タグ: トヨタ

  • 中嶋一貴、スパ・フランコルシャン6時間レースを欠場

    中嶋一貴、スパ・フランコルシャン6時間レースを欠場

    中嶋一貴が、今週末のWEC第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レースを欠場することが決定した。

    フリー走行1回目にアウディと接触事故を起こした中嶋一貴は、サーキットのメディカルセンターへと運ばれた後、背部の痛みを訴えたことから、現地の病院でさらなる検査を受けた。

    TMGのディレクターを務めるロブ・ルーペンは「衝撃はかなり大きなものだった。彼はさらなる検査を受けるため、レースに参加することができない。もっと多くのことがわかったら声明を出す」とコメント。

    また、中嶋一貴が走らせていたトヨタ TS040ハイブリッドの1号車は、当初予想されていたよりもダメージが大きく、スペアのモノコックを用いてリビルドすることが必要になった。そのため、1号車はフリー走行2回目への参加は見送ることになった。

    「モノコックがかなりダメージを受けている。修復できるかどうか確認してみなくてはならない」とロブ・ルーペンはコメント。

    「スペアのモノコックを使って組み直し、明日には戻ってきたい」

    トヨタには、テスト兼リザーブドライバーとして小林可夢偉がいるが、1号車のドライバー構成がどうなるかはまだ未定となっている。

  • 中嶋一貴、練習走行でクラッシュして病院で検査 / WEC世界耐久選手権

    中嶋一貴、練習走行でクラッシュして病院で検査 / WEC世界耐久選手権

    中嶋一貴が、スパ・フランコルシャン6時間レースのフリー走行でクラッシュし、検査のため現地の病院に搬送された。

    ウェットコンディションで行われたフリー走行。トヨタ TS040ハイブリッドの1号車を走らせていた中嶋一貴は、オリバー・ジャービスが駆るアウディR18 e-トロン・クワトロの8号車と接触。

    中嶋一貴は、検査のためサーキットのメディカルセンターへと運ばれたが、背部に痛みを訴えたことから、現地の病院でさらなる検査を受けることとなった。

    トヨタの広報担当は「彼は大丈夫だと考えているが、しっかりと確認したい。さらなる検査のために地元の病院に向かった理由だ」とコメント。

    今回のクラッシュでトヨタのマシンはボディーワークのダメージのみと見られるているが、アウディの8号車は“かなり”のダメージを受けたとされている。

  • トヨタ:WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レース プレビュー

    トヨタ:WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レース プレビュー

    トヨタは、世界耐久選手権(WEC)第2戦となるスパ・フランコルシャン6時間レースを戦うべく、ベルギーへ向かう。

    トヨタの本拠地であるドイツ・ケルンはスパから約120kmの場所に位置しており、富士、そして今季からWECに加わったドイツのニュルブルクリンクと共に、チームにとっての3つのホームレースの初戦となる。

    アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴の3名がドライブするTS040 HYBRID #1号車は、今月初めに行われた開幕戦シルバーストン6時間レースで3位表彰台という結果でシーズンのスタートを切った。デビッドソンとブエミは、1年前のスパ6時間レースで勝利を挙げている。

    アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車はシルバーストンを4位でフィニッシュ。チームのポイント獲得に貢献し、トヨタはマニュファクチャラー選手権では首位のアウディに8ポイント差の2位につけて第2戦スパに臨む。

    スパでのレースはTS040 HYBRIDにとって通算10戦目となるが、TS040 HYBRIDは昨年参戦した全てのレースで少なくとも1台が表彰台を獲得し、シリーズ5勝を飾っている。

    開幕戦同様、チームはハイダウンフォース仕様のTS040 HYBRIDを持ち込むが、最高速が重要な、長いケメルストレートなどを持つスパのコース特性に合わせ、ダウンフォースレベルはシルバーストンよりも低く設定されることになりそうだ。

    今年のスパ6時間は、2日間に全プログラムが詰め込まれ、忙しかった昨年までとは異なり、3日間のフォーマットで行われる。4月30日(木)は正午から午後1時半、午後4時半から午後6時(日本時間午後7時、午後11時半から)の2回の公式練習。5月1日(金)は午後2時からの1時間行われる公式練習3回目(同午後9時)の後、午後6時35分(同翌午前1時35分)からLMPクラスの予選が実施される。決勝レースは2日(土)午後2時半(同午後9時半)に6時間のスタートが切られる。

    今週、世界チャンピオンチームは、TOYOTA GAZOO Racingとして初めてWECのレースに挑みます。これは、トヨタ自動車が、モータースポーツを「もっといいクルマづくり」と「人材育成」に活かして行くという目的に基づくもの。また、WECへの挑戦で鍛えられたハイブリッド技術は、すでに多岐にわたり市販車開発に活かされ、今後もフィードバックは続けられて行く。

    佐藤俊男 チーム代表:
    スパは我々にとって重要なレースです。それはホームレースのひとつであるというだけではありません。ル・マン24時間レースの前の最後のレースということで、データ収集やTS040 HYBRIDの微調整など、ル・マンへの準備のために非常に重要な一戦です。昨年我々はスパで勝利を挙げているので、その再現が目標ですが、知っての通りライバルは強敵です。シルバーストンの後、チーム全員が大変なハードワークをこなして来ており、準備は出来ていますし、勝利へ向けて戦える自信もあります。

    アンソニー・デビッドソン (#1 TS040 HYBRID):
    スパは楽しいコースで、昨年勝っていることもあり、再びレースが出来ることを楽しみにしています。開幕戦シルバーストンよりも我々の競争力が向上していることを願っています。スパでは常に天候は予測出来ません。何が起こるか誰にも分かりませんし、それは間違いなく結果に影響を与えます。コースは本当に魅力的で、LMP1カーでオー・ルージュを走るのはF1でのそれよりもチャレンジングです。ほぼ全開で走り抜けることが出来れば最高ですが、それは同時に限界ぎりぎりでの走行ということも意味しています。

    セバスチャン・ブエミ (#1 TS040 HYBRID):
    スパは素晴らしいコースで、間違いなく私のお気に入りのコースの一つです。オー・ルージュのような高速コーナーを我々のTS040 HYBRIDで走り抜けるのは最高で、コースに戻るのを楽しみにしています。スパでは昨年勝利を挙げているだけになおさらです。コースはシルバーストンよりも我々のTS040 HYBRIDに適しているはずで、勝利を争える自信があります。勿論強力なライバルが居るので簡単ではなく、練習走行から全てのパフォーマンスを引き出せるように集中しなくてはなりません。我々はやる気に満ちており、挑戦を楽しみにしています。

    中嶋一貴 (#1 TS040 HYBRID):
    スパという、ドライバーにとって最高のサーキットでレースを戦うのは本当に楽しい体験です。ケルンに戻ったチームが、このレースへ向けた準備のためにハードワークを続けてくれたことは知っていますし、シルバーストン以上の競争力で臨めると期待しています。スパも間違いなく接近戦で、ファンにとっては素晴らしいレースになるでしょう。昨年は私にとってスパで初めてとなる表彰台に登ることが出来ましたが、まだスパでは勝てていません。今年はそれに挑戦する最高のチャンスだと思っています。

    アレックス・ブルツ (#2 TS040 HYBRID):
    スパは本当に素晴らしいコーナーをいくつも持つ、最高のサーキットです。天候は予測出来ませんが、昨年は、その変わりやすさを経験出来たという点で良いレースでした。同様に、スパはタイヤ選択という点でも特別です。大変な挑戦を要求されるので、公式練習走行から確実に正しい方向性へ進めるように、ハードワークが必要です。そのために可能な限りの時間を費やすことになるでしょうが、その努力が報われることを願っています。

    ステファン・サラザン (#2 TS040 HYBRID):
    スパは私の好きなサーキットのひとつで、再訪を楽しみにしています。とてもエキサイティングで、ドライバーにとって、とてもチャレンジングです。長い歴史を持つ、昔ながらのサーキットで、特別な雰囲気を持っています。この週末、良い結果を得るべく燃えています。ル・マン前の最後のレースということもあり、常に勝利を目指して戦えるように、前向きな気持ちで全員がレースを終えられればと思っています。好結果が得られると確信しています。

    マイク・コンウェイ (#2 TS040 HYBRID):
    私自身、スパを走るのは2008年にGP2で戦って以来となり、ずいぶん久しぶりです。スパは好きなサーキットのひとつなので、TS040 HYBRIDで走れることが本当に楽しみです。素晴らしい体験となるでしょう。シルバーストンではまずまずのシーズンスタートを切ることが出来ましたが、スパは我々のTS040 HYBRIDにマッチしているので、更なる強さが見せられるはずです。スパは我々が昨年勝利を挙げたサーキットのひとつなので、今年も優勝トロフィを防衛すると共に、ル・マンに向けて完璧な準備を整えたいと思っています。

  • トヨタ、開幕戦は3位表彰台と4位 / WEC 開幕戦 シルバーストン

    トヨタ、開幕戦は3位表彰台と4位 / WEC 開幕戦 シルバーストン

    トヨタは、2015年WEC開幕戦シルバーストン6時間レースに、2014シーズンチャンピオンとして臨んだが、激しい戦いとなり、3位、4位でレースを終えた。

    アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴がドライブしたTS040 HYBRID #1号車は、スタートからゴールまでライバルと激しい戦いを繰り広げ、優勝したアウディに14秒816差で3位を獲得した。

    アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#2号車も力強い走りをした結果4位となり、チームに貴重なポイントを持ち帰った。

    スタートは#1号車がブエミ、#2号車をブルツが担当、アウディといつにない激しい争いを繰り広げた。スタートから息もつかせぬ30分が過ぎた時点では、#1号車は3位、#2号車はコース上の混雑に阻まれ6位を走行した。その直後にLMP2カーのコースオフで全コースに黄旗が提示されたタイミングで2台のTS040 HYBRIDはタイヤ交換と燃料補給のためにピットへ飛び込んだ。さらに30分後に再度黄旗が出され、#2号車はライバルと異なる作戦を取るための燃料補給に、再びピットへと入った。

    コースがクリアとなり、グリーンフラッグが提示されると、ブエミはタイヤのグリップ不足を訴え、苦しい戦いを強いられた。ブエミは5位まで順位を落としたが、ポルシェ#17号車とアウディ#2号車のトラブルによる後退で順位を上げ、#1号車は3位、#2号車は4位に繰り上がった。

    レースの4分の1を消化した時、#1号車はブエミからデビッドソンに交替、#2号車はブルツからコンウェイにステアリングが渡された。交替したデビッドソンはすぐにトップ争いに加わり、次のピットストップでタイヤ交換をしたライバル達を尻目に、トップに躍り出た。その時点でタイヤ交換を先に延ばしたデビッドソンが首位、コンウェイが2位を固めたが、アウディ、ポルシェとの三つ巴の戦いは激しさを増し、ホイール・トゥ・ホイールの争いが展開された。その後レースが半ばを過ぎた時、コンウェイはコーナーのポールを車体前部に引っかけ、4位に後退した。

    レースが3分の2を経過すると、#1号車には中嶋が、#2号車にはサラザンが交替し、2台のTS040 HYBRIDは異なったタイヤ戦略を採用して最後の2時間に突入した。その後はアウディ#7号車に大幅なリードを許したものの、#1号車はポルシェ#18号車との激しい2位争いに突入した。そして最後の1時間、#1号車はブエミの手に託され、2位を行くポルシェ#18号車を猛追した。しかし、最後の給油のためのスプラッシュ・ピットストップで#1号車はポルシェに届かず、3位でゴールを迎えた。サラザンから#2号車を受け取ったブルツは4位でレースを終えた。

    3位に入賞したTS040 HYBRID #1号車の素晴らしい戦い振りに対し、英国レーシング・ドライバーズ・クラブのメンバーで最高位となったドライバーに与えられるリチャード・ロイド・トロフィーをアンソニー・デビッドソンが獲得出来たのはチーム全体にとって非常に名誉なことだった。

    3週間のインターバルを経た5月2日(土)、トヨタ・レーシングはWEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースに挑む。

    佐藤俊男 チーム代表:
    LMP1に参戦する3メーカーによるエキサイティングな戦いを目の当たりにし、とても感銘を受けました。各メーカーの先行する1台ずつの3台が最後まで僅差の戦いを繰り広げたレースは、まさに6時間スプリントレースと言えるものでした。本日、素晴らしいパフォーマンスを発揮したアウディの勝利を祝福したいと思います。 我々は、可能な限り全力を尽くし、良い戦いが出来たと思います。もちろん勝利がベストですが、本当の戦いは始まったばかりです。 オフシーズンを通じて競争力を増しており、挑戦の準備は整っております。 より強くなって次戦のスパへ戻れることを確信しています。

    アンソニー・デビッドソン:
    リチャード・ロイド・トロフィーを獲得出来ました。今日何かを勝ち取れたということについては喜んでいます。このサーキットでは我々の強さを真に示すことは出来ませんでした。これまでも我々はここで苦戦して来ました。昨年1-2フィニッシュ出来たのは天候に助けられた部分もあります。次のレースを楽しみにしており、第2戦スパではもっと強さを見せられると思っています。次戦はタイヤの摩耗が大きな要因となると思いますが、上手く行くことを望んでいます。
    セバスチャン・ブエミ:
    我々にとっては難しいレースでしたが、スタートから本当にハードにプッシュしました。 1セットのタイヤで2スティントを走りながら全力でプッシュし続けるなど、いくつかのことを試しました。最後はポルシェを捕らえるべくアタックしましたが、摩耗の進んだタイヤではそれは叶いませんでした。素晴らしい仕事をしたアウディとポルシェに祝福を贈ります。これから我々は、次戦スパでもっと良い結果を得るべく全力で準備を進めて行きます。

    中嶋一貴:
    LMP1クラスは非常に僅差で、タフなレースでした。大変な接近戦となり、6時間にわたってずっと全力でプッシュし続けなくてはなりませんでした。ポルシェをパスし2位を得るチャンスはあったと思いますが、最後まで果たすことは出来ませんでした。とはいえ表彰台を獲得出来たのはまずまずの結果です。ハードなレースになることを予想していましたが、我々のやるべきことを成し遂げ、ミス無くレースを走り切ることが出来ました。これは着実なスタートと言えると思います。

    アレックス・ブルツ:
    チームとして、今日はアウディのペースで戦うことは出来ませんでした。我々のTS040 HYBRIDの特性を考えると、このサーキットは最も厳しいものでしたが、他のライバルより遅くて良いということはありません。淡々とハードワークをこなさなければなりませんでした。今シーズンは最終戦までライバルとの壮絶な戦いになると思いますが、それは良いニュースです。そして、悪いニュースは、今日、優勝という結果を出せなかったことです。

    ステファン・サラザン:
    去年の1-2フィニッシュと比べれば、確かに最高の結果とは言えません。しかし、我々は良く戦ったと思うし、たくさんポイントも獲得しました。このサーキットが我々向きではなく、この何年間もアウディがとても速くて得意とするコースであることも知っています。完璧なスタートではないですが、良い滑り出しと言えるのではないでしょうか。チャンピオンシップでは2位に付けています。もう気持ちはスパに切り替え、次戦ではさらに良い結果を出せると確信しています。

    マイク・コンウェイ:
    タフなレースでした。コース脇の樹脂製ポールをフロント部に当ててしまい、それが私のスティントを台無しにしてしまいました。ダウンフォースを失い、スティントの残りが予測不能な状態になってしまったからです。ピットストップでこのポールを取り除いてから、すべては正常に戻ったので、遅れを取り戻そうと試みました。4位獲得は成し得たベストの結果であり、ポイントも獲得して帰れます。スパの週末がより良くなるよう、楽しみにしています。

  • トヨタ:WEC 開幕戦 シルバーストン6時間レース プレビュー

    トヨタ:WEC 開幕戦 シルバーストン6時間レース プレビュー

    トヨタは、日本の自動車メーカーとして初めて世界耐久選手権(WEC)を制したチャンピオンチームとして、来る4月12日に行われる2015年WEC開幕戦シルバーストン6時間レースに参戦する。冬のオフシーズンに行われたテストを順調にこなし、新しいシーズンに向けてチームはタイトル死守へと全力で臨む。

    昨シーズン、トヨタ・レーシングは幸先良く開幕戦シルバーストン戦を1、2位で飾り、その勝利を皮切りに全8戦中5勝を成し遂げた。

    その主役であるTS040 HYBRIDは、省エネルギー規則が施行された新時代のモータースポーツにおける最高性能のレースカーであることを証明した。

    しかし、今シーズンはLMP1クラスで戦うアウディ、ポルシェ、トヨタの3メーカーは、いずれも性能を向上させて参戦、WEC史上かつてない激戦が予想される。

    2014年にWECドライバーズ・タイトルを獲得したトヨタ・レーシングのアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミは、開幕戦から新しいチームメイト中嶋一貴を加え、TS040 HYBRID1号車で開幕戦に挑む。また、デビッドソンとブエミは、1905年以来、タツィオ・ヌボラーリ、スターリング・モス、グラハム・ヒルら偉大なイギリス人ドライバーが獲得して来た伝統ある王室自動車クラブ(RAC)国際ツーリストトロフィー(*注1)の保守にも挑む。
    *注1…シルバーストンで開催される世界的ツーリングカーレースの勝者に与えられ、2013年からWECの優勝ドライバーに与えられている。

    TS040 HYBRID 2号車は今年から、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンにマイク・コンウェイが正式に加わる。コンウェイはすでに昨年彼らとチームを組んで3戦を戦い、バーレーンで勝利を挙げている。イギリス人のコンウェイが加わることで、TS040 HYBRIDは2台ともイギリス人ドライバーが走る事になり、シルバーストンでは自国のファンの大きな声援を得ることになるだろう。

    TS040 HYBRIDは昨年仕様から大幅な改良が施され、動力性能と信頼性向上、更に軽量化のために80%の部品が新しく設計し直された。パワートレインは昨年と比べて信頼性を向上した上に、6MJのハイブリッド・エネルギーを使用し、1000馬力を越える出力を誇る。空力性能にも当然磨きをかけ、ハイダウンフォース、ローダウンフォースの2仕様を準備している。高速コーナーの多いシルバーストンにはハイダウンフォース仕様が持ち込まれる。このハイ、ロー2つのダウンフォース仕様は、3月末にポールリカールで行われたWEC合同テストで試走、満足のいくデータが得られている。

    最後に、シルバーストン6時間レースはトヨタ・レーシングにとって新しいスタートとも言える。これまでトヨタ・レーシングWECプログラムを牽引してきた木下美明TMG社長が4月1日付けで日本に帰国、後継の佐藤俊男TMG新社長のもとでの初めてのレースになるからだ。とはいえ、このレースには木下前社長も来場、佐藤新社長に指揮権の引き継ぎを行う。

    レース・スケジュールは4月10日(金)に90分の公式練習が2セッション(午前11時55分、午後3時55分)行われ、翌11日(土)に最終公式練習セッション(午前9時)、続いて公式予選(午後12時30分)が行われる。決勝レースは12日(日)正午(日本時間午後8時)にスタートを切る。

    佐藤俊男 チーム代表:
    トヨタ・レーシングの一員として最初のレースを迎えるにあたり、とても興奮しています。木下さんとケルンのTMGスタッフ全員から歓待を受け、声援をもらうことが出来ました。今週末、WECのレースウィークという強烈な経験が出来ることを楽しみにしています。私は新しい役割を任されることとなりましたが、何年も前からチームの進化を見守って来ており、チーム代表になることは大きな名誉と思っています。毎年我々は強さを増しており、それは今年も変わらないはずです。勿論、今季も手強いライバルからの挑戦を受けるでしょう。しかし、我々は着実に努力を重ねて来ており、間違いなく更に厳しくなるであろうシーズンへ向け、必要な準備は出来ていると信じています。まずは目前に迫った開幕戦シルバーストンで、新しいTS040 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出し、最高のシーズンへとスタートを切るために集中しなくてはなりません。

    アンソニー・デビッドソン (#1 TS040 HYBRID):
    シルバーストンは素晴らしいコースで、いつも最高の観客が応援してくれます。それだけに戻れることに興奮し、地元のファンの前で素晴らしい戦いを見せられればと思っています。初めてワールドチャンピオンとしてレースをスタート出来るというのは素晴らしいことで、ゼッケン1のTS040 HYBRIDをドライブするのは最高の気分でしょう。シルバーストンでその姿を披露出来ることは誇らしく、ゼッケン1を守ることが今年の目標なので、良いスタートが切れればと思っています。セバスチャンと私は昨年、シルバーストン6時間レースの勝者に送られるツーリストトロフィーも獲得しましたが、モータースポーツ界で最古のトロフィーであるこれを防衛するという意味でも、重要な週末になるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ (#1 TS040 HYBRID):
    シルバーストンでのレースを予測するのはいつも簡単ではありません。4月の天候は変わりやすく、何が起こるか分かりません。昨年我々は1-2フィニッシュを達成したので、今年もその再現が出来ればと思いますが、ライバルとの相対関係が分からないので、それを予測するには早過ぎます。ゼッケン1を着けてスタートするのは素晴らしい気分です。それは昨年我々が成し遂げた大きな成果を示したものですが、既に過去のことであり、来年もゼッケン1が維持出来るように全力を尽くします。今年も優勝を争えることを期待しています。

    中嶋一貴 (#1 TS040 HYBRID):
    開幕戦は常に興味深いものです。全ての異なるマニュファクチャラーのパフォーマンスを確認出来るので、本当に楽しみにしています。シルバーストンでのレースはエキサイティングです。良い印象を持っていますし、多くのハイスピードコーナーを持つ新しいコースレイアウトも素晴らしいものです。昨年は1-2フィニッシュという完璧な結果でシーズンをスタートすることが出来たので、今年もそれが再現出来れば最高です。我々は冬季オフシーズンもハードワークを続けて来たので、高いモチベーションとチームスピリットと共にシルバーストンに向かいます。目標は勿論優勝です。出来る限りハードにプッシュしていくつもりです。

    アレックス・ブルツ (#2 TS040 HYBRID):
    シーズンの開幕戦は、ライバルも同じですが、パフォーマンス面で我々がどのレベルにいるのか全く分かりません。タフな戦いになるとは思っていますが、再びトップ争いが出来ることを望んでいます。私はシルバーストンをよく知っています。非常に高速で荒れた路面を持っていますが、全体的に見ればスポーツカーでのレースには最高のコースです。イギリスのファンは本当にモータースポーツ好きなので、ここに来るのはいつも良い気分です。時に気温が下がったり、風が強まったり、ウェットコンディションになることもありますが、それも英国モータースポーツの聖地であるシルバーストンでのレースの一部です。

    ステファン・サラザン (#2 TS040 HYBRID):
    シルバーストンに行くのを楽しみにしており、当然勝ちたいと思っています。再び1-2フィニッシュでシーズンのスタートが切れれば良いのですが、間違いなくライバルとの激戦になるでしょう。私はシルバーストンがとても好きで、特に高速セクションは本当に楽しいです。天候は常に大きな要素となりますが、予測は困難です。難しいレースになることが多いのですが、それもシルバーストンならではのレースといえます。アレックス、マイクと共に戦うシーズンのスタートとなる、この週末が楽しみです。我々には素晴らしいチームスピリットがあり、チームメイトは真のプロフェッショナルです。

    マイク・コンウェイ (#2 TS040 HYBRID):
    シルバーストンは私にとってホームレースなので、再びこのコースに戻るのを楽しみにしています。私自身、コースを訪れるのは2013年以来となりますが、新しいコースレイアウトは本当に楽しめると思うし、ハイスピードコーナーなど、我々のTS040 HYBRIDにとても適していると思っています。地元のファンの前で走るのはいつも素晴らしい気分です。イギリスのファンは本当に情熱的で、素晴らしい雰囲気で盛り上げてくれます。シーズンのスタートが待ちきれません。我々がどのレベルにいるのか確かなことは分かりませんが、シルバーストンでそれは明らかになるでしょうし、出来れば我々が良い位置にいることを望んでいます。

    トヨタ・レーシングのシルバーストンでの戦績:
    2012 #7:予選3番手、決勝2位
    2013 #7:予選1番手、決勝4位/#7:予選2番手、決勝3位
    2014 #7:予選1番手、決勝2位/#7:予選5番手、決勝1位

  • トヨタ、新型1.2L直噴ターボエンジンを開発 / オーリスに搭載

    トヨタ、新型1.2L直噴ターボエンジンを開発 / オーリスに搭載

    トヨタは、高いエンジン熱効率と力強い加速をもたらす動力性能を両立した1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」を新たに開発。

    ハイブリッド専用エンジンならびに従来型エンジンの開発で培った技術に、過給技術を追加することにより、世界トップレベルの高熱効率の過給エンジンを実現した。マイナーチェンジしたオーリスに搭載する。

    新型ターボエンジンは、排気ガス温度を最適にする水冷シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールドとシングルスクロールターボチャージャーの組み合わせにより、ターボチャージャーの優れた過給効率を実現。コンパクトな水冷式インタークーラーの採用によって、エンジンの熱負荷に左右されず、運転状況に応じた吸気冷却効果を発揮。これにより、アクセル操作に対する瞬時のレスポンスと、幅広い回転域での最大トルクの発生を実現している。

    また、シリンダー内の強いタンブル流(縦回転の渦)と、先進の直噴技術D-4Tが理想的な混合気を形成し、高効率の高速燃焼を実現。さらに、負荷に応じバルブ開閉タイミングを制御する連続可変バルブタイミング機構VVT-iW(吸気側)が可能としたアトキンソンサイクルなど、燃焼改善と損失改善を追求することで、量産過給ガソリンエンジンとしては、世界トップレベルの最大熱効率36%を達成した。

    トヨタは「化石燃料の消費抑制のため、販売車両の多数を占める従来型エンジン車の燃費向上に取り組んでいる。高熱効率の低燃費エンジン群に、動力性能も両立した過給エンジンを追加することで、お客様にとって最適なエコカーを選んでいただける選択肢を提供。引き続き、すべてのクルマの環境性能をこれまで以上に高めていく」とした。

  • 小林可夢偉、トヨタWECのテスト兼リザーブドライバーに就任

    小林可夢偉、トヨタWECのテスト兼リザーブドライバーに就任

    小林可夢偉が、トヨタWECのテスト兼リザーブドライバーに就任したことが発表された。

    小林可夢偉は、昨年まで同役割を務めたマイク・コンウェイのレース参戦に伴い、新たにテスト/リザーブ・ドライバーに採用された。

    小林可夢偉は、2009年のトヨタ最後のF1グランプリ(アブダビGP)で6位に入る実力を見せた。今年は日本国内のスーパーフォーミュラに参戦、同時にトヨタのWECドライバーラインアップに加わった。

    小林可夢偉 (テスト兼リザーブドライバー)
    「トヨタチームに戻れて喜んでいますし、チームと共に戦えるチャンスを与えられたことに感謝しています。チームスタッフの多くが、私がトヨタF1で戦っていた時を良く知っているメンバーなので、我が家に帰って来たような気分です。すでにTS040 HYBRIDでのテストは行っていますが、最新のハイブリッド技術には感銘を受けました。チームにとって今年も重要な年となりますが、チームスタッフ全員との強力な協力体制を築いて、TS040 HYBRIDの開発に貢献出来ることを楽しみにしています」

  • トヨタ、2015年型「TS040 HYBRID」を発表

    トヨタ、2015年型「TS040 HYBRID」を発表

    トヨタは、2015年の世界耐久選手権(WEC)に参戦するLMP1カー「TS040 HYBRID」を発表した。

    トヨタ・レーシングは、2015年の世界耐久選手権(WEC)に、マニュファクチャラー/ドライバーの“ダブルタイトル”ホルダーとして参戦する。トヨタ自動車は、2014年にWECで好成績を挙げた結果、日本の自動車メーカーとして初めて世界耐久選手権を制した企業になった。同時にトヨタ車を駆ったアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミがドライバーズ選手権タイトルを獲得している。

    スピードだけでなくエネルギー効率が性能を決める重要な要素になった昨年のWECで、TS040 HYBRIDは8戦中5勝という記録を達成した。

    2015年型TS040 HYBRIDは、2014年にタイトルを獲得したTS040 HYBRIDの進化モデル。進化型とはいえ、空力を最新のものに改良したのを始め、ボディ前端のクラッシャブルストラクチャーを含めて見直し、タイヤを今まで以上に効率良く使える様にサスペンションを設計し直し、加えて重量の軽減に努めた。

    2015年型TS040 HYBRIDは、これまで高い信頼性を誇ってきたトヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)をパワートレインに採用。このシステムは非常に高い熱効率を誇り、総出力1000馬力以上を発揮する。

    昨シーズン同様、TS040 HYBRIDのERS(エネルギー回生システム)は放出エネルギー量6MJを採用するが、更なる性能のためスーパーキャパシタの構造変更も行っている。

    チームは今年もふたつの空力パッケージを準備し、今週ここポールリカールで両方をテストする。ル・マン仕様は高速なル・マンのサーキットでの走行に向けて準備したもので、もう一方のスプリント・パッケージはリアウィング、エンジンカバー、フロントのボディワーク等に手を加え、高いダウンフォースを発生している。

    今年のTS040 HYBRIDは昨年のル・マン24時間レースが終了するとすぐに開発に取りかかり、今年の1月13日にポールリカールで初走行を行った。それからチームはモーターランド・アラゴン(スペイン)で2回、ポルティマオ(ポルトガル)で1回、3日間にわたるテスト走行を行い、今日の発表会までに2万5000kmの走行をこなした。

    TS040 HYBRID #1号車の運転席には2014年のチャンピオン・コンビであるアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミ、そして今年は初めてWEC全戦出場となる中嶋一貴が乗る。#2号車にはアレックス・ブルツ、ステファン・サラザンに加え、2014年はテスト/リザーブ・ドライバーとして第7戦バーレーン6時間レース優勝の一角を担ったマイク・コンウェイが全戦を走る。 ニコラス・ラピエールは3シーズンをレースドライバーとして戦った後、今年はテスト兼開発ドライバーとして参加する

    2015年はWECのレギュレーションにもいくつかの変更が見られている。まずエンジンに関しては、1シーズンを通して5基までの使用しか許されなくなる。とはいえ、過去3シーズンに於いていずれのチームも5基以上のエンジンは使用していない。タイヤに関しても、バーレーン、上海、ル・マン以外のレースでは、練習走行ではスリックタイヤは最大4セット、予選と決勝では6セットまでしか使用出来ない。但し、予選・決勝用には、バーレーンと上海は8セット、ル・マンは11セットまで使用可能となる。

    ボディワークの柔軟度に関しても新しい規定が導入された。スプリッター、リアウィング、ディフューザー、プランクなどが走行中規定以上に変形しないようにする必要がある。また、体重が平均80Kg以下の軽いドライバーが搭乗するときにはバラストを搭載しなければならない。

    開幕戦は4月12日のシルバーストン6時間レースとなる。

    村田久武 モータースポーツユニット開発部部長:
    我々はTS040 HYBRIDをアップグレードするために努力を重ねてきました。そして、パワーユニットを含む、多くの領域で進化を遂げました。これはトータルでの最大出力が1000馬力以上になり、パワーユニットのパフォーマンスがかなり向上したことを意味しています。我々の開発目標は、トータルでの最高出力と安定性を昨年よりも高めることです。ハイブリッドシステムのパフォーマンス向上は、特にレースで距離を走行したときに、全てのサーキットにおいて見ることが出来るでしょう。我々の2015年シーズンへ向けたアップグレードは、より良いハイブリッドカーを生み出すためのステップであり、何度も言っていますが、TS040 HYBRIDによって培われたコンポーネントおよび技術は将来、トヨタの市販車に活かされることになります。

    パスカル・バセロン テクニカル・ディレクター:
    車両規則が大きく変わらなかったので、我々のコンセプトは明快で、2014年シーズン以上のパフォーマンスを出すことです。そのため、2015年型のTS040 HYBRIDは、完全な新型ではありませんが、ほぼ全ての面で進化を遂げていると言えます。一見あまり変わっていないように見えるかもしれませんが、部品の80%はデザインし直しました。今年も我々はハイダウンフォース仕様とローダウンフォース仕様を用意します。理由は例年と同じく、ル・マンは他の多くのコースとは要求される性能が大きく異なるからです。現行の車両規則では、空気抵抗を低く保ったままこれらのパッケージにおいて最大の効果を得るには、リアウィングやエンジンカバー、そして車両先端部の変更が有効となります。これまでのところ「1チームだけのレース」であるテストにおいて、満足行く結果を得ています。我々は、残された数週間で、開幕戦へ向けた準備を終えなくてはなりません。

    アンソニー・デビッドソン (#1 TS040 HYBRID):
    ゼッケン1を自分たちの車両に付けられるというのは本当に素晴らしいことで、これを堅守したいと思っています。昨年はチャンピオンを獲得し最高の気分でしたが、最大のレースであるル・マン24時間で勝てませんでした。私個人よりも、チームとして、この6月の偉大なレースに勝つことが目標です。競争がさらに厳しいものになることは分かっており、昨年以上に運に恵まれることを望んでいます。ル・マン24時間レースでは運を味方につけることも必要です。現行の規則になって2年目のシーズンなので、我々のTS040 HYBRIDは多くの領域で正常進化を遂げました。第一印象は良好で、今重要なことは改良を続け、チャンスを逃さないことです。

    セバスチャン・ブエミ (#1 TS040 HYBRID):
    ゼッケン1番を付けてのシーズンスタートはいつでも嬉しいものです。それは昨年の我々が成し遂げたことを表しているからです。今年も出来る限り多くのレースで勝ちたいとは思っていますが、最大の目標は間違いなくル・マン24時間での勝利です。ル・マン24時間は獲得ポイントも倍なので、シリーズタイトル争いにも大きな助けとなります。我々には昨年の時点で既に、素晴らしいTS040 HYBRIDがあるので、大きな変更をすることなく、さらなる進化を目指しています。全ての領域で少しずつ改良を重ねていけば、それはラップタイム向上につながります。我々の努力が報われ、昨年同様に上位争いが続けられることを期待しています。

    中嶋一貴 (#1 TS040 HYBRID):
    WECのシリーズにフル参戦出来ることになって最高の気分です。昨年は何戦かをTVで観戦することになり、チームと共に戦うことが出来ませんでした。それだけにシルバーストンでの開幕戦が待ち切れません。今年はアンソニー、セバスチャンと組むということで、きっと楽しいものになるでしょう。チーム構成は変わりますが、我々は2台で一つのチームとして同じ目標を持っています。今年は昨年同様、全てのレースでトップを狙い、ゼッケン1を守れればと思っています。ゼッケン1が付いた自分の車両を見るのは素晴らしいことです。これまでのところ、アップデートされたTS040 HYBRIDの感触は良く、自信もありますが、まだやらなくてはならない作業も残っており、最良の状態で開幕戦を迎えられるよう準備をしなくてはなりません。

    アレックス・ブルツ (#2 TS040 HYBRID):
    希望に満ちた新シーズンがスタートします。我々はチームとして昨年タイトルを獲得しました。今年の目標はそれに加えてル・マン24時間でも勝つことです。私自身にとっては3度目となるル・マンでの勝利を切望しています。我々は既に最初のテストを改良型のTS040 HYBRIDで行っており、2014年よりも早いラップタイムをマークし、加えて信頼性でも改良は進んでいます。これらの面から見て、全てが順調と言えます。もちろんライバルもハードワークを重ねて来ていることは分かっていますが、全体的に見れば、それが耐久レースをさらに素晴らしくしてくれます。驚くべき技術で多くの開発が進んでいますが、それがライバルよりも上手く行っていることを願っています。

    ステファン・サラザン (#2 TS040 HYBRID):
    2014年はタイトル獲得など、信じられないようなシーズンでしたが、もちろん今年はさらに良いシーズンにしたいと願っています。我々は既にTS040 HYBRIDの改良を進めており、テストは本当に上手く行っています。改良型TS040 HYBRIDの感触は非常に良く、思い切り攻めることが出来ます。チームは驚くほどの仕事ぶりでアップデートをこなしてくれました。我々は再び強さを見せられると思います。ライバルメーカーからの挑戦は激しく、厳しいものになると予想されるので、我々は集中してハードワークに励まなくてはなりません。ドライバー、エンジニア、メカニック、我々全員がベストを尽くせば、必ず良いシーズンが過ごせると思います。我々の素晴らしいチームスピリットがあれば、再び力強いシーズンが戦えるはずです。

    マイク・コンウェイ (#2 TS040 HYBRID):
    自分が世界チャンピオンを目指して戦えることにとても興奮しています。チームのタイトル防衛に貢献できると確信していますし、楽しみです。アレックス、ステファンと共にまた戦えることも嬉しいですし、互いに多くを学べると思っています。共にプッシュし合って、我々のパッケージからベストを引き出せるはずです。私自身は昨年バーレーンで初勝利を挙げることが出来ましたが、今年の目標は、昨年以上の勝利です。そしてもちろん全員が、最大のレースであるル・マン24時間を見据えています。戦いがどれだけ厳しいものかを伝えるのは難しいですが、2015年仕様のTS040 HYBRIDは良好ですし、開幕戦を楽しみにしています。

    TOYOTA TS040 HYBRID 2015 TOYOTA TS040 HYBRID 2015 トヨタ TS040 ハイブリッド

  • トヨタ WEC:木下美明がチーム代表を退任

    トヨタ WEC:木下美明がチーム代表を退任

    トヨタ WECでチーム代表を務めてきた木下美明が、退任することが発表された。

    ケルンに本拠を置き、トヨタWEC活動の中心であるTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)で永く社長を務めてきた木下美明は、4月1日付けで日本に帰国、トヨタ自動車で新しいポストに就く。

    トヨタのWEC参戦プロジェクトの長期継続の確約、世界耐久選手権タイトルの獲得、世界ラリー選手権(WRC)への参戦復帰という重要な仕事を終えた木下は、4月のWEC開幕戦シルバーストン6時間レースを最後に日本に帰国する予定。

    「TMGのスタッフ一同、木下がTMGとTMGのモータースポーツ活動に対して注いでくれた計り知れなく大きな貢献に対し、心から感謝し、新しいポジションでの成功を期待しています」とプレスリリースで述べた。

    木下美明のTMG社長職およびWECチーム代表からの離任に伴い行われた人事で、佐藤俊男がTMGとWECチーム代表に新しく就任する。

    佐藤俊男は、トヨタがF1グランプリに参戦していた時期にエンジン担当技術者としてTMGで働いており、いわば復帰と言うことになる。モータースポーツを離れていた期間、佐藤俊男はトヨタとレクサスにおいてハイブリッドシステムの開発に携わっており、膨大なハイブリッド技術を持ってのTMG復帰となる

    木下美明
    「TMGとモータースポーツプロジェクトから離れることになったのは寂しいです。しかし、今後も出来る限りレースを近くから見守り、チームをサポートしたいと思っています。我々が参戦を開始した2012年以来、励まし、サポートをしてくれたWECの関係者に感謝すると共に、耐久レースを戦う仲間の一員になれたことを誇りに思っています。今季、ゼッケン1を付けた我々のTS040 HYBRIDを見られるのは本当に素晴らしいことで、残る目標はル・マン24時間レースの制覇です。今シーズンは、4チームに増えたLMP1のマニュファクチャラー全てが異なる技術アプローチで参戦するということで、挑戦はこれまで以上に素晴らしいものになるでしょう。我々は懸命にTS040 HYBRIDの改良を続けてきました。今のところ、テストでの結果は勇気づけられるものです。しかし、まだ長い戦いは始まったばかりですし、ライバル達の最初のパフォーマンスを知りたいところですが、まず開幕戦としてのシルバーストンがとても大切だと思っています」

  • トヨタ、国際オリンピック委員会(IOC)のTOPパートナーに決定

    トヨタ、国際オリンピック委員会(IOC)のTOPパートナーに決定

    トヨタは、国際オリンピック委員会(IOC)との間で、東京オリンピックを含む2024年までのIOC「TOP(The Olympic Partner)パートナー」契約を締結し、東京にて発表会を実施した。

    発表会にはIOCのトーマス・バッハ会長、竹田恆和(マーケティング委員長(兼 日本オリンピック委員会会長)、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長をはじめとする、オリンピック関係団体の関係者、およびトヨタ代表取締役社長の豊田章男が出席した。

    今回、締結されたTOPパートナー契約の詳細は下記の通り。

    IOC「TOP(The Olympic Partner)パートナー」
    オリンピックの最高レベルのグローバルスポンサーシッププログラム。夏季・冬季オリンピック大会および関連活動について、スポンサー企業がグローバルで支援を行う。

    <対象期間>
    2015年〜2024年(2015年〜2016年の権利対象国は日本のみ。2017年からはグローバルの権利)

    <主な対象製品>
    モビリティ
    ・Vehicles(乗用車、小型モビリティ、商用車 等)
    ・Mobility Services(ITS、テレマティクスサービス 等) など

    豊田章男 (トヨタ代表取締役社長)
    「栄誉あるTOPパートナーの名に恥じないように、皆さまに『トヨタを選んでよかった』と思っていただけるように、オリンピック・ムーブメントの推進に貢献してまいりたいと思います。オリンピックの旗のもと、関係者、自動車業界の皆さまと心ひとつに、スポーツの力を『平和で差別のない、より良い社会づくり』に役立てていくお手伝いをしてまいりたいと思います」

    トーマス・バッハ (IOC会長)
    「『オリンピック・アジェンダ2020』は、オリンピック・ムーブメントの未来に向けた戦略的ロードマップです。IOCは、本アジェンダに掲げられている持続可能なモビリティ・ソリューションを提供する重要なパートナーとして、トヨタの参加を歓迎いたします。今回の合意は、IOCとオリンピック・ムーブメントの未来に対する、トヨタの強力なコミットメントの現れであると共に、『オリンピック・アジェンダ2020』を推進するうえで重要な役割を果たすものと受け止めています」