タグ: モナコGP

  • F1モナコGPでペナルティ続出 6件のピットレーン速度違反と7台リタイアの波乱

    F1モナコGPでペナルティ続出 6件のピットレーン速度違反と7台リタイアの波乱

    キミ・アントネッリが2026年F1モナコGPを制し、開幕から5連勝を達成した。しかしその裏では、ピットレーン速度違反によるペナルティが6件発生し、赤旗やセーフティカー、レース後審議も相次ぐ波乱の一戦となった。

    レースではマックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレール、ランド・ノリスら有力勢を含む7台がリタイア。モンテカルロの市街地コースらしく、わずかなミスやトラブルが大きな代償につながるサバイバルレースとなった。

    異例の6件 ピットレーン速度違反が続出
    今大会ではルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセル、オスカー・ピアストリ、フランコ・コラピントがそれぞれ5秒タイムペナルティを受けた。

    さらにピエール・ガスリーは2度のピットレーン速度違反を犯し、5秒ペナルティを2回科されて合計10秒のペナルティとなった。

    ピットレーン速度違反だけで計6件のペナルティが発生。さらにラッセルは5秒ペナルティを正しく消化できなかったとしてドライブスルーペナルティも受け、上位争いから脱落した。

    ペナルティと審議がレース展開を左右
    セルジオ・ペレスにはスタート時のグリッド位置違反によりドライブスルーペナルティが科された。

    また、赤旗後の再スタートではニコ・ヒュルケンベルグがカルロス・サインツJr.との接触を引き起こしたとして10秒タイムペナルティを受けている。

    レース終了時点では、3位でフィニッシュしたアイザック・ハジャーが赤旗手順違反、10位でフィニッシュしたセルジオ・ペレスがプラクティススタート違反および再スタート手順違反の可能性について、それぞれレース後審議の対象となっていた。ペレスはキャデラックに今季初ポイントをもたらす10位でチェッカーを受けており、裁定次第では結果が変動する可能性も残されている。仮にペレスに降格ペナルティが科された場合、フェルナンド・アロンソがアストンマーティン・ホンダに初ポイントをもたらすことになる。

    フェルスタッペンやノリスら7台がリタイア
    今回のモナコGPでリタイアしたのは以下の7台だった。

    ■ マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    パワーユニットトラブル

    ■ バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    ブレーキトラブル

    ■ オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    接触によるマシンダメージ

    ■ ランド・ノリス(マクラーレン)
    パワーユニットトラブル

    ■ ランス・ストロール(アストンマーティン)
    クラッシュ

    ■ シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    クラッシュ

    ■ カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    接触によるリタイア

    メカニカルトラブルによるリタイアが3台、事故・接触によるリタイアが4台という内訳となり、22台中7台がチェッカーを受けることができなかった。

    アントネッリの快走を彩った波乱のモナコ
    アントネッリは終盤のセーフティカーや赤旗中断、スタンディングスタートでの再開という難しい展開を乗り越え、ハミルトンに6.271秒差をつけて優勝した。ハジャーが3位に入り、レッドブル移籍後初の表彰台の可能性が残されている。

    一方でレース全体を振り返れば、6件のピットレーン速度違反、複数のレース後審議、そして7台のリタイアが発生した大荒れの一戦だった。アントネッリの圧勝劇の裏で、ペナルティやトラブルが結果を大きく左右したモナコGPは、2026年シーズン屈指のサバイバルレースとして記憶されることになりそうだ。

    F1モナコグランプリ 決勝 結果(暫定)

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス     - 0 4
    2 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 6.271 6.271 ↑ 1 5
    3 6 アイザック・ハジャー レッドブル 23.394 17.123 ↑ 2 4
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 24.261 0.867 ↑ 3 5
    5 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 26.553 2.292 ↑ 5 4
    6 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 29.010 2.457 ↑ 9 4
    7 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 30.369 1.359 ↑ 2 4
    8 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 33.413 3.044 ↑ 3 5
    9 31 エステバン・オコン ハース 37.140 3.727 ↑ 8 5
    10 11 セルジオ・ペレス キャデラック 39.153 2.013 ↑ 8 6
    11 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 41.899 2.746 ↑ 10 6
    12 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 42.748 0.849 ↑ 4 7
    13 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 43.353 0.605 ↓ 7 5
    14 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 44.102 0.749 ↑ 1 6
    15 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 48.864 4.862 ↓ 1 5
    DNF 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ     ↓ 4 5
    DNF 16 シャルル・ルクレール フェラーリ     ↓ 13 3
    DNF 18 ランス・ストロール アストンマーティン     ↑ 4 1
    DNF 1 ランド・ノリス マクラーレン     ↓ 11 1
    DNF 87 オリバー・ベアマン ハース     ↓ 1 2
    DNF 77 バルテリ・ボッタス キャデラック     ↓ 1 2
    DNF 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル     ↓ 20 1
  • F1モナコGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリが5連勝

    F1モナコGP 決勝 結果・タイムシート:アントネッリが5連勝

    2026年F1モナコGP 決勝の結果・タイムシート。6月7日(日)にモンテカルロ市街地コースで2026年のF1世界選手権 第6戦 モナコグランプリの決勝レースが行われた。

    優勝はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2位にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が入った。3位のアイザック・ハジャー(レッドブル)は赤旗手順違反がレース後の審議対象となっている。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが11位、ランド・ノリスはリタイアだった。

    ■ アントネッリがモナコを制し5連勝
    キミ・アントネッリがポールポジションから主導権を握り、終盤のセーフティカーと赤旗中断を乗り越えて今季5連勝を達成した。ランキング首位のリードもさらに拡大した。

    ■ フェルスタッペンはスタート直後に無念のリタイア
    2番グリッドのマックス・フェルスタッペンはスタートでパワーユニットのトラブルに見舞われ大きく後退。数周後にマシンを止め、今季初勝利のチャンスを失った。

    ■ ハミルトンが2位 フェラーリは明暗
    ルイス・ハミルトンは5秒ペナルティを受けながらも2位を確保。一方のシャルル・ルクレールは母国レースでブレーキに苦しみ、終盤にクラッシュしてリタイアとなった。

    ■ ハジャーが初表彰台もレース後審議対象に
    アイザック・ハジャーはパワー不足やギアトラブルを抱えながらも3位でフィニッシュ。セーフティカー違反についてはお咎めなしとなったが、チェッカー時点では赤旗手順違反についてレース後審議の対象となっている。

    ■ ストロールとルクレールが同じ場所でクラッシュ
    ランス・ストロールに続いてルクレールもターン19でマーブルに乗ってクラッシュ。路面の損傷確認と清掃のためレースは赤旗中断となった。

    ■ ラッセルはペナルティでポイント圏外へ
    ジョージ・ラッセルはピットレーン速度違反のペナルティ消化手順を巡ってドライブスルーペナルティを受けた。上位争いから脱落し、大量ポイント獲得の機会を逃した。

    ■ 赤旗後の再スタートでサインツJr.が脱落
    レースは終盤にスタンディングスタートで再開されたが、ニコ・ヒュルケンベルグとの接触でカルロス・サインツJr.がリタイア。ヒュルケンベルグには10秒ペナルティが科された。

    ■ ローソンとリンドブラッドが存在感
    リアム・ローソンは6位、アービッド・リンドブラッドは7位に入り好走を披露。アレクサンダー・アルボン、エステバン・オコン、セルジオ・ペレスもポイントを獲得した。

    2026年のF1世界選手権 モナコGP 決勝

    F1モナコグランプリ 決勝 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス     - 0 4
    2 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 6.271 6.271 ↑ 1 5
    3 6 アイザック・ハジャー レッドブル 23.394 17.123 ↑ 2 4
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 24.261 0.867 ↑ 3 5
    5 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 26.553 2.292 ↑ 5 4
    6 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 29.010 2.457 ↑ 9 4
    7 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 30.369 1.359 ↑ 2 4
    8 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 33.413 3.044 ↑ 3 5
    9 31 エステバン・オコン ハース 37.140 3.727 ↑ 8 5
    10 11 セルジオ・ペレス キャデラック 39.153 2.013 ↑ 8 6
    11 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 41.899 2.746 ↑ 10 6
    12 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 42.748 0.849 ↑ 4 7
    13 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 43.353 0.605 ↓ 7 5
    14 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 44.102 0.749 ↑ 1 6
    15 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 48.864 4.862 ↓ 1 5
    DNF 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ     ↓ 4 5
    DNF 16 シャルル・ルクレール フェラーリ     ↓ 13 3
    DNF 18 ランス・ストロール アストンマーティン     ↑ 4 1
    DNF 1 ランド・ノリス マクラーレン     ↓ 11 1
    DNF 87 オリバー・ベアマン ハース     ↓ 1 2
    DNF 77 バルテリ・ボッタス キャデラック     ↓ 1 2
    DNF 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル     ↓ 20 1
  • 2026年F1モナコGP 決勝:全22名の持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2026年F1モナコGP 決勝:全22名の持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2026年F1モナコGPは、キミ・アントネッリ(メルセデス)が今季6戦連続となるメルセデスのポールポジションを獲得してスタートする。しかし、モンテカルロではポールポジション以上に重要なのがレース中のトラックポジションだ。

    フロントローにはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が並び、スタート直後のサン・デボーテで首位奪取を狙う。さらに2列目にはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢が続き、アイザック・ハジャーが5番手につけた。

    一方、ジョージ・ラッセルは6番手、マクラーレン勢は4列目に沈んだ。通常のモナコであれば追い抜きは極めて困難なため、レース結果は戦略担当者の判断によって大きく左右されることになりそうだ。

    モナコではトラックポジションがすべて
    モナコGPは「退屈なレース」と評されることもあるが、近年は必ずしもそうではない。

    2025年は2ストップ義務化ルールが導入された特殊なレースとなったが、このルールは2026年には廃止された。

    2024年はスタート直後の赤旗によってレースの様相が大きく変化。シャルル・ルクレールはミディアムタイヤでスタート後、赤旗中にハードへ交換し、そのまま優勝した。

    2022年と2023年は雨の影響を受けたため、最後に典型的なモナコ戦略が見られたのは2021年まで遡る。

    その2021年は、マックス・フェルスタッペンがソフト→ハードの1ストップ戦略で優勝。トップ勢の大半が29〜35周目にピットインする展開となった。

    F1 モナコGP タイヤ戦略

    最速戦略はソフト→ミディアム
    ピレリのシミュレーションによると、2026年モナコGPの最速戦略はソフトタイヤでスタートし、ミディアムタイヤへ交換する1ストップ戦略だ。

    理想的なピットウインドウは31〜37周目付近とされている。

    ただし、実際にはそこまで単純ではない。

    モナコではタイヤ摩耗が非常に少なく、レースペースも安定しているため、多くのドライバーはセーフティカーやバーチャルセーフティカーを待ちながらスティントを延ばす可能性が高い。

    また首位争いをするドライバーたちは、ピットアウト後に中団グループへ引っ掛かることを避けたい。そのため、20秒前後のギャップを確保するまでピットインを遅らせる可能性もある。

    F1 モナコGP 持ちタイヤ数

    対抗策はソフト→ハード
    各ドライバーは新品ハード1セット、新品ミディアム1セット、そして複数セットのソフトを残している。

    そのため代替戦略として最も現実的なのはソフト→ハードだ。

    こちらの最適ピットウインドウは29〜35周目。

    ピレリのモータースポーツ責任者ダリオ・マラフスキは次のように説明している。

    「クリーンなレースになれば、明らかにソフトとミディアムによる1ストップが最有力だ」

    「2番目の選択肢はソフト→ハードで、数秒遅くなる」

    「3番目はミディアム→ハードだが、通常のレースでは最適な選択ではない」

    ミディアム→ハードはオーストラリア、中国、日本、マイアミで勝利実績がある組み合わせだが、モナコではスタート時のグリップ不足が大きなデメリットとなる。

    F1 モナコGP 各タイヤのタイム差

    戦略家たちが恐れるのは赤旗
    2026年モナコGP週末は赤旗の連続だった。

    FP1、FP2、FP3、予選のすべてで赤旗が提示され、サポートレースでも複数回の中断が発生している。

    そのため各チームが最も警戒しているのが決勝での赤旗シナリオだ。

    ソフトタイヤでスタートする最大の利点は、スタート加速だけではない。

    仮に1周目で赤旗が出た場合、ミディアムやハードへ交換して残りのレースを走り切る柔軟性を確保できる。

    ピレリによれば、赤旗後の再スタートではミディアムタイヤが最適になる可能性が高いという。

    勝負を決めるのはスタートかセーフティカーか
    天候面では雨の可能性はわずか5%とされており、決勝はドライコンディションになる見込みだ。

    そのため勝敗を分ける最大の要素は、スタート直後のポジション争いとセーフティカーのタイミングになる。

    アントネッリはポールポジションからレースを支配できる立場にあるが、今季はスタートで順位を失う場面も少なくなかった。

    フェルスタッペンにとっては、1コーナーまでが最大のチャンスとなる。

    一方で、後方のフェラーリ勢やハジャー、ラッセルらはセーフティカーやアンダーカットを利用した戦略勝負に活路を見いだすことになる。

    モナコでは予選が勝負を決めると言われる。しかし2026年の決勝は、セーフティカー1回で勢力図が一変する可能性を秘めている。スタートと戦略の駆け引きが、伝統のモンテカルロで最大の見どころとなりそうだ。

    モナコGP 2026年のF1世界選手権

  • F1モナコGP予選 FIA記者会見:アントネッリ「まだ震えている」

    F1モナコGP予選 FIA記者会見:アントネッリ「まだ震えている」

    2026年F1モナコGP予選後のFIA公式記者会見には、ポールポジションを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)が出席した。

    アントネッリはフェルスタッペンをわずか0.043秒差で抑え、自身初のモナコGPポールポジションを獲得。ハミルトンも週末を通じて好調を維持したが、予選ではマシンバランスの変化に苦しみながら3番手を確保した。

    Q:キミ、シーズンで最も重要な予選のひとつですが、F1参戦2年目でモナコのポールポジション獲得は特別なものでは?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: そうだね。いわゆる“マジックラップ”と呼べるようなラップだった。すべてをまとめることができたし、マックスとの戦いは本当に接戦だった。Q3最初のアタックでは僕たちの差はわずか1/1000秒だった。でも最後のラップは良かったと分かっていたし、それで十分であってほしいと思っていた。本当に僅差だったし、とても嬉しい。昨日は少し苦戦していたから、今日大きく改善してくれたチームにも感謝したい。

    Q:アイルトン・セナが語っていたような、モナコ特有の“別次元の感覚”を味わいましたか?

    アントネッリ: そうだね。年間でも最も激しい予選だと思う。プラクティスからずっと限界に近づこうとしているし、最後のコンマ2秒を見つけようとすると簡単ではない。壁がどんどん近く感じるし、自信を持つのも難しい。でも今朝はすごく感触が良かったし、最後に結果へつなげられて嬉しい。

    Q:若さゆえにプレッシャーを感じず、純粋に楽しめていることがプラスになっていますか?

    アントネッリ: 間違いなくそうだと思う。ドライビングもマシンも週末そのものも楽しめている。去年と比べて大きな進歩だし、セッションを楽しめていることが本当に嬉しい。明日が楽しみだ。

    Q:マックス、惜しかったですね。モナコはわずかな差が勝負を分ける場所ですが、再びフロント争いができたことには満足していますか?

    マックス・フェルスタッペン: 昨日の時点でフロントロウと言われたら間違いなく受け入れていたと思う。今朝もマシンにはかなり苦しんでいたから、予選であの位置まで行けたのは本当にポジティブだった。全体として予選には満足している。トラフィックや壁との戦いもある中で、すべてのラップをうまくまとめられた。フロントロウは嬉しいし、あとは明日のスタート次第だ。今年のマシンはスタートがかなり難しいからね。後ろにはスタートの上手い2台もいる。でも今日は良い一日だったし、予選を本当に楽しめた。

    Q:2026年型マシンでもモナコの予選特有の興奮はありますか?

    フェルスタッペン: ここ数年のマシンよりも限界域はシビアだと思う。パワーの出方やドライバビリティ、シフトの感覚も違う。でもそれらを理解してクリーンなラップをまとめられた時、特に予選ではとても大きな達成感がある。

    Q:ルイス、今週末の走りは素晴らしかったです。マシンを限界まで攻めているように見えました。

    ルイス・ハミルトン: まずはキミにおめでとうと言いたい。本当に素晴らしい仕事だった。モナコで初ポールを獲るのは本当に特別なことだし、素晴らしい観客の前で達成した。僕たちにとっては難しい予選だった。プラクティスでは本当に強かったし、ほとんど何も変更していなかったのに、なぜか予選ではマシンがまったく違うものになっていた。そこは詳しく調べる必要がある。それでも僕はすべてを出し切った。できる限り壁に近づいて走ったし、今もこうしてF1の22人のドライバーのひとりとしてここにいられることは特権だ。そのすべてを楽しんでいる。

    Q:キミ、改めてポールポジションおめでとうございます。あのラップはどれほど良かったですか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: とても良いラップだった。正直に言うと、FP3で苦戦していたレッドブルがここまで来るとは思っていなかった。でも彼らは素晴らしい仕事をした。本当に接戦だったし、その中でポールを獲得できたことが嬉しい。

    Q:特に満足している区間はありますか?

    アントネッリ: セッション序盤は予想以上に難しかった。路面の感触が少し変で、マシンもFP3よりオーバーステア傾向だった。でもグリップが戻ってきてマシンもまとまり始めた。特に第2セクターには満足している。週末を通して苦戦していた5〜8コーナーが良かった。

    Q:Q3はどれほどの興奮でしたか?

    アントネッリ: ものすごかった。正直まだ震えているくらいだ。ミスの余地はまったくないし、最後のコンマ2〜3秒を削るのは本当に難しい。マックスもすごく近かったし、ルイスも週末ずっと速かった。だからポールを獲れたことが本当に嬉しい。

    Q:明日の決勝へのアプローチは? 周囲には複数回王者が並んでいます。

    アントネッリ: 後ろに誰がいるかは分かっているし、彼らが非常に優秀なドライバーだということも分かっている。まずは良いスタートを切りたい。カナダでは前進できたけれど、明日はまた条件が違う。それからレースペースも重要になる。タイヤデグラデーションが予想以上に大きい可能性もあるし、ロングランはほとんどやっていないのでデータも少ない。オーバーテイクが難しいのは分かっているが、何か起きた時にはプッシュできるペースが必要だ。

    Q:マックス、ポール争いができたことに驚きはありますか?

    マックス・フェルスタッペン: 今朝の状況を考えればかなり驚いている。僕たちはコンマ9秒遅れていた。予選までに改善できる自信はあったけれど、ポール争いまでは想定していなかった。正直なところ、予選前は「何とかトップ5に入れれば」という感じだった。でも予選が始まってすぐにマシンは良くなった。まだ問題は残っていて、特に第2セクターでは縁石やバンプでタイムを失っている。それでもポール争いができたのだから素晴らしい予選だった。昨日は満足していて、今朝はまったく満足していなかった。そして今はまた満足している。重要な場面で結果を出せたことが何よりだ。

    Q:0.043秒差ですが、どこで失ったか分かりますか?

    フェルスタッペン: そういうことは考えない。時には前にいて、時には後ろにいる。それがレースだ。僕自身はラップに満足していた。チェッカーを受けた時点で「これを誰かが上回ったなら仕方ない」と思っていた。

    Q:ルイス、3番手はマシンの最大値でしたか?

    ルイス・ハミルトン: 残念ながら今日はそうだった。週末を通じて本当に強かったし、昨日は進歩も感じていた。でも今日になると一歩後退してしまい、一晩でパフォーマンスを失った。Q1ではコンマ7秒も遅れていて、バランスを取り戻すためにフロントウイングを大きく調整しなければならなかった。予選に入る時点でフロントロウ争いのチャンスを失っていたと思う。それでも最後は持てるものをすべて引き出した。マシンも限界、僕自身も限界だった。

    Q:ポール獲得の可能性はありましたか?

    ハミルトン: セットアップを間違えたとは思わない。本当に小さな変更しかしていない。でも何かが変わってしまった。リアの安定感が突然なくなってしまったんだ。昨日のペースがあればもっと近づけたと思う。ただ最後にキミとマックスが素晴らしいラップを決めたことは認めなければならない。明日は全力で戦う。

    Q:キミの走りを見て、将来のチャンピオン候補だと思いますか?

    マックス・フェルスタッペン: 間違いなくそう思う。若いカテゴリーから上がってきて、すぐに速さを見せるドライバーは特別なものを持っている。キミもそのひとりだ。もちろんF1では才能だけでは足りない。すべてが揃う必要がある。でも今年の彼は、戦えるマシンがあれば結果を出せることを示している。それは素晴らしいことだ。

    Q:モナコでオーバーテイクは増えると思いますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕がスタートで1秒待つか、2秒待つなら別だけどね(笑)。それ以外は難しいと思う。結局モナコだから。

    マックス・フェルスタッペン: F2やF3を見ても分かるように、本当に難しい。コースレイアウトそのものがオーバーテイク向きではないんだ。

    Q:ルイス、明日優勝できると思いますか?

    ルイス・ハミルトン: モナコのレースがどういうものかは分かっている。オーバーテイクはほとんどないと思う。良いスタートを決めて前の2台にプレッシャーをかけたい。たぶん雨が必要かもしれない。でも不可能ではない。全力でプレッシャーをかけ続けるつもりだ。この2人は素晴らしいドライバーだし、マシンも速い。それでも最後まで諦めず戦う。

    Q:キミ、スタートについてはどうですか? そしてマックスとルイス、ポールシッターに何かアドバイスはありますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: モントリオールでは日曜日にポジションをひとつ失ったけれど、少なくとも6〜7台抜かれることはなかったので前進だったと思う。モナコはターン1までの距離が短いから、とにかくクリーンなスタートを決めることが大事だ。魔法のようなスタートを狙う必要はないし、その後どうなるか見てみたい。

    マックス・フェルスタッペン: シグナルが消えたら1秒待つことだね。それが僕のアドバイスだ。

    ルイス・ハミルトン: 僕はひとつ後ろだから2秒だね。

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 2秒ね、分かったよ。

    Q:ルイス、昨日と今日で何が変わったと思いますか? タイヤの準備や路面進化が影響したのでしょうか?

    ルイス・ハミルトン: 本当に分からない。週末を通して僕たちは全体的にもっとダウンフォースを求めていた。木曜日にサーキットへ来た時、他チームがリアウイングに面白い追加パーツを付けているのを見たけれど、僕たちにはそれがなかった。それは少し驚きだった。それでもペースは良かったし、速く走るためにはもっとフロントのグリップが必要だと感じていた。ところが予選になるとフロントが効きすぎる状態になっていて、なぜかフロントウイングを大幅に寝かせなければならなかった。最終的にその調整によってQ3最後のラップではかなりまともな状態になった。ただ、そのバランスがQ1の時点で欲しかった。モナコは自信がすべてだからね。Q1でその自信を完全に失い、その後は何とか取り戻そうとしていた。だから3番手には比較的満足している。もちろん欲しかったのはポールポジションだ。チームはついにそれを獲得するに値すると思っていたし、自分にも可能性があると感じていた。今の僕はマシンとの関係もチームとの関係もとても良い状態にある。まだ十分な速さがあることも示せている。速さが失われたわけではない。これまで多くの否定的なコメントもあったけれど、それに関係なく自分のペースがあることを示せているのは嬉しい。これからも努力を続けるし、毎週末結果を出し続けるつもりだ。

    Q:マックス、モナコでは今年初めて完全にフルアタックできる予選になりました。楽しめましたか?

    マックス・フェルスタッペン: シャシー規則そのものは悪くないと思う。マシンが少し細くなったことも悪くないし、フロントアクスルの位置が見やすくなったのも良い。以前はタイヤの上に構造物があって視界が遮られていたけれど、今は頂点が見やすくなった。そして全開で走れて、自分の好きなギアを選べる状況なら、それは常に良いものだ。今日は久しぶりにマシンの中で本来の自分らしく走れた感覚があった。残念ながらカレンダー上の多くのサーキットでは同じことはできないけれど、こうした状況の方が自然に運転できる。

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕も同意する。僕たちのパワーユニットは素晴らしいけれど、今日はアウトラップでバッテリー管理をする必要がなかった初めての予選だった。ステアリングを見ながらエネルギーを管理する必要もなく、内燃機関のパフォーマンスだけを最大限活用すればよかった。だから今日はとにかく運転とラップタイムだけに集中できる予選だった。

    Q:マックスとルイス、キミの走りを見て将来のワールドチャンピオン候補だと思いますか?

    マックス・フェルスタッペン: 間違いなくそう思う。若いカテゴリーから上がってきて、カテゴリーが変わってもすぐ速さを発揮できるドライバーには特別なものがある。キミはまさにそういうタイプだった。だから速いこと自体は驚きではなかった。もちろんF1では才能だけでは足りない。すべての要素が揃わなければならないし、ドライバーとしてもさらに完成度を高める必要がある。そして勝つためにはマシンも必要だ。でも今年の彼は、戦えるパッケージがあれば結果を出せることを証明している。それは素晴らしいことだと思う。

    Q:Q3最終セクターではどのような心境でしたか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 正直なところ、自分がどれだけタイムを更新しているかは分かっていなかった。デルタタイムは少し見たけれど、実際にマックスがどんなタイムを出したかは知らなかった。ただ、良いラップだという感覚はあったし、すべてがうまく噛み合っていた。特に第2セクターは本当に良かったと感じていた。そしてフィニッシュラインを越えた後にチームから無線で知らされた。モナコではあまりにも集中しているから、とにかくミスをせずに最速で走ることしか考えていない。そしてチェッカーを受けた後で結果が分かるんだ。

    Q:マシンが細くなり、バッテリー管理も少なくなりました。決勝ではオーバーテイクが増えると思いますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 僕がスタートで1秒待つか2秒待つなら別だけどね(笑)。それ以外は難しいと思う。結局モナコだから。

    マックス・フェルスタッペン: F2やF3を見ても分かるように、本当に難しい。コースレイアウトやコーナー形状の問題もあって、仕掛ける場所がほとんどない。相手も簡単にラインを守れてしまう。だから難しいと思う。

    Q:ルイス、明日優勝するチャンスはあると思いますか?

    ルイス・ハミルトン: モナコのレースがどういうものかは分かっている。オーバーテイクはほとんどないと思う。まずは良いスタートを決めて前の2台にプレッシャーをかけたい。おそらく雨が必要かもしれないけれど、不可能ではない。全力でプレッシャーをかけ続けるつもりだ。ただ、この2人は素晴らしいドライバーだし、マシンも速い。今週末を通して本当に強かった。モナコのレースはどうしても隊列走行になりがちだ。前のクルマについていくとブレーキもタイヤもすぐオーバーヒートしてしまう。しかもタイヤが非常に硬いので、実質的にはワンストップレースになってしまう。将来的にはドライバーにとってもファンにとっても、もっと面白いレースにする方法が見つかるといいと思う。それでも僕は全力を尽くすし、彼らにプレッシャーをかけ続ける。コーナーで少しでもミスを誘えればと思っている。

    Q:キミ、昨日から今日にかけてメルセデスは大きく改善しました。どこでマシンはあなたを驚かせましたか? また、まだ不安に思うサーキットはありますか?

    アンドレア・キミ・アントネッリ: 正直に言うと、チームが昨日から今日にかけて素晴らしい仕事をしてくれた。昨日は本当に苦戦していた。でもチームは一晩でデータを分析し、大きくセットアップを変更した。そして今朝のマシンはまったく別物だった。マシンはより生き生きとしていて、縁石やバンプへの対応も良くなった。許容範囲も広がった。チームは本当に素晴らしい仕事をしたし、そのセットアップ変更こそが昨日から今日にかけて大きくパフォーマンスを向上させた理由だと思う。そのおかげでポールポジション争いができた。

  • 2026年F1モナコGP 決勝 スターティンググリッド

    2026年F1モナコGP 決勝 スターティンググリッド

    2026年F1第6戦モナコGPの決勝グリッドのをFIA(国際自動車連盟)が発表した。

    予選ではアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が圧巻のアタックを決め、今季4度目のポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)をわずか0.043秒差で退け、伝統のモンテカルロ市街地コースの先頭グリッドを手にした。

    モナコはオーバーテイクが極めて難しいサーキットとして知られており、予選順位が決勝結果を大きく左右する。そのため、アントネッリにとってはチャンピオンシップ争いをさらに優位に進める絶好の機会となる。一方、フェルスタッペンもフロントローを確保しており、スタート直後のサン・デボーテまでの攻防が最大の見どころとなりそうだ。

    フェラーリ勢は2列目独占 ハジャーも5番手
    フェラーリはルイス・ハミルトンが3番手、シャルル・ルクレールが4番手を獲得。地元モナコでのポールを逃したルクレールにとっては悔しい結果となったが、両車とも優勝争いに加わる位置からスタートする。

    5番手にはアイザック・ハジャーが入り、レッドブル勢は2台ともトップ5を確保。ジョージ・ラッセルが6番手に続き、マクラーレン勢はオスカー・ピアストリ7番手、ランド・ノリス8番手とやや苦戦した。

    中団は接戦 アストンマーティンは最後尾列
    中団グループではピエール・ガスリーが9番手、リアム・ローソンが10番手でトップ10入り。ウィリアムズ勢はアレクサンダー・アルボン11番手、カルロス・サインツJr.12番手に並んだ。

    一方でアストンマーティンは厳しい予選となり、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手。モナコで最後尾付近から順位を上げるのは容易ではなく、戦略面での巻き返しが求められる。

    F1モナコGP決勝 スターティンググリッド
    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    7.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    8.ランド・ノリス(マクラーレン)
    9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    12.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    13.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    14.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    15.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    16.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    17.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    18.セルジオ・ペレス(キャデラックF1)
    19.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    20.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)
    21.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)

    アントネッリが歴史的勝利へ挑む
    モナコGPは1950年に初開催され、F1を象徴するイベントとして長い歴史を誇る。78周で争われる2026年大会は、日本時間22時にスタート予定。ポールポジションからスタートするアントネッリが今季の勢いを維持して勝利を飾るのか、それともフェルスタッペンやフェラーリ勢が逆転を果たすのか注目が集まる。

  • F1モナコGP予選 全22人ドライバーコメント:アントネッリがポール獲得

    F1モナコGP予選 全22人ドライバーコメント:アントネッリがポール獲得

    2026年F1第6戦モナコGPの予選がモンテカルロ市街地コースで行われ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分12秒051を記録してポールポジションを獲得した。アントネッリにとっては今季4回目、キャリア通算4回目のポールポジションとなる。

    予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がわずか0.043秒差の2番手につけ、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が3番手、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が4番手に続いた。

    アイザック・ハジャー(レッドブル)が5番手と健闘した一方、マクラーレン勢はオスカー・ピアストリが7番手、ランド・ノリスが8番手にとどまった。

    中団勢ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が9番手、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が10番手でQ3進出を果たした。アウディはガブリエル・ボルトレトのクラッシュが響き、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのアストンマーティン勢も最後尾に沈む厳しい予選となった。

    1番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「モナコでのポールポジションは信じられない結果だ。チームはマシンをいい状態に持っていくために素晴らしい仕事をしてくれた。特に難しい金曜日のあと、一晩で改善できたことが大きかった。Q3ではP1を狙えるマシンとドライバーがたくさんいて、本当に僅差の戦いだった。だからポールを獲得できてうれしいし、もう明日が楽しみだ。予選の序盤は完全に順調だったわけではなかった。マシンは少し神経質に感じたけど、セッションが進むにつれてすべてがまとまり始めた。僕たちは正しい調整を行い、Q3に入るころにはマシンの状態にかなり自信を持てるようになった。それが、重要な場面で本当にプッシュする自信につながった。最後のセグメントはものすごく緊張感があり、何が起きるか最後まで分からなかった。最後の数十分の1秒を見つけるのは決して簡単ではないし、特にマックス(フェルスタッペン)がずっと近くにいた。結局、正しいタイミングでラップをまとめ切ることがすべてだったし、それができて本当に満足している。ここでポールに立てたことは大きな意味がある。でも同時に、これは最初の一歩にすぎない。グリッドで自分の周りに誰がいるかは分かっているし、彼らはスタートからプレッシャーをかけてくるはずだ。今はいいスタートを決めて、そこからレースを管理することに集中している。週末を通していいペースを見せられているので自信はあるけど、モナコは常に予測不能だ。落ち着いて、このチャンスを最大限に生かし、明日何ができるか見ていきたい」

    2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「自分のパフォーマンスには本当に満足している。昨日の時点でフロントロウに並べると言われていたら、間違いなく受け入れていたと思う! 少し驚きだった。今朝はマシンにいくつか難しさがあったと思うから、最終的にフロントロウに入れたのは非常にポジティブだった。ここ数年と比べると、マシンは少し限界域で神経質になっている。パワーが入る瞬間や、ドライバビリティ、シフトも含めて、すべて少し違う。クリーンなラップを走れて、限界まで全開でいけると、本当に気持ちよくて大きな手応えがある。これは週末で最も重要なセッションなので、この位置にいられることをうれしく思う。トラフィックやウォールに対処しなければならないなかでも、すべてのラップの進み方にはとても満足している。明日はスタートを決めることが極めて重要だ。少し複雑になる可能性があるし、僕の後ろにはスタートのいいマシンが2台いる。だから様子を見てみよう。多くのことが起こり得るし、すべてはまだこれからだ」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「モナコはいつもシーズンでも際立った予選セッションのひとつになる。素晴らしい観客と雰囲気があり、僕がいつも楽しんでいる強烈な緊張感がある。セッション序盤は、フリープラクティスで感じていたほどマシンに自信を持てなかった。大きな調整はしていなかったので、何が変わったのかをしっかり確認する必要がある。バランスにいくつか違いを感じたけど、キミ、マックス、シャルル、そして僕の間では終始ものすごく僅差だった。明日のレースを楽しみにしているし、強い結果を持ち帰るチャンスがあると思っている。ファクトリーのチームは素晴らしい仕事をしているし、今後のレースでより安定して前方で戦い続けられると確信している」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「最初のセッションから、僕にとっては厳しい週末になっている。マシンで正しい感触をつかむことに苦しんでいて、いくつか問題も抱えている。ただ、それについてはすぐに解決策を見つけられると確信している。でも、このようなコースで完全な自信がないまま予選に入ると、代償を払うことになる。今日は複数の要因が重なった結果で、残念ながらQ3最後のアタックラップを走り切ることができなかった。つまり明日は2列目からスタートすることになる。それでも、全力を尽くす」

    5番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「この結果には間違いなく満足している。昨日のあと、マシン面でも自分の自信の面でもやるべきことがたくさんあったけど、1周ごとに一歩ずつ進めていった。Q1ではトラフィックとタイヤで少し苦しんだ。でもQ2で大きく前進し、Q3でもさらに前進できた。マシンはここで速かったし、このコースが僕たちに合うことは分かっていた。だから今日までの流れがもっとスムーズだったらと思う。それでも5番手には満足している。明日は集団が接近してくれればいいし、強い戦略でいくつかオーバーテイクできることを期待している」

    6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「ここまで僕にとっては非常に難しい週末になっていて、それは予選でも続いた。最近の自分にとって少し弱点になっている部分で、残念ながら今週末も噛み合わなかった。1時間の中でいいラップはいくつかあったし、FP3は有望だったけど、そうした瞬間はあまりにも少なかった。特にここでは、自分が得ているグリップレベルに完全な自信が必要だ。でも僕にはそれが十分になかった。最近はフラストレーションのたまる流れが続いていて、タイヤを必要な形で機能させることに苦しんでいる理由を理解する必要がある。明らかに、自分のドライビングスタイルの何かが、必要なものを引き出す助けになっていない。昨年はうまく機能していたけど、この新世代のマシンには少し違うものが必要なのかもしれない。まだ明確な答えはないけど、チームと一緒に懸命に取り組んで克服していく。明日に向けては、6番手スタートだと長い午後になるかもしれない。とはいえ、ここはモナコで何でも起こり得る。だから前向きに構えて、何ができるか見ていく」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「僕たちにとって、まったく簡単な週末ではない。ここには難しい戦いになることを予想して来たけど、実際にその通りになった。根本的な問題は全体的なグリップ不足で、金曜日からいくらか前進し、マシンのバランスも改善したけど、まだスピードが足りない。僕の側としては、予選ではマシンから引き出せるものはほぼすべて引き出せたと思うし、まずまずのラップをまとめられたと思う。レースに向けては現実的でいなければならない。このサーキットはオーバーテイクが非常に難しいことで知られていて、それが変わるとは思っていない。僕たちの焦点は、クリーンな戦略を実行し、できる限りマシンをうまく管理することだ。モナコでは何でも起こり得るので、何ができるか見てみよう」

    8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「週末を通して後手に回っていて、予選でもそれが表れた。最後のラップまでは自分のラップは力強かったけど、そこで3コンマを見つけようとして少しプッシュしすぎ、ロックアップしてしまった。プラクティスからはいくつか前進できたし、序盤のセッションでは見た目も良くなっていた。でもそれは、速いマシンたちがまだ少し慎重だった一方で、僕たちはすでに全開で走っていたことも一因だった。僕たちは何が足りないか分かっているし、シーズン後半になってから気づくより今それを認識できる方がいい。明日は戦略でアグレッシブにいき、セーフティカーや何かが起きたときのチャンスを生かせるよう準備する。ただ、ここではオーバーテイクが難しいので、現実的でいなければならない。焦点はマシンを改善すること、必要なリアの安定性とダウンフォースを得ること、そしてマイアミで見せたようなペースをバルセロナのようなコースでも発揮できるようにすることだ」

    9番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「この結果にはとても満足している。今日は9番手以上はできなかったと思う。現時点で手の届かないトップ4チームの後ろではベストだった。最後のQ3ラップを決めてラインを越えたときは、アドレナリンで本当に高ぶっていた。かなり余分なリスクを取って、あちこちでウォールをかすめた! すべてが噛み合ったときの感覚はいいものだ。ここまでまったく簡単な週末ではなかったので、チームとして懸命に取り組む必要があった。このコースはいつもかなり奇妙に感じる。ここ特有の性質もあって、マシンが完璧だと感じることはない。だから僕たちは全体的なパッケージを改善するために、小さなことを少しずつ変えようとした。チームは素晴らしい仕事をしてくれて、本当に懸命に働き、最後はわずかな差にかかる状況まで僕たちを持ってきてくれた。Q3に滑り込めたあとは、とにかく全力でいった! ここでは予選がどれほど重要か分かっているので、レースで何が起きるか見ていく。オーバーテイクはかなり難しいと予想している。オープンな気持ちで、レースで何が起きるか見てみたい」

    10番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日の結果にはとても満足しているし、Q3に進めたのはいい気分だ。昨日は予想以上に苦しんだので、そこからマシンを本当に改善できた。だから通常よりもかなり多くの変更を加えることになった。ここではオーバーテイクが難しいのは明らかなので、力強いスタートを決めることが目標になる。このコースを走るのは本当に楽しい経験なので、明日また走るのが待ちきれない」

    2026年のF1世界選手権 モナコGP 予選

    11番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日の11番手には満足している。Q3進出を逃したのは少し悔しいけど、最後のラップは完全に限界まで攻めていた。全開でプッシュしていたセクター3でウォールに軽く接触して少しタイムを失ったけど、何とか切り抜けることができた。チームとしては、厳しいレース週末が続き、走行時間も失っていたので、今週末は早い段階でリズムをつかむために違うアプローチを取った。シンプルに進めて、各セッションで少しずつ積み上げていこうとしたんだ。これは最近取り組んできたすべての仕事の成果だと思う。11番手と12番手は明日に向けて悪くないスタート位置だ。レースは1ストップになりそうなので、ポイント圏内に入るためにも良いスタートを決めることが重要になる」

    12番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「一方ではQ1を突破できたことに自分でも感心している。赤旗のあと、中古で温まっていないタイヤで出ていくしかなかったので、その状況でクリーンにQ2進出を決めたラップは、おそらくこれまでで最高のラップのひとつだったと思う。その一方で、Q2ではいくつかミスをしてしまい、いくつかのコーナーでフロントをロックさせて1〜2コンマを失った。それでは十分ではなかった。モナコではオーバーテイクが難しいことは分かっているけど、トップ10まではそれほど遠くない。だから良いスタートを決めて、ポイント圏内に戻るためにベストを尽くすことに集中する」

    13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「もちろん、今日の予選結果には失望している。セッション前まではもっと有望に見えていたので、それをより良いグリッドポジションにつなげられなかったのは悔しい。最後のランではトラフィックの影響を受けて少し運もなかった。それは確かに助けにならなかったけど、モナコの予選ではよくあることだし、自分にできることはあまりなかった。全体としては、マシンにいくらかダメージを抱えていたことも影響した。それでも、もう少し競争力を発揮できると期待していたので、どれほど影響があったのか、そしてパフォーマンスがどこへ消えたのかを確認する必要がある。明日はこの位置からだと厳しいレースになるだろう。でもモナコは常にチャンスを生み出す場所でもあるので、集中を保ち、訪れる機会を最大限に生かしたい」

    14番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「一方では結果に失望している。モナコでは1年で最も重要な予選のひとつだから、できるだけ上位からスタートしたいと思うのは当然だ。でも同時に、ここ数日間、どこで苦しみ、どこを改善できるかを理解するために取り組んできたチームの仕事を本当に誇りに思っている。僕たちは夜遅くまで作業し、昨日から前進することができた。そして最終的にはQ3進出まで数十分の1秒差だった。ただ、この短いコースではタイム差が非常に接近しているので、わずかに届かなかった。その結果、明日は長いレースになりそうだ。週末を通してフロントとリアのロックアップに苦しんでいるし、ここで限界まで攻めてウォール際を走る自信がないと大きな代償になる。最近のレースと比べても、今週末はうまく噛み合わなかった。このコースが今のパッケージの強みを引き出すタイプではないことは分かっていた。明日はベストを尽くし、スタートで無理をせず、何が起きるか見ていく。中断や赤旗など何でも起こり得るので、それを生かせる準備をしておかなければならない」

    15番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日の予選はかなり混乱していて、マネジメントが難しいセッションだった。Q1では感触が良く、赤旗が出る前は良いラップを走っていた。Q2ではタイヤ温度がかなり低く、最初のランではグリップに苦しんだ。最後のランで改善しなければならないことは分かっていたけど、ラップ前の長い渋滞によってタイヤを適切なウインドウに入れることができなかった。なぜそこまで敏感だったのかを分析し、何を学べるか見ていく。明日は前に進むのが難しいレースになるだろうけど、過去のレースも研究して、あらゆるチャンスを最大限に生かせる方法を探したい」

    16番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「チームには申し訳なく思っている。彼らは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたし、トップ10に入るに値した。でも今日はそれを実現できなかった。トップ10を争えるだけのペースはあったけど、Q1で少しリスクを取りすぎてしまい、スイミングプール・シケイン進入でウォールに接触した。その結果サスペンションを壊し、セッションは終わってしまった。限界まで攻めるQ3なら理解できるミスかもしれないけど、セッション序盤ではしてはいけないミスだった。モナコではスタート位置が極めて重要だということは分かっていた。明日が簡単なレースにならないことも理解している。でも週末を通してペースには励まされているので、少しでも順位を上げられるよう戦い続ける」

    17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「マシンにはさらに上位へ進み、Q2後半、あるいはQ3に進出できるだけの力があった。路面も僕たちに向いてきていた。毎回同じことを言っている気がするけど、僕たちは運がなかった。アタックラップではすでに2コンマ分のトラフィックに引っ掛かり、その後赤旗が出た。再開後はタイヤを温める時間が足りず、改善できなかった。本当にそれだけだ。チーム全体にとって非常に残念だ。金曜日から土曜日にかけてパフォーマンスを見つけられていて、非常にポジティブだった。でも今となっては確認することもできない。明日何ができるか見てみよう」

    18番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日は現状のパッケージで出せる最大限を引き出せたと思う。本当に僅差だったし、あと数百分の1秒あれば届いていたかもしれない。モナコではドライバーが大きな違いを生み出せるし、僕は今日すべてを出し切った。レースでは多くのチャンスがあることも分かっているので、どうなるか見ていこう。ベストを尽くす」

    19番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「FP3のあと、メカニックたちはマシンを元に戻すために懸命に作業してくれた。マシンの感触はとても良かったし、本来ならまだ戦えていたはずだ。赤旗が出るまではQ2進出を楽に決められるラップだったので、本当に不運だった。赤旗後は2分間並ぶことになり、コースに出たときにはまったくグリップがなかった。あちこちで滑っていた。限界まで攻めて、できることはすべてやったけど、ただグリップがなかった。週末を通して準備ラップを行っていたけど、残り時間ではそれができなかった。本当に失望している」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日はもう少し上を期待していた。でも差は少しずつ縮まっているように見えるし、アストンマーティン2台の前に出られた。もしかしたらこのコースは僕たちのマシンに合うかもしれないと思っていたけど、乗り心地にかなり苦しんでいる。セットアップではあらゆることを試したが、ライドハイトを変えるとダウンフォースを失ってしまうので難しい。改善すべき明確なポイントはある。それは縁石への対応と、路面の凹凸をどう乗り越えるかだ。予選最後の2周では、自分としてはこれ以上引き出せるものが何もないと感じた。このマシンでのモナコは難しかったけど、厳しい週末になることは分かっていた。レースは明日だし、新しい一日になる。また挑戦する」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「昨日と比べて大きな違いはなかったし、単純にペースが足りない。モナコには少し期待を持って来たけど、マシンへの信頼感があまりなく、週末を通してフロントグリップ不足に苦しんでいる。今日は現在のパッケージで出せるベストのラップを走ったと思う」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「週末を通して同じ問題に苦しんでいる。マシンにはグリップがなく、扱いも難しいので、この結果は予想していたものだ。チームはセッションごとにさまざまな変更を試しているが、ダウンフォースとパワーの両面で制約があるので、正直あまり楽しい状況ではない」

  • F1モナコGP予選 ピレリ総括「予選順位が日曜日の結果を左右する」

    F1モナコGP予選 ピレリ総括「予選順位が日曜日の結果を左右する」

    2026年F1モナコGP予選は、今季屈指の接戦となった。最後まで複数のドライバーがポールポジション争いを繰り広げるなか、メルセデスのキミ・アントネッリが1分12秒051を記録し、今季4回目のポールポジションを獲得した。

    2番手にはマックス・フェルスタッペンが1分12秒094で続き、その差はわずか0.043秒。3番手にはルイス・ハミルトンが入り、決勝は上位勢による激しい戦略戦が期待される。

    モナコらしい予選勝負を制したアントネッリ
    モナコでは追い抜きが極めて難しいことから、予選結果がレース結果を大きく左右する。今回もその特徴が色濃く表れたセッションとなった。

    予選は晴天のもとで行われ、気温は約23度。全車がピレリのC5ソフトタイヤを使用した。

    Q1では同じセットで複数回のアタックラップを刻むドライバーも見られたが、Q3では上位勢がアウトラップに続いて準備ラップを挟み、最後の1周にすべてを賭ける展開となった。

    そのなかでアントネッリが完璧なラップをまとめ、フェルスタッペンを僅差で抑えてポールポジションを手にした。

    アントネッリには、フリースタイルスキー界のスターであるアイリーン・グーからポールポジション賞が授与された。22歳のグーは、フリースタイルスキーの3種目すべてで国際大会のメダルを獲得した唯一の選手であり、2022年北京オリンピックから2026年ミラノ・コルティナオリンピックまでの間に金メダル3個、銀メダル3個を獲得している。

    フリー走行でもメルセデスが速さを見せる
    予選に先立って行われたFP3でも全車がソフトタイヤのみを使用した。

    路面温度は48度まで上昇したが、オリバー・ベアマンのクラッシュによる赤旗中断を除けば、各チームは十分な周回数を消化しながら予選に向けた準備を進めた。

    このセッションでもアントネッリが1分12秒720でトップタイムを記録しており、土曜日を通してメルセデスが高い競争力を示していたことが分かる。

    モナコGP 予選

    決勝は1ストップが有力か
    ピレリのモータースポーツディレクターを務めるダリオ・マラフスキは、モナコでは予選順位が極めて重要になると強調した。

    「モナコでは予選で確保したポジションが日曜日の結果を左右することが多い。オーバーテイクが非常に難しいからだ」

    「今日最速タイムを記録したドライバーたちは、チームがどのような戦略を選んだとしても、すでにアドバンテージを持っている」

    モナコ市街地コースではタイヤ摩耗が小さいため、2種類のコンパウンド使用義務を満たしながらも、1回のピットストップでレースを完走できる見込みだ。

    ソフト→ミディアム戦略が有力候補
    マラフスキによると、ハードタイヤを最終スティントに使用する戦略も有効だという。

    ■ ソフト→ハード:29~35周目でピット
    ■ ミディアム→ハード:33~39周目でピット

    一方で、ピレリはよりグリップの高いソフトとミディアムを組み合わせる戦略にも注目している。

    「ソフトタイヤの初期グリップを活用し、その後31~37周目にミディアムへ交換するプランも十分に競争力がある」

    今季のモントリオールと今回のモナコ予選でC5タイヤの使用データが豊富に集まったことから、各チームはソフトタイヤをレース戦略に組み込みやすくなっているという。

    セーフティカーが戦略を大きく変える可能性
    もっとも、モナコでは理論上の戦略がそのまま機能するとは限らない。

    赤旗やセーフティカー、バーチャルセーフティカーが発生すれば、各チームは即座に戦略変更を迫られる。

    マラフスキも「ピットウインドウは赤旗やニュートラライゼーションによって大きく左右される」と説明し、2024年に発生したオープニングラップのアクシデントによって、多くのドライバーが序盤に唯一のピットストップを済ませたケースを例に挙げた。

    予選で最高の結果を手にしたアントネッリだが、モナコGP決勝ではタイヤ戦略とレース中のアクシデント対応が勝敗を左右することになりそうだ。

  • F1モナコGP予選 ハイライト動画:アントネッリが劇的ポール獲得

    F1モナコGP予選 ハイライト動画:アントネッリが劇的ポール獲得

    2026年F1第6戦モナコGPの予選は、モンテカルロ市街地コースならではの緊張感に包まれた激戦となった。ポールポジションを獲得したのはメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ。セッション終盤の最後のアタックで1分12秒051を記録し、モナコで自身初となるポールポジションを手にした。

    予選を通じて上位勢の差は極めて小さく、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はわずか0.043秒差の2番手。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が3番手につけ、決勝へ向けて好位置を確保した。

    地元モナコでのポール獲得が期待されたシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、Q3終盤にトップタイムを記録して大歓声を浴びた。しかし最後のアタックでさらにタイム更新を狙った際、タバックでウォールに接触。逆転のチャンスを失い4番手に終わった。

    レッドブルのアイザック・ハジャーは5番手と存在感を示し、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は6番手。マクラーレン勢はオスカー・ピアストリが7番手、ランド・ノリスが8番手と苦戦を強いられた。一方、アストンマーティンはフェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手と厳しい予選となった。

    フジテレビ Fチャンネルでは、アントネッリのポールラップやルクレールの終盤のアタック、フェルスタッペンとの接戦など、モナコGP予選の見どころをハイライト映像で紹介している。

    2026年F1モナコGP 予選結果

    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分12秒051
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分12秒094
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分12秒279
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分12秒351
    5.アイザック・ハジャー(レッドブル) – 1分12秒434
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分12秒445
    7.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分12秒624
    8.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分12秒765
    9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分13秒226
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分13秒4132
    11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    12.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    13.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    14.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    15.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    16.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    17.エステバン・オコン(ハース)
    18.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    19.オリバー・ベアマン(ハース)
    20.バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    21.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)

  • キミ・アントネッリ F1モナコGP初ポール獲得 フェルスタッペンとの激戦制す

    キミ・アントネッリ F1モナコGP初ポール獲得 フェルスタッペンとの激戦制す

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が2026年F1モナコGP予選でポールポジションを獲得した。Q3終盤の激しいタイム更新合戦を制し、1分12秒051を記録してマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)を抑えた。

    アントネッリはQ3最初のアタックでトップに立ったものの、セッション終盤にはシャルル・ルクレール、フェルスタッペンが相次いでタイムを更新。しかし最後のアタックで1分12秒051を叩き出し、モンテカルロで自身初のポールポジションを手にした。

    フェルスタッペンを0.043秒差で抑えたアントネッリ
    フェルスタッペンはレッドブルで1分12秒094を記録し、アントネッリからわずか0.043秒差の2番手に入った。ハミルトンはフェラーリで3番手となり、トップから0.2秒強の差でフロントロウには届かなかった。

    地元の期待を背負ったルクレールは波乱のQ3となった。複数回のアタックを途中で取りやめた後、一時はトップタイムを記録したが、最後のアタックで首位奪回を狙った際にウォールにヒットし、4番手にとどまった。

    ハジャーが5番手、マクラーレン勢は7・8番手
    アイザック・ハジャー(レッドブル)は堅実な走りで5番手を獲得。ジョージ・ラッセル(メルセデス)は難しいセッションとなり6番手に入った。

    マクラーレン勢はオスカー・ピアストリが7番手、ランド・ノリスが8番手。ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が9番手、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が10番手でQ3を終えた。

    ウィリアムズ勢はQ3進出ならず
    アレックス・アルボンとカルロス・サインツJr.のウィリアムズ勢はQ3進出を逃し、11番手と12番手に終わった。ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が13番手、フランコ・コラピント(アルピーヌ)が14番手に続いた。

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は15番手、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)は16番手。ボルトレトはQ1でバリアに接触した影響により、Q2には出走しなかった。

    ハース勢は苦しい予選となり、エステバン・オコンが17番手、オリバー・ベアマンが19番手でQ1敗退。両者の間にはセルジオ・ペレス(キャデラック)が18番手で入った。バルテリ・ボッタス(キャデラック)は20番手、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールは21番手と22番手に沈んだ。

    F1 モナコGP 予選

    Q1:ルクレール最速 ボルトレトのクラッシュで赤旗
    予選最初の18分間は、22台が一斉にコースへ向かう混雑したスタートとなった。全車がソフトタイヤを装着し、フェルスタッペンのみ少し遅れて走行を開始した。

    最初のアタックではシャルル・ルクレールが1分14秒141を記録して首位に立ち、ランド・ノリスとアンドレア・キミ・アントネッリが続いた。交通量の多い中でアタックしたフェルスタッペンは5番手だった。

    その後もルクレールはタイムを更新し、1分13秒293まで短縮。セッション中盤にはジョージ・ラッセルが17番手まで沈む場面もあったが、徐々に順位を回復した。

    終盤にはガブリエル・ボルトレトがヌーベルシケインでバリアに接触してストップ。黄旗の後に赤旗が提示され、セッションは残り2分11秒で再開された。

    最後のアタックではカルロス・サインツJr.が10番手まで浮上。一方でエステバン・オコンが17番手へ後退し、セルジオ・ペレス、オリバー・ベアマン、バルテリ・ボッタス、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールとともに敗退した。

    ■ Q1敗退
    17位 エステバン・オコン(ハース)
    18位 セルジオ・ペレス(キャデラック)
    19位 オリバー・ベアマン(ハース)
    20位 バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    21位 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    22位 ランス・ストロール(アストンマーティン)

    Q2:フェルスタッペンが終盤に最速タイム
    Q2開始直後には、ピットレーンでサインツJr.がフェルスタッペンの進路へ出そうになり、ウィリアムズのアンセーフリリースが記録されたものの、審議対象にはならなかった。

    ボルトレトを除く15台がコースへ出ると、まずフェルスタッペンがトップに立ったが、ルクレールが1分12秒928で更新。さらにノリス、そしてアントネッリが1分12秒778を記録して首位に浮上した。

    フェルスタッペンはアントネッリから0.062秒差まで接近したものの、アントネッリは再びタイムを更新。ラッセルは8番手付近に留まり、チームメイトほどの速さを見せられなかった。

    終盤に入るとガスリーが10番手へ浮上。その直後、フェルスタッペンが1分12秒499を記録してトップを奪還した。アイザック・ハジャーも3番手に入り、レッドブル勢が存在感を示した。

    下位勢は逆転できず、アルボン、サインツJr.、ニコ・ヒュルケンベルグ、フランコ・コラピント、アービッド・リンドブラッド、ボルトレトが敗退した。

    ■ Q2敗退
    11位 アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    12位 カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    13位 ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    14位 フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    15位 アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    16位 ガブリエル・ボルトレト(アウディ)

    Q3:アントネッリが最後の一撃で初ポール
    ポールポジションを争うQ3には、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、マクラーレンの2台に加え、ガスリーとリアム・ローソンが進出した。

    最初のアタックではアントネッリが1分12秒375を記録してトップに立つ。フェルスタッペンはわずか0.001秒差の2番手につけ、ハミルトンが3番手だった。

    一方のルクレールは最初のアタックを中断したためタイムを残せず、単独でコースへ向かう戦略を選択。しかし次の周回もトラフィックに阻まれた。

    それでもルクレールは渾身のアタックで1分12秒351を記録し、一時的にポールポジションへ浮上。地元モナコで4度目のポール獲得へ期待が高まった。

    しかし最後のアタックでフェルスタッペンがトップを奪うと、ハミルトンも2番手へ浮上。その直後、アントネッリが1分12秒051を叩き出し、再び首位を奪還した。

    ルクレールは最後のアタックで逆転を狙ったが、タバックでウォールに接触。そのままラスカス付近でマシンを止め、挑戦は終わった。

    アントネッリはフェルスタッペンを0.043秒差で抑え、モナコで自身初となるポールポジションを獲得。ハミルトンが3番手、ルクレールが4番手に続いた。

    ■ Q3結果
    1位 アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) 1分12秒051
    2位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1分12秒094
    3位 ルイス・ハミルトン(フェラーリ) 1分12秒279
    4位 シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1分12秒351
    5位 アイザック・ハジャー(レッドブル)
    6位 ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    7位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    8位 ランド・ノリス(マクラーレン)
    9位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    10位 リアム・ローソン(レーシングブルズ)

  • F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

    F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

    2026年F1モナコGP 予選の結果・タイムシート。6月6日(土)にモンテカルロ市街地コースで2026年のF1世界選手権 第6戦 モナコグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソは21番手、ランス・ストロールが22番手だった。

    ■ アントネッリが0.043秒差でポール獲得 フェルスタッペンとの激戦制す
    FP3最速の勢いそのままに、アンドレア・キミ・アントネッリが最後のアタックで逆転。マックス・フェルスタッペンを0.043秒差で上回り、1分12秒051を記録してポールポジションを獲得した。フェルスタッペンが一度はトップに立ったものの、選手権首位のアントネッリがモナコの市街地で圧巻の走りを見せた。

    ■ ルクレールは母国ポール目前で壁に接触
    シャルル・ルクレールはセッション終盤に暫定ポールとなるタイムを記録。しかし最後のアタックではトラフィックの影響を受けながら限界を攻め、最終的にウォールへ接触してタイム更新に失敗した。フェラーリは3番手ハミルトン、4番手ルクレールと好位置を確保したが、母国ポールはあと一歩届かなかった。

    ■ フェラーリ勢は予選を通じて優勝候補の速さ
    Q1ではルクレールが最速、Q2でも上位争いを展開。ハミルトンもQ3で3番手に入り、フェラーリは2台ともフロントロー争いに加わった。週末を通じて見せてきた競争力を予選でも証明し、決勝では勝利争いの中心となる。

    ■ ハジャー5番手 レッドブル勢は2台が上位進出
    フェルスタッペンがフロントローを確保した一方で、アイザック・ハジャーも5番手を獲得。Q1では無線で苛立ちを見せる場面もあったが、決勝進出後は安定した走りを披露した。レッドブルはモナコで2台揃って好位置を確保した。

    ■ ラッセル苦戦もQ3進出 アントネッリとの差は依然大きく
    ジョージ・ラッセルは週末を通じてマシンへの苦戦が続き、Q2時点ではアントネッリから大きく離される展開となった。それでも最終的には6番手まで挽回。しかしチームメイトとの差は依然として大きく、メルセデス内で明暗が分かれた予選となった。

    ■ マクラーレンは予想以上に伸び悩む
    ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはQ3進出を果たしたものの、それぞれ8番手と7番手。FP3までの苦戦から改善は見られたが、ポール争いには加われなかった。ザク・ブラウンCEOが語った「2列目狙い」にも届かず、決勝では追い上げが求められる。

    ■ ローソンとガスリーが中団争いを制してQ3進出
    Q2ではリアム・ローソンとピエール・ガスリーが終盤のアタックでトップ10入り。ウィリアムズ勢やアウディ勢を上回り、厳しい中団争いを勝ち抜いた。特にローソンはQ1終盤にピットレーン待機を選ぶなど冷静な判断が光った。

    ■ ボルトレトのクラッシュがQ1最大の波乱
    ガブリエル・ボルトレトはQ1終盤、ヌーベルシケインでイン側のバリアに接触しフロントサスペンションを破損。赤旗の原因となった。Q2進出は果たしたものの走行できず16番手。週末を通じて好調だったアウディにとって大きな痛手となった。

    ■ アストンマーティンは2台揃ってQ1敗退
    フェルナンド・アロンソ21番手、ランス・ストロール22番手とアストンマーティンは厳しい結果に終わった。ギアボックス問題に苦しんでいたアロンソは改善を見せられず、モナコの狭いコースで苦戦が続いた。

    ■ モナコ決勝はアントネッリ対フェルスタッペンが軸に
    フロントローにはアントネッリとフェルスタッペン、2列目にはハミルトンとルクレールが並ぶ。抜きにくいモナコだけに予選順位の重要性は極めて高く、スタートからターン1までの攻防が勝敗を左右する決勝になりそうだ。

    F1 モナコGP 2026年のF1世界選手権

    F1 モナコGP 予選 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分13秒599 1分12秒704 1分12秒051
    2 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分13秒490 1分12秒499 1分12秒094
    3 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分13秒777 1分12秒934 1分12秒279
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分13秒293 1分12秒774 1分12秒351
    5 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分14秒408 1分12秒722 1分12秒434
    6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分14秒214 1分13秒238 1分12秒445
    7 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分14秒159 1分12秒983 1分12秒624
    8 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分13秒630 1分12秒919 1分12秒765
    9 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分14秒469 1分13秒762 1分13秒226
    10 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分14秒498 1分13秒471 1分13秒4132
    11 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分14秒321 1分13秒787  
    12 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分14秒348 1分13秒815  
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分13秒923 1分13秒902  
    14 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分14秒573 1分13秒995  
    15 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分14秒685 1分14秒248  
    16 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分14秒683 No Time  
    17 31 エステバン・オコン ハース 1分14秒722    
    18 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分14秒747    
    19 87 オリバー・ベアマン ハース 1分14秒814    
    20 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分15秒283    
    21 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分15秒349    
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分16秒061