ザウバーは2月26日、メキシコのグアダラハラでF1デモ走行を実施。
イベントではメキシコ出身で今年ザウバーでF1デビューを果たすセルジオ・ペレスが2011年カラーを施したC29で走行を行い、約20万人の観客が訪れた。
このイベントでは、新たなザウバーのパートナーとしてNECのロゴが披露された。
NECのロゴが、マシンのコックピット脇、ドライバーのヘルメットとレーシングスーツ、チームウェアに掲載されているのが確認できる。

ザウバーは2月26日、メキシコのグアダラハラでF1デモ走行を実施。
イベントではメキシコ出身で今年ザウバーでF1デビューを果たすセルジオ・ペレスが2011年カラーを施したC29で走行を行い、約20万人の観客が訪れた。
このイベントでは、新たなザウバーのパートナーとしてNECのロゴが披露された。
NECのロゴが、マシンのコックピット脇、ドライバーのヘルメットとレーシングスーツ、チームウェアに掲載されているのが確認できる。

小林可夢偉が、2011年シーズンのF1開幕に向けて意気込みを語った。
ピレリタイヤの全てタイプとコンパウンドを使うことはできましたか?
はい、ここまでで利用できるすべては試しました。ウェットタイヤも含めてです。十分にウェットではなかったので、コンディションは理想的ではありませんでしたけどね。通常はインターミディエイトを装着するんですが、ウェットタイヤについても学びたかったんです。
以前のタイヤの構造と最も大きく異なることは何ですか?
まずなにより、ピレリは短期間で素晴らしい仕事をしたと思っています。結果、タイヤは僕たちが慣れていたものと比較してほぼ全ての面で異なっています。グリップレベルは低いですし、タイヤは長くはもちません。オーバードライブしてしまったら低下は劇的ですし、1周で5秒くらいかもしれません。でも、そのような状況が偶然に起こることはないですし、それらは多くのピットストップとエキサイティングなレースを生んでくれるでしょう。
当初予定されてたバーレーンでは、バルセロナよりも高い気温が予想されていました。ドライバーとしてどのような違いが生まれますか?
気温の高いトラックが大きな違いを生むのは確かです。なので、そうですね、僕たちがメルボルンに到着するときはその経験が欠けていることになるでしょう。でも、それは全員にとって同じことですし、僕たちは起こり得ることにどのように対処し、反応できるかを検討して、出来る限りの準備をしなければなりません。
KERSと可変リアウイングという新しいシステムが、ドライバーにとって過度の要求になることが話題になっています。それについてはどう考えていますか?
最も重要な問題は、新しいシステムでどのようにラップタイムを短縮するか、そして、いかに多く短縮できるかです。新しいシステムに慣れることに取り組んでいます。それがドライバーの仕事ですし、効率的に使えないドライバーよりも、上手に使えるドライバーがアドバンテージを得られるでしょう。集中力の問題ですね。間違いなく僕はそれに対応することができると思っています。いろいろな話がありますが、そうですね、僕たちはレースドライバーですし、不満を言うのもビジネスの一部です。
実際、オーバーテイクは多くなると思いますか?
現時点ではそうなると思っています。ほぼ全員がKERSを搭載するので、役に立つとは思えません。なのでリアウイングだけですね。でも、レース中に先行マシンと1秒差がある場合に使うというアイデアが本当に機能するかどうかわかりません。
あなたはオーバーテイクの才能があります。価値が低下してしまうでしょうか?
おそらく、そうなるでしょう。特にオーバーテイクを作り出すことは全員にとってより簡単になるでしょうね。でも、それも規約の一部なので、心配はしていません。
一方であなたは新しいチームメイトも知っていなければなりません。、一緒に働いてみて、より経験のあるドライバーとしての新しい役割をどのように感じていますか?
個人的には順調です。できるだけ経験を生かさなければなりませんし、マシンにも取り組まなければなりません。それが最も重要です。ルーキーと比較して、1年の経験は大きいです。セルジオにとって簡単なことではないですし、彼に時間が必要なことは十分に理解しています。テストの間に時間はありますし、十分だと思います。最初のレース週末はタフになるでしょう。プラクティスは限られていますし、かなり手早く予選とレースをしなければなりません。すべてのルーキーがそれに対処しなければなりません。
チームはザウバー C30フェラーリのための新しいパーツをバルセロナに持ち込みますか?
そうですね。いくつか新しいパーツを持ち込む予定です。マシンは、ほぼ全ての空力要素が関連付けられたシーズン開幕のパッケージになる予定です。それらをテストするのをとても楽しみにしています。最後のウインターテストは、全てのチームのマシンが開幕戦に近いですし、全員がどこに位置しているかを知ろうとするので、常に非常に特別なテストです。僕たち全員の想定しているものはまだ間違っているかもしれませんが、刺激的なテストになるでしょうね!

小林可夢偉は、2011年にKERSの復活の可変リアウングが導入されても、オーバーテイクが増加するとは確信していない。
小林可夢偉は、大部分のチームがKERSを搭載することでアドバンテージはなくなると考えており、また可変リアウイングついての現在の規約では、システムが効果的に機能するかどうか疑問視している。
「ほぼ全員がKERSを搭載するので、役に立つとは思えません」と小林可夢偉はコメント。
「リアウイングだけですね。でも、レース中に先行マシンと1秒差がある場合に使うというアイデアが本当に機能するかどうかわかりません」
オーバーテイクで2010年のF1を沸かせた小林可夢偉だが、KERSと可変リアウイングによって、オーバーテイク技術の価値が低下してしまうと考えている。
「おそらくそうなるでしょうね。特に全員にとってオーバーテイクがより簡単になってしまえば。でも、それは規約の一部なので心配することではありません」
また小林可夢偉は、新しいシステムをうまく使いこなせるドライバーが、今シーズンは有利になると考えている。
「一番重要な問題は、新しいシステムでどのようにラップタイムを短縮するか、そして、いかに多く短縮できるかです。新しいシステムに慣れることに取り組んでいます」
「それはドライバーの仕事であり、効率的に使えないドライバーよりも、上手に使えるドライバーがアドバンテージを得られるでしょう。集中力の問題ですね。間違いなく僕はそれに対応することができると思っています」
「いろいろな話がありますが、そうですね、僕たちはレースドライバーですし、不満を言うのもビジネスの一部です」

ザウバーのテクニカルディレクターを務めるジェイムス・キーが、C30の現状での仕上がり具合を語った。
ザウバー C30は、昨年マシンC29同様、中高速コーナーでは優れたパフォーマンスを示しているが、弱点とされていた低速コーナーではまだ課題が残るとジェイムス・キーは語る。
「安定性については間違いなく去年よりも進歩している」とジェイムス・キーはコメント。
「成し遂げようとしていたことの結果は出ているし、我々が見いだしている方向性が自然とマシンの安定性に役だっている」
「去年の高速でのパフォーマンスも損なわれていない。やらなければならない作業はあるが、我々の目標のひとつは、テストでマシンを理解し、手に負えないようなサプライズを経験しないことだった。全体的に見てそれが我々の現状だ」
「バルセロナでは、セクター1とセクター2ではそれなりに良かったが、セクター3が弱点だった。まだ低速コーナーを100%捕えられていないが、いくつかではバランスが取れていると思う。高速セクションはそれなりに良いが、一周目ではタイヤをかなり早く食ってしまっていた。低速コーナーに取り組む必要がある。それほど悪くはないが100%ではない。
今季は、中団チームのパフォーマンスが接近しており、ザウバーはトロ・ロッソやウィリアムズといったチームと争うことになるそうだが、ジェイムス・キーはまだ勢力図は予想できないと語る。
「接戦だが、まだ予想するのは難しい」
「柔らかいタイヤで走っている場合、異なるタイヤコンパウンドは明らかに一発のラップタイムにアドバンテージをもたらす。軽い燃料とソフトタイヤで出ていけば速そうに見える。それは我々のアプローチではない」
「我々は、パフォーマンスに徹底するよりも、むしろセットアップや一般的なことに集中してきた。かなりタイトに見えるが、みんながどの位置にいるかを話すのはとても難しい。我々がどの位置にいるかはわからない。問題はないと思っているし、かなり賢明なアプローチをとっていると思う」
ジェイムス・キーは、C30の冷却系の改善に満足していると述べた。
「クーリングには本当に満足している。レイアウトに関して、今年のクルマは去年とは非常に異なるアプローチをとった。かなりアブレッシブだ。クーラーはより効率的だが、よりタイトにパッケージされているし、冷却効率に関してはC29よりも良くなっている。マシンの他の部分で熱のマネジメントに取り組む必要はあったが、大きな問題や懸念はなかった」
ザウバー C30は、フェラーリ製のKERSを搭載するが、ジェイムス・キーはフェラーリのKERSにポジティブな飲酒を持っている。
「学習しているところだ。2009年にこのチームに起こったことにはコメントできないが、大勢の人間がKERSに悪い記憶を持っている。おそらく他のチームにもそういう人間はたくさんいるだろうけどね!」
「フェラーリのユニットで良いことは、1シーズンを過ごしているということだ。フェラーリは、KERSを進歩させた数少ないチームのひとつだ。今季向けてKERSはアップデートされているし、最適化されている」
「ブレーキングに関しては予測できていなかったが問題はない。ドライバーにブレーキングの問題は全くなかったので、フェラーリは本当に良い仕事をしていると思う。安定性も優れている。私が以前懸念していたことは、予想していたような問題にはなっていない」

NECが、ザウバーとスポンサー契約を結んだようだ。
まだ正式なプレスリリースは発表されていないが、すでにザウバーの公式サイトではプレミアムパートナーとしてNECを紹介。
サイトに掲載されているザウバーの2011年マシンC30のコックピット脇にNECのロゴが掲載されており、26日にメキシコでデモ走行を行ったセルジオ・ペレスのマシン、レーシングスーツ、チームシャツにもNECのロゴが掲載された。
トヨタ、ホンダ、ブリヂストンと多くの日本企業がF1から撤退し、今年F1に参戦する日本人ドライバーはザウバーの小林可夢偉のみ。そこに日本企業がスポンサーについたことは大きなニュースだ。


ザウバーのテクニカルディレクターを務めるジェイムス・キーは、すでにチームリーダーの役割にステップアップしている小林可夢偉の努力を称賛。ザウバーのドライバーラインナップのF1での経験不足はチームの発展に不利益にはならないと述べた。
ヒスパニア・レーシングがナレイン・カーティケヤンのチームメイトに誰を起用するかにもよるが、F1で21戦しかレースをしていない小林可夢偉とGP2から昇格したばかりのセルジオ・ペレスというザウバーのドライバーラインナップは、今年のF1で最も経験の少ないペアとなる。
昨年、小林可夢偉は同じマシンに乗るペドロ・デ・ラ・ロサ、ニック・ハイドフェルドというベテランに頼ることができたが、今年はザウバーの技術的なフィードバックを担う立場にある。
ジェイムス・キーは、小林可夢偉がこの挑戦においてすでに腕を上げていると述べた。
「彼らは二人ともベストを尽くしているし、我々に適切なフィードバックを与えることにおいて良い仕事をしてくれている」とジェイムス・キーは述べた。
「可夢偉は非常に良くなっている。我々のタイヤへの理解、マシンの反応において、彼は出来る限りアシストしようとしてくれているし、我々全員が次に取り組まなければならない弱点だと考えている場所においても彼と同意している。彼のフィードバックは、我々が見ているものを反映している」
「多くの経験によるリファレンスポイントを持ちたいと望むものだ。彼らは5年前のことを覚えているし、それに対処する方法をおさらいすることができる。だが、それは我々にとってはあまり問題ではない」
ジェイムス・キーは、セルジオ・ペレスもチーム内で自信をつけてきていると語る。
「セルジオが物事を理解するスピードは速くなっているし、尋ねられるのを待っているよりも、むしろ率先してコメントするようになってきている」
「アイデアを出し、ガレージ内で物事を議論している。この段階では満足だ」
「経験豊富なドライバーがそのポジションにいるのは理想的とは言えないが、チームに不利益とはならないのは確かだ」
セルジオ・ペレスは、ヘレスではバリアにマシンをクラッシュさせ、先週のバルセロナでもウェットコンディションでスピンしてグラベルにはまっているが、ジェイム・キーはそのようなペレスの事故にも落ち着いている。
「ヘレスでのコースオフは、彼の経験不足と楽観によるものだった。個人的には彼は吹っ切れるべきだと思っているよ!」
「バルセロナのコースオスは、スリッパリーなコンディションだったし、タイヤに慣れているところだったので、スライドオフしたことについて彼を非難することはできないだろう」
「その他では、彼はうまくやっていた。まだマシンに慣れて、最大限を引き出すという点ではまだもう少しやれると思うが、ロングランでは一貫性があった」

セルジオ・ペレスは、F1に昇格したばかりの現段階ではラップタイムには注意を払っていないと述べた。
セルジオ・ペレスは、これまでの3回のテストでそれなりのタイムを記録しているが、現時点では実際のタイムとは無関係だと感じている。
「タイムはあまり気にしていない」とセルジオ・ペレスはコメント。
「僕が望んでいるのは、自分自身とマシンの発展だ。僕たちはそのことに集中している。それ以外のことには目を向けていない」
「シーズンが終わりに近づいたときに、自分自身を祝えるようになりたいね。多くのことを学び、手に入れられるポイントを全て獲得したとね」
セルジオ・ペレスは、2011年のルール変更がF1でのルーキーシーズンにとって彼を残りのフィールドとより等しいレベルに置いてくれると感じている。
「多く領域で誰もがゼロからスタートする」
セルジオ・ペレスは、新しいタイヤ、KERSの復活、可変リアウイングの導入といった変化がむしろ有利に働くと考えているが、チャレンジになるとも認識している。
「でも、経験を決して過小評価してはいけない。全体的な環境をわかっていれば、新しい状況に適応することはより簡単だ。でも、僕は新しいパーツや環境といったものを学ばなければならない」
セルジオ・ペレスは、これまで6日間しかテストを経験しておらず、多くを学ばなければならないため、チームメイトの小林可夢偉に頼らなければならないと認める。
「僕のキーワードは学習だ」とセルジオ・ペレスハコメント。
「可夢偉は十分に速いし、昨年いいパフォーマンスを示していた。可夢偉はテストドライバーとして長年F1に関わってきたので、彼から多くのことを学べると思う」

セルジオ・ペレスは、F1バルセロナテスト3日目に114周を走行し、7番手タイムとなる1分25秒567を記録した。
セルジオ・ペレス (ザウバー)
「序盤のトラックコンディションはそれほど良くなかったけど、ポジティブな一日だった。ロングランを行い、タイヤについて多くの情報を収集することができた。多くのことを学んでいるし、今日の出来には満足している」
ジェイムス・キー (テクニカルディレクター)
「午前中はウェットで寒いコンディションで、乾くのにもかなりの時間がかかったので、若干複雑な一日だった。しかし、再びウェットとインターミディエイトの両方を使うことができたし、ピレリタイヤのウェットからドライへの変化においてどのようなセットアップが必要かを評価できた。午後は3スティントのレースシミュレーションを実施した。セルジオは、ハード、ミディアム、ハードで一貫性のあるタイムを刻んでいた。残念ながらリアウイングに問題が発生してしまい、彼を戻さなければならなかった。それを除けば多くの周回を走り再びトラブルフリーな一日だったs、多くのデータを収集することができた。明日はさらにセットアップ作業を行い、最終日に使いたいテストアイテムのいくつかに集中するつもりだ」


2011年F1日本GPの一般チケット販売に先駆けて、「小林可夢偉応援席」の先行チケット販売が2月20日(日)10:00にスタートした。
2011年のF1日本GPでは「小林可夢偉応援席」がさらにパワーアップ。1コーナー・2コーナー・S字の迫力を体感できるC席を倍増し、さらにヘアピンのI席に応援席が新設される。
先行販売特典として、2011年の新デザインの小林可夢偉ロゴが使用された専用オリジナルプラスチックパスがプレゼントされる。
小林可夢偉
「皆さんこんにちは。小林可夢偉です。今年、ザウバー・モータースポーツで2シーズン目のF1を戦います。昨年はシーズン序盤に、車両の信頼性不足から連続リタイヤが続きましたが、日本から多くの方の応援を実感し、いつか必ず流れが変わると信じて戦っていました。実際、ヨーロッパラウンドに入ったスペインGPから復調し、それから最後のアブダビGPまで常にポイント圏内を争える状況で初シーズンを終える事が出来ました。特に、僕にとっては一番大事な鈴鹿の日本グランプリでは、ファンの皆さんの期待に応え られる走りができて、正直、ホッとしました。今年は自分の将来が決まる勝負の1年になると思っています。ファンの皆さんの期待も、昨年以上だと思います。また、僕の応援席も拡大されると聞いていますので、プレッシャーのかかる1年になると思いますが、その声援をバネにして頑張ります。なにより、将来を担う子供達にチャレンジする『きっかけ』になれるようなレースをしたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。」
■先行販売期間: 発売開始 2月20日(日)10:00〜 発売終了 3月6日(日)23:59
■料金: C席=大人37,000円/大・高校生26,000円/子ども6,000円
I席=37,000円(3歳以上共通)
■先行販売特典: 専用オリジナルプラスチックパス
■先行販売窓口: 1.鈴鹿サーキット インターネット販売<鈴鹿F1チケットサイト>
2.ローソン・ローソンチケット
※先行発売で完売の場合は、3月27日(月)以降の小林可夢偉応援席の発売はございません。

小林可夢偉は、F1バルセロナテスト2日目に125周を走行。6番手タイムとなる1分24秒243を記録した。
これまでC30のトラブルに悩まされてきた小林可夢偉だが、この日はトラブルもなくプログラム全体を完了することができた。
「技術的なトラブルはまったくありませんでした。プログラム全体を完了できたのは今回が初めてだったと思います」と小林可夢偉はコメント。
「セットアップに取り組み、タイヤの理解もより深めることができました。多くのデータを収集することができましたし、僕たちが今日の成し遂げたことには満足しています」