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  • WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン 初日レポート

    WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン 初日レポート

    2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・スペインが10月25日(木)にバルセロナで開幕。デイ1としてバルセロナ市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合11位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合12位につけ、ヤリスWRCは全車が堅実なスタートをきった。

    ラリー・スペインは25日の午前中に、サロウのサービスパークすぐ近くでシェイクダウンが行なわれた。グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)の両方のサーフェス(路面)を走行する全長2kmのコースは、実際のSSとは大きく特徴が異なるため、選手達はセットアップよりも、クルマのシステムが正常に機能しているかのチェックに集中した。そのような状況でもラトバラは2番手タイムを記録し、ラッピは5番手、タナックは6番手タイムでシェイクダウンを終えた。その後、選手達はサービスパークから約110km離れた大都市バルセロナへと移動。モンジュイック地区の市街地特設コースで夜6時過ぎにSS1がスタートした。そして、グラベル仕様のクルマで全長3.2kmのターマック・ステージを走行し、タナックがチーム最上位となるSS3番手タイムを記録した。

    競技2日目となる10月26日(金)のデイ2は、サービスパークの西側で3本のステージを各2回走行する。SS2/5「ガンデーザ」とSS3/6「ペセルス」の路面はすべてグラベル(未舗装路)だが、SS4/7「ラ・ファタレラ-ヴィラルバ」はグラベル路面がメインながら途中でターマック路面も走行する。また、全長は38.85kmに達し今大会最長のステージとなる。6本のSSの合計距離は144.88km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は562.40kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    シェイクダウンではクルマのシステムチェックに集中し、全てが問題なく機能している事を確認しました。今晩の市街地ステージはターマック路面でしたが、明日からのグラベルステージに備えてクルマはグラベル仕様で、ドライバー達は確実性を重視した走りをしました。ミックスサーフェスである事は、日数が限られていた我々の事前のテストにおいても大きな挑戦でした。グラベルラリーでは最近満足できるパフォーマンスが得られていたので、テストではターマックに集中する事にしました。なぜなら、ここカタルニアのターマックはサーキットのような特殊な道で、我々のクルマは1年前に出場した時と比べると開発が大きく進んでいたからです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    シェイクダウンは満足のいく内容となり、クルマは最初からとても良いフィーリングでした。今晩のSS1ではハードタイヤ1本が暖まりにくく、望んでいた結果にはなりませんでした。しかし重要なのは明日のデイ2で、「ラ・ファタレラ-ヴィラルバ」はもっとも大きな鍵を握るステージのひとつだと思います。かつての「テラ・アルタ」のステージの一部を逆方向に走り、途中でターマック区間を通過し、新たなグラベル・セクションもあります。多くの異なる要素が含まれているため自分にとって大きな挑戦ですし、特にタイヤのマネージメント能力が問われるステージだと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    シェイクダウンのコースは実際のステージと共通する部分が少なかったため、セットアップの確認はできませんでしたが、クルマは全てがきちんと機能していました。今晩のSS1は特に問題なく走り終え、明日からのグラベルステージに向けて集中力を高めています。明後日以降のターマックステージは流れるようなコーナーが続き速度域も高いため、ライバルに対して大きなタイム差を築くのが非常に難しい。だからこそ、明日のグラベルがとても大事なのです。特に距離の長いステージが重要なのですが、いつもと逆方向に走り、なおかつ新しいセクションもあるので、きっと面白いステージになるでしょう。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    シェイクダウンはとても上手く行き、クルマも良いフィーリングでした。最後の走行では、ターマックを重視したそれまでとは違うセットアップを試しました。グラベルではあまり良好な結果を得られなかったのですが、トライして良かったとは思います。スペインは常に楽しめるラリーですし、今晩のオープニングステージも素晴らしい雰囲気でした。これほど大きな都市をWRカーで走るのは自分にとって初めてでしたが、バルセロナの人々やファンの皆さんのすぐ近くで走る機会があるというのは、とても良い事だと思います。

    ラリー・スペイン デイ1の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 3m35.3s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3.7s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +4.2s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +5.6s
    5 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +6.0s
    6 エリック・カミリ/ベンジャミン・ヴァイラス(フォルクスワーゲン ポロGTI R5)+7.4s
    7 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +7.5s
    8 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +8.6s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +8.7s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +9.0s
    11 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +9.7s
    12 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +9.8s

  • WRC | トヨタ、2019年のドライバーを発表 … クリス・ミークが加入

    WRC | トヨタ、2019年のドライバーを発表 … クリス・ミークが加入

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦するドライバー・ラインナップを決定。今シーズンに続き、2019年シーズンも3台のヤリスWRCで全イベントに参戦する。

    オット・タナックは、コ・ドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤと共に、来シーズンもヤリスWRCのドライバーを務める。今シーズン、既に4勝を収めておりますが、ドライバー選手権でのタイトル獲得に向け、残り2戦も全力を尽くす。

    ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組も、来シーズンも引き続き、チームで共に戦う。経験豊富なラトバラ/アンティラ組は、トヨタが参戦復帰した初戦の、2017年ラリー・モンテカルロで表彰台を獲得し、数週間後に行われたラリー・スウェーデンでは、チームを初優勝に導くなど、チームにとって要となる存在。今シーズンは、これまで4度表彰台に上がり、直近4戦のうち表彰台に3回上がる活躍を見せている。

    2019年のドライバー・ラインナップには、タナックとラトバラに加え、クリス・ミークが新たに加わる。ミークは、北アイルランド出身で、WRCで最もスピードに定評があるドライバーの1人として、2015年以降5回WRC優勝を果たしている。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、このスピードと経験豊富なドライバーの布陣で、挑戦を続けます。なお、ミークのコ・ドライバーは、シーズン終了後に発表を予定している。

    なお、エサペッカ・ラッピとコ・ドライバーのヤンネ・フェルムは、2018年シーズン終了後、チームを離れる。ラッピ/フェルム組は、昨年のラリー・ポルトガルでトヨタからWRCのトップカテゴリーでデビューし、その後のラリー・フィンランドでは、WRC初優勝を果たした。今シーズンは、これまで3度表彰台に上がり、現在のマニュファクチャラー選手権で上位争いを展開しているチームに貢献している。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、彼らのこれまでの功績に深い感謝の意を表した。

    豊田章男(チーム総代表)
    「ラッピ選手、フェルム選手、我々のチームで2年間一緒に戦ってくれて、本当にありがとう。昨年のラリー・フィンランドで優勝という素晴らしい結果をもたらしてくれ、我々に感動を与えてくれました。若さに溢れるラッピ選手の活躍は、チームの大きな原動力であったと思います。また、今年のラリー・フィンランドでは、ラッピ選手がファンを大切にし、ファンに愛されている姿を私も現地で目の当たりにしました。TOYOTA GAZOO Racingのファンとの絆を更に強くしてくれたこと、感謝しています。コ・ドライバーのフェルム選手は、常に冗談を言って、チームを明るく盛上げてくれました。来年、私がWRCの現場に行った時、ライバルチームのテントから大きな笑い声が聞こえてきたら、仲間だったラッピ選手とフェルム選手が、元気に活躍しているのだと思うでしょう。来年は手強いライバルとして、我々を強くしてくれると思いますし、競争を通じて一緒にラリーを盛り上げていけることに、ワクワクしています。しかし、その前に、先ずは、今年の選手権を一緒に戦い抜きましょう!最高の走りを2人にしてもらえるよう最終戦、最後のステージまでもっといいクルマづくりを続けます。そして、来年から新しく仲間に加わってくれるミーク選手。様々な経験を持ったドライバーであるミーク選手が、ヤリスを一段と強くしてくれることを期待しています。ヤリスに乗ったら、その感想をぜひ教えてください。思いっきり走らせられるヤリスをトミ・マキネンと共につくっていくので、来シーズンの開幕を楽しみに待っていてください。」

    トミ・マキネン(チーム代表)
    「クリスがTOYOTA GAZOO Racingに加入してくれることを、我々全員がとても嬉しく思っています。彼は非常に速いだけでなく、豊富な経験を持っていますし、彼の高い技術的な理解力は、もっといいヤリスWRCをつくるための新しい知識やアイデアをもたらしてくれると思います。ヤリ-マティが来年もチームの一員としてシーズンを共に戦うことも、大変嬉しく思います。彼のこれまでの働きは素晴らしく、ここ最近は表彰台に連続して上がるなど、非常に重要な貢献をしてくれています。現時点で最速のドライバーの1人ともいえるオットと共に、スピード、経験、ラリーに勝つ力を備えた3人のドライバーのラインナップで来シーズンを迎えることができます。この強いチームでドライバー、マニュファクチャラーの両選手権獲得を狙いたいと思います。最後に、新しいチャレンジを求めてチームを去ることになったエサペッカには、これまでの活躍に感謝するとともに、これからの幸運を祈っています。」

    クリス・ミーク
    「トヨタのドライバーになることは、私にとって大変嬉しく、光栄なことです。豊田章男総代表、トミ・マキネンチーム代表、そしてチームの皆さんに心から感謝します。3年前、チーム加入の可能性について話し合ったことがあるのですが、今回、ついにチームの一員になることができ、とても嬉しく思っています。ヤリスWRCの実力は、クルマ自体が物語っていますが、敬意と礼儀を重んじる日本文化が受け継がれるトヨタのチームスピリットは信じられない程素晴らしいと感じています。来年のスタートが待ちきれません。私の最大の目標は、再び自分のドライビングを楽しみ、トヨタのチャンピオンシップ優勝に貢献することです。16歳の時に、地元のラリー選手権で、初めて兄のコ・ドライバーとして優勝した時のクルマが、トヨタのカローラでした。そんなエピソードや、これまでの色々な縁が重なり、ここにいることが信じられない程嬉しい気持ちです。自分にとってこれ以上のチームはありません。」

    クリス・ミークの経歴
    生年月日 1979年7月2日
    年齢 39歳
    国籍 英国
    主な戦歴
    2005年 FIA ジュニアWRC シリーズ3位
    2009年 インターナショナルラリーチャレンジ シリーズチャンピオン(4勝)
    2014年 WRC初表彰台 ラリー・モンテカルロ
    2015年 WRC初優勝 ラリー・アルゼンチン
    2016年 WRC優勝 ラリー・ポルトガル、ラリー・フィンランド
    2017年 WRC優勝 ラリー・メキシコ、ラリー・スペイン

    WRCでの実績
    WRC出場91回、WRCでの勝利5回、表彰台12回、獲得ポイント413、ステージ優勝77回

  • WEC | トヨタ、母国富士でTS050 HYBRIDがワン・ツー・フィニッシュ!

    WEC | トヨタ、母国富士でTS050 HYBRIDがワン・ツー・フィニッシュ!

    2018年-2019年スーパーシーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦富士6時間レースの決勝が10月14日(日)に静岡県の富士スピードウェイで行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDがワン・ツー・フィニッシュ。完璧なレースで母国のファンと共に勝利を分かち合った

    予選で速さを見せながらも無念の失格により8番手からの追い上げを強いられた小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車が今季初勝利。中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソの8号車はレースを通して僅差の戦いを続け、11秒差の2位でチェッカーを受けた。

    この結果、トヨタは母国富士で開催された7回のWEC戦のうち、6戦を制覇。小林とコンウェイにとっては、彼らにとってのWEC初勝利となった2016年の富士戦以来、昨年からチームに加わったロペスにとっては、記念すべきWECでの初勝利となった。

    この勝利により、TOYOTA GAZOO Racingは首位につけるWECのチーム選手権で2位のレベリオンとの差を14ポイントへと拡げることとなった。また、ドライバーズ選手権でも首位の中嶋、ブエミ、アロンソの3名がライバルとの差を拡大。今大会勝利した7号車の小林、コンウェイ、ロペスは8号車クルーに13ポイント差のランキング2位に浮上した。

    前夜から降りだした雨は午前中に渡って降り続け、午前11時の決勝レーススタート時になっても水煙が上がるほどのウェットコンディション。このため、1周のセーフティカー先導ラップの後に本戦が開始された。2台のTS050 HYBRIDはフロントに電動モーターを搭載する四輪駆動の特性も活かして、スタートダッシュを決めた8番手スタートの7号車小林は、僅か2周でトップを走るチームメイトに続く2位へと浮上して見せた。

    7号車は早めのタイヤ交換で一旦ポジションを落とし、差が広がったものの、30分過ぎに他カテゴリー車両のクラッシュにより導入されたセーフティカーにより、幸運にも上位勢とのマージンを詰めることが出来た。レースが始まると共に雨は上がり、30分ほどのセーフティカーランの間に路面はどんどん乾き出した。レースが再開されると、各車は次々とドライタイヤへと交換。タイヤ交換後、7号車の小林は、8号車中嶋の前に出ることになり、2台は僅差のまま、3位以下のライバルとの差を拡げていった。

    スタートから1時間半が過ぎ、8号車は3回目のピットで、中嶋からブエミへとドライバーチェンジ。10秒ほどあった首位7号車との差は1秒を切るまでに縮ったが、小林は首位を死守。2時間半にわたる力走を終えてコンウェイへと交代した。

    その後、2台のTS050 HYBRIDはピットインのタイミングの違いにより、その差を広げたり詰めたりしながらハイペースで周回を重ねた。残り2時間ほどの時点でコース上に車両がストップしたことによって出されたフルコースイエローのタイミングで2台はピットイン。2位アロンソが猛追もコンウェイとロペスが20秒の差をしっかり守りきる力走を見せた。

    残り1時間20分ほどで8号車は中嶋へ、残り30分ほどで7号車も小林へとドライバーチェンジ。2台は20秒ほどの差を保ったままレースを支配し、午後5時、7号車がトップ、8号車が2位でチェッカーフラッグを受け、チームにとって完璧なワン・ツー・フィニッシュを成し遂げた。

    チームはこの勢いを止めることなく、2018年最後のWEC戦として11月18日(日)に決勝レースが行われる次戦上海6時間レースでも今回の富士と同様の好結果を目指す。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    決勝: 1位、 230周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:8番手、最速ラップ(1分25秒603)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    決勝: 2位(トップと11秒440差)、 230周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:1番手、最速ラップ(1分26秒043)

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    “地元”富士スピードウェイでファンの皆様に最高のレースをご覧いただくことが出来、そして素晴らしい結果を挙げることが出来、本当に嬉しく思っています。この週末を通し、多くの暖かいご応援を頂きましたので、見応えのあるレースをお楽しみ頂きたいと願っていました。“地元”富士でのレースは、我々にとって、とても重要で、目指す目標は、ファンの皆様や関係者の方々の前でワン・ツー・フィニッシュを果たすことでした。めまぐるしく変化する天候や路面状況に苦戦しながらもチーム全員の頑張りによって目的を果たすことが出来ました。今日のチームの働きをとても心強く思っています。

    小林可夢偉(7号車):
    母国でのレースで、2度目の優勝を果たせて最高の気分です。週末を通して本当に頑張ってくれたスタッフのおかげです。残念な結果となった昨日の予選失格から、全力で追い上げての勝利です。我々7号車がずっと待ち望んできた、表彰台の頂点に再び立つことが出来ました。これが残りのシーズンに向けての転換点になることを祈りますが、今はただ、ただ今日の勝利を喜びたいです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    この結果は本当に嬉しいですし、トヨタのホームコースでワン・ツー・フィニッシュを果たせたことも素晴らしい気分です。簡単なレースではありませんでした。我々は8番手からのスタートを強いられましたが、いつもと同様TS050 HYBRIDの素晴らしいパフォーマンスと、可夢偉、ホセと全力を尽くし最高の結果を得ることが出来ました。今日のような着実で安定したレース運びこそ我々が目指していたものです。この2年間、勝てそうで勝てなかっただけに、2年ぶりのホームコースでの勝利は格別です。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    自身のミスから失った失意の予選の後だけに、トヨタと共に挙げた自身のWEC初勝利は、最高の気分です。この勝利はマイクと可夢偉、チームスタッフ、そしてトヨタの東富士研究所の関係者やTMGのみんなのチームワークによるものです。チームにとってとても重要なこの一戦で勝つことが出来、この喜びは言葉には表せません。

    中嶋一貴(8号車):
    富士スピードウェイでワン・ツー・フィニッシュを飾れたというのは最高の結果で、心に残るレースになりました。ドライコンディションでは7号車のペースが良かったので、我々8号車にとっては難しいレースになったのと、セーフティカーの導入タイミングが不運でした。しかし、それもレースですし、気にしていません。今日は2位に終わりましたが、チームが選手権を戦う上で良いレースが出来たと思います。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    7号車のクルーに祝福を送ります。充分に勝利に値する素晴らしい戦いぶりでした。我々の8号車も頑張りましたが、7号車はレースを通して僅かに我々よりも上回っていました。ホームでの完勝は、チームにとっても素晴らしいレースでしたし、ワン・ツー・フィニッシュの一翼を担えたことを喜んでいます。ファンの皆様も楽しんでくれていれば幸いです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    良いレースでした。我々8号車はセーフティカー導入のタイミングが悪く、レース序盤に築いた1分20秒のアドバンテージを失ってしまいました。でもこれもレースです。今日の我々には7号車とバトルするのに十分な速さがなかったということだと思います。彼らを祝福します。彼らは週末を通して速かったですし、勝者に値します。チャンピオンシップを争う上では、ドライバー、マニュファクチャラ―いずれのチャンピオンシップもリードを広げることができましたし、全体的に見ればパーフェクトな週末だったと思います。

    豊田章男 トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長:
    FIA世界耐久選手権富士6時間耐久レースをワン・ツー・フィニッシュでゴールすることができました。応援いただいた皆さま、ありがとうございました。ル・マン24時間の凱旋レース…、失格の悔しさを晴らすレース…、そして、多くの仲間が見守る地元でのレース…、そんな富士の6時間には沢山のファンの方々や我々の活動を支えるパートナーの皆さまが応援に来てくださいます。そうした皆さまへの感謝の気持ちを伝えるためになんとしても地元富士には行きたいと考えていましたが残念ながら叶いませんでした。TOYOTA GAZOO Racingとして感謝の気持ちを皆さまに示すのは素晴らしいレースをすることが一番です。そして、なにより今回はル・マンの時のようなワン・ツー・フィニッシュの感動をホームコースで見ていただきたいと思っていました。今回、そのために私ができたことは、レース前のドライバー達に「富士の道を思いっきり駆け抜けてもらいたい」、「最後まで楽しんでバトルをしてほしい」とメッセージを送ることでした。決勝前、ドライバー達からも「思いっきりレースをしてきます!」と返信をもらい、彼らは、本当に、そんな6時間にしてくれました。応援くださった方々にもTOYOTA GAZOO Racingの想いが伝わったレースだったと思います。ドライバーのみんな、今回も「思いっきり走ってくれて、ありがとう。」 現地に行くことはできませんでしたが、チームのみんなの想いは画面で見るクルマからも十分に伝わり、離れていても心ひとつに戦うことができました。チームのみんな、ワン・ツー・フィニッシュをありがとう。7号車のみんな、待望の優勝おめでとう。そしてファンの皆さまいつもご声援を本当にありがとうございます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。

  • WEC 富士 結果 | トヨタ7号車が逆転優勝! トヨタが“地元富士”で1-2!

    WEC 富士 結果 | トヨタ7号車が逆転優勝! トヨタが“地元富士”で1-2!

    2018年-2019年スーパーシーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)第4戦 富士6時間レースの決勝レースが10月14日(日)に富士スピードウェイで行われ、No.7 TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が優勝。2位にもNo.8 TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)が入り、トヨタが“地元富士”で昨年に続いて1-2フィニッシュを達成した。

    日曜日の富士スピードウェイは、前日からの雨で気温13℃、路面温度16℃のウエットコンディション。プロテニスプレイヤーの伊達公子さんがスターターを務め、6時間のレースはスタートした。

    ホールショットを奪ったのは、中嶋一貴のトヨタ8号車。予選でホセ・マリア・ロペスのピットロードスピード違反によるタイム抹消によって8番グリッドからスタートした7号車は小林可夢偉がステアリングを握り、2周目には2番手まで順位を上げる。

    最初の1時間は慌ただしい展開。トヨタ7号車は、序盤に早々にタイヤ交換。路面が改善していくなか石川資章がドライブするGTE AmクラスのNo.70 MRレーシング/フェラーリ488 GTEがホームストレートでタイヤがバースト。コース上にはデブリがまき散らされてセーフティカーが導入。その間にトヨタの2台を含めた多くのマシンがタイヤを交換する。

    一時はステイアウトしたNo.11 SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AERが首位に立つが、同マシンがピットストップしてからはトヨタ2台によるトップ争い。

    最終的に小林可夢偉が最終ドライバーを務めたトヨタ7号車がトップでチェッカー。7号車は今季初勝利、小林可夢偉とマイク・コンウェイにとって、2016年の富士以来となる、ホセ・マリア・ロペスによってはWECでの初優勝となった。2位には中嶋一貴が最終ドライバーを務めたトヨタ8号車が続き、地元富士で3回目の1-2フィニッシュを達成した。

    3位にはNo.1 レベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン(アンドレ・ロッテラー/ニール・ジャニ/ブルーノ・セナ)が入った。ジェンソン・バトンが走らせるNo.11 SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AERは4位でフィニッシュ。LMP1クラスは3台がリタイアしている。

    LMP2クラスは、No37 ジャッキー・チェン DCレーシング/オレカ07・ギブソン(総合6位)が初優勝。2位にもNo.38 ジャッキー・チェン DCレーシング/オレカ07・ギブソン(総合7位)が入り、ジャッキー・チェン DCレーシングが1-2フィニッシュを達成。

    GTE Proクラスは、No.92 ポルシェGTチーム/ポルシェ911 RSR(総合11位)、GTE ProクラスはNo.56 チーム・プロジェクト1/ポルシェ911 RSR(総合23位)が優勝し、ポルシェが両方のGTEクラスを制した。

    WEC第4戦 富士6時間レース 決勝 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    4 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    5 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    ジェームス・ロシター
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    30 10 ベン・ハンリー
    ジェームス・アレン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    32 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    33 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
  • WEC | ホセ・マリア・ロペス 猛省 「すぐに状況を報告していれば…」

    WEC | ホセ・マリア・ロペス 猛省 「すぐに状況を報告していれば…」

    トヨタ7号車を務めるホセ・マリア・ロペスは、WEC 富士6時間レースのポールポジションを逃すことになったピットロードスピード違反をチームにすぐに報告しなかったことを猛省した。

    ル・マン24時間レース以外のWECシリーズ戦では、決勝のスターティンググリッドは予選でドライバー2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均値で決定される。TS050 HYBRID 7号車はホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉がアタックし、平均タイム1分23秒557で総合トップに躍り出た。

    しかし、セッション終了直前に、7号車のホセ・マリア・ロペスがピットロードで8.7km/h超過のスピード違反をしていたことが発覚。ロペスのタイムは抹消され、7号車はLMP1クラス最後尾の8番手グリッドから明日の決勝レースをスタートすることとなった。

    「今回の件は私のミスだ。二度とこの様なことが起こらないよう、今日の反省を心に刻む」とホセ・マリア・ロペスはコメント。

    「最大のミスは、ラップタイムには影響はないだろうと思い込み、すぐに状況を報告しなかったことだ。それは完全な間違いだった」
    「もしこうなることが分かっていてすぐに報告していれば、新たにアタックしてタイムを出すことが出来ていたはずだ。しかし、今回の件は勉強になった。残念な結果だが、まだ長い決勝レースが待っていますので、必ず追い上げる」

    チームメイトの小林可夢偉も落胆を隠さない。

    「“地元富士”でポールポジションが獲得出来たと思っていただけに、それを失うことになり本当に残念です」と小林可夢偉はコメント。

    「チームはこのレースウィーク、素晴らしい仕事でTS050 HYBRIDを仕上げてくれて、今日は昨日よりも格段に良い感触で走れました。決勝レースでは、頑張ってくれているチーム、そしてファンの皆様の声援に報いるためにも最後まで諦めずに全力で戦います」

    7号車に代わってポールポジションからスタートすることになった8号車のドライバーも二人に同情している。8号車のアタックを担当したフェルナンド・アロンソとセバスチャン・ブエミは走行直後、平均タイムが出た時点では、僅か1000分の6秒8号車が7号車を上回っていた。しかし、ブエミのアタックラップ中にコース外に4輪がはみ出したとして該当ラップタイムが抹消に。再度アタックに向かったが、タイムをのばすことは出来ず、7号車の0.091秒遅れで2番手になっていた。

    セバスチャン・ブエミは「7号車の皆は素晴らしい仕事をしていただけに残念だ」とコメント。

    「こんな形でポールポジションを獲得するのは本意ではなかった。唯一の救いは、四輪コースオフのミスが払拭されたことくらいだろうか。チームの目標が達成できるよう、明日はいつものようにレースに集中するだけだ」

    フェルナンド・アロンソは「マイク、可夢偉、ホセにとって、気の毒な結果となってしまった。予選ワンツーが幻となってしまい、とても残念だ」とコメント。

    「一時はポールポジションを掴みながらも、四輪コースオフでそれを失い、最終的にはポールポジションとなる、僕たちにとっては激動の予選でした。ノンハイブリッドのLMP1とのタイム差が縮まり、明日の決勝は厳しいレースになるだろう。何があっても明日はベストを尽くして、地元のファンの皆様へ勝利をお見せできるよう全力でレースに臨む」

  • WEC | トヨタ、8号車が2014年以来“地元富士”でポールポジションを獲得

    WEC | トヨタ、8号車が2014年以来“地元富士”でポールポジションを獲得

    2018年-2019年スーパーシーズン FIA 世界耐久選手権(WEC)第4戦 富士6時間レースの予選が10月13日(土)に静岡県の富士スピードウェイで行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が2014年以来となる“地元富士”のレースでポールポジションを獲得。7号車は実質、トップタイムをマークしながらも、ピットロードスピード違反によりLMP1クラス最後尾からのスタートとなった。

    13日(土)、前日の赤旗中断による走行時間短縮を受け、朝からの公式練習3回目は30分間延長して実施された。雨は降らなかったものの、終日空は雲に覆われ、気温15度、路面温度21度とやや肌寒いコンディションの下、午後2時30分よりLMPクラスの予選が開始。

    ル・マン24時間レース以外のWECシリーズ戦では、決勝のスターティンググリッドは予選でドライバー2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均値で決定される。TS050 HYBRID 7号車はホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉がアタックした。

    8号車はフェルナンド・アロンソに続き、セバスチャン・ブエミがアタック。2名の走行直後、平均タイムが出た時点では、僅か1000分の6秒8号車が7号車を上回っていたが、ブエミのアタックラップ中にコース外に4輪がはみ出したとして該当ラップタイムが抹消に。再度アタックに向かったが、タイムをのばすことは出来ず、7号車の0.091秒遅れで2番手になった。

    しかし、セッション終了直前に、7号車のホセ・マリア・ロペスがピットロードで8.7km/h超過のスピード違反をしていたことが発覚。ロペスのタイムは抹消され、7号車はLMP1クラス最後尾の8番手グリッドから明日の決勝レースをスタートすることとなった。

    この結果、8号車がポールポジションに立ち、TOYOTA GAZOO Racingにとって、“地元富士”のレースで2014年以来となる最上位グリッドから明日の決勝レースのスタートを切ることとなった。今大会、TS050 HYBRIDには、26kgの重量増加を課されたことによって、2番手のレベリオンとの差は縮まりながらも、0.711秒差でポールポジションを獲得。

    様々なドラマのあった予選が終わり、TOYOTA GAZOO Racingは、今季4戦連続となるポールから、母国のファンの前で、1-2フィニッシュを目指し、6時間の決勝レースへ挑みます。決勝レースは、14日(日)午前11時にスタートが切られる。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習3回目 : 1番手 (1分24秒589), 56周
    公式予選 : タイム無し(グリッドは8番手)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習3回目 : 2番手 (1分25秒180), 48周
    公式予選 : 1番手 (平均1分23秒648)

    小林可夢偉(7号車):
    “地元富士”でポールポジションが獲得出来たと思っていただけに、それを失うことになり本当に残念です。チームはこのレースウィーク、素晴らしい仕事でTS050 HYBRIDを仕上げてくれて、今日は昨日よりも格段に良い感触で走れました。決勝レースでは、頑張ってくれているチーム、そしてファンの皆様の声援に報いるためにも最後まで諦めずに全力で戦います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    今回の件は私のミスです。二度とこの様なことが起こらないよう、今日の反省を心に刻みます。最大のミスは、ラップタイムには影響はないだろうと思い込み、すぐに状況を報告しなかったことです。それは完全な間違いでした。もしこうなることが分かっていてすぐに報告していれば、新たにアタックしてタイムを出すことが出来ていたはずです。しかし、今回の件は勉強になりました。残念な結果ですが、まだ長い決勝レースが待っていますので、必ず追い上げます。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    7号車の皆は素晴らしい仕事をしていただけに残念です。こんな形でポールポジションを獲得するのは本意ではありませんでした。唯一の救いは、四輪コースオフのミスが払拭されたことくらいでしょうか。チームの目標が達成できるよう、明日はいつものようにレースに集中するだけです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    マイク、可夢偉、ホセにとって、気の毒な結果となってしまいました。予選ワンツーが幻となってしまい、とても残念です。一時はポールポジションを掴みながらも、四輪コースオフでそれを失い、最終的にはポールポジションとなる、我々にとっては激動の予選でした。ノンハイブリッドのLMP1とのタイム差が縮まり、明日の決勝は厳しいレースになるでしょう。何があっても明日はベストを尽くして、地元のファンの皆様へ勝利をお見せできるよう全力でレースに臨みます。

  • WEC 富士 | トヨタ7号車、ピットレーン速度違反でポールタイム抹消

    WEC 富士 | トヨタ7号車、ピットレーン速度違反でポールタイム抹消

    WEC 富士6時間レースの予選でトップタイムを記録していた小林可夢偉とセバスチャン・ブエミのトヨタ TS050ハイブリッド 7号車だが、ホセ・マリア・ロペスのピットレーンでの速度違反によって予選タイムを抹消されることになった。

    この決定により、フェルナンド・アロンソとセバスチャン・ブエミがアタックしたトヨタ8号車がポールポジションに昇格する。

    トヨタ8号車は、フェルナンド・アロンソが予選全体のトップタイムを記録していたが、セバスチャン・ブエミが最終コーナーのトラックリミットを超過したとして最速タップを抹消され、わずか0.019秒差でポールポジションを逃していた。

    最終的な決勝スターティンググリッドはまだスチュワードからまだ正式に発表されていないが、トヨタ7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)は最後尾からスタートすることになると考えられている。

    フロントローには、予選3番手だったレベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソン 1号車(アンドレ・ロッテラー/ニール・ジャニ/ブルーノ・セナ)が並ぶ。

  • WEC 富士6時間 予選 | 小林可夢偉のトヨタ7号車がポールポジション

    WEC 富士6時間 予選 | 小林可夢偉のトヨタ7号車がポールポジション

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第4戦 富士6時間レースの公式予選が10月13日(土)に富士スピードウェイで行われ、TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID 7号車がポールポジションを獲得した。

    2人のドライバーによる平均タイムで争われる予選は、トヨタの2台によるポールポジション争いとなった。7号車はホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉、8号車はフェルナンド・アロンソとセバスチャン・ブエミが予選ドライバーを担当。

    まずは8号車のフェルナンド・アロンソが1分23秒203をマークしてタイムシートのトップに立ち、7号車のホセ・マリア・ロペスが1分23秒437で2番手に続いた。

    2人目のドライバーは、7号車の小林可夢偉が1分23秒678をマーク。8号車のセバスチャン・ブエミは1分23秒900をマークするも、トラックリミットを超えたことでそのタイムは抹消。1分24秒094が予選タイムとなった。

    この結果、トヨタ7号車が平均タイム1分23秒557で今シーズン3度目となるポールポジションを獲得。8号車は1分23秒648で2番手に続いた。

    LMP2クラスはドラゴンスピード 51号車、LMGTE Proクラスは、デーン・トレイン・アストンマーティン 95号車、LMGTE Amクラスはデンプシー・プロトン・レーシング 88号車がポールポジションを獲得した。

    WEC第4戦 富士6時間 公式予選 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分23秒557
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分23秒648
    3 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1分24秒359
    4 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1分24秒533
    5 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    1分24秒744
    6 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    1分25秒146
    7 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    ジェームス・ロシター
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    1分26秒579
    8 10 ベン・ハンリー
    ジェームス・アレン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    1分26秒713
  • WEC | トヨタ、富士6時間初日は着実に1-2発進

    WEC | トヨタ、富士6時間初日は着実に1-2発進

    FIA 世界耐久選手権(WEC)第4戦 富士の公式練習初日が10月12日(金)、静岡県の富士スピードウェイでが行われた。

    シリーズポイントのリーダーとして「ホーム」富士に凱旋したTOYOTA GAZOO Racingは、2台のTS050 HYBRIDが2度のセッション両方で1、2番手タイムをマークする順調な滑り出しとなった。

    1時間半ずつ2回予定されていた公式練習走行は、コース外走行で車速を低下させるために路肩に設置された突起が早期に破損するアクシデントにより、両セッションで赤旗中断が発生したため、公式練習1回目は30分、2回目は10分間予定よりも終了時間が延長された。

    中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソの3名がドライブするTS050 HYBRID 8号車が両セッション共にトップタイムを刻み、2回目のセッション開始直後には、この日の最速タイム1分23秒973をマークした。

    小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブするTS050 HYBRID 7号車はどちらも2番手で続いた。ベストタイムは8号車に1秒095差の1分25秒068で「ホームレース」の富士での初日を終えた。

    今回、チームメンバーの有志20人ほどは、ル・マン優勝の御礼とWEC富士レースの優勝を祈願し、長年夢に描いていた富士山への登頂に、細心の計画と万全な準備を整えて挑戦。7日(日)の午前中に無事、標高3776mの富士山頂を成し遂げた。標高540mの富士スピードウェイへと戻ったチームは、厳かな気持ちで初日の公式練習走行へ向けての準備に取りかかった。

    今大会では、TS050 HYBRIDと、ノン・ハイブリッドのライバルとのパフォーマンス差を再調整するために、新たに26kgの重量追加が課された。

    この日は朝方まで降っていた雨により、午前11時からの公式練習1回目は、半乾きの路面状況でスタート。2台のTS050 HYBRIDは、軽雨量用のインターミディエイトタイヤでコースインした。開始から15分程が経過したところで、路肩の破損によりセッションは赤旗中断。この中断は33分間にわたったが、セッション終了時間が30分延長されたため、チームが予定していたセットアップ及びタイヤの評価作業への影響は最小限で済んだ。

    午後3時半から行われた公式練習2回目は、ドライコンディションとなったが、1回目と同じアクシデントで、合計40分間にわたる赤旗中断に見舞われた。10分間延長して日没ぎりぎりまで行われたセッションで、2台のTS050 HYBRIDは様々なメカニカル及び空力、そしてハイブリッドシステムの調整作業を進めた。

    午後5時10分、2台のTS050 HYBRIDは、合計で146周をトラブル無く走破し、ベストタイムでは3番手のライバルに1.724秒差をつけてこの日の走行を終えた。今日の合計666kmの走行で得られた様々なデータを解析し、明日の予選、日曜日の決勝へ向けてベストセッティングを仕上げていく。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習1回目 : 2番手 (1分26秒381), 44周
    公式練習2回目 : 2番手 (1分25秒068), 29周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習1回目 : 1番手 (1分25秒847), 43周
    公式練習2回目 : 1番手 (1分23秒973), 30周

    小林可夢偉(7号車):
    今日は午前、午後いずれのセッションでも長い時間の赤旗が出たので、自分自身の予定していた周回数を走ることが出来ませんでした。その中で、最適なバランスに仕上げるため、全力を尽くしましたが、まだやるべきことはあります。今日は限られた時間の中で最善を尽くし、多くのデータを取ることもできました。明日はさらにクルマを向上させるつもりです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    なんとか予定の評価項目をこなし、様々なセッティングを試すことができました。富士の前半、第1セクターと中盤、第2セクターはかなり高速なのに対し、最終セクターはコース幅も狭くテクニカルなコースなので、最適なセットアップを見つけるのが難しく、コース全体でのバランスをとるのにとても苦心します。毎回、チャレンジングですが、予選と決勝に向けてよい流れを作れるように頑張ります。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    ドライ路面の富士を走ったことがなかったので、もう少しドライで走りたかったです。全体的には良い一日だったと思います。渋滞があったにも関わらず、まずまずの自分自身の最速ラップを出すことが出来ました。クルマのバランスに100パーセント満足はしていないので、引き続き改善していく必要があります。今のところ、8号車より少し後ろにいますが、明日は、このギャップを近づけるべく努力します。

    中嶋一貴(8号車):
    今年も富士に戻ってくることが出来てとても嬉しく思っています。特に今回は念願のル・マンでの勝利の後だけに格別です。今日は、長い赤旗中断がありましたが、それ以外は全てがとても順調で、概ね満足しています。走行時間は短くなりましたが、TS050 HYBRIDは本当に力強く、好調です。まだやるべきことはありますが、全体的に感触は良く、決勝レースへ向けて順調に仕上がっています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    前戦から、長いインターバルでしたが、再びTS050 HYBRIDを運転できるのは、とても良い気分ですし、まずまず順調な一日でした。私自身はあまり多くの周回は走れませんでしたが、見ている限りここまでの状況には満足していますし、更に良くなることを期待しています。7号車との僅差での争いになると思いますので、予選、そして決勝レースが楽しみです。明日もドライコンディションで走れれば最高です。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    良い一日でした。黄旗や赤旗が多かったため、期待していたほどの周回は出来ませんでした。特に、私にとっては初めてWECでの富士を走る機会なので、もう少し走りたかったです。クルマのバランスに関しては上々に仕上りつつあり、もう少し細部を詰める必要はあるものの、全般的には良い感触で、満足しています。明日もトラブルの無い一日であることを祈ります。

    WEC第4戦 富士6時間 公式練習1回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    43 1:25.847
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    44 1:26.381
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    23 1:26.890
    4 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    44 1:27.151
    5 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    36 1:27.635
    6 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    37 1:27.916
    7 10 ベン・ハンリー
    ジェームス・アレン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    40 1:29.088
    8 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    ジェームス・ロシター
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    26 1:29.250

    WEC第4戦 富士6時間 公式練習2回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    30 1:23.973
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    29 1:25.068
    3 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    22 1:25.697
    4 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    27 1:25.801
    5 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    29 1:25.931
    6 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    27 1:27.664
    7 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    ジェームス・ロシター
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    26 1:28.209
    8 10 ベン・ハンリー
    ジェームス・アレン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    16 1:28.914
  • フェルナンド・アロンソ 「10年ぶりに富士の表彰台の中央に立ちたい」

    フェルナンド・アロンソ 「10年ぶりに富士の表彰台の中央に立ちたい」

    トヨタのフェルナンド・アロンソが、富士スピードウェイで開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦 富士6時間レースへの意気込みを語った。

    中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの駆るTS050 HYBRID 8号車は、ドライバーズ選手権をリードしているが、前戦を終えた時点でライバルに詰められ、その差は僅か2点。富士では今季3勝目を挙げ、差を広げることを狙う。

    「トヨタチームの一員として初めて迎える富士のレースを楽しみです。とても大事なホームレースですので、週末へ向けて、気合が入ります」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「私自身はF1で富士を走っており、とても良く知っていますし、2008年のF1日本グランプリで勝利を挙げたという良い思い出のあるコースでもあります」

    「10年ぶりに表彰台の中央からの景色が見られることを望んでいますし、それはチーム、ドライバー両方のタイトルを争う上でも重要になるはずです」