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  • 2024年のF1世界選手権 開幕戦バーレーンGPの決勝が土曜日の理由

    2024年のF1世界選手権 開幕戦バーレーンGPの決勝が土曜日の理由

    2024年のF1世界選手権は、3月2日(土)のバーレーンGPで開幕し、翌週の3月9日(土)に第2戦サウジアラビアGPが開催される。最初の2レースの決勝が土曜日に行われるのはなぜだろう?

    2023年にリバティ・メディアがラスベガスGPを開催するまで、F1は38年間土曜日にグランプリを開催していなかった。2024年にはバーレーンとサウジアラビアがシン・シティに加わり、F1は土曜日に3レースを開催することになる。

    また、今季はF1にとって記録的なカレンダーとなり、10チームと20人のドライバーが世界各地で24レースを戦う。上海はついに2019年の中国GP以来となるカレンダーに戻る。エミリア・ロマーニャGPにも1年ぶりにF1が戻ってくる。

    しかし、チームとドライバーたちは2024年に過去最多となるグランプリの開催に備える一方で、バーレーンGPとサウジアラビアGPがともに土曜日に開催されるという通常とは異なる準備も進めている。しかし、なぜF1は最初の2レースを日曜日ではなく土曜日にスケジューリングされたのだろうか?

    なぜ2024年のF1シーズンは土曜日の2レースで始まるのか?
    バーレーンGPとサウジアラビアGPのプロモーターは、F1がラマダン(断食月)に対応するため、レースを土曜日に移動することに同意した。ラマダンは3月10日(日)に始まる。それは当初、サウジアラビアGPが開催される予定だった日だ。

    そのため、F1はサウジアラビアGPを1日早めて3月9日とした。しかし、F1のルールでは2つのレースの間は少なくとも1週間と定められているため、その際にバーレーンGPも1日早める必要があった。レースが土曜日に変更されたことで、F1もプラクティスは木曜日、予選は金曜日に前倒しされる。

    バーレーンGPの週末は2月29日(木(のフリー走行1回目と2回目で始まる。最終プラクティスと予選は3月1日(金)に行われる。一方、サウジアラビアGPの週末は3月7日(木)にプラクティスが始まり、3月8日(金)に予選が行われる。

    バーレーングランプリ第2戦サウジアラビアGPの決勝は3月9日(土)に行われる。

    バーレーンとサウジアラビアがラスベガスに加わり土曜レースを開催
    ラスベガスGPもバーレーンGPとサウジアラビアGPと同様に土曜日に開催される。F1は2023年と同様、シン・シティの目玉レースを11月23日(土)に開催する。2024年のF1カレンダーで土曜日に予定されているレースはこれらだけだ。

    F1は1985年にキャラミで開催された南アフリカGPから2023年のラスベガスGPまでの間、土曜日のレースをまったく開催していなかった。しかし、F1が昨年ネバダに戻ったことで、世界選手権時代における74回目のレースは日曜日以外に開催された。その中にはインディ500の11回も含まれている。

  • 大変貌レッドブル・RB20でフェルスタッペンが最速 RB・角田裕毅は5番手

    大変貌レッドブル・RB20でフェルスタッペンが最速 RB・角田裕毅は5番手

    2024年F1プレシーズンテストが2月21日(水)にバーレーン・インターナショナル・サーキットでスタート。午前中に4時間のセッションが行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムをマークした。

    2024年のF1世界選手権シーズンがいよいよスタート。3日間のプレシーズンテストが開幕戦バーレーングランプリの舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットで始まった。

    グラウンドエフェクトカーが導入されて3年目となる今年、F1界を震撼とさせたのが王者レッドブル・レーシング。昨年22戦中21勝という偉業を成し遂げたRB19からまさかのコンセプトを一新。

    いくつかのチームがリアサスペンションをプッシュロッドに変更するなど、前後サスペンションジオメトリーを含めて昨年までのレッドブルのコンセプトに収束していくなか、RB20はサイドポッド周りの冷却やエアフローを含めて、まったく異なるコンセプトに変更された。

    各チームが1台ずつのマシンで走行するプレシーズンテスト。例年、初日、しかも午前中はシステムチェックの意味合いが強かったが、テクニカルレギュレーションが安定しているせいか、データ取りのために多くの周回数が重ねられた。

    レッドブル・レーシングの午前中の走行を担当したマックス・フェルスタッペンは、走り出しから速さを見せ、66周を走行して1分32秒548のベストタイムをマーク。ロングランでも頭ひとつ抜けた速さをみせた。昨年までのコンセプトが頭打ちだと感じ、RB20でさらに向上を目指したのであれば、ライバルにとってはショッキングな滑り出しとなった。

    2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)。トップとの差は0.699秒。SF-24は、目に見える空力コンセプトは、一発の速さが光っていた昨年マシンからの進化版となっている。午後からはカルロス・サインツがテストを引き継ぐ・

    3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。供給元のメルセデスと同じくリアサスペンションをプッシュロッドに変更したAMR24で午前中最多の77周を走り込んだ。午後からはランス・ストロールがテストを引き継ぐ。

    4番手はマクラーレンのオスカー・ピアストリ。フェラーリと同じく昨年からの正常進化のように見えるMCL38は、昨年のアストンマーティンから0.273秒差だった。午後からはランド・ノリスがテストを引き継ぐ。

    5番手は新生ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅。レッドブルRB19からリアサスペンションを含めたリアコンポーネントを引き継いだVCARB01で安定した走りをみせた。午後からはダニエル・リカルドがテストを引き継ぐ。

    6番手はメルセデスのジョージ・ラッセル。リアサスペンションを含めてコンセプトを一新されたW15は比較的静かなスタート。トップから1.682秒差だった。

    7番手はザウバーのバルテリ・ボッタス。比較的進化版ながら派手なカラーリング面で大きく変身したC44で周回を重ねた。午後からは周冠宇がテストを引き継ぐ。

    8番手はウィリアムズのアレクサンダー・アルボン。あえて、昨年のプルロッドのメルセデス製リアサスペンションを採用したFW46は、残り20分でコース上にストップした唯一のマシンとなった。午後からはローガン・サージェントがテストを引き継ぐ。

    9番手はアルピーヌのエステバン・オコン。ステアリング以外ほぼすべてを変更したA524の理解には時間がかかることをチームは公言している。午後からはピエール・ガスr-がテストを引き継ぐ。

    10番手はハースのケビン・マグヌッセン。小松礼雄新体制で昨年マシンを進化させたVF-24で最下位からの脱却を目指していく。午後からはニコ・ヒュルケンベルグがテストを引き継ぐ。

    プレシーズンテストは1時間のインターバルを挟んで日本時間21時から再び4時間のセッションが行われる。

    2024年F1プレシーズンテスト1回目 結果・タイム

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAPS
    1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分32秒548   66
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分33秒247 0.699 64
    3 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分33秒385 0.837 77
    4 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分33秒658 1.110 57
    5 22 角田裕毅 RB 1分34秒136 1.588 64
    6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分34秒230 1.682 48
    7 77 バルテリ・ボッタス ザウバー 1分34秒431 1.883 68
    8 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分34秒587 2.039 40
    9 31 エステバン・オコン アルピーヌ 1分34秒677 2.129 60
    10 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分35秒692 3.144 66
    11 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ      
    12 3 ダニエル・リカルド RB      
    13 4 ランド・ノリス マクラーレン      
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ      
    15 11 セルジオ・ペレス レッドブル      
    16 18 ランス・ストロール アストンマーティン      
    17 24 周冠宇 ザウバー      
    18 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース      
    19 44 ルイス・ハミルトン メルセデス      
    20 55 カルロス・サインツ フェラーリ      
  • 2024年 F1バーレーンテスト:参加ドライバー&走行スケジュール

    2024年 F1バーレーンテスト:参加ドライバー&走行スケジュール

    2024年 F1プレシーズンテストが、2月21日(水)から3日間にわたって開幕戦バーレーングランプリの舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。

    2024年のF1世界選手権は、史上初めてとなる前年最終戦と同じドライバーがグリッドに並ぶ。ただし、アルファロメオはステークF1チーム、アルファタウリはビザ・キャッシュアップRBと装いを新たにしたチームが新たな色を加えることになる。

    10チームは1日1台のマシンを投入し、20人のドライバー全員が1日半ずつ2024年F1マシンでの初めての本格走行の機会を得る。現状ではレギュラードライバー以外の登場は予定されていない。

    ピレリは各チームに39セットのタイヤ(スリック35セット、インターミディエイト2セット、ウェット2セット)を供給。各チームはコンパウンドを自由に選択できる。基本的にタイヤコンパウンドは2023年シーズン途中に投入されたものとと同じであり、タイヤ選択にもマシンの弱点の改善からすでに開幕戦に照準を合わせるチームなど、様々な意図が読み取れる。

    テストは午前と午後に分けられ、日本時間では16時~20時、21時から25時にセッションが行われる。

    2023年 F1プレシーズンテスト / ドライバーラインナップ

    レッドブル・レーシング
    2月21日(水) マックス・フェルスタッペン
    2月22日(木) セルジオ・ペレス(午前) / マックス・フェルスタッペン(午後)
    2月23日(金) セルジオ・ペレス

    メルセデス
    2月21日(水) ジョージ・ラッセル
    2月22日(木) ルイス・ハミルトン
    2月23日(金) ルイス・ハミルトン(午前) / ジョージ・ラッセル(午後)

    フェラーリ
    2月21日(水) シャルル・ルクレール(午前) / カルロス・サインツ(午後)
    2月22日(木) TBC
    2月23日(金) TBC

    マクラーレン
    2月21日(水) オスカー・ピアストリ(午前) / ランド・ノリス(午後)
    2月22日(木) オスカー・ピアストリ(午前) / ランド・ノリス(午後)
    2月23日(金) ランド・ノリス(午前) / オスカー・ピアストリ(午後)

    アストンマーティン
    2月21日(水) フェルナンド・アロンソ(午前) / ランス・ストロール(午後)
    2月22日(木) フェルナンド・アロンソ(午前) / ランス・ストロール(午後)
    2月23日(金) ランス・ストロール(午前) / フェルナンド・アロンソ(午後)

    アルピーヌ
    2月21日(水) エステバン・オコン(午前) / ピエール・ガスリー(午後)
    2月22日(木) ピエール・ガスリー(午前) / エステバン・オコン(午後)
    2月23日(金) エステバン・オコン(午前) / ピエール・ガスリー(午後)

    ウィリアムズ
    2月21日(水) アレクサンダー・アルボン(午前) / ローガン・サージェント(午後)
    2月22日(木) ローガン・サージェント
    2月23日(金) アレクサンダー・アルボン

    ビザ・キャッシュアップRB
    2月21日(水) 角田裕毅(午前) / ダニエル・リカルド(午後)
    2月22日(木) 角田裕毅(午前) / ダニエル・リカルド(午後)
    2月23日(金) ダニエル・リカルド(午前) / 角田裕毅(午後)

    ザウバー
    2月21日(水) バルテリ・ボッタス(午前) / 周冠宇(午後)
    2月22日(木) 周冠宇(午前) / バルテリ・ボッタス(午後)
    2月23日(金) バルテリ・ボッタス(午前) / 周冠宇(午後)

    ハース
    2月21日(水) ケビン・マグヌッセン(午前) / ニコ・ヒュルケンベルグ(午後)
    2月22日(木) ニコ・ヒュルケンベルグ(午前) / ケビン・マグヌッセン(午後)
    2月23日(金) ケビン・マグヌッセン(午前) / ニコ・ヒュルケンベルグ(午後)

  • 2024年F1バーレーンテスト:各F1チームのタイヤコンパウンド選択

    2024年F1バーレーンテスト:各F1チームのタイヤコンパウンド選択

    2024年F1バーレーンテストの3日間の各F1チームのタイヤ選択をピレリが公表。2024年のF1世界選手権の開幕戦バーレーングランプリの舞台となるサーキットで、レッドブルはハードコンパウンドを多く選択したが、フェラーリは逆のアプローチをとり、ソフトコンパウンドを多く選択した。メルセデスはC3のセット数が合計25セットと最も多い一方で、マクラーレンとアルピーヌはソフトコンパウンドなしで登場する。

    バーレーンでのプレシーズンテスト開始が目前に迫っているが、タイヤに関してはすでに選択が行われている。ピレリはバーレーングランプリの会場での3日間のテストで選択されたタイヤセットに関するチームの決定を明らかにし、チームの作業プログラムの最初のアイデアを得ることができた。

    各チームが自由に使えるスリックタイヤは合計35セットで、5種類のコンパウンドに分けられている。さらに、インターミディエイトが2セット、極端なウェットコンディション用のフルウェットが2セット用意されている。今週のテストでは悪条件は予想されていないが、2月中旬に行われたF2とF3のテスト初日は雨に見舞われた。

    注目すべきは、タイヤの仕様が昨シーズンと比べて大幅な変更はなく、予想以上に高かった2023年型車の高負荷に対応するため、前シーズンの途中から導入されたタイヤの特性を維持していることだ。

    レッドブルに関しては、マクラーレン、アストンマーティン、アルピーヌ、ビザ・キャッシュアップRB、ハースと同様、最もソフトなコンパウンドを持ち込まなかったため、テスト終了後のC5による“グローリーラン”はない。一般的に、最もソフトなコンパウンドは気温の低い終盤に使用されていたが、暑い時間帯やドライバーズセッションの終盤に使用するチームもあった。

    レッドブル・レーシングが選択した配分から、その意図は、範囲内でより硬いコンパウンドを走らせることにあるようだ。特にC3(20セット)、C2(5セット)、C1(6セット)と硬めのコンパウンドで選択した一方で、C4は4セットだけ持っていき、ソフトコンパウンドの参考も兼ねているようだ。

    この決定は、C5を2セット、C4を6セット持ち込むことを選択したフェラーリとは対照的で、摩耗を評価しデータを収集するためにインターミディエイト走行を行う可能性がある。それはC4が使用されない今度の週末のためというよりも、残りのシーズンのためのものだ。また、マラネロチームはC3を19セット、C2を4セット、C1を2セット投入する。

    メルセデスはより極端なアプローチを取り、グリッド全体でC3のセット数が最も多いチームとなり、合計25セットとなる。メルセデスの作業プログラムが、選手権の全イベントで使用されるフレキシブル・コンパウンドに重点を置いていることは明らかだ。一方、最も硬いコンパウンドであるC1は2セットとC2が2セット、涼しい時間帯に使用されるC4が4セットとC5が2セットしかない。

    マクラーレン、アストンマーティン、アルピーヌも興味深い選択をしている。ウォーキングとエンストンの両チームは、ピレリがレース週末に選択しなかったC5とC4のセットをリクエストせず、他の3つのコンパウンドのみに集中することを決めた。シルバーストーン・チームも同じアプローチに従ったが、それでもソフトタイヤを2セット用意し、現実的にグリップの高いコンパウンドでマシンの挙動を理解する機会をドライバーに与えることになる。

    2024年 F1プレシーズンテスト2024年 F1バーレーンテスト

  • フジテレビNEXT 2024年F1バーレーンテスト3日間を完全生放送

    フジテレビNEXT 2024年F1バーレーンテスト3日間を完全生放送

    フジテレビNEXTは、2024年F1プレシーズンテスト(2月21日~23日)を3日間にわたって完全生放送する。

    グラウンドエフェクトのレギュレーションの大改革から3年目を迎える2024年のF1世界選手権。その開幕戦バーレーングランプリを前に今年もサヒール・サーキットでプレシーズンテストが開催される。

    すでに新車発表シーズンは始まっているが、各チームはレンダリング画像やショーカーでのカラーリング発表がメインであり、シェイクダウンを済ませた2024年F1マシンの真の姿が明らかになるのはプレシーズンテストが最初となる。

    昨年は、レッドブル・レーシングが22戦で1戦を除く21レースで勝利する圧倒的な強さをみせた。テクニカルレギュレーションはほぼ変わらず、レッドブルがキープコンセプトを示唆するなか、完全なコンセプト変更を宣言するメルセデス、フェラーリ、そして、レッドブルRB19から多くのコンポーネントを引き継ぐ角田裕毅が所属する新生ビザ・キャッシュアップRBなど、勢力図がどのように変化していくか、その一端を垣間見れるのがプレシーズンテストとなる。

    フジテレビNEXTは、3日間にわたる2024年F1プレシーズンテストをそれぞれ前半・後半に分けて完全生中継する。

    2024年のF1世界選手権 プレシーズンテスト 放送予定

    ■プラクティス1前半
    2/21(水) 15:50~20:10 生放送

    ■プラクティス1後半
    2/21(水) 20:50~25:10 生放送

    ■プラクティス2前半
    2/22(木) 15:50~20:10 生放送

    ■プラクティス2後半
    2/22(木) 20:50~25:10 生放送

    ■プラクティス3前半
    2/23(金) 15:50~20:10 生放送

    ■プラクティス3後半
    2/23(金) 20:50~25:10 生放送

  • F1バーレーンテスト:ウィリアムズを除いて新車のシェイクダウンを完了

    F1バーレーンテスト:ウィリアムズを除いて新車のシェイクダウンを完了

    F1チーム10チームのうち3チームが、水曜日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで始まる2024年の3日間唯一のプレシーズンテストに先立って、シェイクダウンテストを完了させている。

    シーズン前の公式テストとシーズン終了後のタイヤテストを除けば、チームがコース上でのテストを行う機会はほとんどない。もしチームがジュニアドライバーにF1マシンをドライブするチャンスを与えたいのであれば、TPC(Testing of Previous Cars )の規定に基づいて古いマシンを使うしかない。

    マクラーレンはすでに過去2年間、インディカー・レーサーのコルトン・ハータとパト・オワードにF1マシンで実力を証明するチャンスを与えている。

    また、ピレリは翌シーズンを見据えたシーズン中のタイヤテストも行っている。ミラノを拠点とするタイヤサプライヤーは、過去数年にわたり複数のチームとセッションを行なってきた。各チームは実車を使用することができるが、ピレリが指示するセットアップを使用しなければならず、過去のレースウイークエンドで使用されたパーツしか使用できない。その上、ピレリはこれらの走行で得た情報を他の全チームと共有し、マシン開発に役立てている。

    さらに、すべてのF1チームには、1年間に2回、現行F1マシンで「プロモーション・イベント(もしくはフィルミングデー)」を実施する権利が与えられている。多くのチームはプレシーズンテストの前に少なくとも1日は走行し、新車の基本的な機能をチェックする。

    これまで1日の走行距離は100kmに限られていたが、今年はレギュレーションが変更され、最大走行距離が200kmに延長された。

    ピレリの特別な「デモ」タイヤでの走行が制限され、ヨーロッパではこの時期、天候が走行に支障をきたすことが多いが、多くのチームは、バーレーンに到着してからすぐに走り出せるよう、電子制御装置やパワーユニット、マシンの主要コンポーネントをチェックすることが重要だと考えている。

    合計4チームがシルバーストーンでのシェイクダウン走行を選択し、1950年にF1レースが初開催されたサーキットの異なるレイアウトを使用した。メルセデス、アストンマーティン、マクラーレン、レッドブルの4チームは、天候に恵まれないシルバーストンで新車での初走行を行った。

    ザウバーが運営するF1チームは、アウディのワークス体制への移行に先立ち、今後2シーズンはステークF1チームの旗印の下で運営されることになっており、通常は良好なスペインの天候を最大限に活用しようと、シェイクダウンテストのためにバルセロナに飛んだ。

    F1のイタリア2チーム、フェラーリとビザ・キャッシュアップRBはイタリアでシェイクダウン走行を行った。スクーデリア・フェラーリは新型SF-24をお披露目した直後、晴天のマラネロで撮影を行った。チームはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツの両ドライバーに大幅改良されたマシンのステアリングを握らせ、シーズンを通してプロモーション活動に使用できる大量の映像を記録した。

    来シーズンに向けて新たなアイデンティティを獲得した旧トロロッソ/アルファタウリは、ファエンツァのファクトリーから車でわずか1時間の距離にあるミサノのトラックにマシンを持ち込んだ。

    Autosport.comの取材に応じたダニエル・リカルドは、マシンの第一印象と新シーズンに向けて抱負を語った。

    「感覚的には、クリスマス休暇の後にまた何周か走れたのは良かった。僕たちがどうなるかはまだわからないけど、再びステアリングを握ることができて本当に良かった。レッドブルに戻ってきたことで、あのファミリーとまた一緒にいられるということが、僕を再び完全なものにしてくれた」

    「そして今年は、このチームの『キャリア』の新たな段階だ。僕たちはもはや単なるレッドブルのようなジュニアチームとは見なされない段階だ。自分の足で立っているチームなんだ」

    アルピーヌはかなり早い段階で新車を披露しましたが、実際のレーストラックでの経験はまだ積んでいない。英仏連合チームは、プレシーズンテストが始まる前日にバーレーンでシェイクダウンテストを完了する予定だ。

    ウィリアムズは、バーレーンでの3日間の集合走行に先立ち、コース上での走行を一切拒否した唯一のチームだ。チーム代表のジェームス・ボウルズによると、グローブに本拠を置くチームはバーレーンに行く前に開発時間を増やしたかったという。

    「シルバーストーンについての質問に答えるなら、あそこで走ることは簡単だった。しかし、シルバーストーンでバーチャルトラックテストを行うかどうかのバランスはあるし、バーレーンではシェイクダウンするよりも、バーチャルトラックテストに時間を費やして、基本的にはそれを撮影したい。シルバーストーンにはいくつかの思い入れがある。何年もやっているからね。そして、そこから本当にいいものを得ることもある」

    「時々、機材が倒れて荒れ狂う状況の中、X-Rack タイヤで走り回っていても、何も学べないことがある。そして、そのバランスを考えると、バーチャルトラックテストを行ってから、それを適切に行うことができるバーレーンに車を持ち込むほうが良いということになる」

    「さらに、その(2回目の)撮影日は、映像が必要だったり、他のプロフェッショナルやアーティストを加える必要がある年の後半に備えて取っておく」

    「つまり、我々は自分自身を絶対的な限界まで追い込んだということだ。その一端は、バーレーンをその開始の機会として使い、他のテストを行うには実際にはもっと多くのことが必要だということだ」

  • F1バーレーンGP 分析:レッドブル RB19の突出したタイヤマネジメント力

    F1バーレーンGP 分析:レッドブル RB19の突出したタイヤマネジメント力

    F1バーレーンGPでのレッドブル・レーシングのパフォーマンスは、タイヤ戦略に関係なく、ほぼ優勝を狙えるものだった。しかし、レッドブルRB19はソフトのC3タイヤで比較的やさしく走ることができるため、ライバルたちよりも優れたタイヤ戦略をとることができ、その優位性はさらに高まった。

    フェラーリ、アストンマーティン、メルセデスの3チームは、ソフト/ハード/ハードの組み合わせで2ストップレースを走った。

    プラクティスや前週のテストから、2スティントでより速いソフトタイヤを使った場合、2ストップに必要なスティントの長さ(3スティントではなく)を確保するためには、ペースを温存する必要があり、C1ハードで2スティントするよりも遅くなるという判断があった。

    C1は本質的に遅いタイヤであるにもかかわらず、必要なスティントの長さを確保するために、それほどペースマネジメントをする必要がない。つまり、ソフト/ハード/ハードの順でレースを進めることが、最速の方法だった。

    レッドブルの場合は違っていた。マックス・フェルスタッペンもセルジオ・ペレスもソフトのフィーリングを好み、RB19の本来のペースアドバンテージは、スティントの長さを確保するためにタイヤを十分に管理しても、そのスティントではハードのライバル車より速かった。

    そのため、レッドブルは、ソフト/ソフト/ハードの順に走らせることができた。クリスチャン・ホーナーは、この戦略にはさらなる利点があると説明する。

    「ハーフディスタンスでセーフティカーが導入されるような事態は避けたかった」

    ソフトコンパウンドのライバルが、ハードコンパウンドのレッドブルのテールを追っている状況でセーフティカーに入った場合、ハードコンパウンドが温度を取り戻すのに時間がかかることを考えると、実際に彼らを脆弱にしていただろう。そのシナリオは展開されなかったが、レッドブルは、もしそうなっても大丈夫だと考えていた。

    新品ソフトのルクレールに先行を許したペレスは、フェラーリよりも有利なタイヤ戦略を取るために、時間をかけるしかなかった。

    「ルクレールがストップした後)15周目、16周目にプッシュできる良いタイヤを持っていることが、少しタイヤデルタを作ることが僕にとってとても重要だった」とセルジオ・ペレスは語った。

    第1スティントをルクレールより4周長く走ったことで、次のソフトタイヤに必要な周回数を減らすことができた。そのため、ルクレール(ハードに履き替えていた)よりもソフトなコンパウンドを履いていたばかりか、タイヤも4周分新しいものを履いて再スタートした。そして数周でフェラーリに追いつき、追い越すことができた。

    バーレーン・インターナショナル・サーキットでのタイヤの限界は、リヤのサーマルデグラデーションだ。ターン5/6/7の高速スイープで横方向に大きな負荷がかかり、ターン8と10のヘアピンでトラクションを確保した後、ターン11/12/13の高速スイープで再び負荷がかかり、その間にタイヤが回復する直線の走行はほとんどない。

    レッドブルはバーレーンでソフトタイヤに優しかった。
    レッドブルはバーレーンでソフトタイヤに優しかった。

    このタイヤが一定に高温の状態にあると、タイヤの構造が弱くなり、トレッドを支える力が弱くなり、グリップ力が低下していく。これがサーマルデグラデーションと呼ばれるもので、ピットストップで23秒かけて新しいタイヤに交換したほうが早いほど、タイヤのパフォーマンスが低下してしまう。

    これは摩耗とは無関係で、通常、バーレーンのストップでマシンから外されたタイヤは、まだトレッドが十分に残っているが、本質的に消耗し、エネルギーは消費されている状態となっている。

    ソフトタイヤはハードタイヤよりも熱劣化が激しいが、本質的に速いタイヤとしてスタートし、バーレーンではその差は約1.7秒とされている。しかし、周回を重ねるごとに、そのパフォーマンスは収束していき、熱劣化に強いハードタイヤのほうが速くなる。

    しかし、タイヤがダウンフォースに支えられて滑りが制限されるほど、タイヤのトレッドは酷使されなくなる。空力的に最高のマシンであるレッドブルは、ソフトタイヤがハードタイヤより遅くなるタイミングを長く遅らせ、スティントを通じてより速いタイヤとすることができた。

    ペレスは優れた戦略により、コース上でルクレールを捕らえ、追い抜くことができた。
    ペレスは優れた戦略により、コース上でルクレールを捕らえ、追い抜くことができた。

    言い換えれば、フェラーリのフレデリック・バスールが確認したように、彼らはソフトの優れたパフォーマンスを、他のドライバーには手に負えない方法で利用することができた。

    「レッドブルは第2スティントをソフトで走り、我々はハードで最後まで走らなければならなかった。我々はソフト/ソフト/ハードを行うことはできなかった」

    ソフト/ソフト/ハードの戦略を採用した他の唯一のチームはウィリアムズだったが、それは異なる理由だった。他のチームよりも遅いマシンを持つ彼らの目的は、常にトラックポジションを最大化し、必要な限りのペースマネジメントを行いながら、それを守ることだった。

    1回目のピットストップでソフトに履き替えたことで、ハードでは不可能な速いアウトラップが可能になり、アンダーカットを実現できる可能性があった。理論上のレースタイムを最小化することよりも、ポジションがすべてだった。

    レッドブルにとって、完璧なシーズンスタートとなった。
    レッドブルにとって、完璧なシーズンスタートとなった。

    アルボンはソフトタイヤをうまく操り、後続のアルファタウリ(角田裕毅)に対して常に優位に立ち、10位でチェッカーを受けた。

    これらすべてから生じる1つの疑問は、ミディアムC2タイヤが見られなかった理由だ (ランド・ノリスの6回ストップのマクラーレンを除いて)。これは、今年新しくなった C1が、古いC1よりも柔らかく、バーレーンでより速く、より耐久性があったためだ。

  • ウィリアムズF1 「僕たちは最も大きな前進を遂げたチーム」とアルボン

    ウィリアムズF1 「僕たちは最も大きな前進を遂げたチーム」とアルボン

    ウィリアムズ・レーシングは、2023年F1バーレーンGPの予選でアレクサンダー・アルボンが15番手、ローガン・サージェントが16番手だった。

    ルーキーのサージェントは評価に値するパフォーマンスをみせた。Q1でランド・ノリスとまったく同じタイムを記録したが、マクラーレンが先にタイムを出したため、ノックアウトとなった。シーズン前に「予選が得意」と話していたアメリカ人にとっては上々の結果だった。

    アレクサンダー・アルボンはQ2に進出したものの、1回しか走らず、非常に気難しいクルマと戦っていた。アルボンはQ2に進出したものの、その区間では1回しか走らず、非常に気難しいクルマと戦っていたため、ワイドに走った後、ラップを中断してタイムは出さなかった。

    アレックス・アルボン(15番手/Q2でタイム計測せず)
    「予選でフロントウイングにダメージを負って、フラップを1つ失ってしまったので、Q2は1周も走れなかった。Q2のタイムを見る限り、Q3に進出できたと思うので、残念だQ1で9番手だっただけに少し残念だし、僕たちはもっと良い予選結果にふさわしかったと思う。でも、昨年の今頃と今年の状況を比べると、アストンマーティンを除けば、僕たちは最も大きな前進を遂げたチームであると思う。チームとファクトリーのみんなを誇りに思うし、物事は正しい方向に向かっている。路面温度が下がると僕たちは本当に生き生きとするし、レースペースは予選ペースよりも強いと言えるので、明日どうなるか見てみよう」

    アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ・レーシング F1 バーレーンGP

    ローガン・サージェント(16番手/1分31秒652)
    「F1で予選に出るのは夢のような話だ。今日はペースも良かったし、チームは2台ともQ2進出を果たすにふさわしいと思う。セクター1でターン1の風向きの変化でブレーキポイントを見つけるのに苦労し、わずかなミスを犯してしまった。でも、しかし、今後につながる良い土台を作ることができた。今夜は、クルマが素晴らしいウインドウに仕上がっていたと思う。バランスに関しては、僕が望んでいたとおりのものだったし、もう少しうまくまとめる必要があるだけだった。明日、ライトが消えるときは、かなり特別な気持ちになるだろう。クリーンなスタートを切って、1周目にいい走りをし、そこから積み上げていくつもりだ」

    ローガン・サージェント ウィリアムズ・レーシング F1 バーレーンGP

    デイブ・ロブソン(ビークル・パフォーマンス責任者)
    「今晩は悔しい結果となったが、将来性を示したと思う。ローガンは、ノリスと同じラップタイムでQ2進出を果たせず、非常に不運だった。アレックスはQ2に進出し、好タイムを狙える位置にいたが、フロントウイングのアジャスターが故障し、フラップが下がってしまったため、フライングラップを中止せざるを得なかった。先週は問題なく走行できたが、今日のような重要なセッションで問題が発生したことは悔やまれる。今日から多くのポジティブな要素を取り入れることができるし、パフォーマンスをしっかりとした前向きなレースプランに反映させることを目指している。両ドライバーとも、このサーキットで強力なレーススティントを構成する方法を知っているので、バーレーンでもグローブでも全員が、彼らが良い進歩を遂げるのを助けるのを楽しみにしている」

  • アルピーヌF1のピエール・ガスリー 「車との一体感を感じられなかった」

    アルピーヌF1のピエール・ガスリー 「車との一体感を感じられなかった」

    アルピーヌF1チームのピエール・ガスリーは、F1バーレーンGPの決勝を最後尾グリッドからスタートすることになる。

    長年在籍したアルファタウリ/レッドブルを離れて、アルピーヌF1チームで新たな章を迎えたピエール・ガスリー。予選ではQ1での2回目のアタックがトラックリミット違反で無効になり19番手で敗退。その後、1回目のアタックも無効となり、最後尾からスタートすることになった。

    「Q1敗退が望んでいたようなシーズンスタートではないことは明らかだ。とはいえ、それは明日のレースに向けていろいろなものを得ることができるということだし、この週末からまだポイントを獲得できるというポジティブな気持ちでいる」とピエール・ガスリーはコメント。

    「残念ながら、今日はクルマとの一体感を感じることができず、本来のレベルよりもはるかに低い状態だった」

    「この先、クルマへの理解を深めるために多くの作業をしなければならないけど、次の予選にはもっと強くなって戻ってこられると確信している。僕の関心は明日に向いていて、レースをとても楽しみにしているし、全力を尽くしたい」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チーム バーレーングランプリ

  • F1バーレーンGP 予選 速報:マックス・フェルスタッペンがポールポジション

    F1バーレーンGP 予選 速報:マックス・フェルスタッペンがポールポジション

    F1バーレーンGP 予選の結果速報。2023年F1第8戦バーレーングランプリの公式予選が3月4日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

    日が落ちて照明に照らされたバーレーン・インターナショナル・サーキットは気温24度、路面温度は29度まで低下。現地時間18時に2023年最初のポールシッターをかけた戦いがスタートした。

    ポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。

    スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はQ2敗退で14番手、チームメイトのニック・デ・フリースはQ1で敗退して最下位20番手でセッションを終えた。

    2023年 F1バーレーンGP 予選Q3 結果・タイム

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分29秒708
    2.セルジオ・ペレス(レッドブル) – 1分29秒846
    3.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分30秒000
    7.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分30秒154
    4.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分30秒336
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分30秒340
    6.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分30秒384
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分30秒836
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分30秒984
    10.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース) – No Time
    11.ランド・ノリス(マクラーレン)
    12.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
    13.周冠宇(アストンマーティン)
    14.角田裕毅(アルファタウリ)
    15.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    16.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
    17.ケビン・マグヌッセン(ハース)
    18.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    19.ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
    20.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)