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  • 角田裕毅は15番手…F1シンガポールGP 予選 結果・タイムシート

    角田裕毅は15番手…F1シンガポールGP 予選 結果・タイムシート

    2025年F1シンガポールGP 予選の暫定結果・タイムシート。10月4日(土)にマリーナベイ市街地コースで2025年のF1世界選手権 第18戦 シンガポールグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはジョージ・ラッセル,(メルセデス)。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は15番手でQ2敗退となった。

    追記
    セッション中、ガスリーのマシンがストップした影響で黄旗区間が発生しており、ボルトレト、ヒュルケンベルグ、角田裕毅が最終アタック中に通過したとして、予選後にスチュワードの審議対象となっていたが、審議の結果、「違反なし」と判断されてペナルティが科されることはなかった。

    しかし、12番手のアレクサンダー・アルボン、13番手のカルロス・サインツJr.(ともにウィリアムズ)がDRSの規定違反で失格となり最後尾スタートに。14番手のリアム・ローソン以降のグリッドが2つずつ繰り上がることになった。

    ■ ラッセルが圧巻のポールポジション、シンガポールで再びメルセデス1番手
    ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分29秒158でポールポジションを獲得。2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.182秒差をつけた。カナダGP以来となる今季2度目のポールで、2戦連続のメルセデスvsレッドブルの最前列対決となった。ラッセルは最終アタックで壁すれすれの走りを披露し、「ナイスジョブ」と落ち着いた声で無線に応じた。

    ■ フェルスタッペンは0.2秒差の2番手、レースペースに照準
    フェルスタッペンは最終アタックで第2セクターが伸びず、ラッセルのタイム更新を断念。2番手に留まったが、ロングランでは強さを見せており、決勝での逆転を狙う。チーム無線では冷静な様子を保ち、レース重視のセットアップを示唆した。

    ■ ピアストリ3番手、アントネッリ4番手で2列目にマクラーレンとメルセデスが並ぶ
    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が1分29秒524で3番手、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が4番手。若手2人が2列目を分け合った。ピアストリは壁ギリギリまで攻める走りでチームメイトを上回り、アントネッリも「本当に輝いている」と評された好走を見せた。

    ■ ノリス5番手、ハミルトンは6番手 フェラーリ勢はQ3で伸び悩む
    ランド・ノリス(マクラーレン)はセットアップに苦しみ、5番手にとどまった。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は使用済みタイヤでのアタックを強いられ6番手。チームメイトのシャルル・ルクレール(7番手)は第1セクターでミスを喫し、上位に食い込めなかった。

    ■ ハジャー、ベアマンが健闘のトップ10入り アロンソは10番手
    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が8番手、オリバー・ベアマン(ハース)が9番手でQ3進出を果たした。ベアマンにとってはシルバーストン以来の快挙で、今回はグリッドペナルティもなく正真正銘のトップ10入り。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)はQ3でわずかに伸びず10番手。

    ■ 角田裕毅は15番手でQ2敗退、イエローフラッグ影響も
    角田裕毅(レッドブル)はQ2で15番手に終わった。ガスリーのストップによるイエローフラッグ区間で最終アタックが妨げられ、ピットでセッションを終えた。チームメイトのフェルスタッペンがフロントロウを確保しただけに、悔しい結果となった。

    2025年F1 シンガポールGP 予選 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分29秒928 1分29秒562 1分29秒158
    2 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分30秒028 1分29秒572 1分29秒340
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分30秒313 1分29秒813 1分29秒524
    4 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分30秒036 1分29秒649 1分29秒537
    5 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分29秒932 1分29秒809 1分29秒586
    6 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分29秒765 1分29秒936 1分29秒688
    7 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分30秒370 1分29秒914 1分29秒784
    8 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分30秒214 1分30秒016 1分29秒846
    9 87 オリバー・ベアマン ハース 1分30秒420 1分30秒054 1分29秒868
    10 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分30秒745 1分30秒076 1分29秒955
    11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分30秒715 1分30秒141  
    12 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分30秒775 1分30秒202  
    13 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分30秒640 1分30秒235  
    14 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分30秒681 1分30秒320  
    15 22 角田裕毅 レッドブル 1分30秒574 1分30秒353  
    16 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分30秒820    
    17 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分30秒949    
    18 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分30秒982    
    19 31 エステバン・オコン ハース 1分30秒989    
    20 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分31秒261    
  • F1シンガポールGP 予選Q2:角田裕毅は15番手で敗退 ローソン14番手

    F1シンガポールGP 予選Q2:角田裕毅は15番手で敗退 ローソン14番手

    2025年F1第18戦シンガポールGPの予選Q2では、レッドブルの角田裕毅が15番手で敗退。メルセデス勢が終始好調を維持する中、フェラーリのカルロス・サインツ、レーシングブルズのリアム・ローソンらもここで姿を消した。

    セッション序盤、メルセデスのキミ・アントネッリが1分29秒649をマークしてトップに立つと、直後にジョージ・ラッセルがさらに上回るタイムを記録。両者がQ2をリードした。フェルスタッペン(レッドブル)もそれに続き、上位はメルセデス2台を挟む形で形成された。

    終盤はコースのグリップが向上し、各車がソフトタイヤで最終アタックに挑む。サインツは11番手止まりで突破ならず。ルクレールはウォール接触でフロントウイングを交換後にコースへ戻り、2セクター目で持ち直して6番手に浮上した。この結果、ヒュルケンベルグ(ハース)が脱落。角田裕毅は15番手のままピットに留まり、ラップを完了できなかった。

    アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は一時9番手に入るも、最終的に他車の改善により12番手に後退。ローソンは14番手でにQ2敗退となった。

    最終的なQ2脱落者は以下の通り:

    ■ 11位 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
    ■ 12位 アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
    ■ 13位 カルロス・サインツ(フェラーリ)
    ■ 14位 リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ■ 15位 角田裕毅(レッドブル)

    セッション中、ガスリーのマシンがストップした影響で黄旗区間が発生しており、ボルトレト(5)、ヒュルケンベルグ(27)、角田裕毅(22)、ラッセル(63)ら複数台が最終アタック中に通過したとして、予選後にスチュワードの調査対象となっている。

  • F1シンガポールGP予選Q1:角田裕毅が10番手突破もガスリーの黄旗で審議

    F1シンガポールGP予選Q1:角田裕毅が10番手突破もガスリーの黄旗で審議

    2025年F1シンガポールGPの予選Q1では、ガブリエル・ボルトレト(マクラーレン・リザーブ/スポット参戦)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、フランコ・コラピント(ウィリアムズ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)の5名が脱落した。

    セッション終盤、残り5分時点ではヒュルケンベルグ、オコン、ガスリー、角田裕毅、アントネッリがドロップゾーンに位置。アントネッリはサインツとの接触でまだタイムを記録しておらず、新しいソフトタイヤでの一発勝負に臨んだ。

    上位ではランド・ノリスが1分29秒932でトップに立ち、フェルスタッペン、ベアマン、ハミルトン、ルクレールが続いた。

    オスカー・ピアストリは8分前に新品タイヤで再度コースイン。マクラーレンはQ2進出を確実にするためリスクを取らず、燃料を多めに積んで複数アタックを行う作戦を採用。6分時点で安全策を取って6番手タイムを記録したが、さらなるアタックに備えていた。

    3分前にはアントネッリがセクター1・2でパープルを出し、ノリスに0.1秒差の2番手に躍進。ジョリオン・パーマー(F1TV解説)は「彼は週末を通して非常にアグレッシブで自信に満ちている」と評価した。

    2分前、ボルトレト、ヒュルケンベルグ、オコン、ガスリー、角田が依然危険圏内。ここでハミルトンがトップに浮上し、フェラーリ勢はルクレールが3番手。ピアストリも再びアタックに出る。

    終盤、ターン11でガスリーがマシンを止め、黄旗が掲示される。ステアリングの重さを訴える無線を入れたガスリーの影響で、角田の最終アタックにも支障が出た。ボルトレトは16番手にとどまり脱落。ストロールも14番手止まりで敗退。オコンもタイムを伸ばせずQ1で姿を消した。

    この黄旗区間での走行について、FIAスチュワードは次のように発表している。
    「FIAスチュワード:マシン5(ボルトレト)、27(ヒュルケンベルグ)、22(角田裕毅)、63(ラッセル)のQ1中のインシデントについて、セッション後に調査を行う予定。対象は黄旗区間での違反(Yellow Flag Infringement)」

    結局、Q1を脱落したのは以下の5名となった。

    ■ 16位 ガブリエル・ボルトレト
    ■ 17位 ランス・ストロール
    ■ 18位 フランコ・コラピント
    ■ 19位 エステバン・オコン
    ■ 20位 ピエール・ガスリー

    黄旗の影響で混乱したセッションとなったが、角田裕毅は10番手で突破し、Q2進出を果たしている。

  • F1シンガポールGP 予選展開:ジョージ・ラッセルがコースレコードでPP獲得

    F1シンガポールGP 予選展開:ジョージ・ラッセルがコースレコードでPP獲得

    2025年F1第18戦シンガポールGPの予選は、街の明かりに照らされたマリーナベイ・ストリート・サーキットで開催された。湿度の高い夜の空気のなか、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が渾身の走りで1分29秒165を叩き出し、シーズン2度目のポールポジションを獲得。2番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。

    メルセデス勢の好調ぶりが際立つ一方で、マクラーレンは週末を通して苦戦気味。フェラーリ勢は中団に沈み、角田裕毅(レッドブル)はQ2敗退に終わった。明日の決勝では、雷雨の可能性もあり波乱含みの展開が予想される。

    Q1:赤旗と黄旗が交錯、角田裕毅は通過も調査対象に
    予選は現地時間21時、路面温度35℃・湿度68%という蒸し暑いコンディションでスタートした。序盤は路面が非常にダスティで、各車がトラフィックを避けるように間隔を取りながらアタックを開始した。

    開始2分、レーシングブルズのリアム・ローソンがFP2でのクラッシュから見事に修復されたマシンでコースイン。各車が続く中、セッション終盤にはピエール・ガスリー(アルピーヌ)がターン11でストップし、イエローフラッグが掲示された。

    角田裕毅はこのタイミングで10番手に位置していたが、イエローフラッグ下での走行が問題視され、ジョージ・ラッセル(63号車)、ガブリエル・ボルトレト(5号車)らとともに「黄旗区間での改善疑惑」としてスチュワード調査の対象となった。

    最終的にQ1脱落者はガブリエル・ボルトレト、ランス・ストロール、フランコ・コラピント、エステバン・オコン、ピエール・ガスリーの5名となった。

    Q2:メルセデスが主導権を握り、角田裕毅はここで敗退
    Q2では路面のグリップが急速に上昇し、各車が新品のソフトタイヤで次々にタイムを更新していった。

    マックス・フェルスタッペンが1分29秒747で暫定トップに立ったが、メルセデス勢がここで強さを見せる。キミ・アントネッリが1分29秒649を記録し、フェルスタッペンを0.1秒上回るタイムで首位に浮上。その直後、ジョージ・ラッセルがさらにそのタイムを更新し、トップに返り咲いた。

    このセッションでは、カーロス・サインツ(フェラーリ)がわずかの差で11番手に沈み、アレクサンダー・アルボン、ニコ・ヒュルケンベルグ、リアム・ローソン、そして角田裕毅が脱落。

    角田裕毅はピットに留まり、最終的に15番手でセッションを終えた。

    Q3:ラッセル、壁スレスレの走りで渾身のポール
    10台による最終決戦が始まると、メルセデスが再び主導権を握った。ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリはともに新品のC5タイヤでコースインし、序盤から限界まで攻める。

    ラッセルはターン16〜17のシケインをわずかにかすめながらも、1分29秒165という圧巻のラップをマーク。壁に触れるほどの走りでポールポジションの基準を打ち立てた。

    マックス・フェルスタッペンは「前を走るクルマが2秒もクルージングしていた」と無線で不満を漏らし、最終アタックを中断。オスカー・ピアストリは「ポールにはあと0.4秒届かなかった」と振り返ったが、3番手を確保した。

    ランド・ノリスは2セクター目でタイムを失い、5番手にとどまった。メルセデス勢が上位を独占するなか、マクラーレンはやや後手に回る形となった。

    トップ10と注目ポイント
    最前列はジョージ・ラッセルとマックス・フェルスタッペンという、カナダGP以来の顔合わせ。2列目にはオスカー・ピアストリとキミ・アントネッリ、3列目にはランド・ノリスとルイス・ハミルトンが並ぶ。

    フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが7番手、カーロス・サインツはQ2敗退。アイザック・ハジャーが8番手で再びQ3進出を果たし、オリバー・ベアマン(ハース)が9番手、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が10番手で続いた。

    トップ3コメント
    オスカー・ピアストリ(マクラーレン):「ポールを取るにはあと0.4秒足りなかったと思う。ここではその差が大きいけど、悪くはない位置だ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル):「ポールには近かったはずだが、前でノリスが2秒遅く走っていて厳しかった。状況はスチュワードに伝えた」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス):「ポールを取れて本当にうれしい。昨日は厳しい一日だったが、チームが見事に立て直してくれた。クルマにはポテンシャルがあると信じていたし、キミ(アントネッリ)の走りにも刺激を受けた」

    明日に向けて
    決勝は現地時間20時(日本時間21時)にスタート予定。メルセデスは今季初の1-2発進を狙う一方で、マックス・フェルスタッペンは逆襲に燃える。

    マクラーレン勢はタイヤマネジメントで勝機を探り、フェラーリ勢は追い上げを期す。マリーナベイの夜が再び明るく照らされるとき、今季のタイトル争いにも新たなドラマが刻まれることになる。

  • F1シンガポールGP 分析:金曜日のデータから読み取るチーム勢力図

    F1シンガポールGP 分析:金曜日のデータから読み取るチーム勢力図

    F1シンガポールGPの初日は、F1の10チームにとって決して順調な一日ではなかった。夜間に行われる唯一のセッションであり、したがって予選前にドライバーたちが唯一本格的な走行機会を得られるセッションであるフリー走行2回目が中断続きとなり、ロングランを完了できたチームはほとんどなかった。複数のドライバーが赤旗や黄旗の影響でソフトタイヤでのアタックを中断せざるを得なかった。そのため、勢力図を読み解くのは非常に難しい状況だが、いくつかの傾向は見えてきた。

    マクラーレンは明暗分かれるも、ピアストリが復調
    選手権リーダーのオスカー・ピアストリは、バクーでの不運な週末(予選と決勝でクラッシュし、今季初のリタイアを喫した)を引きずることなく、すぐにトップに立った。今週末、マクラーレンはチーム選手権制覇に必要な13ポイントを狙うが、その筆頭候補であることを証明してみせた。

    データによると、パパイヤカラーのマシンは低速コーナーでレッドブル、レーシングブルズ、ウィリアムズに劣るものの、中高速域およびストレートでは全車中最速である。予選シミュレーションではレッドブルに対して0.13秒の優位性があり、フェラーリはさらに0.1秒後方に位置している。
    ロングランは読み取りが難しく、セッションが断続的だったことから、メルセデスのみがこの指標を把握するために注力していたようだ。

    それでもデータ上では、マクラーレンは高燃料時でも依然としてクラス最強であり、我々のデータによればレッドブルに対して0.24秒のアドバンテージがあると示している。

    ピアストリは「クルマの状態は良い」と語り、「今日は多くを学べた」と自信を見せた。一方、チームメイトのランド・ノリスにとっては楽しい日ではなく、彼は「自分の走りが良くなかった以外に文句はない」と認めた。

    それでも、昨年シンガポールで優勝したノリスには巻き返す時間がまだ残されている。

    2025年 F1シンガポールGP 予選シミュレースペース

    フェルスタッペン、勢いを継続 金曜に手応え
    シンガポールは、現役4度のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンが現在のカレンダーで唯一勝利していないグランプリである。彼のレッドブルはバンピーなハイダウンフォース・サーキットで苦戦する傾向にあるため、今年そのジンクスを破れるかどうかは未知数だった。

    しかし、夏休み以降に段階的なアップグレードが投入されて以降、チームの調子は上向き、直近の2戦はいずれもローダウンフォース・サーキットで勝利を挙げている。マシン理解の深化や、週末のアプローチにおいても、事前シミュレーションよりもドライバーのフィードバックを重視する方向性にシフトしたことで改善が見られる。

    金曜日、シンガポールでアップグレードを持ち込んだ2チームのうちの1つとして、フロントウイングを小変更したレッドブルは、フェルスタッペンがFP1から速さを発揮し、その流れはFP2にも続いた。

    フェルスタッペンは「バランスをすぐに見つけられたのは非常にポジティブ」と述べ、このトラックでこれまで苦しんできたことを踏まえれば明るい兆しだとしたが、「前方で戦うためにはもう少しペースが必要」とも付け加えた。

    レッドブルは予選シミュレーションでも決勝シミュレーションでも2番手につけており、間違いなく上位争いに加わっている。もっともその速さの多くはフェルスタッペン自身の走りによるものであり、角田裕毅はリズムをつかめず、チームメイトほど仕上がっていなかった。

    金曜にフェルスタッペンがこの位置にいる時は、通常、土曜・日曜でも有力な存在となる。それは、彼がピアストリのチャンピオンシップリード(現在69ポイント差)をさらに削る可能性があることを意味している。

    2025年 F1シンガポールGP レーシシミュレーションペース

    フェラーリ、タイムシート上では目立たずとも戦線に残る
    フェラーリは日中のFP1では速さを見せたが、日没後にライトが灯るとともにマシンはやや扱いづらくなり、FP2の終盤タイムシートではシャルル・ルクレールが9番手、ルイス・ハミルトンが10番手という結果だった。

    それでも両ドライバーはセッション後のメディア対応で前向きな姿勢を見せ、ルクレールは「ポジティブとは言えないことが多かった」としながらも「クルマに速さはある。それがいいところ」と語った。

    チームメイトのハミルトンも同様に前向きで、「このサーキットでクルマを走らせるのが楽しかった」「今日は多くのポジティブな要素があった」と話した。

    理想ラップデータによると、ハミルトンは合計で0.744秒を取りこぼしており、すべてのベストセクターをつなげていれば3番手相当だったという。

    予選データ上ではトップから0.25秒差で、ポール争いに加わるには一晩で何かを見つける必要がある。また、決勝シミュレーションでは0.33秒の遅れを示しているが、FP2ではメルセデスを除きどのチームも複数コンパウンドで十分なロングランを行っていないため、この数字はあくまで参考程度と考えるべきだ。

    2025年 F1シンガポールGP 理想ラップ分析

    アストンマーティン、アロンソが光る ポイント圏内を射程に
    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、今季初めてプラクティスセッションで最速を記録し、FP1でトップに立った。さらにFP2でも4番手につけ、「今年一番の金曜日だ」と自ら評価した。

    2度のワールドチャンピオンであるアロンソは、これまで週末序盤に速さを見せても最終的に順位を落とすことが多かったため、慎重な姿勢を崩さなかったが、金曜に「快適な状態」で「すぐに限界を探れた」と述べたことは注目すべき点だ。
    理想ラップデータでは、すべてのベストセクターをつなげていれば全体最速になっていたという。

    予選シミュレーション上では6番手とされ、Q3進出はやや厳しいかもしれない。しかし、このデータには「アロンソ・ファクター」は含まれていない。彼がフィーリングの良いマシンを手にした時、魔法のような走りを見せることがある。

    アストンマーティンはチーム選手権で2つ上のウィリアムズ(39ポイント差)を追う立場にあり、日曜にはその“魔法”が必要になるだろう。

    2025年 F1シンガポールGP カーパフォーマンス

    メルセデス、波乱の一日でペース評価は難解
    メルセデスのトラックサイド責任者アンドリュー・ショブリンは、チームがFP1で「フロントタイヤを適切に温めることに苦労した」と認め、その結果パフォーマンスを追いかける形になったと説明した。

    FP2前に行った「大幅な変更」によって「マシンはより良い状態になった」とし、ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリの両者が序盤で速さを示した。

    しかし、ラッセルは「奇妙だった」と形容する挙動でターン16の壁にヒットし、わずか6周でセッションを終えることに。
    一方、アントネッリは理想ラップデータ上で1.498秒ものタイムを失っており、これはソフトタイヤアタック中に黄旗から赤旗に変わった際に減速せざるを得なかったためだ。

    その結果、予選シミュレーションでは5番手にとどまったが、決勝シミュレーションでは4番手に浮上。セッション終盤に他チームが予選ペースに注力する中、メルセデスはロングランに焦点を当てたため、実際にはライバルよりも良い状態にある可能性がある。

    彼らは週末唯一の代表的な夜間走行で、ロングラン時のバランスや温度挙動を確認できた数少ないチームであり、日曜には“ダークホース”となるかもしれない。

  • F1シンガポールGP FP3:フェルスタッペン最速も上位5台0.089秒の僅差

    F1シンガポールGP FP3:フェルスタッペン最速も上位5台0.089秒の僅差

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、2025年F1シンガポールGPの予選前最後のプラクティスとなるフリー走行3回目(FP3)でトップタイムを記録した。2番手にはマクラーレンのオスカー・ピアストリ、3番手にはメルセデスのジョージ・ラッセルが続いた。

    セッション中はたびたびトップが入れ替わったが、最終的にフェルスタッペンが1分30秒148をマークし、ピアストリに0.017秒差をつけて首位を確保した。

    前日のFP2が赤旗中断や多くのトラブルで波乱となったのに対し、この土曜の1時間は、予選に向けた最後の重要な調整の機会となった。

    セッションは現地時間17時30分にスタート。前日よりも高温の中、序盤は比較的静かな展開で、ハース勢が先陣を切ってコースインした。多くのドライバーがミディアムタイヤで走行を開始し、15分経過時点ではフェルスタッペンとラッセルのみがまだタイムを記録していなかった。そんな中、ランド・ノリスが1分31秒021で暫定トップに立ち、エンジニアから「おかえり」と無線が飛んだ。

    直後、リアム・ローソンがターン8手前で縁石に乗り上げ、ウォールにクラッシュ。金曜のFP2に続き、レーシングブルズのマシンがコース上に停止し、赤旗が提示された。

    約35分を残してセッションが再開されると、メルセデス勢のラッセルとキミ・アントネッリがソフトタイヤでコースに戻り、予選シミュレーションを開始。ウィリアムズのカルロス・サインツがターン14のエスケープロードへと逃れ、リバースでコースに復帰する場面もあり、同僚のアレックス・アルボンはC5タイヤで2番手に浮上した。セッション半ばではノリスが首位を維持し、アルボンが0.152秒差の2番手、サインツが3番手につけた。

    その後、アントネッリが1分30秒760でトップに立ったが、その直後、彼がメルセデスに昇格する前に同シートを譲ったルイス・ハミルトンが「赤旗中の違反」で審議対象になったことが伝えられた。続けてアルボンもターン16で一時的にコースオフし、再びイエローフラッグが出された。

    一方、FP1で最速だったフェルナンド・アロンソは、残り15分のところで「マシンを慎重に戻して」と無線を受け、ゆっくりとピットに戻る姿が見られた。その間に他のドライバーたちはソフトタイヤへと切り替え、最後のアタックへ。

    最初にシャルル・ルクレールがソフトタイヤでトップに立ったが、すぐにノリスがそれを更新。最終的にはフェルスタッペンが1分30秒148でトップを奪取した。ラッセルはその間に2番手へ滑り込みつつも、「昨日クラッシュしたコーナーで信頼感がまだ足りない」と語った。

    終盤は多くのドライバーが密集する中、フェルスタッペンがアルピーヌのフランコ・コラピントとピエール・ガスリーの間でスペースを探す場面も見られたが、最終的に首位を守り切った。ピアストリはラスト数分で0.017秒差まで迫るラップを記録し、2番手を確保。ラッセルが3番手、アントネッリが4番手と、メルセデス勢が好調を維持した。5番手はノリス、6番手サインツ、7番手にはレーシングブルズのアイザック・ハジャーが入った。

    赤旗違反の審議対象となったハミルトンは8番手。キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグとフェラーリのルクレールがトップ10を締めくくった。

    11番手にはアルボン、12番手にキック・ザウバーのガブリエル・ボルトレト、13番手・14番手にハース勢のエステバン・オコンとオリバー・ベアマン、15番手にアロンソ。16番手はアルピーヌのコラピント、17番手はアストンマーティンのランス・ストロール、18番手にはレッドブルの角田裕毅。ガスリーが19番手で、ローソンが20番手に終わった。

    このあと現地時間21時(日本時間22時)から、予選が行われる予定だ。

    動画の公開は終了しました

    F1 シンガポールGP フリー走行3回目 結果・ラップタイム

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分30秒148
    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分30秒165
    3.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分30秒197
    4.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分30秒237
    5.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分30秒27
    6.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分30秒392
    7.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分30秒489
    8.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分30秒559
    9.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分30秒637
    10.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分30秒651
    11.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分30秒668
    12.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分30秒697
    13.エステバン・オコン(ハース) – 1分30秒784
    14.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分30秒799
    15.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分30秒923
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分31秒047
    17.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分31秒260
    18.角田裕毅(レッドブル) – 1分31秒440
    19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分31秒643
    20.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分33秒628

  • 角田裕毅は18番手…F1シンガポールGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    角田裕毅は18番手…F1シンガポールGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    2025年F1シンガポールGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。10月4日(土)にマリーナベイ市街地コースで2025年のF1世界選手権 第18戦 シンガポールグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にはジョージ・ラッセル,(メルセデス)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は18番手でセッションを終えた。

    ■ フェルスタッペン、ついにシンガポールで最速発進
    レッドブルのマックス・フェルスタッペンが1分30秒148で首位を獲得。これまで勝利のないマリーナベイで、ついにトップタイムをマークした。前日からさらにペースを引き上げ、マシンのバランスにも満足している様子だ。予選に向けて手応えは上々。

    ■ ピアストリが僅差の2番手、マクラーレン勢は好調維持
    マクラーレンのオスカー・ピアストリが0.017秒差の2位で続き、チームメイトのランド・ノリスも5位と上位を確保。2台そろってロングラン・ショートランともに安定した走りを見せ、マクラーレンが依然として強力なパッケージであることを示した。

    ■ メルセデスが躍進、ラッセルとアントネッリが連続上位
    メルセデスはジョージ・ラッセルが3位、アンドレア・キミ・アントネッリが4位と、両者が連続で上位に並んだ。前日のクラッシュから立ち直ったラッセルは安定した走行を重ね、アントネッリもチームメイトに迫る速さを披露した。

    ■ ウィリアムズ勢が上位進出、サインツが6位に食い込む
    ウィリアムズのカルロス・サインツが1分30秒392で6位と、トップ勢に肉薄するタイムを記録。アレクサンダー・アルボンも11位につけ、チーム全体で堅実なパフォーマンスを発揮。予選では再びQ3進出の可能性が見えてきた。

    ■ ハジャーが再び上位、レーシングブルズの好調続く
    レーシングブルズのアイザック・ハジャーが1分30秒489で7位。初挑戦のマリーナベイでも臆することなく走り、ここ数戦の勢いを維持している。一方のリアム・ローソンはクラッシュで7周のみの走行に終わり、20位に沈んだ。

    ■ 角田裕毅は苦戦、18番手にとどまる
    レッドブルの角田裕毅は1分31秒440で18位。ソフトタイヤでのアタックラップをまとめきれず、前日の好感触を再現できなかった。フェルスタッペンがトップに立つ中、マシン特性への対応が急務となる。

    2025年F1 シンガポールGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分30秒148   16
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分30秒165 0.017 26
    3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分30秒197 0.049 18
    4 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分30秒237 0.089 19
    5 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分30秒27 0.089 26
    6 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分30秒392 0.244 23
    7 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分30秒489 0.341 25
    8 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分30秒559 0.411 23
    9 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分30秒637 0.489 22
    10 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分30秒651 0.503 23
    11 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分30秒668 0.520 23
    12 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分30秒697 0.549 25
    13 31 エステバン・オコン ハース 1分30秒784 0.636 23
    14 87 オリバー・ベアマン ハース 1分30秒799 0.651 24
    15 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分30秒923 0.775 22
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分31秒047 0.899 23
    17 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分31秒260 1.292 24
    18 22 角田裕毅 レッドブル 1分31秒440 1.292 24
    19 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分31秒643 1.495 23
    20 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分33秒628 3.480 7
  • F1シンガポールGP FP3展開:フェルスタッペン最速 角田裕毅は苦戦18番手

    F1シンガポールGP FP3展開:フェルスタッペン最速 角田裕毅は苦戦18番手

    マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで迎えたフリー走行3回目。気温は前日より高く、ドライコンディション。最終調整のこのセッションでは、タイトル争いを繰り広げるマックス・フェルスタッペンとオスカー・ピアストリが、0.017秒という僅差でトップ争いを演じた。トップ5はわずか0.089秒以内に収まり、シンガポールらしい接戦ムードが漂う。一方で、レーシングブルズのリアム・ローソンは再びクラッシュ。週末2度目のアクシデントとなり、予選へ向けて大きな痛手を負った。角田裕毅も思うような走行ができず18番手に沈み、チームにとって厳しい流れとなった。

    ■ セッション序盤:中団勢が先行、角田裕毅が暫定トップに
    セッション開始直後、最初にコースへ出たのはハース勢。中団チームが次々と続き、角田裕毅(レッドブル)もミディアムタイヤで周回を開始する。序盤はトラック表面のグリップが低く、各車が慎重にデータ収集を進めた。

    角田が1分33秒743をマークして暫定トップに立つ。前日の2セッションで好調だった流れを引き継ぎたいところだったが、彼の周囲には多くの変数があった。各チームが異なるプログラムを走行し、特にメルセデスとウィリアムズは予選シミュレーションに備え、ソフトタイヤの投入タイミングを慎重に見極めていた。

    ■ ローソン、2日連続のクラッシュで再び赤旗
    17時40分、ローソンがターン7出口で縁石に乗り上げ、マシンがアウト側へ跳ねる。リアがスナップし、ウォールへと激しく接触。フロントウイングと右フロントサスペンションが破損した。直後に赤旗が掲示され、セッションは一時中断。

    ピットに戻ったローソンは無線で落胆の声を漏らす。「リアが出た、止まらなかった……」。彼にとってはバクーでのキャリア最高位(P5)後の難しい週末となり、マリーナ・ベイではまさに試練の連続。チームは同じ側の修復を再び強いられることとなり、メカニックたちは2日連続の徹夜作業を覚悟した。

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーはF1TVでこう評した。
    「おそらく昨日のクラッシュの遅れを取り戻そうと、早い段階で攻めすぎた。もし予選でQ1突破できたら奇跡だろう。」

    ■ 赤旗解除後:ノリスとサインツが接触寸前、混沌とする中団
    セッション再開直後、カルロス・サインツがスロー走行中のランド・ノリスの後方から迫り、接触寸前まで詰め寄る。かつてのチームメイトであり親友の二人だが、危ういシーンに観客も息をのむ。ノリスは昨日のFP2でもピットレーンでルクレールに接触されたばかりで、シンガポールでは“災難続き”の様相だった。

    アストンマーティン勢はこの時間帯、タイヤのヒートサイクルを意図的に行い、決勝を見据えた準備に専念。ストロールとアロンソはそれぞれハードとミディアムで1周のみ走行し、再びピットへ戻った。

    ■ アントネッリが首位に立つ、メルセデスが復調気配
    赤旗解除から10分後、メルセデス勢が動く。キミ・アントネッリがソフトタイヤでセクター2に紫表示を点灯させ、1分30秒760を記録。これでノリスを0.261秒上回りトップに躍り出た。

    メルセデスは高温環境が苦手とされていたが、このコンディションで好調を示したのはポジティブな兆しだ。ルイス・ハミルトンもミディアムで4番手につける。パドックでは「温度変化に対するマシンの挙動改善が進んだ」との声も上がった。

    ■ フェルスタッペンがトップ浮上、ピアストリが0.017秒差
    18時20分、フェルスタッペンがレッドブルRB21を完璧に操り、1分30秒148をマークして首位に立つ。クラッシュ翌日のジョージ・ラッセルが0.049秒差で続き、2台のメルセデスが上位に割り込む。

    アントネッリがさらに更新して2番手(+0.040秒)、そこへピアストリが再びタイムを伸ばし、フェルスタッペンとの差わずか0.017秒。マクラーレン勢の速さも健在で、上位5台が0.089秒以内という驚異の接戦となった。

    パーマーは解説で「アントネッリは昨日のクラッシュで時間を失ったが、ペース自体はかなり高い。今日は本来の速さが見えている」と語った。

    ■ 角田裕毅は伸び悩み、18番手に沈む
    金曜の好感触を持ち込んだ角田裕毅だったが、この日はセットアップが噛み合わず苦戦。ソフトタイヤでのクリーンラップを得ながらも、思うようにグリップが立ち上がらず18番手。レッドブルの一員として注目を浴びる中、ヘルムート・マルコが「来季確定はフェルスタッペンとハジャーのみ」と語った直後というタイミングだけに、予選へのプレッシャーが高まる。

    無線でも「全体的にリアの安定感が足りない」と訴えており、チーム側は予選前のセットアップ修正に追われる見通しだ。

    ■ ハースが上昇、アロンソは失速
    ニコ・ヒュルケンベルグ(ハースF1チーム)がここで上位進出。シルバーストンでの初表彰台以来、チームメイトに後れを取っていたが、再び調子を取り戻した。これに対し、アストンマーティンは苦しい状況。フェルナンド・アロンソは14番手、ランス・ストロールは18番手に沈み、前日の勢いを維持できず。「ペースを出せない」と無線で苛立ちを見せた。

    ■ FP3終了:接戦のまま予選へ
    チェッカーフラッグが振られた瞬間、アントネッリがラストラップでタイムを更新し、わずか0.040秒差でチームメイトの背後へ。最終的にフェルスタッペンがトップ、ピアストリが0.017秒差の2番手、ラッセルが3番手。アントネッリとノリスが同タイムで4・5番手を分け合った。

    トト・ヴォルフはセッション後、「非常に僅差だ。特に市街地サーキットでこれほど詰まるのは珍しい。予選がどうなるか楽しみだ。我々も混戦の中にいる」と語った。

    上位5台が0.089秒差という異常な接戦。フェラーリ、ウィリアムズ、レーシングブルズもトップ10を狙える位置におり、「ストリート・サタデー」の名にふさわしい激戦の予感が漂う。

    次は予選へ。開始は現地21時(日本時間22時)
    ライトに照らされた夜のマリーナ・ベイ。フェルスタッペンの悲願の初勝利か、それともマクラーレン勢の逆襲か。チーム間の差はわずか数百分の一秒。手に汗握る予選が待っている。

  • F1シンガポールGP 初日フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    F1シンガポールGP 初日フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    2025年F1シンガポールGPの初日のフリー走行でトップ10入りしたたドライバーのコメント。10月3日(金)にシンガポール市街地コースで2025年のF1世界選手権 第17戦 シンガポールグランプリのフリープラクティスが行われた。

    フリー走行は、マクラーレンのオスカー・ピアストリがトップタイムを記録した。コンディションの変化と赤旗が多発した難しいセッションの中でも安定した速さを見せ、週末の好発進を決めた。

    上位勢は接戦で、2番手にレーシングブルズのアイザック・ハジャー、3番手にレッドブルのマックス・フェルスタッペン、4番手にアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが続いた。フェラーリ勢も上位に食い込み、マクラーレン、アストンマーティン、フェラーリが混戦の初日を迎えた。

    1番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「良い初日だった。確認すべきことはたくさんあるけど、いいスタートが切れたと思う。ペースは堅実だったし、たくさん学べた。今日はそれが一番のポイントだ。現時点ではすべてかなり良く感じているから、明日僕たちが何ができるか楽しみだ」

    2番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日はシンガポールで初めてドライブしたけど、良かったし、クルマの中で快適に感じた。このサーキットは本当に気に入ったし、クルマもよく機能している。ただFP2は簡単ではなかった。トラフィックが多かったからだ。僕たちはセッションのかなり後半にラップタイムを出したけど、良い結果で終えることができた。現時点では、新しいタイヤの最初のプッシュラップで少し苦戦しているようだから、週末に向けてまだやることはある」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「FP1はかなり良いスタートだったし、走りながらスピードを上げていった。クルマの状態も悪くなかった。ここ2戦と同じように大きな問題はなかったし、FP2ではいくつか試したことの中でうまくいったものもあった。全体的に満足しているけど、明日に向けてもう少しペースが必要だ。小さな改善点がいくつかあって、タイヤグリップやオーバーヒートを防ぐために、ラップ中にタイヤを適正なウィンドウに保つことが重要になる。もっとプッシュできるようにしたい。初日としてはポジティブだし、セットアップを大きく変える必要はなさそうだ。明日、前で戦えるかどうかはまだわからないけど、予選でどうなるか見てみよう」

    4番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「FP1の最初のラップからクルマにすごく快適さを感じ、すぐに限界をつかめた。赤旗でタイムシートの全体像はわかりにくくなったけど、本当のテストは明日の予選だ。何ができるか見てみよう。日曜はポイント争いができるといいね」

    5番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日は少し難しい一日だった。去年ここで感じていた感覚をまだ完全には取り戻せていない。いくつか取り組むべきことがあるけど、単純にもう少し速さを見つけることが必要だ。今夜データを見直して、明日に向けて最善の状態にしていく」

    6番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日は良いラップをいくつか走れた。FP1とFP2の間でクルマのセットアップを変更し、多くのことを学んだ。FP2では気温が下がり日も落ちて、コンディションがかなり違っていた。今日はクルマのフィーリングが良く、最近よりも競争力があるように感じた。このトラックはハイダウンフォースが必要だから、僕たちのマシンには合うと思う。明日何ができるか見てみよう」

    7番手:エステバン・オコン(ハース)
    「とても堅実な一日で、本当に満足している。今年一番の金曜日だったと思う。もちろんまだやるべきことはあるけど、バランスやグリップが良かったから、夜の間に多くを変えず、今日の良い部分をできるだけ維持したい。あとは細かい調整をして明日に臨むだけだ」

    8番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「一日を通して比較的競争力があった。FP2では異なるセットアップを試したけど、FP1より少し難しく感じて自信を少し失ったから、元の設定に戻すことを検討する。ソフトタイヤでは依然として苦戦しているようだから、今夜いくつか宿題をしないといけない。ここは予選順位がすべてだから、正しいリズムをつかんで、明日に向けて正しい選択をする必要がある」

    9番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「全体的に少し難しい一日だった。FP1ではポジティブな兆候があって良いベースを築けたけど、FP2は全員にとってずっと混乱していて、思うようにすべてをまとめることができなかった。ペースはあると思うから、最大限の力を発揮してすべてを噛み合わせる必要がある。ポール争いができるかはわからないけど、目標は良い位置で予選を終えて、日曜のレースで最高のチャンスをつかむことだ」

    10番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「全体的に生産的な初日だった。フェラーリでここを走るのは初めてで、このトラックでのクルマの動きや反応にはポジティブな感触を持っている。セッションを通して慣れていき、FP2に向けていい進歩ができた。赤旗で少し中断があって計画していたロングランを完了できなかったけど、良い兆しは見られた。いつものように夜にやるべき仕事は残っているけど、今日のポジティブな点を生かして明日に臨みたい」

  • F1シンガポールGP 初日フリー走行:11番手以下ドライバーコメント

    F1シンガポールGP 初日フリー走行:11番手以下ドライバーコメント

    2025年F1シンガポールGPの初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。10月3日(金)にシンガポール市街地コースで2025年のF1世界選手権 第17戦 シンガポールグランプリのフリープラクティスが行われた。

    中団勢も接戦となったシンガポール初日。レッドブルの角田裕毅は赤旗による中断に苦しみながらも、マシンバランスと信頼性の確認を進めた。

    ハースのベアマン、ウィリアムズのアルボン、ザウバー勢の2人も安定した走りを見せる一方で、メルセデス勢はトラブルやクラッシュに見舞われた。アルピーヌはガスリーが冷却装置を試すなどテストを優先し、ルーキーのコラピントはウォール接触でラップを失った。シンガポール特有の蒸し暑いナイトコンディションの中、ドライバーたちは翌日の予選に向けて調整を続けている。

    11番手:角田裕毅(レッドブル)
    「今日はみんなにとって中断の多い一日でした。特にFP2では赤旗が多くて、ここシンガポールのような自信が重要なトラックでは良くないです。ドライバーが自信を持てるようにする時間と、バランスをより良いウィンドウに合わせる時間が必要なんです。新品タイヤを1周目で適切に温めるのがかなり難しいので、今夜はそこを重点的に分析します。ロングランのデータが本当に不足しているので、日曜に向けてFP3のプログラムをどう組み直すか考える必要があると思います。今の段階では、1ストップか2ストップになるのか、どのコンパウンドがより有効なのか判断するのは難しいです」

    12番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「クルマは速そうだし、良い一日だった。FP1は学習段階で少し難しかったけど、FP2ではリズムがつかめてクルマからもっと引き出せた。赤旗で妨げられたのは残念だったけど、みんな同じ状況だ。最後の赤旗が出たとき、全員が予選ペースに集中していた。ここではそれが重要だから、正しい判断だったと思う」

    13番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日はあまり良い金曜日ではなかった。FP1ではリアブレーキに問題が出て、走行できなかった。ここではラップを重ねることが重要で、路面の変化が激しく、ウィンドウも狭いから、周回をこなせないと学習が進まない。赤旗や黄旗も多くてとても途切れ途切れの一日になってしまったけど、今日のデータからできる限り理解して、明日仕切り直したい」

    14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「シンガポールでまた走れるのは最高だ。FP2は赤旗でかなり中断されて、いつもの金曜のようなプログラムはこなせなかったし、誰もまともなロングランをできていない。だから日曜はみんなにとって未知数になると思う。今日は一貫した走行ができなかったから、夜の間にいくつか宿題が必要だ。バランスを調整していくつかの点を整理しなきゃいけないけど、全体としては有用な情報を得られた。去年よりも過ごしやすいコンディションだったように感じたけど、それが天候によるものなのか、冷却システムがうまく働いたからなのかはわからない」

    15番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「この週末に何を期待すべきかをしっかり理解するためにトラックを走れてよかった。FP1は全体的にスムーズだったけど、FP2はトラフィックが多くて、まともなラップをつなげるのが難しかったし、中断も多かった。全体として悪くはなかったけど、まだ正しいバランスを見つける必要がある。ときどきクルマを操るのが少し難しかったけど、今夜データをたっぷり分析して、明日の予選に備える」

    16番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「シンガポールを走るのはいつも特別な挑戦だ。簡単ではないし、ここはバンピーだから、僕たちにとって苦手な領域でもある。今日は多くのことを試して、パッケージをどう改善できるかを理解するためのいい機会だった。前のクルマとの差はまだ理想的なものではないけど、自分たちに集中して改善できる部分を探っていく。いくつかのコーナーでは明日もっと良くできると思う。限界付近でのクルマのフィーリングはいいけど、それ以上が必要だ。だからさらにできることを探っていく。今日は冷却装置も試したけど、特に何も感じなかったということは、うまく機能していたんだと思う」

    17番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「FP2は期待していたセッションではなかった。ターン16で少し縁石に乗りすぎて、そこからターン17に向けてスピードを保ちながら左に弾かれてウォールに当たってしまった。FP1は少し難しかったけど、FP2ではだいぶ快適になっていたんだ。残念ながらその瞬間でセッションが終わってしまった。全体として今日はクルマがとても速かった。今夜いくつか変更をして、今日の経験から学び、予選にすべてをまとめたい」

    18番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「タイムシートの結果は、今日僕たちが実際にやれたことや達成できたことを反映していない。FP2ではソフトタイヤでの1回目のアタックを、赤旗で中止せざるを得なかった。最終セクターまで来ていて、その時点ではかなり良いラップで、その時点の上位に入れたはずだ。だからその点には勇気づけられているし、その勢いを週末に持ち込みたい。今日はクルマの感触も良かった。まだ改善できる点はあるけど、ここを初めて走る僕にとっても運転の伸びしろは大きい。クルマと自分の両方で前進できれば、良いグリッドポジションを争えると思う。楽しいトラックだし、すぐに馴染めた。明日と日曜が楽しみだ」

    19番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は有意義な一日だった。クルマでいろんなことを試して、多くの違う設定をテストできた。金曜はそのための日だからね。今夜はデータを分析して、予選に向けてベストな状態をつくる。ここはオーバーテイクが難しいから、グリッド上のなるべく前でスタートすることが良い週末を送る鍵になる。赤旗で中断はあったけど、ほとんどのプログラムを完了できて多くの周回をこなせた。セッション終盤にクルマが良くなってきたけど、ターン17でウォールに触れてラップを改善できなかった。今夜とFP3でさらに積み重ねて、パッケージを最大限引き出せるよう微調整していく」

    20番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「ここシンガポールでの初日は中断の多い一日だった。FP1はタイヤを温めるのに苦労して、バランスをつかむのが難しかったけど、FP2では改善した。だけど数周後にウォールに当たってしまい、セッションを終えることになった。奇妙なクラッシュだった。前のラップより早めにブレーキしたのにリアを失った。幸い正面から壁に当たったからダメージは大きくなかったけど、残りの走行を失ったのは残念だ。チームには申し訳ない。フルプログラムをこなせなかったけど、ペース自体は悪くなかったと思う。タイムは残せなかったけど、セクターをまとめれば感触は良かった。最高の金曜日ではなかったけど、シンガポールは状況がすぐ変わるから、明日また走るのが楽しみだ」