルマの様々な領域における開発作業が必要だ。まずはエンジンマッピングだ。エンジンのドライバビリティを最大限に引き出すために、どのエンジンメーカーもこの作業に取り組んでいる。最終的にはシャシーの性能もエンジンの出力に影響を受けるので、我々も無関係ではない。次に重要なのは、基本的なハンドリングという意味でドライバーに優しいクルマにするということ。これは、サスペンションと空力次第だ。トラクションコントロールが無くなったことばかりが注目されているが、実際は電子制御ドライバー補助システムが禁止になった。代表的なのはコーナー出口のエンジン・パワーを制御するシステムだが、以前はコーナーのエントリーの安定性をコントロールするためにエンジンを補助的に使っていたというのも同じように重要なポイントだ。どのチームもリヤホイールにABSを使っていたので、リヤホイールがロックアップし始めると、それを止めるためにエンジンが加速した。コーナーのエントリー・ステージではそれがある程度継続したが、もうこれもない。以前は電子制御できたことをカバーするためにシャシーがより重要視されている」

    モナコの週末を楽しみにしていますか?
    「誰だってモナコは楽しみだと思う。特別な場所だからね。他とは異なるだけに、期待も大きくなるんだよ」

  • クリスチャン・ホーナー、「これまでの4レースは予想通り」

    クリスチャン・ホーナー、「これまでの4レースは予想通り」

    ここまで力強いレースを見せているレッドブル。レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーがこれまでの4レースを振り返った。

    これまでのシーズンの総括を聞かせてください。
    「これまでの4レースは、ほぼ予想通りのポジションだったと言って良いだろう。開幕戦は珍しく両ドライバーともポイント獲得圏内のフィニッシュを果たせず、残念ながら惨敗だったが、その後の全レースでマークはポイントを獲得している。デビッドもマレーシアとイスタンブールではポイント獲得にあと一歩の9位完走だった」

    クルマの性能に関しては?
    「全体的にはパフォーマンスも信頼性も昨年より大きく一歩前進している。昨シーズンはルノー、トヨタ、ウィリアムズ、そして時にはホンダが主なライバルで、チャンピオンシップ4位獲得の戦いは優勝争いに劣らぬ激戦だった。これまでの3、4戦ではワークス・ルノーに比べても非常にコンペティティブな戦いができ、マークとフェルナンド(アロンソ)がとても良いレースを戦っている」

    信頼性が向上した理由は何ですか?
    「信頼性が重要なのは当然だが、エンジンやギヤボックスの寿命に関する新しいレギュレーションによって、今年は信頼性が勝負の明暗を分けるより重要な要素となった。通常、優れたデザインが高い信頼性を生む。我々が昨年信頼性に苦しんだ理由は、これまでチームが経験したことがないほどクルマに大きな変化があったからだ。その後、チームの強化対策を行ったり、新しいプロジェクト・マネージャーを入れたりして、冬の間は信頼性に重点を置いた作業に取り組んだ。運良く今のところ我々は100%の機械的な信頼性を記録している数少ないチームのひとつだ。昨年はギヤボックスが弱点で、そのために多くのポイントを取り逃した。トランスミッション・グループの全員に感謝だ。これまでの4レースでは素晴らしい仕事をしてくれている」

    これまでのドライバーのパフォーマンスをどのように評価しますか?
    「現在はマークが好調だ。非常に良いドライビングをしていると思う。これまでの4レースでも見事なレース・パフォーマンスを見せ、力強いシーズンのスタートを切った。一方デビッドは不運なレースが続いたが、イスタンブールでは調子を取り戻している。ふたりのポイント獲得に大きな期待を寄せているので、チームにとっては心強いことだ」

    モナコの予想は?
    「モナコは宝くじみたいなものだから、期待しすぎると危険なことになる。2年前にはデビッドがモナコでチーム初の表彰台を達成しているが、昨年は非常に悔しい結果に終わっている。ふたりともモナコのコースは好きで、デビッドはモナコGPで2回優勝しているし、マークも2001年の前座レースのF3000で優勝している。ふたりとも素晴らしい記録を持っているわけだが、ユニークなサーキットだけに普通とは違ったことが要求されるので、ドライバーやクルマの僅かなミスが命取りになる」

  • レッドブル:トルコGP マーク・ウェバーが7位入賞

    レッドブル:トルコGP マーク・ウェバーが7位入賞

    レッドブルは、トルコGP決勝でマーク・ウェバーが7位入賞、デビッド・クルサードが9位完走を果たした。

    週末を通して速さをみせたレッドブル。マーク・ウェバーはチームに2ポイントをもたらし、最近のレースでクラッシュによるリタイアが続いていたデビッド・クルサードも9位で完走した。

    マーク・ウェバー (7位)
    「2ポイント獲得できてハッピーだが、最高にエキサイティングなレースだったとは言えない。フェルナンド(アロンソ)に付いていくのが精一杯だった。でも、今日のぼくたちにとっては彼は少し強すぎたので、それも容易なことではなかった。もう少し彼と戦えるようなコンディションだったら良かったけどね。ロズベルグ(ニコ)は怖い存在ではなかったので、最終スティントは少しスピードを緩めた。金曜日のクラッシュの後でクルマに手を加えていたこともあったので、またポイントを獲得できたのはチームにとっても嬉しいことだった。でも、もうポイント獲得だけでは喜んでいられない。もっと上を目指して戦いたい。しかし、もうすでに昨年のトータル獲得ポイントと同ポイントなので、順調だと言えるだろう」

    デイビッド・クルサード (9位)
    「今日はギリギリでポイントに届かず悔しかったが、クルマを見回してもダメージはないので誰とも接触せずにレースを完走できたようだよ!ぼくは全力でレースを戦った。2回目のピットストップの直前に0.5秒落とし、ニコ(ロズベルグ)のすぐ後ろでレースに戻った。おそらくこれが結果を左右する決定的な要因だったと思う。チームの戦略は良かったが、あとほんの僅かなスピードをクルマから絞り出すことができなかった。アンダーステアが少しあってドライバビリティも良くなかったので、思ったようにアクセルを踏み込むことができず、1周につき0.1秒のタイムロスに繋がった」

    クリスチャン・ホーナー
    「今日のマークは主にフェルナンド(アロンソ)を相手にレースを戦っていた。1回目のピットストップでは、もう少しで彼を抜けるところだったが、0.5秒の差でそのチャンスを逃してしまったのはついてなかった。最終的には7位という結果で、連続4回目のポイント獲得を達成した。デイビッドは、1周目で(ニコ)ロズ
    ベルグに抜かれ、レースの最後まで彼を追い続けることになった。彼の方が速く見えたが、残念ながら戦略でも彼を出し抜くことはできず、デイビッドは悔しい9位の結果に終わった。今回も引き続き完ぺきな信頼性を誇るレースになったのは嬉しいことだ」

    ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア
    「6位フィニッシュを期待していたので少し残念だったが、良い結果だったと思う。コンストラクターズ・チャンピオンシップでも1位上昇したし、エンジンのマネージメントという点に関しても満足している。前回のレースではフェルナンド(アロンソ)にトラブルがあったので、我々も少し心配していたんだ。今回は特にターン8がエンジンに厳しいコースなので、エンジンがここで高い信頼性を発揮したことにも満足している」