カテゴリー: SUPER GT

  • 小林可夢偉、グッドスマイルレーシングから鈴鹿10時間耐久レースに参戦

    小林可夢偉、グッドスマイルレーシングから鈴鹿10時間耐久レースに参戦

    小林可夢偉が、グッドスマイルレーシングから鈴鹿10時間耐久レースに参戦することが発表された。

    初音ミクGTプロジェクトを展開するグッドスマイルカンパニーは23日(土)、「GOODSMILE RACING & Team UKYO」として2018年のSUPER GT参戦発表会を開催した。2018年も引き続き谷口信輝、片岡龍也がドライバーを務めることは発表。このコンビは2018年で7年目となる。

    「GOODSMILE RACING & Team UKYO」は、参戦マシンをMercedes-AMG GT3にチェンジして2年目。2017年は優勝1回、2位2回、3位1回と合計で4回も表彰台に乗り、さらにポールポジションを2回獲得するなどし、3年ぶり3回目のチェンピオンに輝いた。

    2018年は初音ミクGTプロジェクトとして2008年の参戦以来ちょうど10周年。今度こそ2連覇を狙い不動の体制でSUPER GTに参戦。エントラント代表は安藝貴範、監督は元F1ドライバーの片山右京、ドライバーは谷口信輝と片岡龍也というチャンピオンコンビ、メンテナンスガレージはRSファイン、参戦マシンは「Mercedes-AMG GT3」を継続する。

    更に来年は鈴鹿1000kmに変わって行なわれる「鈴鹿10時間耐久レース」にチーム体制はほぼ変わらず出場が決定。今年のスパ24時間に続いての耐久レースへの挑戦となる。また、3人目のドライバーとして小林可夢偉がジョインし、10時間を戦う。マシンカラーリングなどは2018年2月18日のワンダーフェスティバルにて公開予定。

    谷口信輝
    「2018年も引き続きこのチームでSUPER GTを戦っていくことになりました。当然連覇を目指しますが、今年以上に優勝回数を増やし、連覇に繋げていきます。」

    片岡龍也
    「2018年は何も変わらないですが、その何も変わらないことが強みだと思っています。2017年はパーフェクトなレース展開では無かったので、2018年はパーフェクトなレースを目指すことにより、連覇につながると思います。来年も応援宜しくお願いします。」

    小林可夢偉
    「再びグッドスマイルレーシングの一員としてレースに出場できることは本当にうれしいです。とにかく今年のスパ24時間は不完全燃焼で終わっているので、この鈴鹿10時間耐久レースでは、谷口選手、片岡選手と一緒にしっかりとリベンジしたいと思います。この機会を作って下さった安藝代表をはじめ、グッドスマイルレーシングの皆様ありがとうございます。GSRは現役のGT300クラスチャンピオンチームですから、みなさんの足を引っ張らないようにしつつ、頑張ります。ぜひサーキットに応援に来てください」

  • ホンダ、2018年 SUPER GTの体制発表を東京オートサロン2018で実施

    ホンダ、2018年 SUPER GTの体制発表を東京オートサロン2018で実施

    ホンダは、1月12日(金)に2018年のSUPER GTの体制発表を東京オートサロン2018で実施する。

    本田技研工業は、2018年1月12日(金)から14日(日)まで千葉県の幕張メッセにて開催される「東京オートサロン2018」において、四輪車、二輪車、モータースポーツ競技車両を出展し、さまざまなカスタマイズの可能性を提案するとともに、モビリティーの楽しさやモータースポーツの魅力を伝えていく。

    四輪車は、東京モーターショーで先行公開した来年発表予定の「CR-V」や、来春マイナーモデルチェンジ予定の「JADE RS(ジェイド アールエス)」をベースにしたコンセプトモデルに加え、しなやかで上質な乗り味を求めたコンプリートカーブランド「Modulo X(モデューロ エックス)」シリーズとして12月14日(木)に発表した「FREED Modulo X (フリード モデューロ エックス)」、12月21日(木)に発表した「N-ONE RS(エヌワン アールエス)」などの新型モデルを展示する。

    モータースポーツ競技車両は、第101回インディ500にて、佐藤琢磨(Andretti Autosport)が日本人初の優勝を遂げたマシン「Dallara DW12」や、7月に販売を開始した「NSX GT3」、FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス参戦マシン「RC213V」などを展示する。

    また、1月12日(金)10:30より会場内Hondaブースにおいて、2018年シリーズにおけるSUPER GTの体制発表を行う。執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長 森山 克英、モータースポーツ部 部長 山本 雅史が登壇予定。

    2018年のホンダのドライバーラインナップには元F1ドライバーのジェンソン・バトンが加わることが明らかになっており、バトンを含めどのドライバーがどのチームのマシンに乗るかことになるかは注目だ。

  • 伊勢丹 新宿店、「SUPER GT展 ~1/1000秒の世界への熱狂~」を開催

    伊勢丹 新宿店、「SUPER GT展 ~1/1000秒の世界への熱狂~」を開催

    伊勢丹 新宿店は、「SUPER GT展 ~1/1000秒の世界への熱狂~」を2018年1月17日(水)~22日(月)に開催する。

    観客動員数40万人を誇る、国内最高峰の自動車レース「SUPER GT」の世界を体験できる特別な空間が登場。レースの臨場感を味わえる特別展示や、ドライバー・監督の来店イベントも開催される。

    伊勢丹新宿店メンズ館1階=正面玄関前にて、SUPER GTのレーシングカーを特別展示。また本館7階=催物場では、世界観を体験できる巨大映像や実際にレースで使用されたパーツ、レーシングスーツが展示される。

    また、会場にて10,500 円以上買い物をすると先着50がトークショー(着席)&サイン会に参加できる。20日(土)は星野一義/星野一樹、21日(日)は中嶋悟/中嶋一貴/中嶋大祐と親子でのトークショーとなる。

    1月17日[水]午後4時~・6時~(各回約30分)
    関谷正徳
    金石勝智
    片山右京

    1月20日[土]午後1時~・3時~(各回約30分)
    星野一義
    星野一樹

    1月21日[日]午後1時~・3時~(各回約30分)
    中嶋悟
    中嶋一貴
    中嶋大祐

    また、同期間には本館6階=催物場で「tomica展 ~夢とあこがれは、世代を超えて~」も開催される。

  • ジェンソン・バトン、2018年のSUPER GT参戦を発表

    ジェンソン・バトン、2018年のSUPER GT参戦を発表

    ジェンソン・バトンは、2018年にSUPER GTに参戦することを発表した。

    2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンは昨シーズン末で第一線を退き、裏方としてマクラーレン・ホンダに残留。今年のF1モナコGPではインディ500に参戦したフェルナンド・アロンソの代役として1戦限りのF1復帰を果たした。

    2018年にはF1以外でのレースシリーズに参戦する意向を示していたジェソン・バトンだが、3日(日)に栃木県のツインリンクもてぎで「Honda Racing THANKS DAY 2017」で行われたF1トークショーで、日本でSUPER GTに参戦することをサプライズ発表した。

    「ホンダでレースをすることになる。2018年にホンダとSUPR GTでレースをする契約を結んでいる」とジェンソン・バトンはコメント。

    「この数年間の夢だったし、僕はこのカテゴリーが大好きだ。今年鈴鹿でレースをして、とても興奮した」

    「新しいシーズンにとても興奮している。快適に感じられるようにたくさんテストをして、パッケージを改善して、競争力をつけられること願っている」

    ホンダは、来年ジェンソン・バトンがどのチームからSUPER GTに発表するかはまだ発表していない。

    ジェンソン・バトンは、今年の鈴鹿1000kmにTEAM MUGENから参戦している。

  • 【SUPER GT】 GT300:グッドスマイル初音ミクAMGが王座獲得

    【SUPER GT】 GT300:グッドスマイル初音ミクAMGが王座獲得

    2017 SUPER GT 第8戦(最終戦)「MOTEGI GT GRAND FINAL」の決勝レースが12日(日)ツインリンクもてぎ(栃木県)で行なわれた。GT300クラスはNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)が今季2勝目。クラスチャンピオンはNo.4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が獲得した。

    予選日と同様、決勝日も朝から好天となったツインリンクもてぎ。

    決勝直前のウォームアップ走行ではトップのNo.18 UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/川端伸太朗)から11台がコンマ5秒の僅差の中にひしめき合う状況で、決勝での熱戦に期待が高まっていった。

    完全なドライコンディションで、スタート直前の気温と路面温度はそれぞれ16℃/23℃。レース中盤まではほぼ一定で推移したが、レースの終盤には急激に寒くなり、チェッカー時点では14℃/18℃まで低下していた。

    レース序盤は、ポールポジションのNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)が逃げ、No.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一)、No.25 VivaC 86 MC(山下健太)、No.11 GAINER TANAX AMG GT3(ビヨン・ビルドハイム)、No.33 D’station Porsche(スヴェン・ミューラー)が追う展開。ランキング3位でタイトルの可能性を残すNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹)は6番手、同2位のNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一)は8番手の厳しい位置だ。

    トップ4号車は2位以下との差を拡げ、追う55号車と25号車の2位争いと、11号車、33号車、65号車の3台による4位争いが接近戦となり、タイトルを争う4号車には有利な展開だ。5周目にはNo.30 TOYOTA PRIUS apr GT(佐々木孝太)がGT500車両と接触し、S字コーナーのコース脇にストップするも、何とか再スタート。また、9周目に、No.88 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学)もGT500車両と接触。このようなアクシデントもあったが、セーフティカーが導入には至らなかった。

    そんな状況の中、16周を終えたところでトップを快走していた4号車の片岡が、最小限の周回数でルーティンのピットイン。タイヤ4本を替えて41秒4と少し長めのピットストップとなった4号車は、同時に入ったNo.33 D’station Porsche(スヴェン・ミューラーから藤井誠暢)にアウトラップで抜かれ、にわかにレースが動き出した。33号車はタイヤ無交換でピットストップを短くする作戦で、タイヤ交換をしない分、ピットアウト直後から温まったタイヤで猛プッシュできるアドバンテージもあったようだ。さらに次の周にルーティンのピットインを行った25号車(山下から松井孝允)もリアの2本のみを交換、65号車(黒澤から蒲生尚弥)もフロント2本のみ交換、とピットストップを短くし、33号車の前でピットアウト。ピットインを引っ張るトップ集団に対し、この4台が先行してトップ争いを行う形となる。この中では33号車のペースが速く、相次いで25号車、65号車をパス。これで優勝をたぐり寄せたかに見えたが、この直後にペースダウン。フロントタイヤのパンクで緊急ピットインとなり、トップ争いから脱落した。

    早めのピットインを選んだライバルに対し、55号車はまだトップでレースを引っ張る。半分を過ぎ、上位では2番目に遅い31周を終えたところでピットに。タイトル獲得には優勝しかない彼らも、タイヤ無交換で勝負に出る。55号車のピットストップは僅か20秒余りで、ショーン・ウォーキンショーをトップのままコースに復帰することに成功した。

    2番手集団は25号車、65号車、4号車の競り合いに。このポジションでも現状はタイトルを獲れる4号車は無理をしていないように見えた。ここで25号車のペースが落ち、65号車がペースアップ。これで55号車追撃は65号に託された。

    25号車をパスして視界が開けた65号車の蒲生は、10秒ほど先を行く55号車のウォーキンショーを猛追。タイヤ無交換はやはり厳しかったか、35周目に10秒あったギャップは40周目には7秒、45周目にはテール・ツー・ノーズ状態まで接近。そして46周目の最終コーナーで僅かにアウトに膨らんだ55号車を見逃さなかった65号車の蒲生は、一気にインを差して2台はストレートを並走。1コーナーへのアプローチ手前で抜ききった。

    この後もペース良く逃げ切ったNo.65 LEON CVSTOS AMGが、第6戦鈴鹿に続く今季2勝目を最終戦で挙げた。2位にはNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)が入った。

    No.4 グッドスマイル 初音ミク AMGは、確実に走りきって3位でゴール。これで谷口/片岡組は2014年以来、共に3回目のドライバーズチャンピオン(このコンビでは2回目)を獲得。GOODSMILE RACING & TeamUKYOも2回目のチームタイトルを手にした。

    No.4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO
    谷口 信輝 (No.4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO)
    「嬉しいというよりもホッとしたというのが正直なところ。ポイントリーダーでもてぎにやって来ましたが、実はまったく余裕などなかった。今シーズンはメルセデスAMGが速かったのですが、LEON(No.65 LEON CVSTOS AMG)もGAINER(No.11 GAINER TANAX AMG GT3)もいて厳しい戦いになった気がします。僕たちのチームは最善のケースを望む一方で、最悪な状況だけは避けるように戦ってきました。今日も厳しい方向になって、14年にチャンピオン獲った時と同様に、苦労して3位を獲る作戦で、結果的にチャンピオンを獲ることができました。振り返ってみるとタイでは25号車が取りこぼしたので、最大のライバルはLEONと思っていました。実際にその通りになりましたが、何とか3位に入ってチャンピオンを獲ることはできました。最終戦には勝てなかったけど、シリーズチャンピオンを獲って肩の荷を下ろしましたが、まだ(チャンピオンを獲った)実感はないですね。というかじわじわと出てきましたが、これから家に帰るまで、そして明日の朝目が覚めてから、そして大晦日に新年を迎える瞬間。これから少しずつ(チャンピオンになった)実感が湧いてくるのだと思います。

    片岡 龍也 (No.4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO)
    「嬉しいです。今日はポールから逃げる展開でしたが、GT500クラスのドライバーたちとちゃんとコミュニケーションができていて、とても走りやすい環境で上手く逃げることができました。開幕戦で勝って、さらに開発で苦労した結果がチャンピオンに繋がりました。結果的には僕たちにバッドラックがあった時にライバルも上手くいかないことが多かったような気がします。9ポイント差でもてぎに来て、周りからは『9ポイント差もあるから(チャンピオンは)当然取れるでしょ』と言われ、正直言ってレースウィークには緊張感の塊になっていました。でも僕はFIA-F4の若手を(アドバイザーとして)見ていますが、自分で走るだけでなくFIA-F4の走りも見ながらドライバーにアドバイスして、とドタバタの繰り返しでしたが、結果的にそのドタバタで緊張感を感じすぎることがなくなったのは大きかった。それにその若い子(FTRSスカラシップF4の宮田莉朋)がチャンピオンを獲ってくれて、彼からパワーをもらったところもありましたね。

    片山右京 (No.4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO 監督)
    今日は本当にありがとうございました。おかげさまで久々にタイトルを獲ることができました。以前と違って、今のGT300クラスは大変な激戦区になっていて、誤解を恐れずに言うなら以前の“ジェントルマンレース”とは違ってきています。FIA GT3車両でも自動車メーカーやタイヤメーカーの戦いになっていますが、我々が(タイヤを)供給してもらっているヨコハマタイヤも今年は100周年記念で節目の年になっていますが、そんなタイミングでタイトルを獲ることができ、少し恩返しができたのかな、と。もちろん、ドライバーだけでなくチームの現場も頑張ってくれています。レースは良い時ばかりでなく厳しい時もありますが、その厳しい時にもチームがんばって耐えてくれた。その結果としてのシリーズチャンピオンだと思うし、その意味ではチーム全員に『本当にありがとうございました』と言いたいですね。

  • 【SUPER GT】 LEXUS:最終戦 ツインリンクもてぎ 決勝レポート

    【SUPER GT】 LEXUS:最終戦 ツインリンクもてぎ 決勝レポート

    SUPER GTの2017年最終戦となる第8戦がツインリンクもてぎで開催され、平川亮/ニック・キャシディ組のKeePer TOM’S LC500 37号車が2位フィニッシュ。ポイントランキングで逃げ切り、23歳同士の若いコンビが、2017年シーズンのシリーズチャンピオンを勝ち取った。LEXUS LC500はデビューイヤーでのタイトル獲得となった。

    11月11日(土)~12日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでSUPER GTの2017年最終戦となる第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」が開催された。

    ここまで7戦にわたって激戦が繰り広げられてきた2017年シーズンのSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えた。今季のSUPER GTは、新たな規定にあわせてモデルチェンジし、新規投入されたLEXUS LC500が開幕から4連勝、前戦タイで5勝目を挙げ、ランキングでもLEXUS勢が1,2位を占めて最終戦に臨んだ。

    ランキング首位につけるのは前戦タイで今季唯一の2勝目を挙げた平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM’S LC500 37号車。この37号車コンビを6ポイント差で追うランキング2位につけるのは、今季2位3回、3位1回と安定した速さを見せるも未勝利の大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO’S 4CR LC500 6号車。LEXUS LC500のデビューイヤータイトル獲得なるかに注目が集まった。

    ◆予選◆
    11日(土)午前中の練習走行時は雲がかかり寒い状況だったが、その後天候は回復。昼には明るい日差しの下、やや風が強いものの気温17度、路面温度22度というコンディションでノックアウト方式の予選が開始された。

    Q1(15分)は午後2時20分に開始。前半は全車ピットで待機し、残りが8分ほどになったあたりでコースイン。まずカルダレッリのドライブする6号車がタイムをマークすると、各車がこれを次々に塗り替えていった。僅差で順位が変わっていく中、中嶋一貴のドライブするau TOM’S LC500 36号車がLEXUS勢では最上位となる3番手。キャシディがアタックした37号車が5番手。6号車も7番手でQ2進出。

    しかし、石浦宏明がアタックしたZENT CERUMO LC500 38号車は僅か0.017秒及ばず9番手となりQ2進出ならず。ヘイキ・コバライネンにQ1アタックを託したDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車は11番手、関口雄飛のWedsSport ADVAN LC500 19号車は15番手でQ1敗退となった。

    やや日も傾いてきた午後3時5分から開始されたQ2(12分)も残り8分あたりから各車コースへ。6号車の大嶋が素晴らしいタイムでまずトップに立ったが、ライバルがこれを大きく上回るタイムをマークし、ポールポジション獲得はならず。それでもランキング2位から逆転タイトルを目指す6号車が最前列2番手グリッドを獲得。ランキング首位につける37号車は平川がこちらも好走を見せ3番手。ジェームス・ロシターがアタックした36号車は7番手。タイトルを争う2台のLEXUS LC500は、2,3番手と好位置から決勝レースに臨むこととなった。

    GT300クラスは、坪井翔がドライブしたJMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車が10番手でQ2進出。アタックラップで他車に阻まれる形となった吉本大樹の SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車はQ2進出ラインとなる14番手に0.06秒及ばず15番手でQ1敗退。TOYOTA PRIUS apr GT 31号車は19番手、TOYOTA PRIUS apr GT 30号車は23番手でグリッド決定。

    Q2では唯一の進出となった51号車を駆る中山雄一が8番手タイムをマーク。4列目から決勝レースでの逆転タイトルを目指すこととなった。

    ◆決勝◆
    12日(日)は朝から好天に恵まれ、ほとんど雲の無い快晴の空の下、気温15度、路面温度22度という最終戦を戦うには絶好のコンディション。航空自衛隊のF2戦闘機によるデモフライト、地元栃木県警の白バイ、パトカーに続き、ドイツツーリングカー選手権(DTM)車両も連なってのパレードラップなど最終戦ならではの豪華なオープニングを経て、午後1時半、53周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

    ローリングでのスタートが切られる直前、フォーメーションラップ中に、2番手につけていたカルダレッリの6号車が、ブレーキングでタイミングを計っていた前車に追突、車体右前部を破損するアクシデント。そのままレースをスタートしたが、6号車は若干ペースが落ち、4周目に3番手スタートの37号車が6号車をパス。37号車は自力チャンピオン獲得圏内である2位に浮上した。

    その後方では、逆転タイトルの可能性を残す36号車のロシターが7番手スタートから猛烈な追い上げを見せ、6号車もかわし3位へ。6号車は6周目に他車に追突されてスピンを喫し、ほぼ最後尾までポジションを落とすこととなってしまった。

    3位へと浮上した36号車だったが、GT300クラス車両をかわす際に接触し、ダメージを負った箇所の修復で長いピットインを余儀なくされ、こちらも優勝争いから脱落。

    序盤からアクシデントの連発する荒れた展開となったが、37号車は着実に2位を走行。後続との間隔も大きく保ったまま、21周目にピットインし、キャシディから平川へとドライバー交代を行った。その後、他の車両も次々にピットインしていき、35周目に最後の車両がピットを終えた時点で、37号車は再び2位へと復帰した。

    後半戦、上位の3台はそれぞれ大きく間隔が開いた単独走となったが、次々に現れる周回遅れをかわしながら、一瞬も気を抜けない状況下で周回が重ねられていった。

    37号車の平川はのしかかるプレッシャーの中で健闘。チャンピオン獲得条件である2位を守って30周以上を走り切りチェッカー。37号車の平川/キャシディ組、そしてLEXUS TEAM KeePer TOM’Sがドライバーとチームの両チャンピオンに輝いた。3位に立川/石浦組の38号車が入り、今季3度目の表彰台獲得となった。

    SUPER GTのGT500クラスにフル参戦して3年目、23歳の平川と、同じく23歳でGTフル参戦2年目のキャシディという若いコンビが初の戴冠。日本のGTシリーズにおいて、23歳同士のコンビ、そしてキャシディの23歳85日はシリーズ最年少タイトル記録を更新した。

    チーム・トムスとしては2009年以来8年ぶりのGTタイトル。37号車としては初のタイトル獲得となった。

    GT300クラスでは、ランキング2位で逆転タイトルの可能性を残す中山雄一/坪井組の51号車が8番手からスタート。中山雄一が最後までピットインを遅らせる作戦で、30周目に首位浮上。その翌々周にピットインすると、坪井へとドライバーチェンジ。タイヤ無交換作戦で、7位でコースへ復帰した。その後、坪井はライバルとのバトルを繰り広げ、ひとつポジションを上げて6位でフィニッシュ。惜しくも逆転タイトル獲得はならなかったが、2勝、ランキング3位という好成績で新型LEXUS RC F GT3のデビューシーズンを終えることとなった。

    31号車が12位、60号車が18位、30号車は接触によりリタイアに終わった。

    KeePer TOM’S LC500 37号車 ドライバー 平川亮:
    何と言って良いか、言葉が出ない。今日のレースは、2位でバトンを受け取って、その順位をキープすればチャンピオンが取れるとは分かっていたが、なかなか100%プッシュは出来なかったし、なんとしてでもこの順位で戻ってこなければという状況で30周以上走ることになって、すごいプレッシャーだった。チェッカーを受けて喜ぶのかなと思ったが、どちらかと言えばすごくほっとしたという気分だ。1年間通してチームがミス無く支えてくれて、ニック(キャシディ)もすごく良い仕事をしてくれたし、LC500は常に速くて強いクルマで、タイヤも毎回難しいコンディションの中でも良いパフォーマンスを発揮してくれるなど、完璧なシーズンだった。本当に皆さんに感謝している。

    KeePer TOM’S LC500 37号車 ドライバー ニック・キャシディ:
    夢のようだ!支えてくれたLEXUSとチーム、TRDに本当に感謝している。GT500に参戦して2年目で(平川)亮と共にタイトルを獲得出来るなんて信じられない。彼と組んだ初日から、2人共に速さがあると言うことは分かっていた。そのためプッシュするよりも、ミスを犯すことなく、接触もしないように着実に走ることに心掛けた。特に今日はそれが重要だった。二人の協力態勢はシーズンを通してどんどん良くなっていった。それだけに、彼と共にチャンピオンを獲得出来たのは本当に嬉しいし、チームともこの喜びを分かち合いたい。

    関連:【SUPER GT】 KeePer TOM’S LC500が2017年のチャンピオン獲得!

  • 【SUPER GT】 ホンダ:最終戦 ツインリンクもてぎ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:最終戦 ツインリンクもてぎ 決勝レポート

    2017 オートバックス SUPER GT最終ラウンド「MOTEGI GT GRAND FINAL」の決勝レースが、栃木県芳賀郡茂木町にあるツインリンクもてぎで開催された。

    決勝日となった本日は快晴に恵まれ、風はやや冷たいものの日中は気温が20℃を上回る1日となりました。250kmで競われる決勝レースは午後1時30分過ぎに戦いの火蓋が切って落とされた。

    5台のNSX-GTはいずれも無難にスタートを切り、#100 RAYBRIG(山本/伊沢)は8番手、#17 KEIHIN(塚越/小暮)は11番手、#8 ARTA(野尻/小林)は12番手、#16 MOTUL(武藤/中嶋)は13番手、#64 Epson(バゲット/松浦)は14番手でオープニングラップを終えた。

    上位を走る#100 RAYBRIGと#17 KEIHINは早めにピットストップを行う戦略を選択。この恩恵もあって、2台はテール・トゥ・ノーズとなりながら次第にポジションを上げていく。

    ときに順位を入れ替えながら周回を重ねた2台は、最終的に#17 KEIHINが4位、#100 RAYBRIGが5位となり、2台揃ってスタートポジションを上回る順位でチェッカードフラッグを受けた。

    これで今季のSUPER GTは幕を閉じ、Honda勢では合計45ポイントを獲得した山本と伊沢が7番手、今季1勝を挙げて37ポイントを獲得した野尻と小林は9番手、同じく37ポイントの塚越と小暮は優勝回数の違いから10番手、鈴鹿1000kmを制して32ポイントを手に入れたバゲットと松浦は11番手、7ポイントの武藤と中嶋は19番手でタイトル争いを終えました。

    小暮卓史 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
    タイヤが温まるまではペースが上がりませんでしたが、その後はマシンの感触もよく、いくつか順位を上げられました。早めにピットストップを行うレース戦略で#100 RAYBRIGを攻略する前にドライバー交代を行い、その後の塚越選手の頑張りで4位に入ることができたので、いいレースだったと思います。昨日の予選でもバランスは良好でしたが、僕はマシンに合ったドライビングができず、予選8番手に終わったのは残念でした。今年は勝てるレースがいくつかあったのに結果的に1勝も挙げられず、悔しい気持ちでいっぱいです。

    塚越広大 (♯17 ケーヒン リアル レーシング)
    僕はレース後半を担当しましたが、速いピット作業のお陰で上位でコースに復帰できました。その後、#100 RAYBRIGを追い上げていたところ、彼らの加速が瞬間的に鈍ることがあり、その隙に追い抜いて4番手となりました。本来は前を走るライバルに追い付いて表彰台を狙いたかったのですが、そのまま4位でフィニッシュしました。今日のクルマは3位を狙える速さがあったので、そのポテンシャルを成績に結びつけられなかったのは残念です。

    佐伯昌浩 (Honda GT プロジェクトリーダー)
    #100 RAYBRIGに一度だけ起きたシフトトラブルを除けば、5台のNSX-GTはいずれもトラブルなくレースを走りきりました。レース中のペースはライバル勢と比較しても遜色がなく、5台ともグリッドポジションより上位でレースを終えたのは好材料ですが、目標としていた表彰台には届きませんでした。来季はオフシーズンテストで開発パーツの熟成を重ねてから開幕戦を迎えられるように準備を進めています。今後も皆さんのご声援をよろしくお願いします。

    関連:【SUPER GT】 KeePer TOM’S LC500が2017年のチャンピオン獲得!

  • 【SUPER GT】 NISMO:最終戦 ツインリンクもてぎ 決勝レポート

    【SUPER GT】 NISMO:最終戦 ツインリンクもてぎ 決勝レポート

    SUPER GT第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたMOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝。ドライバーズランキング2位となった。

    予選日同様、秋晴れの青空の下で、53周で戦う決勝レースがスタートした。スタートドライバーを務めたクインタレッリは、フォーメーションラップで2番手のマシンと軽く接触。

    マシンから白煙が上がったように見える場面もあったが、ペースを大きく乱すことなくオープニングラップを終えると、そのまま周回を重ねていった。

    マシンへのダメージもそれほどなく、2周目には1分40秒077のファステストラップを記録し、2番手以降を引き離していった。

    クインタレッリは24周まで走行しピットイン。チームもミスのない素早い作業で松田に交代した#23 GT-Rをコースへと送り出した。バトンを受け取った松田は暫定3番手でコースに復帰し、前を走る2台がルーティンのピット作業へと向かったあと、31周目に再び首位に立つとその後も安定したペースで周回。
    トップチェッカーを受けて優勝を飾った。

    ドライバーズタイトル争いは、#37 LC500が2位でチェッカーを受け、合計84ポイントを獲得。#23 GT-Rは今大会のポールトゥウィンで21ポイントを獲得し、合計82ポイントまで迫ったが、わずか2ポイント差でランキング2位となった。チームランキングも2位となった。

    ロニー・クインタレッリ (#23 ドライバー)
    「最初に接触した時には心配しましたが、クルマのバランスは問題なく、その後は完璧な走りができました。優勝できてうれしいですが、本音を言うと、チャンピオンも獲りたかったので、それに僅かに届かなかったことは残念です。しかし、シーズン序盤の苦戦を考えると、よくここまでこられたと思います。応援ありがとうございました」

    松田次生 (#23 ドライバー)
    「今回のレースは絶対に勝ちたいと思っていました。チャンピオン争いに関しても、“まずは自分たちが勝って、その後は相手次第でどうなるか”といったところで、ライバルの37号車が2位に入ったことで2ポイント及びませんでしたが、今シーズンの集大成として、もてぎで1勝できて良かったです。苦しい1年でしたが、その中でもロニーと2人でお互いを高めあってこられましたし、苦しかったからこそ、チーム全体としても高いレベルに来られました。悔しい気持ちを忘れずに、来年またみんなでチャンピオンを目指していきたいと思います。応援ありがとうございました」

    鈴木豊 (ニスモ 監督)
    「自分たちができることはすべて、全員が完ぺきにやってくれました。悔いはないです。シーズン未勝利で終えるわけにはいかないと思っていましたし、この最終戦では我々の意地を見せたかった。クルマとしてもタイヤとしても、チームとしても、勝てるということを証明できて、来年につながるいい最終戦にできたと思います。最後まで、本当にたくさんの応援をありがとうございました」

    関連:【SUPER GT】 KeePer TOM’S LC500が2017年のチャンピオン獲得!

  • 【SUPER GT】 2017年チャンピオン&最終戦トップ3ドライバー コメント

    【SUPER GT】 2017年チャンピオン&最終戦トップ3ドライバー コメント

    2017 AUTOBACS SUPER GT第8戦(最終戦)『MOTEGI GT GRAND FINAL』の決勝レースが11月12日(日)、栃木県のツインリンクもてぎ(1周4,801m×53周)で行われた。GT500クラスは、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝。GT500クラスチャンピオンは2位となったNo.37 KeePer TOM’S LC500の平川亮/ニック・キャシディが獲得。彼らは共に23歳で、キャシディはGT500クラスの最年少王者となった。

    GT300クラスは、No.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)が今季2勝目。3位のNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGの谷口信輝/片岡龍也組がGT300チャンピオンとなった。

    <チャンピオンコメント>
    GT500クラス
    No.37 KeePer TOM’S LC500
    平川亮
    「チャンピオンを獲ったら大はしゃぎするかな、と思っていましたが、チェッカーを受けた瞬間にホッとして、今は正直言って言葉が上手く出てこない状況です。チームが一丸になってノーミスで良い仕事ができた結果がチャンピオンなので、皆に感謝したいです」

    ニック・キャシディ
    「平川さんが言ったように『ホッとした』その一言に尽きます。僕はGT500で2シーズン目ですが、チームはそんな僕を信頼してくれました。だからその信頼を裏切らないよう頑張ってきました。1年を通じて抑えるところは抑えて、攻めるところは攻める。今日はコンサバな展開になりましたが良いレースができました」

    GT300クラス
    No.4 グッドスマイル初音ミクAMG
    谷口信輝
    「嬉しいというよりもホッとしたというのが正直なところ。ポイントリーダーでもてぎにやって来ましたが、実はまったく余裕などなかった。僕たちのチームは最善のケースを望む一方で、最悪な状況だけは避けるように戦ってきました。今日も厳しい方向になって、2014年にチャンピオン獲った時と同様に、苦労して3位を獲る作戦で、結果的にチャンピオンを獲ることができました」

    片岡龍也
    「嬉しいです。今日はポールから逃げる展開でしたが、GT500クラスのドライバーたちとちゃんとコミュニケーションができていて、とても走りやすい環境で上手く逃げることができました。開幕戦で勝って、さらに開発で苦労した結果がチャンピオンに繋がりました」

    <トップ3 ドライバーコメント>
    GT500クラス
    優勝:No.23 MOTUL AUTECH GT-R
    松田次生
    「昨日の予選ではポールで1ポイントを獲り、今日も優勝することができました。本当はチャンピオンを目指してもてぎに来ましたが、37号車が2位に入ったために2ポイント足らずにシリーズ2位に終わってしまいました。でも開幕戦ではレクサス勢が1~6位を独占し、タイムでも1秒以上の差があったのを、チームが一丸となって頑張って、タイヤとの合わせ込みが進んで、(この最終戦を)その集大成として1勝できたのだと思います。この流れを継続し、来年こそタイトルを獲り返したいと思います」

    ロニー・クインタレッリ
    「スタートで後続のクルマと接触し、スピンするんじゃないかというくらい大きな衝撃があって『今日のレースは終わったな』と思いました。でもタイヤもパンクしていなくて、クルマのバランスは悪くなく、ちゃんと走れて良かったです。シーズン序盤の(厳しかった)パフォーマンスから考えれば、よくここまで巻き返せたな、と思います。(チャンピオンを獲れず)悔しい気持ちもありますが、まずは優勝して気持ちよくシーズンを終えることができました」

    2位:No.37 KeePer TOM’S LC500
    平川 亮
    「最初の数周でうまく2番手に上がれましたし、その後もニック(キャシディ)が10秒ぐらい離して戻ってきてくれたから本当に楽な展開になりました。おかげで僕は完走すればいいだけになっちゃったので、逆に集中できなくて、それが大変でした。でも自分だけのレースじゃないですし、いろんな人への感謝の気持ちとかを考えたら、(走り続けることは)僕しかできないことなのでやらなきゃなという気持ちで走り抜きました。運もあったと思いますが、本当にいろんな要素がうまくいって、タイトルを獲れる時にきっちり獲れましたし、何かひとつでも欠けたら獲れなかったものなのでいろんな人に感謝しています。LC500は本当に調子良くて最初の勢いのままいくと思ったら、そこからHondaや日産も盛り返してきて……でもやっぱり最後はレクサスの強さを見せられたと思います。ブリヂストンタイヤも良かったし、チームもいいクルマを用意してくれたので、みんなに感謝しています。僕自身ですか? ホッとしています。

    ニック・キャシディ
    「もう、素晴らしすぎ! もう、なんて言えばわかりません。今日、タイトルを獲ったことで、史上最年少のGT500クラスチャンピオンになったんです! 信じられません。サイコー! それに、このタイトルをTOM’Sと一緒に獲ったことがうれしい。僕が日本でレースをするチャンスをレクサスと共に与えてくれたチームであり、全日本F3選手権に続いて、このSUPER GTでもタイトルを彼らと共に手にすることができました。ほんともう最高です!ドライバー交代してからは平川の走りを見守っていたんですが、マージンもあったし安心して見ていました。平川の走りには何の心配もしてなかったです。だって彼の速さを信じているし、問題ないと思ってましたから。僕が走っているときは、まず良いペースで走って後続とのギャップを作ろうと思っていたんです。正直、タイトル争いに対しての心配はありましたから。とにかくリスクを冒さないよう心がけました。逆に(前を行く)NISMO(23号車)のことは気にかけていませんでした。なので、後とそれなりの差が着いたときは本当に安心しましたね。あとはペースをキープして走っていました。

    3位:No.38 ZENT CERUMO LC500
    立川祐路
    「今年最後のレースなので思いっ切りいきました」
     昨日の予選結果が良くなくてグリッドが後ろだったので、今日は厳しい展開になってしまいましたけど、今年最後のレースなので思いっ切りいきました。その結果3位まで上がれたので、決勝に関してはまずまずだったんじゃないかなと思います。
     今年1年を振り返ると、ウチのチームとしては落としたレースがいくつかあって、それが結局、最後に響いてしまいましたね。ランキング上位のクルマを見るとコンスタントに毎戦ポイントを獲っていて、僕たちはそこがうまくいかなかったかなと。いい時はいいんですけど、落としているレースもあるので、来年の目標は全戦優勝……あっ、違うか!(笑)。全戦ポイントをきっちり獲りつつ、勝てるところは勝ってコンスタントに戦いたいと思います。来年また頑張ります。

    石浦宏明
    「まず、立川(祐路)さんがオープニングラップで2台抜いて、そのあとも前(のクルマ)が潰れたりしたんですが、僕らのクルマは、見ているとペース的にちょっと楽ではなさそうでした。でも、立川さんはGT300クラスを処理するときに徐々に後方との差をつけていたし、(立川の)後半のスティントになると、後にいたNSX-GTが少し離れたので、僕に交代しても途中までは苦しいだろうけど、最後は同じような展開になるだろうと想像することができました。一方、(レース距離の)3分の2が僕のスティントだったんですが、ピットからはタイヤの状態を考え、プッシュしないでマネージメントしてくれと言われていたこともあり、終盤にプッシュするだけに留めました。まぁ予選順位を考えると、決勝で37号車が見える位置でフィニッシュできたのは悪くないかと。挽回できたのかなと思います。今年は複雑なシーズンでした。クルマの速さがちょっと足りなかったり、シーズン途中で失速する原因を抱えるなど、うまくいかないレースが多かったように思います。もったいなかったですね。ランキング4位になるのは仕方ないようなレースをしていたので…。シーズンを通して苦しかった要素があったので、来シーズンに向けてきちんとリセットできるかどうかがこれからのポイントになると思います。

    GT300クラス
    優勝:No.65 LEON CVSTOS AMG
    黒澤治樹
    「シーズンを通じてメルセデス・ベンツとAMG、ブリヂストンにお世話になりました。本当に、良いクルマ、良いタイヤを用意してもらいました。今季はタイヤをブリヂストンにして、新しいパッケージでシーズンに臨んだのですが、(蒲生)尚弥も良いドライバーに成長してくれたし、ドライバー2人もチームもミスなく戦ってきて、最後にも優勝することができ、シリーズでも2位につけることができました。今年は手探り状態もありましたが、ブリヂストンタイヤで2年目となる来年は、もっと手強くなって帰ってきます」

    蒲生尚弥
    「今日のレース自体は、自分なりに良いレースができたと思います。55号車を抜いた時は、かなり(彼らの)タイヤが厳しそうで、最終コーナーで膨らんだので一気にインを差して並び、何とかパスすることができました。1年を振り返ってみると、色々成長できた部分があるし、その集大成が今回の優勝に繋がったと思います。いくつか取りこぼしもあってシリーズでは2位になってしまいましたが、クルマとタイヤはベストなパッケージだったと思います」

    2位:No.55 ARTA BMW M6 GT3
    高木真一
    「僕たちはタイヤ無交換でいって(逆転されて)2位に終わりましたけど、そればっかりは走ってみないと分からないですからね。タイヤを2本だけでも替えておけば良かったのかもしれないし、それでもダメだったかもしれない。だけどそれは(65号車とは)クルマも違うし、タイヤの特性も違うから同じことをやってもダメなわけで、僕たちにとっては優勝しか(チャンピオン獲得の)チャンスはなかったから、ピット作業のタイムを削るためにその作戦を採りました。脇役にはなってしまいましたけど、みなさんにはおもしろいレースを見せられたんじゃないかなと思います。(相方の)ショーン(ウォーキンショー)は今年初めて日本に来て、日本のサーキットも初めてで、そういうなかでSUPER GTのタイヤ戦争にぶち込まれて、タイヤのマネージメントだったり使い方だったり、いままで経験したことがないようなこともあって、いろいろ勉強になったんじゃないかな。まずコースを覚えなきゃいけないという状況ながら、初めてのサーキットで優勝したり。それってなかなか簡単なことじゃなくて、今年1年でひと皮もふた皮も剥けたと思います。100点満点です!

    ショーン・ウォーキンショー
    「表彰台の真ん中を逃してしまったことはとても残念です。タイヤ無交換というのはギャンブルのようであり、でもやれないことはない戦略でした。タラ・レバは言いたくないけれど、あと2周タイヤがもてば…。残念です。今日のレースはとてもタフな戦いではありましたが、シーズンエンドの戦いでまた表彰台に上がれたことはすばらしいし、うれしく思っています。僕にとって、SUPER GTで1年目の戦いでしたが、レースでは8戦中5戦でポイントを獲ることができたし、うち3度は表彰台に上がることができたし、最後までタイトル争いにも残ることができました。とてもハッピーな結果だと受け止めています。自分自身としては、ちょっと出来過ぎくらいかもしれません(笑)。ほんと、レース毎にだんだん良くなっていいレースができてうれしく思うし、それにチームがとてもよくしてくれました。来シーズンですか? またこの戦いの場に戻ってきたいと思っています。このファンタスティックなSUPER GTでの戦いで、もっといいレースがしたいですね。

    3位:No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG
    谷口信輝
    「今回、ポールポジションこそ獲りましたが、決勝に向けては不安要素がいっぱいあったんです。予選後は「今日のレースを勝ってチャンピオンを獲りたい」なんて言ってましたが、逆にまったくダメなレースになる可能性もあったんです。実は、決勝に向けて「なんとか片岡(達也)のタイヤが長持ちしてくれないかなぁ」という願いを持ってました。ところがやっぱりダメで…。結果、僕のスティントが長くなるので固いタイヤで行ったわけですが、それがテストをしていないタイヤだったんです。正直、ちゃんと使えるのかどうかわからなかった。なので、いいペースで行けるかどうかわからず、またちゃんと走れるかもわからない。それでライバルに行かれてしまうかも…という思いもあって、ものすごく苦しい状況でした。終わって、疲れがドッと出てしまいました(苦笑)。それに、レースが終わるまではなんともなかったんですが、みんなから“おめでとう”と言われて、涙が出てきました。

    片岡龍也
    「僕のスティントでは早いタイミングでタイヤが厳しくなると予想していたんですが、それでもなるべくマージンを作ってピットに戻るという作戦だったので必死に逃げて、谷口(信輝)さんに繋ぎました。ただ、僕たちが予想していたよりもタイヤ2本交換や無交換のチームが多くて、みんながどんどん前にいっちゃうので、その時はちょっと苦しかったですね。4位以上になれればチャンピオンを獲れることは分かっていたんですが、25号車に詰まっているうちに5位に落ちそうになった時が一番のポイントで、25号車を抜いてからはトラブルがない限り大丈夫かなと思って見ていました。本当は“優勝してチャンピオン決定”というのが良かったんですけど、表彰台にのぼってチャンピオンなら文句ないです。今年は非常にクルマもタイヤも良くて、僕らが常にレースをリードする展開で、2回パンクしたり不運もあったんですけど、1年をとおしてスピードのあるシーズンだったと思います。そういうスピードのあるシーズンに、こうしてチャンピオンが獲れて本当に良かったです。

  • 【SUPER GT】 KeePer TOM’S LC500が2017年のチャンピオン獲得!

    【SUPER GT】 KeePer TOM’S LC500が2017年のチャンピオン獲得!

    SUPER GTの2017年最終戦となる第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」の決勝が12日(日)にツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスは、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝。GT500クラスチャンピオンは2位となったNo.37 KeePer TOM’S LC500の平川亮/ニック・キャシディが獲得。彼らは共に23歳で、キャシディはGT500クラスの最年少王者となった。GT300クラスは、No.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)が今季2勝目。3位のNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGの谷口信輝/片岡龍也組がGT300チャンピオンとなった。

    ここまで7戦にわたって激戦が繰り広げられてきた2017年シーズンのSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えた。

    今季のSUPER GTは、新たな規定にあわせてモデルチェンジし、GT500クラスの3車種全15台すべてが新型車になった。シーズン序盤はNSX-GT、日産GT-Rが苦しみ、レクサスLC500の開幕4連勝を許した。だが、中盤戦を迎えて第5戦富士、第6戦鈴鹿とNSX-GTが連勝し、GT-Rも23号車が連続2位と巻き返してきた。そしてウェイトハンディが軽減となった第7戦タイは再びLC500がワン・ツーでフィニッシュとなるものの、その背後には日産GT-RやNSX-GTが迫っていた。

    最終戦もてぎでは、GT500の全車がノーハンディで戦う。つまり、この1年熟成してきた各マシンの実力そのままに走ることができる。

    タイトル獲得の可能性が残っているのは5台。ドライバーズランキングトップに立っているのはNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)。彼らは優勝か2位を掴めば、その時点でチャンピオンとなる。

    6ポイント差で追うのがNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)、同じくポールポジションを獲得したNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が7ポイント差で続く。6号車と23号車は今季まだ未勝利。同点だった場合は、勝利数が多い方が上位となるので、2勝の37号車はその得点差以上に有利となる。さらにトップとの差が16ポイントでNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)、同18点差でNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が続く。

    好天に恵まれたツインリンクもてぎ。定刻の午後1時30分に今シーズンの最終戦の決勝レースがスタート。レース前のパレードラップでは栃木県警の白バイ5台、パトカー2台に加え、今回日独の交流のために来日したDTM(ドイツツーリングカー選手権)のマシン3台も連なって行われた。

    そして、決勝レースの火蓋が切られると、ポールポジション(予選1位)スタートのNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(クインタレッリ)が好スタートを切って、後続を引き離していく。4周目にはNo.6 WAKO’S 4CR LC500を抜いて、ランキング首位のNo.37 KeePer TOM’S LC500(キャシディ)が予選3位から2番手に浮上。この位置をキープすれば、23号車GT-Rが優勝しても、チャンピオンが確定する。一方、ランキング2位の6号車は後続マシンとの接触もあって、大きく順位を落としてしまった。

    レースを終始リードしたのは、レース前ランキング3位だったNo.23 MOTUL AUTECH GT-R。松田次生が引き継いだ後半も、トップを譲ることなく快走。もし、2番手を走るNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮)が3位に下がれば、彼が大逆転で王者を掴む。23歳と若い37号車のコンビだったがその走りに動揺はなく、単独で2位走行となった。結局、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rが逃げ切って、GT-R今季初勝利をポール・トゥ・ウインで飾った。2位もそのままNo.37 KeePer TOM’S LC500が入り、平川/キャシディ組が初めてのドライバーズチャンピオンとなり、チームタイトルもLEXUS TEAM KeePer TOM’Sが手にした。このレースの3位はNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)だった。

    GT300クラスは、ポールポジションからスタートし、ランキングでも10ポイントのリードがあったNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)が序盤をリード。4号車は早めのピットイン作戦に出たが、これは裏目だった。逆にピットインをギリギリまで延ばした予選2位のNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一からショーン・ウォーキンショー)とNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹から蒲生尚弥)がレース後半のトップ争いを演じ、終盤にNo.65 LEON CVSTOS AMGが逆転して、今季2勝目を挙げた。No.4 グッドスマイル初音ミクAMG(後半は谷口信輝)は一時4番手まで下がるも、最後は3位でゴール。これで彼らがGT300で3度目のドライバーズチャンピオンを獲得した。

    SUPER GT 2017年 最終戦 もてぎ 決勝結果:GT500

    順位 No. 車名 ドライバー タイヤ
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI
    2 37 KeePer TOM’S LC500 平川亮
    ニック・キャシディ
    BS
    3 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路
    石浦宏明
    BS
    4 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大
    小暮 卓史
    BS
    5 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴
    伊沢拓也
    BS
    6 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山哲
    千代勝正
    MI
    7 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信
    ヤン・マーデンボロー
    BS
    8 1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン
    平手晃平
    BS
    9 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀
    小林崇志
    BS
    10 64 Epson NSX-GT ベルトラン・バゲット
    松浦孝亮
    DL
    11 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀
    中嶋大祐
    YH
    12 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木大樹
    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    YH
    13 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也
    アンドレア・カルダレッリ
    BS
    14 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴
    ジェームス・ロシター
    BS
    15 19 WedsSport ADVAN LC500 関口雄飛
    国本雄資
    YH