カテゴリー: MotoGP

  • 【MotoGP】 第6戦 イタリアGP フリー走行1:A.イアンノーネがトップ

    【MotoGP】 第6戦 イタリアGP フリー走行1:A.イアンノーネがトップ

    2018年のMotoGP 第6戦イタリアGPのフリー走行1回目が6月1日(金)、ムジェロ・サーキットで行われ、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)がトップタイムをマークした。

    気温22度、路面温度29度のドライコンディションの中、アンドレア・イアンノーネは1分47秒253を記録した。第4戦スペインGPのフリー走行4以来今季3度目のトップタイムをマークした。

    2番手には、0.550秒差で今季初のワイルドカード参戦となるドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロ。3番手には0.708秒差でアンドレア・ドヴィツィオーゾが続いた。

    マーベリック・ビニャーレスは2ラップ目に今季初転倒を喫したが4番手。ジャック・ミラーは、プライベートテスト不参加組で1番手となる5番手。

    ポイントリーダーのマルク・マルケスは、0.782秒差の6番手。以下、フランコ・モルビデッリ、バレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンソ、カル・クラッチローがトップ10入り。

    中上貴晶は、1.625秒差の18番手だった。

    2018年 MotoGP 第6戦 イタリアGP フリー走行1回目

    順位 No. Rider Team Time
    1 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分47秒253
    2 51 ミケーレ・ピロ ドゥカティ・チーム 1分47秒803
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分47秒961
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分47秒995
    5 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒035
    6 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒035
    7 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分48秒211
    8 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分48秒218
    9 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分48秒219
    10 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分48秒229
    11 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分48秒272
    12 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分48秒274
    13 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分48秒304
    14 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒384
    15 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分48秒570
    16 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒573
    17 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒669
    18 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分48秒878
    19 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒920
    20 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分49秒086
    21 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒181
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分49秒460
    23 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分49秒499
    24 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分49秒650
    25 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分50秒315
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    Movistar Yamaha MotoGPは今週末、イタリアはトスカーナ地方にあるムジェロ・サーキットで第6戦イタリアGPに臨む。

    マーベリック・ビニャーレスは前回のフランスGPで厳しい戦いを強いられたが、その後のテストのなかでは大きな手ごたえをつかんでおり、勢いをそのままに、チャンピオンシップ・リーダーとの差を詰めていくことが目標となる。ムジェロ・サーキットでは2012年にMoto3で優勝。2011年と2013年は、それぞれ125ccクラスとMoto3で3位表彰台に上り、2017年はMotoGPで2位を獲得している。

    イタリアのヒーロー、バレンティーノ・ロッシも、地元ファンの前で活躍を期す。前回のフランスGPでは3位表彰台を獲得し、チャンピオンシップ・ランキングで4位に浮上。今回はさらなる前進を目指す。ホームコースのムジェロでは2002年から2008年まで最高峰クラスで7連勝。その他2009年、2014年、2015年にはMotoGPで3位を獲得。1999年と1998年は250ccクラスでそれぞれ1位と2位、1997年には125ccクラスで優勝と数々の成功を残してきた。イタリアGPでは毎年、ファンのサポートへの感謝としてスペシャル・カラーのヘルメットが披露される。

    フィレンツェの北東、30kmのところに位置するムジェロ・サーキット。1976年に初めてグランプリが開催され、1991年に大規模な改修工事を終えたあとはグランプリ開催地として固定されてきた。アップダウンに富む全長5.2kmのコースには高速から低速まで様々なコーナーと長いストレートがあり、毎年、大勢のモータースポーツ・ファンが訪れてエキサイティングなバトルに熱狂する。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコとH・シャーリンが今週末、第6戦イタリアGPに臨む。前回はホームGPでポールポジションを獲得しながら悔しい結果に終わったザルコだが、カタルニア・テストを成功させて、再びトップを目指すために準備を整えてきた。1.141kmのロング・ストレートでは苦戦も予想されるが、いつも以上のハードワークに臨む。

    一方、MotoGPルーキーのシャーリン。カタルニアではミシュラン・タイヤのフィーリング向上を目的に1日のテストに参加。怪我の回復とM1の改善によってトップルーキーへの返り咲き狙っており、ウイーク初日の金曜日には現地時間9:55から第1セッションに臨む。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス
    「厳しい状況が続いていますが、そのなかでなんとか答えを見つけようと頑張っています。シーズン序盤でなかなかポイントが獲れていませんが、あきらめることなく、これからもハードワークを続けていきます。ランキングで2位に上がれたことが、そのための大きなモチベーションになっていると思います。ル・マンのあとスペインのカタルニア・サーキットでテストを行いマシンに良い感触が戻って来ているので、ここから一歩一歩トップを目指して上っていきます。ムジェロは好きなコースで、私のライディング・スタイルにもぴったり合っていて楽しんで走ることができます。自信を持ってイタリアGPに臨み、プラクティスのなかでパーフェクトなセッティングを見つけていきたいと思っています。そしていつものように優勝を目指し、ファンのみなさんに満足してもらえるよう100%の力を注ぎます」

    バレンティーノ・ロッシ
    「ムジェロを迎える前に、ル・マンで表彰台に上ることができたのはとても良かったと思います。基本的には、どのレースの前でも、獲得した表彰台はいいもの。気分の良いまま次のレースを迎えることができます。しかし少し前のテストのなかでは思っていたほどペースが上がりませんでした。マシンの状態を改善することが必要ですし、私自身もベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「ムジェロは今季初めてのホームレース。わたしたちにとっては、とても特別なもので、ファンタスティックなファンが私たちを支えてくれます。この美しいサーキットのレイアウトはヤマハのマシンにとてもよく合っていますし、ふたりのライダーも良い印象を持っています。先週のカタルニア・テストも順調だったので、しっかり準備を整えて自信を持って臨むことができるでしょう。第1セッションから正しい方向へと進んで行くことが重要です。いつもタフな戦いが展開される場所ですが、決勝で好バトルができるようハードワークに努めます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ
    「ムジェロは高速でとても素晴らしいコース。昨年は苦戦させられましたが、今シーズンはしっかりマシンをコントロールできるようになっていますし、前回のル・マンで悔しい思いをしているので、なんとか雪辱を果たし、できるだけたくさんのポイントを取り戻したいと思っています。ル・マンでは、転倒はしてしまいましたが、そのなかで本当に多くのことを学びました。カタルニア・テストも非常に好調だったので、今回は高いモチベーションと喜びとをもって臨んでいます。表彰台を目指してトップライダーたちと戦うため、マシンを仕上げていけると確信しています」

    ハフィス・シャーリン
    「いつもと同じように、次のレースを楽しみにしています。モルビデリをはじめとしたルーキーのライバルたちがやる気十分で臨んでくるはずなので、私も同様に気持ちを高めています。カタルニアのテストは順調。マシンの感触が日に日に良くなり、いろいろなテストを通じて自信を持てるようになってきました。チームのために、自分のためにベストを尽くします。ムジェロ・サーキットをGPマシンで走るのは初めてですが、レイアウトをできるだけ早く覚えられるように頑張ります。トップスピードが求められる高速コースなので、フリープラクティスではそれに合わせてセッティングを行い、セッションごとにトップに近づいていきたいと思います。最高峰クラスの全員とバトルできるように、懸命にトレーニングに取り組んできました。身体のコンディションはかなり良くなってきているので、いいレースができると思います」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「私たちにとってとても重要なフランスGPが終わりました。土曜日の夜までまさに完璧だったヨハンに改めてお礼を言いたいと思います。残念ながら、決勝ではプレッシャーが大き過ぎて、私たち全員が望んでいた結果に結びつけることはできませんでした。そのように厳しいウイークだったので、そのあとでカタルニアの新しいコースと新しいアスファルトで手ごたえを得られたことはとても良かったと思っています。さらにそのあとは数日のオフ。私はコルシカ島でオフロード・ライディングを楽しみました。この場所を知らない人がいれば、ぜひ一度、行ってみるといいと思います。リラックス気分から戻って、ムジェロ・サーキットに話を移すと、ここは私たちにとっては決して楽な場所ではありません。昨年は思い通りに仕事を進めることができませんでした。私たちはここではテストをしていませんが、グリッド上にはドゥカティ勢がたくさんいて、彼らは間違いなく速さと強さを発揮してきます。美しいサーキットですし、イタリアのファンはとても熱狂的。ドライ・コンディションに恵まれれば素晴らしいレースになるでしょう。私たちもいつもと同様にベストを尽くすだけです。ヨハンはプレッシャーを背負うことなく、意欲だけを持って臨めるはずです。ハフィスはできるだけ多くの周回数をこなすことが重要なので、スペインでのテストは良いチャンスでした。フランスGPではベスト・ルーキーを獲得。その努力にはとても満足しています。ヨハンとハフィスが、それぞれの目標を達成できるよう願っています。トスカーナ地方のファンのみんな、再会はもうすぐです!」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第6戦 イタリアGP プレビュー

    MotoGP 第6戦イタリアGPが、6月1日(金)~3日(日)までの3日間、フィレンツェ近郊のムジェロ・サーキットで開催される。イタリアGPは、5月もしくは6月の大会として定着しており、昨年に続き6月上旬での開催となった。

    ムジェロで初めてグランプリが開催されたのは1976年。以降、イモラ、モンツァなど、複数のサーキットでイタリアGPが開催されてきたが、1991年にサーキットの全面改修を受けてからは、ムジェロがイタリアGPの舞台として定着した。

    91年はサンマリノGP、92年はイタリアGP、そして93年は再びサンマリノGPとして開催され、94年以降はイタリアGPの舞台となり、今年で25年連続の開催となる。91年~93年の3大会を加えると28年連続となる。

    Hondaは、93年のサンマリノGP以来、ムジェロでは13勝を挙げている。93年から98年までミック・ドゥーハンが6年連続優勝(イタリアGPとしては5年連続)。以降、アレックス・クリビーレ、ロリス・カピロッシ、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシがHondaで優勝。そして、Repsol Honda Teamとしてはダニ・ペドロサが10年、マルク・マルケスが14年に優勝している。今年は4年ぶりの優勝を目指す。

    ムジェロは、一周5.245kmのハイスピードコースで、グランプリが開催されるサーキットでは、オーストラリアのフィリップアイランドに次いでアベレージスピードの高いコース。下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルが最大の見どころで、見ている観客を興奮させる。ムジェロは全体的にパッシングポイントが多く、目まぐるしくポジションを入れ替える競り合いになることがしばしばで、選手からも観客からも評価の高いサーキットになっている。

    この季節のムジェロは、好天の日が多く、2009年のウエットレースを最後に10年から17年まで8年連続で天候に恵まれた。過去、6月開催は30℃を超える猛暑になることが多かったが、昨年は雲が多い天候で最高気温は25℃と6月としては涼しいコンディションとなった。いずれにしても、ハイスピードコースのムジェロはタイヤに厳しい戦いとなる。そのためタイヤの選択がリザルトに影響することも多く、フリー走行、予選でのセットアップが重要になる。

    今年は第4戦スペインGP終了後にムジェロでプライベートテストを実施。午前中はドライコンディションも午後になって雨が降るあいにくの天候だったが、Hondaチームは、本番に向けてデータ収集を行った。

    5戦を終えて3勝。総合首位に立つマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、今年は4年ぶりのイタリアGP制覇に挑む。今年はウインターテストからセットアップが順調に進み、第3戦アメリカズGPでは6年連続優勝を達成。シーズンを通しどちらかと言えば苦手とする第4戦スペインGPと第5戦フランスGPも勝利した。それだけに今年のイタリアGPは4年ぶりの大会制覇に大きな期待が寄せられている。

    これまでマルケスは、125cc時代の10年にムジェロでグランプリ初優勝を達成した。Moto2クラスでは11年、MotoGPクラスでは14年に優勝。15年は転倒リタイアとなるも、16年は優勝争いを繰り広げて2位。17年はフロントのフィーリングに苦しみ6位という厳しいレースを強いられた。4月の合同テストでは、昨年の課題の修正に取り組み、非公式ながらも自己ベストを更新、昨年の大会のポールポジション(PP)タイムに匹敵する1分46秒台の好タイムをマークした。ムジェロは、ホームグランプリとするドゥカティ勢、そしてイタリア人選手たちが熱い走りを見せる。今年も超高速バトルが予想されるが、どんな戦いを見せてくれるのか、大きな注目が集まっている。

    シーズン前半、不運の転倒が続き、体調が万全ではない総合10位のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が今季初表彰台、初優勝に挑む。前戦フランスGPでは5位。表彰台には届かなかったが、復調を感じさせた。これまでムジェロでは、250cc時代の05年に優勝、MotoGPクラスでは、07年に2位、08年に3位、10年の大会ではポール・トゥ・ウインを達成。12年と13年は2位とコンスタントに表彰台に立ったが、14年から16年までは3年連続の4位と表彰台にあと一歩届かず、昨年は転倒リタイアに終わっている。今年は5年ぶりのイタリアGP表彰台と10年大会以来の優勝に挑む。

    5戦を終えて総合8位のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、今季2勝目に挑む。今年はシーズン序盤から好調で、第2戦アルゼンチンGPで2年ぶりの優勝を達成、第4戦スペインGPでは2年ぶりのPPを獲得するなど、随所ですばらしい速さを見せている。その一方、転倒も多くランキングでは総合8位だが、イタリアGPでは13年大会以来の表彰台獲得を目指し巻き返しに挑む。今大会はチームにとってホームグランプリ。クラッチローの熱い走りがファンが注目している。

    5戦を終えて総合15位のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、5戦を終えて4戦でポイント獲得と徐々にHonda RC213Vのパフォーマンスを引き出すことに成功している。今大会は地元ファンの声援の中で、第4戦スペインGPの9位をしのぐベストリザルトに挑む。Moto2クラスでタイトルを獲得した昨年の大会はチャンピオンシップを優先して4位でフィニッシュ。表彰台を逃したが、今年はニューチャレンジのシーズンとなり全力で挑む。

    総合17位の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、第2戦アルゼンチンGPからアメリカズGP、スペインGP、フランスGPと4戦連続でポイントを獲得した。今大会は目標とするシングルフィニッシュを目指し全力を尽くす。第4戦スペインGPの後に行われた合同テストに参加して準備はできている。チームにとってもホームグランプリとなるだけにベストフィニッシュを狙う。

    5戦を終えてポイント獲得にあと一歩に迫るトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、得意とするサーキットで初ポイントを目指す。Moto2時代は12年に3位、昨年の大会でも2位になっている。得意とするサーキットで初ポイント獲得が期待される。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「チャンピオンシップでアドバンテージのある状態でムジェロを迎えます。しかし、シーズンはまだ序盤戦であり、どの大会も接戦です。引き続き、いい感触をキープしなければなりません。フランスグランプリの前にムジェロでテストを行っているので、走り出しから安定した走りができると思います。これはいいことですが、決勝に向けてしっかり、自分のいる状況を見定めなければなりません。タイヤの選択やセットアップ、気温など、ムジェロはいつも予測がつきません。テストをしたときに比べて、今週は気温が高くなるかもしれません。そのためにも集中力を維持して、レースに向けていいことも悪いこともうまくこなしていきたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合8位)
    「ル・マンは簡単な週末ではなかったのでムジェロが楽しみです。ここなら決勝に向けてかなり力強さを感じられると思います。数週間前にはここでテストをしたので、いいスタートが切れると思います。いつものようにチームはすばらしい仕事をしてくれています。そしてHRCのサポートにも感謝しています。ムジェロは僕にとって少し難しいサーキットですが、2013年には表彰台に立つことができたし、今週末、トップ3にチャレンジできない理由がありません。自分のことはわかっています。今回は戦闘的なラップタイムを刻めることはわかっているので、あとは一生懸命取り組んで、レースでそれを発揮するだけです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合10位)
    「カタルニアのテストのあと1週間休みがありました。次のムジェロがとても楽しみです。ムジェロはいいサーキットです。高速コースでシケインが多く、いいセットアップを見つけるために一生懸命取り組まなければなりません。すべてのコーナーエントリーでいい感触があることがとても重要になります。5月の初めにムジェロでテストを行っているので、FP1からいいスタートが切れることを楽しみにしています。僕は、イタリアやイタリアのファンとすばらしい関係があります」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合15位)
    「ムジェロをMotoGPマシンで初めて走ります。Moto2のタイトルを獲得してから、ワールドチャンピオンとして初めてムジェロを訪れる特別な週末になります。ムジェロは高速でとてもテクニカルなサーキットなので、MotoGPマシンで走ることは最高の気分だと思います。今回のレースでは、ここ数レースで学んできたことを、さらに積み上げられることを願っています。そしてホームの観客の前で戦えることをとても楽しみにしています。コースに出ると彼らの応援を感じることができます。一生懸命取り組んで、いつものように集中して日曜日へ向けて正しい選択をしていきたいと思います」

    中上貴晶(MotoGP 総合19位)
    「ムジェロをMotoGPマシンで走ることはライダーにとっては夢だと思うので、今週末はとても楽しみです。ここ4戦はポイントを獲得してきました。この流れをキープしたいです。またトップとのギャップを縮められるように一生懸命取り組みたいです。シーズンはまだ3分の1も消化してませんが、この進歩をうれしく思います。そして、さらに上を目指して行きたいと思っています。Moto2クラスではムジェロでフロントローからスタートしたことがあるので、どうすれば速く走れるかはわかっています。3日間、チームのサポートを信頼し、しっかり走ることがベストだと思います」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合24位)
    「昨年はMoto2クラスで2位になりました。すばらしい結果でしたが、今年のイタリアGPは全く違うものになると思います。すばらしいサーキットです。このサーキットが大好きなライダーはたくさんいます。またここで走ることをとても楽しみにしています。ここをMotoGPのマシンで走る秘訣を学んでいきたいと思います。初めてのポイント獲得にだんだん近付いていることはわかっています。そしてそれが日曜日の目標になります」

  • アメトーーク! 「バイク芸人」にホンダ RC213Vが登場 / MotoGP

    アメトーーク! 「バイク芸人」にホンダ RC213Vが登場 / MotoGP

    5月31日(木)に放送されるテレビ朝日「アメトーーク!」のテーマは『バイク芸人』。そこでホンダがMotoGPを戦うマシン「RC213V」が登場する。

    『バイク芸人』のゲストは、千原ジュニア、ヒロミ、バイきんぐ小峠、チュートリアル、とろサーモン村田、スピードワゴン井戸田、コロコロチキチキペッパーズ・ナダル。

    番組では千原ジュニア、チュートリアル、小峠による自慢の愛車紹介、ヒロミによる自分で解体~復元、人気バイクの歴史、自分流の乗り方&楽しみ方、スゴ腕バイクレーサー、井戸田ド派手バイクの反響などが放送される。

    そのなかで、ある芸人(MotoGPではお馴染み?)がホンダのMotoGPマシン「RC213V」を語る。

    アメトーーク! バイク芸人
    放送日時:テレビ朝日系 5/31(木)よる11時30分~(※一部地域を除く)

  • マルク・マルケス、6月にトロロッソのF1マシンで初走行

    マルク・マルケス、6月にトロロッソのF1マシンで初走行

    MotoGPチャンピオンのマルク・マルケスが、来月オーストリアでレッドブルのプライベートテストに参加し、トロロッソのF1マシンをテストすることが明らかになった。

    マルク・マルケスは、チームメイトのダニ・ペドロサ、9度のモトクロス世界チャンピオンであるトニー・カイローリとともに6月5・6日にレッドブル・リンクでF1マシンをテストする。

    マルク・マルケスは24日(木)、トロロッソ・ホンダのレーシングスーツに身を包んで、ミルトンキーンズのレッドブルのファクトリーでシート合わせを行ったことを報告。マシンは2013年型のマシンになるとみられている。

    今後、3名はチームとともにシミュレーターで作業していく。

    レッドブルのスポンサーを受けるレプソル・ホンダからMotoGPに参戦するマルク・マルケスは、ホンダのF1マシンを搭載するトロロッソで走行には最適なライダーと言える。

    2年前にはモンスター・エナジーが主催でホルヘ・ロレンソがシルバーストンで2014年にメルセデスがタイトルを獲得したマシンで走行しており、今回のレッドブルの走行はそれと同様のマーケティング活動だと思われる。

  • 故ニッキー・ヘイデン、一周忌

    故ニッキー・ヘイデン、一周忌

    2017年5月22日。レジェンド、2006年のMotoGP王者のニッキー・ヘイデンは、当時参戦していた17年スーパーバイク世界選手権の第5戦イタリア・イモラ大会終了後、イタリアに滞在して、自転車トレーニング中に自動車事故に遭い、入院先の病院で死亡。

    今日、一周忌を迎え、同世界選手権やMotoGP世界選手権のパドックをはじめ、世界中のファンから誰からも愛されたヘイデンを偲ぶメッセージが送られた。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、第3戦アメリカズGPの開催前に、愛用していたゼッケン番号『69』のデザインを18コーナー横の丘に描き、『Hayden Hill(ヘイデン・ヒル)』と命名。

    イモラ・サーキットこと、アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリは、スーパーバイク世界選手権の際に、イタリア人カメラマン、ミルコ・ラッザリ主宰の写真展『Million Dollar Smile(ミリオンダラースマイル)』を開催。

    ニッキー・ヘイデンの家族は、6月8日に故郷のケンタッキー州オーエンズボロ市のコンベンションセンター正面に彫刻を設置する除幕式を行い、市長が6月9日を『Nicky Hayden Day(ニッキー・ヘイデンの日)』に設定することを宣言。

    また、ミサノ自治体は、元ヘイデンのメカニックを担当したデニス・パッツァリーニを中心とした友人たちの提案を承認して、記念公園『Giardino Nicky Hayden(ニッキー・ヘイデン・ガーデン)』を、ミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリ付近に建設。近々に完成する。

    2006年にMotoGPチャンピオン獲得。レジェンドライダーとして殿堂入り

    アメリカ・ケンタッキー州のオーエンズボロ出身のニッキー・ヘイデンは、1999年にAMA全米スーパースポーツ選手権でタイトルを獲得。2002年には、AMA全米スーパーバイク選手権で史上最年少のチャンピオンに輝き、2003年からホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスへの参戦を開始。1年目総合5位、2年目総合8位、3年目の第8戦アメリカGPで初優勝を挙げて総合3位に進出。4年目の2006年には第8戦ダッチTTと第11戦アメリカGPの優勝を含む10度の表彰台を獲得し、最終戦バレンシアGPでチャンピオンに輝く。

    2009年、6年間所属したレプソル・ホンダからドゥカティのファクトリーチーム、マールボロ・ドゥカティ・チームに移籍。2014年からは、アスパル・チームから参戦。2015年11月、通算216戦目となった最終戦バレンシアGPで、キャリアの功績が評価され、レジェンドライダーとして殿堂入り。

    2016年、スーパーバイク世界選手権に転向。ホンダ・ワールド・スパーバイク・チームから参戦すると、第6戦マレーシア大会の第2レースで優勝を挙げ、2つの世界選手権で勝利を挙げる快挙を達成。同年には、MotoGPクラスの第14戦アラゴンGPと第16戦オーストラリアGPに負傷代役として参戦。

    2017年は、スーパーバイク世界選手権に継続参戦していた。

    『Kentucky Kid(ケンタッキー・キッド)』は、MotoGP世界選手権とスーパーバイク世界選手権に参戦中、サーキット内外で親しまれ、正真正銘のレジェンドとして、ライバルたちをはじめ、関係者、世界中のファンから尊敬されていた。

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    2018年のMotoGP 第5戦のフランスGPが5月20日にルマンのブガッティ・サーキットで開催され、ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソが6位でフィニッシュした。予選6番手のロレンソは、2列目から力強いスタートを切り、9周目までレースをリードしたが、その後は徐々にポジションを落として6位でチェッカーを受けた。チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾにとっては、不運なレースとなった。5周目にチームメイトをオーバーテイクして首位に立ったものの、シャペル・ヘアピンでミスを犯してクラッシュ。レース復帰は叶わず、リタイアを余儀なくされた。

    第5戦終了時点のランキングは、46ポイントのドヴィツィオーゾが9位、16ポイントのロレンソが14位となっている。

    ドゥカティ・チームは、21日にモンテメロ(スペイン)のカタロニア・サーキットで予定されているミシュランテストに参加する。第6戦イタリアGPは、ドゥカティの地元ムジェロで6月3日に開催される。

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 6位
    「今回も良いスタートが切れた。おかげで9周目まで首位を走行することができた。残念だったのは、レース・ディスタンスを通じてペースを維持できなかったことだ。マシンにはまだ若干の問題があり、体力的にかなりキツかった。多くの周回を一貫したペースで走れなかった。これが解決できれば、今以上にユーザーフレンドリーなマシンになる。明日はモンテメロでテストがあるから、これを活かして解決策を探りたい。この問題が解決すれば、表彰台争いや首位争いをするための最後の1ピースが埋まると思う。ヘレスではリタイアを喫したので、今回のリザルトはポジティブに捉えている」

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) リタイア
    「今回は完全に僕のミスだ。ターン6のエントリーでアウトにはらみすぎた。フロントエンドのターンインには問題がないと思っていたが、読みが甘かったようだ。今日はマシンのフィーリングも良く、確実に優勝争いができると思っていたので、なおさら残念だ。タイトル争いに加わりたいライダーにとっては、絶対にやってはならない種類のミスだ。自分自身はミスが少ないタイプだと思っているので、特に今回のミスはなかなか消化できない。しかし、レースをやっていると時にこういう事態に陥ることはわかっている。くよくよせずに前を向く必要がある。チームおよびドゥカティコルセの面々に申し訳ない気持ちだ。彼らの仕事ぶりは今週末も素晴らしかった。驚異的なマシンに仕上げて、レースに向けて完璧なコンディションを整えてくれた」

    関連:【MotoGP】 第5戦フランスGP 結果:マルク・マルケスが3連勝

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP フランスGPの決勝で、グリッド3列目からスタートしたMovistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが、次々に順位を上げて最終的に3位を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも予選13位から7位へ上げてチェッカーを受けた。

    バレンティーノ・ロッシは9番グリッドから絶好のスタートを切って6番手で第1コーナーへ。まもなく1台が転倒したことで5番手に浮上した。

    その後ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に先行を許したが、トップ走行中のアンドレアア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)の転倒により、再び5番手にポジションを上げてトップグループに続いた。

    このあとヨハン・ザルコもまた転倒により戦線離脱。これで4番手に上がったバレンティーノ・ロッシは、表彰台獲得を目指してペースを上げていく。そしてついにホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をパスして3番手に上がると、残り13ラップでは1分32秒426のファステストラップを記録するなどハイペースをキープし、2番手のペトルッチを追って行ったが、十分に差を詰めることができず、そのまま3位でチェッカーを受けた。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは序盤で苦戦。オープニングラップの最初のセクションを11番手で抜けたあと一旦は9番手まで上げたが、4台に先行を許して13番手まで後退してしまった。しかし、前後タイヤにソフトコンパウンドを選択していたビニャーレスは懸命にペースアップを図り着実にポジションを回復していった。

    後半になると、コンスタントに1分33秒台前半で周回しながらアレックs・リンス(スズキ)との差を詰めてゆく。そして19ラップ目でこれをパス。さらに20ラップ目にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)もとらえて7番手まで挽回すると、最後まで追撃の手を緩めることなく残り2ラップでは1分32秒871の自己ベストを記録。6位のロレンソに迫ることはできなかったが7位でチェッカーを受け、貴重なポイントを獲得した。

    ビニャーレスは合計59ポイントでランキング2位に浮上し、バレンティーノ・ロッシは合計56ポイントでランキング4位。コンストラクターズランキングでは、トップから28ポイント差の2位。またチームランキングはランキング2位とし、トップを9ポイント差を追う。

    Monster Yamaha Tech3のハフィス・シャーリンがチームのホームレースで果敢な走りを見せた。慎重にスタートしたあと少しずつペースを上げて、経験豊富なライダーたちをパス。着実に順位を上げて12位でチェッカーを受けた。

    一方、ヨハン・ザルコは地元ファンの前でMotoGP初優勝を目指したが、8周目、トップ走行中に転倒。夢の実現は次回以降に持ち越された。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (3位)
    「昨晩からずっと、懸命に努力してきました。この中でマシンのバランスについて2~3箇所のモディファイを試すと、それが功を奏してグリップがよくなり、同時に加速性能も上がったのです。だから午前中のウォームアップから好調で、”きっといいレースができる”と心のなかで繰り返していました。とは言え、3列目からのスタートは簡単ではありません。気持ちを集中し一気に飛び出すと、1ラップ目からパスしていくことができました。そしてトップグループに近い、とてもよい位置につけることができたのです。しかも周回を重ねるごとにペースがあがっていきました。ラップタイムとペースがよかったことが、今日の結果につながる重要な鍵となりました。この好調を維持し、よい仕事を続け、もっとマシンを煮詰めていきたいと思います」

    マーベリック・ビニャーレス (7位)
    「ル・マンに到着した時点では、このような結果は想像していませんでした。ライバルたちをパスするのに時間がかかってしまい、7位まで上がったときにはすでに上位から離されていました。上位で戦うことができなかったことがとても残念で、これは今後の課題になるでしょう。それでもランキング2位に上がることができたのは収穫です。ますます集中し、ハードワークを続けて次のテストに臨みます。第6戦イタリアGPを迎える前に、ワンステップ上げておきたいのです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日の表彰台は、チームにとって非常に重要なもので大きな励みになりました。ロッシ選手はウイークの最初から最後まで決してあきらめることなく、その結果として3位を獲得することができたのです。彼には困難から立ち直る力があります。昨日は予選で苦しみましたが、豊富な経験を駆使してここまで挽回し、その実力を見せつけました。また多くのライダーをパスして表彰台までたどり着いたことは、私たちチームに次への活力を与えてくれました。ビニャーレス選手はスタートで遅れ、ライバルたちをパスするのに時間がかかってしまいました。一旦、前が開けるとラップタイムも上がっていきましたが、すでにトップから離されていて追いつくことはできませんでした。それでもポイントを獲得してランキング2位に上がったことはよかったと思います。第6戦の前にバルセロナでテストを行い、新しく舗装されたコースを試します。その結果によって、またマシンのバランスを見直していくことになるでしょう」

    Monster Yamaha Tech3
    ハフィス・シャーリン (12位)
    「走行中はとてもフィーリングがよかったのですが、スタートが悪かったことが悔やまれます。ここで集団の後ろについてしまったので、1台1台、抜いていくのが大変でした。ペースがよいことはわかっていたので、この調子なら今日はトップ10を狙えると考えていましたが、ここはパスが難しく、結局は上位のグループから離されてしまいました。でも今日のレースは、とてもよい経験になりました。次につなげられるように多くを学び、理解していきたいと思っています。怪我はよくなってきているので、引き続き体力回復を図り、自分のライディングとセッティングに気持ちを集中してムジェロではまたベストを尽くします」

    ヨハン・ザルコ (DNF)
    「ホームグランプリで非常に残念な経験をすることになってしまいました。でもポールポジションを獲得し、よいパフォーマンスができたことは思い出になります。決勝ではまず2番手につけました。スタートは最悪だったのですが、最初のシケインでポジションを挽回。そのあとはロレンソとの戦いとなり、なかなか抜くことができませんでした。しばらく待ってから仕掛けましたが、小さなミスをしてしまったのです。コーナー進入が速すぎて少しはらんだあと、フロントから転倒してしまいました。マシンのフィーリングがとてもよかったので転倒は予想していませんでした。今になって思えば、タンク内の燃料が減るまでもう少し待つべきだったのでしょう。レースでは時に幸運、そして時に不運があります。このことを心に刻みつけ、これからも自分のするべきことに集中し、優勝を目指していきます」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「フランスGPが終わりました。土曜日の夜までは完璧だったのですが、残念ながら思い描いていたシナリオの通りにはいきませんでした。ザルコ選手はポールポジションを獲得し、それでも冷静にホームグランプリのプレッシャーをコントロールできているように見えました。しかし今朝のウォームアップセッションでルッチと絡んで転倒したことが、ひとつの警鐘でもありました。このようなことは、いつもの彼にはないことなのです。明らかに彼はナーバスになっており、自らを落ち着け、鼓舞しようと必死になっていました。そして決勝ではスタートで出遅れ、それでも最初のシケインで挽回してロレンソ選手に挑んでいきましたが、そのうちにマルケス選手が加わり3台のバトルになりました。ザルコ選手はおそらく、ブレーキを握り過ぎてフロントを失ったのだろうと思います。もちろんあとで考えれば、そんなに早く仕掛ける必要はなかったかもしれません。周回を重ねてマシンが軽くなれば、ペースも上がってくるのですから。21戦連続でポイントを獲得してきた彼が、そのホームGPで初めてDNFを喫し、私たちは非常に重要なことを学びました。ただ優勝を夢見て、少なくとも表彰台獲得を願って応援してくれたファンのみなさんには申し訳なく思います。でもこれもレースのひとつなのです。私たちは次のムジェロでもう一度トライします。ハフィス選手については非常に満足しています。体調が戻り、ベスト・ルーキーに返り咲きました。長い時間、モルビデリ選手につかまってしまったのは残念ですが、それがなければトップ10の可能性も十分にありました。でも12位の4ポイントもとてもすばらしい成果です。ウイークを通じての彼の仕事ぶりにも満足しています。いつも笑顔を絶やさず、貪欲に学び、チームの助言をしっかりと聞いてくれます。その結果としてスピードが上がってきているのですから、私たちとしては彼を誇りに思います」

    関連:【MotoGP】 第5戦フランスGP 結果:マルク・マルケスが3連勝

  • 【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP 第5戦フランスGPの決勝日は、3日間を通じて最も暑い一日となり、最高気温は24℃まで上昇、路面温度も45℃まで上がった。

    厳しい条件の中での決勝レースとなったが、連日の好天もあり、2000年にル・マンにグランプリが復帰してから最多観客数となる10万5千人がサーキットのスタンドを埋め尽くした。

    大観衆が注目する中でスタートしたレースは、予選2番手から挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、アメリカズGP、スペインGPに続き3連勝を達成した。この日のマルケスは、フロントにミディアムコンパウンド、リアにはただ一人ハードコンパウンドを選択。そのため序盤はペースを抑えたが、タイヤが温まってからはペースを上げると、ライバル勢を圧倒した。

    オープニングラップに5番手までポジションを落としたマルケス・マルケスだが、2周目にダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をかわし4番手へ。5周目には前を走るアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が転倒を喫したことで3番手に浮上する。さらに7周目にはヨハン・ザルコ(ヤマハ)をかわし2番手へと一気にポジションを上げていく。その後、ザルコがマルケスを抜き返するが、コース中盤の左コーナーで転倒したことで再び2番手に浮上したマルケスは、10周目にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を抜いてトップに浮上。その後、1分32秒台前半の好ペースで周回を重ねると後方に約3秒のリードを築き、27周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。

    アメリカズGP、スペインGP、そしてフランスGPと3連勝を達成したマルク・マルケスは、チャンピオンシップでも首位をキープ。今回7位で総合では2位につけるマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に36点差をつけている。

    予選10番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、中盤までジャック・ミラー(ドゥカティ)、ビニャーレスらとセカンドグループを形成。後半はミラーとし烈な4位争いを繰り広げ、最終的に5位でフィニッシュした。シーズン序盤、不運のアクシデントで2戦を落としているペドロサは、前戦スペインGPでの不運の転倒により万全の体調ではなかったが、今大会はしっかりとポイントを獲得。総合11番手から10番手へとランキングを一つ上げた。

    予選でのハイサイドで転倒し、市内の病院で診断を受けたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、無事に退院して日曜日の決勝レースに挑んだ。朝のウォームアップで体調を確認したクラッチローは、決勝ではレース中盤までペースをセーブ、転倒しないように慎重に周回を重ね、後半はややペースを上げたが、着実に走りきって8位でフィニッシュした。

    前戦スペインGPではベストリザルトの9位でフィニッシュしたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、ポル・エスパルガロ(KTM)、ハフィズ・シャーリン(ヤマハ)、ブラッドリー・スミス(KTM)らとし烈な戦いを繰り広げ13位でフィニッシュ。今季4度目のポイントを獲得した。

    レース前半、モルビデリらのグループに加わった中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、後半、フロントタイヤのフィーリングに苦しんで15位へとポジションを落とし、そのままチェッカーとなったが、これで4戦連続ポイントを獲得。シーズン初のポイント獲得に闘志を燃やしたトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は16位に終わり、ポイント獲得まであと一歩届かなかった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「ル・マンは僕たちにとって最も難しいサーキットの一つです。この大会で優勝することができたので、とてもうれしいです。今日は僕だけがハードリアタイヤを選択しました。そのため、ほかのライダーとはレースへのアプローチが少し違いました。なぜならタイヤが温まるまで、少し時間がかかると分かっていたからです。でも、ウォームアップ中にタイヤの準備ができれば正しい選択になるということを確認しました。今日はとても安定していたし、いいリズムをキープすることができました。正直、レース序盤は少し難しい走りを要求されました。ザルコが2コーナーで接触し、僕は少しはらんでしまいました。そのあと、イアンノーネが転倒するのですが、危うく僕に当たるところでした。そのため、ポジションをいくつか落としてしまったので、少し落ち着くことに決めました。ドビとヨハンが転倒したのを見たとき、再びレースへのアプローチを少し変えました。そのあと、3コーナーで危ない瞬間があり、FP3で転倒していたところだったので、そこでも非常に注意深く走行しました。それが功を奏して、レースでは転倒を免れました。いま、自分のマシンととても“甘い”時間を経験しています。このような気持ちになったときは、うまくいきます。そしていい走りができ、マシンもうまく機能します。これで物事が楽になるわけではありませんが、より自然に走ることができます。もちろんシーズンは長いです。すべてのレースが同じように行くわけではありませんが、とにかくがんばってこの勢いを維持したいと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「レースウイークと身体のポテンシャルのことを考えれば、5位はいい結果だと思います。ポジティブな面は、10番グリッドから5つもポジションを取り戻すことができたことです。このサーキットではそう簡単なことではありません。今日は転倒しないように走ることも重要でした。そして完走できたので、次のレースへ向けてさらに自信がつきました。レース終盤のリズムは、まだ思っていたような速さではありませんでしたが、それでも安定していました。レースウイークを通してマシンのセットアップを進めることができたので、チームには感謝しています。来週のカタルニアのテストのあと、体調がどうなるか様子を見たいと思います。身体を回復させて、引き続きパフォーマンスを上げていきたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8位)
    「レースウイークを通していいペースがありました。しかし、昨日の転倒の影響で今日はこれが精一杯でした。少し残念に思っています。チームはすばらしい仕事をしてくれたし、僕のためにマシンをグリッドに並べてくれました。トップグループで戦う準備はできていたのですが、今日の僕にはそれができませんでした。序盤はプッシュせず、最初の10周か15周はミスをしないように走りました。そうしなければ、再び深刻なケガをするかもしれなかったからです。そのあと、少しプッシュして何人かのライダーをパスしました。それもチームのおかげです。久しぶりに完走しました。すばらしい結果ではありませんが、十分な仕事ができたと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 13位)
    「転倒が多く、多くのライダーにとって難しい週末になりました。プラクティスでは少し苦戦して、転倒もしました。そのため、いつものペースに戻るために一生懸命取り組まなければなりませんでした。チームはすばらしい仕事をしてくれたので、感謝しています。いつものようにレースから多くのことを学ぶことができました。次のムジェロでのレースに役立つことを願っています。ムジェロはイタリア人のライダーにとってはいつも大事な週末です。ハフィズやブラッドリーとのバトルは楽しかったです。次回はヘレスのときのように、トップ10に戻れることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 15位)
    「今回はクラッチのフィーリングがあまりよくなくて、スタートしてから加速がスムーズではなく、ポジションを上げることができませんでした。しかし、序盤のフィーリングは格段によくなって、フルタンク、ニュータイヤでプッシュできるようになりました。今日はカルに追いついてパスするチャンスもあったのですが、接触してはいけないと思い、セーブしました。そのあと、15周を過ぎたころからフロントのフィーリングが厳しくなり、ペースを上げられませんでした。今日はフロントにミディアム、リアにソフトとタイヤの選択は間違ってなかったと思いますが、フロントはセッティングがあまりよくなかったのかも知れません。火曜日にカタルニアでテストがあるので、今回の課題を追求したいです。フリー走行で転倒してケガをした足の影響はありませんでした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 16位)
    「ここはかなり特徴のあるトラックなので、金曜日と土曜日は楽ではありませんでした。そして決勝では、午前中のウォームアップで転倒してしまいました。あまりいい日曜日のスタートにはなりませんでした。レースではベストを尽くしましたが、たくさんのライダーが転倒していたので、とにかく完走して、チームのためにデータを残し、前に進み続けなければと思っていました」

  • 【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    例年天候に翻弄されることが多いル・マン/ブガッティサーキットだが、この週末は一度も雨に見舞われることなく、決勝当日も朝から青空が広がり、快晴の1日を迎えた。

    アメリカ、スペインと連続表彰台を獲得してきたアンドレア・イアンノーネは好調ぶりを留めることなく、ここフランスでも終始ポジティブなパフォーマンスを見せ、決勝に期待が掛かっていたものの、スタート直後の6コーナーでまさかのスリップダウンを喫し、早々に戦線離脱。

    一方、ルーキーイヤーの昨年、怪我でフランスGPを欠場し、MotoGPマシンでル・マンを走行するのが初となったアレックス・リンスは、ウィークを通してセットアップに苦戦。しかし決勝では自身のペースを取り戻し、3戦ぶりの完走、トップ10フィニッシュを遂げた。

    午後になって気温がどんどん上昇したため、27周で行われる決勝では、どちらのライダーもタイヤはフロントミディアム、リアソフトのコンビネーションを選択。15番手グリッドからスタートしたリンスは、オープニングラップでポジションアップし、果敢に攻めながら、セカンドグループで数台とバトル。一時は8番手までポジションを上げるも、終盤にペースダウンを強いられ、10位でチェッカーフラッグを受ける。

    4番手、セカンドローからスタートしたイアンノーネもまた好スタートを切り、すぐにひとつポジションを上げて3番手に滑り込むも、その直後にまさかの転倒。ライダーに怪我はなかったものの、再スタートは切れず、そのまま早々のリタイヤとなり、チャンピオンシップで4位につけていたイアンノーネにとっては、ノーポイントの悔しい週末となった。

    アレックス・リンス
    「この週末はなぜか色々なことがうまくいかなくて、とにかく速く走るためにできることを全て試したよ。決勝では少しだけ状況が改善された感じで、10位という結果にはそれなりに納得している。トップグループからはちょっと遅れたけど、終盤にはアレイシ・エスパルガロ、マーベリック・ビニャーレス、カル・クラッチローと激しいバトルができたし、学ぶことも多かった。アメリカからここまでの3戦は昨年怪我で欠場したサーキットで、MotoGPで走るのが初めてだったけど、次のムジェロはテストで走行したし、初日からしっかりターゲットを絞って、組み立てていけると思っている。とにかく前だけを見て全開で頑張るよ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「スタート直後に転倒してしまったのだけど、理由がよくわからないんだ。スタートもうまく決まり、さぁ行くぞ!って時に、突然リアがさらわれたような、とても不思議な転倒だった。今週は全体の流れも良かったし、表彰台を狙える自信もあったから、本当に悔しいよ。自分でもどうして転倒したのかわからなくて、チームにデータを確認してもらっているところだよ。レースだから何があるかなんてわからないけど、今日みたいな、自信もチャンスもあった日に、表彰台を逃し、ノーポイントでレースを終えてしまったことは悔やまれるね。次のムジェロはテストでも快調だったし、僕にとってのホームレースでもあるから、良いレースをして、必ずリベンジするよ。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「非常に残念なレースとなってしまいました。アンドレアは今週非常にペースが良く、表彰台を狙える実力があったのですが、残念ながら早々にレースをリタイヤしてしまいました。前戦へレスのように、パフォーマンスがパーフェクトではなかったのに表彰台を獲得することができたというのもレースですし、今日のように、良いパフォーマンスを持っていても、結果に繋げることができないのもレースの難しさだと思い、次回また再チャレンジしたいと思います。アレックスは今週あまり良いパフォーマンスが見せられなかったですが、難しい中でもレースを完走してポイントを獲得し、データをもたらせてくれました。ここ数戦リタイヤが続いていたので、しっかりレースを完走できたことは、ひとつステップアップになったと思います。次戦のムジェロは私たちにとって自信のあるサーキットですので、しっかり準備して挑みたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「アンドレアはこの週末かなり良い感じでしたし、決勝グリッドも良かっただけに、序盤に転倒してしまったことが本当に残念です。完走できていたら、きっとトップグループで激しい争いを見せてくれたでしょう。ここ数戦、アンドレアはずっと良いコンディションなので、彼のホームGPとなる次戦ムジェロに期待したいですね。アレックスは今週かなり苦戦し、今朝のウォームアップでもセッティングを変えたりと、なかなか方向性がうまく決まらなかったので、その状況を考慮すれば、前向きな結果だったと言えるでしょう。ここ数戦は転倒・リタイヤが続いていたので、まずはレースを完走し、ポイントを獲得できたことで、本人の自信も戻ったと思います。ムジェロは先週テストをしていてデータも収集できているので、さらに気持ちを引き締め、より完璧な状態でムジェロの週末を迎えられるよう準備を進めていきます。」

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