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  • スーパーフォーミュラ | トヨタ:第5戦 もてぎ 決勝レポート

    スーパーフォーミュラ | トヨタ:第5戦 もてぎ 決勝レポート

    スーパーフォーミュラの第5戦がツインリンクもてぎで行われ、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がチャンピオンらしい巧みなレース運びでポール・トゥ・ウィン。平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が9番手スタートから素晴らしい速さを見せて2位。決勝日に24歳の誕生日を迎えたニック・キャシディ(KONDO RACING)が3位で3戦連続の表彰台獲得となり、ドライバーズランキングでも首位に浮上した。

    スーパーフォーミュラの第5戦が8月18日(土)、19日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

    全7戦で戦われている今季のスーパーフォーミュラも今大会を含め残り3戦。タイトル争いではややトップ2台が抜けた感はあるものの、毎戦僅差の争いが繰り広げられるスーパーフォーミュラ故に、まだまだ逆転タイトルの可能性を持つドライバーが多く残っている。タイトル獲得のために、非常に重要な一戦となる今大会。各チーム、ドライバー共に必勝の思いで挑んだ。

    今大会は、同日にイギリス・シルバーストンで行われているWEC第3戦に出場するため、中嶋一貴と小林可夢偉が欠場。この2名の代役としてジョアロ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)と中山 雄一(carrozzeria Team KCMG)が2016年シーズン以来のスーパーフォーミュラに出場することとなった。

    【予選】
    18日(土)、気温32度、路面温度42度と高く、日差しも暑さを感じるものの、湿度が低いため過ごしやすい気候のもとで、午後2時半からノックアウト方式での予選が開始された。

    Q1(20分間)はミディアムタイヤのみが使用可能。全車一旦タイムを出した後ピットへ戻り、セッション後半に再アタック。セッション終了直前に目まぐるしく順位が入れ替わっていく中、平川が2番手の好タイム。ノックアウトラインとなる14番手近辺は極僅差の争いとなり、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が最後に逆転され、僅か0.03秒及ばず15番手でQ2進出ならず。同様にセッション前半では4番手につけていた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)もタイムを伸ばせず、進出ラインに0.07秒差の16番手。ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が17番手、今季久しぶりのスーパーフォーミュラドライブとなった中山は19番手で最後尾スタートが確定となってしまった。

    Q2(7分間)は全車セッション開始からやや待機してコースイン。ソフトタイヤを装着し、一発アタックでの争いとなった。早めのコースインでアタックした平川は、次々にタイムを更新していくライバルに上回られ、Q3進出ラインの8番手から0.05秒差の9番手でQ2敗退。国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)もトップと0.5秒以内のタイムをマークしながら、10番手、11番手でQ3進出ならず。オリベイラが13番手となった。

    Q3へと進出を果たしたのは、2番手タイムの石浦、4番手の山下健太(KONDO RACING)、5番手のキャシディの3台。

    Q3(7分間)では、ライバル勢が速さを見せ上位を争う中、最後の最後にチャンピオンの貫禄を見せた石浦がコースレコードを大きく更新するトップタイムをマークし、自身今季初となるポールポジションを獲得。キャシディが5番手、山下は6番手と3列目に並んで決勝レースのスタートを切ることとなった。

    【決勝】
    19日(日)は昼頃からやや雲が出てきたものの、気温30度、路面温度40度という好コンディションで、午後2時15分から52周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

    ポールポジションの石浦は好スタートを決めたが、1周目の5コーナーでライバルの先行を許し2位で序盤戦へ。後方では、15番手スタートの大嶋が1周目終了で早くもピットへ。ミディアムタイヤからソフトタイヤへと交換し、早くもタイヤ交換義務を消化した。

    9番手からスタートを切った平川は、序盤からハイペースで前車を次々にパスしていき、4周目には4位へ。そして、6周目にはライバルとの息を飲むようなバトルを繰り広げ、3位へとポジションを上げた。

    3位に上がった平川は、2位の石浦にも追いついたが、14周終了時点でピットへ。ここで、ソフトタイヤからソフトタイヤへと交換。ミディアムタイヤへの交換義務を残し、2回ピット作戦に出た。

    新しいソフトタイヤの優位性を活かし、平川は上位勢よりも1周あたり2~3秒も速いラップタイムで追い上げ。26周目には、ほかの車両のピットインもあり、再び3位へ浮上。

    27周目、首位の車両がピットインしたことで、石浦が首位浮上。ここまであえて2位のままタイヤを温存してきた石浦は、このチャンスに一気にペースアップを図る。

    石浦に次ぐ2位となった平川もハイペースで追走。28周目、石浦が首位に立った時点で20秒近くあった差を、35周目には10秒以下にまで詰めて見せた。

    一方、11周目と早いタイミングでピットインし、ミディアムタイヤからソフトタイヤへと交換し、各所で激しいバトルを繰り広げながら順位を上げて来たキャシディが、36周目に平川へ次ぐ3位へ。

    39周目終了時に平川は2度目のピットへ向かい、ミディアムタイヤへ交換。翌周には石浦もピットへ。石浦はソフトタイヤでのスタートながら、40周近くを走行、終盤まで大きくペースを落とすことなくミディアムタイヤへと交換し、首位を維持したままコースへと復帰した。

    これでほぼ全車がピットインし、タイヤ交換義務を消化。その時点で首位石浦、6秒ほどの差で平川、そこから15秒ほど離れてキャシディという順位で終盤戦へ。

    その後方では、変則的な2回ピット作戦を採った大嶋が終盤、他より新しいソフトタイヤの優位性を活かしポジションアップ。山下もこれに続き、ファイナルラップにそれぞれ5位、6位へと順位を上げた。

    首位の石浦は、ディフェンディングチャンピオンらしい、巧みなレース運びでポール・トゥ・ウィン。昨年の第3戦富士以来となる、今季初勝利を飾った。2位には平川。平川にとっては、2014年の第3戦富士以来、自身スーパーフォーミュラ2度目となる表彰台。

    そしてキャシディが3位に入り、3戦連続の表彰台獲得。これにより、この日24歳の誕生日を迎えたキャシディは、2位に3ポイント差のランキング首位に浮上した。

    15番手スタートから変則的な作戦で見事な追い上げを見せた大嶋が5位。山下が6位でポイント獲得を果たした。

    JMS P.MU/CERUMO・INGING 1号車 ドライバー 石浦宏明:
    今日はスタートさえ決めれば逃げられると思っていて、予定通りスタートは上手く行ったんですが、オーバーテイクボタンのタイミングと、5コーナーでインを開けてしまったのが判断ミスだったのか、1周目で抜かれてしまいました。ただ、僕の車は上手く走ればタイヤをもたせられるという自信があったので、抜きたい気持ちを抑えてタイヤを温存し、前の車両がピットインしたあとは全力で飛ばしました。後から平川選手が来ていると無線で聞きましたが、ピットタイミングやタイヤが同じ条件だと聞いて、それなら抑えられると落ち着いて自分のペースで走り続けました。序盤からパドルシフトに不調の兆候があり、最後に逃げているときにも一回シフトアップできなくなって、終わったかと思ったのですが、奇跡的に復活し、その後もヒヤヒヤしながら走ることになりましたが、最後まで走り切り、予定通り勝つことが出来てとりあえずほっとしています。

    ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 20号車 ドライバー 平川亮:
    昨日の予選は僕のミスもあってQ3に進めなくて、すごい悔しい思いをしました。9番手スタートということで、普通のレースでは面白くないというか、ポイントを取りに行くレースはしたくなかったので、昨日の予選が終わった時点で2ストップ作戦を考えていました。チームのエンジニアにも色々2ストップの作戦を考えて貰い、それが上手く行きましたし、スタートしてからも、最初の2スティントで前を行く車を上手く抜いてポジションを上げることが出来ました。そこまでで全部出し切ってトップの石浦選手に追いつこうと思ったんですが、そこまでには至らず、最後は静かな終わりになってしまいました。とはいえ、今年初めてちゃんとレースをしたなという感触があり、次の岡山は僕自身も、チームも得意としているコースなので、予選から前に行って逃げ切るようなレースをしたいと思います。

    KONDO RACING 3号車 ドライバー ニック・キャシディ:
    3位という結果自体は最高とは言えませんが、自分の誕生日に、3戦連続の表彰台でランキング首位に立てたのはとても嬉しいです。24歳になったばかりの僕が、SUPER GTとスーパーフォーミュラの両方でシリーズをリードしているなんて信じられないような気分です。今日のレースは完璧とは言えませんでした。上位勢では唯一となるミディアムタイヤでのスタートは悪くなかったのですが、やはりペースで劣るため、なるべく早くピットインしたかったのですが、チームとのコミュニケーションが上手く行かず、苦戦しました。ソフトタイヤに履き替えてからは、アウトラップからペースも良く、3位という結果でフィニッシュ出来ましたが、コミュニケーションの面など、今後改善すべきことはあります。とはいえ、3戦連続表彰台と調子は良いですし、残り2戦、タイトルを目指して全力で戦います。

    関連:スーパーフォーミュラ 第5戦 もてぎ 結果 | 石浦宏明が今季初優勝

  • WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド  | トヨタのオット・タナックが優勝

    WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド | トヨタのオット・タナックが優勝

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第9戦 ラリー・ドイチェランドの競技最終日 デイ4が8月19日(日)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が今季3勝目を飾った。

    競技4日目最終日となる8月19日(日)のデイ4は、ボスタルジーのサービスパークを中心に3本のSSが行われた。

    SS16とその再走ステージであるSS17「グラフシャフト」は、ふたたびモーゼル河畔のブドウ畑が舞台。そして、最終ステージのSS18「ボーゼンベルク」は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された。

    オット・タナックは、2位に39.2差をつけて圧勝。前戦ラリー・フィンランドに続いて2連勝、今季3勝目を挙げた。2位にはティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)、3位にはエサペッカ・ラッピ(トヨタ)が続いた。

    ヤリ・マティ・ラトバラ(トヨタ)は、SS16でテクニカルトラブルによりリタイアで終えることになった。

    ラリー・ドイチェランド 結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +39.2s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m00.9s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m34.5s
    5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m02.9s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m13.8s

  • WEC 第3戦 予選 | トヨタ、7号車がポールポジション&フロントロー独占

    WEC 第3戦 予選 | トヨタ、7号車がポールポジション&フロントロー独占

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦 シルバーストン6時間レースの予選が8月18日(土)に行われ、TOYOTA GAZOO RacingはTS050 HYBRID 7号車がポールポジションを獲得。8号車が2番手グリッドで続き、前戦ル・マン24時間レースに続いて2台のTS050 HYBRIDが最前列に並んで決勝レースのスタートを切ることとなった。

    今季、第2戦のル・マン24時間レースも含む開幕からの2戦共に、TOYOTA GAZOO Racingはポール・トゥ・ウィンを飾り、チーム、ドライバーの両選手権においても首位につけている。第3戦シルバーストン6時間レースの予選でもこの勢いは止まらず、チームは前戦ル・マンに続き、2台で最前列グリッドを占めて決勝レースをスタートする。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが駆るTS050 HYBRID 7号車は、2人のドライバーによる平均でトップタイムをマーク。現在ドライバーズ選手権における首位の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名による8号車は、7号車に0.411秒差の2番手となった。

    7号車と8号車、チームメイト同士の予選での争いは、序盤、非常に僅差で始まった。最初にアタックを担当した8号車のアロンソは、昨年のポールポジションタイムを上回るラップタイムをマーク。7号車のコンウェイは最初のアタックラップでタイムをロスしたが、その後もアタックを続け、アロンソのタイムを0.02秒上回った。

    その後、ドライバーがロペスと中嶋へと交代し、ポールポジション争いが続いたが、中嶋の最初のアタックラップは、途中で4輪全部がコース外に出たとしてタイム抹消。その後、中嶋はタイヤの摩耗に見舞われながらもアタックを継続したが、最初のアタックラップを上回ることは出来ず、2人の平均タイムで、7号車に続く2番手でレースを迎えることになった。

    ポールポジションを獲得した7号車のドライバーとチームは1ポイントを獲得。しかし、チームの目標は、2台で最大のポイントを獲得することであり、そのためにも日曜日の決勝では、開幕から3戦連続となる1-2フィニッシュを目指す。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習3回目 : 4番手 (1分40秒033), 28周
    公式予選 : 1番手 (平均1分36秒895)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習3回目 : 1番手 (1分37秒677), 31周
    公式予選 : 2番手 (平均1分37秒306)

    マイク・コンウェイ(7号車)
    最初のアタック中に、コンマ何秒かのタイムロスを喫したため、タイヤをセーブするために一旦アタックを止めました。2周目は、コース外にはみ出さないように特に注意しながらも、良いアタックが出来ました。ホセも新しいタイヤでなかったことを考えれば、素晴らしいアタックをしてくれました。TS050 HYBRIDは、レースウィークの始まりから全く問題なく、明日も良いレースが出来ると思います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    明日の目標はもちろん優勝なので、ポールポジションからスタートできるのはとても嬉しいです。我々はこれまで何度かポールポジションを獲得しながらも、まだ勝てていないので、目標は明確です。予選は上手く行きました。マイクが1周目のアタックを途中で止めたのでちょっと心配しましたが、翌周のアタックで素晴らしい走りを見せ、僅差ながらトップタイムをマークしました。私はこの差を守れば良いと分かっていましたし、自分のアタックラップには満足しています。ポールポジションからスタートが出来るのはもちろん良いことですが、明日のレースは長いので、後は全力で戦うだけです。

    中嶋一貴(8号車)
    予選で1-2のポジションを獲得出来、チームにとってとても良い一日となりました。7号車のクルーに祝福を送ります。私自身は大丈夫だと思っていたのですが、コース外にはみ出したとしてタイムを失ってしまったのがちょっと残念です。しかし、このミスがなかったとしても7号車がポールポジションを獲得していたでしょう。今日の結果には満足しており、明日の決勝レースが楽しみです。優勝を目指してプッシュします。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    良い一日でした。公式練習3回目で、幾つかの異なる車両セットアップを試してみて、主たる目的である、レースへ向けたとても良い準備が出来ました。決勝レースと予選の1周アタックとでは、ハイブリッド・システムの使い方がやや異なり、難しい面があります。それでもチームとして1-2のグリッドが獲得出来たことには満足していますし、我々も明日は更なる勝利を目指して戦います。

    WEC第3戦 シルバーストン6時間 公式予選結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:36.895
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:37.306
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    1:38.932
    4 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    1:39.070
    5 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1:39.247
    6 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1:39.613
    7 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    1:41.412
    8 4 オリバー・ウェッブ
    レネ・ビンダー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    1:41.839
  • WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 3日目 | トヨタのタナックがリード拡大

    WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 3日目 | トヨタのタナックがリード拡大

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第9戦 ラリー・ドイチェランドの競技3日目 デイ3が8月18日(土)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が首位の座を守った。また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合3位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合5位に、それぞれ順位を上げた。

    ラリー・ドイチェランドのデイ3は、バウムホールダー軍事演習場内の名物ステージ「パンツァープラッテ」や、ザールラント州のカントリーロードを舞台とするステージなど、4本のSSをサービスを挟んで各2回走行。8本のSSの合計距離は150.12kmに及んだ。デイ2で総合2位のセバスチャン・オジエ選手に12.3秒のリードを築いたタナックは、コンスタントな走りでタイム差を保っていた。そして、SS13でオジエ選手がパンクで大きく順位を落とした結果、新たに総合2位に浮上したダニ・ソルド選手とのタイム差は42.8秒になった。タナックは残る2本のSSを慎重に走り、最終的に43.7秒差を築いてデイ3を締めくくった。デイ2で総合5位に順位を上げたラトバラは、2本のベストタイムを記録するなど1日を通して好調を維持し、総合2位と僅か0.8秒差の総合3位にポジションを上げた。また、ラッピも1本のベストタイムと3本のセカンドベストタイムを刻み、総合5位に浮上した。

    競技4日目最終日となる8月19日(日)のデイ4は、ボスタルジーのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。SS16とその再走ステージであるSS17「グラフシャフト」は、ふたたびモーゼル河畔のブドウ畑が舞台となる。そして、最終ステージのSS18「ボーゼンベルク」は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は72.18km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は240.37kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    3台のクルマがトップ5に入るという、これ以上ないくらい良い状況で明日の最終日を迎えることになりました。オットはリードをとても上手くコントロールし、明日はまだ何本か長いステージが残っていますが、十分なタイム差がある為、余裕を感じます。また、ヤリ-マティがライバルと僅差の戦いを楽しんでいる姿を目にして嬉しく思います。ヤリ-マティとエサペッカは明日さらに順位を上げるチャンスがあり、私には彼らが大きな自信を持っているように見えます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    とても楽しい1日でした。朝から良いスタートを切り、午後のステージも上手く行ったので嬉しい気分です。軍事施設内のステージではダニ・ソルド選手のペースに及びませんでしたが、ザールラントの農道ステージではかなりプッシュしました。ある所では彼の方が速く、またある所では自分の方が速いという様な感じでステージが進み、我々は非常に小さなタイム差で1日を終えました。このような戦いは本当に楽しいですし、明日もバトルが続く事を楽しみにしています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今日もまた良い1日となりました。ただし、これまでとは違うタイプの道をこのクルマで走る事に慣れなければならなかったため、午前中は簡単ではなく、タイム差も小さかったのでかなり激しくプッシュする必要がありました。しかし、日中のサービスで施したセッティング変更が上手く機能し、正しい方向に進んだ結果、午後はフィーリングがとても良くなりました。今は心からクルマを楽しんでいますし、快適に運転できています。2位との差は大きく広がり、明日はいくつかの良いステージが控えていますので、楽しんで走る事が何よりも大切だと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    全体としてはまあまあな1日でした。バウムホールダー演習場内のステージではかなり苦戦しました。今朝は足まわりのセッティングが柔らか過ぎて、午後のステージに向けてはそれを改善して臨んだのですが、それでも思うようにタイムが伸びずフラストレーションが溜まりました。一方で、農場内のステージでは良いフィーリングで走る事ができ、2回目の走行では土や砂利が路面に広がっていたにも関わらず良いタイムを記録できました。総合4位の選手とのタイム差はとても少ないので、明日どのような展開となるのか楽しみです。

    ラリー・ドイチェランド デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h23m27.1s
    2 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +43.7s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +44.5s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +52.5s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +58.8s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m50.7s
    7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m51.2s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m57.0s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +2m20.4s
    10 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m34.4s

  • WEC | トヨタ 第3戦 シルバーストン6時間 公式練習レポート

    WEC | トヨタ 第3戦 シルバーストン6時間 公式練習レポート

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦 シルバーストン6時間レースの公式練習1回目と2回目が8月17日(金)に行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、両セッション共にトップ2を占める順調なスタートを切った。

    1-2フィニッシュで終えたル・マン24時間レースから9週間のインターバルを経て、チームは再びレースへと戻って来た。TOYOTA GAZOO Racingがこれまでに2勝を挙げているシルバーストンでの初日は、好天に恵まれる中、2回の1時間半にわたる公式練習走行が行われた。

    この日の2度の公式練習では、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車が両セッションでトップタイムをマーク。今季の開幕から2連勝を続けている、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの8号車も僅差の2番手につけている。

    シルバーストン・サーキットは、昨年4月にTOYOTA GAZOO Racingが勝利を挙げた後、路面が全面再舗装された。これにより、ドライバー、エンジニア共にコースを学び直す必要があるう。また昨年の最終戦バーレーン以来となる高ダウンフォース空力仕様の最適化も必要。しかしながら、公式練習1回目のセッションは、他チームの車両のアクシデントによる2度の長い赤旗中断に阻まれ、充分なデータ収集には至らなかった。

    夕刻から開始された公式練習2回目のセッションは順調に推移し、2台のTS050 HYBRIDはセットアップやハイブリッド・セッティングの最適化に多くの時間を費やすと共に、1周5.901kmのシルバーストン・サーキットに適応するタイヤの様々なコンパウンド評価を行った。

    計3時間にわたる2度の公式練習を終えて、2台のTS050 HYBRIDは146周、861kmを走破。チームは明日、予選へ向けて最後の調整のチャンスとなる、1時間の公式練習3回目を経て、午後の予選へと臨む。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習1回目 : 1番手 (1分39秒916), 24周
    公式練習2回目 : 1番手 (1分38秒536), 48周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習1回目 : 2番手 (1分40秒191), 27周
    公式練習2回目 : 2番手 (1分39秒893), 47周

    小林可夢偉(7号車):
    とても順調な一日でした。低ダウンフォース空力仕様で走行したル・マンの後、高ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDでシルバーストンに戻って来ましたが、着実に改良を進めており、良いスタートが切れたと思います。出来る限りの準備はしましたし、今のところ全てが上手く行っていると思います。明日が楽しみです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    多くのテスト項目をこなし、レースへ向けての最適なセットアップを探していました。TS050 HYBRIDは力強く感じますが、いつものことながらクリーンなラップを得るのが難しいです。予選では上手く行くことを願っています。コースの状態はセッションが進むごとに良くなっており、新しい路面のグリップレベルは、これまでよりもやや高くなっているようです。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    順調に初日を終えましたが、まだ長いレースウィークは始まったばかりですし、更なる努力を続ける必要があります。我々は今日、決勝レースへ向けた準備を進めると共に、コース上の混雑の状況について学びました。私自身はとても満足しています。今日は公式練習1回目の赤旗中断のためにあまりドライブすることは出来ませんでしたが、公式練習2回目で最速ラップをマークすることが出来たのは良かったです。

    中嶋一貴(8号車):
    決勝レースにおいて鍵となる、セットアップの最適化やタイヤの様々なコンパウンドについてテストをこなしました。幾つかの興味深いデータも得られたので、詳細な分析をする必要があります。今回から高ダウンフォース空力仕様になりますが、ここシルバーストンで走るのはほぼ昨年と同じで馴染みがありますし、感触も悪くありません。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    ル・マンの後、ずいぶん長い時間が空いてしまいましたが、ようやくTS050 HYBRIDのコックピットに戻ることが出来て嬉しいです。今日はまずまずのスタートを切ることができました。トラブルに見舞われることなく多くの周回を重ね、異なるタイヤの仕様について有意義なデータが得られました。今日の結果には満足していますし、明日からの予選と決勝レースが楽しみです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    シルバーストンに戻って来て、順調な一日を過ごすことが出来て最高の気分です。今日は2度のセッションをトラブル無くこなし、多くの周回を重ねることが出来ました。これは、タイヤの仕様やセットアップについて多くのデータが得られたということを意味しています。これから我々は、今日得られたデータを分析し、予選に向けての最適化を図り、最高のポジションを目指します。

    WEC第3戦 シルバーストン6時間 公式練習1回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    24 1:39.916
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    27 1:40.191
    3 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    20 1:40.943
    4 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    4 1:43.155
    5 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    17 1:43.176
    6 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    20 1:43.957
    7 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    16 1:44.533
    8 4 オリバー・ウェッブ
    レネ・ビンダー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    17 1:44.770

    WEC第3戦 シルバーストン6時間 公式練習2回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    48 1:38.536
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    47 1:39.893
    3 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    27 1:40.179
    4 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    32 1:41.369
    5 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    40 1:41.587
    6 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    21 1:43.449
    7 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    8 4 オリバー・ウェッブ
    レネ・ビンダー
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
  • WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 2日目 | トヨタのタナックが首位堅持

    WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 2日目 | トヨタのタナックが首位堅持

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第9戦 ラリー・ドイチェランドの競技2日目デイ2が8月17日(金)にドイツ西南部のボスタルジーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を堅持した。また、デイ1総合15位のヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合5位に、総合12位のエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合7位に、それぞれ順位を上げた。

    ラリー・ドイチェランドのデイ2は、モーゼル河畔のブドウ畑内のステージを始めとする、3本のステージを各2回走行した。タナックはオープニングのSS2こそ3番手タイムに留まったが、以降はSS3からSS7にかけて5ステージ連続でベストタイムを記録。2位の選手とのタイム差を12.3秒に拡げた。ちなみに、ターマック(舗装路)ラリーでヤリスWRCがラリーをリードしたのは2017年参戦以来初めてであり、ターマックでのクルマの進化を確認できた1日となった。ラトバラとラッピは、1日を通してライバルチームの選手と僅差の総合4位争いを続け、ラトバラは安定した走りで総合5位に。総合4位の選手との差は僅か1秒。また、ラッピはSSの2番手タイムを2回記録。SS2からSS4にかけて総合4位につけていたが、その後ややペースが上がらず総合7位で1日を終えた。

    競技3日目となる8月18日(土)のデイ3は、ボスタルジーのサービスパークを中心に4本のSSを各2回走行する。そのうちSS8/12「アリーナ・パンツァープラッテ」、SS9/13「パンツァープラッテ」は、バウムホールダー軍事演習場内を走行するラリー・ドイチェランドの名物ステージ。軍事演習場内の道は舗装路ながら路面の状態が目まぐるしく変わり、アスファルトではなくコンクリートで舗装された特殊な路面も多くある。全般的にタイヤに厳しい路面が続き、特にパンツァープラッテは全長38.57kmと今大会最長のステージのため、タイヤの摩耗コントロールが非常に重要となる。8本のSSの合計距離は150.12km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は453.94kmと、デイ3は4日間でもっとも長い距離を走行する1日となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)昨日から今日にかけての7本のSSで6本のベストタイムを記録し、このような順位でデイ2の夜を迎えられ、本当に素晴らしい気分です。オットはクルマに全幅の信頼を寄せているので、とてもイージーに走っているように見えます。ターマックにおけるこのクルマのパフォーマンスは、去年のシーズン始めからチーム全員が続けてきたハードワークの産物です。また、ヤリ-マティとエサペッカもクルマに良いフィーリングを感じていると思います。このラリーはコースコンディションの違いが大きいため、走りに自信を持つのが本当に難しいのですが、彼らは明日に向けて良いポジションにつけています。明日のパンツァープラッテのSSは一部の道がかなり荒れていますが、非常にハイスピードなコースなので全開で走らなければなりません。いかなる事も起こりうるステージだと言えます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今朝は、これまで経験したことがないくらい後方からのスタートだったため、路面に多くの泥が出ており、そのようなコンディションに対する自信がやや欠けていました。しかし、日中のサービスでフロントデフのセッティングを少し変えたところ、午後のステージでは状況がかなり良くなりました。午後の再走ステージ、特にミッテルモーゼルの2回目のSSの走りにはとても満足していますし、明日は良い戦いができると思います。明日は、このラリーで自分が最も好きなステージが続きます。道幅が広いため、より多くのレーシングラインを通れることが、気に入っている理由です。また、路面が今日のステージよりもクリーンである事も、私には合っています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    ほぼ完璧な1日でした。良いドライビングができたと思いますし、クルマも本当に良く走ってくれました。このクルマで、本日のような非常に特殊なステージを走るのは初めてでしたし、すべてが自分にとっては新しい体験でした。しかし、すぐに対応する事ができ、最初のステージから良いリズムが感じられたので、1日を通して思いっきり攻める事ができました。午後のステージは、ランチタイムに雨が降ったためコーナーごとにタイヤのグリップレベルが異なり、とても難しく感じました。それでも、ミスのないクリーンな走りができました。明日は、挑戦し甲斐があるバウムホールダー演習場内のステージを走るなど大変な1日となるでしょうが、自分のアプローチは今日と変わりません。まだまだ先は長いので、集中力を最後まで保ち続ける必要があります。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    午前中の1回目の走行はとても良かったと思います。路面のコンディションは良好で、クルマも最高でした。しかし午後は状況が大きく変わり、ブドウ畑の道はいくつかのコーナーで泥や砂利が多く出ていて滑りやすく、かなり苦戦しました。ただしクルマに問題があった訳ではなく、自分が自信を持てなかっただけです。絶対にミスをしたくなかったので、少し抑え過ぎてしまいました。とはいえ、明日は長い1日ですし出走順も悪くありません。4位の選手との差はたった5秒なので、頑張りたいと思います。

    ラリー・ドイチェランド デイ2の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 59m22.6s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +12.3s
    3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +27.4s
    4 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +37.8s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +38.8s
    6 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +42.7s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +42.8s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +58.0s
    9 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +59.0s
    10 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m21.4s

  • WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 初日 | トヨタのタナックが総合1位

    WRC 第9戦 ラリー・ドイチェランド 初日 | トヨタのタナックが総合1位

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・ドイチェランドが8月16日(木)に開幕。デイ1としてドイツ西南部のザンクト・ヴェンデル市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合12位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合15位につけ、ヤリスWRCは全車がSS1を走破した。

    ラリー・ドイチェランドは16日の午前中に、サービスパークが置かれるボスタルジーの近くでシェイクダウンが行なわれ、全長5.52kmのターマック(未舗装路)ステージでタナックが全体のベストタイムを、ラトバラが2番手タイムを、ラッピが8番手タイムを記録した。そして、夕方7時過ぎにザンクト・ヴェンデルの市街地でSS1がスタート。大きな牧草ロールによって形づくられた、全長2.04kmの非常にタイトなターマックコースで、タナックがベストタイムを記録。初日を首位で終えました。また、ラッピとラトバラはタナックに対しやや遅れをとったが、それでも15位ラトバラとタナックの差は2.6秒に過ぎず、明日のデイ2が本格的な戦いの始まりとなる。

    競技2日目となる8月17日(金)のデイ2は、ボスタルジーのサービスパークを中心に3本のSSを各2回走行する。そのうちSS2/5「シュタイン・ウント・ヴァイン」、SS3/6「ミッテルモーゼル」は、古都トリアーから近いモーゼル河畔のブドウ畑が主舞台となる。ブドウ畑内の舗装路は幅が狭く、ヘアピンコーナーや、直角コーナーがとても多いのが特徴。また、雨が降ると路面が非常に滑りやすくなり、難易度が大幅に上がる。6本のSSの合計距離は101.42km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は449.52kmとなる。

    カイ・リンドストローム(スポーティング・ディレクター)
    最初のSSを大きな問題なく、そしてベストタイムで終える事ができ満足しています。また、午前中のシェイクダウンでは1、2番手タイムを記録し良い出だしとなりました。もちろん、シェイクダウンのタイムはラリーの最終結果に何も影響しませんが、クルマの仕上がりが良く、ドライバー全員が喜んでいる姿を見るのはやはり嬉しい事です。このラリーで、我々は常に天気を注視しています。週の初めの天気予報では雨が降らない見込みでしたが、どうやら明日の金曜日は降雨がありそうです。もし雨が降ると、ブドウ畑のステージは誰にとっても非常にトリッキーになるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    しばらくグラベル(未舗装路)のラリーが続いたので、シェイクダウンでの狙いは、グラベルとは大きく異なるターマックでのドライビング感覚を取り戻す事でした。そして、4回の走行でその感覚を取り戻すことができました。ラリーう・ドイチェランドに向けたテストを終えた後、セッティングに関していくつかクリアにしたい事があったのですが、それをシェイクダウンで確認する事ができましたし、クルマの仕上がりには満足しています。スーパーSSでは小さなミスでエンジンが止まってしまいましたが、だからといって世界が終わったわけではありません。このラリーではしばしばタイヤ選択で勝敗が決まるので、明日は天候の変化に注意する必要があります。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    すぐに良いペースをつかむ事ができて良かったと思います。このラリーに向けてのテストを行なったのは今から数週間前でしたので、まずは午前中のシェイクダウンでターマックの走行感覚を思い出し、満足出来る形で終える事がとても重要でした。シェイクダウンではクルマに少しセッティング変更を施しましたが、全体的なバランスは良好でした。SS1は全体的にかなりタイトで、我々のクルマに合っていないコースでした。走りのフィーリングはあまり良くなかったので、ベストタイムが出たのには驚きました。きっと、誰にとっても難しいステージだったのでしょう。明日からの本格的なステージが楽しみです。この週末、優勝争いはかなり激しくなると思われますが、全力で臨みたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    前戦ラリー・フィンランドでのクラッシュがあったので、シェイクダウンは走りの感覚を取り戻すための良いチャンスでした。シェイクダウンのコースは非常にスムーズで、クルマはかなりグッドフィーリングでした。SS1では良い感覚がまったく得られませんでしたが、明日からのステージとはタイプが大きく異なるので、気にするべきではないでしょう。今週末は良い結果を期待しており、表彰台に上がる事が最低限の目標です。ターマックラリーとクルマの仕上がりには自信があるので、優勝を狙って戦いたいと思います。

    ラリー・ドイチェランド デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2m11.2s
    2 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +0.1s
    3 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/スティグ・ルンネ・スクヤルモエン (シュコダ ファビア R5) +0.2s
    4 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.4s
    5 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +0.6s
    6 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.9s
    7 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.0s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1.1s
    9 ウンベルト・スキャンドラ/アンドレア・ガスパリ (シュコダ ファビア R5) +1.3s
    10 カイエタン・カイエタノビッチ/マチィ・シュツェパニアク (フォード フィエスタ R5) +1.4s
    12 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.5s
    15 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.6s

  • WEC | トヨタ 第3戦 シルバーストン6時間レース プレビュー

    WEC | トヨタ 第3戦 シルバーストン6時間レース プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、ル・マンでの初優勝から2か月、FIA世界耐久選手権(WEC)の2018-2019スーパーシーズンの第3戦、イギリスで行われるシルバーストン6時間レースに優勝を目指して臨む。

    この週末のシルバーストンは、トヨタが2012年にWECシリーズに復帰して以来、51戦目のレースとなる。これまでの50戦でトヨタは18勝、16回のポールポジションと45回の表彰台を獲得。そして、去る6月17日に、念願のル・マンでの初優勝を飾った。

    中嶋一貴とセバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名がドライブしたTS050 HYBRID 8号車は、ポールポジションからスタートしたル・マンで、24時間にわたる長いバトルをチームメイトの7号車と繰り広げ、トップでチェッカーを受けた。そして、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブした7号車が続き、TOYOTA GAZOO Racing が1-2フィニッシュを飾った。

    ル・マン24時間レースで優勝した8号車は、レースを終えた状態のまま、保存されることとなった。車両はイギリスで行われたグッドウッド・フェスティバルで展示された後、トヨタチームの本拠地であるドイツ・ケルン戻り、チームクルーと共に、7月23日に当地を訪れたトヨタ自動車社長の豊田章男の祝福を受けた。

    ル・マンでの優勝という最大の目標を成し遂げたチームの次なる目標は、シルバーストンレースに全力で臨み、再びポールポジションからの1-2フィニッシュを成し遂げ、昨年から続くWEC連続勝利を6に伸ばすこと。

    トヨタは2012年にWECに復帰して以来、シルバーストンでは2勝を含み、毎年表彰台でのフィニッシュを続けている。しかし、2017年のレース後に、路面が全面再舗装されたため、チームはこのイギリスのサーキットを学び直す必要がある。

    この週末、チームはストレートの最高速をやや犠牲にしてでもコーナーでの更なるグリップ向上を狙い、高ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDを今季初めて持ち込む。この仕様は特に連続する高速コーナーを持つシルバーストンに最適となるよう設定されている。

    トヨタはまた、新たに設定し直されたLMP1クラスのEoT (Equivalence of Technology:技術の均等化)により、更なるパフォーマンス向上が見込まれる6台のノン・ハイブリッドLMP1勢に立ち向かわなくてはならない。このノン・ハイブリッド車はこれまでよりも燃料流量が増加され、TS050 HYBRIDに対し43.75%多い燃料流量を使える。また、その他にも最低重量の軽減など、幾つかの面でハイブリッド車に対して競争力が上がる変更が成された。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
    短い夏休みの後、今週末に再開するレースが楽しみです。チームの全員がル・マン優勝を喜んだと共に、ファンの皆様、スポンサーの方々から多くの祝福を頂きました。心より感謝いたします。ル・マン優勝の余韻は残りますが、我々は常に次のレースとその目標に向かっています。特にシルバーストンでは、今シーズン初めて高ダウンフォース空力仕様のTS050 HYBRIDを導入するので、周到な準備をして週末のレースに臨みます。ライバルたちも競争力を上げてくるでしょうから、我々も全力を尽くし、表彰台の頂点を目指します。

    小林 可夢偉(7号車)
    シルバーストンは高速で、レースを戦うのが楽しいサーキットなので、今週末を楽しみにしています。我々のTS050 HYBRIDは、第1戦スパ、第2戦ル・マンで示したとおりの速さがあるので、シルバーストンでもチャンスがあると思っています。我々の7号車にとっての今季初勝利を飾るべく、クルー全員で努力を続けています。しかし、最も重要なのは、チーム全体で好結果を得ることで、それを成し遂げる自信はあります。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    レースが待ちきれません。ル・マンのあとの休暇を楽しみましたが、私自身は既に準備万端です。母国でのレースは、他でのレースとは少し違います。友人や家族が、私がレースを戦うのを見に来てくれる機会はそんなにないので嬉しいです。また、シルバーストンのファンは素晴らしく雰囲気は最高です。シルバーストンでの目標はもちろん1-2フィニッシュの再現です。そして我々7号車が前に居られれば最高です。EoTの再調整があったので、戦いは更に厳しいものになると思いますが、まだ我々が強さを発揮出来ることを願っています。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    シルバーストンを再訪するのが本当に楽しみです。特に今年は昨年とは異なり、TS050 HYBRIDでの走行を経験しているだけに尚更です。好結果を望んでいますが、それがマイク、可夢偉との初優勝であれば理想的です。我々は昨シーズンの序盤、それこそ開幕戦のシルバーストンでいきなりレースをリードするなど、勝利に限りなく近いところで戦ってきましたが、まだ勝てていません。しかし、努力を続けていれば必ずチャンスが巡ってくることは分かっています。まず、今の目標はチームのために良い週末にすることです。

    中嶋 一貴(8号車)
    ル・マンでの勝利の後、信じられないような数週間を過ごしました。多くの祝福やメッセージを頂き、本当に感謝しています。まだ気持ちは高揚していますが、照準を切り替え、シルバーストンで強力なパフォーマンスをお見せできるよう集中します。再舗装されたことで、サーキットの特性がどのように変わったのかもとても楽しみですし、このレースから高ダウンフォース空力仕様を使うことになるので、予選や決勝へ向けての準備で、練習走行から忙しくなるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    長い休暇をようやく終えて、一貴、フェルナンドと共にレースをするのが待ちきれません。シルバーストンはあまりハードなブレーキング箇所が多くないためハイブリッドカーにとって決して容易なサーキットではなく、加えてEoTの調整もあるため、今週末のレースは挑戦し甲斐のあるものになるでしょうが、私はバトルを楽しみにしています。また、例年4月に行われ、とても寒かったシルバーストンで、8月にレースをするということで、気候の面でも楽しみです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    何週間かのインターバルを経て、再びTS050 HYBRIDでレースを戦えるのを楽しみにしています。もちろん、その間も私はとても忙しく過ごしてきましたし、チームもシルバーストンへの準備のために同様だったというのは知っています。ル・マンとは異なり、シルバーストンは私がとても良く知っているサーキットのひとつであり、私は既に再舗装を経験していますので、その知見がチームの助けになればと思っています。これまでのところ、我々は完璧なWECシーズンを過ごして来ていますので、今週末もそれを継続していきたいと思います。

  • WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・ドイチェランド プレビュー

    WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・ドイチェランド プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、8月16日(木)から19日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・ドイチェランドに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    前戦ラリー・フィンランドで、タナック/ヤルヴェオヤ組が今シーズン2勝目を飾り、チームは高いモチベーションを持ってラリー・ドイチェランドに臨む。ドイツは今シーズン3回目、そして4月の第4戦ツール・ド・コルス(フランス)以来となるターマック(舗装路)ラリーだが、コースのキャラクターはツール・ド・コルスと大きく違う。ラリー・ドイチェランドはもともと異なる地域で開催されていた3つのラリーが合体し、ひとつの大きなイベントになったという歴史がある。そのため地域ごとにステージの特徴はかなり異なる。トリアーの町から近いモーゼル河沿いのステージは、ブドウ畑の中の狭く曲がりくねった道を走行する。バウムホールダー軍事演習場が舞台となる「パンツァープラッテ」をはじめとするステージは、舗装路面の状態が刻々と変わり、コンクリート状の路面はグリップ力が低く、特に雨が降ると非常に滑りやすくなる。また、サービスパークが置かれるボスタルジー(ボスタル湖)周辺のザールラント地方のステージは全体的に道幅が狭く高速。それぞれの地域ごとに最適なクルマのセットアップは異なり、変わりやすい天気がセットアップとタイヤ選択をさらに難しくする。

    今年のラリー・ドイチェランドはザンクト・ヴェンデルの町がスタート&フィニッシュ地点となり、16日(木)にはデイ1としてオープニングのスーパーSSが行なわれる。17日(金)のデイ2は2本のブドウ畑のステージを含む3本のステージを各2回走行。18日(土)のデイ3はバウムホールダー軍事演習場を中心とする4本のステージを各2回走る。そして、競技最終日となる19日(日)のデイ3はブドウ畑のステージを2回走行し、ボーナスポイントの獲得がかかるパワーステージに指定された、ボーゼンベルグのSSでラリーは閉幕する。4日間で18本のSSを走行し、その合計距離は325.76km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1221.89kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    良いフィーリングでラリー・ドイチェランドに臨む事ができると考えています。ラリーに向けての事前テストは上手く行ったと思いますし、ここまでのところ、ヤリスWRCは舗装路で高いパフォーマンスを示しています。今回のラリーでも進化の継続を期待しています。昨年積み重ねた経験により、我々はいくつかのの領域について改善をしてきました。オットは昨年ドイツで優勝しており、きっと今年も活躍してくれるはずです。一方、ヤリ-マティとエサペッカは去年SSでベストタイムを記録しましたが、バウムホールダーのステージではパンクを喫し、その厳しさを知りました。道幅がとても狭く路面に泥が出ているようなステージもあり、このラリーではミスをしやすいので注意が必要です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    ラリー・フィンランドが終わってリラックスしていますし、良いフィーリングでラリー・ドイチェランドを迎えられそうです。引き続き好調を保ち、今年の終わりまで良いリズムで戦い続けられる事を期待しています。去年の時点で我々のクルマには既に高い競争力があったので、今年のドイツでもきっと速さがあるでしょう。畑の中の田舎道は狭く、高速で私にとってはとても楽しめるステージです。また、軍事施設内のステージにも良いセクションがいくつかあります。ただし、このラリーは天気が変わりやすいので、しっかりと準備をして臨まなくてはなりません。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    フィンランドで優勝した事もあり、ドイツに向けては高い目標を設定しています。これからは、ひとつひとつのラリーで最高の結果を得ることを目標に掲げ、その上で再び選手権争いに加わる事ができるかどうか見極めたいと思います。私は多くの異なるタイプの道にチャレンジする事が好きなので、ドイツでは毎年ラリーを楽しんでいます。このラリーでは天気の変化を読む力がとても重要です。なぜならタイヤ選択が大きな差を生み、私は去年正しいタイヤ選択もあって勝利を手にする事ができたからです。ヤリスWRCの舗装路でのパフォーマンスはとても高いので、優勝争いをするための条件がすべて整っている事を期待していますし、とても自信があります。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    ラリー・ドイチェランドはいつも、非常にチャレンジし甲斐のあるラリーです。雨が降る事が多く、1日の間にしばしばコンディションが変わります。コーナーのイン側をカットして走ると泥が路面にかき出され、それがラリーを難しくします。私は過去にこのラリーで苦戦しましたが、困難に立ち向かう事は好きですし、再び舗装路を走るのはとても楽しみです。ツール・ド・コルスでは良いクルマのセットアップが見つかり、スピードも十分にありました。ドイツは大きく異なるラリーではありますが、ツール・ド・コルスの時と同じように良い走りができる事を願っています。

  • タミヤ、トヨタ ヤリスWRCの電動RCカーを発売

    タミヤ、トヨタ ヤリスWRCの電動RCカーを発売

    タミヤは、トヨタがWRC(FIA 世界ラリー選手権)に参戦するWRカー『ヤリスWRC』の電動RCカーを発売する。

    トヨタは、2017年に18年ぶりにWRCに復帰。初年度に2勝を記録し、ドライバーズ選手権で最上位4位、マニュファクチャラーズ選手権3位でシーズンを締めくくった。今年もヤリス WRCで参戦し、前戦ラリー・フィンランドで、オット・タナックが今シーズン2勝目を挙げている。

    タミヤは、1/10電動RCカーシリーズの新製品として「トヨタ ガズー レーシング WRT/ヤリス WRC」を発表。

    空力を追求した複雑なフォルムをポリカーボネートで実感たっぷりに再現。ライトケースやカナードなどはポリカーボネートの別部品、ドアミラーや大型リヤウイングも樹脂部品で用意したスケール感の高さが魅力。シャーシはシャフト4WDのTT-02を採用している。

    組立キット(58659)は2018年9月1日(土)ごろ発売。価格は12,960円(本体価格12,000円)。また、XBシリーズ(完成モデル:57903)は2018年9月29日(土)ごろ発売を開始する。価格は27,864円(本体価格25,800円)。