カテゴリー: ジョリオン・パーマー

  • アストンマーティンF1に痛烈批判 パーマー「アロンソはテストドライバー状態」

    アストンマーティンF1に痛烈批判 パーマー「アロンソはテストドライバー状態」

    フェルナンド・アロンソとアストンマーティンF1を巡り、元F1ドライバーのジョリオン・パーマーが厳しい見方を示した。2026年F1日本GPでアストンマーティンは今季初めて完走を果たしたものの、パーマーはそれを前進とは受け取っておらず、現状を「歴代級の失敗」とまで表現した。

    パーマーは『F1 Nation』ポッドキャストの中で、アストンマーティンが完走の代償として大幅な妥協を強いられていると指摘した。

    日本GPではアロンソが21番手で予選を終え、Q2進出ラインの16番手までなお大きな差があったことを踏まえ、その競争力不足は深刻だと断じている。

    ローレンス・ストロールがかつて掲げた「5カ年計画」は、頂点を目指す構想として語られてきた。しかし、その期限が残り1年となった現在、アストンマーティンはコンストラクターズ選手権で無得点のキャデラックF1すら下回る位置に沈んでおり、期待と現実の落差がいっそう際立っている。

    完走できても前進とは言えない現実
    パーマーが問題視したのは、単に遅いというだけではない。マシンを完走させるために出力面で譲歩し、ドライバビリティと信頼性を優先せざるを得ない状態にあることだ。

    「彼らは日本で本当に遅かった」

    「明らかに問題の切り分けをしているところだ。レースを完走できるようにするためだけに譲歩を重ねてきた」

    さらにパーマーは、アストンマーティンの現状を極めて重い言葉で表現した。

    「状況はひどい。我々が見ているのは歴代級の失敗のひとつだ。アストンマーティンは、ドライバビリティと信頼性を少しでも確保するために大きくパワーを落とした状態でしかレースを完走できない。その状態で、開幕から3戦を終えてようやく1台だけが最後まで走れた。これはひどいことだ」

    日本GP予選では、アロンソがQ2に進出するためだけでも大きなタイム差を埋める必要があったとされる。パーマーは、この差が短期間で解決できるものではないと見ている。

    「Q1を突破するだけで1.7秒も足りない。去年ならその差の中にグリッドを丸ごと2つ入れられたくらいだ。それはフェルナンド・アロンソがQ2に行くためだけに必要な差だ。それが彼らに求められているパフォーマンスの水準であり、すぐにどうにかなる話ではない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソに見える“別の顔”
    一方でパーマーは、アロンソ個人の振る舞いについては意外な変化を感じ取っている。かつてマクラーレン・ホンダ時代には、ホンダのパワーユニットを厳しく批判したアロンソだが、今回は感情を爆発させるのではなく、忍耐を見せているという。

    日本GPでは、アロンソがホンダの社長に温かく挨拶する場面もあった。かつて同じ鈴鹿でエンジンを「GP2」レベルと表現したドライバーとは異なる姿が、そこにはあった。

    パーマーは、そうしたアロンソの現在地を2002年のルノー時代になぞらえた。当時のアロンソは実戦というより開発色の強い役割を担っており、いまのアストンマーティンでの立場もそれに近いという見方だ。

    「今のフェルナンドからは、現状全体に満足していない様子が見える。今年はかなり率直にも語っている」

    「ただ、その一方で忍耐も見える。2回のワールドチャンピオンで、まもなく45歳になる彼なら、ここでかんしゃくを起こして『もう終わりだ』となってもおかしくない。2026年への夢は実現していないのだから」

    「それでも、ここではフェルナンドの別の面を見ている。忍耐のゲームだ。『正しくはない。だが、これをどうする?』と考えているように見える」

    “走って報告するだけ”という厳しい評価
    パーマーは、現在のアストンマーティンを事実上の開発走行段階にあるチームだと捉えている。アロンソもランス・ストロールも、週末に結果を争うというより、マシンの挙動を確認して報告する役割に追われているというのがその見立てだ。

    「これは2002年のフェルナンドだ。彼は25年ぶりにテストドライバーになっている。今のアストンマーティンがやっているのはそれだけだ」

    「彼らがまったく競争力を持っていないのは、本当に嘆かわしい。彼はキャデラックの後ろでフィニッシュした。あまりにも離されている」

    「彼やランスにとって、現段階では戦うものが何もない。毎週末サーキットに来て、周回を重ねて、バランスを報告する。それが今の仕事になっている。現時点では、結果そのものすらそれほど重要ではない」

    アストンマーティンにとって、日本GPで完走できたこと自体は最低限の材料ではある。しかし、パーマーの見立ては、その事実だけで状況を楽観視できる段階ではないというものだ。2026年の体制を大きな飛躍の年と位置づけていたチームが、いまは完走とデータ収集を優先せざるを得ない。その現実が、アロンソという大物の立場をも変えてしまっている。

  • ローラン・メキース レッドブル新代表としてF1メディアの「ライオンの巣窟」へ

    ローラン・メキース レッドブル新代表としてF1メディアの「ライオンの巣窟」へ

    ローラン・メキースは、今週末のF1ベルギーGPで初めてレッドブル・レーシングのチーム代表として公の場に登場するが、そこでは熾烈なメディアの洗礼を受ける可能性が高いと元F1ドライバーのジョリオン・パーマーが警鐘を鳴らしている。

    メキースは、イギリスGP後に解任されたクリスチャン・ホーナーの後任としてレッドブルの新チーム代表に就任。今回のスパでのレースは、レッドブルのF1参戦以来、ホーナーがチームから不在となる初めてのグランプリとなる。

    このため、メキースは週末を通してメディアからの強い注目と圧力にさらされるとみられており、特に日曜の決勝後に行われる公式記者会見では、その対応ぶりが問われることになる。なお、彼は前職のレーシングブルズではこのような役割を担っていなかった。

    さらに、金曜日のFIA公式記者会見への出席や、F1放送局によるテレビインタビューなど、ホーナーが定例的にこなしていたメディア対応の機会にも登場する可能性がある。

    元F1ドライバーであり現在は解説者を務めるジョリオン・パーマーは、ポッドキャスト番組『F1 Nation』の中で次のように語った。

    「彼はいま、まさに“ライオンの巣窟”へと足を踏み入れようとしていると思う。とても苛烈な1週間になるはずだ」

    「彼はチャンピオンチームに加わったばかりで、レーシングブルズ時代の経験とはまったく異なる環境だ。チームの運営方法も、求められる基準も違う。でも、レッドブルは依然として週末に強さを発揮できる要素を備えている」

    「素晴らしいレース運営体制を持ち、劣勢でも実力以上の結果を引き出せるドライバーもいる。マックス・フェルスタッペンはプレッシャーに強く、スパではいつも速い。チームもスパでの経験が豊富だ」

    「ローランにとって、トップチームでの最初の週末は、まさにF1の本当の姿を体感するものになる。個人的にも、メディアの圧力や注目、質問の嵐にさらされるのは全くの新体験になるだろう」

    「しかも今週末はスプリント週末。すぐにオン・トラックの話題が出てくるし、レッドブルが好スタートを切ることを願うしかない。チームとしても彼を支える準備は整っているはずだ」

    「ここ1年半でレッドブルは大きく揺れ動いた。主要な人材が次々に去り、チーム内部には『次に出ていくのは誰だ?』という空気がある。落ち着かない状況だった」

    「でも、今こそチームが再結束し、ローランのもとで再スタートを切るチャンスなんだ」

  • F1モナコGP分析:ペレスの優勝はガスリーのインター交換が鍵だった?

    F1モナコGP分析:ペレスの優勝はガスリーのインター交換が鍵だった?

    F1モナコGPでのセルジオ・ペレスの勝利は、ピエール・ガスリーが早期にインターミディエイトに交換したことが、レッドブル・レーシングが大胆な戦略を立てるのに役立ったと元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは解説する。

    ピエール・ガスリーは、2周目にフルウェットからインターミディエイトへと交換。18番手まで順位を落としたが、周冠宇(アルファロメオ)を素早くとらえて12周目にミラボーでオーバーテイク。その2周後にはダニエル・リカルド(マクラーレン)をタバココーナーで追い抜いた。

    モナコがオーバーテイクがほぼ不可能であることを考えると、この動きはインターミディエイトが機能したことを証明しており、レッドブル・レーシングがトップチームで最初となる16周目にセルジオ・ペレスのインターへの交換するトリガーとなった。

    「実際にレッドブルにこの勝利をもたらしたのは、ガスリーがアルファタウリである意味で予想に反した方法で進歩したことにあると思う」とジョリオン・パーマーはBBCで語った。

    「彼はオーバーテイクできることを示した。そして、それは誰もがインターに交換したいと思わせた。ガスリーは非常に早くピットインし、インターでは他の誰よりもはるかに速かったからだ。したがって、すぐに誰もが『OK、インターの方が速い』と分かった」。

    「ガスリーが周によってすぐに塞がれ、ラップが5秒速してもスタックしていたら、誰もインターを使用しなかっただろう」

    「しかし、人々が望んでいたようにガスリーは進歩したので、彼らはそれを行った」

    ジョリオン・パーマーは、6周目に交換したセバスチャンベッテルなど、インターに早期に切り替えた他のドライバーは、同様の進歩を遂げることができなかったと指摘した。

    しかし、セルジオ・ペレスは、ウェットを履いたマクラーレンのランド・ノリスの後ろでコースに復帰したため、タイヤギャンブルを機能させるにはまだ少し運が必要だった。しかし、ペレスのアウトラップである17周目の終わりにノリスがインターに交換するためにピットインしたため、ペレスへの道はすぐに開かれた。

    「ペレスはピットインし、ノリスの後ろに出てきた。ペレスにとって重要な瞬間は、ノリスを追い抜けるかどうかだった。彼はノリスとラッセルの間に出てきた」とジョリオン・パーマーは指摘した。

    「したがって、ペレスがピットインしたとき、彼はノリスを追い越さなければならなかった。そうでなければ、彼は溺れ死んでいた。そうでなければ、彼は5位に後退していた。本当に、全員がスリックタイヤのためにピットインするまで、それはレッドブルのギャンブルだった。ノリスがピットインしたため、うまくいった。ギャンブルではなくなり、最終的にペレスへの道が開かれた」

  • 「レッドブルF1はRB18にさらに多くのトリックを隠している」と元F1ドライバー

    「レッドブルF1はRB18にさらに多くのトリックを隠している」と元F1ドライバー

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、レッドブル・レーシングが今週のF1バーレーンテストに先立って、多くのトリックを隠していると考えている。

    レッドブル・レーシングの2022年F1マシン『RB18』は、F1バルセロナテスト初日にマックス・フェルスタッペンがガレージを出て初めて公の場に姿を現した。

    F1チームは、2022年のF1レギュレーション変更を受けて、可能な限り多くのダウンフォースを手に入れることを目指しているが、レッドブル RB18はアグレッシブな新しいサイドポッドを備えており、フロア全体に多くのソリューションが詰め込まれている。

    しかし、3月10日にバーレーンでテストを再開したときには、レッドブル・レーシングはさらに多くのサプライズをもたらすとジョリオン・パーマーは期待する。

    F1チームは、バーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間テストを実施し、新シーズンの開幕戦バーレーンGPにむけて車を完成させる。

    「レッドブルは車にやらなければならないことがたくさんあることを認めてはいるものの、全知的にそれなりの位置にいるように思う」とジョリオン・パーマーはFormula1.comに語った。

    「しかし、今のところ、彼らはおそらくどのチームの中でも最も隠していると思う。そのため、バーレーンで見る価値は十分にある。

    レッドブル・レーシングがバーレーンでいくつかの追加の秘密を明らかにすることを期待しているジョリオン・パーマーだが、最も多くのアップグレードをもたらすためのはメルセデスだと考えている。

    メルセデスF1は、バルセロナでドラマのないテストを行い、スペインでの仕事に満足してサーキットを離れた。

    「メルセデスは、深刻なメカニカル問題なしに走行距離を伸ばし、最終日にスタート練習、ピットストップ、ルイス・ハミルトンのセミレースシムというプレシーズンの儀式を行うという、いつものようにかなりメトロノミックだった」

    「すべての車にある程度影響を与えたポーポイズ現象は、初日のメルセデスでは特に厳しいようで、ドライバーは最初は特に満足していなかったが、最も柔らかいC5タイヤの助けを借りたラップタイムと同様に3日間を通して改善したように見えた」

    「ジョージ・ラッセルは、ハミルトンと並んですぐに落ち着き、熟練されたように見える」

    「現役コンストラクターズチャンピオンとチームの全員とってまともなスタートだった。メルセデスは次回バーレーンで最も多くのアップグレードを導入し、彼らの本当のペースをもう少し披露する可能性があると感じている」

  • 「アルボンのレッドブルF1のシート喪失はボルトガルGPで決定づけられた」

    「アルボンのレッドブルF1のシート喪失はボルトガルGPで決定づけられた」

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、アレクサンダー・アルボンが2021年のレッドブル・ホンダのシートを確保するための時間はもはや尽きたと考えており、F1ポルトガルGPの不甲斐ない内容は“シート喪失を決定づけた”と付け加えた。

    F11ポルトガルGPでマックス・フェルスタッペンが3位表彰台を獲得したのに対し、困難な2020年シーズンとなっているアレクサンダー・アルボンは、6番グリッドからスタートで後退して周回遅れの12位でフィニッシュした。

    現在のレッドブル・ホンダでのアレクサンダー・アルボンの立場は、2021年にシートを喪失するいう強い推測の対処となっており、レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンが2021年のシートを維持するためにはF1ポルトガルGPとF1エミリア・ロマーニャGPの2連戦で自分自身を証明する必要があると語っていた。

    2016年と2017年にルノーで37戦に参戦したジョリオン・パーマーは、アレクサンダー・アルボンは2021年にレッドブル・ホンダのシートを失うことを確信していると語る。

    「彼にとって恐ろしいレースだった。本当に恐ろしいものだった」とジョリオン・パーマーは BBC Five のポットジャスト Chequered Flag で語った。

    「彼はスタートでソフトタイヤで後退した。後続がミディアムを履き、前のルクレールとメルセデスの2台がミディアムのウォームアップに苦労していたこと考えれば、前進できるか可能性のあるタイヤであるはずだった」

    「だが、アルボンはトップ10から急落した。その後、彼はグランプリで再びオーバーテイクを成功させたか? 僕はそうは思わない。彼はキミ・ライコネンの後ろの12位でフィニッシュした」

    「ライコネンは5番手に浮上し、残りのミッドフィールドは基本的に全員がライコネンをパスした。最後にキミから悲しげにポイントを奪ったセバスチャン・ベッテルを含めてね」

    「だが、アルボンはレース全体でほぼ彼の後ろにいた。予選16番手だったアルファロメオのね。彼はまったく侵入することができなかった」

    「本当にタフなレースだった。彼はチームメイトに周回遅れにされた。プレッシャーがかかるなかで、おそらく最悪の週末を過ごした・・・レッドブルにとってもあれは彼の最悪のレースだったと思う。酷いタイミングだったと感じている」

    「彼の時間は尽きたと思う。レッドブルがデータを見てフロアの損傷やマシンの損傷、もしくは彼のドライブを妨げた他の状況を見つけない限り、正直、あのレースはアルボンにとってとどめを刺したと思う」

    ジョリオン・パーマーは、ピエール・ガスリーが過去12か月で自身を取り戻したように、アレクサンダー・アルボンもアルファタウリに戻った方がいいと助言した。

    「彼にとって非常に厳しいことだが、彼がF1から外れることはないと思う。彼はピエール・ガスリーが行ったようにアルファタウリで再編成するために戻ると確信している」

    「その後は何が起こるかはわからない。彼はまだF1で2年目だ」

  • 「レッドブルF1はアルボンをフェルスタッペンの生贄に使用した」

    「レッドブルF1はアルボンをフェルスタッペンの生贄に使用した」

    レッドブルは、F1スペインGPでアレクサンダー・アルボンに“価値のない”戦略を採り、マックス・フェルスタッペンのための“生贄”として使用したと元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは批判する。

    アレクサンダー・アルボンは、F1スペインGPの予選でQ3進出を果たして6番グリッドを獲得したが、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとの差は0.7秒以上あった。

    決勝でそれなりのスタートを切ったアレクサンダー・アルボンは6番手に留まり、レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスにプレッシャーをかけていった。

    だが、レッドブルは18周目にアレクサンダー・アルボンをピットに入れ、ハードタイヤに交換した。プラクティスでは多くのドライバーがハードタイヤに不満を述べており、この戦略は多くの人を困惑させた。

    予想通り、アレクサンダー・アルボンはミッドフィールドで行き詰り、2回目のピットストップを実施してミディアムに交換。最終的に8位でレースを終えた。

    「アルボン側のガレージはレース全体が不可解だった」とジョリオン・パーマーは Chequered Flag podcast で語った。

    「フェルスタッペンは堅実な仕事をしていたが、プレッシャーにさらされているアルボンは、6番手からスタートしたものの、予選ではまだ0.7秒遅れていた」

    「彼は辛うじて残りのミッドフィールドの前に出て6番手だったが、今回のレースではミッドフィールドの前にいるチャンスを与えられるべきだった。彼はある意味でミッドフィールドの上位に定着しているを除いては彼らの前でスタートしていた」

    「しかし、レッドブルのストラテジストに関して言えば、彼らがやったことは不可解であり、このサーキットでは役に立たないハードタイヤに交換するために誰よりも先にピットインさせた」

    「金曜日に人々が何度も『氷の上を運転しているようなものだ』『グリップがない』と言っていた酷いタイヤを真っ先にアルボンに履かせた」

    「彼はミディアムタイヤを履いていたマグヌッセン、ライコネン、オコンのすぐ後ろでピットから出た。彼らはまだ30周は走るつもりだった」

    「レッドブルはアルボンをチームのモルモットのように使用している。あの時点でフェルスタッペンにハードを履かせるわけにはいかなかったし、価値のない戦略をとるのはアルボンでなければならなかった」

    「アルボン側のストラテジストはそれについて考える必要がある。アルボンにとって再び乏しいレースだった」

    アレクサンダー・アルボンはドライバーズ選手権で6位につけているが、2位のマックス・フェルスタッペンとは55ポイント差がついている。

  • 「フェルスタッペンはハミルトンを凌駕している」と元F1ドライバー

    「フェルスタッペンはハミルトンを凌駕している」と元F1ドライバー

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーが、2019年のF1世界選手権を振り返り、総合的にはチャンピオンシップを獲得したルイス・ハミルトンよりもマックス・フェルスタッペンの方が優勢だったと評価した。

    今年、マックス・フェルスタッペンは、3勝、2回のポールポジション、3回のファステストラップを記録し、ドライバーズ選手権で自己ベストとなるランキング3位でシーズンを終了した。

    「シーズンのベストドライバーを選定する上で、ハミルトンとフェルスタッペンは事実上切り離すことはできない」とジョリオン・パーマーは BBCのコラムでコメント。

    「ハミルトンはチャンピオンシップを獲得したが、彼らのうちから1人だけを選ばなければならないとしたら、フェルスタッペンが優勢だったと言える」

    「彼の容赦ないペースと一貫した高いレベルにより、チームメイトのピエール・ガスリーは夏休みにレッドブルからトロロッソに降格させられた。そして、今、レッドブルのフェルスタッペンのレベルに近いパフォーマンスを発揮できるドライバーを必死に探しており、ガスリーに代わって加入したアレクサンダー・アルボンにはプレッシャーがのしかかっている」

    「シーズン前半戦でのオーストリアでのフェルスタッペンの勝利は、1周目に後退したのもかかわらず、チームメイトを周回遅れにして達成し、昨年のブレンドン・ハートレー、そして、今年のダニール・クビアトと他のF1チームメイトの両方よりも優れていたガスリーに対する優位性を強調した」

    「フェラーリとメルセデスに対して、極めて少ないミス、そして絶え間ない棘は、フェルスタッペンの素晴らしさを示している。これは、絶対ペースの点でより遅いクルマであり、ある時点でイタリアの各ドライバーによって一掃されたにも関わらず、彼が両方のフェラーリに先んじてシーズンを快適に3位で終えたという事実によって強調された。

    「フェルスタッペンの唯一の大きな欠点は、メキシコで黄旗で減速しないという愚か端だった。ハンガリーの最初のポールポジションに続いていたはずだった」

    「それはフェルスタッペンにもうひとつの勝利を犠牲にした。ベルギーでのターン1も彼はもっと注意を払うことができたかもしれないが、それ以外の点でフェルスタッペンのシーズンは完璧だった」

  • 「アルボンはレッドブルが期待したほど進歩していない」と元F1ドライバー

    「アルボンはレッドブルが期待したほど進歩していない」と元F1ドライバー

    アレクサンダー・アルボンは、レッドブル・ホンダに移籍して以降、レースコンディションでは印象的なパフォーマンスを発揮しているが、元F1ドライバーのジョリオン・パーマーはアルボンはおそらく“レッドブルが期待ていたほど進歩していない”と考えている。

    F1ブラジルGPでは残り2周で2番手を走行していたアレクサンダー・アルボンだが、ルイス・ハミルトンに接触されたことでスピン。F1初表彰台の希望は潰え、14位でレースをフィニッシュした。

    F1ブラジルGPをノーポイントを終えるまで、アレクサンダー・アルボンは6位、6位、5位、4位、5位、5位と好成績を残りしている。

    しかし、元ルノーのF1ドライバーであるジョリオン・パーマーは、アレクサンダー・アルボンは、まだトップランナーの実力には及んでいないと語る。

    「アルボンがレッドブルでガスリーより強いことは疑いのないことであり、残り2周でのハミルトンがビコ・デ・パトで強引に抜こうとしなければ、彼は表彰台に上がっていただろう」とジョリオン・パーマーは BBC Sport のコラムで語った。

    「だが、予選ではフェルスタッペンに0.42秒差をつけられていた。それはダニエル・リカルドの2倍以上だ」

    「アルボンは、レースコンディションではある程度印象的だった。レッドブルに加入して以来、彼のレースクラフトは特に強い。多くの場合、メインレースのバックでフィニッシュするためにペナルティの後にグリッド後方からチャージしていた。彼はブラジルでのフェラーリのセバスチャンへのアウトサイドからの追い抜きを含め、いくつかの見事なオーバーテイクを行った」

    「だが、現時点では、彼はまだ“A”レースに進出できないように思う。(マックス)フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、ブラジルでの勝利に向かっていた一方で、アルボンは予選6番手からバルテリ・ボッタスのメルセデスエンジンが壊れてレースを混乱させるまでその位置でフィニッシュに向かっていた」

    「ここまでのアルボンはOKだったとは思う。だが、レッドブルがベルギーでの強力な初レースの後に期待していたほど進歩していないかもしれない。(ピエール)ガスリーはトロロッソでセンセーショナルな復活を果たした一方でね」

    アレクサンダー・アルボンは、2020年も引き続きマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・ホンダでシーズンを迎えることが決定している。

  • 「レッドブル・ホンダは2020年のF1タイトル候補になり得る」

    「レッドブル・ホンダは2020年のF1タイトル候補になり得る」

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、レッドブルとホンダがF1ブラジルGPで見せたパフォーマンスを維持することができれば、2020年にタイトル候補になり得ると考えている。

    「もちろん、ブラジルではこのようなことを言うのは無意味かもしれないが、レッドブルがハイブリッド時代にこれまでできなかったこと、全シーズンと同じ競争力で翌シーズンをスタートすることができれば、フェルスタッペン/レッドブル/ホンダのパッケージは2020年の一大勢力になり得る」とジョリオン・パーマーは BBC のコラムで語った。

    「特にホンダに関しては、本当に喜びを引き起こす瞬間だったに違いない。マクラーレンのドライバーであるフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが、悲惨な予選の後、ファンの娯楽とホンダへの困惑のためにインテルラゴスの表彰台で皮肉を込めて公然と嘲ったのはほんの4年前のことだ」

    「事実、2015年のホンダは脆弱だった。彼らは多くの酷い目に遭ったが、信頼性とパフォーマンス不足は誰の目から見ても明らかだった」

    関連:ホンダ、ドライバーの皮肉めいた“ユーモア”を受け入れる
    ブラジルGP

  • ルクレール批判の“Mr.アグレッシブ”フェルスタッペンを冷笑するパーマー

    ルクレール批判の“Mr.アグレッシブ”フェルスタッペンを冷笑するパーマー

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがこれまで他人と絡んできた実勢を考えれば、F1日本GPのシャルル・ルクレール(フェラーリ)の走りを批判するのはお門違いだと冷笑した。

    決勝では、フェルスタッペンが好スタートを決め、ターン1で3番手のシャルル・ルクレールに外側から並びかけ、ターン2では半車身ほど先行したが、ルクレールがアンダーステアを出して接触。フェルスタッペンはスピンを喫してコースアウトしてしまう。

    その後、レースへ復帰したマックス・フェルスタッペンは後方から追い上げに臨んだが、マシンへのダメージが大きく、15周目にリタイアとなった。

    マックス・フェルスタッペンは、シャルル・ルクレールの走りを“無責任”だと激しく批判。ルクレールは自分の非を認めているが、ジョリオン・パーマーはこれまでのフェルスタッペンの走りを考えればやや矛盾しているのではないかと語る。

    「彼はグランプリで優勝するために、他のドライバーをコースから押し出してきた」とジョリオン・パーマーは BBC Radio 5 Live にコメント。

    「第9戦オーストリアGPで、彼に押し出されたドライバーはシャルル・ルクレールだったのを我々は目にしていた」

    「だが微妙な違いがある。フェルスタッペンは前にいたし、間違いなくサイド・バイ・サイドだった。そしてルクレールは少し後ろからフェルスタッペンの側面に突っ込んでいる

    「だが、それでも人々をコース外に押しのけ、ホイールをぶつけてきた『Mr.アグレッシブ』『Mr.エルボーアウト』のフェルスタッペンにとっては皮肉なことだ」

    「フェルスタッペンはぶつけられる側になったが、彼はそんなに多くの文句を言えないと思う」

    レース後、シャルル・ルクレールには合計15秒のタイム加算ペナルティが科せられており、自分の非を認めている。

    「スタートが悪かったし、ちょっと気が散っていた。セブが少し動いた。僕の反応はかなり悪いものだった。実際、スタートはそれほど悪くなかったけど、反応がとても鈍かった。マックスとの件は明らかに僕がミスを犯した」とシャルル・ルクレールはコメント。

    「僕はインサイドにいて、セブとルイスの後ろだった。フロントのコントロールを少し失った。通常、そうなることは予測しなければならないけど、僕はそうしなかった。僕の責任だ」