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  • マックス・フェルスタッペンの去就に新展開? 父親と代理人がマクラーレンF1を訪問

    マックス・フェルスタッペンの去就に新展開? 父親と代理人がマクラーレンF1を訪問

    マックス・フェルスタッペンの2027年以降の去就を巡る憶測が再び加熱している。ベルギーGPが開催されているスパ・フランコルシャンで、父ヨス・フェルスタッペン氏とマネージャーのレイモンド・フェルミューレン氏が、それぞれ別々にマクラーレンのホスピタリティを訪れていたことが確認された。

    一方で関係者は、今回の訪問はフェルスタッペン・ドットコム・レーシングと15歳のマクラーレン育成ドライバー、ドリース・ファン・ラングンドンクとの新たな提携に関するものであり、F1移籍交渉ではないと説明している。

    それでも、フェルスタッペンがレッドブル以外の選択肢を探っているとの見方は強まっている。

    マクラーレン訪問で移籍憶測が再燃
    今回の目撃情報は、ヨス・フェルスタッペン氏とレイモンド・フェルミューレン氏が数日前に、引退したレッドブルの元アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士とアムステルダムで会談していたとの報道に続くものだ。

    フェルスタッペン陣営に近い関係者は、マクラーレン訪問について「フェルスタッペン・ドットコム・レーシングとドリース・ファン・ラングンドンクとの協業に関する話し合いだった」と説明している。

    それでも、2027年以降のドライバー市場を左右する最大の存在であるフェルスタッペンの動向には、依然として大きな注目が集まっている。

    マクラーレンF1のホスピタリティに入るマックス・フェルスタッペンの代理人

    フェラーリ移籍論も浮上 「話し合う価値はある」
    元F1王者ニキ・ラウダの息子であるマティアス・ラウダは、フェラーリも獲得に動くべきだと主張した。

    「マックスは賢い。彼は『来年、一番いいマシンはどこにあるのか』を考えている」

    「レッドブル以外なら、メルセデスとフェラーリしかない」

    「これまでメディアでフェラーリの名前がほとんど出てこなかったのは驚きだ。私がフェラーリなら、少なくともフェルスタッペンとは話をする」

    さらにラウダは、ヘルムート・マルコが「フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは同じフェラーリでは共存できない」と語ったことについても言及した。

    「来年、ルイスが何をしているかなんて誰にも分からない」

    「もっとも、結局はレッドブルがマックスにとって最良の選択肢なのかもしれない。どうやらレッドブルのエンジンもそれほど悪くないし、F1では状況はあっという間に変わるものだからね」

    フェルスタッペンはマシン性能に手応え
    コース上では、フェルスタッペンは金曜日のフリー走行中にギアボックスのシフトについて無線で不満を訴えていたものの、走行後には前向きな評価を示した。

    「マシンはかなりいい領域に入っている」

    「FP2では実力差がはっきり見えたけれど、それは予想どおりで心配するようなものではない。バランスもかなり良かった」

    レッドブルは、信頼性問題が発生した革新的な『マカレナ』リアウイングの使用を見送り、従来仕様へ戻している。

    しかし、テクニカルディレクターのピエール・ワシェは、改良版を早ければ次戦ハンガリーGPで再投入する考えを明かした。

    「ブダペストまでには準備を整えなければならない」

    「私たちは何を変更し、どのように修正するのかをすでにFIAへ説明している。今は慎重に進めているところだ」

    「リスクは一切取りたくない。100%確実な状態で投入したい」

    問題がウイングの作動機構にあったのかと問われると、ワシェは笑みを浮かべながら次のように答えた。

    「それも関係している」

    「ただ、詳しいことを話す必要はない。それはこのウイングの競争上の優位性に関わる部分だからだ。このウイングはトップスピードを向上させる効果がある」

    一方、フェラーリ代表フレデリック・バスールは、フェラーリの類似コンセプトについては同様の問題は起きていないと説明した。

    「我々のシステムは同じ動作ではない。問題は一切発生していない」

    「序盤は少し遅かったため、最初の2~3戦では使用しなかった。しかし第4戦以降はレースで投入している」

    今回のマクラーレン訪問が単なるジュニア育成プログラムに関するものだったとしても、フェルスタッペン陣営の一挙手一投足が移籍市場に大きな波紋を広げていることは間違いない。ハンガリーGP以降も、その去就を巡る議論はF1パドック最大の話題であり続けそうだ。

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    ・レッドブルF1代表「有力ドライバーからも連絡が来る」 フェルスタッペン去就に言及

  • マクラーレンF1 ハンガリーGPで大規模アップデート投入 新型フロアを実戦投入

    マクラーレンF1 ハンガリーGPで大規模アップデート投入 新型フロアを実戦投入

    マクラーレンF1は、2026年F1第11戦ハンガリーGPでMCL40に「価値あるアップグレードパッケージ」を投入すると発表した。アストンマーティンがAMR26Bを投入する週末に合わせ、マクラーレンも開発競争を本格化させる。

    アップデートの中心となるのは新型フロアで、そのほか複数の空力パーツも持ち込まれる予定だ。チームはフリー走行を通じて各パーツの性能を評価し、後半戦に向けた開発の重要な節目と位置づけている。

    新型フロアを中心にアップデートを実施
    2026年シーズン序盤は各チームが激しい開発競争を繰り広げてきたが、ここ数戦はアップデートのペースがやや落ち着いていた。しかし、夏休み前最後の一戦となるハンガリーGPでは再び開発競争が活発化する。

    マクラーレンは今回、「新しいF1時代とレギュレーションの下でのマシン開発における新たな節目となる価値あるアップグレードパッケージ」を投入すると発表した。

    アップデートの核となるのは新型フロアで、これに加えて複数の空力パーツも投入される。これらはフリー走行で評価され、その効果を詳細に分析する予定だ。

    また、一度投入が延期されていた「マカレナ」リアウイングも改良版がFP1でテストされる。ただし、このリアウイングについてはハンガリーGPおよび次戦オランダGPでレース仕様として正式投入する予定はなく、評価を継続する方針だ。

    さらにマクラーレンは、2026年シーズン後半にも追加アップデートを投入する計画であることも明らかにした。

    ブラウン代表の予告どおり開発を加速
    マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは以前からMCL40への大型アップデートを示唆しており、今回その内容が正式に明らかになった。

    チームのシニアディレクター(レーシング)のランディ・シンは、ハンガロリンク特有の要求に対応することが重要だと説明した。

    「ハンガリーでは、これまでとはまったく異なるチャレンジが待っています。ハンガロリンクは高ダウンフォース仕様が求められ、ブレーキング時の自信、コーナー進入、そしてトラクション性能が重要になります」

    「高温コンディションに加え、連続コーナーとストレートの少ないレイアウトではタイヤマネジメントも重要な要素になります」

    さらに2026年マシン特有のパワーユニット運用にも言及した。

    「今シーズンを通じてそうであるように、1周を通したパワーユニットのエネルギー配分を最大限活用し、新しいオーバーテイク特性が戦略にどのような影響を与えるかを理解することにも注力します」

    「今週末はアップグレードパッケージも投入します。このような接戦のシーズンでは、あらゆる開発が重要です。フリー走行を通じて新しいパーツの性能を理解できることを楽しみにしています」

    後半戦へ向け重要な一戦に
    コンストラクターズランキングで3位につけるマクラーレンは、現在2位フェラーリに90ポイント差をつけられている。

    夏休み前最後となるハンガリーGPでは、新型フロアを中心としたアップデートの成否が後半戦の巻き返しに向けた重要な指標となりそうだ。アストンマーティンのAMR26Bやレッドブル・レーシングの改良型「マカレナ」リアウイングなど、各チームの開発競争にも注目が集まる。

  • アストンマーティンF1 AMR26Bは「2.3秒速い」 元代表サフナウアーが内幕明かす

    アストンマーティンF1 AMR26Bは「2.3秒速い」 元代表サフナウアーが内幕明かす

    アストンマーティンF1がハンガリーGPで投入する大規模アップデート「AMR26B」について、元チーム代表のオトマー・サフナウアーが「理論上は2.3秒の向上」とする内部情報を明かした。

    ただしサフナウアーは、シミュレーションと実走データの相関が完全でなければ実際の改善幅は約1.5秒程度にとどまる可能性もあると指摘。

    さらに、大量の新パーツを一度に投入することには大きなリスクが伴うとの見解も示している。

    サフナウアー「70ポイントのダウンフォースで2.3秒」
    2023年夏にアルピーヌF1のチーム代表を退任したオトマー・サフナウアーは、その後もF1界とのつながりを維持している。

    フォース・インディア時代からレーシングポイント、そしてアストンマーティンまで約12年間にわたってチームを率いた経験を持つサフナウアーは、現在もシルバーストンの関係者と連絡を取り合っており、ポッドキャスト『High Performance Racing』でAMR26Bについて次のように語った。

    「アストンマーティンは70ポイントのダウンフォースを得たと聞いている。それは2.3秒に相当する」

    もっとも、その数値がそのままサーキットで再現されるとは限らないとも付け加えた。

    「シミュレーションツールと実際のサーキットとの相関が十分でなければ、その2.3秒は1.5秒程度になる可能性もある」

    ダウンフォースの増加を単純にラップタイムへ換算することはできず、サーキットの特性やタイヤ、車両バランスなど様々な要素が影響する。それでもアストンマーティン内部では約2秒の性能向上を目標としているとされており、サフナウアーの証言はチームが期待する改善幅と概ね一致している。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    大量アップデートの一括投入は「大きなリスク」
    AMR26Bは、通常であればプレシーズンテストで行うような開発・検証を経ず、ハンガリーGPで実戦投入される。

    そのため、理論上の性能をすぐに引き出せる保証はなく、レースウイークを通じてセットアップやマシンへの理解を深めながら性能を最適化していく必要がある。

    サフナウアーは、その点についても懸念を示した。

    「これだけ多くの新しいパーツを一度に投入することは非常に大きなリスクになる」

    自身であればシーズンを通じて段階的にアップデートを投入する方法を選んだだろうとの考えを示し、一度に仕様を変更する難しさを指摘した。

    本当の評価は改良版ホンダPU投入後か
    アストンマーティンは今週末のハンガリーGPでAMR26Bをデビューさせ、その後のオランダGPではホンダが改良版パワーユニットを投入する予定となっている。

    ハンガリーGPでは新シャシーの効果が注目されるが、マシン本来のポテンシャルを判断するには、チームがセットアップを煮詰め、さらに改良版ホンダPUが組み合わされる夏休み明け以降まで待つ必要がありそうだ。

    【関連】
    ・アストンマーティンF1が示唆「今ならホンダは選ばなかったかもしれない」

  • デビッド・クルサード F1のPUグリッド降格廃止を提言「時代遅れのルール」

    デビッド・クルサード F1のPUグリッド降格廃止を提言「時代遅れのルール」

    F1ではパワーユニット(PU)の使用基数制限を超えるとグリッド降格ペナルティが科されるが、元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、この制度は「過去の時代の遺物」であり、見直すべきだと主張した。

    ベルギーGPではランド・ノリスやアイザック・ハジャーらがPU関連の交換によってグリッド降格を受けた。しかし、両者とも決勝では力強い追い上げを見せており、クルサードは現在の制度がレースを不必要に左右しているとの考えを示している。

    信頼性向上のための制度は役目を終えた
    F1では各シーズンに使用できるPUコンポーネント数が制限されており、規定を超えて交換した場合はグリッド降格ペナルティが科される。

    そのため各チームは、オーバーテイクしやすいサーキットであえて追加コンポーネントを投入し、降格を受け入れる戦略を取ることが一般的になっている。

    しかし、クルサードは『Up To Speed』ポッドキャストで、このルール自体が現代のF1にはそぐわなくなっていると指摘した。

    「こうしたペナルティ全体を見直すべき時期に来ていると思う」

    「これはチームに信頼性を高めさせるために導入された、昔の時代の考え方だ」

    「でも今では、信頼性を確保することはすべてのチームにとって当然の利益になっている」

    ベルギーGPで追い上げたノリスとハジャーを称賛
    ベルギーGPでは、ランド・ノリスがPU交換による10グリッド降格を受けて13番グリッドから、アイザック・ハジャーは複数コンポーネント交換による30グリッド降格で最後尾からのスタートとなった。

    それでもハジャーは早めにハードタイヤへ交換する戦略を成功させ、見事な追い上げで6位入賞を果たした。

    クルサードはその走りを高く評価した。

    「ハジャーは早めにハードタイヤへ替え、その後は本当に素晴らしい走りだった」

    「マシンの速さを生かして6位でフィニッシュした」

    一方、ノリスについても、バーチャル・セーフティカー中にピットインする選択肢はあったとしながら、その後の追い上げを称えている。

    「ランド・ノリスはバーチャル・セーフティカー中にピットへ入ることもできたかもしれない。でも、最終的には7位まで順位を上げた」

    「2人とも非常に力強いレースを見せてくれた」

    制度見直しの議論が再燃する可能性
    現在のPU使用制限はコスト抑制と信頼性向上を目的に導入された制度だが、近年は各メーカーの信頼性が大きく向上し、戦略的なグリッド降格が恒例化している。

    クルサードは、もはや本来の目的を果たした制度であり、現代のF1に合わせて見直すべき時期に来ているとの考えを示した。

  • ハースF1 カマラはリザーブ就任か フォルナローリが2027年最有力

    ハースF1 カマラはリザーブ就任か フォルナローリが2027年最有力

    ハースF1の2027年ドライバー候補を巡る争いで、マクラーレン育成のレオナルド・フォルナローリが一歩リードしているようだ。

    現在、ハースF1はオリバー・ベアマンの残留が有力視される一方、2026年限りで契約満了となるエステバン・オコンの後任選びを進めている。フェラーリ育成のラファエル・カマラも候補に挙がっているが、最新報道ではフォルナローリが優勢となっている。

    フォルナローリが本命 カマラはリザーブ候補
    マクラーレンとフェラーリは、それぞれ育成ドライバーであるレオナルド・フォルナローリとラファエル・カマラをハースF1に送り込もうと働きかけている。

    フォルナローリは最近、スペイン・ヘレスでハースF1のプライベートテストに参加。マクラーレンはローン移籍という形でイタリア人ドライバーをF1デビューさせることに前向きだとされる。

    一方のカマラは現在F2でランキング首位ニコラ・ツォロフを36ポイント差で追っているものの、ブラジル『UOL』は2027年にハースF1のリザーブドライバーへ就任する可能性が最も高いと報じた。

    同メディアによれば、ベアマンが2028年にフェラーリへ昇格した場合、カマラがその後継としてレギュラーシートを獲得するシナリオが描かれているという。

    また、別の報道ではハースF1がフォルナローリとの2027年契約について基本合意に達したとも伝えられており、2026年はF1参戦機会を得られなかったイタリア人が、来季いよいよ最高峰カテゴリーへデビューする可能性が高まっている。

    ハースF1チーム

    小松礼雄代表「国籍ではなく実力で選ぶ」
    ドライバー選考について、ハースF1の小松礼雄代表はベルギーGP週末に「国籍は判断材料ではない」と改めて強調した。

    トヨタとの提携によって平川亮も候補として名前が挙がっているが、小松代表はスポンサーやメーカーとの関係ではなく、純粋なパフォーマンスで判断する方針を貫く考えを示している。

    「私にとって国籍は関係ありません。私は最初の日からアキオさん(豊田章男会長)にも、その点は誤解が生じないよう明確に伝えていました」

    「国籍でドライバーを選べば、その判断に関わる全員、そしてドライバー本人の信頼性を損なうことになります」

    「たとえ実力があったとしても、『トヨタだから』『資金があるから』選ばれたと思われるのは正しくありません。それはトヨタにも、アキオさんにも、チーム代表にも、ドライバー本人にも利益になりません」

    「だから私は最初からアキオさんに『ドライバーは100%パフォーマンスで選びます』とはっきり伝えていました」

    現時点ではフォルナローリが最有力候補とみられるものの、ハースF1は最終決定まで各候補の実績を慎重に見極める姿勢を崩していない。2027年のシート争いは、F2後半戦の結果も含めて今後さらに注目を集めそうだ。

    【関連】
    ・ハースF1 2027年のフォルナローリ獲得でマクラーレンと基本合意との報道

  • メルセデスF1代表が「最強PU」発言 FIAのADUO判定に新たな疑問

    メルセデスF1代表が「最強PU」発言 FIAのADUO判定に新たな疑問

    メルセデスF1代表のトト・ヴォルフが「メルセデスは最も強力なパワーユニット(PU)を搭載している」と公言したことで、FIA(国際自動車連盟)のエンジン性能均衡制度「ADUO」を巡る議論が再燃している。

    2026年シーズン開幕前のFIAの評価では、レッドブル・フォードが最も高性能な内燃エンジン(ICE)を持つと判定され、メルセデスは2番手と評価された。しかし、ベルギーGP後のヴォルフの発言は、その判断に新たな疑問を投げかけるものとなった。

    ヴォルフ「最も強力なPUを持っている」
    ベルギーGPでキミ・アントネッリが今季8勝目を挙げた一方、ジョージ・ラッセルはルイス・ハミルトンとの接触でオープニングラップにリタイアを喫した。

    レース後、ヴォルフはSky Sportsのインタビューで、メルセデスの競争力について次のように語った。

    「僕たちはチームとしてベストを尽くしている。僕たちは最も強力なパワーユニットを持ち、勝てるだけの強いマシンもある」

    「誰もがミスを最小限に抑えるために全力を尽くしている。それでも人間がやっている以上、ミスは起きるものだ」

    さらにヴォルフは、今季のメルセデスは性能そのものではなく信頼性が最大の課題だと認めた。

    「それが今シーズンの物語だ。僕たちはすでにそのせいで多くのポイントを失っている。本来なら、もっと大きなリードを築いているはずだった」

    ベルギーGPではメルセデス製PUを搭載する全チームに共通するトラブルが発生していたこともヴォルフは明かしており、ラッセルもケメル・ストレートで十分なパワーが得られなかったことで、1周目の接触事故は避けられなかったとの見解を示している。

    ADUO判定との食い違いが論争を再燃
    ヴォルフの「最強PU」発言が注目を集めた理由は、FIAが導入したADUO制度との食い違いにある。

    開幕前の性能評価では、レッドブル・フォードが最も高性能な内燃エンジンを持つと判定され、追加開発の対象外となった。一方、メルセデスは2番手評価だったため、2026年に1回、2027年にも1回の追加開発機会が認められている。

    もっとも、ADUOの評価対象は内燃エンジン単体であり、ハイブリッドシステムやバッテリー性能は含まれていない。このため、総合的なPU性能ではメルセデスが上回っている可能性は以前から指摘されていた。

    レッドブルはFIAの判定に異議を唱え続けており、測定期限前にメルセデスが意図的にエンジン出力を抑えていたのではないかとの見方も一部では取り沙汰されている。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    メキース「トトは正しい」
    ヴォルフの発言について問われたレッドブル・レーシング代表のローラン・メキースは、笑みを浮かべながら同意を示した。

    「トトは正しいと思う」

    「だから彼らはストレートで大きなアドバンテージを持っていた。それはここ数戦ずっと見てきたことだ」

    現時点でFIAがADUOの評価を見直す予定はないとみられるが、ヴォルフ自身が「最強PU」と認めたことで、次回の性能評価に向けた議論はさらに活発になりそうだ。

    また、現在の2026年型PUについては性能以上に、エネルギーマネジメントや信頼性への不満も広がっている。

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは「予選前からコンピューターが結果を左右するようでは、まともなレースとは言えない」と厳しく批判。ランド・ノリスも「自分ではどうにもできない要素が多すぎる」と同様の懸念を示している。

    PU性能を巡る議論は、単なる出力競争ではなく、ハイブリッドシステム全体の評価方法やエネルギーマネジメントの在り方へと発展しつつあり、FIAには今後の制度見直しを求める声がさらに高まりそうだ。

  • レッドブルF1代表「有力ドライバーからも連絡が来る」 フェルスタッペン去就に言及

    レッドブルF1代表「有力ドライバーからも連絡が来る」 フェルスタッペン去就に言及

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続くなか、レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、F1のドライバー市場ではトップドライバーだけでなくトップチームにも多くのアプローチが寄せられると明かした。

    フェルスタッペンには2027年に向けてマクラーレン移籍の噂が絶えない一方、レッドブルも有力ドライバーから接触を受けていることを認め、現在のラインアップ維持がチームにとって理想だとの考えを示した。

    F1移籍市場は「双方向」 レッドブルにも有力ドライバーが接触
    2026年シーズン後半を迎え、F1のドライバー市場は本格的な動きを見せ始めている。

    その中心にいるのがマックス・フェルスタッペンだ。現行契約は2028年末まで残されているものの、契約解除条項の存在が報じられており、2027年に向けて去就への注目が高まっている。

    本人は「何か発表することがあればその時に話す」と繰り返しているが、マクラーレン移籍説は依然として消えていない。

    一方でマクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのコンビに満足しているとして、フェルスタッペン獲得の可能性を否定する姿勢を示している。

    しかし、仮にフェルスタッペンがマクラーレンへ移籍した場合には、ピアストリがレッドブルへ移籍するとの見方も浮上している。

    こうした憶測についてメキースは、移籍市場ではチーム側もドライバー側も互いに接触し合うのが自然なことだと説明した。

    「これは双方向のものだ。皆さんも以前から報じていたように、ごく自然なことだと思う」

    「マックスは世界最高のドライバーだから、あらゆるチームから連絡が来るのは当然だ。同じようにトップチームであれば、多くの優秀なドライバーから連絡を受けることになる。それも自然なことだ」

    マックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    レッドブルF1の理想はフェルスタッペンとハジャー継続
    メキースは、こうした移籍報道がチーム運営に悪影響を及ぼしているわけではないと強調した。

    チームが最優先に取り組んでいるのはマシンの競争力向上であり、それがフェルスタッペン残留につながる最善の方法だという。

    また、アイザック・ハジャーの成長にも大きな手応えを感じていると語り、現在のドライバーラインアップを維持することが理想だと明言した。

    「私たちにとって気が散るようなことではない。完全に集中しているのはマシンをできるだけ速くすることだ。そうすれば世界最高のドライバーを引き留めることができる」

    「そしてマックスの隣でアイザック・ハジャーが大きく成長していることも実感している」

    「私たちにとっては、その組み合わせが理想のラインアップだ。その体制を維持できるよう全力を尽くしている」

    2027年に向けたドライバー市場は、フェルスタッペンの決断を軸に大きく動く可能性がある。メキースは冷静な姿勢を崩していないものの、レッドブルが有力ドライバーからも魅力的な選択肢として見られていることを認めたことで、今後の移籍市場への注目はさらに高まりそうだ。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1に憤慨 ウェバー「狂ったようだった」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1に憤慨 ウェバー「狂ったようだった」

    フェルナンド・アロンソの2026年F1ベルギーGPでの苛立ちは、チェッカーフラッグ後の走りにも表れていたようだ。元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、アストンマーティンF1の苦戦を強いられるアロンソが、インラップで「マシンの中で狂ったようだった」と振り返った。

    アストンマーティンF1は今季ここまで深刻な戦闘力不足に苦しんでおり、ベルギーGPではアロンソが2周遅れの最下位でフィニッシュ。

    チームは今週末のハンガリーGPで大規模アップグレード「AMR26B」を投入する予定で、現状最後のレースとなったスパでフラストレーションは頂点に達していたようだ。

    ウェバー「マシンの中で狂ったようだった」
    ベルギーGPでアロンソは孤独なレースを強いられ、2度の周回遅れとなり最下位でチェッカーを受けた。最後尾を走っていたチームメイトのランス・ストロールもリタイアしたため、アストンマーティンF1にとっては厳しい週末となった。

    チャンネル4のベルギーGPハイライト番組で、「F1で最下位を走ることと、F1にいないことのどちらがいいか」と問われたウェバーは、アロンソの心境について次のように語った。

    「彼は間違いなくそんなことを考えている。疑いようがない」

    さらにウェバーは、チェッカー後のインラップで見せたアロンソの挙動が、彼の精神状態を物語っていたと明かした。

    「彼のインラップを見ていた。チェッカーを受けてラ・ソースまで行き、そこからピットレーンへ戻る。実際には200メートルほどしか走らない」

    「それなのに彼はアクセルを踏みつけ、マシンを横滑りさせていた。マシンの中で狂ったようだった」

    「彼にとって8月の夏休みは、いろいろ考える時間になるだろう」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    AMR26B投入がアストンマーティンF1の転機となるか
    アストンマーティンF1はハンガリーGPで、エイドリアン・ニューウェイが「Bスペックカーに匹敵する」と表現した大規模アップグレードを投入する予定だ。2026年シーズン最大級とも言われる刷新であり、チームはここから巻き返しを狙っている。

    ただしアロンソ自身は、今回のアップグレードだけで自身の将来を判断することはないと明言している。契約は2026年末で満了となるが、判断材料はマシン性能ではなく、「自分がF1を楽しめているかどうか」だという。

    近年はアルピーヌ復帰説も報じられている一方で、45歳を迎えるアロンソには引退という選択肢もある。さらに、2026年の新レギュレーションについて最も厳しい批判を続けるドライバーの一人でもあり、今後の去就は依然として不透明な状況だ。

    ベルギーGPで露わになったアロンソの苛立ちは、アストンマーティンF1が置かれている苦境を象徴する場面だった。ハンガリーGPで投入されるAMR26Bが期待通りの効果を発揮できるかは、チームの巻き返しだけでなく、アロンソの将来を占う意味でも重要な週末となりそうだ。

  • ウィリアムズF1 メルセデスPUの“裏技”を分析「システムを欺いている」

    ウィリアムズF1 メルセデスPUの“裏技”を分析「システムを欺いている」

    メルセデスが2026年シーズンに見せている予選での圧倒的な加速性能。その秘密とされるパワーユニット(PU)の制御方法について、ウィリアムズF1のチーム代表ジェイムス・ボウルズが興味深い見解を示した。

    メルセデスのカスタマーチームであるウィリアムズも同じPUを搭載しているが、ワークスチームと同等のパフォーマンスを引き出せているわけではない。ボウルズは、メルセデス独自のエネルギーマネジメント手法を分析し、自チームでも再現を目指していることを明かした。

    メルセデスが見つけた「システムを欺く」エネルギー制御
    2026年のF1ではエネルギーマネジメントがラップタイムを左右する重要な要素となっている。メルセデスは、この分野でライバルを一歩リードしているとみられている。

    ボウルズによると、メルセデスはPUのエネルギー使用をより有利な区間へ配分できるよう、「システムを欺く(trick the system)」ような制御を実現しているという。

    その代償として、ドライバーはラップ終盤で一時的にアクセルを戻す必要があると分析している。実際、ベルギーGPのスパ・フランコルシャンでは、アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルが最終セクターでリフトしている様子がデータ上でも確認できる。

    しかし、その結果として最終コーナーの立ち上がりでは大きなエネルギーを利用でき、長いホームストレートで卓越した加速性能を発揮していることが特徴だ。

    同じPUでもワークスとの差は埋まらず
    ウィリアムズはメルセデス製PUを使用しているものの、同じ制御戦略をそのまま利用できるわけではない。

    ボウルズはSky F1のインタビューで、その現状を次のように説明した。

    「彼らがやっているのは、実質的にはシステムを欺いて、より効率的な場所でエネルギーを使えるようにしていることだ。その代償としてリフトが必要になる。それが我々の現時点での最も有力な分析だ」

    「我々はメルセデスのカスタマーチームだが、だからといって彼らと同じものが利用できるという意味ではない」

    「だから我々も舞台裏で全力を尽くし、パワーユニットを同じように運用できる方法を見つけようとしている」

    現在のウィリアムズは、カルロス・サインツJr.とアレックス・アルボンの競争力向上に向け、このエネルギーマネジメント技術の再現に取り組んでいるという。

    2026年F1で広がるPUソフトウェア開発競争
    2026年レギュレーションでは、PUそのものの性能だけでなく、回生と放出をどのタイミングで行うかというソフトウェア制御が大きな差を生み出している。

    ボウルズの発言は、同じメルセデス製PUを搭載していても、ワークスチームだけが活用できる運用ノウハウや制御技術が存在する可能性を示唆するものだ。今後、カスタマーチームが同様の手法をどこまで再現できるかは、予選での勢力図を左右する新たな開発競争の焦点となりそうだ。

  • 日産フォーミュラE 東京E-Prixで特別NISMOカラーを披露 初のナイトレースに挑む

    日産フォーミュラE 東京E-Prixで特別NISMOカラーを披露 初のナイトレースに挑む

    日産フォーミュラEチームは、7月25日・26日に東京ビッグサイト周辺で開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン12第14戦・第15戦の東京E-Prixに参戦する。今大会はフォーミュラE史上初となる東京でのナイトレースとして開催され、日産にとってはホームイベントとなる。

    チームはこの特別な週末に向けて、NISMOブランドをモチーフとしたワンオフの特別カラーリングを投入。

    GEN3 Evoマシンで臨む最後のホームレースを記念し、グレーとブラックを基調にNISMOを象徴する赤いアクセントと、日産フォーミュラEチームの桜のモチーフを組み合わせたデザインで戦う。

    ホーム東京で巻き返しを狙う日産
    日産フォーミュラEチームは、前戦上海E-Prixで得たデータをもとに改善を進め、ホームレースでの好成績を目指す。

    ドライバーズランキング3位につけるオリバー・ローランドは、これまで東京で開催された3レースで1勝を含む2度の表彰台を獲得。さらに東京開催の全レースでポールポジションを獲得しており、このコースとの相性の良さを誇る。

    舞台となる東京ストリートサーキットは、東京ビッグサイトを囲む全長2.582km、18コーナーで構成される反時計回りの市街地コース。3本のロングストレートとテクニカルセクション、高速区間が組み合わされ、フォーミュラE屈指の難コースとして知られている。

    土曜日の第14戦では急速充電を行う「ピットブースト」が導入される一方、日曜日の第15戦は通常フォーマットで開催されるため、チームには異なる戦略への対応が求められる。

    また、ローランドとチームメイトのノーマン・ナトーも、マシンと同デザインの特別仕様レーシングスーツを着用して週末を戦う。

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    ヴォルペ「ホームレースはさらに特別な週末になる」
    チームを率いるトマソ・ヴォルペは、ホームイベントへの期待を次のように語った。

    「ホームレースのために日本へ戻り、ファンのみなさまはもちろん、日産の仲間の前でレースが出来ることを大変うれしく思います。シーズンを通して、皆さまからの応援はチーム全員にとって大きな力になっています。その声援を直接感じられることは、私たちにとってさらなる後押しとなります」

    「上海でのレース以降、私たちは何が起きたのかを分析し、改善点を明確にして、必要な対策を進めてきました。東京でのレースは常に特別なものですが、今年は初めてのナイトレースとなるため、さらに特別な週末になるでしょう」

    「また、チャンピオンシップにおいても非常に重要な局面です。強いパフォーマンスを発揮し、必要なポイントを獲得できるようチーム全員で全力を尽くします」

    ローランド「ファンの前で結果を残したい」
    ホームレースでタイトル争いを続けるローランドは、東京への思いを語った。

    「東京に戻ってくるのは、いつも特別なことです。日産にとってのホームレースは、チーム全員が楽しみにしているイベントです。雰囲気も素晴らしいこのコースで走ることをいつも楽しんできました。今回は東京で初めてのナイトレース開催となるため、ライトの下でこのコースがどのように変化するのか、楽しみにしています」

    「今週末は多くのことが懸かっている重要なレースです。すべてをしっかりとまとめ上げ、ファンのみなさまの前でよい結果を残すことに集中します」

    チームメイトのノーマン・ナトーも、予選の重要性を強調した。

    「東京E-Prixを夜に走ることは、とても特別な経験となると思います。私はこの東京のコースが大好きです。特にチャレンジングなサーキットの一つであると同時に、走っていて非常に楽しいコースです」

    「東京のサーキットはオーバーテイクが難しいため、予選で良い結果を残すことが重要です。そのためにも早い段階からマシンに自信を持てる状態にする必要があります」

    「スタンドやサイン会で、たくさんの日産ファンが旗を振って応援してくださる姿を見ることを楽しみにしています。皆さまに喜んでいただける結果を届けられるよう、全力を尽くします」

    リザーブ兼開発ドライバーのサム・バードは、ナイトレース特有のコンディションにも注目している。

    「東京は難しいサーキットです。コース幅が狭く、曲がりくねっており、路面に凹凸のある区間もあります。このコースでは慎重さが求められます。フリープラクティスから予選にかけて、段階的にペースを上げていくことが重要です」

    「コースがタイトなため、決勝でのオーバーテイクは簡単ではありません。表彰台を狙うには、前方グリッドからスタートすることが重要です」

    「ナイトレースはドライバーにとって素晴らしい経験になりますが、通常のレースと異なる要素もあります。例えば、路面温度が低くなることで、タイヤを適切な作動温度域により長く保つことができる可能性があります。エキサイティングな週末になることを楽しみにしています」

    東京E-Prixは24日にフリープラクティス1が行われ、25日の第14戦、26日の第15戦はいずれも20時05分に決勝レースがスタートする。ホームの大声援を背に、日産フォーミュラEチームが初の東京ナイトレースで巻き返しを狙う。