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  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP 第17戦オーストラリアGPの予選は、断続的に雨が降る不安定な天候の中で行われた。その中でMotoGPクラスは、幸いにも、FP3、FP4、Q1、Q2ともにドライコンディションで行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2戦ぶり今季5回目のポールポジション(PP)を獲得した。

    ドライコンディションとは言え、気温も路面温度も低く、時折り小雨が降る厳しい条件となった。加えて、フィリップアイランド特有の強い風が終日吹いて、選手たちを悩ませた。その中でマルケスは、いつも通り、決勝に向けてのセットアップに集中した。

    FP3は、前日のタイムをなかなか更新できないコンディションだったが、その中でマルケスはタイヤテストに集中しながら前日のベストを更新。総合順位は6番手のままだったが、1分29秒台で連続ラップを刻み、セッションのトップタイムをマーク。上位5位までの選手が前日のタイムを更新できない厳しい状況の中で順調にセットアップを進めてQ2に進出した。その後に行われたFP4では、FP3で使用したタイヤで引き続きロングランを行い6番手だったが、ここでも1分29秒台から30秒台でラップを刻み、決勝のシミュレーションを行った。

    迎えたQ2では、セッション中に小雨がぱらつく難しい状況だったが、快調にタイムを刻んだマルケスが、2位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に0.3秒差をつけて今季5回目、大会5年連続のPPを獲得した。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、厳しいコンディションの中でタイヤテストに集中した。フリー走行では総合18番手。11番手以下で競うQ1では4番手までポジションを上げて14番グリッドが確定した。決勝ではシングルフィニッシュを目指す。

    ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に向けて着実に前進するフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、今大会、さらにステップを刻むためのトライを続けて15番手。決勝では追い上げのレースに挑む。

    今年を最後に引退を表明しているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、不安定な路面コンディションと強風に苦しめられ、思ったような走りができなかった。小柄なペドロサにとって、これまでもフィリップアイランドは苦戦するサーキットだったが、土曜日の予選は、厳しい条件がそろう一日となった。決勝は後方からのスタートになりますが、追い上げのレースに期待される。

    初ポイント獲得に闘志のトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は20番手。不安定なコンディションの中で、タイヤの選択など、なかなか思うようにセットアップを進めることができなかったが、決勝では初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「ポールポジションを獲得するのは、とてもたいへんでした。天候がトリッキーだったので、いつプッシュすればいいのか、難しい判断を強いられました。降り方は小雨で、路面を十分に濡らせるほどではありませんでした。しかし、バイザーやスクリーンに雨粒がつくので少し怖い思いをしました。小雨が止んだときに、すぐにアタックしました。ポールポジションを獲得するのに十分なラップを刻むことができました。PPを獲得し、上位のライダーたちに近づくことができました。正直、思っていたほど快適ではないのですが、それでもレースウイークを通して前進してきたのでメンタルもいつものようにポジティブです。でも、明日のレースでは何を期待したらいいのかはっきりわかりません。昨日今日と、多くの転倒があり、僕も転倒しました。そして天候は本当に予測不能であり、タイヤの選択は重要になります。僕たちはコンストラクターズとチームのチャンピオンシップのことを考えなければなりません。もし優勝が無理ならば表彰台を狙います」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「通常ならセッションをこなすごとにコンディションがよくなるのですが、今日はあまりコンディションが改善されず、おまけに風も強く、厳しい条件の一日になりました。昨日は転倒で一日を終えたので、今日はFP3、FP4、そしてQ1と確実にセットアップを進め、タイヤテストに集中しました。昨日まではミディアムを使用していましたが、今日のコンディションでは、ライダーのほとんどが、ソフトとハードに分かれました。今日のようなコンディションならソフト。天気がよくなればハードを選ぶことになると思います。このコースは、ペースを落とすとすぐにタイヤが冷えるので、単独で走ることが多く、なかなか、MotoGPマシンでの走り方を学ぶチャンスが少なくて残念でした。明日はいいスタートを切ってグループについていき、フィリップアイランドを攻略したいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 15番手)
    「今大会はずっと試していることがあるのですが、昨日から少し前進することができました。よかったです。明日はもっと前進したいと思います。いい天気になってもらい、レースではポイント圏内を目指しアタックしたいと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 18番手)
    「路面コンディションと強い風のために今日はとても難しい一日となりました。特にセクター1とセクター3の高速コーナーでいい感触がつかめませんでした。ホイールを地面に接地させることに苦労しました。まるでセーリングをしているようでした。コーナリングスピードをうまく使えないのは、このサーキット特有のものがあります。なぜならコーナリングスピードとバンク角が重要だからです。あまりうまく走れず、予選は本当によくありませんでした。明日は風が収まり、今日よりうまく走れることを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20番手)
    「最後のラップはセクター3までよかったのですが、セクター4でタイムを落してしまいました。今日は接戦だったので、このミスがなければもっといいポジションを獲得できたと思います。今日はセッティングがよくなったのですが、トリッキーなコンディションで簡単ではありませんでした。かなり後方からのスタートになり残念です。全体的には悪くありませんでした。レースに向けてまだタイヤの選択をしなければなりませんが、多くのことを学びました。フロントタイヤが最後まで持つかどうか確かではありません」

  • MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選 | マルク・マルケスがPP獲得

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGPの公式予選が10月27日(土)にフィリップアイランド・サーキットで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温15度、路面温度25度のドライコンディションの中、2018年王者のマルク・マルケスは1分29秒199をマーク。今季6度目、最高峰クラスで51度目、当地で5年連続6度目、キャリア通算79度目のポールポジションを獲得した。

    2番手には0.310秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が入り、今季4度目の1列目に進出すれば、3番手には0.506秒差でヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)が入り、2戦連続6度目の1列目を確保した。

    2列目にはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、アレックス・リンス(スズキ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、3列目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が並ぶ。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、公式予選1で4番手となり、14番グリッドから決勝をスタートする。

    2018年 MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 予選結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分29秒199
    2 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分29秒509
    3 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分29秒705
    4 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分29秒712
    5 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分30秒026
    6 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分30秒140
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒270
    8 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分30秒328
    99 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分30秒519
    10 55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分30秒593
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒640
    12 19 アルバロ・バウティスタ ドゥカティ・チーム 1分32秒367
    13 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分30秒174
    14 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分30秒452
    15 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒518
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒646
    17 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分30秒679
    18 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒770
    19 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒911
    20 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒958
    21 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒141
    22 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分31秒309
    23 7 マイク・ジョーンズ アンヘル・ニエト・チーム 1分32秒639
  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    MotoGP 日本GPからの連戦となった第17戦オーストラリアGPは、時折り小雨が落ちる不安定な天候の中でフリー走行が行われた。この日は、午前中に行われたMoto3クラスのフリー走行で、コース上に出たオイルの処理で2時間の中断となり、大幅にスケジュールが変わった。MotoGPクラスの2回のセッションは、ともに午後に行われ、ドライコンディションだった。

    こうして、イレギュラーなタイムスケジュールで行われたフリー走行だが、前戦日本GPで3年連続5度目のチャンピオンに輝いたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、これまで通りタイヤテストに集中、連続周回をこなし、決勝に向けて準備を進めた。1回目のセッション終盤に、前後新品タイヤでコースインして3周目に転倒を喫したが、2回目のセッションでは1回目のセッション終盤に投入したタイヤで連続ラップをこなし、多くのデータを収集した。初日は、トップから1秒差以内に9台という接戦となり、その中で7番手のマルケスだが、内容では相変わらずポールポジション(PP)争い、優勝争いに加わる走りでファンを喜ばせた。

    チームメートのダニ・ペドロサは初日13番手、2日目のフリー走行で予選Q2進出に向けてトップ10内を目指す。不安定な天候の中でペドロサは、FP1では1コーナーで転倒、FP2ではタイムを短縮したがポジションは変わらず苦戦の一日となった。課題はフロントの接地感で、土曜日のフリー走行、予選で改善に取り組む。

    ルーキー・オブ・ザ・イヤーに向けて着実に前進しているフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、リアのセットアップに苦戦する一日となり18番手。しかし、このコースを得意としているだけに、2日目のフリー、予選でタイムとポジションを上げることが期待される。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、高速コーナーが続くフィリップアイランド攻略にやや手間取り、ソフトタイヤでアタックしたFP2では転倒してタイムを伸ばせず19番手。モルビデリ同様、2日目のフリーと予選でコース攻略に全力を尽くす。

    初ポイント獲得に闘志を燃やすトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、21番手からイギリスGPの15番手を凌ぐベストグリッド獲得に挑む。

    初日5番手とHonda勢トップのカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、FP2のセッション終盤に1コーナーで転倒し、右足首を骨折して今大会を欠場する。クラッチローはメルボルン市内の病院で手術を受ける予定。

    マルク・マルケス(MotoGP 7番手)
    「今日はマシンやフロントタイヤのフィーリングがよくないままスタートすることになりました。そして予想もしていない転倒をしてしまいました。セカンドセッションでは7番手に終わりましたが、前進できたので満足しています。マシンを調整して、フィーリングを理解するためにロングランをこなしました。まだやることはたくさんありますが、今は正しい方向へ進んでいると思います。今回も接戦になっています。みんなのポジションがまだはっきりしないので、明日がどうなるか様子を見たいです。もちろん100%を尽くします」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 13番手)
    「今日の1回目のセッションは感触は悪くありませんでした。しかし、同じタイヤを使い、マシンにもなにも調整していない状態でセカンドランに出たとき、フロントから転倒してしまいました。2回目のセッションでもコーナリングでのフロントの感触は完ぺきではありませんでした。タイヤはソフトとミディアムスペックを試しました。引き続き取り組んでいかなければなりません。明日がどうなるか様子を見たいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 18番手)
    「今日はリアのパンピングの問題でかなり苦戦しました。そのため難しい一日になりました。でもハードタイヤではまずまずの速さがあったのでよかったです。なぜこうしたことが起こったのか原因を考えなければなりません。とにかくこのサーキットをMotoGPマシンで走ることができてよかったです。明日も引き続き、決勝に向けてパフォーマンスをよくしていくことに集中したいと思っています」

    中上貴晶(MotoGP 19番手)
    「オランダGPの行われるアッセンと似たような感じで、切り返しのタイミングなどがつかみにくく、最後まで攻略できませんでした。タイヤを冷やさないようにしながら、だれかの走りを見ようと思いましたがうまくいきませんでした。今日はスケジュールが大きく変わり、FP1のあと、マシンのセットアップをちゃんとチェックする時間がないまま、FP2に挑まなくてはいけませんでした。今日はハードで走って着実にセットアップを進めたいと思っていました。FP2の最後に、ソフトタイヤでタイムを出そうと思ったのですが、6コーナーの進入で転んでしまいました。今日はマシンのセットアップはもちろんのこと、コース攻略ができていないままの部分もいくつかあるので、明日も引き続きコース攻略に努めたいです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
    「FP1は、とてもいいスタートが切れました。スピードもあり、前進できると思いましたが、間違った方向でセットアップを進めてしまいました。明日に向けて再度マシンのバランスを考え直さなければなりませんが、進むべき方向性について、おもしろいことを見つけました。明日の天候が安定することを願っています。天候がよければ、予選と決勝に向けて準備を整えることができると思います」

  • MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 初日レポート

    MotoGP 第17戦 オーストリアGPの初日は、Moto3のフリープラクティス第1セッションでオイルがコース上に出たためスケジュールが遅延。そのなかでもビニャーレスは好調を維持して総合3番手を獲得。ロッシはこのコース特有の風と寒さに対応するため、やや時間をかけてマシンを暖めてから少しずつペースを上げていった。

    コース清掃後にスタートした第1セッションでは難しいコンディションに多くの転倒車が出たが、ビニャーレスは順調に周回を重ねて11ラップ目に1分29秒952のトップタイムをマーク。

    第2セッションではマシン・バランスの最適化によってさらにペースアップを図り、終盤では前後タイヤをソフトコンパウンドに履き替えてタイムアタックを行った。この結果、自己ベストを1分29秒354に更新し、トップから0.223秒差の総合3番手獲得と健闘した。

    チームメイトのロッシは、ランキング2位との9ポイント差を縮めるためにこのレースを戦う。フリープラクティス第1セッションでは開始早々から決勝用のベース・セッティングを準備。ラップタイムではビニャーレスから0.876秒差の1分30秒828を記録して10番手となった。続く第2セッションでもマシン・セッティングに専念したロッシ。路面は依然として濡れていたが、気温の上昇とともにラップタイムが向上し、最終スティントでは1分30秒台前半を連発した。ベストラップは1分30秒133。トップから1.002秒差の10番手で初日を終了した。

    ザルコとシャーリン、オーストラリアGP初日に好調アピール
    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは、フリープラクティス第1セッションからハイペースを披露して8番手を獲得。第2セッションではそこからさらに0.972秒短縮し、トップに0.555秒差に迫る1分29秒686で6番手に浮上した。
    ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンは、フィリップアイランドのコースに素早く慣れてペースアップ。第2セッションでは0.777秒更新すると、トップ10に0.046秒差と迫る11番手を獲得し初日を終えた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合3番手/1分29秒354)
    「順調な金曜日。フィリップアイランドが大好きです。コース・レイアウトが素晴らしいので、いつも以上にプッシュできるのです。作業スケジュールも非常に順調で満足していますが、午後のセッションは少しがんばり過ぎてしまったようです。マシンのフィーリングがとても良かったので、その良かったマシンに集中するべきでした。私自身は集中力を保って正確な仕事ができたと思います。その結果、3番手を獲得することができました。このコースの流れるようなコーナーの特徴が私たちのマシンに合っています。今日は絶好調だったので、明日と明後日もこの勢いをキープできるようがんばります」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合10番手/1分30秒133)
    「今日はマシンとタイヤに集中しました。ここフィリップアイランドではいつも、そのバランスで苦労するからです。天気予報によれば、明日のフリープラクティス第3セッションでタイムを短縮するのは難しそうなので、最終的にトップ10に入ることができたのは幸運でした。今日のところはまだペースが上がっていないので、明日以降、マシン・バランスをさらに向上できるよう、しっかり作業を続けなければなりません」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「フィリップアイランドは天候が変わりやすく、このあと何が起こるかわかりません。だからひとつひとつのセッションが非常に重要になるのです。今日は前回のもてぎで使用したセッティングに比べ、より従来的なベース・セッティングを採用。ふたりは好調ぶりを発揮し、とくにマーベリックは両セッションでハイペースを見せてくれました。タイヤ・スペックを数種類、試しましたが、最も硬いコンパウンドについてはテストができなかったので、明日のセッションで行う予定です。また、マーベリックとバレンティーノが同様に指摘しているコーナー立ち上がりについて取り組むほか、タイヤの耐久性向上を図るための電子制御システムについてもテストを続けます。明日の天気はまだわかりませんが、いずれにしても、また一歩、前進を目指します」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合6番手/1分29秒686)
    「ウイーク初日は好調。コンディションも十分でした。この素晴らしいコースで素早くペースをつかめたことに満足しています。でもそのあとは、毎ラップでタイムを更新できたわけではありませんし、より気持ちよく走るためにセッティングを向上させることも簡単ではありませんでした。非常に速いライダーが何人かいて、彼らのペースにはついて行けなかったのです。でもここであと一歩前進し、自信を持って戦えるように努力しなければなりません。このコースでは加速性能が非常に重要になるので、それが明日以降の課題になるでしょう。初日としての結果には満足しています。明日はさらに向上を目指し、明後日の決勝に備えます」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合11番手/1分30秒179)
    「フィーリングは最高です! 過去の経験ではあまり好きなコースではなかったので、正直に言うと、フィリップアイランドで最初からこのように速く走れるとは思っていなかったのです。ところがGPマシンではフィーリングがまったく異なっていて、このマシンなら自信を持って走ることができました。そしてQ2進出まであとわずかのところまで迫ることができたのは良かったのですが、本当なら、もうちょっとペースを上げることができたのではないかと悔やんでいます。でも全体的にはとても順調なので、今日の状態をキープして、明日また好天のもとでチャレンジしたいと思います。今までのところマシンは絶好調。明日は決勝用セッティングをしっかり煮詰めていきます」

  • MotoGP 第17戦 オーストラリアGP | A.イアンノーネが初日総合トップ

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGP | A.イアンノーネが初日総合トップ

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGPのフリー走行が10月26日(金)にフィリップアイランド・サーキットで行われ、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が初日総合トップタイムを記録した。

    アンドレア・イアンノーネは、フリー走行2回目に1分29秒131をマーク。第14戦アラゴンGPのウォームアップ走行以来、今季11度目のトップタイム。第3戦アメリカズGP、第6戦イタリアGPに続き、今季3度目となる初日総合1番手に進出した。

    2番手には0.160差でダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、3番手には0.063差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。

    以下、アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、マルク・マルケス(ホンダ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、アレックス・リンス(スズキ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がトップ10入り。

    フリー走行2日目に転倒を喫したカル・クラッチローは、右足首(脛骨のくるぶし)を骨折。メルボルン市内の病院に搬送され、手術を受けることになった。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、フリー走行2回目で今季14度目の転倒を喫して初日総合19番手だった。

    2018年 MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 初日総合結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分29秒131
    2 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分29秒291
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分29秒354
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分29秒406
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分29秒616
    6 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分29秒686
    7 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分29秒739
    8 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分29秒838
    99 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分29秒918
    10 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒133
    11 55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分30秒179
    12 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒346
    13 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒472
    14 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒545
    15 19 アルバロ・バウティスタ ドゥカティ・チーム 1分30秒734
    16 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒736
    17 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分30秒772
    18 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒787
    19 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分30秒830
    20 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒275
    21 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分31秒539
    22 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒570
    23 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分31秒941
    24 7 マイク・ジョーンズ アンヘル・ニエト・チーム 1分33秒633
  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    MotoGP 日本GPからの連戦となる第17戦オーストラリアGPが、10月26日(金)~28日(日)の3日間、フィリップアイランド・サーキットで開催される。1周4.4kmのフィリップアイランドは、高速コーナーが連続するレイアウトで、シーズンを通して高いアベレージスピードを誇る高速サーキットの一つだ。アクセル全開で走る割合が多いので、エンジンの性能差がほとんど出ない。また、こうした特徴により、スリップストリームを使い合うことになるため、毎年し烈なバトルが繰り広げられる。今大会も壮絶な優勝争いとなることが予想される。

    前戦日本GPでは、タイトル王手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と一騎打ちの戦いを繰り広げ、アラゴン、タイに続く3連勝を達成、今季8勝目を挙げて3年連続5回目のタイトルを獲得した。3連戦の最初のレースでタイトルを決めたマルケス。すべてのプレッシャーから解放されて残り3戦に挑む。

    過去、フィリップアイランドでは、2012年にMoto2クラスのタイトルを獲得している。MotoGPクラスでは、15年に大会初優勝、昨年はポール・トゥ・ウイン。今年は2年連続3回目の大会制覇と今季9勝目に挑む。マルケスのライダーズタイトルに続き、今大会はHondaが3年連続24回目のコンストラクターズタイトル獲得に王手をかけており、Honda勢は全力で優勝を目指す。

    前戦日本GPで今季3回目の表彰台に立ち、総合5位につけるカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、2戦連続表彰台と今季2勝目にチャレンジする。フィリップアイランドでは、12年に表彰台獲得を果たしているが、LCR Honda CASTROLに移籍してからはまだ表彰台獲得がない。登り調子で迎える今大会は、マルケスとともに今季2回目の1-2フィニッシュを目指す。

    総合11位のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が最後のオーストラリアGPに闘志をかきたてている。しかし、これまでフィリップアイランドはMotoGPクラスでは優勝経験がないサーキットの一つ。その理由は、不安定な天候と、加えて、フィリップアイランド特有の強風にある。小柄なペドロサにとっては厳しい条件のサーキットだが、フィリップアイランドで今季初の表彰台獲得を目指す。

    総合14位につけるフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、ここまで11回のポイント獲得で、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に大きく前進している。今大会はサンマリノGPからの連続ポイント獲得記録を「5」に伸ばす意気込みだ。

    前戦日本GPで15位。ホームGPで思うような走りができなかった中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がその雪辱に挑む。フィリップアイランドは得意とするサーキット。Moto2時代は表彰台獲得はないが、MotoGPクラスではポイント獲得とトップ10入りを目指す。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、念願の初ポイント獲得に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「タイトルを獲得してオーストラリアに到着できることはすばらしい気分です。シーズンの最後を楽しみたいと思います。もちろんコンストラクターズとチームのタイトルのことを考えなければならないので、同じレベルのパフォーマンスを維持したいと思います。その目標を達成させることは僕たちやHondaにとって重要なことなので、さらに優勝を目指したいです。フィリップアイランドは大好きです。ファンにとっては、すばらしいショーとなる長いバトルのレースになります。晴れて暖かい天気から、急に寒く風が強くなったりするので、レースウイークを通じて天気がいいことを願っています。とにかくいつも通り集中してトップグループを目指します。そしてレースを楽しみたいと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合5位)
    「フィリップアイランドではベストを尽くします。常にベストを尽くしてきました。でも今の最大の問題は、チャンピオンを獲得したマルクには、失うものがなにもないということです。 そのため、僕たちにとってはこれまで以上に厳しい戦いが待ち受けることになります。もし、3回のDNFがなければ、今年はチャンピオン争いができていたかもしれません。でもそれはもう終わったことなので、全力で戦うだけです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合11位)
    「フィリップアイランドでは過去にいい結果を出したこともありますが、あまり得意なサーキットではありません。最近はいいセットアップを見つけるのに苦戦しました。できる限りベストを尽くしたいです。いい天気になってもらいたいです。すべてのセッションをうまく利用してレースに向けて準備ができることを願っています」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合14位)
    「フィリップアイランドはもてぎとは全く違うサーキットです。過去にあまりいい結果を残したことはありませんが、大好きなサーキットの一つです。MotoGPマシンで走るのが、とても楽しみです」

    中上貴晶(MotoGP 総合20位)
    「日本GPを終えて、次のレースがすぐあるのはすばらしいことです。なぜなら、日本では残念な結果に終わったからです。チームも僕も気持ちを切り替えてオーストラリアGPに挑みたいです。フィリップアイランドは大好きなサーキットです。レースウイークを通して安定した天候となることを願っています。ベストを尽くします」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合26位)
    「フィリップアイランドはすばらしいサーキットです。これほど壮観なサーキットでレースができることがうれしいです。3連戦ということで、チームとたくさんの時間を過ごすことになります。楽しい時間でもあり、次のレースに向けてクリアなプランを立てることにも役立ちます。フィリップアイランドでは、もっと速いスピードで周回できることを願っています」

  • MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP プレビュー

    Movistar Yamaha MotoGPは日本GP終了後、休む間もなく次の舞台となるオーストラリアはフィリップアイランドへと向かった。

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシは現在ランキング3位。ランキング2位までのあと9ポイントを追って第17戦オーストラリアGPに臨む。フィリップアイランドでは数多くの表彰台を獲得している。

    最高峰クラスでは2001年から2005年まで5年連続優勝、2014年にもうひとつ加えて6勝目を挙げた。また2008年、2009年、2016年、2017年は2位、2000年2006年、2007年、2010年、2013年は3位を獲得している。

    マーベリック・ビニャーレスは、現在、ランキング4位につけており、トップ3入りが目標。ランキング3位のロッシとの差は30ポイント、2位との差は39ポイントとなっている。これまでに合計4回表彰台に上っており、2013年にはMoto3で2位、2014年にはMoto2で優勝、2016年と2017年は最高峰クラスで3位を獲得した。

    フィリップアイランドで初めてモーターサイクル・レースが開催されたのは1931年。1956年に固定的なサーキットとして建設されたあとグランプリを行ってきたが、’70年代後半から’80年代前半にかけて閉鎖されていた。改修工事を受けて1989年と1990年に一旦、再開したあと、1997年から再び定期的に開催されるようになった。海に面した素晴らしいロケーションと全長4.4kmの流れるようなレイアウト(7つの左コーナー、5つの右コーナー、900mのストレート)が、ファンからもMotoGPライダーからも愛されている。

    Monster Yamaha Tech3のふたり、モチベーションを高めてフィリップアイランドへ
    日本GPからわずか数日、Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンは第17戦オーストラリアGP出場のため南半球へ。フリープラクティス第1セッションは現地時間の金曜日11:55にスタートする。

    昨年はここフィリップアイランドで大活躍を見せたザルコ。今年もできるだけ多くのポイントを持ち帰り、トップ・サテライトを目指すべくベストを尽くす。 一方、日本GPではトップ10入りを果たして好調ぶりを見せているシャーリンは、フィリップアイランドでさらに弾みをつけ、次のホームGPに臨みたいところ。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「オーストラリアGPは大好きなコースのひとつで、ここに来るときはいつもハッピーです。この土地もサーキットもとても気に入っています。昨年は私が2位、マーベリックが3位と活躍することができたので、今年も同様にいいレースをしたいと思っています。オーストラリアGは少し特殊なので、コースは他のどことも似ていませんし、何よりも天候が気になるところです。状況をしっかり判断し、ベストを尽くします」

    マーベリック・ビニャーレス
    「前回の日本GPはベストを尽くしましたが、まだ不十分でした。今は次のオーストラリアに集中しています。フィリップアイランドは好きなコースのひとつで、レイアウトが素晴らしいし、そこにいるだけでハッピー。去年は3位を獲得し、バレンティーノとダブルで表彰台とうれしい経験ができたので、今年もかなりモチベーションが上がっています。その他にも良い思い出がたくさんあって、3つのカテゴリーで表彰台に上り、2014年にはMoto2で優勝することもできました。昨年はとくに加速性能が素晴らしかったことが印象に残っています。今年もチームがとても頑張ってくれているので、ここでもう一度、表彰台に上れるようベストを尽くします。まずマシンをしっかり作り上げ、シーズン最高のレースにしたいと思います」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「もてぎのあと、すぐにオーストラリアへ向かいました。日本GPでは期待したようなパフォーマンスができなかったので、今回こそはトップ・バトルを目指していきます。フィリップアイランドは伝統的に相性の良いコース。雰囲気も素晴らしく、流れるようなコーナーがヤマハのマシンに合っているので、わたしたちはいつもこの大会を楽しみにしています。以前は開幕前にここでテストを行っていましたが、今年はできなかったので、最初のプラクティスからハードワークでセッティングを追求していかなければなりません。そしてできるだけ早い段階でタイヤ・チョイスに進みたいと思います。幸い、昨年はバレンティーノとマーベリックが2位と3位を獲得しており、ここでのベース・セッティングはつかめています。ふたりが今年も好成績を挙げられるよう、チーム一丸となってベストを尽くします」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ
    「フィリップアイランドは非常に高速で素晴らしいコース。MotoGPマシンで走ると、毎ラップでアドレナリンが感じられるような気がします。去年はここでいいレースができたので、今年もまた、トップグループに加わることができるよう頑張りたいと思っています。チームがこのコースをとても気に入っていることも、強いマシンを作り上げるための助けになるでしょう。大好きなコースですが、もしも雨が降って寒くなると、とても難しいコンディションになってしまうので、好天に恵まれるよう期待しています。晴れてくれれば、必ず面白いレースになるでしょう」

    ハフィス・シャーリン
    「前回のもてぎはいいレースができましたし、マシンも好調でリズムが良くなっているので、次のフィリップアイランドをとても楽しみにしています。私にとっては最高のコースというわけではありませんが、トップ・ルーキーのライバルたちより前でゴールしてポイント差を縮めるためにベストを尽くします。そして何より、好天を期待したいです」

    エルベ・・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「もてぎのあと急いで荷造りを済ませ、成田空港から次のレース開催地、美しいフィリップアイランドへ向かうため飛行機に乗りました。私自身を含め、Monster Yamaha Tech3のクルーたちはみな、この3連戦をエンジョイしており、とくに美しい景色と立派なサーキットが待つフィリップアイランドへと向かうときは、いつもとてもうれしい気持ちになるのです。昨年のこの大会ではシーズン最高の活躍ができたので、今年も同じようなレースを再現できるようチームの全員が願っています。ここではいつも、本当に素晴らしいレースが展開されます。ヨハンは昨年、そのなかでトップライダーのひとりとして戦いました。しかし残念ながら表彰台には届かず、最終ラップの最後のストレートで2位獲得のチャンスを失ってしまったのです。このとき、わたしたちのなかには、中野選手が250ccタイトルを逃したときのことを思い出した者もいました。このようにフィリップアイランドは、とても特別な場所なのです。今年は、先週の日本GPで大健闘したハフィスが、ここフィリップアイランドでどのような走りを見せてくれるかを楽しみにしています。彼にとっては好きなコースではないと思いますが、いずれにしてもウイークのスタートはすぐそこまで迫っているので期待を込めて見守ります。ひとつだけ言わせてもらえるなら、パドックの全員、観客たち、そしてテレビの向こうのファンのみなさんのために、太陽とドライ・コンディションを期待しています」

  • 2018年 MotoGP 日本グランプリ:ツインリンクもてぎ 3日間の入場者数

    2018年 MotoGP 日本グランプリ:ツインリンクもてぎ 3日間の入場者数

    ツインリンクもてぎは、2018年 ロードレース世界選手権 第16戦 日本グランプリの3日間の入賞者数を発表。昨年を上回る3日間で9万6.425人がサーキットに足を運んだ。

    初日こそ雨に見舞われたが、以降は好天に恵まれた2018年のMotoGP 日本グランプリ。決勝日は5万5.225人がサーキットを訪れ、3日間合計でも昨年を上回った。

    2011年に東日本大震災が起こった際には過去最低の観客数を記録したが、それ以降、サーキットを訪れる人の数は増えており、今年まで増加傾向は続いている。

    2018年の日本グランプリは、昨年同様、マルク・マルケス(ホンダ)と総合2位につけるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との一騎打ちとなり、ラスト2周となった23周目の10コーナーでドヴィツィオーゾが転倒したことで、マルケスの3年連続5回目のチャンピオンが決まった。

    MotoGP 日本グランプリ 観客数推移

      合計 決勝日
    2017年 96,425 55,225
    2017年 89,501 52,439
    2016年 88,472 52,216
    2015年 85,403 50,985
    2014年 70,271 42,856
    2013年 61,097 40,233
    2012年 59,438 37,459
    2011年 53,212 33,096
    2010年 64,823 40,113
    2009年 65,332 41,533
    2008年 87,315 57,865
    2007年 90,314 57,617
    2006年 96,400 63,195
    2005年 96,050 69,015
    2004年 94,703 –
    2003年 80,238 56,008

    関連:
    ・2018年 F1日本グランプリ | 鈴鹿サーキット 3日間の入場者数
    ・2018年 WEC 富士6時間レース | 富士スピードウェイ 3日間の入場者数

  • MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)のタイトル王手で迎えたMotoGP 第16戦 日本GPは、昨年同様、マルケスと総合2位につけるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との一騎打ちとなり、ラスト2周となった23周目の10コーナーでドヴィツィオーゾが転倒したことで、マルケスの3年連続5回目のチャンピオンが決まった。

    今大会は、マルケスのタイトル獲得にストップを掛けたいドヴィツィオーゾが、ポールポジションスタートから先頭に立った。一方、予選6番手から好スタートを切ったマルケスは、オープニングラップで2番手に浮上、ドヴィツィオーゾをピタリとマークした。

    その後、マルケスが一度トップに立つが、ドヴィツィオーゾがすぐに抜き返す。しかし、ラスト7周となった18周目に1分45秒台へとペースを上げたマルケスが、21周目にドヴィツィオーゾを抜いて首位に浮上。マルケスに先着するのがタイトル阻止の条件となるドヴィツィオーゾだが、10コーナーのブレ-キングで転倒を喫し、チャンピオン争いに決着がついた。ドヴィツィオーゾの転倒でタイトルが決定したマルケスですが、アラゴンGP、タイGPに続く3連勝と今季8勝目を挙げて、タイトル獲得に華を添えた。

    その後方では、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)とアレックス・リンス(スズキ)のし烈な2位争いが繰り広げられ、クラッチローがリンスの追撃を振り切って2位でフィニッシュ。今季3回目の表彰台に立った。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、予選11番手から8位争いを繰り広げ8位でフィニッシュ。表彰台には立てなかったが、日本のファンの声援に応え、熱い走りを見せた。

    フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が11位。ホームGPを迎えた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、スタート直後にコースアウト、オープニングラップ22番手と厳しいレースとなったが、追い上げて15位。トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は20位でチェッカーを受けた。

    マルク・マルケス(MotoGP 1位)
    「本当にとてもいい気持ちです。夢が実現したとか、それ以上で、夢の中にいるような感覚です。チーム、HondaとHRCの人たち、家族、そしてスタッフと、ここで一緒に分かち合えるということも、とても特別なものです。このシーズンはすばらしいシーズンだったので、アラゴン以来、このタイトル獲得を夢見てきました。それが目前にあったからです。でもそのあと、それでは自分のスタイルになっていないと気がつきました。さらにモチベーションを高める必要があったので、最初の勝負の場となるもてぎで、勝ってタイトルを決めるという目標を定めました。その目標を達成する場としてもてぎはチャレンジングなサーキットでしたが、自分はプレッシャーのもとにあるほど、マシンに乗っていて心地よく感じるような気がします。今日のレースは自分が想定していた通りになりました。いいスタートができるように準備していたので、すぐに数人をパスできました。1周目の終盤には2位になり、そのあとはアンドレアの後ろにつくことができ、そのままついて行きました。自分のほうが若干余裕があると感じていたので、最終ラップより前に仕掛けようと考えていました。アンドレアはハードにプッシュしていて、ミスをしてしまいました。彼は表彰台にいて当然だったので、とても残念です。表彰台についていえば、ダニも今季少なくとも一度は獲得するに値すると思っています。フィニッシュラインを通過したとき、喜びが爆発しました。周りの人たちが、今回のレベル7の企画をしてくれていたのですが、僕は事前に何も知らされていませんでした。きっと、あのようなゲームでたくさん遊んできたからなのだと思います。これからこの7度目のタイトル獲得のお祝いをして、残りの3レースを楽しみたいと思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 2位)
    「今日はみんないいバトルを見ることができたと思います。Hondaのホームレースでこの結果を出せてうれしいです。チームはすばらしい仕事をしてくれました。ドヴィ(ドヴィツィオーゾ)がペースを落とし続けたので、後ろのみんなが追いついてきたことが問題でしたが、この状況ですばらしい仕事ができたと思います。リアタイヤの左側のグリップに少し苦しんでいたので、レース終盤のためにタイヤをセーブして、リンスを押さえ続けました。僕がしなければならないことはそれだけでした。そしてドヴィが転倒し、僕が2位になったので、最終的にはとてもうれしいです。今回は非常にうまく走っています。最近はいい結果をいくつか出していますし、次のフィリップアイランドへ強い意気込みで向かうことができます。もちろんタイトルを獲得したマルクにはおめでとうと言いたいです。彼はすばらしいシーズンにしました」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 8位)
    「今日のレースは期待していたようなパフォーマンスにたどり着けず、とても残念です。マシンに完ぺきなフィーリングがなく、かなり苦戦しました。このサーキットはとても好きなところなので残念です。とにかくこのような状況でも、できる限りがんばらなければなりません。マルクにはおめでとうと言いたいです。彼の成し遂げたことはすごいことです。彼は今シーズンどこでも強く、ほとんどミスもせず、常にポイントを獲得してきました。彼は前進し続けるライダーです。チームもすばらしい仕事をしたと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 11位)
    「このサーキットではレースウイークを通して苦戦しました。残念ながら昨日は予選でマシンを壊してしまいましたが、レースではようやく速く走ることができました。いいペースを維持してトップ10に近いところでフィニッシュすることができました。加速ポイントが多く、難しいサーキットだったのでとてもうれしいです」

    中上貴晶(MotoGP 15位)
    「スタートは4列目でしたが、混戦の中でも、まずまずうまく切れて1~2コーナーはクリアできました。しかし、3コーナーから4コーナーでの接触でハンドルがひっかかり、立て直したのですがコースアウト。そこで順位を落として、レースを厳しいものにしてしまいました。できる限りプッシュしたのですが、悔しい結果に終わりました。今回はブレーキの問題も朝のウォームアップランで解決し、タイヤ選択も問題なく追い上げて行ける状況だったので悔しいです。多くの声援に応えることができず申し訳ない気持ちです。残り3戦、準備をしっかりして結果を残せるように挑みます」

    トーマス・ルティ(MotoGP 20位)
    「レース序盤からすでに問題があり、マシンの感覚をつかむことが全くできませんでした。スタートでは、しっかりと反応して加速できたことはよかったのですが、その後、リアのグリップに苦労して、タイヤに熱を入れることができず、前方に引き離されてしまいました。レースの中盤でリズムがよくなってきましたが、それでは遅すぎました」

  • MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシはツインリンクもてぎでファイティング・スピリットを発揮。4位でチェッカーを受けて貴重なチャンピオンシップ・ポイントを獲得し、シリーズポイントでランキング2位に近づいている。一方のマーベリック・ビニャーレスは序盤で出遅れたが、7位まで挽回してランキング4位をキープ。シーズンのあと3戦で、ランキング2位浮上の可能性も残している。

    ロッシはグリッド9番手から絶好のスタートを切り、オープニングラップで5番手に浮上。A・リンス(スズキ)とバトルしたあと前の4台を逃すまいと、2ラップ目でパスに成功した。1分46秒052のファステストラップを記録し、1秒以上あった差を半分まで詰めると次のラップではトップグループに接近。すぐさま第11コーナーでJ・ミラー(ドゥカティ)をパスして4番手に浮上した。この時点で表彰台争いまではあと0.6秒。しかしここからがなかなか縮まらなかった。

    ラップタイム1分46秒台を切ることができないまま、10ラップ目と11ラップ目でスズキ勢に先行を許す。15ラップ目にはA・イアンノーネ(スズキ)が転倒したため再び5番手に上がったが、リンスとの差はすでに2秒以上に広がっていたため、これを追うことより後方集団に気持ちを集中した。最後の5ラップではヨハン・ザルコとA・バウティスタ(ドゥカティ)が迫ってきたが、ふたりのバトルがロッシに時間を与える間に完璧な方法で対処。最後の2ラップでA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)が転倒したため、ロッシは4番手に上がってチェッカーを受けた。

    一方のビニャーレスはスタートで出遅れてグリッド7番手から10番手へ後退。1分46秒台中盤のペースではバウティスタの追撃を抑えることはできなかったが、11ラップ目のミラーの転倒によってひとつ順位を上げ、さらに4ラップ後にはイアンノーネの転倒でもうひとつ挽回して9番手につけた。

    このあと徐々に調子を取り戻して1分46秒台前半へペースアップ。19ラップ目からはD・ペドロサ(ホンダ)と何度か順位を入れ替え、20ラップ目で抜き去り8番手に浮上した。その次のバウティスタとザルコは2秒以上離れており追いつくのは難しかったため、着実なポイント・ゲットに目標を切り替えてゴールを目指す。その後のドビツィオーゾの離脱により7位となり、トップから13.330秒差でチェッカーを受けた。

    ロッシはランキング3位をキープして、2位との差は9ポイント。ビニャーレスはロッシから30ポイント差のランキング4位につけている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキングでトップから100ポイント差のランキング3位。Movistar Yamaha MotoGPはチーム・ランキングトップから51ポイント差のランキング2位。

    ヤマハは、2018MotoGP World Championshipのタイトルを決定したマルク・マルケス選手とRepsol Honda Teamに祝福を贈る。

    Movistar Yamaha MotoGPは1週間後の10月26日~28日、フィリップアイランド・サーキットで行われる第17戦オーストラリアGPに照準を定めている。

    ザルコが6位獲得と健闘。シャーリンもトップ10入りを果たす
    Motul Grand Prix of JapanをフロントローからスタートしたMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは、1周目を7番手まで下げてしまうが、ここからハイペースで追い上げを見せ、最終的には6位でチェッカーを受けた。

    ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンも見事なレース展開。グリッド6列目からスタート後、1ラップ目を終えた時点で18番手に浮上する。ここからひとつずつ着実に順位を上げて10位を獲得した。これでルーキー・オブ・ザ・イヤーのライバルにあと4ポイント差と近づいた。

    中須賀が14位でフィニッシュしポイント獲得
    決勝レースが行われる日曜日は、午前に20分間のウォームアップ走行が行われ、ここでマシンを確かめた中須賀克行は、午後2時から始まる24周のレースに向けて気持ちを集中させていく。まずはスタートを決めること。そしてそのスタートでどれだけ前に行けるかが、結果を導き出すための重要なファクターだった。

    そしてそのスタートは「すごく良かったというほどではないけれど、悲観的になるほどでもなかった」と語る通り、オープニングラップは予選グリッドと同じ20番手だった。その後、A・エスパルガロ(アプリリア)の後退で中須賀は19番手に、さらにJ・ミラーやK・アブラハム(ともにドゥカティ)、そしてA・イアンノーネ(スズキ)の脱落で15周目には15番手に浮上。23周目にはA・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)の転倒で14番手に。

    中須賀の後方にはレース序盤から中上貴晶(ホンダ)が付けていたが、しっかりと抑えて14位でチェッカー受け、シリーズポイント2点を獲得した。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (4位)
    「4位は悪くない結果です。午前中のウォームアップ・セッションで一歩、前進することができマシンに良いフィーリングを持って臨むことができたことは大きな成果です。決勝でも好調を確信して表彰台を目標にスタート。しかし、ライバルたちのほうが少し速かったようです。最後まであきらめずに戦い続け、ミスをしないように気持ちを集中しながら、いいペースでレースを終えることができました」

    マーベリック・ビニャーレス (7位)
    「さまざまなセッティングを試してみましたが、スピードを得られないまま終わってしまいました。決勝前にもセッティング変更を行ったのですが、うまく機能しませんでした。前回のブリラムで使用した方向性を維持し、それがここでも機能してくれるかどうかを確かめたかったのですが、結果的にそのようにはなりませんでした。次のフィリップアイランドでは、しっかりとレースウイークを組み立てていけるように努力したいと思います。集中力を持って作業に取り組み、ベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「まず始めに、マルク・マルケスとRepsol Honda Teamのチャンピオン獲得を祝福したいと思います。一方、わたしたちのほうは非常に厳しい状況でした。バレンティーノはウォームアップ・セッションで前進が見られ、決勝も完璧なスタートを切って序盤から上位につけることができました。しかし残念ながら、トップ争いに加わるにはわずかに力が足りませんでした。マーベリックのほうは、マシン・セッティングでリスクを賭けて臨んだのですが、期待とは異なる結果になりました。しかしバレンティーノとマーベリックは依然としてランキング2位と3位の候補なので、次のオーストラリアでまた課題に取り組み、好成績を目指していきます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (6位)
    「いいレースだったと言いたいですね。私自身の体力とポテンシャル、そしてマシンのパフォーマンスをすべて出し切ることができました。ただ、好スタートを切ったあと最初の4つのコーナーで大きく順位を下げてしまったことは残念でなりません。行き場所がなくなってしまって良い位置がとれず、最初の10ラップが最も難しい状況でした。後半はペースが上がり、マシンのフィーリングも良くなってきて、トップグループにはかなわなかったものの十分な速さを発揮できました。イアンノーネ(スズキ)とドビツィオーゾ(ドゥカティ)が転倒し、その後方ではロッシのペースが上がらないようだったので、最終ラップで彼を抜こうと準備を整えていたのですが、バウティスタ(ドゥカティ)が上がってきて、終盤で抜かれてしまいました。そしてその間にバレンティーノとの差が広がってしまい、4位浮上のチャンスを失いました。それでも今日の結果には満足するべきでしょう。チャンピオンシップは常に変動していて、カル(ドゥカティ)が2位と健闘したことでトップ・サテライトの争いにも大きく影響してきそうです」

    ハフィス・シャーリン (10位)
    「トップ10に入ることができてとてもうれしいです。これは自分に課した目標で、今回で2度目の達成となりました。チームとともにハードワークを続けてきて、このような成績を獲得することができたので、素晴らしい仕事をしてくれたチームのみんなに心から感謝しています。またここに来ている家族をはじめ、いつも私をサポートしてくれるすべての人にもお礼を言いたいです。次のフィリップアイランドでもベストを尽くします。簡単なことではありませんが、好調をキープして臨み、さらにその次の私のホームレースにつなげたいと思います」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「もてぎではいつも決勝でさまざまなハプニングが起こります。はっきり言えば、私たちはザルコ選手のスタートを予測していませんでした。ライバルと軽い接触があり、フロントローの優位性を十分に生かすことができなかったのです。大きく順位を下げたあとは、前のライダーをパスすることがミッションとなりました。ところが、ザルコ選手は後半でリズムを取り戻してロッシ選手に近づいていったのです。残り4ラップで0.4秒差まで追い上げましたが、残念ながらバウティスタ選手に抜かれてしまいました。非常に厳しいレースでしたが、ザルコ選手はベストを尽くし、シーズン序盤と同じようなすばらしい走りを見せてくれました。私たちも今日は本当にうれしいです。一方、ルーキートップを獲得したシャーリン選手の走りにも満足しています。スタートはあまりよくなかったため、序盤にポジションを下げてしまいました。パスは簡単ではないので、慎重に自分のペースを守るよう事前に話してあったのですが、彼はその言葉通りに走ってくれました。そして上位との差を詰め、前のライダーをパスしていきました。ラップタイムも非常に速く、ザルコ選手、ロッシ選手と同等、あるいはそれ以上のペースで走って最終的にトップ10を獲得。チームとしてこの活躍を誇りに思います。ミスはなく、すべてのラップで多くのことを学びました。モルビデリ選手が最終ラップの最終セクションでスミス選手をパスしたため、1ポイントだけ詰めたことになりますが、あと3戦を残して4ポイント差まで近づいているので、今後の展開が楽しみです」

    YAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
    中須賀克行 (14位)
    「全日本でもですが、ピットサインは周回数など必要最低限の提示をお願いしていて、それは今回も同じでしたが、なぜかラスト10周となったところで後ろにいるのが中上選手だと知らせてきました。気を抜くなとか、そういった意味があったのだと思いますが、余計に力が入ってしまいました(笑)。でも、中上選手を抑えることができたし、14位でポイントも獲得できたので、レースはよかったと思います。いや、スタートからレース序盤でアブラハム選手を攻略できていたら、もう少し違う展開だったかもしれません。ちょっと悔やまれるところです。しかし、開発ライダーとしてはロッシ選手やビニャーレス選手がマシンに対して指摘していることがリアルにわかったので、残り3戦、彼らの望むパーツを届けたいですね。そして、今大会でライバルメーカーがチャンピオンを決めましたが、2週間後の全日本JSB1000では自分がYAMAHAをチャンピオンに導きます」

    船沿広道監督 (技術本部MS開発部 モトGPグループ主査)
    「中須賀選手が怪我することなく3日間を走り終えたことに安堵しています。そして完走して、14位に入れたことでポイントを獲得できたこともうれしく思います。今大会では、これまでテストしてきたものを再確認するというのがメインでしたが、新たな課題も見つかっているので、今後はその部分の改善はもちろん、今大会で得られたデータを見つめ直して今後のマシン作りに反映していきます。ファクトリーチームのライダーたちと一緒のレースを走れるというのは、彼らが何を要求しているのかがリアルに把握することができるので、とても有意義な3日間となりました。中須賀選手はこれからも開発を継続してもらいますが、全日本のJSB1000では、ぜひチャンピオンを獲ってもらいたいと思っています」