カテゴリー: ザウバーF1チーム

  • ザウバー、C30の開発と並行して既存マシンの改良も進める

    ザウバー、C30の開発と並行して既存マシンの改良も進める

    ザウバーのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、ヨーロッパGPの小林可夢偉の7位に続き、力強い状態を維持するためにチームは懸命に働いていると語る。

    序盤戦ではC29の平均以下のパフォーマンスだったが、ジェームス・キーは次の2レースのために予定しているアップデートパッケージにより良い結果を維持したいと語る。

    「現在、我々は他よりもクルマに適したレイアウトのトラックにいる」とジェームス・キーは語る。

    「バレンシアは、正常なコンディションであればクルマがうまく働くことを示した。シルバーストンはより我々のクルマに合っているはずだ。主に中・高速コーナーの複合なので、我々のクルマはバランスが良いはずだ。ホッケンハイムは、シルバーストンに比べればやや適していないかもしれない」

    「シルバーストンに向けて、フロントウイングのアップデートとマシンの中央部分を改良している。そのあとのホッケンハイムでも、ディフューザーの処理を含めたリアエンドのアップデートを持ち込む予定だ。風洞の数値はうまく推移している」

    ジェームス・キーは、来季マシンC30にリソースの大部分を捧げてはいるが、スパやモンツァにむけたローダウンフォース・パッケージにも取り組んでいると語る。

    「我々はプライベートチームであり、望んでいることをすべてできる無限のリソースがあるわけではない」

    「現在、既存マシンとC30とのリソースをできるだけ最適に分けているところだ。我々はスパとモンツァにむけてローダウンフォース&ロードラック仕様に集中している。シーズン後半にさらなるステップを遂げられるだろう」

    関連:
    ザウバー C30 (主要諸元)

  • 小林可夢偉 「トヨタでレースをしたアブダビを思い出しました」

    小林可夢偉 「トヨタでレースをしたアブダビを思い出しました」

    小林可夢偉が、7位入賞を果たしたF1ヨーロッパGPを振り返った。

    最終ラップの最終コーナーでセバスチャン・ブエミをオーバーテイクするという劇的なレースで7位入賞を果たした小林可夢偉。しかし、当の本人は最終ラップだとは気付いていなかったと語る。

    「最終コーナーでブエミを抜いたとき、実はあれが最終ラップって知らなかったんです。まだあと、1〜2周はあるだろうと思っていたんですけど、そうしたらピットウォールでチームのみんながすごい勢いで手を振っていたので、あ、もう終わりなんやと (笑)」

    予選18番手だった小林可夢偉は、プライムタイヤでスタート。序盤にセーフティカーが入ったことで結果的にこのタイヤ戦略が功を奏すことになる。

    「決勝ではペドロと戦略を分けて、僕は硬い方のプライムタイヤでスタートして、できるだけ長く走って、路面がよくなるレース終盤に柔らかい方のスーパーソフトに履き替える作戦にしました。正直、あそこまで行けるとは思っていませんでしたけれども」

    「GP2のレースを見ていても、ここはクラッシュとかが多くて、セーフティーカーも出ているので、F1でもセーフティーカーが出る可能性もあるから、とにかく最後まで生き残って、タイヤをうまく使えれば全然チャンスはあるなと思っていました。ただ、オーバーテイクが難しいので、どういうレースになるかは分からなかったんですけど、とにかく最後まで生き残っていいレースをしたいと心がけていたんです」

    F1ヨーロッパGPでは、セーフティカー中の速度制限に違反したとして9名のドライバーにペナルティが課せられたが、小林可夢偉はしっかりとデルタを守って走行していたという。

    「セーフティーカーが入った時に、まわりがすごい勢いで迫ってきたんですけど、表示されているFIAからの指示を守らないといけないと思って、そのペースで走りながら、念のためにエンジニアにも無線で『これは守らないといけないよね』と確認はしていました」

    「3番手を走っているときのペースは、正直自分でも驚いています。とにかく周りのペースにまどわされずに自分のペースでタイヤをマネージメントして、オーバードライブしないように気をつけていました。毎ラップどんどん速くなっていくので、去年トヨタでレースをしたアブダビを思い出しました」

    「途中、前で周回遅れの2台がバトルしていて全然譲ってくれないし、目の前でぶつかるし、僕も巻き添えで追突しそうになりました。あのときが一番ドキっとしましたね」

    小林可夢偉は、レースも残り4周となった時点でピットイン。ペースが良かったため、もう少しピットインを延ばしてもよかったのではとの見方があるが、正しい判断だったと可夢偉は語る。

    「53周目のピットインは、正しい判断だったと思います。もしかしたらもっと早く入って抜きにいく方向でもよかったかもしれないですけど、それは終わってからのことなんで。アロンソはあそこで抜こうと思っていたんですけど、いまいちスピードが伸びなくて、ストレートエンドで思っていたほど近づけなかったんです。ただ、彼のブレーキングがすごく早いのは分かっていたので、飛び込んだら最初はドアを締めてきたんですけど、うまく抜けました。ブエミも最終コーナーで 狙っていました。とにかく最終的に抜けたのはよかったですね」

    「予選があんな結果だったし、僕はレースは週末通しての評価だと思っているので決して満点ではないです。ただ、順位よりも今回はレースでうまくタイヤを使え たというのがうれしい。F1のタイヤは使い方はすごくむずかしくて、また違うコースにいくと違う使い方がある。だからこれからのレースでも僕たちは何がで きるかを探して、それをきちん実行できれば、もっとチャンスがあると思います」

  • ペーター・ザウバー、小林可夢偉の走りを絶賛

    ペーター・ザウバー、小林可夢偉の走りを絶賛

    ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーが、F1ヨーロッパGPの小林可夢偉の走りを絶賛した。

    前日の予選ではQ1で敗退し、18番グリッドからスタートした小林可夢偉だったが、レースではセーフティカーを最大限に活用し、レースを大半を3番手で走行した。

    序盤のセーフティカーでソフト側のタイヤでスタートとした多くのドライバーがピットインするなか、ハード側のタイヤでスタートした小林可夢偉はコース上にステイアウト。

    残り4周で新品のソフトタイヤに交換し、9番手でコースに復帰した可夢偉は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、そして最終ラップの最終コーナーでセバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)をオーバーテイクし、7位でフィにシュした。

    ペーター・ザウバーは「可夢偉はとにかくすばらしい」と可夢偉の走りを絶賛。

    「彼が3番手を走行しているときのレースペースは驚きとしか言えない」

    「このタイムはどれだけクルマにポテンシャルがあるかも証明してくれた。チームとドライバーにおめでとうと言いたい!!」

  • ザウバー:小林可夢偉が7位入賞! (F1ヨーロッパGP)

    ザウバー:小林可夢偉が7位入賞! (F1ヨーロッパGP)

    ザウバーは、F1ヨーロッパGP決勝レースで、小林可夢偉が7位、ペドロ・デ・ラ・ロサが10位だった。

    小林可夢偉 (7位)
    「決勝レース前にペドロと僕でタイヤ戦略を分けることを決めました。僕はハードタイヤでスタートして、セーフティーカーが出たときに周りがピットインしてもあえてコースに残りました。そこから上位でレースを進めるのはすごく楽しかったですが、タイヤを労らなければならなかったし、ジェンソンが常にすぐ後ろにいたのでそれは簡単ではありませんでした。とにかくタイヤに無理をかけないように気をつけていました」

    「ピットストップの後、フレッシュタイヤを生かすのには4周しかありませんでした。もちろん失敗したらクラッシュアウトする可能性もあったし、アロンソとブエミをオーバーテイクするにはそれなりのリスクもありましたが、その時点で誰よりもグリップがあったので、絶対決めようと思っていました」

    ペドロ・デ・ラ・ロサ (10位)
    「チームにとって素晴らしいレースだった。戦略が成果をあげたし、クルマはレースコンディションで本当に良かった。レースの大部分でトラフィックに捕まっていた。ラスト12周は、右フロントタイヤに大きなフラットスポットができてしまい、とても難しかったし、クルマのバイブレーションもかなり酷かった。レース中にチームに悪いニュースを伝えたくなかったので、無線で彼らには言わなかった。僕たちが今日このようなポイントを獲得できたことはチーム全体のためにもとてもウシれ強い。素晴らしいチームだし、彼らは満足するに相応しいと思う」

    ペーター・ザウバー:チーム代表
    「すばらしいレースだった。とくにスターティンググリッドのポジションを考えると。チームもドライバーもすべてうまく仕事をしてくれた。ペドロは堅実な走りで1ポイントを獲得したし、可夢偉はとにかくすばらしい。彼が3番手を走行しているときのレースペースは驚きとしか言えない。このタイムはどれだけクルマにポテンシャルがあるかも証明してくれた。チームとドライバーにおめでとうと言いたい!!」

    ジェームス・キー:テクニカルディレクター
    「チームにとってすばらしい結果だ。ふたりのドライバーがすばらしいレースを見せたことで、チームにとって必要で、手に入れたかったポイントを獲得してくれた。昨日の予選結果をうけて、ふたりの戦略を分けることにした。可夢偉にはハード側のタイヤでスタートして、とにかく行けるところまで行くことにした。ペドロにはよりスタンダードなアプローチをとり、ソフト側のタイヤでスタートしたが、セーフティーカーが入った時点でタイヤを交換したのはいいタイミングだった。プライム(ハード側の)タイヤは長持ちして、ペドロは最後まで走りきることができた。一方、可夢偉に対しては、とにかくスタートしたタイヤで走り続けることを指示して、その間とにかくラップタイムと後ろとの差をチェックしていた。彼が3番手を走行中に見せたパフォーマンスはすばらしいとしか言いようがない。非常に速いレースラップを刻んで、バトンを押さえただけでなく、彼にプレッシャーをかけるチャンスさえ与えなかった。この結果には大変喜んでいる。チームとドライバーのすばらしい仕事のおかげだ」

    関連:
    F1ヨーロッパGP:優勝はセバスチャン・ベッテル、可夢偉7位!

  • ザウバー:小林可夢偉は18番手 (F1ヨーロッパGP予選)

    ザウバー:小林可夢偉は18番手 (F1ヨーロッパGP予選)

    ザウバーは、F1ヨーロッパGP予選でペドロ・デ・ラ・ロサが16番手、小林可夢偉が18番手だった。

    小林可夢偉 (18番手)
    「予選が早々に終わってしまい非常に残念です。プライムタイヤを履いた最初のアタックはよかったので、オプションタイヤに履き替えた2回目のアタックではもう少し期待していましたが、思ったほどのグリップがありませんでした。ただ僕自身そのオプションタイヤでの最初のアタック中にフロントタイヤをロックしてしてフラットスポットを作ってしまったので、クルマのポテンシャルを100%引き出せたとは言えません。2周目のアタックではフラットスポットからの振動を感じていました。ともかく残念です」

    ペドロ・デ・ラ・ロサ (16番手)
    「16番手は良くは見えないけど、予選にはかなり満足していると言わなければならない。特にQ1でのパフォーマンスは本当に良かった。僕たちはフリープラクティス後にクルマを改善させて、その変更が成果を生んだ。僕たちは懸命にプッシュしていたし、パッケージの最大限を引き出せたと思う。そこには限界がある。トラックコンディションはハード側のタイヤコンパウンドに有利だったと思う。プライムタイヤは本当に良かった。ソフト側のオプションヤイヤではグリップが不足していたし、あまりにスライドしていた」

    ジェームス・キー:テクニカルディレクター
    「結果としては非常に残念な予選だったが、タイム差がすごく拮抗していた。グリップレベルは安定せず、可夢偉は残念ながら第2セッションに進むことができなかった。彼はフラットスポットを作ってしまい、それぞれのセクターをベストタイムをまとめることができなかった。ペドロは第1セッションはいい仕事をして13番手で通過。第2セッションはまずプライムで始めてその後オプションに履き替えたが、ここでもグリップ不足とタイヤのコンパウンドが違うことによるクルマのバランスの変化が影響を与えたようだ。そのためプライムのタイムを更新することができなかった。もしセクタータイムをそろえていたら違った結果になったかもしれないが、これが今週末我々がいる現状だし、ここから改善しなければならない」

    関連:
    F1ヨーロッパGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション

  • ザウバー:小林可夢偉は14番手 (F1ヨーロッパGP初日)

    ザウバー:小林可夢偉は14番手 (F1ヨーロッパGP初日)

    ザウバーは、F1ヨーロッパGP初日のフリー走行で小林可夢偉が14番手、ペドロ・デ・ラ・ロサが15番手だった。

    小林可夢偉 (14番手)
    「今日はとても多くのプログラムをこなしましたが、非常にうまく進んだと思います。新しい空力パッケージを使っていますので、それにあわせた最適なクルマのバランスを見つけ、慣れることが重要です。まずまずの状態まできているので、これからデータをしっかりと検証すればさらによくなると思います。午前中の路面は思っていた以上に汚れていたので、タイヤのデグラデーションが大きかったですが、路面がよくなってきた午後にはなかったです」

    ペドロ・デ・ラ・ロサ (15番手)
    「明日の予選に備えて、一日中クルマに多くの変更を施した。一番の焦点はブレーキングでクルマを安定させるためにブレーキパフォーマンスに取り組むことだった。両方のタイヤは暖かいアスファルトでかなりうまく働いていたし、カナダのような問題はないと思う。僕にとって、このトラックで運転するのは初めてだった。ブレーキングポイントが多いので学ぶのに数周かかったけど、すぐに好きになったよ」

    ジェームス・キー:テクニカルディレクター
    「今日は午前と午後ともに非常に忙しいプログラムを予定していたので、車体側に何も問題が起きずによかった。新しい空力パッケージにクルマのセットアップをあわせ込むこむ作業を行った。最初のステップは、クルマをドライバーが運転しやすくなるようにすることだった。明日以降に向けたセットアップの方向性を見つけることはできたが、さらにこれからすべてのデータを見直して、どのようなステップをとれるかしっかりと検証しなければならない。ロングランではラップタイムが安定するように走る必要がある。さらにセクターごとのタイムをみても、タイムにきちんと反映されているわけではない。ドライバーがクルマから最大限のパフォーマンスを引き出し、1周のタイムをまとめられるようにしなければならない。いくつか進化があったが、まだするべきことがある」

    関連:
    ・F1ヨーロッパGP フリー走行2回目:フェルナンド・アロンソがトップタイム
    ・F1ヨーロッパGP フリー走行1回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム

  • ザウバー、チーム名の変更を認められる

    ザウバー、チーム名の変更を認められる

    ザウバーは、2011年からBMWザウバーというチーム名から「BMW」の文字を取り除くことを認められた。

    昨年末にF1から撤退したBMWからチームを買収してチームは存続したが、コンストラクターズ6位の分配金を確実に受け取るために「BMWザウバーF1チーム」というチーム名のまま参戦していた。

    しかしザウバーは今週、チーム名からBMWを外し「ザウバーF1チーム」に変更するように申請を行っていた。

    申請はF1委員会によって承認されたが、変更はすぐには行われないことも決定した。

    チーム名変更は、2010年最終戦アブダビGP後に変更されることになる。

  • ザウバー、チーム名から「BMW」を削除へ

    ザウバー、チーム名から「BMW」を削除へ

    ザウバーは、BMWザウバーというチーム名から「BMW」が文字が取り除くよう申請を行った。

    BMWは2009年末でF1から撤退したが、ペーター・ザウバーはチーム名を「BMWザウバーF1チーム」のままにしていた。

    BMWを冠したチーム名を継続した理由は、コンストラクターズ6位の分配金を確実に受け取るためだったとされている。

    しかし、新生ザウバーはフェラーリのエンジンを採用しており、C29はBMWザウバー・フェラーリとい間の悪いネーミングとなっている。

    当初はチームウェアなどにBMWの文字を入れていたザウバーだが、徐々にBMWに言及することはなくなり、現在では“S”のロゴとザウバー・モータースポーツのブランドを展開するようになった。

    ドイツの motorsport-total.com によると、水曜日の世界モータースポーツ評議会に先駆けて、月曜日にF1委員会の会合が行われたという。

    そこでザウバーは、FOMや同じF1チーム仲間、プロモーター、スポンサーを含む主要な利害関係者から成るF1委員会のメンバーに名称変更を申し出たという。

    次なるステップはF1統括団体であるFIAの承認となる。

  • 小林可夢偉:F1ヨーロッパGPプレビュー

    小林可夢偉:F1ヨーロッパGPプレビュー

    小林可夢偉が、F1ヨーロッパGPへ向けての意気込みを語った。

    小林可夢偉 (ザウバー)
    「これまで僕が見た感じでは、バレンシア市街地サーキットはあまり刺激的なトラックには思えないけど、GP2で2回レースをしただけだし、F1でのレースは違ってくるでしょうね。橋の上をドライブするのがお気に入りですね。トラックをかなり独特なものにしていると思います」

    「去年レースは2カ月後に行われていたので、去年ほど暑くないかもしれませんが、それでも気温は高くなると思っています。僕にとって問題はないですけどね。スペインでの2回目のレースですし、バルセロナはパフォーマンス的にうまくいった週末のひとつだったので、ポジティブな結果を達成できることを期待しています」

  • ペドロ・デ・ラ・ロサ:F1ヨーロッパGPプレビュー

    ペドロ・デ・ラ・ロサ:F1ヨーロッパGPプレビュー

    ペドロ・デ・ラ・ロサが、F1ヨーロッパGPへ向けての意気込みを語った。

    ペドロ・デ・ラ・ロサ (ザウバー)
    「もちろん今年2度目のホームレースを楽しみにしているよ。かなり忙しい週末になりそうだけどね。スペインで2つのグランプリが開催される素晴らしいことだし、観客も素晴らしい。観客にとってほんの少し残念なのは、スペインのサーキットがともにオーバーテイクがとても難しいことだ」

    「通常、バルセロナやバレンシアではあまりオーバーテイクがみられない。ターン2はオーバーテイクのベストな選択肢だけど、僕はまだバレンシアのストレートサーキットでドライブしたことがないので、他にもあるかもしれないね。今年は2レースでフィニッシュしているし、どちらのレースも最後の数周までポイントを争っていた。いくつか新しいパーツがクルマに持ち込まれるので、ここで前進できることを期待しているよ」