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  • MotoGP:ホンダ 2023年 第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2023年 第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    終日の雨になったMotoGP 第2戦アルゼンチンGPの決勝レースで、アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)が9位でフィニッシュした。予選12番手から好スタートを切ったリンスは、オープニングラップに7番手に浮上。その後、快調にラップを刻み、レース中盤には5番手までポジションを上げて、表彰台争いを視野に入れる快走を見せた。

    しかし、その後、ヘルメットのバイザーの視界の問題で、後半は、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(KTM)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、そして、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)に次々に抜かれる悔しいレースとなった。先行していたフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)が転倒しポジションを落としたことで最終的に9位でチェッカーを受け、Hondaチームで初の表彰台獲得に大きく近づくレースとなった。

    リンスがRC213Vでレースを行うのは、これが2戦目。ウエットレースは初めてだったが、その速さは見ているファンの印象に残るものだった。前日の「スプリントレース」では、ブレーキングとトラクション不足に苦しんで15位だったが、「スプリントレース」のデータを活かし大きく前進。今大会は、ドライ&ウエットで、RC213Vを改善するためのデータ収集に貢献した。

    リンスのチームメート・中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、11番グリッドから決勝に挑み、13位でフィニッシュ。ポイントを獲得した。

    今大会は、金曜日、土曜日と時折り雨が降る不安定な天候だったが、日曜日は終日のウエットコンディションという厳しい条件だった。その中で中上は、朝のウォームアップで6番手と快調にラップを刻み、決勝に向けて大きな手応えを感じさせたが、スクリーンの視界の問題で苦戦し13位だった。

    11番グリッドから好スタートを切った中上は、序盤9番手までポジションを上げました。その後、視界の問題などで15番手までポジションを落とすが、終盤にかけてふたつポジションを上げた。今大会は、初日のプラクティスで今季ベストの8番手と、徐々に本来のパフォーマンスを引き出すことに成功している。第3戦アメリカズGPに向けて一歩前進した。

    Repsol Honda Teamは、開幕戦ポルトガルGPの決勝レースでマルク・マルケスが右手親指を骨折して今大会を欠場している。そして、チームメートのジョアン・ミルも、土曜日の「スプリントレース」で他者と接触した後に転倒、頭や首を強く打っているため出場が許可されず、今大会を欠場した。

    Repsol Honda Teamの両選手は、次戦アメリカズGPの復帰に向けて治療、リハビリなどに努める。

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「今日はいいフィーリングがあったので残念な結果になりました。ヘルメットのバイザーに問題がありました。ある時点から視界が悪くなり、きちんと見えませんでした。そのためにポジションを落としてしまいました。ブレーキングとトラクションの改善はまだ必要ですが、昨日に比べたら一歩前進できたと思います。今日は、もっといい結果で終われたはずです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「スタートからスクリーンに問題があり、フェアリングの外側に身体を出さなければなりませんでした。まさかこんなことが起きるとは予想していなかったので、とても難しく、厳しいレースでした。ウエットでのグリップレベルはよかったと思いますが、思うように乗りこなすことができませんでした。朝のウォームアップでかなり強さがあったので、正直、もう少しスピードが出せると期待していました。13位という結果には満足していません。次のオースティンで状況を改善できるように引き続きがんばります」

  • MotoGP:ホンダ 2023年 第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    MotoGP:ホンダ 2023年 第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート

    ポルトガルGPからの連戦となった2023年 MotoGP 第2戦アルゼンチンGPは、3月31日、2度のプラクティスを行い、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が8番手、アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)が10番手、ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)は13番手という結果だった。開幕戦ポルトガルGPでポールポジションを獲得し、「スプリントレース」で3位になったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、ポルトガルGPの決勝レースで転倒し、右手親指を骨折したため、今大会を欠場する。

    テルマス・デ・リオ・オンドは、この日、厚い雲が空を覆い、時折り、小雨が降る不安定な天候となった。しかし、MotoGPクラスは、午前、午後のプラクティスともにドライコンディションで行われ、中上は8番手と好走を見せた。

    この日は、トップから1秒差に16台という相変わらずの厳しい戦いとなったが、中上は0.553秒差の8番手。ダイレクトでQ2進出を果たし、23年型RC213Vのセットアップが進んだことを感じさせる一日となった。

    チームメートのリンスは10番手。中上とともにダイレクトでQ2進出を果たした。リンスは、プラクティス1で転倒し11番手だったが、午後のプラクティス2では、0.685秒タイムを短縮し、Q2進出を果たした。

    Honda RC213Vで2戦目を迎えるリンスですが、テルマス・デ・リオ・オンドでは18年の大会で3位、コロナ禍から3年ぶりに大会が復活した22年も3位表彰台に立っている。テルマス・デ・リオ・オンドは、リンスが得意とするサーキットの一つであり、ダイレクトでQ2進出を果たしたことで、予選と「スプリントレース」の走りに期待が膨らむ。

    一方、ミルは、10番手のリンスと、わずか、0.12秒差の13番手だった。ミルは、午前中のプラクティス1では、セットアップに集中し、18番手だった。その理由は、ミルのベースのセットアップが、テルマス・デ・リオ・オンドに合っていなかったためで、セットアップの変更に多くの時間を費やした。そして、午後に行われたプラクティス2では、ダイレクトでQ2進出は果たせなかったが、午前中のタイムを1.428秒短縮し、大きく前進した。

    土曜日は、午前中にプラクティス3と予選Q1&Q2が行われる。ミルはQ1からの予選になるが、Q2進出を果たし、午後3時に12周で行われる「スプリントレース」に挑む。

    Hondaは、テルマス・デ・リオ・オンドで開催された過去7回の大会で4度優勝している。今年から1大会2レース制になった。まずは、明日の「スプリントレース」で2大会連続の表彰台獲得に挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「このコースは昔から好きで、今日もいい感じでマシンを走らせることができました。ライバルたちと比べると、まだ少し物足りないところがあるので、さらに努力しなければなりません。今日はセッションを楽しむことができました。周回するごとに進歩を感じました。明日はさらにタイムを短縮し、ポジションを上げられように全力を尽くします」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「今日のパフォーマンスにはかなり満足しています。ベストなセットアップを見つけられなかったので、明日は引き続き、やらなければいけないことがあります。今日はいろいろなパーツをテストすることができて、プッシュし続けるための重要なインフォメーションを得ることができました。フィーリングもよくなり、一歩一歩ライバルたちに近付いています」

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    今日は厳しい一日でした。ベースのセッティングからスタートしましたが、このトラックには合わなかったので、改善するためにかなりの時間を費やしました。マシンのポテンシャルが高いことは確かです。タカ(中上貴晶)とリンスは強い走りをしました。Q2まで僕はあとコンマ数秒足りませんでした。それでも、かなり前進することができました。ユーズドタイヤでようやくいいペースをつかむことができました。細かい部分に取り組むための時間が必要ですが、トップ5にかなり近づくことができました。まだ2戦目です。今日は大きく前進することができました。明日もこの調子をキープすることが目標です」

  • MotoGP:ホンダ 2023年 ポルトガルGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2023年 ポルトガルGP 決勝レポート

    2023年のポルトガルGPで、MotoGPクラスで64回目のPPを獲得し、前日に12周で行われたスプリントレースで3位になったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、25周のレースで開幕戦表彰台を狙いましたが、惜しくも転倒リタイアに終わった。

    好スタートからトップグループに加わったマルケスは、3周目の3コーナーのブレーキングでフロントタイヤをロックさせたことで、前を走るホルヘ・マルティン(ドゥカティ)に接触、その衝撃で2人の前にいたミゲル・オリベイラ(アプリリア)に追突するアクシデントに見舞われた。

    マルケスとオリベイラは転倒し、マルケスは右手の第一中手骨を骨折するケガを負ったが、オリベイラにケガはなかった。マルケスは、事故の後、すぐにオリベイラとチームに謝罪した。また、連戦となる第2戦アルゼンチンGPに向けてマルケスは、骨折した右手の状態を検査している。

    マルケスは転倒リタイアに終わったが、予選16番手のアレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)がエネア・バスティアニーニの欠場で15番グリッドからスタートして10位、予選14番手(13番グリッド)のジョアン・ミル(Repsol Honda Team)が11位、予選18番手(17番グリッド)の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が12位でチェッカーを受けた。

    今大会がMotoGPクラス100戦目の出場となるリンスは、オープニングラップ11番手から序盤は9番手までポジションを上げるが、6台で繰り広げられたし烈な4位争いを視野に10位でフィニッシュした。今大会はコーナーでライバルとの差を縮めるも、ストレートでロスする苦しい戦いとなり、思うような戦いはできなかった。

    リンスは、前日のスプリントレースでは13位。ポイントを獲得できなかったが、この日の決勝レースでは、トップ10フィニッシュを果たした。

    ミルは、前日のスプリントレースでファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と接触し転倒した。そのため今日のレースでは「ロングラップ」のペナルティーを科せられ、最終的に11位だった。

    13番グリッドからスタートしたミルは、3周目に9番手までポジションを上げるが、4周目にロングラップを消化したことで15番手までポジションを落とした。そこから粘り強い追い上げを見せ、中盤は中上貴晶を追走し、終盤に中上をパスして11位でチェッカーを受けた

    前日のスプリントレースで転倒リタイアに終わっているミルも、11位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。

    予選18番手の中上貴晶は、オープニングラップで16番手に浮上すると、3周目には13番手へ。以後、レース中盤は、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)を追撃し、後半にフェルナンデスをパスして12位でチェッカーを受けた。

    前日に行われたスプリントレースでは、激しい戦いの中で15位に終わり、ポイントを獲得できなかったが、このレースで多くのデータを収集した中上は、そのデータを活かし、ポジションを上げることに成功した。

    今大会はリアタイヤのトラクション不足に苦しみましたが、フリー走行、予選、そしてスプリントレースで得たデータから、決勝ではリアにソフトを選択した。その結果、レース中盤までいいリズムを刻み、終盤もしっかり走り抜くことに成功した。

    次戦アルゼンチンGPは、休む暇もなく連戦となりますが、ホンダ勢は、さらに上位を目指す。

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「今日は、前のライダーを追い抜くのが難しいレースでした。1人か2人は抜きましたが、何人かに抜かれました。ファビオ(クアルタラロ)に抜かれたときは1分39秒台前半を出すことができましたが、レース終盤はフロントタイアが厳しくなり苦しい戦いになりました。とにかくベストを尽くしました。ストレートでタイムをロスしていますが、コーナーでばん回することができました。全体的には上位陣と大きな差はないので、もっと上を目指したいです。上位に近づくためのレベルはありますが、もっとうまくオーバーテイクできるようにしなければなりません」

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    「ロングラップのペナルティーはもちろんですが、昨日の転倒が今日のレースに影響しました。今日のレースで初めて10周以上の連続走行をしました。そのため多くの時間を学習することに費やすことになりましたが、自分の乗り方やマシンの挙動を改善していくためには、もっと時間が必要です。特に、タイヤの性能を最大限に引き出すためにはまだまだ時間が足りません。もう少し経験があれば、もっといいレースができたと思いますが、今日経験できたことには満足しています」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「とても厳しいレースでした。今日のパフォーマンスはベストとは言えませんが、17番グリッドからスタートし12位でフィニッシュすることができました。リアにソフトコンパウンドを選択しましたが、これは正しい判断でした。レースではベストを尽くし、終盤に1分39秒3というベストラップを出すことができました。序盤はなかなかリズムをつかめませんでしたが、今日の状況を考えれば悪くないレースでした。今日はポイントを獲得することができましたが、よりよい結果を目指し、これからもプッシュしていかなければなりません。次戦に向けてやるべきことはたくさんあります。テストと最初のレースを終えて、多くのデータを得ることができたので、あとは自分たちがどこでタイムをロスしているのか、どこを改善できるかをしっかり考えたいです」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「まず最初に、オリベイラと彼のチーム、そしてポルトガルのファンに対して、謝罪しなければなりません。本当に大きなミスを犯してしまいました。しかし、このような事態を招いてしまったのは私の意図したことではありませんでした。あのとき、マルティンを追い抜くつもりはなかったのですが、フロントが大きくロックしてしまいました。ハードコンパウンドのフロントの温度が上がりきっていなかったせいなのか、ブレーキを離すとマシンがインに入ってしまいました。マルティンと接触し、オリベイラに追突してしまいました。事故の後、すぐにメディカルセンターにいる彼の様子を見に行きました。幸いにも彼は無事でした。本当によかったです。この事故で私は、右手とヒザに痛みはありますが、今はそれほどひどくはありません。アルゼンチンGPのダブルロングラップのペナルティーは、自分のミスなので、ペナルティーを完全に受け入れ、今回の裁定を尊重したいと思います」

  • MotoGP:ホンダ 2023年 ポルトガルGP 予選&スプリント レポート

    MotoGP:ホンダ 2023年 ポルトガルGP 予選&スプリント レポート

    ロードレース世界選手権(MotoGP)は、3月25日、ロードレース世界選手権としては史上初となるスプリントレースを行い、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3位でフィニッシュ。記念すべき初レースで表彰台を獲得した。

    マルケスは、前日のフリー走行で14番手と苦戦したが、土曜日の午前中に行われたフリー走行では、スプリントレースに向けてロングランを実施、1分39秒台で連続ラップを刻んだ。

    その後、午前10時50分から11時5分までQ1が行われ、マルケスは、1分37秒675のサーキットベストタイムをマークしてQ2進出を果たすと、上位10台とQ1からの2台の計12台で競われたQ2でもサーキットベストタイムをさらに更新する1分37秒226をマーク。今季初のPP(ポールポジション)獲得を果たした。マルケスのPP獲得は昨年の日本GP以来で、通算64回目(通算92回目)となった。

    そして、Q1とQ2を終えた3時間半後の午後3時に、グランプリ史上初のスプリントレースのスタートが切られた。

    スプリントレースは、通常のレース距離の半分で行われる。優勝者には12ポイントが与えられ、9位までの選手がポイントを獲得。レース距離とポイントは半分だが、チャンピオンシップを考えれば非常に重要なレースとなる。

    そのレースでホールショットを奪ったマルケスは、2周目にホルヘ・マルティン(ドゥカティ)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)に先行を許し、レース中盤には5番手までポジションを落とすが、先行するミゲル・オリベイラ(アプリリア)とジャック・ミラー(KTM)を11周目にかわし、そのまま3番手をキープしてチェッカーを受けた。

    LCR Honda CASTROLに移籍して初レースに挑んだアレックス・リンスは、予選16番手から13位でフィニッシュした。前日のフリー走行で13番手だったリンスは、Q1からの予選となり、16番グリッドが確定。そして迎えたスプリントレースでは、序盤の混乱を切り抜けるとオープニングラップ12番手につけた。その後、混戦の中で14番手までポジションを落とすが、レース中盤に13番手に浮上すると、そのポジションをキープしてチェッカーを受けた。

    前日のフリー走行で15番手の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)もQ1からの予選になり18番グリッドが確定した。後方からのスタートとなったが、オープニングラップ18番手から2周目に16番手に浮上、9周目にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)をかわすと、15位でチェッカーを受けた。中上は、ウインターテストからリアのトラクション不足が課題になっているが、この2日間で多くのデータを収集することに成功した。

    Repsol Honda Teamで初のレースに挑んだジョアン・ミルは、大接戦となったQ1で4番手。わずか0.094秒差でQ2進出を逃した。そして、14番グリッドから追い上げに挑んだミルだが、オープニングラップにファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と接触、転倒リタイアに終わった。今大会はFP1で2番手と好調なスタートを切り、その後も快調にラップを刻んだ。日曜日の25ラップのレースでは、スプリントレースの悔しさをぶつける。

    今大会、ホンダ勢は4選手ともにQ1からの予選になり、マルケスはPPを獲得したが、その他の3選手は予選グリッドが悪く、スプリントレースを厳しいものにした。しかし、日曜日の25周のレースでは、追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は自分でも驚きの連続でしたが、自分にとってもチームにとっても、自信を取り戻すことができるすばらしい一日でした。ポールポジションを獲得したときは、正直、どうしてこのタイムが出たのか自分でも分かりませんでした。それほど速いラップでした。ポールポジションからのスタートは、それだけでアドバンテージがあるので、スプリントレースをしっかり戦うことができました。オリベイラとミラーがコースをはらんだときに、これはチャンスだと思い、アタックしました。新しいレーススケジュールはとても厳しいものですが、ファンにとってはよいショーになったと思います。明日は本当に重要なレースになります。僕らの位置が、よりはっきりと分かると思います」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「スプリントレースは、もっとよい結果を期待していました。スタートはとてもよかったのですが、多くのライダーが限界を超えていたので、集中力をキープするのがたいへんでした。昨日のプラクティス、そして今朝に比べて風がとても強く、前のライダーになかなか追いつくことができませんでした。明日はもう少しがんばらなければなりません。スプリントレースから多くのデータを得ることができました。明日も同じようなコンディションになりそうなので、それを活かしたいです。スプリントレースではソフトタイヤを選択しましたが、リアタイヤのグリップを出すことができませんでした」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「スプリントレースの1周目は大混乱でした。そして、多くのクラッシュが発生しました。12周しかないレースだったので、レース序盤に少しでも前に出たかったのですが、現状のパフォーマンスでは、簡単ではありませんでした。明日のレースは25周で、今日とは違う展開となると思うので、チャンスはあります。マルクは予選でもスプリントレースでもすばらしい仕事をしました。Repsol Honda Teamからデータを受け取りました。それを参考にどこでタイムをロスしているのかをしっかり理解して、明日はリザルトをあげたいです。いずれにしても、リアグリップをもっと上げることが必要です。この課題を解決しなければなりません」

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    「14番グリッドからのスタートだったので、とても難しい展開でした。周りには、できるだけ早くポジションをあげようとするライダーがたくさんいて、そのため、レース序盤はとてもアグレッシブでした。もし、もっと上の順位からスタートできていれば、本来のペースを発揮できたと思います。自分のペースはよいと思うので、明日は、いいレースができると思います。今日はファビオには接触してしまったことを謝りたいです」

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  • MotoGP:ホンダ 2023年 第1戦 ポルトガルGP 初日レポート

    MotoGP:ホンダ 2023年 第1戦 ポルトガルGP 初日レポート

    MotoGP 開幕戦ポルトガルGPは3月24日、2回のフリー走行が行われ、ホンダ勢はジョアン・ミル(Repsol Honda Team)が12番手、アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)が13番手、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が14番手、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が15番手という結果だった。

    午前のFP1は、雲の流れが速く、時折り小雨が降るあいにくのコンディションで、思うように周回を刻めなかった。

    午後のFP2ではサーキットの電源設備トラブルと転倒事故のため2度の赤旗中断があり、両セッションともに集中力をキープするのが難しい一日だった。

    ホンダ勢最上位のミルは、FP1で2番手と好調なスタートを切った。FP1は小雨交じりの難しいコンディションだったが、FP2がウエットコンディションになることも予想されたため、前後にソフトタイヤを装着してタイムを上げる。コンディションが改善したFP2ではさらに0.433秒タイムを更新。トップから1秒差に14台という接戦の中で12番手だった。

    ミルは2週間前に同地で行われた2日間の公式テストで1分38秒762をマークしているが、この日は1分38秒394とタイムを更新し、RC213Vのセットアップが前進していることを確認した。

    リンスは、ミルと0.022秒差の1分38秒416で13番手。FP1では、1分39秒595で13番手だったが、FP2では1秒以上タイムを更新した。リンスも、2週間前の公式テストのタイムを更新しており、RC213Vのパフォーマンスを着実に引き出してきている。

    マルケスはFP1で10番手。FP2では、FP1のタイムを1秒以上短縮する1分38秒419をマーク。14番手で初日を終えた。一日を通してフィーリングはよかったというマルケスだが、FP2の3コーナーで転倒を喫し、それ以上のタイム更新は果たせなかった。

    中上貴晶はマルケスの後ろ、15番手に続いた。FP1は、小雨がぱらついた影響でセッション前半はほとんど走行しなかったが、雨が上がると14ラップを消化。完全なドライコンディションで行われたFP2では27ラップをこなした。

    ミル、リンス、マルケス、中上のホンダ勢4選手のタイム差は、わずか0.433秒。トップから中上までの差は1.118秒で、厳しい戦いだったことを証明する数字だった。

    MotoGPクラスは、今年から1大会2レース制となり、スケジュールも大きく変わった。金曜日の2回のフリー走行でQ2ダイレクト進出(10番手まで)が決まり、土曜日は30分間のフリー走行の後、Q1(上位2台がQ2に進出)とQ2が行われる。そして、日曜の決勝レースの半分の距離で争われる「スプリントレース」が午後3時にスタート。このレースでポイントが与えられるのは9位までで、1位なら12ポイントが与えられる。

    今年はこれまでと異なるレースウイークとなり、マシンのセットアップ、決勝に向けての戦略も新しい取り組みが求められる。グランプリに新たな歴史を刻む「スプリントレース」に大きな注目が集まっている。

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    「ウインターテストから今日まで多くのことを改善できました。マシンのフィーリングもよくなっています。しかし、コース上ではもう少しできることがあったと思うので、まだ満足はしていません。しかし、チームと私は改善すべきポイントを理解しているし、何をすべきかも分かっています。それはとても大事なことです。今日はすばらしい一日だっただけに、12番手というポジションは残念です。明日に向けて気持ちを切り替えます。明日、Q1を突破するチャンスは十分にあると思います」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「全体的にはよくなっていると思います。しかし、グリップを改善して、レースペースを向上させなくてはいけません。その他、細かい部分についてまだまだ改善が必要です。明日も引き続きセットアップに取り組んで、Q2進出を目指します」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日はホンダ勢全員がとても接近した一日でした。今日のマシンのフィーリングはとてもよくて、目標はダイレクトでQ2に進出することでしたが、それを果たせませんでした。ここはテストをしているサーキットなので、みんなとてもいい状態で限界まで攻めています。明日も激しい一日になると思います。全体的にはベストな一日ではありませんでしたが、明日は一歩前進し、もう少し速くなることを目標にしています。転倒したのは、2コーナーの後のブレーキングが遅すぎたためで、なんとか立て直そうとしましたがうまくいきませんでした」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    アルガルベでは、2週間前に2日間のテストを行っていますが、そのテストから一歩前進することができました。マシンのフィーリングもよくなっています。まだ改善すべき点はありますが、今日の結果は前向きにとらえています。今年から土曜日にスプリントレースが行われます。コロナ禍の中で、同じサーキットで2週連続のレースというのは経験していますが、今年から始まるスプリントレースはレースウイークに2度のレースなので、今までとは全く違います。でも、これまで同じサーキットでの連続レースではいい結果を残せているので、とても楽しみです。明日の予選では、一つでも上のグリッドを目指します」

    ホンダ MotoGP 中上貴晶

  • 浅木泰昭 「ホンダはF1を続けて変わったエンジニア集団であり続けてほしい」

    浅木泰昭 「ホンダはF1を続けて変わったエンジニア集団であり続けてほしい」

    ホンダF1プロジェクトをパワーユニット開発責任者として支えた浅木泰昭は、2025年以降もホンダがF1にとどまり、「変わった」エンジニアたちがいるホンダであり続けてほしいと語る。

    2015年からホンダがF1ハイブリッド時代に取り組んで以来、同社のパワーユニットは、絶望的にパワー不足で信頼性の低いハードウェアから、チャンピオンシップを勝ち取るエンジンに進化。ホンダが8年前にマクラーレンと始めた進化の恩恵を今はレッドブルが享受している。

    レッドブル・パワートレインズとの技術提携により、Honda RBPTとなったホンダのF1パワーユニットは、2025年シーズン終了までレッドブルのマシンの後部に搭載され続けることになる。

    ホンダは、F1が新しいエンジンレギュレーションを導入する2026年からパワーユニットサプライヤーとしてFIAに登録しているが、F1での存在感や将来のパートナーはまだ確定しておらず、ウィリアムズが有力な顧客としてしばしば噂されている。

    現在、HRCの四輪レース開発部部長という肩書で仕事をしている浅木泰昭は、3月末に現在の部長職を退き、4月末でホンダを定年退職する。

    浅木泰昭は、ホンダのエンジニアに宿る“変わった”精神を引き継ぐためにも、ホンダがF1にとどまることを望んでいるとThe Raceに語った。

    「私がF1プロジェクトに参加した頃には、会社はごく普通の、ごく普通の話し方をする退屈なエンジニアになっていました」と、浅木泰昭は説明した。

    「しかし、ワールドチャンピオンになったことで、また変わったエンジニアの集団になりました。そのホンダであり続けてほしいですね」

    ホンダF1 浅木泰昭ホンダのF1パワーユニットはチャンピオンシップを獲得できるエンジンに進化した

    2015年以降は、浅木泰昭は、ホンダF1プロジェクトのパワーユニット開発責任者としてハイブリッドパワープラントの開発を成功させたさくらのエンジニアチームを統括してきた。

    その過程では多くの挫折や困難を乗り越えなければならなかったが、浅木は、エンジニアに異なる考え方をさせたり、より型破りな方法で問題に取り組ませるのにF1ほど適したものはないと主張している。

    「それが昔のホンダであり、それがあったからホンダでした」と浅木泰昭は語った。

    「そして、F1で勝つことで、またホンダにそういうエンジニアが集まってきています」

    「これがホンダをそういう存在であり続けさせてくれることを願っています」

    浅木泰昭は、2026年からのF1でのホンダの運命を決定するのは同社の取締役会次第だと語った。

    「もちろん、そう願っています」と浅木は締めくくった。

    「しかし、それは役員、あるいは会社を経営するCEOの判断に委ねられています。彼らの決断です」

  • MotoGP:ホンダ、2023年 アルガルベ公式テスト レポート

    MotoGP:ホンダ、2023年 アルガルベ公式テスト レポート

    2023年MotoGPシーズン開幕戦の舞台となるポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキット(以下、アルガルベ・サーキット)で、3月11日~12日の2日間、今季2回目の公式テストが行われた。

    ホンダ勢は、Repsol Honda TeamとLCR Hondaの2チーム4選手がテストに参加。Repsol Honda Teamは、これまで6回タイトルを獲得しているマルク・マルケスと20年のチャンピオンで今季新加入のジョアン・ミルの両選手、LCR Honda CASTROLからは新加入のアレックス・リンス、LCR Honda IDEMITSUからは6年目のシーズンを迎える中上貴晶が参加した。

    開幕戦ポルトガルGPに向けて2日間のテストが終了。ホンダ勢の4選手は、開幕戦に向けて準備を整える
    開幕戦の舞台となるアルガルベ・サーキットは、2月上旬に行われたマレーシア・セパンとは、コースのキャラクターが全く異なる。起伏に富んだジェットコースターのようなレイアウトは、難易度の高いサーキットとして知られているが、このテストが開幕に向けて最後の調整の場となるだけに、2日間を通じて集中したテストが行われた。

    マルケスは2日間で154周、ミルは135周を走行した。両ライダーともに、新しいシャシーや数々の空力パーツ、そして電子制御の見直しなど、テストメニューを着実にこなした。昨年は、RC213Vのパフォーマンスを存分に発揮することができず、ホンダ勢は厳しい一年となったが、再び、RC213Vを優勝争いに戻すための懸命な作業が続けられた。

    そのため、両ライダーともに満足の行くタイムアタックをこなす時間が取れなかったが、ミルはトップから0.794秒差の13番手、マルケスは0.810秒差の14番手だった。

    今年は大会スケジュールが大幅に変わり、土曜日に通常の半分の距離で戦われるスプリントレース、日曜日には従来のレースが開催される1大会2レース制という大きな変化が訪れる。今年は全21戦で42レース。これまでだれも経験したことがないハードな日程となる。土曜日に行われるスプリントレースは、ポイントも半分になるが、これまで以上にグリッドが重要になる。選手にとっては、集中力が要求されるレースウイークとなるが、ファンにとっては、これまで以上に見どころあふれるレースウイークになることが予想される。

    そうした新しい日程に向けてマルケスは、2日目の午後にスプリントレースのシミュレーション行い、1分39秒台前半から中盤の好タイムで連続周回をこなした。20年7月のスペイン・ヘレスで骨折した右腕は、4度の手術を受けて完全に回復している。マルケスにとって、次のテーマは、本来の走りができるRC213Vに仕上げることだが、マレーシア・セパン、ポルトガル・アルガルベでは、周回を重ねる毎に、着実に前進した。

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)

    チームメートのミルは、マレーシアテスト、そして今回のテストと、着実にHonda RC213Vに順応し、マルケス同様、多くのデータをコース上から持ち帰った。その効果は大きく、2023年型RC213Vの開発プロセスを加速させることに成功している。こうして20年のMotoGPチャンピオンのミルは、Honda移籍後の初レースを待ちきれない様子だ。

    今季、LCR Honda CASTROLに移籍したリンスも、今オフは、RC213Vに順応するためのテストを行ってきた。リンスは、これまでMotoGPクラスで5勝を挙げているだけに、RC213Vのパフォーマンス向上に大きな貢献が期待される。

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)

    リンスは2日間で162周をこなし、ニューパーツのテストにも参加した。今回のテストでは、Repsol Honda Teamのミルとマルケスに続いて15番手。ホンダ勢3人の差はわずか0.02秒だった。リンスは、開幕に向けてスプリントレースのシミュレーションを行ったが、マレーシア・セパンテストよりペースは向上し、上位グループに近い走りができた。マレーシア・セパン、そしてアルガルベと着実に前進してきたリンスに、ますます期待が膨らむ。

    チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、2日間で146ラップをこなし、トップから1.341秒差で20番手だった。ポジション的には満足できるものではないが、午後に行ったスプリントレースでは、1分39秒台の好タイムでラップを重ねた。その要因は、マシンのセットアップが前進したことと電子制御の変更だった。前回のマレーシアテストと今回の初日はリアのスピニングに苦しみ、加速、最高速に影響を受けましたが、着実に前進した。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)

    テストライダーのステファン・ブラドル(Team HRC )も今回のテストでは、さまざまなシャシー、電子制御、そして空力パーツなど、マルケスや他のRC213Vライダーがシーズンを通して向上できるようにサポートした。

    ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)
    「今日はHondaのマシンに順応し、さらに前進することができました。まだ新しいマシンなので、学ばなければならないことも多く、まだ慣れない部分もあります。しかし、もちろんライダーとしては、もっともっと多くのことを望んでいます。開幕戦では、改善を続けながら、何が可能なのかを確かめたいです」

    マルク・マリケス(Repsol Honda Team)
    「今日は、これまで参加してきた、セパンとアルガルベの計5日間のテストの中で最高のフィーリングでした。ライディングもよかったし、スプリントレースのシミュレーションもできました。長い距離を走ることで、自分のライディングに集中することができたし、改善し続けることができました。リズムも悪くなかったので、ポルトガルGPでさらに努力したいです。いくつかのステップを踏むことができたましたが、もっと上を目指したいです。今日、最も重要なことは、最もマシンのフィーリングがよかったということです」

    アレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)
    「プレシーズンテストを終えて、満足しています。セパンから一歩前進し、ポルティマオでは新しいパーツを使うことで、自分たちの現状を理解することができました。HRCに有益な情報を提供するために、テストに専念してきました。その結果、マシンの状態は改善されました。これはとても重要なことです。すばらしい仕事をしてくれたチーム全員に感謝したいです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今回は、2日間にわたって本当に重要なテストが行われました。初日はマシンのフィーリングをつかむのに少し苦労しましたが、今日は朝の走行から大きな前進がありました。マシンのセットアップと電子制御を変更し、大きく改善することができました。一歩一歩、トップグループとの差を縮めています。いい感じで前進しているので、ここで行われるシーズン最初のレースが本当に楽しみです。引き続き、プッシュしていこうと思ってます」

  • ホンダF1、首脳陣が2023年F1バーレーンGPを現地視察

    ホンダF1、首脳陣が2023年F1バーレーンGPを現地視察

    ホンダの首脳陣は、2023年F1開幕戦バーレーンGPの現地を表敬訪問した。

    レッドブルのパワーユニットは、ホンダの影響力を強調するためのリブランディングの一環として、2023年にホンダRBPTエンジンと呼ばれ、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリのマシンに搭載されている。

    先週末のF1バーレーンGPでは、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝。セルジオ・ペレスも2番手に続き、ホンダRBPTエンジンはワンツーフィニッシュを達成した。

    現地には、本田技研工業の倉石誠司会長、HRC(ホンダ・レーシング)の渡辺康治社長、そして、今年4月で定年退職が決定しているHRCの四輪レース開発部部長の浅木泰昭が表敬訪問し、ホンダRBPTのワンツーフィニッシュを見守った。

    ホンダは2021年シーズン終了後にF1から撤退することを正式に発表したが、レッドブルが独自の会社であるレッドブル・パワートレインズを設立した際にもサポートと施設の提供を続け、昨シーズンのチャンピオンシップ2冠達成に貢献した。

    ホンダとそのパートナーシップは2025年まで続く予定だが、1年後の新しいレギュレーションでは、レッドブルはフォードと手を組むことになる。

    フォードの発表があったとはいえ、ホンダはホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)のもとでさらに3年間、レッドブルとアルファタウリのパワーユニットの命名に携わることになるため、そのことが強調されている。このエンジンは、Honda RBPTとしてリブランディングされ、2023年F1パワーユニット『Honda RBPT H001』のカーボン製のカバーにはホンダとレッドブル・パワートレインズのロゴが掲載されている。

    「パワーユニットの名称は変わり、レッドブル・パワートレインズのパワーユニットとなりますが、技術やIPはホンダのものです。このパワーユニットの製造は、やはりホンダが中心となって行うことになります」と浅木泰昭は述べた。

    ホンダ/HRCは、2026年の新レギュレーションに対応するパワーユニットメーカーのひとつとしても踏力しているが、グリッドの他の多くのチームから最初の接触があった後、最終的な決定がなされていないことを強調している。

    「2026年からレッドブルとフォードが提携することになり、事前に連絡を受けました」とHRCの渡辺康治社長は語った。

    「2025年までホンダとレッドブルは信頼と素晴らしいパートナーシップを継続し、2025年までチャンピオンシップを獲得することを目標としているので、そのための揺るぎないポリシーを持っています」

    「2026年以降、レッドブルはフォードとパートナーシップを組むことになりますが、それについて私たちは何も言える立場ではありません。しかし、他のレースシリーズでは、レッドブルとパートナーシップを結んでいるので、これからも一緒にやっていきます」

    Honda RBPT H001Honda RBPT H001ホンダRBPT H001ホンダRBPT H001

  • レッドブルF1育成の岩佐歩夢、4位フィニッシュで5ポイントを獲得

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢、4位フィニッシュで5ポイントを獲得

    レッドブルF1育成の岩佐歩夢は、FIA F2開幕戦バーレーンのスプリントレースを4番手スタートから4位フィニッシュ。タイヤに苦しみながらもポジションを死守し、5ポイントを獲得した。

    2023年、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)の育成ドライバーでもある岩佐歩夢は、2年目のFIA F2選手権に挑戦する。昨シーズン、ランキング5位となった岩佐歩夢は、昨年と同じDAMSから参戦。今シーズンはシリーズチャンピオンを目指して、全14戦28レースを戦う。

    開幕戦の舞台は昨シーズンと同じバーレーンで、3月3日金曜日にフリープラクティスと予選が行われた。予選で岩佐歩夢は7番手となり、上位10台のリバースグリッドとなるスプリントレースでは2列目4番手という好グリッドを得ている。

    3月4日(土)午後4時15分、気温27℃、路面温度36℃のコンディションで、スプリントレースのフォーメーションラップがスタートした。

    好スタートを切った岩佐歩夢はイン側をつき1コーナーまでに3番手に浮上。その後、果敢に攻めてオーバーテイクを決め2番手にポジションを上げて1周目を終えた。

    トップとの差は1秒前後だったが、その差は変わらず周回を重ねる。その間に後続が岩佐歩夢に迫り、9周目には激しいバトルとなり、いったんは2番手を奪われた岩佐歩夢だが、その後すぐに抜き返し2番手を死守した。

    その後も後続との激しいポジション争いは続き、13周目には抜かれ、抜き返し、また抜かれる激しいバトルで3番手にダウン。ペースの上がらない岩佐歩夢は、15周目の1コーナーでパスされ4番手となり、その直後さらに後続にパスされたが、すぐにポジションを奪い返し4番手に復帰した。早い段階でタイヤにデグラデーションが出てしまった岩佐歩夢はレース後半にペースが上がらず、後続の激しいプッシュを受けながらも4番手を死守し、23周のチェッカーフラッグを受けた。

    4位入賞を果たした岩佐歩夢は5ポイントを獲得。2年連続で開幕レースでの入賞を果たした。

    「事前のテストではマシンはいい感触で、リザルトはあまりいいとは言えませんでしたが、ポテンシャルはあると感じていました。しかし、予選は自分のドライビングのロスもあり、苦しい展開となりました。データ上、そのロスがなければ2、3番手まではいけるかもしれなかったですが、トップを奪うのは難しい状況でした」と岩佐歩夢はコメント。

    「スプリントレースはとても苦しい展開でした。タイヤのデグラデーションが出るタイミングが想定よりかなり早かったです。自分としては1周目からタイヤマネージメントには気を遣い、そのドライビングは悪くなかったとデータ上もわかっているので、気温の高いフィーチャーレースに向けてマシンのセットアップを改善しなければならないので、これからエンジニアと検討します」

    「2年目の今シーズンはチャンピオンが目標であることはもちろんですが、あまりそればかりに気を取られてもいけないので、目の前の1レース、1セッションで全力を尽くせるようがんばります。そして、攻めの姿勢を持って、昨シーズンの後半のような戦いを続けていければ、結果は必ずついてくると思っています」

    岩佐歩夢 ホンダF1

  • ホンダF1の“アースカー”が地球を揺るがすことはなかった

    ホンダF1の“アースカー”が地球を揺るがすことはなかった

    2007年のこの日、ホンダF1が印象的な“アースカー”としてRA107を発表したとき、ホンダの志が立派なものだった。

    16年前の2月26日、ホンダF1は英国ロンドン自然史博物館のアースギャラリーはRA107を発表し、衝撃的な“アースカー”を披露した。日本のメーカーは、気候変動への関心を高めるために、宇宙から見た地球の写真を貼り付けたカラーリングで衝撃を与えた。

    ホンダF1は、アースカーを実現するために、スポンサーを説得し、車体へのスポンサー表示を見送らせた。

    しかし、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロをもってしても、ホンダ RA107の悲惨なパフォーマンスを考えると、チームの多くのパートナーがロゴを掲載しなかったことを後悔しなかったであろう。

    実際、ホンダF1のアースカーは環境にやさしく、レース当日はライバルより少ない周回数で走ることが多かった。

    2026年のF1復帰が噂されるホンダの現在の環境に対する意識はどこに向かうのか?

    ホンダF1 RA107 アースカー