カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • ノリスとピアストリがF1ラスベガスGP失格危機 マクラーレンにプランク摩耗

    ノリスとピアストリがF1ラスベガスGP失格危機 マクラーレンにプランク摩耗

    マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマシンが、2025年F1ラスベガスGP後の車検で「プランク(スキッドブロック)の摩耗が規定値を下回った疑い」により、FIAスチュワードに召喚されたことが分かった。

    2台ともリア側のスキッドブロック厚が規定値を満たしていないとされ、事実であれば“失格”が適用されるのが通常のケースとなる。ノリスは決勝2位、ピアストリは4位でフィニッシュしており、上位陣に影響が及ぶ可能性が出てきた。

    問題の対象となった2025年F1技術規則「3.5.9 e)」が示す基準を。同条項では、プランクの厚さは新品時で10mm ± 0.2mmでなければならず、摩耗後でも最低9mmを下回ることは許されないとしている。

    召喚の背景:表彰台に影響する重大案件
    今回の疑いが事実と認定されれば、今年すでに5件目・6件目の失格処分となる。しかし、今回のように表彰台に関わる案件は極めて異例。ノリスはラスベガスでマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位、ピアストリは4位でポイントを大きく積み上げた。

    記事では過去の例にも触れ、2024年ベルギーGPでジョージ・ラッセルが車重不足により優勝を剥奪されたケースや、前年の2023年アメリカGPでルイス・ハミルトンのスキッドブロック摩耗による失格など、重大な順位変動を招いた実例を紹介している。

    また、今季序盤の上海でルクレール、ガスリーが“重量1kg不足”、 Bahrain ではニコ・ヒュルケンベルグが“リアスキッドブロック摩耗”で失格となったケースも挙げ、近年のF1は車検基準が一層厳格化されていることが示唆されている。

    スチュワード判断待ち、結果次第でランキングにも影響必至
    ノリスは現在、ドライバーズタイトル争いの中心にいる状況で、仮に失格となればランキングの行方に大きな波紋が広がる。ピアストリも同様に大量ポイントの剥奪となり、タイトル争いとチーム間の力学に影響を与えかねない。

    FIAスチュワードの最終判断はまだ示されていないが、決定次第でラスベガスGPの最終結果が大きく書き換わる可能性がある重大局面を迎えている。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP決勝のスタートは「完全にやらかした」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP決勝のスタートは「完全にやらかした」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP決勝のスタートで「自分のミスだった」と率直に認めた。レースはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧勝し、ノリスは2位でフィニッシュ。タイトル争いでは依然として主導権を握っている。

    ポールポジションからスタートしたノリスは、1コーナーの進入でフェルスタッペンを抑えにかかり、大きくラインをクロス。しかしブレーキポイントを誤ってオーバーシュートし、フェルスタッペンとジョージ・ラッセル(メルセデス)に先行を許した。

    スタートで痛恨のミス、ノリス「ブレーキを遅らせすぎた」
    ノリスはレース後、「マックスに勝たせてあげたよ」と軽口を叩きつつも、すぐに言葉を続ける。

    「いや、単純にブレーキが遅すぎた。完全に僕のミスだよ。20秒差で勝つんだから、あっちの方が良い仕事をしたってことだし、今日は彼らの方が速かった」

    「難しいレースだったけど楽しかった」フェルスタッペンを称賛
    ノリスはマシンのフィーリング自体は悪くなかったと振り返る。

    「楽しいレースだったよ。難しかったけど、悪くはなかった。ただマックスが良いレースをしただけだし、レッドブルは速かった」

    さらに、ミスを認めつつもパフォーマンスには手応えがあったと語る。

    「ターン1では攻める必要があるんだ。でも今日はちょっと攻めすぎた。それがすべて。2位は悪くないし、良いポイントも取れた」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ<br />
    タイトルの主導権は依然ノリスに ― ピアストリに30ポイント差
    今回の2位で、ノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリに対するリードを 30ポイント に拡大。ピアストリは4位に留まり、ここ数戦の流れを断ち切れなかった。

    タイトルの条件は次戦カタールで明確だ。
    ノリスは以下の条件で カタールGPで初のワールドチャンピオンが決定 する。

    ■ ピアストリに 5ポイント以上 負けなければ良い
    ■ フェルスタッペンに 17ポイント以上 負けなければ良い

    ノリスは依然として圧倒的に有利な立場にあり、勢いも彼の側にある。

    ラスベガスで見せた強さと課題 ― GVE視点の流れ分析
    ノリスの敗因は明確で、スタートのミスがすべてだった。しかし、そこから20秒差ながらも2位まで戻し、レースペースは決して悪くない。マクラーレンの総合力は依然としてトップクラスで、タイトル戦略としては最小限のダメージに抑えた形だ。

    一方フェルスタッペンは、スタート直後で勝負を決め、以降は完全コントロール。レッドブルにとって今季ベスト級のレース運びで、タイトル戦線にわずかな望みをつないだ。

    ノリスは悔しさを隠さなかったが、「ミスをリカバリーして2位」――これはむしろ王者の走りと言える。タイトル行方は、いよいよカタールでの直接対決に委ねられる。

  • オスカー・ピアストリ SNS誤投稿騒動を火消し「意図的ではない」

    オスカー・ピアストリ SNS誤投稿騒動を火消し「意図的ではない」

    オスカー・ピアストリがラスベガスで発生したSNS騒動について、意図的なものではないと強調した。発端となったのは、マクラーレンがタイトル争いでランド・ノリスを優遇していると示唆する投稿が、24日の早朝にピアストリ本人のInstagramストーリーに“再投稿”され、すぐに削除された一件だった。

    この投稿は、バーニー・エクレストンが「マクラーレンはスター性とカメラ映えのするノリスを好む」とコメントしたとされるグラフィック。再投稿の真偽と意図をめぐってファンの議論が一気に再燃し、センシティブなタイトル争いの最中に波紋を広げた。

    意図を否定「起きたらもう投稿されていた。理由は分からない」
    ピアストリは状況について RacingNews365 に次のように語った。

    「分からないんだ。朝起きたらそれが投稿されていて、どうしてそうなったのか自分でも分からない。多分、寝ている間に誤ってやってしまったのかもしれない」

    「もちろん意図したものではない。でも、何が起きたのか自分では分からないんだ。だから本当に何とも言えない」

    エクレストンの発言自体は11月上旬から拡散されており、今回の“誤投稿”は、ここ数戦ノリスに得点で後れを取っているピアストリに対する外部からの注目が高まる中で重なった。

    オスカー・ピアストリ

    ノリスは「関係悪化の噂」を一蹴「動画が減ったのは単に依頼を減らしただけ」
    一方で、チーム内の関係性に疑問が投げかけられている状況について、ノリスはラスベガス前にこう強調していた。

    「最近チームのSNS動画が減っている理由は、僕らが“少なくしてほしい”とお願いしたからだよ。僕たちはレーシングドライバーであって、動画を撮るためにここにいるわけじゃない」

    「お互いに尊敬しているし、自分たちが置かれている状況も理解している。クルマを降りれば、冗談も言えるし、デブリーフでも笑い合っている。関係は今まで通りだ」

    そして、タイトル争いが関係性を損なっているかという問いには明確に否定した。

    「僕たちはしっかり協力し合えているし、関係はこれまで以上に良いと思うよ」

    ラスベガス決勝はノリスがポール、ピアストリは5番手から
    マクラーレンは土曜のレースを、ノリスがポールポジション、ピアストリが5番手という体制で迎える。両者とも「チームとしてベストの結果を目指す」と繰り返し強調しており、SNS騒動に揺れる中でも、タイトル争いとチームの成績に集中する姿勢を崩していない。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP予選「地獄のようにストレスだった」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP予選「地獄のようにストレスだった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP予選をポールポジションで締めくくった。雨に見舞われた難コンディションの中でのアタックを「地獄のようにストレスだった」と振り返りつつも、1分47秒934のタイムでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)にコンマ3秒差をつけた。

    これでノリスは3戦連続のポール。直近のメキシコシティ、サンパウロでいずれも優勝しており、タイトル争いではチームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差とリードを広げている。

    雨のラスベガス、Q1はP13の苦戦から巻き返し
    ラスベガスのストリートサーキットが雨に見舞われたのは、2023年のカレンダー復帰以降で初めて。路面が最も悪化したQ1でノリスはP13と苦しんだが、セッション後半でコンディションが落ち着くと本領を発揮した。

    ノリスは次のように語った。

    「地獄のようにストレスだった。僕のあとに誰もラップできないんじゃないかと思ったくらいだ。最初の2セクターは良かったけど、とにかく滑りやすい。縁石にちょっと乗っただけでクルマが一気に流れるし、逆方向にスナップして壁に当たりそうにもなった。でも、今日はそれで十分にP1を取れた」

    「いいコンディションじゃなかったけど、雨が止んでくれて良かった。チームがいいクルマを用意してくれたよ。正直、予選前はちょっと昼寝していて、起きたら雨が降っていて『うわ、最悪だ』って思ったくらいだ」

    「誰もこのサーキットを雨で走った経験がないから、何が起きるか分からなかった。Q1の時点で全てのコーナーでクラッシュしてもおかしくない感触だったよ。Q1、Q2、Q3と全部タフだっただけに、こういう日は余計に報われた気がする」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    “明日は未知数だらけ” ドライでも楽観視せず
    ラスベガスはこれまでマクラーレンが苦戦してきたサーキットで、FP2の度重なる中断もあり、各チームともロングランデータは不足している。

    好調ノリスも、決勝への不安を隠さない。

    「週末ずっとペースは良かったし、ドライでも良かったと思う。でも正直、ウェットでここまで速いとは思わなかった。すごく満足してるよ」

    「ただ、明日は未知数が多い。誰もロングランをあまりやれていないし、10周以上のスティントを走ったドライバーもほとんどいない。面白いレースになると思うし、マックスも前にいるしね」

    ノリスは3戦連続勝利、そして自身初のドライバーズタイトルへ向けて、また一歩前へ進んだ。

  • オスカー・ピアストリ F1ラスベガスGP予選5番手「受け入れるのが難しい」

    オスカー・ピアストリ F1ラスベガスGP予選5番手「受け入れるのが難しい」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、F1ラスベガスGP予選を5番手で終え、「受け入れるのが難しい」と正直な胸の内を明かした。セッションを通して手応えは十分にあったものの、Q3最終アタックでのイエローフラッグにより、本来狙えたはずの好結果を逃した。

    雨が残る難コンディションの中、マシンのペースには自信があったピアストリ。しかしタイトル争いのライバルであるランド・ノリスがポールポジションを獲得する一方、自身は第3列5番手と大きく差がつくかたちとなった。

    予選Q3でのアクシデントが全てを左右
    ピアストリは最終アタック直前をこう振り返った。

    「イエローフラッグが出て、そこでほぼ終わりだった。僕たちは速かったのは間違いない。だけど最近は何かと物事が思うように進まない」

    「少なくともペースは良かったと言える。Q3でもいい感触があったけれど、僕たちの手ではどうにもできないことが起きてしまった」

    近年続く不運の流れを指摘されると、ピアストリは首を振った。

    「そのセッションでは確かに僕の思い通りにはいかなかった。でも、これまでのレースで僕に味方してくれてもよかったことはいくつもあった。だから“最近ずっとこうだ”という感じではない」

    「いい結果を出せるはずだっただけに本当に悔しい。でも、不運については何もできない」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ノリスとの差24ポイント。巻き返しを誓うピアストリ
    ここ数戦、ピアストリは5レース連続で表彰台を逃しており、チャンピオンシップでも首位ノリスに24ポイント差をつけられている。とはいえ、本人はパフォーマンス面での自信を失っていない。

    日曜決勝ではスタート直後の混乱を生かし、上位勢に食い込む展開が求められる。ペースがあるだけに、あとは運を味方にできるかが鍵となりそうだ。

  • レッドブルF1がマクラーレンに反論 フェルスタッペン新PU投入で波紋

    レッドブルF1がマクラーレンに反論 フェルスタッペン新PU投入で波紋

    レッドブルは、サンパウロGPでマックス・フェルスタッペンに新しいエンジンを投入した判断について、「正当であり、防御可能だ」と主張している。ブラジル予選でまさかのQ1敗退を喫したフェルスタッペンはピットレーンスタートを選択し、その際にセットアップ変更とともにパワーユニットを新調した。

    この判断に対し、マクラーレン側はコストキャップへの影響を疑問視。今季は追加エンジンの投入がコスト面・ペナルティ面で敬遠されてきた背景があり、タイトル争いの渦中での交換に注目が集まっている。

    マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、エンジン交換が財務規定にどのように処理されるかを注視すると語った。

    マクラーレンの疑問
    ステラはレース後、こう述べた。

    「この手のパワーユニット変更は、規則を試す行為だと言える。性能のために交換したのであれば、当然コストキャップに計上されるべきだ。そこがどう扱われるのか知りたいところだ」

    ステラはまた、マクラーレンが同様の判断を避ける理由についても触れた。

    「我々が同じことをしない理由の一つは、財務規則上の扱いが避けられないからだ。だからこそ慎重になる」

    新しいパワーユニットは小幅ながら性能向上をもたらす可能性があり、フェルスタッペンの残り3戦での逆転タイトル挑戦を後押しする可能性がある。現在フェルスタッペンは、首位ランド・ノリスから49ポイント差を追っている。

    レッドブルは「防御可能」と主張
    ラスベガスGPの木曜日、レッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、他チームが問題提起したことに驚きはないとしつつ、自チームの行動は揺るぎない正当性があると語った。

    モナハンは次のように述べた。

    「誰かが手榴弾を投げ込んでくるようなものだ。逆の立場なら我々も同じことができる。今回の判断は防御可能であり、正当なものだ。2022年以降でも、他チームがエンジン交換を行っている。何も特別ではない」

    さらに、財務規則上の扱いについて問われたモナハンは明言を避けつつ、次のように続けた。

    「私は財務規則の専門家ではないので細部には触れない。ただ、我々の行動は説明可能であり、年末に何らかの罰則を受けるような状況にはならないと信じている。どう扱うかを推測して誤解を招くわけにはいかないので、このあたりで勘弁してほしい」

    コストキャップ下で揺れる“パワーユニット交換”の線引き
    今回の件は、2025年の厳格なコストキャップ環境において、パワーユニット交換がどこまで「戦略」として許されるのかという、より根深いテーマを浮かび上がらせている。

    マクラーレンは「性能目的ならコストキャップに算入すべき」と主張し、レッドブルは「正当かつ防御可能」と応じる構図。

    財務規則の解釈がタイトル争いに間接的影響を及ぼしかねないという点で、この議論は今後さらに注目を集めそうだ。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP初日「ポール争いをするつもりだ」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP初日「ポール争いをするつもりだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGPのフリー走行2回目で最速となり、「ポールポジションを争うつもりだ」と週末への期待を語った。2度の赤旗によって走行時間が削られる中でも1分33秒602を記録し、昨年苦戦したサーキットで手応えをつかんだ様子だ。

    マクラーレンは2024年のラスベガスでセットアップに苦しんだが、ノリスは今年のMCL39に「昨年より良いフィーリングがある」と強調。FP1では6番手に留まったものの、FP2では路面コンディションの難しさを克服しトップタイムを積み上げた。

    「昨年よりも良いフィーリングがある」
    ノリスは初日を振り返り、マシンへの手応えを次のように語った。

    「ここはいつも難しいけど、昨年と比べてクルマのフィーリングは良いと感じている。それは今日の1周目からすでに分かった。良い感触があったし、もちろん終盤は赤旗で走れなかったけれど、ペース自体はしっかりある」

    2度の赤旗で高燃料ランはほとんど行えなかったが、低燃料でのパフォーマンスは十分に示された形となった。

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ライバル勢との接戦を警戒
    その一方で、ノリスはライバルとの差が極めて小さいと指摘する。

    「かなり多くのマシンが接戦状態だし、そもそも多くのドライバーがラップをまとめられていない。FP1からFP2にかけて前進できたし、FP2からFP3でもさらに進めると良いね」

    「ポールを争うつもりだ」
    今後の週末について問われたノリスは、明確に目標を口にした。

    「つまり、僕たちはポールポジションを争うつもりだ」

    ノリスは現在、チームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差をつけて選手権をリード。レッドブルのマックス・フェルスタッペンもなおタイトル圏内にいるものの、ノリスからは49ポイント離れている。

  • オスカー・ピアストリ F1ラスベガスGP初日「ポジティブはたくさんある」

    オスカー・ピアストリ F1ラスベガスGP初日「ポジティブはたくさんある」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP初日の走行が赤旗や路面状況の影響で大幅に制限されたにもかかわらず、「多くのポジティブがあった」と振り返った。

    FP1を8番手で終えたピアストリは、2度の赤旗が出たFP2でほとんど走れず14番手にとどまったが、それでも初日の収穫は十分だと話している。

    FP1は「かなり良かった」 FP2はわずか2周のみ
    「FP1はかなり良かったと思う。いくつか取り組む点はあるけど、全体として良いセッションだった」

    「FP2はセッション全体で2周しか走れなかった。正確にどこにいるのか判断するのは難しい」

    「明らかにマシンにはそこそこ良いペースがあると思うけど、ソフトでしっかり走れたドライバーはあまり多くなかった。全体の位置関係を把握するのは少し難しかったけど、それでもポジティブはたくさんある。今夜見直すべきことも多い」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    昨年比で改善?「FP2で変えたことが良さそうだった」
    昨年ラスベガスで苦戦したマクラーレンだが、その比較について聞かれたピアストリはこう答えた。

    「良くなっていると思う。だけど、序盤は少し濡れていて、路面がすごく進化していたから、みんながどこにいるのか判断するのは本当に難しかった」

    「FP2でいくつか変更した点があって、それが良さそうに感じた。今夜さらに微調整して、どんな状態か確かめていく」

    走行不足でも不安なし「もっと走りたかったが大丈夫」
    「悪くない気分だよ。もっと走れたら良かったけど、週末にかけて路面はかなり変化していくと思う。明日の天気がどうなるか、ここでどうなるかを見て、それから判断する」

    初日は予想外の赤旗と路面変化により不確実性の多いセッションとなったが、ピアストリは落ち着いており、金曜日以降の巻き返しに自信を示した。

  • ランド・ノリス「今週末は簡単じゃない」 連勝中でもF1ラスベガスGPに警戒感

    ランド・ノリス「今週末は簡単じゃない」 連勝中でもF1ラスベガスGPに警戒感

    ランド・ノリスは、メキシコとブラジルでの連勝によってランキング首位に立ちながらも、今週末のF1ラスベガスGPについては「これまでのレースほど高い期待値ではない」と慎重な姿勢を示した。

    ここラスベガスは2023年の初開催以来、マクラーレンが苦戦してきたサーキット。気温の低さ、ストレート主体のレイアウト、タイヤの暖まりにくさなどが複合的に影響し、「過去2年で最も難しいレースだった」とノリス自身も振り返る。

    そのため、直近の2戦の圧倒的勝利から一転、今回は“謙虚な期待値”で挑むことを明らかにした。

    「自信はある。でもメキシコやブラジルと同じ期待値ではない」
    ノリスは木曜会見で、ここ2年のラスベガスでの苦戦を踏まえ、まず慎重な一言から語り始めた。

    「ここ2年を見るなら、僕たちにとって間違いなく一年で一番難しいレースだった。だから、メキシコやブラジルのような期待値ではない」

    「もちろん今年は大きく改善できている。去年よりも自信はあるけど、直近のレースほどの自信には届かない」

    それでもノリスは“勝利”という明確な目標を捨てていない。

    「それでも勝ちに来ているよ。期待値は高いし、ここ数週間のようにまた勝ちたい。ただ、難しくなるのは間違いない」

    ランキング首位、ピアストリに24ポイント差。逆転劇の裏にあった“地道な作業”
    ノリスは現在、チームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差をつけてランキングトップ。
    ザントフォールトでのピアストリのリタイア(メカニカルトラブル)後、この6戦でノリスは2勝3回の表彰台と圧倒的な安定感を見せている。

    一方で、「何かが突然変わったわけではない」と本人は強調する。

    「いつも通り、チームと一緒に小さなことを積み上げ続けているだけなんだ」

    「“こう運転すればいい”という答えを見つけたわけじゃない。メキシコとオースティンは全く違うフィーリングだった。ブラジルもまた違う。毎週末、マシンが求める運転を僕が合わせ続ける必要があるんだ」

    「シミュレーターでもサーキットでも、FP1からFP3までどう理解を深めるか、どう進めるか。そのプロセスを洗練させてきた。これまで以上に仕事量を増やし、理解を深め、周りの人たちからもっと引き出し、そして自分自身からももっと引き出した。その積み重ねだよ」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ラスベガスGPで求められる“適応力”。ノリスはその武器を磨き続けている
    ラスベガスは夜間・低温・ロングストレートという特殊条件が揃い、タイヤの暖まりが難しいサーキットだ。

    加えてメカニカルグリップと高速セクションが混在し、周回ごとの路面変化も大きいため、「マシンに合わせていく適応力」がドライバー側に強く求められる。

    ノリス自身が語った通り、彼はこの“適応スキル”を今年飛躍的に高めてきた。
    だからこそ、ラスベガスは「厳しい」としながらも決して悲観はしていない。

    連勝中の王者ムードとは裏腹に、冷静に状況を分析し、必要な作業を積み重ねる余裕がある――
    その姿勢こそ、今のノリスが世界選手権をリードする最大の理由でもある。

  • ピアストリの“不可解10秒罰”にF1ドライバー激怒 カタールでガイドライン協議

    ピアストリの“不可解10秒罰”にF1ドライバー激怒 カタールでガイドライン協議

    ブラジルGPのターン1で発生したオスカー・ピアストリ、アンドレア・キミ・アントネッリ、シャルル・ルクレールの三者接触をめぐり、ピアストリに科された10秒加算ペナルティが各ドライバーの不満を呼んでいる。

    この件を受け、F1ドライバーとFIAは次戦カタールGPで、物議を醸す“レースガイドライン”の文言と運用方法について議論を行う予定だ。

    事故ではルクレールが即リタイア。スチュワードは「ピアストリはコーナー頂点で前に出ていなかったため、アントネッリがイン側にスペースを与える義務はない」としてペナルティを適用した。

    しかしこの裁定は、今年の一連のジャッジへの不信感をさらに増幅させる結果となった。

    サインツ「このカテゴリーであの裁定は“受け入れられない”」
    ウィリアムズのカルロス・サインツはラスベガスで強い不満を示した。

    「正直に言って、ブラジルでオスカーにペナルティが出たことは、このカテゴリーとして受け入れられない」

    「レースを経験した人なら誰でも、あれがオスカーの責任でないことはわかる。彼には避けようがなかった。なのに10秒ペナルティを受けた。理解できない」

    「僕自身のザントフォールトのペナルティも、モンツァでオリー(ベアマン)と接触したときの裁定も理解できなかった。今年は“そうあるべきではない”と思う判定が複数あった」

    FIA側も、ドライバーが議題に加えること自体は歓迎しているという。

    現在のガイドラインはあくまで“指針”であり、状況によってはスチュワードの裁量で外れることも認められているが、依然として一貫性をめぐる議論は尽きない。

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

    「固定スチュワード制」導入の必要性を提案
    サインツはFIAの立場に理解を示しつつ、長期的に同じ判断基準を持つ人員による運用が必要だと主張した。

    「固定の3人のスチュワードがいれば、彼らの判断基準を僕らも理解していくことができる。レースディレクターが固定されているのと同じようにね」

    「正直、ガイドラインがなくても、『誰の責任か、誰のミスか』はレース経験があれば判断できるものだと思う」

    アルボン「ルールが増えすぎて“シンプルな常識”が働かない」
    同じくウィリアムズのアレクサンダー・アルボンは、議論が収束するとは楽観視していないが、現在のF1が抱える“ルール過多”を問題に挙げた。

    「FIAは解決策を探そうとしているし、閉ざされた態度ではない。それは僕らドライバーも評価している。でも、明確なルールセットになるかはわからない」

    「昔はもっとルールが少なくて、自分たちが“何がクリーンで何がクリーンでないか”を理解していた。今はレイヤーにレイヤーが重なって、かえって混乱を生んでいる」

    「シンプルに戻すべきという気持ちはあるけど、そうすると今度はグレーゾーンが増える」