タグ: ラリー・スウェーデン

  • 【WRC】 ラリー・スウェーデン 3日目:T.ヌービルが首位をキープ

    【WRC】 ラリー・スウェーデン 3日目:T.ヌービルが首位をキープ

    WRC 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデンが17日(土)に3日目を迎え、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが首位をキープした。

    競技3日目となる2月17日(土)のデイ3は、トルシュビーのサービスパークを中心に8本のSSが行われた。トルントルプ(SS9/SS12)は久々にラリー・スウェーデンのコースに組み込まれたステージで、ハグフォシュ(SS10/SS13)、ヴァルゴセン(SS11/SS14)はラリー・スウェーデンを代表する名物ステージ。

    特にヴァルゴセンは「コリンズクレスト」と呼ばれるビッグジャンプがある大人気のSSで、毎年多くの観客が集まりとても盛り上がる。デイの終わりには、木曜日と同じ競馬場が舞台となるカールスタード・スーパーSS(SS15)、サービスパークすぐ近くでのトルシュビー・スプリント(SS16)という、2本の短いSSが行なわれた。

    3日目もティエリー・ヌービルが首位をキープ。2時間23分23秒8というタイムを記録し、2番手に22.7秒差をつけている。

    2番手にはシトロエンのクレイグ・ブリーンが続き、ヒュンダイの1-2-3体制を崩した。3番手にはアンドレアス・ミケルセン、4番手にはハイデン・パッドンが続いている。

    トヨタ勢はエサペッカ・ラッピがトップから1分5秒8差で6番手、ヤリ-マティ・ラトバラが2分3秒3差で7番手と1つ順位を上げた。オット・タナックは3分41秒3差の9番手につけている。

    2018 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデン 3日目

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 2:23:23.8
    2 クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC +22.7
    3 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +32.0
    4 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +48.6
    5 マッズ・オストベルグ シトロエンC3 WRC +56.8
    6 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +1:05.8
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +2:03.3
    8 テーム・スニネン フォード・フィエスタWRC +2:20.5
    9 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +3:41.3
    10 セバスチャン・オジェ フォード・フィエスタWRC +4:24.9
  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン2日目は積雪で出走順が大きく影響

    【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン2日目は積雪で出走順が大きく影響

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第2戦ラリー・スウェーデンの競技2日目デイ2がスウェーデンのトルシュビーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #9号車)が総合7位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合8位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)が総合9位につけ、ヤリスWRCは全車がデイ2を走りきった。

    競技2日目を迎えたラリー・スウェーデンは、森林地帯で7本計140.10kmのSS(スペシャルステージ)が行なわれた。午前中SSは全体的に新雪に覆われ、出走順がはやい選手権ランキング上位のドライバーはコース上の「雪かき役」を担うことになり、大幅なタイムロスを余儀なくされた。デイ2最初のSS2を2番目にスタートしたオット・タナックはそれでもSSベストタイムを記録し首位の座を守ったが、以降のSSでは新雪の影響を大きく受け、3番手スタートのヤリ-マティ・ラトバラと共に遅れをとり困難な1日を送ることになった。出走順が7番目だったエサペッカ・ラッピはデイ1の総合8位から順位を上げ、SS5では総合2位につけていた。しかし、SS6でジャンクションをうまく曲がれず、クルマのフロント部を雪壁に当てたことでエアフィルターに大量の雪が詰まり、エンジンのパワーが低下してしまった。その結果、ラッピは約30秒を失い総合7位でデイ2を終えた。

    競技3日目となる2月17日(土)のデイ3は、トルシュビーのサービスパークを中心に8本のSSが行われる。トルントルプ(SS9/SS12)は久々にラリー・スウェーデンのコースに組み込まれたステージで、ハグフォシュ(SS10/SS13)、ヴァルゴセン(SS11/SS14)はラリー・スウェーデンを代表する名物ステージ。特にヴァルゴセンは「コリンズクレスト」と呼ばれるビッグジャンプがある大人気のSSで、毎年多くの観客が集まりとても盛り上がる。デイの終わりには、木曜日と同じ競馬場が舞台となるカールスタード・スーパーSS(SS15)、サービスパークすぐ近くでのトルシュビー・スプリント(SS16)という、2本の短いSSが行なわれる。8本のSSの合計距離は120.31km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は545.25kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    1日を通してフルにSSが行われる最初のデイが、このような思いもよらぬ展開になったのを初めて見ました。今日のSSのタイムを見ただけでは、前戦のラリー・モンテカルロで一体誰が活躍し、誰がそうでなかったのかきっと分からないでしょう。現在のラリーカーは以前よりも幅が広いスノータイヤを装着するため、コースクリーニングを担うことによるタイムロスは昔よりも大きくなっています。オットやヤリ-マティなど、現在選手権の上位にいる選手たちにとっては、フラストレーションが溜まる1日だったでしょう。エサペッカは明日のデイ3でトップを狙える良い位置につけていましたが、残念ながら小さなミスで遅れをとりました。それでも、このような状況で彼は良い走りをし、自信を示しました。明日は上位につけている選手の出走順が今日とは逆で後方になるため、彼らにとってはより有利な展開になり得ます。ただし、それでもラリーはまだ2日間残っているので、何かが起こる可能性はあります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    本当に厳しい1日でした。まず、朝のSSではコースが新雪に覆われ、午後の再走SSでは、直前に走ったヒストリックラリーカーによって幅の狭い走行ラインが刻まれていました。そのラインを外れると非常に滑りやすいので、なぞって走るより他ありませんでした。そのため自分の力をフルに発揮して攻めることができませんでしたが、仕方ありません。それでもクルマにはとても満足しているので、明日はよりポジティブな状況になることを期待しています。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今日はとても苦労しました。コース上には大量の雪があり、外から見ている分には良いのですが、走る立場からすると大変で、タイヤのグリップがまったく感じられない状態でした。とにかく、今日は非常に難しいロードコンディションだったと思います。もし明日、走行順が後方だったなら良かったのですが、残念ながらそうではなく今日と同じようなはやい走行順なので、きっと明日も苦労するでしょう。ラリーを最後まで走り抜き、できるだけ多くのポイントを得られるようにベストを尽くします。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    非常にトリッキーなコンディションでした。特に再走SSでは轍(わだち)が深く刻まれ、滑りやすい雪が積もっていたためミスをしやすく1回目の走行時よりも大変でした。SS6ではクルマのフロントを雪壁に当て、大量の雪がエアフィルターに入ってしまい最後の5kmは大幅にパワーが落ちた状態で走ることになり、30秒程度ロスしました。ただしラリーはまだ2日間ありますし、今日はポジティブに感じられることも多くありました。自分自身のスピードに少し驚いたくらいです。ですから、明日もこの良いフィーリングを保ち、楽しんで走りたいと思います。

    ラリー・スウェーデン デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h16m13.1s
    2 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4.9s
    3 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +12.1s
    4 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +12.6s
    5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +13.2s
    6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +29.6s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +38.5s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m06.2s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +1m29.0s
    10 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1m43.6s

  • 【WRC】 ラリー・スウェーデン 2日目:ヒュンダイが1-2-3体制

    【WRC】 ラリー・スウェーデン 2日目:ヒュンダイが1-2-3体制

    WRC 世界ラリー選手権 第3戦 ラリー・スウェーデンが16日(金)に2日目を迎え、ティエリー・ヌービルが首位に浮上。ヒュンダイが1-2-3体制を築いた。

    競技2日目は、トルシュビーのサービスパークを中心に7本のSSが行われた。そのうちホーフ・フィンスコグ(SS2/SS5)と、スヴルリア(SS3/SS6)は隣国ノルウェーが舞台となり、ロイデン(SS4/SS7)はスウェーデンをスタートし、ノルウェーを経てスウェーデンでフィニッシュするという、国をまたぐステージとなった。

    そして、1日の終わりにはサービスパークのすぐ近くでトルシュビー(SS8)のステージが行なわれた。

    2日目の首位に浮上したのはヒュンダイのティエリー・ヌービル。1時間16分13秒1というタイムをマーク・2番手には4.9秒差でアンドレアス・ミケルセン、3番手には12.1秒差でヘイデン・パッドンが続き、ヒュンダイが1-2-3体制で3日目を迎えることになった。

    4番手にはクレイグ・ブリーン、5番手にはマッズ・オストベルグとシトロエンの2台、6番手はMスポーツ・フォードのテーム・シニネンが続いた。

    トヨタ勢は、エサペッカ・ラッピがトップから1分6秒2差の7番手、8番手にヤリ-マティ・ラトバラ、9番手にオット・タナックという順位だった。

    開幕戦のウィナーであるセバスチャン・オジェはトップから2分48秒8差の12番手に沈んでいる。

    2018 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデン 2日目

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 1:16:13.1
    2 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +4.9
    3 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +12.1
    4 クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC +12.6
    5 マッズ・オストベルグ シトロエンC3 WRC +13.2
    6 テーム・スニネン フォード・フィエスタWRC +29.6
    7 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +38.5
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +1:06.2
    9 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +1:29.0
    10 クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +1:43.6
    11 エルフィン・エバンス フォード・フィエスタWRC +2:41.3
    12 セバスチャン・オジェ フォード・フィエスタWRC +2:48.6
  • 【WRC】 トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン 初日レポート

    【WRC】 トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン 初日レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第2戦 ラリー・スウェーデンが2月15日(木)に開幕。デイ1としてスウェーデンのカールスタードでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合1位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合2位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合8位につけ、ヤリスWRCは全3台が順調なスタートをきった。

    シーズン唯一のフルスノーイベントであるラリー・スウェーデンは、15日(木)の午前中にトルスビューのサービスパーク付近でシェイクダウンが行なわれ、クルマの走行確認および最終セッティング作業を行なった。そして夜8時過ぎから、トルスビューの約100km南に位置するカールスタードの競馬場で、SS1として2台同時走行のスーパーSSが行われた。SS1は全長1.90kmと走行距離は短いながらも、毎年多くの選手がミスをしてクルマに大きなダメージを負う難関SSとして知られている。そのため3名のドライバーは注意深い走行を実践したが、タナックとラトバラが1-2のSSタイムを記録するなど、チームにとって良いラリーのスタートになった。

    競技2日目となる2月16日(金)のデイ2は、トルシュビーのサービスパークを中心に7本のSSが行われる。そのうちホーフ・フィンスコグ(SS2/SS5)と、スヴルリア(SS3/SS6)は隣国ノルウェーが舞台となり、ロイデン(SS4/SS7)はスウェーデンをスタートし、ノルウェーを経てスウェーデンでフィニッシュするという、国をまたぐステージとなる。そして、1日の終わりにはサービスパークのすぐ近くでトルシュビー(SS8)のステージが行なわれる。7本のSSの合計距離は140.10km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は548.10kmとなる。

    トム・フォウラー (チーフ・エンジニア)
    今晩のスーパーSSでは1、2番手タイムを刻むなど良いスタートになりましたが、本当の戦いは明日からです。朝のシェイクダウンは、高速セクションと低速セクションがあり実際のラリーのSSと似たようなコースでしたので、プレイベントテスト後に実施したいくつかのセッティング変更を確認する場として活用しました。すべてのクルマはそれぞれ異なる時間帯に走行したので、タイムはあまり参考になりませんが、自分たちのパフォーマンスには満足しています。去年、このラリーで優勝した後、我々は改善を続けてきましたが、他のチームもそれは同じだと思いますので、気を引き締めてラリーに臨みたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    最初のSSで速いタイムを刻むことができ、とても良いスタートになりましたので、この調子を保ち続けたいと思います。シェイクダウンのコースは、明日以降のSSと非常に良く似ており、セッティングを少し変更したところクルマのフィーリングはとても良くなりました。雪の上を走るのはとても良い気分ですし、今年は素晴らしい路面コンディションです。もちろんラリー・スウェーデンでの5回目の優勝を目指して戦いますが、他のドライバーも速く彼らにもチャンスはあります。このラリーで勝利するためには、完璧な戦いをしなくてはなりません。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    カールスタードのSSは観客が多く、そして面白いコースなのでラリーのスタートをいつも楽しんでいます。また、朝のシェイクダウンも順調でした。明日からの天気次第でベストなセットアップは変わるので注意する必要はありますが、クルマは良いフィーリングです。前戦ラリー・モンテカルロは我々にとって良いスタートになりましたが、このラリーでも良い結果を得られると信じています。明日から始まる、ラリー・スウェーデンらしいコースを走るのが今から楽しみです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    最初のSSはまったく問題なく、良い走りをできました。また、朝のシェイクダウンシェイクダウンも非常にうまく行ったと思います。最初に少しアンダーステアを感じましたが、その後サービスでセッティングを変更し、違うことも試したところ改善したので、明日からの典型的なスウェーデンのSSではきっと上手く走れると信じています。コースに大きな雪壁があり、道が完全に凍結し、そして日差しがあればラリーカーをドライブするには最高の条件です。明日からのラリーを心から楽しみたいと思います。

    ラリー・スウェーデン デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 01m32.7s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +0.3s
    3 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +0.6s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +0.9s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.9s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.0s
    7 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.1s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +2.2s
    9 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2.5s
    10 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2.9s

  • 【WRC】 ラリー・スウェーデン:T.ヌービルがシェイクダウン首位

    【WRC】 ラリー・スウェーデン:T.ヌービルがシェイクダウン首位

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンのシェイクダウンが15日(木)に行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)がトップタイムをマークした。

    ラリー・スウェーデンは、全13戦で唯一の「フルスノーラリー」。森林地帯を中心とするコースはグラベル(未舗装路)の上に雪が降り積もり、全SS(スペシャルステージ)が雪道で行なわれる。そのため、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた特殊な雪道専用タイヤを装着してSSを走行する。

    SSの平均速度はWRC全戦の中で毎年トップ3に入るほどハイスピードなラリーであり、高度なエアロダイナミクス、高速安定性に優れたサスペンション、高いエンジンパフォーマンスがクルマに求められる。

    15日(木)に行われたシェイクダウンでは、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が4分17秒3で首位。2番手には0.3秒差で今シーズン初参戦となるマッズ・オストベルグ(シトロエン)、そして、3番手にはセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が続いた。

    トヨタ勢ではオット・タナックが5番手、ヤリ-マティ・ラトバラが7番手、エサペッカ・ラッピは11番手タイムでシェイクダウンを終えている。

    ラリーは2月15日(木)夜、スウェーデンのカールスタード近郊の競馬場が舞台となるスーパーSSで競技が始まる。そして16日(金)からの3日間はトルシュビーのサービスパークを中心にSSが行われ、16日(金)は隣国ノルウェーでもSSが行なわれる。17日(土)は「ハグフォシュ」や「ヴァルゴセン」といった有名なSSを中心に走行。そして最終日の18日(日)は多くの観客が集うことで知られる「リケナス」で2本のSSを行ない、サービスパークのすぐ近くを走行する「トルシュビー」のパワーステージで競技は終了する。

    2018 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデン シェイクダウン

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 4:17.3
    2 マッズ・オストベルグ シトロエンC3 WRC 4:17.6
    3 セバスチャン・オジェ フォード・フィエスタWRC 4:18.1
    4 クリス・ミーク シトロエンC3 WRC 4:18.3
    5 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC 4:18.7
    6 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC 4:18.8
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC 4:19.0
    8 クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC 4:19.1
    9 テーム・スニネン フォード・フィエスタWRC 4:19.2
    10 エルフィン・エバンス ヒュンダイi20クーペWRC 4:19.3
    11 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC 4:19.7
  • 【WRC】 トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、2月15日(木)から18日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    開幕戦ラリー・モンテカルロではタナックが2位、ラトバラが3位と2名のドライバーが表彰台に上がり、チームは良いシーズンのスタートをきることができた。迎える第2戦ラリー・スウェーデンは、全13戦で唯一の「フルスノーラリー」。森林地帯を中心とするコースはグラベル(未舗装路)の上に雪が降り積もり、全SS(スペシャルステージ)が雪道で行なわれる。そのため、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた特殊な雪道専用タイヤを装着してSSを走行する。SSの平均速度はWRC全戦の中で毎年トップ3に入るほどハイスピードなラリーであり、高度なエアロダイナミクス、高速安定性に優れたサスペンション、高いエンジンパフォーマンスがクルマに求められる。ヤリスWRCとラリー・スウェーデンのマッチングは良く、昨年はラトバラが優勝を果たした。

    ラリーは2月15日(木)夜、スウェーデンのカールスタード近郊の競馬場が舞台となるスーパーSSで競技が始まる。そして16日(金)からの3日間はトルシュビーのサービスパークを中心にSSが行われ、16日(金)は隣国ノルウェーでもSSが行なわれる。17日(土)は「ハグフォシュ」や「ヴァルゴセン」といった有名なSSを中心に走行。そして最終日の18日(日)は多くの観客が集うことで知られる「リケナス」で2本のSSを行ない、サービスパークのすぐ近くを走行する「トルシュビー」のパワーステージで競技は終了する。4日間で19本のSSを行ない、その合計距離は314.25km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1400.79kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    スウェーデンは我々が得意とするラリーです。フィンランドにて全ドライバーが各2日間の事前テストを行ないました。テストを通してさらなる改善を果たせたと思いますが、問題はライバルがどれくらい進化したかということです。きっと挑戦し甲斐がある1戦になるでしょう。今回はどうやら十分な積雪がありそうですが、それは観客の皆さんにとって嬉しい知らせです。昨年ヤリ-マティはこのラリーで勝ち、オットはヤリ-マティと僅差の優勝争いをしました。エサペッカは他の二人と比べると経験こそ少ないですが、雪道では常に良い走りをできています。我々は常に改善を続けており、ラリーに対して十分な自信はありますが、現実的に考えてもいます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    スウェーデンは私のお気に入りのラリーのひとつです。そして、それほど昔のことには感じられないのですが、もう10年も前にWRC初優勝を果たした思い出のラリーでもあります。事前のテストでは特に低速でテクニカルなセクションでの走りの改善に注力し、前進することができたと思います。クルマは、昨年よりも確実に進化しています。とは言え、今年はきっと昨年よりも厳しい戦いになるでしょうし、チームメイトも非常に強力です。コースには雪が多くウインターラリーらしい路面コンディションのようですが、私にとっては願ってもない状況です。きっと素晴らしい挑戦になるでしょうし、今年も優勝争いをする自信はあります。今週末はユホ・ハンニネンと共に私が持っている昔のトヨタ・セリカで地元のスノーラリーに出場します。きっと楽しいでしょうし、スウェーデンに向けても完璧な準備になるはずです。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    ヤリスWRCというクルマについてまだまだ学んでいる段階ではありますが、テストで雪道を走り、なぜヤリ-マティが昨年のラリー・スウェーデンで優勝したのか、その理由が徐々に分かってきました。今回のラリーに関しては、序盤はまず全体の流れを見ながら走る予定です。もちろん表彰台を目指して戦えるはずだと期待していますし、できれば優勝したいと思っています。今年は雪がコース上に多く降り積もっている可能性が高そうですが、そうなると、私の2番手という出走順は理想的とはいえません。もちろん、今後天気が変わる可能性はありますが。いずれにせよ、週末を楽しみベストを尽くして戦います。この先もいろいろあると思うので、楽しみです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    前戦ラリー・モンテカルロの最終SSで4位の座を失い、その失望感を乗り越えるのに数日かかりましたが、最終的には前向きな気持ちになることができました。なぜなら、最終SSまではとても安定して走れていたからです。ですので、スウェーデンに対しても同じような姿勢で臨みます。事前のテストはうまく行き、2日間で400km程度を走り良いフィーリングを得ることができました。私たちのクルマはスウェーデンに合っていると思いますが、モンテカルロとは大きく異なるタイプのラリーです。モンテカルロでは時に勇気を出してスピードを十分に落とさなければなりません。しかし、スウェーデンでは違うアプローチが求められます。昨年は出場していないので経験はやや不足気味ですが、雪道では常に心地よく走れるのでラリー本番が楽しみです。

    2017年のラリー・スウェーデン
    昨年のラリー・スウェーデンには41台が出走し、32台が完走した。全SSのうち、もっとも平均速度が高かったのはSS9で137.81km/h。もっとも低かったのはカールスタードのスーパーSSで72.69km/hだった。昨年、トヨタは17年ぶりにWRC復帰を果たし、その2戦目となったスウェーデンにはラトバラとハンニネンが出場した。ハンニネンはリタイアに終わったが、ラトバラは当時ライバルチームの選手だったタナックを僅差の2位に抑え、復帰後最初の勝利をチームにもたらした。

  • 【動画】 WRC ラリー・スウェーデン 2017 ハイライト

    【動画】 WRC ラリー・スウェーデン 2017 ハイライト

    2017年 WRC 第2戦 ラリー・スウェーデンが2月9日(木)〜12日(日)に開催された。

    ラリー・スウェーデンでは、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが優勝。18年ぶりにWRCに復帰したトヨタに2戦目で初優勝をもたらすと共に、ドライバーズ選手権ランキングでトップに立った。

    首位で最終日を迎えたヤリ-マティ・ラトバラは、3本のSSすべてでベストタイムを記録。優勝のかかった最終SS18での、守りではなく攻めの走りは圧巻だった。

    トヨタは、1999年のラリー・チャイナ以来となるWRC優勝。ラトバラにとっては2016年の第3戦メキシコ以来の勝利となった。

    WRC – Rally Sweden 2017: HIGHLIGHTS / REVIEW

    トヨタ:ラリー・スウェーデンで18年ぶりのWRC優勝
    トヨタ:ラリー・スウェーデンで18年ぶりのWRC優勝

  • トヨタ:ラリー・スウェーデンで18年ぶりのWRC優勝

    トヨタ:ラリー・スウェーデンで18年ぶりのWRC優勝

    2月12日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンの、競技最終日となるデイ4がスウェーデンのトルスビューを中心に行なわれ、ヤリスWRCで出場のヤリ-マティ・ラトバラが優勝。TOYOTA GAZOO Racing WRTに初優勝をもたらすと共に、ドライバーズ選手権ランキングでトップに立った。また、同じくヤリスWRCのユホ・ハンニネンは、総合23位で完走を果たした。

    ラリー・スウェーデンの競技4日目デイ4は、トルスビューの北側で2本のSSを行ない、最後にトルスビューのパワーステージ1本を走行する全3SS、計58.81km。前日デイ3の最終ステージで首位に立ったラトバラは、2位を3.8秒リードしてデイ4をスタートした。落ち着いてステージに臨んだラトバラは、3本のSSすべてでベストタイムを記録。2位に対するリードを29.2秒差に拡大し、トヨタに1999年のラリー・チャイナ以来となるWRC優勝をもたらした。ラトバラにとっては2016年の第3戦メキシコ以来の勝利であり、WRC通算勝利数は17に達した。なお、ラリー・スウェーデンでの優勝は4度目となる。

    WRC次戦は、3月9日から12日にかけて行なわれる第3戦ラリー・メキシコ。シーズン最初のグラベルラリーは、高い気温と高い標高との戦いとなる。高地では空気中の酸素量が少ないため、エンジンはパワーダウンを余儀なくされるが、それをいかに最小限に抑えるかがエンジニアの腕の見せ所。TOYOTA GAZOO Racing WRTにとっては、新たなるビッグチャレンジとなる。

    豊田章男(チーム総代表)
    18年ぶりに復帰したFIA世界ラリー選手権、第2戦目にして、優勝することができました。“負け嫌い”のTOYOTA GAZOO Racingですから、私も、その日が来ることを心の底から願っていました。しかし、こんなにも早くその瞬間が訪れることは、私の想像を超えておりました。トヨタのWRC復帰を願い続け、その復帰を共に喜び、応援いただけたファンの皆さまのおかげです。ファンの皆さま、応援ありがとうございました。ラリーは、ライバルと競い合いながら道を走りきり、完走することが大切です。初戦モンテカルロと同じく、今回も、走りきり、戦い抜けたことで、素晴らしい結果を得ることができました。雪と氷に覆われた苛酷なスウェーデンの道を全速力で走りきれる力をヤリスに吹き込んでくれた、トミ・マキネン代表以下、エンジニア、メカニック、テストドライバーなどチームの全てのメンバーにも感謝します。そして、そのヤリスをゴールまで無事に運び届けてくれた、ヤリ-マティ・ラトバラ選手、ミーカ・アンティラ選手にも感謝いたします。また、ユホ・ハンニネン選手、カイ・リンドストローム選手も、一時リタイアとなったものの、メカニック、エンジニアとクルマを直し、そしてその後は今後につなげるための、いろいろなトライをしながら走り切ってくれました。彼らにも感謝いたします。このように、今回のこの結果はチーム一丸となったからこそ得られたものだと思います。チームのみんな、本当にありがとう。お疲れさまでした。先日の発表会の壇上で、マキネン代表とラトバラ選手と“クルマとの対話”について話をしました。ラトバラ選手は「運転前に愛を持ってクルマに話しかけ、大切に、そのクルマを運転している」マキネン代表からは「クルマを愛しているからこそ、クルマのことがわかる。だから、どうすれば速く走らせられるかがわかる」“クルマ愛”に溢れる彼らの言葉は私の想いと全く同じであり、心に響くものでした。これからも、彼らと、この想いを共有し続け、ヤリスを、“もっといいクルマ”にしていく戦いをチームのみんなと続けてまいります。今年の13戦を戦い抜いたときに、一番強いクルマになっていたいと思います。WRCの道を走り続け、“もっといいクルマ”のために走り続けるTOYOTA GAZOO Racingを、皆さま、引き続き、応援いただければと思います。よろしく、お願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今の気持ちを言葉にするのは簡単ではありません。前戦ラリー・モンテカルロでの2位にも驚きましたが、今回の優勝は予想をはるかに超えたリザルトです。もちろんラッキーな面もありましたが、ヤリ-マティとミーカの素晴らしい戦いと、それを支えた日本、フィンランド、ドイツのすべてのスタッフのチームワークと努力があったからこそ、優勝を成し遂げられたのだと思います。我々を信頼してくれた豊田章男社長をはじめとする、皆さんに感謝します。今日は我々の活動にとって忘れ難き特別な日となりましたが、この勝利に浮かれることなく、今後も開発に力を注ぎ続けます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    新しいチーム、そして新しいマシンで臨んだWRC 2戦目で優勝する事ができて、本当に嬉しく思います。今日の最後のパワーステージでの走りは、私の今までのキャリアの中でベストなパワーステージだったと思えるほどうまくいきました。良いマシンを準備してくれたチームに心から感謝します。今回の優勝と6本のステージベストタイム記録によりモチベーションがさらに高まりましたので、この調子をこれからも保ち続けたいと思います。次戦ラリー・メキシコのスタートが待ちきれません。今回、優勝する事ができてもちろん嬉しいのですが、トップを走りながらも昨晩のスーパーSSで、アクシデントにより勝機を失ったティエリー・ヌービルの事を考えると心が痛みます。私も以前、同じような状況を経験したので彼の気持ちはよく分かります。今回の優勝は、正直なところ幸運に助けられた部分もあります。ですので、さらにマシンを速くするため、これからも改良を続けていく必要があるでしょう。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    チームのスタッフは献身的にハードワークを続けてきましたが、自分もその一員として優勝に貢献できたことを誇りに思います。チームにとっては素晴らしいラリーとなりました。私自身は金曜日に大きなミスをしてしまいましたが、その後再出走を果たし、いろいろなテストを行ないながら、多くのSSを走り経験を増やすことができました。今回の経験を次のラリーに生かしたいと思います。

  • 勝田貴元・新井大輝 WRCラリー・スウェーデン(WRC2)で完走

    勝田貴元・新井大輝 WRCラリー・スウェーデン(WRC2)で完走

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにて欧州でトレーニング中の勝田貴元・新井大輝が、2月9-12日に開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦、ラリー・スウェーデンのWRC2クラスにフォード・フィエスタR5で参戦し、新井、グレン・マクニール組がクラス7位、総合19位、勝田、マルコ・サルミネン組がクラス9位、総合22位で2台揃って完走を果たした。

    昨年夏のWRCラリー・フィンランドに続き、二人にとって二度目のFIA世界ラリー選手権への挑戦となったラリー・スウェーデンは、雪と氷で覆われた路面で行われるラリーとして知られるが、近年は積雪が少なく路面がグラベルと化すステージもあり、従来以上にチャレンジングなラリーとなることもある。2017年のラリー・スウェーデンは、飛距離を計測することで有名なジャンプポイントのコリンズ・クレストを含むステージなど、4日間で合計18本のスペシャルステージ(SS)、総SS距離331.74?で競われ、両選手にとっては運転技術とペースノートのトレーニングに加え、世界レベルのドライバーに求められる集中力と体力面での訓練にもなった。

    両選手は先月もスノーラリーであるArctic Lapland Rally(フィンランドラリー選手権第1戦)に参戦し経験を積んだが、今回のラリーでは、前戦で使用したスノータイヤよりも幅の広い世界選手権用のスノータイヤを使用した。これにより、二人は新しいグリップレベルに慣れることが必要となった。またチャレンジングなスウェーデンのステージの数々で、パンクを避け、スタッドをなるべく残すように走行することも求められた。

    勝田はデイ2にパンクを喫し、ステージ内でのタイヤ交換を余儀なくされたり、スノーバンクへのスタックやスピンなど、様々なアクシデントに見舞われたが、デイ3以降は安定した走りを見せ、コリンズ・クレストではWRCクラスを含めても2番目に長い42mのビッグジャンプで観客を沸かせた。一方、新井はデイ2での2度のスローパンクチャー、デイ3でのスピンやロアアーム損傷など、度重なるトラブルを経験したが、いくつかのステージでは同クラスのトップレベルの選手に引けを取らないタイムを出し、成長を印象づけた。勝田、新井ともに難しいコンディションと新しい挑戦の中、大いに健闘し、また一歩経験を積み重ねた。

    二人は次回、3月16-19日に開催されるイタリアラリー選手権第1戦 Rally Del CioccoへR2車両(フォード・フィエスタ)で参戦する。当プログラムとしては初めてのターマック戦への挑戦となる。

    勝田貴元
    今回も多くの点で勉強になったラリーでした。スウェーデンの道はラップランドの雪道とは同じ雪道でも全く違いました。スノーバンクが少なく、ところどころグラベルになっていて、思った以上に滑りやすかったです。また、WRカーが走った後の道はわだちもきつく、路面の変化が著しかったです。それでも日を追うごとに少しずつコツがつかめてきました。マルコとのコンビネーションも日に日に良くなっています。トラブルはたくさんありましたが、色んな経験をしながらこのラリーを走り切れたことは自信になり、次につながる大きなイベントになりました。

    新井大輝
    色々アクシデントはありましたが、初めてWRCラリーを完走できてうれしいです。雪道とグラベルの混じった道は思った以上にタイヤへの影響が大きく、2度もスローパンクチャーに見舞われました。また、ペースノートは悪くなかったと思いますが、想像以上に路面が滑りやすく、何度かスピンもしてしまいました。ですが、今回の経験で、トラブルが起きたときに自分がどうすれば車をゴールまで運べるかを考え、運転だけでなく自分で車を理解することも重要だと学びました。だんだんリラックスして、自然な運転ができるようになったら良いタイムも出せるようになりました。今後の課題を多く見つけることができた収穫の多いラリーでした。

    ヨウニ・アンプヤ(チーフインストラクター)
    今回のラリーで二人のドライバーが成し遂げた成長をうれしく思います。特にうれしかったのは、2台ともスタート時と変わらない姿で戻ってきてくれたことです。WRCという舞台で、長距離かつ様々な路面を走り切ることは、彼らにとって非常に意味のあることです。両ドライバーとも、経験の少なさから、スノーバンクにスタックしたり、走りが安定しなかったりということはまだありますが、これらは成長のために必要な過程です。今回の長く過酷なラリーは、精神面でも二人を成長させました。彼らは、このスウェーデンの、難しく、体力を消耗させるコンディションの中で集中力を保つことを学んだはずです。

  • 【WRC】 ラリー・スウェーデン:トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが優勝!

    【WRC】 ラリー・スウェーデン:トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが優勝!

    2017年 WRC世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデンが12日(日)に最終日を迎え、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラが総合優勝。WRC復帰2戦目でトヨタに初勝利をもたらした。

    18年ぶりにWRCに復帰したトヨタは、開幕戦ラリー・モンテカルロでラトバラが2位表彰台を獲得。オールスノーラリーとして開催されるラリー・スウェーデンでのヤリスWRCのパフォーマンスに期待が高まっていた。

    最終日を首位で迎えたヤリ-マティ・ラトバラは、SS16とSS17を制覇して2位のオット・タナク(Mスポーツ)に20秒差をつけて最終ステージへ。

    SS18でもヤリ-マティ・ラトバラは攻めた走りを見せてトップでフィニッシュ。新生トヨタに初優勝をもたらすと共に、ドライバーズ選手権ランキングでトップに立った。ラトバラ自身も2016年のラリー・メキシコ以来の優勝となる。表彰台では君が代が流れた。また、同じくヤリスWRCのユホ・ハンニネンは、総合23位で完走を果たした。

    2位にはオット・タナク、3位にはセバスチャン・オジェとMスポーツ勢が続いた。

    第3戦 ラリー・メキシコは3月9日(木)〜12日(日)に行われる。

    2017 WRC 第2戦 ラリースウェーデン 結果

    順位 ドライバー チーム タイム
    1 ヤリ‐マティ・ラトバラ TOYOTA GAZOO RACING WRC M 2:36:03.6
    2 オット・タナク M-SPORT WORLD RALLY TEAM M +29.2
    3 セバスチャン・オジェ M-SPORT WORLD RALLY TEAM M +59.5
    4 ダニ・ソルド HYUNDAI MOTORSPORT M +2:11.5
    5 クレイグ・ブリーン CITROEN TOTAL ABU DHABI WRT M +2:51.2
    6 エルフィン・エバンス M-SPORT WORLD RALLY TEAM M +5:26.6
    7 ヘイデン・パドン HYUNDAI MOTORSPORT M +5:31.2
    8 ステファン・ルフェーブル CITROEN TOTAL ABU DHABI WRT   +7:14.7
    9 ポンタス・ティデマンド SKODA MOTORSPORT WRC2 +9:11.1
    10 テーム・スニネン M-SPORT WORLD RALLY TEAM WRC2 +10:02.9