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  • ピエール・ガスリー アルピーヌF1に不満爆発 コラピント逆転許した痛恨ミス

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1に不満爆発 コラピント逆転許した痛恨ミス

    ピエール・ガスリーは、F1第12戦イギリスGPでダブル入賞を果たしたアルピーヌに対し、レース後に強い不満をあらわにした。ピットストップのミスでチームメイトのフランコ・コラピントに逆転を許したことについて、「チームにとって9位と10位は同じでも、自分にとっては違う」と語り、チームと話し合う考えを明かした。

    アルピーヌはコラピントが9位、ガスリーが10位でフィニッシュし、貴重なダブル入賞を達成した。

    しかし、ガスリーは7秒を超えるピットストップによって失ったポジションを問題視しており、ドライバーズランキングに影響する1ポイントを逃したことへの不満を隠さなかった。

    ガスリーを襲った痛恨のピットミス
    ガスリーはランス・ストロールへの走行妨害により3グリッド降格ペナルティを受けていたが、レース序盤にはコラピントとともに順位を上げ、2台は11位と12位で接近したまま走行を続けていた。

    流れが大きく変わったのは最初のピットストップだった。コラピントが先にタイヤ交換を済ませると、翌周にピットへ入ったガスリーは作業に7.49秒を要する痛恨のミスに見舞われる。

    この遅れによって、それまで後方にいたコラピントが前へ出ることに成功。その後はトップ10圏内を守り切り、終盤にはアンドレア・キミ・アントネッリのトラブルやマックス・フェルスタッペンのリタイアにも助けられて9位でフィニッシュした。

    一方のガスリーは、終盤のセーフティカー中に2度目のタイヤ交換を行ったものの順位は変わらず10位。ピットで失ったポジションを取り戻すことはできなかった。

    「1ポイントを失った」と不満あらわ
    レース後、ガスリーはフランスの『Canal+』に対し、チームの結果には満足しながらも、自身の順位については納得できないと語った。

    「チームとして3ポイントを獲得できたことは本当にうれしい。でも正直、フランコにピットで前へ出られたことには少し腹が立っている。僕たちのピットストップがあまりにも遅かったからだ」

    「彼は3秒後ろにいたのに、ピットを出た時には5秒前にいた。ああいう形でランキングの1ポイントを失うのは悔しい」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム)

    「チームには同じでも自分には違う」
    さらにガスリーは、国際メディアの取材でも不満を隠さず、チームと話し合う考えを明かした。

    「チームにとって9位と10位は同じかもしれない。でも僕にとっては違う」

    「この件についてはチームと話し合うつもりだ」

    アルピーヌはダブル入賞という結果を持ち帰った一方で、ガスリーの発言からは、繰り返されるオペレーションミスへの不満が限界に近づいていることもうかがえる。今後、チーム内でどのような説明が行われるのかにも注目が集まりそうだ。

  • ピエール・ガスリー F1イギリスGPで3グリッド降格 ストロール妨害でペナルティ

    ピエール・ガスリー F1イギリスGPで3グリッド降格 ストロール妨害でペナルティ

    2026年F1第9戦イギリスGP予選後、アルピーヌのピエール・ガスリーに3グリッド降格ペナルティが科された。Q1でアストンマーティンのランス・ストロールのアタックラップを妨害したと判断され、決勝は12番手から15番手へ降格となる。

    この裁定により、アウディのニコ・ヒュルケンベルグが12番手、ハースのオリバー・ベアマンが13番手、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が14番手へそれぞれ繰り上がることになった。

    ガスリーに3グリッド降格処分
    予選中、スチュワードはQ1でガスリーがストロールを妨害した疑いについて審議を行うことを発表。予選終了後、ガスリーとチーム代表者が審問に出席した。

    スチュワードは、ストロールがアタックラップ中にターン15へ進入した際、インラップ中だったガスリーが低速のままレーシングライン上を走行していたと認定。「不必要な妨害」に当たるとして、標準的な3グリッド降格ペナルティを科すことを決定した。

    無線トラブルも処分は変わらず
    裁定書によると、当時ガスリーの無線は正常に機能しておらず、前方の状況についてチームから情報を受け取ることができなかった。

    またガスリーは、後方のアンドレア・キミ・アントネッリがタイムアタック中ではないと判断し、自身を追い越さず後方に留まると考えていたという。

    しかしスチュワードは、ガスリーにはステアリングのダッシュボード表示などから、ストロールがタイムアタック中で接近していることを認識できる情報があったと判断した。

    そのため、無線トラブルがあったことは考慮されたものの、「不必要にストロールを妨害した」と結論づけられ、3グリッド降格の標準ペナルティが適用された。

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム) イギリスグランプリ

    決勝グリッドにも影響
    この裁定により、ガスリーは決勝を15番グリッドからスタートすることになる。

    一方で、その前方にはヒュルケンベルグ、ベアマン、サインツJr.がそれぞれ1つずつ順位を上げて並ぶことになり、イギリスGP決勝の中団グリッドに変更が生じた。

    今回のケースでは無線トラブルという事情があったものの、スチュワードはドライバー自身が利用可能な情報から後続車の状況を把握できたと判断した。結果として、ガスリーには通常どおり3グリッド降格が科され、決勝は15番手から追い上げを目指すことになる。

    2026年F1イギリスGP決勝 暫定グリッド

    1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    5.アイザック・ハジャー(レッドブル)
    6.ランド・ノリス(マクラーレン)
    7.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    11.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    12.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    13.オリバー・ベアマン(ハース)
    14.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    15.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    17.エステバン・オコン(ハース)
    18.バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    19.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    20.セルジオ・ペレス(キャデラック)
    21.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    22.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

  • ピエール・ガスリー F1モナコGP3位トロフィー受領も結果は係争中

    ピエール・ガスリー F1モナコGP3位トロフィー受領も結果は係争中

    ピエール・ガスリーが、2026年F1モナコGPで獲得した3位トロフィーを受け取ったことを明らかにした。一方で、レース結果を巡る異議申し立ては現在も継続しており、最終順位はなお確定していない。

    アルピーヌはモナコGP決勝で、ガスリーに科された2件のピットレーン速度違反ペナルティについて、レース後に異議を申し立てた。その後、FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)は速度計測に使用した測定位置が77cmずれていたことを認め、2件のペナルティは取り消された。

    トロフィーがガスリーの元へ
    ペナルティ取り消しにより、ガスリーは3位へ復帰。これに伴い、レッドブルのアイザック・ハジャーは4位へ降格となり、チーム加入後初の表彰台は取り消される結果となった。

    ガスリーは水曜日夜、自身のSNSでトロフィーを手にした写真を投稿し、次のように喜びを表現した。

    「モナコのトロフィーがついに家にやってきた!!! 最高にハッピーな一日だ!!」


    マクラーレンとレッドブルが異議申し立て
    しかし、このモナコGPの正式結果は依然として確定していない。マクラーレンとレッドブルは、FIAがペナルティを取り消した裁定を不服として異議申し立てを行っている。

    マクラーレンは声明で次のように主張した。

    「モナコGP週末を通じて、そしてあらゆるイベントにおいて、全チームは当時適用されていた規則および確立された運用手順に従ってピットレーン速度制限を運用してきた。各競技者はそれに合わせて手順を調整し、必要に応じて科されたペナルティを受け入れ、消化した」

    「その後になってペナルティが取り消されることは、当時の規則やスチュワードの裁定に従って行動した競技者が不利益を被る状況を生み出すと考えている。このような結果はスポーツとしての公平性を損ない、FIAスポーティングレギュレーションが一貫して適用されるという信頼を揺るがしかねない」

    表彰台争いへの影響
    マクラーレンは、レース中にピットレーン速度違反のペナルティを消化したオスカー・ピアストリこそ、最終的な3位に値すると主張している。一方、レッドブルもハジャーが表彰台を失ったことに不満を示している。

    また、メルセデスは当初、ジョージ・ラッセルに科されたピットレーン速度違反と、そのペナルティを適切に消化しなかったことによる追加裁定について再審査請求を行ったが、その後この手続きを取り下げている。

    今回ガスリーは3位トロフィーを受け取ったものの、モナコGPの最終結果を巡る係争は現在も続いている。FIAの最終判断次第では順位が再び変更される可能性も残されており、各チームは裁定の行方を注視している。

  • ピエール・ガスリー表彰台復活が波紋 F1チームが警戒する“パンドラの箱”

    ピエール・ガスリー表彰台復活が波紋 F1チームが警戒する“パンドラの箱”

    ピエール・ガスリーのモナコGP表彰台復活が、F1パドック全体に大きな波紋を広げている。

    アルピーヌはモナコGPで科されたガスリーの2件のピットレーン速度違反ペナルティについて再審請求を行い、FIAはこれを認めた。その結果、ガスリーは失っていた3位表彰台を取り戻したが、この決定は他チームからも疑問の声を招いている。

    メルセデスはすでに再審請求を提出し、マクラーレンは正式な控訴に踏み切った。レッドブル・レーシングも対応を検討しており、関係者の間では「パンドラの箱を開くことになる」との懸念が広がっている。

    ガスリー救済が引き起こした連鎖反応
    今回の騒動の発端となったのは、モナコGPでガスリーに科された2件のピットレーン速度違反ペナルティだった。

    FOM(Formula One Management)は後に、速度計算に使用された距離データに誤りがあったことを認めた。これを受けてアルピーヌは再審請求を行い、FIAのスチュワードは新証拠として受理。ガスリーのペナルティは取り消され、7位から3位へ順位が回復した。

    しかし、同じレースではジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン、オスカー・ピアストリ、フランコ・コラピントらも同様のペナルティを受けており、多くのドライバーは実際にペナルティを消化していた。

    そのため、「なぜガスリーだけが救済されるのか」という疑問が浮上している。

    レーシングブルズCEOのピーター・バイエルはSky Deutschlandに対し、「他のドライバーは実際にペナルティを消化しており、それが不満を生んでいる」と語った。

    メルセデスとマクラーレンも行動へ
    この問題を受けて、メルセデスはジョージ・ラッセルに関する再審請求(Right of Review)をFIAに提出した。

    チーム代表のトト・ヴォルフは「我々はジョージのためにやるべきことをしている」と説明しながらも、「正直なところ成立するとは思っていない。パンドラの箱を開くことになるからだ」と語っている。

    さらにマクラーレンも、FIA国際控訴裁判所(ICA)への正式控訴を行った。

    マクラーレンは声明で、問題はアルピーヌやガスリー個人ではなく、競技の公平性と規則適用の一貫性にあると主張。レース中にペナルティを受け入れて消化したドライバーたちが不利益を受ける状況に懸念を示した。

    レッドブル・レーシングも原則論を重視
    今回の決定によって直接的な影響を受けたのがレッドブル・レーシングだった。

    アイザック・ハジャーはモナコGPで3位表彰台を獲得していたが、ガスリーの順位回復によって4位へ降格した。

    チーム代表のローラン・メキースは、順位以上に競技運営上の問題を重視していると説明する。

    「我々は主にスポーツの健全性という観点からこの問題を見ている」

    「取り消し不可能なペナルティをどのように扱うべきなのか。そしてレース終了後にどのように正しい結果へたどり着くのか。その明確化が必要だ」

    またメキースは、計測システムに誤差が存在することを認めながらも、長年同じ方法で運用されてきたことを指摘した。

    「地球上に完璧な計測システムは存在しない」

    「我々は何年もこの方式で運用してきたし、多くのチームはその条件の中で規則を守ることができていた」

    モナコGP問題はF1全体の論争へ
    今回の問題はガスリーの表彰台復活だけでは終わらなかった。

    メルセデスは再審請求を行い、マクラーレンは国際控訴裁判所への正式控訴に踏み切った。さらにレッドブル・レーシングも今後の対応を検討しているとみられている。

    争点となっているのは、計測システムの誤差が判明した際に、すでにペナルティを消化したドライバーとの公平性をどう確保するかという点だ。

    FIAが今回のケースを特例として扱うのか、それとも今後の判例となるのか。モナコGPで始まった論争は、ペナルティ運用や再審制度のあり方そのものを問う問題へと発展している。

  • ピエール・ガスリー F1モナコGP裁定撤回を擁護「罰せられる理由はなかった」

    ピエール・ガスリー F1モナコGP裁定撤回を擁護「罰せられる理由はなかった」

    ピエール・ガスリーは、モナコGPで自身に科されたピットレーン速度違反ペナルティの取り消しについて正当な判断だったと主張した。一方で、同じく速度違反で処分を受けたオスカー・ピアストリやジョージ・ラッセルについては「状況が同じだったか分からない」として判断を避けた。

    モナコGPではガスリーが3位でフィニッシュしたものの、ピットレーンで2度の速度違反を犯したとして10秒加算ペナルティを受け、7位へ降格。

    しかしアルピーヌによる再審請求(ライト・オブ・レビュー)が認められ、FIAは裁定を覆してガスリーの3位を復活させた。

    ピアストリとラッセルのケースには踏み込まず
    ガスリーはGPblogの取材に対し、自身のケースについては明確に誤審だったと主張した。

    「僕たちが何をしていたかは分かっている。僕たちはピットレーンで59km/hで走っていたのに、60km/hを超えたと判断された。しかし実際にはそんなことはなかった」

    さらに、誤った裁定を維持するべきではないとの考えを示した。

    「僕が言いたいのは、やってもいないことで罰せられるべきではないということだ。他に同じようなミスが1回、2回、3回あったからといって、4回目も続ける理由にはならない」

    一方で、ピアストリやラッセルが同じ理由で処分されたかどうかについては情報を持っていないと説明した。

    「オスカーやジョージが速度超過したかどうかは知らない。彼らのデータを見ていないし、僕たちと同じ問題だったのかも分からない」

    「その状況を知らない以上、コメントはできない。ただ、もし彼らも速度超過していなかったのであれば、それは非常に残念なことだ。彼らは結果を失ったわけだからね」

    アルピーヌの戦略が再審請求につながる
    ガスリーはモナコGPでペナルティを受けた後も追加ピットストップを行わず、レース後に異議申し立てを行う方針を選択した。

    その結果、アルピーヌは新たな証拠を提出して再審請求を実施。FIAは審理の末にペナルティを取り消し、ガスリーの3位表彰台を認めた。

    ガスリーは当時の対応について次のように振り返った。

    「僕たちは何も悪いことをしていないと分かっていたし、抗議するつもりだった。レース中にペナルティを消化したドライバーたちとは少し状況が違ったのかもしれない」

    「でもスポーツのためには良いことだったと思う。FIAとF1はミスを認め、その責任を引き受けた。そして最終的には判断を覆した。それは正しい対応だった。僕たちは何も悪いことをしていなかったのだから」

    表彰台トロフィーは後日授与へ
    モナコGP当日に表彰台へ上がることはできなかったガスリーだが、本来3位に与えられるはずだったトロフィーは後日授与される見込みとなっている。

    ただし、レッドブル・レーシングとマクラーレンはガスリーへの3位返還に対して上訴を検討しており、正式に手続きが行われた場合はFIA国際控訴裁判所(ICA)が審理を行う。

    その結果次第では、モナコGPの最終順位が再び変更される可能性も残されている。

    【関連】
    ・オスカー・ピアストリ ガスリー処分撤回でFIAを批判「F1に危険な前例を作った」

  • ピエール・ガスリー表彰台復活に異議 レッドブルとマクラーレンが控訴手続き

    ピエール・ガスリー表彰台復活に異議 レッドブルとマクラーレンが控訴手続き

    アルピーヌのピエール・ガスリーのモナコGP表彰台復活をめぐり、レッドブル・レーシングとマクラーレンがFIAの裁定に対する控訴手続きに着手した。両チームは正式な「控訴意思通知」を提出しており、今後96時間以内に最終的な控訴へ進むかどうかを判断する。

    ガスリーはモナコGPでピットレーン速度違反による2件の5秒加算ペナルティを受け、一度は7位に降格していた。

    しかしアルピーヌが提出した再審請求(ライト・オブ・レビュー)が認められたことで裁定が覆され、3位表彰台を取り戻していた。

    レッドブルとマクラーレンが控訴手続きを開始
    今回の裁定変更によって、当初3位だったアイザック・ハジャーは4位へ、4位だったオスカー・ピアストリは5位へ後退した。

    さらにリアム・ローソンとハジャーも順位を1つずつ失う結果となったが、レーシングブルズは控訴手続きには加わっていない。

    ただし最終的にガスリーが再び7位へ降格する判断となれば、レーシングブルズにも順位面での利益が生じる。

    FIAの再審審理にはレッドブル・レーシングとマクラーレンも参加しており、両チームは当時からアルピーヌ側の主張に異論を示していた。

    争点はピットレーン速度計測の運用
    公開された裁定文書によると、レッドブル・レーシングのスティーブン・ノウルズは以下の点を主張した。

    ■ 計測方法は週末を通じて一貫していた
    ■ 通常の運用手順に従っていた
    ■ 各チームは既存の手順に合わせてシステムを調整していた
    ■ ピットレーン速度計測が完全ではないことは全チームが理解している

    一方、マクラーレンのウィル・コートニーも同様の立場を示した。

    ■ ピットレーン速度計測には既知の誤差リスクが存在する
    ■ 各チームはそのリスクを前提にドライバーへ指導している
    ■ 全チームが運用を調整して対応している
    ■ 「最短距離」の扱いについては推測の域を出ない議論だった

    両チームとも、計測方法に一定の不完全さがあることを認めつつも、それは全チームが共有している前提条件であり、今回だけ結果を覆すべきではないとの立場を取っている。

    今後96時間以内に最終判断
    今回提出されたのは正式な控訴そのものではなく、まず権利を確保するための「控訴意思通知」だ。

    レッドブル・レーシングとマクラーレンは今後96時間の検討期間内に、裁定文書や提出された証拠を精査した上で正式な控訴へ進むかどうかを決定する。

    もし両チームのいずれかが正式な控訴を行えば、モナコGPの最終結果は再び見直される可能性があり、ガスリーの表彰台復活問題はまだ決着していない。

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    ・ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台が復活 アルピーヌの再審請求が成功

  • ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台が復活 アルピーヌの再審請求が成功

    ピエール・ガスリー F1モナコGP表彰台が復活 アルピーヌの再審請求が成功

    ピエール・ガスリーがモナコGPで失った表彰台を取り戻した。FIAはアルピーヌが提出した「ライト・オブ・レビュー(再審請求)」を認め、レース中に科された2件の5秒タイムペナルティを取り消したことを発表した。

    これによりガスリーは7位から3位へ順位が修正され、今季初表彰台を獲得。FIAは裁定見直しの理由として、ピットレーン速度の算出に使用された公式計時データに誤りがあり、ガスリーの速度が実際より高く評価されていたことを明らかにした。

    ガスリーの表彰台を奪った2件のペナルティ
    モナコGPで9番グリッドからスタートしたガスリーは、セーフティカーや赤旗が絡む波乱のレースを巧みに戦い抜き、終盤にはジョージ・ラッセルのドライブスルーペナルティによって3番手まで浮上した。

    しかしレース中、ピットレーン速度違反が2度記録されたとして、それぞれ5秒のタイムペナルティを科された。

    合計10秒の加算によってガスリーはチェッカー後に7位へ降格。表彰台を目前で失う結果となり、レース後には大きな失望を隠せなかった。

    アルピーヌが新証拠を提出
    アルピーヌはレース後、この裁定に対してライト・オブ・レビューを申請した。

    バルセロナ・カタルーニャGP週末が開幕した木曜日に最初の審理が行われ、チームは「新たで重要かつ関連性のある証拠」を提示することに成功。これによりFIAは正式な再審理を認めた。

    審理資料では、公式計時を担当するFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)も証拠を提出したことが明らかになった。

    その証拠によれば、F1公式タイミングシステムで使用された距離データに誤りがあり、ガスリー車のピットレーン速度が実際より高く算出されていたという。

    公式計時データの誤差が判明
    FIAの決定文書では、ピットレーン速度の算出に使用された距離が不正確であり、10号車の速度を過大評価していたことが確認された。

    つまり、ガスリーに科された2件の速度違反は、誤った計測データに基づいていたことになる。

    木曜日に行われた再審理の結果を受け、FIAは金曜日朝に正式決定を発表。2件の5秒ペナルティはともに取り消され、モナコGPの順位も修正された。

    アルピーヌにとって大きな成果
    今回の裁定変更により、ガスリーは7位から3位へ復帰。アルピーヌにとっては今季初表彰台を獲得する結果となった。

    また今回のケースは、F1においてライト・オブ・レビューが成功した数少ない事例の一つとなる。さらに、公式計時システムに関するデータの誤りがレース結果に直接影響を与えた極めて異例のケースとしても注目を集めている。

    結果として、モナコGPでの表彰台は再びガスリーのものとなり、アルピーヌは重要なチャンピオンシップポイントを取り戻すことになった。

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  • ピエール・ガスリー F1モナコGP降格でFIA批判「0.1km/hで表彰台を失った」

    ピエール・ガスリー F1モナコGP降格でFIA批判「0.1km/hで表彰台を失った」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、F1モナコGPで3位フィニッシュを果たしながら、ピットレーン速度違反による合計10秒加算ペナルティで7位に降格した。

    9番グリッドから混乱のレースを走り抜き、表彰台圏内でチェッカーを受けたガスリーにとって、わずか0.1km/hと0.4km/hの超過による処分は受け入れがたいものだった。

    0.1km/hと0.4km/hが奪ったモナコの表彰台
    ガスリーは1回目のピットレーン速度違反で60km/h制限を0.1km/h超過したとされ、2回目は0.4km/h超過したと判断された。これにより5秒ペナルティを2度受け、レース後に3位から7位へ降格した。

    「今の僕にこれ以上傷つくことはないと思う」とガスリーはコメント。

    「このような瞬間のために、10年間ずっと必死に努力してきた。今日はすべて正しくやった」

    「集まってくれたすべてのファンの前で表彰台に立った。このような瞬間は、不公平な理由で僕たちから奪われていいものではない」

    「今起きていることは正しくない。彼らが正しい判断をしてくれることを願っている」

    ガスリーが求めたシステムの再確認
    ガスリーは、自身が速度制限を超えていたとは考えていないと主張した。F1マシンでピットレーンリミッターを作動させることは「おそらく最も簡単な設定」だとし、複数チームが同様の違反を取られたことにも疑問を呈した。

    「車内では60km/hを下回っていたことを事実として分かっているし、どちらの場合もラインのかなり手前でリミッターを入れていた」

    「3、4チームが速度違反を取られている状況で、これはF1マシンで入れられる最も簡単な設定だ」

    「彼らに警鐘が鳴り、何が起きているのか正確に確認する必要があると気づいてくれることを願っている」

    「これは正しくない。セバスチャン・ベッテルも2009年シンガポールで似たようなことがあった。彼はコーナーをカットして、それが速度違反を誘発した」

    「彼はルールを変えるべき時だと言っていた。これは愚かなシステムだ」

    「僕はこの表彰台に値した」
    ガスリーはランド・ノリスのマクラーレンMCL40を抑え、赤旗後のリスタートではアイザック・ハジャーをかわして3位に浮上した。自身6度目のF1表彰台が目前にあっただけに、失望は大きかった。

    「10年だ。僕はあらゆるチャンスをつかむために懸命に戦っている」

    「僕は5回表彰台を獲得した。でも自分に言わせれば、それでは十分ではない。そして僕は今回の表彰台に値した。彼らが何かしてくれることを願っている」

    「言ったように、これはとても簡単な設定で、車の問題だ。現時点では、本当に答えがない。心が折れている」

    「僕は3位でラインを越えた。9番手スタートから、僕たちは必要なことをすべてやった」

    モナコで得たはずの表彰台は記録上失われたが、ガスリーのレース内容そのものは消えない。アルピーヌにとっても、A526が混戦の中で上位を争えることを示した一戦となった。次戦バルセロナでは、この悔しさを結果に変えられるかが問われる。

  • アルピーヌF1 モナコGP表彰台喪失に異議申し立て ガスリー「胸が張り裂けそう」

    アルピーヌF1 モナコGP表彰台喪失に異議申し立て ガスリー「胸が張り裂けそう」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1モナコGPで3位表彰台を獲得したかに見えたが、レース後に科された2件のピットレーン速度違反によるペナルティによって7位へ降格した。これを受けてアルピーヌはFIAに対し「再審査請求(Right of Review)」を提出した。

    セーフティカーや赤旗が絡む波乱のレースで、9番グリッドからスタートしたガスリーは着実に順位を上げた。

    終盤にはジョージ・ラッセル(メルセデス)がドライブスルーペナルティを消化したことで実質3位に浮上し、チェッカーフラッグも3位で受けた。

    しかしレース後、ガスリーはピットレーン速度違反を2度犯したと裁定され、合計10秒のタイムペナルティを科された。その結果、モナコでの表彰台は消滅し、最終順位は7位となった。

    アルピーヌがFIAに再審査請求
    アルピーヌはレース後、簡潔な声明を発表した。

    「本日のモナコGPの結果を受け、BWTアルピーヌF1チームはピットレーン速度違反に対して科されたペナルティについて、FIAに再審査請求を提出したことを確認する」

    Right of Reviewは、新たな重要証拠が存在する場合に限り、スチュワードの裁定を再検討できる制度だ。まずFIAが請求を受理するかどうかを判断し、その後に審理が行われる。

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム) F1 モナコGP

    ガスリー「表彰台を奪われた」
    レース後のガスリーは落胆を隠さなかった。

    「今は胸が張り裂けそうだ。何と言っていいか分からない。正直、今は話したくない」

    「僕たちはこういう瞬間のために懸命に努力している。そして、それが僕たち自身でも見直さなければならないような出来事によって奪われてしまった」

    「チームは正しいスピードリミッターを設定していたし、僕は2回ともラインのかなり手前でリミッターを作動させていた」

    「僕はモナコで、ここにいるファンや多くの人々の前で3位でフィニッシュラインを通過した。それなのにペナルティを受けて、大きく順位を落とすことになった。何と言えばいいのか分からない」

    キャリア6度目の表彰台は幻に
    ガスリーは今週末の好パフォーマンスを前向きに捉える余裕もなかった。

    「もう10年間この世界で戦ってきた。僕のキャリアで表彰台は5回しかない」

    「だから表彰台でフィニッシュラインを越えた後に、それがなくなってしまうのは本当に辛い」

    「アルピーヌが戦ってくれることを願っているし、異議申し立てが成功することを願っている。僕たちはやるべきことをすべてやったと感じているからだ」

    表彰台争いは今後も流動的
    今回の裁定により最終結果ではアイザック・ハジャーが3位に繰り上がったが、アルピーヌの再審査請求が受理されて判断が覆れば、モナコGPの最終順位が再び変更される可能性がある。

  • ピエール・ガスリーに迫るコラピント 無線が示したアルピーヌF1の新たな力関係

    ピエール・ガスリーに迫るコラピント 無線が示したアルピーヌF1の新たな力関係

    アルピーヌF1は2026年シーズン、メルセデス製パワーユニットへの変更によって大きく競争力を向上させた。その中で注目を集めているのが、フランコ・コラピントの急成長だ。

    2025年シーズンを無得点で終えたコラピントは、今季すでに複数回の入賞を記録。カナダGPでは自己最高となる6位を獲得し、パドック内での評価を高めている。

    一方で、その活躍がチーム内の力関係にも変化をもたらしつつあるとの見方が浮上している。

    コラピントはカナダGPでガスリーを上回った
    F1ジャーナリストのティム・ハウラニーと解説者のネルソン・ファルケンブルフは、ポッドキャスト『Nailing the Apex』でアルピーヌの現状について議論した。

    ファルケンブルフはコラピントについて高く評価した。

    「マイアミでも素晴らしかったが、モントリオールではさらに良かったと思う。プラクティス走行なしで、寒いコンディションの中、ハードタイヤで送り出された」

    カナダGPではピットストップ後にウォールへ接触しかける大きな瞬間もあったが、それ以外は週末を通じて安定した走りを披露したという。

    ファルケンブルフは「それが唯一のミスだった。週末を通じてガスリーを完全に上回っていた」と評価している。

    ブリアトーレ発言はコラピントではなくガスリー向け?
    今週、フラビオ・ブリアトーレは2027年のドライバーラインアップ決定について、メルセデスの動向を見極めてから判断すると発言した。

    これはマックス・フェルスタッペンの去就次第で、ジョージ・ラッセルやアンドレア・キミ・アントネッリが市場に出る可能性を見据えたものと受け止められている。

    一見すると、アルピーヌがコラピントの将来を保留しているようにも見える。しかしファルケンブルフは異なる見方を示した。

    「普通に考えれば『コラピントより優れたドライバーを探している』という解釈になる」

    「だが現時点ではそんなに単純ではない。コラピントがセカンドドライバー確定というわけではないが、比較対象はガスリーになりつつある」

    ガスリーの無線に現れた焦り
    ファルケンブルフが特に注目したのは、カナダGP終盤のガスリーのチームラジオだった。

    レース終盤の約15周にわたり、ガスリーはレースエンジニアに対して、自身がコラピントと同等のペースで走れているかを何度も確認していたという。

    ファルケンブルフはその様子について次のように語った。

    「ガスリーはプレッシャーを感じ始めていると思う」

    「先週末のグランプリ終盤のオンボード無線を聞けば、その焦りや落胆が伝わってくる」

    「コラピントは新しいシャシーを手にしてから、この新しい力関係を心から楽しんでいることは間違いない」

    結果としてコラピントは6位、ガスリーは8位でフィニッシュ。アルピーヌのエースとしてチームを牽引してきたガスリーだが、コラピントの台頭によって、これまでとは異なる立場に置かれ始めている。

    アルピーヌ内部の勢力図が変わる可能性
    コラピントは昨年まで将来性を評価されながらも結果を残せずにいた。しかし2026年型マシンとの相性の良さもあり、ここ数戦で評価を急上昇させている。

    アルピーヌ首脳陣が2027年の判断を急いでいないのは、外部市場の動向だけでなく、チーム内部で起きている勢力図の変化を見極めたいからかもしれない。

    少なくともカナダGP終了時点では、シートを守る立場にあるのはコラピントではなく、むしろガスリーの方だという見方も徐々に広がり始めている。