カテゴリー: F1カタールGP

  • レッドブル・ホンダF1 分析:DRSフラップ問題で最適ウイングを搭載できず

    レッドブル・ホンダF1 分析:DRSフラップ問題で最適ウイングを搭載できず

    レッドブル・ホンダF1にとってF1カタールGPはリアウイングのDRSフラップに悩まされる週末となっている。

    フリー走行1回目からレッドブル・ホンダの2台にはDRSオープン時にリアウイングのアッパーエレメントが固定される動いてしまう問題に見舞われた。本来ならば、ドラッグを減少させるためのDRSだが、エレメントが動いてしまうことによってドラッグが発生し、100%の効果は得られない。

    レッドブル・ホンダF1は、土曜日のフリー走行3回目のギリギリまでフラップの固定に時間を割いたが、最後にコースに出たマックス・フェルスタッペンのマシンでは修正が確認できなかった。

    したがって、レッドブル・ホンダF1は、予選に向けてハイダウンフォース仕様のリアウイングに交換を余儀なくされた。

    このウィングを使用して、レッドブルはストレートで0.23秒を失い、ラップ全体でマックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトに0.455秒の差をつけられた。つまり、レッドブルのウィングレベルの上昇にもかかわらず、メルセデスはコーナーでレッドブルから0.225秒を奪った。

    詳細に見ると、レッドブルの損失はターン4/5で0.1秒、ターン6で0.1秒、7-10ターンで0.2秒、11-16ターンで0.1秒となる。レッドブルは、メルセデスよりもフロントリミテッドの傾向がある。対照的にメルセデスはリアリミテッドだ。

    これは全般的に、空力バランスの違いと、コンセプトを最大化するために2台のマシンのセットアップ方法を反映している。ハンガロリングやイスタンブールなどのフロントリミテッドのトラックでは、レッドブルは苦戦する傾向がある。逆にオースティンのようなリアリミテッドのトラックでは、メルセデスは最高の状態ではなかった。

    初開催となるロサイル・インターナショナル・サーキットは、リアリミテッドだと考えられていたが、実際にはフロントリミテッドであることは明らかだ

    ピレリF1の責任者を務めるマリオ・イゾラは「昨日(金曜日)に最初に数字を見たとき、チームが左リアを保護するために彼らのマシンをセットアップしていたことからそう想定していた。だが、実際にはそうではなかった。調べてみると、最も大きな負担をかけているのは実際には左フロントだった」とコメント。

    「これらのクイックコーナーのいくつかはフロントに多くの負荷をかけるが、トラックにはコーナーでブレーキをかけるポイントがかなりある。これはフロントタイヤに非常に難しいことだ」

    トラックにラバーが乗るほど、この特性はより極端になり、結果としてメルセデスに向かって移動したように見える。ここでのメルセデスの大きなラップタイムのアドバンテージの半分は、レッドブルよりもバランスが良く、半分は優れたストレートから来ている。

  • 2021年 F1カタールGP 予選:トップ10ドライバーコメント

    2021年 F1カタールGP 予選:トップ10ドライバーコメント

    2021年 F1世界選手権 第20戦 F1カタールGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「予選セッションにはとても満足している。昨日は僕にとって難しかった。木曜日と金曜日は体調が悪く、その後、プラクティスで苦労した。だから、深く掘り下げなければならなかった」

    「昨夜遅くまでここにいて、エンジニアと僕たちは改善すべき多くのエリアを見つけた。今日は素晴らしかったし、昨夜はとてもよく眠れたので、大きな違いがあった。FP3に向けていくつかの変更を加えたところ、うまくいったようだし、それを予選に持ち込むことができた。最後のラップはとにかく美しくかった。このトラックはドライブしていて素晴らしいし、すべての中高速コーナーで非常に高速だ。レースに関しては、このトラックでの経験はあまりないけど、追従するのが最も簡単なサーキットになるとは思わない。また、タイヤを大幅に劣化させることはないので、1~2ストップになる可能性があるし、明日てみるつもりだ。ターン1までそれなりに距離があるし、素晴らしくてワイドなので、すべてを与えるつもりだ」

    2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「ここまで少し浮き沈みのあるレースウイークになっていて、予選の内容には満足しているが、速さが十分ではなかった。自分ではかなりいいラップだと思っていたので、タイム差を聞いたときは少しショックを受けたし、彼らと戦うのはとても難しいと感じている。そんな中で2番手というのはよかったけど、ルイス(ハミルトン/メルセデス)との差は大きい。明日、奇跡を期待することはしないけど、初めてのコースで何が起きるか分からないので、決してあきらめない。ここはかなりの高速コースなのでついていくのは難しくなるはずだし、タイヤ選択の影響もある。いつものように、できる限りのベストを尽くす」

    3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「ぼくたちにとっては強い週末だったけど、もちろん予選には少しがっかりしている。昨日はマシンを快適に感じていたけど、スピードが足りなかったので、一晩で何が起こったのか少し混乱している。かなり苦労した。予選では、特にターン1でタイヤの準備ができていなかったので、少し調べてみる必要があるけど、ベストを尽くしてマシンからすべてを絞り出した。明日のグリッドのクリーンサイドで、僕たちは両方のマシンがパックの前にいる。僕には失うものはあまりないし、1台のレッドブルに対して2台のマシンでのオプションがあるので、通常はそれが良い状況だ。明日は接戦になると思う」

    4番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日の予選結果はとてもうれしい。最高の内容になったし、またもメルセデス勢とマックス(フェルスタッペン)の直後につけられたことも素晴らしい。最後のアタックではさらに速く走れていて、0.15秒くらい更新できていたけど、ターン15で縁石をまたいだことでフロントウイングを失い、それによって右フロントタイヤもパンクしてしまった。ただ、力強い結果で予選を終えられ、明日に向けていいポジションが確保できた。アルピーヌの2台も僅差にいるので、レースでは激しいバトルになると思う」

    5番手:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    「週末全体が僕たちにとってポジティブだったと思う。マシンはすべてのセッションで力強く感じたし、ここの高速コーナーに合っているようだ。十分な燃料を搭載してくれたら、一晩中走って、明日の朝みんなが来るまで待っているよとチームに言ったくらいだ! 一部のサーキットは、他のサーキットよりも僕たちのパッケージに合っているように見えけど、カタールはそのひとつのようだ。他のサーキットでこのパフォーマンスを失ってしまう理由を調べる必要がある。でも、ポイントを獲得できるのは明日だし、スタート順位を最大限に活用する必要がある。グリッドのクリーンサイドからスタートするし、知っておくべき異なるタイヤ選択がいくるかある。まだビ門傅はいくつかあるけど、5位からそれを解決する方がいい」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日はとてもハッピーだ。FP3から予選にかけてかなり改善したが、6位は予想していなかった。もちろん、満足いしている。特に簡単な6位ではなかったからね。おそらく久しぶりに予選でベストラップができた。自分の仕事にも、チームとしての仕事にも満足している。それが今日役に立った。だから全体的にポジティブな1日だった。ミディアムタイヤでQ2を通過しなかったのが唯一のネガティブなことだ。そのせいで、明日は思ったよりも少し苦労することになるだろう。でも、堅実なポイントを獲得するチャンスが十分ある」

    7番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)
    「昨日の状態を考えれば、7番手は良い結果だし、今日はマシンで進歩を示すことができた。Q3でミディアムで2回走るという大きなリスクを冒したけど、ありがたいことに、非常に強力な最初のアテンプトによってうまくいった。ソフトの方が楽にQ3に進めただおるけど、タイヤデグラデーションを考えれば、レースに向けてはミディアムタイヤがベストだと思っている。スタートでソフトランナーに囲まれるのでかなりチャレンジングではあるけどね。Q3では良いラップをまとめることができたけど、7番手を更新することはできなかった。トラックのクリーンサイドからスタートできるのは良いニュースだし、結果を最大化するために異なるタイヤ選択で戦略的に戦っていく。昨日、チーム全体が今日取り組む必要のあることを理解するために行った多大な努力が報われたように感じる。それはこのセッションから得られるもう1つのポジティブなことだ。あとはレースに集中するとしよう!」

    8番手:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はいい予選になったと思いますし、8番グリッドという結果はうれしいです。Q1でソフトタイヤを1セット多く使わざるを得ず、Q3で使う新品が少なくなったことは不運でしたが、今日の内容にはとても満足しています。レースではオーバーテイクが難しいと考えているので、スタートかカギになりますが、ここでは全員にとって初めてのレースとなり、条件が同じというのはポジティブに感じています。今夜は可能な限りの準備をして、明日どうなるか見ていきます」

    9番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
    「チームとしてフェルナンドと僕が揃ってQ3に進出できたのは非常にポジティブな予選結果だ。僕サイドでは、今日は少し逃していた。どこが欠けていて、どこを改善できるか見直さなければならないことがいくつかある。Q3ラップで、ターン1で少しタイムを稼ごうとして膨らんでしまったので、今日はおそらくもう少しテーブルに残っていた。それでも、僕たちはQ3に戻ってきた。素晴らしいことであり、僕たちはポイントが与えられるのは日曜日だということを知っている。僕たちはまだ戦いを続けているし、明日はいくつかのポイントを獲得するためにハードに戦うことができる」

    10番手:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    「今週末は、少し競争力があると思うし、全体的によい1日だった。Q2では、フェラーリの1台、マクラーレンの1台、さらにはレッドブルの1台に勝ったので、喜んでいいと思う。残念ながら、Q3の最後のアタックで、トラフィックに巻き込まれ、その後イエローフラッグが出たので、改善するチャンスがなくなってしまったのは残念だ。全体的に、まずまずの予選セッションだったし、レースで何ができるか見てみよう。ここはオーバーテイクは難しいけど、不可能ではない。僕たち全員にとって新しい経験になるだろう」

  • 2021年 F1カタールGP 予選:ドライバーコメント(11位~20位)

    2021年 F1カタールGP 予選:ドライバーコメント(11位~20位)

    2021年 F1世界選手権 第20戦 F1カタールGPの予選で11位~20位だったドライバーのコメント

    11番手:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    「僕にとってはおかしな予選となった。FP3までは上位にいたし、施してきた変更にも自信を持っていた。予選でも力強い結果を残すために必要なことは揃っていたけど、重要なところでまとめきることができなかった」

    「日没後のコンディションでタイヤを準備するアプローチを変えたけど、思うようなラップが走れなかった。多くのトラフィックに遭遇し、Q2ではその代償を払う形で上手くラップをまとめられなかった。僕たちはチームなので、全員で戦っている。その中で結果が出せなかったことは残念だけど、明日に目を向けていく。今日は問題に遭遇しなければマシンのペースはよかったし、レースウイークを通じて上向いているので、明日戦いを挑んで上位進出ができない理由はない。今日は残念な一日になったけど、重要なのは日曜だ。挽回してダメージを最小限に抑えられればと思う。このコースでオーバーテイクができるようにトライしていくし、レースの日には強さを取り戻し、集団の中を追い上げて多くのポイントをつかみたい」

    12番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日のクルマは本当にいい感じだったけど、0.1秒でQ2で敗退して、全体的にセッションからもう少し得ることができたはずだと気持ちで予選を終えた。12番手からスタートすることの利点は、レースのためにタイヤを自由に選択できることだ。それが僕たちにより多くのオプションを提供するので、それからどのように利益を得ることができるかを見ていくつもりだ。このトラックはドライブするのがとても楽しい。ムジェロや鈴鹿に似ていて、とても速くて流れがあるので、面白いレースになるはずだ」

    13番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「まったくの予想外だった。ペースが遅れていれば、バランスが正しくないか、ミスをしたかはわかる。でも、今日はそのどちらでもなかった。タイヤが正しいウインドウに入っているとは感じられなかったし、グリップ不足のせいでずっとスライドしていた。加えて、Q1で縁石によってシャシーに破損を負ったことも役に立たなかった! チームと話し合い、データを慎重に分析して、何か重大なことがうまく機能していなのか、改善できるのかどうかをじっくりと検証しなければならない。特にメカニックにはやるべき仕事とがたくさんあるし、明日は簡単なレースにはならないだろう。フレッシュなタイヤを自由に選んでスタートできるというアドバンテージを生かしたい」

    14番手:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    「明らかに、ポジションの面では素晴らしいセッションではなかった。もっと競争力があったら良かったけど、最後の数コンマ数秒を見つけるのに苦労した。それを見つけようとしたけど、ここで少しは得られるけど、コーナーの次のパートでそれを失うような気がした。改善できるところが少し行き詰まっていた。だから、まだいくつかのことを調べて、取り組んで、タイムがどこにあるかを確認する必要がある。どこにでもあると思う。大きな間違いやエラーはなく、一部のコーナーでそのエクストラなコンマ1秒が不足しているだけだ。明日は今いるところから何とかしようと思っている。戦略の選択肢はあるけど、明らかに僕たちはかなり長い道のりだ。今夜何ができるか見ていく」

    15番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    「僕たちのメインのライバルであるアルファロメオよりも0.2秒速かったので、今日の仕事には満足している。でも、残念ながら、Q3進出はあまりに遠かった。走るのは楽しかったけど、力強いアタックをしても、次のステップに進めないときは悔しいものだ。最初のアタックでタイヤを最大限に活用することに苦労していた。Q2ではアタックを最大限に生かそうとしたけど、できなかった。明日はオーバーテイクは難しくそうだけど、ここはユニークなコンディションだし、新しいトラックなので、レースを楽しみにしている。僕たちに何ができるか見てみよう」

    16番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    「やれるだけのことはやった。悪いアタックではなかったし、特にどこが悪かったと指摘できるようなところもなかった。マシンは、バランスという点では悪くなかった。速さが足りなかっただけだ。ラップタイムがそれを反映している。トラックは週末のなかで一番よかった。明日のレースがどうなるか興味深い。後方からのスタートは理想的ではないけど、仕方ない。順位を上げるために頑張りたい。オーバーテイクは簡単ではないだろう。でも、それはどこでもほぼ同じことだし、ここからどういう結果になるか見てみよう」

    17番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    「今日はクルマもラップも感触が良かったし、このサーキットをドライブするのは本当に楽しかった。実際、今年の予選で最も楽しいセッションのひとつだった。そのフィーリングがペースに反映されていないのは少し残念だ。特に予選ポジションは明日のレースでは重要な役割を果たすからね。でも、メインなライバルと並んでいることはポジティブだ。明日に目を向けると、特に最後の数コーナーではオーバーテイクは難しいかもしれないけど、ポジションを獲得するために何ができるか見ていくつもりだ」

    18番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    「予選でのクルマのフィーリングは週末を通してベストだったけど、Q2に進出するためには十分ではなかった。最も簡単な経験ではなかったし、僕たちはプラクティスでも苦労していたけど、それでももっと良い結果が得られることを望んでいた。代わりに、追従やオーバーテイクが最も簡単ではないトラックで、後ろからスタートすることになってしまった。簡単なレースにはならないだろうけど、ありえないなんてことはない。ベストを尽くして、明日良い結果が得られるかどうかを見ていく。路面は今日大きく進化したし、またシテップを果たすこになれば、異なる戦略が機能することになるかもしれない。新しいトラックでラップということもいくつかのサプライズをもたらす可能性があるので、そこでも進歩できるかどうか見てみよう」

    19番手:ミック・シューマッハ(ハース)
    「楽しいトラックだ。ここで走るのは楽しいし、夜のドライビングに慣れる必要がある。厳しい予選になることは分かっていたけど、実際には全体的にかなり満足している。ラップタイムを最大限にできたし、目標を超えることはできなかったとしても、その目標に達することはできた。最終コーナーはいつもトラフィックが発生していた。最終セクターはそうなる。誰もが最終コーナーに向けてタイヤの温度を上げようとするけど、順番を譲りたくないので、みんなが詰まってしまう。僕たちはチームとしてそれをうまくこなしたので、それについてはとても満足している」

    20番手:ニキータ・マゼピン(ハース)
    「まったく新しいトラックで10周くらいしか走り込めていなったと思う。チームはこのような短い時間でマシンの好転させるためにしてくれたことは素晴らしかった。彼らは文字通り変更可能なすべてのものを変更した。奇跡の仕事だった。僕のマシンのメカニックだけでなく、ミックのメカニックも手伝ってくれた。彼らによる非常に特別な仕事だったけど、タフな予選だった」

  • ニキータ・マゼピン 「メカニックは奇跡の仕事をやってのけた」

    ニキータ・マゼピン 「メカニックは奇跡の仕事をやってのけた」

    ハースF1チームのニキータ・マゼピンは、2021年F1カタールGPの予選を最下位で終えたが、予選に出走できるようにマシンを修復してくれたメカニックに感謝の言葉を述べた。

    フリー走行1回目にターン15でマシンを損傷させたことで、ハースF1はニキータ・マゼピンのシャシーを交換することを決断。フリー走行2回目を逃すことになった。

    土曜日のフリー走行3回目には、セッション開始直後にピットレーン出口でエンジントラブルによってストップ。そのセッションで走行を再開することはできず、ニキータ・マゼピンは新しい経験となるロサイル・インターナショナル・サーキットでフリー走行1回目の走行だけで予選に臨むことになった。

    「まったく新しいトラックで10周くらいしか走り込めていなったと思う」とニキータ・マゼピン。

    「チームがこのような短い時間でマシンの好転させるためにしてくれたことは素晴らしかった。彼らは文字通り変更可能なすべてのものを変更した。奇跡の仕事だった。僕のマシンのメカニックだけでなく、ミックのメカニックも手伝ってくれた」

    「彼らによる非常に特別な仕事だったけど、タフな予選だった」

  • シャルル・ルクレール、モノコックに亀裂が見つかりシャシーを交換

    シャルル・ルクレール、モノコックに亀裂が見つかりシャシーを交換

    フェラーリF1は、カタールGPの予選後にシャルル・ルクレールのモノコックに亀裂を発見。決勝に向けて新しいシャシーを構築することを決断した。

    シャルル・ルクレールは、F1カタールGPの予選で苦戦を強いられ、Q2で敗退。グリップの欠如に途方に暮れていた。しかし、予選後にフェラーリはシャルル・ルクレールのマシンを徹底的にチェックし、Q1の最初の走行で縁石を乗り越えたことが原因である可能性が高い亀裂を発見した。

    今週末、ロサイル・インターナショナル・サーキットの縁石は、数台のマシンにダメージを与え、ハースF1のニキータ・マゼピンはFP1後にシャシー交換を余儀なくされている。また、Q3ではアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが最後のアタックでフロントウイングを壊し、パンクに見舞われた。

    フェラーリのレーシングディレクターを務めるローラン・メキーズは「現在交換されるシャーシの損傷が、マシンの挙動に影響を与えたことは明らかだ」と語った。

    「今、メカニックは16号車を時間内に修理するという大きな課題に直面している」

    ローラン・メキーズは「時間内に修正」するとは、シャルル・ルクレールが決勝でピットレーンスタートを回避するために必要な時間内に新しいシャーシを構築することを意味する。

    シャルル・ルクレールのチームメイトであるカルロス・サインツは7番グリッドからF1カタールGPをスタートするが、ローラン・メキーズはレース当日の信頼性の重要性を強調した。

    「今日の午後に払った犠牲で学んだように、信頼性はこれまで以上に重要になるだろう」とローラン・メキーズは語った。。

    「我々サイドでは、特に主要なライバルと対戦する場合に、変更が我々に有利になるように最善を尽くす」

    「大変な一日だったが、まだ終わっておらず、多くのチャンピオンシップポイントを獲得するチャンスがある」

  • ルイス・ハミルトン、腹痛を乗り越えてのポールポジション獲得

    ルイス・ハミルトン、腹痛を乗り越えてのポールポジション獲得

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、F1カタールGPの週末に腹痛を乗り越えてポールポジションを獲得した。

    ロサイル・インターナショナル・サーキットで初開催となったF1カタールGPで、ルイス・ハミルトンはどのプラクティスセッションでもタイムシートのトップには立っていなかった。しかし、重要なセッションでライバルに大差をつけた。

    予選Q3でルイス・ハミルトンは唯一の1分20秒台となる1分20秒827をマーク。タイトル争いのライバルであるマックス・フェルスタッペンに0.455秒差をつけてのポールポジションとなった。

    ルイス・ハミルトンとエンジニアの努力は報われた。胃の問題に悩まされていたハミルトンだが、金曜日のプラクティス後、ラップタイムを求めて深夜までコースを離れず、健康状態の改善と相まって、8月のF1ハンガリーGP以来9戦ぶりとなるポールポジションを確保しました。

    「昨日は僕にとって本当に難しい日だった。木曜日と金曜日はあまり体調が良くなかった」とルイス・ハミルトンは予選後にSky F1に語った。

    「水曜日から少し腹痛があって、プラクティス中は本当に苦労した。昨日はとにかくペースが遅れていたので、本当に深く掘り下げなければならなかった」

    「昨夜は深夜までエンジニアと一緒にここにいて、改善できる多くのエリアを見つけた。FP3に向けていくつか変更を加えて、それがうまくいったようだった。もちろん、それを予選に持ち込む必要があったけど、彼らが僕をコースに出してくれたタイミングにとても感謝している。トラフィックはなかった」

    「最後のラップはとにかく美しく、本当にスウィートなラップだった」

    「ドライブするには素晴らしいトラックだ。信じられないほど速い。いろいろな中速コーナーと高速のコーナーがある。いい気分だった」

    このトラックにはスローセクションがいくつかあるため、理論的にはポールシッターのルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンとチームメイトのバルテリ・ボッタスに対して脆弱なままになるはずだが、マックス・フェルスタッペンとバルテリ・ボッタスはダブルイエローを尊重しなかったとしてスチュワードに召喚されている。

    だが、ルイス・ハミルトンは、ターン1までの500mで「すべてを与える」とし、その後、ドライバーが追従したり、オーバーテイクに苦労するという恐れが現実になるかどうかはまだ分からないと語る。

    「とても速いサーキットだし、プラクティスでの少しの経験から、追従するのが最も簡単なサーキットではないと思う」とルイス・ハミルトンは語った。

    「しかし、タイヤデグラデーションもそれほど大きくないし、少なくともトップ3は全員ミディアムタイヤで、ハードタイヤはC1なので、かなり長い距離を走れる可能性がありそうだ。でも、1ストップか2ストップかは明日見てみる」

    「ターン1まではかなり長い距離があり、追い風だけど、ターン1までは素晴らしいし、ワイドなので、すべてを与えるつもりだ」

  • ピエール・ガスリー、最後はマシン破損も4番手「最高の内容になった」

    ピエール・ガスリー、最後はマシン破損も4番手「最高の内容になった」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年F1カタールGPの予選を4番手で終えた。

    予選Q3でピエール・ガスリーはターン15の出口で膨らんで外側の縁石に乗った際にフロントウイングを破損。マシンの下に潜り込んだウイングが右フロントタイヤを傷つけてパンクを喫し、メインストレートに入ったところでストップする。

    だが、幸いにも1回目のアタックで4番手タイムをマークしていたため、ピエール・ガスリーは2列目グリッドを確保した。

    「今日の予選結果はとてもうれしい。最高の内容になったし、またもメルセデス勢とマックス(フェルスタッペン)の直後につけられたことも素晴らしい」とピエール・ガスリー。

    「最後のアタックではさらに速く走れていて、0.15秒くらい更新できていたけど、ターン15で縁石をまたいだことでフロントウイングを失い、それによって右フロントタイヤもパンクしてしまった。ただ、力強い結果で予選を終えられ、明日に向けていいポジションが確保できた」

    「アルピーヌの2台も僅差にいるので、レースでは激しいバトルになると思う」

  • セルジオ・ペレス、Q2敗退「重要なところでまとめきることができなかった」

    セルジオ・ペレス、Q2敗退「重要なところでまとめきることができなかった」

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年F1カタールGPの予選でQ2敗退を喫して11番手で終えた。

    Q2では、上位進出が予想されたドライバーが立て続けに敗退。セルジオ・ペレスもその一人となってしまい、通過ラインまでわずか0.1秒差の11番手でQ3進出を逃した。ただ、明日の決勝ではスタートタイヤを自由に選択できるため、レースでの巻き返しを期する。

    「僕にとってはおかしな予選となった。FP3までは上位にいたし、施してきた変更にも自信を持っていた。予選でも力強い結果を残すために必要なことは揃っていたけど、重要なところでまとめきることができなかった」とセルジオ・ペレス。

    「日没後のコンディションでタイヤを準備するアプローチを変えたけど、思うようなラップが走れなかった。多くのトラフィックに遭遇し、Q2ではその代償を払う形で上手くラップをまとめられなかった」

    「僕たちはチームなので、全員で戦っている。その中で結果が出せなかったことは残念だけど、明日に目を向けていく。今日は問題に遭遇しなければマシンのペースはよかったし、レースウイークを通じて上向いているので、明日戦いを挑んで上位進出ができない理由はない」

    「今日は残念な一日になったけど、重要なのは日曜だ。挽回してダメージを最小限に抑えられればと思う。このコースでオーバーテイクができるようにトライしていくし、レースの日には強さを取り戻し、集団の中を追い上げて多くのポイントをつかみたい」

  • クリスチャン・ホーナー 「トト・ヴォルフに媚びへつらう必要はない」

    クリスチャン・ホーナー 「トト・ヴォルフに媚びへつらう必要はない」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2021年のタイトルを賭けたメルセデスとの戦いのなかで、ライバルチームの代表であるトト・ヴォルフと“リレーションシップ(人間関係)は必要ない”と語る。

    クリスチャン・ホーナーとトト・ヴォルフは、F1カタールGPの金曜記者会見に揃って出席。最近のコース内外のバトルについて議論に発展した。

    ちょうど二人の記者会見中、メルセデスF1が再審を請求したマックス・フェルスタッペンの防御はFIA(国際自動車連盟)によって棄却された。

    シーズンのこの段階でのメルセデスとレッドブルの関係について質問されたクリスチャン・ホーナーは「リレーションシップはない。あるのは競争だ」とコメント。

    「先週のスプリントレース後のトトの意見をチームラジオで聞くのは面白かった。チャレンジしたのは初めてだと思う。プレッシャーの下で人々がどのように反応するか、彼らが挑戦する立場になったときにどのように反応するかを見るのは興味深い」

    「このスポーツで我々の時代に進化してきたのは、これまでで最も激しい政治的タイトル争いだ」

    クリスチャン・ホーナーは、自分とトト・ヴォルフとの間に「リレーションシップがない」という発言について、また、メルセデス、そして、チームが達成してきたことを尊重しているかどうかと質問された。

    「リレーションシップとリスペクトは2つの異なるものだと思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「もちろん、メルセデスが達成してきたこと、ルイス・ハミルトンが達成してきたことすべてをリスペクトしているが、トトと夕食に行く必要はない。そして、媚びへつらう必要もない」

    「他にもチームプリンシパルがいるが、私の観点では、それは競争だ。我々がこの立場にいることは素晴らしいことだと思う」

    「このスポーツはこのから大きな勝者が生まれる。今からシーズンの終わりまでハードでフェアな戦いができることを願っている」

    トト・ヴォルフもまた、レッドブルに対する彼のリスペクトについて語りながら彼の見解に耳を傾けたが、2チーム間の戦いがシーズンの間にどのように激化したかに注目した。

    「レッドブルでは多くの素晴らしい人々が働いており、もちろん、メルセデスでも多くの素晴らしい人々が働いている。それは戦いの地獄だ」とトト・ヴォルフは語った。

    「レッドブルの能力をリスペクトしている。タフな相手であるのは明らかだ。これはモーターレースで最高峰のカテゴリーのチャンピオンシップであり、オリンピックボクシングがプロボクシングに移り、現在はMMA(総合格闘技)だ。だが、そこはOKだ」

    「我々はそのリングに上がり、可能な限りベストな仕事をしようとしている。ルールがそう言っているので、今は肘も使っているし、グローブも外している。他に何も期待されていない」

  • マックス・フェルスタッペン 「ハミルトンとのタイム差はショックを受けた」

    マックス・フェルスタッペン 「ハミルトンとのタイム差はショックを受けた」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年F1カタールGPの予選を2番手終えた。

    マックス・フェルスタッペンは、予選Q3で1分22秒282をマークしたが、通算102回目のポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.455秒及ばなかった。

    「ここまで少し浮き沈みのあるレースウイークになっていて、予選の内容には満足しているが、速さが十分ではなかった」とマックス・フェルスタッペン。

    「自分ではかなりいいラップだと思っていたので、タイム差を聞いたときは少しショックを受けたし、彼らと戦うのはとても難しいと感じている。そんな中で2番手というのはよかったけど、ルイス(ハミルトン/メルセデス)との差は大きい」

    「明日、奇跡を期待することはしないけど、初めてのコースで何が起きるか分からないので、決してあきらめない。ここはかなりの高速コースなのでついていくのは難しくなるはずだし、タイヤ選択の影響もある。いつものように、できる限りのベストを尽くす」