カテゴリー: オリバー・ベアマン

  • オリバー・ベアマン、フェラーリF1代表と定期的に協議「将来ではなく今の走り」

    オリバー・ベアマン、フェラーリF1代表と定期的に協議「将来ではなく今の走り」

    オリバー・ベアマンは、フェラーリF1チーム代表のフレデリック・バスールと、自身のF1でのパフォーマンスについて定期的に話し合っていることを明かした。

    イギリス人ドライバーのベアマンは、2025年にルーキーとして好シーズンを過ごした後、ハースF1チームでF1フル参戦2年目のシーズンに向けた準備を進めている。

    現在はハースF1チームからレースに出場しているものの、ベアマンはフェラーリ・ジュニア・アカデミーの一員であり、将来的にシートに空きが生じた際の有力候補として名前が挙がっている。

    ただしベアマンは、バスールとの会話は将来のシートに関するものではなく、あくまで現在のドライビングパフォーマンスに関するものだと強調した。

    「シーズンを戦う中で僕が直面している課題について、ときどき話をしている」とベアマンはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「本当にオープンな対話という感じだ。紙の上に出てくる結果だけを見るのは簡単だけど、それがすべてを物語っているわけじゃないからね。だから自分の側で何が起きているのかを、はっきり伝えるようにしている」

    「そこにはたいてい、もっと多くの要素がある。だけど将来については、何の話もない。ただ僕はクルマをドライブするだけだ。良いレベルで走れていれば、あとのことは自然とついてくると思っている」

    ベアマンはすでにフェラーリF1でのレース出走経験も持っており、2024年F1サウジアラビアGPでは体調不良となったカルロス・サインツの代役を務めている。

    その後フルタイムドライバーへと移行したベアマンは、フェラーリから改善点についてのコミュニケーションも受けていることを明かした。

    「ポジティブでもネガティブでもないフィードバックだ」とベアマンは述べた。

    「さっき言ったように、オープンな話し合いなんだ。僕が直面している課題について話す。それから将来、新しいレギュレーションも重要になる。僕は彼らと同じエンジンを使っているからね」

    「特定の部分を改善してほしいと言われた場面もあった」

    「でも僕にとっては、経験を積めば自然とそうした部分は良くなっていくものだ。経験値が上がれば、時間とともに自然に成長していくからね」

  • ハースF1 オリバー・ベアマン「少しでも高い位置にいるため全力を尽くす」

    ハースF1 オリバー・ベアマン「少しでも高い位置にいるため全力を尽くす」

    ハースF1のオリバー・ベアマンは、短いオフシーズンを経て迎える2026年F1シーズンについて、自身にとって初めてとなる大規模レギュレーション変更への思いを明かした。

    2025年にF1デビューを果たし、ルーキーイヤーを戦い終えたベアマンは、「F1の歴史の中でも最大級の変更」だと語り、不確実性と期待が入り混じる新時代への率直な心境を語っている。

    また、22台が並ぶグリッドや序盤戦の混戦、信頼性の重要性にも言及しつつ、フルシーズンを経験したことで得た成長と、再び同じサーキットに戻ることへの手応えを強調した。ベアマンは、分からないことの多い2026年シーズンに向け、「少しでも高い位置にいるために全力を尽くす」と決意を示している。

    お帰りなさい!今回をオフシーズン。と呼んでいいのか分かりませんが、休暇はいかがでしたか? そして、仕事に戻ってきた今の気分はいかがですか?

    とても短いオフシーズンだった。普通はこんな感じじゃないと聞いているけど、僕自身は今のところ、こういう短いオフしか経験していない。まず、シーズン後テストのあとに少し休めたのは良かったけど、今年に向けたシミュレーター作業や、今年のマシンのシートフィッティングなど、やることはまだたくさんあった。

    最後の公式な活動は12月23日だったけど、その合間にもしっかり休む時間は取れて、家族と過ごすこともできた。何より大事なのは、しっかり回復して、新しいシーズンに向けて気持ちをリセットできたことだ。

    クリスマス前には、2026年仕様のマシンで初めてシミュレーターに入り、シートフィッティングも行いましたね。まだVF-26を実走していない段階ですが、これだけ大きな変更を前にして、今の率直な感想を教えていただけますか?

    この変更は、F1の歴史の中でも最大級だと感じている。それだけに、ものすごくワクワクしている。自分の人生の中で、これほど大きなレギュレーション変更に向かうのは初めてなんだ。

    去年は僕にとって大きなステップだったけど、シーズンのかなり早い段階から、マシンを正しいウインドウに入れられれば、ポイント争いはできると分かっていたし、ある程度の競争力も見えていた。

    2026年に向けては、その“分からなさ”が良い面も悪い面もある。一方では、最初から大きなインパクトを与えられる可能性があると感じるし、でも一方で、何も分からないのは正直つらい。6カ月先に飛んで、今どこにいるのか見られたらいいのにと思うけど、少しでも高い位置にいられるよう、全力を尽くすつもりだ。

    アブダビGPからまだ6週間しか経っていませんが、フィジカル面の準備はどのような内容でしたか? また、短いオフシーズンに合わせて、何か調整はありましたか? ちなみに、パーシー・ピッグ(お菓子)禁止令は出ていますか?

    まず12月は、ジムにはまったく行かず、フィジカルトレーニングもしなかった。ただリラックスして、楽しむ時間を大切にしたんだ。レースがない時期に、しっかり楽しむ時間を持つのはすごく重要だと思っている。

    それから、あっという間にトレーニング再開の時期が来て、この冬は山で過ごす時間が多かった。高地は健康やトレーニングの面でもすごく良いし、ドロミテでトレーニングキャンプも行えた。それが本当に楽しかったし、新シーズンに向けてとても有意義だった。まあ、砂糖は少し控えめかもしれないけど……。

    これでF1ルーキーの立場は卒業しました。少し時間が経った今、デビューシーズンとなった2025年を振り返って、最終的にどのように評価していますか?

    本当に多くのことを学んだ1年だった。人としても、アスリートとしても、そしてF1ドライバーとしてもだ。経験しないと絶対に学べないような状況を次々と体験して、知識の引き出しは無限に増えたと思っている。

    そうしたすべての面で確実に成長できたし、特にシーズン後半の内容にはとても満足している。後半戦では自分のパフォーマンスを一段引き上げることができて、本当に納得のいく結果をいくつか残せた。それは僕にとって非常に重要だった。今年は、その流れをさらに続けていけるのが楽しみだ。

    今季は22台がグリッドに並びますが、現時点で何か期待できることはありますか? また、本当の勢力図が見えてくるのは、シーズンのどのあたりになると思いますか?

    今の段階で、どこにいるのかを測るのは不可能だ。チームから見えてくるものはすべてポジティブだけど、実際にどうなのかは、オーストラリアの予選を迎えるまで分からない。

    それでも、最初の数戦は信頼性が大きな要素になると思う。新しいレギュレーションだから、ミスをするチームや人も必ず出てくる。本当の序列が見えてくるまでには、かなり時間がかかるはずだ。

    フルシーズンを経験した今、2026年で最も楽しみにしていることは何ですか? また、考えさせられている点はありますか?

    一番楽しみなのは、すでにレースを経験したサーキットに戻れることだ。週末を通してトラックがどう変化するのか、タイヤがどう振る舞うのか、去年どこでつまずいたのか、そういったことが今は理解できている。

    去年は、ほとんどが初めて走るサーキットで、ライバルたちは何度も走ってきた場所だった。今年も、僕は1回しか走っていないサーキットが多いし、ライバルは10回、11回と経験している。でも、たった1回でもレースウイークエンドを経験していること、そしてF1でフルシーズンを戦って築いた知識があることで、去年よりもはるかに良い状態で臨めると感じている。

  • オリバー・ベアマンが明かすハースF1躍進の理由「週末の構造を変えた」

    オリバー・ベアマンが明かすハースF1躍進の理由「週末の構造を変えた」

    2025年F1シーズンでルーキーとしてフル参戦したオリバー・ベアマンは、ハースF1チームでランキング13位を獲得し、チームメイトのエステバン・オコンを2ポジション上回ってシーズンを終えた。

    成績を押し上げたのは夏休み明け以降の後半戦で、9回のポイントフィニッシュのうち6回をオランダGP以降で記録。とりわけメキシコGPでは4位に入り、レースの大半で表彰台圏内を走行した。

    一方で、開幕から前半戦にかけては9戦連続ノーポイントと苦しい時期も経験した。オースティンで投入されたフロアアップデートが一定の効果をもたらしたのは事実だが、ベアマン自身は進歩の主因を「レースウイークエンドへの向き合い方の変化」にあると説明する。

    「夏休み以降、週末の進め方や自分の取り組みに、より構造を持たせるようにした。以前は本当に多くの時間を費やしすぎていた。マシンが速くなってきたこともあって、Q1をどう突破するか、0.05秒をどう見つけるかばかりを考え、ドライビングやセットアップのことに没頭していた。セッション前に自分が精神的にどんな状態か、どんな目標を持つべきかという点に、ほとんど時間を割いていなかった」

    「今はセッション開始の30分前には、セットアップやドライビングの作業を一度止めて、完全にメンタル面に集中するようにしている。それがとても有効だと感じている」

    オリバー・ベアマン ハースF1チーム

    ベアマンは、こうした気づき自体がF1ルーキーにとって不可欠な学習プロセスだとも語る。前半戦は結果こそ伸び悩んだが、内容が極端に悪かったわけではないという。

    「シーズン前半でも4戦か5戦連続で11位だったことがあった。だから、決してひどい走りをしていたわけではない。ただ、一貫性に欠けていただけだ。何をすべきかを知る唯一の方法は、失敗を経験すること。今になって『もっと早くこのアプローチを取るべきだった』と言うのは簡単だけど、それは2年目ドライバーの視点で振り返っているに過ぎない」

    さらに彼は、前半戦を「探索の期間」と表現する。

    「それが本当の違いだ。違う選択をした場面はいくつも思い浮かぶ。でも、何が機能して何が機能しないかを知らずに、どうやって正しい判断ができる? シーズン前半は純粋に探る時間で、それは必要なものだ。F1は、それまでのキャリアでやってきたモータースポーツとはまったく別物。学ぶためには失敗しなければならない。それがこのシーズンの物語だ」

    この成長曲線により、ベアマンは2025年を非常に前向きな気持ちで締めくくっている。

    「満足している。もちろん、完成された完璧なドライバーだとは思っていないし、まだ学ぶべきことはたくさんある。でも、その自覚こそが重要だと思う。今、自分はいい位置にいると感じている。週末に取り入れた構造は本当に機能しているし、勢いとリズムを掴めた感覚がある。リズムはこのスポーツでは非常に強力だ。何か一つが変わったというより、F1で経験を積んだ結果として、すべてが結びついてきた」

  • アービッド・リンドブラッドのF1デビューに警鐘 ベアマン「厳しい導入になる」

    アービッド・リンドブラッドのF1デビューに警鐘 ベアマン「厳しい導入になる」

    オリバー・ベアマンは、来季F1に参戦するアービッド・リンドブラッドに対し、「厳しい導入」になると警告した。

    アービッド・リンドブラッドは2026年シーズンにレーシングブルズからF1グリッドに加わり、リアム・ローソンとコンビを組む。来季のF1では唯一のルーキーとなる。

    リンドブラッドは数年にわたりレッドブルF1プログラムの一員として活動してきたドライバーであり、これまでにチームとのさまざまなセッションにも参加してきた。

    F1昇格はF2でわずか1シーズンを戦った後の決断となった。そのF2では浮き沈みのあるシーズンを過ごし、最終的にドライバーズランキング6位で終えている。

    ベアマンは18歳の才能を高く評価し、F1へのステップアップに十分対応できると強調した。

    「間違いなくチャレンジングになるだろうが、彼は本当に才能あるドライバーだと思う」とベアマンはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「彼がF3に参戦していた時、僕はPREMAでF2を戦っていたが、彼はシーズンを通して非常に良い仕事をしていた。今季のF2も素晴らしいシーズンだった」

    「F1でレースをするために必要なものを持っているのは間違いない。ただし、厳しい導入になるだろう」

    リンドブラッドのF1デビューは、大規模なレギュレーション改定と同時期に行われる。F1は新規則のもとで事実上の“白紙状態”からスタートすることになる。

    ベアマンは、この状況が来季唯一のルーキーとなるリンドブラッドにとって、多少の救いになる可能性があると示唆した。

    「どちらかといえば、新レギュレーションは全員にとって少しイコライザーになる。誰にとっても学ばなければならないことが非常に多いからだ」と述べた。

    「今年F1に入った僕たちルーキーは、すでに成熟しきったレギュレーションサイクルの中に飛び込んだ。ほかのドライバーたちはその規則に関して豊富な経験を持っていて、僕たちはそこからのスタートだった」

    「F1のどの時代に参戦するにも、メリットとデメリットはある。彼としては、ほかにもルーキーがいるグリッドのほうが良かったかもしれない」

    「それでも、F1にいないよりは、唯一のルーキーであるほうがいいに決まっている」

    レギュレーション刷新と“唯一のルーキー”という立場
    ベアマンの言葉からは、リンドブラッドのF1昇格が評価に値する一方で、環境面では決して楽ではないことが浮かび上がる。新レギュレーションは経験値の差を相対的に縮める要素となるが、同時に学習量は全員にとって膨大だ。その中で唯一のルーキーとして比較の対象になりやすい立場に置かれることは、精神的にも技術的にも大きな試練となる。それでも、F1のシートを得た事実そのものが最大の前進であることを、ベアマンは強調している。

  • オリバー・ベアマン フェラーリF1昇格に野心「赤いマシンで勝利が人生目標」

    オリバー・ベアマン フェラーリF1昇格に野心「赤いマシンで勝利が人生目標」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、ルイス・ハミルトンの去就を巡る憶測が渦巻く中でも、自身の長期的な夢が揺らぐことはないと強調した。幼少期から抱き続けてきた「フェラーリの赤いマシンで勝つ」という目標は、今も彼の原動力だ。

    2025年F1のルーキーイヤーを戦い抜いたベアマンは、元F2ライバルのアイザック・ハジャーがレッドブル・レーシング昇格を果たしたことについて問われると、率直な心境を語った。

    「彼のことを本当にうれしく思う。彼がとても才能のあるドライバーなのは間違いないし、キミ・アントネッリがメルセデスに行ったように、僕たちの世代がトップチームを席巻しているのは素晴らしいことだ」

    「ただ、彼らがあそこで戦えるのを見て少し嫉妬もする。でも僕の順番も必ず来ると思っている」

    ベアマンは2025年のハースF1チームで最も輝いたルーキーとして注目を集め、元F1ドライバーで現在はSkyドイツの解説を務めるラルフ・シューマッハからも「不調に苦しむハミルトンの理想的な後任」と太鼓判を押されている。

    フェラーリ昇格のタイミングを問われると、20歳の英国人は迷いなく答えた。

    「これが僕の夢だ。全力を尽くす理由であり、毎朝僕を突き動かすエネルギーでもある。赤いマシンで走りたいし、赤いマシンで勝ちたい。それが人生の目標なんだ」

    2024年ジェッダで経験したフェラーリでの代役デビューは、その思いをさらに強めたという。

    「幸運にもあの経験をすることができた。そして一度その感覚を知ってしまうと、もっと強い動機になる」

    ただし、2026年の新レギュレーション下でフェラーリ昇格を狙うつもりはないと強調する。

    「2026年は、僕自身というよりチームのために確かな一年にしたい。その他のことは僕にはコントロールできない。でも、未来がどう転んでも準備はできているし、経験を重ねる来年はもっとそれを示したい。全員にね」

    初めてのフルシーズンを振り返り、最も衝撃だったのはスピードではなく生活リズムだったと明かした。

    「フルタイムドライバーとしての一年はまったく別物だ。エネルギー管理を学ばなければならない」

    2025年のベアマンは高い評価を得た一方、本人は「愚かな」ミスもあったと率直に認める。

    「全部が学びになった。たとえばオーストラリア。あれはひどいスタートだった。ルーキーとしては望ましくないよね。それからシルバーストン、母国レースでもまた愚かなミスをした。でもあれ以降は大きく成長できたと思う。しっかり教訓を得たよ」

  • オリバー・ベアマン F1ラスベガスGP「これまでで一番楽しくないストリート」

    オリバー・ベアマン F1ラスベガスGP「これまでで一番楽しくないストリート」

    オリバー・ベアマンは、ラスベガス・ストリップ・サーキットで最初に走った瞬間に大きな衝撃を受けたという。ハースF1チームのベアマンは、路面グリップの低さに驚かされたと語った。

    「正直、FP1で最初の数周を走ったとき──もちろんここは僕にとって新しいサーキットなんだけど──グリップの低さに本当に驚いた。sketchy(危なっかしい)だった」と、ベアマンは公式F1チャンネルに語った。

    木曜日の路面コンディションは、2つのプラクティスの間に降った軽い雨でさらに悪化した。

    「どんな言葉で表現すればいいのか分からないくらいグリップが低かった。でもその分、(トラックエボリューションが)とんでもなく大きかった」とベアマンは続けた。

    「僕たちはそのセッションのかなり早い段階でソフトタイヤを履いたけど、僕はソフトでまともにラップできなかった。だからボックスした時点ではいい位置にいたのに、次にコースへ戻ろうとしたときには突然、フロントから0.5〜0.6秒も離れてしまっていた。とにかく進化が大きかった」

    「雨もあって、トラフィック、さらに赤旗もあって難しいセッションだったけど、たくさん学べたと思う」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) ラスベガスグランプリ

    「ここはこれまでで一番楽しくないストリート」 ベアマンが本音を語る
    ベアマンは「まだこのサーキットで自分のリズムをつかんでいる段階」だとしつつも、このコースを走って楽しいとは言えなかったと正直に打ち明けた。

    「ここは僕が走ったストリートサーキットの中で一番楽しくない」と彼は語る。「普通はすごく楽しかったり、いい感触があるけど、ここは本当に本当にグリップが低くて、壁がすぐ近くにあるのは良い組み合わせじゃない。信じられないくらい高速だし、危険だ」

    「ストリップを走るという意味ではクールだけど、それ以外に良いところはあまりないね」

  • フェラーリF1は「ハミルトンよりベアマン起用しろ」 ラルフの提言が波紋

    フェラーリF1は「ハミルトンよりベアマン起用しろ」 ラルフの提言が波紋

    フェラーリ会長ジョン・エルカーンがドライバー陣へ異例の“注文”を出した直後、ラルフ・シューマッハが新たな波紋を呼んでいる。シューマッハは英Sky Deutschlandで「フェラーリはルイス・ハミルトンではなく、オリバー・ベアマンを起用すべきだ」と主張し、イタリアの名門に大胆な選択を迫った。

    発言は、ブラジルGPでのハミルトンのミス多発レースを受けて一気に注目を集めている。

    ラルフ「ハミルトンはもう全てがギリギリ」
    ラルフ・シューマッハはまず、20歳のルーキー、オリバー・ベアマンの価値を強調した。

    「フェラーリにはハースで素晴らしい働きをしている若いベアマンがいる。コストはハミルトンの“ほんの一部”だ」と述べ、ハミルトンが“高い二桁の数字を稼ぐ”と指摘した。

    さらにシューマッハは、41歳を迎えるハミルトンのパフォーマンス限界を懸念する。

    「フィルムが速くなりすぎてしまった、そんな印象だ。速いラップを出すのにエネルギーを使いすぎる。ルクレールを相手に100%以上を出さなければならず、それがミスにつながっている」

    ブラジルGPでのミスとペナルティについても「マシンをコントロールできず、ミスをして、罰を受けるばかりだ」と厳しい評価を下した。

    「払って退団させるのは珍しくない」フェラーリの歴史にも言及
    シューマッハはSkyのポッドキャストでも発言を繰り返し、「契約を買い取って退団させることはフェラーリでは珍しくない」とコメント。若手のベアマンを起用するほうが合理的だと強調した。

    一方、フェラーリ広報はエルカーンの“もっと黙って仕事に集中しろ”という趣旨の発言について、「批判ではなく建設的なメッセージ」と火消しに追われている。

    オラフ・モル「ベアマンは勢いが止まらない」
    オランダの解説者オラフ・モルもZiggo Sportでこの議論に参加した。

    「ハミルトンのシーズンは期待外れだ。しかしベアマンは勢いがある。ハースで4戦連続ポイントを取っている」とし、もしハミルトンが“もう難しい”と判断した場合には「ベアマンが理想の後継者だ。彼は“クラウンプリンス(後継王子)”だ」と語った。

    ドーンボス「週末ごとに250万ユーロ払って何も得られていない」
    元F1ドライバーのロバート・ドーンボスも、エルカーンの苛立ちは深刻だと分析する。

    「フェラーリは毎週末、ハミルトンに250万ユーロも払っているのに、見返りがない。奇跡が必要だ」と辛辣だ。

    ダナー「ハミルトンはもう“チームを形作る存在”ではない」
    クリスティアン・ダナーはMotorsport-Magazinで、ハミルトンの“集中力の欠如”を指摘した。

    「今はあまりにも多くのことが同時に起きている。彼はトラック上のことに以前ほど集中できていない」

    さらに、フェラーリを改革する力があるかについても懐疑的だ。

    「ハミルトンがフェラーリを自分の思い描いたように変えられるとは思わない。彼は“チームアーキテクト”ではない。インスパイアすることはできるが、形作ることはできない」

    オリバー・ベアマン(スクーデリア・フェラーリ)

    フェラーリの2026年計画に“ベアマン案”が浮上
    今回の一連の騒動で、2026年のフェラーリ体制をめぐる議論はさらに激化している。ハミルトンは加入初年度から厳しいシーズンを送り、ルクレールとの比較でも後れを取る場面が多い。一方で、ハースで安定してポイントを重ねるルーキーのベアマンは、フェラーリ育成として理想的な候補に浮上しつつある。

    40代に突入するハミルトンを“高額で起用し続けるべきか”、それとも“若さとコスト効率を重視すべきか”。フェラーリ内部での議論は避けられそうにない。

  • オリバー・ベアマン F1サンパウロGP決勝「パーフェクトなレースを実行できた」

    オリバー・ベアマン F1サンパウロGP決勝「パーフェクトなレースを実行できた」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、F1サンパウロGP決勝を6位でフィニッシュし、2戦連続でポイントを獲得した。

    チームメイトのエステバン・オコンがハードタイヤスタートとパンクに苦しんだ一方で、ベアマンは週末を通じて好調なペースを発揮。中団勢トップとなる「ベスト・オブ・ザ・レスト」の座をつかみ取った。

    序盤から安定したラップタイムを刻み、1ストップ勢のニコ・ヒュルケンベルグを含む複数台をオーバーテイク。2ストップ戦略を完璧に遂行し、終盤まで着実に順位を守り切った。アメリカ・メキシコに続く堅実な走りで、チームの勢いを後半戦につなげる結果となった。

    「とても満足している。正直、僕たちは完璧なレースを実行できたと思う。」とベアマンはコメント。

    「今日の結果は達成できる最高のもので、数台のリタイアに助けられた部分もあったけれど、ペースも戦略も良かった。何台かをオーバーテイクする場面もあったけど、あまり楽しいとは言えないね。リスクが伴うから」

    「でもこのP6という結果で勢いを保てたのは最高の気分だ。メキシコは少し驚きの結果だったけど、こうして連続でポイントを取れたのは素晴らしい。残り3戦に向けて大きなチャンスを得たと思う」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) ブラジルグランプリ

    ハースF1チーム代表の小松礼雄は「オリーの走りは素晴らしく、非常に強力なレースペースを見せてくれました」と称賛。

    「昨日の予選も良かったのですが、我々はさらに速さがあると分かっていたので、今日はそのポテンシャルを引き出すことを目標にしました。オリーをクリアエアに出すため、アグレッシブな2ストップ戦略を採用し、チーム全体が完璧に実行してくれました。本当に見ていてうれしいレースでした」

  • オリバー・ベアマン 累積ポイント9点で再びF1出場停止リスク迫る

    オリバー・ベアマン 累積ポイント9点で再びF1出場停止リスク迫る

    2025年F1サンパウロGPスプリントで、オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は1周目のリヤム・ローソン(レーシングブルズ)との接触を巡り、スチュワードから5秒加算ペナルティとスーパーライセンスのペナルティポイント1点を科された。

    スタート直後、インテルラゴスのターン4に向かうストレートで、ベアマンはローソンをグラスへと押しやる形となり、続く左コーナーで両者はサイド・バイ・サイドの状態に。ベアマンはコーナー進入で接触し、自身がスピンを喫した。

    スチュワードは審議の結果、ベアマンに危険なドライビングがあったと認定した。

    「ターン3の立ち上がりで87号車(ベアマン)は勢いを失い、30号車(ローソン)がより高いスピードで並びかけようとしていた。87号車は左へ寄せ、30号車に十分なスペースを残さず、結果として2輪を濡れた芝生上に追いやった」と説明している。

    さらに、「この動きは高速域で発生し、不要なリスクを生じさせた」とし、国際競技規約附則L章第IV項第2条e)に違反する「潜在的に危険な運転」と判断された。ただし実際の接触はなく、ローソンがマシンを制御していた点を考慮し、「5秒加算とペナルティポイント1点が適切で一貫した処分」と結論づけた。

    今回の裁定により、ベアマンの累積ポイントは9点となり、出場停止ラインの12点まであと3点に迫った。幸い、メキシコシティGP後に過去の2点が消滅しており、次にポイントが消えるのは2026年5月となる。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    ルーキーシーズンは評価高まるも、ペナルティは懸念材料
    ベアマンはメキシコGPで4位入賞を果たすなど、ルーキーとして堅実なパフォーマンスを続けている。一方で、今回のような強引な防御が増えれば、今後の評価に影を落としかねない。

    ハースF1チームとしても若手育成の成功例として注目を集める中、ベアマンは2027年にルイス・ハミルトンの後任としてフェラーリ昇格の可能性が取り沙汰されている。

    しかし、スチュワードの指摘どおり「危険な動き」が繰り返されれば、その将来設計にも影響が及ぶリスクがある。経験を積むルーキーとして、今後は冷静さと判断力のバランスが問われるシーズン終盤となりそうだ。

  • オリバー・ベアマン F1フェラーリ昇格報道一蹴「メディアの見出しに過ぎない」

    オリバー・ベアマン F1フェラーリ昇格報道一蹴「メディアの見出しに過ぎない」

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンは、将来的にルイス・ハミルトンの後任としてフェラーリへ昇格するのではないかとの憶測について、「気にしていない」と語り、一連の報道を冷静に受け止めた。

    メキシコシティGPでキャリア最高位となる4位を記録した20歳のベアマンは、メディアや評論家から称賛を浴びた。

    英オートスポーツ誌のマーティン・ブランドルは「次にフェラーリのシートが空いたら彼が座るべきだ」と述べ、ジャック・ヴィルヌーヴも「ビッグリーグで通用するドライバーだ」と高く評価。さらにジェームズ・ヒンチクリフは「彼こそハミルトンの後継者だ」とまで評した。

    しかし、本人はそのような報道に対して冷静だ。

    「ある週末に良い結果を出すと、みんなが『次のフェラーリドライバーだ』と言うけど、前の週末がうまくいかなかったら逆のことを言うんだ」とベアマンはSky Sports F1に語った。

    「メディアは見出しが好きなんだろうね。もちろんメキシコは素晴らしい週末だったけど、僕はそんなことは気にしてない。頭を下げて、自分の仕事に集中して、チームのために良い結果とポイントを積み上げることだけを考えている」

    ベアマンはすでにフェラーリでデビューを果たしており、昨年のサウジアラビアGPでは体調不良のカルロス・サインツの代役として出走し、7位入賞を果たした。今回のメキシコGPについては「幸運な結果だった」とも謙虚に振り返る。

    「いい週末ではあったけど、現実的に考える必要がある。残り4戦でトップ4やトップ5を争えるとは思っていない」

    「結果的にうまく展開が味方した面もあったけど、特に日曜のレースペースは本当に良かった。それを次のレースにもつなげていきたい。今後の目標は確実にポイント圏内で戦うことだ」

    現在ベアマンは32ポイントを獲得し、ドライバーズランキング13位につけている。チームメイトのエステバン・オコンを2ポイント上回っており、シーズン終盤に向けて勢いを強めている。

    オコンは今季のイギリスGPでCrash.netに対し、「彼はこれまで見た中で最も大きな才能を持つ新人だ」とベアマンを絶賛していた。

    オリバー・ベアマン スクーデリア・フェラーリ

    堅実な姿勢が示す“真の成熟”
    ベアマンの慎重な発言は、若手としては異例の成熟ぶりを感じさせる。メディアの騒ぎに左右されず、現実的な目標を据えてチームの成果を優先する姿勢は、フェラーリ首脳陣にとっても信頼を高める要素だろう。

    ハミルトンとの比較を意識せず、自分のペースで実績を積み重ねることができれば、フェラーリの未来像において確実に「次の一手」として名前が挙がるはずだ。