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  • 2023年 F1カタールGP:ロサイル・サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2023年 F1カタールGP:ロサイル・サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2023年F1第18戦カタールGPが、10月6日から10月8日にロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2023カタールグランプリのタイヤについて解説した。

    ピレリは、カタールGPにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)の3種類のソフトコンパウンドを持ち込む。これは前戦日本GPと同じノミネートとなる。

    1年の休止を挟み、ロサイル・インターナショナル・サーキットは、新しいアスファルトだけでなく、インフラも新しくなった。もともとMotoGP用に設計されたピットガレージは拡大され、数も増えた。新しいレースコントロール施設とメディアセンターも建設された。

    これまで開催された唯一のカタールGPを制したのはルイス・ハミルトンだった。ポールポジションからスタートしたメルセデスのドライバーは、ファステストラップを記録したレッドブルのマックス・フェルスタッペン、当時アルピーヌに所属していたフェルナンド・アロンソを抑えて優勝した。

    F1 カタールグランプリ

    2年前には幅広い戦略が見られた。ドライバーの半数がソフト、残りの半数がミディアムでスタートし、ピットストップの回数も1回から3回までさまざまだった。ハミルトンはミディアムタイヤで最初の2スティントを走り、最後にハードタイヤでスティントするという2ストッパーで優勝した。

    カタールグランプリはナイトレースとなり、予選とグランプリは20時(現地時間)にスタートする。土曜日は16時にスプリント・シュートアウト、20時30分にスプリント・レースがスタートする。サポートレースは予定されていないため、トラックは他のマシンから擦られることはない。

    サーキットの周囲には特別に緑地が作られているが、周辺の砂漠から砂が路面に吹き込むことも多い。このため、トラックエボリューションも重要なファクターとなり、新しいアスファルトによってそれが強調されることになる。

    この時期のカタールは気温が高く、レースまでの1週間はピークで40℃を超える。しかし、2021年に比べてセッションの開催時期が遅いため、2年前よりも気温の幅が広くなるはずだ。

    F1 カタールGP

    マリオ・イソラ(ピレリ モータースポーツ責任者)
    「F1は2021年のデビュー戦から2年ぶりにカタールに戻ってきた。だが、マシンは数年前に見たものとは大きく異なっており、ロサイル・サーキットは全面的に再舗装され、縁石も改良されている。理論上、このトラックの主な特徴は変わっておらず、メインストレートは長さ1キロ強、コーナーは16個あるが、過去2年間に行われた変更により、第1回グランプリから収集されたデータは比較的役に立たないことは明らかである。厳しさという点では、ロサイルはシルバーストーンや鈴鹿と同様、タイヤにとって非常にチャレンジングなサーキットだ。したがって、選ばれたコンパウンドがC1、C2、C3と同じなのは偶然ではない。コーナーの種類はかなり豊富で、そのほとんどが中速と高速。ターン12とターン14の間にある一連のコーナーは、最近のF1の歴史の中でタイヤにとって最も要求の厳しいコーナーの1つであるイスタンブールの有名なターン8を彷彿とさせる。このシークエンスは、好ラップタイムを達成するための最も影響力のある要素の1つでもある。全16コーナーのうち11コーナーが右コーナーであるため、特にフロントは左側に負担がかかるが、それでも2021年シーズンはタイヤにかかるエネルギーレベルは依然として2つのアクスル間で非常にバランスが取れていた。カタールGPを我々だけでなく、ドライバー、チームにとってよりチャレンジングなものにしているもうひとつの要因は、スプリントフォーマットの復活だ。金曜日のフリー走行は1時間だけで、セットアップを決定し、ロングランでのタイヤの挙動を評価する。さらに、予選と2つのレースが夜間に行われるのとは対照的に、セッションはアスファルトが温まる日中の暑い中で行われる。つまり、興味深い週末になるための準備はすべて整っている。コースに素早くうまく適応できれば、大きなアドバンテージを得ることができるだろう」

  • F1カタールGP 2023年:開催スケジュール&テレビ放送時間

    F1カタールGP 2023年:開催スケジュール&テレビ放送時間

    2023年 F1カタールGPの開催スケジュールとテレビ放送時間。2023年 F1世界選手権 第18戦 カタールグランプリの10月6日(金)~10月8日(日)の3日間にわたってロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。

    2021年の初開催後、2022年のFIFAワールドカップのため1年間の休みを挟んで10年契約の初戦となる今大会。

    カタールの首都ドーハ近郊の砂漠に設けられたロサイル・インター・ナショナル・サーキットは照明設備を完備しており、決勝は現地時間20時スタートのナイトレースとして開催される。

    1周5.400kmのロングストレートと中速コーナーを組み合わせたレイアウトで、速度アベレージの高いサーキット。連続する中高速コーナーとヘアピンで鋭い旋回性が求められる上、タイム短縮には後半の高速コーナーでの安定性も欠かせない。

    カタールグランプリでは、今季4回目となる『F1スプリント』のフォーマットで開催される。2023年にスプリント週末のフォーマットは変更され、土曜日は決勝のグリッドに影響しない独立した予選と100kmのレースが行われる。

    金曜日にフリープラクティスと決勝のグリッドを決めるための予選が行われ、これまで土曜日にFP2として行われていた1時間のセッションは「スプリントシュートアウト」と題した予選に変更となり、スプリントのグリッドを決定する。SQ1は12分間、SQ2は10分間、SQ3は8分間と、従来の予選よりも短い時間で行われる。各フェーズで新品タイヤの使用が必須となり、SQ1とSQ2はミディアム、SQ3はソフトが義務付けられる。

    日本とカタールの時差は4時間。F1カタールGPのフリー走行1回目は、10月6日(金)の19時30分(現地時間13時30分)から行われる。

    2023年 第18戦 F1カタールGP 開催スケジュール
    ■10月6日(金)
    フリー走行1: 22:30~23:30(16:30~17:30)
    予選: 26:00~27:00(20:00~21:00)
    ■10月7日(土)
    スプリントシュートアウト: 20:00~20:44(16:00~16:44)
    スプリント : 26:30~27:30(20:30~21:30)
    ■10月8日(日)
    決勝: 26:00~(20:00~)
    ※日本時間(現地時間)

    2023年 F1カタールGP テレビ放送時間(フジテレビNEXT)
    ■フリー走行1
    10月6日(金) 22:20~24:10
    ■予選
    10月6日(金) 25:50~30:00
    ■スプリントシュートアウト
    10月7日(土) 21:50~24:00
    ■スプリント
    10月7日(土) 26:00~30:00
    ■決勝
    10月8日(日) 25:10~30:60
    ※時間はいずれも日本時間

    2023年 F1カタールGP ネット配信(DAZN)
    ■フリー走行1
    10月6日(金) 22:30~
    ■予選
    10月6日(金) 26:00~
    ■スプリントシュートアウト
    10月7日(土) 20:00~
    ■スプリント
    10月7日(土) 26:30~
    ■決勝
    10月8日(日) 26:00~
    ※時間はいずれも日本時間

    ロサイル・インターナショナル・サーキット
    FORMULA 1 QATAR AIRWAYS QATAR GRAND PRIX 2023
    2023 カタールグランプリ
    サーキット名: ロサイル・インターナショナル・サーキット
    コース全長: 5.419km
    周回数:57
    レースディスタンス:308.611 km

  • F1カタールGP:ロサイル・サーキットを大規模リノベーション

    F1カタールGP:ロサイル・サーキットを大規模リノベーション

    ロサイル・インターナショナル・サーキットは、2023年のF1カタールGPの再開に先立ち、施設と安全対策を全面的に見直した。

    2021年の初開催後、2022年のFIFAワールドカップのため1年間の休みを挟んでの長期契約の初戦となる今大会、主催者は10月6日から8日の週末に多くのファンが訪れることを期待している。

    グランドスタンドの収容人数は40,000人に拡大され、駐車場インフラもアップグレードされ、F1パドッククラブを含むファンゾーンやVIPエリアも拡大された。

    さらに新しいメディアセンターやメディカルセンター、ピットビル、ガレージなど、パドック施設もアップグレードされた。

    サーキットには現在50のピットボックスが設置されており、主催者によると、このサーキットはカレンダーの中で最も多くのピットボックスが設置されており、関係者やファンがアクセスしやすいように地元の道路や交差点も改善されているという。

    「この素晴らしく大規模な改造は、何カ月にもわたる努力と野心と想像力の賜物であり、モータースポーツのスリリングな週末になることを約束する序章にふさわしいものだ」とカタール・モーター&モーターサイクル連盟とロサイル・インターナショナル・サーキットの会長であるアブドゥルラフマン・ビン・アブドゥラティフ・アル・マンナイは語った。

    「F1との長期的な合意は、カタールにとって大きな前進となる。カタールは、世界で最も権威のあるスポーツイベントの開催地として急速に名声を高めており、あらゆる面でファンを満足させるに違いない」。

    カタールグランプリ

    カタールで行われた安全性の強化
    スイスのジオブルグ(Geobrugg)社による新しいデブリフェンスも、サーキットの2.5km以上に設置された。

    FIAサーキット安全基準グレード1に準拠し、観客がトラックをより見やすくするために、新たに6メートルのデブリフェンスポスト間隔が採用された。

    「我々はカタールGPには多くのファンが来場することを予想しており、観客の安全確保は我々にとって最重要事項である」とロサイル・インターナショナル・サーキットのCEOであり、カタール・モーター&モーターサイクル連盟のエグゼクティブディレクターであるアムロ・アル・ハマドは語った。

    「我々は、トラックに最高レベルの安全対策を取り入れることを確実にした」

    ライトパネルやマーシャルポストも改良され、FIAとモーターサイクル統括団体であるFIMとの緊密な連携のもと、両種目のレースに適したトラックとなるよう、すべての機能強化が行われた。

    サーキットが両統轄団体の安全基準を満たし続けるよう、建設に先立ってトラック・シミュレーションが行われた。

    サーキットとMotoGPの契約は現在、2031年まで続いているが、来年からは世界耐久選手権が加わり、開幕戦が開催されることになり、、その視野を広げている。

    「ロサイル・インターナショナル・サーキットが、当社のデブリフェンス・ソリューションを採用するグランプリ会場のリストに加わることを大変誇りに思う」とジオブルグのモータースポーツ・ソリューション・ディレクターであるヨッヘン・ブラウンヴァルトは語った。

    「当社のデブリフェンスソリューションを採用するグランプリ会場のリストにロサイル・インターナショナル・サーキットを加えられることを大変光栄に思います」とジオブルーグ社モータースポーツ・ソリューションズディレクターのヨッヘン・ブラウンワースは語った。

    「開催地として、ロサイルは自動車レースとバイクレースの組み合わせをポートフォリオに加えて、ますます強くなっている。そのため、サーキットが最高のフェンシングの安全性を備えていることが不可欠だった」

  • MotoGP | スズキ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    長いシーズンオフが終わり、世界中の多くの期待に包まれ開幕した2019年MotoGPオープニングラウンドのカタールGPは、前日までの不安定なコンディションから一転し、好コンディションでスタート。共に素晴らしいスタートを切ったチームスズキエクスターライダーのアレックス・リンスとジョアン・ミルは、レース終盤まで続いた長く厳しいバトルの末、リンス4位、ミル8位と揃ってトップ10フィニッシュ。トップ15台のタイムはMotoGPクラス史上に残るほどの接戦で、トップ5台はわずか0.6秒内でチェッカーを受ける。

    アレックス・リンスはオープニングラップを9番手で終えるが、その後、積極的にオーバーテイクを繰り返し、4周目にはトップに立つ。しかしトップグループはレース中盤まで9台が絡み、トップ争いは熾烈に。リンスは最終ラップまでタイヤをうまくマネージメントして最後までトップ5圏内で走行を続けるも、わずか0.1秒差で表彰台を逃す、悔しい4位でレースを終えた。

    MotoGPデビューレースとなったジョアン・ミルは素晴らしいスタートを切り、オープニングラップに7番手までジャンプアップ。ルーキーながらトップライダーと互角に競り合いを繰り返し、序盤4番手まで順位を上げるが、終盤にいくつかポジションを落として8位でゴール。しかし新人らしからぬアグレッシブな走りは周りに強烈な印象を与えると共に、トップグループで走行したことでミルは多くの収穫を得て次戦に臨むこととなった。

    河内健 テクニカルマネージャー
    「良いレースでしたが、同時に非常に悔しいレースでもありました。しかしアレックスの昨シーズンからの成長が確認できたことはとても嬉しいです。アレックスにはまだマシンの方でリカバーできる面が色々とあることがこのレースで分かりましたので、そこは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、我々もこれからまだまだ開発を続け、早くトップに立ちたいと思っています。一方、ジョアンはデビューレースをいきなりトップグループで走行し、最終的に8位でゴールという、期待以上の結果を残してくれました。今日は満点のレースだったと思います。このようにふたりのライダーで今後も競い合って、1日も早くトップに立てるようにこれからも努力を続けていきたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「アレックスは序盤から終盤までレースを通してトップ争いをし、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。我々のマシンがストレートのスピードで苦戦したためにアレックスにとっては苦しい展開だったと思いますが、それを考慮すると、彼は本当に最後まで全力を出し切って頑張ってくれたのだと思います。このような我々のマシンとあまり相性の良くないサーキットで今日のような結果で終えることができたことは、チームにとってもポジティブな要素と言えるでしょう。ジョアンに関しては、デビューレースなので単独で走行せず、集団の中で走行して色々なことを学んで欲しいと願っていたのですが、まさかそれがいきなりトップ集団で学ぶことになるとは予想外でした。学ぶだけでなく、トップライダーを相手に勇敢にバトルする姿も見せ、期待以上のパフォーマンスを見せてくれ、今後が楽しみです。」

    アレックス・リンス
    「僕たちチームにとっては素晴らしいシーズン開幕になったよ。まさにシーズンオフのチームの努力が形になって現れたという感じだね。レースペースがそれほど速くなかったから、何度もトップに立って後ろを引き離そうとトライしたんだけど、ストレートでドビツィオーゾ(ドゥカティ)とマルケス(ホンダ)に抜かれてしまい、その繰り返しだった。カタールは僕たちのマシンには厳しいサーキットだと覚悟していたから、今日の結果には満足しているよ。」

    ジョアン・ミル
    「今日のレースには大満足だよ。FP4の良いペースをレースでもキープすることができたし、トップグループで走ることができたから、速いライダーの走りから多くのことを学ぶことができた。今の自分にはそれが最も大事なことだから、本当に勉強になったし、興味深かったよ。終盤にタイヤのグリップが落ちてからはプッシュを続けることができなくなってしまい残念だったけど、デビューレースとしては合格だったと思う。今日のようなレースがいつもできるように努力しつつ、レース毎に成長していきたいと思っているよ。」

  • MotoGP | ドゥカティ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    MotoGP | ドゥカティ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    2019年 MotoGPシーズンの幕開けを告げるカタールGPが、3月10日にロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。Mission Winnowドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、昨年に続いてマルク・マルケス(ホンダ)の追撃をかわし、わずか0.023秒差でドゥカティ移籍後12勝目となる見事な勝利を収めた。ドヴィツィオーゾは、ロサイルで5年連続して表彰台を獲得している。

    ドヴィツィオーゾは、フロント・ローからスタート。すぐさま先頭に立つと、マルケスやアレックス・リンス(スズキ)らと激しいバトルを展開、最後の数周は後続を引き離しにかかった。マルケスは最終ラップの最終コーナーで最後のアタックを仕掛けたが、ドヴィツィオーゾがクロスラインで抜き返してトップチェッカーを受けた。

    チームメイトのダニーロ・ペトルッチは、理想的とは言えない3列目からレースをスタートしたが、ポジションを挽回して手堅いレース展開を見せた。一時は3番手まで順位を上げたが、その後若干ペースを落として6位でフィニッシュした。優勝したドヴィツィオーゾとの差はわずか2秒にすぎなかった。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Mission Winnowドゥカティ・チーム #04) 1位
    「優勝できて本当に嬉しい。テストを終了した段階では、これほど速く走れるとは期待していなかった。作業に集中することで、各セッションでマシンの戦闘力を上げることができた。レースでは、終盤に勝負をかけられるようにタイヤを温存する戦略を採ったが、レースではほとんどトップを走行していたのでそう簡単には行かなかったし、ライバルの走りを観察することもできなかった。マルケスは、いつもどおり100パーセントで挑んできたので、こちらも限界までプッシュせざるを得なくなった。マシンの長所である加速力とトップスピードを活かすことができたとはいえ、コーナリングスピードをさらに向上させる必要がある。今年は速いライダーが多いので、得意ではないサーキットでポイントのロスを最小限に抑えることが大切だ。しっかりと地に足を付けて、今の方向性で作業を続けたい」

    ダニーロ・ペトルッチ(Mission Winnowドゥカティ・チーム #09) 6位
    「チャンピオンシップに向けて貴重なポイントを獲得できたので、6位でもポジティブに捉えたい。スタート順位は理想的とは言えなかったが、レースペースがそれほど速くなかったので、素早くポジションを上げることができた。オーバーテイクとハードブレーキングに課題が残っている。温度低下が早いと予想したので、フロント、リアともにソフトタイヤを装着したが、今考えるとその選択はギャンブルだったかもしれない。またストレート・スピードがいつものように速くなかった。チャンピオンシップはまだ始まったばかりだ。もっと上に行ける自信がある」

    クラウディオ・ドメニカーリ(ドゥカティ・モーター・ホールディングCEO)
    「非常にエキサイティングなレースだった。ドヴィツィオーゾは素晴らしいの一言に尽きる。昨年に続いて開幕戦を制し、昨年のバレンシアから連勝を続けている。冬の間にチーム全体がしっかりと仕事をしていたことの証明だ。デスモセディチは、さらに戦闘力を増したものの、手強いライバルが目白押しで、まだ開幕戦が終わったにすぎない。この先も集中力を維持し、ハードワークを続ける必要がある。いずれにしても、ドゥカティには戦闘力があると言い切れるだろう」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャー)
    「これ以上ない最高のシーズンをスタートさせることができた。ドヴィツィオーゾの巧みなレース展開は尊敬に値する。一切ミスを犯さず、タイヤを労り、最終コーナーまで状況をコントロールしていた。彼は、どこでカードを切ればよいのか良く分かっていた。冬の間もカタールの開幕戦に備えてハードワークを続けてきたスタッフ全員に感謝したい。次のレースでは、ふたりのライダーがともに主役になれるよう、今後も努力を続けたい」

    第2戦のアルゼンチンGPは、3月31日にアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催される。

  • MotoGP | ホンダ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    2019年のMotoGP 開幕戦カタールGPは、22周で決勝レースが行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、0.023秒差の2位でフィニッシュ。14年以来の開幕Vは逃したが、2年連続での開幕戦表彰台獲得となり、順調なシーズンのスタートとなった。

    今大会は、スタートからゴールまで大集団の戦いとなり、中盤以降は8台がトップグループを形成。

    終盤はマルケス、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)による5台の優勝争いとなり、マルケスは2位でチェッカーを受けた。

    しかし、ロサイル・インターナショナル・サーキットは、マルク・マルケスがシーズンを通して苦手とするサーキットの一つ。そのロサイルで好バトルを繰り広げての表彰台獲得に満面の笑みだった。マルケスは、昨年12月に脱臼癖のついた左肩の手術を行った。そのため、ウインターテストは、マレーシア、カタールともに、肩の回復を確認しながらメニューに取り組んだ。開幕戦では、100%の状態ではなかったが、パフォーマンスの向上した19年型RC213Vで優勝争いに挑み、ファンを喜ばせた。

    昨年10月のオーストラリアGPで右足首を負傷し、今年2月のマレーシアテストから復帰したカル・クラッチローは、予選6番手からトップグループに加わり、3位でフィニッシュした。最終ラップのリンス、そしてロッシとの厳しい戦いは、マルケスとドヴィツィオーゾとの優勝争い同様、手に汗を握るものだった。これまでカタールGPでは4位が最高位だったクラッチローだが、ケガからの復帰戦、そしてシーズンの開幕戦で表彰台に立ち、スタッフとともに喜びを爆発させた。クラッチローは、復帰に向けて厳しいリハビリを続けてきた。右足首はまだ完全ではなく、リアブレーキの操作に支障がある状態だったが、RC213Vのパフォーマンスを存分に引き出し、表彰台獲得を果たした。

    最高峰クラスでのベストグリッドとなる9番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、9位でチェッカーを受け、開幕戦の目標だったトップ10フィニッシュを果たした。今大会、好調な走りをみせた中上は、オープニングラップで5番手に浮上した。そのあと、他者との接触を避けるためポジションを落とす。中盤には、ジャック・ミラー(ドゥカティ)とのバトルでペースを落とし、一時は11番手までポジションを落としたが、終盤は9番手までポジションを上げる好走をみせた。

    Repsol Honda Teamのデビュー戦となったホルヘ・ロレンソは、フリー走行と予選の転倒の影響で思うようにペースを上げられず、苦しい戦いとなったが、終盤に追い上げをみせ、13位でフィニッシュした。序盤の混戦の中で19番手までポジションを落としたロレンソだが、痛みをこらえながら熱走をみせ、ポイントを獲得。スタンドにつめかけたファンから大きな拍手が送られた。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)
    「昨年と全く同じような展開でした。一生懸命プッシュしましたが、オーバーテイクをするには、どうしてもハードブレーキングが必要となり、その結果、大きくはらんでしまってラインをキープできませんでした。そのため、ややペースを抑えて終盤に優勝を狙うことにしました。優勝はできませんでしたが、20ポイント獲得できたことはとてもうれしいです。カタールはいつも苦戦するサーキットなので、今週末は一生懸命取り組みました。いろいろ調整していったら、今度はブレーキングでいつものようにプッシュできなくなりました。それでも、完走してポイントをたくさん獲得できたのでうれしいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 3位)
    「表彰台を獲得したことはもちろんのこと、MotoGPのレースに戻ってこられて、とてもうれしいです。LCR Honda CASTROLチームはすばらしい仕事をしてくれました。開幕前にこのサーキットで行われたテストは僕にとっては少し時間の無駄に感じましたが、今週末は一生懸命取り組みました。難しいレースウイークでした。ウォームアップを終えたときには、まさか表彰台に上がれるとは考えもしませんでした。レースでは自分の持っているカードを使いました。フィーリングはよかったです。レースがスタートしてからは、マルケスも僕と同じような戦略で、リアタイヤをセーブしていました。すばらしいシーズンのスタートになりました。MotoGPクラスは、どのレースも常にバトルが繰り広げられています。その中で戦い、表彰台を獲得できたことはうれしいです。ケガをしたときには、ここに戻ってこられるかどうかも分からない状態だったので、本当に夢のようです」

    中上貴晶(MotoGP 9位)
    「今日はいいスタートを切ることができました。9番グリッドというアドバンテージを生かし、オープニングラップは5番手までポジションを上げることができました。今日はリアにソフトを選択したので序盤からアグレッシブに行こうと決めていました。しかし、ミルと接触しそうになり、それを避けたときに4台に抜かれ、その後のレース序盤にはミラーにブロックされて、トップグループとの間にギャップが開いてしまいました。今日は一時11番手までポジションを落としてしまいましたが、ペースを取り戻し9位までばん回しました。トップグループとの差も7秒で、トップグループを視野に入れて戦えたことで、いろいろ勉強になりました。今大会はウイークを通してトップ10内で走ることができました。それが大きな自信になり、これまで課題だった序盤のペースも改善することができました。次戦アルゼンチンは、Hondaマシンとの相性はいいと思うので、もっといいレースができると確信しています。今大会も応援してくれたファン、そしてスポンサーに感謝したいです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 13位)
    「今日は、思っていたような結果にはなりませんでしたが、ポジティブなことはたくさんありました。昨日の転倒は、身体に大きなダメージがあり、特に肩を痛めました。そのため、いろいろできないことがありました。転倒以降は、レースウイークをスタートしたときよりも走りが遅くなりました。序盤は少し問題があって、3秒か4秒ロスしましたが、高いポテンシャルがあることは間違いありません。あの転倒がなければ力強い走りができたと思います」

  • MotoGP | ヤマハ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGP、ドーハで5位と7位
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが22ラップを全力でプッシュし、予選グリッドから9つ順位を上げて5位を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは終盤で離されて7位となった。

    バレンティーノ・ロッシはグリッド14番手からスタートしたが、ファビオ・クアルタラロがピットレーンからのスタートとなっていたため、第1コーナー進入時点で13番手。オープニングラップのなかでもうひとつ上げ、そのあと続いてF・バニャイア(ドゥカティ)とA・エスパルガロ(アプリリア)をパスしてトップ10に浮上した。

    追撃はさらに続き、まず中上貴晶(ホンダ)をとらえ、次にトップグループに加わるべくチームメイトのマーベリック・ビニャーレスを追って行く。しかし残り10ラップ目にフランコ・モルビデリに抜かれると、レース終盤戦のためにタイヤの温存が重要であることを十分に承知しながらもバレンティーノ・ロッシは身体を伏せて懸命のプッシュ。そして2ラップ後、スリップストリームを利用して第1コーナー進入で抜き返すことに成功した。

    これがきっかけとなって、さらにペースを上げたバレンティーノ・ロッシは15ラップ目でマーベリック・ビニャーレスをパス。さらにyッヨアン・ミル(スズキ)とダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)を抜き去り、ついには5番手まで浮上した。1分55秒台のハイペースで周回を続けるも、これ以上のポジションアップはならず、そのまま5位でチェッカー。トップとの差は0.6秒だった。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはポールポジションからスタート後、第1コーナーで6番手へ後退。懸命にリズムをつかもうとするなかで、さらにふたつ下げて8番手となった。ここから挽回を開始すると4ラップ目には中上をとらえ、さらにカル・クラッチロー(ホンダ)に照準。しかしすぐさま勝負をかけることはせず、タイヤの温存を図りながら次のチャンスを待つことにした。

    そして終盤戦を迎えるとふたつのセクションでベストタイムを記録するなどペースを上げ、ついにはトップグループに接近。このあとバレンティーノ・ロッシに抜かれるも、残り3ラップと2ラップでは自己ベストを更新しながら前との1.3秒差を縮めようと最後まで懸命の走り。しかしとうとう追いつくことはできず、トップから2.481秒差の7位でゴールラインを通過した。

    次回は3週間後の3月29日~31日、アルゼンチンのTermas de Rio Hondo で行われる。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team、デビュー戦でポイント獲得
    ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた2019シーズン開幕戦でマレーシアのチームとして初めてMotoGP参戦を果たした。

    フランコ・モルビデリが11位に入り、ポイントを獲得した。フランコ・モルビデリのチームメイトのファビオ・クアルタラロはグリッド上でのミスによってピット・スタートとなっていたが、ここから挽回して16位でゴール。ポイント獲得はならなかったが、自身のMotoGPデビュー戦で印象的な走りを見せた。

    ファビオ・クアルタラロは予選5位を獲得してグリッド2列目に並んでいたが、ウォームアップラップ開始直前にエンジンをストールさせてしまったためピットレーンからのスタートを強いられた。ここから懸命の挽回を図り、3ラップ目には1分55秒039のファステスト・ラップを記録するなど好調ぶりを見せ、最後尾から16位へ上げてチェッカーを受けた。 フランコ・モルビデリは第1戦を終えてランキング11位。ファビオ・クアルタラロは次回3月31日に行われる第2戦アルゼンチンGPで再度ポイント獲得を目指す。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (5位)
    「昨日から今日にかけて、セッティング変更を行うためチーム全員がハードワーク。また決勝のためのいくつかの調整も行いました。その結果、良い仕事ができ、良いレースができて満足しています。マシンのフィーリングもとても良くなっていて、後方からの挽回をエンジョイすることができました。そして5位まで上がり、しかもトップにコンマ6秒差まで近づくことができたのですから悪くないと思います。私たちはこのサーキットでいつも好成績を残してきました。今回は表彰台獲得を目指すも、それには及びませんでした。このあともハードワークを続けていきます」

    マーベリック・ビニャーレス (7位)
    「スタートでウイリーしてしまい、フルスロットルを維持することができずラインを外してしまいました。レース中盤でも1分55秒台前半が出ており、単独走行ならこのようなハイペースをキープできるのですが、他のライダーの後ろに近づくとリアが十分にグリップしてくれなくてオーバーテイクが難しくなるのです。チームも私自身も改善、改良を追求するためにハードワークを続けなければなりません。どこを改善すべきかがわかったことが今日の収穫。そしてそのことがとても重要だと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「昨日の予選が終わったあとは、バレンティーノのフィーリングを上げられるようなマシンを作るためにチーム全員で懸命に仕事に取り組みました。結果的に彼が本当に頑張ってくれて、大集団のカオスを潜り抜けて5位を獲得することができました。グリッド14番手からここまで挽回し、しかもトップにコンマ6秒差まで近づいたことは非常に大きな成果です。一方、マーベリックはポールポジションを獲得しながら、それを生かすことができませんでした。中盤から終盤のリズムはとても良かったのですが、誰かの後方についたときにリアタイヤが十分に機能してくれませんでした。こうしたことがなぜ起こるのか、これから原因を探っていきます。開幕戦にチームとして期待した成績には届きませんでしたが、今後の課題を提示してくれました。もう一度チーム一丸となって、このレースから学び、次につなげたいと思います」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ (11位)
    「今日のレースはふたつのパートに分かれていたと思います。前半は、スタートは悪かったけれども全体にうまくできていました。序盤の遅れをすぐに挽回し、トップグループについて行きながらタイヤもしっかり制御できていたからです。リアタイヤについては、他の多くがミディアムだったのに私はソフト・コンパウンドを選んでいて、これは失敗でした。何とか最後までもたせようと必死でしたが、レース後半はグループについて行けなくなってしまったのです。ペース自体は良かったし、チームの仕事も順調でウイークを通じて好調を維持できていただけに残念です。次のアルゼンチンに向けてしっかり集中していきます」

    ファビオ・クアルタラロ (16位)
    「スタート前にミスをしてしまいました。とても残念です。でもこのようなミスがシーズンの中ほどで出るよりは、この初戦での経験で良かったとも思っています。すぐにでも挽回していきたかったのですが、1ラップ目はタイヤが冷たかったので、とくにブレーキングに集中しながら、冷静に、慎重にタイヤが暖まるのを待たなければなりませんでした。徐々にリズムが出てきて、そこからようやくプッシュすることができたのです。終盤はまた少し苦戦したところもありましたが、振り返ってみれば、テストから始まり今日まで、このサーキットでの仕事はとても順調で満足です。MotoGP初戦を経験してわかったことは、Moto2やMoto3とは違ってオーバーテイクが非常に難しいということです。その他にも今日はとてもたくさんのことを学ぶことができました。チームのサポートに心から感謝。次のレースがとても楽しみです」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ (チーム・マネジャー)
    「チームのみんなの、オフシーズンからここまでの素晴らしい仕事ぶりに感謝します。今日の決勝まで、すべてが非常に順調でした。ファビオ(クアルタラロ)はグリッドでエンジンをストールさせてしまいピットレーンからのスタートとなりました。これは残念ながら、小さなミスが大きな代償につながるものでしたが、彼はそのあとも決してあきらめずに力強い走りで挽回し、16位を獲得してくれました。モルビデリはスタート後の1ラップで8番手から12番手へ後退してしまいましたが、そこからハードプッシュで挽回。この間もタイヤの消耗に気を遣いながら走行していましたが、15ラップ以降はタイヤの左側の劣化が激しくなりペースが上がらなくなってしまいました。11位と16位の結果はチームとしての期待には届きませんでしたが、この非常にハイレベルなMotoGPという世界と、今日の難しいコンディションを考えれば、自分たちの仕事を誇りに思ってもよいのかもしれません」

    辻幸一 (ヤマハ MS統括部 統括部長)
    「あらためて、レースの難しさと最後まで諦めない気持ちの大切さ教えられたカタールGPの決勝でした。初日から好調でポールポジションからスタートしたビニャーレス選手は、決勝レースでは自分のペースを上手くつかむことができずに7位でチェッカー。一方、ロッシ選手はこの週末中はマシンのバランスを上手く見つけられず14番手からのスタートとなりましたが、良いマシンを提供すべく最後までデータを分析したチームスタッフの努力を無駄にしないよう、あきらめずに走りきり、表彰台こそ逃しはしたものの5位でチェッカーを受けることができました。次回はアルゼンチンGPとなります。皆様のご期待に応えることができるようチーム・スタッフ一同一丸となってがんばりますので引き続きご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします」

  • MotoGP | 開幕戦カタールGP 結果:アンドレア・ドヴィツィオーゾが優勝

    MotoGP | 開幕戦カタールGP 結果:アンドレア・ドヴィツィオーゾが優勝

    2019年シーズンのMotoGPの開幕戦となるカタールGPが3月10日(日)にドーハ郊外にあるロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。

    ナイトレースとして開催されるカタールGP。気温18度、路面温度19度のドライコンディションで現地時間20時にレースはスタート。2番グリッドからスタートしたアンドレア・ドヴィツィオーゾがホールショットを奪う。

    2番手にはジャック・ミラー、3番手にマルク・マルケス(ホンダ)、4番手にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、そして、5番手には中上貴晶(LCR・ホンダ)が浮上。ポールポジションのマーベリック・ビニャーレスはオープニングラップで6番手まで後退する。

    3周目にジャック・ミラーが失速して後退。マルケスが2番手、クラッチローが3番手、中上は7番手まで順位を落とす。5周目にはアレックス・リンスがマルケスを抜いて2番手に浮上。チームメイトでルーキーのジョアン・ミルも4番手まで順位を上げる。そこにダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が加わり、目まぐるしく順位を入れ替えながるレースは展開する。

    後半には上記の6台にバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスのヤマハ勢を加えて8台が先頭グループを形成。ストレートのドゥカティとホンダ、コーナーリングのスズキとヤマハという図式で終盤にむけて走行を続ける。

    残り4周、アレックス・リンスが1コーナーで痛恨のミスで4番手に後退。残り2周でドヴィツィオーゾのミスをついてマルケスがトップに浮上。

    しかし、ドヴィツィオーゾがストレートでマルケスを抜き返してファイナルラップを迎える。レースは最終ラップまでバトルを展開。最終コーナーでマルケスが仕掛けるもドヴィツォーズが抜き返してトップでフィニッシュ。開幕戦を制した。

    3位にはカル・クラッチローが入り表彰台を獲得。以下、アレックス・リンス、バレンティーノ・ロッシ、ダニエル・ペトルッチ、マーベリック・ビニャーレス、ジョアン・ミルと続き、中上貴晶がドラコンディションでは初のシングルフィニッシュとなる9位でフィニッシュした。

    2019年 MotoGP 開幕戦 カタールGP 決勝結果

    Pos. No. Rider Team
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    3 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール
    4 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    5 9 ダニロ・ペトルッチ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ
    6 46 バレンティーノ・.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
    7 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
    8 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター
    9 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ
    10 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    11 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング
    13 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム
    14 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    15 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング
    16 20 ファビオ・クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT
    17 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3
    18 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング
    19 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    20 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3
      38 ブラッドリー・スミス アプリリア・ファクトリー・レーシング
      43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
      63 フランセスコ・バグナイア アルマ・プラマック・レーシング
  • Moto3 | 開幕戦カタールGP 結果:鳥羽海渡が日本人初優勝!

    Moto3 | 開幕戦カタールGP 結果:鳥羽海渡が日本人初優勝!

    Moto3 開幕戦カタールGPの決勝レースが3月10日(日)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、自己最高位の1列目3番グリッドからスタート鳥羽海渡が僅少さで優勝争いを制し、通算37戦目で初優勝。軽量級では小山知良が2007年6月の第7戦カタルーニャGP以来12年ぶりとなる優勝、Moto3となってからは日本人初優勝を挙げ、ポイントリーダーに飛び出した。

    気温21度。路面温度23度のドライコンディションの中、13人が優勝争いを展開。2番グリッドのロレンソォ・ダッラ・ポルタが0.053秒差の2位に入り、2年連続して表彰台を獲得すれば、ウォームアップ走行で週末3度目の1番手に進出したポールポジションのアロン・カネトは、0.174秒差の3位表彰台。

    20番グリッドのマルコス・ラミレス、8番グリッドのチェレスティーノ・ヴィエッティ、10番グリッドのラウール・フェルナンデェス、5番グリッドのニッコロ・アントネッリがトップ8入り。

    11番グリッドのロマーノ・フェナティは、4番手走行中の15ラップ目、残り4ラップにコースアウトの警告を受け、まだ必要でないロングラップペナルティを実行して11番手に後退。9位でゴールすれば、14番グリッドのヤコブ・コーンフィールは10位。

    レギュラーライダーのデビュー戦となった15番グリッドの小椋藍は、で0.956秒差の11位に進出。13番グリッドの真崎一輝と19番グリッドの鈴木竜生は、4ラップ目の6コーナーで後方から接触を受けて転倒。真崎は最後まで走り抜いて19位。鈴木はリタイア。代役参戦となった25番グリッドの山中琉聖は20位。22番グリッドの佐々木歩夢は、1ラップ目の6コーナーで多重クラッシュに巻き込まれる形で転倒リタイアを強いられた。

    次戦アルゼンチンGPは、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドで3週間後の29日に初日、31日に決勝レースが開催。日本とアルゼンチンの時差は12時間。4月1日00時0分に決勝レースがスタートする。

    鳥羽海渡Kaito Toba

  • MotoGP | ヤマハ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ:開幕戦 カタールGP 予選レポート

    マーベリック・ビニャーレスがポールポジションから決勝スタート
    ロサイル・インターナショナル・サーキットでのウイーク2日目、Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスがQ2セッションで好調ぶりをアピールしてポールポジションを獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは全力を尽くすもQ2に進むことができず、14番手からのスタートが決定した。

    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは、シーズン開幕戦をポールポジションからスタートすることとなった。チームメイトのバレンティーノ・ロッシも強風と寒さのなかで奮闘したが、Q2セッションに進むことができずグリッド14番手となっている。

    マーベリック・ビニャーレスは前方のクリアスペースを確保してからQ2セッションをスタート。この作戦が功を奏し、最初のトライでいきなりトップに浮上すると後続に0.741秒もの差をつけた。これがただの幸運ではないことを証明するように、その後もタイムを更新し、セッション前半はトップの座を脅かされることはなかった。

    素早いピットストップのあと、5分半を残してまたもクリアスペースを維持してコースイン。この頃には全体のペースも上がっており多くのライダーがセクションごとのタイムを更新していたが、マーベリック・ビニャーレスもすぐさま反応してさらに0.298秒も短縮する1分53秒546をマークした。このタイムで2番手に0.198秒差をつけてポールポジションが決定し、2019シーズン開幕戦を絶好の位置からスタートすることとなった。

    一方のバレンティーノ・ロッシは、強風と寒さに見舞われたフリープラクティス第3セッションで前日の第1セッションのタイムを更新することができずQ1に挑戦。15分間のセッションを早々にスタートしたものの大勢に行く手を阻まれてなかなかペースが上がらなかったが、ひとたびクリアスペースを見つけると11番手から7番手へとジャンプアップした。

    残り6分でピットに戻り、前後タイヤを新品に交換して2度目の走行へ。一時5番手につけたあと6番手へ後退していたが、最終ラップのトライで0.290秒を短縮。1分54秒537で4番手に浮上してグリッド14番手を獲得した。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは決勝2列目と3列目からスタート
    ファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリは予選セッションを順調に走行し、それぞれグリッド2列目と3列目を獲得。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのピットにはこの日、F1で5度のチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンが訪れており、チームスタッフの動きや技術的な指示や作業を興味深く見つめていた。

    PETRONAS Yamaha SRTのふたりのライダーは、Q2進出を目指してフリープラクティス第3セッションに臨み、見事それを達成。その後のフリープラクティス第4セッションでは決勝用セッティングに集中的に取り組んだ。

    予選セッション開始前にはルイス・ハミルトンがふたりをピットに訪ね、PETRONASの3選手がレースについての考えを語り合ったり、ヘルメットを交換するなどつかの間のなごみの時間。予選が始まるとハミルトンはそのままピットに留まり、フランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロのチャレンジを見守った。

    Q2セッションではMotoGPデビューのファビオ・クアルタラロが7ラップ目に1分53秒946を記録して5番手獲得の大健闘。この結果、ルーキーとしては2008年以来のベストリザルトを手にすることとなった。一方のフランコ・モルビデリは最終ラップで1分54秒236を記録して8番手。 明日は現地時間、午後3時40分からウォームアップ・セッションが行われ、午後8時に決勝がスタート。いよいよPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamの長年の夢が叶う瞬間が訪れる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選1番手/1分53秒546)
    「とても驚いています。みんながこんなに速く走るとは思っていませんでした。私たちのマシンも少しずつ良くなってきていますが、これで十分というわけではなくて、まだ課題が残っています。とくに最終コーナー立ち上がりについては改善が必要です。明日までにそれができれば決勝でもいい戦いができるはずなので、恐れることなく全力でプッシュしていきます。チームが素晴らしいマシンを用意してくれたので、今度は私がプッシュしてゆく番です。序盤は5~6台のトップグループになるはずですが、最後がどうなるかは現時点でまったく予想がつきません。今晩、作戦を考えるつもりですが、とにかくベストを尽くすということが最優先だと思っています」

    バレンティーノ・ロッシ (予選14番手/1分54秒537)
    「問題があり、難しい状況です。フロントのフィーリングが良くなく、タイヤの劣化も激しいのでペースを上げることができないのです。このままでは決勝も厳しい戦いになってしまうので、何か対策を見つけなければなりません」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「まずマーベリックを祝福したいと思います。今日のようにコース・コンディションが難しいなかでのポールポジション獲得は、本当に素晴らしいことです。昨日からずっと懸命に頑張ってきたことの成果と言えるでしょう。また私たちチームにとっては、ポールポジションの位置だけでなく彼のペースの強さも重要です。明日の決勝でもトップを走ってくれることを期待しています。バレンティーノについては、どこに問題があるのかを探し出さなければなりません。ペースを上げるだけの確かなフィーリングやチャンスを与えてあげられなかったのはなぜなのか、明日のウォームアップ・セッションのなかで見つけていきます。決勝のシグナルが消えるまでに必ず答を出します」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ (予選5番手/1分53秒946)
    「Q2はとても気持ちよく走ることができ、2回目の走行では確かに限界ぎりぎりまで迫っていました。1分54秒台の壁を破れたことがうれしく、明日の決勝でもバトルに加わっていきたいと思っています。決勝用のセッティングもしっかり仕上がっており、ハイペースで走ることができているので、ここまでの自分たちの仕事に満足です。上位陣はペースがよく非常に速いので、決勝はハイペースの戦いになるでしょう。私も彼らについて行って、しっかり最後まで走り切ることを目標にしています。以前からファンだったF1チャンピオンに会えてとてもハッピーでした。とくにヘルメットを交換したことは最高にうれしい出来事。F1シリーズが大好で、一戦もかかさずみることにしているのです。ルイス・ハミルトンは素晴らしいドライバー。今シーズンの活躍を祈ります」

    フランコ・モルビデリ (予選8番手/1分54秒236)
    「Q2はとても順調でした。決勝のためには前の3列に入ることが重要でした。マシンのセッティングについては非常に満足しており、あとは決勝で使用するタイヤを決定するだけで良さそうです。目標はトップグループにできるだけ長くついて行くこと。そのあとはどんな展開になるか状況を見守ります。ピットのなかでF1チャンピオンのルイス・ハミルトンと会えたことは、とてもうれしい経験でした。彼は非常に謙虚な素晴らしい人物でした。私もF1の舞台に彼を訪ねてみたいと思っています」

    ルイス・ハミルトン
    「最高に楽しい夜を過ごしました。MotoGPを見ることが本当に大好きなのです。ライダーたちのバイクの上でのパフォーマンスを心から賞賛します。私をここへ連れてきてくれたPETRONASに感謝しています」