カテゴリー: アイザック・ハジャー

  • アイザック・ハジャーだけではない F1ドライバーを襲ったサーキット外の負傷

    アイザック・ハジャーだけではない F1ドライバーを襲ったサーキット外の負傷

    F1では安全技術の進歩によって、サーキット上の事故でドライバーが大きな負傷を負うケースは以前に比べて減少している。しかし、その一方で自転車やラリー、さらには日常的なスポーツなど、F1とは直接関係のない活動中の事故がシーズンに影響を及ぼす例は繰り返されてきた。

    2026年F1オランダGPでは、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーが夏休み中に手首を負傷し、欠場することが決まった。

    レッドブルは負傷の詳しい経緯を明らかにしていないが、BBCはハジャーがボクシング中に手を骨折したとみられると報じている。サーキット外でのアクシデントによってF1参戦が左右されたケースは、ハジャーが初めてではない。

    アイザック・ハジャーだけではないF1の「サーキット外リスク」
    現代のF1マシンは極めて高い安全性を備えており、大事故でもドライバーが無傷でマシンを降りる場面は珍しくなくなった。

    ところが、F1から離れた場所ではそうした安全装備に守られているわけではない。特にF1関係者の負傷例で目立つのが、自転車による事故だ。

    ハジャーの負傷をきっかけに、過去にF1ドライバーやチーム関係者を襲った代表的なサーキット外での事故を振り返る。

    トト・ヴォルフ:自転車事故などで何度も骨折
    メルセデスを率いるトト・ヴォルフは、F1関係者のなかでもサーキット外での負傷経験が多い人物だ。

    元レーシングドライバーでもあるヴォルフは2009年、ニュルブルクリンク北コースでラップレコード更新に挑戦していた際、ポルシェ911 RSRを運転中にタイヤが破裂。約190mph(約306km/h)でバリアに激突し、衝撃は27Gに達した。

    自力でマシンから脱出したものの、その直後にバリアの裏側で意識を失ったという。

    さらにウィリアムズへの投資を経てメルセデスの経営に加わった後の2014年には、F1ハンガリーGPを前にスタッフとドナウ川近くをサイクリング中に集団事故を起こした。

    ヴォルフは肩、鎖骨、肘、手首を骨折。それでも「これからはプロに任せることにした。ルイスとニコの方が、僕たちが30km/hで走るより300km/hでホイール・トゥ・ホイールをする方が上手だからね」と冗談を飛ばした。

    その数カ月後にはエクササイズボールから転落して膝蓋骨を骨折したと報じられ、2023年にも家族との休暇中にダウンヒル・マウンテンバイクで転倒して肘を骨折している。

    ランス・ストロール:両手首を骨折も12日後にF1復帰
    ランス・ストロールは2023年シーズン開幕直前、自転車でのトレーニング中に事故を起こした。

    両手首を骨折し、右手首には手術が必要となったため、バーレーンで行われたプレシーズンテストをすべて欠場。当初は開幕から数戦を欠場する可能性もあると考えられていた。

    しかし、バルセロナで専門医ハビエル・ミールの手術を受け、驚異的なペースでリハビリを進めた。

    「医療チームは骨の治癒に効果があるという証拠が少しでもあることなら、何でもやってくれた。それが僕のフルタイムの仕事になった。たとえ0.5%でも助けになるなら、すべて組み合わせようとしていた」

    ストロールは手術からわずか12日後のF1バーレーンGPに出場。痛みを抱えながら6位でフィニッシュした。

    アイザック・ハジャーの負傷で再び注目されるF1の「サーキット外リスク」

    フェルナンド・アロンソ:自転車で自動車と衝突し顎を骨折
    フェルナンド・アロンソもF1復帰を目前に控えて自転車事故に見舞われたひとりだ。

    2021年2月、スイスのルガーノで自転車に乗っていたアロンソは、自動車との衝突事故に遭った。上顎を骨折し、直ちに手術を受けることになった。

    2年間のF1離脱を経てアルピーヌから復帰する直前だっただけに、シーズンへの影響も懸念された。

    「事故が起きたときは心配だった。前年の後半からずっと待っていて、チーム発表や最初のテストに向けて準備していた。それなのに突然、自転車事故で病院にいて、回復にどれだけかかるのか分からなくなったんだ」

    幸い手術後の回復は順調で、アロンソはプレシーズンテストに参加。予定通り2021年シーズンをスタートさせた。

    マーク・ウェバー:2度の自転車事故を経験
    元レッドブルF1ドライバーのマーク・ウェバーは、現役時代に2度の自転車事故で負傷している。

    最初の大事故は2008年シーズン終了後。自身の名を冠したチャリティー耐久イベント「マーク・ウェバー・ピュア・タスマニア・チャレンジ」に参加していた際、自転車で自動車と衝突した。

    イベントはマウンテンバイク、カヤック、トレッキングなどで約250kmを走破するものだったが、ウェバーは自転車区間で事故に遭い、脚と肩を骨折。ヘリコプターで病院へ搬送された。

    2009年シーズンには復帰したものの、脚にはその後約4年間にわたって金属製のロッドが残された。

    さらに2010年、日本GP前にもマウンテンバイクで転倒し、右肩を骨折した。

    タイトルを争っていたウェバーは負傷をチームに伏せ、トレーナーのロジャー・クリアリーとFIA医師ゲイリー・ハートスタインだけに知らせた状態でシーズン終盤を戦った。

    パスカル・ウェーレイン:レース・オブ・チャンピオンズで脊椎3カ所骨折
    パスカル・ウェーレインの場合は自転車ではなく、F1以外のモータースポーツイベントが原因だった。

    2017年シーズン開幕前、マイアミで開催されたレース・オブ・チャンピオンズにセバスチャン・ベッテルとともにドイツ代表として出場。フェリペ・マッサとのレース中にポラリス・スリングショットのコントロールを失い、バリアに衝突して横転した。

    事故直後は自力でマシンから降りたものの、実際には脊椎を3カ所骨折していた。

    ウェーレインは約5週間まともに動くことができず、F1オーストラリアGPと中国GPを欠場。アントニオ・ジョビナッツィが代役を務めた。

    「メルボルンで走るのは無理だった。背中もフィットネスも準備できていなかった。脊椎を3カ所骨折してからまだ8週間だったから、あまりにも早すぎた」

    その後ウェーレインは復帰したが、2017年限りでザウバーのシートを失った。

    ロバート・クビサ:ラリー事故でF1キャリアが一変
    サーキット外の事故によってF1キャリアそのものが大きく変わった代表例がロバート・クビサだ。

    ルノーで高い評価を得ていたクビサは2011年シーズン開幕前、イタリアで開催されたロンド・ディ・アンドラ・ラリーにシュコダ・ファビアで参戦した。

    しかし、コース脇のガードレールに激突。ガードレールが車体内部に侵入する深刻な事故となり、右前腕が部分的に切断されるなど生命を脅かす重傷を負った。

    一命は取り留めたものの右腕に運動機能障害が残り、F1への即時復帰は不可能となった。

    その後ラリーで競技復帰し、ルノーやウィリアムズでF1テストを重ねた末、2019年にウィリアムズから奇跡的なF1復帰を果たした。

    クビサは後に、2012年からフェラーリで走るための事前契約を結んでいたことも明かしている。2008年F1カナダGP優勝者のキャリアは、あのラリー事故がなければ大きく異なっていた可能性がある。

    ファン・パブロ・モントーヤ:「テニス事故」を巡って飛び交った疑惑
    ファン・パブロ・モントーヤは2005年、ウィリアムズからマクラーレンに移籍した直後に肩を負傷し、F1バーレーンGPとサンマリノGPを欠場した。

    公式な説明は「テニス中の事故」だった。

    ところが、モントーヤが実際にはモトクロスバイクに乗っていて負傷したのではないかとの噂が広がった。当時、危険な活動がマクラーレンとの契約で禁止されていたのではないかとの憶測もあったためだ。

    モントーヤは一貫して否定した。

    「いろいろな話を聞いたよ。でも本当にテニスだった。バイクだったと言った方がまだ格好いいくらいだ。テニスというのはちょっと間抜けに聞こえるけど、それが実際に起きたことなんだ」

    代役を務めたペドロ・デ・ラ・ロサも、モントーヤ本人からは一貫してテニスだったと聞かされていたと証言している。

    ただし、当時マクラーレンを率いていたロン・デニスは後に、この負傷が2005年シーズンに大きな悪影響を及ぼし、両者の関係に緊張を生んだ要因だったと振り返っている。

    F1マシンを降りても消えない負傷リスク
    F1ではマシン、サーキット、ヘルメット、HANS、医療体制など、安全性向上のための取り組みが長年にわたって積み重ねられてきた。しかし、ドライバーがコックピットを離れれば、その高度な安全システムに守られているわけではない。

    ストロールやアロンソ、ウェバーの例が示すように、とりわけトレーニングとして一般的なサイクリングは、F1ドライバーにとって意外なリスクにもなってきた。一方、クビサのラリー事故のように、その後のキャリアを根本から変えてしまったケースもある。

    2026年F1オランダGPを欠場することになったハジャーの負傷もまた、サーキット外での何気ない活動がF1シーズンに直接影響を及ぼし得ることを改めて示す出来事となった。

  • 角田裕毅 F1オランダGP欠場のアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を」

    角田裕毅 F1オランダGP欠場のアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を」

    角田裕毅は、2026年F1オランダGPでレーシングブルズからグランプリ復帰することが決定したことを受け、負傷により欠場するアイザック・ハジャーに「一日も早い回復を願っています」とメッセージを送った。

    レッドブル・レーシングは、ハジャーがサマーブレイク中に手首を負傷したため、ザントフォールトで開催されるオランダGPを欠場すると発表。レーシングブルズのリアム・ローソンが代役としてレッドブルのRB22をドライブし、空いたレーシングブルズのシートにはリザーブドライバーの角田裕毅が起用される。

    角田裕毅「またマシンに乗れることをうれしく思います」
    角田裕毅は正式発表後、自身のSNSを通じてF1復帰への思いとハジャーへのメッセージを投稿した。

    「この週末に再びハンドルを握り、チームのために代役を務められるのが嬉しいです。アイザック・ハジャーの一日も早い回復を願っています!」

    この投稿にはハジャー本人も反応。「Have fun bro(楽しんで、兄弟)」とコメントを寄せ、急きょ自身に代わってF1のグリッドに戻る角田裕毅にエールを送った。

    今回のドライバー変更により、ローソンはレッドブルでマックス・フェルスタッペンと組み、角田裕毅はレーシングブルズでアービッド・リンドブラッドのチームメイトとしてオランダGPに出場する。

    角田裕毅にとってレーシングブルズは、F1キャリアの大半を過ごした馴染み深いチームだ。2021年に当時のアルファタウリからF1デビューを果たし、2025年シーズン序盤まで同チームで戦った。

    2025年は開幕2戦を終えた段階でレッドブルへ昇格し、成績不振に苦しんでいたローソンと入れ替わる形でフェルスタッペンのチームメイトとなった。しかし、レッドブルでは4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンに匹敵する結果を残すことができず、2026年はレッドブルとレーシングブルズのリザーブドライバーを務めている。

    角田裕毅 F1 オランダGP

    レーシングブルズも角田裕毅とローソンの対応力に感謝
    レーシングブルズも声明を発表し、急きょ異なるマシンでオランダGPに臨むことになったローソンと角田裕毅の「適応力」に感謝を示した。

    「ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズは、アイザック・ハジャーの手首の負傷により、リアム・ローソンが今週末のオランダGPでオラクル・レッドブル・レーシングからレースに出場することを確認する」

    「このドライバー変更に伴い、リザーブドライバーの角田裕毅が今週末のザントフォールトで、アービッド・リンドブラッドとともにレーシングブルズから出場する」

    「週末に向けて両チームが準備を進めるなか、リアムと裕毅の適応力に感謝するとともに、アイザックの一日も早い回復を願っている」

    ハジャーの負傷によって急きょ実現することになった角田裕毅のF1復帰。慣れ親しんだレーシングブルズからの参戦とはいえ、2026年型マシンで実戦を戦うのは初めてとなる。限られた準備時間のなかでどこまで対応できるかが、ザントフォールトでの大きな注目点となる。

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  • アイザック・ハジャー F1オランダGP欠場 レッドブルはリアム・ローソンを代役起用

    アイザック・ハジャー F1オランダGP欠場 レッドブルはリアム・ローソンを代役起用

    レッドブル・レーシングは、アイザック・ハジャーが負傷により2026年F1オランダGPを欠場し、リアム・ローソンを代役として起用することを正式に発表した。

    ハジャーはF1のサマーシャットダウン中に手首を負傷。今週末にザントフォールト・サーキットで開催されるオランダGPへの出場が不可能となり、普段はレーシングブルズから参戦しているローソンがRB22のステアリングを握る。

    ハジャーが手首を負傷 ローソンが急きょレッドブル復帰
    レッドブル・レーシングは8月19日、ハジャーの欠場とローソンの代役起用を発表した。

    「オラクル・レッドブル・レーシングのドライバー、アイザック・ハジャーはサマーシャットダウン中に手首を負傷し、2026年オランダGPに出場できないことになった」

    「今週末、RB22で彼の代役を務めるリアム・ローソンを再び迎えることになる」

    「チームはアイザックの一日も早い回復を願うとともに、急な要請にもかかわらず代役を務めてくれるリアムに感謝している」

    レッドブルの公式発表では負傷について「手首の負傷」とのみ説明されており、具体的な症状や負傷の経緯については明らかにされていない。

    一方、BBCはハジャーがボクシング中に手を骨折したとみられると報じている。

    リアム・ローソン レッドブル・レーシング

    ローソンが再びRB22をドライブ
    ローソンにとっては、レッドブル・レーシングへの異例の復帰となる。

    ローソンは2025年シーズン開幕時にレッドブルのレギュラードライバーを務めたものの、わずか2戦でレーシングブルズに戻っていた。その後もF1でキャリアを続け、2026年はレーシングブルズから参戦している。

    今回はハジャーの負傷という緊急事態を受け、再びレッドブルのマシンをドライブすることになった。

    オランダGPは8月21日にザントフォールトで開幕する。サマーシャットダウン明け最初のレースを目前に控えたタイミングでドライバー変更を余儀なくされたレッドブルにとって、ローソンが短い準備期間でRB22にどこまで適応できるかが注目される。

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  • 角田裕毅 F1オランダGP緊急参戦か ハジャー負傷でローソンがレッドブル代役報道

    角田裕毅 F1オランダGP緊急参戦か ハジャー負傷でローソンがレッドブル代役報道

    アイザック・ハジャーが手首を負傷し、2026年F1第12戦オランダGPを欠場する可能性が高まっている。オランダ紙『De Telegraaf』が報じた。欠場となった場合、レーシングブルズのリアム・ローソンがレッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務める見通しだ。

    さらにローソンがレッドブルに移る場合、現在リザーブドライバーを務める角田裕毅がレーシングブルズで代役を務める可能性がある。

    実現すれば、レッドブルの2チームで一時的なドライバー入れ替えが行われることになる。

    ハジャーがトレーニング中に手首を負傷
    報道によると、ハジャーはオランダGPに向けた準備として行っていたジムでのトレーニング中に手首を負傷した。

    現時点で最終的な欠場決定は下されていないものの、ザントフォールトでレースに出場する可能性は低いとされている。

    レッドブルはハジャーをオランダGPで無理に出場させず、約2週間後に行われるイタリアGPまでに回復させることを望んでいるという。

    ハジャーにとってザントフォールトは思い出深い場所でもある。2025年のオランダGPでは3位に入り、表彰台を獲得した。また今週末には、フェルスタッペンと同様にスペシャルヘルメットを使用する予定であることも明らかにしていた。

    ローソンがフェルスタッペンのチームメイトに復帰か
    ハジャーが欠場した場合、代役の最有力候補とされているのがローソンだ。

    ローソンは2025年シーズン開幕時にレッドブル・レーシングでフェルスタッペンのチームメイトを務めたが、わずか2戦でレーシングブルズへ降格。その際、逆方向にレッドブルへ昇格したのが角田裕毅だった。

    そのため今回の交代が実現すれば、ローソンにとっては約1年半ぶりのレッドブル復帰となる。

    ローソンは2026年シーズン、レーシングブルズで好調なパフォーマンスを続けており、第11戦終了時点でドライバーズランキング9位につけている。

    角田裕毅がレーシングブルズで代役出場へ
    ローソンがレッドブルへ移ることで空席となるレーシングブルズのシートには、角田裕毅が入る見通しだと報じられている。

    角田裕毅は2025年にローソンと入れ替わる形でレーシングブルズからレッドブルへ昇格し、フェルスタッペンのチームメイトとしてシーズンを戦った。2026年はF1のレギュラーシートを失い、レッドブルのリザーブドライバーを務めている。

    今回のプランが実行されれば、ローソンがレッドブル、角田裕毅がレーシングブルズという、2025年序盤とは逆の形で両者がグリッドに並ぶことになる。

    レッドブル・レーシング オランダグランプリ

    ローソンにとって因縁深いザントフォールト
    興味深いことに、ローソンがF1デビューを果たしたのもザントフォールトだった。

    2023年オランダGPで、当時アルファタウリをドライブしていたダニエル・リカルドが金曜日の走行中に手首を骨折。急きょ代役に起用されたローソンがF1デビューを果たした。

    そして3年後、今度はハジャーの手首の負傷によってローソンがザントフォールトで再び代役を務める可能性が浮上している。

    しかも今回はレーシングブルズではなく、レッドブル・レーシングでフェルスタッペンの隣に座ることになる。

    レッドブルは現時点でコメントせず
    『De Telegraaf』によると、レッドブルは現地時間火曜日夜の段階でハジャーの負傷やドライバー交代について正式発表を行っておらず、コメントも控えている。

    したがって、ハジャーのオランダGP欠場、ローソンのレッドブル起用、角田裕毅のレーシングブルズ復帰はいずれも現時点では正式決定ではない。

    ハジャーの出場可否について最終判断が下されれば、レッドブルとレーシングブルズのドライバーラインアップが一時的に大きく組み替えられる可能性がある。

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  • アイザック・ハジャー F1オランダGPで特別ヘルメット 昨年の初表彰台を祝福

    アイザック・ハジャー F1オランダGPで特別ヘルメット 昨年の初表彰台を祝福

    アイザック・ハジャーは、2026年F1オランダGPで特別デザインのヘルメットを着用する。昨年のザントフォールトで自身初のF1表彰台を獲得した思い出を記念したものだ。

    ハジャーは2025年のオランダGPで予選4番手につけ、決勝ではレーシングブルズから3位でフィニッシュ。F1キャリアにおける大きな転機となったザントフォールトに、今年は特別なヘルメットとともに戻る。

    ハジャーにとって特別なザントフォールト
    2025年のオランダGPでハジャーは予選から速さを示し、4番グリッドを獲得。決勝でもそのポジションを生かして3位に入り、F1で初めて表彰台に立った。

    当時レーシングブルズから参戦していたハジャーにとって、この結果はF1での評価を大きく高めるものとなった。今回用意されたスペシャルヘルメットには、その記憶を祝う意味が込められている。

    ハジャーは今週末のザントフォールトで、この特別仕様のヘルメットを使用する。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) オランダグランプリ

    公式記録では今も唯一のF1表彰台
    ハジャーは2026年のモナコGPでも一度は表彰台に立ったものの、公式記録上は昨年のオランダGPが現在も唯一のF1表彰台となっている。

    モナコではピエール・ガスリーに科されていた2つのペナルティが後に取り消され、その影響でハジャーの最終順位も変更された。ただし、この判断については現在も控訴の対象となっている。

    そのため、正式な記録として残るザントフォールトでの3位は、ハジャーにとって今も特別な意味を持つ結果だ。

    フェルスタッペンも特別ヘルメットを用意
    今週末のオランダGPでは、ハジャーのチームメイトで地元オランダ出身のマックス・フェルスタッペンもスペシャルヘルメットを用意している。

    フェルスタッペンにとってザントフォールトは母国戦。一方のハジャーにとっては、自身のF1キャリアを象徴する初表彰台の舞台となった。

    異なる理由ながら、それぞれ強い思い入れを持つ2人が特別仕様のヘルメットでザントフォールトに臨むことになる。

  • レッドブルF1 オランダGPで特別スーツ フェルスタッペンとハジャーで異なる配色

    レッドブルF1 オランダGPで特別スーツ フェルスタッペンとハジャーで異なる配色

    レッドブル・レーシングは、2026年F1オランダGPに向けてマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーが着用する特別仕様のレーシングスーツを公開した。

    ザントフォールトで開催されるオランダGPは、少なくとも当面の間は今回が最後の開催となる。地元オランダ出身のフェルスタッペンにとってはもちろん、ハジャーにとっても特別な思い出を持つグランプリだ。

    フェルスタッペンはオレンジ ハジャーはシルバーの特別仕様
    レッドブル・レーシングが公開したオランダGP仕様のレーシングスーツでは、フェルスタッペンとハジャーで異なるカラーリングが採用された。

    フェルスタッペンはオレンジをアクセントとして取り入れ、ホームグランプリを意識したデザインとなっている。一方、ハジャーはシルバー系をアクセントに使用。基本となるネイビーのレッドブルカラーを共有しながら、肩やサイドなどの配色によって2人で異なる印象に仕上げられている。

    2021年にF1カレンダーへ復帰して以降、ザントフォールトでは5回のオランダGPが開催されている。フェルスタッペンはそのうち3勝を挙げ、残る2戦でも2位に入っており、すべてのレースで表彰台を獲得している。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) オランダグランプリアイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) オランダグランプリ

    フェルスタッペンにとって特別なホームGP
    今回のオランダGPには、これまでとは異なる意味も加わる。ザントフォールトでのF1開催は2026年大会を最後に終了することが決まっており、現時点で将来の復活予定はない。

    フェルスタッペンにとっては、少なくとも当面の間、ザントフォールトで迎える最後のホームグランプリとなる。

    2021年の復活初年度から圧倒的な人気を集め、サーキットを埋め尽くす「オレンジ・アーミー」とともにオランダGPを象徴する存在となったフェルスタッペン。レッドブルにとっても、今回の週末はひとつの節目となる。

    ハジャーにとってもF1初表彰台の思い出の地
    一方、ハジャーにとってザントフォールトはF1キャリアの転機となった場所だ。

    レーシングブルズから参戦していた2025年のオランダGPで、ハジャーは見事な走りを披露してF1初表彰台を獲得。この結果はルーキーシーズンにおける大きなハイライトとなり、2026年にレッドブル・レーシングへ昇格する評価につながった出来事のひとつでもあった。

    その1年後、ハジャーはフェルスタッペンのチームメイトとしてザントフォールトに戻ってくる。

    フェルスタッペンにとっては母国で築いてきた歴史の一区切り、ハジャーにとってはF1キャリアを大きく前進させたサーキットへの凱旋となる。異なるカラーリングの特別なレーシングスーツをまとった2人が、節目となるオランダGPに臨む。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1で角田裕毅を意識「0.8秒も遅れるはずがない」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1で角田裕毅を意識「0.8秒も遅れるはずがない」

    アイザック・ハジャーは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングに加入するにあたり、過去のドライバーたちが苦しんできた状況を理解していた。それでも、自分が1周あたり0.8秒もの差をつけられることは「あり得ない」と確信していたという。

    2026年シーズン前半を終えた現在、その自信は結果によって裏付けられつつある。

    予選でのフェルスタッペンとの平均タイム差は約0.232秒。2025年に角田裕毅が記録した0.735秒、リアム・ローソンの0.880秒と比較すると、その差は大幅に縮まっている。

    さらにローラン・メキース代表も、ハジャーの成長曲線について「非常に長い間で最高」と評価している。

    「同じチャンスなら0.8秒差で負けることはない」
    ハジャーは6月末、Sky Sports F1のカルン・チャンドックとのインタビューで、フェルスタッペンとの比較について手応えを語っていた。

    「とても満足している。マシンがまったく同じ状態だったときは、毎回僕もそこにいた」

    一方で、4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンとの差を感じる部分もある。

    「同時に言わなければならないのは、彼はコースに出るたびに僕より早くグリップを見つけて、かなり早い段階で基準となるタイムを出すということだ。正直、それは彼に対して僕が予想していた通りだった。ものすごく高いレベルにいる」

    レッドブルでは、ダニエル・リカルドが2018年末に離脱して以降、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン、角田裕毅と、フェルスタッペンのチームメイトが次々と交代してきた。

    当然、ハジャーにも不安がなかったわけではない。

    「多少の疑いはある。これまでのチームメイトに何が起きたのかを見るからね」

    「でも同時に、僕は自分を信じている。同じチャンスを与えてもらえれば、1周あたり0.8秒も差をつけられて負けるなんてあり得ない。それが僕の持っている自信だ」

    フェルスタッペンとの差は平均0.232秒
    2026年シーズン前半の予選データを見ると、ハジャーの言葉には数字の裏付けがある。

    フェルスタッペンが予選対決で7勝3敗とリードしているものの、平均タイム差は0.232秒にとどまっている。

    2025年の角田裕毅はフェルスタッペンに対して平均0.735秒遅れ、ローソンはわずか2戦というサンプルながら0.880秒差だった。ハジャーは、その差を約3分の1まで縮めている。

    決勝ではまだフェルスタッペンより上位でフィニッシュしていないものの、チームの獲得ポイントに占めるハジャーの割合も大きい。2025年にはフェルスタッペンがレッドブルのポイントの93%以上を稼いだが、2026年はハジャーがチームポイントの4割近くを獲得している。

    これは単純な速さだけでなく、長年レッドブルを悩ませてきた「セカンドカー問題」が変化し始めていることを示す数字でもある。

    マルコから夏休みに届いた電話
    ハジャーがレッドブル昇格を決定的なものにした背景には、ヘルムート・マルコとのやり取りがあった。

    2025年シーズンの夏休み、翌年のドライバー選考が進むなか、マルコから電話を受けたという。

    「物事が決まり始めていた時期だった。夏休みにヘルムートから電話がかかってきて、『君を後押しするものが必要だ』と言われた」

    つまり、速さへの評価はあっても、レッドブル昇格を正当化する明確な結果が必要だった。

    その要求にハジャーは即座に応えた。

    「夏休み明け最初のレースで表彰台に上がった。僕は、それで十分だと分かっていた」

    2025年オランダGPでレーシングブルズから3位に入り、F1初表彰台を獲得。その結果がレッドブル昇格への大きな後押しとなった。

    2026年にはモナコGPでも一度は3位につけたが、ピエール・ガスリーの順位が復活したことで表彰台を逃している。レッドブルでの初表彰台はまだ実現していない。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)

    メキース「過去は必ずしも完璧ではなかった」
    ハジャーの活躍を評価しているのが、レッドブル・レーシング代表のローラン・メキースだ。

    メキースは、チームが長年抱えてきたセカンドカーの問題について、レッドブル側にも改善すべき点があったことを認めている。

    「レッドブル・レーシングの優先事項には、もちろんパワーユニットがあり、できるだけ早く競争力を取り戻すことがあった。しかし同時に、『セカンドカーの問題を解決しなければならない』というものもあった」

    「過去に我々が必ずしもすべてを完璧にやってきたわけではないことは認識している。だからこそ、アイザックに関して同じことを繰り返さないようにすることは、間違いなく最優先事項だった」

    2025年7月にクリスチャン・ホーナーの後任としてレッドブル代表に就任したメキースは、それ以前にレーシングブルズを率いていた。ハジャーの成長過程も間近で見てきた人物だ。

    「功績はアイザック自身のもの」
    ただしメキースは、レッドブル側の取り組みだけで現在の結果が生まれたわけではないと強調する。

    「誤解してはいけない。功績はアイザック自身のものだ」

    「彼は年初に我々と契約してから、わずか数日後にはイギリスにやって来た」

    「レースが立て込んでいるときでも2週間に1度はファクトリーに来るし、そうでなければ2日に1度だ。シミュレーターに乗らないときには、エンジニアたちと仕事をしている」

    ハジャーが重視しているのは、フェルスタッペンをすぐに倒そうとすることではなく、チームとフェルスタッペンから可能な限り吸収することだという。

    「彼は地に足をつけ、頭を下げて、チームから、マックスから、毎日ただ学ぼうというアプローチを取っている。そしてマシンに乗るたびに進歩している。それが我々に見えているものだ」

    「マシンに乗るたびに少しずつ良くなっている。週末の状況によってそれが見えることもあれば、見えないこともある。しかし、それが現実だ」

    「非常に長い間で最高の成長曲線」
    メキースが特に高く評価しているのは、現在の速さそのものよりも、ハジャーがまだ成長過程にあることだ。

    「これはまだ始まりにすぎない。彼自身も、まだ引き出さなければならないものがたくさんあると分かっている。そこがエキサイティングなところだ」

    そして、レッドブルのセカンドシートをめぐる近年のドライバーたちとの比較について、メキースは明確に語った。

    「確実に言えるのは、このセカンドカーで我々が見てきたなかでは、非常に長い間で最高の成長曲線だということだ」

    2026年夏休み時点で、ハジャーはドライバーズランキング8位につけ、68ポイントを獲得。フェルスタッペンの109ポイントに対して十分な貢献を果たしており、2027年のシートもすでに安泰とみられている。

    新レギュレーションによってフェルスタッペンが旧世代マシンで築いていたアドバンテージがリセットされたことが、ハジャーに有利に働いたとの見方もある。しかし、平均0.232秒という予選差と継続的な成長は、それだけでは説明できない。

    「0.8秒も差をつけられることはない」と信じてレッドブルに乗り込んだハジャーは、少なくともシーズン前半、その言葉を結果で証明している。長年続いたレッドブルのセカンドカー問題に、ようやくひとつの答えが見え始めている。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1で安定感向上「簡単なことを間違えていた」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1で安定感向上「簡単なことを間違えていた」

    レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーは、2026年シーズン前半で安定した成績を手にできるようになった要因について、「簡単なことを確実にこなせるようになった」と明かした。

    シーズン序盤は速さを見せながらも結果につなげられなかったが、チームとともに課題を解決したことで安定感が向上。現在は表彰台を本格的に争えるレースを次の目標に掲げている。

    速さは最初からあったが「簡単なこと」ができていなかった
    2025年末にレーシングブルズからレッドブル・レーシングへ昇格したアイザック・ハジャーは、4度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンのチームメイトという難しい役割を担うことになった。

    デビュー直後から一発の速さは示していたものの、開幕4戦でポイントを獲得できたのは1度だけ。しかしカナダGP以降は流れが一変し、トップ6フィニッシュを重ねるなど安定して上位争いに加わっている。

    ハンガリーGPの週末、ハジャーは序盤戦を振り返り、問題は速さではなくレース運びだったと説明した。

    「最初は少し難しかった」

    「開幕数戦は、簡単なことを本当にうまくできていなかった。一方で、速く走ることやリズムをつかむこと、それにマックスから大きく離されないことは、すごくうまくできていた」

    「ここ数戦では安定感を手に入れられたと思うし、チームでもいくつかの問題を解決して、僕たちの仕事がかなり楽になった」

    「クルマの信頼性が高ければ、すべてがずっと簡単になる。パフォーマンスを発揮できる状態なら、結果を出すのも難しくない」

    「もちろん満足はしているけど、本当に表彰台を争えるレースを経験したい。そのことが次の目標だ」

    週末を台無しにしていた小さなミスを克服
    ハジャーは「簡単なこと」と表現した内容について、スタートやシステム操作など、小さなミスが週末全体を狂わせていたと明かした。

    「スタートの問題は長い間続いていたし、あれは簡単に解決できるものではなかった」

    「でも僕が言いたかったのは、デプロイメントの問題やブースト機能の理解不足、それから1周目のスピンみたいなことだ。理想的ではなかった」

    「そういう小さなことが週末を台無しにしていた。慣れるまで少し時間が必要だったけど、今はすっかり落ち着いていると思う」

    信頼性の向上とマシンへの理解が深まったことで、シーズン序盤よりも着実にポイントを積み重ねられるようになったという。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンのレース運びは「別次元」
    近年のレッドブル・レーシングでは、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン、角田裕毅らがフェルスタッペンとの差に苦しみ、シートを失ってきた。

    その中でハジャーは、フェルスタッペンに最も近づいたチームメイトの一人となっている。ただし、両者が完走したレースでフェルスタッペンを上回ったことはまだない。

    それでも本人は、自身の成長は想定どおりだと語る。

    「正直に言って、自分自身に驚いたことはない」

    「ただ高いレベルで走れているだけだし、去年より確実に良くなっている」

    「2年目だから経験もまだ十分ではない。でも少しずつ成長している」

    一方で、フェルスタッペンから学ぶべき点は明確だという。

    「予選での一発の速さには満足している。でも日曜日のレース運びは、あらゆる面でマックスが本当に印象的だ」

    「僕の1周の速さは悪くないと思う。でも彼のレースマネジメントは別次元だ。今はそこを重点的に改善したいと思っている」

    安定してポイントを獲得できるようになったハジャーは、次なるステップとしてレース運びに磨きをかけ、表彰台を本格的に争える走りを実現することを目指している。

  • アイザック・ハジャー フェルスタッペンと同じ課題に安堵「自分を疑わずに済む」

    アイザック・ハジャー フェルスタッペンと同じ課題に安堵「自分を疑わずに済む」

    アイザック・ハジャーは、マックス・フェルスタッペンが自身と同じ問題に苦しんでいることは「安心できること」だと語り、レッドブル・レーシングのRB22が抱える課題はドライバー固有のものではないとの認識を示した。

    ハジャーは、もし自分と4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンのフィードバックが異なっていれば、自分自身を疑っていただろうと説明。一方で、両者が同じ問題を訴えていることは、自身にとって「良いニュース」だと受け止めている。

    ハンガリーGPではフェルスタッペンが、RB22の深刻なオーバーステアやメカニカルグリップ不足を厳しく批判。「タイヤのようにマシンが劣化していく」「予選では周回を重ねるごとに悪化していった」と不満を口にしていた。

    一方のハジャーも、ハンガロリンクではRB22の”スイートスポット”を見つけることができず、乗り心地にも苦しんでいたと明かしている。

    フェルスタッペンと同じ課題は「安心できる」
    ハンガリーGPを6位で終えたハジャーは、チームへのフィードバックがフェルスタッペンと一致しているかと問われ、次のように語った。

    「そうだね。それは安心できることだ。そうでなければ、自分自身を疑うことになっていただろう。だから、それは良いニュースなんだ」

    今季開幕から11戦を終えた時点で、ハジャーは近年レッドブルのセカンドシートを務めたドライバーの中でも、予選ではフェルスタッペンとの差を最も小さく抑えている一人となっている。

    しかし本人は、決勝でのレースペースに課題が残っていると考えている。

    「予選でいつも差が小さい理由も、そこにあると思う」

    「僕に必要なのは最初のスティントの答えなんだ。そこが本当にフラストレーションを感じた部分だった」

    「それ以外は、この週末はすべて順調だった」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    課題はコーナー進入時の安定性
    さらに、レッドブルのテクニカルディレクターであるピエール・ワシェが、中速コーナーでのアンダーステアを改善する必要があると語っていたことについて意見を求められると、ハジャーはより根本的な問題を指摘した。

    「コーナー進入時の安定性を改善する必要がある。そこが解決できれば、その先の改善も進められるだろう」

    フェルスタッペンとハジャーが共通して同じ症状を訴えていることは、RB22の課題がドライバー個人ではなくマシン特性に起因していることを裏付けている。今後のアップデートによってレッドブルがこの問題をどこまで解消できるかが、シーズン後半のパフォーマンスを左右する重要なポイントとなりそうだ。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1で7戦連続トップ6「厳しい週末で最大限の結果」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1で7戦連続トップ6「厳しい週末で最大限の結果」

    アイザック・ハジャーは2026年F1第11戦ハンガリーGPで6位入賞を果たし、7戦連続となるトップ6フィニッシュを達成した。レッドブル・レーシング勢としてマックス・フェルスタッペンの2位獲得を支えながら、自身も厳しい週末の中で最大限の結果を持ち帰った。

    予選からマシンバランスに苦しんだレッドブルだったが、決勝では戦略とタイヤマネジメントを生かして挽回。ハジャーはロングスティントでフェルスタッペンのライバル勢を抑える役割も果たし、チームプレーでも大きく貢献した。

    「ミディアムタイヤで苦戦した」
    ハジャーはレースを振り返り、序盤のミディアムタイヤでの苦戦が、それ以上の結果を逃した要因だったと説明した。

    「今日は少し孤独で厳しいレースだった。スタートは良くて、この2戦で改善できた部分だと思う。でも数周後には前の集団が離れてしまった」

    「最初のミディアムタイヤのスティントで、今日これ以上の結果を狙うチャンスを失ってしまったと思う。あのタイヤでは十分なパフォーマンスがなかったので、その理由を詳しく調べる必要がある」

    「ハードタイヤに替えてからはペースが戻り、序盤にはなかった安定感を得ることができた」

    ハジャーは、与えられた条件の中で最大限の結果を引き出せたと評価した。

    「今日できることはすべてやり切った。もう一度6位で終えられたのは、挑戦的な週末を考えれば悪くない結果だ」

    「夏休み前にこの流れを維持できたことを誇りに思う。7戦連続トップ6という結果は、ここまで積み重ねてきた努力をよく表していると思う」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    メキーズ代表「7戦連続トップ6に値する走り」
    チーム代表のローラン・メキーズは、ハジャーの安定感を高く評価した。

    「ハンガリーGPは非常に力強いレースだった。マックス、アイザック、そしてチーム全員が素晴らしい仕事をしてくれた」

    「アイザックもまた非常に印象的なレースを見せ、7戦連続トップ6を達成した。驚くほど安定した走りを続けており、その結果に十分値するパフォーマンスだった」

    メキーズは、シーズン前半は浮き沈みがあったものの、レッドブルは着実に前進していると強調した。

    「過去4戦では一貫して表彰台争いに加わり、ライバルとの差も大きく縮めることができた。ミルトンキーンズの全員が勝利を争うための次の一歩へ向けて全力を尽くしている。後半戦でライバルたちと戦えることを楽しみにしている」