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  • トヨタ、TS050 HYBRIDでの初のル・マンのフルコーステストで手応え

    トヨタ、TS050 HYBRIDでの初のル・マンのフルコーステストで手応え

    FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースのレースウィークを前に、通常は公道として利用されている特設コースを使用してのテストデーが6月5日(日)に行われた。

    TOYOTA GAZOO Racingは今季デビューとなったTS050 HYBRIDにとって初めて走るル・マンのフルコースで8時間にわたるテストをこなし、レースに向けて貴重なデータを収集した。

    中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの駆るTS050 HYBRID #5号車はトップから1.822秒差の3分23秒197でテストデーでは総合5番手。小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名がドライブする#6号車は6番手のタイムをマークした。

    約1年にわたる、ドイツ・ケルンのTMGとトヨタ東富士研究所での努力の積み重ねにより生み出されたTS050 HYBRIDは、新たに2.4リッター直噴ツインターボエンジンと、8MJに対応したバッテリー方式のハイブリッドシステムを採用、無念の結果に終わった2015年のル・マン24時間レースの直後から改良を続け、この日のテストで手応えを得た。

    2台のTS050 HYBRIDは規則により昨年に比べ燃料消費量を約10%低減されたにも関わらず、昨年のベストタイムを2.124秒も上回って見せた。

    また、2台はトータルで179周、2440kmを走破し、耐久性の面でも高い能力を示した。#6号車はこの日LMP1カーの中で最も多い周回をこなした。

    TS050 HYBRIDの開発においては、チームのアドバイザー兼アンバサダーのアレックス・ブルツが、2度のル・マン勝利の経験を活かし、既に今季も数回のテストに参加している。今回のテストでも#6号車で5周をこなした。

    ル・マン24時間レースが行われるサルト・サーキットのほとんどは通常、公道として使用されており、この日行われた2度の4時間にわたるテストセッションは、レースウィークの6月15日(水)に練習走行が開始されるまで、唯一フルコースを走行出来るチャンスとなる。

    この日のテストは、ル・マン24時間レースに向けて開発してきたローダウンフォース仕様での初走行であり、その競合力を見極める意味でもチームにとって非常に重要な機会となった。

    この新しいパッケージは空気抵抗を低減して設計されており、ブレーキング時に充電された8MJのエネルギーによるハイブリッド・ブーストは最高速を更に向上させるものとなる。

    TS050 HYBRID #5号車:
    (中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    テストセッション第1回目: 5番手 (3分23秒197), 40周
    テストセッション第2回目: 6番手 (3分25秒324), 42周

    中嶋一貴:
    再びここを走ることが出来て嬉しいですし、楽しめました。良い一日となり、天候もドライのまま推移してくれたことで、多くの周回を走ることが出来ました。午後にはロングランを担当し、タイヤ選択などで有用な多くのデータを得られました。セットアップも着々と進歩しており、今日望んでいた全ての作業はこなせました。パフォーマンス面でも、チーム全員の努力のおかげで昨年に比べ大きな向上が見られ、順調だと思います。

    アンソニー・デビッドソン:
    ル・マンに戻って来てTS050 HYBRIDをドライブ出来て喜んでいます。昨年の車両よりも大きな進化を遂げていることを感じられました。バランスも良く、ストレートスピードが重要なこのサーキットにおける8MJのハイブリッド・ブーストは素晴らしいものでした。しかし、車両安定性や高速コーナーの挙動など、更なるバランス向上のために作業を続けます。勿論まだやるべきことはありますが、今日一日のテストでこなせた内容については満足しています。

    セバスチャン・ブエミ:
    今日は多くの周回をこなして貴重なデータを得られましたが、忙しい一日でした。これから得られたデータを解析し、決勝レースへ向け、さらに改良を進めていきます。我々は常に速さを望んでおり、まだ満足してはいられません。しかし、手応えはあり、今日の結果には満足しています。TS050 HYBRIDはル・マンにおいての感触は良く、レースウィークに再び走るのが楽しみです。

    TS050 HYBRID #6号車:
    (小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    テストセッション第1回目: 6番手 (3分23秒721), 54周
    テストセッション第2回目: 5番手 (3分24秒182), 43周

    小林可夢偉:
    私にとってTS050 HYBRIDでの初めてのル・マンの経験となりましたが、順調でした。車両のセッティングを進め、多くの周回をこなすことが出来ました。今日の目的は多くのデータを収集すること、特にローダウンフォース空力パッケージでのデータ収集でした。良い一日でしたし、私にとっても良い感触でレースウィークに臨めそうです。トヨタドライバーとして初めてのル・マン24時間レース参戦を楽しんでおり、ここにいられて本当に嬉しいです。

    ステファン・サラザン:
    チームが今年のル・マンに向けて大変な努力を続けてきたお陰で、我々はTS050 HYBRIDで大きな進歩を遂げることが出来ました。このハイブリッド車両でこのコースを走る経験が出来るのは大変な喜びです。我々にとっては良い一日でした。セットアップ面で多くの作業をこなし、レースに強く、バランスの良い、狙った通りの車両に仕上げることが出来ました。レースへ向けてはセットアップの改善などまだやるべきことがありますが、今年は24時間を上位で争うことが出来ると確信しています。

    マイク・コンウェイ:
    皆がこの数週間、どれだけの努力をして来たかを知っているだけに、このテストのために車両を準備してくれたチームに感謝しています。いつもはテストが出来ないこのコースで、非常に多くの周回をこなせて良かったです。TS050 HYBRIDのバランスには満足しています。あまりクリアラップが取れなかったことと、更なるバランスの向上に集中していたので、ラップタイムはあまり気にしていません。我々は燃料の少ない状態や新しいタイヤでのアタックを試していませんし、タイムについてはまだ向上の余地があるでしょう。

    アレックス・ブルツ(チームアドバイザー兼アンバサダー):
    このル・マンのコースで再びコックピットに戻ることが出来て素晴らしい気分です。冬の間のテストでもたびたびテストを担当していたので車両には慣れています。引退したレーシングドライバーとして、この素晴らしいLMP1ハイブリッド・プロトタイプカーを再びル・マンでドライブ出来るチャンスを得られたということで、私にとっては最高の一日になり、楽しみました。しかし勿論、チームへのフィードバックを行いました。我々のテストは予定通り全てが順調に終わりました。

    関連:ル・マン24時間レース 2016:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

  • トヨタ、首位独走もトラブルで無念の2台戦線離脱 / WEC 第2戦

    トヨタ、首位独走もトラブルで無念の2台戦線離脱 / WEC 第2戦

    5月7日(土)スパ・フランコルシャン6時間レースの決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは#5号車が4時間の時点で首位を独走していたものの、突然のエンジントラブルで脱落。#6号車も中盤のトラブルでリタイアに終わった。

    TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースで、ほぼ手中にしていた勝利をトラブルで逸し、無念の結果で終えることとなった。

    シリーズのマニュファクチャラーズ選手権ポイントリーダーとして今大会に臨んだトヨタは、レース開始から4時間が経過した時点で首位を独走し、2014年以来となるスパ・フランコルシャン6時間レースでの優勝を目前にしていた。

    しかし、2台のTS050 HYBRIDは共にエンジントラブルに見舞われ、レースからの脱落を余儀なくされてしまった。中嶋一貴、アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミが駆った#5号車は総合26位でレースを終えることとなったが、クラス7位完走で、マニュファクチャラーズ選手権において12ポイントを獲得した。小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの#6号車はリタイアに終わった。

    トラブルに見舞われるまで、2台のTS050 HYBRIDは大幅にパフォーマンスが向上したことを証明する走りを見せ、#5号車は2位に1分以上の大差をつけて首位を快走、#6号車もレース序盤に見舞われたアクシデントの修復により周回遅れになりながらも3位を走行していた。

    次戦は6月18日(土)と19日(日)に行われるル・マン24爺間レース。25万人ものファンが集まる、世界で最も有名な耐久レースは、今年で84回目を数える。レースを前に、6月5日(日)にレースの舞台となる公道も使用されるサルト・サーキットで公式練習走行が行われる。

    佐藤俊男 チーム代表:
    週末を通じ性能面での向上を確認することが出来ましたが、レース結果は厳しいものとなりました。前戦シルバーストンと比較し明らかな向上を果たせたことに関して、ケルンのチームスタッフとトヨタ東富士研究所の努力に改めて感謝したいと思います。レース中盤を過ぎた時点まで安定して速いラップタイムを刻みながらトップを走行することが出来ましたが、残念なことに2台共エンジンにダメージを受けてしまいました。直ちに原因を究明し、次戦ル・マン24時間レースに向けて対策を講じたいと思います。

    TS050 HYBRID #5号車:
    (中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    決勝レース: 26位 114周、ピットストップ 5回、グリッド:5番手
    最高ラップタイム:1分59秒740

    中嶋一貴:
    今日は難しい日となってしまいました。ダウンフォースレベルのセッティングも良く、タイヤ選定も、戦略も全て上手く行っていました。さらに、良いところを探せば、TS050 HYBRIDは非常に競争力が高いことが分かり、それを証明出来たことです。しかし、最後にこのような終わり方をするとは思いもしませんでした。本当に勝てるチャンスはあったと思います。残念としか言いようがありません。

    アンソニー・デビッドソン:
    序盤は良かっただけにとても悔しいです。今日こそは勝利をものに出来ると思っていました。しかし、これまでに経験したことのないトラブルですべてを失ってしまいました。テストでは十分な距離を走って来ましたが、初めてのトラブルでした。気持ちを切り換えてル・マン24時間レースを頑張ります。

    セバスチャン・ブエミ:
    満足とは言えませんが、納得しています。長時間にわたりレースをリードし、まさか、このような終わり方をするとは思っていませんでした。パフォーマンスについてはこの週末を通して満足の行くものでした。今は、ル・マンに向けて照準を合わせています。

    TS050 HYBRID #6号車:
    (小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    決勝レース: リタイア 87周、ピットストップ 6回、グリッド:3番手
    最高ラップタイム:2分00秒177

    小林可夢偉:
    残念ながら満足出来る結果には結びつきませんでした。良い走りは見せることが出来ただけに、とても残念なレースでした。しかし、TS050 HYBRIDの性能の高さは確認出来たので、ル・マンでは期待して下さい。

    ステファン・サラザン:
    これほど難しい日はありませんでした。TS050 HYBRIDは2台とも最高の性能を発揮出来ていたので、揃って表彰台に立てるはずでした。とても残念ですが、走行フィーリングは良い感じなのでル・マンに向けては期待が出来ます。

    マイク・コンウェイ:
    とても厳しいレースとなってしまいました。ミスを犯してLMP2のクルマに接触して、レースは苦しくなってしまいました。その後はとにかく、全力でプッシュして表彰台を狙っていました。多分、2台揃って表彰台は狙えたと思います。しかし、現実は厳しいものでした。戦略は悪くはなく、上手く行っていたと思います。

  • 小林可夢偉 「初めてのLMP1カーでの公式予選アタックは上手く行った」

    小林可夢偉 「初めてのLMP1カーでの公式予選アタックは上手く行った」

    小林可夢偉は、WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レースの予選でTS050 HYBRID #6号車のタイムアタックを担当し、2台のポルシェに続く、3番手グリッドにつけた。

    「初めてのLMP1カーでの公式予選アタックとなりましたが上手く行きました」と小林可夢偉はコメント。

    「決勝レースへ向けて力強いスタートが切れたと思いますが、レースが重要です。レースでは、予選よりも力を発揮出来ると思います。今週はTS050 HYBRIDのバランスにも恵まれているので興味深いレースになると思います」

  • トヨタ、小林可夢偉の#6号車が3番手 / WEC 第2戦 予選

    トヨタ、小林可夢偉の#6号車が3番手 / WEC 第2戦 予選

    5月6日(金)FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは小林可夢偉とステファン・サラザンがアタックをしたTS050 HYBRID #6号車が3番手、中嶋一貴とアンソニー・デビッドソンがアタックした#5号車が5番手グリッドを獲得した。

    新型2.4リッター直噴ターボエンジンと8MJに対応したハイブリッドシステムを搭載したTS050 HYBRIDは、スパ・フランコルシャン6時間レースの予選でパフォーマンスを発揮した。

    好天に恵まれた午後、気温22度のもと、ステファン・サラザンと小林可夢偉が予選タイムアタックを担当し、マイク・コンウェイと決勝レースに臨むTS050 HYBRID #6号車は、2台のポルシェに続く、3番手グリッドにつけた。

    アンソニー・デビッドソンと中嶋一貴が予選タイムアタック、セバスチャン・ブエミと共に決勝レースに臨む#5号車は、チームメイトから0.052秒遅れの僅差で、予選5番手となった。

    チームは週末を通して予選よりも決勝レースでのペースに焦点を合わせてセッティングを進め、公式練習での結果からも、表彰台フィニッシュを争えると予想しており、マニュファクチャラー選手権でのリードを守るべく決勝レースに挑む。

    TS050 HYBRID #5号車:
    (中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第3回目: 5番手 (1分59秒440), 27周
    公式予選: 5番手 (平均1分57秒750)

    中嶋一貴:
    我々のTS050 HYBRIDは、3番手のチームメイトとは僅かな差でした。セットアップの面で大きな進化を遂げることが出来、運転していても好調だったので満足しています。決勝レースでの、更なるラップタイム向上のために細かい部分を見直す必要はありますが、クリーンなレースが出来ることを望んでいます。どこまで行けるか期待してください。

    アンソニー・デビッドソン:
    私のアタックラップではタイヤの能力を全て引き出すことが出来ませんでした。しかし、今週初めてニュータイヤでアタックした1周目はグリップに驚かされました。アウディと競い合えたのは良いことですが、予選においてはポルシェには届きませんでした。明日はもっと良い勝負が出来ると思っていますし、それを望んでいます。

    TS050 HYBRID #6号車:
    (小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第3回目: 3番手 (1分58秒327), 26周
    公式予選: 3番手 (平均1分57秒698)

    小林可夢偉:
    初めてのLMP1カーでの公式予選アタックとなりましたが上手く行きました。決勝レースへ向けて力強いスタートが切れたと思いますが、レースが重要です。レースでは、予選よりも力を発揮出来ると思います。今週はTS050 HYBRIDのバランスにも恵まれているので興味深いレースになると思います。

    ステファン・サラザン:
    公式予選のパフォーマンスには、とても満足しています。TS050 HYBRIDは昨年と比較して大きな一歩を示しました。明日の挑戦を予感させてくれます。我々は決して諦めず突き進みます。タイヤ選択も上手く行き、決勝レースへと手応えを感じています。

  • 小林可夢偉 「決勝レースに向けても強気に臨める」 / WEC 第2戦

    小林可夢偉 「決勝レースに向けても強気に臨める」 / WEC 第2戦

    小林可夢偉は、WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レースにむけて好感触を得ていると述べた。

    小林可夢偉が駆るTS050 HYBRID #6号車は、公式練習2回目で1分58秒556の最速タイムを刻んだ。

    「午前中の公式練習1回目しか走らなかったのですが、その時にも良い感じでした」と小林可夢偉はコメント。

    「このサーキットをTS050 HYBRIDで走るのは最高ですね。パワーとハイブリッドのブーストは本当に印象的です。このコースには高速コーナーが多いのですが、感触は最高でした」

    「今日の成果は非常に良かったので、決勝レースに向けても強気に臨めます」

  • トヨタ:WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間 公式練習レポート

    トヨタ:WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間 公式練習レポート

    FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースが開幕。初日の公式練習が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは公式練習2回目でトップタイムをマークした。

    トヨタはWEC開幕戦シルバーストン6時間レースでLMP1ハイブリッドクラス唯一の2台完走を果たし、ポイントを獲得。マニュファクチャラーズ選手権首位で第2戦へと臨んだ。

    公式練習初日の2回にわたるセッションでは、順調にセットアップを進めタイムを更新。明日の公式予選へ向けて確実な手応えを得た。

    小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名が駆るTS050 HYBRID #6号車は、公式練習2回目で、1分58秒556の最速タイムを刻み、0秒155差で中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの#5号車が2番手に続いた。公式練習1回目では、それぞれ3番手と5番手につけた。

    季節外れの雪や雨でセットアップの準備が阻まれた開幕戦シルバーストンとは異なり、暖かく晴れたコンディションでの初日の公式練習を迎えることとなり、チームは理想的な状況でセットアップやタイヤ評価をこなすことが出来た。

    新しいTS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出すセットアップを見出すだけでなく、様々なセッティングでのミシュランタイヤの挙動を理解することも重要な仕事だった。

    開幕戦シルバーストンの後、スペインにある、モーターランド・アラゴンでのテストで得られたデータも今日のパフォーマンス向上に寄与した。公式練習2回目の終盤には、赤旗が出され、予定より7分早くセッションが終了となったが、2台のTS050 HYBRIDは合計で103周、721kmを走破することが出来た。

    TOYOTA GAZOO Racingは、明日6日(金)の公式練習3回目と公式予選、7日(土)の決勝レースへ向けて、更なるパフォーマンス向上を目指す。

    TS050 HYBRID #5号車:
    (中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目: 5番手 (2分00秒053), 30周
    公式練習第2回目: 2番手 (1分58秒711), 27周

    中嶋一貴:
    順調な一日でした。セットアップで良い方向性を見出すことが出来、全体的に上手く進んでいます。ラップタイムも悪くはありませんし、TS050 HYBRIDがタイムシートのトップに立つのを見るのは久しぶりで、良い公式練習初日となりました。この成果が残りの週末へ向けて良い兆候であることを望んでいます。

    アンソニー・デビッドソン:
    着実な一日で、開幕戦シルバーストンよりもパフォーマンスが向上していることを確認出来ました。TS050 HYBRIDについて学んで行くことで、更なる速さを得られるはずです。公式練習2回目でトップタイムをマーク出来たのは良いことで、チームの士気が高まっています。決勝レースへ向けて良い状況にあると感じており、それこそが我々がレースを戦うために望んでいることです。

    セバスチャン・ブエミ:
    私自身は、今日はあまり走れず、2回目のセッションでは1周のみに留まってしまいましたが、状況は非常に我々を勇気づけてくれるものと感じています。明日の公式予選を終えるまでは、私たちの位置は分かりませんが、去年よりは良い位置につけられそうです。

    TS050 HYBRID #6号車:
    (小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第1回目: 3番手 (1分59秒429), 27周
    公式練習第2回目: 1番手 (1分58秒556), 19周

    小林可夢偉:
    私は午前中の公式練習1回目しか走らなかったのですが、その時にも良い感じでした。このサーキットをTS050 HYBRIDで走るのは最高ですね。パワーとハイブリッドのブーストは本当に印象的です。このコースには高速コーナーが多いのですが、感触は最高でした。今日の成果は非常に良かったので、決勝レースに向けても強気に臨めます。

    ステファン・サラザン:
    開幕戦シルバーストンの時よりもかなり良くなっていますが、まだ判断するには早いと思います。空力パッケージもこのコースでは効率的に働いてくれていますし、バランスもかなり良い感触です。もちろん、まだまだ改善の余地はありますが、全体的には良い日となりました。公式練習とはいえ、2回目のセッションではトヨタ車が1,2番手のタイムを記録出来たというのは、これまでの改良が上手く行っているということです。明日からが楽しみです。

    マイク・コンウェイ:
    良いタイムを記録出来て、公式練習1回目では3番手、2回目ではトップタイムというのは気持ちが良いものです。走り出しからバランスが良く、時間が経つにつれてさらに良くなりました。レース用にはバランスを取り直さなければなりませんが、戦略も上手く行きそうなので、決勝レースでは良い仕事が出来そうです。

  • 【画像】 トヨタ 2017年 WRCカー テスト走行

    【画像】 トヨタ 2017年 WRCカー テスト走行

    トヨタの2017年WRC参戦にむけた新型ヤリスWRCのフィンランドでのテスト走行画像が公開された。

    ユホ・ハンニネンとToyota Gazoo Racingのチームプリンシパルを務めるトミ・マキネンは、フィンランド中部のチーム拠点の近くで最初のテストカーでの走行を続けている。

    トミ・マキネンによると、先週、クルマは再び準備され、今後、テストはほぼストップすることなく続けられるという。

    「テストには非常に満足している」とトミ・マキネンはコメント。「全てが非常にいい感じだ」

    「現在、テストはまさにノンストップで行われている」

    「我々は出来る限り多くのデータを集めており、クルマのあらゆる面、そしてどのように走っているかを調べている。クルマの異なるエリアや反応の仕方、温度はどうかなどを調べている」

    フィンランドでの1週間半の後、2台目のテストカーがより多くのグラベル走行走行のためにヨーロッパ南部へ送られており、アスファルト使用で走る3台目のヤリスWRCも完成に近づいているとう。

    トミ・マキネンは、チーム拠点の近くでクルマを走らせる理由について「我々は異なることを試すためにクルマに多くの変更を施している」と説明。

    「そういうわけで、我々はフィンランドに長く留まっている。このあたりには常にとても良い道があるし、改良の必要があれば、ファクトリーでフレキシブルに対応し、翌日には再びテストに戻っている」

    トヨタは、すでに1000マイル以上のテスト走行を実施しており、トミ・マキネンはチームがすでにパフォーマンス強化に目を向けていると認める。

    「クルマには、かなり多くの小さなものやセットアップの方法がある。だが、我々はパフォーマンスにも目を向けている」

    「現時点では全てのエリアの最適なバランスを探しているが、すでに本当に良い情報が得られている」

    2017 Toyoa Yaris WRC

  • トヨタ:WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レース プレビュー

    トヨタ:WEC 第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レース プレビュー

    FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースが、今週末5月7日(土)に行われる。

    TOYOTA GAZOO Racingは、チームの本拠地ドイツ・ケルンから僅か120Kmに位置する、隣国ベルギーの“スパ”へと向かう。

    先月のWEC開幕戦シルバーストン6時間レースでは、2位表彰台獲得と共に2台完走という結果で今シーズンのスタートを切ったトヨタは、ライバルを抑え、マニュファクチャラーズ選手権でのランキング首位で第2戦に臨むこととなる。

    チームは、開幕戦の直後から、2日間のテストをスペインのモーターランド・アラゴンで行い、新型TS050 HYBRIDのさらなるパフォーマンスを引き出すべく開発を進めた。このテストでは、2.4リッター直噴ターボエンジンと、8MJに対応したバッテリーによるハイブリッドシステムを採用した新型TS050 HYBRIDの開発を熟成し、さらなる進歩を遂げた。ル・マン24時間レースの前哨戦となる第2戦では、この改善されたパフォーマンスを最大限発揮する。

    “スパ”に持ち込む2台のTS050 HYBRIDは、“シルバーストン”と同じく、ハイダウンフォース仕様。開幕戦で学んだいくつかの車両セッティングの知見を活かしてレースに臨む。

    スパ・フランコルシャン6時間レースは、複雑な思い出の残るレースでもある。2014年には優勝と3位という好成績で、シーズンのダブルタイトル獲得への大きな足がかりとなった。しかし、昨年は中嶋一貴が公式練習中のアクシデントで負傷、また、決勝レースでも13戦続いたWECでの連続表彰台獲得記録が途絶えることとなった。

    先月の開幕戦で、中嶋とアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミが駆るTS050 HYBRID #5号車はタイヤのパンクに見舞われ、それに伴う車体ダメージで大きくタイムをロス、16位に終わったが、第2戦では雪辱を狙う。

    一方、小林可夢偉、ステファン・サラザンとマイク・コンウェイの#6号車は、3位でチェッカーを受けたが、その後首位のアウディがレース後の車検で失格裁定を受けたことによって、2位という好結果でスタートを切ることとなった。

    2台のTS050 HYBRIDは、全力で“スパ”での表彰台復帰を目指す。土曜日に行われる決勝は、現地時間の午後2時半(日本時間午後9時半)に6時間レースのスタートが切られる。

    佐藤俊男 チーム代表:
    “スパ”はケルンのトヨタ・モータースポーツ(TMG)と、ブリュッセルのトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)からも近く、我々にとってホームレースのひとつです。それだけにグランドスタンドで多くのサポーターを見るのを楽しみにしていますし、彼らと共に結果を祝えるようなパフォーマンスを発揮したいと思います。“シルバーストン”での順位自体は良いものになりましたが、今シーズンの目標を達成するためには、更なるパフォーマンス向上が必要です。チームはスペインでのテストを含め、全力で改良を進めています。彼らの多大な努力に感謝していますし、この週末、“ル・マン”への重要なステップである“スパ”でその努力が報われることを望んでいます。

    中嶋一貴(TS050 HYBRID #5号車):
    “シルバーストン”は幾つかの理由で我々にとっては厳しい週末になってしまいました。しかし、“スパ”では良いレースになると思っています。今週末は“ル・マン”へ向けて本当に重要なレースであり、TS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出すべく集中します。個人的には、昨年アクシデントのために決勝レースが走れなかったので、これまで以上に今週末のレースを楽しみにしています。“スパ”はドライバーであれば病院でのTV視聴ではなく、走りたくなる素晴らしいコースなのです。

    アンソニー・デビッドソン(TS050 HYBRID #5号車):
    “スパ”でのレースはいつも楽しいチャレンジです。私の好きなコースのひとつですし、TS050 HYBRIDで走れることを楽しみにしています。“シルバーストン”以上に我々のハイブリッドシステムがコースに適合し、良いパフォーマンスが発揮出来ることを願っています。しかし、実際に走り出せば、我々がいかに接近戦の渦中にいるかということが分かるだけでしょう。“スパ”のレースでは、シーズン最大のレースである“ル・マン24時間”へ向けて、我々がどの領域の開発に集中する必要があるかを明らかにしてくれるはずです。

    セバスチャン・ブエミ(TS050 HYBRID #5号車):
    “スパ”は本当に好きなコースです。素晴らしいコースというだけでなく、2014年に勝利を挙げたという最高の思い出もあります。昨年は厳しいレースだっただけに、今週末は大きな進歩が果たされていることを期待しています。我々にとっては理想的なシーズンスタートとは言い難い開幕戦でしたが、我々は改善すべき点を分かっており、ケルンへ戻ってからも、TS050 HYBRIDから更なるパフォーマンスを引き出すべく、懸命な作業を続けて来ました。公式練習から多くの周回が出来るよう、ここ数年のレース同様に、今年も好天に恵まれることを祈っています。

    小林可夢偉(TS050 HYBRID #6号車):
    “スパ”もF1やGP2で走ったので良く知っているコースです。それだけに、TS050 HYBRIDで走るのを楽しみにしています。開幕戦“シルバーストン”では、LMP1カーでの初めてのレースを楽しめましたし、コース上の混雑をどのように走るかなど、多くのことを学びました。これらの経験は間違いなく“スパ”でも役立つでしょう。天候面では予測出来ないことで知られるコースですので、どうなるか分かりません。“シルバーストン”では、ほぼ全てのコンディションで走ることになったので、この週末はTS050 HYBRIDを見極めるためにも、ドライになることを望んでいます。何が起こったとしても諦めることなく、全力で立ち向かいます。

    ステファン・サラザン(TS050 HYBRID #6号車):
    “スパ”を走るのは本当に楽しく、LMP1カーで走るのは至上の喜びです。このような長い伝統を持つコースはシリーズカレンダー上にも少なく、それだけにいつも“スパ”に向かうのは楽しみです。我々は表彰台という好結果でシーズンのスタートを切りましたが、更に高い競争力を望んでいます。チームは“シルバーストン”以来、改良を求めて本当にハードに作業を進めており、TS050 HYBRIDのパフォーマンスがどこまで上がったのかを確認するのは興味深いことになるでしょう。我々のTS050 HYBRIDが“スパ”に適合していて上位争いが出来ることを期待しています。

    マイク・コンウェイ(TS050 HYBRID #6号車):
    “ル・マン”へ向けての更なるステップアップを果たすために、“スパ”は我々にとって忙しい週末になるでしょう。“ル・マン”まで、もうそれほど時間は残されていないので、全てのチャンスをTS050 HYBRIDの調整に費やしたいと思います。“シルバーストン”から我々がどれだけの進化を遂げられたかを確かめるべく、“スパ”でも全力で作業を続けることを意味します。マニュファクチャラー選手権では首位に立っていますが、我々には、まだやるべき事があるということは分かっており、この週末に良い進化を遂げられると思っています。

  • トヨタ WRC、トミ・マキネンが2017年WRCカーのテストを開始

    トヨタ WRC、トミ・マキネンが2017年WRCカーのテストを開始

    トヨタは、2017年WRCカーの最初のテストを完了。トミ・マキネンがステアリングを握った。

    WRCに復帰するトヨタをチームプリンシパルとして率いる4度のWRCチャンピオンは、5日間にわたるテストでヤリス WRCで600マイル以上を走破した。

    「初めて運転したときの感覚は非常に特別なものだった」とトミ・マキネンは Autosport にコメント。

    「スタートからパッケージがいかに良いかについて我々全員が驚いていると思う」

    「クルマの感触はとてもいい。すでに1.5週走っている」

    テストは、トミ・マキネンのチーム拠点であるフィンランド中部で行われている。

    「今回は初テストだ」とトミ・マキネンは述べた。

    「そのため、もちろん我々が取り組んでいるアイテムもあるが、我々が役に立ちそうな多くの情報を見つけている」

    「チームにとって、我々全員にとって今クルマが走行しているのを見るのはとても嬉しいことだ」

    「我々にとって刺激的な時間だ」

    昨年1月に発表されて依頼、トヨタのWRC復帰には多くの憶測がなされているが、トミ・マキネンは、テスト活動がその噂を払拭できると考えている。

    「もうクルマは走っている。順調に走行している。そして、もっと多くのクルマがやってくる」

    「2台目のクルマが作られており、まもなくヨーロッパ南部でより多くのテストが行われる」

  • トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016年 開幕戦 鈴鹿 プレビュー

    トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016年 開幕戦 鈴鹿 プレビュー

    4月22日(金)から24日(日)にかけて、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの開幕戦「鈴鹿2&4レース」が開催される。

    2014年にエンジン・シャシー共に一新し、「クイック・アンド・ライト」なトップフォーミュラとして生まれ変わった全日本スーパーフォーミュラ選手権。日本独自の「NRE」規定に沿って開発された直列4気筒2リッター直噴ターボエンジンと新シャシーとの組み合わせによるシリーズは、世界レベルのトップドライバーにより、この2年間、迫力のバトルが繰り広げられてきた。

    トヨタは、このスーパーフォーミュラにトヨタRI4Aエンジンを供給し、新世代になってからの2年連続でタイトルを獲得している。更なる激戦が予想される今年も、強力な6チーム11台にエンジンを供給。3年連続でのタイトル獲得を目指す。

    チャレンジングでドライバーにも人気の高い国際サーキット
    開幕戦が開催される鈴鹿サーキットは言わずと知れた日本を代表する国際サーキットの一つ。F1日本グランプリや二輪の8時間耐久レース開催など、長い伝統を持ち、世界的にも有名なサーキットだ。

    シリーズでの鈴鹿戦は、開幕戦と最終戦の年2回開催されており、名勝負が数多く行われてきた。
     世界的に見ても珍しい立体交差を持ち、8の字状に周回するコースは、前半がS字コーナーなどのテクニカルセクション、後半はバックストレートから超高速コーナーの130Rへと続くハイスピードセクションとを併せ持つ、チャレンジングなレイアウトでドライバーの人気も高い。1周5.807kmは、日本のサーキットでは最長。

    市街地に近く、アクセスは良好。遊園地も併設
    国内のサーキットでは珍しく、比較的市街地の近くに位置し、自家用車でも、公共交通機関でもアクセスは容易。特に公共交通機関では、近鉄名古屋線の白子駅から路線バスが出ている他、伊勢鉄道ではその名も鈴鹿サーキット稲生駅があり、徒歩でもアクセス可能だ。

    自家用車でのアクセスも東名阪自動車道鈴鹿IC、伊勢湾岸自動車道みえ川越IC、東名阪自動車道亀山ICなどが利用できる。サーキットのHPでは推奨ルートや駐車場マップ、渋滞マップが用意されている他、モバイル駐車場情報も配信されているので、上手く利用したい。

    また、サーキット内に遊園地「モートピア」や温泉などのレジャーランドが併設されているのも特筆すべき点だ。ランドマークでもある観覧車からはサーキットが一望できる他、モータースポーツファンにはたまらない施設も。子供も一緒に楽しめる乗り物のアトラクションが数多く用意されている。

    また、例年開幕戦鈴鹿は、二輪ロードレース国内選手権との併催イベントとなっており、二輪レースも楽しめる。

    新チャンピオン石浦が世界レベルのドライバーを迎え撃つ
    新タイヤ採用や新加入ドライバーにも注目

    昨年のスーパーフォーミュラは、毎戦、予選から100分の1秒単位での僅差の争いが繰り広げられてきたが、トヨタ勢は速さを見せ、全7戦8レース中7レースを制した。中でも、第2戦でトップフォーミュラ初勝利を飾った石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は、第4戦で2勝目を挙げると、最終戦までもつれ込んだタイトル争いを見事制し、悲願のシリーズチャンピオンを獲得した。

    新チャンピオンとなった石浦が、過去のシリーズチャンピオンであり、世界でも活躍する中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)やアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)らを迎え撃つ今シーズンは、更に興味深い戦いが期待される。

    今季、トヨタ勢の体制ではほとんどドライバーに変更はないが、唯一、ITOCHU ENEX TEAM IMPULに、関口雄飛が加入。近年はGT500クラスでの活躍が目立つも、元々はフォーミュラ出身であり、石浦らとほぼ同世代。2011年には全日本F3選手権でチャンピオンを獲得、同年のマカオGPでも4位フィニッシュを果たすなど、フォーミュラでの速さにも定評がある。昨年も1勝を挙げ、やはりタイトル候補のひとりであるジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ (ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)のチームメイトとして、ついにトップフォーミュラのシートを射止めた関口がどこまで速さを見せるかにも注目だ。

    また、今季より、シリーズで使用されるタイヤメーカーが変更となった。これまで長きにわたって使用されてきたブリヂストンに変わり、今季からはヨコハマタイヤが使用される。これまでとはセッティングや走り方も変わる可能性があり、勢力図に変化があるかも知れない。

    加えて、今季からは、金曜日にも1時間の練習走行時間が設けられることとなった。これまで以上にセッティングを詰めることが可能になるほか、コースに不慣れなドライバーも習熟の時間を取ることが出来るようになる。

    コース習熟という点では、昨年、ほとんど走ったことの無いコースでやや苦戦を強いられた小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)も、2年目の今シーズンは全コースでその速さを発揮してくれるはずだ。

    鈴鹿でのスーパーフォーミュラは開幕戦と最終戦(第7戦)の年間2戦行われているが、昨年は開幕戦と第7戦の第1レースをロッテラーが制し、得意としている。3月に行われた鈴鹿のテストでは、ウェットの初日にロッテラーがトップタイムをマークするも、ドライでのトヨタ勢最高位には小林がつけた。しかし、石浦、ロッテラーを含むトップ4のタイムは0.1秒以内と極めて小さく、開幕戦も僅差のバトルとなることが予想される。

    ここ2年はトヨタ勢が強さを見せたスーパーフォーミュラだが、ライバルも性能向上と熟成を計ってくるのは間違いない。また、ライバル勢には、F1直下のシリーズであるGP2の昨年のチャンピオンドライバーが参戦するなど、ますます戦いは激化すると思われ、ファンにとっては間違いなく見逃せないシリーズとなるはずだ。