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  • トロロッソ・ホンダ:F1アゼルバイジャンGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1アゼルバイジャンGP 金曜フリー走行レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1アゼルバイジャンGPの2回のフリー走行で、ピエール・ガスリーが9番手/15番手、ブレンドン・ハートレーが12番手/18番手タイムだった。

    27日(金)、2018年のF1世界選手権 第4戦アゼルバイジャンGPのFP1、FP2が行われた。バクーの市街中心部に設定されたストリートコースは、長い直線とタイトなコーナーが組み合わされており、とても特徴的で難易度の高いコース。

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはGP2でこのコースを経験しているが、ブレンドン・ハートレーは初めての走行。FP1では、開始早々にガスリー車のパワーユニットの調整に若干時間を費やし、ガスリーは18周の周回にとどまったが、ハートレーは順調に32周を走行。このセッションを、ガスリーは9番手、ハートレーは12番手で終えている。

    FP2では、ウルトラソフトタイヤによるアタックとロングランを行い、ガスリーが15番手、ハートレーが18番手。両ドライバーともマシンに大きな問題はなく、予定通りの周回を消化し、マシンのセッティングを進めている。

    パワーユニットとしては、ストレートが長く厳しいコースなので、燃費とエネルギーマネージメントに重点を置いた調整と、サーキット特性に合わせたドライバビリティーの調整を行い、トラブルなく初日を終えた。

    アゼルバイジャンGPの2日目となる28日(土)は、午後2時(日本時間午後7時)よりFP3、午後5時(日本時間午後10時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー (9番手/15番手)
    「バクーでの初日でしたが、ここは市街地サーキットであり、とても難しいコースです。FP1で僕は4、5周ほどしか満足に走ることができませんでした。いくつかマシンに問題があったため、あまり周回を重ねることができませんでしたが、9番手でセッションを終えられたことにはとても満足しています。コースは汚れてクリアではありませんでしたが、レースウィークのスタートとしてはとてもよかったと思います。午後にはコース状況も改善されましたが、マシンのバランスとグリップにあまりいい感触を得られず苦労しました。改善するべく、今夜中に解決策を見出さなければなりません。中団の戦いはとても僅差なので、FP3までにできることをすべて行い、明日の予選でいい結果につなげたいと思います」

    ブレンドン・ハートレー (12番手/18番手)
    「今日は問題のない一日でした!バクーは僕にとって初めてのコースでしたが、楽しんで学べました。すぐに慣れてスピードに乗った走りもできましたし、このストリートコースを楽しみました。走行も順調で、10番手以内に食い込むことができるかと思いましたが、セッションは残念ながら後方で終えることとなりました。まだ時間はあるので、今夜はマシンのさらに細部までチェックを行い、予選順位を少しでも上げられるように努力したいと思います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフ・エンジニア)
    「バクーは今までのサーキットとはかなり違ったことを求められるコースです。特に、2kmのストレートにおける空力面での調整がカギとなるため、このコースに特化した空力コンポーネントを持ち込みました。今朝はコースが汚れていて埃っぽく、グリップもなかなか得られなかったため、序盤はタイムを出せずにいました。路面状況の問題によってフロントがロックしやすく、制御できなくなる症状を、どのドライバーも感じていたと思います。難しい状況の中、さらにピエールのマシンにはいくつかの問題を発見しました。パワーユニットに多少の変更が必要となったほか、空力テストもいくつか行いました。したがって、ベストな状態を引き出すことができず、ピエールにとっては不本意なFP1の結果となってしまいました。一方、ブレンドンにとっては問題のない一日となりました。FP1ではいくつかのメカニカルテストを実施し、FP2に向けて空力調整も行うことができました。路面温度が下がったので、タイヤを上手く作動させるための調整作業も行いました。FP2は問題なく走行できたものの、特にロングランでは期待していたペースでの走行とはなりませんでした。もっとタイムアップができるはずなので、今夜の作業で明日に向けて改善するべき所を見つけたいと思います。スリップストリームがこのコースのカギです。最終コーナーから先ではスリップで少なくとも0.4~5秒を稼げます。これで最速タイムを出したチームもありましたが、私たちはスリップなしでのタイムでした。予選でスリップを作り出してタイムアップすることは難しいですが、考慮すべき要素だと思います。今夜はやるべきことが沢山あるので、チーム一丸となって取り組みたいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今回のアゼルバイジャンGPは、ストリートサーキットで行われています。そのため、今日のセッションは埃っぽい路面から始まり、走行を重ねるたびに徐々にトラックコンディションが改善されていきました。午前のFP1開始直後に、ガスリー選手のパワーユニットの調整のために少しだけマシンを止めることはありましたが、全体としては予定していたパワーユニットのプログラムをほぼすべて消化でき、スムーズな一日となりました」

    関連:
    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドがトップ
    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップ

  • ホンダF1 「予定していたPUのプログラムはほぼすべて消化できた」

    ホンダF1 「予定していたPUのプログラムはほぼすべて消化できた」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1アゼルバイジャンGP初日のフリー走行を振り返った。

    前戦中国GPでは苦戦を強いられたトロロッソ・ホンダ。今回の舞台となるバクー市街地コースは、超ロングストレートがカレンダー中でも一番の最高速を叩き出し、その一方で精密なコントロールを必要とするタイトコーナーも出現。効率よくエネルギーを活用することが重要となる。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが9番手/15番手、ブレンドン・ハートレーが12番手/18番手タイムとタイム的には下位に沈んだ。

    しかし、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ホンダとしては予定していたパワーユニットを消化でき、スムーズな一日だったと語る。

    「今回のアゼルバイジャンGPは、ストリートサーキットで行われています。そのため、今日のセッションは埃っぽい路面から始まり、走行を重ねるたびに徐々にトラックコンディションが改善されていきました」と田辺豊治はコメント。

    「午前のFP1開始直後に、ガスリー選手のパワーユニットの調整のために少しだけマシンを止めることはありましたが、全体としては予定していたパワーユニットのプログラムをほぼすべて消化でき、スムーズな一日となりました」

    関連:
    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドがトップ
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  • トロロッソ・ホンダ「バクーに特化した空力コンポーネントを持ち込んだ」

    トロロッソ・ホンダ「バクーに特化した空力コンポーネントを持ち込んだ」

    トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、トロロッソ・ホンダのF1アゼルバイジャンGP初日のフリー走行での作業を振り返った。

    高速のストリートサーキットであるバクー市街地コースでの2回のフリー走行で、トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが9番手/15番手、ブレンドン・ハートレーが12番手/18番手タイムとタイム的には下位に沈んだ。

    「バクーは今までのサーキットとはかなり違ったことを求められるコースです。特に、2kmのストレートにおける空力面での調整がカギとなるため、このコースに特化した空力コンポーネントを持ち込みました」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「今朝はコースが汚れていて埃っぽく、グリップもなかなか得られなかったため、序盤はタイムを出せずにいました。路面状況の問題によってフロントがロックしやすく、制御できなくなる症状を、どのドライバーも感じていたと思います」

    「難しい状況の中、さらにピエールのマシンにはいくつかの問題を発見しました。パワーユニットに多少の変更が必要となったほか、空力テストもいくつか行いました。したがって、ベストな状態を引き出すことができず、ピエールにとっては不本意なFP1の結果となってしまいました」

    「一方、ブレンドンにとっては問題のない一日となりました。FP1ではいくつかのメカニカルテストを実施し、FP2に向けて空力調整も行うことができました。路面温度が下がったので、タイヤを上手く作動させるための調整作業も行いました。FP2は問題なく走行できたものの、特にロングランでは期待していたペースでの走行とはなりませんでした。もっとタイムアップができるはずなので、今夜の作業で明日に向けて改善するべき所を見つけたいと思います」

    「スリップストリームがこのコースのカギです。最終コーナーから先ではスリップで少なくとも0.4~5秒を稼げます。これで最速タイムを出したチームもありましたが、私たちはスリップなしでのタイムでした。予選でスリップを作り出してタイムアップすることは難しいですが、考慮すべき要素だと思います。今夜はやるべきことが沢山あるので、チーム一丸となって取り組みたいと思います」

    関連:
    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドがトップ
    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップ

  • ブレンドン・ハートレー 「初めてのバクーを楽しんで学べた」

    ブレンドン・ハートレー 「初めてのバクーを楽しんで学べた」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1アゼルバイジャンGPのフリー走行でFP1を12番手、FP2を18番手で終えた。

    ブレンドン・ハートレーにとってバクー市街地コースは初めての走行。FP1では順調に32周を走行して12番手タイム、FP2ではウルトラソフトタイヤによるアタックとロングランを行い、18番手タイムで終えた。

    「今日は問題のない一日だった!」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「バクーは僕にとって初めてのコースだったけど、楽しんで学べた。すぐに慣れてスピードに乗った走りもできたし、このストリートコースを楽しんだ」

    「走行も順調で、10番手以内に食い込むことができるかと思ったけど、セッションは残念ながら後方で終えることとなった。まだ時間はあるので、今夜はマシンのさらに細部までチェックを行い、予選順位を少しでも上げられるように努力したいと思う」

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    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行2回目:ダニエル・リカルドがトップ
    ・F1アゼルバイジャンGP フリー走行1回目:バルテリ・ボッタスがトップ

  • トロロッソ・ホンダ:バクーでの鍵はロングストレートと“風”への対応

    トロロッソ・ホンダ:バクーでの鍵はロングストレートと“風”への対応

    トロロッソ・ホンダの両ドライバーは、今週末のF1アゼルバイジャンGPで好成績を残す鍵を握るのは、バクー市街地コースのロングストレートと決勝日に予報されている“風”への対応だと口を揃える。

    第2戦バーレーンGPでは、ピエール・ガスリーがQ3進出と4位入賞というパフォーマンスを発揮したトロロッソ・ホンダだが、翌週の中国GPでは低迷。主に強風のなかでのSTR13の挙動がパフォーマンスに影響を与えたと考えられている。

    F1中国GPでのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスについてブレンドン・ハートレーは「風は大きな要因だった」とバクーでコメント。

    「もちろん、それは全員にとって同じことだし、単なる言い訳に聞こえるかもしれない。でも、僕たちのデータでは本来よりも大きな影響を受けていたことが確認できた」

    今週末のバクーは強い風が吹くことが予想されており、特に決勝日の日曜には風速45km/hと予報されている。チームメイトのピエール・ガスリーも風が問題になるであることは認識している。

    ピエール・ガスリーは「日曜日にはかなり強い風が吹くと予想されている。僕たちのクルマには好ましいことではない。風はクルマの挙動と空力にかなり大きな影響を及ぼす」と述べ、トロロッソは風以外にもいくつか問題点を特定したと語る。

    「週末のあと、僕たちには全てを分析するための時間が必要だったし、今はそれを理解している。些細なことだけど、最終的にクルマのバランスとポテンシャルに大きな影響を及ぼしていたものがいくつかあった」

    上海ではトロロッソ STR13は、特にロングコーナーとターン3とターン13のトラクションに問題を抱えていた。

    ピエール・ガスリーは「現時点で僕たちはライバルよりもそのようなコーナーで問題を抱えていることはわかっている」と語る。

    だが、バクー市街地コースのレイアウトはトロロッソ・ホンダ STR13に適しているかもしれない。ロングストレートはホンダのF1エンジにとってチャレンジングではるが、コーナーはタイトなものが多い。

    「ここのコーナーは大部分がバーレーンのようにほぼ直角だし、通常のサーキットよりも穏やかなクルマが必要だ」とピエール・ガスリーはコメント。

    2キロのストレートは僕にたちにとって理想的ではないし、もう少しパフォーマンスを見つけられることを願っている。僕たちはまだトップスピードが不足している。パワーと空気抵抗にようものだし、基本的に僕たちはメインのライバルよりもストレートで少し遅い」

    ブレンドン・ハートレーは「ここまでエンジンはとても競争力があるし、中国での直線スピードをエンジンだけのせいにするのは不公平だ。バクーでは空力効率が重要になるだろう。このロングストレートではそこが鍵だ」とストレートの問題はエンジンのせいだけはないと強調する。

    また、レースパフォーマンスにおいてはセットアップも非常に重要になる。中国ではトロロッソ・ホンダは金曜日から土曜日の間のセットアップで失敗を犯している。

    「間違った方向に進めてしまったのは明らかだ」とピエール・ガスリーは振り返る

    「コンディションも変化していたし、ほぼ全てを間違った方向に進めてしまった。フリー走行3回目の後には元に戻るための十分な時間はなかった」

    だが、チームはすでに教訓を学んだとピエール・ガスリーは語る。「今後、2回目のプラクティスの後にクルマのセットアップを大きく変えることはしないだろう」

    予選に関して、これまでトロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがバーレーンで1度Q3に進出しただが、ブレンドン・ハートレーは予選について特に楽観的に捉えている。

    「バーレーンのようにうまくいかない理由はない」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「このサーキットのスタイルは中国よりもバーレーンに近い。より短いストップ&ゴーの区間があるし、トロロッソは去年ここで競争力があった。なので、僕たちの目標はQ3に進出することだ」

    だが、ピエール・ガスリーは予選での見通しについて慎重だ。「彼は今週末にとても自信を持っているみたいだね。彼がそうなのは嬉しいよ」

    「客観的でなければならない。僕たちはまだ3レースしかしていない。メルボルンでは競争力に欠けていたし、Q3のペースはなかったけど、バーレーンでは競争力があったし、中国ではまた低迷した。なので、何かを予測するのは難しい」

    「とにかくクリーンな週末を過ごして、ルノー、ハース、フォース・インディアとミッドフィールドで戦いたい。でも、僕たちにQ3のペースがあるかどうかは言えない。理論的に他のコースほど僕たちにとって簡単ではない」

    関連:2018 F1アゼルバイジャンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ:2018 F1アゼルバイジャンGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:2018 F1アゼルバイジャンGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が1アゼルバイジャンGPが開催されるバクー市街地コースの見所とレースにむけての意気込みを語った。

    バクーの超ロングストレートはカレンダー中でも一番の最高速を叩き出し、その一方で精密なコントロールを必要とするタイトコーナーも出現。効率よくエネルギーを活用することが重要となる。

    ピエール・ガスリー
    「バクーは非常にエキサイティングなコースです。まず、ウォールが張り巡らされたストリートサーキットなので、通常に比べてリスクが倍以上になります。さらに、特徴であるロングストレートもサーキットを非常に面白いものにしていると思います。トップスピードはとんでもない速さです! 昨年の最高速は信じられないものでした。その分、ドライバーにとっては走っていてすごく楽しいサーキットではありますが、同時にリスクも高いです。いまはバクーに行くのが楽しみです。2017年はリザーブドライバーとしてレースを観戦しましたが、シーズンを通して最もエキサイティングなレースの一つだと感じました。今年は、自分がドライブできるので、うれしいですね。僕たちにとっていい結果になることを期待しています。城の近くの低速コーナーは、シーズン中で最もタイトな箇所かもしれません。ここではかなり低速で通過するので時間がかかりますが、急げばすべてを台無しにしてしまうこともあり得ます。毎ラップ、バリアから数cmのところを走るので、面白いですが本当に集中していなければなりません。通常のコースでは、縁石で少しはみ出しても、芝に触れてタイヤがほこりを巻き上げる程度で済みますが、ここでは違います。もし数cmでもはみ出そうものなら、そのまま壁に激突してそれでおしまいなんです。コースの中盤にはかなりテクニカルな箇所があり、そこでのオーバーテイクは不可能です。これを抜ければ長いストレートが待ち受けているので、ここではチャンスがあるでしょう。ストレートでもバリアが近いので、通常よりも体感速度が速くなります。特にターン1でブレーキングするときが顕著ですね。GP2に参戦していたときには、ここで2位表彰台を獲得しました。18番グリッドからスタートして2位に入れたので、僕にとっては記憶に残るレースの一つとなっています」

    ブレンドン・ハートレー
    「初体験のサーキットで走れるのを、楽しみにしています。これまでのキャリアでいくつのコースを走ったのか数えたことはないですが、初めて走るサーキットはいつもわくわくするものです。バクーは、とてもユニークな市街地コースで、ミスのできないコーナーがいくつもあります。このようなコーナーは本当に面白くて、いつも楽しく走れますし、ほかのドライバーたちも同じように感じていると思います。シミュレーターでは、城壁のそばを走るときに、僕の好きなコースであるマカオの風景を思い出しました。今週末は楽しくなると思いますし、シーズン4戦目が待ち遠しいです。今は、レースに向けてシミュレーターで走ったり、過去のレース映像を見たりと、できる限りの準備を進めているところです。レースウイークでは、金曜に走る最初の10周以内でスピードに乗れるように頑張ります。シミュレーターの作業は、その多くがエンジニアのマシンセットアップを進めるために行われています。しかし、新しいサーキットに挑む場合には、ドライバーのために行われる作業の割合が高くなります。もちろん、実際にコースで走ってみるまで分からないことはいくつもあります。バンプの数、風向きや、刻一刻と変わる路面コンディションなどは、体験しないと分かりません。でも、僕はこれまでに多くのサーキットを走ってきた経験があるので、それらの知識を総合して、新しいサーキットについてイメージすることはできます。例えば、あるコーナーを走っているときに、過去に走ったサーキットの似たようなコーナーと比べることができるんです。このように、新しいコースについて学ぶ際には、経験が非常に役に立ちます。シミュレーターで走る際には、実物のサーキットにできる限り近づけて作業を行いますが、どこまで忠実かはもちろん分かりません。縁石は一緒か、同じだけのグリップが得られるか、ほかの要素はないのか、タイヤラバーの乗りはどうか?など、シミュレーターからすべてを知ることは不可能です。ですから、過去のレース映像を見て、ドライバーがどのラインで走っているかを見るのは、新しいサーキットに挑むときに役立ちます。コースを自分の目で確認できる、木曜日のコースウォークが待ちきれません!」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「長距離移動の連続だった開幕からの3戦を終え、今回はヨーロッパの東端、アゼルバイジャンでのレースになります。バクー市街地サーキットは、旧市街にあるタイトなセクションと、2キロに及ぶロングストレートを持ち、同じように市街地を走るモナコやシンガポールとは異なるトラックレイアウトになっています。PUにとっては厳しいサーキットなので、燃費とエネルギーマネジメントが重要になります。今年のアゼルバイジャンGPは第4戦での開催になったため、例年より早い時期にレースがあります。気温や路面温度も高めだった過去3年より下がると見込まれるので、それに合わせてセットアップを進めます」

    関連:2018 F1アゼルバイジャンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 「バクー市街地コースのロングストレートは“チャレンジング”」

    ホンダF1 「バクー市街地コースのロングストレートは“チャレンジング”」

    ホンダは、2018年にF1パワーユニットを進歩させているが、F1アゼルバイジャンGPが開催されるバクー市街地コースのロングストレートは“チャレンジング”だとホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は語る。

    過去3年間、ホンダは他のパワーユニットメーカーと比較してエネルギー回生システム(ERS)のデプロイメントに苦労しており、ドライバーがロングストレートで防御するのが困難な状況となっていた。

    バクー市街地コースはターン1への1.3kmの全開セクションを備えており、またデプロイメントをフルに活用することが求められるためERSへの要求が高い。

    ホンダにとってバクーのロングストレートはどうかと質問された田辺豊治は「チャレンジングです!」と RACER にコメント。

    「もちろん、改善する必要のあるエリアがいくつかあります。中国はストレートでのパフォーマンスという点では落胆するような結果ではなかったと思います。全体的なパッケージは改善しています」

    田辺豊治は、多くのストレートがあるバーレーンでピエール・ガスリーが4位入賞を果たしたことでトロッソのパフォーマンス能力を確認できたのはホンダにとって良いことだったとし、今後は定期的に中団バトルで高い順位でフィニッシュできるように一貫性を高めることに焦点を当てていくと語る。

    「車体、パワーユニットだけでなく、ドライバーも含めたパッケージとしての競争力を確認することができました。特に我々の場合は開幕戦は駄目で、2戦目は満足できるものでしたが、中国では期待外れな結果でした」

    「我々はパフォーマンスを改善できると信じていますし、このポジションに留まっているつもりはありません。もっと改善したいと思っています。全体的な競争力は確認できましたが、抜け出しているわけではありません。中国ではウィナーと表彰台に大きな変化がありました・・・」

    「我々は目標として具体的なポジションは設定してません。常に言っているように、パフォーマンスと信頼性を発展させて、シーズン中に段階的な改善を目指していきます」

    関連:2018 F1アゼルバイジャンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ブレンドン・ハートレー 「F1カーとLMP1カーの最大の違いはタイヤ」

    ブレンドン・ハートレー 「F1カーとLMP1カーの最大の違いはタイヤ」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1カーとLMP1カーの最大の違いは車体自体ではなくタイヤだと語る。

    昨年、ポルシェでWECチャンピオンを獲得したブレンドン・ハートレーは、昨シーズン後半にトロロッソでF1デビュー。今年、トロロッソ・ホンダで初のフルシーズンを迎えて3レースを終えている。

    ブレンドン・ハートレーは、WECのミシュランタイヤとF1で使われているピレリタイヤの違いになれることには時間がかかったと語る。

    「やっぱり最大の違いはタイヤだ。最大限の引き出す方法が完全に異なるビーストだ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「ピレリは非常に敏感なので、全てをまとめるのはよりトリッキーだ。悪いことだと言っているのではなく、とにかくピレリは全てを機能させるために非常に微妙な違いがある」

    また、ブレンドン・ハートレーは、F1のハイブリッドエンジンは、WECのエンジンよりもドライバーからのインプットが少なくて済むと語る。

    「現代のF1エンジンは物凄い。エンジンとパワーユニット全体の背後は非常に複雑だけど、ドライバーの観点では非常に扱いやすいし、クルマの後ろについてあまり考えなくてもいい」

    ブレンドン・ハートレーは、F1ではハイブリッドパワーのデプロイメントについてはほぼやることはないと語る。

    「もちろん、レースや舞台裏で管理しなければならないことはいくつかあるけど、全体的に言えば、ドライバーが管理しなければならないことはあまりない。全チームが最初から全てをかなり正しく行えるように舞台裏で十分なシミュレーションとエンジニアリングを行っている。だから、特性もかなり異なる。LMP1では1周あたり多くのエネルギーマネジメントをしなければならないけど、F1ではそれほどでもない」

    最近、ポルシェはWECレギュレーションの制限を取っ払って究極のスピードを追求したLMP1カー『ポルシェ919ハイブリッドEvo』でスパ・フランコルシャンのトラックレコードを樹立。2017年のF1ベルギーGPでルイス・ハミルトンが記録したタイムを0.783秒上回った。

    ブレンドン・ハートレーは「F1のトップスピードは非常に高い。1周あたりかなり多くの燃料を使えるからね。LMP1ではかなり不足していた」とコメント。

    「コーナーからの立ち上がりの純粋な加速はかなり似ている。LMP1では4輪駆動とトラクションコントロールによって低速コーナーからの立ち上がりが驚異的な走りだったけど、F1は加速し続けている」

    ブレンドン・ハートレーは、F1カーのラップタイムの優位性の大部分を見い出しているのはトップエンドのパフォーマンスだと語る。

    「F1カーの方が高速でのダウンフォースが多いし、ブレーキーのポテンシャルも高い。F1カーでラップタイムを稼ぐ多くを占めるのは高速コーナーとトップスピードによるものだ。F1ははるかに速いスピードで制動するし、停止するパワーもダウンフォース量によって非常に印象的だ」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ブレンドン・ハートレーのWECで燃料を節約していた経験がF1でうまくいっていると語る。

    ブレンドン・ハートレーは「WECでは燃料がかなり制限されていたので、非常に効率的に走ることに慣れている」と語る。

    「燃料をとても制限されているレースでは、そこが僕の良い強みになると思う。こちろん、そのようなプロジェクトに取り組んできたことは非常に貴重だ。マーク(ウェバー)やティモ(ベルンハルト)のようなドライバーと働けたことで彼ら二人から多くのことが学ぶことができた。全てが良い経験だった」

  • ピエール・ガスリー 「バクーは本当にエキサイティングなトラック」

    ピエール・ガスリー 「バクーは本当にエキサイティングなトラック」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、F1アゼルバイジャンGPが開催されるバクー市街地コースの見所とレースにむけての意気込みを語った。

    「バクーは非常にエキサイティングなコースだ。まず、ウォールが張り巡らされたストリートサーキットなので、通常に比べてリスクが倍以上になる。さらに、特徴であるロングストレートもサーキットを非常に面白いものにしていると思う。トップスピードはとんでもない速さだ!」とピエール・ガスリーはコメント。

    「昨年の最高速は信じられないものだった。その分、ドライバーにとっては走っていてすごく楽しいサーキットではあるが、同時にリスクも高い。いまはバクーに行くのが楽しみだ。2017年はリザーブドライバーとしてレースを観戦したが、シーズンを通して最もエキサイティングなレースの一つだと感じた。今年は、自分がドライブできるので、うれしいね。僕たちにとっていい結果になることを期待している」

    「城の近くの低速コーナーは、シーズン中で最もタイトな箇所かもしれない。ここではかなり低速で通過するので時間がかかりるが、急げばすべてを台無しにしてしまうこともあり得る。毎ラップ、バリアから数cmのところを走るので、面白いが本当に集中していなければならない。通常のコースでは、縁石で少しはみ出しても、芝に触れてタイヤがほこりを巻き上げる程度で済むが、ここでは違う。もし数cmでもはみ出そうものなら、そのまま壁に激突してそれでおしまいなんだ」

    「コースの中盤にはかなりテクニカルな箇所があり、そこでのオーバーテイクは不可能だ。これを抜ければ長いストレートが待ち受けているので、ここではチャンスがあるだろう。ストレートでもバリアが近いので、通常よりも体感速度が速くなる。特にターン1でブレーキングするときが顕著だね」」

    「GP2に参戦していたときには、ここで2位表彰台を獲得した。18番グリッドからスタートして2位に入れたので、僕にとっては記憶に残るレースの一つとなっている」

    関連:2018 F1アゼルバイジャンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ブレンドン・ハートレー 「新しいサーキットを走るときはわくわくする」

    ブレンドン・ハートレー 「新しいサーキットを走るときはわくわくする」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、F1アゼルバイジャンGPが開催されるバクー市街地コースの見所とレースにむけての意気込みを語った。

    「初体験のサーキットで走れるのを、楽しみにしている。これまでのキャリアでいくつのコースを走ったのか数えたことはないが、初めて走るサーキットはいつもわくわくするものだ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    バクーは、とてもユニークな市街地コースで、ミスのできないコーナーがいくつもある。このようなコーナーは本当に面白くて、いつも楽しく走れるし、ほかのドライバーたちも同じように感じていると思う。シミュレーターでは、城壁のそばを走るときに、僕の好きなコースであるマカオの風景を思い出した。今週末は楽しくなると思うし、シーズン4戦目が待ち遠しい」

    「今は、レースに向けてシミュレーターで走ったり、過去のレース映像を見たりと、できる限りの準備を進めているところだ。レースウイークでは、金曜に走る最初の10周以内でスピードに乗れるように頑張る」

    「シミュレーターの作業は、その多くがエンジニアのマシンセットアップを進めるために行われている。しかし、新しいサーキットに挑む場合には、ドライバーのために行われる作業の割合が高くなる。もちろん、実際にコースで走ってみるまで分からないことはいくつもある。バンプの数、風向きや、刻一刻と変わる路面コンディションなどは、体験しないと分らない。でも、僕はこれまでに多くのサーキットを走ってきた経験があるので、それらの知識を総合して、新しいサーキットについてイメージすることはできる。例えば、あるコーナーを走っているときに、過去に走ったサーキットの似たようなコーナーと比べることができるんだ」

    「このように、新しいコースについて学ぶ際には、経験が非常に役に立つ。シミュレーターで走る際には、実物のサーキットにできる限り近づけて作業を行うが、どこまで忠実かはもちろん分らない。縁石は一緒か、同じだけのグリップが得られるか、ほかの要素はないのか、タイヤラバーの乗りはどうか?など、シミュレーターからすべてを知ることは不可能だ。だから、過去のレース映像を見て、ドライバーがどのラインで走っているかを見るのは、新しいサーキットに挑むときに役立つ。コースを自分の目で確認できる、木曜日のコースウォークが待ちきれない!」

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