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  • アレクサンダー・アルボン 「クビアトのフィードバックから学んだ」

    アレクサンダー・アルボン 「クビアトのフィードバックから学んだ」

    レッドブル・ホンダへの昇格が決定したアレクサンダー・アルボンは、F1デビューシーズンとなる今季、トロロッソ・ホンダでチームメイトだったダニール・クビアトのフィードバックを頼りにしていたと語る。

    レッドブルは8月12日(月)、夏休み明けのF1ベルギーGPからピエール・ガスリーがトロロッソ・ホンダに降格し、アレクサンダー・アルボンをマックス・フェルスタッペンのチームメイトに起用することを発表。F1界に衝撃を与えた。

    アレクサンダー・アルボンは、ジョージ・ラッセルやランド・ノリスとともにF2から今年F1に昇格したドライバーのひとり。トロロッソ・ホンダのシェイクダウンテストでF1マシンを走らせてからわずか6か月でピエール・ガスリーに代わって、トップチームのドライバーに大抜擢された。

    レッドブル・ホンダ昇格が決定する前、アレクサンダー・アルボンは、今シーズンここまでどれだけ多くのことを学んできたかについてインタビューで語っていた。

    「全体的に冬季テストの内容にはとても満足していた。スピードに関してはそれなりの速さを示せていた。とにかくチームと運転以外にF1に付随する他のすべてのことに慣れなければならなかった」とアレクサンダー・アルボンは振り返る。

    「すべてが少し変な感じだった。シーズン序盤はダニー(クビアト)のフィードバックにもかなり頼っていた。とにかくクルマについてすべてを知っているわけではなかったので、実際に自分がクルマをどうしたいかという判断があまりできなかった」

    「欠けていたのはほんの少しの自信だった。まだクルマをそれほど理解していなかったからね。でも、そのようなものは自然に成長していくものだ。タイヤ、クルマの長所と短所について学んでいくほど、フィードバックは良くなっていくし、予選とレースに向けてクルマにどのよなことを望んでいるかを示すことができるようになる」

    だが、マーティン・ブランドルは、そんなアレクサンダー・アルボンに警告する。

    「アレックス(アルボン)の幸運を祈る。彼は素晴らしいスタイルでF1に到着した。だが、マックスの巣で生き残るためにはF1ドライバーとしてレパートリーにあらゆるツールとトリックを加える必要がある。スターメーカー/死神が法医学的にデータを観察している」

    オランダ人ドライバーであり専門家であるトム・コロネルは、レッドブルが有望な新人アレクサンダー・アルボンの初期のキャリアを危険にさらしていると考えている。

    「クビアトの方がよかったと思う。彼はニコ・ヒュルケンベルクやケビン・マグヌッセンと同類だ。素晴らしく、速く、経験豊富だ。そして失うものは何もない。だが、これはアルボンに大きなプレッシャーをかけている。おそらく、彼らは私が見たことのない何かを彼に見たのだろう」

  • ホンダF1 「ダニール・クビアトの3位表彰台は昨年の努力への報い」

    ホンダF1 「ダニール・クビアトの3位表彰台は昨年の努力への報い」

    ホンダF1は、ダニーク・クビアトのF1ドイツGPでの3位表彰台は、レッドブルのホンダへのエンジン変更を支援するためにトロロッソが費やしてくれた意欲への報いとなったと語る。

    昨年、トロロッソはマクラーレンとのパートナーシップを解消したホンダのF1エンジンを採用。レッドブルは、ジュニアチームを使ってホンダとの潜在的なパートナーシップを評価した。

    トロロッソとホンダとの進歩を確認したレッドブルは2019年にホンダと契約を結ぶことを確信。トロロッソはホンダがF1エンジンの開発を進めることを奨励するために多くのグリッド降格ペナルティを喜んで受け入れた。

    今シーズン、レッドブルはホンダのF1エンジンで2勝を挙げており、F1ドイツGPではマックス・フェルスタッペンの勝利とともにダニール・クビアトが3位表彰台を獲得。ホンダとしては1992年以来のダブル表彰台という偉業を達成することとなった。

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は「クビアトの3位は我々にとって非常に大きなことでした。昨年、我々は一緒に苦しみ、改善を果たてきましたからね」と Autosport にコメント。

    「我々はチームとしてトロロッソと一緒に改善するために大きな努力をしまいた。トロロッソにとってもベッテルの勝利以来、2度目の表彰台でした」

    「チームにとっても非常に大きな瞬間であり、我々は一緒に達成できたことを非常に嬉しく思いました」

    「昨年、私はフランツ・トスト(チーム代表)と話をしていましたし、シーズン中盤から今年レッドブルと一緒になることを知っていました」

    「今年に向けて、トロロッソとさまざまなことを試すことができると話をしていました。ですので、彼らの貢献に感謝し、彼らと共に表彰台に立つことができてうれしい。」

    しかし、今年のホンダにとっての重要性という点では、山本雅史はオーストリアGPでの初勝利が大きかったと認める。

    「私たちにとって最大のことはオーストリアでの勝利でした」と山本雅史は語る。

    「この勝利はホンダにとって大きな意味がありました。その後、エンジンを以前よりもうまく管理しています」

    「最大のことは、エンジニアがその勝利から非常にモチベーションを高めることができたことです。彼らはとても励まされました」

  • ダニール・クビアト、F1のテスト削減には「100%反対」

    ダニール・クビアト、F1のテスト削減には「100%反対」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1のプレシーズンテストの日数を削減することには“100%反対”だとし、新たにレッドブル・ホンダのドライバーとなったアレクサンダー・アルボンもF1は“ルーキーを尊重する必要がある”と述べた。

    2020年のF1世界選手権はカレンダーが22戦に拡大する予定であり、F1はテストスケジュールの刷新を検討しているとされている。現時点で報じられている案としては、現在2週間で8日間行われているテストを6日間にする、もしくは5日間のテストを1週間で実施するなどがある。

    しかし、ダニール・クビアトは、そのような動きはF1にとって完全に間違っていると確信しているとし、コース上でのテストとシミュレーター作業のバランスが後者にシフトするだけだと語る。

    「正直、そのアイデアにはまったく同意できない。すでにテストは少なすぎる」とダニール・クビアトはコメント。

    「シミュレーターによる走行ではなく、もっとリアルな走行を行うべきだ。100%反対だ。ドライバーの観点から、現在僕たちがやっていることは最小限だ」

    「僕はシミュレーターで運転することにあまり熱心ではない。むしろもっと多くのテストデーを走りたいし、移動がさらに多くても構わない」

    「これはF1のあるべき姿ではない。僕たちは運転するべきだ。F1はレースの週末以外にほとんど練習しない唯一のスポーツだ」

    「フリーにテストできていた過去のように多くする必要があると言っているわけではない。でも、今よりも少なくするべきではない」

    ダニール・クビアトは、インシーズンテストを含めた現在の12日間でも少ないと考えており、年間のF1公式テストの理想的な日数は“16〜20日間”ではないかと考えている。

    「年はレースの量も増えるので、少し逆行していることになるけど、そうなったらシミュレーターを減らすか何かを必要がある。わからないけどね」

    「でも、ドライバーとしての僕は、シミュレーターで仕事をするよりも、実際のトラックで実際のマシンを運転することをはるかに好む」

    ダニール・クビアトの元チームメイトとなったアレクサンダー・アルボンも、テストの減少に反対し、ルーキーに悪影響を及ぼすと考えている。

    「正直なところ、それは間違った方法だと思う」とアルボン・アルボンは語った。

    「僕たちは予算の削減などを行っているけど、ルーキーを尊重する必要もあると思う」

    「最終的にコスト上の理由である必要があるし、それはある程度理解できるけど、大規模なチームはテストをしていないときはソフトウェアなどにお金を投資している。テストをシミュレートするシミュレーションの開発な他の場所にお金を費やしていくだろう」

    「その理由を少しは理解しているけど、誰もその量のテストだけでルーキーになることなど望んでいない」

  • F1 | レッドブルは何故クビアトではなくアルボンを選んだのか?

    F1 | レッドブルは何故クビアトではなくアルボンを選んだのか?

    レッドブルが、シーズン途中にピエール・ガスリーをトロロッソに降格させたことも衝撃的だったが、その後任としてダニール・クビアトではなく、アレクサンダー・アルボンを選んだことも驚きだった。

    2週間目のF1ドイツGPでダニール・クビアトはトロロッソに11年ぶりの表彰台をもたらしている。レース後半にスリックタイヤに交換するというギャンブルが奏功し、3位でレースを終えている。

    それでも、レッドブルはパフォーマンスに改善の兆しが見えないピエール・ガスリーの代役として、ダニール・クビアトではなく、はるかに経験お浅いチームメイトのアレクサンダー・アルボンを抜擢している。

    二人のパフォーマンスを比較すると興味深い結果がみられる。アレクサンダー・アルボンは、プレシーズン直前にミサノでのSTR14のシェイクダウンまでF1マシンを走らせたことがなかった。したがって、シーズン序盤は予想されたミスを犯し、中国GPでは大クラッシュを喫して予選に参加することができなかった。それでも、他の11レースの内容ではアルボンの方がわずかに優位に立っている。

    また、ダニール・クビアトもミスがなかったわけではない。同じ中国GP、ダニール・クビアトはスタートでマクラーレンのドライバーと接触してペナルティを科せられている。

    レースではダニール・クビアトが6回の入賞で27ポイントを獲得し、3回の入賞で16ポイント獲得のアレクサンダー・アルボンを上回っているが、アルボンは経験を積むにつれて速さを見せ始めており、それは予選結果に特に顕著に表れている。予選結果ではアレクサンダー・アルボンの方が上回っている。

    ダニール・クビアトが3位表彰台を獲得したF1ドイツGPで、アレクサンダー・アルボンは素晴らしいパフォーマンスを示していた。初めてのF1でのウエットレースにも関わらず、アルボンは優れたレースクラフトを見せ、ダニール・クビアトがギャンブルに出たセーフティカー導入までは4位を走行していた。当時、クビアトは9位を走行しており、失うものが少なかった。

    結果と信用という点ではダニール・クビアトはレッドブル昇格に値するだろう。だが、レッドブルが求めているのは将来性であり、必ずしも合計ポイントの多いドライバーではない。

    ダニール・クビアトが、アレクサンダー・アルボンに経験の差が明確となるやり方で打ち負かしていたならば、レッドブルはクビアトを起用していたのは間違いないだろう。その点でクビアトはチャンスを逃したことになる。

    一方、アレクサンダー・アルボンも個々のレースでは非常に競争力を発揮してはいたものの、トップチームへの昇格に値するとはみなされていなかった。

    レッドブルは、ピエール・ガスリーがマックス・フェルスタッペンにまったく太刀打ちできていないという印象を受けており、単に代替手段を試さなければならなかった。今後の問題はアルボンがガスリーがパフォーマンスを発揮できなかった環境でどのような走りを見せるかだ。

    残り9戦は来季のレッドブルのドライバーラインナップを決定する上でも興味深いレースとなる。アレクサンダー・アルボンはマックス・フェルスタッペンにどこまで対抗できるか。トロロッソ・ホンダでピエール・ガスリーはダニール・クビアトに対してどのようなパフォーマンスを見せるのか。アルボンがレッドブルで結果を残せず、トロロッソでガスリーがクビアトを大きく上回るようなことになれば、レッドブルは頭痛の種を抱えることになる。

  • ダニール・クビアト 「ホンダF1が進歩したことは結果が証明している」

    ダニール・クビアト 「ホンダF1が進歩したことは結果が証明している」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、ホンダF1が大きな進歩を遂げたことは結果が証明していると語る。

    今年、トロロッソ・ホンダでF1復帰を果たしたダニール・クビアトは、雨で大波乱となったF1ドイツGPで3位表彰台を獲得。雨で大波乱の展開となったF1ドイツGPで3位表彰台を獲得。トロロッソにとって11年ぶり2度目、自身にとってもレッドブル時代の2016年の中国GP以来となる3度目の表彰台となった。

    ダニール・クビアトは、ホッケンハイムでの表彰台は、ハンガリーで経験した初めての表彰台のときよりも人間的に丸くなった結果だと考えている。

    「あの頃にくらべると、精神的に少しタフなったと思う。いくつものレースウイークを過ごしながら、起きたことをすべて受け入れて、ハードワークを継続していくというのが、難しいこともあった。今は、一貫して物事に取り組めるようになってきた。仕事も、そのやり方も変わっていないけど、当時は少しだけ違いった」

    「当時、まだドライバーとしても、人間としても、自分自身を模索していたところだった。なにが正しいのか、なにが間違っているのか、分からないこともあったが、今ははっきりとしてきている。その感覚が、大いに役立つ」。結局のところ、それは小さなことだ。ドライブビングの才能だけではなく、いつ、どのように動くのが正しいのかを見極めて仕事をしていくかを考えることが大切だ。何にでも通じることだと思う」

    F1に復帰した今シーズンは、初めてホンダの一員として過ごすシーズンでもあるが、25歳のダニール・クビアトにとって、ホンダと一緒に仕事をし、そのメンタリティに触れることはいいことだと語る。

    「とても楽しんでいるよ。みんな一生懸命に仕事をするし、常にいいアイデアを持ち合わせている。現場のエンジニアは話しやすい人たちで、いつも気軽に彼らのもとを訪れている。ここ数年でホンダは大きな進歩を遂げたことは結果が証明しているし、これからもそうであってほしいね」

    F1ハンガリーでのレースを終えて、F1も夏休みに入った。だが、F1ドイツGPでの表彰台は前日にダニール・クビアトには第1子が誕生しており、「休み」という言葉はひょっとしたら正確ではないのかもしれない。

    「(休みじゃないかもというのは)本当だよね(笑)でも、家族と過ごす間も、学ぶべきことはたくさんあると思る。今後どうなるかは分からないけど、ガールフレンドのケリーとともに、いい両親になれると思っている。子育てを楽しむことができればいいなと思っている。そして、もうちょっと睡眠が取れるといいかな(笑)」

  • ホンダF1 特集 | ダニール・クビアトの表彰台

    ホンダF1 特集 | ダニール・クビアトの表彰台

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが、久々の表彰台となったF1ドイツGPについて振り返った。

    F1ドイツGPの開幕前、ホンダF1はダニール・クビアトは2015年のハンガリーGPで彼が初めてF1の表彰台に登壇した時の話を聞いていた。もちろん、そのときはレースであのような素晴らしい結果が出る前のことだ。

    ダニール・クビアトは「それが目標だし、僕の求めている結果です。そのために、僕は辛抱強く戦い続けるし、懸命に仕事にとりくんでいます。その努力が実ることを願っているよ」と答えていた。

    それから数日が経ち、ハンガロリンクのパドックで、クビアトに改めて話を聞いた。ドイツでの発言については、プロとしての意識以上のものがあったと語る。

    「僕はこんなことになると思っていなかったし、冗談を言ったんだよ!…というのは嘘です。でも、これだけは言いたかったんです。『僕らは必死に働いているんだ』と。表彰台に上りたいと思ってはいたけど、Toro Rossoはこの11年間、ずっと懸命に働いているのに、それを達成できていませんでした。2006年にチームが発足して14年。僕はその歴史の足跡を残せたことをとてもうれしく思っています。チームの全員が喜ぶのを目にすることは、とてもすばらしいことでしたし、かけがえのないことでした。」

    F1ハンガリーGPではダニール・クビアトは、表彰台に立った喜びに浸り続けるのではなく、新たな戦いに目を向けていた。

    「長い人生を考えればあれは一瞬のことだから、あまり聞かないでほしいな。貪欲にならずに、日々を生きる。この一瞬を楽しみたいんです。僕らはすでにハンガリーにいるし、ここでだれがなにを起こすのか、分からないでしょう?雨が降れば、僕らにも常にチャンスが巡ってくるけれど、僕らは常に表彰台候補というわけではありません。Red Bullならそうでしょうけど。それにしても、僕らはチャンスをよくつかめたと思います。マシンも、パワーユニットもレースで非常に競争力を持っていたので、それはすばらしいことでした」

    しかし、そんな彼にとっても、2015年に経験した最初の表彰台は、まさに特別だったと言える。当時、レッドブルlに所属していたクビアトは、金曜日のフリー走行をトップ3で終える。しかし、予選7番手となったことで、彼がこのレースでトロフィーを獲得できるとは思われなくなっていた。

    「確か、あのときは金曜日に力強い走りができていました。しかし、予選でなにかがかみ合わず、マシンにも満足していませんでした。予選でいくつかミスをして、4番手のダニエル(リカルド)に対してわずかな差で7番手になりました。当時、彼よりも速いことが普通だった僕にとって、満足いく結果ではありませんでした。土曜日こそそう思わされましたが、日曜日のレースはすばらしいものになりました」

    ドイツGPのように、すばらしいレースを展開しながらも、クビアトのレースウイークは、このときも順調なものではなかった。好スタートを切って、ポジションを上げても、レースの見通しはよくなかった。

    「僕が今再びその状況に置かれたら、優勝を目指して戦ったと思います。初めての表彰台がかかっているならなおさらです。あのレースは、特に序盤は難しい展開を強いられました。第2スティントはとてもよかったのですが、タイヤにフラットスポットを作って早めのピットインをしなくてはならず、レースに大きく影響を与えてしまいました」

    「5番手、6番手ぐらいを走っていたとき、いくつかアクシデントが起きて、セーフティカーが出動しました。このとき、僕のレースは息を吹き返したのです」

    「ニコ(ヒュルケンベルグ)がフロントウイングを失ったとき、僕は彼のすぐ後ろにいました。ニコをオーバーテイクできるぐらい近いところにいましたが、彼はストレートでとても速かったのです。その年、パワーユニットの性能差は非常に大きなものでした。メルセデス勢はストレートを飛ぶように加速するので、それを追い抜くというのは非常に困難でした」

    「セーフティカーの後のスティントも、かなりいいものでした。ルイス(ハミルトン)やバルテッリ(ボッタス)をオーバーテイクできたのです。最高に決まったと思える瞬間でした。あのときは、ファイナルラップの間に多くのことが頭を駆け巡りました。それを経験した今なら、前を走っていたセバスチャン(ベッテル)に追いつこうと、もっと挑戦できたでしょう」

    フィニッシュ時のベッテルとの差は約5秒(その後クビアトがトラックリミット違反のペナルティーを受けたためリザルト上は15秒)。クビアトは、ここまで上位に近づけるとは思いもしなかったと振り返る。

    「セーフティカーが入るまで、僕は表彰台争いからかけ離れていました。セーフティカーが入った瞬間、レースがカチッとかみ合ったんです。相手のマシンとの距離が縮まり、プッシュしようとか、攻めてみようというやる気が生まれました。近づく相手だけを見据えて、攻め続けました。とても楽しい時間でしたね」

    「ある意味、この瞬間のために何年も努力を続けていたように感じました。でも、それは人生の1ページに過ぎず、また次の目標に目を向けなくてはなりません。今度は勝ちたくなってくるんです。最初に表彰台に上ったときは、こんなものなんだなとクールな感情でしたね」

    「フィニッシュラインを越えた瞬間、自分の成し遂げたことについて考えると、とても素晴らしいと思えたし、大きな安心感がありました。」

    初めての表彰台、レース後の動きはいつもと異なる。しかし、クビアトは、逃した目標、すなわち優勝できなかったことが、少しだけ緊張を楽にしてくれたと話す。

    「テレビでよく見る表彰台の光景はほんの一部のことです。当事者としては素晴らしい気分に浸ることができます。改めて自分の成し遂げたことを振り返り、ホッとしたような気持になりました」

    「でも、セバスチャン(ベッテル)が持つ最年少表彰台記録を、数週間の差で逃したのには、少しだけがっかりしました。記録については知っていたし、目標でもありました。達成したかったのですが、ほんの数週間だけ遅かったんです」

    ダニール・クビアトは、失敗をよく分析し、考えることがあると語る。それは、絶えず改善のために努力するというホンダの哲学にも通じるものがある。彼は、ホッケンハイムでの表彰台は、ハンガリーで経験した初めての表彰台のときよりも人間的に丸くなった結果だと考えている。

    「あの頃にくらべると、精神的に少しタフなったと思います。いくつものレースウイークを過ごしながら、起きたことをすべて受け入れて、ハードワークを継続していくというのが、難しいこともありました。今は、一貫して物事に取り組めるようになってきました。仕事も、そのやり方も変わっていないのですが、当時は少しだけ違いました」

    「当時、まだドライバーとしても、人間としても、自分自身を模索していたところでした。なにが正しいのか、なにが間違っているのか、分からないこともありましたが、今ははっきりとしてきています。その感覚が、大いに役立つのです」

    「結局のところ、それは小さなことです。ドライブビングの才能だけではなく、いつ、どのように動くのが正しいのかを見極めて仕事をしていくかを考えることが大切です。何にでも通じることだと思います」

    F1に復帰した今シーズンは、初めてホンダの一員として過ごすシーズンでもあるが、25歳のダニール・クビアトにとって、ホンダと一緒に仕事をし、そのメンタリティに触れることはいいことだと語る。

    「とても楽しんでいるよ。みんな一生懸命に仕事をするし、常にいいアイデアを持ち合わせています。現場のエンジニアは話しやすい人たちで、いつも気軽に彼らのもとを訪れています。ここ数年でホンダは大きな進歩を遂げたことは結果が証明しているし、これからもそうであってほしいです」

    F1ハンガリーでのレースを終えると、いよいよF1も夏休み。ちょうど、夏休みについての話題になった。実は、ダニール・クビアトにとって、ドイツGPでの表彰台は第1子誕生から1日と経たない中でのものだった。「休み」という言葉はひょっとしたら正確ではないのかもしれない。

    「(休みじゃないかもというのは)本当だよね(笑)でも、家族と過ごす間も、学ぶべきことはたくさんあると思います。今後どうなるかは分からないけど、ガールフレンドのケリーとともに、いい両親になれると思うんです。子育てを楽しむことができればいいなと思っています。そして、もうちょっと睡眠が取れるといいかな(笑)」

  • ダニール・クビアト 「アルボンの方が戦略面ではるかに有利だった」

    ダニール・クビアト 「アルボンの方が戦略面ではるかに有利だった」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1ハンガリーGPでチームメイトのアレクサンダー・アルボンが自分を倒して10位入賞を果たしたのは、アルボンの方が“戦略がはるかに良かった”ためだと語る。

    ダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボンはレース序盤にサイド・バイ・サイドのバトルを展開。しかし、アレクサンダー・アルボンはファーストスティントをダニール・クビアトよりも長くステイアウトし、クビアトはレース後半にハードタイヤに苦しんだ。

    ダニール・クビアトは、ピットストップした際にセカンドスティントが難しくなることはわかっていたと語る。

    「いつも魔法の理由で成功することを望むものだけど、『OK、簡単にはいかないな』と思ったよ」とダニール・クビアトはコメント。

    「彼らはチームメイトが僕よりも12周くらい後にピットストップと伝えてきた。はるかに良い戦略だと思ったね」

    ダニール・クビアトは、セルジオ・ペレスとのバトルで必要なタイヤをセーブすることができず、状況は複雑になった。

    「彼らはペレスと戦うように求めてきた。トリッキーだったし、レースを管理できなかった。ペレスと戦おうとしたけど、彼の後ろでタイヤを使い切ってしまった。彼もそうだったし、レースの最後には残っていなかったね。それが今日の内容だ」

    「一旦、タイヤが崖を迎えてしまうとどうすることもできない。1周当たり3~4秒は遅くなる。ほぼ終わっていた」

    「レース序盤のペースは素晴らしかった。判断が少し早すぎたことを残念に思うよ」

  • ダニール・クビアト 15位 「残り15周でタイヤの限界を超えてしまった」

    ダニール・クビアト 15位 「残り15周でタイヤの限界を超えてしまった」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1ハンガリーGPの決勝レースを15位で終えた。

    13番手からスタートしたダニール・クビアトは、ハードタイヤへ変更するため21周目の早めのピットインを選択。終盤でタイヤの磨耗が激しくなってパフォーマンスが落ちたことにより、15位にて今大会を終えることとなった。

    「今日のレースはおもしろい展開になったし、もっといい結果で終えられたかもしれない」とダニール・クビアトはコメント。

    「しかし、ピットインのタイミングが早すぎてしまったため、残り15周でタイヤの限界を超えてしまった。限界を超えてしまうと、それ以上なにもできないため、戦略的にはうまくいかないレースだった。アレックス(アルボン)と同じタイヤを装着していたときのバトルはとてもエキサイティングで、彼をオーバーテイクすることもできた。タイヤが限界を迎えてしまったあとの終盤は、その楽しさが続くことはなかった」

    「しかし、今日の自分の走行には満足していますし、マシンのポテンシャルは十分に引き出せたと思っている。ただポイント獲得とならなかったことは、とても残念に思っている」

  • ダニール・クビアト 「チームとコミュニケーションミスがあった」

    ダニール・クビアト 「チームとコミュニケーションミスがあった」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1ハンガリーGPの予選を13番手で終えた。

    前戦F1ドイツGPではセンセーショナルな3位表彰台を獲得したダニール・クビアトだが、ハンガリーでは週末の開始時から苦戦。予選ではQ2進出は果たしたものの僅差のミッドフィールドバトルを抜け出すことができず、13番手で予選を終えた。

    「最後のアタックでチームとコミュニケーションミスがあり、間違ったセッティングで出てしまったが、悪くない予選だったと思う」とダニール・クビアトはコメント。

    「マシンからはまだ力を引き出せるはずで、あと0.1秒くらいは向上していたはずなので、僕らの本当の立ち位置はその辺りだ。明日は13番手からのバトルになるけど、ここはオーバーテイクが難しくて電車のように各車が連なって走行することになるだろう。でも、レースは長いし、ライバルと異なる戦略を採用すればうまくいく可能性があると思う。また、スタートもかなり重要なので、きちんと準備し、なるべくいいレースを展開したい」

  • ダニール・クビアト 「マシンがうまく動く範囲を探ることができた」

    ダニール・クビアト 「マシンがうまく動く範囲を探ることができた」

    トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、F1ハンガリーGP初日のフリー走行で10番手タイムを記録。マシンがうまく動く範囲を探ることができたので、明日にそれを生かしたいと語る。

    「今日は難しい一日だった。FP2では小雨が降って縁石も濡れていたため、リスクを冒せるようなコンディションではなく、あまり攻めない方がいいと思った。だからと言って意味のないセッションだったかと言うとそのようなことはなく、周回ごとに学びがあった」とダニール・クビアトはコメント。

    「エンジニアは今日のデータを解析してくれると思うので、それが明日の向上につながってほしいと思う。全体的には、タイヤやセットアップがどう機能するかを確認できて、マシンがうまく動く範囲を探ることができたので、よかった。明日はそれをしっかりとまとめたいと思う」