カテゴリー: 宮田莉朋

  • 宮田莉朋 FIA-F2第10戦スパで2戦連続となるポイント獲得

    宮田莉朋 FIA-F2第10戦スパで2戦連続となるポイント獲得

    FIA-F2の第10戦がスパ・フランコルシャンで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに参戦している宮田莉朋は、雨天で短縮終了となったスプリントレースでは15位。好天の下で行われたフィーチャーレースでは後半見事な追い上げを見せて7位でフィニッシュし、前戦ブダペストに続き2戦連続でのポイント獲得を果たした。

    7月26日(金)から28日(日)にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで2024年FIA-F2第10戦が開催された。

    FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    全14戦で争われている今季のFIA-F2は10戦目を迎えた。今季FIA-F2とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦している宮田莉朋は、6月のル・マン24時間レースに出場した後、翌週からヨーロッパを転々としながら、FIA-F2だけで6週間で5戦という過密スケジュールでレースを戦っている。この連戦を終えた後は、8月はレースが無いため、今大会はサマーブレイク前の欧州連戦最後の戦いとなった。

    今大会の舞台となるスパ・フランコルシャンは、数々の名勝負を生んで来た伝統のサーキット。1周7kmを超えるシリーズ最長のコースで、「スパ・ウェザー」と呼ばれる変わりやすい天候でも知られている。

    宮田莉朋はデビューイヤーのFIA-F2序盤戦、中東の開幕戦と豪州の第3戦でポイント獲得を果たした。舞台が欧州へ移ってからは、初めてのサーキットで走行時間も限られる中、毎戦着実に経験を積み、随所で光る速さを見せている。前戦ブダペストではレース2で18番手からオーバーテイクショーを演じ8位入賞。ポイント獲得を果たした。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【予選】
    26日(金)午後4時より30分間の予選が行われた。雨の予報もありましたが降ってはおらず、全車スリックタイヤでコースイン。開始6分でコース上に停まった車両により赤旗が出され、数分間の中断の後セッションは再開。宮田莉朋は1分58秒831で、このセッション前半では暫定13番手につけた。

    いったん各車ピットへ戻り、残り時間が10分ほどになったところで再アタック開始。宮田莉朋は1分58秒063とタイムを更新するが、ライバル勢も僅差の中タイムを詰めて行き宮田莉朋は中盤での争いに。

    宮田莉朋は最終ラップ、チェッカー直前にフィニッシュラインを越えてタイムを更新すべくラストアタックに入ったが、途中でイエローフラッグが振られアタックできず。16番手グリッドとなった。

    【スプリントレース】
    27日(土)は雨模様となった。当初スプリントレースが予定されていた午後2時15分の時点では、かなり強い雨に見舞われたことで、何度かのスタートディレイの後、一旦レースは順延に。その後行われたF1の予選後、午後6時25分から行われることとなった。

    各車がグリッドに並んだ時点では雨は止んだように見えたが、フォーメーションラップを走り始めるとまた雨が降り始め、水煙を上げてレースのスタートが切られた。

    他車のグリッド降格により15番手からスタートした宮田莉朋は後方集団の混乱の中でも大きく順位を落とすことなく1周目を1ポジションアップの14位で終え、2周目にかわされ15位に。

    2周目に車両トラブルによりコース上に停まった車両が出たことで、バーチャルセーフティカーとなった後、セーフティカーに切り替えられた。セーフティカー先導で走行を続けていたが、その間にも雨量が増し、視界が悪くなったことで7周目に赤旗が出され、全車ピットへ。そのままレースは終了。5周終了時点で成立ということになり、宮田莉朋は15位でこのレースを終えることとなった。

    宮田莉朋
    天候がかなり荒れていて、レースが一旦延期になり、こちらの午後6時過ぎにレースが行われることになりましたが、またそこもスタートがディレイしたりして、スムーズには行きませんでした。レースとしても3周か4周で終わってしまって、スパ・ウェザーというものをかなり感じたレースでした。初めてのスパの雨のレースでしたが、やはり見えづらいところはありましたし、特にオー・ルージュを上がるまでは、雨で後ろの方からは見えづらかったりして、他車がスピンしていたら避けられないような感じでした。とはいえレースは追い抜きが意外と多くて、自分もスタートでオーバーテイクできたりしていたので、楽しめましたし、フィーチャーレースもそんなレースにしたいと思います。

    宮田莉朋

    【フィーチャーレース】
    28日(日)、前日悩まされた雨雲は去り、好天の下でフィーチャーレースが行われた。コース上の一部にはまだ若干濡れたところが残っているものの、全車スリックタイヤを装着し、気温16度、路面温度22度のコンディションで午前10時よりレースが開始された。

    タイトで鋭角な1コーナーで1周目から接触によるクラッシュが発生。宮田莉朋は16番手グリッドから15位へとひとつ順位を上げたが、ケメルストレートの先でコースオフを喫し、18位へと後退。その直後に別の停止車両が発生し、1周目からセーフティカーが導入された。

    3周目を終えたところでセーフティカーは退去したが、再スタート直後にまたスピンからの接触によるクラッシュが発生。2度目のセーフティカーとなった。

    4周目にして5台がいなくなる波乱の幕開けとなったが、7周目にレースが再開されると、16位を走行していた宮田莉朋は後方ながらライバルとのバトルを展開。

    8周目あたりからソフトタイヤを装着していた上位勢がタイヤ交換義務消化のためにピットへ向かい、宮田莉朋は徐々に順位アップ。宮田莉朋もソフトタイヤでのスタートだったが、巧みなタイヤマネージメントで他のソフト勢よりも遅い、11周まで引っ張ってピットイン。ミディアムタイヤへと交換した。

    15位でコースへと復帰した宮田莉朋は、早めのピットでタイヤの摩耗が進んだライバルをかわしていった。その後、ミディアムタイヤスタート勢もピットへ向かい、全車がピットを終えた17周時点で宮田莉朋は9位へとポジションアップ。

    19周目、宮田莉朋はさらに1台かわして8位へと順位を上げると、その後は遅めのピットでソフトタイヤへと交換したばかりの後続の猛追を受けることとなった。

    しかし、宮田莉朋はこの追撃を巧みにかわし、ライバル勢がソフトタイヤのピークを越えると逆に引き離す展開に。さらに前を行くチームメイトとの差をみるみる詰めていった。

    ファイナルラップ、3位走行中の車両がスローダウンしたことで7位へと順位を上げた宮田莉朋は、テール・トゥ・ノーズまで追い詰めたが、逆転までには至らず。0.6秒差の7位でチェッカー。16番手スタートからの見事な追い上げで、前戦ブダペストに続き、2戦連続でのポイント獲得を果たした。

    宮田莉朋
    ハンガロリンクに続いて、ポイントを獲得することができました。レースはタイヤマネージメントが結果を左右するような展開となって、自分としてはそこが上手くいったと思います。クルマももちろん良かったですし、自分自身も過去の経験が活きてタイヤマネージメントが上手くいき、コース上でオーバーテイクもできて、7位で終えることができました。前回に続いて順位を上げることができて、またポイントも獲得できたので、すごくポジティブですし、明確な課題も見つかっているので、次戦のモンツァまでサマーブレイクに入りますが、しっかりチームと共に分析して、またモンツァでいいレースができるように準備していきたいと思います。今週末もたくさんの応援、ありがとうございました。

  • 宮田莉朋 FIA-F2 第9戦ブダペストのレース2で8位でポイント獲得

    宮田莉朋 FIA-F2 第9戦ブダペストのレース2で8位でポイント獲得

    FIA-F2の第9戦がハンガロリンクで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋は予選で18番手と苦しむも、スプリントレースでは優れたタイヤマネージメントで12位。フィーチャーレースでは終盤見事なオーバーテイクショーを演じ、8位でポイント獲得を果たした。

    7月19日(金)から21日(日)にかけて、ハンガリー・ブダペストのハンガロリンクで2024年FIA-F2第9戦が開催された。

    FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    全14戦で争われている今季のFIA-F2も後半戦に入っている。今季FIA-F2とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦している宮田莉朋は、6月のル・マン24時間レースに出場した後、翌週からヨーロッパを転々としながら、FIA-F2だけで6週間で5戦という過密スケジュールでレースを戦っている。

    宮田莉朋はデビューイヤーのFIA-F2序盤戦、中東の開幕戦と豪州の第3戦でポイント獲得を果たした。舞台が欧州へ移ってからは、初めてのサーキットで走行時間も限られる中、苦しい戦いが続いていますが、毎戦着実に経験を積み、随所で光る速さを見せている。前戦シルバーストーンでは、初のウェットコンディションとなったスプリントレースで粘り強い走りを見せ、トップ10フィニッシュを果たした。

    【予選】
    19日(金)午後4時4分より、気温は31度、路面温度も50度を超える暑さの中で30分間の予選が行われた。

    セッション開始と共に各車アタックに向かい、宮田は5周目のタイムで暫定17番手。さらにタイムを刻もうとしたところで、残り19分でスピンを喫した車両がコース上に止まり、赤旗が出された。

    数分後にセッションは再開されたが、ほとんどの車両がラストアタックへ向け待機。残り11分を切ったあたりから再アタックを開始した。

    宮田莉朋はこの日午前中の練習走行で6番手タイムをマークしており、予選でも好位置が期待されたが、ライバル勢もタイムを向上させてくる中、上位に食い込むことはできず、18番手で予選を終えることとなった。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【スプリントレース】
    20日(土)午後2時15分から28周、タイヤ交換義務無しのスプリントレースが行われた。この日は空には雲がかかり、気温26度、路面温度は36度と前日よりもかなり低いコンディションでのレースとなった。

    このレースはタイヤ交換義務が無いため、基本的にスタートしたタイヤで最後まで走り切ることとなるが、オプションタイヤ(ソフト)とプライムタイヤ(ハード)装着車両でほぼ半々に分かれた。宮田莉朋はオプションタイヤを装着。

    18番手グリッドからスタートを切った宮田莉朋は、スタート直後の混乱の中で順位を落とし、2周目にはほぼ最後尾の21位へと後退。しかしタイヤが暖まってペースを掴んでからはライバルとのバトルを繰り広げ、次々に前車をパス。10周目には17位まで順位を上げた。

    しかし、レース後半になるとタイヤの摩耗が厳しくなり、プライムタイヤ勢の巻き返しを受けることに。それでも宮田莉朋は懸命にタイヤをマネージメントしポジションをキープ。終盤タイヤ摩耗に耐えきれずピットへ向かうオプション勢も出て、大勢的にはプライム勢が有利となったこのレースで、宮田はタイヤを美味くマネージメントして最後までオプションタイヤのままバトルを続け、ライバルの追撃を凌ぎ切って13位でチェッカー。レース後に1台失格となったことで12位フィニッシュとなった。

    宮田莉朋:
    まずは予選でのパフォーマンスが足りず、18番手でしたが、初めてのコースですし、まだ経験も浅い中でのレースウィークの始まりだったので、しっかり自分も成長していくことを意識してスプリントレースに臨みました。スプリントレースは、プライムタイヤとオプションタイヤが混ざるレースとなって、かなり荒れたというか、タイヤ選択に左右されるレースでした。僕はオプションタイヤで、何度かタイヤにフラットスポットを作ってしまったのですが、結果的に13位で走り切ることができましたし、しっかりオーバーテイクもし、後半は順位を守りながらのレースができました。自分の中ではポジティブな要素が大きいですし、これからも一歩ずつ成長していきたいなと思っています。明日もまだフィーチャーレースがあるので、しっかりストラテジーを考えて、また自分も成長していけるように頑張っていきたいと思います。

    宮田莉朋 F2

    【フィーチャーレース】
    21日(日)午前10時5分から37周もしくは60分+1周で争われるフィーチャーレースが行われた。気温23度、路面温度29度と比較的過ごしやすいコンディションでのレースとなった。タイヤ交換義務があり、上位勢は多くがオプションタイヤを装着。18番手と後方からのスタートを余儀なくされた宮田莉朋は、上位勢とは逆のプライムタイヤでスタートし、追い上げを図る作戦に出た。

    1台がピットスタートとなったことで、事実上17番手からスタートを切った宮田莉朋は、大混戦の中で16,17位あたりでのバトルを展開。7周目に接触によりコース上に停まった車両があり、セーフティカーが導入されると、オプションタイヤ装着の上位勢が一斉にピットへ。プライムタイヤの宮田はピットへ入らず、6位へと順位を上げる形となった。

    11周目に再スタートが切られると、宮田莉朋は他のプライム勢と激しい順位争いを展開。

    22周目にスピンから大きなクラッシュが発生し、この日2度目のセーフティカーが導入されると、宮田莉朋らプライム勢はこのチャンスに一斉にピットへと向かった。

    宮田莉朋は14位でレースに復帰。27周目からレースが再開された。先にピットインしていた車両がタイヤの摩耗に苦しむ中、新品タイヤに交換したばかりの宮田は再スタート直後に1台かわすと、次々に先行車をパス。5周で6台をかわして8位まで順位を上げる、オーバーテイクショーを演じることとなった。

    レースは2度のセーフティカー導入により、60分+1周のタイムレースとされ、36周でファイナルラップに。最後まで宮田莉朋は激しいバトルを繰り広げたが、0.2秒及ばず8位でチェッカー。それでも、第6戦バルセロナのスプリントレース以来、フィーチャーレースでは第3戦メルボルン以来となる入賞、ポイント獲得を果たした。

    宮田莉朋:
     メルボルン以来の、フィーチャーレースでポイントを獲得することができました。結果的に8位で終えて、ストラテジーも、セーフティカーが2回出たことで作戦面も機能しました。1回目のセーフティカーの時はちょっとアンラッキーな状況でしたけれども、2回目のセーフティカーで挽回することができて、これまでのレースで積んできた経験と努力が少しずつ、しっかり結果に繋がってきているので、素直に今の結果はすごく嬉しいですし、自分の努力もちゃんと形として出てきているので、これからも良いレースができるように頑張りたいと思います。ハンガロリンクは抜くのが難しいサーキットでしたが、タイヤの選択によってはオーバーテイクできましたし、日本にはないレイアウトのコースだったので、結構楽しいレースができました。応援ありがとうございました。

  • 宮田莉朋 F2初ウェットのスプリント戦で10位 / 第8戦総括

    宮田莉朋 F2初ウェットのスプリント戦で10位 / 第8戦総括

    FIA-F2の第8戦が伝統のシルバーストーン・サーキットで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋は、予選11番手から雨中のスプリントレースで10位。ドライコンディションで荒れたレースとなったフィーチャーレースは17位に終わった。

    7月5日(金)から7日(日)にかけて、イギリスのシルバーストン・サーキットで2024年FIA-F2第8戦が開催された。

    FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    全14大会で争われている今季のFIA-F2も後半戦に入った。今季FIA-F2とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦している宮田莉朋は、ル・マン24時間レースに出場した後、翌週からスペイン、オーストリア、イギリスと3週連続でのF2と、過密スケジュールでレースを戦っている。

    宮田莉朋はデビューイヤーのFIA-F2序盤戦、中東の開幕戦と豪州の第3戦でポイント獲得を果たした。舞台が欧州へ移ってからはほとんど初めてのサーキットで、走行時間も限られる中、苦しい戦いが続いているが、毎戦着実に経験を積み重ねている。

    【予選】
    5日(金)予定よりも5分早められた午後3時より30分間で予選が行われました。空は重い雲に覆われているものの、ドライコンディションでセッションはスタート。まもなく雨が降り始めたという報告もあったものの、大きくコンディションが変わることはなく、最後までドライのままアタックが続けられた。

    宮田莉朋は前半のアタックでは1分41秒353で16番手。一旦ピットへ戻り、タイヤを交換して全車再アタックに入ると、宮田は1分40秒176と好タイムをマーク。一時は10番手につけ、トップ10がリバースグリッドとなるスプリントレースでのポールポジション獲得かと思われたが、惜しくもチームメイトに押し出される形となり11番手。10番手とは1000分の7秒差、12番手とは1000分の5秒差という超僅差の予選となる中、宮田は初めてのコースにもかかわらず11番手とまずまずの好位置を確保した。

    宮田莉朋 フォーミュラ2
    【スプリントレース】
    6日(土)は降雨に見舞われ、直前に予定されていたF3のレースが延期される状況の中、F2はウェット宣言が出され、全車レインタイヤを装着して、予定の午後1時15分より21周(タイヤ交換義務無し)で争われるスプリントレースのスタートが切られた。セーフティカーの先導でフォーメーションラップを終えた後、ローリングスタートでレースが開始。

    宮田は1周目にひとつ順位を落とし12位へ。3周目にバーチャルセーフティカーが導入されると、再開時にひとつ順位を落とし13位に。かなりの水煙が上がる状況で視界も悪くなり、4周目にセーフティカーが導入された後にレースは赤旗中断となった。

    雨脚が弱まるのを待ってレースが再開。13位で再スタートを切った宮田莉朋は、ライバルとのバトルの末に8周目には12位へ。さらに接触により脱落した車両もあり順位を上げていった。

    後半戦は、ライバルからの猛追を受け激しいバトルを繰り広げるが、粘り強く走った宮田莉朋は10位でチェッカー。宮田にとってF2初のウェットレースで大荒れとなる展開の中、ポイントには届かなかったもののトップ10での完走を果たした。

    宮田莉朋
    シルバーストーンでのレースも初めてですが、F2では初めての雨のレースとなり、かなり厳しいレースに終わりました。ポイントは獲れませんでしたが10番手で終えました。日本の雨のレースと違って、ローリングスタートで始まったので、そこは初めての経験でしたし、かなり迅速に雨量に対してのリスクをオーガナイザー側が判断してくれたので、僕らドライバーもそこに信頼を持ってレースをすることができたんじゃないかなと思います。とはいえかなりバトルをしている中で荒れたレースではありましたし、自分はその中でもなんとか生き残ってポイントを獲得することを目指して走りました。課題はまだまだありますし、クルマのパフォーマンスもこれから上げていかなければならないという状況なので、しっかりチームと共に努力を続けて、明日のフィーチャーレースも頑張っていきたいと思います。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【フィーチャーレース】
    7日(日)午前9時55分より、タイヤ交換義務有りの29周で争われるフィーチャーレースが行われた。天候は回復し路面はドライだが、気温14度と肌寒い中でのレースとなった。

    予選上位勢はオプション(ソフト)タイヤを装着する中、宮田莉朋はプライム(ハード)タイヤを選択。11番手グリッドの宮田はスタートダッシュで出遅れ、13位に後退。その後1周目の混乱の中でも行き場所を失い、18位まで大きく順位を落としてしまった。

    レースは1周目から接触によるセーフティカーが導入され、3周目に再開されるも、すぐにまたコースアウトした車両によって再びセーフティカーに。6周目に再スタートが切られると、上位勢は徐々にピットへ向かい、タイヤを交換する作戦に出た。

    宮田莉朋はタイヤ交換を遅らせ、11周目には7位へ。その後も自己ベストラップを更新しながらバトルを繰り広げ、21周を終えてピットイン。17位でコースへ復帰し、その後さらに他車がピットインしたことで15位まで順位を上げたが、ファイナルラップで順位を落とし、17位でレースを終えた。

    宮田莉朋
    作戦やパフォーマンス面で少し足りない部分が多く、上手くレースを進めることができませんでした。とは言え自分の中ではまた得られたものはありましたし、レースも色々なことがありましたが、最後まで走り切ったのでこれを次戦に繋げられるように、チームとレース内容を分析して準備していきたいと思います。シルバーストーンは日本のコースで例えるのはちょっと難しいのですが、結構アクセルを踏んでいる時間が長く、クルマのバランスとドライビングテクニックが問われるサーキットの一つでもあるので、そういった一つ一つの積み重ねがラップタイムに出るサーキットでした。そういう意味では、非常にチャレンジングなコースで面白かったです。まだまだ自分もF2の経験値、コースも含めて、他のドライバーに比べて浅いので、またしっかり勉強して、次戦に向けて頑張りたいと思います。今週末も応援ありがとうございました。

  • 宮田莉朋 F2第7戦のスプリントで最速ラップもトラブルで苦戦

    宮田莉朋 F2第7戦のスプリントで最速ラップもトラブルで苦戦

    FIA-F2の第7戦がオーストリア・シュピールベルクのレッドブルリンクで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋は、スプリントレースでファステストラップを記録するなど速さは見せたものの、トラブルなどで苦しい戦いを強いられ、スプリントレースは22位、フィーチャーレースはリタイアに終わった。

    6月28日(金)から30日(日)にかけて、オーストリアのレッドブルリンクで2024年FIA-F2第7戦が開催された。FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    宮田莉朋は開幕戦サヒール(バーレーン)のフィーチャーレースで9位に入り、デビュー戦で入賞、ポイントを獲得。第3戦アルバートパーク(オーストラリア)でもスプリントレース、フィーチャーレース共に5位フィニッシュとポイント獲得を果たした。しかし、約2か月のインターバルの後に舞台が欧州へと移ってからは、ほとんどのコースが初経験の宮田に対し、ライバル勢は走行経験の豊富なコースということもあり、第4戦イモラ、第5戦モナコと苦戦。しかし、走行経験のある第7戦バルセロナでは、予選6番手、スプリントレースで7位入賞を果たしている。

    【予選】
    28日(金)好天の下で午後2時55分から30分間の予選が行われた。セッション開始と共に各車積極的にタイムを縮めていく中、宮田莉朋も1分16秒380をマークし、全車が最初のアタックを終えピットへと戻ってきた時点で6番手と好位置につけた。

    残り10分を切って全車再度アタック。ライバル勢が一気にタイムを更新して行く中、宮田莉朋はパフォーマンス不足に苦しみ1分16秒348とわずかなタイムアップに留まった。この予選セッションは22台全車が1秒以内に入る僅差の激戦となったが、宮田は21番手と厳しい結果に終わった。

    宮田莉朋 FIAフォーミュラ2選手権

    【スプリントレース】
    29日(土)午後1時半、気温30度、強い日差しに照らされ路面温度も50度近くまで上がる中で、ピット義務無しの28周で争われるスプリントレースのスタートが切られた。

    最後列21番手スタートとなった宮田千代もは、スタートでは最後尾22位へといったん落ちるも、すぐに2台抜き返し、10周目には19位へと浮上。
    その後は順位が膠着したまま周回が重ねられていく中、宮田莉朋は22周を終えたところでピットインし、タイヤを交換。最後尾の22位へと順位は落としたが、他の車両のいないクリーンなスペースで新品タイヤを活かして猛烈なハイペースで周回し、25周目、26周目とファステストラップを更新。最終的に22位でチェッカーを受けたが、このレースでのファステストラップを記録した。なお、ファステストラップによるポイントはトップ10のみに与えられるため、宮田はポイント獲得はならなかった。

    宮田莉朋
    今回のレッドブルリンクは初走行でしたが、自分としては初めてのコースながらいい走りができている感じはありました。予選が始まるとクルマのパフォーマンス不足に悩まされてしまいましたが、チームとクルマのセットアップを含めてしっかり話し合って、今日のスプリントレースではパフォーマンス面も改善したように感じられました。ペースも悪くなさそうなので、引き続きチームと共に今のパフォーマンス不足をしっかり見つめて改善していって、明日のフィーチャーレースは良いレースができるように頑張りたいと思います。

    宮田莉朋 FIA フォーミュラ2選手権

    【フィーチャーレース】
    30日(日)午前10時、好天の下、気温28度、路面温度36度というコンディションで、タイヤ交換義務有りの40周で争われるフィーチャーレースがスタート。フォーメーションラップ開始時に3台がエンジンストールを喫しピットスタートとなる波乱の幕開けとなった。21番手グリッドの宮田莉朋は、これにより実質18位でレースを開始すると、1,2コーナーで上手く前の車両をかわし15位までジャンプアップ。

    7周目を終えて早くもピットインする車両が出てくる中、宮田莉朋はピットを遅らせ、自己ベストタイムを更新しながら周回を重ねていった。10周目に6位へ上がった宮田は、14周目に前を行く車両をかわして5位へ順位を上げた。

    しかし、17周目、突然宮田莉朋はストレートでスローダウン。その後ペースは戻ったかに見えたが、徐々に順位を落として行き、20位まで後退。

    27周目にピットインし、長いピット作業の後にコースへと復帰、ファステストラップを争うハイペースで走行を再開したが、再びピットへ入ることとなり、チェッカーを待たずリタイアとなった。

    宮田莉朋
    車両トラブルによって戦線離脱になってしまいましたが、それまでのパフォーマンスはスプリントレースよりも良くなって、良いレースを進められていたので、今回のこのトラブルをしっかりチームと共に改善して、またシルバーストーンでは良いレースができるように準備していきたいと思います。今回もたくさんの応援、ありがとうございました。引き続き、シルバーストーンでも応援よろしくお願いします。

  • 宮田莉朋 FIA-F2バルセロナのスプリントレースで7位入賞

    宮田莉朋 FIA-F2バルセロナのスプリントレースで7位入賞

    FIA-F2の第6戦がスペインのバルセロナ・カタルニア・サーキットで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋が、予選で6番手を獲得。スプリントレースで7位入賞を果たした。

    6月21日(金)から23日(日)にかけて、スペインのバルセロナ・カタルニア・サーキットで2024年FIA-F2第6戦が開催された。FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    宮田莉朋は開幕戦サヒール(バーレーン)のフィーチャーレースで9位に入り、デビュー戦で入賞、ポイントを獲得。第3戦アルバートパーク(オーストラリア)でもスプリントレース、フィーチャーレース共に5位フィニッシュとポイント獲得を果たした。しかし、約2か月のインターバルの後に舞台が欧州へと移ってからは、ほとんどのコースが初経験の宮田莉朋に対し、ライバル勢は走行経験の豊富なコースということもあり、第4戦イモラ、第5戦モナコと連続で入賞を逃し苦しい戦いが続いている。

    前大会モナコから約1か月のインターバルを経ての開催となる、今大会の舞台は、宮田莉朋が今季ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)開幕戦で優勝を飾り、FIA-F2でもシーズン前テストで走っているバルセロナ。F1スペインGPのサポートレースとしても注目度の高い今大会、走行経験のあるコースでの宮田の走りに期待がかかった。

    予選
    21日(金)午前中の練習走行を経て、好天の下で午後3時55分から30分間の予選が行われた。開始6分半ほどでクラッシュ車両により赤旗が出されセッションが中断。7分ほどの中断の後に再開されると、各車一回アタックした後、タイヤを交換し、残り9分を切ったところで全車最後のアタックへ向かった。

    宮田莉朋は一時タイムシートの2番手につけるが、その後他車がタイムを上げたことで、最終的にはポールと0.222秒差の6番手に。セクター1は全体ベストを記録する速さを見せて予選を終えた。この結果、上位10台がリバースグリッドとなるスプリントレースでは、2列目4番手からスタートを切ることとなった。

    宮田莉朋

    【スプリントレース】
    22日(土)午後2時15分より、タイヤ交換義務無しの26周で争われるスプリントレースが行われた。

    このレースは予選の上位10台がリバースグリッド(逆順)となるため、予選6番手の宮田は2列目4番手グリッドからのスタート。宮田莉朋はスタートダッシュを見事に決めると上手く前車のラインをかわして一気に2位へと浮上した。

    宮田莉朋は3周目にこのレースでのファステストラップを記録。後方では3位争いが激しさを増す中で、宮田は首位を追ったが、1秒少しの差での追走が続くこととなった。

    その後、順位は変わらないまま周回が重ねられていく中で、宮田莉朋はタイヤを最後までマネージメントするためにぎりぎりのラインで攻め続けた。しかし、宮田には複数回のトラックリミット違反という裁定が下され、合計10秒のペナルティがレース後の結果に加えられることとなってしまった。

    宮田莉朋は26周ポジションを守り抜き、2位でチェッカーを受けたが、ペナルティによるタイム加算を科され、さらに他の多くのドライバーもペナルティを受けたことで、最終的なレース結果は7位に。それでもスプリントレースの入賞圏内であるトップ8フィニッシュを果たし、今季4度目のポイント獲得。3周目に記録したタイムが最後まで破られずにファステストタイムとなったことで合計3点を獲得した。

    宮田莉朋
    4番手からのスタートで、1コーナーで2位まで上がることができ、順調に見えたと思うのですが、トラックリミットのペナルティを受けてしまって、結果7位で終えました。ペナルティは残念な部分ではありますが、これも学びだと自分は感じていますし、ファステストはしっかり取れたので、チームの素晴らしい仕事と、皆さんの応援が力になったと思っています。明日フィーチャーレースは6番手からスタートなので、いいレースが出来るようにチームと共に一生懸命頑張っていきたいと思います。

    宮田莉朋 FIAフォーミュラ2選手権

    【フィーチャーレース】
    23日(日)のフィーチャーレースはタイヤ交換義務有りの37周で争われた。午前11時35分、直前に軽い雨が見られたものの天候は回復し、路面はドライ。全日までよりはやや涼しいコンディションでスタートが切られた。

    宮田莉朋は3列目6番手グリッド。5番手グリッドの車両がピットスタートとなったことで、実質5番手からのスタートとなったが、スタートダッシュでやや出遅れ、後続に飲み込まれそうになるもなんとか7位でレースを開始した。

    1周目から、後続集団で多重クラッシュが発生しセーフティカーが導入。3周目にレースが再開されると、ソフトタイヤの宮田莉朋はペースが上がらず、周りのハードタイヤ勢に攻められる状況に。

    9周目、早めのタイミングで宮田莉朋はピットへ向かい、タイヤ交換を行ったが、ここでタイムを失い、スタート時下位にいた車両の後塵を拝することとなってしまった。

    コースは中盤、2度にわたるVSC(バーチャル・セーフティカー)が入るなどの荒れた展開となる中、宮田莉朋はライバル勢と順位を入れ替えながらのバトルを展開。36周目には前を行く車両を1台かわすも、13位でチェッカーを受けた。

    宮田莉朋
    フィーチャーレースはポイント圏外で終わることとなり、残念な結果になってしまいました。応援して頂いた皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。スプリントレースではクルマも良い方向で終えられたのですが、フィーチャーレースではその調子の良さがなくなり、苦しいレースになってしまいました。この原因はしっかりチーム、エンジニアとミーティングをして、来週末に向けて準備していきたいと思います。来週末のレッドブル・リンクは再び初めてのコースになるので、バルセロナとはまた違った状況からのスタートですが、諦めずにこれからも一生懸命頑張っていきます。今週末も応援、ありがとうございました。

  • 宮田莉朋 初挑戦のル・マンでクラス首位を争うも12位フィニッシュ

    宮田莉朋 初挑戦のル・マンでクラス首位を争うも12位フィニッシュ

    6月15日(土)から16日(日)にかけてフランス・ル・マンのサルト・サーキットで第92回ル・マン24時間レースが行われ、TGR WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がLMP2クラスで初出場。一時クラス首位を走る快走を見せたが、チームはトラブルにより12位に終わった。

    昨年国内のスーパーフォーミュラとSUPER GTでダブルチャンピオンを獲得した宮田莉朋が、今年はTOYOTA GAZOO Racing WECチャレンジプログラムのドライバーとして世界に舞台を移し、FIA-F2選手権とELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)のLMP2クラスに参戦している。

    宮田莉朋はELMSのLMP2クラスに、スイスのチームであるクール・レーシングから、ロレンツォ・フルクサ、マルテ・ヤコブセンと共に37号車で参戦しており、開幕戦のバルセロナでは、デビュー戦ながら見事初優勝を飾った。

    同チームはこれまでの戦績により、今年のル・マン24時間レースへの出場権を得ており、宮田莉朋は同チームからLMP2クラスでル・マン24時間レースデビューを果たすこととなった。

    【テストデー】
    ル・マン24時間レースの行われるサルト・サーキットは、常設サーキットと、ル・マン郊外の公道を組み合わせたレイアウトとなっているため、フルコースを走ることができるのはレースウィークのみ。このため、レースウィークに先立ち、6月9日(日)にはテストデーとしてフルコースを走る機会が参戦チームとドライバーに与えられる。

    宮田莉朋は今回のル・マンでは、TGR WECチームのリザーブドライバーの任も与えられており、そのためにこのテストデーではTGRのGR010 HYBRIDもドライブする必要があったため、序盤にTGRチームで規定の周回をこなしたあと、クール・レーシングへ移動し、LMP2車両でさらに周回を重ね、初めてのコースの習熟に努めた。

    宮田莉朋
    「今日はTGRのハイパーカーにまず午前中数周乗って、その後クール・レーシングのLMP2カーをドライブしました。ル・マンのレースに向けた練習という目的をしっかり達成できるように、着実に周回を重ねることに専念しました。ハイパーカーの方は、まずこのテストデーで数周走ることでリザーブドライバーとして正式に決まるものだったので、とにかく焦らずに、まずはその数周を走り切ることをタスクとしてやってきました。ル・マンは初めての走行でしたが、サーキットと公道を使っての長いサーキットは、僕自身今までも他のカテゴリーで市街地を走ったことがあるのでもっとドライビングに苦労するのかなと思っていましたが、意外とル・マンはグリップが高く走りやすかったです。クルマのトップスピードを伸ばしたいのでダウンフォースもかなり低い状態でのエアロキットを使いました。そのあたりの限界を見極めるのが難しいのかなと思っていたのですが、意外と攻め甲斐のあるコーナーが多かったです。特にポルシェコーナーは本当に奥が深いというか、攻めすぎるとそのミスが大きなクラッシュにつながるコーナーでもありますし、逆に守りすぎるとタイムロスも大きいので、本当にステップバイステップで学べたと思います。初めてのル・マンはとても楽しめましたし、この良い状態で、テストデーで学んだことを振り返り、レースウィークもフリー走行から、レースに向けて準備したいと思います」

    宮田莉朋 ル・マン24時間レース

    【練習走行&予選】
    ル・マンの公式な走行セッションは、12日(水)のフリー走行から開始された。ナイトセッションを含む2度にわたるフリー走行の間に、翌日のハイパーポール進出をかけた予選が行われ、37号車はヤコブセンがアタックを担当。クラストップタイムをマークし、ハイパーポール進出を決めた。宮田莉朋は着実に夜間走行もこなし、決勝への準備を進めた。

    13日(木)も2度の練習走行と、その間にハイパーポールセッションが行われた。ハイパーポールもヤコブセンが担当。不運な赤旗のタイミングもあり、37号車はクラス6番手グリッドからのスタートが決まった。

    14日(金)の走行はなかったが、宮田莉朋はル・マン市街地で行われたドライバーズパレードに参加。集まった多くのファンの皆様との、交流の時間を楽しんだ。

    宮田莉朋
    「ハイパーポールはクラス6番手で終わりました。マルテ(ヤコブセン)選手が昨日の予選で素晴らしい走りをしてくれたおかげで、ハイパーポールに行くことができたのですが、今日のハイパーポールは赤旗もあって、チームの作戦も少し運がなく6番手でした。とはいえレースは24時間と長いので、6番手からのスタート位置は悪くないですし、天気もまだまだ荒れそうな予報でもあるので、しっかりとチームと共に準備して、いいレースにしたいなと思っています。僕はル・マンのナイトプラクティスは初めてだったのですが、過去にナイト走行の経験は何度もありましたし、ル・マンは結構コースが暗いというか、本当にクルマのヘッドライトのみで走るようなコーナーが多いので、その辺は少し慣れが必要なところもあります。でも自分としてはスーパー耐久24時間やデイトナ、それに耐久テストでのハイパーカーの経験もかなり活きていますし、今のところ自分としては順調なので、引き続きチームと準備していきたいと思います」

    【決勝】
    15日(土)午後4時から24時間にわたる長い決勝レースのスタートが切られた。直前のウォームアップ走行時は雨に見舞われたが、その後路面は乾き、スタート時はドライコンディション。

    37号車はヤコブセンがスタートを担当し、6番手グリッドから着実にポジションアップ。首位に浮上してスタートから1時間45分で宮田莉朋へと交代した。宮田は雨が降り始めた難コンディションの中首位争いを繰り広げ、3スティントを走ってフルクサへとバトンを渡した。

    宮田莉朋はまた、深夜の午前1時過ぎから2時間にわたって3スティントを担当。断続的な雨と、フルコースイエローやセーフティカーが多発する厳しい時間帯を着実に走り切り、上位争いのポジションを堅守した。

    朝方、長いセーフティカー走行の後にレースが再開され、宮田莉朋は午前11時過ぎから3度目の走行を引き継いだ。セーフティカーで上位勢のマージンが無くなり、接近戦が繰り広げられる中、宮田莉朋はトップ5圏内のバトルを継続し、最後はライバルをパスし首位を奪取し、ヤコブセンへと交代した。

    37号車は終盤まで僅差の上位争いを繰り広げたが、残り1時間を切ったところで突然トラブルに見舞われピットイン。ガレージでの修復を余儀なくされ、上位争いからは脱落することとなってしまった。チームはなんとか車両を修復してコースへ復帰し、首位からは8周遅れながら12位で、長い24時間レースのチェッカーを受け、完走を果たした。

    宮田莉朋
    「チェッカーは受けたものの、最後の残り45分ぐらいで車両トラブルに見舞われトップ争いから離脱してしまいました。結果は残念ですが、ル・マン24時間を戦えたことはすごく自分にとっていい経験になりました。今まで経験してきた24時間の耐久レースと比較してみると、やはりル・マン24時間のレベルは高いですし、公道を使っているので、天候にもかなり左右されやすく、リスクを背負いながらも走り切るというのが、ル・マンは一番難しいところだなと感じました。結果は別として、この経験を自分の将来にしっかり繋げたいと思います。また僕は翌週末F2バルセロナがあるので、切り替えてF2バルセロナでまた頑張ります。応援ありがとうございました」

    第92回ル・マン24時間レース 宮田莉朋 個人成績(LMP2クラス)
    予選) 走行せず
    決勝) Fastest Time 3:39.377(LMP2クラス決勝出走48人中21位)
    走行周回数 96周(全289周中)

  • 宮田莉朋 FIA-F2第4戦イモラは初挑戦コースで苦戦してノーポイント

    宮田莉朋 FIA-F2第4戦イモラは初挑戦コースで苦戦してノーポイント

    FIA-F2の第4戦がイタリアのイモラ・サーキットで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋は追い抜きの難しい初挑戦のコースで苦戦。スプリントレースで13位、フィーチャーレースは15位に終わったが、両レースとも着実に完走を果たし、次戦以降に向け貴重な経験を積むこととなった。

    5月17日(金)から19日(日)にかけて、イタリアのイモラ・サーキットで2024年FIA-F2第4戦が開催された。

    FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がロディン・モータースポーツからフル出場している。

    宮田莉朋は、開幕戦サヒール(バーレーン)のフィーチャーレースで9位に入り、デビュー戦で入賞、ポイントを獲得。第2戦ジェッダ(サウジアラビア)では苦戦し12位/15位に終わったが、第3戦アルバートパーク(オーストラリア)ではスプリントレース、フィーチャーレース共に5位フィニッシュで連続ポイント獲得を果たした。

    中東とオーストラリアでの遠征戦を終えたあと、およそ2か月のインターバルを経て、シリーズはF1との併催となる欧州での連戦に入る。ライバル勢にとっては下位カテゴリーなどで走った経験の多いイモラで、初めての挑戦となる宮田の戦いぶりに注目が集まった。

    【予選】
    17日(金)予定よりも5分遅れの現地時間午後4時5分より、30分間の予選が行われた。宮田莉朋は午前中に行われたフリー走行でトラブルに見舞われるなど、初走行ながら十分に周回を重ねることができないまま予選に臨むこととなった。

    セッション前半にアタックした後、一旦ピットへ。その時点では宮田莉朋は18番手。タイヤを交換し再アタックに入ると、宮田はラストラップでタイムを更新し、トップと1秒以内のタイムで16番手となった。

    宮田莉朋 FIAフォーミュラ2

    【スプリントレース】
    18日(土)も快晴となり、気温24度、路面温度は46度まで上昇する中、予定よりも7分遅れの午後2時22分より25周で争われるスプリントレースが行われた。

    スプリントレースでは予選の上位10台がリバースグリッドとなるが、宮田莉朋は予選通りの16番手からスタート。宮田の前にいた、中団グループの車両が1コーナーを立ち上がり2コーナーへと向かうところで接触、スピン。これに後方車両が巻き込まれる形で多重クラッシュが発生した。

    宮田莉朋はこの混乱をかわし、走行を継続。しかし、レースは開始早々にセーフティカーが導入された。このアクシデントで5台が戦列を去ることとなり、車両排除とコース清掃の後、6周目からレースは再開。宮田は15位で再スタートを切った。

    再スタート後は追い抜きの難しいイモラで、各車両僅差で連なったまま周回が重ねられていった。途中、1台がペナルティのためにピットインしたことで、宮田りともはひとつ順位をアップ。その後も最後まで前後とも1秒以内の差での接近戦が続いたが、宮田は順位を守り、14位でチェッカー。レース後、さらに1台が失格となったことで、宮田はスプリントレースを13位で終えた。

    宮田莉朋
    予選は16番手で終わりましたが、フリー走行も車にトラブルを抱えていて順調に周回を重ねることができず、イモラというコースをあまり学べないまま予選にも臨まざるを得ませんでした。決勝も波乱なレースで順位は2つほど上げられましたが、自分としてはまだまだ改善したいポイントがあります。とは言っても僕にとってイモラは初めてのレースでしたし、F4の頃から走っているようなドライバーとの経験値の差が広がったままのレースになってしまった部分もあるので、少なからず周回を重ねられましたし、明日のフィーチャーレースに向けてもチームとまた改善をして頑張りたいと思います。

    宮田莉朋 フォーミュラ2

    【フィーチャーレース】
    19日(日)、好天の下で午前10時より35周で争われるフィーチャーレースが行われた。

    16番手グリッドの宮田莉朋は、スタート後ひとつ順位を落とし17位で周回を開始。しかし、2周目の3コーナーで、宮田の前を走っていた車両がコースオフ。そのままコースへと戻ってきた車両を間一髪避けた宮田は、その影響でコースオフを喫し、なんとかコースへは戻ったものの、ほぼ最後尾の21位へと順位を落としてしまった。

    フィーチャーレースではタイヤの交換が義務づけられており、義務を消化可能となった6周目から数台がピットイン。翌周には宮田莉朋を含む多くの車両がピットへ向かった。

    ピットを終えてコースへ復帰した時点で宮田莉朋の順位は19位。14周目には1台にかわされ、20位に順位を落とすも、レースが終盤になってくると、タイヤの厳しくなってきたライバルとの順位争いを展開。残り10周を切り、ピットを遅らせていた集団がピットへ向かい、ここで数台がアクシデントで脱落。宮田は17位へと順位を上げると、32周目、33周目と立て続けに前車をパスしていき、14位へ浮上。その後も上位グループと遜色ないペースで周回を重ねていき、ファイナルラップでひとつ順位を落としたが、15位でチェッカーを受けた。

    宮田莉朋
    かなり厳しいレースになってしまいました。2周目に前の車両がコースアウトしたところを追い抜こうとしたところ、その車両がコースオフから全開で戻って来て、クラッシュ寸前のところになって、僕もコースアウトする羽目になってしまいました。それによって大きく順位を下げることになってしまったのが、そのままレースに影響してしまった印象です。でもそれに対しては、ぶつからずに相手側に対してのクラッシュを避けられたということをチームもポジティブに見てくれているので、自分としてはクラッシュせずにいられただけでも良かったかなと思っています。ペースとしては、タイヤマネージメントも周りが苦戦しているところを、コース上でオーバーテイクして順位も上げることができました。波乱の中でしっかり走り切って、追い抜くこともできましたし、イモラというコースも、レースをしたことでコースの特性を勉強できたので、この経験をしっかり次に活かしたいと思います。今週末も応援ありがとうございました。

  • 宮田莉朋 F2イモラ大会の予選は12番手 ボルトレトがポール

    宮田莉朋 F2イモラ大会の予選は12番手 ボルトレトがポール

    宮田莉朋は、2024年FIA フォーミュラ2選手権の第3ラウンドの予選を12番手で終えた。

    5月17日(金)にイモラ・サーキットでF2イモラ大会の予選が行われ、宮田莉朋(Rodin Motorsport)はトップから約1秒差の12番手。ガブリエル・ボルトレト(Invicta Racing)が日曜日のフィーチャーレースのポールポジションを獲得した。

    2024年 FIA フォーミュラ2選手権 第3戦 予選

    Pos No Driver Team Time
    1 10 ガブリエル・ボルトレト Invicta Racing 1分27秒056
    2 20 アイザック・ハジャー Campos Racing 1分27秒272
    3 24 ジョシュア・デュルクセン PHM AIX Racing 1分27秒384
    4 5 ゼイン・マロニー Rodin Motorsport 1分27秒428
    5 23 ロマン・スタニェク Trident 1分27秒467
    6 14 エンツォ・フィッティパルディ Van Amersfoort Racing 1分27秒739
    7 11 デニス・ハウガー MP Motorsport 1分27秒765
    8 21 ジョゼップ・マリア・マルティ Campos Racing 1分27秒802
    9 22 リチャード・フェルシュホー Trident 1分27秒886
    10 12 フランコ・コラピント MP Motorsport 1分27秒954
    11 17 ポール・アロン Hitech Pulse-Eight 1分28秒011
    12 6 宮田莉朋 Rodin Motorsport 1分28秒050
    13 9 クッシュ・マイニ Invicta Racing 1分28秒061
    14 2 ザック・オサリバン ART Grand Prix 1分28秒128
    15 25 テイラー・バーナード PHM AIX Racing 1分28秒169
    16 3 オリバー・ベアマン PREMA Racing 1分28秒218
    17 16 アマウリー・コーディール Hitech Pulse-Eight 1分28秒407
    18 4 アンドレア・キミ・アントネッリ PREMA Racing 1分28秒542
    19 1 ビクター・マルタンス ART Grand Prix 1分28秒569
    20 15 ラファエル・ヴィラゴメス Van Amersfoort Racing 1分28秒960
    21 8 ファン・マヌエル・コレア DAMS Lucas Oil 1分31秒631
    22 7 ジャック・クロフォード DAMS Lucas Oil 1分41秒099
  • 宮田莉朋 ELMS第2戦は好走を見せるもレースはトラブルでリタイア

    宮田莉朋 ELMS第2戦は好走を見せるもレースはトラブルでリタイア

    5月3日(金)から5日(日)にかけてフランス南部・マルセイユ近郊のル・カステレに位置するポールリカール・サーキットで行われた2024年ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)第2戦ル・カステレ4時間レースに、TGR WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋が出場。中盤のスティントで首位を争う好走を見せましたが、ドライバー交代後、チームの車両はトラブルにより無念のリタイアに終わった。

    昨年国内のスーパーフォーミュラとSUPER GTでダブルチャンピオンを獲得した宮田莉朋が、今年はTOYOTA GAZOO Racing WECチャレンジプログラムのドライバーとして世界に舞台を移し、FIA-F2選手権とELMSのLMP2クラスに参戦している。

    ELMSは名前の通りヨーロッパを舞台とする、全6戦のシリーズで、成績上位チームにはル・マン24時間レースへの出場権が与えられ、LMP2、LMP2プロ/アマ、LMP3、LMGT3の4クラスの混走でレースが行われる。宮田莉朋はこの中で最速のLMP2クラスに、スイスのチームであるクール・レーシングから、ロレンツォ・フルクサ、マルテ・ヤコブセンと共に37号車で参戦しており、開幕戦のバルセロナでは、デビュー戦ながら見事初優勝を勝ち取った。

    【予選】
    4日(土)LMP2クラスの予選は、他のカテゴリーのあと、午後3時55分より15分間で行われ、宮田莉朋が所属するクール・レーシングの37号車は、ヤコブセンがアタックを担当。6番手グリッドを獲得した。

    宮田莉朋
    今回僕は予選の担当ではなかったので、マルテ選手の走りを外から見ていました。6番手という結果ですが、明日のレースはバルセロナ同様長いので、まずはシングルグリッドからスタートできるというところは良かったと思います。個人的にはバルセロナもそうでしたが、予選よりも決勝の方がクルマのパフォーマンスは良さそうなので、あとはチーム全員で、明日のレースをしっかり戦い抜くことを第一にして、僕は僕でポールリカールを走るのが初めてなので、次につながるように周回を重ねたいです。
    明日の目標は、ランキングも今引っ張っているところなので、チームと力を合わせて開幕戦に続けて優勝したいですし、とにかく耐久レースはゴールすることが第一なので、自分たちのタスクをしっかり実行して、良いレースをしたいなと思います。

    【決勝】
    5日(日)好天に恵まれ、気温は20度で過ごしやすい気候の下、午前11時30分より4時間で争われる決勝レースがスタートした。37号車はフルクサがスタートを担当。6番手グリッドからすぐにポジションを上げていき、1時間20分程を過ぎたところでピットイン。宮田莉朋へとドライバー交代を行った。

    宮田莉朋は2位でコースへと復帰。他のチームとのピットタイミングの違いもあり、レースが折り返す2時間経過時には首位に立った。

    レースが2時間20分を過ぎたところで宮田はピットへ向かい、ヤコブセンへとドライバー交代。このタイミングで37号車は首位に立ち、その後も首位を快走していたが、レースが残り40分を迎えようかとする頃、37号車は突然スローダウン。ギアボックスのトラブルにより、レースを終えることとなってしまった。

    宮田莉朋
    首位快走中にギアボックスが壊れてしまうという、非常に悔しいレースにはなりましたが、でも壊れたのはル・マンではなかったということで、僕はそれぐらいポジティブです。こういう悔しい時というか、勝てるレースを落とした時こそ、チームやドライバーも含めみんなを強くしてくれるタイミングだと思っているので、全然ネガティブには思っていません。内容もレースをリードしている時でしたし、結果を残せなかったという部分では悔しいですが、リードしていたというところは間違いなく僕らのポテンシャルがあるということです。クール・レーシングにとっては次のレースがル・マンになりますが、ポジティブな要素が多いですし、きっとこのトラブルも僕らを強くさせてくれると思っています。来週はWECスパにLEXUS RC F GT3で出場することになりました。RC F GT3で再びレースできることと、そしてWECスパに参戦できることにTGRをはじめチームの皆さんに感謝しています。RC FはWECでは少し厳しい戦いになっていますが、僕はRC Fでのレースの経験もありますし、しっかりチームに貢献できるように良い週末にしたいなと思います。一生懸命頑張りますので、来週末のWECスパも応援よろしくお願いします。

    宮田莉朋

    ELMS 第2戦 ル・カステレ4時間レース 宮田莉朋 個人成績(LMP2クラス)
    予選) 走行せず
    決勝) Fastest Time 1:43.438(LMP2/LMP2プロアマクラス決勝出走66人中11位)
    走行周回数 34周(全101周中)

  • 宮田莉朋 ELMSデビュー戦で海外レース初勝利「次戦も優勝を目指す」

    宮田莉朋 ELMSデビュー戦で海外レース初勝利「次戦も優勝を目指す」

    宮田莉朋が、4月12日(金)から14日(日)にかけてスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで行われた2024年ELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)第1戦バルセロナ4時間レースに出場。デビュー戦での優勝を果たした。

    昨年国内のスーパーフォーミュラとSUPER GTでダブルチャンピオンを獲得した宮田莉朋が、今年はTOYOTA GAZOO Racing WECチャレンジプログラムのドライバーとして世界に舞台を移し、FIA-F2選手権で既に3戦を戦っているが、同時に今季、ELMSのLMP2クラスにもクール・レーシングからシリーズ参戦する。

    ELMSは名前の通りヨーロッパを舞台とする、全6戦のシリーズで、成績上位チームにはル・マン24時間レースへの出場権が与えられ、LMP2、LMP2プロ/アマ、LMP3、LMGT3の4クラスの混走でレースが行われる。宮田莉朋はこの中で最速のLMP2クラスに、スイスのチームであるクール・レーシングから、ロレンツォ・フルクサ、マルテ・ヤコブセンと共に37号車で参戦する。

    【予選】
    開幕に先立ち、8日(月)、9日(火)の2日間にわたりカタルニア・サーキットでプロローグテストが実施。2日間で合計17時間の走行機会が設けられ、宮田莉朋も参加し、初めてのLMP2車両に慣れると共に、開幕戦へ向けた準備を整えた。

    開幕戦は12日(金)の公式練習1回目で走行が開始され、13日(土)は午前中の公式練習2回目に続き、午後に予選というスケジュール。この間にはオートグラフセッションなどファンの皆様との交流の機会もあり、宮田は日本のチャンピオンとして現地の熱心なファンにも注目を集めていた。

    LMP2クラスの予選は、他のカテゴリーのあと、午後3時55分より15分間で行われ、宮田莉朋が所属するクール・レーシングの37号車は、宮田がアタックを担当することとなりました。宮田はセッション前半に記録したタイムが抹消され、一時最後尾に落ちるなど、僅差での激しい予選アタック合戦の中、終盤落ち着いてタイムを縮めていき、チェッカーラップでは5番手に浮上。同じチームの47号車とは0.013秒差という好タイムで、デビュー戦での予選アタック担当という大役を果たした。

    宮田莉朋
    「予選5位で終えました。初めての予選でしたが、チームメイトと差が少ない中で5位でしたし、明日のレースは長いので、良い位置からスタートできるかなと思います。今日は開幕戦ということで、かなりお客さんも入っていて、僕にもサインを求めてくださったり、写真を撮ってほしいとお願いされたりと、ヨーロッパでもファンがいるということをこちらでも感じられてすごく嬉しいです。明日のレースも皆さんの応援を力にして、良いレースにしたいなと思います」

    宮田莉朋 ELMS

    【決勝】
    14日(日)暖かく晴れ渡る中、午前11時半より4時間で争われる決勝レースのスタートが切られた。LMP2クラスでは、3名のドライバーがそれぞれ最低1時間はドライブすることが義務づけられている。37号車はフルクサがスタートを担当。フルクサは5番手グリッドから好奪取を決めて2位へと一気に順位を上げると、フルコースイエローからの再スタートで首位を奪取した。

    フルクサは1時間10分ほどのスティントを担当し、首位のまま宮田莉朋へとドライバーチェンジ。他のチームとはやや異なる戦略を採った37号車は、変則的な2スティントで合計1時間18分走行。ピット及びタイヤ戦略の違いもあり、担当スティントの終盤にライバルの先行を許したが、ヤコブセンへとドライバー交代を行って全車がピットを終えた際逆転し首位へと復帰した。その後、ヤコブセンは後続との差を保ち、最後は16秒差でトップチェッカー。今季よりLMP2クラスへとステップアップしたクール・レーシングの37号車は、宮田莉朋ら3人の若きドライバーと共にLMP2クラスでのデビュー戦初優勝を果たすこととなった。

    宮田莉朋
    「ELMS開幕戦、優勝することができました。まずはロレンツォのスタートが素晴らしく、第1スティントからトップに躍り出ることができて、僕のスティントは、周りのストラテジーと異なった作戦もあり、厳しいスティントだったのですが、自分の中でしっかりチームの戦略に従って最後のマルテ(ヤコブセン)に繋げました。結果的に優勝できましたし、チームの素晴らしい戦略と、素晴らしい走りをしたチームメイトに感謝しています。たくさんの応援、ありがとうございました。また、サーキットでもたくさんのファンの方がいて、とても嬉しかったです。次戦のポールリカールも優勝目指して頑張ります。応援ありがとうございました」

    ELMS 第1戦 バルセロナ4時間レース 宮田莉朋 個人成績(LMP2クラス)
    予選) Best Time 1:28.489(LMP2クラス予選出走14人中5番手)
    決勝) Fastest Time 1:32.267(LMP2/LMP2プロアマクラス決勝出走66人中28位)
    走行周回数 50周(全139周中)