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  • MotoGP | ホンダ 第18戦 マレーシアGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第18戦 マレーシアGP 初日レポート

    3連戦最後の戦いとなったマレーシアGPのフリー走行は、時折り、青空がのぞくも、雲の多い一日となり、Moto3クラスはウエット&ドライ、Moto2とMotoGPクラスは、辛うじてドライコンディションとなったが、いい路面コンディションではなかった。

    その中で、2セッションともに運よくドライとなったMotoGPクラスでマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、3番手で初日を終えた。

    これまで通り、決勝に向けてセットアップに集中したが、不安定な路面コンディションの中で苦戦。特にフロントタイヤのフィーリングに苦労したが、なんとか前進することに成功した。

    昨年は雨のレースの中で4位でフィニッシュ。そのためタイトル争いは最終戦バレンシアGPへともちこまれたが、今年は3年連続5回目のタイトルを獲得してマレーシアGPを迎えた。今大会は、今季9勝目と前戦オーストラリアGPから持ち越しとなったコンストラクターズタイトル獲得に向けて、引き続きセットアップに集中する。

    チームメートのダニ・ペドロサも不安定な天候と路面コンディションに翻弄され、セットアップに苦労した。一日を通じて思ったような走りができず、総合で11番手。2日目のフリー走行では、ダイレクトでのQ2進出を目指す。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、FP1で12番手、FP2で11番手と着実にセットアップを進めた。2日目のフリーと予選では、その改善につとめ、自身初のダイレクトでのQ2進出を目指す。

    ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に向けてライバルにリードを築くフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も着実にセットアップを進めて14番手。予選では3回目のQ2進出を目指す。

    前戦オーストラリアGPのフリー走行で転倒、右足首を骨折したカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)の代役として出場のステファン・ブラドルは17番手とまずまずのスタートを切った。代役、ワイルドカードを含めて今季4回目の出場。今大会はポイント獲得を目指す。

    初ポイント獲得を目指すトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は21番手。前戦オーストラリアGPではポイント獲得まであと一歩の16位だった。今大会はポイント獲得に全力で挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「全体的には、いい日になりました。午前中はいい感触がありましたが、午後のFP2はかなり苦戦しました。危ない瞬間が何度もありましたが、なんとかセーブすることができました。最後にフロントタイヤをハードからミディアムに変え、最後のアタックではスピードとラップタイムを上げることができました。とにかくレースペースに一生懸命取り組まなければなりません。もっとうまくフロントタイヤを使うために、違うセットアップを試したいと思います。今のところ最も速いドヴィツィオーゾに近付くためには、さらに一歩前進する必要があります」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 11番手)
    「今日はあまりいいフィーリングがありませんでした。リアのグリップがよくなく、コーナリングにもかなり苦戦しました。思っていたようなペースをつかむことができませんでした。午後はラップタイムが上がりましたが、グリップはもっと悪くなりました。テストの時のような感触が今のところないので、マシンのセットアップを改善する必要があります。明日へ向けて何をするべきかこれから考えて、引き続き一生懸命取り組まなければなりません。前進できるように明日もがんばることが重要です」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「トップ10が近かったので、もうひとがんばりしたかったです。しかし、雨が降ったり止んだりのために路面コンディションがあまりよくならず、路面にラバーがのりきらないままの一日でした。FP1からFP2にかけてタイムを更新しましたが、もう少しリアのグリップがほしかったです。2月のテストとくらべて、速く走れるポイントは何カ所かありました。コンディションが違うので単純にくらべられませんが、ウインターテストにくらべてもまだ0.8秒遅いので、明日は、それをしっかりつめていきたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 14番手)
    「いい日でした。レースウイークのスタートとしてはうまくいったと思うのでとてもうれしいです。マシンと路面にいい感触がありましたが、まだ前進しなければなりません。そして、レースへ向けてセットアップのオプションを考えなければなりません」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 17番手)
    「初日はまずまずでした。チームはいい仕事をしてくれて、何年も前に一緒に仕事した時と同じように仕事に取り組むことができました。すべてがかつて知ったセットアップの進め方でした。今日の天気はラッキーでした。ドライセッションが2回行えたので、マシンの感触をつかむためにもよかったです。違うセッティングやタイヤ選択を行い、いいタイヤで、いい時に、いい感触をつかむことができました。今のところすべてうまくいっています。この調子で続けられることを願っています。マシンにもう少し自信が必要ですが、長い休みの後に乗った最初の日は、いつもこんな感じなので心配はありません」

    トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
    「今日は暑かったです。ここの天気は特別で、コンディションにインパクトがあります。午後はもっといいタイムを出したいと思っていましたし、FP1からもっと前進したいと思っていました。しかし、2つのセッションの間に雨が降ったので、グリップレベルが変わったかもしれません。FP2では、両方のマシンを比べて全体的に前進できました。明日もセットアップを進めなければなりません」

  • MotoGP | ヤマハ 第18戦 マレーシアGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第18戦 マレーシアGP 初日レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、フリープラクティスに臨み、第1セッション序盤から好調ぶりを披露して多くの時間帯で上位をキープ。それぞれ総合4番手と6番手を獲得した。

    シリーズランキング2位との15ポイント差を縮めてランクアップを目指すロッシ。モチベーションを高く保って臨んだ第1セッションでは、ほとんどの時間帯で5番手につけたあと、セッション終盤で1分59秒767に更新してトップに0.070秒差に迫る2番手に浮上した。

    午後からの第2セッションでも好調を維持して残り20分で一時トップに浮上。そのあとも2分00秒035に迫るペースで走行を続けていたが、終盤のアタックが始まると6番手に後退した。このなかでロッシも2分00秒017へと更新したものの、順位を上げることはできず、総合順位では第1セッションのタイムが採用されて4番手。トップとの差は0.159秒だった。

    一方のビニャーレスは、先週のオーストラリアGPでの興奮も冷めやらぬままマレーシアGPのフリープラクティスをスタート。完璧なドライ・コンディションに恵まれた第1セッションでは中盤で2分00秒453を記録してトップに立った。午後からの雨の可能性を考慮し、残り5分になるとリアにソフト・コンパウンドを装着してさらにアタック。一旦は5番手に後退したものの、1分59秒928へタイムを縮めトップと0.231秒差の3番手を獲得した。

    予想に反し、この日はセパン恒例のトロピカル・シャワーが降らなかったため、午後からもドライ・コンディションで作業を継続。さまざまなセッティングとタイヤ・オプションを試したあと、残り8分になってタイムアタックを行い、ベストラップを1分59秒802に更新して4番手を獲得した。トップとの差は0.194秒。総合では6番手で初日を終了した。

    マレーシアの初日、Monster Yamaha Tech3は好調をアピール
    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコがフリープラクティス第1セッションから好調ぶりを発揮。第2セッションの最終ラップでベストラップを記録し、第1セッションから0.567秒短縮して8番手を獲得した。

    一方のハフィス・シャーリンは、MotoGPのレギュラー選手としては唯一、ここセパン・インターナショナル・サーキットで事前テストを行っていない。これを埋め合わせるために、ウイーク初日の今日は多くの難しいミッションを強いられた。その結果、ふたつのセッションを走り終えて総合18番手。トップ10まであと0.867秒となっている。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合4番手/1分59秒767)
    「初日はとても順調。午前も午後も速く走ることができました。フィリップアイランドでのデータをチェックしたあと、マシン・セッティングについて多くの作業を行いましたが、なかでも重視したのがリアタイヤのグリップ向上です。最初の印象はとても良くて、ラップタイムもペースも上々でした。まだ初日なので慎重に状況を見ていかなければなりませんが、現時点でとても好調と言っていいと思います。タイヤ・チョイスについては前後ともまだ、まったく決まっていないので、これから集中していきます。また明日以降の天気も気なるところですが、とくに決勝日は晴れてほしいですね」

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合6番手/1分59秒802)
    「正直に言うと、このコースにはあまり期待していませんでした。昨年は非常に苦戦しましたし、ここは私にとって最も難しいコースのひとつだと考えていたのです。ところが今日は、コースに出るや否やフィーリングがつかめ、思いのほか良い走りができました。フリープラクティス第1セッションからリズム良く走れたので、この方向性をキープして、さらに前進を目指します。そして予選で好タイムを記録して決勝に備えたいと思います。ドライ・コンディションで良いフィーリングがつかめているので、明日以降も晴れを期待しますが、日本では、ウエット・タイヤでも強さを発揮することができました。いずれにしても、今現在のセッティングに集中しながら今後の展開を見守ります。もしも決勝がウエットになるなら、その前にウエット・コンディションで作業するチャンスがほしいところですが……。今シーズンは全体のレベルが非常に高くなっていて、第1セッションからどんどんプッシュしてタイムアタックを行っているため、ラップタイムが上がっているようです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「マレーシアGPを好調にスタートすることができました。望んでいた通りの展開です。マーベリックとバレンティーノは第1セッションの始めからハイペース。マシンのフィーリングもかなり良かったらしく、気温が上昇するなかでも好タイムを記録することができました。午後のセッションでは、さらに一歩、前進。以前なら暑さに苦しめられていたところですが、今日はふたりとも終始、好調を維持しました。マーベリックは第1セッションのほとんどの時間帯でトップをキープ、バレンティーノも第2セッション後半でトップに立つなど、正しい方向へと進んでいることがわかります。明日までにさらに改良を施すと同時に、明日も今日のようなコンディションを期待します。そうすればタイヤ・チョイスに専念することができますから」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合8番手/2分00秒159)
    「マレーシアGPの初日は、私にとって難しい展開になってしまいました。オフシーズンにテストを行いましたが、そのときに仕上げたベース・セッティングが今回は機能してくれず、思うようにペースが上がりませんでした。それでも第1セッションの終盤までにトップ10入り。第2セッションでも10番手以内に入ることができたのは幸いでした。依然としてリアグリップのトラクションに苦戦しているので、明日以降についてもまだ少し不安がありますが、初めからやり直すつもりでプッシュしていきます。明日までに何らかの解決策を見つけ出し、明後日の決勝に備えたいと思います。好きなコースなので、絶好のフィーリングをつかんで走れるよう期待しています」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合18番手/2分01秒419)
    「簡単な状況ではありません。午前中は気持ちよく乗れていて、上位からもそれほど離されていなかったのですが、午後のセッションでサスペンションのセッティングを変更したら、それが裏目に出てしまったようです。不思議なことに、リズムはいいしグリップも問題ないのに、マシンがなかなか曲がってくれません。そのため思うような走りができず、難しい状態なのです。このあと一から見直して、明日までに改善を目指します。必ずできると信じていますが、良い解決策を見つけなければなりません」

  • MotoGP | ホンダ 第18戦 マレーシアGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第18戦 マレーシアGP プレビュー

    日本GP、オーストラリアGPに続く、3連戦最後の戦いとなる第18戦マレーシアGPが、11月2日(金)~4(日)の3日間、クアラルンプール郊外のセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。マレーシアGPは、1991年にシャーアラムでスタートした。その後、ジョホールへと舞台を移し、99年からはクアラルンプール国際空港に近い、セパンで開催されるようになった。マレーシアGPは今年で28度目、セパンでは20度目の開催となる。

    セパンは一周5.543km。2本の長いストレートとバラエティーに富んだコーナーが組み合わさったレイアウトで、MotoGPマシンのテストに適していることから、ウインターテストの舞台としても定着した。マレーシアは熱帯地方であり気候が安定しているため、1年中走行することができる。今年は1月下旬から2月上旬にかけて公式テストが行われた。

    チームや選手にとって、セパンはシーズンを通して最もデータが豊富なサーキット。マシンのセットアップなどがどう進化したのか、確認できる大会となる。Honda勢は、3年ぶりの大会制覇とセパン7勝目を目指す。

    3連戦最初のレースとなった日本GPで、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3年連続5回目のタイトルを獲得し、3年連続24回目となる最高峰クラスのコンストラクターズタイトルにも王手をかけた。しかし、前戦オーストラリアGPは、Honda勢にとって厳しい結果が待ち受けていた。チャンピオンのマルケスは、今季6回目のポールポジション(PP)から今季9勝目に向けて快走したが、後方にいた選手がマルケスに接触、その衝撃でマシンがダメージを受け、リタイアとなった。

    さらにチームメートのダニ・ペドロサも転倒リタイア。今季2勝目と4回目の表彰台が期待されたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)もケガのために欠場と、RC213Vのファクトリーマシンに乗る3選手がノーポイント。Honda勢最上位は、インディペンデントチームのEstrella Galicia 0,0 Marc VDSから参戦のフランコ・モルビデリで、8位で8ポイントを獲得。引き続きコンストラクターズタイトルに王手をかけて今大会に挑むが、Honda陣営にとっては、ここからの2戦は仕切り直しの戦いとなる。不運なトラブルでオーストラリアGPをリタイアしたマルケスは、気持ちを切り替えてマレーシアGPに挑む。

    過去、マレーシアGPでは、125ccクラスで2010年、MotoGPクラスは14年に優勝している。マルケスにとってはシーズンを通して優勝回数の少ないサーキットの一つだが、14年の大会では、シーズン最多ポールポジション記録となる13回目を樹立。15年のウインターテストでは、初めて1分59秒台を切って1分58秒台に入れた驚異的な走りが記憶に残る。今年はすでにチャンピオンを決めており、Hondaのコンストラクターズタイトル獲得に向けて全力を尽くすことになる。

    今年を最後に引退を表明しているペドロサは、今季初表彰台を目指す。この3連戦、日本GPでは8位、オーストラリアGPでは転倒リタイアと思うような結果を残せなかったが、得意とするマレーシアGPに気合を入れている。過去、セパンでは、125ccと250ccで優勝、MotoGPクラスでは、12年、13年、そして15年と3度の優勝を果たしている。昨年はPPを獲得。決勝は雨に翻ろうされて5位だったが、過去2戦の雪辱と今季初表彰台に闘志を燃やしている。

    総合5位につけるクラッチローは、前戦オーストラリアGPのフリー走行でのケガのために今回も欠場する。代役として、テストライダーで今季3回出場しているステファン・ブラドルが出場する。

    ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に向けて着実に前進するモルビデリは、引き続き今大会も今季ベストに挑む。前戦オーストラリアGPでは、今季2回目のシングルフィニッシュを達成、ベストリザルトの8位でフィニッシュし、Hondaのコンストラクターズタイトル獲得に大きな貢献を果たした。今大会は7位以上を目指す。

    日本GPで15位、オーストラリアGPで14位と着実にポイントを獲得している中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は3戦連続ポイント獲得とシングルフィニッシュを目指す。

    17戦を終えて未だポイント獲得のないトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、引き続き、今季初ポイント獲得を目標に挑む。前戦オーストラリアGPでは16位と、ポイント獲得にあと一歩だった。

    マルク・マルケス(MotoGP チャンピオン)
    「オーストラリアGPはいろいろなことがありました。最後まで戦えなかったのは残念ですが、もう過去のことです。マレーシアラウンドに向けていつものように前を向き、ポジティブなメンタルで向かいたいと思います。まだあと2つのタイトル獲得という目標があります。まだチャンスがあるようなら、引き続き勝利を目指しがんばりたいと思います。マレーシアは体力的に難しいラウンドですが、準備はしてきたので、高い集中力を維持して、金曜日の午前中から力強くスタートしたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合12位)
    「マレーシアグランプリは天候もコースも簡単ではありません。コースが広いので正確なラインといいセットアップを必要とします。大好きなサーキットなので、いい仕事をして、しっかり合ったセッティングを見つけ、いい週末にできるようにがんばりたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合14位)
    「フィリップアイランドはとてもポジティブなレースだったので、セパンを楽しみにしています。今年のはじめにセパンでテストしているので、いろいろ、比較できるものがあります。役に立つデータもあります。テストではいい走りができていないので、今回は速くなって前進できることを願っています。とても暑くて、体力的にたいへんですが、マレーシアにはすばらしい思い出があります。1年前にMoto2のタイトルを獲得しました。今回の目標はルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトルに近付くことです」

    中上貴晶(MotoGP 総合20位)
    「マレーシアへ飛ぶ前にチームメートのカル(・クラッチロー)のお見舞いに行きました。彼がいないピットはいつもと違うと思うので、早くよくなることを願っています。セパンでは経験と才能があるステファン・ブラドルがカルの代役になると聞いてうれしいです。今季ラスト2戦となるマレーシアは暑さのために最も体力的に難しい大会です。また、天候も複雑で、ドライでセッションを走っていても、次のセッションで完全にフルウエットになったりします。目標はレースウイークを通して安定することです。オーストラリアではアップダウンのあるリザルトとなり、最終的には期待していた結果は残せませんでした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 総合27位)
    「セパンは冬にテストをしていますが、かなり前のことです。セパンのサーキットはとても好きですし、フィリップアイランドでのフラストレーションのたまる週末を忘れるためにも、早くサーキットに戻って走りたいです。モチベーションを高く保ち、いつものようにできる限り強くなれるようにベストを尽くしたいです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 総合28位)
    「またMotoGPに出場することになり楽しみです。特にLCR teamに戻ることができるのでうれしいです。彼らとはたくさんのいい思い出があります。いいかたちでHRCのためにプロフェッショナルな仕事をしたいと思います。いい結果も残したいと思います。ポイントを獲得できたらうれしいです。どのような週末になるかは様子を見たいです。難しいと思いますが、最も重要なことは一生懸命取り組み、楽しむことです」

  • MotoGP | ヤマハ 第18戦 マレーシアGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第18戦 マレーシアGP プレビュー

    先週のフィリップアイランドではマーベリック・ビニャーレスが優勝を果たしたMovistar Yamaha MotoGPが、今週は再び太平洋を越えてマレーシアへ。3連戦の最終は今週末、セパン・インターナショナル・サーキットで開催される。

    ヨーロッパを離れ、日本、オーストラリア、マレーシアと続くフライアウェイの3連戦。先週までに2戦を終えてライダーたちの疲労も高まってきている上に、マレーシアの暑さが、いつも以上のスタミナを要求する最も過酷な状況が予想されている。

    そのなかでもウイークのスタートを待ちきれないバレンティーノ・ロッシは、2001年、2003年、2004年、2006年、2008年、2010年に優勝、2002年、2005年、2014年、2016年に2位、2009年、2015年に3位を獲得。この輝かしいリストに、今年はもうひとつトップ・リザルトを書き加え、ランキング2位により一層近づきたいところ。第17戦終了時点で2位と15ポイント差のランキング3位をキープしている。

    ロッシに15ポイント差のランキング4位につけているのが、前回のオーストラリアGPで表彰台の頂点に立ったビニャーレス。今回も勢いをそのままに、今年はセパン・サーキットでの初優勝を目指す。2011年には125ccクラスで、2014年にはMoto2でそれぞれ優勝しているが、最高峰クラスでは2016年の6位が最高だ。

    セパン・インターナショナル・サーキットは1999年以降、毎年、グランプリを開催している。全長5.5kmのコースには中速から高速までミックスされた5つの左コーナーと10の右コーナーが設けられ、最長920mを含むふたつのロングストレートがそれらをつないでいる。MotoGPカレンダーのなかでは最も長いコースのひとつで、この地の酷暑や3連戦の疲労も加わってライダーたちには厳しいコンディションが強いられる。

    ザルコとシャーリン、マレーシアへ
    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンは第18戦マレーシアGPのスタートを心待ちにしている。

    ザルコは第17戦オーストラリアGPの転倒で失ったポイントを取り戻してトップ・サテライトを目指し、シャーリンは最高峰クラスで初めて、母国ファンの前でホームレースに臨む。期待高まる大イベントは、11月2日金曜日、現地時間10:55に幕を開ける。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「オーストラリアではチャンピオンシップの重要なポイントを失ってしまいました。そのことは非常に残念だったのですが、その一方でマーベリックが優勝したことは本当にうれしく思います。今週は3連戦の最終回、マレーシアを迎えますが、とても重要な一戦なので、ハードワークを続けて好成績を目指します。私たちにとって大好きなコースとは言えませんが、いつものようにベスト・リザルトを目指してベストを尽くすことに変わりはありません」

    マーベリック・ビニャーレス
    「オーストラリアでの優勝は心の底からうれしく、とってもハッピーな気持ちです。チームの努力によって問題や困難が解消され、とても気持ちよく乗れるようになって自信を取り戻すことができました。でも、もう気持ちを切り替えて次のセパンに集中しなければなりません。モチベーションは依然として高く保っていますが、気温などのコンディションはフィリップアイランドや日本とはまったく異なっています。フィリップアイランドでは重要な一歩を進めることができ、実際にマシンのフィーリングが向上しているので、方向性は間違っていないはず。この道をさらに前へ進み、シーズン終了までにもっと優勝回数を加えていきたいと思います」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「オーストラリアでの優勝はとてもファンタスティックな出来事でしたが、それを楽しむ時間は短く、すぐまた次のレースに気持ちを切り替えなければなりませんでした。でもマーベリックの優勝がチームのモチベーションをより一層、高めてくれたことは間違いなく、私たちは非常にポジティブな気持ちでこのレースウイークを迎えることができています。ここセパンでは様々な要素がレースの行方に影響を及ぼします。トリプル・ヘッダーの最終戦であること、高い気温と湿度、そのなかで走るライダーたちの体調など厳しい条件がたくさん絡み合ってくるのです。2週続けて激しいバトルを繰り広げたライダーたちは、今週、最後のプッシュに挑みます。バレンティーノとマーベリックもトップ争いのなかで好レースを展開し、2018年を最高の形で終えたいと意欲を燃やしています」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ
    「セパン・インターナショナル・サーキットは好きなコースのひとつで、いつも速く走ることができる場所です。今回もまた、マシンが良いフィーリングを与えてくれるよう期待しています。気温の高さと難しいコンディションはタイと似ていますが、ここのほうが、より合っているし、私自身、万全の状態で臨むことができそうです。好レースを展開し、できるだけ多くのポイントを獲得してトップ・サテライトを目指したいと思っています」

    ハフィス・シャーリン
    「先週のフィリップアイランドでは大いに刺激を受けました。そのあとでセパンへと戻るのを、今はとても楽しみにしています。前回は残念な結果になってしまいましたが、レース全体の三分の二くらいまでは、とてもいい走りができましたし、目の前にいるトップライダーたちから多くを学びました。しかもしっかりついて行くことができたのです。残念ながらストレートではエンジン・パワーで及ばず、また最終的には第4コーナーでフロントから転倒しまいました。ホームレースを目前にして、いつも以上にモチベーションが高まっていて、ウイークのスタートが待ちきれない気持ちです。ハードワークを継続し、自分たちを信じて、今週もまたベストを尽くします」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「あと数日でもう次のラウンド、マレーシアGPがやって来ます。私たちは冬の間に何度もテストを行って豊富なデータを持っていますし、この素晴らしいサーキットで行われる素晴らしいイベントは、チャンピオンシップにおいても非常に重要なものになるはずです。とくに今回はマレーシアのMotoGPスター、ハフィス・シャーリンが地元に外旋するのですから、MotoGPクラスは、タイGPでのそれと同様、大きな注目を集めることになるでしょう。彼はまるでロック・スターのような歓迎を受け、メディアによるマレーシアGPのマーケティング活動にも引っ張りだこの状態。私たちとしてもできるだけサポートしたいと思っています。第一に名前を挙げたいのがラズラン・ラザリ。友人のひとりであり、昨年冬、ハフィスをチームに紹介してくれた人物です。彼が見ている前で、いいレースをしたいと思っていますし、私たちは今までも、ここでは多くの好成績を残してきました。昨年はヨハンがドライ・コンディションの予選でフロントローを獲得。決勝はフル・ウエットとなりましたが、2台のドゥカティに続く3位でゴールしました。ハフィスがこのコースでMotoGPマシンを走らせるのは初めてですが、ホームレースの雰囲気が彼に力を与えてくれるでしょう。とくに前回のオーストラリアでは残念な結果に終わっていますから、そのことを忘れるためにもフリープラクティス第1セッションから新たな戦いに集中していきます。Monster Yamaha Tech3 Team、ヨハン、そしてもちろん地元のヒーロー、ハフィスのために大勢のファンが集まってくれることを期待します。現地で会いましょう!」

  • MotoGP | スズキ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    スズキは、MotoGP オーストラリアGPの決勝レースで、アンドレア・イアンノーネが激しいトップグループ争いを2位でフィニッシュした。

    海を見渡すオーストラリア・ビクトリア州・フィリップアイランドサーキットは、週末の不安定な天気を一蹴し、午後から太陽に照らされ、シーズン17戦目となるオーストラリアGPが現地時間午後4時に幕を開けた。

    チームスズキエクスターライダーのアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスは共に金曜、土曜と素晴らしいパフォーマンスを見せ、大きな期待と共に迎えた決勝日の朝のウォームアップでもイアンノーネがトップタイムをマーク。リンスも6番手タイムにつけ、決勝での勝負にさらに期待を高めた。

    日差しはあるも気温の上がらない決勝コンディションに、イアンノーネ、リンスは共にフロント・ミディアム、リア・ハードのタイヤコンビネーションを選択。決勝はふたり揃って好スタートを切り、27周の長いバトルが始まった。イアンノーネ、リンスはスタート後、激しくプッシュしてどちらもフロントグループに食い込み、イアンノーネは3周目にファステストラップを記録。リンスはM・ビニャーレス(ヤマハ)とのバトルで一時ポジションダウンをするが、その後も粘りの走りで最終ラップまでトップグループにしがみつき、5位でレースを終えた。

    イアンノーネはレース序盤、J・ザルコ(ヤマハ)とM・マルケス(ホンダ)の接触アクシデントのすぐ後ろを走行していたが、ひるむことなく終始激しくプッシュ。数回オーバーランのミスで後続車にオーバーテイクを許すも、ラスト5周でふたたび2番手に浮上し、最後まで2位を死守。イアンノーネにとってスズキ移籍後のベストリザルトとなった。イアンノーネ、リンスの上位フィニッシュにより年間ランキングも接近戦となり、残り2戦にさらなる期待を高めることとなった。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「もてぎに続き、ここでも連続して表彰台を獲ることができました。非常に嬉しく思います。チームの皆、ライダー、そして本社で開発してくれているメンバーが素晴らしい仕事をしてくれたお陰だと、本当に感謝しています。その反面、今週我々は、特にアンドレアは十分勝てるだけのスピードがあったと思うので、勝てなかったことに悔しさも半々です。このレースで我々の強い点、弱い点が分かりましたし、まだまだ勝つためにはもっと開発していかなくてはいけないことも理解しましたので、引き続き進化を続け、少しでも早く表彰台の真ん中に立てるように頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「2戦連続の表彰台、そしてアラゴンからオーストラリアまで4戦中3戦表彰台を獲得でき、今日はチームにとって、再び喜ばしい1日となりました。トップグループが大きな集団だったので、後ろを引き離すことは困難な状況でしたが、アンドレアがその激しい争いを2位で終えたことは素晴らしい結果だったと思います。アレックスも終盤に順位をひとつ上げて5位でフィニッシュし、ふたりのライダーがトップ5フィニッシュしたことも、チームにとってはとてもポジティブな要素でした。いよいよシーズンも残りわずか2戦となりましたが、最後までこの好調を維持して良いシーズンの締めくくりとなるよう、さらに気持ちを引き締めていくとともに、チームの皆やこのプロジェクトに関わっている全ての皆に、この成果への感謝の気持ちを伝えたいです。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「今週はウィークを通して常に上位を走れたし、結果にも満足しているよ。マシンのフィーリングを良くしていこうといくつかの改善を図り、その結果、攻めの走りでトップ争いができたしね。今日は優勝を狙っていたけど、思った以上に激しいバトルになって、グループから逃げ出すことができなかった。やっとグループから抜け出した時にはもうトップを走るビニャーレスには追いつけない状況だったから、気持ちを切り替えて、タイヤをセーブしながら最後に100%の力を出し切って2位を死守したんだ。好調だっただけに悔しさは残るけど、今日は良いレースができたよ。」

    アレックス・リンス
    「今日のレースは本当に面白かったし、学ぶことも多かった。序盤トップグループでバトルを続けている時はフィーリングも良かったし、上位でフィニッシュできる自信もあったんだけど、マーベリック(ビニャーレス)と絡んだ後に順位を落としたせいで、そこからの追い上げに手こずってしまったんだ。あとはミラーをオーバーテイクするのにもかなり苦労して、前とのギャップを広げてしまった。でも最後にロッシとのバトルを制して5位でゴールできたことに関しては満足しているよ。この数戦は安定した結果が出ているし、次のマレーシアでもまた今日のようなレースをしたいね。」

  • MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    ヤマハは、MotoGP オーストラリアGPの決勝で、マーベリック・ビニャーレスが今シーズン初優勝を成し遂げた。

    予選2番手フロントローに並んだビニャーレスは、スタート後の第1コーナーで10番手へ後退。1ラップ目が終わるころから少しずつ順位を挽回し、3ラップ目で8番手に上がったあとは、そのまましばらくポジションをキープした。

    6ラップ目にはヨハン・ザルコとM・マルケス(ホンダ)が接触するアクシデント。幸い、これに巻き込まれなかったビニャーレスは、その間にも順調にアタックを続けていた。そしてするするとすり抜けて、8ラップ目にはついにトップに浮上。そこからは身体を伏せて前日と同様の強さを再現し、1分29秒台で周回を重ねながら後続を引き離していった。
    レース終盤には4秒ものリードを築き、最後の5ラップは少しリラックスする余裕も。そしてひとつのミスもなくゴールまで走り切り、1.543秒のアドバンテージをキープして優勝を果たした。

    一方のロッシはグリッド7番手から好スタート。1ラップ目で好位置につけると、まもなくA・リンス(スズキ)をパスして5番手に上がった。早々に集団の先頭まで出たいところだったが、ザルコとJ・ミラー(ドゥカティ)の接触に巻き込まれて6番手へ後退。6ラップ目の第1コーナーでザルコとマルケスが接触して戦線を離脱すると、このあとトップ争いはますますヒートアップした。ビニャーレスが8ラップ目でトップに浮上したとき、ロッシもその後ろについて行こうとしたが、A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)とバトルする間にチャンスを逸して一歩、後退。さらにA・イアンノーネ(スズキ)とのバトルで時間を費やしたあとは、5台による2位争いのなかで懸命にポジションアップを図ることとなった。激しい接近戦のなかで5番手まで後退することもあったが、ロッシは決してあきらめることなくプッシュし続ける。そして残り8ラップでは、一旦グループの先頭まで出て2番手につけたものの、6番手へ後退してしまう。このあと最後の3ラップで再度トライしたがポジションアップはならず、ビニャーレスから5.132秒遅れて6位でチェッカーを受けた。

    この結果、ロッシはランキング3位をキープして2位に15ポイント差。ビニャーレスは4位をキープし、ロッシとの差を15ポイントに縮めた。コンストラクターズ・ランキングでヤマハは、2位に44ポイント差の3位をキープ。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPが、トップに16ポイント差と迫る2位につけている。
    次回は11月2日~4日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。

    Monster Yamaha Tech3 ポテンシャルをアピールするも結果につながらず
    予選で自己ベストのグリッドを獲得したハフィス・シャーリン。決勝では好スタートのあと13番手に後退したが、2ラップ目には上位グループを上回るスピードで追い上げ、ひとつ、またひとつとポジションを上げていった。そして6ラップ目には8番手へ浮上して今季最高の結果をつかみとるかに見えたが、19ラップ目に転倒を喫してリタイアとなった。

    一方、シャーリンのチームメイトのヨハン・ザルコは予選2番手、フロントローから絶好のスタート。しかしオープニングラップの混戦のなかで9番手まで後退してしまう。そこから懸命の挽回を試み、ついにはトップグループに追いついたが、M・マルケス(ホンダ)をとらえようとした第1コーナー進入でハードに攻めすぎて転倒。そのままリタイアを余儀なくされた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (優勝)
    「まさにベスト・フィーリング! 最高の喜びです。今シーズンはずっと暗闇のなかを走ってきましたが、今日突然にそこを抜け出し、光に包まれました。今までは自分のポテンシャルを十分に発揮することができませんでしたが、今日はそれができたのです。ここオーストラリアでの優勝はいつも本当にうれしいもの。最高のサーキットだと思っているので、ここでトップを走るのは最高の気分なのです。長い間、優勝できなかったヤマハが、ここでそれを止められたこともとても¥良かったと思っています。今日の決勝は、昨日のフリープラクティス第4セッションと同じように好調に走ることができました。マシンのフィーリングが素晴らしかったので、中盤ではずっと1分29秒台をキープすることができました。タイヤが最後までもたないことはわかっていたので、この間にできるだけアドバンテージを広げようとしていたのですが、もちろんそう簡単なことではなく、何度か危ない場面もありました。それでも何とかトップをキープして走り切ることができ、今は本当に信じられないような気持ちです。チームのみんなにお礼を言わなければなりません。彼らがこの優勝のために懸命に努力してくれたのです。これからもベストを尽くし、良い方向へ進めるようトライを続けます。次のマレーシアでどんなことが待っているかわかりませんが、集中力とモチベーションを高くもち続けてがんばりたいと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (6位)
    「残念ながら、オープニングラップからすでにフロントがスライドし始めていました。できるだけスムースな走りを心がけてタイヤをコントロールしたかったのですが、15ラップ目ごろからは、左コーナーの立ち上がりでスピンが激しくなり、苦しい状況になってしまいました。この原因を究明し、解決しなければなりません。マーベリックの優勝は、チームとヤマハに大きなモチベーションを与えてくれました。最高にうれしいニュースです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「何というスリリングでドラマティックなレースでしょう! マーベリックはフィリップアイランドでいつも強さを発揮しますが、今年もそのようになりました。ウイークを通して好調をキープし、そのままの勢いで優勝を成し遂げたのです。チームはこの日のために、今までずっとがんばってきました。でもこの瞬間を待ちわびていたのは私たちだけではなく、ファンのみなさんも同様でしょう。だからこの喜びも、きっとみなさんと共有できるものと信じています。バレンティーノもほとんどの時間帯でベスト・ポテンシャルを見せてくれましたが、最終的に一緒に表彰台に上れず残念です。彼もそのチームも全力でプッシュしましたが、終盤はタイヤの消耗もあり、6位は考え得る最高の結果だったと言っていいでしょう。この週末はふたりとも最高の強さを見せてくれました。1週間後のマレーシアGPがとても楽しみです」

    Monster Yamaha Tech3
    ハフィス・シャーリン (DNF)
    「19ラップ目まで順調に走れていました。しかしもう一度ミラー(ドゥカティ)に近づこうとしたらフロントから転倒してしまったのです。ストレートではドゥカティ勢がとても速く、簡単に抜かれてしまいます。私はチームのみんなとともに懸命にマシンづくりに取り組んでおり、他のヤマハ勢とは少し違うものになっていたと思います。そして上位グループと戦っていましたが、どんなに激しくプッシュしてもやはり、彼らについて行くのは難しかったんです。19ラップ目に転倒してしまったことは本当に残念です。でもチームも私も、こうして決勝で力強く戦えるところまでがんばってきたので、これからもプッシュし続け、ハードワークに取り組み、自分たちの力を信じていきます」

    ヨハン・ザルコ (DNF)
    「今日は少し寒かったのですが、太陽に恵まれいい日になりました。グリッド3番手からのスタートは大きなアドバンテージでしたが、オープニングラップの第2コーナーで他の数台と同様にリアをスライドさせてポジションを下げてしまいました。でもその時点ではフィーリングがとても良かったので、挽回は可能だと考えていました。自分の好調ぶりと順調なパスにはとても満足しています。数ラップ後、フィーリングは依然として上々で、ジャック・ミラーのスリップストリームについて、マルク・マルケスもその近くにいました。3台がハイスピードで走行中、第1コーナーへのブレーキングでマルクのリアホイールに当たってしまい、完全に跳ね飛ばされてしまったのです。かなり激しい転倒だったにもかかわらず怪我をしなかったことは幸いで、これが最も大切なことだと思います。でもトップ・サテライトを目指すためには完走することも重要だったのに、それができませんでした。また、マルクがリタイアとなったことは大変申し訳なく思っています。今日のために素晴らしいマシンを作り上げてくれたチームには感謝の気持ちでいっぱいです。私がミスをしてしまったので、残りの2戦で埋め合わせなければなりません」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「目の前で起きた出来事が夢であってほしいと願うことがあるでしょう。しかし今日、私たちが見たことは、まさに現実なのです。ヨハン(ザルコ)はフロントロー、ハフィス(シャーリン)は自己ベストの予選10番手を獲得しており、私たちは高い望みを持っていました。スタートはいつものように難しい状況で、他の2クラスと同様、大きな集団のなかで必死に行き場を探さなければなりませんでした。ヨハンは非常にスピードがあり、前後ソフト・コンパウンドの優位性を生かそうとしているように見えました。そしてあの事故が起きるまでは、それがとても順調に機能していたのです。彼は時速280㎞のスピードで地面に叩きつけられました。あのような光景を見れば誰でも、その身に何か悪いことが起こらないことを祈るでしょう。ヨハンは痛みを感じながらも非常にリラックスしており、力強くピットまで歩いて戻り、しかもとても元気に次のレースに向けて準備をしているのです。これは本当に大変なことです。しかしレースファンとレースそのものにとっては、マルクとヨハンの離脱は残念なことでした。このあと私たちはハフィスのほうに集中しました。彼はトップグループから徐々に離されていましたが、ペース自体は順調で、依然として8番手をキープしていました。ところが突然に、何の前触れもなく転倒。原因はまったくわかりません。そしてここで、私たちの週末は終わりました。ふたりとも非常に順調だったにもかかわらず、ノーポイントに終わったことはとても残念です。常に”ネバー・ギブアップ”の姿勢を維持することが大切だということはわかっています。とにかくふたりが無事で良かった。来週またがんばります」

  • MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第17戦 オーストラリアGP 決勝レポート

    青空が広がったフィリップアイランドで行われたMotoGP オーストラリアGPの決勝レースは、Honda勢にとって厳しい結果となった。今季6度目のポールポジション(PP)獲得から序盤トップを走り、今季9勝目が期待されたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、6周目の1コーナーで、後ろを走るヨハン・ザルコ(ヤマハ)がマルケスの後輪に接触したことで、ともにリタイアとなった。

    この接触で跳ね上がったザルコのマシンがマルケスのRC213Vのシートカウルに激しくぶつかり、シートレールが折れる大きなダメージで、ピットに戻りリタイアを決めた。300kmを越える最高速度からのブレーキングでの事故にサーキットに緊張が走ったが、幸いにも、両選手にケガはなかった。

    レース開始早々に起きた事故で、チャンピオンを決めたばかりのマルケスの豪快な走りを見ようとサーキットにつめかけたファンはがっかりすることになったが、レースウイークを通じてチャンピオンの走りを堪能することができたのではないだろうか。

    チームメートのペドロサ(Repsol Honda Team)も、予選18番手から12番手までポジションを上げたが、12周目の4コーナーで転倒し、リタイアに終わった。カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は金曜日のフリー走行の転倒で、右足を負傷して欠場した。その結果、Honda RC213Vのワークスマシンに乗る3選手がすべてノーポイントに終わるという厳しい結果となった。

    Honda勢最上位は、ルーキー・オブ・ザ・イヤーでライバルをリードするフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、予選15番手から今季ベストリザルトの8位でフィニッシュした。波乱の展開となった決勝レース。モルビデリは、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ブラッドリー・スミス(KTM)との戦いを制し、一段と自信をつけるレースとなった。

    予選14番手からシングルフィニッシュを目指した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、オープニングラップ11番手と好走をみせるが、2周目の1コーナーでオーバーランを喫し20番手にダウン。そこから追い上げて14位でチェッカーを受けた。

    初ポイント獲得に気合のトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は16位。ポイント獲得に今大会も一歩及ばなかった。

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 8位)
    「この結果はとてもうれしいです。MotoGPクラスで自己ベストとなりました。ライダーたちがレースをリタイアしていく厳しい状況の中で、いい仕事ができたと思います。タイヤの選択は正しく、レース中盤からは特にいいペースがありました。そしてトップ10に入ることができました。今週末、決勝に向けてセットアップを進めて素晴らしい仕事をしてくれたクルーに感謝したいと思います」

    中上貴晶(MotoGP 14位)
    「今日は厳しいレースでした。フロントにミディアム、リアにソフトをチョイスしました。タイヤ選択は多少悩みましたが、序盤からペースを上げたかったのでソフトを選びました。終盤厳しくなるのは想定していましたが、思っていた以上に厳しく、苦戦しました。今日はスタートがよく、いい位置にいたのですが、ストレートでスリップから抜けたときに風で大きく振られ、それでブレーキパッドがひらいてしまい、ブレーキが効かない状態になりオーバーランしてしまいました。それがなければシングルはいけたと思います。それだけに残念でした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 16位)
    「最初の10周はいいリズムがあり、集団の中にいることができました。そのあとエッジグリップなくなり、高速の左コーナーでコーナリングスピードをキープできず、アンダーステアに苦戦して、かなりタイムをロスしました。今回も16位。チャンピオンシップポイントを逃して残念です」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
    「難しい週末でした。3日間を通していい感触を得られず、決勝では残念ながら転倒してしまいました。今日はいいポジションで走れず、ストレートのあとのブレーキングポイントでフロントから転倒してしまいました。速い場所なのでかなり大きな転倒でした。とにかく前へ進まなければなりません。次の日曜日にはいいレースができることを願っています」

    マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
    「まず、なにが起きたのかよく分かりませんでした。でも後ろから接触されたことは分かったので、怒っていました。この接触でシートが壊れてしまい、レースを続けられませんでした。走ることが不可能でした。ピットに戻ってビデオを見て状況を理解しました。これは、レーシングアクシデントです。あの場所は、時速300キロを超えるとても速いスピードからのブレーキングになります。僕はジャック・ミラーの後ろにいて、通常より少し遅くブレーキングを掛けることになりました。その直後に衝撃を感じました。ザルコは僕たち2人のスリップストリームを使っていました。すでに彼と話しました。今日はとてもラッキーでした。最も重要なことは僕もヨハンも無事だということです。今日はとても集中できました。レースは思ったように進みました。数周レースをリードし、そのあと、集団の中にいることにして少し待ちました。いいペースはありましたし、優勝争いができる感触がありました。0ポイントとなってしまったのは不運でしたが、もし来年も日本でタイトルを獲得できて、またここでDNFになったら、 サインアップするしかありません。今は次のレースに集中したいと思います」

  • MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 結果 | M.ビニャーレスが今季初優勝

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 結果 | M.ビニャーレスが今季初優勝

    MotoGP 第17戦 オーストラリアGPの決勝が10月28日(日)にフィリップアイランド・サーキットで行われ、マーベリック・ビニャーレスが、自身、そしてヤマハにとって今季初優勝を成し遂げた。

    気温13度、路面温度34度で26周のレースはスタート。序盤は上位スタートのマルク・マルケス(ホンダ)やダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)がコースオフするなどトップが目まぐるしく入れ替わる展開。

    そして、4周目に波乱。4番手を走行していたヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)がターン1でマルク・マルケスに追突。両マシンともリタイアとなった。

    残り20周。スタートで順位を落としていたマーベリック・ビニャーレスが首位に浮上。そのまま後続を引き離してトップでチェッカー。今シーズン、自身とチームにとって初勝利を挙げた。2位にはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、3位にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が続いた。

    以下、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、フランコ・モルビデリ(エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS)、アレイシ・アスパルガロ(アプリリア)、ブラッドリー・ブミス(KTM)がトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は14位でレースをフィニッシュした。

    2018年 MotoGP 第17戦 オーストラリアGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    2 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    4 19 アルバロ・バウティスタ ドゥカティ・チーム
    5 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    6 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    7 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    8 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    99 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    10 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    11 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    12 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    13 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    14 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    15 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
    16 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    17 81 ジョルディ・トーレス レアーレ・アビンティア・レーシング
    18 7 マイク・ジョーンズ アンヘル・ニエト・チーム
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
      55 ハフィス・シャーリン モンスター・ヤマハ・テック3
      26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
      93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
      5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
  • MotoGP | スズキ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP オーストラリアGP土曜朝のFP3セッションは、強い風と寒さ、そして何度も変化する路面温度により難しいコンディションとなったが、アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスは快調な走りで共にトップ10入りし、揃ってQ2行きを決める。予選を後に控えたFP4では、主に決勝を見据えたロングランにセッションの大半の時間を費やすも、イアンノーネはこの走行でもトップタイムをマークして好調ぶりをアピール。

    予選最後のステージとなるQ2は、セッション開始と同時に小雨が降り出し、コンディションが危惧されたが、チームスズキエクスターライダーのふたりは積極的にタイムアタックを続け、アンドレア・イアンノーネが4番手、アレックス・リンスもイアンノーネに続く5番手と、決勝に向けてより優位なポジションを獲得。マシンの仕上がり、決勝ペースにも自信を持つふたりは、明日の決勝で共にトップ争いを目指す。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「総してポジティブな1日だったと言えるでしょう。フリー走行でアンドレアがかなり良いペースで安定した走りを見せてくれていたので、予選はもう少し良い結果を期待していたというのが正直なところではありますが、セカンドローからのスタートなので、決勝ではこれが大きなアドバンテージとなるでしょう。アレックスも徐々にタイムアップし、最終的にふたりのライダーが揃ってセカンドローを獲得できたので、明日の決勝では揃ってトップグループで戦ってくれると信じています。マシンもライダーもかなり良い状態なので、ぜひともさらに良い結果に繋げたいですね。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「予選開始直前に雨が降り出して路面のコンディションが変わり、全開でタイムアタックできなかったのが悔やまれるね。路面が完全に濡れているわけでも完全にドライでもなくて、いくつかのブレーキングポイントがかなり滑りやすかったから、慎重にプッシュしなくてはいけなかった。この週末、マシンのフィーリングもかなり良いし、いくつかのセッションではトップタイムもマークしていたから、ポールポジションを狙っていただけに、ちょっと残念だね。周りも皆かなりペースが良いし、決勝はトップグループが大きな集団になると思うけど、なんとか最後までトップ争いに加わっていたいね。」

    アレックス・リンス
    「予選の目標はセカンドロー以内だったから、まずは目標達成ってとこかな。予選のタイムアタック中はコース上のところどころで雨が降っていて、予測不可能なところがあったから、あまりリスクは背負えなかった。でもベストは尽くしたし、単独で5番手タイムが出せたから、今日のところはまずまず満足しているよ。GSX−RRは本当にこのサーキットと相性が良いから、決勝では良いパフォーマンスを見せたいね。速いライダーがたくさんいるからトップグループもかなりの数のライダーになるだろうけど、ともかくベストを尽くすのみさ。」

  • MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第17戦 オーストラリアGP 予選レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは、2日目も好調をキープして予選で2番手獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシはQ2でアタック中に雨に降られて記録が伸びず、7番手となった。

    ビニャーレスとロッシは、フリープラクティス第4セッションでそれぞれ2番手と3番手を獲得する好調ぶり。ところがQ2の開始直前に雨粒が落ち始め、コース・コンディションがそれまでとは違ってしまった。そのなかでビニャーレスは数台を見送ってクリアスペースを確保してからコースイン。

    2回目のアタックで1分29秒824を記録して暫定3番手に上がり、残り8分でピットに戻って来た。すぐさま2台目のマシンに飛び乗りコースに復帰すると、雨が激しくなる前に1分29秒509に更新して4番手から2番手へ浮上。コンディションが悪化するなかでさらに3回のトライを行い、その最終ラップの第1セクションでは自己ベストを更新。しかし全体では伸ばせず、そのまま2番手で終了した。トップとの差は0.310秒。

    一方のロッシはフリープラクティスまでは好調だったが、予選セッションでは全力を出し切ることができなかった。序盤はタイヤを暖めるために慎重な走り。ほとんどのライダーがアタックを開始したあと、3回目のトライで1分30秒270を記録して6番手につけた。このあとピットに戻ってタイヤを交換し、残り5分強でコースに復帰してプッシュしていったが、雨が強まりポジションアップのチャンスを失った。この結果、トップから1.071秒差の7番手。

    ザルコがフロントロー獲得! シャーリンも自己ベスト
    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンがフィリップアイランドの予選で絶好調。難しいコンディションのなかで3番手を獲得したザルコは、明日(28日)の現地時間16:00、第17戦オーストラリアGPをフロントローからスタート。一方のシャーリンはフリープラクティス第3セッションで転倒があったが、初めてQ2に進出して10番手を獲得。グリッド4列目の先頭の位置から、さらにポジションアップを目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選2番手/1分29秒509)
    「予選セッションは順調でした。本当はもう少し伸ばせるかと思っていましたが、第4セクションに差し掛かったところで雨に降られて思い通りにはいきませんでした。マシンの状態にはとても満足しており、チームが頑張ってくれたおかげで2番手を獲得することができたのです。セッティングについては何も変更せずに、ひたすら周回数を重ねてマシンに慣れていきました。日本GPのあと調子が上がっていて、高速コーナーで安定した走りができるようになったのでハッピーです。しかしながら、決勝についてはまったく予測がつきません。前に出て差を広げたいと思いますが、とにかくベストを尽くすのみです。ポテンシャルは十分なので、タイヤの状態を見ながら少しはリスクをおかして1分29秒台をキープしたいと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (予選7番手/1分30秒593)
    「難しいコンディション。スリックタイヤを履いているのに雨が降ってきてしまったので、ちょっと勇気を出していかなければなりませんでした。このコースを高速で走っているときには、路面にどのくらい水が出ているのか判断しにくいのです。普通のコンディションだったら3番手か4番手に上がれていたと思いますが、3列目ということになってしまったので、また激しいプッシュが必須になります。今日はマシンのフィーリングもペースも向上させることができました。でもタイヤ・チョイスに関しては明日を待たなければなりません。明るい太陽を期待します」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「フィリップアイランドの2日目、マーベリックが素晴らしい走りを見せてくれました。すべてのセッションでハイペースを維持し、Q2では、雨で難しいコンディションになったにもかかわらず見事なタイムを記録しました。セッション終盤でさらにコンディションが悪化したため、ちょうど2回目の走行を始めようとしていたバレンティーノにとってはアンラッキーな展開となりました。フリープラクティス第4セッションでのペースを見れば、彼もまたフロントロウの候補のひとりだったのですから。それでも、何よりも重要なのはふたりがマシンの状態に満足していることです。あとは正しいタイヤ・チョイスを行うだけ。そして、悪天候に影響を受けるようなことがないよう祈ります」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選3番手/1分29秒705)
    「フロントローを獲得することができてうれしいです。予選中は雨粒が落ちるなど難しいコンディションになりました。路面は乾いているとわかっていても恐怖心はあるものですし、とくに最終ラップは十分なプッシュもできなかったのですが、そのなかでこうして好タイムを記録することができたのは良かったと思います。予選3番手は決勝で有利になります。それにトップグループで戦うためのポテンシャルを証明できたと思います。決勝ペースも悪くないので、上位を目指して頑張ります。日曜日の午後は好天に恵まれれば、より自信を高めて臨むことができるでしょう。表彰台の可能性も十分にあると確信しています」

    ハフィス・シャーリン (予選10番手/1分30秒593)
    「私にとって最高の一日になりました! とてもうれしいですが、同時に予選とフリープラクティス第4セッションでも高いモチベーションと忍耐力を持って走れるかどうか不安もありました。指、肩、肘の痛みに耐えなければならなかったのです。転倒のあとはいつも、非常に慎重にゆっくりとコースに戻るようにしているので、第4セッションの結果には自分でもとても驚きました。おそらく、成長したい気持ちが強かったせいだと思いますが、それが実際に実を結んだのです。今も指が痛くて曲げられない状態なので、今日はゆっくり休んで少しでも早く治し、明日の長いレースに備えたいです。それでも気分は上々。チームのみんなに感謝しています。午前中のセッションで大きく出遅れてしまったにもかかわらず、彼らが私のモチベーションを維持してくれて、多くを学ばせてくれました」