カテゴリー: ニコ・ヒュルケンベルグ

  • ニコ・ヒュルケンベルグ サウバーF1チーム本拠地に初表彰台凱旋

    ニコ・ヒュルケンベルグ サウバーF1チーム本拠地に初表彰台凱旋

    2025年F1イギリスGPで悲願の初表彰台を達成したニコ・ヒュルケンベルグが、週明けにサウバーの本拠地ヒンウィルを訪問し、工場勤務のスタッフたちと喜びを分かち合った。

    シルバーストンでのレースは、ヒュルケンベルグにとって実に239戦目での初表彰台。さらにこれは、サウバーにとっても2012年のF1日本GP以来となる表彰台となった。地元の英雄ルイス・ハミルトンを抑えての3位という快挙に、現地ではパルクフェルメでの祝福とともに、ホスピタリティエリアやガレージでも歓喜のシャンパンが開かれた。

    その祝福ムードはレース翌週も続いており、ヒュルケンベルグは月曜夜にスイス・ヒンウィルのチームファクトリーを訪れた。

    「月曜の夜にヒンウィルへ行って、昨日の成功をファクトリーの皆と一緒に祝ったんだ」とヒュルケンベルグはSNSに投稿した動画で語った。

    「また大きな感動があったよ。みんなの笑顔や感情を見て、みんながどれだけの努力を注いできたかを実感した。貢献してくれたすべての人に感謝したい」

    「ファンのみんなにも本当にありがとう。これからもシーズンを通してプッシュし続けるよ。もちろん毎週こんな結果が出せるとは限らないけど、中団グループでのバトルは十分に戦える。後半戦が楽しみだよ」

    ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバーF1チーム

    サウバーは今季、週末によってはQ1突破すら難しい状況にあったが、オーストリアとイギリスで立て続けにポイントを獲得。今回の表彰台によりコンストラクターズランキングでは6位に浮上し、5位ウィリアムズとの差はわずか18ポイントとなっている。

    シルバーストンのレース後記者会見で、初表彰台の感想を求められたヒュルケンベルグは「すごく嬉しいけど、正直まだ実感が湧かない」と語った。

    「ランドがうまく表現していたけど、こういう変わりやすいコンディションの中でのレースって、ずっと壁の近くで走ってる感覚なんだ。限界を探りながらプッシュしてると、本当に常に緊張してる」

    「レース終盤にはルイスとの間接的なバトルになったけど、なんとか抑えきれて良かった。すべてが噛み合ったし、本当にホッとしてる。昨日はグリッド最後方近くで絶望的だったのに、今日は表彰台って…現実とは思えないよ」

    「まだ実感が追いついてないし、これを咀嚼するには数日かかりそうだね。幸いにも2週間あるから、しっかり祝うつもりだよ」

    次戦は7月25日(金)開幕のF1ベルギーGP。サウバーとヒュルケンベルグの勢いは、名門スパ・フランコルシャンでも続くのか注目される。

  • セルジオ・ペレス ヒュルケンベルグのF1初表彰台を祝福「ついに報われたな」

    セルジオ・ペレス ヒュルケンベルグのF1初表彰台を祝福「ついに報われたな」

    ニコ・ヒュルケンベルグが2025年F1イギリスGPでキャリア239戦目にしてついに初のF1表彰台を獲得した。この快挙に対し、かつてのチームメイトであるセルジオ・ペレスがSNSを通じて祝福のメッセージを送った。

    キック・ザウバーのヒュルケンベルグは、これまでF1最多出走ノーポディウムという不名誉な記録を保持していたが、シルバーストン・サーキットでの激戦を経て、ついにその記録を打ち破った。

    レース後、ヒュルケンベルグはInstagramで表彰台獲得の喜びを投稿。それに対してペレスは「Bravo Hulk finally getting what you deserve(ブラボー、ヒュルク ついに報われたな)」と英語でコメントし、長年の努力が実ったことを称えた。

    ふたりは2014年から2016年までフォース・インディアでチームメイトとして共に戦い、2020年にも一時的に再共演している。60戦にわたり同じチームで過ごした経験を持つペレスにとっても、この表彰台は特別な意味を持っていたようだ。

    ニコ・ヒュルケンベルグ イギリスグランプリ セルジオ・ペレス

    なお、ペレスは2016年にヒュルケンベルグの移籍が発表された際、「一緒に過ごす時間は多くなかったが、オックスフォードに住んでいた頃は近所だったし、今はチームメイトじゃなくなったからこそ、より良い関係でいられるかもしれない」と語っていた。

    現在、ヒュルケンベルグはザウバーに所属し、2026年からのアウディへの移行プロジェクトを担う予定。一方、ペレスは2025年シーズンをフル参戦しておらず、2026年のF1復帰に向けた動きを続けている。

  • F1初表彰台のヒュルケンベルグ レッドブルではなくアウディとの将来は正解?

    F1初表彰台のヒュルケンベルグ レッドブルではなくアウディとの将来は正解?

    ニコ・ヒュルケンベルグは、かつてレッドブルとフェラーリの両方でF1を戦う目前まで迫っていた。

    現在F1を戦うドライバーの中で37歳のヒュルケンベルグより年上なのは、40歳の7度のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンと、43歳の2度の王者フェルナンド・アロンソだけだ。

    その一方で、ヒュルケンベルグは先週日曜のシルバーストンでF1参戦239戦目にすてようやくキャリア初の表彰台を獲得した。

    「私にとって、彼のパフォーマンスはF1ドライバーの中でもトップ5に入る」そう語ったのは、レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコだ。

    「彼は常に明確なマシンのアドバンテージを持つドライバーを上回っている。ニコには敬意を表するしかない」

    「この表彰台は本当に待ち望まれていたものだ」

    レース後のパルクフェルメで最初にヒュルケンベルグを祝福したのは、マックス・フェルスタッペンだったが、その後グリッド中の多くのドライバーが祝福の輪に加わった。

    「彼は、ちゃんとしたマシンに乗るチャンスがなかった、グリッド上で最も優れたドライバーの1人だ」そう語ったのはアロンソだ。「本当に本当に嬉しいよ」

    カルロス・サインツJr.も同意する。

    「ニコはずっとトップ5に入るドライバーだった」

    「彼の才能とレース運びのレベルは本当に素晴らしい。正直、彼に表彰台がないってことで人々が文句を言ってたけど、それって本当に関係ないことだったと思う」

    元ハース代表のギュンター・シュタイナーは、数年前にヒュルケンベルグを現役復帰させた張本人であり、そのキャリアは今やアウディのワークスプロジェクトへとつながっている。

    「彼は本当に優れたドライバーだが、タイミングよく正しいマシンに乗る運がなかった」シュタイナーはRTLにそう語った。

    「それでもこの人が特別なのは、スター気取りになることなく、常に“人間的”であり続けたことだ。F1ドライバーとして安定したキャリアを築いてきたし、高く評価されている」

    「私が彼をチームに入れたのは、何ができるかを分かっていたからだ。チームを前進させるにはニコのようなドライバーが必要だったし、彼は実際にそれをやってのけた。F1では常に結果が求められる。彼はその期待に応え続けている」

    「日曜の走りを見れば分かるように、37歳という立派な年齢でもまだ十分な実力を持っている。見事な仕事ぶりだった」

    ヒュルケンベルグはかつて、トップチームに加入する寸前まで行ったこともある。マルコは、2021年にフェルスタッペンのチームメイトとして彼を起用しかけていたことを認めた。

    「チェコ・ペレスと契約する前の話だった。今だからこそ分かることだけどね」

    「当時はチェコが勝利していて、ニコはレースを落とすことが多かった。今のほうが彼はずっと良い」

    「年齢を重ねるほどに、彼のミスは減ってきている。だからこそ、アウディとしっかりした契約を結んでいるんだ」

    実際、もしヒュルケンベルグが2026年から始まるアウディとの長期プロジェクトにそれほどコミットしていなければ、角田裕毅の後任候補として最有力に挙げられていたかもしれない。角田裕毅は今季ここまで苦戦が続いており、過去5戦で一度もポイントを獲得できていない。加えて、20年間にわたってレッドブル帝国を率いてきたクリスチャン・ホーナーの解任は、チーム全体の競争力に影を落とす可能性がある。

    ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバーF1チーム アウディ奇しくもアウディを率いるステファノ・ドメニカリはフェラーリF1チーム代表時代にニコ・ヒュルケンベルグの獲得を望んでいた。

    Sport Bildによれば、ヒュルケンベルグはフェラーリ加入の可能性もかつて存在していたという。2013年には当時のチーム代表ステファノ・ドメニカリと「集中的な交渉」が行われていた。

    「当時ザウバーに所属していたヒュルケンベルグに対し、フェラーリは45ページにも及ぶ契約書を提示していた。それは細部まで詰められたものだった」と同誌は報じている。

    「しかしその契約は最終的に署名されることはなかった。フェラーリの当時のCEOだったセルジオ・マルキオンネが土壇場で拒否権を行使したのだ。ヒュルケンベルグ自身、いまだにその理由を知らない」

    ヒュルケンベルグは今後、アウディのF1参入初年度である2026年からプロジェクトを率いる存在となる。

    「ニコはチームのスタートを助ける存在になる」そう語るのは、元グランプリウィナーのデビッド・クルサードだ。

    「その任務はもちろん大きな挑戦だけど、彼は常に最大限の力を引き出してきた。私は彼が何でもやってのけられると信じているよ。表彰台の常連になる可能性だってある」

  • メルセデスがシャンパンを贈呈 ヒュルケンベルグ初表彰台をF1界が祝福

    メルセデスがシャンパンを贈呈 ヒュルケンベルグ初表彰台をF1界が祝福

    2025年F1イギリスGPで初の表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグの快挙に、メルセデスが心温まるサプライズで花を添えた。レース後、メルセデスはザウバーのホスピタリティエリアに複数本のシャンパンを届け、祝福の気持ちを伝えたという。

    この日シルバーストンでは、変わりやすい天候による混乱のなか、ランド・ノリスが母国初優勝を飾り、チームメイトのオスカー・ピアストリが2位に続いた。だが主役となったのは、19番グリッドから3位に食い込んだヒュルケンベルグだった。

    2025年F1イギリスGPで初の表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグの快挙に、メルセデスが心温まるサプライズで花を添えた。レース後、メルセデスはザウバーのホスピタリティエリアに複数本のシャンパンを届け、「初表彰台おめでとうございます! メルセデスチームより」と祝福のメッセージを記した絵。

    この日シルバーストンでは、変わりやすい天候による混乱のなか、ランド・ノリスが母国初優勝を飾り、チームメイトのオスカー・ピアストリが2位に続いた。だが主役となったのは、19番グリッドから3位に食い込んだヒュルケンベルグだった。

    彼にとっては2010年のウィリアムズでのF1デビュー以来、実に239戦目での初表彰台。レース後にはチームの歓喜がホスピタリティにあふれ、そこへ届けられたメルセデスからのシャンパンが祝宴に華を添えた。

    一部報道によれば、ザウバーはまさかの表彰台を想定しておらず、ホスピタリティには祝杯用のシャンパンが用意されていなかったという。そんななか、メルセデスの粋な対応が称賛され、さらにアストンマーティンも追加でシャンパンを提供したとの情報もある。

    SNSでもこの心温まる光景は話題となっており、ファンからは「F1の世界が癒されていく」「ヒュルケンベルグの表彰台の方がノリスの優勝よりも感動的」などの声が相次いでいる。

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1

    「夢みたいな展開だった」
    ヒュルケンベルグはレース後、次のようにコメントしている。

    「自分の中にこの力があるとずっと信じていた。何がどう起きたのかよく分からないけど、サバイバルレースだったし、タイヤ選択も含めて全部が完璧にハマった。まるで夢みたいな展開だった」

    また、最終スティントで後方から追い上げてきたルイス・ハミルトンを抑えきったことについても語った。

    「正直、最後のピットストップまで信じられなかった。でもルイスとの差を聞いたときに『これはいけるかも』って思った。でもすぐにまた差を詰めてきたから、最後は本当にプレッシャーがすごかった。すごくタフなレースだったよ」

    37歳での初表彰台という快挙を成し遂げたヒュルケンベルグ。F1史上最も長い“未表彰台”記録に終止符を打ち、多くのファンとチーム関係者の祝福を浴びることとなった。メルセデスの粋な計らいとともに、F1界の温かさが垣間見える瞬間だった。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ 苦節15年でF1初表彰台「その力があると信じていた」

    ニコ・ヒュルケンベルグ 苦節15年でF1初表彰台「その力があると信じていた」

    ニコ・ヒュルケンベルグが待ち望んだ瞬間は、2025年F1イギリスGPでついに訪れた。キャリア15年、239戦目にして、ヒュルケンベルグが初のF1表彰台を獲得。長年「表彰台未経験の最多出走ドライバー」として知られていた彼が、ついにそのレッテルを覆した。

    サウバーのジョナサン・ウィートリー代表が、祝賀ムードに沸くガレージを離れてメディア対応に応じていた時、壁の向こうからは「ニコが燃えてるぞ!」と叫ぶチームメンバーの歓声が響いていた。

    今季のサウバーは、2026年のアウディへの完全移行に向けた過渡期にあり、前年はコンストラクターズ選手権で最下位、無得点に終わったチームだ。表彰台など夢のまた夢と思われていた。実際、ガレージには祝杯用のシャンパンすら用意されておらず、メルセデスとアストンマーティンが追加で持ち込んでくれる始末だった。

    ヒュルケンベルグ本人もまた、この瞬間を永遠に迎えられないかもしれないと感じていたとしても不思議ではない。

    「長い時間がかかったね」と、レース後にヒュルケンベルグは感慨深げに語った。「でも、自分の中にあると信じていた。チームにも、僕自身にも、それだけの力があると」

    彼のキャリアは、F1における最も不運で説明しがたい記録のひとつとして語られてきた。2010年のデビュー戦から15年、多くのチャンスを逃し続け、ようやく手にした初表彰台。まさに“運命がようやく報われた”瞬間だった。

    ウィートリーは4月1日にサウバー代表に就任したばかりだが、彼は以前からヒュルケンベルグの才能を高く評価していた。

    「信じられないよ。これまでずっと表彰台を取れていなかったことが不思議なくらいだ」とウィートリー。「今日の彼は完璧だった。私にとってはずっと特別な才能だと思っていたし、今ここでそれを証明してくれた」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1

    F1には“もう少しで成し遂げられそうだった”選手たちが数多くいる。だが、ヒュルケンベルグはそのなかでも群を抜いていた。2010年のブラジルGPでのポールポジション獲得など、才能の片鱗は随所に見せていたにもかかわらず、表彰台に一度も立てないままだった。

    ジュニア時代には、当時同年代だったセバスチャン・ベッテルを打ち負かしていた。F1への期待値は極めて高かった。A1GP、フォーミュラBMW、GP2(現F2)でのタイトル獲得歴も、その才能を裏付けていた。

    「久しぶりだったけど、表彰台の立ち方は覚えていたよ!」と、ヒュルケンベルグはレース後の記者会見で冗談交じりに語った。「ジュニア時代は何度も立ってたしね。あとはずっと待たされてただけ」

    その才能は、現役のF1ドライバーや関係者の間でも疑う者はいなかった。優勝4回の現王者マックス・フェルスタッペンも、チェッカーフラッグ後にガレージ前でヒュルケンベルグへ拳を突き上げ、喜びを分かち合った。

    元チームメイトのカルロス・サインツJr.は、「彼は常にトップ5のドライバーだった」と評価。「レースの進め方が抜群なんだ。今回の表彰台で、みんな黙らせることができて嬉しいよ」

    フェルナンド・アロンソも「彼にはいつもまともなクルマがなかった。それだけだ」とコメントした。

    表彰台未経験の最多出走記録は、これでエイドリアン・スーティルに移った。その数128戦。ヒュルケンベルグの記録は292戦だった。いかに異常な長さだったかがよくわかる。

    チャンスを逃す不運は、常に彼につきまとっていた。2012年ブラジルGPではトップを走行中にルイス・ハミルトンと接触してリタイア。2016年モナコでは、ピット戦略のミスでセルジオ・ペレスに表彰台を奪われた。2019年ドイツでは、地元ファンの前でリードを奪うも、雨に滑ってリタイア。この時点で既に「最多未表彰台記録」は彼のもので、その瞬間は象徴的ですらあった。

    ある記者は、2019年ハンガリーGPのメディアデーで「その記録が精神的に影響しているか」と問うたが、ヒュルケンベルグは長い沈黙の末、険しい表情でそれを跳ね返した。彼がその話題を嫌っていたのは当然だ。だが、それだけ“彼ならできる”と思わせる何かがあったということでもある。

    そして今、その問いを彼に投げかける必要はもうない。

    イギリスGP前、ある記者が例によってその記録について尋ねたとき、ヒュルケンベルグは「冷めたコーヒーみたいなもんさ」と笑って答えていた。

    サウバーはここ4戦でレッドブルを上回る得点を記録し、コンストラクターズ選手権でも6位に浮上している。アウディ化が進む2026年に向けて、ヒュルケンベルグのキャリアはようやく春を迎えようとしているのかもしれない。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1初表彰台を獲得に同僚たちから祝福続々

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1初表彰台を獲得に同僚たちから祝福続々

    ニコ・ヒュルケンベルグがF1初表彰台という長年の悲願を達成した。

    2025年F1イギリスGPで19番グリッドからスタートしたヒュルケンベルグは、荒天のなか見事な走りで3位フィニッシュ。キック・ザウバーにとっても大きな成果となったこの快挙は、キャリア239戦目での表彰台というF1史でも特筆すべき一幕となった。

    38歳の誕生日を1カ月後に控えるベテランは、2010年にF1デビュー。2019年末にシートを喪失し、一度はF1から姿を消したものの、“スーパーサブ”としての代役登場を経て、2022年にハースから現役復帰した。その後も安定したパフォーマンスを見せ続け、キック・ザウバー加入後は進化を加速。ここ数戦の結果も目覚ましく、スペインでは16番手スタートから5位、カナダでは13番手から8位、オーストリアでは最後尾から9位と、着実に成績を積み重ねてきた。

    そしてついにシルバーストンでの快挙。レース後、F1仲間たちから称賛と祝福の声が次々と寄せられた。

    チームメイトのガブリエル・ボルトレトはレース後すぐにハグを交わし「ニコ、おめでとう!これまでの長いF1キャリアを思えば、表彰台を争う姿を見るのは本当に感慨深い。彼は僕がこれまでに一緒に働いた中で最高のチームメイトであり、ドライバーとしても人としても尊敬している。心から嬉しい」と語った。

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1フェルスタッペンはヒュルケンベルグをすぐに祝福した

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンもパルクフェルメでヒュルケンベルグと握手を交わし「僕自身のレースは楽しめなかったけど、ニコが初表彰台を獲得したのは素晴らしい。今夜はきっと祝うと思う」とコメント。

    表彰台を共にしたマクラーレンのオスカー・ピアストリも「正直、自分の結果には満足していないけど、ニコの表彰台を見て少し気持ちが和らいだ。今日一番のハイライトだと思う」と称賛した。

    ウィリアムズのカルロス・サインツJr.は「おめでとう、きっと堅実なレースをしたんだろうね。彼がこれまで表彰台がなかったからといって過小評価する声もあったけど、僕にとっては常にF1でトップ5に入るドライバーだと思っていた。才能とレース運びのうまさは本当に素晴らしい」と述べた。

    同じくウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズも「キック・ザウバーとニコに祝福を送りたい。今日のような難しいコンディションのなかでの快挙は本当に価値がある」と賛辞を贈った。

    終盤にヒュルケンベルグを追っていたフェラーリのルイス・ハミルトンは「3位は手の届く範囲にあったけど、ニコは本当にいい走りをしていた。初表彰台おめでとう」とコメント。

    同僚のシャルル・ルクレールも「ニコ、おめでとう。彼とチームにとって素晴らしい成果だと思う」と語り、スクーデリア・フェラーリのフレデリック・バスール代表も「ついにこの瞬間が来たね。彼の才能を考えれば、当然の結果だと思う」と評した。

    レース後の記者会見では、ピアストリが「ニコ、その初トロフィーがレゴ製って知ってた?」とユーモアを交えて質問。これに対しヒュルケンベルグは「レゴ大好きだよ!娘も遊べるしね。まあ、銀や金のトロフィーも良かったけど、文句はないさ」と笑顔で応じ、喜びをにじませた。

  • ザウバーF1代表 ヒュルケンベルグ絶賛「彼ほど表彰台が似合う男はいない」

    ザウバーF1代表 ヒュルケンベルグ絶賛「彼ほど表彰台が似合う男はいない」

    2025年F1イギリスGPでニコ・ヒュルケンベルグがキャリア239戦目にして悲願の初表彰台を達成したことを受け、ザウバーのF1チーム代表ジョナサン・ウィートリーがその快挙を称賛した。

    ヒュルケンベルグは19番手スタートから荒れたウェット・ドライのレースを巧みに乗り切り、3位表彰台を獲得。ザウバーにとっても2012年の日本GP以来となるF1表彰台となった。

    ウィートリーはレース後、「どこから話せばいいか……F1史上最も待ちわびられた表彰台、そしてチームにとっては2012年日本GP以来となる久々の表彰台だった」と喜びを語り、続けてこう述べた。

    「週末を通して浮き沈みはあったが、最終的にすべてをひとつにまとめ、チャンスが巡ってきたときには両手でしっかりと掴み取った」

    「オーストリアでの成功のあと、ガブリエル(・ボルトレト)にとっては悔しい週末になったが、彼はレースごとに成長している。まだF1デビューシーズンの真っ只中であることを忘れてはならないし、彼は次のチャンスを心待ちにしているはずだ」

    「ニコはまさにマスターピースだった。19番グリッドスタートから3位フィニッシュというのは、ザウバーの32年の歴史の中でも最も低いスタート順位からの表彰台記録だ。そして239戦目にしてついに花開いた。これほど表彰台にふさわしいドライバーはいない」

    「今日もまた、我々はチームとして一丸となった。自信と信念を持って臨み、ファクトリーと現場の全員が誇りに思える結果を手にした。本当に素晴らしい一日だった」

    ヒュルケンベルグの表彰台にパドック全体が沸いたイギリスGP。ザウバーはこの勢いを維持したまま、夏休み前最後の戦いとなる次戦F1ベルギーGPへと挑む。

    ザウバーF1チーム ニコ・ヒュルケンベルグ イギリスGP F1

  • ニコ・ヒュルケンベルグ 悲願のF1初表彰台「今日は俺の日 譲れなかった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ 悲願のF1初表彰台「今日は俺の日 譲れなかった」

    ニコ・ヒュルケンベルグがF1デビューから15年目、通算239戦目のグランプリとなったF1イギリスGPで、ついにキャリア初となる表彰台を獲得した。劇的な天候の変化に翻弄されたシルバーストンでの決勝で、19番グリッドからの大逆転を果たした。

    2010年にF1デビューを果たしたヒュルケンベルグのこれまでの最高位は4位(過去に3度)だったが、37歳となった今、ついにその壁を突破した。

    ランド・ノリス、オスカー・ピアストリに次ぐ3位でチェッカーを受け、フェラーリのルイス・ハミルトンの猛追をしのぎきった。

    「最高だよ!ずっと待ってた瞬間だろ?でも、自分たちにはそれができると信じてたし、自分の中にもまだ力があると分かってた。信じられないレースだったよ。ほぼ最後尾からスタートして、先週に続いてまた同じことをやるなんて、正直ちょっと現実じゃない感じだ。どうしてこうなったのか分からないけど、クレイジーなコンディションだったし、天候もバラバラでね。サバイバルレースだった。すべてが噛み合って、タイヤの選択も完璧、判断ミスもなかった。本当に信じられない」

    レース終盤には7度のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンが猛追。しかしヒュルケンベルグは冷静に対処し、自身の手で歴史的瞬間をつかみ取った。

    「最後のピットストップまで現実だと思えてなかったよ。ルイスとのギャップが少し開いたと聞いたときに、『これはいいぞ、ちょっと余裕ができたな』と思った。でもそのあと彼が一気に詰めてきたから、プレッシャーはすごかった。とても激しいレースだったけど、言ったように、ミスはなかったし、自分でもよくやったと思ってる」

    「彼がホームグランプリで全力で来るのは分かってたし、でも『今日は俺の日だ。譲れない』って思ってた。だから攻めたよ。本当にうれしい。毎年ここで応援してくれるみんなに感謝したい」

    週末序盤は最下位争いに沈んでいたが、ピット戦略と判断力で流れを引き寄せた。とくにスリックタイヤへの交換タイミングは完璧だったという。

    「ランスを抜いて、そのあとルイスもすぐにランスを抜いてきたんだけど、彼が近づいてくるのをなんとか抑えられて、むしろ差を広げられてた。インターの摩耗が進むにつれて自分の方が速くなっていった。それで、『これはいけるかも』と感じ始めた。ルイスより1周遅れてスリックに変えた判断も完璧だったと思う。10秒くらい稼げて、それが決定的だった。そこからの10~12周くらいはすごく長く感じたけど、『しっかり走りきれば表彰台だ』と確信を持って走っていた」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1 イギリスGP ザウバーF1チーム

    レース後の記者会見では、表彰台を振り返りながらこう語っている。

    「うれしいよ。でもまだ全部を消化できてないというか、本当に激しいレースだったからね。ランドが言ったように、こういう変化するコンディションの中では常にギリギリのところで走ってる感覚がある。1歩間違えば壁に行くような、そんな緊張感の中でプッシュしないといけないから、とても集中力を使う。終盤はルイスとのバトルになって、少しずつ迫ってきていたけど、運良く最後までキープできた。いろんなことが噛み合った日だったし、大きな達成感がある。昨日は最後尾近くのグリッドだったから、本当に信じられないよ。数日かけてじっくり実感していくことになると思う。2週間あるから、今週はこの結果を存分に味わいたい」

    レース後、表彰台でシャンパンを振る姿には10年分の思いが詰まっていた。

    「やり方はまだ覚えてた。ジュニア時代にはよくやってたけど、そこから長かったね。でもレースがあまりにも早く過ぎていったから、まだ頭の整理がついてない。たくさんの感情や祝福が一気に押し寄せてきて、とにかく今はうれしいし、ホッとしてる。これから数日かけてもっと実感が湧いてくると思うし、喜びをかみしめる時間も取れるだろうね」

    レゴ製のトロフィーにも思わず笑顔を見せた。

    「レゴは大好きだよ!娘も遊べるしね(笑)。まあ、銀とか金だったらもっと良かったけど、文句は言わないよ。楽しめればいいんだ」

    今後の展望について問われると、慎重ながらも手応えを口にした。

    「今日はこれで十分じゃないか(笑)。もし今日がドライレースだったら、まったく違う展開になっていたはずだ。ここ数戦でマシンはかなり良くなってるけど、今日の結果は明らかにコンディションに助けられたところもある。でも中団グループの中では確実に勢いをつかんでいる。現実的にはそこが我々の戦う場所だし、毎レースしっかり最大限を引き出すことが大事だ」

    F1デビューから15年――ヒュルケンベルグがついにたどり着いた表彰台。その言葉の一つひとつに、長年の苦闘と誇りがにじんでいた。

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  • 2025年F1 イギリスGP:ニコ・ヒュルケンベルグがDRIVER OF THE DAY

    2025年F1 イギリスGP:ニコ・ヒュルケンベルグがDRIVER OF THE DAY

    2025年F1イギリスGPでキャリア239戦目にしてついに初表彰台を手にしたニコ・ヒュルケンベルグが、「ドライバー・オブ・ザ・デイ」のファン投票で圧倒的な支持を集めた。

    キック・ザウバーから出走したヒュルケンベルグは、19番グリッドという不利なポジションからスタート。しかし、目まぐるしく変化するシルバーストンの天候を巧みに読み切り、F1での豊富な経験を武器に次々と順位を上げていった。最後は堂々の3位でフィニッシュし、長年の努力が実を結んだ瞬間となった。

    F1公式の投票によれば、ヒュルケンベルグには全体の49%という圧倒的多数の票が集まり、ファンの心を強く打ったことがうかがえる。

    2位には地元で熱い走りを見せたルイス・ハミルトン(11.5%)、3位には優勝を飾ったランド・ノリス(8.6%)が続いた。以下、マックス・フェルスタッペン(5.9%)、ランス・ストロール(5.8%)と続いている。

    ヒュルケンベルグの走りは、単なる表彰台獲得にとどまらず、多くのファンにとって忘れられない感動のレースとなった。

    ドライバー・オブ・ザ・デイ投票結果(上位5名)
    1.ニコ・ヒュルケンベルグ 49%
    2.ルイス・ハミルトン 11.5%
    3.ランド・ノリス 8.6%
    4.マックス・フェルスタッペン 5.9%
    5.ランス・ストロール 5.8%

  • ニコ・ヒュルケンベルグ キャリア239戦目でF1初表彰台「ついにこの日が来た!」

    ニコ・ヒュルケンベルグ キャリア239戦目でF1初表彰台「ついにこの日が来た!」

    ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が2025年F1イギリスGPでついにF1初の表彰台を獲得した。キャリア通算239戦目、36歳最後の月にして待望の3位フィニッシュ。しかも、19番グリッドからの大逆転劇だった。

    レース後、ヒュルケンベルグは「長かったよね、やっとこの日が来た!」と喜びを爆発させた。「ほとんど最後尾からのスタートだったし、先週の再現みたいな展開だった。雨や混乱でまるでサバイバルレースだったけど、チームとともに一切ミスをしなかった」

    終盤には母国ファンの大声援を受けたルイス・ハミルトンの猛追にさらされるも、「最後のピットストップまで正直、表彰台は信じてなかった。でも、ルイスとの差が開いたと聞いてからようやく少し落ち着けた。けど彼は猛チャージしてきたし、本当にプレッシャーはすごかった」と激闘を振り返った。

    「彼が地元で全力を尽くすのは当然だと思っていた。でも、今日だけは…僕の日だった!」

    チームは、2026年からアウディとなるザウバーとしても小林可夢偉が3位表彰台を獲得した2012年の日本GP以来。

    ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバーF1チーム

    チームも熱狂「ニコ、ニコ!」ファンからも祝福の声
    ゴール後、パルクフェルメに戻ったヒュルケンベルグは、チームメンバーに抱きかかえられ、歓喜の声に包まれた。「ニコ!ニコ!」と叫ぶクルーの輪の中心で、彼はようやく報われた努力を噛みしめた。

    一方で、隣に並んだマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリも、どこか呆然とした様子。特に母国優勝を飾ったノリスが感極まって涙を浮かべる中、突如割って入るように3位で並んだのが、キック・ザウバーのマシンだったのだから、その衝撃は大きかった。

    それでも会場のファンからは大きな拍手が送られ、「ホームヒーローを打ち破っても憎めない存在」として、ヒュルケンベルグはシルバーストンでも一躍人気者に。ついに歴史の1ページに名を刻んだ。