カテゴリー: オリバー・ベアマン

  • オリバー・ベアマン アストンマーティンF1躍進を警戒「本来なら争う相手ではない」

    オリバー・ベアマン アストンマーティンF1躍進を警戒「本来なら争う相手ではない」

    オリバーベアマンは、F1第11戦ハンガリーGPで大幅アップグレードを投入したアストンマーティンF1が中団争いへ加わったことについて、「本来なら争う相手ではない」と危機感をあらわにした。

    ハースF1は今季序盤こそ好調だったが、近戦ではライバル勢の開発競争についていけず苦戦が続いている。一方のアストンマーティンはハンガリーGPでBスペック仕様のAMR26を投入し、フェルナンド・アロンソが今季初めてQ1突破を果たすなど、大きな前進を示した。

    アストンマーティンの前進に「本当に苦しい」
    予選でアロンソにわずかに及ばなかったベアマンは、アストンマーティンとの争い自体がハースにとって厳しい現実を示していると認めた。

    「本当に苦しいよ。それだけ僕たちが今どれだけ苦戦しているかを物語っている」

    「ただ同時に、ここはストレートが最も短いサーキットだから、彼らにとって最も相性のいいコースだったとも思う。だから、この状況がずっと続くとは考えていない」

    「それでも、僕たちがもっとレベルアップしなければならないという現実を突きつけられた」

    キャデラックF1のバルテリ・ボッタスも、ハンガリーのレイアウトがアストンマーティンに有利だったとの見方を示している。

    しかし、その希望も長くは続かない可能性がある。アストンマーティンはハンガリーで実施したフィルミングデーで改良版ホンダ製パワーユニットを初走行させており、この新仕様は夏休み明けのオランダGPで実戦投入される予定となっている。

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    「クルマが本来の性能を発揮していない」
    ハンガリーGPでは完走車中最後尾の17位に終わり、トップから2周遅れという厳しい結果に終わったベアマン。苦戦の原因について自身ではなくマシン側にあると説明した。

    「クルマが本来あるべき性能を発揮していないことが分かっているし、自分としてはいい仕事ができたと思っている」

    「できる限りのことはやった。でもスパで感じたクルマとはまったく別物だった。スパと比べても、チームメイトのマシンと比べても、ダウンフォース量に大きな差が出ていることを確認している」

    「だから原因はクルマだ。本当に、本当にひどい週末だった」

    さらにベアマンは、ハースが抱える最大の問題はパフォーマンスの一貫性の欠如だと指摘した。

    「今週末は僕のマシンだったけれど、別の週末にはエステバン(オコン)のクルマが突然10~15ポイント分のダウンフォースを失うこともある」

    「結局は運任せなんだ。運よく当たりのクルマならいい週末になるし、外れを引けば本当に長い週末になる。今回はその長い週末だった」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アストンマーティンとの差はさらに広がる可能性
    今回のハンガリーGPでは、アストンマーティンは空力アップグレードだけで中団グループへ復帰する兆しを見せた。さらに夏休み明けのオランダGPでは、改良版ホンダ製パワーユニットの投入も控えており、ライバル勢にとっては一段と厳しい状況になる可能性がある。

    一方のハースは、コストキャップ上限を下回る予算で運営しているとみられ、開発競争で後れを取っているとの見方もある。ベアマンの「本来なら争う相手ではない」という言葉は、アストンマーティンの急速な前進以上に、ハースが置かれている厳しい現状を象徴する発言と言えそうだ。

  • オリバー・ベアマン 契約条項により2027年末でフェラーリF1育成卒業?

    オリバー・ベアマン 契約条項により2027年末でフェラーリF1育成卒業?

    オリバー・ベアマンは2028年以降のフェラーリ昇格を目指しているが、元ハースF1代表ギュンター・シュタイナーは、2027年までにワークスシートを得られなければフェラーリとの育成契約から解放される可能性が高いとの見方を示した。

    シュタイナーは、ジュニアドライバー契約には一定期間内にワークスチームへ昇格できなかった場合に自由契約となる条項が盛り込まれているのが一般的だと説明。

    レッドブル・レーシングからの関心も報じられるベアマンは、来季のドライバー市場で「フリーエージェント」になる可能性があると語った。

    シュタイナー「ベアマンは来年フリーエージェントになる」
    オリバー・ベアマンは2021年からフェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属。2024年のサウジアラビアGPではカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューを果たし、その後フェラーリのカスタマーチームであるハースから2025年にフル参戦を開始した。

    しかし、フェラーリはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのラインアップを2027年も維持する方針を示しており、ベアマンにとってワークス昇格への道は容易ではない。

    シュタイナーは『Red Flags Podcast』で次のように語った。

    「オリー・ベアマンは来年にはもうフェラーリのジュニアではなくなっていると思う。もしフェラーリのワークスチームにいなければ、彼はフリーエージェントだ」

    「通常、この種の契約には『一定期間内にワークスチームへ昇格できなければ、自由に他チームへ移籍できる』という条項が入っているものだ」

    「フェラーリは彼を引き留めようとするだろうが、それができるかは分からない。一方で、オリーにも現時点では多くの有力シートがあるわけではない」

    「彼を手元に残したいなら、一定期間内にフェラーリのシートを与えると約束する必要がある。そうでなければ、彼が残る理由はないだろう」

    レッドブル・レーシングがベアマンに関心を示しているとも報じられているが、その実現はマックス・フェルスタッペンの去就に左右されるとみられている。

    オリバー・ベアマン(フェラーリF1育成ドライバー)

    オコンの後任候補にはラファエル・カマラを指名
    ベアマンは2026年シーズン序盤、オーストラリアGPで7位、中国GPで5位入賞を果たしたものの、ハースの戦闘力低下もあり、その後は1ポイント獲得にとどまっている。それでもランキングでは13位につけ、チームメイトのエステバン・オコンを大きく上回る成績を残している。

    シュタイナーは、両者がそろって完走・正式リザルトに記録されたセッションでは、ベアマンが20対5でオコンを上回っていることを挙げ、オコンの将来には厳しい見方を示した。

    「チャンピオンシップ全体で見ても、チームメイト間の差が最も大きいケースだと思う。タイム差を見ても、常にかなり開いている。彼(オコン)にハースでの将来はないと思う。今年が最後になるだろう」

    後任候補としては、フェラーリ育成ドライバーのラファエル・カマラの名前を挙げた。昨年のFIA F3王者であるカマラは、現在FIA F2選手権でランキング3位につけている。

    一方で、角田裕毅については「ホンダとの結び付きが強い」と指摘。ハースがトヨタとのタイトルスポンサー契約を結んでいることから、移籍の可能性は低いとの見方を示した。

    「角田裕毅は難しいだろう。彼は明らかにホンダのドライバーだ。トヨタのチームへ移るのは簡単ではない」

    「私なら、オコンの後任候補はカマラだと思う」

    今回のシュタイナーの発言は、ベアマンやオコンの契約内容を知る立場からの情報ではなく、F1パドックで一般的な契約慣行を踏まえた推測とみられる。ただし、2027年以降のシート争いを占ううえで、フェラーリ育成ドライバーの将来が大きな注目点になっていることは間違いない。

  • ハースF1 小松礼雄がオリバー・ベアマンの将来に言及「決定権は我々にはない」

    ハースF1 小松礼雄がオリバー・ベアマンの将来に言及「決定権は我々にはない」

    ハースF1のチーム代表を務める小松礼雄は、オリバー・ベアマンの将来を最終的に決める権限がチームにはないことを認めた。フェラーリ育成ドライバーであるベアマンをめぐっては、2027年にレッドブル・レーシングやフェラーリへ移籍する可能性が取り沙汰されている。

    一方、ハースではエステバン・オコンの去就も不透明とされ、フェラーリ育成のラファエル・カマラを含む複数のドライバーが2027年の候補として報じられている。

    しかし、小松礼雄は現時点で来季のドライバーについて何も決まっていないと強調した。

    ベアマンの契約はフェラーリが管理
    ベアマンはフェラーリの育成プログラムに所属しており、その契約上の権利もフェラーリが握っている。

    マックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングを離れる場合、その後任候補のひとりとしてベアマンの名前が浮上している。また、ルイス・ハミルトンがフェラーリを離れることになれば、フェラーリが自チームの育成ドライバーを呼び戻す可能性もあるとみられている。

    小松礼雄は、ハースとしてベアマンの残留を望む可能性はあるものの、最終的な判断を下す立場にはないと説明した。

    「もちろん、我々はオリーの契約について、自分たちに何ができるのかに集中しています」

    「ただ、彼の契約はフェラーリと結びついています。我々が良い仕事をして、オリーが素晴らしい結果を残せば、当然ながらチームに残ってほしいと思います。しかし、それを決めるのは我々ではありません」

    「ですから、我々は自分たちでコントロールできることだけに集中しています」

    ベアマンはハースでのパフォーマンスを通じて評価を高めており、その活躍が続けば続くほど、上位チームへの移籍をめぐる憶測も強まる構図となっている。

    小松礼雄(ハースF1チーム)

    オコンを「100%支持」 2027年の決定はまだ
    ハースは2027年に向けて複数のドライバーと関連付けられている。特にオコンの将来をめぐる報道が増えており、後任候補としてカマラらの名前が挙がっている。

    しかし、小松礼雄は現在の最優先事項はベアマンとオコンから最大限のパフォーマンスを引き出すことだと述べ、オコンへの全面的な支持を表明した。

    「もちろん、現在は今いる2人のドライバーから最大限を引き出すことに完全に集中しています」

    「我々はエステバンを100%支持しています。現時点で考えているのはそれだけです」

    この発言は、ハースがすでにオコンの交代を決定したとの見方を否定するものだ。少なくともチームの公式な立場としては、2027年のドライバー選考は確定しておらず、今後のパフォーマンスが判断材料になる。

    フェラーリからカマラ起用の圧力はなし
    小松礼雄は、フェラーリがハースに対してカマラの起用を求めているとの見方も否定した。

    「はっきりさせておきます。確かにラファは良い仕事をしていますが、フェラーリが彼を起用するよう我々に圧力をかけているということはありません」

    「我々はパフォーマンスに基づいてドライバーを選びます。最も優れたパフォーマンスを発揮したドライバーが、我々のドライバーになります」

    ハースは長年にわたりフェラーリからパワーユニットや技術支援を受け、フェラーリ育成ドライバーを起用してきた。しかし、小松礼雄の説明によれば、ドライバー選考はフェラーリの意向だけで決まるものではなく、ハース自身が成績を基準に判断する方針だ。

    ベアマンの将来についてはフェラーリが重要な決定権を持つ一方、ハースの2027年のラインナップは現役ドライバーを含めたパフォーマンス競争によって決まることになる。ベアマンがハースで活躍を続ければ、チームにとっては残留を望みながらも引き留められないという難しい状況が生まれる可能性がある。

  • 【動画】オリバー・ベアマン セナの伝説ロータス試乗で涙「レース愛を思い出した」

    【動画】オリバー・ベアマン セナの伝説ロータス試乗で涙「レース愛を思い出した」

    ハースF1のオリバー・ベアマンが、アイルトン・セナが1985年に初優勝を飾った伝説のマシン「ロータス97T」をシルバーストンでドライブし、その特別な体験に思わず涙を流した。

    現役F1ドライバーが歴史的なマシンを走らせる企画として実現した今回の試乗では、Sky Sports F1のカルン・チャンドックが案内役を務め、ベアマンはセナが初優勝を挙げた1985年エストリルGPのマシンと対面した。

    「1985年へタイムスリップしたような気分」
    走行前のベアマンは、黒と金の象徴的なカラーリングをまとったロータス97Tを前に感激を隠さなかった。

    「1985年という時代へタイムスリップしたような気分だ。数時間後にこのマシンを運転できるなんて本当に信じられない」

    グッドウッドで同時代のF1マシンを見た経験はあったものの、実際にセナの実車を目の前にしたのは初めてだったという。

    さらに、セナ本人が1985年エストリルGPで残した直筆のセッティングノートも見せられ、「今と同じ専門用語が並んでいる。こんな貴重な資料を見ることができるなんて信じられない」と興味深そうに目を通した。

    コックピットに乗り込むと、当時のオリジナルシートやクイックリリース機構のない小径ステアリング、Hパターンのマニュアルシフトなど、現代のF1とはまったく異なる構造にも驚きを見せた。

    「セナは史上最高のドライバーの一人だ。その彼が初優勝を挙げたマシンを目の前にして、これから自分が運転できるというのは本当に感情が込み上げてくる瞬間だ」

    予定より1周多く走行「もっと走っていたかった」
    走行では、ターボエンジン特有のパワーデリバリーやマニュアルシフトを慎重に確かめながらシルバーストンを周回。予定されていた周回数を忘れてしまうほど夢中になり、1周多く走ったことも明かした。

    「ギアボックスの感覚やマシンのグリップをようやくつかめたところだった。あまりにも楽しくて、もっと走り続けたかった」

    現代のF1とはまったく異なるドライビングフィールについても、「とても軽快で俊敏だった。最後のほうにはかなり自信を持って走れるようになったけれど、当時のドライバーたちはさらに10秒近く速いペースで限界まで攻めていた。本当に信じられない」と歴代ドライバーへの敬意を口にした。

    オリバー・ベアマン アイルトン・セナ

    ヘルメットの中で涙「レースを好きになった理由を思い出した」
    ピットへ戻ったベアマンは感極まり、ヘルメットの中で涙を流した。

    「本当に特別な体験だった」

    そう語ったベアマンは、涙をぬぐいながら今回の経験が自身にとってどれほど大きな意味を持ったかを説明した。

    「こういう日があると、自分がなぜレースを好きになったのかを思い出す」

    「僕はアイルトン・セナが走っていた時代をリアルタイムで見ていたわけではない。でも子どもの頃の僕にとって、セナはF1の王様だった。そのマシンを運転する機会をもらえたことに心から感謝している」

    また、1985年エストリルGPでセナが大雨の中、約1分もの大差を築いて初優勝を飾ったことにも触れ、「ドライコンディションでも十分難しかった。あのレースをウエットで戦ったことを想像すると本当に驚異的だ」と、その偉業の大きさを改めて称えた。

    今回の体験は、単に歴史的マシンをドライブしたというだけでなく、F1というスポーツの歴史と情熱を次世代へ受け継ぐ特別な一日となった。

  • オリバー・ベアマン レッドブルF1移籍説に反応「光栄だが噂にすぎない」

    オリバー・ベアマン レッドブルF1移籍説に反応「光栄だが噂にすぎない」

    オリバー・ベアマンは、レッドブル・レーシングが自身の動向を注視しているとの報道について「光栄だ」と認める一方、現時点ではあくまで噂にすぎないと強調した。

    ハースでF1参戦2年目を迎えている21歳のベアマンは、エステバン・オコンを相手に印象的なパフォーマンスを披露している。フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身で将来的なフェラーリ昇格が期待される一方、2027年以降の去就についてはまだ明確な説明を受けていないという。

    レッドブルがベアマンを将来の候補として注視か
    イギリスGPの週末、Sky Sports F1の実況を務めるデビッド・クロフトは、ローラン・メキース率いるレッドブル・レーシングがベアマンの動向を「注視している」と伝えた。

    マックス・フェルスタッペンが将来的にレッドブルを離れる決断を下した場合に備え、チームが後任候補のひとりとしてベアマンを評価しているという内容だった。

    続くベルギーGPを前に、この予想外の移籍報道について質問されたベアマンは、レッドブルほどの成功を収めてきたチームと名前が結び付けられることは素直にうれしいと語った。

    「レッドブルのように信じられないほど成功しているチームと、たとえ噂であっても何らかの形で結び付けられると聞くのは、とても光栄なことだ」

    「でも、僕が言ったように、それはあくまで噂にすぎない。今はハースで自分がやっていることに完全に集中している」

    ベアマンはレッドブル側から具体的な接触があったとは明かしておらず、現段階では報道以上の進展がないことを強調した。

    フェラーリ昇格への道はルクレールとハミルトンが阻む
    ベアマンが近い将来にF1シートを失う可能性は低いとみられているが、その所属先については不透明な部分が残されている。

    ベアマンはフェラーリ・ドライバー・アカデミーを経てF1に昇格しており、現在もフェラーリとの関係を維持している。ハースでは経験豊富なオコンを相手に互角以上の走りを見せており、今後のキャリアで上位チームへ昇格する可能性が高いドライバーのひとりと評価されている。

    しかし、フェラーリではシャルル・ルクレールが長期契約を結び、ルイス・ハミルトンも今季に入って調子を取り戻している。現状ではベアマンが近い時期にレギュラーシートへ昇格するための空席は存在しない。

    ベアマンは2024年のサウジアラビアGPで、虫垂炎の手術を受けたカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューを果たした。その際にポイントを獲得する印象的な走りを見せたことで、将来のフェラーリ正ドライバー候補として期待されてきた。

    自身の将来がフェラーリにあると考えているかと質問されたベアマンは、その希望を隠さなかった。

    「そうなることを願っている」

    「ただ、それを決める権限がすべて僕にあるわけではない。フェラーリはFIA F3の頃から僕を信頼してくれて、2024年にはフェラーリのマシンにも乗せてくれた。僕が今ここにいられるのは、本当にフェラーリのおかげだ」

    「でも、今はハースでやっていることを楽しんでいる。今のうちに速く走ることができれば、それだけ将来の自分の状況を楽にすることができる」

    2027年の契約について「何も知らされていない」
    フェラーリから今後のキャリアについて何らかの説明を受けているかと問われると、ベアマンは具体的な情報を与えられていないと明かした。

    「いや、何もない。現時点で僕は来年の契約を持っていないから、何も分からないまま待っている状態だ」

    ただし、この発言を受けて2027年に完全なフリーエージェントになるのかと確認されると、ベアマンはすぐに否定した。

    「違う、違う。僕はそういうことを言ったわけではない。違うよ」

    ベアマンには2027年についてハース側が行使できる契約オプションが存在するとみられており、本人が自由に移籍先を選べる立場ではない可能性がある。

    また、フェラーリとの育成契約やハースとの契約条件が複雑に関係していると考えられるため、「来年の契約を持っていない」という発言だけで、他チームへの移籍が自由に認められるとは限らない。

    レッドブル・レーシングが実際にベアマンを将来の候補として検討しているかは不明だが、上位チームとの関連が報じられること自体、ハースでのパフォーマンスが高く評価されている証しでもある。ベアマンは移籍の噂に深入りせず、まずは現在の走りによって将来の選択肢を広げることに集中している。

  • ラルフ・シューマッハ レッドブルF1のフェルスタッペン後任にベアマンを推す

    ラルフ・シューマッハ レッドブルF1のフェルスタッペン後任にベアマンを推す

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続くなか、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハが、フェルスタッペン退団時のレッドブル・レーシングの後任候補としてオリバー・ベアマンの名前を挙げた。

    さらに、先週アムステルダムで行われたマックス・フェルスタッペン陣営とヘルムート・マルコの会談についても、マルコ復帰の話ではなく、フェルスタッペンの将来について協議した可能性が高いとの見方を示している。

    ベアマンが後任候補の筆頭と主張
    フェルスタッペンの将来を巡る憶測が続くなか、ラルフ・シューマッハはSky Deutschlandの取材で、仮にフェルスタッペンがレッドブル・レーシングを離脱した場合の後任候補について持論を展開した。

    「もし獲得できるのであれば、僕の第一候補はオリバー・ベアマンだ。もしチームがハジャーに全面的な信頼を置けないと考えているならね」

    また、もう一人の候補としてカルロス・サインツJr.の名前も挙げた。

    「その次はカルロス・サインツJr.だ。彼はいいドライバーだ。ただ唯一の問題は、まだワールドチャンピオン争いができることを証明していないことだ。それでもサインツJr.は素晴らしい仕事をしてきた」

    シューマッハはベアマンについて、トップチームで成功する資質を十分に備えていると高く評価している。

    「もしハミルトンがあと1年しか走らないのであれば、なぜフェラーリがあれほどの逸材を手放すのかという疑問が残る」

    ピアストリにも言及「今は完全に満足していない」
    レッドブル・レーシング移籍の噂が取り沙汰されているオスカー・ピアストリについても、シューマッハは見解を示した。

    「ピアストリはカルロス・サインツJr.と同じようなカテゴリーのドライバーだと思う。ただ彼は変わってしまった」

    その理由として、昨年のマクラーレン内部の状況が影響していると分析する。

    「昨年、チーム内の不協和音に少し苦しんでいたと思うし、チームメイトと同じマシンではないと感じていたことも助けにはならなかった」

    「その影響を受けた結果、今の彼は完全に満足しているようには見えない」

    一方で、シューマッハはフェルスタッペンに対し、移籍報道に振り回されるべきではないと警告した。

    「彼はその問題に飲み込まれないよう注意しなければならない」

    マルコとの会談は将来協議との見方
    先週、アムステルダムでヨス・フェルスタッペン、マネジャーのレイモンド・フェルミューレン、そしてヘルムート・マルコが会談したことも大きな話題となった。

    一部ではマルコのレッドブル復帰に向けた動きとの見方もあったが、シューマッハはこれを否定している。

    「それは想像できない」

    「彼は今の生活に比較的満足していると思う。もちろん簡単な決断ではなかっただろうが、今ではその状況を受け入れているはずだ」

    さらに、レッドブル・レーシングはすでにローラン・メキース体制へ移行しているとの認識を示した。

    「マルコ博士は経験豊富で素晴らしい人物だ。しかし、彼も若くはない」

    「すべてが変わった。今はメキースがいる。チームは新しい人材に賭けているのだと思う」

    ただし、フェルスタッペン陣営はマルコが果たしていた役割の大きさを改めて認識し始めているとも語った。

    「彼らはマルコが裏方で果たしていた役割を過小評価していたのだと思う」

    「3人で集まったことに意味がある」
    シューマッハは、今回の会談そのものに重要な意味があると指摘する。

    「もし会っていたのがヨスだけなら、『コーヒーでも飲みに行ったのだろう』で済ませていただろう」

    「しかし、父親だけでなくマネジャーもいて、それがアムステルダム、つまりオランダで行われたという点には別の意味がある」

    そのうえで、実際の議題はマルコ復帰ではなく、フェルスタッペンの将来についてだった可能性が高いと推測した。

    「おそらく今の状況をどう見ているのか意見を求めたのだろう」

    「ほかにチャンスはあるのか。レッドブルで今後どうすべきなのか。そのような相談だったと考えるほうが、私にはずっと可能性が高いように思える」

    フェルスタッペンの去就を巡る憶測は依然として収束していないが、シューマッハは後任候補の具体名だけでなく、マルコとの会談についても「将来を見据えた戦略会議だった可能性が高い」との見方を示し、今後の動向に注目が集まっている。

  • レッドブルF1 マックス・フェルスタッペン後任候補にオリバー・ベアマン浮上

    レッドブルF1 マックス・フェルスタッペン後任候補にオリバー・ベアマン浮上

    フェルスタッペンのマクラーレン移籍説が過熱するなか、レッドブルF1がハースのオリバー・ベアマンを後任候補として注視しているとの見方が浮上した。一方で、フェラーリのドライバー育成出身であるベアマンは、シャルル・ルクレールの長期契約やルイス・ハミルトンの好調によって、フェラーリ昇格への道が狭まっているとの指摘も出ている。

    Sky Sports F1のデビッド・クロフトは、レッドブルがベアマンの動向を「非常に注意深く見守っている」と明かした。

    チーム代表ローラン・メキースは、かつてフェラーリ在籍時代にベアマンをフェラーリ・ドライバー・アカデミーへ迎え入れた人物であり、その関係性も注目されている。

    フェルスタッペン去就を巡る憶測が加速
    2026年シーズンに入り、マックス・フェルスタッペンの将来を巡る噂は続いてきたが、イギリスGP後にはマクラーレン移籍説が一気に注目を集めた。

    オスカー・ピアストリとの事実上のトレード案まで取り沙汰されるなか、新たにレッドブルの後任候補として名前が挙がったのがオリバー・ベアマンだ。

    ベアマンは2025年のF1デビュー以来、ハースで高い評価を獲得。フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身として、将来的なフェラーリ昇格候補の筆頭と見られてきた。

    しかし、そのシナリオは以前より難しくなっている。

    シャルル・ルクレールは長期契約を締結し、ルイス・ハミルトンも復調によってタイトル争いに加わるなど、フェラーリの現ラインアップは当面維持される可能性が高まっている。

    ブランドル「フェラーリへの道は閉ざされた」
    Sky Sports F1のマーティン・ブランドルは、こうした状況がベアマンにとって難しい立場を生んでいると語った。

    「オリーは、シャルル・ルクレールがフェラーリと再契約し、ルイス・ハミルトンも今後何年も走り続けそうだという現実を見ているはずだ」

    「彼のワークス・フェラーリへの道は閉ざされた」

    ブランドルはさらに、ハースの戦力面にも懸念を示した。

    「一方でハースは最小規模のチームであり、マシン開発でもライバルに後れを取っている」

    「オリーは今やっていることを続けるしかない。素晴らしい走りを見せているし、エステバン・オコンにも少しプレッシャーを与えている」

    「ただ、現状では少し身動きが取りづらい。プランBを考える必要があるかもしれない」

    クロフト「レッドブルは非常に注意深く見ている」
    そのプランBとして浮上したのがレッドブルだ。

    Sky Sports F1のデビッド・クロフトは、ローラン・メキース代表との関係にも触れながら次のように語った。

    「君の後ろに見えるレッドブルのホスピタリティーには、チーム代表のローラン・メキースがいる。彼こそフェラーリ・アカデミーにオリバー・ベアマンを迎え入れた人物だ」

    「レッドブルがオリバー・ベアマンを非常に注意深く見守っていることは知っている」

    「もしスクーデリア入りの道がないのであれば、それはレッドブルにとっても、オリーにとっても非常に良い選択肢になるかもしれない」

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)

    バトン「他チームとの交渉も必要」
    2009年F1王者のジェンソン・バトンも、ベアマンはまだ21歳と若く、まずは結果を出し続けることが重要だと強調した。

    一方で、マネジメント側には将来を見据えた動きを求めている。

    「今は集中し続けることが重要だ。彼はまだとても若く、このスポーツで自分を証明している最中だからだ」

    「ただ、マネジメントは他チームや別の可能性について話を進める必要があると思う」

    「ルイスが今のような速さを何年も維持するなら、彼はこのチームに留まったままになってしまう可能性がある」

    ベアマン本人は冷静な姿勢
    一方、ベアマン本人はフェラーリ昇格を巡る憶測を意に介していない。

    「何歳までに何を達成しなければならないという考えはないし、そういうことは気にしていない」

    また、2026年シーズン終盤が重要なタイミングになるとの見方を示した。

    「今年の終わりは重要だと思う。多くの契約が満了するし、2026年の勢力図を見てから2027年がどうなるかが決まっていくはずだ」

    「でも、それは僕の仕事ではない。僕はマシンを走らせるだけで、そうしたことは担当してくれる人たちがいる」

    フェラーリへの昇格ルートが見えにくくなるなか、ベアマンの将来には新たな選択肢が浮上している。フェルスタッペンの去就次第では、レッドブルが本格的に獲得へ動く可能性もありそうだ。

    【関連】
    ・ハースF1 2027年にラファエル・カマラ起用か 角田裕毅よりフェラーリの意向優先

  • オリバー・ベアマン セナ初優勝F1マシンをドライブ「一生忘れられない体験」

    オリバー・ベアマン セナ初優勝F1マシンをドライブ「一生忘れられない体験」

    ハースF1のオリバー・ベアマンが、アイルトン・セナが1985年に初優勝を飾ったロータス97Tをシルバーストンでドライブした。Sky Sports F1の解説者で元F1ドライバーのカルン・チャンドックとともに歴史的な名車のステアリングを握り、特別な時間を過ごした。

    今回走行したロータス97Tは、セナが1985年ポルトガルGPでF1初優勝を挙げた実車であり、F1史に残る名車のひとつとして知られている。当時のセナは前年のトールマンでのデビューシーズンを経てロータスへ移籍し、その卓越した才能を世界に示した。

    セナの名車を走らせたベアマン
    現役F1ドライバーのなかでもセナへの敬意を公言しているベアマンにとって、今回の体験は特別な意味を持つものだった。

    ベアマンは次のように語った。

    「この素晴らしいマシンをドライブできたことは、本当に特別な体験であり、大きな名誉だった」

    「数周だけとはいえ、このクルマを任せてくれたクラシック・ロータスに心から感謝している。(そしてボーナスもあったね……)この経験は一生忘れられない思い出になる」

    セナが実際に操ったマシンのコックピットに収まり、シルバーストンを走る機会は、F1ドライバーであっても滅多に得られない貴重な経験となった。

    チャンドックも感激「最も特別な日」
    ともに走行したカルン・チャンドックも、自身のSNSで興奮を隠さなかった。

    「サーキットで過ごした日の中でも、間違いなく最も特別な一日だった」

    「アイルトンと同じシャシー、同じシートに座ったというだけで圧倒される気持ちになったし、あの驚異的なターボエンジンが目覚める前から感動していた」

    「なんというクルマだろう。なんという一日だっただろう」

    現在はテレビ解説者として活動するチャンドックだが、元F1ドライバーとしても、この体験は格別だったようだ。

    オリバー・ベアマン アイルトン・セナ

    F1史に残るロータス97T
    黒と金のジョン・プレイヤー・スペシャルのカラーリングをまとったロータス97Tは、F1史上でも最も象徴的なマシンのひとつとして高い人気を誇る。

    1985年シーズン、セナはこのマシンでポールポジションを7回獲得し、ポルトガルGPとベルギーGPで優勝。特に豪雨のエストリルで挙げた初優勝は、F1史に残る名レースとして語り継がれている。

    今回の走行イベントはクラシック・ロータス、Sky Sports F1、そしてシルバーストンの協力によって実現したもので、ベアマンとチャンドックはセナの伝説を追体験する貴重な機会を得た。

    F1の歴史を彩った名車が今なお現役さながらの姿で走る光景は、多くのファンにとっても特別な瞬間となった。

  • オリバー・ベアマン F1モナコGP予選19番手「本当に不運な一日だった」

    オリバー・ベアマン F1モナコGP予選19番手「本当に不運な一日だった」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は2026年F1モナコGP予選で19番手に終わった。FP3での大クラッシュからチームがマシンを修復し、予選に間に合わせたものの、Q1終盤の赤旗によって好機を失う結果となった。

    ハースは週末を通じてパフォーマンス向上を果たしており、ベアマン自身もQ2進出圏内のペースを示していた。しかし、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)のクラッシュによる赤旗でセッションは中断。

    しかし、ガブリエル・ボルトレト(アウディ)のクラッシュによる赤旗でセッションは中断。再開後はタイヤを十分に準備する時間がなく、最後のアタックでグリップを得られなかった。

    ベアマン「Q2進出は十分可能だった」
    「今朝は本当に残念だった。トラフィックを避けるために少しラインを外れて左側のダストを拾ってしまい、そこでマシンを失った。自分自身も含めて誰も予想していなかったことで、本当に不運だった」

    「でも、メカニックたちはマシンを元に戻すために懸命に作業してくれたし、クルマのフィーリングもとても良かった」

    「本来なら今もコース上にいるべきだったと思う。Q2進出は十分狙えるラップだったし、トップ10も見えていた。でもそのタイミングで赤旗が出てしまった」

    「赤旗後は2分から2分半ほど並ぶことになってしまい、アタックラップではまったくグリップがなかった」

    「コースのあちこちで滑っていたし、通過するためには限界まで攻める必要があると分かっていたので、本当に全力を尽くした。でもグリップが足りなかった」

    「週末を通してソフトタイヤでは準備ラップを行ってきたけれど、今回はその時間がなく、いきなりプッシュしなければならなかった。本当に不運だった」

    「正直なところ、本当に不運な一日だった」

    オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) F1 モナコGP

    小松礼雄「Q3進出も狙えたはずだった」
    ハースF1チームの小松礼雄代表も、予選結果はチームの実力を反映していないと悔しさをにじませた。

    「非常に落胆していますし、受け入れるのが難しい結果です。Q1の運営自体は問題ありませんでしたし、特にオリバー・ベアマンはクルマのフィーリングにも満足していました」

    「FP2から予選にかけて路面グリップが向上する中で、我々もクルマを改善できていました。今回のスピードがあれば、少なくとも1台をQ3へ送り込むチャンスは確実にあったと思います」

    「赤旗前のベアマンは、最終的にQ3へ進出したリアム・ローソンよりコンマ35秒速いタイムを出していました。完全に取りこぼした結果です」

    「モナコでは予選がすべてなので、この結果は本当に厳しいです。ただ、FP3で大きなクラッシュを喫したあとにマシンを修復したチーム全員の努力は評価しなければなりません」

    予選19番手という結果に終わったベアマンだが、ハース陣営は週末を通じて中団上位を争えるだけのペースを示していた。モナコ特有の赤旗がなければ、Q2進出どころかQ3争いに加わっていた可能性も十分にあっただけに、チームにとっては悔いの残る土曜日となった。

    【関連】
    ・F1モナコGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポールポジション

  • ベアマンがオコンを酷評 F1モナコGP FP1で無線応酬「なんて馬鹿なんだ」

    ベアマンがオコンを酷評 F1モナコGP FP1で無線応酬「なんて馬鹿なんだ」

    ハースF1チームのエステバン・オコンとオリバー・ベアマンの間で、F1モナコGPのFP1中にチーム無線を通じた緊張したやり取りが明らかになった。

    オンボード映像では、セッション序盤にオコンがベアマンのマシン後方を近い距離で走行している様子が確認された。その後、オコンはレースエンジニアのローラ・ミュラーから、前方のベアマンとの間隔を空けるよう促された。

    FP1序盤に起きたハース同士の不満
    ミュラーはオコンに対し、「少し間隔を空けてもいい」と伝えた。

    これに対してオコンは、ベアマンに2度アタックラップを妨げられたと主張し、怒りをにじませた。

    「そうだね、でも彼も僕のラップを2回も台無しにする必要はないだろう! ファストラップで……」とオコンは無線でコメント。

    これを受けてベアマンも、「なんて馬鹿なんだ」と反応した。

    さらにベアマンは、「エステバンのあれは本当に愚かだった」と続けた。

    不安定な関係性に再び注目
    オコンは過去にもセルジオ・ペレスやフェルナンド・アロンソとのチームメイト関係で緊張を抱えた経緯があり、今回のやり取りはハース内部の関係性に再び注目を集めるものとなった。

    2026年F1シーズン序盤、オコンは開幕5戦でわずか1ポイントにとどまっている。一方のベアマンは中国GPでの5位を含む3度の入賞を記録しており、モナコGPを前にオコンを17ポイント上回っている。

    両者の将来は今季終了後も保証されていないとされており、ハース内の力関係はチームのドライバー市場にも影響を及ぼす可能性がある。

    小松礼雄とオコンは不仲説を否定
    一方で、オコンとハースF1チーム代表の小松礼雄は最近、マイアミGPで両者が激しく対立したという噂を否定している。

    「正直に言って、完全なでたらめだ。本当に信じられない」とオコンはコメント。

    「さっき小松礼雄と話していたところだ。僕が見た記事では彼のことをリョウ・コマツと呼んでいて、それもかなり面白かったし、マイアミで僕たちが大きな口論をしたようなことまで書かれていた。でも、それは完全なナンセンスだ」

    「正直に言って、すべて作り話で、完全なでたらめだ」

    「僕が言ったように、このチームに来たのは、小松礼雄を長く知っていて、彼と素晴らしい関係を築いているからだ」

    「それはずっと変わっていないし、人々が言っているようなことは何も起きていない」

    「完全に事実ではない。僕は自分がやるべきこと、チームとともに果たすべき仕事に完全に集中している」

    今回のFP1での無線は、即座にチーム内対立を意味するものではない。ただし、狭くクリアラップの確保が難しいモナコで、チームメイト同士の走行位置と無線での不満が表面化したことは、ハースにとって無視できない火種となる。

    Source: PlanetF1