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  • ダニエル・リカルド “将来のレース復帰”に含み「純粋に走る喜びのためなら」

    ダニエル・リカルド “将来のレース復帰”に含み「純粋に走る喜びのためなら」

    ダニエル・リカルドが、将来的なレース復帰の可能性を完全には否定しなかった。だが、その動機はかつてのF1時代とは大きく異なるものになりそうだ。

    現在36歳のリカルドは、コナー・デイリーがホストを務める「Speed Street」ポッドキャストに出演。F1引退後の生活について語るなかで、「純粋にドライブを楽しむため」であれば再びレースをする可能性があると明かした。

    “競争しない生活”を楽しむリカルド
    長年F1という過酷な世界に身を置いてきたリカルドは、現在の生活に満足しているという。

    「最近は“またレースをするのか?”って聞かれる回数も少なくなってきた。たぶん、十分に答えてきたからだと思う」とリカルドは語った。

    「極端な言い方はしたくないし、“絶対にない”とは言いたくない。何が起きるかなんて分からないからね」

    その一方で、現時点では競争の世界から距離を置く時間を楽しんでいると強調した。

    「今は競争しない生活を本当に楽しんでいる。人生の小さなことを楽しめているし、常にステージの上に立っていなくていい」

    「3年後、5年後にどう感じているかは自分でも分からない」

    “タイトルを追うため”ではない復帰
    もし将来的に再びステアリングを握るとしても、それはF1終盤のようなプレッシャーに満ちた挑戦にはならないという。

    「もし戻るとしても、“チャンピオンシップを追いかける”というより、もっと楽しさ重視になると思う」

    「純粋にドライブする喜びのためだ。もうトロフィーを獲る必要もないし、自分を証明する必要もない」

    F1キャリア終盤の経験を振り返りながら、競争そのものが時に“楽しさ”を奪うこともあったと打ち明けた。

    「もちろん目標を持つことは大事だ。それが朝起きてトレーニングして、自分を追い込む理由になる。でも、それが逆にレースの楽しさを奪うこともある」

    インディ500への関心も告白
    リカルドはさらに、今年のインディ500を現地観戦する予定であることも明かした。

    興味を抱いている理由のひとつが、F1とは異なるイベントの空気感にあるという。

    「長い間、F1という“バブル”の中で生きてきた。あのスケジュール、パドック、すべてが普通だと思っていた」

    「でも外から見ると、“あれは全然普通じゃなかった”って思う。スケジュールは分刻みだったからね」

    そのうえで、インディ500ではドライバーたちがどれほどリラックスして過ごしているのかにも興味を持っていると語った。

    「1年で最大のレースの週って、実際どんな感じなんだろうって気になるんだ。スケジュールや自分の時間の使い方、それにドライバーたちがどれだけリラックスしているのか、それともずっと緊張感を保っているのかを見てみたい」

    Photo:Daniel Ricciardo Instagram

  • ダニエル・リカルド F1引退の背景「2年で2度解雇 それでもレッドブルに感謝」

    ダニエル・リカルド F1引退の背景「2年で2度解雇 それでもレッドブルに感謝」

    ダニエル・リカルドが、自身のF1キャリアの終焉について語った。2024年シンガポールGPを最後に、正式な発表もないままグリッドを去った形となったが、その経緯と心境を明かしている。

    リカルドは、F1で走っていた最後の2年間で2度の解雇を経験した現実に触れつつ、それでもレッドブルに対して感謝していると語った。自ら引退を決断することの難しさと、外部からの決断がもたらした影響が、その背景として浮かび上がる。

    わだかまりなき引退
    ダニエル・リカルドは、自身の衝撃的なF1引退について再び語った。この別れは極めて異例の形で訪れ、特別なセレモニーもなく、2024年シンガポールGPがキャリア最後のレースであるという正式な発表もなかった。

    このオーストラリア人ドライバーは、勝利数に関係なくパドックに確かな足跡を残した存在であるが、その退場に対して恨みは抱いていない。それどころか、即時解雇という形でレッドブルを去ったことに感謝していると振り返った。この解雇は過去2シーズンで2度目であり、2022年末には契約を1年残しながらマクラーレンのシートをオスカー・ピアストリに譲っている。

    リカルド本人の証言
    36歳のリカルドは、フォードCEOジム・ファーリーのポッドキャスト「Drive」に出演し、当時の心境を語った。

    「結局のところ、僕は解雇された。それがその時の現実だった(2024年シンガポールGP後)。そして振り返ってみると、F1で走っていた最後の2年間で2度解雇されたことになる」

    「それは僕を消耗させた。すべてを注ぎ込んでいたし、本当に疲れ切っていた。でも今になって思えば、レッドブルが僕の代わりに決断してくれたことに感謝している」

    「もしあれがなければ、自分から『もう終わりだ』と言うのはとても難しかったと思う。でもあの時、自分の中で区切りがついた。なぜなら、自分が本来のレベルでパフォーマンスするのが難しくなっていると分かっていたからだ」

    「何かを失ってしまった。それを認めることも大事だと思う」

    「周りには『まだやれる』『君は素晴らしい』と言ってくれる人がいる。でもどれだけ彼らを愛していても、最終的には自分自身で決断しなければならないし、自分に正直である必要がある」

    「もし昨シーズンの終わりまで走っていたとしても、同じような葛藤を抱えていたと思う。なぜなら、状況がどんどん厳しくなっていると感じていたし、自分が誇れる結果を出すためには、さらに深く掘り下げる必要があったからだ」

    「みんなが自分を気にかけてくれていると信じたい。でも彼らは自分ではないし、自分の置かれている状況を本当に理解することはできない」

    「昨年引退してからは、自分のキャリアについてじっくり考える時間を持つことができた」

    現在、ダニエル・リカルドはフォードのブランドアンバサダーを務めている。

  • ダニエル・リカルド F1引退後フォードと初走行「笑いすぎてあごが痛い」

    ダニエル・リカルド F1引退後フォードと初走行「笑いすぎてあごが痛い」

    ダニエル・リカルドがフォードのデモランで再びステアリングを握った。現在はフォード・レーシングのグローバルアンバサダーを務めるリカルドは、オーストラリアでラプターT1+、マスタングV8スーパーカー、レンジャー・ラプターを走らせ、F1引退後の“ドライブ復帰”を楽しんだ。

    リカルドは2024年シンガポールGPを最後に実戦から離れ、その後モータースポーツからの引退を表明していた。

    フォードは2026年からレッドブルのF1エンジンパートナーを務めることもあり、今回の走行はその関係性を示すものともなっている。

    フォードとリカルドの共同映像では、母国オーストラリアで複数の車両を操る様子が公開された。助手席にはスノーボーダーのスコッティ・ジェームズや音楽家のフィッシャーが乗り込み、スーパーカー王者のブロック・フィーニーも参加した。

    リカルドが取り戻した走る感覚
    ダニエル・リカルドは「ラプターT1+とフォード・マスタングV8スーパーカーに乗った。ブロック・フィーニーと僕で直接対決みたいなこともやって、本当にクールだった」と語った。

    「笑いすぎてあごが痛い」

    「本当に楽しかった。久しぶりに純粋にクルマを楽しむ感覚が戻ってきた感じだった」

    その後は牧場に場所を移し、二輪と四輪を交えたアクティビティにも参加した。リカルドは長時間の集中を要するドライビングについても言及している。

    「長いあいだ集中し続けていたから頭が痛いくらいだ」

    「すごく楽しかった。本当に気に入った。シーケンシャルは片手で運転して、シフトして、左足でブレーキして、右足であおって、さらにハンドブレーキも使う。やることがたくさんあるんだ」

    「正直、ちょっと自分がレジェンドみたいな気分になったよ!」

    一方でリカルドは、モータースポーツ復帰について「怖い」と感じていることも明かしている。ただしバハ1000への参戦には興味を示しており、「学ぶことはたくさんある」と語っている。今回のデモランは、現役復帰ではないものの、リカルドが今もなおドライビングへの情熱を持ち続けていることを示す機会となった。

  • ダニエル・リカルド、F1引退後に訪れた「静かな幸せ」

    ダニエル・リカルド、F1引退後に訪れた「静かな幸せ」

    ダニエル・リカルドは、14年にわたるF1キャリアに終止符を打った後の現在について、「ようやく自分のペースと幸せを見つけた」と語った。2024年F1シンガポールGPを最後にグリッドを去ったリカルドは、引退後の生活が大きく変わったことを率直に明かしている。

    F1での成功と挫折を経験してきた36歳のオーストラリア人は、競争の最前線から離れた今、プレッシャーのない形でモータースポーツと関わり続ける道を選んだ。

    F1引退後に直面した戸惑いと変化
    リカルドは、引退直後の適応が決して簡単ではなかったことを認めている。

    「引退してから少し時間がかかった。でも今は、自分のペースと幸せを見つけてきているところだ。」

    長年、結果と評価に追われ続けたF1ドライバーとしての生活から一転し、時間の流れそのものが変わったという。最初はその“遅さ”に戸惑いを覚えたが、次第に新しい生活のリズムを受け入れられるようになったと語った。

    フォードとの関係がもたらす新たな関わり方
    現在のリカルドは、フォードのアンバサダーとして活動しており、F1を含むモータースポーツの世界と距離を保ちながら関係を続けている。

    「フォードとの活動は、レースやモータースポーツ、自動車の世界に関わり続ける方法なんだ。でも、これまで何年も自分に課してきたようなプレッシャーはない。」

    競争の中心に立たずとも、情熱を完全に手放す必要はない。そのバランスこそが、今のリカルドにとって重要な要素になっている。

    ダニエル・リカルド

    “違う人生”を受け入れた現在の充実感
    F1から離れた現在も、リカルドはレースやイベントに姿を見せている。最近では、レッドブルおよびレーシングブルズの2026年シーズン向け発表イベントに出席するなど、古巣とのつながりも保っている。

    それでも、かつてのような多忙な日々とは異なり、自由な時間が増えたことを前向きに捉えている。

    「人生は大きく変わったけど、いい変化だった。レースをしていた頃にはできなかったことが、今はたくさんできる。」

    「自分の時間が増えて、ひげを伸ばしたり、家族や友人と過ごしたりしている。移動ばかりの生活ではなかなかできなかったことだ。」

    F1という頂点の舞台を去ったリカルドは、後悔ではなく納得と安らぎを手にしている。競争から解放された今の生活は、彼にとって“次の勝利”なのかもしれない。

  • ダニエル・リカルドがフェルスタッペンにF1カーナンバー“3番”を託した舞台裏

    ダニエル・リカルドがフェルスタッペンにF1カーナンバー“3番”を託した舞台裏

    ダニエル・リカルドは、2026年F1シーズンに向けてマックス・フェルスタッペンが自身のレースナンバー「3」を使用するに至った経緯について、その舞台裏を明かした。フェルスタッペンは長年使用してきた「33」から「3」へと番号を変更するが、その決断の裏には、元チームメイトであるリカルドとの直接のやり取りがあったという。

    フェルスタッペンは2014年の恒久ナンバー制導入以降、初めてシーズンをまたいでレースナンバーを変更したドライバーとなる。

    2026年は王者としての「1」を使用できなくなり、当初は本来の恒久ナンバーである「33」に戻る予定だった。

    しかし、同年のスポーティング・レギュレーション改定により、ドライバーが希望すれば番号を変更できる余地が生まれた。

    一方で、規則では引退したドライバーのレースナンバーは最終出走から2シーズンの間は保持される。リカルドの最終レースは2024年シンガポールGPであったため、本来「3」は2027年まで空き番号にはならないはずだった。それでも、すでにレースから退いていたリカルドが特例として承諾したことで、フェルスタッペンは2026年から「3」を使用できることになった。

    「最近マックスと会う機会があって、このナンバー3の話は僕たちにとってすごくクールだし、良いストーリーだと思った」とダニエル・リカルドは語った。

    「マックスと僕がチームメイトだった頃を応援してくれたF1ファンにとっても意味があると思う。2025年のオースティンでマックスと会ったとき、彼がナンバー3を使いたいと話してくれた」

    「もちろん、僕はすごくうれしくて、迷わずイエスと言った。そうしなければ彼はもう1年待たなければならなかったからね。この番号を彼に引き継げるのは僕にとっても光栄だ」

    元チームメイト同士の信頼関係があってこそ実現した今回のナンバー変更は、2026年F1シーズンを象徴する小さくも印象的なエピソードとなっている。ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの間で交わされたこの合意は、ファンにとっても特別な意味を持つ出来事と言える。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • ダニエル・リカルド、エンシャンテとフォード・レーシングのコラボを発表

    ダニエル・リカルド、エンシャンテとフォード・レーシングのコラボを発表

    元F1ドライバーのダニエル・リカルドは、自身のファッションブランド「エンシャンテ」とフォード・レーシングによるコラボレーションを発表した。今回の取り組みは、リカルドが昨年締結したフォード・レーシングのアンバサダー契約に続くもので、両ブランドのロゴをあしらった限定マーチャンダイズが展開される。

    このコラボレーションはソーシャルメディアを通じて明らかにされ、発売日は2026年1月15日と予告された。この日は、レッドブル・レーシングとレーシングブルズが2026年F1マシンを初公開する日と重なる。

    「僕にとってレースは、常に楽しむことがすべてだった。幸せな時間を与えてくれて、一生残る思い出を作ってくれた」とリカルドは書き込んだ。

    「だからこそ、フォードが好きなんだ。ラプターでロードトリップをした時間は、特にお気に入りの思い出だ」

    「F1からダカール、ル・マン、そしてバサーストまで、フォードのモータースポーツへの情熱は本当に明白だ。でも、何よりもワクワクするのは、彼らが楽しむ方法を探し続けていることだ」


    リカルドは2023年にエンシャンテを立ち上げており、今回のフォード・レーシングとの協業は、2025年後半にアリゾナ州で開催されたフォード・ラプター・ラリーへの参加など、過去1年にわたる関係強化の流れを受けたものだ。

    パース出身のリカルドは、2024年F1シンガポールGP後にF1から退き、その後フルタイムでのモータースポーツ引退を表明。現在はフォードのアンバサダーとして活動している。

    この発表は、レッドブル・レーシングとレーシングブルズが2026年マシンを公開する前夜に行われたもので、2026年シーズンがレッドブルとフォードの新たな技術パートナーシップの初年度となることを象徴するタイミングでもある。

    リカルドは、マックス・フェルスタッペン、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドとともに、発表イベントに出席すると見られている。

    レッドブル・レーシングとレーシングブルズは、アメリカ・ミシガン州デトロイトからのライブ配信イベントで2026年リバリーを披露する予定で、配信は金曜日14時(オーストラリア東部夏時間)からオラクル・レッドブル・レーシングの公式YouTubeチャンネルで行われる。

    イベントでは、両チームの幹部やドライバーが登場し、レッドブル・フォード体制としての新たなF1シーズンの幕開けが公式に宣言される。

    なおリカルドは、フェルスタッペンが第3世代フォード・マスタング・スーパーカーをドライブする、フォード創立100周年を記念した映像にもカメオ出演している。

  • 「マキシエル再会?」 フォード・レーシング映像にリカルドとフェルスタッペン

    「マキシエル再会?」 フォード・レーシング映像にリカルドとフェルスタッペン

    フォード・レーシングが公開した2026年シーズンローンチのティーザー映像が、F1ファンの間で大きな反響を呼んでいる。

    映像には、元レッドブルF1ドライバーのダニエル・リカルド、4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペン、そしてアイザック・ハジャーの姿が含まれており、SNS上では一気に注目が集まった。

    2026年のレッドブルとフォードの新時代
    マックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーは、2026年のレッドブル・レーシングのドライバーラインアップを構成する。チームはチーム代表ローラン・メキース体制のもと、新たな時代へ踏み出す。

    2026年からF1には新レギュレーションが導入され、レッドブルはホンダとのパートナーシップを終了し、自社製パワーユニットの開発に舵を切った。そのプロジェクトを支えるのがフォードであり、両者はパワーユニット分野での本格提携をスタートさせる。

    ティーザー映像が生んだ“再会”への期待
    今回のティーザーで主役級に扱われているのが、フォード・レーシングのグローバルアンバサダーを務めるダニエル・リカルドだ。リカルドは、フォードとレッドブル・パワートレインズのパワーユニット開発そのものには関与しないと明言しているが、それでも映像の中心人物として起用された。

    さらにマックス・フェルスタッペンも登場したことで、ファンの間では「かつてのチームメイト再会」を期待する声が噴出した。

    「Oh my god Maxiel reunion?!」

    「DanielとMaxだ!」

    「どうやったら招待してもらえる?」

    といったコメントが相次ぎ、投稿は拡散された。


    1月15日ミシガンで開催される一夜限りのイベント
    フォード・レーシングは、2026年シーズンローンチイベントを1月15日にミシガン州で開催すると予告している。会場はミシガン・セントラル・ステーションで、フォードが手がけるさまざまなモータースポーツ・プロジェクトを祝う場になるという。

    同時に、レッドブルとの新たなパートナーシップも正式に紹介される予定であり、マックス・フェルスタッペンがダニエル・リカルドとともに現地に姿を見せる可能性も示唆されている。

    ダニエル・リカルドの現在地 フォードとの新たな役割
    ダニエル・リカルドは2024年9月にF1を離脱後、しばらくはレースから距離を置いていたが、2025年に入りフォード・レーシングのグローバルアンバサダーに就任した。以降、フォードの公式SNSや各種イベントに登場している。

    最近では、2025年のラプター・ラリーでフォードF-150ラプターをドライブし、その様子をVlogとして公開。インスタグラムには、

    「ラプター・ラリーで砂漠を駆け抜ける自由と楽しさ。レイク・ハバスでF-150ラプターをジャンプさせるのは最高だった」

    と書き込み、新たな活動を満喫する姿を見せている。

    2026年を前に、フォード、レッドブル、そしてダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンの名前が一つの映像で交差したことで、その象徴的な再会が現実になるのか、注目が集まっている。

  • 元F1ドライバーのダニエル・リカルド 若手支援の新たな取り組みを始動

    元F1ドライバーのダニエル・リカルド 若手支援の新たな取り組みを始動

    元レッドブルおよびマクラーレンのF1ドライバー、ダニエル・リカルドが、将来有望な若手ドライバーのキャリア形成を支援する新たな取り組みを立ち上げた。

    2011年から2024年までにF1で257戦に出走したリカルドは、今世紀を代表する人気ドライバーの一人として広く知られている。

    パース出身のリカルドは、キャリア通算8勝を挙げ、そのうち7勝をレッドブルで記録した。最後の勝利は、2021年イタリアGP(モンツァ)でマクラーレンから挙げたものだった。

    リカルドは、2024年シンガポールGPでレーシングブルズからF1最後のレースに出場した後、リアム・ローソンにシートを譲る形でモータースポーツの第一線から距離を置いてきた。

    36歳のリカルドは9月に現役引退を正式に発表し、2026年F1エンジンパートナーであるフォードのグローバル・アンバサダーに就任している。

    リカルドは2019年に、若手にレースへの道筋を提供する目的で「ダニエル・リカルド・シリーズ(DRS)」を設立しており、これはF1スター自身が創設したリカルド・カートのマシンを用いた育成カテゴリーだ。

    DRS公式インスタグラムが「重要な発表」と表現した今回の発信で、リカルドはDRSドライバーを対象とした新たなコンペティションの開始を明らかにした。

    短いビデオメッセージの中でリカルドは、自身が直接関与して、2名のDRSドライバーをジネッタ・ジュニア奨学金アセスメントに選出することを明かした。

    このアセスメントでは、フィットネス、メディア対応力、ドライビングパフォーマンス、レースクラフトが評価され、優勝者には2027年ジネッタ・ジュニア選手権へのフル参戦シートが与えられる。

    ジネッタ・ジュニア選手権は14歳から17歳のドライバーが参加可能で、イギリス・ツーリングカー選手権のサポートレースとして開催されている。

    リカルドの元マクラーレンのチームメイトで、2025年F1世界チャンピオンに輝いたランド・ノリスも、2014年にこのシリーズに参戦し、4勝を挙げてランキング3位に入っている。

    リカルドは次のように語った。

    「DRSドライバーのみんな、まずは素晴らしいホリデーを過ごしてほしい。」

    「また1年があっという間に過ぎたけど、サーキットでは良い時間を過ごせたと思う。」

    「夏の間にたくさんの笑顔を見たし、それが最後まで続いてくれたら嬉しい。」

    「そしてその笑顔をさらに増やすために、2026年に向けたニュースがある。14歳から17歳のドライバーを2人選んで、ジネッタ・ジュニア奨学金に参加してもらう。『僕たち』と言ったけど、僕自身もその選考に関わる。」

    「レーシングカーをドライブして、その世界を体験できるのは本当にエキサイティングだ。」

    「もしカートでレースを続けてホイール・トゥ・ホイールの戦いを経験したいなら、それも僕たちが大切にしていることだし、レーシングキャリアのスタートとしてもDRSのカデットやジュニアシリーズには十分な環境がある。」

    「来年はいくつかのレースにも顔を出す予定だ。また会えるのを楽しみにしている。」

    「それまでは、素晴らしい休暇を過ごして、少し休んで、2026年に会おう。」

    今回の新たな取り組みは、リカルドの元チームメイトで4度の世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンが、2026年F1シーズンにリカルドのかつてのレースナンバー「3」を使用することを明らかにした直後に発表された。

    今年初めにルールが変更され、ドライバーはキャリア途中でも個人番号を変更できるようになった。フェルスタッペンは2015年のF1デビュー以来33番を使用し、2021年に初めて世界王者となった際には1番に切り替えていた。

    しかし2025年シーズン末にタイトルをノリスに奪われたことで、1番を使う権利を失い、来季は3番へ変更することになる。

    また、リカルドがフォードで新たな役割に就いたことで、2026年F1シーズンにレッドブルと何らかの形で再び関わる可能性も取り沙汰されている。

    9月のイタリアGPで、レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、将来的な再共闘の可能性を否定しなかった。

    「フォード・レーシングの一員としてダニエルが戻ってくるのを見るのは、家族のような感覚だ。」

    「本当に素晴らしい気持ちだし、我々の2社、2つのプロジェクトの間にいかに多くの接点があるかを示す例のひとつでもある。」

    「ダニエルが再びパドックに戻ってくる姿を、誰もが見たいと思うはずだし、フォード・レーシングのおかげで、いつかそれが実現するかもしれない。」

    PlanetF1.comが10月に報じたところによると、フォードは1月15日にデトロイトで特別なシーズンローンチイベントを開催し、レッドブル・レーシングとレーシングブルズが2026年F1シーズンのリバリーを公開する予定だ。

    現時点で、そのイベントにダニエル・リカルドが出席するかどうかは明らかになっていない。

  • ダニエル・リカルド、F1から完全引退「もう首のトレーニングはしたくない!」

    ダニエル・リカルド、F1から完全引退「もう首のトレーニングはしたくない!」

    元F1ドライバー、ダニエル・リカルドがプロフェッショナル・レース活動からの完全引退を正式に発表した。冗談を交えつつ「引退して一番うれしいのは、もう首のトレーニングをしなくていいこと」と語っている。

    リカルドはマクラーレンのシートを失った後、レッドブルのジュニアチームに復帰したが、手の骨折や成績不振により再びシートを喪失。その後、フォード・レーシングのアンバサダー就任の発表にあわせて引退を認めた。

    「レースを離れても、クルマへの愛は決して冷めない」と当時コメントしている。

    フォードは2026年からレッドブルとパワーユニット供給で提携予定であり、リカルドはその広報活動に携わる形となる。

    オースティンGP週末にファンとのWhatsAppチャットに登場したリカルドは、F1時代の過酷な肉体トレーニングから解放された生活について語った。

    「もう首はそんなに強くないよ」と笑い、「首のトレーニングをしなくていいなんて最高だ。あれは本当に嫌いだったんだ」と冗談交じりに話した。

    現役を離れた今も、リカルドはファンとともにF1を観戦。アメリカGPでは元チームメイトのマックス・フェルスタッペンの走りを称賛した。

    「マックスは本当にすごい。言うまでもないけど、あの“子”は信じられないほど速い。今季後半の彼の勢いは“異常”なくらいだよ」と語り、「そのおかげで、マクラーレン勢のタイトル争いがさらに面白くなってきた」と付け加えた。

    リカルドの“次のステージ”
    36歳となったリカルドは、今後フォードのアンバサダーとして活動を続ける見通し。フォードとレッドブルの2026年F1プロジェクトの広報面で存在感を発揮することが期待されている。

    長年にわたりF1界で愛された“ハニーバジャー”の名は、今後もモータースポーツ界に残り続けるだろう。

  • リアム・ローソン F1交代劇のリカルドとの関係を語る「本当に尊敬している」

    リアム・ローソン F1交代劇のリカルドとの関係を語る「本当に尊敬している」

    レッドブル傘下のレーシングブルズに所属するリアム・ローソンが、ダニエル・リカルドとの関係について口を開き、困難な時期を支えてくれたベテランの人間性を称えた。

    ローソンは2024年オランダGPでリカルドが手首を骨折した際に代役を務め、5戦連続の出走で鮮烈な印象を残した。その後正式にリカルドの後任としてシートを引き継いだが、この状況は若手にとって決して「居心地の良いもの」ではなかったという。

    「僕たちにとって、あの状況は本当に居心地が悪かった」とローソンはMotorsport Weekを含むメディアに語った。

    「でも、その中でダニエルが僕にどう接してくれたかを通じて、彼がどれだけ素晴らしい人間なのかを改めて感じた。彼がケガをしたときから、僕がリザーブに戻るまで、ずっとサポートしてくれたんだ」

    不自然な交代劇の裏でも、リカルドのプロ意識はローソンに深い印象を残したという。

    「僕たちはとても良い関係を築いていたし、正直なところ今もそうだ」とローソンは続けた。

    「去年のあの週末から、彼に対してどれだけの尊敬の念を抱いているかを実感した」

    ふたりの間には今も相互のリスペクトが続いている。ローソンは、バクーでの好成績のあと、リカルドから励ましのメッセージが届いたことを明かした。

    「バクーのあと、彼から“いい走りだった”ってメッセージをもらった。彼はいま別の道を進んでいるけど、ずっと僕を支えてくれている存在だ」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)リアム・ローソンはF1アゼルバイジャングランプリで自己ベストの予選3番手を獲得し、そのまま決勝でも自己最高位を記録した。

    南半球出身という共通点

    ローソンはまた、ふたりの背景にも共通点があると語る。オーストラリア出身のリカルドと同じく、ニュージーランド出身の自分も南半球で育ったことで、F1にたどり着くまでの苦労を共有しているという。

    「僕たちは同じ地域の出身で、そこも理解し合える部分だと思う。ここまで来るのは本当に大変なことだし、僕たちはとても幸運だ」

    シート未定の中での冷静な視線
    リカルドへの賛辞の一方で、ローソンは自身の将来についても言及した。2025年シーズン残り6戦の時点で来季の契約は未定のままだ。

    「成功やいい結果を楽しむ瞬間もあるけど、その気持ちはすぐに次のレースへ切り替わる」とローソンは語る。

    「バクーでの結果は素晴らしかったし、チームのためにも嬉しかった。でも数時間後にはもう次のレースのことを考えていた」

    「僕のように来年のシートを勝ち取りたい立場では、どうしても先のことを考えながら結果を積み重ねる意識が強くなるんだ」

    ローソンとリカルドの関係が示す“新旧のバトン”
    リカルドの温かいサポートとローソンの真摯な姿勢は、レッドブル内の世代交代を象徴している。単なるシート争いではなく、モータースポーツを通じて育まれるリスペクトと人間的なつながりが、両者の間に確かに存在していることを印象づける内容だ。

    Source: Motorsport Week