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  • 【F1】 グリッドガールに代えて“グリッドキッズ”の起用を発表

    【F1】 グリッドガールに代えて“グリッドキッズ”の起用を発表

    F1の新オーナーであるリバティメディアとFIA(国際自動車連盟)は、2018年のF1世界選手権からグランプリのスターティンググリッドで“グリッドガール”に代えて“グリッドキッズ”を起用することを発表した。

    先週、F1は露出度の高い衣装を着たグリッドガールは“現代の社会規範にそぐわない”として2018年シーズンに伝統的なグリッドガールを起用しないことを発表。モータースポーツ界に限らず、スポーツ界全体に議論を呼び起こしている。

    F1は5日(月)、事実上のグリッドガールの代わりとしてグリッドキッズを起用することを発表。グリッドキッズは各グランプリのプロモーターがFIAが認定する国内のスポーツ機関と協力して、各レース前にスターティンググリッドに来る子供とその家族を選定。モータースポーツクラブの子供たち、もしくはカートやジュニアフォーミュラに出場している子供たちからくじ引きで選ばれる。

    選ばれた20名の子供たちは、レースのスタート前に準備している各F1ドライバーの横に立つ。

    F1の商業部門のマネージングディレクターを務めるショーン・ブラッチズは、子供たちが将来的にF1という夢を持つために“忘れられない経験と機会”を得られるとしてグリッドキッズのアイデアを歓迎している。

    「若者たちのにとって特別な瞬間になるだろう。心に描く彼らのヒーローたちの隣に立ち、モータースポーツのエリート中のエリートである彼らがレースにむけて準備しているのを見て、スタート直前の貴重な数分間を彼らの隣で過ごす。彼らと彼らの家族にとってなんと忘れられない経験だろう。いつか彼ら自身がそこにいるというつ目を見ることができるように、ドライビング、トレーニング、学習を続けていくためのインスピレーションになる。次世代のF1ヒーローにインスピレーションを与える本当に良い方法だ」

    FIAのジャン・トッド会長もショーン・ブラッチズと同じようにグリッドキッズのアイデアを歓迎。F1と世界中のシングルシーターのピラミット構造の連携を強化する素晴らしいアイデアだと語った。

    「F1はモータースポーツの頂点であり、カートからF1に至るまでFIAのシングルシーターピラミッドを構成するジュニアシリーズで競争している全ての若手レースの夢だ」とジャン・トッドはコメント。

    「我々は将来のF1チャンピンにレーススタートのためのビルドアップでグリッド上で彼らのヒーローの隣に立つ機会を与えることで少しでも夢に近づけてあげられることを嬉しく思っている」

    「FIAにとって良い広い意味で、これは世界中でモータースポーツを成長させるために努力しているメンバーに、彼らの国内シリーズに参加している若者にユニークな報酬を提供することでさらなるサポートを提供できる素晴らしいイニシアチブだ」

  • 「F1のグリッドガール廃止と女性ドライバー不在の問題は無関係」

    「F1のグリッドガール廃止と女性ドライバー不在の問題は無関係」

    3度のF1ワールドチャンピオンであるジャッキー・スチュワート卿は、F1のグリッドガール廃止と女性ドライバー不在という問題は何も関係のないことだと考えている。

    先週、F1は露出度の高い衣装を着たグリッドガールは“現代の社会規範にそぐわない”として2018年シーズンに伝統的なグリッドガールを起用しないことを発表。モータースポーツ界に限らず、スポーツ界全体に議論を呼び起こしている。

    その一方で、1950年にF1世界選手権がスタートして以来、少数の女性ドライバーしか参戦しておらず、結果を残せているドライバーはいない。

    ジャッキー・スチュワート卿は、F1の女性ドライバー不在とジェンダー問題は関係のないことだと語る。

    「グリッドガールが女性ドライバーを遠ざけているという考え方はナンセンスだ」とジャッキー・スチュワート卿は述べた。

    「レースチームがF1でトップになれる女性を見つけることができれば、男性は注意を払うだろう。そして、彼らは一生懸命になるだろう」

    「F1は女性を見たいと思っている。女性ドライバーがいれば、視聴者数は増えるだろう。商業的にも女性ドライバーは、衣類、化粧品、ファッションブランドで大きな成功を収めるだろう」

    「だが、何らかの理由で若い女性はカートトラックには行かない。少年たちはみんなそれをやっている。ルイス・ハミルトンであれ、フェルナンド・アロンソであれ、セバスチャン・ベッテルであれ、幼い頃から毎週カートイベントに参加していた」

    「これまで少女はそれをしてこなかったし、偉大なドライバーは生まれていない。世界中で何十万人ものカートレーサーの中から、F1ドライバーになれるのは20人だけだということを肝に銘じておかなければならない」

    ジャッキー・スチュワート卿は、グリッドガールは常にリスペクトと品位の範囲内でF1に華やかさと魅力を加えてきたと考えているが、主にアメリカで女性蔑視やセクハラが大きな社会問題となったことで、リバティメディアは先制措置をとらなるを得なかったと考えている。

    「この世代のグリッドガールは過度に挑発的なわけではない。彼女たちは非常にうまく存在価値を示している。服装も適切だ。ビキニのようなものは着ていない」

    「アメリカでハーヴェイ・ワインスタイン(映画プロデューサー)の一件があった。『彼が何かしようとしていた』『彼が私に体をこすりつけてきた』といった多くの事例が出ている」

    「私はどのドライバーも一線を越えたことはしていないと思う。だが、私はその世界の一部ではなかったので実際のことはわからない」

    「ワインスタインの一件によって、F1は予防薬を服用したんだと思う」

  • クレア・ウィリアムズ、F1のグリッドガール廃止を支持

    クレア・ウィリアムズ、F1のグリッドガール廃止を支持

    ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、グリッドガールを廃止するという決定を支持する考えを示した。

    F1は31日(水)、露出度の高い衣装を着たグリッドガールは“現代の社会規範にそぐわない”として2018年シーズンに伝統的なグリッドガールを起用しないことを発表。モータースポーツ界に限らず、スポーツ界全体に議論を呼び起こしている。

    クレア・ウィリアムズは、グリッドガール廃止は「スポーツに必要な決定」だと BBC に語った。

    「我々は時代とともに動いていかなければなりません」と語るクレア・ウィリアムズは、F1が“長い伝統”を終えることに対する“さまざまな反発”に縛られていたと語る。

    「F1はスポーツの成長と前進を維持するためにさらなる改善に注力しなければなりません。F1が女性が多くの役割に就くことができる魅力的なものになることを期待しています」

    モニシャ・カルテンボーンがザウバーのチーム代表を辞任して以降、クレア・ウィリアムズはF1チームのマネジメントのトップに就く唯一の女性となっている。

    かつてウィリアムズでテストドライバーを務めたスージー・ヴォルフも、グリッドガールの慣習が終わることを支持していると語る。

    「F1のオーナーが彼らの決定を明確な声明として出していることは明るい話題だと言えます」とスージー・ヴォルフは BBC にコメント。

    「これがモータースポーツにおける女性の表現の欠如を一晩で変えるわけではないでしょう。ですが、正しい方向へのステップではないでしょうか? 私はそう信じています」

    「女性がスポーツで成功を納め、他の人にもインスピレーションを与えられるような他人の手本となる人物を育てましょう。女子学生をF1のショーカーに乗せて、彼女たちに夢を持たせましょう。少女たちの人材プールを増やし、スポーツに関与する女性を増やしましょう」

    しかし、他のチーム代表やドライバー、そして、現役グリッドガールらは、グリッドガールの廃止に反発している。

    かつてグリッドガールを務めたキャロライン・ホールは「完全に廃止するのはなく、現代の流れにその役割を近づける方法を検討できたのではないかと私は思います」と BBC Radio5 にコメント。

    「彼らはその役割を男女間でより均等なものにすることを検討できたはずです」

  • 現役グリッドガール 「私たちが誇りを持ってやってきた仕事を奪われた」

    現役グリッドガール 「私たちが誇りを持ってやってきた仕事を奪われた」

    現役グリッドガールは、2018年から伝統的なグリッドガールを廃止するとのF1の決定によって、自分たちが選び、誇りをもってやってきたグリッドガールの仕事をフェミニストによって奪われたと嘆く。

    F1の新オーナーであるアメリカ企業のリバティメディアは、“現代の社会規範にそぐわない”との理由で2018年からグリッドガールの廃止を決定。

    元F1の最高経営責任者であるバーニー・エクレストンは「アメリカは今、少し上品ぶっている」としてリバティメディアの決定を批判している。

    特にアメリカでは“女性蔑視”“セクハラ”が大きな問題となっており、先月にはダーツ競技のProfessional Darts Corporationは、試合開始前に選手と一緒に歩く女性の廃止を決定。ボクシングや総合格闘技のUFC、自動車競技など、イベントを盛り上げ、観客を楽しませるために魅力的な女性を起用している他のスポーツにもスポットライトがあてられることになった。

    だが、実際にグリッドガールを務めてきた数名の女性は、F1の決定は、自分たちの意志で仕事を選択する権利を侵害していると批判した。

    F1のグリッドガールを5回務めてきたレベッカ・クーパーは「F1のグリッドガールが禁止されることは必然的に起きたことだと思います」と自身のTwitterでコメント。

    「女性が“女性の権利のために戦っていう”と主張して他の人がやっている仕事をとやかく言うのは馬鹿げていると思います。私たちは、自分たちが愛し、誇りをもってやってきた仕事を辞めさせられたのですから。ポリティカル・コレクトネスは行き過ぎていると思います」

    「私たちがこの仕事を辞めなければならなとしたら、他の仕事をどうなるのでしょう? グリッドガールは駄目、チアガールは駄目、女性シンガーはステージ上で何を着るかを決められ、女性モデルは雑誌に出てはいけないということでしょうか? 私は自分が着るものを選ぶ権利、愛する仕事を続ける権利のために戦いたいと思います。#fightformyrighttochoose」

    8年間にわたってグリッドガールを務めてきたローレン-ジェイドは「フェミニストのよって私たちの仕事が犠牲になりました!」とコメント。

    「私は8年間グリッドガールをやってきましたが、不快に感じたことは一度もありません! 私は、自分の仕事を愛しています。そうでなければやっていません! 誰かが私たちに強制しているわけではありません! 私たちが選んだことです!」

    ルーシー・ストークスは「私は自分の仕事を愛しています。私はリスペクトされていますし、チームのために仕事をすることを誇りにを思っています。“フェミニスト”に私たちの仕事を判断させるのは誰にとっても正しいことではありません。率直に言って、彼らは多くの女性たちの仕事を奪っています。平等と尊厳はどこにあるのでしょうか?」

    ハンナ・ルイスは、スーパーバイクのような他のモータースポーツがそのF1の決定に従うことになれば“破滅的”だと語る。

    「私はグリッドガールです」とハンナ・ルイスは語り始めた。

    「私は自分の仕事を愛していますし、自分で選んでやっています! 現時点での問題は、あまりに多くの人々がまったく怒っていない人々の味方みたいに怒りの声を挙げていることです! スーパーバイクやマン島TTがその決定に従うことになったら破滅的です」

  • スージー・ヴォルフ 「F1のグリッドガール廃止は正しい方向への第一歩」

    スージー・ヴォルフ 「F1のグリッドガール廃止は正しい方向への第一歩」

    元F1テストドライバーのスージー・ヴォルフは、2018年からグリッドガールを廃止するというF1の決定は“正しい方向への一歩”だと考えているが、レーシングドライバー時代に気を悪くしたことはなかったと強調した。

    スージー・ヴォルフは、ウィリアムズのテストドライバーだった2014年のF1イギリスGPのフリー走行に出走し、1992年のジョバンナ・アマティ以来となるF1公式セッションに出走した女性ドライバーとなった。

    2015年にレーサーとしてのキャリアを終えたスージー・ヴォルフは、その後、モータースポーツの世界で働く女性に注目し、女性の参加を高めることを目的としたイニシアチブ『Dare to Be Different(デア・トゥ・ビー・ディファレント / 違うことを恐れるな)』を立ち上げ、スポーツに関与している。

    F1は31日(木)、2018年シーズンに伝統的なグリッドガールを起用しないことを発表。モータースポーツ界に限らず、スポーツ界全体に議論を呼び起こした。

    スージー・ヴォルフは、F1のグリッドガール廃止は良いステップだと感じているが、グリッドガールに気を悪くしたことはなく、F1の上層部が集中しなければならない最優先事項でもないと考えている。

    「25年以上にわたってモータースポーツにいた女性としての私の立場として、“グリッドガール”の起用は気を悪くすることではありまあせんでした。スポーツを進化させるために変化させるF1の最優先事項のひとつでもないと思います」とスージー・ヴォルフは BBC Sports に寄稿。

    「F1のオーナーは、それがスポーツを代表するイメージとして見たいものではない、スポーツとして描写したいものではないと言っています」

    「F1のオーナーが彼らの決定を明確な声明として出していることは明るい話題だと言えます。これはモータースポーツにおける女性の表現の欠如を一晩で変えるものではないでしょう。ですが、正しい方向へのステップではないでしょうか? 私はそう信じています」

    スージー・ヴォルフは、Dare To Be Differentで成功を収めている。新世代の若い女性のためにモータースポーツを解放し、シリーズへの女性のさらなる関与を手助けするためにF1でどのような役割を果たせるかを検討している。

    「私はDare To Be Differentという組織を女性の才能を育て、段階的に変化させるために設立しました」

    「女性がスポーツで成功を納め、他の人にもインスピレーションを与えられるような他人の手本となる人物を育てましょう。女子学生をF1のショーカーに乗せて、彼女たちに夢を持たせましょう。少女たちの人材プールを増やし、スポーツに関与する女性を増やしましょう」

    「現在、次の世代はチーム内およびF1のマネジメントにおいて重要な役割を果たしています。私の個人的な経験では、彼らは女性が競技やパフォーマンスをベースとした環境でにおいて男性と同じことを達成する能力があるという事実に非常にオープンです」

    「私は好奇心と希望をもって見ています。いやが応でもグリッドガールはなくなります。ですが、もっと重要なものがあります。次の議題は何ですか?」

  • 現役レースクイーン 「女性差別じゃなくて職業差別」

    現役レースクイーン 「女性差別じゃなくて職業差別」

    F1が2018年から“グリッドガールを廃止する”と発表し、日本における“レースクイーン”にも波紋が広がっている。

    F1では伝統的に各国の美女たちがドライバーのネームボードを持ってグリッドに花を添えてきた。しかし、近年ではグリッドガールが女性差別を助長するとして廃止を求める声が高まっており、昨年、F1の新オーナーであるリバティメディアは、グリッドガールが“デリケートな話題”であり、“要検討”事項だとしていた。

    そして31日(木)、F1は公式サイトでグリッドガールの廃止を正式発表。「この慣習は我々のブランドバリューにそぐわないものであり、また、明らかに現代の社会規範に反している」と廃止の理由を説明した。

    このニュースは、日本でも取り上げられ、大手新聞社やワイドショーは“F1がレースクイーン廃止”と報じ、“女性差別”“女性蔑視”をテーマに日本におけるレースクイーンやコンパニオンの存在にも焦点があてられた。

    厳密に言えば、“グリッドガール”と“レースクイーン”はニュアンスが異なる。F1での“グリッドガール”はレース主催者から雇われているもので、タイトルスポンサーのコスチュームや各開催国の民族衣装などを着用。グリッドで傘やドライバーのネームボードを持ち、ドライバーが表彰台に向かう際に歩く廊下に並んで華やかな雰囲気を作り出している。

    実際に2017年のF1日本GPでグリッドガールを務めた佐崎愛里さんは「レースクイーンの文化は日本で1番発展したものだから海外のグリッドガールのポジションとレースクイーンの違いを理解してはいないのかもしれないけど…」と前置きした上で「F1のグリッドガールを昨年やらせて頂いたけど、”その国代表としての誇りを持って歩きなさい”と礼儀や振る舞いを大事にした素敵なお仕事だったよ。F1のグリッドガールを指揮するポジションにも大会本部の周りにビシッと指導する女性が活躍されていたけれど、活躍できる場は男も女も関係なくそれぞれに合った場所があると思う。女性蔑視と過剰に反応する方が男女を差別した目で見てるんじゃないかと思ってしまう…」とTwitterで述べた。

    佐藤さんが言うようにレースクイーンの文化は日本特有のものと言える。海外のF1のグリッドガールはピットレーンやパドックでファンと触れ合うことは少ない。

    一方、日本のレースクイーンはチームが“レースクイーン”を採用し、企業のキャンペーンガールの役割もかねて集客に大きく貢献している。ファンと触れ合う機会が多く、サーキットにもレース観戦だけでなく、お気に入りのレースクイーンと会い、写真を撮るために訪れるファンもたくさんいる。サーキットへの来場者数に貢献している部分も少なからずあるだろう。ただし、望遠レンズでレースクイーンのきわどい写真を狙う“カメラ小僧”に批判的な声が多いのも事実だ。

    昨日のニュース後、女性蔑視や女性差別といったテーマとは別に、モータースポーツ関係者のなかには“グリッドガールとレースクイーンは別物”と論じる意見もあった。当サイトでも“レースクイーン廃止”との報じられ方に違和感を感じて、その違いを明確にしようと感じたのは事実。廃止されるのはF1のグリッドガールであり、日本のレースクイーンではないとの趣旨ではある。だが、一晩経ち、グリッドガールとレースクイーンを区別して考えるのも違うような気がしてきた。

    レースに華を添えるという点では、グリッドガールもレースクイーンも役割は同じ。レース主催者に雇われて各国の代表として民族衣裳を身に着けているグリッドガールを女性蔑視とするべきではないと区別する時点でそこにすでに差別意識があるのではないだろうか? ソーシャルメディアの意見を見ると、大多数はどちらも女性蔑視だとは捉えていない。

    最後にTEAM IMPUL Race QueensとしてSUPER GTやスーパーフォーミュラで活躍する陽菜みなみさんのブログでのコメントを紹介したい。

    「グリッドガール、レースクイーンはみんなやりたくて、オーディション受けて、選ばれてやってます。みんな、レースクイーンという職業に誇りを持って頑張ってます。もちろん、レースクイーンに憧れを持ち、目指している女の子もたくさんいてます」

    「なくなる なくならないは別としてRQやグリッドガールに限らずコンパニオンやラウンドガールなどにも同じことが言えると思いますが、自分たちが誇りを持ってやっていることに対して周りが『女性蔑視だ』というのはおかしい話です。美を売りするレースクイーンを廃止するのは女性差別じゃなくて職業差別。F1のグリッドガールはその国の文化を表現するのに必要不可欠な存在だとおもいます」

    「もちろん、私もまだまだ一年目ですがレースクイーンがあったからこそモータースポーツのことを知ることができたしレースの華としてマナーや立ち振る舞いたくさんのことを学ばせていただきとても素敵な職業だと思います」

  • ニキ・ラウダ 「F1のグリッドガール廃止は撤回すべき」

    ニキ・ラウダ 「F1のグリッドガール廃止は撤回すべき」

    F1で3度のワールドチャンピオンを獲得したニキ・ラウダは、グリッドガールを廃止するというF1の決定は“女性の意志に反した”ものであり、F1に何のメリットももたらさないことだと考えており、リバティメディアは決定を撤回すべきだと感じている。

    31日(木)、F1は公式サイトでグリッドガールの廃止を正式発表。「この慣習は我々のブランドバリューにそぐわないものであり、また、明らかに現代の社会規範に反している」と廃止の理由を説明した。

    F1でグリッドガールが活躍しだした1971年にF1デビューを果たしたニキ・ラウダは、グリッドガールの禁止はF1への女性への関与を妨げるものだとし、より多くの女性に様々な役割を奨励したいと述べた。

    「こんな馬鹿げたことがあるか? 女性は自分たちを解放し、非常にうまくやっている」とニキ・ラウダは Der Standard にコメント。

    「女性の意志に反する決定だ」

    「男性が女性の意向を無視して決定した。F1にとってまったく有益なことではない。女性にとっては特にだ。彼らはどれほど愚かなのか? 彼らは気が狂っているのか?」

    「F1の伝統をやめてしまうのは非常に残念なことだと思う。何よりも、女性たちはみんなそれに賛成していない」

    「決定を覆す方法があることを願っている。グリッドガールの隣にグリッドボーイがいても気にならないだろう。どうだ?」

    「グリッドガールは常にF1に属してきたし、彼女たちは今後もF1に属しているべきだ。女性は上級職についている。彼らは正しい方向に進んでいるし、非常にうまくやっている。だが、一方が他方を排除するべきではない。私は女性を妨げたくないし、彼女たちを奨励したい」

    「この道を続けていけば、アメリカでリアリーダーは残らないだろう」

    元F1の最高経営責任者であるバーニー・エクレストンは「アメリカは今、少し上品ぶっている」としてリバティメディアの決定を批判している。

    「彼女たちはショーの一部であり、スペクタクルの一部だ。グリッドガールの起用を許可するべきだ。ドライバーやオーディエンスは誰も気にしていない。ドライバーとF1カーの前でナンバーを持って立っている素敵な女の子が誰かを攻撃するなど考えられない」

  • モータースポーツに登場した“グリッドボーイ”

    モータースポーツに登場した“グリッドボーイ”

    F1で“グリッドガール”の廃止が決定したことが大きな反響を呼んでいるので、過去にモータースポーツで登場した“グリッドボーイ”を取り上げてみる。

    F1は“現代の社会規範に反している”との理由で2018年の開幕戦から伝統的にドライバーのネームボードを持ってグリッドに花を添えてきたグリッドガールの廃止を決定。海外では“女性蔑視”“セクハラ”が大きな社会問題となっており、ブランドイメージを再構築しようとしているF1の新オーナーも世論に同調した。

    日本でもこのニュースは紹介され、ソーシャルメディアでは“女性差別”“女性蔑視”を軸に様々な意見が飛び交っている。

    その中で目に留まったのが、『“グリッドガール”“レースクイーン”が女性蔑視に当たるという理由で禁止にいするのであれば、男性の“グリッドボーイ”“レースキング”も一緒に起用すればいい』という意見。グリッドに“華”を添えるという役割を考えれば、かなりの極論ではあるが、実際にそれは実現している。

    2014年のMoto3のオランダGPでは、女性ライダーのアナ・カラスコが“グリッドボーイ”を起用して話題を呼んだ。アナ・カラスコは、当時16歳だった2013年にMoto3で女性ライダーとして史上4人目となるポイントを獲得。昨年には世界スーパーバイク選手権のSSP300で女性ライダーとして史上初優勝を成し遂げた実力派だ。

    アナ・カラスコは、上半身裸のマチョなグリッドボーイを起用。胸と肩にはスポンサーであるタイヤメーカーのペイントがなされている。

    MotoGPのコミュミジェーションマネージャーを務めるイグナシオ・サニエは「アナ・カラスコがアッセンでやったように“グリッドボーイ”の方がいいというライダーがいるなら、それは素晴らしいことだ。観ている全員が楽しめるからね」と語っていた。

    アナ・カラスコ グリッドボーイ

    F1でも2015年のF1モナコGPでグリッドボーイが登場。グリッドガールに代わってプレートを掲げていた男性モデルたちは、お揃いの足首丈のデニムにホワイトのスニーカーを履いていた。

    セバスチャン・ベッテルは「あれは何なの!?」とインタビューでコメント。「ジョージだか、デイブだかの後ろに停めろって? 何の意味があるの?」と不満たらたら。その後、グリッドボーイは登場していない。

    F1 モナコGP グリッドボーイ関連:現役レースクイーン 「女性差別じゃなくて職業差別」

  • バーニー・エクレストン、F1のグリッドガール廃止を強く批判

    バーニー・エクレストン、F1のグリッドガール廃止を強く批判

    元F1の最高経営責任者であるバーニー・エクレストンは、2018年のF1世界選手権からグリッドガールを廃止するというリバティメディアの決定を強く批判した。

    F1の新オーナーであるリバティメディアは、露出度の高い衣装を着たグリッドガールは“現代の社会規範にそぐわない”として2018年から廃止することを決定。世界的に賛否を巻き起こしてる。

    バーニー・エクレストンは「彼女たちはショーの一部だ。ファンはその魅力を愛している」と Sun にコメント。

    「彼女たちはショーの一部であり、スペクタクルの一部だ。グリッドガールの起用を許可するべきだ。ドライバーやオーディエンスは誰も気にしていない。ドライバーとF1カーの前でナンバーを持って立っている素敵な女の子が誰かを攻撃するなど考えられない」

    バーニー・エクレストンは、グリッドガールの廃止は、現在では誰もが“ややガードが固くなっている”ことを示す良い例だと付け加えた。

    英国のタブロイド紙である同紙はフロントページでグリッドガール廃止を“物の言えないフォーミュラ”という見出しと“場を白けさせる人々がグランプリのグリッドガールを廃止した”とサブタイトルで報じた。

    実際にモータースポーツでグリッドガールを務めているシャロット・ガッシュはF1の決定に「うんざりしています」と BBC Radio 5 live に語った。

    「F1は政治的に正しくあるためにマイノリティに屈したのです」と彼女はコメント。

    「私は主な収入源として頼らなくても大丈夫な幸運な一人ですが、そうではない子たちもいます」

    「私は、グリッドガールがグリッドにいるときにかなり華やかに見えることを知っています。しかし、私の役割は観客と触れ合うことでした。私たちはスポンサーの広告としてそこにいます。私たちはそれをするのが大好きですし、奪って欲しくないです」

    しかし、以前からグリッドガールは“時代遅れ”だと語ってきたシルバーストンの責任者であるスチュアート・プリングルは、F1の決定を支持している。

    「我々はグリッドガールを廃止するというF1の決定を心から支持する。スポーツにはもはや時代遅れの慣習だ」とスチュアート・プリングルはコメント。

    先週、ダーツ競技のProfessional Darts Corporationは、試合開始前に選手と一緒に歩く女性の廃止を決定。

    女子スポーツを振興する草の根活動『Women’s Sport Trust』はそれらの動きを歓迎している。

    「我々はサイクリング、ボクシング、UFCもダーツとF1に続くことを強く推奨します。ポディウムガール、ランドガール、オクタゴンガールの起用を再考することを求めます」

    「これはフェミニスト対モデルの問題ではなく、多くの人々がこのようなストーリーを表現したいと思っている問題です」

    「このような変化は、グローバル企業が女性がどのように評価され、2018年にスポーツでどのように表現されるかについての選択肢を検討しているために起こっていることです。彼らはそうすることで大きな信用を得なければなりません」

    関連:F1の“グリッドガール”廃止で日本の“レースクイーン”も論争

  • F1の“グリッドガール”廃止で日本の“レースクイーン”も論争

    F1の“グリッドガール”廃止で日本の“レースクイーン”も論争

    F1は2018年シーズンから“グリッドガール”の廃止を決定。そのニュースを受けて、日本の“レースクイーン”を巡って論争が巻き起こっている。

    F1では各国の美女たちがドライバーのネームボードを持ってグリッドに花を添えてきたが、近年では“グリッドガール”が女性蔑視を助長するとして廃止を求める声が高まっていた。

    すでにFIA 世界耐久選手権(WEC)ではグリッドガールを廃止しており、F1でも2015年のF1モナコGPで“グリッドボーイ”を登場されるなど、試行錯誤がなされていた。

    F1のオーナーであるリバティメディアは31日(水)に声明を発表。露出度の高い衣装を着た女性がレース前にスタート地点付近を歩き回る慣習は“現代の社会規範にそぐわない”と述べた。

    女子スポーツを振興する草の根活動『Women’s Sport Trust』は、今回のF1の決定に「グリッドガールの起用を廃止するというF1の決定に感謝します。他のスポーツも彼らが何をしたいのかについて明確な選択をすることになるでしょう」と賛同のコメントを寄せている。

    昨今、海外では、エンターテイメント業界や政界でのセクハラを告発する「#MeToo」運動が巻き起こり、スポーツ界でも問題になっている。今月にはダーツ競技で試合開始前に選手と一緒に歩く女性の廃止が決まっている。今回のF1の決定により、ボクシングの“ラウンドガール”など他のイベントの主催者にも廃止に向けた圧力がかかると予想されている。

    このニュースは日本にも飛び火。新聞社などが今回のF1のグリッドガール廃止を“レースクイーン廃止”と表現したことで注目を集めている。

    F1でのグリッドガールは、モデルや女優のような華やかなイメージを演出しようとしているのに対し、日本ではどちらかと言えばアイドルに近い存在で“レースクイーン”という独自の文化が育っている。

    日本のSUPER GTやスーパーフォーミュラといったレースシリーズでは、チームが“レースクイーン”を採用し、企業のキャンペーンガールの役割もかねて集客に大きく貢献している。モータースポーツ専門誌も各チームのレースクイーンを特集し、サーキットにもレース観戦だけでなく、お気に入りのレースクイーンと会い、写真を撮るために訪れるファンもたくさんいる。レースクイーンで人気を集め、女優や芸能人としての地位を確立した女性も多い。

    日本でも特にテレビ放送を中心に“差別”や“蔑視”といった考え方に意識が向いている。今回の女性蔑視という観点とは異なるが、とんねるずの石橋貴明が扮するキャラクター「保毛尾田保毛男」やダウンタウンの浜田雅功が黒塗りメイクで番組に出演したことで多くの議論を呼んだ。

    今回の報道を受けて、日本の“レースクイーン”についてもTwitterでトレンドワードに入るなど、様々な意見がソーシャルメディアを通じて発せられている。

    「そもそも自動車のレースと何の関係もない」
    「レーサーになりたい女性には“女は添え物”的なセンスは弊害かもしれない」
    「レースクイーン廃止にするくらいなら車の展示会とかのコンパニオンを先にどうにかして欲しい。カメラ小僧でよく見えない」

    と言ったF1の決定を肯定する意見や

    「女性軽視とは思わない。最近、差別に敏感な人多すぎない?」
    「女性蔑視で駄目なんだったら男性配置すれば?」
    「女性の人生選択肢を潰している」
    「女性蔑視だと抗議した人達が仕事与えてあげられるのか?」
    「レースクイーンで頑張ってきた女性たちの考えや存在を全否定するようなもの」
    「本人は自分の仕事に誇りを持っている。女性蔑視なんて思っていない」

    と否定する声も多い。

    日本ではレースクイーン廃止について議論がなされているとの報道はないが、今回のモータースポーツの頂点であるF1の決定を日本のレースシリーズのプロモーターや自動車メーカー、チームをスポンサードする企業がどのように受け止めるかが注目を集めることになるだろう。