カテゴリー: 佐藤琢磨

  • 佐藤琢磨 ホンダ学園50周年記念でモンテカルロ・ヒストリック参戦

    佐藤琢磨 ホンダ学園50周年記念でモンテカルロ・ヒストリック参戦

    学校法人ホンダ学園は、2026年に迎える創立50周年を記念した「50周年記念チャレンジ企画」の第一弾として、2026年2月1日から7日にかけて欧州で開催される「第28回ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」に出場すると発表した。

    アンバサダー兼ドライバーにはレーシングドライバーの佐藤琢磨が就任し、学生たちと共に国際ラリーレースの極限に挑む。

    本チャレンジには、ホンダ学園の学生約30名が有志で参画。参戦車両となる1975年式の初代CIVIC RS 2台のレストアから整備、部品調達、さらには現地欧州での運営支援やナビゲーター業務まで幅広く担当する。今回使用するCIVIC RSは、1911〜1986年1月までの「ラリー・モンテカルロ」に参加実績がある、または同等仕様のヒストリックカーでなければならないという参加条件を満たす唯一のHonda車であり、規定のオリジナリティーと整備状態を保持した状態で出走する。

    レースはモナコを起点に、南仏アルプス山岳地帯を中心とするフランスやイタリアの複数都市を巡る全長約2,000〜3,000kmのレギュラリティラリー形式で実施。スピードではなく、決められた平均速度での精度や対応力が競われる。

    ホンダ学園は1976年、本田技研工業創業者であり初代校長の本田宗一郎の「技術だけでなく、世界に歓迎される人間を作りたい」という志のもとに創設され、50年間にわたり“技術力と人間力”を兼ね備えた人材育成を続けてきた。現在は関東・関西の2拠点体制で実践重視の教育を行い、「挑戦する姿勢」を教育理念の軸としている。今回のモンテカルロ挑戦は「技術の伝承」と「挑戦文化の醸成」を目的に、変化の激しい時代において本質的価値を次世代へ継承する試みでもある。

    ホンダ学園 常務理事の中嶋歩氏は「ホンダ学園が創立50周年を迎えるにあたり、学生たちが佐藤琢磨選手と共に『ラリー・モンテカルロ・ヒストリック』へ挑戦できることを大変うれしく思います。日々、学生たちが取り組んでいるヒストリックカーのレストアは、マニュアルも部品もない“答えのない実習”であり、まさに逆境への挑戦です。仲間と共に課題を乗り越え、技術者として、そして人として大きく成長してくれることを願っています」と語った。

    モンテカルロ・ヒストリック・チャレンジ アンバサダー兼ドライバーを務める佐藤琢磨は「ホンダ学園の皆さんとはこれまでも多くの交流を重ねてきましたが、今回は50周年を記念したプロジェクトを通じて、共に世界に挑戦できることを大変光栄に思います。学生の皆さんが“挑戦のスピリット”と“あきらめない姿勢”を存分に発揮し、仲間と共に成長していく姿を見るのが、今からとても楽しみです。私自身、現役でINDY500に参戦を続ける一方で、若手ドライバーの育成にも力を入れていますが、今回のプロジェクトでは、世界で活躍できるエンジニアの育成にもつながるのではないかと、大いに期待しています。この大きな挑戦を、学生の皆さんと共に楽しみながら、全力で取り組んでいきたいと思います」と意気込みを語った。

    なおホンダ学園では、このプロジェクトに続く第二弾・第三弾の記念企画として、日本全国を巡る「Cubチャレンジ」などの展開も予定している。

    佐藤琢磨 ラリー

    第28回ラリー・モンテカルロ・ヒストリック開催概要(予定)
    主催:Automobile Club de Monaco(ACM)
    開催日時:2026年2月1日(日)~2月7日(土)※予定
    開催地:モナコを起点に、南仏アルプス山岳地帯を中心とする複数都市(フランス、イタリアなど)

    参加車両条件
    ・1911〜1986年1月までの「ラリー・モンテカルロ」に参加実績のある車種、または同等仕様のヒストリックカー(Honda車では初代CIVICが唯一該当)
    ・規定のオリジナリティーと整備状態を保持していること

    レース形式
    ・レギュラリティラリー形式
    ・約2,000~3,000kmを決められた平均速度で正確に走行
    ・スピードではなく精度と対応力を競う

    学校法人ホンダ学園概要
    創立年:1976年
    創設者:本田宗一郎(本田技研工業株式会社 創業者)
    理事長:清水光太郎
    教育理念:チャレンジ精神に溢れ、人に愛され信頼される技術者を育成する
    設置校:ホンダテクニカルカレッジ関東(埼玉県ふじみ野市)/ホンダテクニカルカレッジ関西(大阪府大阪狭山市)
    主な学科:
    ・サービスエンジニア学科/一級自動車整備学科/研究開発学科(関東)
    ・一級自動車研究開発学科/自動車整備科/自動車整備留学生科(関西)
    特徴:Hondaグループ直系の教育機関で、鈴鹿8耐や全日本ラリーへの参加、ヒストリックカーのレストアなどの課外活動も充実
    主な進路:Honda販売会社(Honda Cars各社)、整備工場、サプライヤー、Hondaやグループ企業(推薦枠あり)

    佐藤琢磨選手のレースキャリア
    1997年 鈴鹿レーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)を卒業
    2001年 英国F3選手権チャンピオン/マスターズF3優勝/マカオGP優勝
    2002年 ジョーダン・ホンダよりF1デビュー
    2003年 B・A・R ホンダに移籍
    2004年 F1第9戦アメリカGPで3位表彰台
    2006年 スーパーアグリ・ホンダに移籍
    2010年 KVレーシングよりインディカー・シリーズに参戦、第94回インディ500に初挑戦(20位)
    2011年 インディカー・シリーズ第8戦で日本人初のポールポジション獲得
    2012年 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに移籍、第4戦サンパウロで自身初の3位表彰台、第96回インディ500で優勝争いも最終ラップでスピン
    2013年 AJフォイト・レーシングに移籍、第3戦ロングビーチでインディカー・シリーズ日本人初優勝
    2017年 アンドレッティ・オートスポーツに移籍、第101回インディ500で日本人初優勝(内閣総理大臣顕彰受賞)
    2018年 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに移籍
    2019年 第103回インディ500で3位(トップに約0.3秒差)
    2020年 第104回インディ500予選で日本人最高位3位、決勝で自身2度目の優勝
    2021年 第105回インディ500は14位
    2022年 デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングに移籍、第106回インディ500は25位
    2023年 チップ・ガナッシ・レーシングに移籍、第107回インディ500は7位
    2024年 株式会社ホンダ・レーシング「エグゼクティブ・アドバイザー」に就任、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに復帰、第108回インディ500は14位(10番グリッドから)
    2025年 第109回インディ500予選で日本人最高位となる2位、決勝は途中トラブルで9位

  • 佐藤琢磨 インディ500ピットミスをChatGPT相談「0.07秒早ければ完璧だった」

    佐藤琢磨 インディ500ピットミスをChatGPT相談「0.07秒早ければ完璧だった」

    佐藤琢磨は今年のインディアナポリス500マイルレース(インディ500)終了後、ピットストップ時のミスについてChatGPTを使って原因を分析していたことを明かした。

    近年、AIの活用はモータースポーツ界にも広がっており、多くのトップチームが戦略やデータ解析に人工知能を取り入れている。ただ、ドライバー本人が運転操作に関する助言をAIに求めるのは極めて異例だ。

    F1では2002年から2008年にかけてジョーダン、BAR、スーパーアグリから通算90戦に出走し、表彰台1回という記録を残した佐藤琢磨は、インディカーに転向後、6勝、14回の表彰台、10回のポールポジション、そしてインディ500での2勝という輝かしい実績を築いた。その佐藤琢磨が、レース中に犯したわずかなミスの原因をAIに問いかけたという。

    今年の第109回大会に向けた準備中、佐藤琢磨は時速375kmでのクラッシュに見舞われながらも、予選2番手、最終プラクティスでも2番手につけるなど、48歳にしてなお圧巻の速さを披露。本戦でも序盤から好調で、レース最多となる51周で首位を走行した。しかし、3回目のピットストップで停止位置をわずかにオーバー。マシンをクルーが後方に押し戻す羽目になり、貴重なタイムを失ったことで上位争いから脱落した。最終的な順位は11位だったが、マーカス・エリクソンとカイル・カークウッドの失格により9位に繰り上がっている。

    この痛恨のミスについて、佐藤琢磨はIndyCar on FOXのFacebook動画で次のように語った。

    「マシンはすごくいい状態でしたし、最初の2回のピットストップもすごくうまくいってたんです。でも、3回目でちょっとミスしてしまって。6フィート(約1.8メートル)行き過ぎちゃったんですね」

    「それで、たぶん皆さん、『じゃあ1秒早くブレーキ踏めばよかったんじゃない?』って思われるかもしれません。でも、やっぱり細かい部分がすごく大事なんです。自分では正確に計算できなかったので、ChatGPTに聞いてみたんです」

    「『時速60マイル(約96キロ)でピットレーンを走っていて、6フィートオーバーしちゃった場合、どれくらい早くブレーキ踏めばよかったの?』って」

    「そしたら、0.07秒、つまり7/100秒だけ早くブレーキを踏んでいれば止まれてた、って答えてくれました。完璧なピットストップにするには、ほんの一瞬早く踏むだけだったみたいです」

    「なので、次はそれをちゃんと意識して臨みたいと思います」

    佐藤琢磨 インディ500

    実際に記者も同様の質問をChatGPTに投げかけたところ、同じく「約0.068秒早くブレーキを踏めばよかった」との回答が得られた。等速減速を前提とした単純計算ではあるが、さらにインディカーの減速性能を加味させて再計算しても、その差はわずか0.072秒と、大きくは変わらなかった。

    コンマ数秒の判断が結果を左右する世界で、AIがドライバーの課題分析にも活用される時代が、すでに到来している。

  • 佐藤琢磨 2025年インディ500予選2位でホンダ勢をけん引 3度目の栄冠狙う

    佐藤琢磨 2025年インディ500予選2位でホンダ勢をけん引 3度目の栄冠狙う

    第109回インディアナポリス500の予選が現地時間5月18日(日)に行われ、2度の優勝経験を持つ佐藤琢磨が2番手タイムを記録。5月25日(日)決勝では、ホンダ勢をけん引する立場としてフロントロウからスタートする。

    ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)のエグゼクティブ・アドバイザーも務める佐藤琢磨が最後にフロントロウからスタートしたのは2020年。そのときは見事優勝を飾っており、2017年の初優勝も含め、これまでトップ5からのスタートは2度とも勝利に結びついている。

    今季のインディ500では、2列目をすべてホンダ勢が占拠。2008年の優勝者スコット・ディクソンが4番手、トップ12予選で最速ラップを叩き出したフェリックス・ローゼンクヴィストが5番手、NTTインディカー・シリーズ3連覇中のアレックス・パロウが6番手につけた。

    2022年の勝者マーカス・エリクソンも昨年の「ラストチャンス予選」からの巻き返しを果たし、アンドレッティ・グローバルの#28マシンで9番手グリッドを確保している。

    この日には、グリッド最後尾3枠を争う「ラストチャンス予選」も実施され、マルコ・アンドレッティが自身20回目のインディ500出場を決めたほか、土曜朝のクラッシュから急遽スペアカーを用意したマーカス・アームストロングが32番手、リヌス・ヴィーケイが33番手で滑り込み、チームメイトのジェイコブ・エイベルを押し出す形となった。

    今年のインディ500は、史上初めてハイブリッドパワー搭載での開催となる。新システムは、HRC USとイルモアが共同開発し、2024年7月に導入された。

    佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)
    「まずはHRCに心からおめでとうを伝えたいです。とても困難で厳しい1年を経て、皆で力を合わせてここまで戻ってこられたこと、本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思います。フロントロウに戻ってこられたこと、トップクラスの位置を獲得できたことに大きな喜びを感じています。チームとしても自分自身としても素晴らしい仕事ができたと思いますし、エンジニアやクルーのみんなには心から感謝しています。Rahal Letterman Lanigan Racingのメンバーは本当にファンタスティックな働きをしてくれました。応援してくださる皆さんにも、心から感謝しています。」

    佐藤琢磨 インディ500

    スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)
    「スピードウェイでは毎回ワイルドな展開になるけど、今日は本当にその典型だった。P4スタートはいい位置だし、ホンダ勢がファスト6に4台入ったのは素晴らしいこと。もっと上を目指したい気持ちはあるけど、限界まで攻めてたし、バランスも悪くない。ルーキーがポールってのも驚きだね。でも僕たちにはレースで戦えるペースがある、それが重要なんだ。」

    フェリックス・ローゼンクヴィスト(Meyer Shank Racing)
    「P5はまだいい順位だけど、もっと上も狙ってたよ。クルマは限界ギリギリで、快適さもある程度保ちながら、できることは全部やったつもり。でもなぜかスピードが伸びなかった。引っ張りが足りなかった感じ。ここでは本当に不思議なことが起きる。」

    マーカス・エリクソン(Andretti Global)
    「来週のレースが楽しみだ。去年のドラマを思えば、今年は本当に良い予選週末になったよ。#28アレグラ・アンドレッティ・グローバルのクルーは素晴らしい仕事をしてくれたし、ホンダのパワーも週末ずっと好調だった。3列目アウトサイドからのスタートは、優勝争いに加わるにはちょうどいいポジションだと思う。」

    マーカス・アームストロング(Meyer Shank Racing)
    「終わって本当にホッとしてる。この2日間は本当に大変だった。でもレースに出られることが決まって、ほぼ最後尾スタートだけど、こんなに嬉しいことはない。MSRのクルーとHRCに感謝したい。本番でどこまでマジックを起こせるか見ていてほしい。」

    リヌス・ヴィーケイ(Dale Coyne Racing)
    「ジェイコブを弾き出す形になってしまったのは辛い。彼は本当に素敵な人で、インディNXTから来たばかりなのにインディカーでもたくさんの人に知られてる。友達としても大事な存在だし、今回の結果には複雑な気持ちだ。正直、2人とも最も遅かったから、どちらか一人しか残れなかった。2回目の走行は僕の判断だった。条件が良くなっていたし、スピードアップするはずだったから。ジェイコブが改善するなら今しかないと思ったし、自分の最初のランではハイブリッドの恩恵をうまく受けられなかったから、まだ上積みはあると思ってた。でもマシンは出るたびに遅くなる感覚で、結局、ジェイコブもさらに遅くなった。本当に残念だけど、なんとかグリッドには滑り込めた。ただ、レースで戦えるだけのスピードはまだ見つけ出さないといけない。」

    デビッド・サルターズ(HRC US代表)
    「まずは、我々のチームと勇敢なドライバーたちに心から感謝したい。まさに“空飛ぶマシンを操る偉大な男たち”であり、彼らの勇気と技術には毎年魅了される。HRC USの全員を本当に誇りに思っている。昨年からの巻き返しは見事だった。このチームは本当に特別で、献身的で、卓越したスキルを持ち、そして決して諦めない。我々は“ホンダ・チャレンジング・スピリット”を貫いてきた。私の長いレースキャリアの中でも、これほどのオフシーズンでの反転攻勢は見たことがない。今回はあと一歩届かなかったが、我々は挑戦の舞台に立ち、P1を目指して戦っている。HRC USのチーム、本当に素晴らしい、あなたたちは私たち全員のインスピレーションだ。」

  • 佐藤琢磨 インディ500テストで「94G」のクラッシュも軽傷

    佐藤琢磨 インディ500テストで「94G」のクラッシュも軽傷

    佐藤琢磨は、インディ500テスト中の時速233マイルのクラッシュで94Gの衝撃を受けたが、幸いなことに軽傷で済んだ。

    2017年と2020年のインディアナポリス500で2度の優勝を誇る佐藤琢磨は、IMSで最も経験豊富なドライバーの一人。今年、この日本人ドライバーは、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから再びこの王者の座を争うレースに16回目のスタートを切る。

    佐藤琢磨はオープンテストの2日間で印象的なスピードを披露し、水曜日に総合3位、木曜日に総合2位を記録した。また、ブーストセッションでは232.565mphの単一最速ノー・トウ・スピードをマークした。

    残念ながら、佐藤琢磨がプラクティスの最初の 90 分でスピンアウトしてウォールに激突したため、このホットロッドは大きな修理を余儀なくされた。75号車のホンダは、左側と後部に大きな損傷を受けた。佐藤は慎重にマシンから降り、自力で歩くことができた。

    佐藤琢磨はその後、インフィールドケアセンターで診察を受け、退院した。その後、ソーシャルメディアに、衝撃の激しさを明かしつつ、感謝のメッセージを投稿している。

    「インディカー、ダラーラ、IMS、このような安全な環境を作ってくださったことに心から感謝しています。時速 233 マイル(375 km)でリアを失いました。データには 94G の衝撃が記録されていました。軽傷で済みました。OKです。クルーには本当に感謝しています。余分な仕事をさせて申し訳ありません。インディ500では、さらに強くなって戻ってきます」とコメントした。

    カイル・ラーソンは、木曜日のセッションでクラッシュした唯一のドライバーだったが、その衝撃は佐藤裕毅のそれよりもはるかに軽微でした。スコット・マクラフリンは、テスト全体を通して最高速度 232.686 mph を記録し、全ドライバーの中で最速となった。

    48歳の佐藤琢磨は、今年のイベントに出場する7人の元インディ500優勝者の1人で、他の6人はジョセフ・ニューガーデン、マーカス・エリクソン、ヘリオ・カストロネベス、ウィル・パワー、アレクサンダー・ロッシ、ライアン・ハンター=レイだ。

  • 佐藤琢磨 2025年のインディ500にRahal Letterman Lanigan Racingから出場

    佐藤琢磨 2025年のインディ500にRahal Letterman Lanigan Racingから出場

    佐藤琢磨が、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからインッディ500に参戦することが発表された。

    ホンダ・レーシングのエグゼクティブ・アドバイザー)であり、2017年と2020年の2度のインディ500の覇者である佐藤琢磨が、5月に米国インディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で開催されるインディアナポリス500にRahal Letterman Lanigan Racing(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/RLL)から参戦することがチームから発表になった。

    インディ500は1911年に第1回が開催された歴史ある自動車レースであり、2025年は第109回目にあたる。佐藤琢磨は2010年からインディカーシリーズに参戦。2013年にはロングビーチで初勝利を飾った。2017年にはアンドレッティ・オートスポーツから参戦し、アジア人として初めて、インディ500で優勝した。2018年には、かつて所属していたRLLチームに復帰、同チームから2020年に自身2度目のインディ500優勝を果たす。今年、佐藤琢磨のドライブする75号車には、2024年と同様に、シートメタル業界の世界的な機械工具メーカーおよびサプライヤーであるAMADA AMERICA, Inc.(アマダ・アメリカ)がメインスポンサーとなり佐藤琢磨をバックアップする。

    佐藤琢磨はホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)のプリンシパル(校長)を務めつつ、2024年にはHRCのエグゼクティブ・アドバイザーにも就任。世界のトップカテゴリーレースで活躍してきた知見を活かし、四輪レースでの国内外のドライバー育成戦略やプログラムの策定、レースの参戦計画や運営体制などに助言とサポートをする役責を担っている。

    佐藤琢磨選手のコメント
    「RLLとともに第109回インディ500に参戦できることに、抑えきれないほどの喜びを感じています。ボビー、マイク、デイビッド、そしてチームの全員に、心からのお礼をいま一度、申し上げたいと思います。また、タイトルスポンサーを務めてくださるアマダを筆頭に、パナソニック オートモーティブシステムズ、Niterraグループ日本特殊陶業、デロイト トーマツ コンサルティング、ナック、本田技研工業、ホンダ・レーシングをはじめ長年レース活動をサポートしてくださっているスポンサーの皆さまにもお礼を申し上げます。No.75を掲げた新しいマシンは、RLLの伝統的なデザインをベースに、ダイナミックでリフレッシュされたカラーリングが施されていて、とても魅力的な仕上がりとなっています。チームとの旧交を温めることになった昨年の参戦はすばらしい経験でした。そして今年は、さらに多くの懐かしい顔ぶれがそろうので、昨年以上に特別な挑戦になるとともに、大きな自信を与えてくれます。チーム一丸となって戦うことが楽しみで仕方ありません」

    渡辺康治HRC社長のコメント
    「2度のインディ500チャンピオンであり、HRCのエグゼクティブ・アドバイザーでもある佐藤選手が今年も、世界三大レースの一つであるインディ500に挑戦することとなりました。ぜひ、3度目の優勝を勝ち取れるよう、HRCとして、そして日本人として、応援していきます」

    デイビッド・ソルターズ HRC US社長のコメント
    「2度のインディ500ウイナーのタク(佐藤琢磨の米国での愛称)を今年もこの壮大なレースに迎えられてうれしいです。昨年のインディ500以後、インディカーもハイブリッド化されました。タクはまだこの新しいパワーユニットでの走行を経験していないので、彼がスムーズにハイブリッド・インディカーに慣れることができるように、HRC USとしても技術面からサポートしていきます」

    ボビー・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの共同オーナー)のコメント
    「今年も琢磨を私たちのインディ500プログラムに迎え入れることができて、本当にうれしく思っています。彼のIMSにおける経験、才能、そして堂々たる存在感は、この地で挙げた2勝により明快に証明されています。彼がチームに持ち込んだ規範と細部へのこだわりは、チームのプログラムに計りえないほどの価値をもたらしました。チームのエントリーにアマダがプライマリー・スポンサーとして協力してくださることにも喜びを感じています。彼らは、インディ500だけに限らず、私たちのレーシング・プログラムの一部としての活動を継続してくれました。アマダが作った工作機械を日常的に活用している私たちにとっては、これ以上ないほど幸せなことです」

    マイク・ラニガン(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの共同オーナー)のコメント
    「今年も佐藤琢磨とともにインディ500に挑めることを、RLLとしてとても誇りに感じています。IMSでの琢磨は常に速く、これまでに挙げた2勝は、世界で最も壮観なレースにおける彼の実力を示すものです。個人的には、チームが琢磨に『3度目の優勝』のチャンスをもたらすことを楽しみにしていると同時に、プライマリー・スポンサーを務めるアマダに深く感謝しています」

    マイク・ギャラン(アマダ・アメリカ CEO)のコメント
    「第109回インディ500に参戦する有力チームのRLLと佐藤琢磨をサポートできることに、たいへんな喜びを覚えています。このパートナーシップは、テクノロジーの限界を追求し、最高のパフォーマンスを発揮するという、私たちとチームに共通した思いを反映したものです。『世界最大のレース』と言われるインディ500で、アマダとRLLのシナジーが発揮されることを楽しみにしております」

    佐藤琢磨は、2010年のインディカーシリーズ参戦以来、同シリーズで通算221回のスタートを切り、現役ドライバーの中で7位、歴代で22位にランクインしている。彼のインディカーでのハイライトには、2017年および2020年のインディ500、2013年のロングビーチ、2018年のポートランド、2019年のアラバマおよびイリノイ戦での計6回の勝利が含まれ、そのうち4勝はRLLでのもの。これまでの14回の表彰台フィニッシュのうち、10回はRLLでのものであり、10回のインディカーポールのうち3回もRLLでのもの。2024年のインディ500ではHondaエンジン搭載ドライバーの中で2番目に速い予選スピードを記録した。今年は16回目のインディ500参戦になる。

    インディカーは昨年6月のミッドオハイオ戦からEnergy Recovery System(エナジー・リカバリー・システム、ERS)が2.2リッターV6ツインターボエンジンに付加され、ハイブリッド化された。このうち、Energy Storage System(エナジー・ストレージ・システム、ESS)はHRC USが供給している。インディカー用のESSでは、リチウムイオン電池ではなく、軽量で瞬発力に優れたスーパーキャパシタを採用しているのが特徴。ERSは約60馬力のエクストラパワーを発生することが可能で、ステアリングのボタンにより追い越し時などにドライバーが有効に使うことが可能で、レース展開をより醍醐味のあるものにしている。F1、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に続き、Hondaが関わるグローバル四輪レースでの電動化の事例の一つとなる。

  • 佐藤琢磨 ホンダF1『RA272』でデモ走行「めちゃくちゃ楽しかった!」

    佐藤琢磨 ホンダF1『RA272』でデモ走行「めちゃくちゃ楽しかった!」

    佐藤琢磨が、東京オートサロン2025でホンダF1初優勝マシン『RA272』でデモ走行。「めちゃくちゃ楽しかった!」と興奮気味に語った。

    1月11日(土)、佐藤琢磨は幕張メッセの屋外に設置されたイベント会場で1965年のメキシコGPでホンダがF1初勝利を挙げたマシン『RA272』でデモ走行を実施した。

    「めちゃくちゃ楽しかった!」とマシンを降りた佐藤琢磨は語った。「もう2周くらい行きたかったですね」

    特設コースについて佐藤琢磨は「鈴鹿は走ったことあるんですけど、モナコっぽかった」と語った。

    「レスポンスが今のレーシングカーよりいいですね。ピストンとかが軽いんだろうね。1.5LでV12だから当たり前なんだけど、すごい良かったですよ」

    佐藤琢磨 ホンダ F1

    ただ「まっすぐ走んない」と佐藤琢磨は笑った。「でも、なんか感動ですね。これでグランプリを走っていたと思うと、過去のドライバーへのリスペクトが200%くらいになります」

    「難しい。ミスもしちゃうだろうし、それが故にレースは盛り上がってたかもしれないんだけど、ちょっとだけスライドしてみたけど、この車、アンダーがすごくて、踏んでって向きを変える」

    「エンジンが走ってるみたいなもんだから、トラクションを伝えるためにかなり後ろも重くなるし、その分、前が軽くて、回頭性もよくないんだけど、1度入っていって踏めば自由自在。すごい楽しかった」

    「ステアリングのインフォーメーションがすごかった。ステアリングから来るフィードバックとか、ボディ全体が自分の体になるみたい。コンパクトだからっていうのもあると思うんですけど、すっと一緒になれる気がします」

    4速、1万1000回転で走らせた佐藤琢磨は「頑張れば5速も行けたんだけど、ちょっと怖かった」と笑い、「すごかった。もう一回乗っていい?」と改めて興奮気味にマシンに触れた。

  • 角田裕毅のレッドブルF1昇格に期待する佐藤琢磨「あとは祈るだけ」

    角田裕毅のレッドブルF1昇格に期待する佐藤琢磨「あとは祈るだけ」

    元F1ドライバーの佐藤琢磨は、セルジオ・ペレスに代わって角田裕毅がレッドブル・レーシングに昇格することを望んでいると強調した。

    角田裕毅は来季、マックス・フェルスタッペンのチームメイトになるのではないかと言われており、今週初めにはアブダビでのポストシーズンテストでレッドブル・レーシングでテストデビューを果たした。

    しかし、苦戦を強いられているセルジオ・ペレスに代わって来季ステップアップする可能性が高いのは、リアム・ローソンであると広く報じられている。

    ホンダ・レーシングの渡辺康治社長は、火曜日の角田裕毅のレッドブルでのテストに勇気づけられたと述べた。

    同じくホンダでインディ500で2度の優勝経験を持つ佐藤琢磨も、2021年のデビューシーズンから角田の成長を称賛している。

    「僕が知る限り、もちろん裕毅に関しては、デビュー戦となった2021年のバーレーンGPの予選1回目から素晴らしい速さを見せ、2番手につけました」と佐藤琢磨はコメント。

    「ドライバーとしての成長は、この4年間で着実に進んできたと思いますい」

    「久しぶりにイモラでのテストで彼に会いましたが、とてもリラックスしているように見えました。レースマネジメントやレース運びも含めて、本当に良いドライバーになったと思いました」

    「裕毅には今、スピードがあります。そして、年齢と経験を重ねることで、うまく管理するための自己コントロールも含めて、大きく成長したと思います」

    角田裕毅 F1 レッドブル

    RBチーム代表のローラン・メキースも、角田裕毅の昇格を支持しており、2024年のキャンペーンを通じてその価値を証明したと主張している。

    佐藤琢磨は「僕たちは彼がレッドブルでドライブすることを期待していますが、それはチーム次第だと思います」

    「裕毅はメディアに対して、自分のドライビングスタイルとレッドブルのシャープなフロントエンドを持つマシンは相性が良いと語っていました。だから、彼はとても良いテストをしたに違いないです。あとは祈るだけです」

  • 佐藤琢磨 NHK Eテレ「NHK アカデミア」出演…初回放送は11月27日

    佐藤琢磨 NHK Eテレ「NHK アカデミア」出演…初回放送は11月27日

    HRCエグゼクティブアドバイザーの佐藤琢磨がNHK Eテレ「NHK アカデミア」に出演。「No Attack No Chance」を貫き通してきた半生を語る。

    「NHKアカデミア」は、 各界トップランナーが“今こそ共有したい”を語り尽くす講座番組です。若き日の不安や挫折、そこからつかみ取った充実した人生を送るヒントとは。

    前編、後編と2週にわたって放送され、初回は11/27(水) 夜10:30~11:00。なと、再放送も予定されている。

    【前編】11/27(水) 夜10:30~11:00
    レーシングドライバー佐藤琢磨。F1、インディなどモータースポーツの頂点で世界最速を目指す男が、人生の局面で大切にした「ノーアタック・ノーチャンス」の精神を語る。

    【後編】12/4(水) 夜10:30~11:00
    レーシングドライバー佐藤琢磨。世界三大レース「インディ500」2度優勝の道筋で、世界中から非難を浴びたことも。経験からにじみ出る琢磨語録をたっぷりとお届けする。

  • 佐藤琢磨 東京・歌舞伎座「F1ラスベガスGPパブリックビューイング」出演決定

    佐藤琢磨 東京・歌舞伎座「F1ラスベガスGPパブリックビューイング」出演決定

    鈴鹿サーキットは、2024年11月24日(日)に、歌舞伎座(東京都中央区銀座)にて、F1ラスベガスGPパブリックビューイングイベント「Live screening of the FORMULA 1 HEINEKEN SILVER LAS VEGAS GRAND PRIX 2024 in KABUKI-ZA TOKYO」を開催。歌舞伎座史上初めてとなるFormula 1パブリックビューイングに加え、市川團十郎による歌舞伎舞踊、市川團十郎・市川新之助・佐藤琢磨によるトークショー、F1マシンの展示も併せて実施する。本イベントは、観覧料金無料、抽選にて1,700名の方を招待する。

    市川團十郎
    「F1ラスベガスグランプリのパブリックビューイングが、東京・歌舞伎座にて史上初めて開催されますこと大変嬉しく思います。世界最高峰の自動車レースが長年日本で開催され、世界中の多くの方が楽しまれていることを、日本人として誇らしく思います。私も多くの方々にこのスポーツの魅力、奥深さを感じていただけるよう、微力ながらお手伝いさせていただきます。この度は、いつもとは少し違った雰囲気の中でF1のレースを楽しんでいただければと思います。歌舞伎座にて、皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております」

    市川團十郎 ラスベガスグランプリ

    開催概要
    ■イベント名:
    Live screening of the FORMULA 1 HEINEKEN SILVER LAS VEGAS GRAND PRIX 2024 in KABUKI-ZA TOKYO

    ■日時:2024年11月24日(日)
    12:00~開場

    14:00~市川團十郎による歌舞伎舞踊、市川團十郎・市川新之助・佐藤琢磨によるトークイベント

    14:30~休憩

    15:00~FORMULA 1 HEINEKEN SILVER LAS VEGAS GRAND PRIX 2024パブリックビューイング

    東京・歌舞伎座 ラスベガスグランプリ

    ■場所:歌舞伎座(東京都中央区銀座)

    ■料金:無料

    ■定員:1,700名(事前抽選制)

    ■応募方法:「鈴鹿サーキット公式LINE」アカウント、トーク画面からのお申し込み
     応募時に入力いただく内容・流れ:

     1.プライバシーポリシーへの同意

     2.アドレス(代表者)

     3.申し込み人数(1人、または2人)

     4.申込者の年齢(1人目)

     5.2人目の申込者の年齢(2名のお申し込みの場合)

     6.鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリ観戦回数アンケートへの回答

    ■申し込み可能人数:1アカウント2名まで
     ※お二人でお申し込みの場合、当日同時に入場いただく必要があります。

     ※席が必要なお子さまは、1名として扱われます。

    ■応募スケジュール:2024年11月6日(水)11:00~11月11日(月)23:59

    ■当選発表:2024年11月13日(水)18:00頃

    ■応募に関しての注意事項
     ・ご応募は1LINEアカウント、1回までとさせていただきます。

     ・複数回応募された場合は、最後に応募された内容での応募とさせていただきます。

     ・当選者の発表は鈴鹿サーキット公式LINEアカウントからの当選メッセージをもってかえさせていただきます。

     ・抽選方法、当選の有無等に関するお問い合わせには対応いたしかねます。

     ・応募情報に不備や虚偽がある場合、または当社が不正と判断した場合はご応募自体が無効となります。

     ・応募後、鈴鹿サーキット公式LINE公式アカウントをブロックされますと、抽選の対象外となりますのでご注意ください。

     ・当選の権利は当選者様本人のみが行使できるものとし、第三者への譲渡(有償・無償を問わない)を禁止させていただきます。

  • 佐藤琢磨 インディ500で14位フィニッシュを果たす

    佐藤琢磨 インディ500で14位フィニッシュを果たす

    第108回インディアナポリス500の決勝レースが現地時間の5月26日に行なわれ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.75 アマダ ダラーラ/ホンダ/ファイアストンを駆る佐藤琢磨は14位でチェッカードフラッグを受けた。

    これはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングで2番手、ホンダ勢としては5番手に相当する成績となる。

    佐藤琢磨

    「難しいレースだったことは間違いありませんが、チームには心からおめでとうと申し上げます。5月を通じて、チームとして大きく前進できました。ナンバー75のマシンも、みんなと一緒に非常にいい走りができました。今日は夕方になって少し涼しくなったとき、ストレート上では残念ながらドラッグが大きめだったような気がしています。おかげでスピードが思ったほど伸びませんでした。いっぽうでスティントの半ばではとても強力でした。あるときは、集団の後方まで移動しなければいけませんでしたが、そこから力強く挽回できたので、メカニックたちがしてくれたことには深い誇りを感じています。最終的な成績は僕たちの期待には届きませんでしたが、僕たちはこの結果を喜ぶとともに、ポジティブに受け止め、さらに前進したいと思っています。このチームで再び走る機会を与えてくれたボビー、マイク、デイヴィドの3人にも心からお礼を申し上げます。タイトルスポンサーのアマダを始め、パナソニック・オートモーティブ、ニッテラ、デロイト・トーマツ、NAC、そしてホンダの各企業に支援していただいたことにも深くお礼申し上げます」