カテゴリー: オスカー・ピアストリ

  • オスカー・ピアストリ ルクレールへの裁定に疑問「どこへ行けばよかった?」

    オスカー・ピアストリ ルクレールへの裁定に疑問「どこへ行けばよかった?」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1ベルギーGP決勝でシャルル・ルクレール(フェラーリ)との接触によりマシンを損傷しながら5位でフィニッシュしたが、ルクレールにペナルティが科されなかった裁定に疑問を呈した。

    この接触によりフロアにダメージを負ったピアストリは、レースを通じてバランス悪化とタイヤのデグラデーションに苦しんだ。一方で、マクラーレンはマシン本来の速さには手応えを得ており、次戦ハンガリーGPで投入されるアップグレードによる改善に期待を寄せている。

    「どこへ行けばよかったのか分からない」
    レース序盤、ピアストリは3番手を走るルクレールをレス・コームで攻略しようとした際に接触。マシンの一部が破損し、フロアにもダメージを負った。

    この件はスチュワードの審議対象となったが、ルクレールにペナルティは科されなかった。

    「サイドボードみたいなものを失ったんだ。いや、サイドボードって玄関に置く家具みたいだから違うか(笑)。でもマシンの一部を失った」とピアストリはSky Sportsに語った。

    「正直、僕がどこへ行けばよかったのか分からない。だから何も裁定が出なかったことには驚いた」

    「小さな接触だったけど、僕には大きな代償になった。僕たち2人とも、もっと大きな結果になっていた可能性もあった。でも、もう終わったことだ」

    マクラーレンは、この接触によってフロア性能が低下し、バランス悪化とタイヤデグラデーションの増加につながったと説明している。

    フロア損傷でレースは苦戦
    ピアストリはレース後半もルクレール、ルイス・ハミルトン、そしてチームメイトのランド・ノリスと争ったものの、順位を上げることはできず5位でチェッカーを受けた。

    「そこからレースはかなり難しくなった」

    「最初のスティントではバランスがかなり悪くなってしまった。でも2スティント目ではある程度補正できて、ペースも戻ってきた」

    「それでも、あの接触以降は本当に難しいレースだった」


    ステラ代表「ダウンフォースを失った代償は大きかった」
    チーム代表のアンドレア・ステラは、接触によって失われた空力性能がタイヤマネジメントにも大きな影響を与えたと説明した。

    「その部品を失ったことで、状況によって5〜10ポイント分のダウンフォースを失っていた」

    「その状態でタイヤを酷使してラップタイムを稼ごうとすれば、スティント終盤に必ずツケが回ってくる」

    「オスカーの1スティント目と2スティント目のペースを見ると、タイヤを使い過ぎたことで最後に性能低下が現れたことが分かる」

    予選ではPU異常も発生
    ピアストリはベルギーGPを振り返り、マクラーレンの競争力には改善の兆しが見えた一方で、依然としてパフォーマンスの安定性に課題があると認めた。

    また、予選Q3ではパワーユニットの異常が発生し、本来の実力を発揮できなかったことも明かしている。

    「今の僕たちは少し一貫性に欠けている」

    「でも今週末は確かに改善していた。昨日もQ3ではパワーユニットの異常があったけれど、それ以外のラップは良かった」

    「いろいろな要素が実力を見えにくくしている。まずはそういう問題を解決したい」

    次戦ハンガリーGPではアップグレードが投入される予定で、ピアストリは扱いやすさの向上にも期待を寄せた。

    「アップグレードは間違いなく助けになる。今日のように速さはあっても、その速さを引き出すのが本当に難しいマシンだからね」

    「もっと速くなって、さらに安定して走れるようになればいい」

    ベルギーGPでは5位に終わったピアストリだが、接触によるダメージや予選でのPUトラブルなど、不運が重なった週末でもあった。マクラーレンはハンガリーGPで新パッケージを投入する予定で、ピアストリも勝利争いへの復帰に期待を寄せている。

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1残留を明言 フェルスタッペン加入説を一蹴

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1残留を明言 フェルスタッペン加入説を一蹴

    オスカー・ピアストリが、2027年にマックス・フェルスタッペンがマクラーレンへ加入し、自身のシートを奪うとの憶測を明確に否定した。

    ベルギーGPを前に、2027年もマクラーレンで走るのかと問われたピアストリは、わずか一言「イエス」と回答。その後も現在のチームへの信頼を強調し、去就を巡る噂を一蹴した。

    2027年残留を一言で明言
    近年のF1パドックでは、フェルスタッペンの将来が大きな話題となっている。レッドブル・レーシングとの契約は2028年まで残っているものの、契約解除条項を行使すれば2027年に移籍できる状況にあるとされている。

    メルセデスとフェラーリには現時点で空席がなく、移籍先候補として現実味があるのはマクラーレンとの見方も浮上。オーストリアGPの週末には、フェルスタッペン陣営がマクラーレンと接触を開始したとの報道も流れた。

    しかし、マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、フェルスタッペンの実力には敬意を示しつつも、ランド・ノリスとピアストリという現在のドライバーラインアップに満足しているとの考えを繰り返し表明している。

    それでも一部では、フェルスタッペン加入が実現した場合にピアストリがシートを譲るのではないかとの憶測が続いていた。これに対し、先週にはマネージャーのマーク・ウェバーも「何も変わっていない」と語り、ピアストリがノリスとともに残留すると強調していた。

    「僕は今の立場に満足している」
    ベルギーGP開幕前の記者会見で、「2027年もマクラーレンでレースをするのか」と直接質問されたピアストリは、一言だけこう答えた。

    「イエス」

    その後、ピアストリは自身の考えを次のように説明した。

    「それが議論になっているとは思わなかった」

    「もちろん、そういう噂は見聞きしている。でも、僕は今の自分の立場にも、このチームでの状況にもとても満足している。ザクとアンドレアは、この件についても素晴らしい対応をしてくれたし、とても安心させてくれた」

    また、フェルスタッペンの置かれた状況にも理解を示した。

    「明らかにマックスは今の状況に満足していなくて、いろいろな選択肢を探っている。昨年もメルセデスとの話があったし、特別新しいことではない」

    「でも、僕は自分のいる場所にも、このチームが向かっている方向にもとても満足している」

    チームへの信頼は揺るがない
    さらにピアストリは、F1のドライバー市場では情報収集が重要だと認めつつも、自身の将来に不安はないと強調した。

    「僕自身はあまり気にしていない。ドライバー市場がどう動いているのか、いろいろな情報を知ることは重要だと思う」

    「でも、僕はこのチームを信頼しているし、チームから伝えられていることも、自分に寄せられている信頼も分かっている。それが僕にとって一番大切なことだ」

    フェルスタッペンの去就を巡る憶測は今後も続くとみられるが、ピアストリ本人は2027年もマクラーレンの一員として戦う意思を、これ以上ないほど明確な形で示した。

  • ランド・ノリス F1王者が認めたピアストリの実力「限界まで追い込まれた」

    ランド・ノリス F1王者が認めたピアストリの実力「限界まで追い込まれた」

    2025年のF1ワールドチャンピオンであるランド・ノリスは、これまでチームメイトとして戦ってきたすべてのドライバーから多くを学んできたと語り、現在マクラーレンでコンビを組むオスカー・ピアストリが自身を「限界まで追い込んだ」存在だと明かした。

    ノリスは2026年シーズン、タイトル争いには加われていないものの、マクラーレンのポテンシャルを最大限に引き出す安定した走りを披露している。そんな中、これまでのキャリアを振り返り、チームメイトとの経験が現在の自分を形作ったと語った。

    ノリス「すべてのチームメイトから学んだ」
    ランド・ノリスは、F1でコンビを組んできた歴代チームメイト全員が自身の成長に欠かせない存在だったと説明した。

    「僕のキャリアにおいて、すべてのチームメイトが重要な役割を果たしてくれた。なぜなら、常に何かを学べるからだ」

    「学ぶのは良いことだけじゃない。悪いことから学ぶこともある。それもより良いドライバーになるためのプロセスの一部なんだ」

    「本当に多くのドライバーから多くを学んできた。みんなが僕をより良いドライバーにしてくれたし、彼らには感謝するしかない」

    ピアストリがノリスを大きく成長させた
    ノリスは、マクラーレン加入当初にカルロス・サインツJr.、その後ダニエル・リカルドと組み、現在はオスカー・ピアストリとチームメイトになっている。

    その中でも、現在のピアストリとの戦いが最も自分を限界まで引き上げてくれたと笑顔で振り返った。

    「F1では最初の数年間はカルロス・サインツJr.、その後の2年間はダニエル・リカルドと組んだ。そして今はオスカーがいる」

    「彼は僕を信じられないくらい限界まで追い込んだ。正直、僕が望む以上にね」

    そう冗談交じりに語ったノリスだが、続けてその経験こそがF1で成功するために必要だったと強調した。

    「でも、それこそがF1では必要なことなんだ」

    「特に昨年の経験を通じて、僕はドライバーとしてだけでなく、人としてもずっと成長できた」

    王者となった今だからこそ見せる余裕
    2025年のタイトル争いでは大きなプレッシャーと向き合っていたノリスだが、世界王者となった現在は以前のようなユーモアあふれる姿を取り戻している。

    グッドウッドで公開されたマクラーレンのSNSコンテンツでも、ノリスはピアストリと軽妙なやり取りを繰り返しており、コース上では激しく競い合いながらも良好な関係を築いている様子がうかがえる。

    ノリスは、自身を限界まで高めてくれたライバルとしてピアストリへの敬意を隠さず、その切磋琢磨が自身を世界王者へと押し上げ、現在もなお成長を続ける原動力になっていると語った。

  • マーク・ウェバー ピアストリのマクラーレンF1離脱説を一蹴「ナンセンス」

    マーク・ウェバー ピアストリのマクラーレンF1離脱説を一蹴「ナンセンス」

    マーク・ウェバーが、オスカー・ピアストリのマクラーレン離脱説を強く否定した。マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続く中、一部ではピアストリが契約解除を検討し、その後任としてフェルスタッペンを獲得するとの報道まで浮上していた。

    しかし、ピアストリのマネージャーを務めるウェバーは、こうした報道を「ナンセンス」と一蹴。マクラーレンは長期的にピアストリとの契約継続を望んでおり、本人もチームでの将来に集中していると強調した。

    フェルスタッペン移籍報道が憶測を加速
    2026年シーズン開幕以来、フェルスタッペンの将来はF1最大の話題のひとつとなっている。

    4度のワールドチャンピオンは2026年の新レギュレーションに不満を抱いていると報じられており、レッドブル・レーシングの低迷もその不満を強めているとみられている。

    そうした中、今週にはピアストリがマクラーレンとの契約解除を検討しており、その空いたシートにフェルスタッペンが加入する可能性があるとの報道が浮上。さらにピアストリ自身にはレッドブル・レーシングやアウディへの移籍説も流れた。

    しかし、イギリスGP週末にピアストリ本人は残留の意思を改めて強調している。

    「僕には契約があるし、チームからも何度も『君に満足している』と言われている。僕もこのチームにとても満足している」

    ウェバー「移籍を望んでいるという話はナンセンス」
    RACERのクリス・メドランドの取材に応じたウェバーは、一連の報道を全面的に否定した。

    「オスカーは今後長期間にわたってマクラーレンと契約している」

    「彼が移籍を望んでいるという話はナンセンスだ」

    さらに、ここ数週間に報じられた数々の移籍報道についても苦言を呈した。

    「彼や他チームに関して、多くの作り話が書かれてきた」

    「マクラーレンは繰り返し彼を長期的に必要としていると表明しているし、オスカーもそのことだけに集中している」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    ザク・ブラウンも現ラインアップ支持を明言
    マクラーレンCEOのザク・ブラウンも、フェルスタッペン加入説について一貫して否定している。

    ブラウンは以前、「もし3台目のマシンを走らせることができるなら、フェルスタッペンとはすぐに契約する」と冗談交じりに語りつつも、現在のドライバーラインアップには満足していると強調していた。

    「それは噂にすぎない」

    「ランド(ノリス)とオスカーという2人のドライバーに非常に満足している」

    「マックスのような4度のワールドチャンピオンの名前が出れば、誰もが興奮するものだ。しかし、私は現在のドライバーラインアップにとても満足している」

    ピアストリは巻き返しを目指す後半戦へ
    2026年シーズンのピアストリは、前年の勢いを再現できず苦戦が続いている。マクラーレンはレッドブル・レーシング、フェラーリ、メルセデスの後塵を拝する展開となっており、ピアストリはドライバーズランキング6位、82ポイント。チームメイトで前年王者のランド・ノリスに15ポイント差をつけられている。

    前戦イギリスGPでは11位に終わりノーポイント。一方のノリスは4位でフィニッシュした。

    フェルスタッペンを巡る様々な憶測が飛び交う中でも、ウェバー、ブラウン、そしてピアストリ本人はいずれも現行契約を尊重する姿勢を崩していない。現時点ではピアストリがマクラーレンを離れることを裏付ける具体的な根拠はなく、後半戦はベルギーGPのスパ・フランコルシャンから巻き返しを目指すことになる。

  • ピアストリのレッドブルF1移籍説をウェバー否定「メディアは間違っている」

    ピアストリのレッドブルF1移籍説をウェバー否定「メディアは間違っている」

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が加速するなか、オスカー・ピアストリのマネージャーを務めるマーク・ウェバーが、レッドブル移籍説について即座に否定した。

    フェルスタッペンがマクラーレンへ移籍し、その空席をピアストリが埋めるとの報道も浮上しているが、ウェバーは「メディアは間違っている」と一蹴。2027年のドライバー市場を巡る憶測は一段と過熱している。

    ウェバーがピアストリのレッドブル移籍説を否定
    F1の2027年ドライバー市場では、フェルスタッペンの契約解除条項が夏休み前のランキング次第で有効になるとされており、各チームの動向に注目が集まっている。

    F1-Insiderは、フェルスタッペンがマクラーレンへ移籍した場合、その後任としてピアストリがレッドブルへ加入する準備ができているようだと報じた。

    この報道について質問されたウェバーは、一度は「誰にも分からない(Who knows?)」と含みを持たせるような反応を見せた。

    しかし、ピアストリのマネージャーでもあるウェバーは直後に発言を修正し、

    「メディアは間違っている」と明確に否定。レッドブル移籍説を一蹴した。

    オスカー・ピアストリとマーク・ウェバー

    フェルスタッペン移籍ならマクラーレンにも影響
    一方で、フェルスタッペンの去就は依然として不透明だ。

    報道では、レッドブルとの契約解除条項は2026年夏休み時点でドライバーズランキング2位以内に入っていなければ発動可能とされている。現在フェルスタッペンはランキング7位で、条件を満たす可能性が高まっている。

    さらにF1-Insiderは、マクラーレンの有力スポンサーやバーレーン政府系ファンドの支援により、フェルスタッペンが要求する契約条件も大きな障害にはならないと伝えている。

    また、ジャンピエロ・ランビアーゼをはじめレッドブルの主要スタッフ流出も続いており、チーム内の先行きに不透明感が増していることも移籍説を後押しする要因とみられている。

    ピアストリにも契約解除条項があるとの報道
    一方で、ピアストリ自身にも契約解除条項が存在すると報じられている。

    その内容は、2026年夏休み時点でドライバーズランキング5位以内に入れなかった場合に発動できるというものだ。

    現在のランキングではランド・ノリスが5位、ピアストリは6位で、その差は15ポイント。残るベルギーGPとハンガリーGPの結果次第では、この条件を満たす可能性も残されている。

    もしピアストリが契約解除条項を行使して退団すれば、マクラーレンはフェルスタッペン獲得に向けたシートを確保できることになる。

    もっとも、現時点ではウェバー本人がレッドブル移籍説を明確に否定しており、今後の焦点はベルギーGPとハンガリーGP終了時点のランキング、そしてフェルスタッペンとピアストリ双方の契約条項が実際に行使されるかどうかに移っている。

  • マクラーレンF1 オスカー・ピアストリ契約にチーム側が主導権を持つ条項

    マクラーレンF1 オスカー・ピアストリ契約にチーム側が主導権を持つ条項

    マクラーレンがマックス・フェルスタッペンとの接触を続けている背景には、2027年ではなく2028年以降を見据えた長期的な構想があるようだ。さらに、オスカー・ピアストリとの契約内容には、その戦略を裏付ける重要な条項が盛り込まれていると報じられた。

    イタリア『Sky Italia』によると、現時点でフェルスタッペンの2027年加入は「現実的ではない」とされる一方、2028年以降であれば状況が大きく変わる可能性があるという。

    マクラーレンは将来的なトップドライバー獲得に向け、すでに布石を打っていたようだ。

    2027年の契約条項が将来への布石
    Sky Italiaによると、フェルスタッペンはレッドブルのマシン競争力や主要エンジニアの流出、チーム内での影響力低下に不満を抱いているものの、2027年に移籍できる現実的な選択肢は限られている。

    一方で、マクラーレンは「2027年のシートに空きはない」と繰り返し主張してきた。しかし、その状況は2028年以降には変わる可能性がある。

    その鍵となるのが、オスカー・ピアストリの契約だ。

    ピアストリの契約には今季中に発動可能な契約解除条項があり、夏休み前の時点でランキング5位以内に入れなければ、自ら契約を解除できる条件が設定されている。現在はランキング6位で、チームメイトのランド・ノリスに15ポイント差をつけられている。

    もっとも、現状でピアストリがこの条項を行使する可能性は低いとみられている。仮にマクラーレンが期待を下回るシーズンを送っていたとしても、移籍先として有力視されるレッドブルは現在さらに厳しい状況に置かれているためだ。

    さらにSky Italiaは、2027年以降についてはマクラーレン側が契約解除条項を管理できる内容になっていると報じている。契約自体は2027年以降も続くものの、最終的な主導権はチーム側が握る形になるという。

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    ザク・ブラウンCEOは以前からフェルスタッペン獲得を視野
    ピアストリは2025年3月、前年に2勝と8回の表彰台を記録した活躍を受けて契約延長を締結した。当時、ザク・ブラウンCEOはランド・ノリスとピアストリを「F1最高のドライバーラインアップ」と高く評価していた。

    しかし今回の報道は、その契約交渉の段階からブラウンCEOがフェルスタッペン獲得の可能性を見据えていたことを示唆している。

    2027年以降にチーム側が契約をコントロールできる条項を盛り込んだことで、将来的にフェルスタッペンが市場に出た場合でも柔軟に対応できる余地を確保したという見方だ。

    ブラウンCEO自身も以前、ピアストリとの契約交渉中にフェルスタッペンのマネージャーであるレイモンド・フェルミューレン氏へ連絡したことを認めている。

    「私は必要な情報を正確に得ることができた」

    ブラウンCEOはオランダ紙『De Telegraaf』にそう語っており、この発言は今回の報道によって新たな意味を持つことになった。

    フェルスタッペン獲得競争は2028年が本番か
    現時点ではフェルスタッペンの2027年マクラーレン移籍は現実味に欠けるとみられている。しかし、ピアストリとの契約内容を見る限り、マクラーレンは以前から将来的なフェルスタッペン獲得を想定した体制を整えてきた可能性が高い。2028年以降のドライバー市場では、ブラウンCEOの長期戦略が大きな意味を持つことになるかもしれない。

    【関連】
    ・マックス・フェルスタッペン陣営が決断を急ぐ理由 レッドブルF1契約の「10月条項」

  • マクラーレンF1大株主が待った フェルスタッペン獲得の障壁はピアストリ契約

    マクラーレンF1大株主が待った フェルスタッペン獲得の障壁はピアストリ契約

    マックス・フェルスタッペンのマクラーレン移籍説が加熱するなか、新たな障害としてオスカー・ピアストリとの契約問題が浮上した。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハによれば、マクラーレン首脳陣はフェルスタッペン獲得に前向きな姿勢を示しているものの、多数株主が既存契約の尊重を強く求めており、交渉を進める上で大きな制約になっているという。

    フェルスタッペン獲得への障壁はピアストリとの契約
    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測はここ数週間で急速に広がっている。レッドブル共同オーナーの一人がフェルスタッペンとの決別を望んでいるとの報道もあり、移籍市場への注目は高まる一方だ。

    マクラーレンのアンドレア・ステラ代表とCEOのザク・ブラウンは、これまでもフェルスタッペンの実力を高く評価し、チームにもたらす価値を公然と認めてきた。

    しかし、契約書に署名するだけで実現できるほど状況は単純ではないようだ。

    ラルフ・シューマッハ「多数株主は契約履行を求めている」
    ポッドキャスト『Backstage Boxengasse』でラルフ・シューマッハは、マクラーレン内部の事情について次のように語った。

    「マクラーレンはフェルスタッペンへのオファーを用意しているようだ。しかし本当の問題は、現在オスカー・ピアストリと契約を結んでいることだ」

    さらに、その背景にはチームの株主の意向があると説明した。

    「多数株主は、まだ有効な契約は守られるべきだと強く求めている」

    「もし双方が受け入れられる妥協案が見つかるなら、それは十分に考えられるだろう」

    マクラーレン

    ピアストリ退団なら状況は一変する可能性
    シューマッハは、ピアストリ自身が状況を左右する重要な立場にあるとも指摘した。

    同氏は、2025年イタリアGPでマクラーレンがランド・ノリスを優先した対応以降、ピアストリはチームへの信頼を失ったと聞いていると明かした。

    今季は期待されたようなパフォーマンスを発揮できておらず、そこへフェルスタッペン加入説まで浮上したことで、ピアストリの立場はさらに複雑になっているとの見方を示している。

    さらに最近では、ピアストリが現在の契約を解除して自らチームを離れる可能性も報じられている。現行契約は2028年まで続くとされているが、もし本人主導で契約が解消されれば、多数株主が問題視する契約上の障壁は取り除かれ、ブラウンCEOによるフェルスタッペン獲得交渉が進展する余地が生まれる可能性がある。

    今回の情報はラルフ・シューマッハの証言を中心としたものであり、マクラーレンやフェルスタッペン陣営から公式なコメントは出ていない。それでも、フェルスタッペン移籍説の裏側では、ドライバーの実力だけでなく契約や株主の意向といった経営面も大きな要素となっていることが改めて浮き彫りになった。

  • オスカー・ピアストリにアウディF1移籍説浮上 ウェバーが交渉と報道

    オスカー・ピアストリにアウディF1移籍説浮上 ウェバーが交渉と報道

    オスカー・ピアストリにアウディF1移籍説が浮上した。マネジメントを務めるマーク・ウェバーがアウディと接触していると報じられ、2027年以降を見据えた移籍の可能性に注目が集まっている。

    レッドブル移籍説が取り沙汰されるなか、新たな候補としてアウディの名前が浮上した背景には、マクラーレンとの関係や将来のキャリア戦略があるとみられる。現時点では憶測の域を出ないものの、ドライバー市場の動向を占う話題として関心を集めている。

    レッドブル移籍説に加えてアウディも候補に浮上
    オーストリアGPのパドックでは、マックス・フェルスタッペンが契約に盛り込まれているパフォーマンス条項を行使し、2027年にマクラーレンへ移籍する可能性が噂された。

    その場合、後任として以前からレッドブルと関連付けられてきたオスカー・ピアストリが加入する「交換トレード」の可能性も取り沙汰された。

    現時点ではフェルスタッペンがレッドブル残留へ傾いているとみられ、マクラーレンも現在のドライバーラインアップを維持する姿勢を示している。ただし、双方とも将来的な可能性を完全には否定していない。

    そうしたなか、ドイツ人ジャーナリストのラルフ・バッハは『F1-Insider』で、ピアストリ陣営がアウディとも接触していると報じた。

    ウェバーが水面下で移籍先を模索か
    報道によると、2025年の「パパイヤルール」を巡る一連の騒動以降、ピアストリ陣営とマクラーレンの関係には緊張が続いているという。

    さらに、ピアストリのマネージャーであり、現在は主に商業面を担当しているマーク・ウェバーは、マクラーレンとの関係が悪化し、チームのホスピタリティエリアへの立ち入りも認められていないと伝えられている。

    ウェバーはレッドブルとの強い人脈を持つ一方で、アウディとも交渉を進めているとされる。

    バッハは次のように語っている。

    「何よりも警戒すべきなのは、その方面だけではない。オスカー・ピアストリのマネージャーであるマーク・ウェバーは、ピアストリのマクラーレンでの将来性が薄れてきたと見ており、パドックを駆け回っている」

    「彼はレッドブルにもコネクションがあり、この業界を知り尽くしている。そして当然ながら、アウディとも話し合いを進めていると聞いている」

    「資金面だけでなく、若いドライバーがメーカーとともにプロジェクトを築き上げられる環境でもある。だからヒュルケンベルグだけでなく、ピアストリにとっても非常に興味深い選択肢になり得る」

    オスカー・ピアストリ F1 アウディ

    アウディのシート事情も影響
    報道では、アウディではニコ・ヒュルケンベルグのシートが安泰ではないとの見方も紹介されている。

    メーカー直轄チームとして2026年から本格参戦したアウディは、将来のプロジェクトを担う若手エースの獲得を模索しているともみられており、ピアストリはその条件に合致する存在と考えられている。

    一方で、ウェバー自身はピアストリの去就について発言が「必要以上に大きく取り上げられる」ことを警戒しているという。それでも今回の報道からは、ピアストリ陣営がマクラーレン残留だけにこだわらず、複数の選択肢を検討していることがうかがえる。

    現在、ピアストリはドライバーズランキングでランド・ノリスを1ポイント上回っている。しかし、マクラーレンの競争力不足やチームとの関係性を考慮すれば、アウディという新たな挑戦が現実味を帯びる可能性もありそうだ。

    【関連】
    ・オスカー・ピアストリ 2026年限りでマクラーレンF1離脱を検討との報道

  • オスカー・ピアストリ 2026年限りでマクラーレンF1離脱を検討との報道

    オスカー・ピアストリ 2026年限りでマクラーレンF1離脱を検討との報道

    オスカー・ピアストリが2026年シーズン限りでマクラーレンを離れる可能性が浮上した。ブラジルの大手モータースポーツ専門メディア『Grande Prêmio』は、ピアストリが契約解除条項の行使を検討しており、実現すればマックス・フェルスタッペンのマクラーレン加入につながる可能性があると報じた。

    マクラーレンのドライバー市場に大きな影響を与える可能性があるこの報道は、2027年のF1シリーシーズンを左右する重要な動きとして注目されている。

    ピアストリが離脱を検討と現地報道
    ブラジルの『Grande Prêmio』によると、現在ドライバーズランキング6位につけるオスカー・ピアストリは、2026年シーズン終了後に契約解除条項を行使し、マクラーレンを離脱する可能性を検討しているという。

    記事では、この動きが実現すれば、マックス・フェルスタッペンがマクラーレンへ移籍する道が開かれると伝えている。

    ピアストリは2023年、アルピーヌとの契約問題がFIAの契約承認委員会(CRB)に持ち込まれた末、マクラーレン入りが正式に認められた経緯がある。

    不満の背景は2025年のチームオーダー
    報道では、ピアストリとマクラーレンの関係が悪化したきっかけとして、2025年イタリアGPが挙げられている。

    当時、マクラーレンはピットストップでのミスを補うためランド・ノリスを優先する戦略を採用。その結果、ピアストリはレース終盤にノリスだけでなくフェルスタッペンにも逆転を許した。

    この判断は、ピアストリ本人だけでなく、マネージャーを務めるマーク・ウェバーとマクラーレン首脳陣との関係にも影響を及ぼしたという。

    記事では、ウェバーが「マクラーレンではピアストリがナンバー1ドライバーになれない」と考え、新天地を模索していると伝えている。

    フェルスタッペンにも移籍の可能性
    一方で、フェルスタッペンもレッドブルでの将来が不透明になりつつある。

    2026年マシンへの不満に加え、イギリスGPではオーストリアGP予選と同様のリアウイングの不具合によってリタイア。レース後には父ヨス・フェルスタッペンとマネージャーのレイモンド・フェルメーレンがローラン・メキース代表と話し込む姿も目撃された。

    さらにドイツ紙『Bild』は、フェルスタッペンの契約には成績に応じた離脱条項が存在すると報道。イギリスGP終了時点でランキング2位との差が78ポイントとなり、夏休み前までにトップ2へ浮上できない状況となったことで、その条項を行使できる条件を満たす可能性があるとしている。

    また、オランダ紙『De Telegraaf』は、2028年からマクラーレン加入が決まっているジャンピエロ・ランビアーゼに対し、レッドブルが技術情報の共有を制限しているとも報じている。

    2027年は「交換移籍」が有力との見方
    『Grande Prêmio』は、両者の状況を踏まえれば、最も自然なシナリオはフェルスタッペンがマクラーレンへ移籍し、空いたレッドブルのシートにピアストリが加入する「交換移籍」だと分析している。

    マクラーレンは現在メルセデス製パワーユニットの信頼性問題を抱えながらも、将来性の高いプロジェクトを進めているとされる。一方、ピアストリはレッドブルでエースドライバーとして新たなキャリアを築く可能性があるという見方だ。

    もっとも、今回の内容はいずれも『Grande Prêmio』や『Bild』、『De Telegraaf』など各メディアによる報道に基づくものであり、マクラーレン、レッドブル、両ドライバー陣営から正式な発表は行われていない。2027年のドライバー市場を占う上で注目すべき情報ではあるが、今後の公式な動向を見極める必要がある。

  • オスカー・ピアストリ F1イギリスGPの接触を説明「レーシングブルズに挟まれた」

    オスカー・ピアストリ F1イギリスGPの接触を説明「レーシングブルズに挟まれた」

    オスカー・ピアストリは、2026年F1第9戦イギリスGPでオープニングラップの接触によりフロントウイングを損傷し、11位でフィニッシュ。今季好調だったマクラーレンにとって厳しい週末となり、ポイント獲得を逃した。

    オスカー・ピアストリはレース後、「3ワイド」の接触がすべてを決定づけたと振り返った。一方でマクラーレン首脳陣も、今週末は純粋な速さでライバルに及ばなかったことを認め、ハンガリーGPで投入予定の大型アップグレードに期待を寄せている。

    スタート直後の接触でレースを失う
    ピアストリは好スタートを決め、チームメイトのランド・ノリスをかわして序盤を迎えた。しかしターン6へ向かうストレートで、レーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドに挟まれる形となり、3台並びの接触でフロントウイングを損傷した。

    マクラーレンはオープニングラップ終了時点では損傷の程度を正確に確認できず、すぐにはピットへ呼び戻さなかった。しかし映像でダメージが明らかになると、2周目終了時にノーズ交換とハードタイヤへの交換を実施。これで最後尾まで順位を落とし、追い上げを強いられる展開となった。

    ピアストリは当時の状況について次のように語った。

    「ターン6へ向かう途中でレーシングブルズの2台に挟まれてしまった。ストレートで3台横並びになったけど、3台で1つのコーナーへ入るのはうまくいかなかった」

    その後はクリーンエアの中で堅実なペースを見せたものの、11位まで挽回するのが精一杯で、惜しくもポイント圏には届かなかった。

    マクラーレンは速さ不足を認める
    ピアストリは、接触がなくても今週末は優勝争いをするだけの速さはなかったと率直に認めた。

    「僕たちは明らかに速くなかった。それはかなり早い段階から分かっていた」

    「これほど差があったのは少し驚きだったけど、ある意味では予想していたことでもある。オーストリアではフェラーリが速いと思っていたけど、そうならなかった。でも今回は彼らが速いことは予想どおりだった」

    「優勝するほどだったのは少し驚いたけど、少なくとも僕たちより一歩前にいることは分かっていた。現状はそういうことだ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    ステラ代表「4位以上の結果だった」
    マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、ノリスの4位は実力以上の結果だったと評価する一方、ピアストリのレースは序盤の接触で終わってしまったと振り返った。

    「チームとして多くのポイントを持ち帰れたのは歓迎すべき結果だが、自分たちの立ち位置を勘違いしてはいけない。今週末のマシンは4番手の速さであり、他車の不運にも助けられた」

    「ランドの4位は純粋なペース以上の結果だった。戦略チームは終盤のピット戦略で素晴らしい仕事をし、ランドも訪れたチャンスを確実に生かした」

    「一方でオスカーはオープニングラップの接触でフロントウイングを壊し、ポイント獲得の可能性を失ってしまった」

    さらにステラは、最大の課題はマシン性能そのものだと認めた。

    「今週末で最も明確になったのは、マシンのパフォーマンスを改善しなければならないということだ。表彰台や優勝を争うためには、先頭グループとの差を縮める必要がある」

    「ハンガリーGPには大規模なアップグレードを予定している。それまでサーキットでもファクトリーでも全員が努力を続け、あらゆるチャンスを最大限に生かさなければならない」

    ノリスも「マシンはひどかった」と苦言
    4位でフィニッシュしたランド・ノリスも、結果以上にマシンの競争力不足を強く問題視した。

    「ポイントという意味では、とても良い週末だった。昨日の3位、今日の4位には満足している」

    「でも速さは本当にひどかった。今日のマシンにはまったく満足していない」

    「だからこそ4位で終われたことが余計にうれしい。トラブルを避け、ミスをせず、信頼性も問題なかった。その重要な部分は良かった。でもマシンは本当に扱いづらかったし、改善すべきことが山ほどある」

    マクラーレンはイギリスGPで堅実にポイントを積み重ねたものの、フェラーリ、メルセデス、レッドブル・レーシングとの差は明確だった。チームはハンガリーGPで予定する大型アップグレードによって巻き返しを図り、再び優勝争いに加わることを目指している。

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