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  • レーシングブルズF1代表 リアム・ローソンの課題を指摘「速さはすでにある」

    レーシングブルズF1代表 リアム・ローソンの課題を指摘「速さはすでにある」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年シーズン序盤に安定したパフォーマンスを見せている。開幕4戦で2度の入賞を記録し、昨年の混乱した状況から立て直しに成功しつつあるなか、チーム代表のアラン・パーメインはその成長を高く評価している。

    一方で、パーメインはリアム・ローソンが次のステップへ進むためには、まだ重要な課題が残されていると考えている。それは「速さ」そのものではなく、“週末ごとの波をなくすこと”だ。

    2025年の混乱から見せた立て直し
    昨年のリアム・ローソンは、レッドブル・レーシング昇格直後から極めて難しい状況に置かれていた。限られたテスト走行しか与えられず、ピットレーンスタートを経験し、その後わずか数戦でレーシングブルズへ戻ることになった。

    アラン・パーメインは、そうした背景を踏まえれば、今季の安定感は大きな前進だと説明する。

    「シーズン開幕からチームの一員として準備できたことは大きかったと思う。昨年とは比較できない」

    「1日半しかテストできず、2戦連続でピットレーンスタートになり、その後にチーム変更まであった。あれ以上悪い状況はなかった」

    昨年のリアム・ローソンは“即結果”を求められる環境の中で、本来の力を十分に発揮できなかった。しかし2026年は、冬の準備段階からレーシングブルズと作業を進められたことで、ようやく本来のパフォーマンスを見せ始めている。

    アラン・パーメインが評価する“本物の才能”
    アラン・パーメインは、リアム・ローソンのスピード自体には一切疑問を持っていない。

    「何度も言っているが、リアムには非常に大きな才能がある」

    「昨年の彼のパフォーマンスの中には、本当に特別なものがあった」

    パーメインが問題視しているのは、ピークパフォーマンスではなく“振れ幅”だ。

    「重要なのはミスをなくすことだ」

    「ある週末に予選3番手に入ったかと思えば、翌週にはQ1敗退してしまう。そういう波を減らさなければならない」

    これは現在のF1で若手ドライバーが直面する典型的な壁でもある。現代F1は予選順位が極端に重要であり、わずかなミスがQ1敗退へ直結する。トップチーム昇格を視野に入れるなら、単発の速さ以上に“安定して結果を残せるか”が厳しく見られる。

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    “速さはすでにある”という評価
    興味深いのは、アラン・パーメインがリアム・ローソンに対して「もっと速くなれ」とは求めていない点だ。

    「最高到達点をさらに上げる必要はないかもしれない」

    「悪い週末をなくし、我々が知っているレベルで毎週走れるようになれば、それだけで素晴らしい前進になる」

    つまりレーシングブルズ内部では、リアム・ローソンの“純粋な速さ”についてはすでに十分F1上位レベルにあるという評価が固まっていることになる。

    現在チームが重視しているのは、予選・決勝・タイヤマネジメント・週末全体を通じた再現性の向上だ。

    「私は彼に絶対的な速さを求めるよりも、安定性を高めてほしいと思っている」

    「そして彼は、まさにそこに取り組んでいるところだ」

    レッドブル陣営はこれまでにも、突出した速さを持ちながら安定性に苦しむドライバーを数多く見てきた。リアム・ローソンが本当に次のステップへ進めるかどうかは、“速い時”ではなく、“苦しい週末でも崩れないか”にかかっている。

  • 角田裕毅 ケイナとの“親密ショット”公開 日本でのF1オフ時間を満喫

    角田裕毅 ケイナとの“親密ショット”公開 日本でのF1オフ時間を満喫

    角田裕毅(レッドブル)が、日本帰国中のプライベートショットを公開し、ファンの間で話題となっている。

    F1マイアミGPからF1カナダGPまでの約3週間のインターバル期間を利用して日本に滞在している角田裕毅。先日は相撲観戦の様子もSNSで公開されていた。

    今回、Instagramストーリーに投稿された写真では、ケイナと寄り添う自然体の姿を披露。リラックスした雰囲気の1枚となっている。

    角田裕毅とケイナは交際を公表しているわけではないものの、SNS投稿などもあり、ファンの間では親しい関係として広く認識されている。

    2026年シーズンはレッドブルのリザーブドライバーとして活動している角田裕毅。束の間のオフ期間を日本で過ごし、リフレッシュしている様子を見せた。

    角田裕毅とケイナ

    角田裕毅のInstagramより

  • アストンマーティンF1 AQUAMEと提携 “水分補給”でパフォーマンス向上へ

    アストンマーティンF1 AQUAMEと提携 “水分補給”でパフォーマンス向上へ

    アストンマーティンF1は、2026年F1シーズンに向けて新たなパートナーシップを発表した。新たにチームの独占ウォーターボトルサプライヤーとなるのは、スマート水分補給技術を展開するAQUAMEだ。

    この提携により、アストンマーティンはAQUAMEの「高度な水分補給パフォーマンステクノロジー」を活用する。専用アプリを通じて水分摂取量をリアルタイムで追跡し、個別の水分補給インサイトを提供する仕組みで、チームが2026年シーズンを通じて最適な水分補給状態を維持することを目的としている。

    水分補給を“パフォーマンス要素”として扱う新提携
    AQUAMEは、アストンマーティン向けに5種類のデザインを用意する。単なるチームグッズではなく、日常的に使えるプレミアムなデザインと実用的なスマート機能を組み合わせたコレクションとして展開される。

    アストンマーティンのライセンシング&マーチャンダイズ責任者であるマシュー・チャップマンは、今回の提携について次のようにコメントした。

    「AQUAMEとのコラボレーションを開始できることをうれしく思う。革新的な水分補給技術とアストンマーティンならではのスタイルを組み合わせるものだ」

    「水分補給は回復と集中力にとって重要だ。そのため、このコレクションは日常生活に自然に溶け込むように設計され、プレミアムな美しさとスマートで実用的な機能を組み合わせている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    AQUAMEにとってもF1進出は大きな節目
    AQUAME創設者のスティーブ・アイドゥン・シエは、F1チームとの提携を「大きな節目」と表現した。AQUAMEのテクノロジーを「モータースポーツの頂点」に持ち込む機会になるとしている。

    F1ではドライバーやスタッフのコンディション管理が競争力の一部として扱われており、水分補給も集中力、回復、日々のパフォーマンスに関わる要素となる。今回の提携は、アストンマーティンがこうした細部にも目を向け、チーム全体の環境を整えようとしていることを示すものだ。

  • ラファエル・カマラがフェラーリF1初走行 F2ルーキーに異例の抜擢

    ラファエル・カマラがフェラーリF1初走行 F2ルーキーに異例の抜擢

    ラファエル・カマラ(フェラーリ育成)が、ハンガロリンクで初めてF1マシンをドライブした。フェラーリF1はTPC(旧型車テスト)として2025年型SF-25を使用し、今季FIA F2に参戦するブラジル人ルーキーに初のF1体験を与えた。

    FIA F3王者からF2へ昇格したばかりのカマラだが、フェラーリはすでに本格的な育成段階へ進めている。FRECA、F3と連続タイトルを獲得し、F2でも開幕から安定して表彰台を重ねるなど、その昇格スピードは異例とも言える状況だ。

    フェラーリが早期F1テストを実施した理由
    カマラは2021年からフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属している。今回のF1初走行について、単なる“ご褒美テスト”ではなく、フェラーリ側が将来的な候補として本格評価を始めた側面も見えてくる。

    近年のフェラーリ育成は、F2で結果を出した段階で積極的にTPCを与える傾向が強まっている。実際、同席したディーノ・ベガノヴィッチもすでにアブダビでSF-25を経験済みだった。

    一方で、カマラはまだF2初年度。通常であればF1初走行は翌年以降になるケースも多いが、フェラーリはかなり早い段階でF1適応を確認し始めている。

    ラファエル・カマラ「フェラーリは多くを教えてくれた」
    「2021年にフェラーリへ加入して、アカデミーに入った。それ以来、彼らは本当に助けてくれた」

    「特に選手権の戦い方や準備の方法、シーズン全体への向き合い方だ。それだけじゃなく、毎週末のアプローチや、サーキット外での準備、メンタル面やフィジカル面についても学んだ」

    「責任感についても理解できるようになったと思う。若い頃は、その重要性になかなか気づけないこともある。でも彼らは本当にその部分を助けてくれた」

    「素晴らしいパートナーシップだ。ここ数年は僕のシングルシーターキャリアにおいて本当に良い時間だったし、一緒にやっている仕事で彼らを誇りに思わせたい。今季も良い1年になることを願っている」

    F2開幕直後の段階でF1テストへ進んだことは、フェラーリがカマラを“長期育成枠”ではなく、比較的早い段階でトップカテゴリーへ引き上げる可能性を視野に入れていることを示しているとも言える。

    ベガノヴィッチも再びSF-25をドライブ
    同じFDA所属のディーノ・ベガノヴィッチも今回のテストに参加した。ベガノヴィッチは2025年アブダビのポストシーズンテストですでにSF-25を経験しており、今回は再確認に近い走行となった。

    「ブダペストで再びスクーデリア・フェラーリのF1に乗れて本当に、本当に嬉しい」

    「素晴らしい2日間だった。再びマシンに戻れて最高だった。アブダビ以来しばらく時間が空いていたから、本当に楽しめた」

    「いつだって素晴らしい感覚だし、次の機会が待ちきれない」

  • アレクサンダー・ロッシがインディ500クラッシュで負傷も「問題なく戻れる」

    アレクサンダー・ロッシがインディ500クラッシュで負傷も「問題なく戻れる」

    アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング)は、インディ500のプラクティスで発生した大クラッシュにより右足首と左手の指を負傷したものの、今週末の第110回インディアナポリス500への出場を目指している。

    チームは声明で負傷を「軽傷」と説明。2016年インディ500ウィナーであるロッシは外来処置を受けており、金曜の最終プラクティス参加を前提に経過観察が続けられている。ロッシは決勝をフロントロウ中央からスタート予定だった。

    インディ500初クラッシュで有力勢に大ダメージ
    月曜のプラクティスでは、アレクサンダー・ロッシ、パト・オワード、ロマン・グロージャンが絡む大事故が発生。インディ500ウィーク6回目の走行にして初のクラッシュとなり、有力マシン2台が大破した。

    3人とも自力でマシンを降りたが、ロッシはウォールへ激しく接触した後、マシンの2輪が浮き上がるほどの衝撃を受け、さらに回避行動中にスピンしたパト・オワードのマシンにも接触された。

    「本当にものすごい速度域で走っているし、少なくとも僕のマシンは常に限界ギリギリだった」とオワードは語った。

    「競争力を維持するにはそう走るしかない。集団の中で走ればこういうリスクは起こり得る。今回はただタイミングと場所が悪かっただけだし、全員が無事だったことが何よりだ」

    ハイブリッド化で“止まりにくさ”も浮き彫りに
    オワードは事故回避の難しさについて、現在のインディカー特有の挙動にも言及した。

    「ロッシがスピンしているのが見えた。でもコーナー途中でフルブレーキを踏んでも、こういうマシンは止めるのが本当に難しい」

    「ハイブリッドシステムが後方にあることでリア寄りに重くなっていて、みんなが使っているブレーキ設定では十分な制動力がなかった」

    同様にロマン・グロージャンも、回避しようとした瞬間にマシンを失ったと説明した。

    「右側のマシンを避けるため左へ行こうとした。でも最大Gがかかった状態で減速しながら左へ向きを変えたことで、マシンが突然つかまってスピンした」

    「こういうことは起きるものだ」

    @indycaronfox

    A big incident in Indy 500 Practice as Alexander Rossi hits the wall. Pato O'Ward and Romain Grosjean also involved.

    ♬ original sound – INDYCAR on FOX


    バックアップカーでも前列維持へ
    ロッシとオワードはともにバックアップカーで決勝に臨む見込みだが、インディ500の規則では予選順位は維持される。両チームともインディアナポリスを拠点としており、金曜走行までにスペアカーを準備する時間は残されている。

    オワードは復帰に自信を見せた。

    「ここではこれまでにも何度も大きなクラッシュを経験してきた。だから何事もなかったように戻れると思っている」

    「チームも、壊れた部分をすべて修復して、元の状態に戻してくれるはずだ」

    一方でロッシは、事故前日に「今年はなぜクラッシュが少ないのか」と聞かれた際、「決して簡単になったわけではない。今回の予選日はここで経験した中でも特に難しかった」と語っていた。

    今回の事故は、その言葉を裏付けるような激しい一件となった。

  • マックス・フェルスタッペン離脱でもフォードはF1継続を明言「変わらない」

    マックス・フェルスタッペン離脱でもフォードはF1継続を明言「変わらない」

    フォードは、マックス・フェルスタッペンの去就が不透明な状況でも、F1参戦へのコミットメントは揺るがないと強調した。

    2026年からレッドブルと提携してF1に参戦するフォードは、新レギュレーション時代を見据えてプロジェクトを進行中だ。しかし、フェルスタッペンは新世代マシンや技術規則の方向性に懸念を示しており、自身の将来についても不透明な空気が漂っている。

    そうしたなか、フォード・パフォーマンスのグローバルディレクターを務めるマーク・ラッシュブルックは、仮にフェルスタッペンがF1を離れることになったとしても、フォードの姿勢は変わらないと明言した。

    フォード「F1参戦は一人のドライバーのためではない」
    マーク・ラッシュブルックは、フォードがF1参戦を決断した理由について次のように語った。

    「我々はF1に参戦するためにF1へ来た。そして、レッドブルを選んだのは、彼らがどんなチームであり、どんなカルチャーを持っているかを評価したからだ。一人の個人に依存したものではない」

    「もちろん、マックスのことは大好きだ。彼がレッドブル・フォードのパワーユニットを搭載したマシンで走っていることも誇りに思っている」

    「彼が去るようなことになれば残念だ。しかし、それで我々のF1へのコミットメントが変わることはない」

    2026年から始まる新時代に向け、レッドブルは自社製パワーユニットを開発中であり、フォードはその電動化技術やソフトウェア面を中心に支援している。

    一方で、レッドブル内部では近年、人材流出が相次いでいる。クリスチャン・ホーナー、ヘルムート・マルコ、エイドリアン・ニューウェイ、ジョナサン・ウィートリーに続き、ジャンピエロ・ランビアーゼの離脱も確認された。

    相次ぐ主要人物の離脱にも冷静姿勢
    ラッシュブルックは、主要人物の離脱が続く状況についても冷静な見方を示した。

    「誰かがチームを離れると聞けば、当然ながら不安はある」

    「なぜ離れるのか? チームにどんな影響があるのか? と考えるものだ」

    「だから重要ではないという意味ではない。ただ、レースでも人生でも同じように、何かが起きた時にどう対応するかが大切なんだ」

    フェルスタッペン自身は、2026年マシンの方向性やF1の将来像について繰り返し懸念を表明している。そうしたなかでも、フォードは“レッドブルという組織”への信頼を軸に、長期的なF1参戦計画を維持する構えを崩していない。

  • 佐藤琢磨 インディ500月曜プラクティス2番手「予選の痛みを乗り越える」

    佐藤琢磨 インディ500月曜プラクティス2番手「予選の痛みを乗り越える」

    佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、インディアナポリス500の月曜プラクティスを総合2番手で終え、決勝に向けてマシンバランスの改善に手応えを示した。

    前日の予選ではトップ12進出を逃していた佐藤琢磨だが、その後の車検結果によって順位が繰り上がり、最終的なスタート順位は12番手に確定。雨と雷で短縮されたこの日のプラクティスでは、レース仕様へ変更したマシンでトラフィック走行を重ね、ジョセフ・ニューガーデンに次ぐ2番手タイムを記録した。

    「あと一つ」で逃したトップ12への思い
    「インディ500予選から一晩明けて、月曜日のプラクティスが今日終わりました。まず予選で7位に入った選手の車が車検落ちとなりまして、自分の順位が一つ上がり、最終的には12位になりました」

    「昨日もトップ12が始まる前に、テックの方からピットレーンで1時間待つように言われていたんですけど、それももしかしたらそこで引っかかった車があったら繰り上げでトップ12に入るということだったんですが、あの時自体はそうはならずにガレージに戻ってきて、そして一晩経って順位が変わったと」

    「まあ悔しいですね。本当にもうあと一つのポジションでトップ12にチャレンジできたかと思うと、だいぶ復活はできたと思うので。まあでも仕方ないです」

    レース仕様へ変更したマシンに改善の兆し
    「でも12位でスタートなんですけど、今日は予選から一変して車をレーストリム、レースパッケージに戻しまして、ダウンフォースも増えますし、もちろんギア、それからブーストも落ちて、もう車は全然違います」

    「そして先週予選前に実際には2日間しかレースセットを試す時間がなかったんですけど、あんまり満足いってなかったんですね。それでチームメイトはいくつかハッピーな部分もあったので、それを全部くっつけて、これがいいだろうと思う車を今日作っていって、実際には雨が降って中断されてしまったので40分しか走れなかったんですけど、それでもきっちりとニューセット、ショートランですけども3本走ることができて、全体タイムも2位に上がって、ニューガーデン、トップタイム、僕が2番手で、トラフィックの中での動きというのはかなり改善されたかなと思います」

    「車の出来としては70点くらいだと思うんですけども、いくつか問題も同時に起きていまして、新しい今回から完全にコントロールされるブレーキがあるんですけど、ブレーキの摩擦熱が異常に高くて、実はオープンテストから症状が出ていたので、何度かキャリパーも変えたり、中身も変えたり、ディスクも含めたフリクションのマテリアルも全部変えたりしているんですけど、一向に収まらなくて、予選でも実は高かったんですよね」

    「今日のレースでは、ロングランではものすごい高くなっちゃって、ブレーキ屋さんも入っていろいろな調査が行われています。単独で全然スピードが出ない。ブレーキ引きずっちゃっているようなものなので。この状態でレースは出来ないので、カーブデーと言われるキャリブレーションデーですね。金曜日に、ちょっと今天気悪いんですけども、走れることを祈りつつ、そこで最終チェックをして、あとはレースに挑む」

    「でも、シャーシセット自体はかなり良いところまで来たので、不安だらけだった先週のところからは何とか抜けて、予選のことは未だに心が痛いんですけども、何とか気持ちを切り替えて、レースにフォーカスしていこうかなと思っています」

    雨とクラッシュで波乱となった月曜プラクティス
    この日のプラクティスは、雨と雷の影響で走行時間が大幅に短縮された。さらに開始28分後にはアレクサンダー・ロッシ、パト・オワード、ロマン・グロージャンによる3台絡みの大クラッシュが発生し、セッションは長時間中断となった。

    そのなかでジョセフ・ニューガーデンが226.198mphでトップタイムを記録。佐藤琢磨は225.723mphで2番手につけ、デニス・ハウガー、ライアン・ハンター-レイ、マーカス・エリクソンが続いた。

    ■ 2026年 インディ500 プラクティス7順位
    1.ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー) – 226.198mph
    2.佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) – 225.723mph
    3.デニス・ハウガー(デイル・コイン・レーシング) – 224.554mph
    4.ライアン・ハンター-レイ(アロウ・マクラーレン) – 224.415mph
    5.マーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル) – 224.376mph
    6.スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング) – 224.352mph
    7.ジャック・ハーベイ(ドレイヤー&ラインボルド・レーシング) – 224.287mph
    8.パト・オワード(アロウ・マクラーレン) – 224.079mph
    9.カイオ・コレ(AJフォイト・レーシング) – 223.989mph
    10.クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング) – 223.710mph
    11.サンティノ・フェルッチ(AJフォイト・レーシング) – 223.635mph
    12.デビッド・マルーカス(チーム・ペンスキー) – 223.418mph
    13.キフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ・レーシング) – 223.262mph
    14.ロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング) – 223.233mph
    15.カイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル) – 222.983mph
    16.スティング・レイ・ロブ(フンコス・ホーリンガー・レーシング) – 222.948mph
    17.アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング) – 222.815mph
    18.エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング) – 222.738mph
    19.ウィル・パワー(チーム・ペンスキー) – 222.601mph
    20.マーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク・レーシング) – 222.155mph
    21.フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング) – 222.134mph
    22.キャサリン・レッグ(デイル・コイン・レーシング) – 222.087mph
    23.リナス・ヴィーケイ(デイル・コイン・レーシング) – 222.065mph
    24.スコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー) – 222.012mph
    25.ルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) – 221.832mph
    26.アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング) – 221.578mph
    27.ノーラン・シーゲル(アロウ・マクラーレン) – 221.360mph
    28.クリスチャン・ルンガー(アロウ・マクラーレン) – 221.331mph
    29.エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング) – 221.085mph
    30.ミック・シューマッハ(プレマ・レーシング) – 220.273mph
    31.コナー・デイリー(フンコス・ホーリンガー・レーシング) – 219.553mph
    32.ジェイコブ・エイベル(デイル・コイン・レーシング) – 219.429mph
    33.グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) – 218.392mph

  • FIA会長スライエムがF1“V8回帰”を再主張「780馬力と美しいサウンドを」

    FIA会長スライエムがF1“V8回帰”を再主張「780馬力と美しいサウンドを」

    FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長が、将来的なF1エンジンとして“V8回帰”構想を改めて強調した。

    2026年F1レギュレーション導入直後にもかかわらず、すでに2027年以降の方向性を巡る議論が活発化しているなか、ビン・スライエムは「シンプルさ」と「コスト削減」をキーワードに、持続可能燃料を組み合わせた軽量V8ハイブリッドを理想像として提示した。

    “V8回帰”を諦めないFIA会長
    モハメド・ビン・スライエムは『Forbes』のロングインタビューで、将来のF1パワーユニットについて次のように語った。

    「モータースポーツ全体の環境負荷を考えれば、年間で0.02%程度だと思う。しかし我々FIAには責任がある。我々は常に“問題の一部ではなく、解決策の一部でなければならない”と言っている」

    「そして現在は、すでに利用可能な持続可能燃料がある。我々は正しい形で未来を構築できる」

    「以前のエンジン(2014〜2025年のV6ターボハイブリッド)は、実質的には現在のエンジンとほぼ同じだ。ただMGU-Hを取り除き、MGU-Kだけを残した。しかし我々にはシンプルさが必要だ。それこそが前進するための鍵だ」

    「だからこそ、新しいエンジンとしてV8について議論している」

    FIA内部では以前から“V8回帰論”が存在していたが、今回の発言では単なる懐古主義ではなく、“軽量・低コスト・持続可能燃料”を組み合わせた現代型V8構想として位置付けられている点が特徴だ。

    2030年 コンコルド協定後を見据えた布石
    ビン・スライエムは、2030年末に期限を迎えるコンコルド協定後を強く意識していることも明かした。

    「2030年末には、FIAはチーム投票を経ずにエンジンを決定する権限を取り戻す」

    「しかし我々は1年前倒しで実現したい。なぜならコスト削減という財務的メリットがあるからだ」

    現在のF1パワーユニット開発費は、メーカー間競争の激化によって年間2億ユーロを超えるとも言われている。ビン・スライエムは、これをF1最大級の問題として捉えている。

    「研究開発費は2億ユーロを超えている。今のパワーユニットは市販車にも反映されていない」

    「世界全体でも、EVへの考え方が変わり始めている」

    「環境改善の方法はEVだけではない。持続可能燃料もあるし、小型の電動システムを組み合わせることもできる」

    現在のF1では“電動化=正義”という流れが続いてきたが、ここに来てFIAトップ自らが“完全電動偏重への疑問”を公然と口にし始めた形だ。

    国際自動車連盟 F1 V型8気筒

    “780馬力・600kg台”という理想像
    今回の発言で特に注目を集めたのは、ビン・スライエムが将来のF1マシン像をかなり具体的に語った点だ。

    「我々は、エンジン価格が150万ユーロもしないようにしたい」

    「現在はトランスミッションだけで900万ユーロもする。これが現実だ」

    「だからこそFIAが介入する必要がある」

    「我々は競技レベルに見合った、持続可能なエンジンを実現できると確信している」

    「そして軽量であるべきだ。私は元ドライバーだから分かるが、重量はドライバーにとって最悪の要素のひとつだ」

    「現在のマシンはあまりにも巨大だ。30kg軽量化されたとはいえ、まだ十分ではない」

    「600〜620kg程度まで戻そう」

    「780馬力、美しいサウンド、そして手頃なコスト。それこそがF1を最も良い形で支える方法だ」

    この“600kg台・780馬力・V8サウンド”という構想は、現在の重量級ハイブリッドF1マシンへの反動とも言える。

    F1は“V8回帰”へ本当に動くのか
    現時点で2026年F1レギュレーションは始まったばかりであり、メーカー各社は巨額投資を続けている。特にアウディやホンダは、新世代パワーユニット計画を前提にF1参戦を決断しており、短期間での方向転換は簡単ではない。

    一方で、FIAとFOM内部では「現在のパワーユニットは複雑すぎる」「コストが高すぎる」「車重増加が限界に達している」という危機感が急速に強まっている。

    ビン・スライエムの発言は単なる理想論ではなく、2030年前後を見据えた“次のF1哲学”を示し始めたものと言えそうだ。

  • フレデリック・ベスティ 中東危機でF1テスト中止「橋がドローン攻撃を受けた」

    フレデリック・ベスティ 中東危機でF1テスト中止「橋がドローン攻撃を受けた」

    メルセデスのリザーブドライバーを務めるフレデリック・ベスティが、2026年シーズン開幕前に予定されていたバーレーンでのピレリF1テスト中止の舞台裏を明かした。

    ベスティは、メルセデスの2026年型マシン「W17」を初めて本格的に走らせる予定だったが、中東情勢の急激な悪化によってF1は地域内での活動停止を余儀なくされ、テストは中止となった。

    「誰もここまで深刻になるとは思っていなかった」
    フレデリック・ベスティは、デンマーク紙『Ekstra Bladet』に対し、情勢悪化の瞬間を振り返った。

    「朝8時にホテルのジムでテレビを見ていたら、アメリカとイスラエルによる攻撃のニュースが流れていた」

    「かなり激しい状況だと思った。でも、僕たちはそのすぐ隣にいた」

    「ただ、周辺国に突然ドローンやミサイルが降り注ぐような事態になるとは、誰も予想していなかった」

    現地サーキットに到着した直後、状況は一気に緊迫したという。

    「サーキットに着いた直後にサイレンが鳴り始めた」

    「ガレージではチームが作業を止めていた。携帯電話を開くと、バーレーン国内の最初の標的が攻撃されたことが分かった」

    「誰も想像していた以上に深刻な状況だと分かった。その後、ホテルへ戻り、5日間そこに滞在した」

    脱出劇の最中にもドローン攻撃
    地域からの脱出も危険と隣り合わせだった。

    「橋の上で3時間待機していたんだけど、その橋は2時間後にドローン攻撃を受けた」

    「そのドローンの影響で空域が閉鎖されてしまった。僕たちは空港の床で10時間眠り、翌朝の便でようやく出発できた」

    ベスティは最終的にサウジアラビアとカイロを経由してヨーロッパへ帰還した。

    今回のテスト中止によって、ベスティはシミュレーター以外でメルセデスW17を初走行する重要な機会を失うことになった。

    「新しいマシンを数日間ドライブできていたら素晴らしかったと思う。でも今回は実現しなかった」

    メルセデスF1でFP1起用の可能性も
    それでもベスティは、今季中に再び実車走行のチャンスが訪れることを期待している。

    「近いうちにFP1走行の機会があるはずだ」

    「まだ正式な確認は受けていないけど、おそらく数か月以内になると思う」

  • マクラーレンF1 英メディア大手グローバルと大型提携を発表

    マクラーレンF1 英メディア大手グローバルと大型提携を発表

    マクラーレン・レーシングは、英国のメディア&エンターテインメント企業グローバルと複数年の新パートナーシップを締結した。グローバルは、マクラーレンのF1チームおよび2027年にデビュー予定のハイパーカープログラムに、公式レースパートナーおよび公式オーディオレースパートナーとして加わる。

    この提携は5月18日朝、グローバルの主要ラジオ番組の出演者が英国ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターを訪問した際、放送中に発表された。

    モナコやシルバーストンでヘッドセットにロゴ掲出
    今回の契約により、グローバルのブランドはF1のレースウイーク中、モナコ、シルバーストン、その他の主要ヨーロッパラウンドでチーム無線用ヘッドセットに掲出される。

    一部のF1レース週末では、マクラーレンのスタッフ、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリが使用するレースチーム用ヘッドセットに、グローバル・プレイヤーのブランドが表示される。

    グローバルは2007年に設立され、ロンドンのレスター・スクエアを拠点とする英国の大手商業ラジオグループ。キャピタル、ハート、スムース、クラシックFM、LBC、ラジオXなどの主要ブランドを展開し、英国全土に25万か所以上の屋外広告ネットワークも保有している。

    マクラーレン F1 グローバル

    2027年参戦予定のハイパーカープログラムにも拡大
    このパートナーシップは、マクラーレンが2027年にデビューを予定している世界耐久選手権のハイパーカープログラムにも及ぶ。ハイパーカークラスはWECの最上位カテゴリーであり、ル・マン24時間レースも含まれる。

    マクラーレン・レーシングの共同最高商務責任者であるマット・デニントンは、今回の提携について次のように述べた。

    「グローバルは、意味のある方法でファンにリーチするという我々の取り組みを共有している」

    「彼らを我々の象徴的なレース環境の一部に迎えることで、シーズンを通じて観客とつながる方法に大きな価値が加わる。選ばれたレースでグローバルのチームと緊密に協力していくことを楽しみにしている」

    グローバルの最高商務責任者であるマイク・ゴードンも、マクラーレンとの提携が同社の音声・広告ネットワークをF1の舞台に広げる機会になると語った。

    「公式レースパートナーおよび公式オーディオレースパートナーとしてマクラーレン・レーシングと提携することは、世界最大級のスポーツの舞台でグローバル・プレイヤーをアクションの中心に置く素晴らしい機会だ」

    「グローバルとマクラーレンはいずれも、パフォーマンスと精度への意欲を持ち、観客を楽しませ、引き込むことに共通の焦点を置いている。グローバル・プレイヤー、我々のラジオブランド、そしてビルボードネットワークを通じて、レースファンに最新情報を届けていくことを楽しみにしている」

    今回の提携は、マクラーレンがF1での存在感に加え、2027年からの耐久レース本格展開を見据えて、メディア接点を拡大する動きでもある。音声、デジタル、屋外広告を組み合わせるグローバルとの連携により、マクラーレンはレース現場と日常的なメディア接触の双方でファンとの接点を強化していく。