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  • WRC | ラリー・スウェーデン 結果:トヨタのタナックが今季初優勝

    WRC | ラリー・スウェーデン 結果:トヨタのタナックが今季初優勝

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技最終日となるデイ4が2月17日(日)にトルシュビーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝。チーム加入2戦目のクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合6位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は総合21位でフィニッシュし、ヤリスWRCは全車が完走を果たした。

    ラリー・スウェーデン最終日のデイ4は、サービスパークの北側で2本のSSを行ない、その後サービスパークのすぐ横でパワーステージを1本走行するステージ構成だった。デイ3で総合2位の選手に54.5秒差を築いたタナックは、最初の2本のステージを注意深く走り、最終のパワーステージでは2番手タイムの選手に3.5秒差をつけるベストタイムを記録。ボーナスの選手権ポイントを5点獲得し、完璧な勝利を飾った。タナックは今回がスウェーデン初優勝であり、初めて選手権をリードする立場になった。また、チームにとってはWRC復帰初年度の2017年以来、2回目のスウェーデン制覇となった。

    総合6位でデイ4に臨んだミークは、最後までしっかりと順位を守りフィニッシュ。週末を通して厳しい戦いが続いが、確実な走りで選手権ポイントを獲得し、チームはライバルと1ポイント差ながらマニュファクチャラー選手権首位に立った。また、ラトバラは金曜日のデイリタイア後再出走を果たし、デイ3では総合25位に浮上。デイ4では最初のSSでベストタイムを記録するなど、調子を取り戻してラリーを戦い終えた。なお、プライベーターとしてヤリスWRCで出場したベテランドライバー、マーカス・グロンホルムは久々のWRC復帰戦を完走で締めくくった。

    次戦のWRCは、3月7日から10日にかけて開催される第3戦ラリー・メキシコ。メキシコのステージはグラベル(未舗装路)で、雪道が舞台となった開幕2戦とは大きく異なる路面での戦いとなる。ステージはメキシコ中央部の都市レオン周辺の高地に展開し、最高地点の標高は2,737mに達する。そのため空気がかなり薄い状態となり、エンジンはパワーが通常よりも20%程度ダウンする。また、外気温は摂氏30度前後に上昇するため、例年「熱」が大きな問題となる。さらに、路面は全体的に滑りやすいルーズグラベルで覆われているため、出走順が前方の選手は不利な路面コンディションでの走行を強いられる。

    豊田 章男(チーム総代表)
    今シーズンの2戦目となるラリー・スウェーデンでタナック選手、ヤルヴェオヤ選手が優勝しました。今季の初勝利をもたらしてくれた2人の選手とチームのみんなに”おめでとう”と”ありがとう”を伝えたいと思います。そして、応援いただいたファンの皆様、パートナーの皆様にもお礼申しあげます。ありがとうございました。一昨年、WRC復帰からの2戦目であったスウェーデンでの初優勝は、私の想像を超えるものでした。その時の驚きと喜びは今も鮮明に覚えています。今回のラリー・スウェーデンでは序盤から常に優勝争いに加わりながらの戦いでした。初優勝を遂げた一昨年の戦い方、悔しい想いをした昨年の戦い方を思い出しながら、今年の戦いを見ていると改めてチームとしての成長を感じます。チームを引っ張り続けているマキネン代表へ、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。今大会の表彰台ではタナック組の横に、私にとっては見慣れないレーシングスーツ姿のラッピ選手、フェルム選手が立っていました。やはり、ラトバラ組やミーク組にそこに立っていて欲しかったという悔しさはありますが、“少し”嬉しさも感じました。昨年まで一緒に戦った彼らの笑顔がそこにあったことが嬉しく感じた理由のひとつであることは間違いありませんが、一方で、強力なライバルとして彼らがいるということに嬉しさを感じたのかもしれません。次はチームのドライバー全員が彼らより高いところに立っていたい…。マキネン代表はじめチームのみんなも私と同じように、強くそう感じてくれていると思います。そして、それが負け嫌いのTOYOTA GAZOO Racingにとって次への大きな力になっているだろうということを感じた、嬉しさなのだと思います。 シーズンは、まだ始まったばかりです。強力なライバル達とも切磋琢磨しながら、これからもTOYOTA GAZOO Racingは戦ってまいります。引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今シーズン2戦目で優勝し、両選手権をリードするなど素晴らしいラリーになりました。オットは週末誰よりも速く、このような難しいコンディションでどのように走ったら良いのかを皆に示しました。彼は今、本当に強いドライバーだと思いますし、タイトルを取るために集中していた20年前の自分を見ているようです。クリスとヤリ-マティにとっては困難な週末になりましたが、彼らもまた我々のクルマのスピードと、信頼性の高さを証明してくれたと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    とても良い週末でした。我々にとっては金曜日が鍵で、あのような路面コンディションでタイムロスを最小限に抑えなくてはなりませんでした。しかし、土曜日は良いリズムを保ち、ミスをしないように走るだけで十分でした。今日はパワーステージのためにタイヤを温存し、パワーステージでは思い切りプッシュしました。自分でも良い走りができたと思いますし、全てがうまく進んだのでリラックスしてドライブする事ができました。我々のチームは本当に強く、だからこそシーズン序盤に良い結果を得られたのだと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今朝の最初のSSは、今回のラリーでもっとも良いステージでした。路面はしっかりと凍り、両側には雪壁もありました。流れるように高速な道には多くの起伏があり、運転がとても楽しく感じられ、良いリズムを取り戻す事もできました。最後のパワーステージではポイントを獲得して良い形でラリーを終えたかったのですが、非常に難しい路面コンディションで、特にステージの最後の部分は大量の雪と解けた雪で困難な状況でした。気持ちは既に切り替わり、今はもう次のラリー・メキシコを楽しみにしています。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝のステージは全体が氷で覆われ、運転を楽しめるような良いコンディションでした。今日の自分の目標は、総合7位のセバスチャン・ローブ選手の前でフィニッシュする事でしたが、タイム差を拡げられたので満足しています。パワーステージではクルマの左前に大きな衝撃を受け、その後は運転に苦労しました。今週末の暖かな気候により、路面は私がテストで走った時と大きく異なり、そのため力を十分に発揮できませんでした。それでも、最後はチームのためにポイントを獲得できたので良かったと思います。

    ラリー・スウェーデン デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 2h47m30.0s
    2 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +53.7s
    3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +56.7s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m05.4s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m08.2s
    6 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1m38.8s
    7 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +1m49.7s
    8 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +3m37.7s
    9 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/ヨナス・アンダーソン (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +6m34.0s
    10 ヤンネ・トゥオヒノ/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +8m21.4s
    21 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +14m44.4s

  • WRC | ラリー・スウェーデン 3日目:トヨタのタナックが総合首位に浮上

    WRC | ラリー・スウェーデン 3日目:トヨタのタナックが総合首位に浮上

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技3日目デイ3が2月16日(土)にトルシュビーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合6位に順位を上げました。なお、デイ2でのリタイア後、ラリー2規定に基づき再出走したヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、総合25位でデイ3を走り切った。

    ラリー・スウェーデンのデイ3は、サービスパークの東側エリアを中心に、スウェーデン国内で8本のSSが行われた。首位のライバルと2秒差の総合2位で1日をスタートしたタナックは、オープニングステージのSS9で逆転に成功し首位に立った。その後、ライバルがミスで大きく遅れ、午前中のステージが終了した時点で総合2位の選手に対するリードは33.8秒となった。タナックは午後のステージでは3本のベストタイムを記録し、差を54.5秒に拡げてデイ3を締めくくった。

    総合8位でデイ2に臨んだミークは、SS9で総合6位に浮上。午前中のステージでは表彰台をめぐる戦いに加わるなど、好調だった。しかし、午後に入り気温が上昇すると路面の雪や氷が解け、ライバルよりも出走順が前方のミークは解けた雪や泥状になったグラベル(未舗装路)のならし役を担う事に。不利な路面条件で思うようにペースが上がらなかったが、それでも総合6位で1日を終えた。なお、ミークは彼の元師匠である、故コリン・マクレーの名を冠したヴァルゴセン2のビッグジャンプ「コリンズ・クレスト」で今大会最長記録となる41mを飛び、観客から拍手喝采を受けた。

    デイ2の最終ステージでコースオフしてデイリタイアとなったラトバラは、ラリー2規定に基づき再出走。朝1番のSS9ではベストタイムを刻んだ。しかし、その後の日中のステージではミークよりもさらに不利な出走順により、厳しい戦いが続いた。なお、自身のチームからプライベーターとしてヤリスWRCで出場のマーカス・グロンホルムは、デイ3全てのSSを走破した。

    競技4日目、最終日となる2月17日(日)のデイ4は、トルシュビーのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。SS17/18「リケナス」は、サービスパークの北側に展開する全長21.19kmのステージ。そしてファイナルステージとなる全長8.93kmのSS19「トルシュビー2」は、デイ2のSS8と同じコースを走行し、トップ5タイムを記録した選手にボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は51.31km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は202.00kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日、オットはラリーを完全にコントロールしていました。昨日は良くないコンディションで注意深く、あまり攻めすぎないで走るなど非常に上手く戦いましたが、それが今日の出走順に繋がったのです。とても賢いドライビングにより、オットは優勝に大きく近づいたといえます。一方、クリスとヤリ-マティは特に午後のステージで苦戦しました。彼らによると路面は解けた雪で覆われ、ラリー・モンテカルロをもう1度戦っているような感じだったようです。我々も、多くの選手がコースオフするシーンを目にしました。クリスはポディウム争いから少し遠ざかりましたが、彼の前方にいるドライバー達の戦いは激しく、このようなコンディションでは何が起こっても不思議ではありません。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    非常に上手く行った1日でした。朝の路面コンディションは昨日と同じようにとても良く、心から運転を楽しめました。ただし限界までは攻めず、良いリズムを保つ事だけを心がけて走りました。午後のステージコンディションは、昨日の午後とは大きく異なり非常にスムーズでした。昨日頑張って走った事が今日の有利な出走順に繋がり、アドバンテージを得られたのです。2 位の選手に対して大きなマージンができたので、明日はそのリードを最初の2本のSSで保ち、最終のパワーステージではできればポイントを獲得したいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    ラリー2で競技に復帰し、今朝1本目のラメーンではベストタイムを記録するなど良いスタートになりました。ラメーンは、2008年にこのラリーでWRC初優勝を決めた時に走った、とても良い思い出があるSSです。今朝は路面コンディションがとても良かったのですが、午後は非常に難しくなったので、明日のステージに向けたセットアップを試す事にしました。高速で流れるような道でクルマは素晴らしいフィーリングなのですが、テクニカルなセクションでは思うように走る事ができなかったので、何とかセットアップでその問題を解決し、明日のパワーステージでは良い結果を狙いたいと思います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    昨日に続き、私にとっては今日も複雑な1日でした。路面が良くしっかりと凍結している状況では十分なスピードがあり、表彰台を狙える位置につけていました。クルマのフィーリングは良く、自信も深まってきたので少しハードに攻めてみました。午後は気温が上がり私の出走順では厳しい戦いになると予想していましたが、実際そうなってしまいました。明日は、今現在の順位を守る事に集中しなくてはなりません。

    ラリー・スウェーデン デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 2h19m31.7s
    2 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +54.5s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +54.5s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +56.8s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m08.7s
    6 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1m36.5s
    7 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +1m38.1s
    8 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +3m08.0s
    9 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/ヨナス・アンダーソン (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +5m23.4s
    10 ヤリ・フットネン/アナ・アンティ・リナケト (シュコダ ファビア R5)+5m35.4s
    25 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +14m49.3s

  • WRC | ラリー・スウェーデン 2日目:トヨタのタナックが総合2位に浮上

    WRC | ラリー・スウェーデン 2日目:トヨタのタナックが総合2位に浮上

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技2日目デイ2が2月15日(金)にトルシュビーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合2位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合8位に順位を上げた。なお、デイ2の最終ステージ開始時点で総合2位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、コースオフによりデイリタイアとなったが、ラリー2規定に基づきデイ3で再出走する。

    ラリー・スウェーデンのデイ2は、サービスパークから遠く離れた隣国ノルウェーで多くのステージが行なわれた。午前中は路面の雪が硬く締まっており、タナックは3本のSSのうち2本でベストタイムを記録。総合1位で午前中の走行を終えた。しかし、午後に入って気温が上昇すると、路面の雪や氷が解けて下からグラベル(未舗装路)が出るなどコンディションが悪化。タナックは不利な出走順によりタイムが伸びず総合3位に順位を下げた。しかし、最終ステージのSS8では挽回し、首位と僅か2秒差の総合2位でデイ2を走り切った。

    午前中のステージで総合3位に順位を上げていたラトバラは、午後1本目のSS5でトップに立った。その後、ライバルと激しい首位争いを続けたが、1日の最後のステージでコースアウトしてスタック。復帰することができず、残念ながらデイリタイアとなってしまった。

    ヤリスWRCで臨む2戦目のラリーで、ミークは午前中総合8位に留まったが、午後のステージではペースアップに成功。総合5位に浮上した。しかし、その後SS7のスタートでエンジンがストールしてタイムを失い、総合8位で1日を終えた。それでも総合5位の選手とのタイム差は小さく、デイ3ではトップ5入りを目標に戦う。

    なお、自身のチームである「GRX」からヤリスWRCでプライベート出場の、マーカス・グロンホルムはコースアウトによりSS4でデイリタイアとなったが、デイ3では再出走を予定している。

    競技3日目、2月16日(土)のデイ3は、トルシュビーのサービスパークを中心に8本のSSが行われる。最初の6本のステージはサービスパークの西側に集中し、ラメーン(SS9/SS12)は2016年大会以来の復活となるが、進行方向は以前と逆になる。ハグフォシュ(SS10/SS13)、ヴァルゴセン(SS11/SS14)は多くの観客が集まる名物ステージで、特にヴァルゴセンは有名な「コリンズクレスト」のビッグジャンプで知られている。1日の終わりには、木曜日と同じカールスタードの競馬場でのスーパーSS(SS15)と、サービスパークすぐ横でのトルシュビー・スプリント(SS16)という、2本のショートSSが行なわれる。8本のSSの合計距離は126.18km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は613.31kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日は非常に難しい路面コンディションでの戦いとなりましたが、我々のクルマは持てる力をきちんと発揮しました。今晩最後のステージでのラトバラのハプニングには皆が肩を落としましたが、彼はそこまで非常よくやっていました。また、オットも出走順を考えると健闘していたと思いますし、順位も素晴らしいと思います。クリスは、このラリーでもクルマに良いフィーリングを感じているようです。午後のステージでは彼のドライビングスタイルと路面のコンディションがマッチし、タイムも向上しました。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    午前中のステージのコンディションは素晴らしく、運転を心から楽しむことができました。午後は真逆のコンディションとなりましたが、このラリーではよくあることです。ですので、厳しいコンディションをただ切り抜けることだけに集中して走りましたが、1日の最後のステージではプッシュし、トップの選手に近づくことができました。ただし雪が深く、タイヤにあまりスタッドが残っていなかったので簡単ではなく、何度かヒヤッとする場面がありました。今日は自分の持つ力を全て出し切りましたが、明日もまた同じようなコンディションでの戦いとなるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    クルマはとても運転しやすく、テーム・スニネン選手と接戦を展開するなど今日は概ね良い1日でした。タイヤに大きな負荷をかける走りを続けスタッドが抜けてしまいましたが、それでも路面の雪が削られてグラベル(未舗装路)にわだちが刻まれているようなステージでは特に問題ありませんでした。しかし最終ステージは凍結した路面の上に雪が多く積もり、そこで激しくプッシュしたところユーズドのタイヤが十分にグリップせず、コースアウトしてしまいました。明日は再出走し、良い運転の感覚を取り戻すことが私にとっては重要です。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝はなかなかペースが上がらず苦労しましたが、午後の再走ステージで状況は好転しました。路面のコンディションは非常に悪く、一部はまるでラリーGBのように大量の泥で覆われ、一部は雪がぐちゃぐちゃに解けてかなり滑りやすい状態でした。残念ながらSS7ではエンジンがストールしてタイムを失い、順位を3つ下げてしまいました。また、その結果明日は出走順が3つ前になってしまいます。ただし、まだ先は長く明日もまた複雑なコンディションになりそうなので、諦めずに頑張りたいと思います。

    ラリー・スウェーデン デイ2の結果
    1 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) 1h11m05.3s
    2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +2.0s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +17.8s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +28.6s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +42.0s
    6 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +48.8s
    7 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +52.7s
    8 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +53.1s
    9 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +1m24.4s
    10 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/ヨナス・アンダーソン (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +2m39.7s
    29 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +9m51.1s

  • WRC | トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン 初日レポート

    WRC | トヨタ:第2戦 ラリー・スウェーデン 初日レポート

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC)) 第2戦ラリー・スウェーデンが2月14日(木)に開幕。スウェーデンのカールスタードでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合5位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合10位につけ、ヤリスWRCは全車が順調に最初のステージを走り切った。

    ラリー・スウェーデンは、14日の午前中にサービスパークが置かれるトルシュビーの近郊でシェイクダウンが行なわれ、全長6.86kmのステージでクルマの最終確認およびセッティング作業を実施。タナックが2番手タイムを、ミークが4番手タイムを、今回が197回目のWRC参戦となるラトバラが9番手タイムを記録した。そして、夜8時過ぎから、トルシュビーから約100km南に離れたカールスタードの競馬場で、SS1として2台同時スタートのスーパーSSが行われた。氷に覆われた全長1.90kmのコースを、ヤリスWRCは全車が堅実に走り、デイ2へと駒を進めた。なお、プライベーターとしてヤリスWRCで久々のWRC出場を果たした元世界王者マーカス・グロンホルムは、総合8位の好位置でラリーをスタートした。

    競技2日目、2月15日(金)のデイ2は、トルシュビーのサービスパークを中心に7本のSSが行われる。ホーフ・フィンスコグ(SS2/5)とスヴルリア(SS3/6)は隣国のノルウェーが舞台となり、ロイデン(SS4/7)はスウェーデンをスタートしてノルウェーに入り、スウェーデンでフィニッシュという二箇国に展開するステージとなる。また、1日の終わりにはサービスパークのすぐ近くでトルシュビー(SS8)のステージが行なわれる。なお、ステージはロイデンとトルシュビーの終盤数km以外は2018年のデイ2と同一。7本のSSの合計距離は137.41km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は541.05kmとなる。

    トム・フォウラー(テクニカル・ディレクター)
    明日からの本格的なステージに向けて、とても良い準備ができました。今朝のシェイクダウンは順調で、我々のクルマは最初の走行でファステストタイムを3回更新しました。その後、多くのクルマが走り路面コンディションは急激に悪化ましたが、最初の走行時がもっとも実際のSSに近い路面状態だったのではないかと思います。そして、その状態で良いパフォーマンスを発揮できたことに満足しています。今週末は気温が高くなりそうなので、路面の雪と氷の融解が大きな問題となるでしょう。我々は朝の1回目の走行時は出走順が比較的前方で、良いコンディションで走れるため自信を持っています。しかし、2回目のリピートステージではコンディションがかなり悪化すると予想されるので、タイヤをうまくマネージし、できるだけスタッドが抜けないように注意して走る必要があります。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    シェイクダウンでは、2回目の走行時に多くのグラベル(未舗装路)が雪の下から顔を出していました。きっと、タイヤマネージメントはかなり難しくなるでしょう。出走順が前方ならば良いコンディションで走れるので、我々にとっては明日が非常に重要な1日となりますし、良いパフォーマンスを発揮しなくてはなりません。今晩の最初のステージは簡単ではありませんでしたが、問題なく走ることができました。クルマの動きはとても良く、自信を持って走ることができているので、明日からの本格的な戦いに向けて準備は万端です。明朝のステージが今からとても楽しみです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    カールスタードでのラリースタートは常に素晴らしい雰囲気です。今回は自分にとって197回目のWRCスタートだったので、少しプレッシャーを感じましたが問題なく走り終え、今はもう明日からの本格的な戦いに集中しています。ステージには大きな雪壁がありますので、きっと楽しんでドライブできるでしょう。気温が高くなると路面の雪や氷が解けて下からグラベルが現れ、スタッドタイヤに大きなダメージを与えるので、あまり暖かくならないことを願っています。シェイクダウンの最初の走行時、路面が凍結している状態でのクルマのフィーリングは最高でした。そして、その後リピートステージを想定していくつかアイディアを試したので、そのような路面コンディションでどうすべきか、理解することができました。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    カールスタードの最初のステージは非常にトリッキーなので、ミスなくクリーンに走ることが目標でした。ステージに雪は少なく、正直なところあまり運転を楽しむことができませんでした。今朝のシェイクダウンでは調子が良く、最初の2回は良いリズムで走ることができました。しかし3回目の走行時はわだちがかなり深くなっていて、コブで飛ばされて雪壁に突っ込んでしまいましたが、スピードには満足しています。今週末は気温が高くなりそうなので、きっと路面コンディションは複雑になるでしょう。ただ、早朝の硬く凍結している路面では非常に運転しやすいので、明日は朝から頑張って走ります。

    ラリー・スウェーデン デイ1の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 1m34.9s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +0.8s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1.1s
    4 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +1.9s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.0s
    6 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +2.7s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +3.0s
    8 マーカス・グロンホルム/ティモ・ラウティアイネン (トヨタ ヤリス WRC) +4.1s
    9=エリック・ピエタライネン/ユハナ・ライタネン (シュコダ ファビア R5) +4.4s
    9=クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +4.4s

  • トヨタ | 2019年 WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    トヨタ | 2019年 WRC 第2戦 ラリー・スウェーデン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、2月14日(木)から17日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンに、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦。2017年のWRC復帰初年度、2戦目にしてラトバラが勝利を飾った記念すべき1戦で、チームは優勝を目指して戦う。

    ラリー・スウェーデンはシーズン唯一の「フルスノーラリー」。SS(スペシャルステージ)の平均速度は非常に高く、シーズン最速であるラリー・フィンランドに次ぐ2番目のポジションを、他のラリーと毎年競っている。SSは表面が雪や氷で覆われた森林地帯のグラベル(未舗装路)ステージが中心となり、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた雪道専用のタイヤを装着して走行する。雪面が硬く締まっている時は非常に高いグリップ力を得られるが、昨年のように新雪が深く積もるとスタッドが雪面を捉える力が弱まり、早い出走順の選手にとって不利な走行条件となる。また、路肩には雪の壁があり、それをコーナー外側のクッションとして上手く使うことで、より速く大胆なコーナリングが可能となる。ただし雪壁が軟らかい場合はクルマが埋まってスタックすることがあり、また硬すぎる場合はボディやサスペンションにダメージを負う可能性もあるため、硬さの見極めがとても重要になる。

    ラリーの中心となるサービスパークは、昨年と同様スウェーデンのトルシュビーに置かれ、SSは多くの部分が昨年と重なる。ただし一部のステージは走行距離が若干変更され、2016年以来の復活となる新ステージ、SS9/12「ラメーン」は進行方向が以前と逆になるなど、いくつか変更点がある。

    ラリーは2月14日(木)の夜8時過ぎ、カールスタード近郊の競馬場で行われるスーパーSSで競技がスタート。15日(金)はサービスパークを基点に、隣国ノルウェーのステージを含む7本のSSを走行する。16日(土)は人気のビッグジャンプ「コリンズクレスト」で知られる「ヴァルゴセン」のステージを含む8本のSSを走行。ラリー最終日の17日(日)は多くの観客が集う「リケナス」のSSを2回走り、その後サービスパークすぐ近くの「トルシュビー」のパワーステージで幕を閉じる。4日間で19本のSSを行ない、その合計距離は316.80km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1,460.59kmに達する。

    なお、今回はこれまでにラリー・スウェーデンで4勝を飾っているラトバラにとって、記念すべき197回目のWRC出場となる。これは、かつてトヨタのドライバーとして2回WRC王者に輝いたカルロス・サインツの記録を抜き、WRC最多出場回数となる。また、過去に2回WRC王者となったフィンランドの歴史的ドライバー、マーカス・グロンホルムがヤリスWRCで久々にWRC出場を果たす。グロンホルムは自分自身のチームであるGRXからのプライベート出場となり、4台のヤリスWRCが出走するのは今回のラリー・スウェーデンが初となる。

    ラリー・スウェーデンはシーズン唯一の「フルスノーラリー」です。SS(スペシャルステージ)の平均速度は非常に高く、シーズン最速であるラリー・フィンランドに次ぐ2番目のポジションを、他のラリーと毎年競っています。SSは表面が雪や氷で覆われた森林地帯のグラベル(未舗装路)ステージが中心となり、ラリーカーは金属製のスタッド(スパイク)が埋め込まれた雪道専用のタイヤを装着して走行します。雪面が硬く締まっている時は非常に高いグリップ力を得られますが、昨年のように新雪が深く積もるとスタッドが雪面を捉える力が弱まり、早い出走順の選手にとって不利な走行条件となります。また、路肩には雪の壁があり、それをコーナー外側のクッションとして上手く使うことで、より速く大胆なコーナリングが可能となります。ただし雪壁が軟らかい場合はクルマが埋まってスタックすることがあり、また硬すぎる場合はボディやサスペンションにダメージを負う可能性もあるため、硬さの見極めがとても重要になります。

    ラリーの中心となるサービスパークは、昨年と同様スウェーデンのトルシュビーに置かれ、SSは多くの部分が昨年と重なります。ただし一部のステージは走行距離が若干変更され、2016年以来の復活となる新ステージ、SS9/12「ラメーン」は進行方向が以前と逆になるなど、いくつか変更点があります。

    ラリーは2月14日(木)の夜8時過ぎ、カールスタード近郊の競馬場で行われるスーパーSSで競技がスタート。15日(金)はサービスパークを基点に、隣国ノルウェーのステージを含む7本のSSを走行します。16日(土)は人気のビッグジャンプ「コリンズクレスト」で知られる「ヴァルゴセン」のステージを含む8本のSSを走行。ラリー最終日の17日(日)は多くの観客が集う「リケナス」のSSを2回走り、その後サービスパークすぐ近くの「トルシュビー」のパワーステージで幕を閉じます。4日間で19本のSSを行ない、その合計距離は316.80km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1,460.59kmに達します。

    なお、今回はこれまでにラリー・スウェーデンで4勝を飾っているラトバラにとって、記念すべき197回目のWRC出場となります。これは、かつてトヨタのドライバーとして2回WRC王者に輝いたカルロス・サインツの記録を抜き、WRC最多出場回数となります。また、過去に2回WRC王者となったフィンランドの歴史的ドライバー、マーカス・グロンホルムがヤリスWRCで久々にWRC出場を果たします。グロンホルムは自分自身のチームであるGRXからのプライベート出場となり、4台のヤリスWRCが出走するのは今回のラリー・スウェーデンが初となります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    開幕戦ラリー・モンテカルロではとても良い形でシーズンのスタートを切れたので、ラリー・スウェーデンで優勝を争う準備はできています。昨年は路面のコンディションと出走順が大きく影響し、我々にとっては厳しい戦いとなりました。しかし、今年はライバルと比べて良い出走順ですので、それほど心配はしていません。ここ数週間、フィンランドでテストを行なってきたので準備は万端ですし、我々のクルマはスウェーデンのステージにとても合っていると確信しています。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    スウェーデンに向けて十分な準備ができていると思いますが、このラリーでは週末を通してどのような路面コンディションとなるのかを正確に知る事は困難です。昨年は多くの降雪があり、路肩には大きな雪壁ができるなど典型的なウインターラリーのコンディションでした。しかし、新雪によってタイヤのグリップが十分に得られず、早い出走順だった我々にとっては厳しい状況でした。今年はトップ争いができることを期待しています。スウェーデンのステージは流れるように高速で、もし条件が合えば本当に楽しめるラリーですし、我々のクルマもきっと力を存分に発揮できるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    今年のラリー・スウェーデンは私にとって特別な意味を持つ1戦となります。かつて私は2008年のスウェーデンでWRC史上最年少優勝ドライバーとなり、それから11年後の今年はもっとも経験豊かなWRCドライバーとなります。今、フィンランドでは十分な積雪がありますが、ラリー・スウェーデンでも同様のコンディションとなることを願っています。もしそうなれば、素晴らしいウインターラリーとなるでしょう。2017年にヤリスWRCで初優勝した時のように、優勝争いをできることを期待しています。ただし、そのためにはモンテカルロでは完全には得られなかった、良いフィーリングをつかむ必要があります。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    開幕戦のモンテカルロは私にとってポジティブなスタートとなりましたが、当面の目標は変わりません。クルマについて学び、そしてドライビングを楽しむこと。それが、開幕戦から続くそれぞれ大きくタイプが大きく異なる3つのラリーを戦う上での私の目標です。先週はスウェーデンに向けての充実したテストを、フィンランドで3日間行ないました。雪道用のセットアップで初めての走行でしたが、それは素晴らしい経験でした。とても良いフィーリングが得られましたが、ラリー本番では気温の変化によってコンディションが大きく変わることを忘れてはなりません。できれば、安定した良いコンディションで、皆が楽しめるようなラリーになることを願っています。

  • マーカス・グロンホルム、トヨタ・ヤリスWRCでラリースウェーデン参戦

    マーカス・グロンホルム、トヨタ・ヤリスWRCでラリースウェーデン参戦

    2度のWRCチャンピオンであるマーカス・グロンホルムが、今年のラリー・スウェーデンでトヨタ・ヤリスWRCで参戦することが発表された。

    今回、マーカス・グランホルムのマシンはToyota Gazoo Racingが運営する2019年型のトヨタ・ヤリスWRCとなるが、ファクトリー参戦ではなく、プライベートでのエントリーとなる。

    マーカス・グロンホルムは、昨年50歳の誕生日を迎えた自分への誕生日プレゼントとして参戦すると述べた。

    「自分への誕生日プレゼントとして、ラリー・スウェーデンの素晴らしい道を楽しみたい」とマーカス・グロンホルムはコメント。

    「このイベントには忘れられない思い出がたくさんある。2000年に初めてWRCで勝利を飾ったのがこのイベントだった。だから、もう一度、このラリーを走る」

    マーカス・グロンホルムは、2000年、2002年、2003年(プジョー)、2006年、2007年(フォード)と過去にラリー・スウェーデンを5回制している。

    ラリー・スウェーデン参戦の一週間前に51歳の誕生日を迎えるマーカス・グロンホルムは「ラリードライバーとしては、年を取り過ぎているので、それに見合った走りをするつもりだ。しかし、スタート順は他の人よりも後ろがいいし、まだ何か考え出すことができるかもしれない」と語る。

    「トヨタからラリーに参戦するのは、もちろん大きな契約だ。自分のアイディアにGOサインを出してくれたトミ・マキネンに心から感謝している」

    「マシンの感触を得るために、できるだけ多く走っておきたい。セッティングで時間を無駄にはしなくないし、トヨタがうまくいくと考えるセッティングで行くつもりだ」

  • 【WRC】 勝田貴元、ラリー・スウェーデンでWRC2クラス初優勝

    【WRC】 勝田貴元、ラリー・スウェーデンでWRC2クラス初優勝

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに参加している勝田貴元がWRC2クラス初優勝を達成した。

    勝田貴元、新井大輝およびコ・ドライバーの足立さやかが、2月15-18 日に開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンに参戦し、勝田・サルミネン組がWRC2クラス初優勝を達成。また、 新井・マクニール組はWRC2クラス7位、WRCイベントに初挑戦したニカラ・足立組も完走を果たした。

    ラリー・スウェーデンはWRC唯一の「フルスノーラリー」であり、今年は例年になく積雪が多いイベントとなった。ステージは雪が壁で囲われる感じになり、ドライバーはその雪壁を利用し、速いスピードを維持しながらコーナーを駆け抜けることが求められる。

    昨年に引き続き、2度目の参戦となる勝田と新井には、北欧出身の地元ドライバーなど多くの強力なライバルの中、1年間のトレーニングの成果をどこまで発揮できるか期待が寄せられた。また、足立にとっては、初めてのスウェーデンでのラリー、初めてのWRCイベント、初めてのR5車両での参戦と、初めてづくしの挑戦となった。

    勝田・サルミネン組はSS2で本プログラム初となるWRC2クラストップタイムを記録すると、その後も安定した走りでWRC2クラスをリード。全19ステージのうち9つのステージでトップタイムを記録した。デイ3最初のSSで一時的にトップの座を譲ったものの、次のステージですぐに挽回すると、その後最終日までトップの座をキープし、最終的に4.5秒差でクラス初優勝を勝ち取った。

    新井・マクニール組は4番手につけていたデイ2、電気系のトラブルによりSS7のステージ中に2度の停止を余儀なくされた。またデイ3のSS13では、コースオフが原因でエンジンのオーバーヒートが発生し6分を失うこととなった。しかし、SS12ではトップタイムを記録、その他3本のステージで2番手タイムを記録するなど、確かな成長とスピードを示した。

    ニカラ・足立組はデイ2最初のSSでコースオフし、ラジエータの損傷によりデイリタイア。ラリー2ルールで再出走したデイ3はミスファイヤに悩まされたが、最終日のデイ4には2本のステージでR5車両トップタイムを記録する素晴らしいパフォーマンスを見せた。

    豊田章男 (トヨタ自動車社長)
    勝田貴元選手、ラリー・スウェーデンWRC2クラス優勝おめでとう! 18年振りのWRC復帰を決めた時、先ず思い浮かべたのはトヨタのクルマがWRCの道で走る姿でした。そして、次に心に浮かんだのは、やはり、そのシートに日本人のドライバーとコ・ドライバーが乗っていてほしい…そんな想いでした。その姿を実現できれば、きっと日本でもラリーという素晴らしい競技・文化に共感してくれる人々がもっと増えると思ったからです。その想いで始めたのがWRCで活躍するラリーストを育成するプログラムであるTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラムでした。その挑戦が始まり2年…「日本人が日本車で戦うWRC」という私の夢に、勝田選手は、その偉業で大きな可能性を示してくれました。このことが本当に嬉しい! 同じくチャレンジプログラムで共に挑戦している新井大輝選手も、コ・ドライバーとしてWRC参戦を目指す足立さやか選手もスウェーデンの地でステージトップのタイムを出す走りを見せてくれました。今回の、みんなの頑張りによって私モリゾウと同じ夢を見る人が日本に増えたと思います。勝田選手、新井選手、足立選手これからも3人で切磋琢磨し日本のみんなの夢をも背負って世界レベルのラリーストという3人の夢を目指していってください。これからも応援しています。3選手と共に走ってくれたサルミネン選手、マクニール選手、ニカラ選手もありがとう!これからも3人をよろしくお願いします。

    トミ・マキネン (トミ・マキネン・レーシング、チームプリンシパル)
    勝田はここスウェーデンでとても素晴らしい結果を達成し、皆を驚かせました。彼は週末を通してほぼラリーをリードしていた中で、プレッシャーを非常にうまく対処しました。今回彼らのライバルとなった多くのドライバーはとても速く、雪のコンディションで経験豊富なドライバーでもあったので、この結果は必ず彼の自信につながるはずです。トップになるということがどういうことかを味わい、この経験が今後も彼をよい方向に導いてくれると思います。今日の結果はこれまでのラリーチャレンジプログラムの中で最高の出来事であり、我々の協力がうまく行っていることを示すことができ非常にうれしく思います。

    勝田貴元
    ラリー・スウェーデンでクラス初優勝することができ、とても素晴らしい気持ちです。(2位につけていた)ティデマンドはとても速く、尊敬しているドライバーでもあるので、一瞬たりとも気が抜けませんでした。デイ2でスピンしたので、もっと落ち着かなければという気持ちになりました。しかしデイ3はデイ2とスタート順が違い、我々の前に走るR5車両がいなかったので、グリップがあまりよくなく、ラインを見極めることも困難だったので、引き続きプッシュが必要でした。危ない瞬間も何度かありましたが、なんとか最後までポジションをキープすることができました。チームのメンバー、そしてこれまで支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。

    新井大輝
    メカニカルトラブルが発生し、自分にとっては厳しいイベントでした。デイ2に1分ロスした後は、とにかく我々ができるベストを尽くしました。その後、エンジンのオーバーヒートでさらに6分ほどのタイムロスをしてしまい、表彰台争いからは完全に外れてしまいました。そこからはモチベーションを保つのが難しかったですが、完走を目指して踏ん張りました。結果は残念でしたが、速さを見せることができたステージもあるので、ポジティブな面もあったと思います。

    足立さやか
    デイ2、3はミスファイヤなどメカニカルトラブルがあってストレスが多かったのですが、メカニックが解決策を見つけてくれ、最終日はよい一日となりました。午前中、とてもよいタイムを出すことができ、自分のペースノートリーディングにも満足し、自信を取り戻すことができました。(これまでのR4車両より車速の出る)R5車両での参戦は初めてでしたが、普段走っている高速のフィンランドの道と比べ、スウェーデンのステージは道幅が狭く、曲がりくねっているためスピードの違いはそれほど感じませんでした。今回のステージはコーナーとコーナーの間の距離が短かったので、ノートを読みながら息をつくチャンスが少なかったのがこれまでとの大きな違いでしたが、とてもよい経験になりました。

    ヤルッコ・ニカラ
    金曜日に小さなミスでスピンして、ラジエータを壊してしまいました。そして土曜日はミスファイヤリングが起きてしまいましたが、日曜日は車両の状態は良く、ペースノートも良い感じでした。サヤカは、よくやったと思います。大きなミスはありませんでしたが、例えば時に起きることですが、ちょっとしたところで読み上げが遅れるなど小さい課題はありました。この車はコーナーを走り抜けるのが速いので、時にはそれがコ・ドライバーを忙しくし、難しくさせます。全般的にフィーリングは良く、私たちは共に多くを学んでいます。

    ヨウニ・アンプヤ (チーフインストラクター)
    我々にとってとても素晴らしい週末になりました。二人のドライバーは、速さを証明する事ができましたし、勝田の勝利は純粋に素晴らしい事です。我々が設定した目標に近づきつつあります。遠い日本からやってきた彼らがこのような特別なスウェーデンのコンディションで、ポテンシャルを表せたことは、このプログラムがうまくいっているという事だと思います。両ドライバーはペースノートの使い方がとても上手くなりました。ノートは高速ステージにおいて特に重要で、昨年彼らが経験したことが活きたと思います。新井は、勝田と近いペースで走れており、今の彼に必要なのは、安定です。足立はこの週末、多くの経験をし、WRCで戦う事は今までとは違うレベルで戦う事だと理解したと思います。

    ■RC2結果(h:時間、m:分、s:秒)
    1 Takamoto Katsuta/Marko Salminen (Ford Fiesta R5) 3h01m27.5
    2 Pontus Tidemand/Jonas Andersson (Skoda Fabia R5) +4.5s
    3 Ole Christian Veiby/Stig Rune Skjaermoen (Skoda Fabia R5) +30.5s
    4 Mattias Adielsson/Andreas Johansson (Skoda Fabia R5) +31.3s
    5 Janne Tuohino/Reeta Hamalainen (Skoda Fabia R5) +1m02.5s
    8 Hiroki Arai/Glenn Macneall (Ford Fiesta R5) +7m40.2s
    22 Jarkko Nikara/Sayaka Adachi (Ford Fiesta R5) +49m48.8s

    ■次戦
    勝田、新井、足立共に3月23-25日に開催されるイタリアラリー選手権第1戦に参戦する。中央イタリアのトスカーナ地方で行われるターマックラリーで、勝田、新井は、フォード・フィエスタR5で、ニカラ・足立組はフォード・フィエスタR2で参戦する。

  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン 結果:表彰台獲得ならず

    【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン 結果:表彰台獲得ならず

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技最終目デイ4が2月18日(日)にスウェーデンのトルシュビーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #9号車)が総合4位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合7位、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)が総合9位でフィニッシュ。ヤリスWRCは、前戦に続き全3台が完走を果たした。

    ラリー・スウェーデンの最終日デイ4は、トルシュビーの北側で2本のSSを行ない、最後にトルシュビーの「パワーステージ」1本を走行する3本、計51.94kmのSS(スペシャルステージ)が行なわれた。1本目のSS17ではまずオット・タナックがベストタイムを記録。そしてSS18と、ボーナスポイントがかかるパワーステージに指定されたSS19では、エサペッカ・ラッピが連続でトップタイムを記録した。そしてラッピは前日よりも順位をふたつ上げ、最終的には総合4位でフィニッシュした。今回ヤリスWRCは全部で8本のSSベストタイムを記録し、スノーロードでのパフォーマンスを証明したが、そのうち6本がオット・タナック、2本がエサペッカ・ラッピによるもの。

    WRC次戦は、3月8日から11日にかけて行なわれる第3戦ラリー・メキシコ。シーズン最初のグラベル(未舗装路)ラリーであり、外気温は摂氏30度前後に達するので「熱」が大きな問題になる。また、標高が最高2737mに達する高地で開催されるため、エンジンが取りこめる酸素の量が少なくなり、エンジンは通常よりも20%程度パワーが落ちる。そのため、クルマにとっても選手にとっても厳しい1戦となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    3本のSSをすべて制するなど、今日は良いパフォーマンスを示すことができました。ラリースウェーデンでは全体的にクルマもドライバーも良かったのですが、コースのコンディションは必ずしも公平とはいえませんでした。将来的に、すべてのドライバーが同じようなコンディションで走れるような施策がなされると良いですね。今日、エサペッカはとても速く、昨日よりもふたつ順位を上げ、パワーステージでもトップタイムを記録しました。金曜日にたった1度だけ小さなミスをしましたが、それさえなければ表彰台のもっとも高い位置を狙えたはずです。しかし、彼が初めて雪のラリーにWRカーで出場したことを忘れるべきではないですし、きっと来年にはもっと強くなっているでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    非常に厳しい週末でした。土曜日は、はやい出走順により新雪や深い轍(わだち)の影響を受け、大幅にタイムを失ってしまいました。また、最終日を前にトランスミッションを交換しましたが、チームが素晴らしい仕事をしてくれたお陰でクルマのフィーリングが良くなり、ハンドリングも好転しました。改めて、速さと信頼性の両方が重要であると思いました。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    金曜日は路面コンディションが悪く、何もできないような辛い状況でした。土曜日は出走順が少し良くなりペースも上がったので、何回かSSベストタイムを記録しました。そして今日はコンディションが自分たちに合っていたので、さらに良いタイムを重ねることができました。いろいろ大変な週末ではありましたが、今回初めて未舗装路仕様のヤリスWRCでラリーに出場し、多くの学びを得ることができました。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    パワーステージで勝ち、そして順位をふたつ上げることができました。チームがある程度の良い順位でラリーを終えることができて嬉しく思います。金曜日に起きてしまったことについては、もうそれほど残念に感じていません。全体としては力強い戦いができたと思います。自分にこれほどスピードがあるとは思っていなかったので、来年このラリーに戻ってくるのが本当に楽しみです。

    ラリー・スウェーデン 結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2h52m13.1s
    2 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +19.8s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +28.3s
    4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +45.8s
    5 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +54.4s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1m15.3s
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2m04.9s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m52.2s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +3m44.4s
    10 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +8m45.4s

  • 【WRC】 ラリー・スウェーデン 結果:ティエリー・ヌービルが優勝

    【WRC】 ラリー・スウェーデン 結果:ティエリー・ヌービルが優勝

    WRC 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデンが18日(日)に最終日を迎え、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が優勝。ランキングトップに浮上した。

    競技4日目、ラリー最終日は、トルシュビーのサービスパークを中心に3本のSSが行われた。リケナス1,・2(SS17/SS18)はラリー・スウェーデンの名物ステージ。そして、ラリーの最後を飾るトルシュビー2(SS19)は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された。

    ティエリー・ヌービルは、土曜日のスピンを除けば、金曜日のSS1からラリーをコントロール。今季初優勝を成し遂げた。

    2番手には19.8秒差でシトロエンのクレイグ・ブリーンが続き、キャリアベストとなる2位表彰台を獲得。3位にはアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイ)が続き、ヒュンダイがダブル表彰台を獲得した。

    トヨタ勢では、エサペッカ・ラップが4位フィニッシュ。ヤリ-マティ・ラトバラは7位、オット・タナックは9位だった。

    開幕戦優勝のセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)で10位でフィニッシュした。

    WRC2クラスでは、トヨタの育成ドライバーである勝田貴元がクラス優勝を成し遂げた。

    勝田貴元

    2018 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデン 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 2:53:13.1
    2 クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC +19.8
    3 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +28.3
    4 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +45.8
    5 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +54.4
    6 マッズ・オストベルグ シトロエンC3 WRC +1:15.3
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +2:04.9
    8 テーム・スニネン フォード・フィエスタWRC +2:52.2
    9 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +3:44.4
    10 セバスチャン・オジェ フォード・フィエスタWRC +5:25.4
  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン 3日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権 (WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技3日目デイ3が2月17日(土)にスウェーデンのトルシュビーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #9号車)が総合6位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合7位と、それぞれ前日よりもひとつ順位を上げた。また、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)は総合9位につけ、ヤリスWRCは全車が最終日デイ4に駒を進めた。

    ラリー・スウェーデンのデイ3は、森林地帯を中心に合計距離120.31kmの8本のSS(スペシャルステージ)が行なわれた。前日、不利な出走順により大幅にタイムロスしたタナックは、コンディションが比較的良かった午前中のSSで、2本のベストタイムと1本のセカンドベストタイムを記録。また、ラトバラも2、3番手のタイムを刻み、本来のパフォーマンスを発揮した。しかし、午後の再走SSでは前日と同じように直前にヒストリックカーの走行があったためコンディションが悪化。その後、WRカーの走行が増えるほど路面の状態は改善されていったため、出走順が後方の選手が有利な状況だった。そのため、出走順がはやめだったタナックとラトバラはタイムが伸びなかったが、それでもラトバラは前日よりもひとつ上の総合7位でデイ3を走りきった。タナックは午後2本目のSS13でスロー走行の前走車を抜かす際、接触があり大きくタイムロスした。しかし、その後SS15で今大会5回目のSSトップタイムをマークするなど、速さを示した。WRカーでのラリー・スウェーデン出場は今回初めてのラッピは、安定して5位前後のSSタイムを刻み続け、SS10で3番手タイムを、SS16では2番手タイムを記録。デイ2よりもひとつ順位を上げ、総合6位でデイ3を走破した。

    競技4日目、ラリー最終日となる2月18日(日)のデイ4は、トルシュビーのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。リケナス1,2(SS17/SS18)は2017年にラトバラと当時他のチームのドライバーだったタナックが優勝をかけて激しい首位戦いを展開したラリー・スウェーデンの名物ステージ。そして、ラリーの最後を飾るトルシュビー2(SS19)は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は51.94km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は203.21kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    路面コンディションの影響により、今日も本当のパフォーマンスを発揮することができませんでした。午前中は良かったのですが、午後の再走SSが始まる前にヒストリックカーの走行があるため、午後はコンディションが変わるだろうと予想していました。そして、実際その通りになってしまったのです。大量の積雪と、その他いくつかの要因によって、選手権で上位につける選手たちが不利な戦いを強いられているのは残念です。とても不運な状況だと言わざるを得ません。しかし、我々の選手は全員良い走りをしていると思います。エサペッカは安定して良いタイムを記録し、順位をさらに上げることも可能だと思います。また、路面のコンディションが良ければ、最終SSのパワーステージで我々は多くのポイントを獲得することもできるはずです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)

    今朝はうまく行きました。良い感じで走ることができ、楽しんでドライブしました。しかし、午後はクルマが思うように動きませんでした。フロントのデファレンシャルが正確に作動せず多くのタイムを失いました。しかし、サービスでトランスミッションを交換したので、明日は大丈夫だと思います。きっと自信を持ってSSに臨むことができるはずなので、パワーステージではポイントを獲得するチャンスも訪れるはずです。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    全体的にペースはとても良く、昨日よりも楽しんで走ることができました。午前中は一貫して十分なグリップが感じられ、このラリー本来のコースコンディションで走ることができました。クルマはあのような路面では完璧で、とても良いフィーリングでした。しかし、午後は予想通りトリッキーなコンディションとなり、昨日と似たような状況でしたが、いくつかのクルマが我々の前に走っていたので、多少のラインが刻まれていました。明日は自分たちのベストを尽くし、パワーステージで何ができるのかを考えるつもりです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    良い1日でした。昨日と同じようなペースを保ち、大部分のSSで5位以内のタイムを出せるようにコントロールしましたが、それがうまく行き非常に安定した走りをできました。サービスではクルマに少し変更を施しましたが、それが奏功し轍(わだち)が刻まれた道でも安定して走ることができました。1台、2台とクルマが走るごとに路面はクリーンになっていったので、自分としてはあれ以上良いタイムを出すことはできなかったと思います。マッズ・オストベルグ選手との5位争いが続いていますが、もちろん明日は彼を抜かしたいと思っています。

    ラリー・スウェーデン デイ3の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2h23m23.8s
    2 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +22.7s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +32.0s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +48.6s
    5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +56.8s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m05.8s
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2m03.3s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m20.5s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +3m41.3s
    10 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +4m24.9s