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  • 【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    トップグループは8台の大集団となり、2018シーズンで最も白熱した優勝争いが繰り広げられたMotoGP オランダGP。Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシもそこに加わりバトルを展開。

    ヤマハにとって63周年を迎えたこの日、マーベリック・ビニャーレスが3位表彰台を獲得、バレンティーノ・ロッシはレース終盤、ライバルとのバトルの中でオーバーランがあり5位でフィニッシュとなった。

    6番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレスは、第1コーナー進入時点で9番手となるが、そこから6ラップのうちに6番手へと挽回した。そして後方にカル・クラッチロー(ホンダ)とヨハン・ザルコを引き連れ5台のトップグループに近づいて行った。

    ヨハン・ザルコとのバトルのあと、12ラップ目にはバレンティーノ・ロッシをパス。次にアレックス・リンス(スズキ)をとらえて4番手に上がったが、そのテールにはバレンティーノ・ロッシがぴったりと続いていた。ロッシと競り合いながらファステストラップを記録し、同時にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をパス。さらにマルク・マルケス(ホンダ)をとらえ2番手に浮上すると、残り8ラップとなったところでトップのアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)に仕掛けたがマルケスかわされ、すぐに追いかけるもオーバーランを喫し、マーベリック・ビニャーレスは4番手へと後退した。

    しかしここであきらめることなく残り2ラップで再び2番手としたが、最終ラップでは後方に迫るリンスを抑えきれず、2位に0.039秒差の3位でゴール。トップとの差は2.308秒だった。

    一方のバレンティーノ・ロッシはスタートで後退したがすぐに挽回し、1ラップ目を3番手で終えた。前のふたりを逃がすまいと序盤からハイペースで追い上げ、4ラップ目の終わりでマルケスに最初のアタック。次にロレンソに仕掛けたが、接触してバレンティーノ・ロッシは遅れてしまう。そしてこのあたりから後方のグループ加わり、6ラップ目にはトップグループが8台へと膨れ上がった。

    接近戦のなかでバレンティーノ・ロッシは一旦7番手まで後退したが、マーベリック・ビニャーレスとバトルを繰り広げながら挽回を図る。そして残り5ラップでは4番手走行中に前方のマルケスとビニャーレスがオーバーランし、トップに仕掛けるチャンスが巡って来たが、ライバルたちも懸命に挽回し、ロッシは再び4番手へ後退。しかしここで終わらず、もう一度2番手を奪い返してチャンスをつないだ。

    ところが第1コーナーでドビツィオーゾと接触してオーバーラン、これで大きく順位を落としてしまったが、残りの2ラップも100%の力を注ぎ、最終コーナーでアタック。しかし一歩およばずドビツィオーゾに続いて5位でチェッカーとなった。

    バレンティーノ・ロッシはシリーズポイントを99に伸ばしてランキング2位をキープ。マーベリック・ビニャーレスが6ポイント差の3位。コンストラクターズ・ランキングではトップから35ポイント差の3位となっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはグリッド3列目からトップグループに加わり、終始バトルを展開して8位を獲得した。この結果、シリーズポイントを合計81ポイントに伸ばし、ランキング2位に18ポイント差のランキング4位。またサテライト勢ではトップをキープしている。

    一方、チームメイトのH・シャーリンは難しいアッセンTTコースに苦戦。終盤では中上貴晶(ホンダ)とバトルを繰り広げ、中上のペナルティもあり18位でゴールした。次回、ドイツGPではポイント獲得を目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「とてもうれしい結果となりました。序盤の走りを改善する方法を追求してきましたが、とくにレース中盤でよい走りができました。その後はタイヤを消耗してしまいましたが、これに関しては次回からしっかり対応できると考えています。アッセンは相性がよく速く走れるサーキットなので、今回はそれがいくらか助けになっていると思いますが、今日はトップに出てプッシュしていく作戦でした。スタートの時点で遅れていたので優勝を狙える位置ではありませんでしたが、6ラップ目のラップタイムが1分34秒1。終盤はもっと速く走れたはずですが、少し腕上りもあってスピードをコントロールできなくなっていました。次回からは今日の反省を踏まえて作戦を立てたいと思います。それでも、こうして調子を取り戻して表彰台に復帰することができたことはうれしく思っています。昨年のドイツはいいレースができたし、速く走る方法はわかっているので、次回もしっかりと仕事に取り組み好調をキープします」

    バレンティーノ・ロッシ (5位)
    「激しいレースでした。最初から最後までエキサイティングなバトルに加わりましたが、表彰台に立つチャンスを逃してしまったのは残念です。問題のひとつは序盤にありました。ロレンソ選手がハイスピード走行中に縁石に乗り、フロントを滑らせたのです。僕はすでに加速を始めていたので危ない状況でしたが、なんとか2台ともクラッシュを避けることができました。そのあとはとても難しいレース展開になりました。リアにソフトコンパウンドを履いていたので消耗しないように気を遣っていましたが、それでも終盤で苦しい状況になることはわかっていました。そうしたなか残り4~5ラップでアタックを仕掛けたのですが、僕はドビツィオーゾ選手とのバトルでアンラッキーにもコースアウト。これで大きく離されてしまい5位に終わってしまいました」

    リン・ジャービス (マネージングディレクター)
    「とてもすばらしいレースが展開されました。スタートからフィニッシュまで、こんなに何度も抜き差しが繰り返されることなど想像できませんでした。この中でビニャーレス選手もロッシ選手も見事な走りを披露してくれただけに、ふたり揃って表彰台に立つことができなかったことは残念ですが、ビニャーレス選手が表彰台に上ったことはとてもうれしく思います。これは彼にとって大きな自信になったことでしょう。序盤は後方からの追い上げとなりましたが、今日のビニャーレス選手は非常にアグレッシブに攻め、そのおかげでトップグループから離されることなく、ついには追いつき、そして表彰台を獲得できました。ロッシ選手も終盤のオーバーランさえなければ表彰台の可能性もあったはずです。次回のザクセンリンクもヤマハと相性のよいサーキットなので、またハードワークとプッシュを続けていきます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (8位)
    「今日はとてもハッピーな一日になりました。ウォームアップのなかではいくつか問題もあって、チームには難しいレースになるだろうと伝えていました。ライバルたちと互角に戦うためには、ブレーキングの改善を含めて、もう何歩か前へ進む必要がありましたが、その何歩かを、チームが決勝までに縮めてくれたのです。スタートがうまくいったあとマシンのフィーリングは上々でした。序盤はポジション争いが激しく難しい戦いでしたが、そのなかで僕は素早くフィーリングをつかんでペトルッチ選手をパス。そしてクラッチロー選手に追いついてトップグループに加わりました。そのまましばらくついていきましたが、やはり昨日までの不調が響いて十分な戦いはできませんでした。このところ表彰台争いから離れており、今日のことは復活へのステップだと考えています。だから今日の結果を喜ぶべきでしょう。よいフィーリングが戻ってきて、ランキングも4位をキープしています。総合的に考えて今日は非常にすばらしく、そして非常に楽しいレースでした」

    ハフィス・シャーリン (18位)
    「チームに対してとても申し訳なく思っています。レース序盤はペドロサ選手の後ろについていいペースで走れていたのですが…。好スタートを切ったあと、第1コーナー進入がタイトなのでベストラインを取ることができず、アウト側から多くのライダーに抜かれてしまいました。そのあとはペースを守り、フィーリングもよくなってきたのですが、10ラップもすると突然にフロントのグリップが落ちてしましました。そのためハードブレーキングが不可能になり、ペースを維持することもできなくなりました。これはおそらく僕のタイヤチョイスのせいですが、またここで学ぶこととなりました。ポイント圏内を目指すチャンスはあったと思います。今日の経験を糧に、またハードワークに取り組みます」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「タフなウイークになりました。ザルコ選手もシャーリン選手もハードワークに取り組みましたが、予選ではあと5秒というところまでトップにいたにもかかわらず最後は8番手となってしまいました。決勝のスタートも絶好というわけではなかったのですが、ザルコ選手はここで懸命に挽回。トップと同等のペースをキープするのは難しい状況のなか、最後まで8台によるトップグループのなかで奮闘して8位とし、貴重な8ポイントを獲得しました。これによってランキング4位を守ったことは、チームとして非常に誇りに思っていますし、明らかに厳しい状況のなかで、決してあきらめずに戦い続けたザルコ選手に感謝します。シャーリン選手については、昨日の予選までの取り組みに満足していましたが、今日の1ラップ目は良いところがなく、ペースも十分ではありませんでした。モルビデリ選手との差を縮めたかったのですが、18位に終わってしまったことを残念に思います。シャーリン選手は初めからこのサーキットをあまり好きではないようでしたが、MotoGPのトップライダーを目指すならどこへ行っても速く走れなければなりません。カタルニアではベストライダーの一員になる可能性を見せてくれましたが、同時に当然ながら、ルーキーとして学ぶべきことがたくさんあるのです。彼の努力と献身に感謝し、次のザクセンリンクに期待します。そしてふたりのライダーをはじめチームの全員がポジティブな気持ちで夏休みを迎えられるようベストを尽くします」

    関連:【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

  • 【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    「キャセドラル・オブ・スピード」とも呼ばれるTTサーキット・アッセンで行われたMotoGP オランダGPは、週末を通して晴天が続き、日曜日の決勝も暑い1日となった。

    グリッド2列目5番手からスタートしたアレックス・リンスは好スタートを切り、また3列目9番手からスタートしたアンドレア・イアンノーネもスタート直後に数人を一気にオーバーテイクしてリンスのすぐ後方につけ、ふたり揃ってトップグループに滑り込む。

    レースはトップグループのライダー達が何度となく順位を入れ替える激しい展開が続くが、リンスは得意な5コーナーをアドバンテージに、数度のオーバーテイクを繰り返しながらトップ3圏内に。残り15周ではマルケス(ホンダ)をオーバーテイクして2番手に浮上し、アグレッシブに攻め続ける。

    表彰台争いはレース終盤まで続き、リンスは最終ラップ、最終シケイン手前で2番手を走るビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイク。そのまま2位でチェッカーを受け、アルゼンチンGPに続く今季2度目の表彰台、自身のMotoGPクラスでのベストリザルトを記録した。

    アンドレア・イアンノーネはリアのグリップに苦しみながらも、終始トップ10圏内で走行。しかし、15コーナーから18コーナーにかけてのショートカットによってレース後2秒のペナルティーを課され、11位に降格となった。

    アレックス・リンス
    「実は今朝原因不明の胃痛に苦しんで、すごく具合が悪かったんだ。でもクリニカ・モービルの医師に薬を処方してもらって、痛みがなくなり、そのお陰でレースに集中することができたから、クリニカの皆に感謝しているよ。今日はトップグループでたくさんのバトルができたし、タイトなオーバーテイクも多かったから、とにかくプッシュし続けて、失敗しないように集中して走っていたんだ。僕のペースがかなり良かったので、楽しくバトルできたよ。決勝中に学んだことも多かったし、マシンのフィーリングもチームワークも全てうまくいっているから、もっともっと頑張って、早く優勝したいね。今シーズンは開幕戦からマシンの状態はずっと良かったし、レース毎にさらに改良されていっているから、この先のレースもトップ争いができる自信があるよ。次のザクセンリンクも今から楽しみで仕方ないよ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日は苦戦のレースだったね。スタート直後からマシンの挙動が大きくて、うまく走ることができなかったんだ。問題解決のために色々試しているんだけど、なかなか解決策が見つからず、エンジニアに問題を解析してもらっているところなんだ。1周のアタックでは問題ないんだけど、レースペースを安定して速く走れるようにならないとね。今日は限界ギリギリで走っていたから、何度かミスも犯してしまった。でもこれもレースだから仕方ないよ。アレックスの結果が僕らのマシンのポテンシャルを証明してくれているし、今日の彼は本当に素晴らしいパフォーマンスを見せたと思っているよ。僕も早く自分のポテンシャルを出し切るようなレースをしたいね。何度かのミスのせいで今日はトップグループから離されてしまったけど、ペース自体は悪いわけじゃなかったので、問題を少しでも改善して、ザクセンリンクではトップグループで戦えるようにしたいね。」

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「素晴らしいレースでした。今朝のウォームアップ走行ではアレックスのフィーリングがあまり良くなかったので、良いレースをしてくれるとは思っていましたが、2位表彰台までは予想していませんでした。非常に良いレースをしてくれて感謝しています。アンドレアに関しては、予選までの速さを決勝に繋げることができませんでした。これがここ数戦の課題となっているのですが、そこをしっかり改善し、次のレースに挑みたいと思います。今年はここまでで3位を3回獲り、今回は2位を獲りました。あと残っているのは優勝のみなので、早く優勝を達成できるようにしていきたいと思っています。引き続き応援よろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「我々チームも今日のレースには皆興奮しましたね。アレックスがトップライダー達の中で最後まで怯むことなく激しいバトルを繰り返し、最後の最後にさらに順位をひとつ上げてゴールしたことは、本当に素晴らしかったと思います。決勝を見ていてわかるように、アッセンはミスを犯しやすく、とても難しいサーキットなのですが、今日のアレックスは決勝中常に冷静で、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。今後もアレックスが常にこんな走りを見せてくれればと願うばかりです。アンドレアはリアタイヤの挙動によって思うような走りができず、結果に繋げることができませんでした。レース序盤にはトップグループの中で頑張っていたのですが、徐々にペースダウンし、少しずつグループから離されてしまう形となり、残念な結果となってしまいました。次戦ではふたりのライダーに揃ってトップグループでバトルしてほしいですね。いずれにしても今季4度目の表彰台を獲得できたことはとても喜ばしいことです。」

    関連:【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第8戦 オランダGP 決勝レポート

    2018年のMotoGP 第8戦のオランダGPが7月1日にTTサーキット・アッセンで開催された。ドゥカティMotoGPチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、エキサイティングな展開となったこのレースを、それぞれ4位と7位でフィニッシュした。

    2列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、終始トップグループでバトルを展開し、レース中盤には3周にわたって首位を走行する場面もあった。

    しかし、終盤にマルク・マルケス(ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)にパスされるも、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の追撃をかわして4位でフィニッシュした。

    チームメイトのロレンソは、4列目からロケット・スタートを決め、第1コーナーで2番手に浮上すると、マルケスをパスして、オープニングラップを首位で通過した。その後、マルケスに抜き返されたものの、12周にわたって2番手をキープ、レースをコントロールした。しかし、18周目にトップグループから離される展開となり、7位でチェッカーフラッグを受けた。

    第8戦終了時点のランキングでは、ドヴィツィオーゾがポイントを79に伸ばして5位に浮上。ロレンソは75ポイントで7位となっている。コンストラクターズ部門では、145ポイントのドゥカティは2位をキープしている。

    第9戦のドイツGPは、7月13日~15日にザクセンリンク・サーキットで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 4位
    「すごいレースだった。ライダーにとっては本当に難しいレースだったが、ファンにとっては最高のレースだったと思う。僕らは週末を通してハードワークを続け、戦闘力もあったし速かったが、残念なことに残り8周の時点でリアタイヤが垂れてきたので、ポジションをキープする戦略に切り替えて4位でフィニッシュした。表彰台を狙いたかったが、今日は、これ以上は無理だった。3位との差はわずかだったので、もう少しタイヤを労わって走るべきだったが、結果には満足している。いずれにしても、今日は素晴らしいレースが出来た。チームに感謝したい」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 7位
    「今日のレースは、強風でサーキット・コンディションが難しくなった。荒れた展開になることは分かっていたが、素晴らしいスタートを切ることができた。ドゥカティに移籍してから最高のスタートのひとつだったと思う。一気にポジションを上げて、オープニングラップで首位に立つことができた。ペースはそれ程速くなかったので、そのままトップを走行することができた。ドヴィツィオーゾにパスされてから若干リズムを崩し、リアタイヤのグリップが少しずつ低下して、何人かのライダーに抜かれてしまった。最終的なリザルトにはそれほど満足はしていないし、ベストなペースでも走れなかったが、良い面に目を向ければ、素晴らしいレースをすることができたし、中盤までは非常に戦闘力も高かった」

    関連:【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

  • 【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

    【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目

    MotoGP 第8戦 オランダGPの決勝レースが7月1日(日)にTT・サーキット・アッセンで行われ、ポールポジションからスタートしたポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が今季4勝目を挙げた。

    気温23度、路面温度40度のドライコンディションの中、ポールポジションからスタートしたマルク・マルケスは、終盤にペースアップして優勝争いを繰り広げたグループを引き離し、今季4勝目、最高峰クラスで39勝目、当地で4年ぶり5勝目、キャリア通算65勝目を挙げ、タイトル争いのライバルたちとのポイントアドバンテージを拡大した。

    2位には2.269秒差で5番グリッドのアレックス・リンス(スズキ)が続き、最高峰クラスでの自己最高位を獲得。3位には6番グリッドからスタートしたマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)が入り、第3戦アメリカズGP以来今季2度目の表彰台を獲得した。

    以下、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)がトップ10入り。

    13番グリッドの中上貴晶(LCR・ホンダ)は、34.037秒差の19位でフィニッシュした。

    チャンピオンシップは、総合1位のマルク・マルケスが総合2位のバレンティーノ・ロッシに対して、アドバンテージを41ポイント差に広げた。

    2018年 MotoGP 第8戦 オランダGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    6 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    7 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    9 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    11 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    14 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    15 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    16 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    19 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
      9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
      10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
      17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    多くのライダーがセッション終盤での逆転を狙った予選、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、最終ラップのアタックで3番手と6番手を獲得した。

    ロッシはいくつかのミッションを背負ってQ2に出場。フリープラクティス第4セッションで転倒したこともあり、Q2の最初の3ラップでは、マシンのフィーリングを取り戻すために慎重な走りを強いられていた。

    ピットイン後、残り4分半でコースに戻った時点で10番手。ここから挽回を図りたいロッシは、クリアラップを見つけると最後のトライで1分32秒850へ短縮してトップに0.059秒差と迫り、一気に3番手に浮上してフロントローを獲得した。

    一方、チームメイトのビニャーレスはクリアラップを確保するために後方からスタートし、最初のアタックで4番手とした。次のトライではラップタイムを短縮できなかったが、1分33秒557の5番手で6分を残してピットイン。1分半後に素早くコースに戻り、再びアタックに臨んだ。

    このときすでに戦いは激しくなっており、多くのライダーがタイムを次々に更新していた。ビニャーレスも1分32秒984へ短縮してトップに0.193秒差まで迫ったが順位では6番手、2列目から決勝を迎えることとなった。

    今シーズン初めてQ1に出場することとなったMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは、懸命のアタックでトップポジションを獲得。Q2ではトップに0.281秒差と迫る1分33秒072を記録して8番手となった。明日の決勝はグリッド3列目からスタートする。

    チームメイトのハフィス・シャーリンはQ1で一時トップに立ったが、そのあとはクリアラップがとれず、タイムを短縮することができなかった。この結果、わずか0.066秒差でQ2進出を逃し15番グリッドとなった。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選3番手/1分32秒850)
    「FP4で転倒し、フィーリングをやや失ってしまいました。そのなかでこうしてフロントローを獲得することができたので、とてもよかったです。簡単な状況ではありませんでしたが、最初の3ラップで走行ラインをおさらいしてリズムを取り戻してからアタックに臨みました。皆にチャンスがあるなかで、私もよいポジションを確保。終盤は何度も激しいアタックが繰り返され、非常にエキサイティングな戦いになりました。上位はいつも非常に接近していますが、今回はいつも以上に熾烈で、多くのライダー、多くのメーカーが勝利を狙える位置にいるのです。だからこそフロントローからのスタートが重要になります。あとは今日と同じような天候が続くことを願うだけ。細かい調整とタイヤチョイスでよい方向へ進めるよう期待しています」

    マーベリック・ビニャーレス (予選6番手/1分32秒984)
    「昨日以上に激しい戦いになりましたが、そのなかでもベストを尽くしました。燃料が重い状態での走りに重点を置いていたため、プッシュするときに苦戦もありましたが、この経験を生かして明日はきっとうまくいくでしょう。タイヤについてはミシュランやチームと話し合いが必要です。6番手は悪くない位置だと思っているので、明日はそこから好スタートを目指します。そして序盤から仕掛け、そのあとはプラクティスの走りを再現できるようがんばります。決勝のために多くの準備をしてきたので、それが実を結ぶことを期待しています。多くのライダーが異なるタイヤで好調をキープしている状況ですから、明日の決勝は非常に見応えあるものになるでしょう。今晩も作業を続け、セッティングについて正しい選択をすることで、わたしたちもその戦いの場に加わることができると思います」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日のふたつのプラクティスは、昨日より難しいものとなりました。バレンティーノは第4セッションで転倒。マーベリックはマシンに昨日と同様のフィーリングを感じることができませんでした。そのため非常に厳しい状況のまま予選を迎えました。バレンティーノはフィーリングを取り戻すために、Q2の最初の数ラップを使わなければなりませんでした。転倒のあと数ラップだけで勘を取り戻すのは簡単なことではないのですが、彼は終盤でアタックを開始しフロントローを獲得したのです。ここに彼のファイティング・スピリットを見ることができました。マーベリックはこれまでのプラクティスを通じて、決勝用のセッティングでハイペースを維持してきました。予選ではフロントローを逃しましたが、ラップタイムの接近ぶりから見ても、6番手は決して悪い位置ではありません。わたしたちは今晩も作業を行い、セッティングをチェックしてさらに改善できるところを探していきます。明日の決勝では多くのライダーがトップを目指してくるでしょう。私たちも戦いの準備は整っています」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選8番手/1分33秒072)
    「今日は昨日よりはよかったと思いますが、この2日間のなかでアップダウンが激しく、コンスタントに前進していくことが難しい状況でした。よいところもあるけれど、悪いところもあるので、常に様々な変更が求められました。その結果としてトップから離されてしまいました。そしてQ1の最終ラップでようやくQ2進出のチャンスを得ることができたのです。そこからはいい走りができたと思います。ラップタイムをコンマ5秒も更新し、ポールポジションとの差を縮めることができました。みんながとても速いので、非常に難しい戦いになっています。でも今日のパフォーマンスについてはポジティブに受け止めていますし、ポジションはあまりよくありませんがラップタイムには満足しています。明日のウォームアップでもう一度ペースを確認するつもりですが、あまり熱くならずに決勝に備えます」

    ハフィス・シャーリン (予選15番手/1分33秒666)
    「Q2まであと少し、わずか0.066秒差まで近づきました。トップに立った時点で、もう一度トライが必要だということはわかっていたのですが、そのあとはクリアラップがとれず、あと少しを短縮できませんでした。それでもハッピーで、チームのみんなの仕事にもとても満足しています。明日はウォームアップでリズムをつかみ、決勝に集中します」

  • 【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 予選レポート

    アッセンには珍しい好天と暑さの中で行われたMotoGP オランダGP 2日目のアクションは、まさに究極の熱い戦いになった。

    午前のFP3セッションでは、上位3人のライダーが1000分の6秒差、さらに上位5人が100分の6秒差に。アンドレア・イアンノーネは金曜日のタイムを更新し、セクター2と3ではファーステストタイムを記録するなどして5番手タイムでストレートQ2入りをした。

    トップ10入りをかけた激しい争いは最後まで続き、アレックス・リンスは惜しくもセッション終了間際にトップ10から脱落。しかしリンスはFP4セッションでQ1に向けての準備を完璧に整え、Q1では優れたパフォーマンスを披露。1’33.600を刻み、2番手でQ2セッション入りの貴重な切符を手にした。

    Q2セッションは戦いがさらにヒートアップ。トップから10番手までが0.376秒差という僅差の、極めてエキサイティングなセッションになった。リンスは序盤にトップに立ち、その後トップが次々と入れ替わるも、セッション残り47秒でイアンノーネがトップに。しかしその後も最後まで激しい順位の入れ替えが続き、リンス、イアンノーネはそれぞれ5番手と9番手で予選を終え、リンスは久しぶりのセカンドロースタートとなる。

    アレックス・リンス
    「この週末はレースペースのことを考えてセットアップを進めてきていて、一発タイムを出すための策をあまり考える余裕がなかったから、今日の結果はとても嬉しいね。Q1セッションはレースペースを想定して単独で走るようにし、Q2ではベストなライン取りを見つけるための走りをしたので、どちらもうまくいって本当に嬉しいよ。マシンの安定性が増し、レースペースもとても良いので、あとは明日の決勝で良いスタートを切るのみさ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今日のセッションはうまくまとめられたし、FP2からの改善も見られたけど、残念ながら昨日と比較してそれほど多くの進歩は見られなかったね。あとほんのちょっと何かが足りていない感じなんだ。ただラップタイムは皆本当に僅差だし、あとは決勝でどんなパフォーマンスができるかが全てだと思っているよ。僕自身は決勝に自信を持っているけど、ここ数戦、タイヤが消耗してからペースを維持できないレースが続いているのがちょっと心配かな。でもそれを意識してこの週末色々と調整してきているから、明日もベストを尽くして戦うよ。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日はアレックスがQ1からQ2にかけての流れをうまくまとめ、Q2では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。今日の彼の仕事ぶりは本当に立派でしたし、とても嬉しく思っています。レースペースもかなり良いので、明日の決勝では良いスタートを決めて、最後までフロントグループで戦えることを願っています。アンドレアはこのサーキットが得意なので、今日の予選順位は少し残念でしたが、1本目のタイヤがうまく機能しなかったこともあり、仕方なかったと思っています。今日の予選は皆がハイペースでしたし、明日の決勝も今日同様の接近戦になると覚悟していますが、我々はチームとしてのベストを尽くすのみです。」

  • 【MotoGP】 第8戦 オランダGP 予選:マルク・マルケスがポール獲得

    【MotoGP】 第8戦 オランダGP 予選:マルク・マルケスがポール獲得

    2018年のMotoGP 第8戦 オランダGPの公式予選が6月30日(日)にTT・サーキット・アッセンで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温24度、路面温度42度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分32秒791をマーク。第2戦アルゼンチンGP以来今季2度目、最高峰クラスで47度目、キャリア通算75度目となるポールポジションを奪取した。

    2番手には0.041秒差でカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、3番手には0.059秒差でバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が続き、それぞれ今季2度目の1列目を確保した。

    2列目はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)。3列目にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)。4列目にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)が並ぶ。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選Q1で0.025秒差の3番手。フリー走行総合15番手のダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)は、公式予選!1で8番手だった。

    2018年 MotoGP 第8戦 オランダGP 予選 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分32秒791
    2 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分32秒832
    3 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分32秒850
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分32秒870
    5 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分32秒933
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分32秒984
    7 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分33秒029
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分33秒072
    9 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分33秒120
    10 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分33秒167
    11 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分33秒292
    12 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分34秒015
    13 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分33秒625
    14 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分33秒666
    15 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分33秒666
    16 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分33秒672
    17 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分33秒995
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分34秒125
    19 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分34秒145
    20 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分34秒149
    21 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分34秒268
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分35秒192
    23 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分35秒646
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第8戦 オランダGP 初日レポート

    MotoGP オランダGPの初日、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはフリープラクティスに臨みそれぞれ総合トップと4番手を獲得し好調なスタートを切った。

    ビニャーレスは得意のサーキットということもあり、第1セッション序盤から順調にペースを上げ、1分34秒550を記録して早々にトップに浮上した。そのあとは主にセッティングに時間を使ったが、セッション終盤になって全体のペースが上がるとビニャーレスも1分34秒404へ更新し、トップと0.177秒差で2番手となった。

    午後からの第2セッションではYZR-M1のバランス最適化に取り組む一方で、気温の上昇とともにラップタイムも急速に向上。セッションの最後には1分33秒378まで短縮してトップに浮上。2番手との差は0.121秒だった。

    昨年、このオランダGPで優勝しているロッシは、ベースセッティングに取り組みフロントタイヤのフィーリング向上を目指し、マシンバランスの最適化に多くの時間を割いた。セッション終盤になると、前後にミディアムタイヤを装着して1分34秒513をマーク。トップに0.286秒差まで迫る3番手に浮上してセッションを終了した。

    第2セッションでも45分間のほとんどを同様の作業に費やし、終盤でその成果を確認するためペースアップ。走り慣れたサーキットで1分33秒779まで更新し、ビニャーレスに0.401秒差の4番手で初日を終えた。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは順調にスタート。フリープラクティスの第2セッションでは第1セッションのタイムを1秒短縮し、Q2進出の基準となる暫定トップ10に入った。チームメイトのハフィス・シャーリンも、第2セッションでは1.592秒も短縮して総合12番手を獲得して好調をアピールした。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合トップ/1分33秒378)
    「前回のカタルニアでは、主に苦労したスタートから序盤についての細かな修正に取り組みました。レース終盤には調子が上がっていったので、序盤でよりよいフィーリングをつかむことが必要だったのです。結果、ここアッセンでは、チームのみんなの努力もあってマシンがよく走ってくれ、とてもうれしいです。明日以降も引き続き集中し、細かいところにこだわってさらに調子をあげていきたいと思っています。前回は苦戦したスタートで自分のベストを発揮できるようがんばります。どこまでやれるか現時点では予測できませんが、決勝に向けレベルは上がっています」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合4番手/1分33秒779)
    「過去の成績から考えれば、ここアッセンではいい走りができるはずですが、実際にどうなるかは誰にもわかりません。でも少なくとも初日の今日は、午前も午後も順調でトップ4をキープできたのでよかったと思います。マシンがよく走ってくれているし、タイヤもよい状態なので、思い切りプッシュしていくことができました。その結果、多くのラップでハイペースを維持することができたのです。でも同時にライバルたちも非常に速く、ペースは同等と言えるでしょう。だから明日以降も作業に集中し、タイヤについても決勝用のベストを探していきます。日曜日までこの好天が続くよう願っています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「アッセンを順調にスタートすることができました。マーベリックは初めからプッシュし、マシンを乗り換えながらいろいろなテストを行いました。2台とも決勝用のセッティングでしたが、マシンのフィーリングが非常によく、1分33秒378という好タイムを記録することができたのです。これがチームにとっても大きな自信になっていますが、これで満足しているわけではなく、明日以降さらに向上を目指していきます。バレンティーノは両セッションともにフロントのフィーリング向上に取り組みました。とくに第2セッションでは、ほとんどの時間を費やしましたが、それでも4番手のタイムを記録できたのはよかったと思います。明日も引き続きこの課題に取り組み、バレンティーノが気持ちよく走れるようなマシンに仕上げていきます。全体的にはここまで非常に順調です。日曜日の決勝に向けて準備に集中します」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合10番手/1分34秒133)
    「最初のセッションは苦戦しました。スライドが激しく、思うようにマシンコントロールができませんでした。試行錯誤した結果、制御が課題だとわかったのです。そして午後のセッションでは大幅にステップアップ。ラップタイム更新にもつながりました。転倒もありましたが、幸い痛みはありません。なによりも不調の原因がわかったことが重要です。フィーリングがよくなったので、これを維持しながらさらに向上を目指します。今日は苦労しましたが走りをエンジョイできているので、それ自体がまたトップグループに加わるための大きな助けになってくれるでしょう」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合12番手/1分34秒246)
    「トップとの差は0.8秒。初日のフィーリングは上々で、もっとうまくやれるという気持ちもありました。しかし、このようなときにこそ困難が待っているものです。実際、タイムアタック中に何人かのライバルにつかまってしまいました。いずれにしても、ここからもっとラップタイムを上げていけると感じているので、総合的にはとても順調です。第1セッションではコースを学び理解することに集中しました。第2セッションはフィーリングがとてもよくなり、前回のカタルニアと同じようにトップ10に近づくことができました。またルーキー勢トップに立つことができたので、このポジションをキープし、Q2進出を目指していきたいと思っています。明日はもう一歩前進できると確信しています」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第8戦 オランダGP 初日レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第8戦 オランダGP 初日レポート

    MotoGP 第8戦 オランダGPのフリー走行は終日、青空が広がる絶好のコンディションで行われた。レースウイークを通じて好天が予想されるため、Honda勢は決勝に向けてセットアップに集中した。

    トップタイムから1秒差以内に13台がひしめく大接戦となった初日は、FP1を9番手で終えたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、FP2で5番手へとポジションを上げた。

    決勝に向けてタイヤのテストに集中したクラッチローは、高速セクションでのマシンの切り返しに課題を抱えたが、それ以外では順調にセットアップを進めた。前戦カタルニアGPでは表彰台まであと一歩の4位だったクラッチロー。明日の予選では、第2戦アルゼンチンGP以来の優勝、そして表彰台に向けて好グリッド獲得を目指す。

    総合首位につけるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP1でトップタイムをマークすると、FP2ではロングランを重点的に行い、決勝に向けての準備を進めた。ベストタイムでは総合8番手だったが、マルケスを除く上位選手は、全員がセッション終盤に新品タイヤに履き替えてアタックしている。マルケスがコースインして3周目にベストタイムをマークし、そのまま同じタイヤで22ラップをこなしていることを考えると、総合8位でも走行内容では優勝候補の筆頭。3戦ぶり今季4勝目に向けて、大きく前進を果たした初日となった。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)はFP1で14番手、FP2で11番手へとポジションを上げた。しかし、思ったようなタイムとポジションには届いていないため、2日目のタイム短縮とポジションアップに挑む。課題はコース終盤の高速セクション。2日目も快晴が予想されるだけに、引き続きセットアップに集中する。

    フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、FP1では8番手タイムをマーク。快調なスタートを切ったが、FP2で試したセットアップがあまりうまくいかず、FP1のタイム更新はならず19番手へとポジションを落とした。しかし、セットアップの方向性は見えているだけに、土曜日のフリー走行と予選でのばん回に期待される。

    前戦カタルニアGPの後、7月29日(日)に決勝レースが行われる鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストに参加し、再びヨーロッパに戻るというハードスケジュールをこなしている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、8耐マシンとMotoGPマシンの乗り換えに苦戦したのか、思うようにタイムを伸ばせず21番手だった。しかし、周回するごとに本来の感覚を取り戻しているだけに、2日目のフリーと予選では、タイムとポジションを上げる意気込みだ。

    初ポイント獲得に気合十分のトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、気持ちよく攻めることができず、23番手。中上と同じく、2日目のフリーと予選でタイム短縮とポジションアップに挑む。

    カル・クラッチロー(MotoGP 5番手)
    「安定した天気になってよかったです。昨年は雨が降り、ドライコンディションで試せたのはFP1とFP2しかありませんでした。今大会は予定通りにセットアップを進められそうなので、明日はマシンをもう少し安定させ、リアグリップをもう少しよくできるように取り組みたいです。全体的に今日のペースとマシンのパフォーマンスには満足しています。しかし、切り返しが少し難しいように感じました。明日はこの点に取り組みたいと思います。でも全体的にはラップタイムは悪くありません。そして、いいスピードがあります」

    マルク・マルケス(MotoGP 8番手)
    「全体的にはかなりいい日でした。いつもアッセンでは苦戦するのですが、今日は最初からマシンの感触がよくて、いいリズムをキープできました。マシンは少し不安定でしたが、セットアップで改善できました。午後はハードタイヤでレースに向けてかなり取り組みました。すべて正しい方向へ進んでいるように思います。でも同時に、今週末はライダー同士が接近しているような印象です。天気がいいので、レースに向けてみんなしっかり準備できると思います。特にリアタイヤは、正しいタイヤを選択することが重要になってきます。非常に似たオプションが2つあります。それがアドバンテージになるのか、もしくはミスを招くことになるのかは分かりません。とにかく、いい選択をしなければなりません」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 11番手)
    「今大会は、いつものように少し難しいスタートになりました。でもほかのライダーよりいい走りもできました。明日はソフトタイヤを使ってのパフォーマンスに集中して取り組む必要があります。今日はそれを使っても、前進することができませんでした。また、セクター4での走りも改善しなければなりません。もっといいパフォーマンスを発揮して、より速くならなければなりません。そのほかの点に関してはリズムをつかんでいます。いい天気になることを願って、明日も一歩前進したいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 19番手)
    「全体的に難しい一日でした。午前中は力強くスタートして8番手タイムでフィニッシュしました。でも午後のセッションでは試したことがあまりうまくいかず、速く走ることができませんでした。これからすべてを検証して最良のオプションを組み合わせ、予選までに正しい方向性を見つけたいです」

    中上貴晶(MotoGP 21番手)
    「8耐マシンからMotoGPマシンの乗り換えに、予想以上に苦労しました。特に高速コーナーの切り返しではタイミングが合わず、リズミカルに乗れませんでした。全体的に倒し込みが遅れてしまう感じでした。コーナーでクリップにつけないことが多く、安定性にも欠けていました。特にセクター3と4でタイムをロスしていました。明日に向けてカル(クラッチロー)のデータを参考にして、土曜日はしっかり自分の走りを取り戻します。アッセンは好きなサーキットです。明日もあさっても天気がよさそうなので楽しみです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 23番手)
    「今日はマシンがとてもナーバスな感じで、苦労しました。このサーキットでいいタイムを出すためには、スムーズに、そして落ち着いて走らなければなりません。それが達成できず、難しい一日でした。ペースを上げられる理想的なセットアップを見つけるために取り組んでいます。午後はペースは多少改善されましたが、予選でいいポジションを獲得するためには、決定的な解決策が必要です」

  • 【MotoGP】 第8戦 オランダGP:ビニャーレスが1年ぶりの初日総合トップ

    【MotoGP】 第8戦 オランダGP:ビニャーレスが1年ぶりの初日総合トップ

    MotoGP 第8戦 オランダGPのフリー走行2回目が6月29日(金)にTT・サーキット・アッセンで行われ、マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)がトップタイムを記録した。

    気温23度、路面温度43度のドライコンディションの中、マーベリック・ビニャーレスは1分33秒378をマーク。第5戦フランスGPのフリー走行3回目以来、今季2度目のトップタイム。昨年6月のオランダGP以来、1年ぶりに初日総合1番手タイムを記録した。

    2番手には0.121秒差でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、3番手には0.386秒差でダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)が続いた。

    以下、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ))、アレックス・リンス(スズキ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)までがトップ10入り。

    フリー走行1回目で22番手タイムを記録していた中上貴晶(LCR・ホンダ)は、トップから1.477秒差の20番手、初日総合21番手だった。

    2018年 MotoGP 第8戦 オランダGP フリー走行2回目

    順位 No. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分33秒378
    2 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分33秒499
    3 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分33秒764
    4 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分33秒779
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分33秒812
    6 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分33秒859
    7 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分33秒870
    8 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分34秒041
    9 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分34秒047
    10 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分34秒133
    11 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分34秒167
    12 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分34秒246
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分34秒318
    14 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分34秒484
    15 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分34秒522
    16 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分34秒535
    17 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分34秒576
    18 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分34秒700
    19 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分34秒822
    20 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分34秒855
    21 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分34秒970
    22 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分35秒287
    23 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分36秒129
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分36秒157