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  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1フランスGPの予選でピエール・ガスリーが14番グリッドを獲得。パワーユニットを交換して臨んだブレンドン・ハートレーは17番手に終わった。

    第8戦フランスGP2日目の土曜日に、プラクティス3と予選が行われた。前日のプラクティス2でパワーユニットにトラブルが発生したブレンドン・ハートレーは、新たなパワーユニットに交換してプラクティス3に臨んだ。

    午前中は曇りだったポール・リカール・サーキットだが、午後1時にプラクティス3が始まると、突然雨に見舞われた。トロロッソ・ホンダの2台は、ともにウルトラソフトタイヤでコースインしたものの、すぐにピットに戻り、天候の回復を待つことに。しかし、天候の改善する様子が見られないため、セッション終盤にウエットタイヤを履いてコースイン。わずかに周回を重ねたのみでセッションは終了となった。

    予選は、雨が上がり、コンディションも回復した午後4時に開始された。雨の影響で気温21℃、路面温度30℃と、前日に比べて温度の低いドライコンディション。Q1では、ピエール・ガスリーが1回目のアタックで1分33秒160をマーク、ハートレーも1分33秒128と、ともに自己ベストを更新。2回目のアタックでも、1分32秒447と大きくタイムを伸ばしたガスリーがベスト10入りを果たした。一方、ハートレーは2回目のアタックで1分33秒025とベストラップをまとめきれず、タイムは伸び悩む。最終的にガスリーは10番手でQ2進出を果たしたが、ハートレーは17番手でQ1敗退となった。

    Q2に進んだピエール・ガスリーは、1回目のアタックは1分32秒550、2回目のアタックは1分32秒460と区間ベストは出すものの、トータルでQ1のタイムを上回ることができなかった。結果、14番手でQ2を終え、Q3進出はならなかった。

    明日の決勝レースは、ピエール・ガスリーが7列目14番手から、ブレンドン・ハートレーはパワーユニット交換のためにペナルティーを科され、最後尾からのスタートとなる。フランスGP決勝レースは24日(日)午後4時10分(日本時間午後11時10分)にスタートする。

    ピエール・ガスリー (14番手)
    「Q3に進出したかったのですが、あまりいいペースではなかったので、可能性が低いことは分かっていました。セルジオ・ペレス(フォース・インディア)とのタイム差はわずかだったので、もう1つポジションを上げることは不可能ではなかったと思いますが、そうするための速さがありませんでした。ホームグランプリでこのグリッドは残念ですが、全力は尽くしました。マシンは全体的に良好ですが、ロングストレートがある第2セクションでタイムをロスしているので、その原因を探らなくてはなりません。昨日の方がいい手応えがありましたが、今日の中団争いは非常にタイトで、あとコンマ数秒足りませんでした。ホームのファンの前で走れるのは本当にすばらしいことです。彼らは本当にすばらしい声援をくれます。明日は最も大事な決勝レースが待っているので、ファンの応援を力に変えてがんばりたいです。できることは全てトライし、モナコでポイントを獲得したように、ここフランスでも入賞を果たしたいと思っています」

    ブレンドン・ハートレー (17番手)
    「エンジンペナルティーにより、明日は後方からのスタートになります。ですが、昨日のロングランシミュレーションを含め、週末を通してマシンの手応えはいいので、レースに向けては前向きです。今日の予選では、1回目のタイムアタックではスタートもうまくいき、トップ10に入っていたと思います。2回目ではトラフィックに引っかかり、うまくクリアラップを取れませんでした。終盤では雨も降っていたので、実力を全て発揮することは叶いませんでした。もしも天候が今日のように予測不可能なものになれば、明日のレースでも入賞のチャンスがあると思います」

    ギヨーム・デゾテウス (トロロッソ パフォーマンスエンジニア)
    「今日のFP3ではスタートからの急速な天候の変化に、各チームが翻ろうされました。少なくともピエールは、半周はドライで走行することができたのでよかったです。ブレンドンに関してはPUを交換したためインスタレーションラップしかできず、ドライタイヤでタイムを刻むことができませんでした。セッションの残りでは激しい雨が降ったため、予選がウエットになった場合に備えてウエットタイヤとインターミディエイトタイヤを温存するため、走行することはできませんでした。昨日のペースから考えて、予選ではもっといい結果を期待していたのですが、残念なものとなってしまいました。今日の予選はQ2のスタートで特に顕著でしたが、セッション中にコンディションが急速に変化する難しいものとなりました。Q1では、ブレンドンが惜しくもわずか0.2秒の差でQ2進出を逃しました。ピエールはセッションの終わりに力強い走りを見せ、見事Q2へ進出してくれましたが、そこでタイムアップを果たせませんでした。最後のアタックではアンダーステアに苦しみ、マシンの性能を最大限に発揮できていなかったようです。今日のデータを基に、その原因を探らなくてはなりません。明日の決勝レースに関しては、ピエールが14番手、ブレンドンはかなりグリッド後方からのスタートになりますが、スタート時のタイヤを選択可能ですし、できる限り上のポジションを目指したいと思っています」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のFP3は突然の雨によりほとんど走行できませんでしたが、昨日のセッションで得たデータを元にセットアップを進め、PUとしては問題ない状態で予選に臨むことができました。ただ、予選についてはハートレー選手がQ1敗退、母国グランプリのガスリー選手も14位と、残念な結果となりました。入賞可能なグリッドではありますし、3連戦をいいかたちでスタートするためにも、明日はポイント獲得を目指してレースに臨みます」

    関連:F1フランスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ホンダF1 「残念な予選結果だが入賞可能なグリッドではある」

    ホンダF1 「残念な予選結果だが入賞可能なグリッドではある」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1フランスGPを振り返った。

    トロソッソ・ホンダは、F1フランスGPの予選でブレンドン・ハートレーがQ1で敗退して17位、母国グランプリのピエール・ガスリーもQ2で敗退して14位と厳しい結果に終わった。

    ホンダF1は、フリー走行2回目に不具合が発生したブレンドン・ハートレーのマシンのパワーユニット一式を交換しており、ブレンドン・ハートレーは暫定で最後尾からのスタートが決定している。

    しかし、田辺豊治はパワーユニットとしては問題のない状態だと語り、決勝ではポイント獲得を目指すと述べた。

    「今日のFP3は突然の雨により走行できませんでしたが、昨日のセッションで得たデータを元にセットアップを進め、パワーユニットとしては問題ない状態で予選に臨むことができました」と田辺豊治はコメント。

    「ただ、予選についてはハートレー選手はQ1敗退、母国グランプリのガスリー選手も14位と、残念な結果となりました」

    「入賞可能なグリッドではありますし、3連戦をいいかたちでスタートするためにも、明日はポイント獲得を目指してレースに臨みます」

    関連:F1フランスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ブレンドン・ハートレー(予選17位) 「実力の全てを発揮できなかった」

    ブレンドン・ハートレー(予選17位) 「実力の全てを発揮できなかった」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1フランスGPの予選を17番手で終えた。決勝ではパワーユニット交換のためにペナルティーを科され、最後尾からのスタートとなる。

    前日のプラクティス2でパワーユニットにトラブルが発生したブレンドン・ハートレーは、新たなパワーユニットに交換して土曜日のセッションに挑んだ

    1回目のアタックで1分33秒128と自己ベストを更新したブレンドン・ハートレーだったが、2回目のアタックで1分33秒025と伸び悩み17番手でQ1敗退となった。

    「エンジンペナルティーにより、明日は後方からのスタートになる。だが、昨日のロングランシミュレーションを含め、週末を通してマシンの手応えはいいので、レースに向けては前向きだ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「今日の予選では、1回目のタイムアタックではスタートもうまくいき、トップ10に入っていたと思う。2回目ではトラフィックに引っかかり、うまくクリアラップを取れなかった。終盤では雨も降っていたので、実力を全て発揮することは叶わなかった」

    「もしも天候が今日のように予測不可能なものになれば、明日のレースでも入賞のチャンスがあると思っている」

    関連:F1フランスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ピエール・ガスリー(予選14位) 「あとコンマ数秒足りなかった」

    ピエール・ガスリー(予選14位) 「あとコンマ数秒足りなかった」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPの予選を14番手で終えた。

    ピエール・ガスリーは、Q1の1回目のアタックで1分33秒160をマークして自己ベストを更新。2回目のアタックでも、1分32秒447と大きくタイムを伸ばし、ベスト10入り。だが、Q2では、1回目のアタックは1分32秒550、2回目のアタックは1分32秒460と区間ベストは出すもののトータルでQ1のタイムを上回ることができず、結果、14番手でQ2を終え、Q3進出はならなかった。

    「Q3に進出したかったが、あまりいいペースではなかったので、可能性が低いことは分かっていた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「セルジオ・ペレス(フォース・インディア)とのタイム差はわずかだったので、もう1つポジションを上げることは不可能ではなかったと思うが、そうするための速さがなかった」

    「ホームグランプリでこのグリッドは残念だが、全力は尽くした。マシンは全体的に良好だが、ロングストレートがある第2セクションでタイムをロスしているので、その原因を探らなくてはならない」

    「昨日の方がいい手応えがあったが、今日の中団争いは非常にタイトで、あとコンマ数秒足りなかった」

    「ホームのファンの前で走れるのは本当にすばらしいことだ。彼らは本当にすばらしい声援をくれる。明日は最も大事な決勝レースが待っているので、ファンの応援を力に変えてがんばりたい。できることは全てトライし、モナコでポイントを獲得したように、ここフランスでも入賞を果たしたいと思っている」

    明日の決勝レースで、ピエール・ガスリーは7列目14番手からスタートする。

    関連:F1フランスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • トロロッソ・ホンダ 「昨日のペースから考えれば残念な予選結果」

    トロロッソ・ホンダ 「昨日のペースから考えれば残念な予選結果」

    スクーデリア・トロ・ロッソのパフォーマンスエンジニアを務めるギヨーム・デゾテウスが、F1フランスGPのFP3と予選でのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスを振り返った。

    午前中は曇りだったポール・リカール・サーキットだが、午後1時にプラクティス3が始まると、突然雨に見舞われた。「今日のFP3ではスタートからの急速な天候の変化に、各チームが翻ろうされました」とギヨーム・デゾテウスはコメント。

    前日のプラクティス2でPUにトラブルが発生したブレンドン・ハートレーは、新たなパワーユニットに交換してプラクティス3に臨んだ。トロロッソ・ホンダの2台は、ともにウルトラソフトタイヤでコースインしたものの、すぐにピットに戻り、天候の回復を待つことに。

    しかし、天候の改善する様子が見られないため、セッション終盤にウエットタイヤを履いてコースイン。わずかに周回を重ねたのみでセッションは終了となった。

    「少なくともピエールは、半周はドライで走行することができたのでよかったです。ブレンドンに関してはPUを交換したためインスタレーションラップしかできず、ドライタイヤでタイムを刻むことができませんでした」

    「セッションの残りでは激しい雨が降ったため、予選がウエットになった場合に備えてウエットタイヤとインターミディエイトタイヤを温存するため、走行することはできませんでした」

    予選は、雨が上がり、コンディションも回復した午後4時に開始された。雨の影響で気温21℃、路面温度30℃と、前日に比べて温度の低いドライコンディションとなった。

    トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが17番手でQ1敗退。ピエール・ガスリーはQ2進出を果たしたものの、トータルでQ1のタイムを上回ることができず、14番手でQ2を終え、Q3進出はならなかった。

    「昨日のペースから考えて、予選ではもっといい結果を期待していたのですが、残念なものとなってしまいました」とギヨーム・デゾテウスは語る。

    「今日の予選はQ2のスタートで特に顕著でしたが、セッション中にコンディションが急速に変化する難しいものとなりました。Q1では、ブレンドンが惜しくもわずか0.2秒の差でQ2進出を逃しました」

    「ピエールはセッションの終わりに力強い走りを見せ、見事Q2へ進出してくれましたが、そこでタイムアップを果たせませんでした。最後のアタックではアンダーステアに苦しみ、マシンの性能を最大限に発揮できていなかったようです。今日のデータを基に、その原因を探らなくてはなりません」

    「明日の決勝レースに関しては、ピエールが14番手、ブレンドンはかなりグリッド後方からのスタートになりますが、スタート時のタイヤを選択可能ですし、できる限り上のポジションを目指したいと思っています」

    F1フランスGP決勝レースは24日(日)午後4時10分(日本時間午後11時10分)にスタートする。

    関連:F1フランスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ブレンドン・ハートレー、PU一式を交換して最後列スタート / フランスGP

    ブレンドン・ハートレー、PU一式を交換して最後列スタート / フランスGP

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1フランスGPのフリー走行2回目に発生したホンダのF1パワーユニットの故障によって6つ全てのコンポーネントを交換。決勝を最後列からスタートすることが確定した。

    F1フランスGPのフリー走行2回目のセッション終盤、ブレンドン・ハートレーは、パワーユニットのトラブルでコース上にストップ。エキゾーストからは炎が出ており、大きなダメージの可能性が予想されていた。

    セッション終了後、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「FP2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした」とコメント。

    「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    その後、ホンダF1は故障したブレンドン・ハートレーのF1パワーユニットを調査のために日本に輸送。金曜日の夜にブレンドン・ハートレーのマシンのF1パワーユニットの6つ全てのコンポーネントを交換。

    これにより、ブレンドン・ハートレーは内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを4基目、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスを3基目とすべてのコンポーネントが年間使用制限の上限に達し、決勝では大量のグリッドペナルティを科せられることになった。

    ホンダのF1パワーユニットは、前戦F1カナダGPでもピエール・ガスリーのパワーユニットが故障。同じく全コンポーネントを交換して最後列からスタートしている。プレシーズンテストから信頼性の改善を示してきたホンダだが、ここへきて、またも信頼性への懸念が高まってきた。

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)にテクニカルトラブル

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1フランスGP初日のフリー走行で、母国GPのピエール・ガスリーがP1で8番手、P2で10番手とトップ10入り、ブレンドン・ハートレーは両方のセッションで15番手だった。

    シーズン第8戦となるフランスGPが、ポール・リカール・サーキットで開催された。フランスGPは2008年以来10年ぶり、ポール・リカールでのF1GPは1990年以来28年ぶりとなる。

    ミストラルと呼ばれる長いストレートにシケインが追加されたが、コースレイアウトに大きな変更はなく、ストレートを主体としたパワーサーキットであることが特徴。また、今年初めに路面の改修が行われ、グリップレベルが変わったこともポイントの一つとなっている。

    快晴の下、初日の金曜日はプラクティス1、プラクティス2が行われた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーにとって母国GPとなるフランスGPに、チームは強い意気込みを持って臨んでいる。

    正午、気温25℃で迎えたプラクティス1では、ガスリー、ハートレーともにスーパーソフトタイヤによる走行を行った。前戦より投入されたニュースペックのパワーユニットやマシンのセッティングのプログラムを順調に消化。ガスリーは1分33秒685のタイムで8番手、ハートレーは1分34秒664で15番手となっている。

    日差しも強く、気温29℃、路面温度は51℃に上昇したコンディションで、午後4時にプラクティス2が始まった。序盤、ガスリーとハートレーは、ウルトラソフトタイヤでのアタックシミュレーションを行い、ガスリーが1分34秒535、ハートレーが1分35秒697をマーク。その後、ガスリーはスーパーソフトタイヤで、ハートレーはウルトラソフトタイヤでロングランを行い、周回を重ねセッティングを進めた。

    セッション終盤、ハートレーが、パワーユニットのトラブルでコース上にストップ。チームは明日の予選に向けて、原因究明と対策を行う。プラクティス2ではガスリーが10番手、ハートレーが15番手でセッションを終了した。

    パワーユニットとしては、ストレートが長く、低速コーナーも多いコースに対応したエネルギーマネージメントの調整と、ドライバビリティーの調整を中心にプログラムを消化している。

    フランスGPは23日(土)、午後1時(日本時間日午後8時)よりプラクティス3、午後4時(日本時間午後11時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー
    「初のF1フル参戦シーズンで母国GPの初日を走ることが出来て、いい気分でした。FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートですし、いいペースで走れていると思います。まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張ります。今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変でした。正しいセッティングを見つけられたと思いますし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたいです」

    ブレンドン・ハートレー
    「FP2の最後にパワーユニットに不具合が起こり、フランスGPの初日は残念な終わり方になりました。パワーユニットトラブルの原因はまだはっきりと分かりませんが、走行を終了させなければなりませんでした。何が原因だったのか、これからチームスタッフが究明する必要があります。しかし、その前までは比較的順調な1日だったと思います。2台ともいいペースで走れていましたし、ピエールはFP2でスーパーソフトタイヤでいいラップタイムを出しました。マシンにポテンシャルはありますし、明日全ての力を出し切れるように今夜は夜を徹した作業を行います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
    「F1カレンダーに新しく加わったサーキットに来るのはいつも気分が高揚しますし、10年ぶりにフランスに戻ってこれてうれしいです。新しいサーキットなのでファエンツァ、ビスター、ミルトンキーンズ、さくらの各ファクトリーでの入念な準備が必要でした。午前のセッションでは、シミュレーションと実際のサーキットの違いにより、最適なエネルギーマネージメントを行えず、タイムを少しロスしましたが、 チームスタッフの作業によってセッション中にコースに戻ることが出来ました。しかし運悪くガレージの電源が落ちてしまい、距離測定器やタイム測定器はもちろん、無線も使うことが出来なくなりました。したがってレギュレーションで定められた40分の走行時間上限を終えてもドライバーにピットに戻るように伝えることが出来ませんでした。ブレンドンは運よく戻ってきましたが、ピエールはタイムアタックに入っていて戻ることが出来ずに、ペナルティーを負うことになりました。それ以降は多くの周回をこなし、普段よりも多くのプログラムを行うことが出来て、いいセッションになりました。事前にシミュレーションを数多く行いましたが、実際のサーキットではトラック温度や風など、さまざまな違いがありました。したがって、FP1は最適なセッティングを探ることに注力しました。FP2ではマシンにさらなるセッティングを試みましたが、風向きが午前から180°変わったため、向かい風が追い風になるなど、バランスがまったく変わることになりました。しかし、日曜にも同じような風が吹くことが予想されるので、日曜の予習が出来たという意味ではよかったです。タイヤマネージメントでは、ブレンドンはロングランでハードタイヤを選択したので、マシンのポテンシャルを最大限出し切ることは出来ませんでした。一方のピエールは、基本走行をスーパーソフトタイヤで行い、ウルトラソフトに履き替えたので、マシンの力をより引き出すことが出来て、いいラップタイムを記録しました。ブレンドンがセッションを途中で終えることになったパワーユニットの不具合は、原因を究明中です。彼はソフトタイヤを履いて走り始めたところで、ソフトタイヤに対する理解を十分に深めないまま日曜の決勝で走らなければなりません。タイヤに対する理解が足りなくはなりますが、それほど大きな問題にはならないでしょう。今日のデータを分析して、日曜のレースには最善の戦略で臨みたいです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「ここポール・リカール・サーキットでの初日でまず確認すべきことは、事前に行ってきたシミュレーションと実際の走行データとの相関が取れているかどうかについてでした。午前は初走行ということもあり、パワーユニットとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています。母国グランプリとなるガスリー選手がいいペースで走行を続けていたことは前向きに捉えていますが、FP2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした。これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    関連:
    ・F1フランスGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1フランスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • ホンダF1 「予選に向けて調整の余地がある」 / F1フランスGP初日

    ホンダF1 「予選に向けて調整の余地がある」 / F1フランスGP初日

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1フランスGPの作業について振り返った。

    トロロッソ・ホンダとして初めてポール・リカールで迎えるF1フランスGPの初日、母国グランプリのピエール・ガスリーは、FP1で8番手、FP2で10番手と両方のセッションでトップ10内のタイムを記録。

    一方、チームメイトのブレンドン・ハートレーはFP2の残り10分を切った時点でマシンにトラブルが発生。エキゾーストから炎が上がっていた。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、パワーユニットに関してはまだ調整の余地はあるとし、またブレンドン・ハートレーのマシンのトラブルの原因などは把握できていないが、パワーユニットにダメージを負っている可能性があることを示唆した。

    「ここポール・リカール・サーキットでの初日でまず確認すべきことは、事前に行っていたシミュレーションと実際の相関が取れているかどうかについてでした」と田辺豊治はコメント。

    「午前は初走行ということもあり、パワーユニットとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています」

    「母国グランプリとなるガスリー選手がいいペースで走行を続けていたことは前向きに捉えていますが、FP2の最終版でハートレー選手のパワーユニットにオラブルが発生してしまったことは非常に残念でした」

    「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    2018年 F1フランスGP フリー走行2回目:ブレンドン・ハートレー

    関連:
    ・F1フランスGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1フランスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、そして、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPへの意気込みを語った。

    長い歴史を持つフランスGPが10年ぶりにカレンダーに復活。1991年以降のフランスGPはマニクール・サーキットで開催されていたが、今年はさらにそれ以前にレースが開催されていたポール・リカール・サーキットで行われる。

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーも含め、現在グリッド上には3人のフランス人ドライバーがいるが、1カ国の人数としては最多。非常によく考えて設計された素晴らしいサーキットレイアウトだが、人によってはミストラルストレートの途中に新たに加えられたシケインを嫌う人もいるかもしれない。とはいえ、パワーユニットのパワーが必要なサーキットであることは間違いない。

    ピエール・ガスリー (#GAS10)
    「僕にとっての初めてのF1フル参戦の年に、フランスGPが10年振りに復活するなんて本当にすばらしいことです。本当にうれしく思っていますし、僕の故郷でレースができることにいまから興奮しています。週末に実際にトラックに降り立ったら、本当に特別な気持ちになるでしょうね。これに関してはジャン・アレジやアラン・プロストとも話しましたが、どちらも“フランス人としてフランスでレースをするのは本当に特別な気持ちになる。こればかりは実際に体験してみないと分からない”と言ってくれました。今はとにかく、サーキットのあるル・カステレ村に行くのが待ちきれません。ホームでのレースになりますが、特にプレッシャーは感じません。むしろこれ以上のサポートはないといった気持ちです。フランスのモータースポーツファンにとって、すばらしいことだと思います。F1というスポーツは常に我々の文化の一つであり、現在も3人のドライバーと1つのチームがフランスから参戦しています。フランスGPの復活をキッカケに、故郷でのF1人気がさらに高まることを期待したいですね。もちろん、レースでは僕も全力を尽くすつもりです。ポール・リカール・サーキットでは、いくつかのいい思い出があります。フォーミュラ4やフォーミュラ・ルノー 2.0で勝利を挙げましたし、フォーミュラ・ルノー 3.5シリーズではポールポジションからレースに挑んで2位に入りました。ここはこれまで勝利するか必ず表彰台に入ってきたサーキットで、好きな場所でもあるので、今週末はいいリザルトを獲得したいです」

    ブレンドン・ハートレー (#HAR28)
    「F1マシンで走った経験はありませんが、ポール・リカール・サーキットはよく知っているトラックです。ここでは、FIA世界耐久選手権に参戦していたときにマシンのテストを何度も行いましたし、2013年にはレースで勝利を挙げました。耐久レースのテストにはもってこいの場所ですし、当時は夜間に何度もテスト走行を行っていました。もっとも、F1にその経験が活かせるかはまだ分かりません。タイヤマネージメントに関してはかなりユニークなサーキットでしたが、路面が再舗装されたので、どう変わっているのか楽しみにしています。以前は、特に左のフロントタイヤが非常に消耗しやすくなっていましたが、それがどう変わったか見極める必要があります。ここは走っていて楽しいだけでなく、速いトラックでもあります。僕が走っていたときはバックストレートの途中にシケインを設けていなかったので、当時と比べるといくらかトップスピードは落ちているかもしれませんが、それでもここがすばらしいサーキットであることに変わりはありません。スポーツカーにおいてもF1カーにおいても歴史のある場所ですし、ここで走ることを楽しみにしています。僕の住んでいるモナコからそう遠くないですし、観光にもいい場所ですからね。ドライバーの人気も高いサーキットなので、週末はいいレースになることを期待しています。このトラックでは風が非常に強くなることがあり、ロングストレートに季節風ミストラルの名前がつけられているぐらいです。ドライバーにとっては、レースを戦う中でこの風が大きなチャレンジになるでしょう」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今回は久しぶりにフランスでのF1開催になります。ポール・リカール・サーキットは過去に改修されてその姿を変えてはいるものの、私が以前訪れたときからその特徴は大きく変わっていません。レイアウトとしてはロングストレートと低速コーナーの組み合わせになっており、エネルギーマネジメントの観点では、アゼルバイジャンと似た特性が予想されます。現行レギュレーション下での初走行ですので、実際の走行パターンにスピーディーに対応できるよう、十分に準備をして臨みたいと思います。また、このサーキットは山頂近くにあり、強い風が予想されます。従って、シャシーやエアロのセットアップにとってもチャレンジングな週末となりそうです。ただ、ガスリー選手にとってはホームレースになりますし、チームとしてよいレースができるように準備を進めます」

    関連:2018年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル・ホンダの誕生を早めたルノーからの圧力

    レッドブル・ホンダの誕生を早めたルノーからの圧力

    レッドブル・ホンダの契約発表が早まったのは、2019年のF1エンジンサプライヤーを早期に決定するようルノーからの圧力がその背景にあった。

    レッドブル・レーシングは、既存のサプライヤーであるルノーと潜在的なパートナーであるホンダのパワーユニットの新スペックの評価をF1フランスGPでも継続したいと考えていた。

    レッドブル・レーシングは、2019年のエンジンサプライヤーは母国レースとなるF1オーストリアGPで発表する予定だと語っていたが、その2週間前となる6月19日(火)に2019年からホンダと2年契約を結んだことを発表した。

    その背景には、ルノーから早期に決断を下すよう圧力があったとヘルムート・マルコは明かした。

    「実際、我々はフランスの後で決定を発表したかった」とヘルムート・マルコは Auto Bild に語った。

    「だが、ルノーは日曜日を期限とする最後通告があった。我々には選択肢はなかった」

    しかし、ヘルムート・マルコは、姉妹チームのトロロッソでの進歩を確認し、レッドブル・レーシングとしてはすでにホンダが正しい選択肢であると確信していたと語る。

    「カナダでは不運な状況によって新しいアップデートを本格的に使用できなかったが、ラップタイムではコンマ3秒をもたらしていた」とヘルムート・マルコはコメント。

    「だから、ホンダと契約することは競技面、技術面、財政面といったあらゆる点で我々にとって非常にポジティブなことだ」

    レッドブル・レーシングとホンダとの契約は2020年までの2年契約となっている。そして、2021年には新しいレギュレーションのもと、ポルシェがエンジンサプライヤーとしてF1に参入するとの噂がある。

    一部噂では、その際にポルシェがレッドブル・レーシングを買収し、取り残されたトロロッソについてはホンダに売却する予定だとの噂もある。

    レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ホンダにエンジンを切り替えるという決断は競技的な理由だと主張。さらにホンダは“ワークス”パートナーになることも明らかにした。

    「モントリオールで得られた情報をベースにすれば、我々の決断は明確であり、適切なタイミングだった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「直近のライバルとの差を縮め続けていくことがチームとしての我々の決意だ。我々は過去数年間でそれをするために努力してきた。もちろん、F1カーでパワーユニットは不可欠な要素だ。

    「我々はホンダには適切なインフラ、適切なリソース、適切な技術力、そして、我々の前にいるフェラーリとメルセデスとのギャップを縮めるという我々の挑戦を手助けするという決意があると確信している」

    「今回締結したホンダとの2年契約は、アストンマーティン・レッドブル・レーシングにとって、チャンピオンシップタイトルの獲得に向けたエキサイティングなステージの幕開けを意味している」