2026年MotoGP第13戦アラゴンGPのスプリントが8月29日(土)にモーターランド・アラゴンで行われ、マルク・マルケス(ドゥカティ)が優勝。アレックス・マルケス(グレシーニ)が2位に入り、ドゥカティ勢が1-2フィニッシュを飾った。
ポールポジションのマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)をスタート直後のターン1で攻略したマルク・マルケスは、そのまま11周すべてをトップで走行。弟アレックスに1.140秒差をつけ、ドイツGP以来となるスプリント勝利を挙げた。
マルク・マルケスがターン1で首位奪取
気温が上昇したアラゴンでは、リアタイヤの選択が分かれた。ベッツェッキとホルヘ・マルティン(アプリリア)がソフトを選択した一方、マルケス兄弟を含む上位勢の多くはミディアムを装着。フロントは全ライダーがミディアムを選択した。
好スタートを切ったベッツェッキはターン1のブレーキングまで首位を守ったが、マルク・マルケスがイン側へ飛び込み、ブロックパスでトップを奪取。さらに立ち上がりではアレックス・マルケスもベッツェッキをかわして2番手に浮上した。
これでマルケス兄弟が1-2、ベッツェッキが3番手となり、3人は序盤から後続を引き離した。
ただし、マルク・マルケスのペースはその中でも一段上だった。4周目開始時点でリードを0.7秒まで広げると、その後もアレックスに反撃の機会を与えず、19分37秒995でチェッカーを受けた。
アレックス・マルケスが1.140秒差の2位。ソフトリアを選択したベッツェッキは、そのメリットを生かしてマルケス兄弟を攻撃することができず、トップから2.089秒差の3位でフィニッシュした。
マルク・マルケスにとってMotoGPスプリント通算20勝目となり、2023年にスプリント形式が導入されて以降、最多勝記録をさらに更新した。また、アラゴンではスプリントを含めMotoGPクラス通算10勝目となった。
アコスタ4位 マルティンは5位
4位にはペドロ・アコスタ(KTM)が入った。アコスタは5周目、最終コーナーでホルヘ・マルティンがワイドになった隙を逃さず前へ出た。
マルティンはその後も順位を取り戻せず、アコスタから3.5秒以上遅れて5位。タイトル争いではポイントリーダーのマルティンに対し、3位のベッツェッキが差を29ポイントまで縮めた。
6位はフェルミン・アルデグエル(グレシーニ)。6月のオランダGPで負傷して以来の復帰戦となったが、後方から順位を上げてポイントを獲得した。
7位にはルーキーのディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)、8位にラウル・フェルナンデス(トラックハウス)、9位には負傷から復帰したヨハン・ザルコ(LCRホンダ)が入り、ここまでがスプリントのポイント獲得圏となった。
ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)は10位、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)はレース中に順位を落として11位に終わった。
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)は2周目にクラッシュ。タイトル争いでもマルティンから46ポイント差となった。
ルカ・マリーニ(ホンダ)はオープニングラップに転倒。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は5周目、バックストレートでマシンから煙が上がり、リタイアを余儀なくされた。

2026年MotoGP アラゴンGP スプリント結果
1位 マルク・マルケス(ドゥカティ) 19分37秒995
2位 アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ) +1.140秒
3位 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア) +2.089秒
4位 ペドロ・アコスタ(KTM) +2.648秒
5位 ホルヘ・マルティン(アプリリア) +6.237秒
6位 フェルミン・アルデグエル(グレシーニ・ドゥカティ) +10.475秒
7位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ) +11.071秒
8位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア) +11.213秒
9位 ヨハン・ザルコ(LCRホンダ) +12.021秒
10位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ) +12.166秒
11位 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ) +14.575秒
12位 アレックス・リンス(ヤマハ) +14.648秒
13位 トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ) +15.776秒
14位 エネア・バスティアニーニ(KTMテック3) +16.051秒
15位 ブラッド・ビンダー(KTM) +16.761秒
16位 ジョアン・ミル(ホンダ) +19.845秒
17位 ポル・エスパルガロ(KTMテック3) +23.160秒
18位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ) +25.074秒
19位 ロレンツォ・サバドーリ(トラックハウス・アプリリア) +27.798秒
DNF ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
DNF ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)
DNF ルカ・マリーニ(ホンダ)
マルク・マルケスは予選でベッツェッキにポールポジションを譲ったものの、スプリントではスタート直後に主導権を奪い返し、アラゴンでの強さを改めて示した。チャンピオンシップでも首位マルティンとの差を33ポイントまで縮め、ランキング3位に浮上している。
