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  • アレクサンダー・アルボン ウィリアムズF1に苦言「僕に知らせずマシンを変更」

    アレクサンダー・アルボン ウィリアムズF1に苦言「僕に知らせずマシンを変更」

    アレクサンダー・アルボンが、2026年F1第8戦オーストリアGPでウィリアムズの内部コミュニケーション不足を明かした。予選中に自身へ知らされないままマシンのセットアップ変更が施され、チームが「自ら墓穴を掘った」と振り返っている。

    アレクサンダー・アルボンはマシン性能そのものにも厳しい評価を下し、イギリスGPに投入予定のアップデートについても大きな改善は期待できないとの見方を示した。

    予選で知らされなかったセットアップ変更
    オーストリアGPでアルボンは予選Q1敗退を喫し、キャデラック勢とアストンマーティン勢を上回るのが精一杯だった。

    スペインメディア『Motor.es』の報道によると、その背景には、ドライバーへ十分な説明がないままマシンの仕様変更が行われていたという問題があった。

    「Q1の2回目と3回目のアタックの間にマシンへいくつか変更が加えられた。でも僕はそのことを知らなかった」

    「もっと良いやり方があったと思う。少なくともマシンにどんな変更を加えたのかを伝えてくれていればよかった。僕たちは自分たちで墓穴を掘ってしまった」

    ウィリアムズは2025年にもピット戦略や運営面でミスが相次いだが、2026年も同様の課題を抱えていることが改めて浮き彫りとなった。

    「とにかく遅い」とマシン性能にも失望
    アルボンはチームのミスだけでなく、FW48そのものの競争力不足にも強い危機感を示した。

    決勝では17位に終わり、後方グループで苦戦。マシンのペースについて率直な心境を口にした。

    「僕たちは遅い。本当に、本当に、本当に遅い。タイヤのデグラデーションも非常に大きい。単純に速さが足りない。本当に厳しい」

    レース後、レッドブル・リンクではオーバーテイクが難しかったかと質問されると、自虐的にこう返した。

    「本当に? 僕は簡単に抜かれたけどね」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)

    シルバーストンのアップデートにも慎重な見方
    ウィリアムズ代表のジェームズ・ボウルズは、次戦イギリスGPでFW48へアップデートを投入する予定だと明かしている。

    しかしアルボンは、その効果について冷静な見方を崩さなかった。

    「小規模なアップデートだ。突然、中団グループの争いに戻れるようなものではない」

    さらにライバルとの差についても厳しい現状を認めた。

    「もしかするとハースに少し近づけるかもしれない。でも今日のレースではレーシングブルズにも周回遅れにされた。だから、まだかなり離されている」

    オーストリアGPではリアム・ローソンが9位、アービッド・リンドブラッドが10位に入り、レーシングブルズはダブル入賞を達成した。一方のウィリアムズは中団争いから大きく後退しており、シルバーストンで投入されるアップデートが巻き返しのきっかけとなるか注目される。

  • アルボン ウィリアムズF1最多出走記録を更新 マンセル仕様ヘルメット着用

    アルボン ウィリアムズF1最多出走記録を更新 マンセル仕様ヘルメット着用

    アレクサンダー・アルボンは、今週末のF1バルセロナ・カタルーニャGPでウィリアムズでの出走数が96戦に到達し、ナイジェル・マンセルが持っていたチーム最多出走記録を更新する。

    その節目を記念し、アルボンはマンセルの1992年F1ワールドチャンピオン獲得時のヘルメットをモチーフにした特別仕様のヘルメットを着用。ウィリアムズの歴史に新たな1ページを刻む週末となる。

    マンセルの記録を更新へ
    アルボンは2022年にウィリアムズへ加入して以来、チーム再建の中心的存在として活躍してきた。

    2026年モナコGPでマンセルと並ぶ通算95戦目を記録し、今週末のスペインGP決勝では96戦目を迎えて単独トップに立つ。

    これまでウィリアムズで複数回の5位入賞を記録しており、チームがグリッド後方から中団上位争いへと復活する過程で大きな役割を果たしてきた。

    1992年王者マンセルへのオマージュ
    今回使用される特別ヘルメットは、マンセルが1992年にワールドチャンピオンを獲得した際の象徴的なデザインを現代風に再現したものだ。

    アルボンは今回の記録について次のように語った。

    「この歴史あるチームで、スポーツ界の真の偉人のひとりよりも多くレースを戦ったと考えるのは信じられない気持ちだ」

    「ナイジェル・マンセルは子どもの頃から憧れの存在だった。真のファイターであり、ウィリアムズにとってもF1全体にとってもレジェンドだ。この達成は単なる数字以上の意味がある」

    「この5シーズンのすべてのグランプリには、グローブのチーム全員の努力が詰まっている。良い時も悪い時も、すべてのレースがウィリアムズの歩みに貢献してきた」

    「ナイジェルやデイモン・ヒル、ラルフ・シューマッハのような伝説的ドライバーたちと名前を並べられることは本当に光栄だ」

    ボウルズ代表も称賛
    ウィリアムズ代表のジェームス・ボウルズは、アルボンの功績を高く評価した。

    「このような記録は偶然に生まれるものではない。長年にわたる努力と信頼、そして双方の信念の結果だ」

    「私はアレックスと、彼がこのチームで成し遂げてきたすべてを非常に誇りに思っている。彼はウィリアムズの歴史に名を刻むにふさわしい存在だ」

    マンセルからの祝福
    記録を明け渡すことになるマンセルも、アルボンへ祝福のメッセージを送った。

    「アレックスがこの節目に到達するのを見られて本当にうれしい。これは特別な達成であり、彼にふさわしいものだ」

    「この5シーズンで彼がウィリアムズに示してきた献身は、ドライバーとしても人としても素晴らしいものだ」

    「そしてアレックスだけではない。チーム全体が正しい方向へ進んでいる。彼がこれからもウィリアムズで数多くのレースを戦うことに疑いはない」

    「僕の勝利記録についても、何が起こるか分からない」

    アレクサンダー・アルボンとナイジェル・マンセル(ウィリアムズ・レーシング)

    ウィリアムズ最多出走ランキング
    1.アレクサンダー・アルボン:95戦(継続中)
    2.ナイジェル・マンセル:95戦
    3.ラルフ・シューマッハ:94戦
    4.リカルド・パトレーゼ:81戦
    5.フェリペ・マッサ:78戦
    6.バルテリ・ボッタス:77戦
    7.ニコ・ロズベルグ:70戦
    8.ファン・パブロ・モントーヤ:68戦
    9.デイモン・ヒル:65戦
    10.ケケ・ロズベルグ:62戦

    アルボンは夏休み前最後のレースとなるハンガリーGPで、ウィリアムズでの通算100戦出走にも到達する見込みだ。F1史上でも単一チームで100戦以上を記録したドライバーは30人未満しか存在していない。

  • アルボン ウィリアムズF1の2030年王座計画を支持「最後まで見届けたい」

    アルボン ウィリアムズF1の2030年王座計画を支持「最後まで見届けたい」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、ジェームス・ボウルズ代表が掲げる「2030年までにF1タイトル争いへ加わる」という計画について、現実的な目標だとの見解を示した。

    ウィリアムズは今季、遅延と重量過多を抱えた2026年F1マシンにより苦戦しており、開幕5戦を終えた時点でチーム選手権8位、7ポイントにとどまっている。それでもアルボンは、ボウルズの長期計画に対する信頼を失っていない。

    アルボン「ジェームスは現実的な人だ」
    モナコGPで、ボウルズの見通しが現実的かと問われたアルボンは、次のように答えた。

    「2030年というのは、そうだと思う。ジェームスは現実的な人だと思うし、何かを大げさに見せようとする人ではない」

    「もちろん、それがもう少し早ければありがたい。今年は僕たちが望んでいる位置より少し後ろにいることに気づいているし、それで少し後退したのかもしれない。でも、彼がそう言うなら、僕は信じている」

    アルボンは今週末のモナコGPで、ウィリアムズでの通算95戦目の出走を迎える予定であり、ナイジェル・マンセルが1994年オーストラリアGP以来保持してきたチーム最多出走記録に並ぶ。

    さらに、ボウルズの2030年目標を踏まえ、今後もウィリアムズに残る意思があるかと問われると、アルボンはこう語った。

    「うん、そうしたい」

    「僕にとって大事なのは進歩だ。チームの進歩を見たい。僕がこのチームに加わってからの4年間で、毎年よくなってきたことは示せていると思う」

    「今年はパフォーマンス面で少し後退したかもしれない。でも、チームの中で変化が起きているのは見えているし、すべてが正しい方向に向かっているように感じている」

    「僕はジェームスが来る前から、このチームの本当に初期の部分から関わってきたように感じているし、ものすごく多くの努力と仕事を注いできた。最後まで見届けたい」

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    ・アストンマーティンF1 アレクサンダー・アルボンに接触との報道

  • アストンマーティンF1 アレクサンダー・アルボンに接触との報道

    アストンマーティンF1 アレクサンダー・アルボンに接触との報道

    2027年のF1ドライバー市場で、アレクサンダー・アルボンの評価が急速に高まっている。フェラーリがシャルル・ルクレールとの契約延長を発表したことで、アストンマーティンは獲得ターゲットの見直しを迫られ、新たな候補としてアレクサンダー・アルボンに接触したと報じられた。

    さらにアルピーヌ、アウディ、そしてレッドブルもアレクサンダー・アルボンの動向を注視しているとされており、2027年に向けたドライバー市場の注目株となりつつある。

    ルクレール残留で次のターゲットはアレクサンダー・アルボン
    アストンマーティンは以前からフェルナンド・アロンソの後任候補を検討していた。

    アロンソの契約は2026年末で満了を迎える予定で、引退の可能性も取り沙汰されている。そのためローレンス・ストロール率いるチームは、将来のエース候補としてシャルル・ルクレールの獲得を目指し、マネジメント側と協議を行ったと報じられていた。

    しかしルクレールはフェラーリとの新たな複数年契約を締結。これによりアストンマーティンの計画は白紙となった。

    その結果、新たな候補として浮上したのがウィリアムズのアレクサンダー・アルボンだ。

    RacingNews365によると、アストンマーティンはカナダGPの週末にアルボン陣営へ接触したという。

    ウィリアムズ低迷でアルボンの将来にも注目
    アルボンは2022年からウィリアムズに所属し、チーム再建の中心人物として活躍してきた。

    しかし2026年シーズンのウィリアムズは苦戦が続いており、新レギュレーションへ向けて早期から開発リソースを集中したにもかかわらず、ここまでわずか7ポイントにとどまっている。

    チームメイトのカルロス・サインツJr.とともにフラストレーションを抱えているとされ、最近のレースではアルボンのボディランゲージにも不満が表れていると報じられている。

    アルボン自身の契約も2026年末で満了を迎えるため、2027年に向けて選択肢を探り始めているとの見方が強まっている。

    アウディとアルピーヌも接触
    もっとも、アストンマーティンが独占交渉できる状況ではない。

    報道によれば、アルピーヌとアウディもカナダGPでアルボンに接触したという。

    アルピーヌではフランコ・コラピントの契約状況が不透明なほか、アウディではニコ・ヒュルケンベルグが8月に39歳を迎えることから、将来的なラインアップ変更の可能性が指摘されている。

    経験豊富で安定したパフォーマンスを持つアルボンは、複数チームにとって魅力的な補強候補となっている。

    レッドブル復帰の可能性も消えていない
    さらに見逃せないのがレッドブルの存在だ。

    アルボンはかつてレッドブル・レーシングに所属しており、現在もオーナーのチャルーム・ユーウィッタヤとの良好な関係を維持しているとされる。

    報道では、もしマックス・フェルスタッペンが2026年末でF1を離れる場合、レッドブルがアルボンを候補リストに入れているとも伝えられている。

    現時点では具体的な交渉段階には至っていないものの、アストンマーティン、アウディ、アルピーヌ、そしてレッドブルという複数チームの関心が伝えられている状況だ。

    アストンマーティンはエイドリアン・ニューウェイやホンダとの大型プロジェクトを進めており、2027年に向けたドライバー選定はチームの将来を左右する重要なテーマとなる。その候補の一人として、アレクサンダー・アルボンの名前が急浮上している。

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  • アルボンのカナダGP“マーモット事故”にPETAが声明 F1に野生動物対策を要求

    アルボンのカナダGP“マーモット事故”にPETAが声明 F1に野生動物対策を要求

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が2026年F1カナダGPのプラクティス中にマーモットと接触した事故を受け、動物愛護団体PETAがFIAとF1に対し、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの野生動物対策を強化するよう求めた。

    アルボンはコース上に現れたマーモットを避けようとしたが、接触を避けきれず、FW48は大きなダメージを受けた。この影響でスプリント予選への準備にも支障が出た。

    PETA創設者がアルボンを称賛「PETAの表彰台に値する」
    PETA創設者のイングリッド・ニューカークは、アルボンがマーモットを避けようとした判断を称賛した。

    「アレックス・アルボンがコース上のマーモットを避けようとしてステアリングを切った判断は、彼を勝者にするものだ」とニューカークは声明で述べた。

    「勇気と思いやりの両方を示し、彼は一瞬の判断で傷つきやすい動物の命を重んじる選択をした。それは彼にPETAの表彰台に上がる資格を与えるものだ」

    その一方で、ニューカークはFOM、FIA、そしてカナダGP主催者に対し、野生動物とドライバー双方を守るための対策強化を求めた。

    「他の種の動物たちは、レーストラックや高速で走る車を理解していない。彼らはただ、自分たちの生活を送ろうとしているだけだ」

    「PETAは、この出来事が、こうした地域をすみかとする動物たち、そしてドライバー自身を守るために、主催者がより強力な抑止措置を導入するきっかけになることを望んでいる」

    毎年問題となるカナダGPのマーモット出没
    カナダGPが開催されるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは、周辺にマーモットの生息地があるため、毎年のようにコース付近で姿が確認されている。

    愛らしい存在ではあるが、走行中のF1マシンの前に出れば、動物にとってもドライバーにとっても重大な危険となる。主催者はこれまでもコース上への侵入を防ぐための対策を講じてきたが、今回の事故により、その有効性が改めて問われる形となった。

    ボウルズ「アルボンは動物を気にしていた」
    ウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズは、事故後のアルボンが動物のことを気にしていたと明かした。

    「彼の最初の反応はもちろんフラストレーションだった。カルロスに対して速かったからだ。こうしたスプリントのセッションでは60分しかない。それだけで、その半分以上を失うのはフラストレーションがたまる」

    「ガレージに戻ってからは、彼は母親のことをより心配していた。母親は、彼がマーモットの一家を引き取るために費用を払わなければならないと思っているからだ。それが今回の結果というわけだ」

    アルボンはこれまでも動物保護を訴える特別ヘルメットを使用してきたことで知られ、今回の事故についても「動揺していた」とされている。

    今回の接触は単なる珍事ではなく、自然環境の中に置かれた市街地型サーキットが抱えるリスクを浮き彫りにした。PETAの声明は、動物愛護の観点だけでなく、F1マシンが高速で走行する場に野生動物が入り込むことの危険性を改めて示すものとなった。

  • アレクサンダー・アルボン F1カナダGPで“マーモット事故” スプリント予選を欠場

    アレクサンダー・アルボン F1カナダGPで“マーモット事故” スプリント予選を欠場

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選を欠場することになった。FP1でコース上の野生動物と接触し、マシンに想定以上の大きなダメージを負ったためだ。

    ウィリアムズは修復作業を進めたものの、損傷はギアボックスとパワーユニットの交換を必要とする規模に及び、同日午後のスプリント予選までに作業を完了できないと判断した。

    マーモットとの接触でFP1が終了
    アルボンのカナダGPは、週末唯一のプラクティスでいきなり困難に見舞われた。金曜午後のFP1でマーモットと接触し、その衝撃によってウィリアムズのマシンは大きなダメージを受けた。

    この接触により、アルボンはFP1の残り時間を走行できず、マシンはガレージへ戻された。チームはすぐに修復作業に取りかかったが、損傷の範囲は当初の想定を大きく上回っていた。

    ギアボックスとパワーユニット交換でスプリント予選欠場
    ウィリアムズは声明で、アルボンがスプリント予選に出走しないことを明らかにした。

    「FP1でコース上の野生動物が関係したインシデントを受け、アレックスは今日午後のスプリント予選には出走しない」

    「チームはマシンを修復するために最善を尽くしたが、受けたダメージは当初考えられていたよりもはるかに大きく、ギアボックスとPUを交換する必要がある」

    「アレックスにとっては不運だが、明日のセッションに向けて可能な限り準備できるよう、カルロス側のガレージから得られるすべての学びを生かしていく」

    スプリント週末で重い代償
    カナダGPはスプリントフォーマットで行われており、FP1は各チームにとってセットアップを煮詰める貴重な走行機会だった。アルボンはその走行時間を失っただけでなく、スプリント予選も欠場することになり、週末の立て直しは一段と難しくなった。

    ウィリアムズにとっては、カルロス・サインツ側のデータがアルボンの週末を再構築するうえで重要な基準となる。土曜以降の走行に向けて、チームは限られた情報の中でマシンを再び仕上げる必要がある。

  • アレックス・アルボン トラックリミット違反でP19降格 F1マイアミGPスプリント

    アレックス・アルボン トラックリミット違反でP19降格 F1マイアミGPスプリント

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、2026年F1マイアミGPのスプリント予選後にトラックリミット違反が認定され、スプリントのスタート位置を19番手に降格された。

    アルボンは当初、スプリント予選を14番手で終えていたが、SQ1で記録した自己ベストラップがターン6でのトラックリミット違反により削除。さらに、本来SQ2へ進出すべきではなかったと判断されたため、SQ2で記録したすべてのラップタイムも取り消された。

    SQ1突破の決め手となった最終アタックが削除
    アルボンはSQ1終盤の最終アタックで1分30秒988を記録し、16番手でSQ2進出圏内に滑り込んでいた。このタイムにより、レーシングブルズのリアム・ローソンは0.1秒未満の差でSQ1敗退となった。

    しかし、セッション後にアルボンの最終アタックがターン6でトラックリミットを超えていたと判断された。これにより、SQ1の該当ラップが削除され、アルボンはSQ2進出資格を失う形となった。

    ローソンはSQ2開始直後までマシンに乗ったまま待機していたが、その後、スプリント予選終了後にアルボンのタイム違反が正式に確認された。

    SQ2開始後に報告された異例のケース
    スチュワードの文書には次のように記されている。

    「SQ1中、23号車はターン6で明確にトラックリミットを超えていた。しかし、これはSQ2が開始されるまでスチュワードに報告されなかった」

    「23号車がトラックリミットを超えたラップで記録したタイムは、SQ2進出に十分なものだった。したがって、23号車がコース外に出ており、そのラップが削除される可能性があるとスチュワードに伝えられた時点で、23号車はすでにSQ2の走行に入っていた」

    「これは異例の状況であるため、スチュワードは国際スポーティングコード第11.7.1.a条に基づく権限を行使し、SQ1における該当ラップタイムを削除することでこの問題を処理することを決定した」

    「23号車はSQ2に進出すべきではなかったため、SQ2で記録されたすべてのラップタイムも結果として削除される」

    ウィリアムズに痛手、ローソンは繰り上がらず
    この裁定により、アルボンはマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われる土曜日のスプリントを19番手からスタートすることになった。

    一方で、SQ1で敗退したローソンがSQ2の結果に復帰する形にはならず、裁定はアルボンのタイム削除とスタート位置降格にとどまった。ウィリアムズにとっては、SQ2進出を果たしたかに見えた直後の大きな後退となった。

  • アレクサンダー・アルボン F1新規則を評価も課題指摘「すべては解決しない」

    アレクサンダー・アルボン F1新規則を評価も課題指摘「すべては解決しない」

    2026年F1レギュレーションの調整を受け、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンがその効果について見解を示した。エネルギーマネジメントやスーパークリッピングを巡る議論が続く中、F1は4月のレース間インターバルを利用して複数の修正を実施している。

    こうした変更はオーバーテイクの増加や安全性の改善を狙ったものだが、ドライビングの本質が変化しているとの指摘も根強い。

    アルボンは前向きな評価を示しつつも、現行規則が抱える根本的な問題について慎重な見方を示した。

    エネルギー管理と安全性を巡る課題
    新世代マシンではエネルギーマネジメントの重要性が大きく増しており、ドライバーは単純に限界まで攻めるだけでは最速ラップを刻めなくなっている。

    特に速度差の拡大は深刻な問題とされており、鈴鹿でのオリバー・ベアマンのクラッシュはその危険性を象徴する出来事となった。低速車両を回避する中でコントロールを失い、バリアに激突する事故は、現在のレギュレーションがもたらす副作用のひとつとされている。

    こうした状況を受け、F1はブースト出力を+150kWに制限し、速度差の抑制を図る対策を導入した。

    スーパークリッピング対策の具体的変更
    予選で「全開で攻められない」というドライバーの不満にも対応が行われた。最大エネルギー回収量は7メガジュールに制限され、スーパークリッピングの発生時間を短縮する狙いがある。

    同時に最大出力は350kWへと引き上げられ、エネルギーの再充電時間短縮も図られた。スーパークリッピングとは、フルスロットル中にMGU-Kが回収モードへ切り替わり、パワーを吸収する現象を指す。

    これによりラップ中のエネルギー運用はよりシンプルになることが期待されているが、完全な解決には至っていない。

    アルボンの評価「正しい方向だが限界もある」
    アルボンは今回の修正について一定の評価を示している。

    「それは確かにポジティブだし、間違いなく正しい方向に進んでいる」

    一方で、すべての問題が解消されるとは考えていない。

    「すべての問題を解決できるのか?おそらくそうではない。でも、どれだけ解決できるかが重要だ」

    さらに、ドライビングの本質が変化している点にも言及した。

    「僕たちはカート時代から、とにかくできるだけ速く走ることをしてきた。でも今年は明らかに違う。アクセルを緩めた方が速くなる場面がある。そういう意味では、純粋なレースからは少し離れてしまっている」

    “純粋な速さ”と現代F1のギャップ
    今回のレギュレーション調整は、安全性と競争のバランスを取るための現実的な妥協とも言える。

    ただし、アルボンの指摘が示すように、現代F1は「いかに速く走るか」ではなく「いかに効率的に走るか」へと軸足を移しつつある。

    この方向性が長期的にファンやドライバーに受け入れられるのか──今回の修正は、その是非を占う過渡的なステップとなりそうだ。

  • アルボン 2026年F1マシンに手応え「まだ多くのラップタイムが眠っている」

    アルボン 2026年F1マシンに手応え「まだ多くのラップタイムが眠っている」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、バーレーンでのプレシーズンテスト終了後、2026年F1マシンにはまだ解き放たれていないラップタイムが数多く残されているとの見解を示した。

    アクティブエアロの導入と、内燃エンジンとほぼ50/50に近い電動化比率へと進化した新パワーユニットにより、2026年型マシンはこれまでとは根本的に異なる特性を持つ。特に350kWに達するエネルギーの最適なデプロイを実現するためのエネルギーマネジメントは、ドライバーにとって極めて重要な要素となっている。

    その結果、ストレートでのダウンシフトや、長めのリフト・アンド・コーストなど、これまでとは異なる操作が求められている。レギュレーション初期段階にある現時点では、マシンはエネルギー不足の傾向も見られ、各チームはハーベスティングとデプロイの最適化に多くの時間を割いた。

    テスト最終日の最速タイムは、2025年の同地最速タイムから2.6秒差にまで迫った。タイヤ差を考慮すると差は3秒強に広がるものの、複雑かつ大幅に変更されたレギュレーションを踏まえれば、一定の競争力を示したと言える。

    アルボン「まだ多くの改善余地がある」
    「まだ学ぶことは多い」とアルボンは語った。

    「僕は最初の週を走っていないので、初週がどれほど生っぽい感覚だったのかは分からない。でも、ドライバビリティやギアシフト、そしてドライビングそのものに関しても、まだ明らかに多くのラップタイムを見つけられる余地がある」

    「昨年の感覚にはまだ近づいていないけれど、そこに向かっていると思う。マシン開発やドライバビリティの改善が進めば、シーズンを通じてかなり速いペースで向上していくだろう」

    アレクサンダー・アルボン フォーミュラ1カー

    ジョージ・ラッセル「改善のペースは非常に急」
    ジョージ・ラッセル(メルセデス)もまた、改善スピードの速さを強調した。

    「正直に言って、大きな進歩があった」とラッセルは述べた。

    「新しいレギュレーションに直面すれば、予想していなかった課題が出てくる。その初期段階では改善の傾きは非常に急だ」

    「今回のテストは、全体的にかなりスムーズだった。レースランのラップタイムを見れば、12カ月前とそれほど大きくは離れていない。あのときは同じレギュレーションの4年目だった」

    「バルセロナやバーレーンの直後は少し騒がれすぎた面もある。今週は、全体的に見て皆の満足度は上がっていると思う」

    オスカー・ピアストリとフランコ・コラピントも前向き
    最終日の記者会見に出席したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、依然として学習段階にあるとしつつも前進を認めた。

    「間違いなく学習曲線の途中にある。昨年とは明らかに違う運転方法が必要だ」とピアストリは語った。

    「ドライバーとして新しい要求を理解しつつあるし、チームもその運転スタイルに合わせた調整を進めている。まだ以前とは大きく異なるが、自然とパフォーマンスは見つかってきている」

    アルピーヌのフランコ・コラピントも同様の見解を示した。

    「昨年とは違う感覚だが、進歩の傾きは非常に急だ」とコラピントは述べた。

    「日ごとに変化があり、マシンは速くなり、フィーリングも良くなっている。数戦すれば、さらに慣れ、より快適に、そしてより速くなるだろう。まだ昨年と比較するには早いが、確実に改善している」

    2026年F1は“開発力”が勝敗を分ける
    電動化比率の増大とアクティブエアロの導入により、2026年F1は単なる空力開発競争ではなく、エネルギーマネジメントとドライバビリティ最適化を含む総合開発力が問われる時代へと突入した。

    アルボンが語る「まだ眠っているラップタイム」は、各チームの開発速度次第で大きく姿を変える可能性がある。開幕戦メルボルンで、その進化の第一歩が明らかになる。

  • アレクサンダー・アルボン レッドブルF1優位を示唆「GPSがすべてを語る」

    アレクサンダー・アルボン レッドブルF1優位を示唆「GPSがすべてを語る」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、2026年F1プレシーズンテストが行われているバーレーンで、レッドブルのパフォーマンスに強い印象を受けていることを明かした。

    とりわけストレートスピードとパワーユニットの効率面において、他チームより一歩抜けている可能性があるとの見解を示している。

    バーレーンでの初日、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが136周を走行し、タイムシート2番手につけるなど順調な滑り出しを見せた。新たに自社製パワーユニットでシーズンに臨む同チームは、開幕前から過度な期待を抑える姿勢を強調してきたが、ライバル陣営の目には明確な強みとして映っているようだ。

    アルボンはメディアに対し、コーナリング性能では複数チームが拮抗しているとしながらも、レッドブルの強みはストレートにあると指摘した。

    「コーナーに関して言えば、競争力のあるチームはいくつかある。トップ4は“くねくねした区間”ではどこも強い」

    「でもレッドブルはストレートで強い。ここまで見てきた限り、単にストレートが速いというだけじゃない」

    「デプロイメントの一貫性があるように見えるし、ドライバビリティも優れているように感じる」

    「今の段階では、ドライバビリティやクルマの滑らかさだけでかなりのラップタイム差が生まれている。昨日と今日にかけて取り組んでいる作業の多くは、まさにそこだ」

    アレクサンダー・アルボン レッドブル・レーシング

    また、メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、初期データを踏まえレッドブルがストレートで1周あたり1秒速いとまで語っている。

    その発言について問われたアルボンは、次のように応じた。

    「GPSがかなりはっきり示している。彼らはストレートで本当に速い」

    バーレーンテストでは依然として勢力図の全貌は見えていないが、少なくともストレート効率とエネルギーマネジメントにおいて、レッドブルが優位に立っている可能性は、ライバルのデータ上でも明確になりつつある。