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  • WEC 第2戦 富士6時間:TS050 HYBRID最後の富士レースで1-2フィニッシュ

    WEC 第2戦 富士6時間:TS050 HYBRID最後の富士レースで1-2フィニッシュ

    10月6日(日)、静岡県の富士スピードウェイで2019-2010年FIA世界耐久選手権(WEC)の第2戦 富士6時間レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車がポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を飾った。7号車も2位で続き、TS050 HYBRIDにとっては最後となる母国レースを1-2フィニッシュという最高の結果で終えた。

    WEC世界チャンピオンとして富士スピードウェイに凱旋したTOYOTA GAZOO Racingは、2012年にハイブリッド車両でWECに復帰して以来、8回開催された母国富士戦で7勝目を挙げ、今季開幕から2連勝を飾った。

    セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車がポール・トゥ・ウィンで勝利を挙げ、マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車が2位に入るという、開幕戦とは逆順の1-2フィニッシュを飾ったことで、この2台は全くの同ポイントでドライバーズランキング首位に並んだ。TOYOTA GAZOO Racingはチームランキングでも首位の座を守り、2位のレベリオンを35ポイントリードしている。

    選手権ポイントに応じて課されるハンディキャップシステムが今大会からLMP1クラスに導入され、その影響がスタート直後から表れた。

    1周あたり1秒相当のハンディキャップを課された8号車は、ブエミがポールポジションからスタート。4番手グリッドから好ダッシュを見せたジネッタ5号車をなんとか抑え1コーナーをトップで守ったが、1周あたり1.4秒相当の苦しいハンディキャップを負う7号車の小林は、その後方で序盤から2位争いを強いられた。

    スタート後、レベリオン1号車の先行を許した7号車の小林は、序盤戦、最終コーナーで1号車をパスするも、ハンディキャップの影響で最高速が上がらないために1コーナー進入で抜き返される、という展開を数周にわたって繰り返した。燃料使用量やハイブリッド・ブーストを規制されるサクセス・ハンディキャップにより、7号車は、最高速でレベリオンよりも40km/hも遅いため、苦しい展開の小林でしたがチャンスを狙っていた。

    周回遅れが多く現れ始めた12周目、レベリオン1号車を抜いた小林が2位を守り切りTOYOTA GAZOO Racingの1-2体制になると、ピットでの迅速な作業にも助けられ、その後は2台のTS050 HYBRIDが着実に3位以下のライバルとの差を拡げていった。2位の7号車は後続との差は拡げていったものの、首位の8号車とは1周あたり0.4秒相当のサクセス・ハンディキャップが響き、じりじりと離されることとなった。

    2時間が経過し、ドライバー交代したハートレーとコンウェイのドライブ中に、弱い雨が降り始めた。更に1時間ほどが経過すると、路面は完全にウエット状態となり、2台のTS050 HYBRIDはハイブリッド・インターミディエイト・タイヤ(溝なしウエットタイヤ)に交換。それぞれ中嶋とロペスへドライバー交代を行った。

    その後、雨は止んで路面は乾き、最後の90分間は再びブエミが8号車、小林が7号車に搭乗。2台の差は30秒ほどで安定したまま周回が重ねられ、ブエミがTS050 HYBRIDにとって最後の母国レースでのチェッカーをトップで受けた。33秒955差で小林の7号車が2位フィニッシュ。3位は2周遅れのレベリオンの1号車となった。

    この結果、ブエミはWECで最多勝利記録となる通算16勝目をマーク。中嶋にとっては4度目の母国戦勝利を果たした。そして、ハートレーはTOYOTA GAZOO Racingのドライバーとして初めて表彰台の中央に立った。

    チームは開幕から2戦連続での1-2フィニッシュを飾り、11月10日(日)に決勝が行われる次戦上海4時間レースではサクセス・ハンディキャップが更に追加されるが、2台のTS050 HYBRIDは同ポイントで並ぶため、同じサクセス・ハンディキャップが課されることとなる。

    TS050 HYBRID 7号車 :
    (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    決勝 : 2位 (トップと33秒955差), 232周、ピットストップ8回、グリッド:2番手、ファステストラップ:1分27秒353

    TS050 HYBRID 8号車 :
    (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー)
    決勝 : 1位, 232周、ピットストップ9回、グリッド:1番手、ファステストラップ:1分26秒657

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    母国レースである富士で1-2勝利を飾ることが出来、チーム全員がとても喜んでいます。TOYOTA GAZOO Racingにとって、富士は非常に大切なレースなので1-2勝利は大きな目標でした。これを成し遂げたチーム、富士スピードウェイに駆けつけてくれた多くの熱心なファンの皆様のサポートに感謝します。TS050 HYBRIDにとっての最後の富士レースを楽しんで頂けたと思います。次の上海はさらに厳しいサクセス・ハンディキャップが課せられることになりますが、新たな挑戦を楽しみにしています。

    小林可夢偉(7号車):
    まずは8号車のメンバーに祝福を送りたいと思います。またチームとして達成したかった1-2フィニッシュに満足しています。課せられたサクセス・ハンディキャップが8号車より重かったため、我々7号車として今日は最良の結果と思います。レース中は、プッシュし続け、諦めず走り切り、できる限りのことをして、結果は納得のいくレースだったので、チームとしてうれしく思います。レースの終わった今は、次戦上海での、僅差が予想される戦いが待ち遠しいです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    今日の決勝レースは、チームとして1-2フィニッシュが目標だったので、達成できて満足です。7号車で優勝したいと思っていましたが、難しい内容となりました。我々は力の限り戦い、天候の変化に対しても、しっかりとミスのないよう走りましたが、レース中は終始8号車を追いかける形となり、できることはそれだけでした。次戦の上海では、勝利したいと思っています。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    今日は満足のいくレース結果であり、ミスなく、また、車両性能を最大限に生かし、やるべきことをやりました。課せられたサクセス・ハンディキャップからすると、レースのペースはとても速く、8号車に大きな遅れをとらずに終えましたが、大事だったのは、ホームレースで1-2フィニッシュを達成することでした。チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれましたし、日本のファンの皆様の大きな声援にチームメンバー全員が感謝しています。また、TS050 HYBRIDでの日本で最後のレースが目標通りとなり、嬉しく、また格別な思いです。

    中嶋一貴(8号車):
    母国ファンの皆様が見守る中、ここ富士でまた勝てて最高です。チーム全員で祝いたいと思います。TS050 HYBRIDにとって最後の日本でのレースで1-2フィニッシュを果たせたというのは大きいです。TS050 HYBRIDとは多くの感動的な経験を積み重ねてきました。古くからの友人に、母国で最後の勝利をプレゼントできたような気持ちです。路面コンディションが二転三転する難しいレースでしたが、終始ペースを保ち、インターミディエイトタイヤでも速さを示せました。首位でレースをコントロールし、周回遅れの処理も上手くいき、本当に満足のいくレースでした。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    今日のレースとその結果に本当に満足しています。決して楽ではありませんでしたが、難コンディション下でコントロールしながらクリーンにレースを戦えました。ハードワークで支えてくれたチームに本当に感謝しています。もちろん、応援してくれる日本のファンの皆様やゲストの方々の前で勝利し、皆で祝えたことは本当に素晴らしいです。7号車と同ポイントで臨む次戦上海を楽しみにしています。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    TOYOTA GAZOO Racingでの初めての勝利を飾ることが出来、本当に最高の気分です。特にそれがチームの母国であれば尚更です。富士でのTS050 HYBRID最後のレースを勝利で飾れた、この瞬間をじっくり味わいたいと思います。我々8号車はとてもクリーンにレースを戦い、一貴はインターミディエイトタイヤで素晴らしい走りを見せてくれました。我々は7号車に対してサクセス・ハンディキャップでの優位性を持っていたのでこの結果となりましたが、上海では同じハンディキャップとなるため、また僅差のレースになると思います。

  • ブレンドン・ハートレー、トヨタ TS050ハイブリッドでシート合わせ

    ブレンドン・ハートレー、トヨタ TS050ハイブリッドでシート合わせ

    ブレンドン・ハートレーは、トヨタのLMP1マシン『TS050ハイブリッド』でシート合わせを行った。

    ブレンドン・ハートレーは、今季を最後にトヨタを離れるフェルナンド・アロンソの後任としてチームに加入し、 2019-2020年シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)を戦うことが決定している。

    ニュージーランド人であるブレンドン・ハートレーは、2018年のF1参戦以前、ポルシェに在籍した2014-2017年の4年間にWECドライバーズチャンピオンを2回獲得、かつ2017年のル・マン24時間レースに勝利している。

    ブレンドン・ハートレーは、6月2日のル・マンテストデーに於いて、TS050 HYBRIDを初ドライブする予定となっている。

    TOYOTA GAZOO Racingは、ブレンドン・ハートレーがレーシングスーツとチームウエアを着用した画像を公開するとともに、TS050ハイブリッドでシート合わせを実施したことを明らかにした。

    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racingで走る機会を与えられてとても光栄です。ライバルとして戦っていた時には、非常にプロフェッショナルで、かつ活気のあるチームとして見ていました。私に関しては、昨年のF1を経験したことで、さらに強いドライバーになってWECに戻ることが出来ると思っています。早くチームに溶け込んでサーキットに向かいたいです。TS050 HYBRIDをドライブする日が待ちきれません。

    ブレンドン・ハートレー TOYOTA GAZOO RacingBrendon Hartley トヨタ・TS050 HYBRID

  • タミヤ、トヨタ TS050ハイブリッドのミニ四駆を発売

    タミヤ、トヨタ TS050ハイブリッドのミニ四駆を発売

    タミヤは、トヨタがWEC(FIA 世界耐久世界選手権)に参戦するLMP1マシン『TS050 HYBRID』のミニ四駆をタミヤモデラーズギャラリー、タミヤホビーワールドにて先行販売にて先行発売する。価格は1,404円(本体価格1,300円)。

    今年、トヨタはこのTS050 HYBRIDで第86回ル・マン24時間レースを制覇。トヨタとして初めてル・マン24時間レースに挑戦した1985年から33年、20回目のル・マン挑戦での悲願の初優勝だった。

    タミヤは、1/32 ミニ四駆PROシリーズのモデルとして「トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID」を販売することを発表。低いボンネット、盛り上がった前後のフェンダー、複雑な形のサイドポンツーンなど、空力を追求したフォルムをポリカーボネート製クリヤーボディで再現し、カラーリング用マークもセット。駆動効率に優れたMAシャーシを採用して、高性能な走りが楽しる。

    タミヤは、2018年7月26日(木)~7月31日(火)に東武百貨店 池袋店で開催するタミヤモデラーズギャラリー、および8月8日(水)~8月14日(火)に阪急うめだ本店で開催するタミヤホビーワールドにて ミニ四駆 「トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID」を先行販売。一般発売日は後日発表される。

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  • 【ル・マン24時間】 トヨタ:公開車検で2018年仕様TS050 HYBRIDを披露

    【ル・マン24時間】 トヨタ:公開車検で2018年仕様TS050 HYBRIDを披露

    6月10日(日)と11日(月)の2日間にわたって、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦ル・マン24時間のレースウィーク幕開けとなる公開車検が、ル・マン市内、リパブリック広場の特設会場で行われた。

    TOYOTA GAZOO Racingの車検は11日(月)の夕方に実施。この公開車検が行われた2日間は、朝から時折、猛烈な雨にも見舞われるあいにくの天候だったが、TOYOTA GAZOO Racingの車検が始まる頃には雨も止み、空には太陽も顔を出すほどまでに回復。

    悪天候にもかかわらず集まったモータースポーツファンの皆様が見つめる中、F1カナダGPを終えたばかりのフェルナンド・アロンソを含めたトヨタチーム登場に会場の雰囲気は最高潮に達した。

    車検を受けた2018年仕様のTS050 HYBRIDは、トークショーを終えたドライバー、チームクルーと共に恒例の記念撮影を行い、集まったファンの皆様の暖かい声援に応えた。

    2018年 ル・マン24時間レース スケジュール

    日付 セッション 開始時間
    (現地時間)
    終了時間
    (現地時間)
    開始時間
    (日本時間)
    終了時間
    (日本時間)
    6月13日(水) 公式練習 16:00 20:00 23:00 14日(木) 3:00
    予選1回目 22:00 24:00 14日(木) 5:00 14日(木) 7:00
    6月14日(木) 予選2回目 19:00 21:00 15日(金) 2:00 15日(金) 4:00
    予選3回目 22:00 24:00 15日(金) 5:00 15日(金) 7:00
    6月16日(土) ウォームアップ 9:00 9:45 16:00 16:45
    決勝レース 15:00 17日(日)15:00 22:00 17日(日)22:00

    TS050 HYBRID小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ

  • 【WEC】 トヨタ:2018年 第2戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    【WEC】 トヨタ:2018年 第2戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、6月16日(土)から17日(日)に迫った、FIA世界耐久選手権(WEC)の2018-2019スーパーシーズンのハイライト、第2戦ル・マン24時間レースの優勝を目指して臨む。

    エンジンとハイブリッド・システムで合計最大1,000馬力の出力を誇る2台のTS050 HYBRIDが、86回目を迎え、世界三大レースとも言われる伝統と格式のモータースポーツイベントに挑む。

    TS050 HYBRID 7号車は小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブ。8号車は中嶋一貴とセバスチャン・ブエミにル・マン24時間は初レースとなるフェルナンド・アロンソを加えた3名の布陣で総合優勝を目指す。

    シーズン開幕戦のスパ6時間レースで1-2フィニッシュを飾り、チームはトヨタにとって20回目となるル・マンへの挑戦で、勝利を争える手応えを得た。スパを戦い、ル・マンに臨むTS050 HYBRIDでは、総計25,000km以上にも及んだ冬季オフシーズンテストにおいて、信頼性の向上と突発アクシデントに対応出来るチーム力を作り上げるテストが続けられてきた。

    こと速さという面において、TOYOTA GAZOO Racingがトップクラスの実力を有することは、ここ数年のル・マン24時間レースで証明出来た。それでも2016年は、首位を独走しながら、残り2周というところで発生したトラブルにより、ほぼ手中にしかけていた勝利を逃した。昨年2017年は、コースレコードを大きく更新する圧倒的な速さでポールポジションを獲得したが、優勝を掴むことが出来なかった。そして今年、これまで何度も勝利を阻まれてきた最大目標のル・マンに再び挑む。

    トヨタのル・マンへ挑戦によって、レース用に開発されたハイブリッド・システムの改良が続けられ、2018年仕様のTS050 HYBRIDは、参戦を再開した2012年当時に比べ、35%もの燃費改善が図られている。この結果、2018年仕様のTS050 HYBRIDは35.1kgの燃料タンクで、1周13.626kmのル・マン・サルト・サーキットを11周することが出来るまでに至ってる。

    ライバルのノン・ハイブリッドLMP1車両は、TS050 HYBRIDに対し、45kg軽い車重とより大きな燃料タンク容量(現時点で具体的な数値が公表されていません)が許されており、より高いパワーを発生することが出来るが、一方でピットストップ回数は多くなり、10周毎のピットインになるものと予想される。

    性能調整が導入された新たなLMP1規則下で行われた第1戦スパでトヨタがライバルに2周差をつけて勝利を飾ったのは、ピット時間の短さも貢献した。一方、先日のル・マン・テストデーでのレベリオン・レーシングのラップタイムは、昨年までのLMP1車両よりも4秒以上も速くなっており、ノン・ハイブリッド勢のタイムは、大きく向上している。このようなライバル勢の向上により、今年のル・マン24時間レースは接戦になることが予想される。

    サルト・サーキットも安全性の観点から、若干の変更が加えられた。1周の長さは、公式に3メートル短くなった。昨年、小林がポールポジション獲得でコースレコードを更新した3分14秒791というタイムは、13.629kmのレイアウトでマークされ、永久に破られることのない記録となった。そして、1999年にトヨタTS020でマーティン・ブランドルが13.605kmのコースでマークし、その後レイアウト変更まで誰にも破られなかったレコードタイムと共に、ル・マンの歴史に刻まれることとなった。

    2018年仕様のTS050 HYBRIDは、6月3日(日)にサルト・サーキットのフルコースで実施された公式テストデーにおいて、合計2,752kmを走破。この日のファステストラップも記録した。テストデーで示した信頼性とパフォーマンスを本番でも発揮できるように全力を尽くす。

    ル・マンウィークを通しての総走行時間は合計約35時間にも達し、耐久レースに挑戦する真の精神力が試されることになる。走行セッションは6月13日(水)、4時間の公式練習走行で幕を開け、その後、日の入りが遅い夏の欧州で、夜のとばりが降りる午後10時から、2時間の予選が始まる。

    予選は翌14日(木)、更に2回の2時間にわたるセッション(現地時間の午後7時と午後10時開始)でも続けられる。決勝レースのスターティンググリッドはこの3回の予選セッション中最速ラップタイムで決定される。TOYOTA GAZOO Racingはまず、ル・マンで4度目のポールポジションを目指しての戦いに挑む。

    15日(金)はサーキットでの走行が行われず、ル・マンの旧市街でドライバーズパレードが行われる。ファンにとっては決勝レース前にドライバー達と間近に触れ合える楽しみな時間。そして、16日(土)現地時間午前9時からの45分間のウォームアップ走行を経て、同午後3時に24時間に及ぶ長いレースのスタートが切られる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    いよいよル・マン24時間レースを迎え、身が引き締まる思いです。ここ数年間のレースを思い返し、『これまでの借りを返す』と言う強い思いで臨みます。一昨年、昨年と最後まで志を果たせずレースを終えることになってしまいましたが、今年こそ24時間をしっかり走りきるために、あらゆる緊急事態に備えて徹底的に訓練を重ねて参りました。過去に何度も経験したように、このレースは様々な突発のアクシデントに襲われます。不測の事態が発生した時こそチームの総合力で克服しなければなりません。準備は整ったと信じています。何があっても決して諦めず、表彰台の真ん中に立つために全力を尽くします。ファンの皆様の記憶に残るレースをご覧いただけるよう頑張ります。

    小林可夢偉(7号車)
    素晴らしいル・マンのコースでレースが出来るのは、最高の気分です。長い歴史を持つこの偉大なイベントの雰囲気は、他のどのレースとも比べることが出来ない格別なものがあります。昨年、私はル・マンの予選でそれまでの最速ラップの記録を塗り替えましたが、それは何の意味も持ちません。もちろん、最速ラップという結果は誇りですが、決勝レースでこそ結果を出したいと思っています。未勝利のル・マンで、今回こそその大目標を達成したいと思っています。全力を尽くして24時間後のゴールを目指します。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    待ちに待ったル・マンがもうすぐ始まります。不本意に終わった昨年のル・マンからこのレースウィークを迎えるために準備し、待ち続けてきました。ル・マンではあらゆる事態に備えて的確な対応をする必要があり、我々は出来得る限りの努力をしてきたと信じています。我々は、昨年よりも強くなって戻って来たと確信しているので、レースウィークを迎えるのが待ちきれません。ル・マンが持つ独特な雰囲気の中でドライブするのは本当に最高ですし、年に一度しか体験出来ないことです。ファンの皆さんもいつも熱狂的で、間違いなく忘れられない一週間になるでしょう。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    ここまでの12か月にわたる頑張りは、全てル・マンレースウィークのためと言えます。冬季のテストで重ねた努力、払ってきた犠牲は、このレースで目標通りの最高のパフォーマンスを発揮するためです。今年最大のレースを迎えるにあたって、全精力を集中します。初参戦の昨年のル・マンは感動的でした。あの雰囲気を再び味わえるのを待ちきれません。多くのプロトタイプカーと実力あるトップドライバーが参戦してくることもあり、素晴らしいレースになることを期待しています。私にとって忘れられないレースのひとつになるでしょう。

    中嶋一貴(8号車)
    多忙な一週間になりますし、レースは毎年過酷です。予測が難しい中で、ひとつだけ明らかなのは、テストデーでの結果を見る限り、僅差での激戦になるだろうということです。我々がすべきことは分かっています。万全の準備を整え、決勝レースではいかなるミスも、故障やトラブルも無いように戦うということです。目標はいつものレースと同じです。常に冷静を保ち、ゴールを目指し戦い続けるだけです。目標達成のチャンスは絶対あると信じており、何としても実現する覚悟です。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    ル・マンは本当に壮大で、大観衆と熱狂に包まれるこの一大イベントに参戦できることに心から幸せを感じています。偉大な伝統的をもつこのレースの全ての瞬間を楽しむつもりです。開幕戦スパとテストデーの内容と結果は、決勝レースへ向けて大いに勇気づけられるものでしたが、戦前の期待と裏腹に、これまで目標を達成することが出来ませんでした。それだけに、気負い過ぎることなく決勝レースに臨むつもりです。様々な突発事態が発生し、決して思い通りのレースにならないことはよく分かっていますが、その過酷さを乗り越えるための出来る限りの努力をし続けて来ました。後はレースを待つだけです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    待ち望んできたレースを迎える万全の準備が出来ました。このレースのためにチームと共に全力を尽くしてきました。私にとって初のル・マン24時間レースへ向けての、ここまでのスタッフの頑張りに感銘を受けました。この強い団結力を持つチームに加われたことを嬉しく思います。長く憧れていたサーキットで行われるこの大イベントでレースを戦えることが実現し感無量です。24時間の決勝レースへ向けた一週間は、自分の胸に深く刻まれるものになるでしょう。私にとって初めてのル・マンは単にレースを戦うことだけではなく、レース前のイベントや、現地での盛り上がり、ファンの皆様とのふれあいなども含めて素晴らしい経験になるものと思っています。それこそがル・マンの魅力だと思います。

  • フェルナンド・アロンソ 「ル・マンのための準備は整った」

    フェルナンド・アロンソ 「ル・マンのための準備は整った」

    フェルナンド・アロンソは、FIA 世界耐久選手権(WEC)の開幕戦スパ6時間の勝利のためにトヨタは“安全なアプローチ”を採ることを決めていたと明かし、内容の濃い開幕戦を経験したことでル・マン24時間レースにむけての準備は整ったと語る。

    今年、マクラーレンでのF1参戦と並行してトヨタからWECに参戦するフェルナンド・アロンソは、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともトヨタ・TS050 HYBRIDの8号車を走らせ、開幕戦で自身約5年ぶりとなる勝利を手にした。

    最終スティントを担当したフェルナンド・アロンソは、レース終盤のセーティカーによって1分以上あったリードが消え、姉妹車であるトヨタ・TS050 HYBRIDの7号車をドライブするマイク・コンウェイからプレッシャーをかけられることになった。

    フェルナンド・アロンソは、ギアボックス問題を労わりながら、タイヤのオーバーヒートに苦しむという難しい状況に追い込まれたが、最終的にはマイク・コンウェイに1.4秒差のマージンでトップでチェッカーを受けた。

    レース後、フェルナンド・アロンソは、姉妹車の7号車が1周遅れでピットレーンからスタートすることを考え、トヨタは8号車に対してレースの大部分で安全なアプローチをとっていたと明かした。

    「パフォーマンス的に厳しいことはわかっていた。僕たちには良いアドバンテージがあったので、レースではかなりい安全なアプローチをとった。でも、セーフティカーによってそのアドバンテージは消えてしまった」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「僕たちの安全なアドバンテージは最速ではなかったかもしれないし、最後まで戦わなければならなかった。でも、チームは素晴らしかった。6時間レースは簡単なように思えるかもしれないけど、他のLMP1勢はレース序盤で速かったと思うし、僕たちは1回目のピットストップを彼らより先に実施している。そこにリスクはあった」

    「6時間で何が起こるかはわからないし、多くのトラッフィックやリスキーな瞬間がたくさんあった。なので、僕たちは完璧なレース運びをしたと思うし、1-2はチームにとって良い結果だ」

    「長い冬だったし、多くのテスト、シミュレーター作業、分析を行ってきた。チームは、このクルマ、今シーズンのこのチームに多くの作業を費やしてきた」

    「スパに来て、誰もが1-2を達成するのは簡単だと考えたと思うけど、土曜日に結果を出す必要がある」

    WECの第1印象について質問されたフェルナンド・アロンソは「間違なくチャレンジングだ」とコメント。「準備、焦点、集中という点でチャレンジングだね」

    「常に良い状態のままでいなければならない長いレースだ。トラフィック管理、レース自体がどのように展開し、セーフティカーが一瞬で状況をいかに変えてしまうかなど、どんなことにも準備しておく必要がある」

    「良いテストになったし、ル・マンのための準備はできている」

    フェルナンド・アロンソは、世界3大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース)での3冠をキャリアの目標に掲げている。これまで3冠を成し遂げたドライバーはグラハム・ヒルしかいない。

    昨年は、マクラーレン、ホンダ、アンドレッティ・オートスポーツの協力によってインディ500に参戦したアロンソは、エンジン故障によってリタイアしたものの、その週の姿勢と熱意はアメリカで多くのレースファンの心を射止めた。そして、今回のWECデビュー戦でもその走りは評価を高めている。

    今期のル・マン24時間レースは、6月16~17日に開催される。

  • 【WEC】 トヨタ 「最終スティントは2台が争わないことで合意していた」

    【WEC】 トヨタ 「最終スティントは2台が争わないことで合意していた」

    トヨタは、FIA 世界耐久選手権(WEC)の開幕戦スパ6時間レースで、最後のピットストップ後には2台によるバトルは許可しないことをレース前に決めていたと述べた。

    レースが残り1時間を切った時点で、トヨタ・TS050 HYBIRDの8号車をドライブしていたフェルナンド・アロンソはマイク・コンウェイがドライブする7号車に対し、約1分の差をつけていたが、残り1時間ほどで出されたセーフティカーにより、瞬く間にその差は僅か6秒まで縮められることとなった。

    フェルナンド・アロンソとマイク・コンウェイは、残り25分で最後の給油のみのピットへ向かった。その後も2台は僅差で走行を続けたが、リスクを犯すことなく、トヨタは開幕戦とスパ6時間レースを1-2フィニッシュで飾った。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、レース前に最後のピットストップ後は2台のTS050 HYBIRDにレースを許可しないことで6名のドライバーと合意していたと述べた。

    「最後のピットストップまでレースができることで合意していた。実際、2台は最後のピットストップで揃ってコースに復帰した」とパスカル・バセロンは Autosport にコメント。

    「我々はドライバーに最終ラップで多くの緊張を生むことは望んでいないので、最後のピットストップまでしかレースができないと伝えていた」

    マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのトヨタ・TS050 HYBIRD 8号車は、予選でトップタイムを記録していたものの、燃料流量計について予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用するというミスでペナルティを科せられ、1周遅れでピットレーンからスタートしたものの、最終的に7号車から1.444秒差でフィニッシュしている。

    最後のピットストップでは、2台の差は約1分だったが、マイク・コンウェイの7号車はノーズセクションを交換したことで、フェルナンド・アロンソの8号車と比較して10秒長くかかった。

    「ポジションを凍結する計画だったので、それによって何かが変わったわけではない」とパスカル・バセロンはコメント。

    また、パスカル・バセロンは、スパ6時間レースでは7号車の方が8号車よりも速かったと認めた。

    「ラップタイムでは0.1~2秒ほどではあるが、7号車の方がわずかに速かった」

    ドライバーのマイク・コンウェイも「7号車の方が明らかに速かった」と述べ、最後のピットストップでノーズを交換したのは空力的な不一致があったためだと説明した。

  • フェルナンド・アロンソ、4年11ヶ月23日ぶりの勝利 「最高のデビュー戦」

    フェルナンド・アロンソ、4年11ヶ月23日ぶりの勝利 「最高のデビュー戦」

    フェルナンド・アロンソは、FIA 世界耐久選手権(WEC)のデビュー戦となったスパ6時間レースで国際レースで約5年ぶりに優勝。トヨタの“素晴らしい仕事”を称えた。

    マクラーレンのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソは、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともにトヨタ・TS050 HYBRIDを走らせ、ポール・トゥ・ウィンで優勝。トヨタは7号車も2位表彰台を獲得し、2018/2019シーズンのWEC開幕戦を1-2フィニッシュを飾った。

    「素晴らしいデビューだったのは間違いない」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「昨日を予選は2位で終えたけど、僕たちはポールポジションからスタートしたし、みんなの前で国歌を聞けて嬉しかった」

    「レースでは僕たちは基本的にすべてのラップをリードした。3度のセーフティカーによってアドバンテージを失ったけど、僕たちは最終ラップまでそのポジションを維持することができた。世界選手権での初めての耐久レースの素晴らしいデビューとなった」

    「予選でもレースでも1-2だったのはチームの素晴らしい仕事だし、一貴、そして、スタートで引き離したセバスチャンのおかげで少し楽に戦うことができた」

    フェルナンド・アロンソにとってはフェラーリ時代の2013年のF1スペインGP以来となる4年11か月23日ぶりの勝利。だが、フェルナンド・アロンソは“それ以来カートで2勝している”と冗談を交えて喜びを語った。

    「表彰台に上がれて嬉しいよ。一貴やセバスチャン、スタッフ全員に『表彰台を感じるのは本当に素晴らしいね。一晩中ここにいたい。ここで寝るつもりなので、一晩経ったら起こしてにきてくれ!』と伝えたよ(笑)」

    世界3大レースでの“3冠”をキャリアの目標に掲げて、ル・マン24時間レースでの優勝を目指してトヨタに加入したフェルナンド・アロンソにとってWECデビュー戦での勝利という完璧なスタートとなった。

    「もちろん、今回はル・マンにむけてのウォームアップになった。準備であり、テストのような感じだけど、チェッカーフラッグを受ければポイントが与えられる」

    「他チームと本格的なレースコンディションで自分たちをテストしたかったのは確かだ。レースコンディションのプレッシャーのなかでドライバーやメカニックたちと僕たちは1-2を達成した」

    「ル・マンへの準備は万全だ。もちろん、24時間レースははるかに厳しいし、24時間では多くの問題が出てくるかもしれない。でも、僕たちはやれるだけの準備をしている」

    「自信を持ってレースに臨めると思う」

  • 【WEC】 トヨタ:波乱の開幕戦スパ6時間を1-2で制しル・マン24時間へ

    【WEC】 トヨタ:波乱の開幕戦スパ6時間を1-2で制しル・マン24時間へ

    TOYOTA GAZOO Racingは、FIA 世界耐久選手権(WEC)018年/2019年のスーパーシーズンの開幕戦となるスパ・フランコルシャン6時間レースで、1-2フィニッシュを飾った。

    TS050 HYBRID 8号車の中嶋一貴とセバスチャン・ブエミにとっては、2年連続となる勝利であり、新加入のフェルナンド・アロンソにとっては国際F3000シリーズ以来、18年ぶりでのスパでの勝利となった。

    小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、予選時のミスにより1周遅れでのスタートを課せられたにもかかわらず、最終的には優勝した8号車に1.444秒差の2位でフィニッシュ。TOYOTA GAZOO Racingは開幕戦での1-2フィニッシュを果たした。

    この結果、トヨタはこれまで戦ってきたWECシリーズ49戦での通算17勝目を挙げると共に、昨年から引き続いての4勝目、そしてスパに於いての3勝目を挙げることとなった。TOYOTA GAZOO Racingはチーム及びドライバーズでの選手権争いをリードし、6月16日から17日にかけて行われる次戦ル・マン24時間レースに臨む。

    晴天の下で6時間のスタートが切られた決勝レースは、8号車の第一スティントを担当し、ポールポジションからスタートを切ったセバスタン・ブエミが、後続からのプレッシャーをものともせずに首位をキープ。その間に1周遅れの最後尾スタートを課せられた7号車のマイク・コンウェイも猛追を見せ、最初のピットを出た時点で6位までポジションを取り戻していた。この時点で、首位のセバスチャン・ブエミは2番手に約30秒以上の差を付けていたが、スタートから1時間経過後に出されたセーフティカーにより、このリードは、ほぼ帳消しとなってしまった。

    その約30分後、7号車はマイク・コンウェイから小林可夢偉へ、8号車はセバスチャン・ブエミからフェルナンド・アロンソへとドライバー交代。WECで初めての決勝レース走行を開始したアロンソにとっての最初の仕事は、ケメル・ストレートでGTクラス車両をかわしながら、後続に迫るライバル勢から首位の座を堅持することだった。

    フェルナンド・アロンソは、着実に走行を重ね、約1分20秒のリードを築き、次の中嶋一貴へとつないた。アロンソから8号車を託された中嶋は、シートベルトの調整のため再ピットを強いられ、ピットアウト後には1コーナーで思わぬスピンを喫し、その際後続との差を失ってしまった。

    一方、コース上で目覚ましい追い上げを見せていた7号車は、3時間を過ぎた時点で見事中2位まで浮上。ホセ・マリア・ロペスが小林可夢偉からドライバー交代する時には、首位を行く8号車に対し1分ほどの差までその差を縮めていた。

    レースが残り1時間を切った時点で、8号車のフェルナンド・アロンソはマイク・コンウェイがドライブする7号車に対し、約1分の差をつけていたが、残り1時間ほどで出されたセーフティカーにより、瞬く間にその差は僅か6秒まで縮められることとなった。

    フェルナンド・アロンソとマイク・コンウェイは、残り25分で最後の給油のみのピットへ向かった。その後も2台は僅差で走行を続けたが、リスクを犯すことなく、総距離で1,100kmを越えるレースを最後まで全開で駆け抜けチェッカーを受け、TOYOTA GAZOO Racingは新たなシーズンの開幕戦となったスパ6時間レースを1-2フィニッシュで飾った。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    決勝: 2位、 163周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:ピットスタート、最速ラップ(1分57秒442)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    決勝: 1位、 163周、ピットストップ 9回、スターティンググリッド:1番手、最速ラップ(1分57秒805)

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    WEC第1戦スパの決勝でお見せ出来た内容にはとても満足しています。昨日の予選でのミスを挽回するためにチーム全員が頑張りました。皆の必死の努力を本当に誇りに思います。サーキットにご来場頂いた多くのファンの皆様やケルンのTMGから駆けつけてくれた社員からの暖かい応援のおかげで今日のスタッフの士気は最高でした。今日のレースを皆様に楽しんで頂ければ本当に嬉しく思います。新しいシーズンスタートに際し、素晴らしい結果になりましたが、最大の目標であるル・マン優勝に対しては、ほんの小さな成果でしかありません。ライバル勢も同じかもしれませんが、我々にも改善、改良すべき部分が多く見つかりました。ル・マンでの厳しい戦いに向けて明日からまた全力を尽くします。

    小林可夢偉(7号車)
    上位争いに復帰するのには本当に苦労しました。予選後の裁定の後、ここまで戻るまでに、全員が本当に頑張ったと思います。今日の我々のTS050 HYBRIDはとても速かったですし、それはル・マン24時間レースへ向けては、良い仕上がりにつながると思います。もちろん勝ちたかったので2位という結果は残念ですが、チームに取っては良いスタートになりました。明日からル・マンへ向けた準備が始まります。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    厳しいピットスタートでしたが、自分たちがやるべきことは分かっていました。何度かのセーフティカーやフルコースイエローにも助けられ、ライバルのLMP1カーとの順位争いに復帰することが出来ました。可夢偉とホセは今日も素晴らしい働きをしてくれました。勝てなかったのは残念ですが、1-2フィニッシュはチームにとって完璧な結果です。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    チームに取って素晴らしい結果となり満足しています。最後尾からのスタートはとても厳しかったですが、全力で最後に勝利を争えるところまで復帰出来、7号車のポテンシャルは示せたと思います。今日はバトルを楽しめました。個人的には、ようやくこの素晴らしいサーキットでレースを戦え、貴重な経験が出来ました。

    中嶋一貴(8号車)
    シーズン初戦で優勝することができて本当に嬉しいです。私の最初のスティントでは、様々なアクシデントが起こり、セーフティカーが入ったことでリードを失い、なかなか厳しい状況でした。前半は、ミスをしてしまう場面もありましたが、慌てずに、そこから自分のリズムを取り戻すことが出来ました。3スティント目はタイヤの摩耗もあって辛い状況でしたが何とか自分がすべき仕事は出来たかと思います。今後も今回のようなレースが続くと思いますので、しっかりと準備に取り組みたいと思います。何はともあれ、素晴らしいシーズンのスタートとなりました。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    とても素晴らしいシーズンのスタートが切れました。自分と一貴にとってフェルナンドと初めて一緒に戦うとても大切なレースでした。6時間の間に起こった何度かのセーフティカー導入によってリードが失われていった最終盤は見ていられないほどでした。結果的に僅差で優勝出来、チームのこれまでの頑張りに対しては感謝しきれないほどです。ただ、最大目標のル・マンに対しては序章でしかなく、これで気を抜くことなく集中していきます。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    チームとして最高の「優勝」という結果を残すことが出来て嬉しい限りです。冬の間の走行テストと共に、トヨタの東富士研究所とTMGでは全力で開発を続けてくれました。その努力に報いるためにも何としてもレースで結果を残したいと思っていました。私にとって最初の世界耐久選手権(WEC)レースで優勝できたのは例えようもなく嬉しく思います。共に戦ったセバスチャンと一貴には本当に感謝したいと思います。

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    【WEC】 スパ6時間レース 結果:アロンソ8号車優勝でトヨタが1-2!

    2018/2019シーズンのFIA 世界耐久選手権(WEC)が開幕戦 スパ・フランコルシャン6時間レースの決勝が5日(土)にベルギーのスパ・フランコルシャンで行われ、トヨタ・TS050 HYBRIDの8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)が優勝した。

    ポールポジションからスタートしたトヨタ・TS050 HYBRIDの8号車は、セバスチャン・ブエミがスタートドライバーを担当。圧倒的な速さで終始レースをリードして、最後はフェルナンド・アロンソがチェッカーを受けた。

    フェルナンド・アロンソにとってはWECデビュー戦での優勝。レースでの勝利はフェラーリ時代の2013年のF1スペインGP以来、スパでは国際F3000シリーズ以来、18年ぶりの勝利となった。

    2位はトヨタ・TS050 HYBRIDの7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)。予選でトップタイムを記録したものの、燃料流量計が予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用されていたことが発覚。予選タイム抹消および1周遅れでのピットスタートとなったが、レース序盤からオーバーテイクを重ねて同一周回に持ち込み、最終的にはトップから1.44秒でチェッカー。トヨタが1-2フィニッシュを達成した。

    3位表彰台はレベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソンの1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ブルーノ・セナ)が続き、プライベーター勢が続いたが、その後、車両規定違反が発覚して失格処分に。姉妹車の3号車が3位に昇格した。

    LMP2クラスはGドライブ・レーシングの7号車、GTE Proクラスはフォース・チップ・ガナッシ・チームUKの14号車、GTE Amクラスはアストンマーティン・レーシングの98号車が優勝した。

    WEC 第1戦 スパ6時間 決勝 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
     
    2 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1.444
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    2 LAPS
    4 3 マティアス・ベシェ
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    41.250
    6 4 オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    トム・ディルマン
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    3 LAPS
    6 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    1:54.128
    33 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    26 LAPS