カテゴリー: メルセデスF1

  • エイドリアン・ニューウェイ メルセデスF1が株式一部譲渡の本気オファー

    エイドリアン・ニューウェイ メルセデスF1が株式一部譲渡の本気オファー

    エイドリアン・ニューウェイが、メルセデスF1から高額の契約をオファーされたと報じられた。来週にも決定が伝えられる見込みのこの決定はF1のチャンピオンシップの行方に大きな影響を与える可能性がある。

    F1カーの空力性能に革命的な貢献をしたことで知られるエイドリアン・ニューウェイは、マネージャーのエディ・ジョーダンの助けを借りて契約上の早期解除を交渉した後、2025年の初めにレッドブルを離れることを発表した。

    エイドリアン・ニューウェイはレッドブルを退団する際、ライバルチームへの移籍も認められる。契約にガーデニング休暇がないため、移籍が容易になる。

    複数のチームがニューウェイに興味を示していることが報じられ、これまでフェラーリへの移籍が有力視されている。もしニューウェイが2025年にフェラーリに移籍した場合、彼は7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンとチームメイトになる。ハミルトンは今年初めにスクーデリアへの移籍を発表している。

    39歳のハミルトンは、ニューウェイがフェラーリに加入することを望んでいることを明らかにし、彼と一緒に仕事ができるチャンスを「特権」と表現している。ハミルトンは、最近調子を落としているコンストラクターズチャンピオン8回獲得のメルセデスを来シーズンで離れる予定で、それが移籍のきっかけとなった可能性がある。

    しかし、F1 Insiderによると、メルセデスはフェラーリのエイドリアン・ニューウェイ獲得を阻止しようとしている。報道によると、メルセデスは約11億ポンド(約2200億円)と見積もられるチーム株式の一部を提供する破格の契約をオファーしたという。

    だが、Sport1は、エイドリアン・ニューウェイのメルセデス加入の問題点を指摘する。

    「ニューウェイは、構造内で彼にとって強すぎると思われるトト・ウルフについて、依然として懸念を抱いている。したがって、彼は背景に政治がありすぎることを恐れているが、レッドブルチームのボスであるクリスチャン・ホーナーの逃亡と虚勢が最終的にニューウェイの辞任につながったため、レッドブルのときと同じことを経験したくない」

    「決定はすぐに下されるはずだ。来週、ニューウェイと長年の友人で現マネージャーのエディ・ジョーダンは検討的な話し合いを行い、個々のオファーを検討してから決断を下す予定だ」

    エイドリアン・ニューウェイをよく知るラルフ・シューマッハは「ニューウェイは政治家ではない。平和的に仕事をしたいと考えている」とコメント。

    「もしチームの調和が崩れてしまったら、彼はもう何の望みも持たない。それでも、メルセデスの立場を物語っているのは、もしマックス・フェルスタッペンもそこに移籍すれば、その分野で最高の2人が再び団結するだろうということだ。成功は事実上プログラムされている」

    エイドリアン・ニューウェイ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    メルセデスにとって、エイドリン・ニューウェイを獲得することは、2022年まで続いた連勝を思い起こさせるF1を支配するためのゲームチェンジャーとなる可能性がある。ニューウェイがチームに与えた多大な影響は、彼のデザインがマシンのパフォーマンスと競争力を大幅に向上させたことでよく知られている。

    メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフがマシンのパフォーマンスを高めるための取り組みを強化すると公言していることを考えると、エイドリアン・ニューウェイの専門知識は、メルセデスにとって欠けていたピースとなる可能性がある。

    エイドリアン・ニューウェイのレッドブルでの任期が終わりに近づいており、2025年第1四半期末に退任する予定であるため、このオファーのタイミングは極めて重要だ。メルセデスは現行のマシンW15のパフォーマンスが期待外れであることに苦戦しており、ニューウェイの空力的才能を緊急に必要としているようだ。

    この驚異的な数字にもかかわらず、トト・ヴォルフは、エイドリアン・ニューウェイが現在の問題を解決できるかどうか疑問視している。

    「彼(ニューウェイ)は明らかに素晴らしいエンジニアだ」とヴォルフは最近Sky Sports Germanyに語った。

    「どんなに偉大な魔術師でも、我々の問題を解決するのは難しいだろう」

    また、トト・ヴォルフは進行中の課題を振り返り、モナコグランプリ後に自身の見解を述べ、チームの継続的な改善への取り組みを強調した。

    「ショブ(アンドリュー・ショブリン)は比喩表現が得意だが、我々が今やっていることはおそらくその問題を解決することなのでしょう。現段階では羽毛布団が足と頭を覆うほどの大きさではないと思うが、我々はそこに近づいている」とヴォルフは語った。

    「(次のレースの)モントリオールはちょっと変わったコースだが、そこで何かを追加するつもりだ。そしてバルセロナでも何らかのものを追加するつもりだ。後退もあるかもしれないことを念頭に置きながら、少しずつでも前進しようと努力する」

    今後、F1コミュニティは来週発表されると予想されるニューウェイの決断を熱心に待ち望んでいる。

  • ジョージ・ラッセル 「ハミルトン退団でメルセデスF1は進化する」

    ジョージ・ラッセル 「ハミルトン退団でメルセデスF1は進化する」

    ジョージ・ラッセルは、ルイス・ハミルトンの離脱がメルセデスにとって「新たなスタート」となり、「新たな火花を散らす」と信じている。

    7度のチャンピオンに輝いたハミルトンは、2月に契約解除条項を発動し、2025年シーズンからフェラーリに移籍すると発表し、F1界を驚かせた。これにより、史上最も成功したドライバーとチームの組み合わせに幕が閉じられることになった。

    ハミルトンはメルセデスで103レースに出場し、82勝を挙げ、ブラックリーチームで6度のワールドタイトルを獲得したが、2021年のサウジアラビアグランプリ以来勝利がない。

    メルセデスはグラウンドエフェクト時代に苦戦しており、2022年の初シーズンを前にハミルトンのチームメイトとしてラッセルが加入し、2022年のサンパウロで同時代におけるチームの唯一の勝利を挙げた。

    2024年、ラッセルは予選でハミルトンを7対1で圧倒し、実際のタイム差はほとんどないが、両者とも完走したレースでは5対2でリードし、獲得ポイントも54対42と上回っている。

    ハミルトンの後継者としてチームリーダーの座を務めることが長く期待されていたラッセルは、間もなくのハミルトンの退団を「進化」の必要の一部だと感じている。

    「僕の仕事はチームメイトに勝って、マシンを最大限に活用することだ」とラッセルはデイリー・メール紙Daily Mailに語った。

    「チームにとっては新たなスタートとなる。ここには、ルイスと共に成功を分かち合った多くの人々がいるが、変化は誰にとっても新たな刺激を与える」

    「それはルイスにも当てはまるし、来年は僕たちにも当てはまるだろう。適応し、進化しなければならない。僕たちはゼロから作り上げるプロセスにある」

    「ルイスが今チームを去るのは良いことだ。2021年だったらチーム全体が苦境に立たされていただろう」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    技術的リーダーシップ
    2023年半ば、ジェームス・アリソンが2022年シーズン前に辞任したテクニカルディレクターの職に復帰することが発表された。彼はマイク・エリオットと役職を入れ替え、エリオットは最高技術責任者となった。

    チームは2023年のモナコグランプリで欠陥のあるゼロサイドポッドデザインを廃止したが、シーズン中のW14にはより根本的なアーキテクチャの変更を加えることができなかったため、ハミルトンが要求していたコクピット位置の後方移動を含むさらなる変更を行う最初のチャンスは、2024年のW15となった。

    しかし、W15は期待されたほどすぐに競争力を発揮することはできず、シーズン3分の1を過ぎた時点でまだ一度も表彰台に上っていない。しかし、メルセデスはモナコで届けられた新型フロントウィングを含め、着実に前進している。

    ラッセルは、メルセデスが技術的にどのような取り組みをしていたかを詳しく説明し、チームが現在のマシンで「やり過ぎていた」と述べた。

    「データを見て、それをフィーリングと照らし合わせると、昨年、一昨年がなぜうまくいかなかったのかがわかる」とラッセルは説明した。

    「すべてはリアにあった。そして今はすべてフロントにある。問題は、私たちが加えた変更が大きすぎたことだ」

    「方向性は正しかったが、突き進みすぎてしまった結果、目標をオーバーしてしまった。妥協は常に必要だということがわかる」

    「僕たちは素晴らしいチームを擁し、他にも素晴らしい人材が加わっている。ジェームス(アリソン/テクニカルディレクター)が指揮を執り、彼は何事も妥協しない」

    「明確なリーダーシップがあり、僕はかなり合理的な人間だけど、厳しいシーズンになることが分かると士気が低下してしまうものだ」

  • ハミルトン マクラーレンF1の勝利は「メルセデスの問題がPUではない証拠」

    ハミルトン マクラーレンF1の勝利は「メルセデスの問題がPUではない証拠」

    ルイス・ハミルトンは、マクラーレンがF1で真のレースウィナーとしての地位を確立したことは、メルセデスが苦戦している要因がエンジンではないことを証明していると主張している。

    マクラーレンは昨シーズン、未完成のマシンでポイント獲得に苦戦していたが、シーズン半ばのアップデートにより、レッドブルの最も安定したライバルとして台頭した。

    2024年にその目覚ましい好転を土台にマイアミでのアップグレードパッケージを導入したマクラーレンは、目覚ましい復活を遂げ、ランド・ノリスがマイアミでF1初優勝を果たした。

    しかし、メルセデスは、改良型のW15に新たな期待を抱いているにもかかわらず、マクラーレンとフェラーリの躍進に追いつくことができず、レッドブルとの差を縮めることはできていない。

    ルイス・ハミルトンは、マクラーレンがメルセデスのカスタマーチームとして継続的に進歩していることは、メルセデスのパワートレインが依然として最強の部類に入ることを証明していると考えている。

    マクラーレンの最近の成功をどのように評価するか尋ねられたハミルトンは「エンジンが問題ではないことは、以前から分かっていたと思う。だからエンジンは素晴らしい」と答えた。

    「その技術の開発において、彼らは素晴らしい仕事を続けていると思う。ハイブリッド分野においても、開発速度、性能、信頼性の面でトップレベルにある。だから、これまで一度も問題になったことはない」

    「だから、僕たちのエンジンを購入する人は、それが何なのかを知っている」

    「でも、マシンの面では、僕たちはここ数年間、最高の仕事をしてこなかったことを認識しており、それを修正するために全力を尽くしている」

    ルイス・ハミルトン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ルイス・ハミルトンは2008年にマクラーレンからF1デビューを果たし、ルーキーシーズンに前年のチャンピオンであるフェルナンド・アロンソとチームメイトとしてタイトル争いに加わった。

    ハミルトンは2年目のシーズンに、その逃したチャンスを挽回したが、マクラーレンはその後タイトル争いに食い込むことができず、ハミルトンは2012年に退団した。

    ランド・ノリスがマイアミで躍進するまで、マクラーレンは低迷期を耐え忍び、勝利は1回しかなかったが、ハミルトンはかつてのチームが再びトップに返り咲いたことを誇りに思っている。

    「彼は(ノリス)素晴らしい仕事をしていると思う」とハミルトンは先週モナコで付け加えた。「オスカー(ピアストリ)も本当に素晴らしい仕事をしている」

    「彼はここ数レース、不運に見舞われている。だから、2人の活躍と成長を見るのがとても楽しみだ。そして、何よりもマクラーレンが再び上位に返り咲く姿を見られるのがうれしい」

    「僕は2007年から2012年まで、長い間マクラーレンに所属していた。彼らは僕にチャンスを与えてくれたので、心が温かくなる。だから、本当にうれしい」

    「僕たちも彼ら(マクラーレン)と同じように、もっと近づけるといいと思っている。彼らは、正しい方法で仕事さえ進めれば、差を縮め、追い抜くことができるということを証明したと思う。僕たち全員にやる気を与えてくれた」

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1に側近をつれずに単身での移籍を準備

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1に側近をつれずに単身での移籍を準備

    ルイス・ハミルトンは、2025年にスクーデリア・フェラーリに移籍する際、メルセデスから馴染みの顔ぶれが彼についてくる必要はないとし、単独で加入する準備ができていると認めた。

    今シーズンの開幕前夜、ルイス・ハミルトンはメルセデスとの契約条項を発動し、フェラーリへの移籍に合意したと発表されたことで、F1ドライバー市場に火をつけた。

    フェラーリは、最近、メルセデスF1チームからシャシーパフォーマンスエンジニアリング部門長のロイック・セラとチーム代表代理のジェローム・ダンブロジオも獲得している。

    これにより、長年ハミルトンのレースエンジニアを務めてきたピーター・ボニングトン氏をはじめ、他のメルセデスメンバーもハミルトンとともにマラネロに移籍する可能性があると報じられた。

    しかし、ハミルトンは2013年にメルセデスに移籍したことを、適応プロセスを加速させるために一緒に移籍する人員に依存していない証拠だと指摘した。

    フェラーリに加入した際に身近な人々の存在がどれほど重要だったかと問われたハミルトンは「メルセデスに移籍した時は、知り合いは誰もいなかった。それでも全く問題なかった」と語った。

    「だから、個人的には、それが大きな違いを生むとは思わない」

    「しかし、ロイックとは長年一緒に仕事をしてきたので、仕事でも素晴らしい関係を築いている」

    「そして、僕の最初のナンバー2であるジョック(クリア)は、そのチームで働いている。だから、僕が特に良く知っているのは、フレデリック(バスール)とこの2人だけだ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    ルイス・ハミルトンは、2006年にGP2でルーキーイヤーにタイトルを獲得したARTグランプリチームを設立したバスールとの現在までの関係について公に語っている。

    「若い頃、フォーミュラ3とGP2でフレッドと一緒に働いていた。当時を振り返ると、特にフレッドとはそれほど長い時間を過ごした記憶はない」とハミルトンは付け加えた。

    「週末はメカニックと一緒にいることが多い。でも、彼とは良い友人関係にあり、モータースポーツ界でも素晴らしいリーダーの一人だ」

    しかし、7度のチャンピオンであるハミルトンは先月、近いうちにメルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフと移籍をどう管理するかについて話し合う必要があると認めた。

    フェラーリ移籍に向けての準備を整えるために、移籍が近づいた段階で話し合いを行う必要があるかと問われたハミルトンは「ある段階ではそうしなければならないだろう」と答えた。

    「トトとの話し合いから始まると思う。どうしたらいいか分からないからね。この時期にこのような立場になったことは一度もない」

    「マクラーレンを去ったときはシーズン終了間際で、メルセデスに移籍したのは12月になってからだった。最初のシートが決まったのはシーズン終了後だったので、今回も同じ状況になると思う」

  • メルセデスF1 アントネッリとシューマッハのシュートアウトの噂を否定

    メルセデスF1 アントネッリとシューマッハのシュートアウトの噂を否定

    メルセデスF1は、ジョージ・ラッセル、ミック・シューマッハ、アンドレア・キミ・アントネッリが古いマシンを使って最近行ったテストは「シューティングアウト」ではないと明らかにした。

    今月初め、ラッセル、シューマッハ、メルセデスの10代の注目株であるアントネッリが、イギリスGPの開催地であるシルバーストーンでプライベートテストを行い、同チームの2022年型車を走らせた。

    F1では、TPC(Testing of Previous Car/以前の車両の走路テスト)と呼ばれるプライベートテスト走行がごく一般的であり、完全に非公開であり、情報は共有されない。それにもかかわらず、シルバーストーンでの走行後、依然として噂が流れていた。

    噂では、このテストはシューマッハとアントネッリの直接対決であり、2025年にルイス・ハミルトンのシートを誰が獲得するかを競うものだと推測されていたが、これは完全に誤りであることが明らかになった。

    メルセデスF1はこの噂について、スポークスマンが「シルバーストーンで行われた最新のTPCテストには、ミック、キミ、ジョージが参加した」と説明。

    「それは誤って『シューティングアウト』と呼ばれていたが、それは意図したものでも、テストの結果でもなかった」

    「各ドライバーが異なるプログラム、異なる日、異なるトラックおよび天候条件の下でテストを完了したことを理解することが重要です」

    「残念ながら、検証されていない憶測が結論や比較につながり、実際とは異なることが公表されてしまった」と述べた。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    次のテスト
    メルセデスF1チームは、シューマッハとアントネッリが行った作業に非常に満足している。特に後者はまだ17歳だ。

    プレマF2ドライバーのアントネッリは、18歳になるまでF1でレースをするためのスーパーライセンスを取得できない。彼はオランダGPの決勝日に18歳になる。

    両ドライバーは来週、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットで再び走行する予定だ。そこでは、ラッセルが2022年のブラジルグランプリで優勝したW13のテストを再び行う。

    メルセデスF1のスポークスマンは「ミックとキミは、それぞれのプログラムを見事に遂行し、チームの期待に完璧に応えてくれた。来週も忙しい3日間になるだろうが、楽しみにしている」と語った。

  • メルセデスF1代表 移籍決定のルイス・ハミルトンへの冷遇を否定

    メルセデスF1代表 移籍決定のルイス・ハミルトンへの冷遇を否定

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンが優遇措置の可能性について懐疑的になるのは当然だとしながらも、ハミルトンとジョージ・ラッセルは平等に扱われていると主張している。

    ルイス・ハミルトンはモナコGPで、今シーズンはラッセルを予選で上回ることは絶対にできないと示唆し、モンテカルロではチームメイトが新しいフロントウイングを独占的に使用したことを強調して世間の注目を集めた。

    その後、ハミルトンが予選で破損した場合にピットレーンスタートとなるリスクを冒したくないという理由から、このウイングを使用する機会を断っていたことが明らかになったが、ラッセルがアドバンテージを握っているというハミルトンのコメントは、両者の状況が完全に平等ではないことへの懸念をほのめかしていた。

    ヴォルフによれば、この指摘は現実に基づいたものではないという。ヴォルフは、メルセデスF1がチームメイト同士のバトルに介入したのは2016年アブダビGPだけだと主張する。これはタイトル争いの最中にハミルトンがニコ・ロズベルグを集団のなかに後退させようとして、ピットウオールからペースを上げるよう何度も促されたときのことだ。

    ラッセルに関するハミルトンの発言は、ハミルトンが今季限りで退団するため平等な扱いを受けていないという被害妄想の表れではないかと尋ねられたヴォルフは「どのドライバーも少しは会議心があるものじゃないか?」と答えた。

    「我々はチームメイト間の最も緊迫した競争においても、チームとして常に正しいバランスを保ち、透明で公平であろうとしていることを証明してきたと思う」

    「2016年のアブダビGPを除いて、我々がレースを管理しようとした瞬間はなかったと思うし、それ以来、そんなことはしていない」

    「ドライバーとして自分自身とチームのベストを尽くしたいという気持ちは理解できるし、自分に不利な状況になったときに疑問を抱くこともある」

    「しかし、チームとして我々は2人のドライバーに2台の素晴らしいマシン、可能な限り最高のマシン、可能な限り最高の戦略とサポートを提供することを100%の使命としている」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ ルイス・ハミルトン

    ルイス・ハミルトンとメルセデスF1との関係はモナコの週末を通してスポットライトを浴びることになった。ハミルトンがチームの行動に疑問を呈した場面は他にも数多くあった。

    チームが最初にハードを選択したため、モナコのリスタートをミディアムで走らなければならなかったことについての『言ったはずだ』というメッセージや、タイヤ交換後のアウトラップでマックス・フェルスタッペンをアンダーカットするために最大限のプッシュすることを指示しなかったミスコミュニケーションがあった。

    ヴォルフは、システム内の緊張はすべて、困難な状況でもできる限りのことをやり遂げようとするみんなの気持ちの一部でしかないと語った。

    「我々はこの関係からベストを尽くそうとしているし、最終シーズンに向けて最大限の結果を出そうとしている」とヴォルフは語った。「そして、ドライバー同士はいつもそうであるように、誰もがベストを尽くしたいと思っているため、時には緊張することもある」

    そして、今年これまでにラッセルは予選でハミルトンを7勝1敗で上回っているが、ヴォルフはそれが今季ずっとこのままだという証拠だとは考えていない。

    「この統計に特別な説明があるとは思わないが、それでも統計だ」とヴォルフは語った。「7レースが終了し、残り17レースだ。私はこれを傾向として見ていない」

    ハミルトンとラッセルは、メルセデスが展開するアップグレード推進の一環として、次戦カナダGPで新しいフロントウイングを手にする。

  • ラッセル 新型フロントウイング使用でメルセデスF1に“コイントス”を提案

    ラッセル 新型フロントウイング使用でメルセデスF1に“コイントス”を提案

    ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1チームがF1モナコGPでどちらのドライバーが最新仕様のフロントウイングを手に入れるかを決めるために「コイントス」を提案したことを明らかにした。

    最終的に、ルイス・ハミルトンはどのドライバーがアップデートされたパーツを与えるかを決めるという変わったやり方を回避し、代わりにラッセルに新しいフロントウィングを試すよう提案した。

    その結果、ラッセルはモナコGP予選で、経験豊富なチームメイトを0.078秒上回り、予選5位の結果を残した。

    ハミルトンがフロントウイングを装着しなかったのは、モナコサーキットの危険性を考慮した結果であり、ハミルトンは1つしかないウイングを破損するリスクを冒すことを望まなかった。

    「今週末はフロントウイングが1つしかなかった。火曜日にコイントスをして、どちらがそれを使うかを決めることで合意した」とラッセルはチャンネル4のF1放送チームに語った。

    「ルイスは、シミュレーションで試してみたところ、リスクを伴わないわけではないので、僕が今週末それを使うことに賛成すると言った」

    「もし予選でミスをしてフロントウイングを破損してしまったら、当然そのフロントウイングは二度と使えなくなり、ピットレーンからスタートしなければならなくなるだろう」

    「僕はそのリスクを負ってそれを使うことに満足していたし、彼がそれを僕私に使っていいと言ってくれたのは、遅ればせながらの誕生日プレゼントだと思った」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    コンストラクターズ選手権で8回も優勝しているチームが、アップグレードの導入策としてコイントスを推奨しているという驚くべき事実は奇妙なことだ。

    それでも、先週の土曜日にラッセルに予選で負けたことに落胆しながらも、ハミルトンは、W15マシンにパフォーマンスをもたらすために、ブラッケリーでメルセデスのスタッフが懸命に取り組んできたことに満足していた。

    「チームがアップグレードをもたらしてくれるのを見て本当にうれしいし、過去3レースでアップグレードがあったことを皆さんに知ってもらえるのを楽しみにしている」とハミルトンは語った。

    「今週末はジョージも好調だったので、来週は僕もそれを手に入れられるでしょう。そして、今後数レースでさらにいくつか手に入れられれば、プッシュし続け、その差を縮めることができると思う」

    メルセデスは来週のカナダグランプリに向けて96ポイントでコンストラクターズランキング4位につけており、3位のマクラーレンとは88ポイント差となっている。

    ラッセルはメルセデスの獲得ポイントのうち54ポイントを獲得し、ハミルトンは42ポイントで、2人はドライバーズランキングでそれぞれ7位と8位につけている。

  • メルセデスF1 2025年のアントネッリの起用を取締役会が承認との報道

    メルセデスF1 2025年のアントネッリの起用を取締役会が承認との報道

    アンドレア・キミ・アントネッリが、2025年からフェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスF1に加入するのは間違いないようだとイタリアのIl Corriere dello Sportが報じている。

    F1モナコGPの週末には、今季限りでフェラーリを退団するカルロス・サインツJr.が、来年はジョージ・ラッセルのチームメイトにはならないと告げられたという噂が流れた。

    5月初め、メルセデスはシルバーストーンでプライベートテストを行い、17歳のアントネッリがミック・シューマッハ、ラッセルと対決した。

    「3人のドライバーは2022年型メルセデスを運転し、交代で同一のプログラムに従った」とCorriere dello Sportは説明している。

    「アントネッリは予選のセットアップではラッセルと同じくらい速く、レースペースではわずかにラッセルを上回っていた」

    その結果に基づき、メルセデスの取締役会の必要な15名のメンバーが、来年アントネッリがメルセデスF1チームでF1デビューすることに賛成票を投じたと伝えられている。

    Corriere dello Sportは、直接対決の前に、この提案を承認したのは理事会メンバー3人だけだったと付け加えた。

    26歳のジョージ・ラッセルは、2025年にアントネッリ、あるいは他のドライバーとペアを組めたら嬉しいと語る。

    「キミは素晴らしいドライバーだと思う」とラッセルは語った。「彼は将来間違いなくF1ドライバーになるだろうし、彼もまた(メルセデスの)ジュニアドライバーで、僕と同じようにランクを上げてきた」

    「だから、メルセデスにとっては将来に向けて大きなチャンスになると思う」とラッセルは付け加えた。

    「でも、チームメートなら誰でも歓迎するよ。今のところ、かなりいいチームメイトに恵まれていると感じているよ」と微笑んだ。

  • メルセデスF1代表 モナコGPでのルイス・ハミルトンへの伝達ミスを謝罪

    メルセデスF1代表 モナコGPでのルイス・ハミルトンへの伝達ミスを謝罪

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンのF1モナコGP決勝でのピットストップに関する「ミスコミュニケーション」を明らかにした。

    ルイス・ハミルトンは、モンテカルログランプリの78周中51周目にピットインし、マックス・フェルスタッペンのアンダーカットしようとした。 1周目の赤旗で両ドライバーがミディアムタイヤを履いていたため、フレッシュなピレリタイヤが威力を発揮した。

    フェルスタッペンは次の週でハミルトンをカバーし、2人は6位と7位でフィニッシュした。両者がどちらもモナコで表彰台に上がらなかったのは2017年以来となる。

    ハードタイヤを履いていたハミルトンは、エンジニアのピーター・ボニントンから「プッシュしろ」と指示されたが、「アウトラップ“ノーマル”、タイムはあとから出るはずだ」と伝えられた。

    フェルスタッペンが再び前方に再合流した後、ハミルトンは、アンダーカットを成功させるにはアウトラップが「重要」だとなぜ言われなかったのかと質問し、ヴォルフはピットウォールが「間違っていた」と認めた。

    「ピットウォールのミスコミュニケーションだった」とヴォルフはメディアに語った。

    「本来であれば 『アウトラップが重要だ。アンダーカットを狙っている』というメッセージだったはずだが、ニュータイヤでアウトラップが十分かどうかという議論があった」

    「だから、彼が受け取ったメッセージはよく言えば混乱させるものだったが、おそらく間違っていたのだろう」

    ルイス・ハミルトンン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ルイス・ハミルトンはピットストップ前にマックス・フェルスタッペンとの差を1.5秒まで縮めており、フレッシュタイヤは時折1周あたり2秒近く速いことが証明されたが、メルセデスは5位のジョージ・ラッセルをピットに呼び込まなかった。

    ラッセルはレース再開後77周の間ずっとミディアムタイヤを使い続け、フェルスタッペンからの終盤のプレッシャーを抑えた。

    ヴォルフはハミルトンに「クリティカル」なメッセージを伝えることを妨げた懸念について詳細を語った。

    「本来ならアウトラップで“クリティカル”メッセージであるべきだったが、1周でタイヤを壊してしまったら、その後に何が起こるかわからないという懸念が背景にあった」とヴォルフは語った

    「しかし、要約すれば、ルイスへの誤ったメッセージであり、これはチームの責任だ。

    「フェルスタッペンの近くにいたかったし、アンダーカットしたかった、メッセージングが完全に間違っていた」

  • ジョージ・ラッセル F1モナコGP決勝「赤旗が出る前は勝利も頭をよぎった」

    ジョージ・ラッセル F1モナコGP決勝「赤旗が出る前は勝利も頭をよぎった」

    ジョージ・ラッセルは、2024年F1第8戦モナコGPの決勝を5位でフィニッシュ。オープニングラップで赤旗が出る前、優勝を争えるチャンスがあると一瞬思ったと語った。

    5番グリッドからスタートしたメルセデスドライバーは、赤旗中断中に交換したミディアムコンパウンドのタイヤで78周中77周を走り、同じポジションでフィニッシュした。

    ジョージ・ラッセルは、シャルル・ルクレール、オスカー・ピアストリ、カルロス・サインツJr.、ランド・ノリスのトップ4に次いで、ハードタイヤでスタートを切った最上位だった。彼らは最初のスティントでミディアムタイヤを装着しており、レース中にハードタイヤに履き替える可能性が高かった。

    しかし、後方で大きなクラッシュが発生し、赤旗が提示されるとレースの流れは一変。サインツがオープニングラップでパンクしてコース上に飛び出し、ラッセルは4番手に上がったが、赤旗のタイミングにより3番手からの再スタートが認められた。全車がタイヤ交換を許可されたため、上位陣はハードタイヤを装着して残りのレースを走ったが、ラッセルは劣化の早いミディアムタイヤへの交換を余儀なくされた。

    「最初にグリッドに並んで、僕たちがハードで、前の4台がミディアムだったとき、『これは完璧だ 』って思ったよ」とラッセルはレース後、F1公式チャンネルに語った。

    「その後、カルロスがパンクしたとき、純粋に『ここならチャンスがある』と思った。最低でも表彰台、場合によっては優勝も狙える。戦略が違っていたからね。チャンスを広げるために、ちょっとしたチームプレーをするつもりだった。でも赤旗が出たとたん、すべてが水の泡になってしまった」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ モナコグランプリ

    メルセデスは2024年シーズンも表彰台を1度も獲得しておらず、フラストレーションのたまるスタートとなった。ラッセルはモナコGPで自身とメルセデスにとって今季2度目のトップ5フィニッシュを果たしたものの、チームのパフォーマンスと結果には満足しているという。

    「ミディアムタイヤで70周余りを走り、最後にはフェラーリとマクラーレンとの差を縮めた。おそらく僕たちにとって最高の週末の一つだったと言ってもいいだろう」とラッセルは語った。

    「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ここモナコでも自信を持って走ることができた。失敗しないようにというちょっとしたプレッシャーもある。でも、僕たちにとっては本当にポジティブな週末になったと思う。次のレースにつなげられると思う」