カテゴリー: F1イタリアGP

  • 角田裕毅は14番手 … F1イタリアGP フリー走行1回目:結果・タイムシート

    角田裕毅は14番手 … F1イタリアGP フリー走行1回目:結果・タイムシート

    2025年F1イタリアGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。9月5日(金)にモンツァ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第16戦 イタリアグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(フェラーリ)。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にはカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は14番手タイムでセッションを終えた。

    フェラーリ勢がワンツー発進
    ルイス・ハミルトンが1分20秒117でトップ、0.169秒差でシャルル・ルクレールが続き、フェラーリが母国イタリアで1-2を決めた。

    ウィリアムズの好調な走り
    カルロス・サインツJr.が3番手タイムを記録。序盤からハードタイヤでも上位に食い込み、ウィリアムズのストレートスピードが際立った。

    レッドブルとメルセデスの追走
    マックス・フェルスタッペンは4番手に入り、アンドレア・キミ・アントネッリはロックアップを喫しながらも5番手に浮上。序盤の不安定さを取り戻した。

    角田裕毅は14番手に終わる
    角田裕毅(レッドブル)は1分21秒293で14番手。チームメイトのフェルスタッペンとの差は0.6秒ほどで、初日のセットアップ作業に課題を残した。

    レーシングブルズは一長一短
    アイザック・ハジャーが10番手、リアム・ローソンは13番手。ローソンは「ターボから異音がした」と無線で伝える場面もあった。

    終盤にラッセルがストップ
    ジョージ・ラッセルがパワーロスでコース上に停止し、VSCが導入された。メルセデスにとっては不安の残るセッション終了となった。

    2025年F1 イタリアGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分20秒117    
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分20秒286 0.169  
    3 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分20秒650 0.533  
    4 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分20秒692 0.575  
    5 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分20秒940 0.823  
    6 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分21秒021 0.904  
    7 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分21秒073 0.956  
    8 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分21秒110 0.993  
    9 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分21秒114 0.997  
    10 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分21秒158 1.041  
    11 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分21秒172 1.055  
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分21秒179 1.062  
    13 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分21秒201 1.084  
    14 22 角田裕毅 レッドブル 1分21秒2932 1.175  
    15 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分21秒295 1.178  
    16 89 アレックス・ダン マクラーレン 1分21秒606 1.489  
    17 31 エステバン・オコン ハース 1分21秒642 1.525  
    18 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分21秒653 1.536  
    19 87 オリバー・ベアマン ハース 1分22秒058 1.941  
    20 61 ポール・アロン アルピーヌ 1分22秒153 2.036  
  • F1イタリアGP FP1展開:ルイス・ハミルトンが観衆を沸かす

    F1イタリアGP FP1展開:ルイス・ハミルトンが観衆を沸かす

    F1第15戦イタリアGPフリー走行1回目は、フェラーリのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録し、母国の観客を大いに沸かせた。シャルル・ルクレールが2番手に続き、フェラーリがワンツー発進。カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)が3番手につけ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は4番手にとどまった。

    一方でセッションは赤旗やマシントラブルが相次ぎ、波乱の幕開けに。アンドレア・キミ・アントネッリがロックアップを喫しながらも5番手、ランド・ノリスが6番手に入った。角田裕毅(レッドブル)は14番手に終わり、セットアップに課題を残した。

    序盤:全車が積極的に走行開始
    13時33分、グリーンライトと同時に多くのマシンがコースへ。マクラーレンはピアストリに代えてアレックス・ダン、アルピーヌはコラピントに代えてポール・アロンが金曜限定ドライバーとして出走した。序盤はノリスがミディアムタイヤでトップに立ち、昨年ポールの実力を示した。

    中盤:フェルスタッペン先行、路面は依然スライド多発
    13時44分、フェルスタッペンが1分21秒166で首位へ。「タイヤが全体的にスライドしている」と無線で報告し、ミディアムでも安定しない挙動を訴えた。観客の注目は各チームの「ロー・ダウンフォース仕様」のリアウイング。ウィリアムズは直線スピードを武器に、アルボンがハードで上位に食い込んだ。

    13時52分〜:コースオフが続発
    アルピーヌのアロンが小さなスピンを喫し、復帰。直後には先週ザントフォールトで表彰台を得たハジャーがシケインでコースオフ。エスケープロードを正しく使わず、白黒旗を受けた。グラベルに足を取られる場面が目立ち、ミスは即ペナルティにつながることを印象づけた。

    14時05分:ハジャーのグラベル→赤旗
    ハジャーがソフトで攻め過ぎてグラベルに飛び込み、大量の砂利をコースに持ち帰ったため赤旗に。その同じシケインではアントネッリも片輪を外に落とすシーンが映し出された。一時中断で路面清掃が行われ、再開を待つ。

    再開後:フェラーリとサインツが攻勢
    赤旗解除後、ルクレールがユーズドソフトでタイムを更新。フェルスタッペンを0.4秒上回りトップへ。一方、サインツはハードからソフトへ切り替え、終盤に3番手へ食い込む。ウィリアムズの速さを示す結果となった。この時点でのオーダーはルクレール、サインツ、フェルスタッペン、ハミルトン。

    14時19分:アントネッリがロックアップ
    メルセデスのアントネッリが大きなフロントロックアップを喫し、タイヤをフラットスポット。しかし走行は続け、終盤に5番手までジャンプアップする粘りを見せた。

    イタリアグランプリ

    14時22分〜チェッカー:ハミルトンが歓声を浴びる
    残り10分、フェラーリ勢が好調を維持。だが最後にハミルトンがソフトで1分20秒117を記録し、観客の大歓声を浴びてトップへ浮上。「まだタイムを縮められる余地がある」と見られる走りで、フェラーリの仕上がりを印象づけた。

    終盤の波乱:ラッセルがストップ
    チェッカーフラッグ直前、ラッセルが「パワーを失った」と無線。メルセデスはVSC導入でセッションを終えることとなった。これにより予定していたプラクティススタートは制限されつつも、一部のドライバーは実施できた。

    角田裕毅は14番手
    角田裕毅(レッドブル)は1分21秒293で14番手。フェルスタッペンとの差は0.6秒ほどで、路面状況とマシンバランスに苦戦した模様。初日のセットアップ作業に課題を残す結果となった。

    最終結果トップ6
    1位 ハミルトン(フェラーリ)1:20.117
    2位 ルクレール(フェラーリ)+0.169
    3位 サインツ(ウィリアムズ)+0.533
    4位 フェルスタッペン(レッドブル)+0.575
    5位 アントネッリ(メルセデス)+0.823
    6位 ノリス(マクラーレン)+0.904

  • オスカー・ピアストリ F1王座争いでリード拡大も「アプローチは変わらない」

    オスカー・ピアストリ F1王座争いでリード拡大も「アプローチは変わらない」

    F1オランダGPを制し、選手権リードを34ポイントに広げたマクラーレンのオスカー・ピアストリ。タイトル争いで有利な立場に立ちながらも「やり方を変える必要はない」と冷静な姿勢を見せた。

    「差は広がったが快適ではない」と強調するピアストリは、常に最大限を引き出すことが重要だと語る。F1イタリアGPでも従来のアプローチを貫き、さらにポイント差を広げることを目指す。

    ピアストリはリタイアを喫したノリスについて「そういうことは見たくないけど、レースでは起きてしまうこと。僕に言えることは何もない」とコメント。「アプローチは変わらない。これまでのやり方はうまくいっているし、今変える理由はない」と語った。

    「差は広がったけど、まだ快適に構えられる状況じゃない。やり方を変える余地はないし、これまで通りでいく」

    さらに、エンジニアとの取り組みについても触れた。

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1 イタリアグランプリ

    「僕とエンジニアは常にマシンと自分自身から最大限を引き出そうとしている。それは1位でも最後尾でも変わらない。順位によってマシンを遅くするなんてことはない」

    「リスクへの向き合い方も変わらない。むしろさらに差を広げたい。まだシーズンは長いし、大きなリードがある方がいい」

    マクラーレンは、ノリスのオランダGPでのリタイアについて「エンジンではなくシャシー関連の問題」だったと説明。モンツァに向けてすでに修正を終えており、ピアストリも含め両ドライバーは計画通りパワーユニットを交換するが、ペナルティは科されない。

  • 角田裕毅 F1イタリアGP木曜会見「トラブル続きの過去を断ち切る」

    角田裕毅 F1イタリアGP木曜会見「トラブル続きの過去を断ち切る」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1イタリアGPの木曜会見に出席し、前戦ザントフォールトでのポイント獲得やモンツァでの意気込みを語った。シーズン途中からチームに合流した難しい状況の中でも着実に前進していると強調し、進歩の手応えを明かした。

    これまでモンツァでは苦戦が続いているが、「毎年リセットして臨んでいる」と語り、過去の不運を断ち切りたいと意気込む角田裕毅。新代表ローラン・メキースの下で結果を出すことの重要性を認めつつ、全力を尽くす決意を示した。

    前戦ザントフォールトで再びポイントを獲得し、マシンへの適応が進んでいるのではないかと問われた角田裕毅は「最初からこの車で進歩を感じていました。最初の数戦では結果に表れていなかったかもしれませんが、自分の感触としてはそうでした。自分が正しい方向に進んでいると確信していて、ただ一歩一歩でした」と答えた。

    「シーズン途中に飛び込むのは簡単ではありませんし、レッドブルチーム内でも多くの変化がありました。だから毎戦全力を尽くしてきました。でも特に直近数戦では、確実に近づいてきていると感じています。全てをまとめることが大事で、フィールド全体が非常にタイトなので、Q1、Q2、Q3のすべてでコンマ数秒が大きな差になります」

    「ザントフォールトでは全てをまとめることができました。週末を通じての進歩という点では、自分にとって最高の週末のひとつでした。セーフティカーなどもあって簡単ではなかったですが、ポイントを絞り出せたのはとても嬉しかったです」と振り返った。

    モンツァでの過去の不運について問われると、角田裕毅は「毎年リセットしています」と語った。

    「ただ、言われた通り、4回中3回はトラブルでリタイアしています。今年はそうならないことを願っています。このサーキットは今でもとても楽しいですし、自信があれば速いラップを出せます。レースも他と比べてオーバーテイクがしやすいトラックです。だから楽しみにしています」

    レッドブル・レーシングの新代表ローラン・メキースへのアピールについて角田裕毅は「それを毎戦やろうとしています」と強調。

    「できるだけ結果を出すことが必要です。期待を超えるように努めて、それを続けていきたいと思います。大きく変える必要はないと思っています。ローランが加わってからの自分の結果も悪くなかったです。もちろん、それで十分かどうかは自分が決めることではありません。でも全力を尽くします」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 イタリアグランプリ 記者会見

    また、夏休みの過ごし方についても話題が及び、ルイス・ハミルトンと角田裕毅が偶然にも同じ時期にギリシャで休暇を過ごしていたことが明らかになった。

    ハミルトンが「実際には違う島だったと思う。隣同士の島だったのかもしれない。知っていたら会えたのに。ギリシャは美しい。ミコノスは人が多すぎたけれど、南の島々は本当に息を呑むほど美しかった」と語ったのに対し、角田裕毅も「実は僕もルイスが反対側の島にいたことを知りませんでした。どの島も海がすごくきれいで、食べ物は特に新鮮で、美味しいシーフードをたくさん食べました。とても楽しめましたし、トレーニングにも最適でした」と明かした。

    角田裕毅はさらに「天候もいつも安定していて、暖かいですが、心地よい風が吹いていました。僕にとっては最高の場所でした。島はあまり大きくないので、自転車に乗れば一周できて、その島の大部分を見て回れます。本当に素晴らしい場所でした」と締めくくった。

  • F1イタリアGP 2025年:モンツァ・サーキット&タイヤ解説

    F1イタリアGP 2025年:モンツァ・サーキット&タイヤ解説

    2025年F1 イタリアGPが、9月5日(金)~9月7日(日)の3日間にわたってモンツァ・サーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2025年のF1世界選手権 第16戦 イタリアグランプリのタイヤについて解説した。

    モンツァのグランプリは常に特別な意味を持つが、今年はさらに重要だ。世界選手権としてオートドローモがレースを開催するのは通算75回目であり、これはモーターレーシング最高峰の歴史において、単一サーキットとして最多記録となる。

    またピレリにとっても、先週のザントフォールトで迎えた「F1参戦500戦」という節目を締めくくる週末となる。イタリアGP同様、モンツァでも出走する20台のマシンとすべてのスリックタイヤに、2月18日にロンドンで発表された「F1 75周年記念ロゴ」が施される。さらに決勝前には、ドライバーやチーム関係者がF1、FIA、ピレリの幹部陣とともに記念撮影を行う。

    イタリアGP F1

    公式名称と表彰台演出
    イタリアGPの正式名称は「FORMULA 1 PIRELLI GRAN PREMIO D’ITALIA 2025」で、ピレリ本社から約20kmの距離にあるモンツァで行われる。日曜の表彰台では特別な演出が施され、表彰台の上位3名は、デザイナーのデニス・デコヴィッチが手掛けた2025年ピレリ・デザイン製の「モンツァ・ポディウムキャップ」を着用する。このキャップは「青空」を象徴するアッズーロブルーと「500戦ロゴ」があしらわれ、すでに専用ECサイトで販売されている。

    イタリアGP F1 500戦キャップ

    タイヤと戦略
    タイヤ構成は前年と同じくC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)。再舗装から1年経過し路面が落ち着いたことで、昨年よりグレイニングは少なくなると予想される。ピットロスが大きいため、基本的には1ストップ戦略が有利だが、気温が高ければ2ストップも有効となる。昨年は大半がハードとミディアムを選択し、優勝したシャルル・ルクレールはミディアムからハードに交換して1ストップで走り切った。オスカー・ピアストリとランド・ノリスは2ストップを選択。序盤はグレイニングが大きな要因となり、後半にかけて収束する展開だった。

    イタリアGP F1 タイヤ圧

    モンツァ・トラック特性
    モンツァは「スピードの殿堂」と呼ばれる通り、平均速度の世界記録を保持している。2003年の決勝ではミハエル・シューマッハが平均247.586km/h、2020年予選ではルイス・ハミルトンが264.362km/hを記録。昨年のポールはノリスで平均263km/hだった。全長5.793kmのコースは11のコーナーを持ち、1周の80%を全開で走行する。最小限のダウンフォースで挑むため、減速時の安定性やシケインでのトラクションが重要となる。ビアッソーノやパラボリカ(現アルボレートカーブ)など高速コーナーでは横Gも発生する。今年は観客席やホスピタリティ設備が拡張され、報道陣用メディアセンターは仮設棟へ移設された。

    イタリアGP F1 モンツァ

    ブレーキングの厳しさ
    最初のシケインでのブレーキングはF1カレンダーでも最も苛烈な部類だ。時速337km/hから89km/hへ、約5Gの減速が発生する。前輪には大きな負荷が集中し、カンバー角による接地面変化でフラットスポットが生じやすい。これがロックアップやアンダーステアを引き起こす要因となる。

    イタリアGP F1 データ

    モンツァ統計
    ・モンツァはイタリアGPを通算75回開催(1980年のみイモラ)
    ・最多勝:ミハエル・シューマッハ、ルイス・ハミルトン(各5勝)
    ・最多ポール:ハミルトン(7回)
    ・フェラーリはイタリアGPで最多の20勝、23ポール、72表彰台
    ・マクラーレンは2位(11勝、12ポール、31表彰台)
    ・2008年、トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテルがフェラーリエンジン搭載車で唯一、マラネロ製以外で勝利
    ・2020年にはアルファタウリがピエール・ガスリーの手で再び勝利
    ・イタリアGPがドライバーズタイトルを決めたのは計11回(1950、1956、1961、1963、1966、1969、1972、1973、1975、1978、1979年)

  • ランド・ノリス F1イタリアGP会見「オランダのリタイアのことは忘れた」

    ランド・ノリス F1イタリアGP会見「オランダのリタイアのことは忘れた」

    マクラーレンのランド・ノリスは、F1オランダGPで表彰台目前の2位走行中にマシントラブルで無念のリタイアを喫した。それでもノリスは「すでに忘れた」と強調し、タイトル争いで大きく後れを取った状況でも目標は変わらないと語った。

    選手権リーダーのオスカー・ピアストリとは34ポイント差に広がったが、ノリスは「毎週末の目標は勝つこと」と断言。F1イタリアGPの舞台モンツァで勝利を狙い、失ったポイントを取り返す意欲を示した。

    ノリスは木曜のメディアデーで「もう忘れたよ。先週末のことは気にしていない。過去のことだし、ポイントを取り返すしかないけど、やることは変わらないんだ」と語った。

    「3ポイント差でも、10ポイント差でも、100ポイント差でも、僕の目標は今週末に勝つこと。できることはそれだけだ。大丈夫だし、また挑戦する準備はできている」

    さらに、連戦となるモンツァで再び走れることについても前向きな姿勢を見せた。

    「レースに勝ってポイントを取り返すチャンスがある。すぐにひっくり返せるわけじゃないけど、まだ十分にレースは残っている。だから失ったポイントを取り返すチャンスはあるんだ。それを考えるようにしている」

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 イタリアグランプリ

    また、ピアストリとのタイトル争いにおいても、スタイルを変えるつもりはないという。

    「変える必要はない。毎週末勝つために挑んでいるし、それは変わらない。レースになれば簡単に譲ることはないけど、彼はチームメイトだから、お互いを尊重しなきゃいけない。僕たちはいつも限界で、でもフェアに戦っているし、それを続けるだけだ」

    チームによると、オランダGPでのリタイアはエンジンではなくシャシー関連のトラブルであり、すでに修正済み。ノリスとピアストリは今週末、計画通りパワーユニットを交換するがペナルティは発生しないという。

  • フェルナンド・アロンソ F1レース短縮案に「誰も60分のサッカーは提案しない」

    フェルナンド・アロンソ F1レース短縮案に「誰も60分のサッカーは提案しない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1イタリアGP木曜会見に出席し、今季序盤から大きな進歩を遂げたマシンの手応えやシーズン終盤戦への展望を語った。

    序盤はポイント獲得に苦しんだが、直近9戦で7度のQ3進出を果たし「今はミッドフィールドで戦える」とアロンソは改善を実感している。22回目のモンツァ参戦に際しては、安全性の向上により「昔のような恐怖やスピード感を味わうのは難しくなった」と振り返った。

    一方で議論を呼ぶレース距離短縮案については「誰も60分のサッカーを提案しない」と断言し、伝統を守るべきだと強調。「レースが長いからこそ戦略の自由度があり、給油の復活こそ理想」とも語り、現行フォーマットの意義を改めて訴えた。

    序盤戦を振り返りアロンソは「僕の初ポイントは第8戦か第9戦だった。序盤はトップ10で戦えるクルマではなかったが、今はミッドフィールドで戦ってポイントを獲得できるようになった。直近9戦で7回Q3に進んでいるし、空力面で大きく改善されて安定して走れるようになった」とマシンの進化を強調。残り9戦については「シンガポールやブラジルはハンガリーやザントフォールトに似ているかもしれないが、サプライズは常にある。特定のレースに期待をかけず、毎戦全力を尽くす」と冷静に語った。

    フェルナンド・アロンソ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    また、22回目となるモンツァでの経験については「昔はほとんどリアウイングがなく、ストレートで浮いているような感覚だった。完全にコントロールできている気がしなかった。でも今はハローやハンスがあって安全性が増した分、危険や恐怖を感じにくくなった。以前はモンツァに来るとスピードとアドレナリンを強烈に感じられたが、今はそれを味わうのが難しい」と、時代とともに変化する走行体験を振り返った。

    一方で注目を集めたレース距離短縮案については「スポーツを変える必要はないと思う。僕もサッカーをテレビで観る時に90分集中しているわけじゃない。途中で席を立ったりもする。でも誰も60分のサッカーを提案していない。問題は社会や子どもの集中力であって、F1ではない」と断言。さらに「レースが長いからこそ戦略の自由度がある。スプリントのように短いと挽回の時間がなくなる。僕は理想は給油の復活だと思う。燃料搭載量を自由に選べれば戦略が一変し、もっと面白いレースになる」とアロンソは持論を展開した。

  • F1イタリアGP表彰台に特別トロフィー「キメラ」登場 ピレリと現代アートの融合

    F1イタリアGP表彰台に特別トロフィー「キメラ」登場 ピレリと現代アートの融合

    F1イタリアGPの表彰台に登場するのは、速さを象徴するアート作品「キメラ」。ハヤブサ、バショウカジキ、チーターの要素を融合した幻想的なトロフィーは、ピレリと現代アーティストの共同制作で誕生した唯一無二の存在だ。

    この特別なトロフィーは、2025年のF1イタリアGPに向けて、ピレリとピレリ・ハンガービコッカが共同で進めるアートプロジェクトの一環として制作された。

    デザインを手掛けたのは、イタリア人アーティストのニコ・ヴァスチェッラリ。2021年以降、ピレリはイタリアGPのトロフィーを現代アーティストに委ねており、今年で5作目となる。

    「キメラ」は神話とスピードをテーマに誕生し、空・海・陸の最速生物であるハヤブサ、バショウカジキ、チーターの特徴を融合。翼や爪、尾、背びれといった要素が組み合わさり、進化や変容を象徴する幻想的な造形を持つ。

    素材には軽量なアルミニウムを使用。2次元スケッチから有機的モデリング、3D樹脂プリントを経て、古来の鋳造技術で仕上げるという手法で製作されている。職人技と最先端技術の融合が、このトロフィーを唯一無二の存在へと昇華させた。

    ヴァスチェッラリは「人間の本能的な魅了の対象である動物を象徴的に掲げ、自然との調和を取り戻す試みでもある。自然は尽きないインスピレーションの源泉だ」とコメントしている。

    「キメラ」は金曜フリー走行後、ピレリ・ホットラップスのガレージでメディア向けに披露され、ヴァスチェッラリ本人のほか、ダラーラCTOアルド・コスタ、ピレリ・モータースポーツディレクターのマリオ・イゾラも立ち会う予定だ。

    決勝後、勝利したチーム代表を含む4人がこの特別なトロフィーを掲げる瞬間は、スピードの殿堂モンツァならではの記念すべきシーンとなる。

    F1 イタリアGP(イタリアグランプリ)

  • カルロス・サインツJr. F1イタリアGP会見「ウィリアムズの強みを活かす」

    カルロス・サインツJr. F1イタリアGP会見「ウィリアムズの強みを活かす」

    カルロス・サインツ(ウィリアムズ)は、F1イタリアGPの木曜会見に出席し、モンツァでのレースに向けた意気込みを語った。かつてポールポジションを獲得した得意の舞台を前に「大好きなサーキット」と強調し、ウィリアムズでも好成績を狙えると自信を見せた。

    さらにサインツは、マシンの得意分野と苦手分野を具体的に説明し、走行特性に合わせてドライビングを適応させていることを明かした。

    また前戦ザントフォールトで科されたペナルティについては不当だと改めて主張し、FIAに対して「固定スチュワード制」の導入を求める姿勢を示した。

    モンツァでのチャンスについて問われたサインツは「このサーキットは大好きだ。世界最高のサーキットのひとつだと思う。ティフォシがいることでさらに楽しめる」とコメント。

    「ここではなぜか結果が良いんだ。大きなブレーキングポイントがあることや、ローダウンフォースのパッケージで少し車が緩く感じられることが、自分に合っているのかもしれない。過去にウィリアムズもここで良い結果を出しているので、今回も良い結果を得られるといい」

    続けてウィリアムズの強みについて「我々の車は直線でのブレーキングや直角コーナーが得意だ」とサインツは説明。

    「だが進入と立ち上がりが複合する場面では苦手で、長いコーナーではバランスの制約で大きく苦しむ。このサーキットでも良いはずだが、それでもパラボリカやレスモ1ではライバルに対して劣る。ただストレートや短くタイトなコーナーでは良いラップタイムを出せると思う。我々は良いライド性能、優れたブレーキング性能を持っている」

    「今年は多くの新しいことを発見していて、過去にはなかった制約に合わせてドライビングスタイルを大きく適応させる必要がある。それを楽しんでいるし、より完成されたドライバーにしてくれていると思う。ある部分では乗っていて楽しくない車かもしれないが、他の部分では非常に優れた特性を持っていて、それを最大限に活かす必要がある」

    カルロス・サインツJr. F1 ウィリアムズ・レーシング イタリアグランプリ

    一方、前戦ザントフォールトでリアム・ローソンと接触し、10秒加算のペナルティを受けた件については「レース後にスチュワードと15分間話す機会を持った。すべての証拠を正しく見たとき、判断が最良ではなかったと理解したように感じた。今は十分な証拠を集めてペナルティを覆せるかを確認している。あれは非常に不当なペナルティで、誤った判断だったと今でも確信している」とサインツは強調した。

    さらにFIAとの関係性についても言及し「固定されたスチュワードが必要だと思う。規則はすでに複雑だから、毎回同じ人が判断するのが望ましい。GPDAを代表してではなく、僕個人の意見だが、それが正しい方向だと思う。ザントフォールトでは急いで決定した結果、十分な分析がされなかった。ルールを文字通りに適用すればペナルティを科す理由は理解できるが、オンボード映像を詳しく見れば僕が罰せられるべきではなかったと明らかだ」と不満を表した。

    「逆にルイスの件では判断が遅すぎて、彼はモンツァで罰を受ける羽目になっている。違反を犯したのは前戦で、その場で処理できたはずだ。これはプロセスの難しさを示している。改善の余地は常にあり、ドライバー、FIA、GPDAが協力してより良い解決策を探る必要がある」と締めくくった。

  • ルイス・ハミルトン F1イタリアGP会見「夢だったフェラーリで挑むのは特別」

    ルイス・ハミルトン F1イタリアGP会見「夢だったフェラーリで挑むのは特別」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、F1イタリアGPの木曜会見に出席し、ミラノで行われたファンイベントやフェラーリ加入初年度の挑戦について語った。

    ティフォシの情熱を肌で感じたルイス・ハミルトンは「他のどのチームにもない」と特別な雰囲気を強調し、初めてフェラーリのドライバーとして臨むモンツァへの期待を表明した。

    さらにルイス・ハミルトンは、前戦ザントフォールトで科されたペナルティへの不満や、今季ここまでの苦しい戦いについても言及。ニキ・ラウダとの思い出や夏休みに訪れたギリシャでの体験を交えながら、困難を乗り越えて強くなる決意を示した。

    ミラノの中心部で行われたイベントについて問われたハミルトンは「昨日はとてもユニークな体験だった」と語った。

    マラネロに到着してファクトリーに入るとフェラーリのロゴが目に入って、今でも自分をつねらなければならないくらいだ。工場の外にはいつも人がいて、これまでのキャリアでそんな光景を見たことがなかった。ミラノではファンが本当に情熱的で、強烈だったがとてもポジティブだった。彼らが与えてくれた良いエネルギーをすべて受け止めようとした」と語った。

    モンツァでフェラーリのドライバーとして表彰台に立つことを想像したかと聞かれると「考えたことはない。すでにここで何度も表彰台に立っているから、どんな感じかは知っている。だがフェラーリのドライバーとして味わう気持ちは想像を超えるはずだ。ここはどのチームのドライバーにとっても特別な場所で、パレードラップではファンがとても近くに感じられる。本当にクールだ」とハミルトンは答えた。

    パフォーマンスへの期待については「まだチームでの初年度だから、毎戦がこの車で初めての経験だ。サーキットごとにセットアップも違い、新鮮さを楽しんでいる。去年はシャルルがここで勝ったし、この車がどう機能するのか楽しみにしている。週末ごとに学びを得ているから、それを積み重ねていくだけだ」と前を向いた。

    また、ニキ・ラウダの存在について問われたハミルトンは「僕をメルセデスに誘ったのはニキではなくロスだった。でもニキとは素晴らしい関係を築いた」とコメント。

    「フェラーリ加入を決めたとき、ニキのことは考えなかった。子どもの頃にミハエルを見てフェラーリに憧れたからだ。フェラーリの表彰台での観客の反応は他にないものだった。今はフェラーリでニキを祝えることが特別で、彼の遺産は生き続けている。うまくいかないとき、彼は『やつらに地獄を見せろ』と言った。彼は本当に戦う人だった」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1 イタリアグランプリ

    一方で、前戦ザントフォールトで科されたペナルティについては「帰宅して自分にペナルティが科されたと知ったときは本当にショックだった」とハミルトンは語った。

    「報告書を見れば、僕はリフトオフしていたが基準には足りなかった。ペナルティとペナルティポイントは厳しすぎる。仕方ないが学びにはなる。予選も接戦で、Q3に進むのも難しい。5グリッド降格は痛いが、戦う理由が増えた」

    「週末を通じてのアプローチは完璧に近かった。日曜は残念だったが、普段はああいうミスはあまりしない。原因を徹底的に分析したし、集中力不足ではなかった。いくつかの要因が重なっただけだ。学んで前に進む。同じアプローチを続ければ進むべき方向はポジティブだ」

    夏休みについても触れたルイス・ハミルトンは「ギリシャは美しい。ミコノスは人が多すぎたけれど、南の島々は本当に息を呑むほど美しかった。もっと早く知っていればと思うほどだ。文化や建物も美しく、食べ物も信じられないほど美味しい。また来年も戻りたい」と笑顔で明かした。角田裕毅も同じ時期にギリシャを訪れており、偶然の“すれ違い”となった。

    シーズンの厳しさについては「これまで難しいシーズンはいくつもあった。2009年や2010年、2022年や2023年もそうだった。今年は夢だったフェラーリで走っているが、予期しないことも多かった。チームは全力で僕を迎えてくれたし、文化的な違いもあった。フレデリックも『彼を迎えることを甘く見ていた』と言った。今年は全員にとって厳しかったが、それが強さになる。これからは上り坂だし、最高の仲間たちと挑めるのが楽しみだ」とハミルトンは締めくくった。