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  • ロマン・グロージャン インディ500で故カイル・ブッシュ追悼仕様の18号車

    ロマン・グロージャン インディ500で故カイル・ブッシュ追悼仕様の18号車

    ロマン・グロージャンは、インディ500で故カイル・ブッシュへの特別なトリビュートを施した18号車を走らせる。

    2度のNASCARカップ王者であるカイル・ブッシュは、重度の肺炎が敗血症に進行し、41歳で死去した。ブッシュはNASCARカップ通算63勝、2015年と2019年のタイトルを獲得し、NASCAR主要3シリーズでは歴代最多となる通算234勝を記録した。

    18号車に込められたブッシュへの敬意
    グロージャンがインディ500でドライブするデイル・コイン・レーシングの18号車には、ブッシュがジョー・ギブス・レーシング時代に使用していた象徴的な18番のフォントが採用される。発案したのはFOXスポーツの解説者タウンゼント・ベルで、ジョー・ギブス・レーシングの協力も得て実現した。

    ブッシュは長年、ジョー・ギブス・レーシングの18号車と強く結びついてきた。特にM&M’sカラーのトヨタ・カムリは、現代NASCARを象徴するマシンのひとつとして知られ、その18番はブッシュのキャリアそのものを示す数字でもあった。

    NASCARを超えて広がる追悼
    インディ500という別カテゴリーの大舞台で、元F1ドライバーのグロージャンが18号車にブッシュの意匠を重ねることは、単なるカラーリング変更ではない。NASCARで築かれた功績が、アメリカンモータースポーツ全体に広がる存在だったことを示している。

    ブッシュは2023年にリチャード・チルドレス・レーシングへ移籍してから8号車を使用していたが、チームは今後その番号を一時的に使用せず、33号車へ変更する方針を示している。息子のブレクストンが将来NASCARに到達した場合には、8号車を再び使用可能にする考えだという。

    インディ500の18号車は、グロージャンにとってのレースカーであると同時に、カイル・ブッシュという偉大なドライバーの記憶を走らせる一台となる。

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP予選「何かが完全におかしい」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP予選「何かが完全におかしい」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2026年F1カナダGP予選で6番手に終わった後、自身のマシンに何が起きているのか「まったく分からない」と困惑を隠さなかった。

    前戦マイアミGPではアップグレード投入によって高い競争力を見せていたレッドブルだが、モントリオールでは一転して苦戦。フェルスタッペンは予選中からチームラジオで繰り返し不満を訴え、特にストレートスピード不足に強い苛立ちを示していた。

    「何かがおかしい」 無線で怒り爆発
    予選を通じてフェルスタッペンは、RB22の挙動に強い違和感を抱いていた。

    セッション中には無線で「このストレートスピードは一体どうなってるんだ? 完全に終わってる」と吐き捨てる場面もあった。

    さらにエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼに対しては、「何か絶対におかしい。こんなのあり得ない。何が起きてるんだ?」

    「本当に何かが間違っている。チェックしてくれ。こんなの不可能だ」と怒りを露わにした。

    結果的にフェルスタッペンは6番手。姉妹チームのアイザック・ハジャーをわずかに上回る順位にとどまり、メルセデス勢やマクラーレン勢との差は大きかった。

    マイアミから一転 “速さ消失”のレッドブル
    今回のカナダGP週末は、前戦マイアミとは対照的な展開となっている。

    マイアミでは新パッケージ投入後のレッドブルがトップクラスのストレート性能を発揮し、フェルスタッペン自身もマシンへの高い満足感を口にしていた。しかしモントリオールでは、その武器だった直線速度が完全に影を潜めた。

    しかも問題は単純なセットアップの失敗だけではないようだ。

    予選後にSky Sports F1から無線内容について問われたフェルスタッペンは「分からない。それが正直な答えだ」とコメント。

    「何が起きているのか本当に分からない。すべてが混乱しているし、変更したセットアップも好きじゃなかった。すべてがとても難しくて、混乱していた」

    さらにRB22が歴代F1マシンの中でも特に扱いづらいのかと問われると「扱いづらいというだけじゃない。すべてが混乱している。あまり言うことがない」と短く答えるにとどめた。

    レインハザードの決勝で巻き返しなるか
    決勝日のモントリオールでは雨予報が出ており、FIAもすでに“レインハザード”を宣言している。

    ドライコンディションで苦戦したレッドブルにとっては、天候変化が状況を一変させる数少ないチャンスになる可能性もある。

    ただ、フェルスタッペンのコメントからは、単なるバランス不調では説明できない深刻な違和感も感じ取れる。マイアミで見せた圧倒的な速さが、わずか1戦で消えた理由をレッドブルがどこまで解明できるかが、決勝の鍵を握りそうだ。

  • ランド・ノリス F1カナダGP予選3番手「僕たちはいい仕事をした」

    ランド・ノリス F1カナダGP予選3番手「僕たちはいい仕事をした」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2026年F1カナダGP予選で3番手を獲得し、メルセデス勢に続く2列目スタートを決めた。

    ポールポジションのジョージ・ラッセルとの差は0.151秒。マクラーレンは最新アップグレードによって前戦マイアミよりも競争力を高めたが、ノリスは「メルセデスがわずかに上回っていた」と振り返った。

    ノリス「僕たちはまたいい仕事をした」
    ノリスは、予選でさらにタイムを伸ばせた可能性について問われると、簡単には判断できないと語った。

    「それを知るのはいつだって不可能だ」とノリスはコメント。

    「正直に言えば、今日は僕たちはいい仕事をしたと思う。ここでは誰もが言えることだと思うけど、難しいラップだし、すべてを完璧にまとめるのが難しいトラックだ。でも、僕たちはまたいい仕事をしたと思う」

    「彼らがほんの少し速いのは明らかだ。昨日より近づけたのはいいことだ。今朝は楽しかったし、もちろん明日は天候が変わることになるから、どうなるか見てみる。だけど、僕たちはいい位置にいるし、いるべき場所にいる」

    ノリスはスプリントでも3番手から2位に浮上しており、週末を通して安定したペースを見せている。

    雨予報の決勝で逆転を狙う
    カナダGP決勝は雨予報が出ており、コンディション変化が戦略を大きく左右する可能性がある。

    マクラーレンはアップグレード投入後に着実な前進を見せており、ノリスも「僕たちは必要な場所にいる」と自信を示した。

    3番グリッドからスタートするノリスにとって、スタート直後の攻防と天候変化への対応が勝負を左右しそうだ。

  • オスカー・ピアストリ F1カナダGP予選「メルセデスには究極の速さがある」

    オスカー・ピアストリ F1カナダGP予選「メルセデスには究極の速さがある」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1カナダGP予選を4番手で終え、チームメイトのランド・ノリスとともに2列目を確保した。

    マクラーレンは最新アップグレードによってメルセデスとの差を縮めたが、ピアストリは依然として相手が一歩先にいると認めている。

    ピアストリ「もう少しプレッシャーをかけられる」
    ピアストリは予選を振り返り、全体的には満足していると語った。

    「いくつかの部分で少し難しかったと思うけど、全体的にはかなり満足している」とピアストリはコメント。

    「メルセデスには近づいたけど、十分ではなかった。僕たちはベストを尽くした。もう少しプレッシャーをかけられるのは間違いないと思うけど、彼らにはまだ僕たちより究極の速さがある」

    マクラーレンはカナダで着実にパフォーマンスを改善しており、スプリント予選と決勝予選の両方でノリスとピアストリが上位争いに加わった。

    雨の決勝は「経験になる」
    決勝日は雨の可能性が高まっており、未知のコンディションが各チームを待ち受けている。

    ピアストリはウェットコンディションでの経験不足を認めつつも、前向きな姿勢を見せた。

    「どうなるか見てみる。僕たちはこのマシンを雨の中で本格的に走らせたことがあまりないから、いずれにしても経験になるだろう」

    メルセデスがフロントロウを独占する中、マクラーレン勢は2列目から逆転を狙う。雨がレース展開を大きく変える可能性もあり、ピアストリにとっては今季のタイトル争いを左右する重要な一戦となりそうだ。

  • アービッド・リンドブラッド F1カナダGP予選「マシンは週末ずっと快適」

    アービッド・リンドブラッド F1カナダGP予選「マシンは週末ずっと快適」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は、2026年F1カナダGP予選で9番手となり、再びQ3進出を果たした。スプリントでも堅実な走りを見せており、初走行となるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで存在感を放っている。

    レーシングブルズは今大会にアップグレードを投入しており、リンドブラッドは週末を通してマシンへの高い信頼感を感じていると説明。雨予報となっている決勝についても前向きな姿勢を見せた。

    アービッド・リンドブラッド「マシンは週末ずっと快適だった」
    「マシンは週末ずっと快適だった」とアービッド・リンドブラッドはコメント。

    「今日も本当にポジティブな一日だったし、チームはアップグレードを投入して素晴らしい仕事をしてくれた」

    「そのおかげでマシンにすごく自信を持てているし、今週末に走ったすべてのラップで高い競争力があった」

    「Q3のラップにも満足している。まだ少しタイムを引き出せたかもしれないけど、トップチームがすべてをまとめてくると、やっぱり上位を持っていかれる」

    「それでも今日は、自分もチームも良い仕事ができたと思っている」

    予選後のインタビューでは、Q1とQ2で好位置につけていたこともあり、少し複雑な思いもあったと明かした。

    「Q1とQ2では何度も5番手とか6番手、7番手という無線が聞こえていたから、最終的に9番手だったのは少し悔しかった」

    「でも、トップチームがすべてをまとめればこうなるのは分かっていたし、今日可能だったベストな結果だったと思う」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) カナダグランプリ

    スプリントではポイント獲得を果たしたが、本人としては『それ以上は難しかった』とレースを振り返った。

    「正直かなり満足している。今日のレースで達成できる最大限の結果だったと思う」

    「スタートでひとつ順位を上げられれば、その後は守り切る展開になると考えていた。でもそれは実現しなかった」

    「アイザック・ハジャーにトラブルもあったけど、それ以上はなかったと思う。ポイント獲得は本当に難しかった」

    また、スプリントから予選に向けては大きな変更は行わず、細かなセットアップ調整に留めたことも説明した。

    「正直に言えば、変更は本当に小さなものだけだった」

    「今週末は最初からかなり良い方向にまとまっていたから、大部分はそのまま維持して細かな調整だけをしていた」

    「ここは本当に難しいサーキットだし、僕にとっては初めて走るコースでもある。だから継続性を保ちながら、自分自身を積み上げていくことを重視していた」

    決勝は雨予報となっているが、リンドブラッドはむしろ歓迎している。

    「ウエットコンディションで走るのはいつも好きなんだ」

    「雨になれば、その場で起きることにしっかり対応していくだけだ。今は明日のレースが楽しみだよ」

  • リアム・ローソン F1カナダGP予選「Q3に入れなかったのは残念」

    リアム・ローソン F1カナダGP予選「Q3に入れなかったのは残念」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1カナダGP予選で12番手となり、わずかの差でQ3進出を逃した。チームメイトのアービッド・リンドブラッドがQ3入りを果たしただけに、速さがあった週末で結果を残し切れなかったことへの悔しさを口にしている。

    レーシングブルズは今大会で高い競争力を示しており、ローソン自身もマシンの速さには強い手応えを感じていた。ただ、ソフトタイヤのウォームアップやフロントロックに苦しみ、最後のアタックでプレッシャーを抱える展開となった。

    リアム・ローソン「Q3に入れなかったのは残念」
    「Q3に入れなかったのは残念だ」とリアム・ローソンはコメント。

    「今週末のマシンは本当に速い。だから2台ともQ3に入れられなかったのは悔しいし、本来なら入るべきだったと思っている」

    「昨日からずっと追いつこうとしていたけど、予想以上に難しかった」

    「予選ではソフトタイヤのウォームアップに苦労したし、フロントロックもあった。それで最後のアタックにすべてを懸ける形になって、自分自身にかなりプレッシャーをかけてしまった」

    「本当にあと少しだったけど、十分ではなかった」

    スプリントでは11位でフィニッシュ。後方スタートから周回を重ねることを重視していたと説明した。

    「何周か走れたのは良かったし、マシンはかなり速そうだった」

    「予選が控えていたから、マシンを守ることも意識していた」

    「予選ではドライビングスタイルも変わるけど、それでも少しは助けになったと思う」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 カナダGP

    予選後には、決勝での巻き返しにも自信を見せている。

    「12番手は悪い位置ではないし、天候次第ではまだチャンスはある」

    「最近はこういう本当に強いマシンを持てる週末があまりなかった。だからこそQ3に入れられなかったのは残念だけど、レースではまだポイント獲得の可能性があると思っている」

    また、雨予報についても前向きに受け止めている。

    「ドライでは速いマシンがあるし、スタート位置を考えれば雨になっても悪くない」

    「こういうマシンはウエットではかなり運転が難しいから、もし予報通り雨になれば面白いレースになると思う」

  • スーパーフォーミュラ鈴鹿決勝:福住仁嶺がROOKIE RACING悲願の初優勝

    スーパーフォーミュラ鈴鹿決勝:福住仁嶺がROOKIE RACING悲願の初優勝

    スーパーフォーミュラ第5戦鈴鹿の決勝で、ポールポジションからスタートした福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)が優勝。2000年から参戦するROOKIE RACINGに、シリーズ初優勝をもたらした。

    終盤は福住仁嶺、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)による接戦となり、福住は岩佐をわずか0.240秒差で抑えてトップチェッカー。太田も0.620秒差の3位に入り、上位3台が1秒以内に収まる緊迫のフィニッシュとなった。

    4位は阪口晴南、5位は坪井翔。牧野任祐は6位、前日の第4戦を制したサッシャ・フェネストラズは7位でレースを終えた。

    ■ 2026年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第5戦鈴鹿 決勝結果

    1.福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)
    2.岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    3.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    4.阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    5.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    6.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    7.サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    8.イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    9.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    10.小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)
    11.野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    12.松下信治(DELiGHTWORKS RACING)
    13.野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)
    14.ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)
    15.ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)
    16.山下健太(KCMG)
    17.大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    18.小出峻(ThreeBond Racing)
    19.野中誠太(KCMG)
    20.ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)
    21.Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)
    22.チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)
    23.小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    24.笹原右京(REALIZE KONDO RACING)

  • ウィリアムズF1が“マクラーレンのキーマン”獲得 再建計画が新段階へ

    ウィリアムズF1が“マクラーレンのキーマン”獲得 再建計画が新段階へ

    ウィリアムズF1は、マクラーレンの元最高執行責任者であるピアーズ・シンを新設ポジションに迎えることを発表し、グローブの再建計画が新たな段階に入ったことを示した。

    2026年F1シーズン序盤は苦戦が続き、FW48は速さと重量面で課題を抱えている。それでも、ジェームス・ボウルズ代表の下で進む組織改革は止まっておらず、チームはライバル陣営から実績ある人材を積極的に引き抜いている。

    マクラーレン復活を支えた幹部が8月に加入
    ピアーズ・シンは8月から、ウィリアムズF1のチーフ・オプティマイゼーション&プランニング・オフィサーに就任する。この役職は、組織全体の業務効率と戦略的発展を強化するために新設されたものだ。

    シンは、マクラーレンが再びトップ争いへ戻る過程を支えた人物のひとりであり、ウィリアムズにとっては単なる補強ではなく、長期的なタイトル争いを見据えた組織設計の一部といえる。

    「アトラシアン・ウィリアムズF1チームに加わることができて嬉しく思っている。今は本当にエキサイティングな瞬間だ。ウィリアムズには、あらゆる分野でチャンピオンシップレベルになり、このスポーツで新たな基準を打ち立てるという明確な野心がある。シニア・リーダーシップ・グループの一員として、その一翼を担えることを楽しみにしている」とシンはコメントした。

    「マクラーレンでは素晴らしい時間を過ごし、チームをトップへ戻す手助けをしてきた。ウィリアムズでも同じことができることを願っている」

    ウィリアムズ・レーシング

    メルセデスとアルピーヌからも技術人材を補強
    ウィリアムズはシンの加入に加え、メルセデスからクレア・シンプソンとフレッド・ジャッド、アルピーヌの元チーフエンジニアであるスティーブ・ブースも獲得した。

    3人は主要な技術職に就く予定で、チャンピオンシップを制した環境で培った経験をグローブにもたらす。新加入のメンバーは合計で12台のタイトル獲得マシンに関わっており、60年以上の経験をウィリアムズにもたらすことになる。

    ジェームス・ボウルズは、今回の人事がチームの長期改革において重要な意味を持つことを隠さなかった。

    「F1の最前線で戦うために、人材、プロセス、テクノロジーへの投資を続ける中で、ピアーズをアトラシアン・ウィリアムズF1チームに迎えられることを非常に嬉しく思っている」とジェームス・ボウルズは語った。

    「我々は、ワールドチャンピオンシップを勝てるチームを作るという野心を明確にしている。ピアーズには、それを実際に成し遂げた比類なき最新の経験がある」

    「クレア、フレッド、スティーブを迎えられることも嬉しく思っている。我々はパドック全体から非常に優秀な戦略的人材を引き寄せており、彼らはこの数年で築いてきた基盤に加わり、我々を次のレベルへ引き上げる助けになる」

    成績不振の裏で進む“勝てる組織”への転換
    ウィリアムズは現在、コンストラクターズ選手権で8位にとどまり、開幕数戦でわずか5ポイントしか獲得できていない。現行マシンは絶対的なペースと軽量化の両面で苦しんでおり、短期的な成績だけを見れば厳しい状況にある。

    しかし、今回の人事は、ウィリアムズが現在の順位だけで評価される段階を抜け出そうとしていることを示している。ジェームス・ボウルズは、マシン開発だけでなく、組織の意思決定、作業効率、技術部門の厚みそのものを作り直そうとしている。

    マクラーレン、メルセデス、アルピーヌからの人材獲得は、ウィリアムズがもはや過去の名門という看板だけに頼るチームではなく、再び勝つための構造を本気で整え始めたことを意味している。今季の苦戦は痛みを伴うものだが、その裏側で進む再建プロジェクトは、確実に勢いを増している。

  • シャルル・ルクレール F1カナダGP予選「キャリア最悪の週末」

    シャルル・ルクレール F1カナダGP予選「キャリア最悪の週末」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、F1カナダGP予選を8番手で終え、決勝を4列目からスタートすることになった。

    今季ここまで4戦で2度の表彰台を獲得し、ドライバーズランキング3位につけるルクレールだが、モントリオールではマシンへの感触をつかめず、予選後に「キャリア最悪の週末」と振り返った。

    ルクレール「すべてが悪夢のようだった」
    「正直に言って、これは僕のキャリアで最悪の週末のひとつ、もしかしたら最悪の週末だ」とルクレールは予選後にコメント。

    「FP1から、マシンを感じられるラップが1周もなかった」

    「どのコーナーでも壁に突っ込むんじゃないかという感じだった。今日はタイヤが完全にウインドウから外れていたし、昨日はブレーキもウインドウに入っていなかった。何かがかみ合って、すべてが正しく機能する瞬間は一度もなかった」

    「ただ、ルイスは予選を通してそれをやれていたし、僕はできなかった。こういうコンディションでタイヤを機能させるために、自分に何ができるのかを分析するつもりだ。ここまでは本当に悪夢のようだった」

    ハミルトンとの差に困惑
    ルクレールは、土曜のスプリントでもルイス・ハミルトンの後方からスタートし、最終的には5位でフィニッシュしたものの、カナダGPの週末を通じてチームメイトに対して明確な優位を築けていない。

    予選ではジョージ・ラッセルのポールタイムから0.4秒遅れの8番手。フロントランナーに挑む展開にはならず、ルクレール自身も原因をつかみ切れていない。

    「奇妙だけど、今の僕が置かれている状況はそういうものだし、そこに取り組まなければならない」

    「すべてを調べるつもりだ。正直に言って、今はマシンに対してとても奇妙な感触がある。だから全部を確認する。もちろん、僕にももっと良くできることはある。でも、とにかくすごくおかしな感じだった」

    決勝は立て直しの一戦に
    ルクレールにとって、カナダGPは今季序盤の流れを維持するうえで重要な一戦となる。前戦マイアミGPでは8位に終わっており、今回も予選8番手からのスタートとなったことで、上位争いに加わるには決勝での大きな改善が必要になる。

    一方で、ハミルトンが今季屈指の好調な週末を過ごしていることは、フェラーリのマシン自体にポテンシャルがないわけではないことを示している。ルクレールにとっては、タイヤとブレーキを機能させられなかった原因をどこまで解消できるかが、決勝の鍵になる。

  • アントネッリ スプリント接触後にラッセル&ヴォルフと会談「すべてクリア」

    アントネッリ スプリント接触後にラッセル&ヴォルフと会談「すべてクリア」

    キミ・アントネッリ(メルセデス)は、2026年F1カナダGPスプリントでジョージ・ラッセルと接触を含む激しいチームメイト対決を演じたあと、ラッセルとトト・ヴォルフを交えて話し合いを行い、状況は「すべてクリア」になったと説明した。

    スプリントではメルセデス勢が首位を争うなかで接触が発生し、アントネッリはその後ポジションをひとつ落とした。無線では不満をにじませる場面もあったが、数時間後の予選では再びラッセルとアントネッリがフロントロウを独占。ラッセルが0.068秒差でポールポジションを獲得し、アントネッリは2番手につけた。

    「もちろん、ジョージとトトと話をした。今はすべてクリアになっている」とアントネッリはコメント。

    「レースについて明確にした。僕たちはそれぞれのミスを認めた。だから今はもちろん自由に戦えるけど、敬意を持ってレースをする必要がある」

    再び並ぶフロントロウで問われる“敬意ある戦い”
    日曜の決勝では、ラッセルとアントネッリが再びフロントロウに並ぶ。スプリントで火花を散らした2人が、どこまで攻め、どこで一線を引くのかが大きな焦点になる。

    予選についてアントネッリは、金曜のスプリント予選と同じ差だったことを悔やみつつ、全体としては悪くないセッションだったと振り返った。

    「昨日と同じ差だったから、もちろん残念だ。でも全体としてはまずまずのセッションだったと思う」

    「タイヤを正しいウインドウに入れるのがとても難しかったけど、僕たちはベストを尽くした。最後のラップを終えたときは少し……もう1回走りたかったという感じだった。でも仕方ない。ジョージは素晴らしいラップを走ったし、明日は取り返したい」